JP2011039100A - 光定着用トナー、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】結着樹脂と、着色剤と、下記一般式(1)及び(2)で表される化合物のうち少なくとも1つの赤外線吸収剤と、帯電制御剤としてのメラミン−ホルムアルデヒド縮合物と、を含む光定着用トナー。
【選択図】なし
Description
詳細には、特許文献1には、赤外線吸収剤の分散性を高めて定着性を向上させるために、あらかじめ結着樹脂及び/またはワックスを含む成分に対し溶解性の赤外線吸収剤を20〜80質量%の範囲の濃度となるように含有させたマスターバッチを作製する工程を含む光定着用カラートナーの製造方法が開示されている。
特許文献2には、赤外線吸収剤としてアミニウム塩系化合物とジイモニウム塩系化合物とを共に含有し、その混合比を特定の範囲とすることで、互いの赤外線吸収能の利点を活かす光定着用カラートナーが開示されている。
特許文献3には、アミニウム塩系化合物と正極性帯電制御剤との物理的接触を回避する方法として、2相分離したバインダ樹脂の一方にアミニウム塩系化合物を含有させ、他方に正極性帯電制御剤を含有させる方法が開示され、またアミニウム塩系化合物と正極性帯電制御剤とが相互反応しないように、共通の陰イオンを使用する方法が開示されている。
結着樹脂と、
着色剤と、
下記一般式(1)で表される化合物及び下記一般式(2)で表される化合物のうち少なくとも1つの赤外線吸収剤と、
帯電制御剤としてのメラミン−ホルムアルデヒド縮合物と、
を含むトナー粒子を有する光定着用トナーである。
請求項1に記載の光定着用トナーを含有する静電荷像現像剤である。
記録媒体表面のトナー像に光を照射して定着する光定着手段を備えた画像形成装置に対して脱着され、請求項2に記載の静電荷像現像剤を収納する現像剤カートリッジである。
請求項1に記載の光定着用トナーを用いて、トナー像を記録媒体に形成するトナー像形成手段と、
前記トナー像に光を照射して前記記録媒体に定着させる光定着手段と、
を有する画像形成装置である。
請求項1に記載の光定着用トナーを用いて、トナー像を記録媒体に形成するトナー像形成工程と、
前記トナー像に光を照射して前記記録媒体に定着させる光定着工程と、
を有する画像形成方法である。
請求項2に係る発明によれば、帯電制御剤としてメラミン−ホルムアルデヒド縮合物を含有しない場合に比べて、トナー画像を有する記録媒体の折り曲げに対して画像の剥離が抑えられる。
請求項3に係る発明によれば、帯電制御剤としてメラミン−ホルムアルデヒド縮合物を含有しない光定着用トナーを用いた場合に比べて、トナー画像を有する記録媒体の折り曲げに対して画像の剥離が抑えられる。
請求項4に係る発明によれば、帯電制御剤としてメラミン−ホルムアルデヒド縮合物を含有しない光定着用トナーを用いた場合に比べて、トナー画像を有する記録媒体の折り曲げに対して画像の剥離が抑えられる。
請求項5に係る発明によれば、帯電制御剤としてメラミン−ホルムアルデヒド縮合物を含有しない光定着用トナーを用いた場合に比べて、トナー画像を有する記録媒体の折り曲げに対して画像の剥離が抑えられる。
本実施形態の光定着用トナー(以下、単に「トナー」という場合がある)は、トナー粒子を含んで構成され、このトナー粒子は、少なくとも、結着樹脂と、着色剤と、下記一般式(1)で表される化合物及び下記一般式(2)で表される化合物のうちの少なくとも1つの赤外線吸収剤と、帯電制御剤としてのメラミン−ホルムアルデヒド縮合物と、を含む。
本発明者らの検討によると、前記一般式(1)で表される化合物及び前記一般式(2)で表される化合物は、波長800nm以上2000nm以下の幅広い周波数範囲に対して光吸収特性を示し、良好な光吸収能力を有する。化合物自体の色調は淡緑色から黒色のものが多く、多量の添加によってはトナー画像の色調に変化を与える。帯電特性に関し、化合物自体は正帯電性を示すため、帯電制御剤により帯電特性を調節する必要がある。
以下、本実施形態の光定着用トナーの詳細について説明する。
結着樹脂の種類は特に限定されるものではないが、好適には天然又は合成の高分子物質などの熱可塑性樹脂である。
x及びyは、それぞれ、1以上の整数である。
例えば、結着樹脂の分子量(重量平均分子量)は、通常、1,000以上100,000以下の範囲であり、好適には5,000以上50,000以下の範囲である。
また、結着樹脂の融点は通常90℃以上140℃以下であり、ガラス転移温度は55℃以上70℃以下である。
着色剤としては、公知の染料及び顔料が適用される。好適な着色剤としては、以下に列挙するものに限定されないが、例えば、カーボンブラック、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染料、フェライト、マグネタイトなど(黒色トナー用)、あるいはアニリンブルー、カルコオイルブルー、ウルトラマリーンブルー、デュポンオイルレッド、アントラキノン、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ハロゲン化フタロシアニン、アニライド系化合物、ベンズイミダゾロン、ハンザイエロー、ローダミン6Cレーキ、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、マラカイトグリーン、マラカイトグリーンヘキサレート、マラカイトグリーンオクサレート、オイルブラック、アゾオイルブラック、ローズベンガル、モノアゾ系染顔料、ジスアゾ系染顔料、トリスアゾ系染顔料など(カラートナー用)が挙げられる。
これらの着色剤は、単独で使用しても、混合して使用してもよい。
赤外線吸収剤としては、下記一般式(1)で表される化合物、及び一般式(2)で表される化合物のうち少なくとも1つを含有する。
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8で表されるアルキル基は、未置換アルキル基であることが望ましく、また、直鎖又は分岐のアルキル基であることが望ましい。
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8で表されるアルケニル基は、未置換アルケニル基であることが望ましく、また、直鎖又は分岐のアルケニル基であることが望ましい。
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8で表されるアラルキル基は、未置換アラルキル基であることが望ましい。
これらのなかでも、後述のメラミン−ホルムアルデヒド縮合物に対する安定性の観点から、過塩素酸イオン(ClO4 −)、ヘキサフルオロアンチモン酸(SbF6 −)、ベンゼンスルホン酸(C6H5SO3 −)、エタンスルホン酸(C2H5SO3 −)、トルエンスルホン酸が好適であり、過塩素酸イオン(ClO4 −)がより好適である。
メラミン−ホルムアルデヒド縮合物は、メラミンとホルムアルデヒドをアルカリ条件下で縮合させたメチロールメラミンを加工品原料とし、これを加熱して重縮合させて得る。得られるメラミン−ホルムアルデヒド縮合物は、網目状に架橋したものである。そのためメラミン−ホルムアルデヒド縮合物は、粒子形状で入手される。
また、カラートナーにおいてはトナーの色相に与える影響を考慮して、その他の帯電制御剤を適用する。例えば、正極性帯電制御剤として用いられるニグロシン染料は黒色、トリフェニルメタン誘導体は青色を呈する。負極性帯電制御剤として用いられるナフトール酸亜鉛錯体は無色、サリチル酸亜鉛錯体は無色である。なお、4級アンモニウム塩は淡色である。更に、ホウ素化合物などが負極性帯電制御剤として用いられる。トナーの色相に影響を与えないよう、その他の帯電制御剤の添加量を調整する。
トナーの定着性をより高める目的で、ワックス類を含有してもよい。
好適なワックス類として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン類、脂肪酸エステル類、パラフィンワックス、カルナバワックス、アミド系ワックス、酸変成ポリエチレンなどが挙げられる。
ワックス類としては、軟化温度が150℃以下のものが好適であり、特に結着樹脂の溶融軟化温度より低い軟化温度を示すものが好ましい。
例えば、流動性の向上などを目的として、白色の無機粒子を外添剤として含有してもよい。好適な無機粒子としては、例えば、シリカ粒子、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化硅素、窒化硅素などが挙げられ、シリカ粒子が好適であり、疎水化したシリカ粒子がより好適である。
クリーニング活剤として、ステアリン酸亜鉛に代表される高級脂肪酸の金属塩、フッ素系高分子量体の粒子を添加してもよい。
光定着用トナーは、上記トナー成分を原料として使用して調製される。例えば、上記各原料を分散させた樹脂塊を粉砕、分級して作製する機械的粉砕法、原料を取り込みながらモノマーを重合させ、粒子を作製する重合法などの公知の手法を使用して調製される。
帯電制御剤としてメラミン−ホルムアルデヒド縮合物粒子を用いる本実施形態の光定着用トナーは、一般式(1)及び(2)で表される赤外線吸収剤の赤外線吸収能の低下が抑えられるため、赤外線吸収剤の添加量を低減して使用してもよい。一般式(1)で表される赤外線吸収剤は濃紺色に着色しているため、赤外線吸収剤の添加量の低減によってトナー粒子の不要な着色や色濁りが抑えられる。よって、赤外線吸収剤の添加量を低減した本実施形態の光定着性トナーにおいては、黒以外のカラートナーについて色再現性に優れるという利点も有する。
本実施形態の光定着用トナーを含む静電荷像現像剤(以下、「現像剤」と称する場合がある)は、前記トナー粒子で構成される一成分現像剤、或いはキャリアと前記トナーとを含む二成分現像剤のいずれであってもよい。
前記二成分現像剤におけるトナーと上記キャリアとの混合比(質量比)としては、トナー:キャリア=0.5:100以上30:100以下程度の範囲であり、1:100以上30:100以下程度の範囲がより望ましく、3:100以上20:100以下程度の範囲が更により望ましい。
現像ローラ上のトナー粒子への電荷の付与は、摩擦帯電あるいは静電誘導によって行われる。例えば、摩擦帯電に基づく一成分現像方式の場合、接触を伴うBMT方式やFEED方式では磁性トナーを使用し、接触を伴うがタッチダウン方式の場合には非磁性トナーを使用する。
本実施形態の画像形成装置は、少なくとも、前記光定着用トナーを用いてトナー像を記録媒体に形成するトナー像形成手段と、前記トナー像に光を照射して前記記録媒体に定着させる光定着手段と、を有する。
まず、電子写真感光体の表面を、コロトロン帯電器、接触帯電器等により帯電した後、露光し、静電荷像を形成する。次いで、表面に現像剤層を形成させた現像ロールと接触若しくは近接させて、静電潜像にトナーを付着させ、電子写真感光体上にトナー像を形成する。形成されたトナー像は、コロトロン帯電器等を利用して紙等の記録媒体表面に転写される。さらに、記録媒体表面に転写されたトナー像は、定着器により定着され、記録媒体に画像が形成される。
フラッシュランプの発光エネルギーは、1.0J/cm2以上7.0J/cm2以下の範囲であることが望ましく、2J/cm2以上5J/cm2以下の範囲であることがより望ましい。
S=((1/2)×C×V2)/(u×L)×(n×f) ・・・ 式(1)
ここで、複数回トナーに対しフラッシュ発光を行う場合、前記フラッシュランプの発光エネルギーは、発光1回ごとの前記単位面積に与える発光エネルギーの総和量を指すこととする。
さらに、フラッシュランプ1本の1回の発光による発光エネルギーは、0.1J/cm2以上1J/cm2以下の範囲であることが望ましく、0.4J/cm2以上0.8J/cm2以下の範囲であることより望ましい。
図1は、本実施形態の画像形成装置の一例を示す概略模式図である。図1は、シアン、マゼンタ、イエローの3色にブラックを加えたトナーによりトナー像形成を行うものを示す。
トナー像の形成に、静電潜像保持体としての電子写真感光体を利用した場合、潜像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記潜像保持体表面に形成された静電潜像を本実施形態の光定着用トナーにより現像してトナー像を形成する現像工程と、前記トナー像を記録媒体表面に光定着する定着工程と、を有する。
まず、ブラック現像ユニット50において、感光体3dを時計回り方向に回転させつつ、帯電手段1dにより感光体3dの表面を帯電する。次に帯電された感光体3dの表面を露光手段2dにより露光することにより、複写しようとする元の画像の黒色成分の画像に対応した潜像が感光体3d表面に形成される。さらに、この潜像上に現像手段4d内に収納されたブラックトナーを付与することによりこれを現像してブラックトナー像を形成する。イエロー現像ユニット40、マゼンタ現像ユニット30、シアン現像ユニット20においてもこれに準じたプロセスが行なわれ、それぞれ現像ユニットの感光体表面にそれぞれの色のトナー像が形成される。
本実施形態の現像剤カートリッジは、記録媒体表面のトナー像に光を照射して定着する光定着手段を備えた画像形成装置本体に対して脱着され、上記静電荷像現像剤を収納する。
現像剤カートリッジは、上記カラー画像形成装置における現像手段4a、4b、4c及び4dのいずれかを少なくとも含んで構成されていればよく、現像ユニット20、30、40及び50もそれぞれ現像剤カートリッジとなり得る。
なお、実施例、比較例に用いた測定、評価方法は以下の通りである。
評価は、1インチ四方(2.54cm×2.54cm)のベタ画像部分を内側に印字面が重なるように曲げ、その上から円柱ブロックを円周方向に転がすことにより、250g/cmの線圧にて荷重を掛けて折り曲げた後に、重ね折りした印字面を開き、折り曲げ部分をレーヨンウールに荷重120g/cm2を掛けて往復させて、はがれた画像部の拭き取りを行い、像破損部分を目視にて評価した。判定×については、印字不良と判断した。
○:良好(破損が点在する状態)
△:普通(破損が部分的に繋がっている点線状態)
×:悪い(破損部分が繋がった線状態)
印字画像に白紙を重ね、50g/cm2の加重を掛け5往復させ、紙に付着した汚れ部分の、画像印字色差(ΔE)について分光光度計を用いて計測した。分光色度計としてはX-rire938(X-rite製)を用い、光源D50、2°視野の条件下で測定し評価した。判定×については、印字不良と判断した。
○:良好 (1以上3未満)
△:普通 (3以上5未満)
×:悪い (5以上)
前記各トナーを用いて、トナーの付着量を0.48mg/cm2以上0.52mg/cm2以下の範囲とし、Cin100%サンプルを形成し色再現性測定値(L*、a*、b*)をそれぞれ評価した。なお、画像は定着後1分経過後のものを用い、上記L*、a*、b*の各数値は、分光計(938 Spectrodentitometer、X-Rite社)で測定した。これらの測定値とジャパンカラーの色再現性目標値との差異を色差ΔEにより評価した。
ここで該ΔE(色差)は、{(L0 *−L1 *)2+(a0 *−a1 *)2+(b0 *−b1 *)2}1/2を意味する。また、L0 *、a0 *、b0 *はジャパンカラーの色再現性目標値、L1 *、a1 *、b1 *はトナー画像の測定値を示す。
また、前記測定方法は、「Graphic Tecnology (印刷技術)における標準化、(社)日本印刷産業機械工業会、ISO/TC130国内委員会、(社)日本印刷学会、2003年8月改定」を参考にし、前記各数値は当該文献7頁、表4中の上質紙のL*、a*、b*値である。
◎:ΔE≦3
○:3<ΔE≦5
△:5<ΔE≦15
×:15<ΔE
[実施例1]
結着樹脂として、テレフタル酸、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビス(4ヒドロキシフェニル)スルフォン酸を必須構成モノマーとする酸価30mg/KOH、軟化温度104℃のスルフォン酸変成ポリエステル樹脂を86.8質量部用い、これに対してC.Iピグメントイエロー180顔料Novoperm P-HG(クラリアント・ジャパン製)を5質量部添加し、ワックスとしてPE1101(クラリアント・ジャパン製)を3質量部、定着助剤としてWEP-5F(日本油脂)を1質量部添加した。
・スルフォン酸変成ポリエステル樹脂<結着樹脂> 86.8質量部
・Novoperm P-HG(C.Iピグメントイエロー180)<顔料> 5質量部
・PE1101<ワックス> 3質量部
・WEP-5F<定着助剤> 1質量部
・NIR-AM1(過塩素酸アミニウム塩化合物)<赤外線吸収剤> 0.7質量部
・エポスターS(メラミン−ホルムアルデヒド縮合物)<帯電制御剤> 3質量部
・H2000/4(疎水シリカ粒子)<外添剤> 0.5質量部
実施例1と同様にして、但し、赤外線吸収剤を、表1に示した組成で過塩素酸ジイモニウム塩化合物(NIR−IM1;長瀬ケムテック社製、一般式(1)中のR1〜R8はC2H5)に代えて、実施例2のイエロートナーを得た。
実施例1と同様にして、但し、メラミン−ホルムアルデヒド縮合物粒子の代わりに、表1に示した組成で、帯電制御剤として四級アンモニア塩系化合物TP−415(保土ヶ谷化学工業製)を添加して、比較例1のイエロートナーを得た。
実施例2と同様にして、但し、メラミン−ホルムアルデヒド縮合物粒子の代わりに、表1に示した組成で、帯電制御剤として四級アンモニア塩系化合物TP−415(保土ヶ谷化学工業製)を添加して、比較例2のイエロートナーを得た。
直径60μmのマグネタイト粒子をキャリア芯材とし、その表面にシリコーン樹脂をコーティングし、シリコーン樹脂によって被覆されたマグネタイトキャリヤを得た。キャリア芯材に対するコーティング量は2質量%であった。
上記現像剤を490/980 Color Continuous Feed Printing Systems(富士ゼロックス製)の改造機に搭載し、700nm以上1000nm以下の波長範囲に発光強度を有するキセノンフラッシュ光を照射して連量55kg普通紙(坪量64g/m2、小林記録紙)及び、連量135kg厚紙(坪量160g/m2、小林記録紙)に定着させ、1インチ四方(2.54cm×2.54cm)のベタ濃度画像を含む印刷画像を得た。
なおフラッシュ照射エネルギーは4.0J/cm2とした。使用したキセノン光源の発光スペクトルは、図2のグラフに示す通り、700nm以上1500nm以下の波長範囲に発光強度を有するものであった。
実施例2と同様にして、但し、赤外線吸収剤として添加した過塩素酸ジイモニウム塩化合物の含有量を表2に示す量に変えて、体積平均粒径が約8.5μmのイエロートナーを得た。
得られたイエロートナーを用いて、実施例2と同様にして評価を行なった。
2a,2b,2c,2d 露光手段
3a,3b,3c,3d 感光体
4a,4b,4c,4d 現像手段
10 記録用紙(記録媒体)
20 シアン現像ユニット
30 マゼンタ現像ユニット
40 イエロー現像ユニット
50 ブラック現像ユニット
70a,70b,70c,70d 転写手段
71,72 ローラ
80 転写電圧供給手段
90 光定着手段(定着手段)
Claims (5)
- 結着樹脂と、
着色剤と、
下記一般式(1)で表される化合物及び下記一般式(2)で表される化合物のうち少なくとも1つの赤外線吸収剤と、
帯電制御剤としてのメラミン−ホルムアルデヒド縮合物と、
を含むトナー粒子を有する光定着用トナー。
〔一般式(1)及び(2)中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、各々独立に、水素原子、未置換若しくは置換の直鎖、分岐若しくは環状アルキル基、未置換若しくは置換の直鎖、分岐若しくは環状アルケニル基、又は未置換若しくは置換のアラルキル基を表し、X−は陰イオンを表す。〕 - 請求項1に記載の光定着用トナーを含有する静電荷像現像剤。
- 記録媒体表面のトナー像に光を照射して定着する光定着手段を備えた画像形成装置に対して脱着され、請求項2に記載の静電荷像現像剤を収納する現像剤カートリッジ。
- 請求項1に記載の光定着用トナーを用いて、トナー像を記録媒体に形成するトナー像形成手段と、
前記トナー像に光を照射して前記記録媒体に定着させる光定着手段と、
を有する画像形成装置。 - 請求項1に記載の光定着用トナーを用いて、トナー像を記録媒体に形成するトナー像形成工程と、
前記トナー像に光を照射して前記記録媒体に定着させる光定着工程と、
を有する画像形成方法。
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