JP2011041495A - スピニングリールのハンドル組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじ込み式のハンドル組立体において、折り畳み時のハンドルアームの連結ピンの軸回りのガタツキを抑える。
【解決手段】ハンドル組立体1は、マスターギア軸10に連結される組立体であって、ネジ軸37と、ハンドルアーム38と、連結ピン47と、ハンドル把手39と、軸つば部材49と、を備えている。ネジ軸は、マスターギア軸の内周部に一体回転可能に連結される。ハンドルアームは、アーム部38aと、アーム部の基端に長手方向と交差する方向に形成されたスリット38cを有する軸連結部38bと、を有し、軸連結部でネジ軸に折り畳み可能に連結される。連結ピンは、ネジ軸をスリットと交差する方向に貫通する。ハンドル把手は、ハンドルアームの先端に連結される。軸つば部材は、ネジ軸の外周側に軸方向移動自在に配置され、ハンドルアームの軸連結部とマスターギア軸とに接触可能な軸方向長さを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ハンドル組立体、特に、スピニングリールのマスターギア軸に連結されるスピニングリールのハンドル組立体に関する。
一般に、スピニングリールには、ロータを回転させてスプールに釣り糸を巻き付けるためのハンドル組立体が設けられている。ハンドル組立体は、マスターギア軸に一体回転可能に連結される軸部と、軸部に折り畳み可能に連結されたハンドルアームと、を備えている。この種のハンドル組立体には、マスターギア軸の内周部に軸部がねじ込まれてマスターギア軸に一体回転可能に連結されるねじ込み式のものと、マスターギア軸の内周面に軸部が非円形係合して一体回転可能に連結される非円形係合してのものとがある。また、ハンドルアームの両端にハンドル把手が装着されたダブルハンドル型のものと、ハンドルアームの先端にハンドル把手が装着されたシングルハンドル型のものとがある。
非円形係合式のハンドル組立体では、軸部の挿入方向と逆側の端面にボルト部材が装着されて軸部がマスターギア軸に固定される。ねじ込み式のハンドル組立体は、軸部としてのネジ軸に形成された雄ネジ部がマスターギア軸の内周部に形成された雌ネジ部に螺合して軸部マスターギア軸に固定される。従って、非円形係合式のハンドル組立体は、軸部がマスターギア軸に装着されると、両者は相対回転不能になる。ねじ込み式のハンドル組立体は、非円形係合式のハンドル組立体に比べて軸部とマスターギア軸との隙間が小さくなり、ハンドル組立体の回転が効率よくマスターギア軸に伝達される。
従来のシングルハンドル型のねじ込み式のハンドル組立体において、ハンドルアームとマスターギア軸との間に筒状の軸つば部材を設けたものがある(たとえば、特許文献1参照)。軸つば部材は、ネジ軸の外周側に軸方向移動自在に配置され、ハンドルアームをねじ込むと、ハンドルアームとマスターギア軸の端面とに接触する。また、ハンドルアームには、長手方向に沿ってスリットが設けられ、長手方向に沿ったスリットと直交する方向に連結ピンを装着してハンドルアームを連結ピン回りに揺動して折り畳めるようにしている。従来のハンドルアームでは、折り畳みの際には、ハンドル組立体を緩み方向に回転させ、ハンドルアームと軸つば部材との間に隙間を形成し、ハンドルアームを長手方向と交差する方向の軸回りに折り畳んでいる。
特開2005−080621号公報
前記従来の構成では、ハンドルアームでネジ軸を緩み方向に回転させてハンドルアームを長手方向と直交する軸回りに折り畳んでいる。このため、リール本体との干渉を避けるためには、折り畳み時に45度程度しかハンドルアームを揺動させることができない。
このような折り畳み状態では、ハンドルアームが連結ピンの軸回りに揺動可能な状態であるとともに、ネジ軸が緩み方向に回転可能な状態である。このため、振動等によりハンドルアームが連結ピンの軸回りにガタツキやすい。折り畳んだ状態では、ハンドルアームががたつくと、振動等により生じる慣性力によりネジ軸が緩み方向に回転してマスターギア軸から脱落するおそれがある。
本発明の課題は、ねじ込み式のスピニングリールのハンドル組立体において、折り畳んだときのハンドルアームの連結ピンの軸回りのガタツキを抑えることにある。
発明1に係るスピニングリールのハンドル組立体は、スピニングリールのマスターギア軸に連結される組立体であって、ネジ軸と、ハンドルアームと、連結ピンと、ハンドル把手と、軸つば部材と、を備えている。ネジ軸は、マスターギア軸の内周部に第1端がねじ込まれて一体回転可能に連結される軸である。ハンドルアームは、ネジ軸の径方向に延びるアーム部と、アーム部の基端にアーム部の長手方向と交差する方向に形成されネジ軸の第2端が係合するスリットを有する軸連結部と、を有し、軸連結部でネジ軸に折り畳み可能に連結される。連結ピンは、ネジ軸の2端をスリットと交差する方向に貫通して軸連結部に装着される。ハンドル把手は、ハンドルアームのアーム部の先端に連結される。軸つば部材は、ネジ軸の外周側に軸方向移動自在に配置され、ネジ軸がマスターギア軸に連結されたとき、ハンドルアームの軸連結部とマスターギア軸とに接触可能な軸方向長さを有する筒状の部材である。
このハンドル組立体では、ハンドル組立体をマスターギア軸に装着する際には、ハンドルアームを巻取姿勢にして締め込み方向に回してネジ軸をマスターギア軸の内周部にねじ込む。すると、ネジ軸の外周側に配置された軸つば部材がハンドルアームの軸連結部とマスターギア軸に接触してハンドルアームが巻取姿勢に保持される。ハンドルアームを折り畳む際には、ハンドルアームでネジ軸を緩み方向に回転させる。すると、軸つば部材と軸連結部及びマスターギア軸との間に隙間が生じ、ハンドルアームの長手方向に沿った連結ピンの軸回りにハンドルアームを揺動させることができる。したがって、ハンドルアームは、ハンドルアームの長手方向に沿った軸回りに揺動する。このとき、リール本体との干渉が生じにくいため、例えば概ね90度ハンドルアームを揺動させることができる。このため、ハンドルアームを折り畳んでも、ハンドルアームでネジ軸を回転させることができる。ハンドルアームを折り畳み姿勢に揺動させた状態で、ハンドルアームによってネジ軸を締め付け方向に回すと、揺動した軸連結部とマスターギア軸とに軸つば部材の両端が接触する。これにより、ハンドルアームが揺動した折り畳み姿勢に保持される。
ここでは、軸連結部にハンドルアームの長手方向ではなく、長手方向と交差する方向にスリットを形成し、長手方向に沿った連結ピンの軸回りにハンドルアームを揺動させるようにしたので、ハンドルアームとリール本体との干渉を防止できる。このため、ハンドルアームを90度程度揺動させることができ、折り畳み後にハンドルアームを折り畳み姿勢に保持することができる。したがって、折り畳んだときのハンドルアームの連結ピン回りのガタツキを抑えることができる。これにより、ハンドルアームのガタツキに起因するネジ軸の緩みを抑えることができる。また、ハンドルアームでネジ軸を締め付け方向に回せば、折り畳み姿勢の保持を確実にすることができる。
発明2に係るスピニングリールのハンドル組立体は、発明1に記載の組立体において、軸連結部のスリットが開口する複数の面は、少なくとも軸つば部材に直接又は間接的に接触する部分が平坦面で構成されている。この場合には、折り畳み時に軸つば部材に接触する部分が平坦面で構成されているので、平坦面同士の接触が可能になり、ハンドルアームを折り畳んだときの折り畳み姿勢がさらに安定する。
発明3に係るスピニングリールのハンドル組立体は、発明1又は2に記載の組立体において、軸つば部材を介してハンドルアームをマスターギア軸から離反する方向に付勢する付勢部材をさらに備える。
この場合には、付勢部材をコイルバネ等の圧縮距離が大きいものを使用することにより、緩み方向に回した後にハンドルアームを折り畳み方向に揺動させると、付勢部材がトグルバネの作用をし、付勢部材によりハンドルアームを折り畳み姿勢に保持できる。このため、折り畳み後にネジ軸を締め付け方向に回すことなく、折り畳み姿勢を保持できる。また、折り畳み後にネジ軸を締め付け方向に回せば、ネジ軸の緩み方向の回転を抑えることができる。
発明4に係るスピニングリールのハンドル組立体は、発明3に記載の組立体において、軸つば部材は、ネジ軸の外周側に軸方向移動自在に配置される内側筒部と、内側部材の外周側に配置された外側筒部と、内側筒部と外側筒部とをつなぐ連結円板部と、を有し、付勢部材は、一端が内側筒部に係止され、他端がネジ軸に係止され、内側筒部とネジ軸とを軸方向に離反する方向に付勢するコイルバネである。
この場合には、ネジ軸に対して軸つば部材がハンドルアーム側にコイルバネにより付勢される。このため、ハンドルアームでネジ軸を緩み方向に回すと、軸つば部材とマスターギア軸との間に隙間ができる。このため、ハンドルアームを折り畳み方向に揺動させると、揺動途中で軸つば部材がマスターギア軸側に移動し、折り畳みが可能になる。この折り畳み姿勢では、軸つば部材がハンドルアーム側にコイルバネにより付勢されているので、折り畳み姿勢を保持できる。また、ハンドルアームでネジ軸を締め付け方向に回せば、折り畳み姿勢の保持を確実にすることができる。
発明5に係るスピニングリールのハンドル組立体は、発明3に記載の組立体において、軸つば部材は、ネジ軸の外周側に軸方向移動自在に配置されマスターギア軸に接触する内側筒部と、内側筒部の外周側に配置され内側筒部に対して軸方向移動自在でありハンドルアームに接触する外側筒部と、を有し、付勢部材は、内側筒部と外側筒部とを軸方向に離反する方向に付勢するコイルバネである。
この場合には、内側筒部に対して外側筒部がハンドルアームに向けてコイルバネにより付勢される。このため、ハンドルアームでネジ軸を緩み方向に回すと、内側筒部がマスターギア軸に接触し、外側筒部が軸連結部に接触した状態が維持され、かつ外側筒部がマスターギア軸側に移動可能な状態になる。このため、ハンドルアームでネジ軸を緩み方向に回した状態でハンドルアームを折り畳み方向に揺動させると、揺動途中で外側筒部がマスターギア軸側に移動し、折り畳みが可能になる。この折り畳み姿勢では、外側筒部がハンドルアーム側にコイルバネにより付勢されているので、ハンドルアームの折り畳み姿勢を保持できる。また、内側筒部がマスターギア軸に接触し、外側筒部が軸連結部に接触しているので、折り畳んだときにネジ軸が緩み方向に回りにくくなる。したがって、ハンドルアームでネジ軸を締め付け方向に回すことなく、ハンドルアームの連結ピン回りのガタツキ及びネジ軸の緩み方向の回転を抑えることができる。
本発明によれば、軸連結部にハンドルアームの長手方向ではなく、長手方向と交差する方向にスリットを形成し、長手方向に沿った連結ピン回りにハンドルアームを揺動させるようにししている。このため、ハンドルアームとリール本体との干渉を防止でき、ハンドルアームを90度程度揺動させることができる。この結果、折り畳み後にハンドルアームを折り畳み姿勢に保持することができる。したがって、折り畳んだときのハンドルアームの連結ピンの軸回りのガタツキを抑えることができる。これにより、ハンドルアームのガタツキに起因するネジ軸の緩みを抑えることができる。
本発明の第1実施形態が採用されたスピニングリールの側面断面図。 その正面図。 その図1のIII−III断面図。 ハンドル組立体の分解斜視図。 ハンドル組立体の図2の断面拡大図。 第2実施形態の図5に相当する図。 第3実施形態の図5に相当する図。
<第1実施形態>
<全体構成>
本発明の第1実施形態を採用したスピニングリールは、図1及び図2に示すように、釣り竿の長手方向に沿う第1軸X回りに釣り糸を巻き取るレバーブレーキ型のリールである。スピニングリールは、ハンドル組立体1を備えたリール本体2と、リール本体2の前部に第1軸X回りに回転自在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部に配置された釣り糸を巻き取るスプール4とを備えている。
リール本体2は、例えばマグネシウム合金製である。リール本体2は、図1、図2及び図3に示すように、釣り竿に装着される前後に長い竿装着部2cと、竿装着部2cと間隔を隔てて配置されたリールボディ2aと、竿装着部2cとリールボディ2aとを連結する脚部2bとを有している。リールボディ2aは、内部に機構装着空間を有し、脚部2bと一体形成され側部が開口している。リールボディ2aの開口は、蓋部材2dにより塞がれている。リールボディ2aの前部には、取付フランジ付きの金属製の筒状の取付部材2eが装着されている。リール本体2の後部は、ガード部材35により覆われている。脚部2bの前面には、後述する制動レバー17を収納するための装着溝2gが形成されている。装着溝2gは、断面が概ね三日月形状に形成されている。装着溝2gには、例えば、ポリアセタール等の合成樹脂絶縁体製のシート部材7が装着されている。
ハンドル組立体1は、図2、図3、図4及び図5に示すように、後述するマスターギア軸10にねじ込み固定されるねじ込み式のシングルハンドル型のものである。ハンドル組立体1は、マスターギア軸10にねじ込まれるネジ軸37と、ネジ軸37に折り畳み可能に連結されたハンドルアーム38と、ハンドルアーム38の先端にネジ軸37と平行な軸回りに回転自在に装着されたハンドル把手39と、を有している。また、ハンドル組立体1は、ネジ軸37の外周側にマスターギア軸10とハンドルアーム38との間に配置された軸つば部材49と、軸つば部材49とハンドルアーム38との間に配置された皿バネ54a及びハンドル座金54bと、ネジ軸37とハンドルアーム38とを連結する連結ピン47と、をさらに有している。
ネジ軸37は、第1端である先端(図5左端)外周面に左ネジの第1ネジ部37aと第1ネジ部37aより大径の右ネジの第2ネジ部37bとを有している。第1ネジ部37aと第2ネジ部37bは、軸方向に並べて形成されている。ネジ軸37の第2端である基端(図5右端)には、ハンドルアーム38が連結ピン47により折り畳み可能かつ一体回転可能に連結されるアーム連結部37cが形成されている。アーム連結部37cは、一つ山クレビスの形状であり、連結ピン47が通過可能な連結孔37dを有している。
ハンドルアーム38は、ネジ軸37から径方向に外方に延びるアーム部38aと、アーム部38aの基端に配置された軸連結部38bと、を有している。軸連結部38bは、アーム連結部37cに連結されるものであり、アーム部38aの長手方向と交差する方向に沿って形成されたスリット38cを有する2つ山クレビスの形状である。スリット38cは、ネジ軸37のアーム連結部37cが係合可能な幅を有している。スリット38cの一方側には、連結ピン47がねじ込まれるネジ孔38d(図5)がスリット38cと直交する第3軸Z方向に沿って形成され、スリット38cの他方側には、連結ピン47が嵌合する嵌合穴38eがネジ孔38dと同芯に形成されている。なお、ネジ孔38dは、軸連結部38bの外側面から所定深さで形成されており、スリット38c形成部分までは貫通して形成されていない。スリット38cが開口する3つの接触面において、軸つば部材49にハンドル座金54bを介して間接的に接触可能な部分は、平坦面38f,38g,38hで構成されている。なお、連結ピン47の第3軸Zから平坦面38f,38g,38hまでの距離は同じになるように形成されている。また、平坦面38fが形成された部分と平坦面38gが形成された部分との境界部及び平坦面38fが形成された部分と平坦面38hが形成された部分との境界部は、フィレット加工されており丸められている。これにより、ハンドルアーム38を折り畳みやすくしている。
連結ピン47は、雄ネジ部が形成された頭部47aと、頭部47aより小径の嵌合軸部47bと、を有する段付きの軸部材である。連結ピン47は、ネジ孔38dに頭部47aがねじ込まれ、嵌合穴38eに嵌合軸部47bが嵌合してネジ軸37にハンドルアーム38を揺動自在に連結する。このような構成のねじ込み型のハンドル組立体1では、ハンドルアーム38は、折り畳み方向が従来のようにアーム部の長手方向と直交する軸回りではなく、ハンドルアーム38の長手方向に沿った第3軸Z回りになる。このため、ハンドル組立体1を緩めてハンドルアーム38を折り畳んだときに、リール本体2にハンドル把手39が干渉しにくくなる。また、折り畳み後にハンドルアーム38によりネジ軸37を回してマスターギア軸10に締め付けると、平坦面38g又は平坦面38hがハンドル座金54bを介して軸つば部材49に接触する。また、嵌合凹部49eがマスターギア軸10の端面に接触する。これにより、ハンドルアーム38を折り畳んだ状態で保持できる。このため、ハンドルアーム38の第3軸Z回りのガタツキを抑えることができる。
軸つば部材49は、図5に示すように、テーパ面で構成された外側筒部49aと、円筒形状の内側筒部49bと、先端で内側筒部49b及び外側筒部49aをつなぐ連結円板部49cと、を有している。外側筒部49aは、内側筒部49bの外周側に配置されている。内側筒部49bは、ネジ軸37の外周側に軸方向移動自在に配置されている。軸つば部材49は、ハンドルアーム38とマスターギア軸10の端面とに両端が接触可能な長さを有している。
内側筒部49bの基端側の外周面には、リール本体2内への液体の浸入を防止するシール部材53が装着されている。シール部材53は、マスターギア軸10を支持する軸受15a(又は軸受15b)の軸方向外側でリール本体2の内周面に接触する。内側筒部49bの内周面には、第2ネジ部37bに螺合する雌ネジ部49dが形成されている。雌ネジ部49dは、ハンドル組立体1をマスターギア軸10から外したときに、軸つば部材49がネジ軸37から脱落しないようにするために設けられている。従って軸つば部材49をネジ軸37から外す際には、第2ネジ部37bを通過させる際に軸つば部材49を締め込み方向に回す必要がある。内側筒部49bのマスターギア軸10側の端面には、マスターギア軸10の端面及びその外周面に接触するための円形の嵌合凹部49eが形成されている。嵌合凹部49eは、内周面がマスターギア軸10の外周面に接触し、底部がマスターギア軸10の端面に接触している。これにより、軸つば部材49は、マスターギア軸10と芯出しされた状態で接触する。
連結円板部49cの外側面には、皿バネ54aを装着するための円形の装着凹部49fが形成されている。皿バネ54aは、ハンドル組立体1をマスターギア軸10にねじ込み固定したときに、ネジ軸37が緩まないようにするための緩み止めである。
連結円板部49cとハンドルアーム38の軸連結部38bとの間にハンドル座金54bが配置されている。ハンドル座金54bは、軸つば部材49とハンドルアーム38とを大きな面積で接触させるため及び皿バネ54aを充分に圧縮するために設けられている。第1実施形態では、ハンドル座金54bが設けられているため、軸つば部材49は、ハンドルアーム38と軸つば部材49介して間接的に接触している。しかし、ハンドル座金54bを設けずに、軸つば部材とハンドルアームとを直接接触させても良い。
ハンドル組立体1は、図2に示す右位置とその逆側の左位置とのいずれにも取付可能である。ハンドル組立体1が取り付けられた位置と逆側の位置のリール本体2にはキャップ部材69が装着されている。
リールボディ2aの内部には、図1に示すように、ロータ駆動機構5と、レバーブレーキ機構6と、オシレーティング機構20とが設けられている。ロータ駆動機構5は、ハンドル組立体1に連動してロータ3を回転させるための機構である。レバーブレーキ機構6は、ロータ3の糸繰り出し方向の回転(逆転)を制動するための機構である。オシレーティング機構20は、ハンドル組立体1の回転に連動してスプール軸8を介してスプール4を前後に往復移動させる機構である。
ロータ3は、たとえばマグネシウム合金製であり、リール本体2に回転自在に支持されている。ロータ3は、円筒部3aと、円筒部3aの側方に互いに対向して設けられた第1アーム部3b及び第2アーム部3cとを有している。円筒部3aの前壁3dの中央部には貫通孔3eを有するボス部3fが形成されている。この貫通孔3eに後述するスプール軸8及びピニオンギア12が貫通している。また、図1に示すように、第1アーム部3bの先端と第2アーム部3cの先端部とには、ベールアーム9が揺動自在に設けられている。このベールアーム9により釣り糸がスプール4に案内される。
スプール4は、たとえばアルミニウム合金製のものである。スプール4は、ロータ3の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置されている。スプール4は、スプール軸8の先端にワンタッチ着脱機構48を介して着脱自在かつ回転不能に装着されている。スプール4は、スプール本体22と、スプール本体22内に配置されたドラグ機構23と、スプール本体22を回転自在に支持するスプール筒部24と、を有している。スプール本体22は、筒状の糸巻胴部22aと、糸巻胴部22aの後端部に糸巻胴部22aより大径に形成された筒状のスカート部22bと、糸巻胴部22aの前部に前方に傾斜して形成されたフランジ部22cとを有している。
ドラグ機構23は、ドラグつまみ60を有するドラグ調整部57と、ドラグ調整部57により押圧される1又は複数のドラグ座金を有する摩擦部58と、を有している。ドラグ調整部57は、スプール軸8の先端に螺合してドラグ力を調整する。ドラグ座金は、スプール筒部24に回転自在及び回転不能に連結されている。
スプール筒部24は、スプール軸8に回転不能かつ着脱自在に装着されている。スプール筒部24は、ワンタッチ着脱機構48によりスプール本体22及びドラグ機構23とともにスプール軸8からワンタッチで着脱可能である。
ロータ駆動機構5は、図1及び図5に示すように、ハンドル組立体1が一体回転可能に固定されたマスターギア軸10と、マスターギア軸10ともに回転するマスターギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12と、を有している。マスターギア軸10は、マスターギア11と一体で筒状に形成されている。マスターギア軸10は、リールボディ2a及び蓋部材2dにそれぞれ軸受15a,15b(図5)により回転自在に支持されている。マスターギア軸10の図5右側端部の内周面には、第2ネジ部37bに螺合する第2雌ネジ部10bが形成され、図5左側端部から第2ネジ部37bの長さ分奥側内周面には、第1ネジ部37aに螺合する第1雌ネジ部10aが形成されている。
ピニオンギア12は筒状に形成されており、図1に示すように、ピニオンギア12の前部12aはロータ3の貫通孔3eを貫通してスプール4側に延びている。ピニオンギア12の前部12aで、ロータ3はナット13によりピニオンギア12に一体回転可能に固定されている。ピニオンギア12は、中間部と後部とで軸受14a、14bによりリールボディ2aに回転自在に支持されている。また、先端部で軸受14cにより回転自在に支持されている。ナット13は、リテーナ36により緩み止めされている。またナット13は、軸受13aによりスプール軸8に接触している。これにより、ピニオンギア12の内周面とスプール軸8の外周面との間に隙間を形成している。
オシレーティング機構20は、図1及び図3に示すように、トラバースカム式のものであり、ピニオンギア12に噛み合う中間ギア20aと、リールボディ2aにスプール軸8と平行な軸回りに回転自在に装着された螺軸20bと、螺軸20bの回転により前後移動するスライダ20cとを有している。スライダ20cにスプール軸8の後端部が回転不能かつ軸方向移動不能に取り付けられている。
レバーブレーキ機構6は、図1に示すように、制動部16と、制動部16の制動力を調整操作するための制動レバー17と、制動レバー17を竿装着部2cから離反する方向に付勢するコイルバネの形態のバネ部材19と、制動レバー17により所定制動状態と制動解除状態とに切換可能な所定制動部(図示せず)とを有している。制動レバー17は、リール本体の脚部2bに第2軸Y回りに揺動自在に装着されている。
制動部16は、制動レバー17の先端が圧接されて制動される筒状の制動部本体31と、ロータ3の糸繰り出し方向の回転を制動部本体31に伝達する爪式のワンウェイクラッチ32とを有している。制動部本体31は軸受14dにより取付部材2eに回転自在に支持されている。
レバーブレーキ機構6では、制動レバー17を竿装着部2cに接近する方向に操作すると、制動レバー17により制動部本体31が制動されてロータ3の糸繰り出し方向の回転が操作力に応じて制動される。また、制動レバー17を竿装着部2cから離反する方向に操作すると、所定制動部の作用により制動部本体31が予め設定された制動力で制動される。
<リールの動作及び操作>
キャスティング時にはベールアーム9を糸開放姿勢側に倒し、キャスティングすることにより、スプール4の外周から釣り糸が繰り出される。糸巻取時には、ハンドル組立体1を糸巻き取り方向に回転させると、ベールアーム9が図示しない戻し機構により糸巻き取り姿勢に戻る。ハンドル組立体1の回転力は、マスターギア軸10、マスターギア11を介してピニオンギア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア12の前部12aを介してロータ3に伝達される。このときロータ3は糸巻き取り方向に回転するので、ワンウェイクラッチ32は動作せず、この回転力は制動部本体31には伝達されない。ピニオンギア12が回転すると、スプール軸8が前後方向に往復移動する。これにより、釣り糸がスプール4に巻き取られる。
ハンドル組立体1を、例えば、図5に示すように、後方から見てリール本体2の右側に装着する際には、マスターギア軸10の図5右側の第2雌ネジ部10bにネジ軸37の第2ネジ部37bを螺合させる。このとき、ハンドルアーム38は、図2に実線で示すように巻取姿勢にしておく。また、ネジ軸37が締め付け方向(図1反時計回りに)に回転するようにハンドル把手39を持ってハンドルアーム38を操作する。これにより、ハンドルアーム38の軸連結部38bがハンドル座金54bを介して軸つば部材49の連結円板部49cの外側面に接触する。また、軸つば部材49の内側筒部49bの嵌合凹部49eがマスターギア軸10の図5右側端面に接触する。これにより、ハンドルアーム38が巻取姿勢に保持される。
ハンドルアーム38を折り畳む際には、ハンドルアーム38によりネジ軸37を緩み方向(図1の時計回り)に回す。すると、軸つば部材49とマスターギア軸10及びハンドルアーム38との間にネジ軸方向に隙間が生じる。この隙間の合計が、平坦面38f及び平坦面38gの境界部分と第3軸Zとの最短距離と、平坦面38fと第3軸Zとの最短距離との差分を超える距離になると、ハンドルアーム38を折り畳み可能になる。この状態で、ハンドルアーム38を第3軸Z回りに90度揺動させ、例えば平坦面38gをハンドル座金54bに対向して配置する。そして、ハンドルアーム38を操作してネジ軸37を締め付け方向に回転させると、ハンドル座金54bを介して平坦面38gが軸つば部材49に接触する。また、嵌合凹部49eがマスターギア軸10に図5右側端面に接触する。ほこれにより、ハンドルアーム38が、図2に二点鎖線で示す折り畳み姿勢に保持される。この折り畳み姿勢では、ハンドルアームは皿バネ54aにより付勢されているため、ネジ軸37は、緩み方向に回りにくくなる。また、ハンドルアーム38も第3軸Z回りにガタ付きにくくなる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、折り畳み後にハンドルアーム38によりネジ軸を締め付け方向に回してハンドルアーム38の第3軸Z回りの揺動を抑えたが、第2実施形態では、付勢部材によりハンドルアーム38の揺動を抑えている。図6において、ハンドル組立体101以外は第1実施形態と同様な構成であるので説明を省略する。
ハンドル組立体101は、図6に示すように、ネジ軸37と、ハンドルアーム38と、連結ピン47と、ハンドル把手(図示せず)と、軸つば部材149と、を備えている。軸つば部材149以外のハンドル組立体101の構成は第1実施形態と同様である。
軸つば部材149は、図6に示すように、テーパ面で構成された外側筒部149aと、円筒形状の内側筒部149bと、先端で外側筒部149a及び内側筒部149bをつなぐ連結円板部149cと、を有している。外側筒部149aは、内側筒部149bの外周側に配置されている。内側筒部149bは、ネジ軸37の外周側に軸方向移動自在に配置されている。軸つば部材149は、ハンドルアーム38とマスターギア軸10の端面とに両端が接触可能な長さを有している。
内側筒部149bは、マスターギア軸10側内周面にコイルバネ179を圧縮状態で収容するための円形の収容凹部149gを有している。コイルバネ179は、一端が収容凹部149gの底部に係止され、他端が第2ネジ部37bの端面に係止されている。したがって、コイルバネ179は、軸つば部材149とネジ軸37とを離反する方向に付勢している。コイルバネ179は、ハンドル組立体101を組み立てる際に、ネジ軸37に軸つば部材149を装着した後にネジ軸37の第1端側から拡径させて第2ネジ部37bを乗り越えてネジ軸37の外周側に装着される。
内側筒部149bの嵌合凹部149eは、第2実施形態では、収容凹部149gの外周側に形成されている。嵌合凹部149eの端面は、マスターギア軸10の端面に接触しておらず、軸受15a(又は軸受15b)の内輪に接触している。これは、内周面に収容凹部149gを形成したためにマスターギア軸10の端面に嵌合凹部149eを接触させると、接触面積が小さくなるからである。接触面積が小さくなると、ハンドル組立体101をネジ込み固定したときに、面圧が高くなり、内側筒部149bの端面が変形するおそれがある。そこで、第2実施形態では、軸受15a(又は軸受15b)の内輪に嵌合凹部149eの端面を接触させている。嵌合凹部149eの端面が内輪に接触したとき、嵌合凹部149eの底部は、マスターギア軸10の端面と間隔を隔てて配置されている。その他のハンドル組立体101の構成は、第1実施形態と同様であり、連結円板部149cの装着凹部149fには、ネジ軸37の緩み止めのための皿バネ54aが装着されている。
このように構成されたハンドル組立体101では、ハンドルアーム38によりネジ軸37を緩み方向に回転させると、嵌合凹部149eの先端が軸受15a(又は軸受15b)の内輪から離反し、軸つば部材149と内輪の間に隙間が形成される。この隙間が、前述した2つの最短距離の差分を超える距離になると、ハンドルアーム38が折り畳み可能になる。この状態でハンドルアーム38を連結ピン47の第3軸Z回りに揺動させると、コイルバネ179により付勢された軸つば部材149はマスターギア軸10に接近する方向に移動する。前述した平坦面38f及び平坦面38gの境界部分を超えてハンドルアーム38が揺動すると、コイルバネ179により軸つば部材149が付勢されてハンドルアーム38側に移動する。この結果、ハンドルアーム38は、折り畳み姿勢で保持され第3軸Z回りにガタツキが生じにくくなる。もし、さらに確実にハンドルアーム38の折り畳み姿勢に保持したい場合、ハンドルアーム38によりネジ軸37を締め付け方向に回せばよい。
このような構成の第2実施形態では、ハンドルアーム38によりネジ軸37を緩み方向に回すだけで、ハンドルアーム38の折り畳みを行え、かつハンドルアーム38の第3軸Z回りのガタツキを抑えることができる。
<第3実施形態>
前記第2実施形態では、軸つば部材149とネジ軸37とをコイルバネ179により軸方向に離反する方向に付勢している。図7に示す第3実施形態では、軸つば部材249を、ハンドルアーム38に接触する外側筒部249aと、マスターギア軸10に接触する内側筒部249bとに分割し、内側筒部249bと外側筒部249aとの間にコイルバネ(付勢部材の一例)を配置している。図7において、ハンドル組立体201以外は第1実施形態と同様な構成であるので説明を省略する。
ハンドル組立体201は、図7に示すように、ネジ軸37と、ハンドルアーム38と、連結ピン47と、ハンドル把手(図示せず)と、軸つば部材249と、を備えている。軸つば部材249以外のハンドル組立体201の構成は第1実施形態と同様である。ただし、第3実施形態では、コイルバネ279によりネジ軸37の緩み止めを行えるので皿バネは装着されていない。
軸つば部材249は、図7に示すように、テーパ面で構成された外側筒部249aと、外側筒部249aの内周側に配置された円筒形状の内側筒部249bと、を有している。外側筒部149aは、内側筒部249bの外周側に配置されており、ハンドルアーム38に接触する。内側筒部249bは、ネジ軸37の外周側に軸方向移動自在に配置されており、マスターギア軸10の端面に接触する。軸つば部材249は、ハンドルアーム38とマスターギア軸10の端面とに両端が接触可能な長さを有している。
外側筒部249aは、第1実施形態の連結円板部49cに相当する底面249cを有している。底面249cには、皿バネ装着用の装着凹部は形成されていない。外側筒部249aは内側筒部249bに対して軸方向移動自在である。
内側筒部249bは、ハンドルアーム38側内周面にコイルバネ279を圧縮状態で収容するための円形の収容凹部249gを有している。コイルバネ279は、一端が収容凹部149gの底部に係止され、他端が外側筒部249aの底面249cに係止されている。したがって、コイルバネ279は、内側筒部249bと外側筒部249aとを軸方向に離反する方向に付勢している。コイルバネ279は、ハンドル組立体101を組み立てる際に、軸つば部材249の外側筒部249aを装着した後にネジ軸37の第1端側から拡径させて第2ネジ部37bを乗り越えてネジ軸37の外周側に装着される。
内側筒部249bの嵌合凹部249eは、第3実施形態では、第1実施形態と同様にマスターギア軸10の端面及び外周面に接触している。また、内側筒部249bのハンドルアーム38側端面は外側筒部249aの底面249cに接触している。
このように構成されたハンドル組立体201では、ハンドルアーム38によりネジ軸37を緩み方向に回転させると、嵌合凹部249eは、マスターギア軸10の端面に接触した状態で外側筒部249aがハンドル座金54bを介してハンドルアーム38に接触した状態を維持して軸方向外方(図7右方)に移動する。この結果、内側筒部249bのハンドルアーム38側の端面と外側筒部249aの底面249cとの間に隙間が発生する。この隙間が、前述した2つの最短距離の差分を超える距離になると、ハンドルアーム38が折り畳み可能になる。この状態でハンドルアーム38を連結ピン47の第3軸Z回りに揺動させると、コイルバネ279により付勢された外側筒部249aはマスターギア軸10に接近する方向に移動する。前述した平坦面38f及び平坦面38gの境界部分を超えてハンドルアーム38が揺動すると、コイルバネ279により外側筒部249aが付勢されてハンドルアーム38側に移動する。この結果、ハンドルアーム38は、折り畳み姿勢で保持され第3軸Z回りにガタツキが生じにくくなる。しかも、この折り畳み状態では、ネジ軸37は、緩み方向に回転しているが、コイルバネ279により外側筒部249a及びハンドルアーム38を介してマスターギア軸10から離反する方向に付勢されている。このため、第2雌ネジ部10b(又は第1雌ネジ部10a)に対してネジ軸37が軸方向外方に付勢され、緩み方向に回りにくくなっている。
このような構成の第3実施形態では、ハンドルアーム38によりネジ軸37を緩み方向に回すだけで、ハンドルアーム38の折り畳みを行え、かつハンドルアーム38の第3軸Z回りのガタツキ及びネジ軸37の緩み方向の回転を抑えることができる。また、コイルバネ279により、巻取姿勢及び折り畳み姿勢のいずれの姿勢でも、ネジ軸37を回り止めできる。
<特徴>
(A)ハンドル組立体1は、スピニングリールのマスターギア軸10に連結される組立体であって、ネジ軸37と、ハンドルアーム38と、連結ピン47と、ハンドル把手39と、軸つば部材49と、を備えている。ネジ軸37は、マスターギア軸10の内周部に第1端がねじ込まれて一体回転可能に連結される軸である。ハンドルアーム38は、ネジ軸37の径方向に延びるアーム部38aと、アーム部38aの基端にアーム部38aの長手方向と交差する方向に形成されネジ軸37の第2端が係合するスリット38cを有する軸連結部38bと、を有し、軸連結部38bでネジ軸37に折り畳み可能に連結される。連結ピン47は、ネジ軸37の2端をスリット38cと交差する方向に貫通して軸連結部38bに装着される。ハンドル把手39は、ハンドルアーム38のアーム部38aの先端に連結される。軸つば部材49は、ネジ軸37の外周側に軸方向移動自在に配置され、ネジ軸37がマスターギア軸10に連結されたとき、ハンドルアーム38の軸連結部38bとマスターギア軸10とに接触可能な軸方向長さを有する筒状の部材である。
このハンドル組立体1では、ハンドル組立体1をマスターギア軸10に装着する際には、ハンドルアーム38を巻取姿勢にして締め込み方向に回してネジ軸37をマスターギア軸10の内周部にねじ込む。すると、ネジ軸37の外周側に配置された軸つば部材49がハンドルアーム38の軸連結部38bとマスターギア軸10に接触してハンドルアーム38が巻取姿勢に保持される。ハンドルアーム38を折り畳む際に軸つば部材49と軸連結部38b及びマスターギア軸10との間に隙間が生じ、ハンドルアーム38の長手方向に沿った連結ピン47の軸回りにハンドルアーム38を揺動させることができる。したがって、ハンドルアーム38は、ハンドルアーム38の長手方向に沿った第3軸Z回りに揺動する。このとき、リール本体2との干渉が生じにくいため、例えば概ね90度ハンドルアーム38を揺動させることができる。このため、ハンドルアーム38を折り畳んでも、ハンドルアーム38でネジ軸37を回転させることができる。ハンドルアーム38を折り畳み姿勢に揺動させた状態で、ハンドルアーム38によってネジ軸37を締め付け方向に回すと、揺動した軸連結部38bとマスターギア軸10とに軸つば部材49の両端が接触する。これにより、ハンドルアーム38が揺動した折り畳み姿勢に保持される。
ここでは、軸連結部38bにハンドルアーム38の長手方向ではなく、長手方向と交差する方向にスリット38cを形成し、長手方向に沿った連結ピン47の第3軸Z回りにハンドルアーム38を揺動させるようにしたので、ハンドルアーム38とリール本体2との干渉を防止できる。このため、ハンドルアーム38を90度程度揺動させることができ、折り畳み後にハンドルアーム38を折り畳み姿勢に保持することができる。したがって、折り畳んだときのハンドルアーム38の連結ピン47の第3軸Z回りのガタツキを抑えることができる。これにより、ハンドルアーム38のガタツキに起因するネジ軸37の緩みを抑えることができる。また、ハンドルアーム38でネジ軸37を締め付け方向に回せば、折り畳み姿勢の保持を確実にすることができる。
(B)ハンドル組立体1において、軸連結部のスリット38cが開口する複数の面は、少なくとも軸つば部材に直接又は間接的に接触する部分が平坦面38f,38g,38hで構成されている。この場合には、折り畳み時に軸つば部材49に接触する部分が平坦面38f,38g,38hで構成されているので、平坦面38f,38g,38h同士の接触が可能になり、ハンドルアーム38を折り畳んだときの折り畳み姿勢がさらに安定する。
(C)ハンドル組立体101及びハンドル組立体201において、軸つば部材149,249を介してハンドルアーム38をマスターギア軸10から離反する方向に付勢するコイルバネ(付勢部材の一例)179,279をさらに備えている。
この場合には、付勢部材をコイルバネ179,279等の圧縮距離が大きいものを使用することにより、緩み方向に回した後にハンドルアーム38を折り畳み方向に揺動させると、コイルバネ179,279がトグルバネの作用をし、コイルバネ179,279によりハンドルアーム38を折り畳み姿勢に保持できる。このため、折り畳み後にネジ軸37を締め付け方向に回すことなく、折り畳み姿勢を保持できる。また、折り畳み後にネジ軸37を締め付け方向に回せば、ネジ軸37の緩み方向の回転を抑えることができる。
(D)ハンドル組立体101において、軸つば部材149は、ネジ軸37の外周側に軸方向移動自在に配置される内側筒部149bと、内側筒部149bの外周側に配置された外側筒部149aと、内側筒部149bと外側筒部149aとをつなぐ連結円板部149cと、を有し、コイルバネ179は、一端が内側筒部149bに係止され、他端がネジ軸37に係止され、内側筒部149bとネジ軸37とを軸方向に離反する方向に付勢する。
この場合には、ネジ軸37に対して軸つば部材149がハンドルアーム38側にコイルバネ179により付勢される。このため、ハンドルアーム38でネジ軸37を緩み方向に回すと、軸つば部材149とマスターギア軸10との間に隙間ができる。このため、ハンドルアーム38を折り畳み方向に揺動させると、揺動途中で軸つば部材149がマスターギア軸10側に移動し、折り畳みが可能になる。この折り畳み姿勢では、軸つば部材149がハンドルアーム38側にコイルバネ179により付勢されているので、折り畳み姿勢を保持できる。また、ハンドルアーム38でネジ軸37を締め付け方向に回せば、折り畳み姿勢の保持を確実にすることができる。
(E)ハンドル組立体201において、軸つば部材249は、ネジ軸37の外周側に軸方向移動自在に配置されマスターギア軸10に接触する内側筒部249bと、内側筒部249bの外周側に配置され内側筒部249bに対して軸方向移動自在でありハンドルアーム38に接触する外側筒部249aと、を有し、コイルバネ279は、内側筒部249bと外側筒部249aとを軸方向に離反する方向に付勢する。
この場合には、内側筒部249bに対して外側筒部249aがハンドルアーム38に向けてコイルバネ279により付勢される。このため、ハンドルアーム38でネジ軸37を緩み方向に回すと、内側筒部249bがマスターギア軸10に接触し、外側筒部249aが軸連結部38bに接触した状態が維持され、かつ外側筒部249aがマスターギア軸10側に移動可能な状態になる。このため、ハンドルアーム38でネジ軸37を緩み方向に回した状態でハンドルアーム38を折り畳み方向に揺動させると、揺動途中で外側筒部249aがマスターギア軸10側に移動し、折り畳みが可能になる。この折り畳み姿勢では、外側筒部249aがハンドルアーム38側にコイルバネにより付勢されているので、ハンドルアーム38の折り畳み姿勢を保持できる。また、内側筒部249bがマスターギア軸10に接触し、外側筒部249aが軸連結部38bに接触しているので、折り畳んだときにネジ軸37が緩み方向に回りにくくなる。したがって、ハンドルアーム38でネジ軸37を締め付け方向に回すことなく、ハンドルアーム38の連結ピン47の第3軸Z回りのガタツキ及びネジ軸37の緩み方向の回転を抑えることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(a)前記実施形態では、レバーブレーキ型のスピニングリールを例に本発明を説明した。しかし、本発明はこれに限定されず、フロントドラグ型やリアドラグ型のスピニングリール等のすべてのスピニングリールのねじ込み式のシングルハンドル型のハンドル組立体に適用できる。
(b)前記実施形態では、軸つば部材に内側筒部と外側筒部とを設けたが、軸つば部材の形状は前記実施形態に限定されず、ハンドルアームとマスターギア軸に接触可能なものであれば、どのような形状でも良い。
(c)前記第2実施形態では、付勢部材として軸つば部材の内側筒部と外側筒部との間に配置されたコイルバネ279を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、コイルバネを軸つば部材とハンドル座金との間に配置しても良い。この場合、巻取状態で軸つば部材の内部にコイルバネを収納するのが好ましい。
(d)前記実施形態では、脚部2b及び竿装着部2cがリールボディ2aと一体形成されているが、脚部及び竿装着部が蓋部材と一体形成されていてもよい。
1 ハンドル組立体
10 マスターギア軸
37 ネジ軸
37a 第1ネジ部
37b 第2ネジ部
38 ハンドルアーム
38a アーム部
38b 軸連結部
38c スリット
38f 平坦面
38g 平坦面
38h 平坦面
39 ハンドル把手
47 連結ピン
49 軸つば部材
49a 外側筒部
49b 内側筒部
49c 連結円板部
54a 皿バネ
101 ハンドル組立体
149 軸つば部材
149a 外側筒部
149b 内側筒部
149c 連結円板部
179 コイルバネ
201 ハンドル組立体
249 軸つば部材
249a 外側筒部
249b 内側筒部
279 コイルバネ

Claims (5)

  1. スピニングリールのマスターギア軸に連結されるスピニングリールのハンドル組立体であって、
    前記マスターギア軸の内周部に第1端がねじ込まれて一体回転可能に連結されるネジ軸と、
    前記ネジ軸の径方向に延びるアーム部と、前記アーム部の基端に前記アーム部の長手方向と交差する方向に形成され前記ネジ軸の第2端が係合するスリットを有する軸連結部と、を有し、前記軸連結部で前記ネジ軸に折り畳み可能に連結されるハンドルアームと、
    前記ネジ軸の前記第2端を前記スリットと交差する方向に貫通して前記軸連結部に装着される連結ピンと、
    前記ハンドルアームのアーム部の先端に連結されるハンドル把手と、
    前記ネジ軸の外周側に軸方向移動自在に配置され、前記ネジ軸が前記マスターギア軸に連結されたとき、前記ハンドルアームの前記軸連結部と前記マスターギア軸とに接触可能な軸方向長さを有する筒状の軸つば部材と、
    を備えたスピニングリールのハンドル組立体。
  2. 前記軸連結部の前記スリットが開口する複数の面は、少なくとも前記軸つば部材に直接又は間接的に接触する部分が平坦面で構成されている、請求項1に記載のスピニングリールハンドル組立体。
  3. 前記軸つば部材を介して前記ハンドルアームを前記マスターギア軸から離反する方向に付勢する付勢部材をさらに備える、請求項1又は2に記載のスピニングリールのハンドル組立体。
  4. 前記軸つば部材は、
    前記ネジ軸の外周側に軸方向移動自在に配置される内側筒部と、
    前記内側筒部の外周側に配置された外側筒部と、
    前記内側筒部と前記外側筒部とをつなぐ連結円板部と、を有し、
    前記付勢部材は、一端が前記内側筒部に係止され、他端が前記ネジ軸に係止され、前記内側筒部と前記ネジ軸とを軸方向に離反する方向に付勢するコイルバネである、請求項3に記載のスピニングリールのハンドル組立体。
  5. 前記軸つば部材は、
    前記ネジ軸の外周側に軸方向移動自在に配置され前記マスターギア軸に接触する内側筒部と、
    前記内側筒部の外周側に配置され前記内側筒部に対して軸方向移動自在であり前記ハンドルアームに接触する外側筒部と、を有し、
    前記付勢部材は、一端が前記内側筒部に係止され他端が前記外側筒部に係止され、前記外側筒部と前記内側筒部とを軸方向に離反する方向に付勢するコイルバネである、請求項3に記載のスピニングリールのハンドル組立体。
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