JP2000134084A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

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JP2000134084A
JP2000134084A JP10301976A JP30197698A JP2000134084A JP 2000134084 A JP2000134084 A JP 2000134084A JP 10301976 A JP10301976 A JP 10301976A JP 30197698 A JP30197698 A JP 30197698A JP 2000134084 A JP2000134084 A JP 2000134084A
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impedance
impedance control
bit
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JP10301976A
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Akira Nishida
晶 西田
Hiroatsu Hayashi
浩功 林
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 出力回路のインピーダンス制御回路の分解能
を高め、そのインピーダンス設定精度を高める。 【解決手段】 インピーダンス自動設定機能を有する出
力回路に、mビットの原インピーダンス制御信号を生成
するインピーダンス制御回路と、該制御信号の第mビッ
トが論理“0”のとき、その第1〜m−1ビットをイン
ピーダンス制御信号の第1〜m−1ビットとし、該制御
信号の第m及び第m+1ビットを論理“0”にし、原イ
ンピーダンス制御信号の第mビットが論理“1”のと
き、その第1ないし第m−2ビットをインピーダンス制
御信号の第2〜m1ビットとし、その第m−1ビットの
反転及び非反転信号を該制御信号の第mビット及び第m
+1とする制御信号切り換え回路を設ける。原インピー
ダンス制御信号の第mビットが論理“1”のとき、イン
ピーダンス制御信号の第1ビットを、インピーダンス微
調整信号に従いロウ又はハイレベルとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は出力回路に関し、
例えば、CMOS(相補型MOS)論理ゲートを基本素
子とするASIC(特定用途向け集積回路)等に搭載さ
れ、出力インピーダンスの自動設定機能を有する出力回
路ならびにその出力インピーダンス設定精度の向上に利
用して特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Pチャンネル及びNチャンネルMOSF
ET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この
明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの総称とする)からなるCMOS論理ゲー
トがあり、CMOS論理ゲートを基本素子とするASI
C等の論理集積回路装置がある。また、対応する入力バ
ッファとともに入出力バッファセルとしてASIC等に
搭載され、ハイレベル及びロウレベル出力用の出力MO
SFETを含む出力バッファがある。
【0003】一方、複数の出力バッファを搭載するAS
IC等において、各出力バッファの出力端子は対応する
出力用外部端子(一般に出力用外部端子は入力用外部端
子として兼用されるが、本発明は出力回路に関するもの
であるため、これらの外部端子を出力用外部端子と称す
る場合がある)に結合され、これらの外部端子には、所
定の特性インピーダンスを有する伝送線を介して、受信
側入力回路の入力端子が結合される。近年、論理集積回
路装置等の高速化が進む中、出力バッファは、伝送線の
特性インピーダンスに整合した出力インピーダンスを持
つことが必須とされる。したがって、ASIC等の出力
回路には、出力バッファの出力インピーダンスを伝送線
の特性インピーダンスに自動的に設定するためのインピ
ーダンス制御回路を設けることが一般的となりつつあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、上記のような出力インピーダンス自動
設定機能を有するASICの開発に従事し、次の問題点
に気付いた。すなわち、このASICの出力回路に設け
られる入出力バッファIOBの出力バッファOBのそれ
ぞれは、図8に例示されるように、ハイレベル出力時の
出力インピーダンス設定用の4個の出力MOSFETN
H0〜NH3と、ロウレベル出力時の出力インピーダン
ス設定用の4個の出力MOSFETNL0〜NL3とを
含む。これらの出力MOSFETNH0〜NH3ならび
にNL0〜NL3は、所定の基本ゲート幅Wg又はW
g’に対して×1つまりWg又はWg’,×2つまり2
Wg又は2Wg’,×4つまり4Wg又は4Wg’なら
びに×8つまり8Wg又は8Wg’のゲート幅を持つべ
く設計され、インピーダンス制御回路から供給されるイ
ンピーダンス制御信号SCH0〜SCH3あるいはSC
L0〜SCL3の対応するビットのハイレベルを受けて
それぞれ選択的にオン状態とされる。
【0005】これにより、出力MOSFETNH及びN
HPならびにNL及びNLPを含む出力バッファOBの
ハイレベル及びロウレベル出力時の出力インピーダンス
は、オン状態にある出力MOSFETNH0〜NH3な
らびにNL0〜NL3の組み合わせに応じて選択的に切
り換えられ、データ入出力端子IO1に結合された図示
されない伝送線の特性インピーダンスとの整合が図られ
る。
【0006】ところで、出力MOSFETNH0〜NH
3ならびにNL0〜NL3は、上記のように対応するイ
ンピーダンス制御信号SCH0〜SCH3あるいはSC
L0〜SCL3のビット番号i(i=0〜3)に対応し
て2i Wg又は2i Wg’なるゲート幅を有し、これら
の出力MOSFETの総ゲート幅Wsは、インピーダン
ス制御信号SCH0〜SCH3あるいはSCL0〜SC
L3の10進数の論理値に対応して0〜15Wgあるい
は0〜15Wg’の値をとる。周知のように、並列形態
にある出力MOSFETNH0〜NH3ならびにNL0
〜NL3の総インピーダンスつまりオン抵抗Zsは、そ
の総ゲート幅Wsに対して、 Zs=K/Ws なる反比例関係にある。したがって、出力MOSFET
NH及びNHPならびにNL及びNLPを含む出力バッ
ファOBのハイレベル及びロウレベル出力時の出力イン
ピーダンスは、原インピーダンス制御信号つまりインピ
ーダンス制御信号SCH0〜SCH3あるいはSCL0
〜SCL3の論理値に対して、例えば図6及び図7に点
線で示されるような変化を呈する。
【0007】つまり、2i Wg又は2i Wg’なるゲー
ト幅の出力MOSFETNH0〜NH3ならびにNL0
〜NL3をインピーダンス制御信号SCH0〜SCH3
あるいはSCL0〜SCL3に従って選択的にオン状態
とする従来の出力インピーダンス設定回路では、出力バ
ッファOBとしての出力インピーダンスが、インピーダ
ンス制御信号の論理値が小さな領域では比較的大きく変
化するが、インピーダンス制御信号の論理値が大きな領
域では比較的小さく変化する。このため、特に出力イン
ピーダンスが大きな領域で、インピーダンス制御回路と
しての分解能が低下し、そのインピーダンス設定精度が
低下する。また、これに対処するため、インピーダンス
制御信号のビット数を増やす方法も考えられるが、この
方法をとった場合、インピーダンス制御回路の回路構成
が複雑化し、そのレイアウト所要面積が増大して、AS
ICの低コスト化が阻害される。
【0008】この発明の目的は、そのインピーダンス制
御回路の構成を複雑化させることなく、インピーダンス
制御信号の実質的なビット数を増やしうる出力回路を提
供することにある。この発明の他の目的は、ASIC等
の低コスト化を阻害することなく、出力インピーダンス
自動設定機能を有する出力回路のインピーダンス制御回
路の分解能を高め、そのインピーダンス設定精度を高め
ることにある。
【0009】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、ASIC等に搭載されインピ
ーダンス自動設定機能を有する出力回路に、mビットの
原インピーダンス制御信号を生成するインピーダンス制
御回路と、原インピーダンス制御信号の第mビットが論
理“0”とされるとき、その第1ないし第m−1ビット
をインピーダンス制御信号の第1〜第m−1ビットとし
て各出力バッファに伝達し、インピーダンス制御信号の
第m及び第m+1ビットを論理“0”に固定するととも
に、原インピーダンス制御信号の第mビットが論理
“1”とされるときには、その第1ないし第m−2ビッ
トをインピーダンス制御信号の第2ないし第m−1ビッ
トとして伝達し、その第m−1ビットの反転及び非反転
信号をインピーダンス制御信号の第mビット及び第m+
1としてそれぞれ伝達する制御信号切り換え回路を設け
る。
【0011】また、原インピーダンス制御信号の第mビ
ットが論理“1”とされるとき、インピーダンス制御信
号の第1ビットを、インピーダンス微調整信号に従って
選択的にロウレベル又はハイレベルとする。
【0012】上記した手段によれば、インピーダンス制
御回路の構成を複雑化させることなく、mビットの原イ
ンピーダンス制御信号をもとに実質m+1ビットのイン
ピーダンス制御信号を生成し、インピーダンス制御信号
の実質的なビット数を増やすことができるとともに、原
インピーダンス制御信号の論理値が大きな領域での各出
力バッファの出力インピーダンスの変化を大きくして、
出力回路の出力インピーダンス特性の変化を平均化する
ことができる。この結果、出力回路を搭載するASIC
等の低コスト化を阻害することなく、インピーダンス制
御回路の分解能を高め、そのインピーダンス設定精度を
高めることができる。
【0013】また、原インピーダンス制御信号の第mビ
ットが論理“1”とされるときのインピーダンス制御信
号の第1ビットを、インピーダンス微調整信号に従って
選択的にロウレベル又はハイレベルとすることで、原イ
ンピーダンス制御信号の論理値が大きな領域での出力回
路の出力インピーダンス特性を全体的に少し高く又は低
くして、出力インピーダンス特性を微調整することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
出力回路の一実施例のブロック図が示されている。同図
をもとに、まずこの実施例の出力回路の構成及び動作の
概要について説明する。なお、この実施例の出力回路
は、CMOS論理ゲートを基本素子とするASICに搭
載される。図1の各ブロックを構成する回路素子は、A
SICの図示されない他の回路素子とともに、公知のC
MOS集積回路の製造技術により単結晶シリコンのよう
な1個の半導体基板面上に形成される。
【0015】図1において、この実施例の出力回路は、
通常データの入出力に供されるn個の入出力バッファI
OB1〜IOBnと、インピーダンス調整用の2個の入
出力バッファIOBH及びIOBLと、インピーダンス
制御回路ZCTLならびに制御信号切り換え回路ZCS
Wとを備える。このうち、入出力バッファIOB1〜I
OBnの入出力端子は、対応するデータ入出力端子IO
1〜IOnにそれぞれ結合され、さらに所定の特性イン
ピーダンスを有する伝送線LINEを介して図示されな
い他の論理集積回路装置の対応するデータ入出力端子に
結合される。入出力バッファIO1〜IOnには、AS
ICの図示されないユーザ論理回路から対応する出力デ
ータDO1〜DOnがそれぞれ供給されるとともに、出
力制御信号DOCが共通に供給される。また、後述する
制御信号切り換え回路ZCSWからそれぞれm+1ビッ
トつまり5ビットのインピーダンス制御信号ZCH0〜
ZCH4ならびにZCL0〜ZCL4が共通に供給さ
れ、その出力信号たる入力データDI1〜DInは、上
記ユーザ論理回路に供給される。
【0016】一方、インピーダンス調整用の入出力バッ
ファIOBH及びIOBLの入出力端子は、入出力端子
IOH又はIOLにそれぞれ結合された後、上記伝送線
LINEの特性インピーダンスZoに相当する抵抗値の
終端抵抗Zoを介して、接地電位VSS又は出力電源電
圧VTTにそれぞれ結合される。また、これらのインピ
ーダンス調整用入出力バッファには、出力データDOH
又はDOLとして電源電圧VCCのようなハイレベル
(以下、特に言明しない限り、ハイレベルとは電源電圧
VCCのような電位を指す)又は接地電位VSSのよう
なロウレベル(以下、特に言明しない限り、ロウレベル
とは接地電位VSSのような電位を指す)がそれぞれ固
定的に供給されるとともに、上記出力制御信号DOCが
共通に供給される。さらに、入出力バッファIOBH及
びIOBLには、制御信号切り換え回路ZCSWから上
記インピーダンス制御信号ZCH0〜ZCH4ならびに
ZCL0〜ZCL4が共通に供給され、その出力信号と
なる入力データDIH及びDILは、インピーダンス制
御回路ZCTLに供給される。
【0017】なお、この実施例において、ASICの主
たる動作電源となる電源電圧VCCは、特に制限されな
いが、+5V(ボルト)のような正電位とされ、接地電
位VSSは0Vとされる。また、出力電源電圧VTT
は、+1.2Vとされ、このASICは、いわゆるGT
Lレベルの外部インタフェースを有する。さらに、入出
力端子IO1〜IOnに結合される伝送線LINEは、
特に制限されないが、50Ω(オーム)程度の特性イン
ピーダンスZoを持つものとされる。
【0018】インピーダンス制御回路ZCTLには、さ
らにASICの図示されないユーザ論理回路から内部制
御信号CRが供給される。また、制御信号切り換え回路
ZCSWには、インピーダンス制御回路ZCTLからm
ビットつまり4ビットの原インピーダンス制御信号SC
H0〜SCH3ならびにSCL0〜SCL3が供給され
るとともに、上記ユーザ論理回路からインピーダンス微
調整信号ZH及びZLが供給される。制御信号切り換え
回路ZCSWの出力信号たるインピーダンス制御信号Z
CH0〜ZCH4ならびにZCL0〜ZCL4は、前記
のように、インピーダンス調整用の入出力バッファIO
BH及びIOBLならびにデータ入出力用の入出力バッ
ファIOB1〜IOBnに共通に供給される。
【0019】インピーダンス制御回路ZCTLは、ユー
ザ論理回路から供給される内部制御信号CRの有効レベ
ルつまりハイレベルを受けて選択的に動作状態となり、
インピーダンス調整用入出力バッファIOBH及びIO
BLとともに、原インピーダンス制御信号SCH0〜S
CH3ならびにSCL0〜SCL3の各ビットを伝送線
LINEの特性インピーダンスZoに対応した組み合わ
せで選択的に論理“0”のロウレベル(以下、特に言明
しない限り、論理“0”をロウレベルで表す場合が多
い)又は論理“1”のハイレベル(以下、特に言明しな
い限り、論理“1”はハイレベルで表す場合が多い)に
それぞれ設定する。
【0020】すなわち、インピーダンス制御回路ZCT
Lは、まず原インピーダンス制御信号SCH0〜SCH
3ならびにSCL0〜SCL3の全ビットを論理“0”
として、インピーダンス調整用入出力バッファIOBH
及びIOBLに設けられる出力バッファの出力インピー
ダンスを最大値に設定する。このとき、その論理レベル
がインピーダンス調整用入出力端子IOHの電位を受け
て設定される入力データDIHはロウレベルとされ、そ
の論理レベルが入出力端子IOLの電位を受けて設定さ
れる入力データDILはハイレベルとされる。
【0021】次に、インピーダンス制御回路ZCTL
は、インピーダンス調整用入出力バッファIOBH又は
IOBLから出力される入力データDIH又はDILの
論理レベルをモニタしながら、原インピーダンス制御信
号SCH0〜SCH3ならびにSCL0〜SCL3の1
0進論理値を次第に大きくする。そして、入力データD
IHの論理レベルがハイレベルからロウレベルに変化
し、あるいは入力データDILの論理レベルがロウレベ
ルからハイレベルに変化した時点で、入出力バッファI
OBH又はIOBLの出力インピーダンスが伝送線LI
NEの特性インピーダンスZoとほぼ整合したものと判
定し、その時点の原インピーダンス制御信号SCH0〜
SCH3あるいはSCL0〜SCL3を保持する。
【0022】一方、制御信号切り換え回路ZCSWは、
インピーダンス制御回路ZCTLから出力される4ビッ
トの原インピーダンス制御信号SCH0〜SCH3なら
びにSCL0〜SCL3と、ユーザ論理回路から供給さ
れるインピーダンス微調整信号ZH及びZLとをもとに
5ビットのインピーダンス制御信号ZCH0〜ZCH4
ならびにZCL0〜ZCL4を生成し、インピーダンス
調整用の入出力バッファIOBH及びIOBLならびに
データ入出力用の入出力バッファIOB1〜IOBnに
供給する。なお、制御信号切り換え回路ZCSWの具体
的構成と、そのインピーダンス制御信号ZCH0〜ZC
H4ならびにZCL0〜ZCL4の生成論理等について
は、後で詳細に説明する。
【0023】データ入出力用の入出力バッファIOB1
〜IOBnは、前段のユーザ論理回路から供給される出
力制御信号DOCのハイレベルを受けて選択的に動作状
態となり、同じくユーザ論理回路から供給される出力デ
ータDO1〜DOnを所定のレベルに変換した後、対応
するデータ入出力端子IO1〜IOnから伝送線LIN
Eに出力する。また、図示されない他の論理集積回路装
置の出力バッファから伝送線LINEを介して入力され
る入力データを所定の内部論理レベルに変換した後、入
力データDI1〜DInとしてユーザ論理回路に伝達す
る。
【0024】言うまでもなく、入出力バッファIOB1
〜IOBnの出力バッファの出力インピーダンスは、イ
ンピーダンス制御回路ZCTLから制御信号切り換え回
路ZCSWを介して供給されるインピーダンス制御信号
ZCH0〜ZCH4ならびにZCL0〜ZCL4に従っ
て制御され、伝送線LINEの特性インピーダンスZo
と整合される。なお、入出力バッファIOB1〜IOB
nの具体的構成及びそのインピーダンス整合方法等につ
いては、後で詳細に説明する。
【0025】図2には、図1の出力回路に含まれる制御
信号切り換え回路ZCSWの一実施例の回路図が示さ
れ、図3には、図1の出力回路に含まれる入出力バッフ
ァIOB1の一実施例の回路図が示されている。また、
図4及び図5には、図1の出力回路のハイレベル出力側
回路及びロウレベル出力側回路の一実施例の真理値図が
それぞれ示され、図6及び図7には、その一実施例の出
力インピーダンス特性図がそれぞれ示されている。これ
らの図をもとに、この実施例の出力回路に含まれる制御
信号切り換え回路ZCSW及び入出力バッファIOB1
の具体的構成,動作,出力インピーダンス特性ならびに
その特徴について説明する。
【0026】なお、図2及び図3において、そのチャネ
ル(バックゲート)部に矢印が付されるMOSFETは
Pチャンネル型であって、矢印の付されないNチャンネ
ルMOSFETと区別して示される。また、図3ならび
にこれに関する以下の記述では、入出力バッファIOB
1をもって入出力バッファIOB2〜IOBnを説明す
る。さらに、図6及び図7では、インピーダンス微調整
信号ZH又はZLがロウレベル(L)又はハイレベル
(H)とされる場合の入出力バッファIOB1のハイレ
ベル出力側回路及びロウレベル出力側回路の出力インピ
ーダンス特性がそれぞれ実線で示され、本願発明者等が
この発明に先立って開発した従来のASICの入出力バ
ッファのハイレベル出力側回路側及びロウレベル出力側
回路の出力インピーダンス特性がそれぞれ点線で示され
ている。
【0027】まず、図2において、出力回路の制御信号
切り換え回路ZCSWは、特に制限されないが、10個
のトランスファゲートGH01〜GH42つまりGH0
1及びGH02,GH11及びGH12,GH21及び
GH22,GH31及びGH32ならびにGH41及び
GH42と、2個のインバータV1及びV2とからなる
ハイレベル出力側回路と、同じく10個のトランスファ
ゲートGL01〜GL42つまりGL01及びGL0
2,GL11及びGL12,GL21及びGL22,G
L31及びGL32ならびにGL41及びGL42と、
2個のインバータV3及びV4とからなるロウレベル出
力側回路とを含む。
【0028】制御信号切り換え回路ZCSWのハイレベ
ル出力側回路を構成するトランスファゲートGH01及
びGH12の左側端子には、インピーダンス制御回路Z
CTLから原インピーダンス制御信号の第1ビットつま
りSCH0が供給され、トランスファゲートGH11及
びGH22の左側端子には、その第2ビットつまりSC
H1が供給される。また、トランスファゲートGH21
及びGH42の左側端子には、原インピーダンス制御信
号の第3ビットつまりSCH2が供給され、トランスフ
ァゲートGH32の左側端子には、そのインバータV1
による反転信号が供給される。トランスファゲートGH
02の左側端子には、ユーザ論理回路からインピーダン
ス微調整信号ZHが供給され、トランスファゲートGH
31及びGH41の左側端子には、接地電位VSSが供
給される。
【0029】一方、制御信号切り換え回路ZCSWのハ
イレベル出力側回路を構成するトランスファゲートGH
01の右側端子は、トランスファゲートGH02の右側
端子に共通結合され、その電位は、インピーダンス制御
信号の第1ビットつまりZCH0となる。また、トラン
スファゲートGH11及びGH21の右側端子は、トラ
ンスファゲートGH12及びGH22の右側端子にそれ
ぞれ共通結合され、その電位は、それぞれインピーダン
ス制御信号の第2及び第3ビットつまりZCH1及びZ
CH2となる。さらに、トランスファゲートGH31及
びGH41の右側端子は、トランスファゲートGH32
及びGH42の右側端子にそれぞれ共通結合され、その
電位は、それぞれインピーダンス制御信号の第4及び第
5ビットつまりZCH3及びZCH4となる。インピー
ダンス制御信号ZCH0〜ZCH4は、前述のように、
インピーダンス調整用入出力バッファIOBHならびに
データ入出力用入出力バッファIOB1〜IOBnに供
給される。
【0030】制御信号切り換え回路ZCSWのハイレベ
ル出力側回路のトランスファゲートGH01,GH1
1,GH21,GH31ならびにGH41を構成するP
チャンネルMOSFETと、トランスファゲートGH0
2,GH12,GH22,GH32ならびにGH42を
構成するNチャンネルMOSFETのゲートには、原イ
ンピーダンス制御信号の第4ビットつまりSCH3が共
通に供給され、トランスファゲートGH01,GH1
1,GH21,GH31ならびにGH41を構成するN
チャンネルMOSFETと、トランスファゲートGH0
2,GH12,GH22,GH32ならびにGH42を
構成するPチャンネルMOSFETのゲートには、その
インバータV2による反転信号が共通に供給される。
【0031】原インピーダンス制御信号の第mビットつ
まりSCH3が論理“0”つまりロウレベルとされると
き、制御信号切り換え回路ZCSWのハイレベル出力側
回路では、トランスファゲートGH01,GH11,G
H21,GH31ならびにGH41がオン状態とされ、
トランスファゲートGH02,GH12,GH22,G
H32ならびにGH42はオフ状態とされる。このた
め、図4の第1段〜第8段に示されるように、インピー
ダンス制御信号の第1ないし第3ビットつまりZCH0
〜ZCH2には、原インピーダンス制御信号の第1ない
し第3ビットつまりSCH0〜SCH2のロウレベル
(L)又はハイレベル(H)がそのまま伝達されるが、
インピーダンス制御信号の第4及び第5ビットつまりZ
CH3及びZCH4には、ともに接地電位VSSのロウ
レベルが伝達される。
【0032】一方、原インピーダンス制御信号の第mビ
ットつまりSCH3が論理“1”つまりハイレベルとさ
れるとき、制御信号切り換え回路ZCSWのハイレベル
出力側回路では、トランスファゲートGH01,GH1
1,GH21,GH31ならびにGH41がオフ状態と
され、代わってトランスファゲートGH02,GH1
2,GH22,GH32ならびにGH42がオン状態と
される。このため、図4の第9段〜第16段ならびに第
17段〜第24段に示されるように、インピーダンス制
御信号の第1ビットつまりZCH0には、ユーザ論理回
路から供給されるインピーダンス微調整信号ZHがその
まま伝達される。また、インピーダンス制御信号の第
2,第3ならびに第5ビットつまりZCH1,ZCH2
ならびにZCH4には、原インピーダンス制御信号の第
1,第2ならびに第3ビットつまりSCH0,SCH1
ならびにSCH2がそのまま伝達され、インピーダンス
制御信号の第4ビットつまりZCH3には、原インピー
ダンス制御信号の第3ビットつSCH2のインバータV
1による反転信号が伝達される。
【0033】同様に、制御信号切り換え回路ZCSWの
ロウレベル出力側回路を構成するトランスファゲートG
L01及びGL12の左側端子には、インピーダンス制
御回路ZCTLから原インピーダンス制御信号の第1ビ
ットつまりSCL0が供給され、トランスファゲートG
L11及びGL22の左側端子には、その第2ビットつ
まりSCL1が供給される。また、トランスファゲート
GL21及びGL42の左側端子には、原インピーダン
ス制御信号の第3ビットつまりSCL2が供給され、ト
ランスファゲートGL32の左側端子には、そのインバ
ータV3による反転信号が供給される。トランスファゲ
ートGL02の左側端子には、ユーザ論理回路からイン
ピーダンス微調整信号ZLが供給され、トランスファゲ
ートGL31及びGL41の左側端子には、接地電位V
SSが供給される。
【0034】一方、制御信号切り換え回路ZCSWのロ
ウレベル出力側回路を構成するトランスファゲートGL
01の右側端子は、トランスファゲートGL02の右側
端子に共通結合され、その電位は、インピーダンス制御
信号の第1ビットつまりZCL0となる。また、トラン
スファゲートGL11及びGL21の右側端子は、トラ
ンスファゲートGL12及びGL22の右側端子にそれ
ぞれ共通結合され、その電位は、それぞれインピーダン
ス制御信号の第2及び第3ビットつまりZCL1及びZ
CL2となる。さらに、トランスファゲートGL31及
びGL41の右側端子は、トランスファゲートGL32
及びGL42の右側端子にそれぞれ共通結合され、その
電位は、それぞれインピーダンス制御信号の第4及び第
5ビットつまりZCL3及びZCL4となる。インピー
ダンス制御信号ZCL0〜ZCL4は、前述のように、
インピーダンス調整用入出力バッファIOBLならびに
データ入出力用入出力バッファIOB1〜IOBnに供
給される。
【0035】制御信号切り換え回路ZCSWのロウレベ
ル出力側回路のトランスファゲートGL01,GL1
1,GL21,GL31ならびにGL41を構成するP
チャンネルMOSFETと、トランスファゲートGL0
2,GL12,GL22,GL32ならびにGL42を
構成するNチャンネルMOSFETのゲートには、原イ
ンピーダンス制御信号の第4ビットつまりSCL3が共
通に供給され、トランスファゲートGL01,GL1
1,GL21,GL31ならびにGL41を構成するN
チャンネルMOSFETと、トランスファゲートGL0
2,GL12,GL22,GL32ならびにGL42を
構成するPチャンネルMOSFETのゲートには、その
インバータV4による反転信号が共通に供給される。
【0036】原インピーダンス制御信号の第mビットつ
まりSCL3が論理“0”つまりロウレベルとされると
き、制御信号切り換え回路ZCSWのロウレベル出力側
回路では、トランスファゲートGL01,GL11,G
L21,GL31ならびにGL41がオン状態とされ、
トランスファゲートGL02,GL12,GL22,G
L32ならびにGL42はオフ状態とされる。このた
め、図5の第1段〜第8段に示されるように、インピー
ダンス制御信号の第1ないし第3ビットつまりZCL0
〜ZCL2には、原インピーダンス制御信号の第1ない
し第3ビットつまりSCL0〜SCL2のロウレベル又
はハイレベルがそのまま伝達されるが、インピーダンス
制御信号の第4及び第5ビットつまりZCL3及びZC
L4には、ともに接地電位VSSのロウレベルが伝達さ
れる。
【0037】一方、原インピーダンス制御信号の第mビ
ットつまりSCL3が論理“1”つまりハイレベルとさ
れるとき、制御信号切り換え回路ZCSWのロウレベル
出力側回路では、トランスファゲートGL01,GL1
1,GL21,GL31ならびにGL41がオフ状態と
され、代わってトランスファゲートGL02,GL1
2,GL22,GL32ならびにGL42がオン状態と
される。このため、図5の第9段〜第16段ならびに第
17段〜第24段に示されるように、インピーダンス制
御信号の第1ビットつまりZCL0には、ユーザ論理回
路から供給されるインピーダンス微調整信号ZLがその
まま伝達される。また、インピーダンス制御信号の第
2,第3ならびに第5ビットつまりZCL1,ZCL2
ならびにZCL4には、原インピーダンス制御信号の第
1,第2ならびに第3ビットつまりSCL0,SCL1
ならびにSCL2がそのまま伝達され、インピーダンス
制御信号の第4ビットつまりZCL3には、原インピー
ダンス制御信号の第3ビットつSCL2のインバータV
3による反転信号が伝達される。
【0038】次に、出力回路の入出力バッファIOB1
〜IOBnは、図3の入出力バッファIOB1に代表し
て示されるように、並列形態に設けられそのドレインが
出力電源電圧VTTに共通結合されるNチャンネル型の
m+1個つまり5個の出力MOSFETNH0〜NH4
(第1の出力MOSFET)ならびに1個の出力MOS
FETNHP(第2の出力MOSFET)と、同様に並
列形態に設けられそのソースが接地電位VSSに共通結
合されるNチャンネル型のm+1個つまり5個の出力M
OSFETNL0〜NL4(第1の出力MOSFET)
ならびに1個の出力MOSFETNLP(第2の出力M
OSFET)とを含む。出力MOSFETNH0〜NH
4ならびにNHPの共通結合されたソースは、Nチャン
ネル型の出力MOSFETNH(第3の出力MOSFE
T)を介してデータ出力端子IO1に結合され、出力M
OSFETNL0〜NL4ならびにNLPの共通結合さ
れたドレインは、やはりNチャンネル型の出力MOSF
ETNL(第3の出力MOSFET)を介して上記デー
タ出力端子IO1に結合される。
【0039】入出力バッファIOB1のハイレベル出力
側回路を構成する出力MOSFETNH0〜NH4のゲ
ートには、制御信号切り換え回路ZCSWから対応する
インピーダンス制御信号ZCH0〜ZCH4がそれぞれ
供給され、出力MOSFETNHPのゲートは、電源電
圧VCCに結合される。また、出力MOSFETNHの
ゲートは、インバータV6の出力端子に結合され、この
インバータV6の入力端子は、ナンド(NAND)ゲー
トNA1の出力端子に結合される。ナンドゲートNA1
の一方の入力端子には、出力制御信号DOCが供給さ
れ、その他方の入力端子には、対応する出力データDO
1が供給される。
【0040】これにより、出力MOSFETNH0〜N
H4は、対応するインピーダンス制御信号ZCH0〜Z
CH4の有効レベルつまりハイレベルを受けて選択的に
オン状態となり、出力MOSFETNHPは、定常的に
オン状態とされる。また、出力MOSFETNHは、出
力制御信号DOCがハイレベルとされかつ対応する出力
データDO1がともにハイレベルとされるとき選択的に
オン状態となり、データ入出力端子IO1における出力
信号を所定のハイレベルとする。
【0041】この実施例において、入出力バッファIO
B1のハイレベル出力側回路を構成する出力MOSFE
TNH0,NH1,NH2,NH3ならびにNH4は、
所定の基本ゲート幅Wgに対してそれぞれ2の0乗(×
1)倍つまりWg,2の1乗(×2)倍つまり2Wg,
2の2乗(×4)倍つまり4Wg,2の3乗(×8)倍
つまり8Wgならびに2の4乗(×16)倍つまり16
Wgなるゲート幅を持つべく設計される。また、出力M
OSFETNHPは、インピーダンス制御信号ZCH0
〜ZCH4が全ビットロウレベルとされ、出力MOSF
ETNH0〜NH4がすべてオフ状態とされる場合のハ
イレベル出力側回路の出力インピーダンスを設定すべく
所定のゲート幅とされ、出力MOSFETNHは、出力
インピーダンス特性に所望の傾斜を与えるべく所定のゲ
ート幅とされる。
【0042】一方、インピーダンス制御信号ZCH0〜
ZCH4は、図4で示したように、原インピーダンス制
御信号の第4ビットつまりSCH3がロウレベルとされ
るとき、その第1ないし第3ビットつまりZCH0〜Z
CH2が、原インピーダンス制御信号の第1ないし第3
ビットつまりSCH0〜SCH2に従って形成され、そ
の第4及び第5ビットつまりZCH3及びZCH5は、
ともにロウレベルに固定される。また、原インピーダン
ス制御信号SCH3がハイレベルとされるときには、そ
の第1ビットつまりZCH0が、インピーダンス微調整
信号ZHに従って形成され、その第2,第3ならびに第
5ビットつまりZCH1,ZCH2ならびにZCH4
が、原インピーダンス制御信号の第1ないし第3ビット
つまりSCH0〜SCH2に従って形成され、その第4
ビットつまりZCH3は、原インピーダンス制御信号の
第3ビットつまりSCH2の反転信号とされる。
【0043】これらのことから、入出力バッファIOB
1のハイレベル出力側回路を構成する出力MOSFET
NH0〜NH4が選択的にオン状態とされることで出力
MOSFETNHPのゲート幅に追加されるゲート幅
は、図4の右端に示されるように、原インピーダンス制
御信号の第4ビットつまりSCH3がロウレベルとされ
るときには、原インピーダンス制御信号SCH0〜SC
H3の10進論理値0ないし7に対応して順次0ないし
7Wgとされる。
【0044】また、原インピーダンス制御信号SCH3
がハイレベルとされかつインピーダンス微調整信号ZH
がロウレベルとされるときは、原インピーダンス制御信
号SCH0〜SCH3の10進論理値8ないし15に対
応して2倍のステップで、それぞれ8Wg,10Wg,
12Wg,14Wg,16Wg,18Wg,20Wgな
らびに22Wgとされ、原インピーダンス制御信号SC
H3及びインピーダンス微調整信号ZHがともにハイレ
ベルとされるときには、原インピーダンス制御信号SC
H0〜SCH3の10進論理値8ないし15に対応して
2倍のステップで、それぞれ9Wg,11Wg,13W
g,15Wg,17Wg,19Wg,21Wgならびに
23Wgとされる。
【0045】周知のように、並列結合された出力MOS
FETNH0〜NH4の総インピーダンスつまりオン抵
抗Zsは、その総ゲート幅Wsに対して、 Zs=K/Ws なる反比例関係にある。したがって、出力MOSFET
NH及びNHPを含む出力バッファOBのハイレベル出
力側回路の出力インピーダンスは、図6に実線で示され
るように、原インピーダンス制御信号の論理値が0ない
し8の間は、点線で示される従来つまり図8の場合と同
じ形態で推移するが、論理値が9を超えるとその変化の
ステップが2倍となり、その傾きが急になって上記論理
値が0ないし8の間の傾斜に近づく。また、インピーダ
ンス微調整信号ZHがハイレベルとされる場合の出力イ
ンピーダンスは、原インピーダンス制御信号の論理値が
8を超えるとその変化ステップが2倍となり、インピー
ダンス微調整信号ZHがロウレベルとされる場合に比較
してやや全体的に低くなる。
【0046】同様に、入出力バッファIOB1のロウレ
ベル出力側回路を構成する出力MOSFETNL0〜N
L4のゲートには、制御信号切り換え回路ZCSWから
対応するインピーダンス制御信号ZCL0〜ZCL4が
供給され、出力MOSFETNLPのゲートは、電源電
圧VCCに結合される。また、出力MOSFETNLの
ゲートは、インバータV7の出力端子に結合され、この
インバータV7の入力端子は、ナンドゲートNA2の出
力端子に結合される。ナンドゲートNA2の一方の入力
端子には、出力制御信号DOCが供給され、その他方の
入力端子には、出力データDO1のインバータV5によ
る反転信号が供給される。
【0047】これにより、出力MOSFETNL0〜N
L4は、対応するインピーダンス制御信号ZCL0〜Z
CL4のハイレベルを受けてそれぞれ選択的にオン状態
となり、出力MOSFETNLPは、定常的にオン状態
とされる。また、出力MOSFETNLは、出力制御信
号DOCがハイレベルとされかつ対応する出力データD
O1が論理“0”つまりロウレベルとされるとき選択的
にオン状態となり、データ入出力端子IO1における出
力信号を所定のロウレベルとする。
【0048】この実施例において、入出力バッファIO
B1のロウレベル出力側回路を構成する出力MOSFE
TNL0,NL1,NL2,NL3ならびにNL4は、
所定の基本ゲート幅Wg’に対して2の0乗(×1)倍
つまりWg’,2の1乗(×2)倍つまり2Wg’,2
の2乗(×4)倍つまり4Wg’,2の3乗(×8)倍
つまり8Wg’ならびに2の4乗(×16)倍つまり1
6Wg’なるゲート幅を持つべく設計される。また、出
力MOSFETNLPは、インピーダンス制御信号ZC
L0〜ZCL4が全ビットロウレベルとされ、出力MO
SFETNL0〜NL4がすべてオフ状態とされる場合
の出力インピーダンスを設定すべく所定のゲート幅とさ
れ、出力MOSFETNLは、ロウレベル出力側回路の
出力インピーダンス特性に所望の傾斜を与えるべく所定
のゲート幅とされる。
【0049】一方、インピーダンス制御信号ZCL0〜
ZCL4は、図5で示したように、原インピーダンス制
御信号の第4ビットつまりSCL3がロウレベルとされ
るとき、その第1ないし第3ビットつまりZCL0〜Z
CL2が、原インピーダンス制御信号の第1ないし第3
ビットつまりSCL0〜SCL2に従って形成され、そ
の第4及び第5ビットつまりZCL3及びZCL5は、
ともにロウレベルに固定される。また、原インピーダン
ス制御信号SCL3がハイレベルとされるときには、そ
の第1ビットつまりZCL0が、インピーダンス微調整
信号ZLに従って形成され、その第2,第3ならびに第
5ビットつまりZCL1,ZCL2ならびにZCL4
が、原インピーダンス制御信号の第1ないし第3ビット
つまりSCL0〜SCL2に従って形成され、その第4
ビットつまりZCL3は、原インピーダンス制御信号の
第3ビットつまりSCL2の反転信号とされる。
【0050】これらのことから、入出力バッファIOB
1のロウレベル出力側回路を構成する出力MOSFET
NL0〜NL4が選択的にオン状態とされることで出力
MOSFETNLPのゲート幅に追加されるゲート幅
は、図5の右端に示されるように、原インピーダンス制
御信号の第4ビットつまりSCL3がロウレベルとされ
るときには、原インピーダンス制御信号SCL0〜SC
L3の10進論理値0ないし7に対応して順次0ないし
7Wg’とされる。
【0051】また、原インピーダンス制御信号SCL3
がハイレベルとされかつインピーダンス微調整信号ZL
がロウレベルとされるときは、原インピーダンス制御信
号SCL0〜SCL3の10進論理値8ないし15に対
応して2倍のステップで、それぞれ8Wg’,10W
g’,12Wg’,14Wg’,16Wg’,18W
g’,20Wg’ならびに22Wg’とされ、原インピ
ーダンス制御信号SCL3及びインピーダンス微調整信
号ZLがともにハイレベルとされるときには、原インピ
ーダンス制御信号SCL0〜SCL3の10進論理値8
ないし15に対応して2倍のステップで、9Wg’,1
1Wg’,13Wg’,15Wg’,17Wg’,19
Wg’,21Wg’ならびに23Wg’とされる。
【0052】したがって、入出力バッファIOB1のハ
イレベル出力側回路のインピーダンス微調整信号ZLが
ロウレベルとされる場合の出力インピーダンスは、図7
に実線で示されるように、原インピーダンス制御信号の
論理値が0ないし8の間は、点線で示される図8示した
回路の場合と同じ形態で推移するが、論理値が9を超え
るとその変化のステップが2倍となり、その傾きは上記
論理値が0ないし8の間の傾斜に近づく。また、インピ
ーダンス微調整信号ZLがハイレベルLとされる場合の
出力インピーダンスは、原インピーダンス制御信号の論
理値が8を超えた時点でその変化ステップが2倍とな
り、インピーダンス微調整信号ZLがロウレベルとされ
る場合に比較してやや全体的に低くなる。
【0053】以上のように、この実施例の出力回路で
は、インピーダンス制御回路ZCTLから出力されるm
つまり4ビットの原インピーダンス制御信号SCH0〜
SCH3ならびにSCL0〜SCL3と、インピーダン
ス微調整信号ZH及びZLとをもとに、m+1ビットつ
まり5ビットのインピーダンス制御信号ZCH0〜ZC
H4ならびにZCL0〜ZCL4が生成されるととも
に、インピーダンス制御信号ZCH0〜ZCH4ならび
にZCL0〜ZCL4の組み合わせが、入出力バッファ
IOB1〜IOBnを構成するハイレベル出力側回路及
びロウレベル出力側回路の原インピーダンス制御信号S
CH0〜SCH3ならびにSCL0〜SCL3の論理値
が8又は9を超える領域での出力インピーダンス特性
が、図8の回路に比較して2倍のステップとなるべく設
定される。
【0054】これにより、図8に示した出力回路では、
原インピーダンス制御信号SCH0〜SCH3ならびに
SCL0〜SCL3の論理値が比較的大きな領域での傾
斜が急速に小さくなっていた出力回路の出力インピーダ
ンス特性は、該領域でもその傾斜が大きくなって平均化
され、滑らかなものとなる。この結果、相応して出力イ
ンピーダンス特性の全体的な傾斜をなだらかにすること
ができ、これによってASIC等に搭載される出力回路
のインピーダンス制御回路ZCTLの構成を複雑化する
ことなく、インピーダンス制御回路ZCTLの分解能を
高め、そのインピーダンス設定精度を高めることができ
るものである。
【0055】なお、出力回路の出力インピーダンス特性
は、前述のように、インピーダンス微調整信号ZH又は
ZLがロウレベル又はハイレベルとされることで全体的
に少し上昇し、又は低下する。したがって、これらのイ
ンピーダンス微調整信号ZH又はZLを外部から意図的
にロウレベル又はハイレベルに設定することで、出力回
路の出力インピーダンス特性の微調整を実現することが
できる。
【0056】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)ASIC等に搭載されインピーダンス自動設定機
能を有する出力回路に、mビットの原インピーダンス制
御信号を生成するインピーダンス制御回路と、原インピ
ーダンス制御信号の第mビットが論理“0”とされると
き、その第1ないし第m−1ビットを各出力バッファに
対するインピーダンス制御信号の第1〜第m−1ビット
として伝達し、インピーダンス制御信号の第m及び第m
+1ビットを論理“0”に固定するとともに、原インピ
ーダンス制御信号の第mビットが論理“1”とされると
きには、その第1ないし第m−2ビットをインピーダン
ス制御信号の第2ないし第m−1ビットとして伝達し、
その第m−1ビットの反転及び非反転信号をインピーダ
ンス制御信号の第mビット及び第m+1としてそれぞれ
伝達する制御信号切り換え回路を設けることで、mビッ
トの原インピーダンス制御信号をもとに、実質m+1ビ
ットのインピーダンス制御信号を生成し、出力バッファ
に供給することができるという効果が得られる。
【0057】(2)上記(1)項により、出力回路のイ
ンピーダンス制御回路の構成を複雑化させることなく、
出力バッファに供給されるインピーダンス制御信号の実
質的なビット数を増やすことができるという効果が得ら
れる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、原インピーダ
ンス制御信号の論理値が大きな領域での出力インピーダ
ンスの変化を大きくして、出力回路の出力インピーダン
ス特性の傾きを平均化することができるという効果が得
られる。
【0058】(4)上記(1)項ないし(3)項におい
て、原インピーダンス制御信号の第mビットが論理
“1”とされるときのインピーダンス制御信号の第1ビ
ットを、インピーダンス微調整信号に従って選択的にロ
ウレベル又はハイレベルとすることで、原インピーダン
ス制御信号の論理値が大きな領域での出力回路の出力イ
ンピーダンス特性を全体的に少し高く又は低くして、出
力回路の出力インピーダンス特性を微調整することがで
きるという効果が得られる。
【0059】(5)上記(1)項ないし(4)項によ
り、ASIC等の低コスト化を阻害することなく、出力
回路のインピーダンス制御回路の分解能を高め、そのイ
ンピーダンス設定精度を高めることができるという効果
が得られる。
【0060】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、インピーダンス制御信号ZCH0〜
ZCH4ならびにZCL0〜ZCL4の信号配線のレイ
アウト所要面積が問題となる場合、制御信号切り換え回
路ZCSWを入出力バッファIOBH及びIOBLなら
びにIOB1〜IOBnあるいはその所定数個に対応し
て設け、4ビットの原インピーダンス制御信号SCH0
〜SCH3ならびにSCL0〜SCL3をそのまま各入
出力バッファに供給するようにしてもよい。また、イン
ピーダンス制御回路ZCTLによるインピーダンス制御
信号の生成方法は、この実施例による制約を受けない
し、インピーダンス微調整信号ZH及びZLは、ASI
Cの内部でハイレベル又はロウレベルに固定してもよ
い。入出力バッファIOB1〜IOBnは、入力バッフ
ァ及び出力バッファとして専用化してもよいし、出力回
路のブロック構成や電源電圧VCC及び出力電源電圧V
TTの極性及び絶対値等は、種々の実施形態をとりう
る。
【0061】図2において、制御信号切り換え回路ZC
SWの具体的構成は、その論理条件が変わらない限りに
おいて種々の実施形態をとりうるし、原インピーダンス
制御信号SCH0〜SCH3ならびにSCL0〜SCL
3,インピーダンス微調整信号ZH及びZL,インピー
ダンス制御信号ZCH0〜ZCH4ならびにZCL0〜
ZCL4のビット数及び有効レベル等も任意に設定でき
る。
【0062】図3において、出力バッファOBに設けら
れる出力MOSFETNH0〜NH4ならびにNL0〜
NL4の数は、任意に設定できるし、各出力MOSFE
Tのゲート幅についても同様である。また、出力MOS
FETNH及びNLは、例えば所定の時間差をもって時
系列的にオン状態とされる複数の出力MOSFETに置
き換えることができる。さらに、入出力バッファIOB
1〜IOBnの具体的構成及びMOSFETの導電型な
らびに出力制御信号DOC及び出力データIO1〜IO
nの有効レベル等は、任意に設定可能である。
【0063】図4及び図5において、原インピーダンス
制御信号SCH0〜SCH3ならびにSCL0〜SCL
3とインピーダンス制御信号ZCH0〜ZCH4ならび
にZCL0〜ZCL4の組み合わせは、この実施例によ
る制約を受けない。図6及び図7において、例示される
出力インピーダンスの具体値及びその具体的傾斜等はほ
んの一例であり、本発明の主旨に何ら影響を与えない。
【0064】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるAS
ICに搭載される出力回路に適用した場合について説明
したが、それに限定されるものではなく、例えば、出力
回路として単体で形成されるものや、同様な出力回路を
含む各種の論理集積回路装置にも適用できる。この発明
は、少なくとも出力インピーダンスの自動設定機能を有
する出力回路ならびにこのような出力回路を含む装置又
はシステムに広く適用できる。
【0065】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ASIC等に搭載されイン
ピーダンス自動設定機能を有する出力回路に、mビット
の原インピーダンス制御信号を生成するインピーダンス
制御回路と、原インピーダンス制御信号の第mビットが
論理“0”とされるとき、その第1ないし第m−1ビッ
トを各出力バッファに対するインピーダンス制御信号の
第1〜第m−1ビットとして伝達し、インピーダンス制
御信号の第m及び第m+1ビットを論理“0”に固定す
るとともに、原インピーダンス制御信号の第mビットが
論理“1”とされるときには、その第1ないし第m−2
ビットをインピーダンス制御信号の第2ないし第m−1
ビットとして伝達し、その第m−1ビットの反転及び非
反転信号をインピーダンス制御信号の第mビット及び第
m+1としてそれぞれ伝達する制御信号切り換え回路を
設けることで、mビットの原インピーダンス制御信号を
もとに、実質m+1ビットのインピーダンス制御信号を
生成し、出力バッファに供給できる。
【0066】これにより、インピーダンス制御回路の構
成を複雑化させることなく、インピーダンス制御信号の
実質的なビット数を増やすことができるとともに、原イ
ンピーダンス制御信号の論理値が大きな領域での出力イ
ンピーダンスの変化を大きくして、出力回路の出力イン
ピーダンス特性の傾きを平均化できる。
【0067】原インピーダンス制御信号の第mビットが
論理“1”とされるときのインピーダンス制御信号の第
1ビットを、インピーダンス微調整信号に従って選択的
にロウレベル又はハイレベルとすることで、原インピー
ダンス制御信号の論理値が大きな領域での出力回路の出
力インピーダンス特性を全体的に少し高く又は低くし
て、出力インピーダンス特性を微調整することができ
る。
【0068】以上のことから、出力回路を搭載するAS
IC等の低コスト化を阻害することなく、出力回路のイ
ンピーダンス制御回路の分解能を高め、そのインピーダ
ンス設定精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された出力回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1の出力回路に含まれる制御信号切り換え回
路の一実施例を示す回路図である。
【図3】図1の出力回路に含まれる入出力バッファIO
B1の一実施例を示す回路図である。
【図4】図1の出力回路のハイレベル出力側回路の一実
施例を示す真理値図である。
【図5】図1の出力回路のロウレベル出力側回路の一実
施例を示す真理値図である。
【図6】図1の出力回路のハイレベル出力側回路の一実
施例を示すインピーダンス特性図である。
【図7】図1の出力回路のロウレベル出力側回路の一実
施例を示すインピーダンス特性図である。
【図8】この発明に先立って検討された出力回路の一例
を示す回路図である。
【符号の説明】
ZCTL……インピーダンス制御回路、ZCSW……制
御信号切り換え回路、IOBH,IOBL……インピー
ダンス調整用入出力バッファ、IOB1〜IOBn,I
OB……データ入出力バッファ、IOH,IOL……イ
ンピーダンス調整用入出力端子、IO1〜IOn……デ
ータ入出力端子、Zo……抵抗(特性インピーダン
ス)、LINE……伝送線、CR……内部制御信号、Z
H,ZL……インピーダンス微調整信号、SCH0〜S
CH3,SCL0〜SCL3……原インピーダンス制御
信号、ZCH0〜ZCH4,ZCL0〜ZCL4……イ
ンピーダンス制御信号、DOC……出力制御信号、DO
H,DOL……インピーダンス調整用出力データ、DI
H,DIL……インピーダンス調整用入力データ、DO
1〜DOn……出力データ、DI1〜DIn……入力デ
ータ。OB……出力バッファ、IB……入力バッファ。
GH01〜GH42,GL01〜GL42……トランス
ファゲート、V1〜V7……インバータ、NH,NH
P,NH0〜NH4,NL,NLP,NL0〜NL4…
…NチャンネルMOSFET、NA1〜NA2……ナン
ド(NAND)ゲート、VCC……電源電圧、VTT…
…出力電源電圧、VSS……接地電位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 浩功 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5J056 AA04 AA40 BB60 DD13 DD28 EE11 FF07 FF10 KK03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列形態に設けられ、対応するインピー
    ダンス制御信号の有効レベルを受けてそれぞれ選択的に
    オン状態とされるm+1個の第1の出力MOSFETを
    含む出力バッファと、 mビットの原インピーダンス制御信号を、対応する出力
    用外部端子に結合される伝送線の特性インピーダンスに
    対応する組み合わせで選択的に有効レベルとするインピ
    ーダンス制御回路と、 上記mビットの原インピーダンス制御信号をもとに、m
    +1ビットの上記インピーダンス制御信号を生成する制
    御信号切り換え回路とを含んでなることを特徴とする出
    力回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記制御信号切り換え回路は、 上記原インピーダンス制御信号の第mビットが論理
    “0”とされるとき、その第1ないし第m−1ビットを
    上記インピーダンス制御信号の第1〜第m−1ビットと
    して伝達し、上記インピーダンス制御信号の第m及び第
    m+1ビットを論理“0”に固定するものであり、 上記原インピーダンス制御信号の第mビットが論理
    “1”とされるときには、その第1ないし第m−2ビッ
    トを上記インピーダンス制御信号の第2ないし第m−1
    ビットとして伝達し、その第m−1ビットの反転及び非
    反転信号を上記インピーダンス制御信号の第mビット及
    び第m+1としてそれぞれ伝達するものであることを特
    徴とする出力回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記原インピーダンス制御信号の第mビットが論理
    “1”とされるとき、上記インピーダンス制御信号の第
    1ビットは、インピーダンス微調整信号に従って選択的
    に論理“0”又は“1”とされるものであることを特徴
    とする出力回路。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て、 上記m+1個の第1の出力MOSFETは、ハイレベル
    出力及びロウレベル出力に対応してそれぞれ設けられる
    ものであって、 上記出力バッファは、 該2組の第1の出力MOSFETのそれぞれに並列形態
    に設けられ、定常的にオン状態とされる第2の出力MO
    SFETと、 該2組の第1の出力MOSFETのそれぞれに直列形態
    に設けられ対応する出力データの論理値に応じて選択的
    にオン状態とされる第3の出力MOSFETとを含むも
    のであることを特徴とする出力回路。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3又は請求
    項4において、 上記出力回路は、複数の上記出力バッファを含むもので
    あって、 上記制御信号切り換え回路は、該複数の出力バッファに
    共通に設けられるものであることを特徴とする出力回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項1,請求項2,請求項3,請求項
    4又は請求項5において、 上記出力回路は、ASICに搭載されるものであって、 上記制御信号切り換え回路は、上記原インピーダンス制
    御信号の論理値が比較的大きな領域における上記出力バ
    ッファの出力インピーダンスの変化を拡大するためのも
    のであることを特徴とする出力回路。
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