JP2011041209A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の出力回路の出力インピーダンスのバラツキを抑える。
【解決手段】半導体装置であって、複数の出力回路と、前記複数の出力回路の出力インピーダンスを基準値に設定するためのキャリブレーション信号を生成するキャリブレーション回路とを有する。前記複数の出力回路は、それぞれ、前記キャリブレーション信号を補正する補正回路と、その出力インピーダンスを前記補正回路で補正された前記キャリブレーション信号に応じた値にする出力バッファとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、出力インピーダンスを調整可能である出力回路を有する半導体装置に関する。
CPUやメモリで代表される半導体装置間で行われるデータ転送の高速化が、近年強く要求されている。データ転送の高速化を実現するためには、転送に用いられる信号の品質を高く保つことが必要である。
信号の品質劣化を引き起こす要因として、信号のクロストークや反射がある。クロストークは、伝送路設計時に、信号配線間の間隔を広くし、複数の信号配線が並走する区間を短くすることにより抑えられる。反射は伝送系のインピーダンスを精度よくマッチングさせることにより抑えられる。
このように、出力バッファのインピーダンス調整は、高速データ伝送のために非常に重要である。出力バッファのインピーダンスは製造のプロセス条件や特性バラツキの影響を受けるので、高速データ転送を行う規格の1つであるDDR3(Double-data-rate 3)インタフェースでは、インタフェース回路は、インピーダンスが調整可能である出力バッファとキャリブレーション回路とを有する。キャリブレーション回路により、インタフェース回路の外部にある基準抵抗素子の抵抗値と出力バッファのインピーダンスとが同じになるように調整される。
例えばDDR3では、出力回路には、インピーダンスがマッチングした状態でのデータ出力機能の他に、ODT(On Die Termination)機能が要求されている。ODTとは、出力回路を終端抵抗として使用することである。しかし、通常は、データ出力時とODT動作時とでは異なる出力インピーダンスが用いられるので、データ出力時とODT動作時のそれぞれのためにキャリブレーションを行わなければならない。このため、回路規模及びキャリブレーション時間が増大している。
そこで、必要な数の単位バッファを並列に用いることにより、回路規模及びキャリブレーション時間の削減を図った回路が、特許文献1に記載されている。この回路では、活性化する単位バッファの数を、データ出力時とODT動作時とで変えることにより、必要な出力インピーダンスを実現している。
特開2006−203405号公報
回路の動作周波数が上昇すると、より精度の高いインピーダンスマッチングが必要となる。一方、DDR3のような多ビットの並列転送には、キャリブレーションが必要となる出力回路が多数必要であるので、各出力回路の出力インピーダンスのバラツキは増大する。また、回路の微細化は各出力回路の特性バラツキを更に大きくする。このため、精度の高いインピーダンス調整はますます困難になってきている。
本発明は、複数の出力回路の出力インピーダンスのバラツキを抑えることを目的とする。
本発明の実施形態による半導体装置は、複数の出力回路と、前記複数の出力回路の出力インピーダンスを基準値に設定するためのキャリブレーション信号を生成するキャリブレーション回路とを有する。前記複数の出力回路は、それぞれ、前記キャリブレーション信号を補正する補正回路と、その出力インピーダンスを前記補正回路で補正された前記キャリブレーション信号に応じた値にする出力バッファとを有する。
これによると、各出力回路が補正回路を有しているので、各出力バッファの出力インピーダンスを独立して補正することができる。このため、各出力バッファの出力インピーダンスのバラツキを抑えることができる。
本発明の実施形態によれば、複数の出力回路の出力インピーダンスのバラツキを抑えることができるので、多ビットの高速並列転送が可能になる。
本発明の実施形態に係る半導体装置の構成の例を示すブロック図である。 図1の出力バッファの構成例を示すブロック図である。 図2の単位出力バッファの構成例を示す回路図である。 図1のキャリブレーション回路の構成例を示すブロック図である。 図1のZQCAL補正回路の構成例を示すブロック図である。 図1のZQCAL補正回路の出力を示す説明図である。 図1の半導体装置における出力インピーダンス調整処理の例を示すフローチャートである。 値を低下させていく場合の出力インピーダンスの変化の例を示すグラフである。 値を増大させていく場合の出力インピーダンスの変化の例を示すグラフである。 図1の半導体装置におけるデューティ比調整処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置の構成の例を示すブロック図である。図1の半導体装置100は、レジスタ102A,102B,102C,…と、キャリブレーション回路110と、出力回路120A,120B,120C,…とを有している。端子ZQには、基準抵抗8が接続されている。
出力回路120A,120B,120C,…は、いずれも同一の構成を有している。出力回路120Aは、出力バッファ122Aと、ZQCAL補正回路124Aとを有し、出力回路120Bは、出力バッファ122Bと、ZQCAL補正回路124Bとを有し、出力回路120Cは、出力バッファ122Cと、ZQCAL補正回路124Cとを有している。
レジスタ102A,102B,102C,…は、半導体装置100の外部から入力されたレジスタ制御信号RC0,RC1,RC2,…の値をそれぞれ格納し、コード補正信号CALA0,CALA1,CALA2,…としてそれぞれ出力する。これらのレジスタ102A,102B,…は、出力回路120A,120B,…にそれぞれ対応している。レジスタ102A,102B,…は、例えば不揮発性のメモリで実現される。キャリブレーション回路110は、出力回路120A,120B,…を基準値に設定するためのキャリブレーション信号ZQCALを生成して、ZQCAL補正回路124A,124B,…に出力する。
ZQCAL補正回路124Aは、キャリブレーション信号ZQCALを、出力回路120Aに対応するコード補正信号CALA0に従って補正し、補正されたキャリブレーション信号をビットキャリブレーション信号CALB0として出力バッファ122Aに出力する。ZQCAL補正回路124Bは、キャリブレーション信号ZQCALを、出力回路120Bに対応するコード補正信号CALA1に従って補正し、補正されたキャリブレーション信号をビットキャリブレーション信号CALB1として出力バッファ122Bに出力する。ZQCAL補正回路124Cは、キャリブレーション信号ZQCALを、出力回路120Cに対応するコード補正信号CALA2に従って補正し、補正されたキャリブレーション信号をビットキャリブレーション信号CALB2として出力バッファ122Cに出力する。
出力バッファ122Aは、端子DQ0に接続されており、その出力インピーダンスをビットキャリブレーション信号CALB0に応じた値にする。出力バッファ122Bは、端子DQ1に接続されており、その出力インピーダンスをビットキャリブレーション信号CALB1に応じた値にする。出力バッファ122Cは、端子DQ2に接続されており、その出力インピーダンスをビットキャリブレーション信号CALB2に応じた値にする。データを出力する場合には、出力バッファ122A,122B,122Cは、入力されたデータ信号D0,D1,D2の値をそれぞれ出力する。
図2は、図1の出力バッファ122Aの構成例を示すブロック図である。出力バッファ122Aは、単位出力バッファ131,132,…,138と、プリバッファ139とを有している。プリバッファ139は、データ信号D0及びビットキャリブレーション信号CALB0に従ってバッファ制御信号cntP1〜cntP8,cntN1〜cntN8を生成して出力する。単位出力バッファ131〜138は、いずれも同様に構成されている。
バッファ制御信号cntP1〜cntP8は単位出力バッファ131〜138に対応し、バッファ制御信号cntN1〜cntN8は単位出力バッファ131〜138に対応している。単位出力バッファ131は、対応するバッファ制御信号cntP1及びcntN1によって制御される。他の単位出力バッファ132〜138も同様に、対応するバッファ制御信号によって制御される。単位出力バッファ131〜138の出力ノードは、端子DQ0に接続されている。
ここでは、単位出力バッファ131〜138の出力インピーダンスは、いずれも、バッファ制御信号cntP1〜cntP8,cntN1〜cntN8によって240Ωにキャリブレーションされるものとする。単位出力バッファ131〜138は並列に接続されているので、そのうちの活性化されている単位出力バッファの数を変えることにより、出力バッファ122Aの出力インピーダンスを240Ω〜240/8Ωの範囲に設定することができる。このように、ビットキャリブレーション信号CALB0と、並列に接続される単位出力バッファの数の変更により、出力インピーダンスのフレキシブルな調整が可能となる。
図3は、図2の単位出力バッファ131の構成例を示す回路図である。単位出力バッファ131は、プルアップ回路140と、プルダウン回路150とを有している。プルアップ回路140は、PMOS(p-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ141,142,143,144,145,146と、抵抗148とを有している。プルダウン回路150は、NMOS(n-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ151,152,153,154,155,156と、抵抗158とを有している。
PMOSトランジスタ141〜146は並列に接続され、NMOSトランジスタ151〜156は並列に接続されている。抵抗148の一端はPMOSトランジスタ141〜146のドレインに接続され、他端は端子ZQ0に接続されている。抵抗158の一端はNMOSトランジスタ151〜156のドレインに接続され、他端は端子ZQ0に接続されている。PMOSトランジスタ141〜146の数、NMOSトランジスタ151〜156の数は一例であって、他の数であってもよい。抵抗148,158は省略してもよい。
バッファ制御信号cntP1〜cntP8,cntN1〜cntN8は、いずれも、例えば6ビットの信号であるとする。バッファ制御信号cntP1の各ビットを、最下位ビットから順にcntP1<0>,cntP1<1>,cntP1<2>,…,cntP1<5>で表し、これらをまとめてcntP1<5:0>で表すこととする。他のバッファ制御信号cntP2〜cntP8,cntN1〜cntN8等についても同様である。PMOSトランジスタ141〜146のゲートには、バッファ制御信号cntP1<0>〜cntP1<5>がそれぞれ与えられ、NMOSトランジスタ151〜156のゲートには、バッファ制御信号cntN1<0>〜cntN1<5>がそれぞれ与えられている。
PMOSトランジスタ141〜146のそれぞれのW/L比(ゲート長Lに対するゲート幅Wの比)は、2のべき乗となるように重み付けされているとする。ここでは、PMOSトランジスタ141〜146のW/L比を、それぞれ“1”,“2”,“4”,“8”,“16”,“32”とする。同様に、NMOSトランジスタ151〜156のW/L比を、それぞれ“1”,“2”,“4”,“8”,“16”,“32”とする。ここでいうW/L比は、同種のトランジスタの間での相対値である。この場合、6ビットのバッファ制御信号cntP1<5:0>及びcntN1<5:0>で出力インピーダンスを段階的に制御可能である。
図4は、図1のキャリブレーション回路110の構成例を示すブロック図である。キャリブレーション回路110は、プルアップ回路111と、カウンタ114,115と、抵抗116,117と、コンパレータ118,119と、バッファ160とを有している。バッファ160は、プルアップ回路162と、プルダウン回路164とを有している。プルアップ回路111,162は、図3のプルアップ回路140と同様に構成されており、プルダウン回路164は、図3のプルダウン回路150と同様に構成されている。すなわち、バッファ160は、図3の単位出力バッファ131と実質的に同一の回路である。
抵抗116及び117は、同一の抵抗値を有しており、両者が接続されたノードAの電位は1/2*VDDとなる。この電位は、コンパレータ118,119に反転入力として与えられている。プルアップ回路111と基準抵抗8とが、端子ZQを介して直列に接続されている。
コンパレータ118は、ノードAの電位と端子ZQの電位とを比較し、その比較結果COMP1をカウンタ114に出力する。カウンタ114は、比較結果COMP1が“H”(高電位)である場合にはカウントアップを続け、比較結果COMP1が“L”(低電位)である場合にはカウントダウンを続け、カウント値を出力信号ZQCALPとして出力する。
出力信号ZQCALPは、図3のバッファ制御信号cntP1<5:0>に対応している。プルアップ回路111内の並列に接続されたPMOSトランジスタのうち、オンになるトランジスタが、出力信号ZQCALPにより制御される。例えば、比較結果COMP1が“H”であり、出力信号ZQCALPの値が大きくなると、プルアップ回路111の抵抗値が大きくなるので、端子ZQの電位が下がる。このため、端子ZQの電位がノードAの電位に近づく。
このような制御により、ノードAの電位と端子ZQの電位とが等しくなり、出力信号ZQCALPは一定になる。このように、端子ZQの電位をノードAの電位である1/2*VDDに一致させることにより、基準抵抗8に対してプルアップ回路111がキャリブレーションされる。このときの制御信号ZQCALPはプルアップ回路162にも入力される。
プルダウン回路164についても、キャリブレーションされたプルアップ回路162を用いて、同様にキャリブレーションを行う。すなわち、コンパレータ119は、ノードAの電位とノードBの電位とを比較し、その比較結果COMP2をカウンタ115に出力する。カウンタ115は、比較結果COMP2が“H”である場合にはカウントアップを続け、比較結果COMP2が“L”である場合にはカウントダウンを続け、カウント値を出力信号ZQCALNとして出力する。
出力信号ZQCALNは、図3のバッファ制御信号cntN1<5:0>に対応している。プルダウン回路164内の並列に接続されたNMOSトランジスタのうち、オンになるトランジスタが、出力信号ZQCALNにより制御される。例えば、比較結果COMP2が“H”であり、出力信号ZQCALNの値が大きくなると、プルダウン回路164の抵抗値が小さくなるので、ノードBの電位が下がる。このため、ノードBの電位がノードAの電位に近づく。
このような制御により、ノードAの電位とノードBの電位とが等しくなり、出力信号ZQCALNは一定になる。プルアップ回路162及びプルダウン回路164に対するキャリブレーションに用いられた出力信号ZQCALP及びZQCALNが、キャリブレーション信号ZQCALとして各出力回路120A,120B,…に出力される。
図5は、図1のZQCAL補正回路124Aの構成例を示すブロック図である。ZQCAL補正回路124Aは、6ビットの加減算回路であって、図3の単位出力バッファ131に対応した構成を有している。ZQCAL補正回路124Aは、加減算器170と、リミット回路180とを有している。加減算器170は、排他的論理和(XOR)回路172A,172B,…,172E,172Fと、全加算器174A,174B,…,174E,174Fとを有している。リミット回路180は、XOR回路182と、セレクタ184,186とを有している。
図6は、図1のZQCAL補正回路124Aの出力を示す説明図である。図5の加減算器170は、キャリブレーション信号ZQCAL<5:0>とコード補正信号CALA0<5:0>とが入力されると、演算結果S<5:0>を出力する。ここで、CALA0<5>は、加算又は減算の選択信号として用いられ、キャリーCは、加算時及び減算時のオーバーフローフラグである。
図6のように、リミット回路180は、加算時(CALA0<5>=0)にオーバーフローが生じると(C=1)、ビットキャリブレーション信号CALB0<5:0>の全ビットを“H”に固定し、減算時(CALA0<5>=1)にオーバーフローが生じると(C=0)、ビットキャリブレーション信号CALB0<5:0>の全ビットを“L”に固定する。これにより、オーバーフローが生じた場合に出力インピーダンスが不連続にならないようにしている。リミット回路180は、その他の場合には、演算結果S<5:0>をそのまま出力する。ZQCAL補正回路124Aの構成は一般的な加減算回路と同様であるので、ZQCAL補正回路124Aについてのこれ以上の詳細な説明は省略する。
図7は、図1の半導体装置100における出力インピーダンス調整処理の例を示すフローチャートである。例として、図1の出力回路120Aの出力インピーダンスを240Ωに補正する場合について説明する。コード補正信号CALA0<5:0>の初期値は“0”であるとするが、回路構成や設定フローに応じて、他の適した値を初期値として用いてもよい。
例として、初期状態での出力インピーダンスが240Ωより大きい場合について説明する。まず、出力インピーダンスを測定し、測定値を所望の値である240Ωと比較する(S110)。出力インピーダンスが240Ωより大きい場合にはS120に進み、その他の場合にはS121に進む。S120では、レジスタ制御信号RC0によってコード補正信号CALA0<5>に“1”を設定し、ZQCAL補正回路124Aを、キャリブレーション信号ZQCALの値に対して減算を行うモードにする。
S130では、レジスタ制御信号RC0によってコード補正信号CALA0<5:0>の値を0x000001(0xは16進数を表す)だけ増加させる。ZQCAL補正回路124Aは、キャリブレーション信号ZQCALの値からコード補正信号CALA0<5:0>の値を減算し、減算結果をビットキャリブレーション信号CALB0として出力する。
S140では、その状態で再度、出力インピーダンス測定を行い、測定値を240Ωと比較する。出力インピーダンスが240Ωより大きい場合にはS150に進み、その他の場合にはS151に進む。S150では、コード補正信号CALA0<5>が1であるか否かを判定する。コード補正信号CALA0<5>=1である場合にはS130に戻り、その他の場合は処理を終了する。
S130に戻る場合には、レジスタ制御信号RC0によってコード補正信号CALA0<5:0>の値を0x000001だけ増加させ、コード補正信号CALA0<5:0>=0x100010にする。すると、ZQCAL補正回路124Aから出力されるビットキャリブレーション信号CALB0の値が減少する。このとき、図2のプリバッファ139は、各単位出力バッファの出力インピーダンスが低下するように、バッファ制御信号cntP1〜cntP8,cntN1〜cntN8を生成する。その後、S130,S140,S150の繰り返しにより、出力インピーダンスを徐々に低下させていく。
出力インピーダンスが240Ω以下になると、S151において、コード補正信号CALA0<5>が1であるか否かを判定する。コード補正信号CALA0<5>が1である場合には、初期状態で240Ωより大きかった出力インピーダンスが240Ω以下になったことがわかるので、処理を終了する。その他の場合には、S130に戻る。
図8は、値を低下させていく場合の出力インピーダンスの変化の例を示すグラフである。以上で説明したように、初期状態で出力インピーダンスが240Ωより大きい場合には、コード補正信号CALA0<4:0>の値が大きくなると出力インピーダンスが低下する。図8の場合、コード補正信号CALA0<4:0>の値が“9”のとき、出力インピーダンスが240Ω以下になる。このとき、コード補正信号CALA0<4:0>の値としては“8”を選択してもよい。
初期状態での出力インピーダンスが240Ω以下である場合には、図7のS121で、コード補正信号CALA0<5>に“0”を設定し、ZQCAL補正回路124Aを、キャリブレーション信号ZQCALの値に対して加算を行うモードにする。その後、S130,S140,S151の繰り返しにより、出力インピーダンスを徐々に増大させていく。出力インピーダンスが240Ωを上回ると、S150において、コード補正信号CALA0<5>が1であるか否かを判定する。コード補正信号CALA0<5>が0である場合には、初期状態で240Ωより小さかった出力インピーダンスが240Ωより大きくなったことがわかるので、処理を終了する。このように、レジスタ制御信号RC0は、レジスタ102Aに対応する出力回路120Aの出力インピーダンスの測定結果に従って、半導体装置100の外部から入力される。
図9は、値を増大させていく場合の出力インピーダンスの変化の例を示すグラフである。以上で説明したように、初期状態で出力インピーダンスが240Ω以下である場合には、コード補正信号CALA0<4:0>の値が大きくなると出力インピーダンスが増大する。図9の場合、コード補正信号CALA0<4:0>の値が“6”のとき、出力インピーダンスが240Ωを上回る。このとき、コード補正信号CALA0<4:0>の値としては“5”を選択してもよい。
図7のフローを図1の他の出力回路120B,120C,…についても同様に行う。これにより、各出力回路の出力インピーダンスを最適化することができ、端子DQ0,DQ1,DQ2,…から並列に出力される複数のビットの高速転送が可能になる。
図7に示す処理では、出力インピーダンスを240Ωに合わせることを目的としたが、同様の処理により様々な応用が可能である。例えばDDR3規格では、DDR3メモリに入力されるクロックのデューティ比が厳しく規定されている。出力インピーダンスが変化すると、それに伴い出力信号の立ち上り/立ち下り時間が変化する。これを利用して、出力信号のデューティ比を所望の値に設定することができる。
図10は、図1の半導体装置100におけるデューティ比調整処理の例を示すフローチャートである。簡単のため、図10では、信号の立ち下り時間は変えずに、信号の立ち上がり時間のみを調整する場合について示している。例として、図1の出力回路120Aの出力信号のデューティ比を50%にする場合について説明する。コード補正信号CALA0<5:0>の初期値は“0”であるとするが、回路構成や設定フローに応じて、他の適した値を初期値として用いてもよい。
例として、初期状態での出力信号のデューティ比が50%より大きい場合について説明する。まず、出力信号のデューティ比を測定し、測定値を所望の値である50%と比較する(S210)。出力信号のデューティ比が50%より大きい場合にはS220に進み、その他の場合にはS221に進む。S220では、レジスタ制御信号RC0によってコード補正信号CALA0<5>に“0”を設定し、ZQCAL補正回路124Aを、キャリブレーション信号ZQCALの値に対して加算を行うモードにする。
S230では、レジスタ制御信号RC0によってコード補正信号CALA0<5:0>の値を0x000001だけ増加させる。ZQCAL補正回路124Aは、キャリブレーション信号ZQCALの値にコード補正信号CALA0<5:0>の値を加算し、加算結果をビットキャリブレーション信号CALB0として出力する。
S240では、その状態で再度、出力信号のデューティ比の測定を行い、測定値を50%と比較する。出力信号のデューティ比が50%より大きい場合にはS250に進み、その他の場合にはS251に進む。S250では、コード補正信号CALA0<5>が0であるか否かを判定する。コード補正信号CALA0<5>=0である場合にはS230に戻り、その他の場合は処理を終了する。
S230に戻る場合には、レジスタ制御信号RC0によってコード補正信号CALA0<5:0>の値を0x000001だけ増加させ、コード補正信号CALA0<5:0>=0x000010にする。すると、ZQCAL補正回路124Aから出力されるビットキャリブレーション信号CALB0の値が増加する。このとき、図2のプリバッファ139は、各単位出力バッファの出力インピーダンスが増大するように、バッファ制御信号cntP1〜cntP8,cntN1〜cntN8を生成する。その後、S230,S240,S250の繰り返しにより、出力信号のデューティ比を徐々に低下させていく。
出力信号のデューティ比が50%以下になると、S251において、コード補正信号CALA0<5>が0であるか否かを判定する。コード補正信号CALA0<5>が0である場合には、初期状態で50%より大きかった出力信号のデューティ比が50%以下になったことがわかるので、処理を終了する。その他の場合には、S230に戻る。
初期状態での出力信号のデューティ比が50%以下である場合には、図10のS221で、コード補正信号CALA0<5>に“1”を設定し、ZQCAL補正回路124Aを、キャリブレーション信号ZQCALの値に対して減算を行うモードにする。その後、S230,S240,S251の繰り返しにより、出力信号のデューティ比を徐々に増大させていく。出力信号のデューティ比が50%を上回ると、S250において、コード補正信号CALA0<5>が0であるか否かを判定する。コード補正信号CALA0<5>が1である場合には、初期状態で50%より小さかった出力信号のデューティ比が50%より大きくなったことがわかるので、処理を終了する。このように、レジスタ制御信号RC0は、レジスタ102Aに対応する出力回路120Aの出力信号のデューティ比の測定結果に従って、半導体装置100の外部から入力される。
図10のフローを図1の他の出力回路120B,120C,…についても同様に行う。これにより、各出力回路の出力信号のデューティ比を最適値に揃えることができ、端子DQ0,DQ1,DQ2,…から並列に出力される複数のビットの高速転送が可能になる。
図7の処理におけるインピーダンス測定や、図10の処理における出力信号のデューティ比測定は、例えば半導体検査装置を端子DQ0,DQ1,DQ2,…に接続することによって行う。これらの測定を他の方法によって行ってもよい。
例えばこの半導体検査装置がインピーダンス測定やデューティ比測定の測定結果に従ってレジスタ制御信号RC0,RC1,…を生成することによって、レジスタ102A,102B,…に値が設定される。これに代えて、半導体装置100の外部のマイクロプロセッサ等が、このような測定結果に従ってコード補正信号CALA0,CALA1,…を生成して、ZQCAL補正回路124A,124B,…を直接制御するようにしてもよい。
図10と同様のフローによって、デューティ比に代えて各出力回路の出力信号のスルーレートを対象にして制御を行い、各出力回路の出力信号のスルーレートを最適値に揃えるようにしてもよい。
以上のように、図1の半導体装置100においては、出力回路120A,120B,…がZQCAL補正回路124A,124B,…をそれぞれ有し、ZQCAL補正回路124A,124B,…が、全出力回路に対して共通に出力されるキャリブレーション信号ZQCALをそれぞれ補正している。このため、出力回路毎に出力インピーダンスを最適に設定することができる。したがって、複数のビットを並列に出力する場合に、出力インピーダンスのバラツキを抑えることができるので、多ビットの高速並列転送が可能になる。
本発明の多くの特徴及び優位性は、記載された説明から明らかであり、よって添付の特許請求の範囲によって、本発明のそのような特徴及び優位性の全てをカバーすることが意図される。更に、多くの変更及び改変が当業者には容易に可能であるので、本発明は、図示され記載されたものと全く同じ構成及び動作に限定されるべきではない。したがって、全ての適切な改変物及び等価物は本発明の範囲に入るものとされる。
以上説明したように、本発明の実施形態によると、多ビットの高速並列転送が可能になるので、本発明は、出力回路を有する半導体装置等について有用である。
102A,102B,102C レジスタ
110 キャリブレーション回路
120A,120B,120C 出力回路
122A,122B,122C 出力バッファ
124A,124B,124C ZQCAL補正回路

Claims (7)

  1. 複数の出力回路と、
    前記複数の出力回路の出力インピーダンスを基準値に設定するためのキャリブレーション信号を生成するキャリブレーション回路とを備え、
    前記複数の出力回路は、それぞれ、
    前記キャリブレーション信号を補正する補正回路と、
    その出力インピーダンスを前記補正回路で補正された前記キャリブレーション信号に応じた値にする出力バッファとを有する
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記複数の出力回路は、いずれも同一の構成を有している
    半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記キャリブレーション回路は、前記複数の出力回路の1つと実質的に同一の回路を有する
    半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記補正回路は、前記補正回路が属する前記出力回路に対する補正信号に従って、前記キャリブレーション信号を補正する
    半導体装置。
  5. 請求項4に記載の半導体装置において、
    前記複数の出力回路にそれぞれ対応する複数のレジスタを更に備え、
    前記補正回路に対応する前記レジスタは、入力されたレジスタ制御信号を格納し、前記補正信号として出力する
    半導体装置。
  6. 請求項5に記載の半導体装置において、
    前記レジスタ制御信号は、前記レジスタに対応する前記出力回路の出力インピーダンスの測定結果に従って、前記半導体装置の外部から入力される
    半導体装置。
  7. 請求項5に記載の半導体装置において、
    前記レジスタ制御信号は、前記レジスタに対応する前記出力回路から出力される出力信号のデューティ比の測定結果に従って、前記半導体装置の外部から入力される
    半導体装置。
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