以下、実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態の情報処理装置の機能ブロック図である。
情報処理装置1は、情報処理装置1にアクセスするユーザを特定し、ユーザのスケジュール情報にアクセス可能である。また、情報処理装置1は、たとえば、ユーザごとに割り当てられたパーソナルコンピュータや、ユーザ認証により複数人で共用可能とするコンピュータであり、情報処理装置1を使用するユーザを一意に特定可能であることが望ましい。また、情報処理装置1は、図示しないネットワークを介して図示しない他の情報処理装置と通信可能である。そして、情報処理装置1は、情報処理装置1にアクセスするユーザのスケジュールを他の情報処理装置に送信可能である。
情報処理装置1は、ユーザアクセス状態検出手段2と、送信判定手段3と、情報送信手段5とを備え、判定情報4、スケジュール情報6にアクセス可能である。なお、情報処理装置1は、判定情報4を記憶媒体に記憶させる判定情報記憶手段、スケジュール情報6を記憶媒体に記憶させるスケジュール情報記憶手段を備えるようにしてもよい。なお、各手段は、たとえば、情報処理装置1が情報処理プログラムを実行することにより実現される。
ユーザアクセス状態検出手段2は、情報処理装置1を使用するユーザのアクセス(使用)状態を検出する。ユーザアクセス状態検出手段2は、特に、情報処理装置1を使用するユーザのアクセス終了要求を検出する。具体的には、たとえば、ユーザアクセス状態検出手段2は、情報処理装置1の電源遮断要求を検出することで、アクセス終了要求を検出することができる。また、ユーザアクセス状態検出手段2は、他にも、シャットダウンの要求、スリープモードの要求、ログオフの要求など、ユーザが情報処理装置1を使用する意思のないこと(アクセス終了)を判断できる情報に基づいてユーザのアクセス終了要求を検出することができる。ユーザのアクセス終了要求の検出は、ユーザが情報処理装置1を必要としない行動(たとえば、ユーザの退社や、会議、外出など)に移ることとして捉えることができる。
送信判定手段3は、ユーザアクセス状態検出手段2がユーザのアクセス終了を検出する都度、判定情報4に基づいてユーザのスケジュール情報6の送信の是非を判定する。判定情報4は、スケジュールの送信の是非を判定するための情報である。送信判定手段3は、特に、判定情報4に基づいて、ユーザが情報処理装置1を終日使用する意思のないこと(一日のアクセス終了)を判断する。
なお、判定情報4は、情報処理装置1に判定情報記憶手段を備えさせて、RAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体に記憶させてもよい。また、判定情報4は、図示しないネットワークに接続されたサーバに記憶させてもよく、情報処理装置1は、サーバから判定情報4を取得するようにしてもよい。特に、情報処理装置1がユーザ認証により複数人で共用可能なコンピュータである場合は、判定情報記憶手段をネットワークに接続されたサーバに備えさせ、情報処理装置1は、サーバから判定情報4を取得すればよい。
情報送信手段5は、送信判定手段3がユーザのスケジュール情報6の送信をすると判定した場合に、スケジュール情報6を他の情報処理装置宛てに送信する。なお、送信する送信情報は、スケジュール情報6のほか、スケジュール情報6から生成(たとえば、必要な情報の抽出や編集)した送信情報であってもよい。情報送信手段5は、たとえば、送信情報を電子メールに付加して他の情報処理装置宛てに送信することができる。なお、送信情報の電子メールへの付加は、メール本文に付加してもよいし、添付ファイルとして付加してもよく、いずれかを任意に選択可能であってもよい。なお、ユーザの情報処理装置1のアクセスは、情報送信手段5により送信情報を他の情報処理装置宛てに送信した後に終了される。
スケジュール情報6は、送信情報自体あるいは、送信情報の生成元となる情報である。言い換えれば、送信情報は、スケジュール情報6自体、またはスケジュール情報6のうち所定の抽出条件にしたがい抽出されたスケジュール情報である。なお、スケジュール情報6は、情報処理装置1にスケジュール情報記憶手段を備えさせて、RAMやHDDなどの記憶媒体に記憶させてもよい。また、スケジュール情報6は、図示しないネットワークに接続されたスケジュールシステムサーバに記憶させてもよく、情報処理装置1は、スケジュールシステムサーバからスケジュール情報6を取得するようにしてもよい。
このような情報処理装置1によれば、ユーザがスケジュール情報6にアクセスする情報処理装置と異なる情報処理装置に、無用の送信を排して、スケジュール情報6を自動的に送信することができる。
なお、送信判定手段3は、たとえば、所定期間の最後のアクセス終了要求であるか否かを判断基準にして、スケジュール情報6の送信の是非を判定する。たとえば、スケジュール情報6の送信の是非は、所定期間を一日とし、ユーザによる一日の最後のアクセス終了要求であるか否かを判断基準にする。
次に、第2の実施形態を用いてより具体的な説明をする。まず、情報処理装置を接続するネットワークについて説明する。図2は、第2の実施形態のネットワーク構成例を示す図である。
イントラネット310は、企業内等の限定された範囲のコンピュータネットワークであり、パソコンやサーバ等の情報処理装置を接続する。イントラネット310に接続されるパソコンは、自席PC(Personal Computer:情報処理装置)100、他席PC430のほかに、図示しないPCがある。また、イントラネット310に接続されるサーバは、スケジュールシステムサーバ200のほかに、図示しないサーバ(たとえば、メールサーバ、ファイルサーバ、勤怠管理サーバなど)がある。また、イントラネット310は、インターネット320と接続し、社外の情報処理装置(自宅PC410、携帯電話420)とも通信可能なコンピュータネットワークとして構築されている。
自席PC100は、企業内におけるユーザに割り当てられたユーザ端末装置である。ユーザ一人がユーザ端末装置の一台を占有する使用形態では、ユーザとユーザ端末装置との組み合わせは固定され、あるユーザにとって自席PC100は、一意に決まる。一方、複数のユーザがユーザ端末装置を共有し、ユーザ認証により使用を許可される使用形態では、ユーザとユーザ端末装置との組み合わせは不定とされ、あるユーザにとって自席PC100は、一意に決まらない。なお、いずれの使用形態であっても、ユーザ認証を経てログインしている時間に限れば、ユーザにとっての自席PC100、他席PC430は、一意に決まる。なお、他席PC430とは、自席PCではないユーザ端末装置をいう。
スケジュールシステムサーバ200は、イントラネット310にアクセス可能な各ユーザのスケジュールを一元的に管理するサーバであり、ユーザが登録したユーザのスケジュールを保存し、アクセス権限のあるユーザに開示する。
自宅PC410は、ユーザの自宅にある情報処理装置である。自宅PC410のインターネット320経由でのイントラネット310に接続する情報処理装置へのアクセスが許可されていない場合、ユーザは、自宅PC410からユーザ自身のスケジュールデータにアクセスできない。
携帯電話420は、ユーザが使用するプライベート用の情報処理装置であり、または、企業が貸与する業務用の情報処理装置である。携帯電話420のインターネット320経由でのイントラネット310に接続する情報処理装置へのアクセスが許可されていない場合も、ユーザは、携帯電話420からユーザ自身のスケジュールデータにアクセスできない。
このような環境下で、自席PC100、他席PC430、自宅PC410、携帯電話420が相互に情報を交換する手段として、電子メール900を用いることができる。電子メール900は、スケジュールシステムサーバ200または自席PC100が記憶するスケジュール情報のうち所定の抽出条件にしたがい抽出された送信情報を、通信相手となる情報処理装置に伝達する。
なお、ここでいう電子メールは、特定の通信相手に対してメッセージを通信し、所望のタイミングで利用者がメッセージを閲覧可能なものをいう。具体的には、たとえば、インターネット上でSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)などのプロトコルを用いて通信される狭義の電子メールがある。また、たとえば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)や、HTTPS(HyperText Transfer Protocol Security)などのプロトコルを用いて通信されるWebメールをここでいう電子メールに含めることができる。また、携帯電話キャリアが提供するショートメッセージサービスのほか、特定環境下で提供されるメッセージ交換サービスにおいて通信されるメッセージを電子メールに含めることができる。また、電子メールの宛先となる通信相手のアドレスには、狭義には、インターネット上でICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)などが管理するドメイン、またはIP(Internet Protocol)アドレスと、ユーザ名の組み合わせがある。他に、通信相手のアドレスには、通信相手を一意に特定可能な情報として、たとえば、携帯電話の電話番号などがあり、また企業内のイントラネットで提供されるサービスの場合、従業員を一意に識別する社員番号などがある。
次に、第2の実施形態の情報処理装置を説明する。図3は、第2の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。情報処理装置10は、CPU101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM102、HDD103、通信インタフェース104、グラフィック処理装置105、および入出力インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやサーバを実行するためのアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置105には、表示装置110が接続されている。グラフィック処理装置105は、CPU101からの命令に従って、画像を表示装置110の画面に表示させる。
入出力インタフェース106には、キーボード120とマウス130とが接続されている。また、入出力インタフェース106は、可搬型記録媒体140への情報の書込み、および可搬型記録媒体140への情報の読出しが可能な可搬型記録媒体インタフェースと接続可能になっている。入出力インタフェース106は、キーボード120やマウス130、可搬型記録媒体インタフェースから送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース104は、ネットワーク300(たとえば、イントラネット310、インターネット320)に接続されている。通信インタフェース104は、ネットワーク300を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施形態の処理機能を実現することができる。なお、ネットワーク300を介して接続する他のコンピュータも同様のハードウェア構成で実現できる。
次に、ネットワーク300に接続する情報処理装置10が有する機能について、図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の情報処理装置の機能ブロック図である。
情報処理装置10は、情報処理装置10にアクセスするユーザを特定し、ユーザのスケジュール情報にアクセス可能である。また、情報処理装置10は、ユーザごとに割り当てられたパーソナルコンピュータであり、情報処理装置10を使用するユーザを一意に特定可能にしている。また、情報処理装置10は、ネットワーク300を介して図示しない他の情報処理装置と通信可能である。そして、情報処理装置10は、情報処理装置10にアクセスするユーザの、退社タイミングにおけるスケジュールを他の情報処理装置に送信可能である。
情報処理装置10は、ユーザアクセス状態検出部11と、判定情報収集部12と、送信判定部13と、判定情報記憶部14と、情報送信部15と、判定結果評価部16と、送信情報生成部17と、スケジュール情報記憶部18とを備える。
ユーザアクセス状態検出部11は、情報処理装置10を使用するユーザのアクセス状態を検出する。ユーザアクセス状態検出部11は、特に、情報処理装置10を使用するユーザのアクセス終了を検出する。具体的には、ユーザアクセス状態検出部11は、情報処理装置10の電源遮断要求を検出することで、ユーザのアクセス終了を検出する。このユーザのアクセス終了の検出は、ユーザが情報処理装置10を必要としない行動(たとえば、ユーザの退社や、会議、外出など)に移ることとして捉えることができる。なお、ユーザアクセス状態検出部11は、ユーザのシャットダウン(電源遮断要求)操作に基づいてOSが要求するアプリケーション終了要求により、電源遮断要求を認識することができる。
送信判定部13は、ユーザアクセス状態検出部11がユーザのアクセス終了を検出する都度、判定情報記憶部14(たとえば、HDD)が記憶する判定情報に基づいてユーザのスケジュールの送信の是非を判定する。判定情報記憶部14が記憶する判定情報は、スケジュールの送信の是非を判定するための情報である。判定情報は、判定情報収集部12によって収集され、判定情報記憶部14に記憶される。具体的には、判定情報は、情報処理装置10のシャットダウン時間(電源遮断要求処理時間)のログデータであり、送信判定部13は、シャットダウンがユーザの退社時になされたか否かを判定する。つまり、送信判定部13は、シャットダウン時間がユーザの退社時間と整合する場合に、そのシャットダウンはユーザの退社時になされたと判定し、スケジュール情報の送信を是とする。これにより、ユーザのスケジュール情報の送信は、一日のうち退社時の一回に限られ、最新のスケジュール情報が指定したパソコンや携帯電話に通知される。
判定結果評価部16は、送信判定部13の判定精度を高めるために、判定情報記憶部14が記憶する判定情報を評価する。具体的には、判定結果評価部16は、不適当なログデータを削除、または修正により編集する。ログデータの詳細については、図8を用いて後で詳述する。
情報送信部15は、送信判定部13がユーザのスケジュール情報を送信すると判定した場合に、送信情報生成部17が生成した送信情報を他の情報処理装置宛てに送信する。情報送信部15は、たとえば、送信するスケジュール情報(送信情報)を電子メールに付加して他の情報処理装置宛てに送信することができる。なお、送信するスケジュール情報の電子メールへの付加は、メール本文に付加してもよいし、添付ファイルとして付加してもよく、いずれかを任意に選択可能であってもよい。
送信情報生成部17は、スケジュール情報記憶部18(たとえば、HDD)が記憶するスケジュール情報に基づいて、他の情報処理装置宛てに送信するスケジュール情報を生成する。送信するスケジュール情報は、スケジュール情報記憶部18が記憶するスケジュール情報のうち所定の抽出条件にしたがい抽出されたスケジュール情報である。
このような情報処理装置10によれば、ユーザがスケジュール情報にアクセスする情報処理装置と異なる情報処理装置に、無用の送信を排して、スケジュール情報を自動的に送信することができる。
なお、判定情報記憶部14は、ネットワーク300に接続された図示しないサーバに備えてもよく、情報処理装置10は、サーバから判定情報を取得するようにしてもよい。また、スケジュール情報記憶部18も同様に、ネットワーク300に接続された図示しないサーバに備えてもよく、情報処理装置10は、サーバからスケジュール情報を取得するようにしてもよい。このようにすれば、情報処理装置10がユーザ認証により複数人で共用可能なコンピュータである場合にも、情報処理装置10は、判定情報およびスケジュール情報を取得することができる。
次に、情報処理装置10により実行されるメイン処理について、図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態の情報処理装置におけるメイン処理のフローチャートである。メイン処理は、情報処理装置10の起動により実行され、電源断までの間、常駐する。
[ステップS10]情報処理装置10のユーザアクセス状態検出部11は、ユーザのシャットダウン操作に基づいてOSが要求するアプリケーション終了要求を監視する。OSからのアプリケーション終了要求があった場合、メイン処理は、ステップS11にすすみ、OSからのアプリケーション終了要求がなかった場合、メイン処理は、ステップS12にすすむ。
[ステップS11]情報処理装置10は、電源断処理において、情報処理装置10にアクセスするユーザの退社タイミングにおけるスケジュールを他の情報処理装置に送信する。電源断処理の詳細は、図6を用いて後で詳述する。メイン処理は、電源断処理を終えると、ステップS12にすすむ。
[ステップS12]情報処理装置10の判定結果評価部16は、判定情報の評価要求を受け付ける。判定情報の評価要求の受付は、たとえば、表示装置110に評価要求受付画面を表示して、ユーザからの要求操作を検出することによりおこなう。ユーザからの要求操作は、たとえば、キーボード120、あるいはマウス130からの操作入力により検出する。判定結果評価部16が判定情報の評価要求を受け付けた場合、メイン処理は、ステップS13にすすみ、判定結果評価部16が判定情報の評価要求を受け付けなかった場合、メイン処理は、ステップS14にすすむ。
[ステップS13]情報処理装置10は、判定結果評価処理において、退社タイミングの判定結果に基づいて不適当とされるログデータ(判定情報)を削除、または修正により編集する。判定結果評価処理の詳細は、図9を用いて後で詳述する。メイン処理は、判定結果評価処理を終えると、ステップS14にすすむ。
[ステップS14]情報処理装置10は、情報送信設定操作を受け付ける。情報送信設定操作の受付は、たとえば、表示装置110に情報送信設定受付画面を表示して、ユーザからの設定要求を検出することによりおこなう。ユーザからの設定要求は、たとえば、キーボード120、あるいはマウス130からの操作入力により検出する。情報処理装置10が情報送信の設定要求を受け付けた場合、メイン処理は、ステップS15にすすみ、情報処理装置10が情報送信の設定要求を受け付けなかった場合、メイン処理は、ステップS16にすすむ。
[ステップS15]情報処理装置10は、情報送信設定処理において、スケジュールを送信する他の情報処理装置の宛先設定と、送信するスケジュールを生成するための情報抽出設定とをおこなう。情報送信設定処理の詳細は、図10を用いて後で詳述する。メイン処理は、情報送信設定処理を終えると、ステップS16にすすむ。
[ステップS16]情報処理装置10は、メイン処理終了の判定をする。情報処理装置10は、メイン処理終了と判定すれば、メイン処理を終了する。メイン処理終了の判定は、たとえば、ユーザのシャットダウン操作に基づいてOSが要求するアプリケーション終了要求や、ユーザからの終了要求があったときにされる。情報処理装置10は、メイン処理終了と判定しなければ、ステップS10にすすみ、各処理(電源断処理、判定結果評価処理、情報送信設定処理)を要求する操作入力を待つ。
次に、情報処理装置10により実行される電源断処理について、図6、図7を用いて説明する。図6は、第2の実施形態の情報処理装置における電源断処理のフローチャートである。図7は、第2の実施形態の帰宅時間ログデータを示す図である。電源断処理は、OSからのアプリケーション終了要求があった場合に実行される。
[ステップS21]情報処理装置10の送信判定部13は、判定情報記憶部14を参照して、判定をおこなうのに十分な判定情報(たとえば、シャットダウン時間のログデータ)が蓄積されているかを判断する。送信判定部13は、十分な判定情報が蓄積されていると判断した場合は、ステップS24にすすみ、未だ十分な判定情報が蓄積されていないと判断した場合は、ステップS22にすすむ。
なお、判定情報の蓄積の評価は、蓄積している情報量を評価しておこなう。情報量の評価は、あらかじめ定めた閾値との比較によりすることができる。たとえば、判定情報について所定日数分の蓄積があるか否かにより、蓄積している情報量の評価をすることができる。また、蓄積量の評価は、情報の量ではなく質によりおこなうようにしてもよい。たとえば、各情報のばらつきがあらかじめ定めた範囲に収まる程度に蓄積されたことにより情報の質を評価するなど、統計的な評価により情報の質を評価することもできる。
[ステップS22]情報処理装置10の判定情報収集部12は、電源断態様選択画面を表示装置110に表示して、ユーザに電源断態様の選択入力を促す。電源断態様選択画面は、電源断の要求があった旨を表示した上で、電源断が帰宅に伴うものか否かの選択入力を促す画面である。言い換えれば、電源断態様選択画面は、電源断に伴いスケジュール情報の送信をするか否かの選択入力を促す画面である。なお、具体的な表示態様として、たとえば、「帰宅する」と「帰宅しない」を表示し、いずれかの選択を促す。
[ステップS23]判定情報収集部12は、選択入力が帰宅に伴う電源断であるとするか否かを判断する。判定情報収集部12は、選択入力が帰宅に伴う電源断であるとする場合、判定情報を蓄積するためにステップS26にすすむ。一方、判定情報収集部12は、選択入力が帰宅に伴う電源断であるとしない場合、電源断処理を終了する。
[ステップS24]送信判定部13は、蓄積されている判定情報に基づいて、検出したアプリケーション終了要求が、帰宅に伴う電源断であるか否かを評価する。帰宅評価処理の詳細は、図8を用いて後で詳述する。
[ステップS25]送信判定部13は、検出したアプリケーション終了要求が、帰宅に伴う電源断である場合は、ステップS26にすすみ、帰宅に伴う電源断でない場合は、電源断処理を終了する。
[ステップS26]判定情報収集部12は、アプリケーション終了要求を検出した時間
を、帰宅時間(帰宅に伴う電源断の時間)として、日付情報を含めて帰宅時間ログ510に蓄積して更新する。帰宅時間ログ510は、判定情報記憶部14に記憶される判定情報の一例である。帰宅時間ログ510には、帰宅日付511、曜日512、帰宅時間513が記録される。なお、帰宅時間ログ510に蓄積する帰宅時間513は、ユーザが電源断態様の選択入力をした場合(ステップS23)と、送信判定部13が帰宅に伴う電源断であると評価した場合(ステップS25)とがある。これにより、帰宅時間ログ510は、必ずしもユーザによる電源断態様の選択入力によることなく蓄積される。
[ステップS27]情報処理装置10の情報送信部15、および送信情報生成部17は、情報送信設定を取得する。情報送信部15、スケジュール情報を送信する宛先を特定するための情報送信設定(電子メールの宛先アドレス)を取得する。送信情報生成部17は、送信するスケジュール情報を生成するための情報送信設定を取得する。なお、情報処理装置10は、情報送信設定を生成する情報送信設定生成部と、情報送信設定を記憶する情報送信設定記憶部とを備えるようにしてもよい。その場合、情報処理装置10の情報送信部15、および送信情報生成部17は、情報送信設定記憶部(たとえば、HDD)から情報送信設定を取得すればよい。
[ステップS28]情報処理装置10の送信情報生成部17は、取得した情報送信設定に基づいて、送信するスケジュール情報を生成する。送信情報生成部17によるスケジュール情報生成の詳細については、後で具体例を挙げて詳述する。
[ステップS29]情報送信部15は、送信情報生成部17が生成したスケジュール情報を付して、取得した宛先アドレスに電子メールを送信する。そして、情報処理装置10は、電源断処理を終了する。
このようにして、情報処理装置10は、情報処理装置10にアクセスするユーザの退社タイミングにおけるスケジュールを他の情報処理装置に送信する。
なお、情報処理装置10が情報送信設定を記憶する情報送信設定記憶部を備えることにより、企業は、プライベートな送信先(たとえば、自宅PCや携帯電話)の管理をユーザに委ね、サーバ上で個人情報に該当する情報を管理しなくて済む。なお、セキュリティ上の問題は、別途、運用ルールやイントラネット310とインターネット320との間に置かれる図示しないファイアウォールで対処できる。
なお、帰宅に伴う電源断とみなせる時間をあらかじめ設定しておき、その時間であれば、アプリケーション終了要求を検出した時間に限らず、電源断が帰宅に伴うものか否かの選択入力があった時間などとすることもできる。
なお、帰宅時間ログ510に蓄積する帰宅時間513は、ユーザが電源断態様の選択入力をした場合と、送信判定部13が帰宅に伴う電源断であると評価した場合としたが、ユーザが電源断態様の選択入力をした場合のみとしてもよい。
次に、情報処理装置10により実行される帰宅評価処理について、図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の帰宅評価処理のフローチャートである。帰宅評価処理は、検出したアプリケーション終了要求が、帰宅に伴う電源断であるか否かを評価する処理であり、電源断処理中のステップS24で実行される。
[ステップS31]情報処理装置10の送信判定部13は、アプリケーション終了要求の検出タイミングの日時情報(日付、曜日、時刻)を取得する。送信判定部13は、たとえば、OSの計時機能や、NTP(Network Time Protocol)サーバから日時情報を取得することができる。
[ステップS32]送信判定部13は、帰宅時間ログ510に蓄積されたログのうち、評価対象とするログを抽出する。たとえば、送信判定部13は、取得した日時情報の曜日と一致するログを取得する。具体的には、送信判定部13は、取得した日時情報の曜日が「水曜日」であれば、曜日512が「水曜日」のログを取得する。なお、抽出規則は、上記した例に限らず、複数を用意(たとえば、平日、休日、休前日の区別など)しておいて、あらかじめユーザにより選択可能にしておいてもよい。
[ステップS33]送信判定部13は、抽出したログから帰宅と判定できる帰宅時間帯を算出する。たとえば、送信判定部13は、「19:50」、「19:45」、「19:55」を取得したときに、その平均値「19:50」を算出し、平均値「19:50」にあらかじめ設定した時間幅「プラスマイナス10分」を加味して、帰宅時間帯「19:40〜20:00」を決定する。なお、帰宅時間帯の算出は、帰宅時間帯のうち開始時刻だけを決定し、終了時刻はデフォルトの時間(たとえば、一日の最後となる24:00)として、あらかじめ定めた時間であってもよい。
[ステップS34]送信判定部13は、アプリケーション終了要求の検出タイミングの時刻がステップS33で算出した帰宅時間帯に含まれるか否かを判定する。送信判定部13は、アプリケーション終了要求の検出タイミングの時刻が帰宅時間帯に含まれる場合は、ステップS35にすすむ。一方、送信判定部13は、アプリケーション終了要求の検出タイミングの時刻が帰宅時間帯に含まれない場合は、ステップS36にすすむ。
[ステップS35]送信判定部13は、アプリケーション終了要求が帰宅に伴う電源断であると評価する。そして、送信判定部13は、帰宅評価処理を終了する。
[ステップS36]送信判定部13は、アプリケーション終了要求が帰宅に伴う電源断でないと評価する。そして、送信判定部13は、帰宅評価処理を終了する。
このように、送信判定部13は、アプリケーション終了要求の検出タイミングの時刻と、帰宅時間ログ510とから、アプリケーション終了要求が帰宅に伴う電源断であるか否かを判断することができる。
なお、帰宅時間帯の算出は、平均値によらず、中央値や、最頻値を用いることができる。また、帰宅時間帯の時間幅は、あらかじめ設定した時間幅に限らず、帰宅時間の標準偏差に基づく時間幅など、統計的に算出した時間幅を用いることもできる。
次に、情報処理装置10により実行される判定結果評価処理について、図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態の判定結果評価処理のフローチャートである。判定結果評価処理は、退社タイミングの判定結果に基づいて不適当とされるログ(帰宅時間ログデータ)を削除、または訂正により編集する処理であり、メイン処理中のステップS13で実行される。具体的には、判定結果評価処理は、メイン処理の実行中に、判定結果評価処理の実行をユーザが選択することにより実行される。そして、帰宅時間ログデータの削除と訂正は、ユーザからの削除要求、および訂正要求を受け付けておこなう。
[ステップS41]情報処理装置10の判定結果評価部16は、帰宅時間ログデータの訂正要求があるか否かを判定する。判定結果評価部16は、帰宅時間ログデータの訂正要求がある場合は、ステップS42にすすむ。判定結果評価部16は、帰宅時間ログデータの訂正要求がない場合は、ステップS43にすすむ。
[ステップS42]判定結果評価部16は、帰宅時間ログ510に蓄積している帰宅時間ログデータを訂正要求にしたがい訂正する。訂正は、追加された帰宅時間ログデータの日時情報を正す場合と、電源断の評価がされなかったために記録されなかった帰宅時間ログデータを追加する場合とに要求される。そして、判定結果評価部16は、判定結果評価処理を終了する。
[ステップS43]判定結果評価部16は、帰宅時間ログデータの削除要求があるか否かを判定する。判定結果評価部16は、帰宅時間ログデータの削除要求がある場合は、ステップS44にすすむ。判定結果評価部16は、帰宅時間ログデータの削除要求がない場合は、判定結果評価処理を終了する。
[ステップS44]判定結果評価部16は、帰宅時間ログ510に蓄積している帰宅時間ログデータを削除要求にしたがい削除する。削除は、電源断の評価が誤ってされたために記録された帰宅時間ログデータを削除するために要求される。そして、判定結果評価部16は、判定結果評価処理を終了する。
これにより、帰宅時間ログ510は、ブラッシュアップされ、より精度の高い帰宅評価をおこなうことを可能にする。
次に、情報処理装置10により実行されるメイン処理中の情報送信設定処理について、図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態の情報送信設定時の表示出力のイメージ図である。
情報送信設定処理では、スケジュールを送信する他の情報処理装置の宛先設定と、送信するスケジュールを生成するための情報抽出設定とがおこなわれる。また、情報送信設定処理は、メイン処理の実行中に、情報送信設定処理の実行をユーザが選択することにより実行される。情報送信設定処理が実行されると、表示装置110にスケジュール送信設定画面700が表示される。スケジュール送信設定画面700は、送信先メールアドレス701の設定項目と、入力欄702とを表示する。情報送信設定処理は、たとえば、情報処理装置10が備える情報送信設定生成部が実行するようにしてもよい。
また、スケジュール送信設定画面700は、対象スケジュール日数703の設定項目と、入力欄704とを表示する。入力欄704に入力された対象スケジュール日数は、スケジュール情報として抽出する期間である。なお、期間初日は、原則翌日以降とするが、スケジュールを参照して当日の残り時間に予定が設定されている場合は、現時刻を含む本日以降とすることもできる。なお、期間は、予定のない日を含めてもよいし、予定のない日を控除してもよく、予定のない日を控除するか否かも設定可能にしてよい。
また、スケジュール送信設定画面700は、NG(抽出禁止)キーワード705の設定項目と、入力欄706とを表示する。入力欄706に入力されたNGキーワードは、スケジュール情報として抽出する情報が、含んでいてはいけないキーワードである。たとえば、NGキーワードは、プライベートな「飲み会」などの情報や、社外秘の「秘」を含む情報などがあるが、これらは、ユーザにより任意に設定可能である。また、NGキーワードを管理するための辞書を別途設けてもよく、ワードごとに指定するのではなく、辞書指定により一括に指定するようにしてもよい。
また、スケジュール送信設定画面700は、必須抽出キーワード707の設定項目と、入力欄708とを表示する。入力欄708に入力された必須抽出キーワードは、スケジュール情報として抽出すべき情報に含まれるキーワードである。たとえば、必須抽出キーワードは、「出張」、「会議」などの失念してはいけない情報などがあるが、これらは、ユーザにより任意に設定可能である。また、必須抽出キーワードを管理するための辞書を別途設けてもよく、ワードごとに指定するのではなく、辞書指定により一括に指定するようにしてもよい。なお、必須抽出キーワードは、NGキーワードに優先して抽出するため、必須抽出キーワード、NGキーワードともに関係しない予定は、抽出される。
また、スケジュール送信設定画面700は、設定保存を実行するボタン「設定保存」709と、設定保存を終了するボタン「閉じる」710とがある。
「設定保存」709の押下により、入力欄702に入力されたメールアドレスは、スケジュール情報の送信先として設定される。設定されたメールアドレスは、情報送信部15に電子メールの宛先として参照される。なお、入力欄702には、単数に限らず複数のメールアドレスを設定可能としてもよい。また、入力欄704、入力欄706、入力欄708に入力された設定情報は、スケジュール情報の抽出条件として設定される。設定されたスケジュール情報の抽出条件は、送信情報生成部17にスケジュール情報抽出時の抽出条件として参照される。
なお、スケジュール送信設定では、メールアドレスごとに、スケジュール情報の抽出条件設定が保存される。これにより、たとえば、自分宛のスケジュール送信に限らず、上司や、同僚宛に自己のスケジュールを送信することができ、自分宛には、プライベートなスケジュールを含め、他社宛にはプライベートなスケジュールを含めないとすることができる。
これにより、ユーザは、指定した期間のスケジュール情報を指定した送信先メールアドレスで入手できる。そして、ユーザは、ユーザのスケジュール情報を失念した場合であっても、いちいちスケジュール情報にアクセス可能な情報処理装置10に戻るまでもなく、スケジュール情報を確認可能となる。このようなスケジュール情報の送信は、特に、ユーザが情報処理装置10から離れている状態(たとえば、出張時、外出時、帰宅時など)において利便性が高い。また、ユーザは、受信したスケジュール情報に基づいて仕事とプライベートの予定調整を容易にすることができる。
次に、送信情報生成部17が、2009年6月5日金曜日にスケジュール600から送信情報として送信用抽出済スケジュール610を生成する場合について、図11、図12を用いて説明する。図11は、第2の実施形態のスケジュール情報記憶部に記憶されているスケジュールを示す図である。図12は、第2の実施形態の送信用抽出済スケジュールを示す図である。
スケジュール600は、スケジュール情報記憶部18に記憶されているユーザのスケジュール情報である。スケジュール600には、日付601、曜日602、予定時間603、予定内容604の項目がある。そして、スケジュール600には、「2009/06/06、土曜」の予定内容として、「休業日」が登録されている。また、スケジュール600には、「2009/06/07、日曜」の予定内容として、「休業日」が登録されている。また、スケジュール600には、「2009/06/08、月曜」の予定内容として、「10:30〜11:00に部会(定例)」が登録されている。また、スケジュール600には、「2009/06/09、火曜」の予定内容として、「予定なし」が登録されている。また、スケジュール600には、「2009/06/10、水曜」の予定内容として、「13:00〜14:00にグループ会議(定例)」が登録されている。また、スケジュール600には、「2009/06/11、木曜」の予定内容として、「15:00〜16:30に打合せ(イベント)」が登録されている。また、スケジュール600には、「2009/06/12、金曜」の予定内容として、「有休(有給休暇)」が登録されている。また、スケジュール600には、「2009/06/13、土曜」の予定内容として、「休業日」が登録されている。また、スケジュール600には、「2009/06/14、日曜」の予定内容として、「休業日」が登録されている。
ここで、スケジュール情報の抽出条件として、対象スケジュール日数が「4日」、NGキーワードが「休業日」、「予定なし」、必須抽出キーワードは、「イベント」が設定されているとする。これにより、現在日が2009年6月5日だとすると、送信情報生成部17は、対象スケジュール日数「4日」分のスケジュール情報を抽出するまで、現在日の翌日となる2009年6月6日からスケジュール情報を探索する。そして、送信情報生成部17は、NGキーワード「休業日」、「予定なし」から、2009年6月6日の「休業日」、2009年6月7日の「休業日」、そして2009年6月9日の「予定なし」を抽出対象外とする。そして、送信情報生成部17は、必須抽出キーワード「イベント」から、2009年6月11日の「打合せ(イベント)」を抽出対象とする。また、その他の予定のある2009年6月8日の「部会(定例)」、2009年6月10日の「グループ会議(定例)」、そして2009年6月12日の「有休」を抽出対象とする。
このようにして、送信情報生成部17は、スケジュール600から対象スケジュール日数「4日」分の送信用抽出済スケジュール610を得る。この後、送信用抽出済スケジュール610は、電子メールに付されて、設定された宛先に情報送信部15により送信される。
このように、第2の実施形態の情報処理装置10によれば、情報処理装置10は、ユーザの退社タイミングで、スケジュール情報を付した電子メールを送信するので、他の情報処理装置への無用の送信を排してスケジュール情報を送信することができる。
なお、上に挙げた一例では、対象スケジュール日数として設定した日数分のスケジュールを抽出したが、対象スケジュール日数として設定した日数をスケジュール情報の探索期間としてもよい。たとえば、対象スケジュール日数が「7日」の場合、2009年6月6日から2009年6月12日までの7日間を探索期間(抽出対象)とする。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、判定情報の蓄積に「帰宅に伴う電源断のログ」だけでなく「帰宅に伴わない電源断のログ」を記録する点で、第2の実施形態と異なる。
情報処理装置10により実行される電源断処理について、図13、図14を用いて説明する。図13は、第3の実施形態の情報処理装置における電源断処理のフローチャートである。図14は、第3の実施形態の電源断時間ログデータを示す図である。電源断処理は、OSからのアプリケーション終了要求があった場合に実行される。
[ステップS51]情報処理装置10の送信判定部13は、判定情報記憶部14を参照して、判定をおこなうのに十分な判定情報が蓄積されているかを判断する。送信判定部13は、十分な判定情報が蓄積されていると判断した場合は、ステップS54にすすみ、未だ十分な判定情報が蓄積されていないと判断した場合は、ステップS52にすすむ。
なお、判定情報の蓄積の評価は、蓄積している情報量を評価しておこなう。情報量の評価は、あらかじめ定めた閾値との比較によりすることができる。また、蓄積量の評価は、情報の量ではなく質によりおこなうようにしてもよい。たとえば、各情報のばらつきがあらかじめ定めた範囲に収まる程度に蓄積されたことにより情報の質を評価するなど、統計的な評価により情報の質を評価することもできる。
[ステップS52]情報処理装置10の判定情報収集部12は、電源断態様選択画面を表示装置110に表示して、ユーザに電源断態様の選択入力を促す。電源断態様選択画面は、電源断の要求があった旨を表示した上で、電源断が帰宅に伴うものか否かの選択入力を促す画面である。言い換えれば、電源断態様選択画面は、電源断に伴いスケジュール情報の送信をするか否かの選択入力を促す画面である。なお、具体的な表示態様として、たとえば、「帰宅する」と「帰宅しない」を表示し、いずれかの選択を促す。
[ステップS53]判定情報収集部12は、選択入力を待ち受ける。判定情報収集部12は、選択入力があった場合、ステップS55にすすむ。
[ステップS54]送信判定部13は、蓄積されている判定情報に基づいて、検出したアプリケーション終了要求が、帰宅に伴う電源断であるか否かを評価する。そして、送信判定部13は、ステップS55にすすむ。
[ステップS55]判定情報収集部12は、アプリケーション終了要求を検出した時間
を、日付情報を含めて電源断時間ログ520に蓄積して更新する。電源断時間ログ520は、判定情報記憶部14に記憶される判定情報の一例である。電源断時間ログ520には、電源断日付521、曜日522、電源断時間523、帰宅524が記録される。電源断日付521は、アプリケーション終了要求を検出した日付である。また、曜日522は、アプリケーション終了要求を検出した曜日である。また、電源断時間523は、アプリケーション終了要求を検出した時間である。また、帰宅524は、ステップS53の選択結果、またはステップS54の評価結果であり、「帰宅」と評価したか否かが記録される。
このような電源断時間ログ520は、帰宅に伴わない電源断も記録することで、ステップS54において電源断が帰宅に伴わないものであることを積極的に評価可能にする。そして、電源断時間ログ520は、より精度の高い退社タイミングの判断を可能にする。たとえば、2009年6月1日の13:20の電源断が帰宅と評価されていないことにより、同じく月曜日の13:20前後の電源断は、帰宅に伴うものでないと評価する根拠となりえる。
[ステップS56]判定情報収集部12は、ステップS53の選択結果、またはステップS54の評価結果が帰宅に伴う電源断であるとするか否かを判断する。判定情報収集部12は、選択入力が帰宅に伴う電源断であるとする場合、ステップS57にすすむ。一方、判定情報収集部12は、選択入力が帰宅に伴う電源断であるとしない場合、電源断処理を終了する。
[ステップS57]情報処理装置10の情報送信部15、および送信情報生成部17は、情報送信設定を取得する。情報送信部15、スケジュール情報を送信する宛先を特定するための情報送信設定(電子メールの宛先アドレス)を取得する。送信情報生成部17は、送信するスケジュール情報を生成するための情報送信設定を取得する。
[ステップS58]情報処理装置10の送信情報生成部17は、取得した情報送信設定に基づいて、送信するスケジュール情報を生成する。
[ステップS59]情報送信部15は、送信情報生成部17が生成したスケジュール情報を付して、取得した宛先アドレスに電子メールを送信する。そして、情報処理装置10は、電源断処理を終了する。
このようにして、情報処理装置10は、情報処理装置10にアクセスするユーザの帰宅タイミングにおけるスケジュールを他の情報処理装置に送信する。
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、蓄積した判定情報に基づく電源断判定テーブル(判断基準)をあらかじめ生成する点で、第2の実施形態と異なる。
情報処理装置10により実行される判定テーブル(電源断判定テーブル)生成処理について、図15、図16を用いて説明する。図15は、第4の実施形態の情報処理装置における判定テーブル生成処理のフローチャートである。図16は、第4の実施形態の電源断判定テーブルを示す図である。判定テーブル生成処理は、メイン処理中で実行する。たとえば、判定テーブル生成処理は、メイン処理の開始時に実行されるようにすればよい。そうすれば、前回の電源遮断時のログを反映した電源断判定テーブル530を生成でき、判定結果評価部16は、最新の電源断判定テーブル530で帰宅評価をすることができる。
なお、電源断判定テーブル530には、電源断日付531、電源断時間532、判定533が記録される。電源断判定テーブル530によれば、電源断日付531の電源断時間532に検出された電源断は、判定533にある通りに判定(評価)される。電源断判定テーブル530は、このような判定ルールを複数レコード備えて構成される。
[ステップS61]情報処理装置10の判定結果評価部16は、スケジュール600からスケジュールデータを1レコードずつ取得する。
[ステップS62]判定結果評価部16は、取得したスケジュールデータのスケジュール属性に基づく判定ルールを登録する。
具体的には、たとえば、図11のスケジュール600の例では、2009年6月8日の予定として、10:30〜11:00の間、「部会(定例)」が登録されている。したがって、部会の出席前の時間帯の自席PC100の電源断は、退社(帰宅)ではなく一時的な電源断であると評価するのが適切である。したがって、判定結果評価部16は、この「部会(定例)」のスケジュールから、2009年6月8日のスケジュール開始時間である10:30の前後30分を一時的な電源断と評価する判定ルールを生成し、電源断判定テーブル530に登録する。同様に、2009年6月10日の予定として、13:00〜14:00の間、「グループ会議(定例)」が登録されている。したがって、グループ会議の出席前の時間帯の自席PC100の電源断は、退社ではなく一時的な電源断であると評価するのが適切である。したがって、判定結果評価部16は、この「グループ会議(定例)」のスケジュールから、2009年6月10日のスケジュール開始時間である13:00の前後30分を電源断と評価する判定ルールを生成する。なお、この場合は、12:00から13:00の間が昼休みであることが事前に設定されていれば、判定結果評価部16は、11:30〜13:30を一時的な電源断と評価する判定ルールを生成する。
また、休日(有休、休業日)が設定されている2009年6月12日から14日は、ユーザの出社予定がないため、終日を一時的な電源断と評価する判定ルールを生成する。また、2009年6月15日の予定として、11:30〜、「出張(直帰)」が登録されている場合は、帰宅判断が可能なので、出張前の時間帯の自席PC100の電源断は、帰宅による電源断であると評価するのが適切である。したがって、判定結果評価部16は、この「出張(直帰)」のスケジュールから、2009年6月15日のスケジュール開始時間である11:30の前後30分を帰宅による電源断と評価する判定ルールを生成する。
なお、残業申告がある場合は、残業申告に基づいて判定ルールを生成することもできる。
[ステップS63]判定結果評価部16は、取得したスケジュールデータのすべてについて判定ルールを生成(登録)していなければ、ステップS61にすすみ、取得したスケジュールデータのすべてについて判定ルールを登録していれば、判定テーブル生成処理を終了する。
これにより、送信判定部13は、電源断判定テーブル530を用いて、より精度の高い退社タイミングの判断を可能にする。
なお、スケジュール属性とは、会社内作業のスケジュール(たとえば、打合せ、会議など)、会社外作業のスケジュール(たとえば、出張、外出)、休日(たとえば、有休、休業日など)など、帰宅か否かの判断材料にできる情報である。また、スケジュール属性は、予定内容の記載から属性が判別されるようにしてもよいし、予定入力時に別途設定入力するようにしてもよい。判定ルールは、こうしたスケジュール属性ごとにあらかじめ設定しておけばよい。
次に、第4の実施形態の帰宅評価処理について、図17を用いて説明する。図17は、第4の実施形態の情報処理装置における帰宅評価処理のフローチャートである。帰宅評価処理は、検出したアプリケーション終了要求が、帰宅に伴う電源断であるか否かを評価する処理であり、電源断処理中に実行される。
[ステップS71]情報処理装置10の送信判定部13は、アプリケーション終了要求の検出タイミングの日時情報(日付、曜日、時刻)を取得する。
[ステップS72]送信判定部13は、電源断判定テーブル530を取得する。
[ステップS73]送信判定部13は、取得した日時情報を含む時間帯の判定ルールが登録されているか否かを判断する。送信判定部13は、取得した日時情報を含む時間帯の判定ルールが登録されている場合は、ステップS76にすすみ、取得した日時情報を含む時間帯の判定ルールが登録されていない場合は、ステップS74にすすむ。
[ステップS74]送信判定部13は、電源断時間ログ520に蓄積するログのうち、評価対象とするログを抽出する。
[ステップS75]送信判定部13は、抽出したログから帰宅と判定できる帰宅時間帯を算出する。たとえば、送信判定部13は、「19:50」、「19:45」、「19:55」を取得したときに、その平均値「19:50」にあらかじめ設定した時間幅「プラスマイナス10分」から「19:40〜20:00」を帰宅時間帯とする。
[ステップS76]送信判定部13は、ステップS73で登録されているとした判定ルール、およびステップS75で算出した帰宅時間帯とから、アプリケーション終了要求の検出タイミングの時刻が帰宅時間帯に含まれるか否かを判定する。送信判定部13は、アプリケーション終了要求の検出タイミングの時刻が帰宅時間帯に含まれる場合は、ステップS77にすすむ。一方、送信判定部13は、アプリケーション終了要求の検出タイミングの時刻が帰宅時間帯に含まれない場合は、ステップS78にすすむ。
[ステップS77]送信判定部13は、アプリケーション終了要求が帰宅に伴う電源断であると評価する。そして、送信判定部13は、帰宅評価処理を終了する。
[ステップS78]送信判定部13は、アプリケーション終了要求が帰宅に伴う電源断でないと評価する。そして、送信判定部13は、帰宅評価処理を終了する。
このように、送信判定部13は、アプリケーション終了要求の検出タイミングの時刻と、電源断時間ログ520および電源断判定テーブル530とから、アプリケーション終了要求が帰宅に伴う電源断であるか否かを判断することができる。
次に、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、自席PC100が判定情報として帰宅時間ログ510の帰宅時間として、勤怠管理システムサーバから取得する勤怠データを用いる点で、これまでに説明した実施形態と異なる。第5の実施形態の判定情報更新処理について、図18、図19を用いて説明する。図18は、第5の実施形態のネットワーク構成例を示す図である。図19は、第5の実施形態の判定情報更新処理のフローチャートである。
勤怠管理システムサーバ210は、イントラネット310に接続し、情報取得を許可した端末装置(たとえば、自席PC100や他席PC430)に許可した範囲で勤怠管理情報を提供する。また、勤怠管理システムサーバ210は、図示しない勤怠管理システムを構成する機器の一つである。勤怠管理システムは、出退勤記録装置(たとえば、出退勤時に社員カードのID(IDentification)を読出し、出退勤時間とリンクして出退勤情報として記録する)を備える。勤怠管理システムサーバ210は、出退勤情報からユーザの退社時間を正確に把握する。
自席PC100(情報処理装置10)は、イントラネット310を介して勤怠管理システムサーバ210と接続する。自席PC100が勤怠管理システムサーバ210に勤怠管理情報を要求すると、勤怠管理システムサーバ210は、自席PC100にユーザの勤怠管理情報を応答する。
判定情報更新処理は、退社時間が蓄積された帰宅時間ログ510を更新する処理である。判定情報更新処理は、これまでに説明した実施形態と異なり電源断処理中では実行しない。判定情報更新処理は、メイン処理の実行中に、定時、あるいは電源投入時など任意のタイミングで実行される。なお、電源断処理は、図6のステップS26を除く処理手順で実行される。
[ステップS81]情報処理装置10の判定情報収集部12は、勤怠管理システムサーバ210にユーザの退勤時間(勤怠管理情報)を要求し、勤怠管理システムサーバ210からユーザの勤怠時間を取得する。ここで、判定情報収集部12が要求するユーザの退勤時間は、前日の退勤時間としてもよいし、前日を含めた所定期間の退勤時間としてもよい。また、判定情報収集部12は、勤怠管理システムサーバ210に日を特定してユーザの退勤時間を要求してもよい。
[ステップS82]判定結果評価部16は、取得した退勤時間を帰宅時間ログ510に蓄積して、帰宅時間ログ510を更新する。
これにより、帰宅時間ログ510は、ユーザの退社時間を正確に把握して、より精度の高い帰宅評価をおこなうことを可能にする。
次に、第6の実施形態について説明する。第6の実施形態は、自席PC100が勤怠管理システムサーバ210と連係して判定結果評価処理を実行する点で、これまでに説明した実施形態と異なる。第6の実施形態の判定結果評価処理について、図20を用いて説明する。図20は、第6の実施形態の判定結果評価処理のフローチャートである。
自席PC100(情報処理装置10)は、イントラネット310を介して勤怠管理システムサーバ210と接続する。自席PC100が勤怠管理システムサーバ210に勤怠管理情報を要求すると、勤怠管理システムサーバ210は、自席PC100にユーザの勤怠管理情報を応答する。
判定結果評価処理は、退社タイミングの判定結果に基づいて蓄積された電源断時間ログ520を編集する処理であり、メイン処理中のステップS13で実行される。判定結果評価処理は、メイン処理の実行中に、定時、あるいは電源投入時など任意のタイミングで実行される。
[ステップS91]情報処理装置10の判定結果評価部16は、勤怠管理システムサーバ210にユーザの退勤時間(勤怠管理情報)を要求し、勤怠管理システムサーバ210からユーザの勤怠時間を取得する。ここで、判定結果評価部16が要求するユーザの退勤時間は、前日の退勤時間としてもよいし、前日を含めた所定期間の退勤時間としてもよい。また、判定結果評価部16は、勤怠管理システムサーバ210に日を特定してユーザの退勤時間を要求してもよい。
[ステップS92]判定結果評価部16は、電源断時間ログ520を取得する。
[ステップS93]判定結果評価部16は、取得した電源断時間ログ520に蓄積されているログの電源断時間523が、退勤時間から所定時間の間にあるかを判定する。たとえば、2009年6月1日のユーザの退勤時間が、18:00であった場合、18:00より30分前までの電源断を帰宅と判定する。したがって、判定結果評価部16は、2009年6月1日の13:20の電源断は、帰宅と判定せず、17:50の電源断は帰宅と判定する。これにより、判定結果評価部16は、退勤時間を取得した日の電源断のうち帰宅に伴う電源断を特定できる。
[ステップS94]判定結果評価部16は、電源断時間ログ520に蓄積されているログの帰宅524が、ステップS93で特定した帰宅の評価と異なれば、上書して訂正し、判定結果評価処理を終了する。
これにより、電源断時間ログ520は、ブラッシュアップされ、より精度の高い帰宅評価をおこなうことを可能にする。
なお、判定結果評価処理で電源断時間ログ520をブラッシュアップする例を挙げたが、電源断時間ログ520に限らず、帰宅時間ログ510についても同様に取り扱うことができる。
次に、第7の実施形態について説明する。第7の実施形態は、スケジュール情報に代えて、または、スケジュール情報とともに業務報告を送信する点で、これまでに説明した実施形態と異なる。
情報処理装置10により実行されるメイン処理中の情報送信設定処理について、図21を用いて説明する。図21は、第7の実施形態の情報送信設定時の表示出力のイメージ図である。
情報送信設定処理は、送信する業務結果ファイルの指定と、業務結果ファイルを送信する他の情報処理装置の宛先設定とをおこなう。また、情報送信設定処理は、メイン処理の実行中に、情報送信設定処理の実行をユーザが選択することにより実行される。情報送信設定処理が実行されると、表示装置110に業務結果送信設定画面720が表示される。業務結果送信設定画面720は、業務結果ファイル721の設定項目と、入力欄722とを表示する。
また、業務結果送信設定画面720は、送信先メールアドレス723の設定項目と、入力欄724とを表示する。
また、業務結果送信設定画面720は、設定保存を実行するボタン「設定保存」725と、設定保存を終了するボタン「閉じる」726とがある。
「設定保存」725の押下により、入力欄724に入力されたメールアドレスは、業務結果ファイルの送信先として設定される。設定されたメールアドレスは、情報送信部15に電子メールの宛先として参照される。
なお、業務結果送信設定は、メールアドレスごとに、業務結果送信設定を保存する。これにより、たとえば、自分宛の業務結果ファイルの送信に限らず、上司や、同僚宛に自己の業務結果ファイルを送信することができる。
なお、業務結果ファイルは、ステップS23、ステップS25、ステップS56で帰宅に伴う電源断であると判定された場合に、情報送信部15によって他の情報処理装置に送信される。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置10が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体140を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施形態は、実施形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
以上説明した実施形態の主な技術的特徴は、以下の付記の通りである。
(付記1) ネットワークを介して他の情報処理装置に情報を送信する情報処理装置の情報処理プログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記情報処理装置を使用するユーザのアクセス終了要求を検出するユーザアクセス状態検出手段、
前記ユーザアクセス状態検出手段が前記ユーザの前記アクセス終了要求を検出する都度、前記ユーザのスケジュール情報の送信の是非を判定する送信判定手段、
前記送信判定手段が前記スケジュール情報を送信すると判定した場合に、前記スケジュール情報を前記他の情報処理装置宛てに送信する情報送信手段、
として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
(付記2) さらに、前記情報処理装置を、
前記アクセス終了要求の検出情報を判定情報として収集する判定情報収集手段、
前記判定情報収集手段が収集した前記判定情報を記憶媒体に記憶させる判定情報記憶手段、
として機能させるとともに、
前記送信判定手段は、前記判定情報に基づいて前記スケジュール情報の送信の是非を判定することを特徴とする付記1記載の情報処理プログラム。
(付記3) さらに、前記情報処理装置を、
前記記憶媒体が記憶する前記判定情報を評価し修正する判定結果評価手段、
として機能させることを特徴とする付記2記載の情報処理プログラム。
(付記4) 前記送信判定手段は、検出された前記アクセス終了要求が、前記ユーザの一日の最後のアクセス終了要求と判断した場合に、翌日以降の前記スケジュール情報の送信をすると判定することを特徴とする付記3記載の情報処理プログラム。
(付記5) 前記送信判定手段は、前記判定情報に基づいて、前記ユーザの一日の最後のアクセス終了要求と判断するアクセス終了要求検出時間帯を算出し、前記アクセス終了要求検出時間帯に前記アクセス終了要求を検出した場合に、検出した前記アクセス終了要求を前記ユーザの一日の最後のアクセス終了要求と判定することを特徴とする付記4記載の情報処理プログラム。
(付記6) 前記判定情報収集手段は、前記ユーザの一日の最後のアクセス終了要求を受け付けた時間を判定情報として収集し、
前記送信判定手段は、複数の前記判定情報の平均値を基に前記アクセス終了要求検出時間帯を算出することを特徴とする付記5記載の情報処理プログラム。
(付記7) さらに、前記情報処理装置を、
前記ユーザの退勤時間情報を判定情報として収集する判定情報収集手段、
前記判定情報収集手段が収集した前記判定情報を記憶媒体に記憶させる判定情報記憶手段、
として機能させるとともに、
前記送信判定手段は、前記判定情報に基づいて前記スケジュール情報の送信の是非を判定することを特徴とする付記1記載の情報処理プログラム。
(付記8) 前記判定結果評価手段は、前記ユーザの退勤時間情報を取得して、前記退勤時間情報に基づいて前記判定情報を評価し修正することを特徴とする付記3記載の情報処理プログラム。
(付記9) 前記情報送信手段は、前記送信判定手段が前記スケジュール情報の送信をすると判定した場合に、前記スケジュール情報とともに前記ユーザの業務報告ファイルを前記他の情報処理装置宛てに送信することを特徴とする付記1記載の情報処理プログラム。
(付記10) ネットワークを介して他の情報処理装置に情報を送信する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記情報処理装置を使用するユーザのアクセス終了要求を検出し、
前記ユーザの前記アクセス終了要求を検出する都度、前記ユーザのスケジュール情報の送信の是非を判定し、
前記スケジュール情報の送信をすると判定した場合に、前記スケジュール情報を前記他の情報処理装置宛てに送信する、
ことを特徴とする情報処理方法。
(付記11) ネットワークを介して他の情報処理装置に情報を送信する情報処理装置であって、
前記情報処理装置を使用するユーザのアクセス終了要求を検出するユーザアクセス状態検出手段と、
前記ユーザアクセス状態検出手段が前記ユーザの前記アクセス終了要求を検出する都度、前記ユーザのスケジュール情報の送信の是非を判定する送信判定手段と、
前記送信判定手段が前記スケジュール情報の送信をすると判定した場合に、前記スケジュール情報を前記他の情報処理装置宛てに送信する情報送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。