JP5454047B2 - 電子写真用イエロートナー、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
電子写真用イエロートナー、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5454047B2 JP5454047B2 JP2009221018A JP2009221018A JP5454047B2 JP 5454047 B2 JP5454047 B2 JP 5454047B2 JP 2009221018 A JP2009221018 A JP 2009221018A JP 2009221018 A JP2009221018 A JP 2009221018A JP 5454047 B2 JP5454047 B2 JP 5454047B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- image
- wax
- yellow
- electrophotographic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
前記ポリオレフィンワックスとして、ポリプロピレンワックスとポリエチレンワックスとを含み、
前記ポリオレフィンワックスの融解温度が80℃以上160℃以下であり、最も低い融解温度を示すポリオレフィンワックスの融解温度と最も高い融解温度を示すポリオレフィンワックスの融解温度との差が、20℃以上40℃以下であり、
前記ポリオレフィンワックスの合計量と前記エステルワックスの量との比(質量基準)が1:1乃至5:1である電子写真用イエロートナーである。
本実施形態に係る電子写真用イエロートナーは、結着樹脂、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー139、エステルワックス、及び、融解温度の異なる少なくとも2種類のポリオレフィンワックスを含有し、前記ポリオレフィンワックスとして、ポリプロピレンワックスとポリエチレンワックスとを含む電子写真用イエロートナーである。
熱定着の際の加熱により融解したエステルワックスは、紙などの被転写体に浸透しやすい。そのため、被転写体に浸透したエステルワックスにより、トナー画像の定着性が向上するものと推察される。
本実施形態に係る電子写真用イエロートナーにおいて、基材として使用される結着樹脂は、特に限定されるものではないが、望ましくは、天然もしくは合成の高分子物質よりなる熱可塑性樹脂である。
結着樹脂として好適な熱可塑性樹脂は、所望とする効果などに応じていろいろな分子量やその他の特性を有してもよい。例えば、結着樹脂の分子量(重量平均分子量)は、通常、1,000以上100,000以下の範囲であり、望ましくは5,000以上50,000以下の範囲である。また、かかる結着樹脂は、90℃以上140℃以下の溶融温度又は55℃以上70℃以下のガラス転移温度を有していてもよい。
C.I.ピグメントイエロー180とC.I.ピグメントイエロー139との混合比(質量基準)は特に限定されるものではないが、例えばC.I.ピグメントイエロー180:C.I.ピグメントイエロー139として1:1乃至10:1の範囲で使用される。
ポリオレフィンワックスの合計量とエステルワックスの量との比(質量基準)は、1:1乃至5:1であることが望ましい。
ポリプロピレンワックスとポリエチレンワックスとの含有比(質量基準)は、1:1乃至4:1であることが望ましく、1.1:1乃至2:1であることがさらに望ましい。
ポリオレフィンワックスの融解温度は90℃以上158℃以下がさらに望ましく、100℃以上155℃以下が特に望ましい。また、最も低い融解温度を示すポリオレフィンワックスの融解温度と最も高い融解温度を示すポリオレフィンワックスの融解温度との差は、15℃以上45℃以下がさらに望ましく、20℃以上40℃以下が特に望ましい。
これらの赤外線吸収剤の好適な使用量はトナー100質量部に対し、0.1質量部以上10質量部以下である。より望ましくは0.5質量部以上5質量部以下である。添加量が0.1質量部より少ないと、トナーの近赤外領域の光エネルギー吸収性能が低下し、定着不良を招くことがある。一方、添加量が10質量部を超えると定着性能は良好であるものの、帯電不良や色相変化などの不具合を招くことがある。
本実施形態に係る電子写真用イエロートナーに赤外線吸収剤を添加することで、画像定着装置として、少なくとも750nm以上1200nm以下の波長領域に赤外領域の発光ピークを有するハロゲン露光装置、フラッシュ露光装置等が有利に使用される。
本実施形態に係る電子写真用現像剤は、本実施形態に係る電子写真用イエロートナーを少なくとも含むものである。
本実施形態に係る電子写真用イエロートナーは、そのまま一成分現像剤として、あるいは二成分現像剤として用いられる。二成分現像剤として用いる場合にはキャリアと混合して使用される。
使用するのに望ましいキャリアは、例えば平均粒径が20μm以上100μm以下が望ましく、30μm以上80μm以下がより望ましい。キャリアは芯材となる磁性酸化物に、公知の方法、例えば流動床によるスプレードライ方式、ロータリドライ方式、万能攪拌機による液浸乾燥法等により、樹脂をコーティングすることにより得られる。
芯材表面を被覆するために用いられる樹脂としては、各種の樹脂を用いてもよい。例えばフッ素系樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素アクリル樹脂、スチレン・アクリル樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂・ポリエステル樹脂・エポキシ樹脂・アルキッド樹脂・ウレタン樹脂等で変性した変性シリコーン樹脂および架橋型のフッ素変性シリコーン樹脂等が挙げられる。また必要に応じてカーボンブラックや酸化チタン等の導電性粒子を添加することにより電気抵抗を調整しても良い。また帯電制御剤等を添加しても良い。
電子写真プロセスでは、例えば感光体などのような光導電性絶縁体の表面に静電荷を与え、さらにこれに光像を照射することによって静電荷像を形成する。次いで、光導電性絶縁体上の潜像部分にトナーを含む現像剤を付着させ、潜像を可視化する。その後、得られたトナー像を記録紙などの記録媒体に静電的に転写し、さらにこれを定着する。本実施形態では、以下において詳細に説明するように、光エネルギーを照射してトナーを溶融させた後に固化定着させる方法、すなわち、光定着法(換言すると、フラッシュ定着法)を採用してもよい。
点灯周波数: f(Hz)
入力電圧: V(V)
コンデンサ容量: C(μF)
プロセス搬送速度: u(mm/s)
印字幅:l(mm)
現像工程の完了後、可視化された画像を記録媒体へ転写する。これは、得られたトナー像を、一般的に、記録紙などの記録媒体に静電的に転写することによって行ってもよい。最後に、上記の転写工程で転写されたトナー像をフラッシュ定着により溶融させ、記録媒体に定着させる。このような一連の処理工程を経て、目的とする印刷物などが得られる。
本実施形態に係る画像形成装置は、本実施形態に係る電子写真用現像剤を用いて、記録媒体上にトナー像の定着像を形成するものであれば特に限定されないが、例えば、感光体と、前記感光体を帯電する帯電手段と、帯電した前記感光体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、前記感光体上に形成された前記静電荷像を本実施形態に係る電子写真用現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、前記トナー像を被転写体上に転写する転写手段と、前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有する画像形成装置が挙げられる。
ここで、複数回トナーに対しフラッシュ発光を行う場合、前記フラッシュランプの発光エネルギーは、発光1回ごとの単位面積に与える発光エネルギーの総和量を指すこととする。
図1は、シアン、マゼンタ、イエローの3色にブラックを加えたトナーによりトナー像形成を行うものを示す。イエロートナーとして本実施形態に係る電子写真用イエロートナーが用いられる。
なお、記録用紙Pへの転写を終えた感光体314(Y、M、C及びK)表面に残留するトナーは、クリーニング装置322(Y、M、C及びK)により除去される。
図2の画像形成装置は、4連タンデム方式のカラー画像形成装置を示す。図2に示す画像形成装置は、色分解された画像データに基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第4の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10K(画像形成手段)を備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」と称する場合がある)10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに予め定められた距離離間して並設されている。なお、これらユニット10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置本体に対して脱着可能なプロセスカートリッジであってもよい。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが供給される。イエロートナーとして本実施形態に係る電子写真用イエロートナーが用いられる。
尚、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
感光体1Yは、導電性(20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
このようにして感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによって可視像(現像像)化される。
イエローのトナー像が形成された感光体1Yは、引続き予め定められた速度で走行され、感光体1Y上に現像されたトナー像が予め定められた1次転写位置へ搬送される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1のユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
図3は、本実施形態に係る電子写真用現像剤を収容するプロセスカートリッジの好適な一例の実施形態を示す概略構成図である。プロセスカートリッジ200は、現像装置111とともに、感光体107、帯電ローラ108、感光体クリーニング装置113、露光のための開口部118、及び、除電露光のための開口部117を取り付けレール116を用いて組み合わせ、そして一体化したものである。なお、図3において符号300は被転写体を示す。
そして、このプロセスカートリッジ200は、転写装置112と、定着装置115と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。
<定着性(クリース性)>
1インチ四方のベタ画像部分を内側に印字面が重なるように曲げ、その上から円柱ブロックを円周方向に転がすことにより、250g/cmの線圧にて荷重を掛けてベタ画像を折り曲げた。次いで、重ね折りした印字面を開き、折り曲げ部分をレーヨンウールに荷重120g/cm2を掛けて往復させて、折り曲げた画像部の拭き取りを行い、像破損部分を目視にて評価した。判定×については、印字不良と判断した。
◎:非常に良好(破損なし)
○:良好(破損が点在する状態)
△:普通(破損が部分的に繋がっている点線状態)
×:悪い(破損部分が繋がった線状態)
印字画像に白紙を重ね、50g/cm2の加重を掛けながら白紙を5往復させ、白紙に付着した汚れ部分の画像印字色差(ΔE)について分光光度計を用いて計測した。分光色度計としてはX−rire938(X−rite製)を用い、光源D50、2°視野の条件下で測定し評価した。判定×については、印字不良と判断した。
◎:非常に良好(1未満)
○:良好 (1以上、3未満)
△:普通 (3以上、5未満)
×:悪い (5以上)
また、耐擦過性(スミヤ性)にて擦過させた印字画像面を測色して擦過前との画像印字色差(ΔE)について、分光光度計を用いて計測した。分光色度計としてはX−rire938(X−rite製)を用い、光源D50、2°視野の条件下で測定し評価した。判定×については、印字不良と判断した。
◎:非常に良好(1未満)
○:良好 (1以上、3未満)
△:普通 (3以上、5未満)
×:悪い (5以上)
擦過後の画像印字について測色した値と目標色(L:86、a*:−7、b*:70)との色差(ΔE)を算出した。判定×については、印字不良(色再現性不十分)と判断した。
◎:非常に良好(3未満)
○:良好 (3以上、5未満)
△:普通 (5以上、10未満)
×:悪い (10以上)
結着樹脂として、テレフタル酸、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビス(4ヒドロキシフェニル)スルフォン酸を必須構成モノマーとする酸価30mgKOH/g、軟化温度104℃のスルフォン酸変成ポリエステル樹脂を用い、これに対してC.Iピグメントイエロー180顔料(Novoperm P−HG、クラリアント・ジャパン製)を4.5質量部とC.Iピグメントイエロー139顔料(Graphtol Yellow H2R、クラリアント・ジャパン製)を0.5質量部添加し、エステルワックスWEP−5(日本油脂製)を0.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス1;東洋ペトロライト社製:ポリワックス1000、融解温度113℃)1.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリプロピレンワックス1;三洋化成社製:550−P、融解温度152℃)2.0質量部を添加した。赤外線吸収剤としては、過塩素酸ジイモニウム塩化合物(NIR−IM1;長瀬ケムテック社製)を0.7質量部、さらに帯電制御剤として四級アンモニウム塩PSY(クラリアント社製)を1.0質量部添加し、以上の材料をヘンシェルミキサーへ投入し、予備混合を行った後、エクストルーダにより混錬した。その後、ハンマーミルにて粗粉砕し、さらに、これをジェットミルにて微粉砕し、気流分級機にて分級を行い、体積平均粒子径が8.5μmのイエロートナー粒子を得た。次いで、外添剤として疎水シリカ粒子(H2000/4;クラリアント社製)を0.5質量部添加し、ヘンシェルミキサーで外添処理を実施し、外添剤を表面に被覆させた実施例1のイエロートナーを得た。
イエロートナー5質量部と前記記載のシリコーン系樹脂コートマグネタイトキャリア95質量部とを、ボールミルで混合することにより2成分現像剤を構成した。
得られた印刷画像を前述の定着性(クリース性)、耐擦過性(スミヤ性)、元画像劣化、色再現性について、各評価方法により評価した結果を表1に示す。
実施例1において、C.Iピグメントイエロー180顔料を2.5質量部とC.Iピグメントイエロー139顔料を2.5質量部に変更した以外は同様にして、実施例2のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表1に示す。
実施例1において、C.Iピグメントイエロー180顔料を2.4質量部とC.Iピグメントイエロー139顔料を2.6質量部に変更した以外は同様にして、実施例3のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表1に示す。
実施例1において、C.Iピグメントイエロー180顔料を4.54質量部とC.Iピグメントイエロー139顔料を0.46質量部に変更した以外は同様にして、実施例4のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表1に示す。
実施例1において、C.Iピグメントイエロー180顔料を4.6質量部とC.Iピグメントイエロー139顔料を0.4質量部に変更した以外は同様にして、実施例5のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表1に示す。
実施例1において、エステルワックスWEP−5(日本油脂製)を0.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス2;東洋ペトロライト社製:ポリワックス600、融解温度94℃)を1.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリプロピレンワックス1;三洋化成社製:550−P、融解温度152℃)を2.0質量部添加した以外は同様にして、実施例6のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表1に示す。
実施例1において、エステルワックスWEP−5(日本油脂製)を0.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス3;東洋ペトロライト社製:ポリワックス400、融解温度79℃)を1.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリプロピレンワックス1;三洋化成社製:550−P、融解温度152℃)を2.0質量部添加した以外は同様にして、実施例7のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表1に示す。
実施例1において、エステルワックスWEP−5(日本油脂製)を0.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス2;東洋ペトロライト社製:ポリワックス600、融解温度94℃)を1.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリプロピレンワックス2;三洋化成社製:660−P、融解温度162℃)を2.0質量部添加した以外は同様にして、実施例8のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表1に示す。
実施例1において、エステルワックスWEP−5(日本油脂製)を1.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス1;東洋ペトロライト社製:ポリワックス1000、融解温度113℃)を0.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリプロピレンワックス1;三洋化成社製:550−P、融解温度152℃)を0.8質量部添加した以外は同様にして、実施例9のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表2に示す。
実施例1において、エステルワックスWEP−5(日本油脂製)を1.7質量部、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス1;東洋ペトロライト社製:ポリワックス1000、融解温度113℃)を0.7質量部、ポリオレフィンワックス(ポリプロピレンワックス1;三洋化成社製:550−P、融解温度152℃)を0.8質量部添加した以外は同様にして、実施例10のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表2に示す。
実施例1において、エステルワックスWEP−5(日本油脂製)を0.6質量部、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス1;東洋ペトロライト社製:ポリワックス1000、融解温度113℃)を2質量部、ポリオレフィンワックス(ポリプロピレンワックス1;三洋化成社製:550−P、融解温度152℃)を2質量部添加した以外は同様にして、実施例11のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表2に示す。
実施例1において、エステルワックスWEP−5(日本油脂製)を0.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリプロピレンワックス1;三洋化成社製:550−P、融解温度152℃)を3.8質量部添加し、ポリエチレンワックスを添加しなかった以外は同様にして、比較例1のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表2に示す。
実施例1において、エステルワックスWEP−5(日本油脂製)を0.8質量部、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス1;東洋ペトロライト社製:ポリワックス1000、融解温度113℃)を3.8質量部添加し、ポリプロピレンワックスを添加しなかった以外は同様にして、比較例2のイエロートナー及び2成分現像剤を得た。得られた現像剤を用いて実施例1と同様にして評価した。得られた結果を表2に示す。
2Y、2M、2C、2K、316 帯電ローラ(帯電装置)
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3、318 露光装置
4Y、4M、4C、4K、320 現像装置
5Y、5M、5C、5K、324 1次転写ローラ(転写ロール)
6Y、6M、6C、6K、322 感光体クリーニング装置(クリーニング装置)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K、312 ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
30 中間転写体クリーニング装置
112 転写装置
116 取り付けレール
117 除電露光のための開口部
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ、
326 光定着器
328 テンションロール
390 転写電圧供給手段
P 記録紙(被転写体)
Claims (5)
- 結着樹脂、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー139、エステルワックス、及び、融解温度の異なる少なくとも2種類のポリオレフィンワックスを含有し、
前記ポリオレフィンワックスとして、ポリプロピレンワックスとポリエチレンワックスとを含み、
前記ポリオレフィンワックスの融解温度が80℃以上160℃以下であり、最も低い融解温度を示すポリオレフィンワックスの融解温度と最も高い融解温度を示すポリオレフィンワックスの融解温度との差が、20℃以上40℃以下であり、
前記ポリオレフィンワックスの合計量と前記エステルワックスの量との比(質量基準)が1:1乃至5:1である電子写真用イエロートナー。 - 請求項1に記載の電子写真用イエロートナーを含有する電子写真用現像剤。
- トナーが少なくとも収容され、前記トナーが請求項1に記載の電子写真用イエロートナーであるトナーカートリッジ。
- 現像剤保持体を少なくとも備え、請求項2に記載の電子写真用現像剤を収容するプロセスカートリッジ。
- 感光体と、前記感光体を帯電する帯電手段と、帯電した前記感光体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、前記感光体上に形成された前記静電荷像を請求項2に記載の電子写真用現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、前記トナー像を被転写体上に転写する転写手段と、前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有する画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009221018A JP5454047B2 (ja) | 2009-09-25 | 2009-09-25 | 電子写真用イエロートナー、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009221018A JP5454047B2 (ja) | 2009-09-25 | 2009-09-25 | 電子写真用イエロートナー、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011070002A JP2011070002A (ja) | 2011-04-07 |
JP5454047B2 true JP5454047B2 (ja) | 2014-03-26 |
Family
ID=44015355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009221018A Expired - Fee Related JP5454047B2 (ja) | 2009-09-25 | 2009-09-25 | 電子写真用イエロートナー、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5454047B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5975707B2 (ja) * | 2012-04-12 | 2016-08-23 | シャープ株式会社 | 光定着用トナーおよびそれを備えた画像形成装置 |
JP6610217B2 (ja) * | 2015-12-03 | 2019-11-27 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および画像形成システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3852354B2 (ja) * | 2002-03-19 | 2006-11-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用トナー並びにそれを用いた電子写真用現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2005084413A (ja) * | 2003-09-09 | 2005-03-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 光定着用イエロートナー、並びに、これを用いた電子写真用現像剤および画像形成方法 |
JP2005338132A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Canon Inc | 乾式トナー |
-
2009
- 2009-09-25 JP JP2009221018A patent/JP5454047B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011070002A (ja) | 2011-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9091971B2 (en) | Image-forming apparatus | |
JP3470548B2 (ja) | イエロー現像剤 | |
JP2002296828A (ja) | 電子写真用カラートナー、カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 | |
US6746808B2 (en) | Image forming color toner, color image forming method and color image forming apparatus | |
JP4857995B2 (ja) | カラートナー及び画像形成装置 | |
JP4961963B2 (ja) | 光定着用の電子写真用トナー、光定着用の電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5454047B2 (ja) | 電子写真用イエロートナー、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
US8802340B2 (en) | Electrophotographic toner, developer for electrophotography using the toner, process cartridge, and image forming apparatus using the same | |
JP2008039823A (ja) | 光定着用カラートナー及び画像形成装置 | |
US20030190544A1 (en) | Toner for electrophotography and developer for electrophotography using the same, apparatus for forming image, and method for forming image | |
JP4784519B2 (ja) | 電子写真用トナー、電子写真用現像剤、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2010079077A (ja) | 静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2011002552A (ja) | 光定着用カラートナー、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、及びカラー画像形成装置 | |
JP4132444B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
US8465900B2 (en) | Electrophotographic toner | |
JP2010060824A (ja) | 電子写真用トナー及びその製造方法、二成分現像剤、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ | |
JP2018163229A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3385786B2 (ja) | フルカラー用非磁性一成分トナー | |
JP5434351B2 (ja) | 光定着用トナー、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2008039824A (ja) | 静電荷像現像用トナー及び画像形成装置 | |
JP2012145657A (ja) | トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2009151004A (ja) | 静電荷像現像用黒トナー、静電荷像現像用現像剤、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2009128688A (ja) | 光定着用静電荷像現像用黒トナー、静電荷像現像用現像剤、画像形成装置、現像剤カートリッジおよびプロセスカートリッジ | |
JP2016057458A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP4075520B2 (ja) | 画像形成用カラートナー、カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130827 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131025 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5454047 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |