JP2009031898A - 情報退避システム、サーバ、サーバプログラム、クライアント及びクライアントプログラム - Google Patents

情報退避システム、サーバ、サーバプログラム、クライアント及びクライアントプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定のコンピュータに過大な負荷をかけずに、ネットワークに常時接続しないコンピュータが所持する情報もP2P通信により提供できる情報退避システムを提供する。
【解決手段】クライアントは電源OFFされる際に、自身のスケジュール管理エージェント及びスケジュール管理情報のコピーをクローンとして、サーバへ送信する。サーバでは、クローンを受信すると、このクローンを預ける代行装置を決定し(S22)、代行装置へクローンを預かるかの問合せをする(S24)。受入れを拒否されなかったら(S26:NO)、クローンを代行装置へ送信し(S27)、管理情報へ登録する(S28)。代行装置となるクライアントがない場合には(S23:NO)、サーバが代行装置となり、クローンを記憶し(S31)、管理情報に登録し(S32)、クローンエージェントを起動させる(S33)。
【選択図】図9

Description

本発明は、サーバに複数のクライアントを接続した情報退避システム、サーバ、サーバプログラム、クライアント及びクライアントプログラムに関するものであり、詳細には、サーバに複数のクライアントを接続した情報退避システム、サーバ、サーバプログラム、クライアント及びクライアントプログラムに関するものである。
従来、「ピアツーピア(Peer to Peer、以下「P2P」という)」という、ネットワークを介してコンピュータ同士が直接接続してデータの授受を行う通信方式が用いられている。あるコンピュータ(第一装置とする)がある情報(第一情報とする)を所持しており、別のコンピュータ(第二装置とする)が第一情報を求めている場合を考える。この場合、第二装置が第一情報を所持する第一装置を探索し、第一装置から第一情報を取得する。この第一情報を所持する第一装置を探索する際には、第二装置自身が接続しているコンピュータに対して、第一情報を所持しているかの「所持問合せ」を送信する。そして、「所持問合せ」を受けたコンピュータが第一情報を所持していれば、第二装置へ所持している旨の応答をし、所持していなければ、そのコンピュータが接続している他のコンピュータに対してさらに「所持問合せ」を送信して、第一情報を所持するコンピュータを探索している。このようなバケツリレー型の「ピュアP2P」という方法がある。さらに、どの情報をどのコンピュータが所持しているかを管理するインデックスサーバと呼ばれるコンピュータを設けた「ハイブリッドP2P」という方法も用いられている。さらに、インデックスサーバを固定のサーバとするのではなく、ネットワークに接続しているコンピュータの中から動的に採択する「スーパーノード型ハイブリッドP2P」という方法も用いられている。このようなP2P通信は、サーバに情報を蓄積し、クライアントがサーバから情報を取得するという「クライアント・サーバ」型の通信と比べて、負荷分散ができるという利点がある。
また、特許文献1に記載の発明のネットワーク接続機器の情報交換方法及びシステムでは、P2P通信において、ネットワークに常時接続していないコンピュータ(自ホスト)の代理として、ネットワークに常時接続しているコンピュータ(交換用ホスト)を用いている。具体的には、自ホストが取得したい情報(ファイル)の検索条件を記載した予約取得条件ファイル、予約により取得されたファイル、自ホストが他のコンピュータに提供できるファイルである提供ファイル、提供ファイルの一覧を交換用ホストにも置いて、自ホストが交換用ホストに接続した際に同期を取っている。これにより、自ホストは常時ネットワークに接続していなくとも、取得したい情報を得ることができる。また、他のコンピュータに自身が所持しているファイルを提供することもできる。
特開2003−114821号公報
しかしながら、P2P通信では、ピュアP2P、ハイブリッドP2P、スーパーノード型ハイブリッドP2P、いずれの方法であっても、第一情報を所持している第一装置がネットワークに接続していない場合には、第二装置は第一装置から第一情報を取得できないという問題点がある。特許文献1に記載の発明のネットワーク接続機器の情報交換方法を用いれば、第一情報を所持している第一装置(自ホスト)が交換用ホストに第一情報(提供ファイル)を託すことにより、このような問題点を解決することはできる。しかしながら、自ホストが複数ある場合には、交換用ホストへの負荷が大きいという問題点がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、特定のコンピュータに過大な負荷をかけずに、ネットワークに常時接続しないコンピュータが所持する情報もP2P通信により提供できる情報退避システム、サーバ、サーバプログラム、クライアント及びクライアントプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の情報退避システムでは、サーバと複数のクライアントとがネットワークを介して接続し、前記クライアントに記憶されている所定の情報を退避させる情報退避システムであって、前記クライアントは、前記所定の情報を記憶する所定情報記憶手段と、前記所定情報記憶手段に記憶されている前記所定の情報のコピーであるコピー情報を前記サーバへ送信する第一コピー情報送信手段と前記第一コピー情報送信手段により前記コピー情報を送信した後に前記ネットワークとの接続を断つネットワーク切断手段とを備え、前記サーバは、前記第一コピー情報送信手段により送信された前記コピー情報を受信した際に、当該サーバに接続している前記クライアントのうち、前記コピー情報を送信したクライアントである元クライアント以外の1つのクライアントを、前記コピー情報を記憶する代行装置に決定する代行装置決定手段と、前記代行装置決定手段により決定された前記代行装置に前記コピー情報を送信する第二コピー情報送信手段とを備え、さらに、前記クライアントは、前記第二コピー情報送信手段により送信された前記コピー情報を記憶するコピー情報記憶手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明の情報退避システムでは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記クライアントは、前記ネットワークに接続した際に、前記サーバへ前記代行装置を問い合わせる問合せ情報を送信する問合せ情報送信手段を備え、前記サーバは、前記元クライアント及び前記代行装置を対応させた管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、前記問合せ情報送信手段により送信された前記問合せ情報を受信した際に、前記問合せ情報を送信したクライアントである問合せクライアントの前記コピー情報を記憶している前記代行装置を前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報から取得し、当該代行装置を示す通知情報を前記問合せクライアントへ送信する通知情報送信手段を備え、さらに、前記クライアントは、前記通知情報送信手段から通知された前記代行装置に前記コピー情報の返却を求める返却依頼情報を送信する返却依頼情報送信手段と、他のクライアントの前記返却依頼情報送信手段により送信された前記返却依頼情報を受信した際に、前記コピー情報記憶手段に記憶されている前記コピー情報を、前記返却依頼情報を送信したクライアントである返却依頼クライアントに送信するコピー情報返却送信手段とを備えている。
また、請求項3に係る発明の情報退避システムでは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記サーバは、第二コピー情報送信手段により前記コピー情報を前記代行装置へ送信する前に、前記コピー情報の記憶を依頼する記憶依頼情報を前記代行装置へ送信する記憶依頼情報送信手段を備え、前記クライアントは、前記記憶依頼情報送信手段により送信された前記記憶依頼情報を受信した際に、前記依頼を受けるか否かを所定条件に基づいて決定する承諾決定手段と、前記承諾決定手段により決定された承諾結果を前記サーバへ送信する承諾結果送信手段とを備え、前記サーバの第二コピー情報送信手段は、前記承諾結果送信手段により送信された前記承諾結果が前記依頼を受ける旨を示している場合にのみ前記代行装置に前記コピー情報を送信することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の情報退避システムでは、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記クライアントは、他のクライアントの前記返却依頼情報送信手段により送信された前記返却依頼情報を受信した際に、前記返却依頼クライアントが正当な権利があるクライアントであるか否かの判定を前記サーバに依頼する正当性判定依頼情報を前記サーバに送信する正当性判定依頼情報送信手段を備え、前記サーバは、前記正当性判定依頼情報送信手段により送信された前記正当性判定依頼情報を受信した際に、前記返却依頼クライアントが当該サーバに接続しているクライアントであるか否かに基づいて正当な権利のあるクライアントであるか否かを判定する正当性判定手段と、前記正当性判定手段による判定結果を前記正当性判定依頼情報を送信したクライアントである正当性判断依頼クライアントへ送信する判定結果送信手段とを備え、前記クライアントの前記コピー情報返却送信手段は、前記判定結果送信手段により送信された前記判定結果が正当な権利があると示している場合にのみ前記コピー情報記憶手段に記憶されている前記所定の情報を前記返却依頼クライアントに送信することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の情報退避システムでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記サーバの前記代行装置決定手段は、代行装置とするクライアントがない場合には当該サーバを代行装置に決定し、前記サーバは、前記代行装置決定手段により当該サーバが代行装置に決定された場合に前記コピー情報を記憶するサーバ側コピー情報記憶手段を備えている。
また、請求項6に係る発明の情報退避システムでは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記サーバは、前記元クライアント及び前記代行装置を対応させた管理情報を記憶する管理情報記憶手段を備え、前記サーバの代行装置決定手段は、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報において前記代行装置とされている数の少ない前記クライアントを前記代行装置に決定することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明の情報退避システムでは、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記クライアントは、前記コピー情報記憶手段に記憶されている前記コピー情報を前記サーバへ送信するコピー情報返送手段を備え、ネットワーク切断手段は前記コピー情報返送手段によりコピー情報を送信した後、前記ネットワークとの接続を断つものであり、前記サーバは、前記コピー情報返送手段により送信された前記コピー情報を受信した際に、当該サーバに接続している前記クライアントのうち、当該コピー情報を返送した前記代行装置以外の1つのクライアントを、当該コピー情報を記憶する代行装置に決定する代行装置再決定手段と、前記クライアント再決定手段により決定された前記代行装置に前記コピー情報を送信する第三コピー情報送信手段とを備え、前記クライアントは、前記第三コピー情報送信手段により送信された前記コピー情報を前記コピー情報記憶手段に記憶することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明の情報退避システムでは、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記所定情報記憶手段は、前記所定の情報として、コンピュータに所定の動作を行わせるプログラム及び当該プログラムで必要とされる情報を少なくとも含むエージェントを記憶することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明の情報退避システムでは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、前記承諾決定手段は、当該クライアントで稼動しているエージェントの数が閾値以上である場合に受け入れないことを決定し、当該クライアントで稼動しているエージェント数が閾値より少ない場合に受け入れることを決定することを特徴とする。
また、請求項10に係る発明のサーバでは、複数のクライアントをネットワークを介して接続し、当該クライアントに記憶されている所定の情報を対比させるサーバであって、前記クライアントから送信された、前記クライアントに記憶されている所定の情報のコピーであるコピー情報を受信した際に、当該サーバに接続している前記クライアントのうち、前記コピー情報を送信したクライアントである元クライアント以外の1つのクライアントを、前記コピー情報を記憶する代行装置に決定する代行装置決定手段と、前記代行装置決定手段により決定された前記代行装置に前記コピー情報を送信する第二コピー情報送信手段とを備えている。
また、請求項11に係る発明のサーバでは、請求項10に記載の発明の構成に加えて、前記元クライアント及び前記代行装置を対応させた管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、前記問合せ情報送信手段により送信された前記問合せ情報を受信した際に、前記問合せ情報を送信したクライアントである問合せクライアントの前記コピー情報を記憶している前記代行装置を前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報から取得し、当該代行装置を示す通知情報を前記問合せクライアントへ送信する通知情報送信手段を備えている。
また、請求項12に係る発明のサーバでは、請求項10又は11に記載の発明の構成に加えて、第二コピー情報送信手段により前記コピー情報を前記代行装置へ送信する前に、前記コピー情報の記憶を依頼する記憶依頼情報を前記代行装置へ送信する記憶依頼情報送信手段を備え、第二コピー情報送信手段は、前記承諾結果送信手段により送信された前記承諾結果が前記依頼を受ける旨を示している場合にのみ前記代行装置に前記コピー情報を送信することを特徴とする。
また、請求項13に係る発明のサーバでは、請求項12に記載の発明の構成に加えて、前記コピー情報の返却を求める返却依頼情報を受信した前記代行装置から、当該返却依頼情報を送信したクライアントが正当な権利があるクライアントであるか否かの判定を依頼する正当性判定依頼情報を受信した際に、前記返却依頼情報を送信したクライアントが当該サーバに接続しているクライアントであるか否かに基づいて正当な権利のあるクライアントであるか否かを判定する正当性判定手段と、前記正当性判定手段による判定結果を前記正当性判定依頼情報を送信したクライアントである正当性判断依頼クライアントへ送信する判定結果送信手段とを備えている。
また、請求項14に係る発明のサーバでは、請求項10乃至13のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記代行装置決定手段は、代行装置とするクライアントがない場合には当該サーバを代行装置に決定し、前記代行装置決定手段により当該サーバが代行装置に決定された場合に前記コピー情報を記憶するサーバ側コピー情報記憶手段を備えている。
また、請求項15に係る発明のサーバでは、請求項10乃至14のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記元クライアント及び前記代行装置を対応させた管理情報を記憶する管理情報記憶手段を備え、前記サーバの代行装置決定手段は、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報において前記代行装置とされている数の少ない前記クライアントを代行装置に決定することを特徴とする。
また、請求項16に係る発明のサーバでは、請求項10乃至15のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記代行装置から返送された前記コピー情報を受信した際に、当該サーバに接続している前記クライアントのうち、当該コピー情報を返送した前記代行装置以外の1つのクライアントを、当該コピー情報を記憶する代行装置に決定する代行装置再決定手段と、前記クライアント再決定手段により決定された前記代行装置に前記コピー情報を送信する第三コピー情報送信手段とを備えている。
また、請求項17に係る発明のサーバプログラムでは、請求項10乃至16のいずれかに記載のサーバの各種処理手段としてコンピュータを機能させる。
また、請求項18に係る発明のクライアントでは、複数のクライアントがネットワークを介して接続したサーバに接続するクライアントであって、前記所定の情報を記憶する所定情報記憶手段と、前記所定情報記憶手段に記憶されている前記所定の情報のコピーであるコピー情報を前記サーバへ送信する第一コピー情報送信手段と前記第一コピー情報送信手段により前記コピー情報を送信した後に前記ネットワークとの接続を断つネットワーク切断手段と、他の前記クライアントの前記第一コピー情報送信手段が前記サーバへ送信した前記コピー情報を前記サーバから受信した際に、当該コピー情報を記憶するコピー情報記憶手段を備えている。
また、請求項19に係る発明のクライアントプログラムでは、請求項18に記載のクライアントの各種処理手段としてコンピュータを機能させる。
請求項1に係る発明の情報退避システムでは、所定の情報をコピー情報としてサーバへ送信した後にネットワークとの接続が断たれる。そして、サーバへ送信されたコピー情報はネットワークに接続している代行装置に記憶される。したがって、クライアントが電源OFFされてネットワークとの接続が断たれる場合や、稼動を継続するがネットワークとの接続を断つような場合であっても、ネットワーク上で所定の情報を利用できなくなることがない。よって、所定の情報を利用したい他のクライアントは、コピー情報を利用することにより所定の情報を利用することができる。そして、コピー情報はサーバでなく稼動中の他のクライアントに記憶されるので、稼動中のクライアントに負荷を分散させることができ、サーバに過大な負荷をかけることがない。
また、請求項2に係る発明の情報退避システムでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、クライアントとそのクライアントの代行装置が管理情報記憶手段に記憶されているので、サーバにおいて、コピー情報が記憶されている代行装置が直ちに判明する。よって、コピー情報を預けている元クライアントが代行装置を知りたい場合に、元クライアント又はサーバが代行装置を探す必要がなく、サーバに問い合わせることにより代行装置を知り、代行装置からコピー情報を回収することができる。
また、請求項3に係る発明の情報退避システムでは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、コピー情報を記憶しておくのに不都合なクライアントは、コピー情報の記憶の代行を断ることができるので、コピー情報の記憶により生じるトラブル(過大負荷、自身の情報との競合など)を回避できる。
また、請求項4に係る発明の情報退避システムでは、請求項3に記載の発明の効果に加えて、サーバが管理していないクライアントからの不当な要求に応じてコピー情報を渡してしまうことがないので、コピー情報の安全を確保できる。
また、請求項5に係る発明の情報退避システムでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、サーバに接続しているクライアントが元クライアント以外になかったり、代行装置になることを承諾するクライアントがなかったりして、代行装置となるクライアントがない場合であっても、サーバがコピー情報の記憶の代行をするので、コピー情報の記憶が行われる。
また、請求項6に係る発明の情報退避システムでは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、負荷の少ないクライアントが代行装置に決定されるので、負荷を分散できる。
また、請求項7に係る発明の情報退避システムでは、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、コピー情報を記憶している代行装置がネットワークから外れる場合でも、さらに代わりにコピー情報を記憶する代行装置が決定され、コピー情報を記憶するので、代行装置のネットワークからの離脱により、ネットワーク上でコピー情報を利用できなくなることはない。
また、請求項8に係る発明の情報退避システムでは、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加えて、エージェントを用いているシステムにおいて、クライアントのネットワークからの離脱によりシステムが停止してしまうことがない。
また、請求項9に係る発明の情報退避システムでは、請求項8に記載の発明の効果に加えて、プログラムが稼動しているエージェントの数が多いほど、そのクライアントへの負荷は高い。エージェントの数という簡易な情報でクライアントのコピー情報の記憶の代行の依頼を承諾するか否かの判断を容易に行うことができる。
また、請求項10に係る発明のサーバでは、コピー情報を記憶する代行装置を元クライアント以外のクライアントから決定する。よって、コピー情報はサーバでなく稼動中の他のクライアントに記憶されるので、稼動中のクライアントに負荷を分散させることができ、特定のクライアントに過大な負荷をかけることがない。
また、請求項11に係る発明のサーバでは、請求項10に記載の発明の効果に加えて、クライアントとそのクライアントの代行装置が管理情報記憶手段に記憶されているので、コピー情報が記憶されている代行装置が直ちに判明する。よって、コピー情報を預けている元クライアントから代行装置の問合せを受けた場合にサーバが代行装置を探す必要がなく、管理情報を参照すれば代行装置が直ちに判明するので、処理負荷が少ない。
また、請求項12に係る発明のサーバでは、請求項10又は11に記載の発明の効果に加えて、コピー情報を記憶しておくのに不都合でコピー情報の記憶の代行を断ったクライアントへはコピー情報を送信しないので、そのようなクライアントにコピー情報の記憶することにより生じるトラブル(過大負荷、自身の情報との競合など)を回避できる。
また、請求項13に係る発明のサーバでは、請求項12に記載の発明の効果に加えて、コピー情報の返却依頼を受けたクライアントが、サーバが管理していないクライアントからの不当な要求に応じてコピー情報を渡してしまうことがないので、コピー情報の安全を確保できる。
また、請求項14に係る発明のサーバでは、請求項10乃至13のいずれかに記載の発明の効果に加えて、サーバに接続しているクライアントが元クライアント以外になかったり、代行装置になることを承諾するクライアントがなかったりして、代行装置となるクライアントがない場合であっても、サーバがコピー情報の記憶の代行をするので、コピー情報の記憶が行われる。
また、請求項15に係る発明のサーバでは、請求項10乃至14のいずれかに記載の発明の効果に加えて、負荷の少ないクライアントが代行装置に決定されるので、負荷を分散できる。
また、請求項16に係る発明のサーバでは、請求項10乃至15のいずれかに記載の発明の効果に加えて、コピー情報を記憶している代行装置がネットワークから外れる場合でも、さらに代わりにコピー情報を記憶する代行装置が決定され、コピー情報を記憶するので、代行装置のネットワークからの離脱により、ネットワーク上でコピー情報を利用できなくなることはない。
また、請求項17に係る発明のサーバプログラムでは、請求項10乃至16のいずれかに記載のサーバの各種処理手段としてコンピュータを機能させることができる。したがって、請求項10乃至16のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏することができる。
また、請求項18に係る発明のクライアントでは、所定の情報をコピー情報としてサーバへ送信した後にネットワークとの接続が断たれる。したがって、クライアントが電源OFFされてネットワークとの接続が断たれる場合や稼動を継続するがネットワークとの接続を断つような場合であっても、ネットワーク上で所定の情報を利用できなくなることがない。また、クライアントでは、他のクライアントが記憶している所定の情報をコピー情報として記憶することができる。よって、他のクライアントの代行装置として機能することができる。よって、所定の情報を利用したいその他のクライアントは、コピー情報を利用することにより所定の情報を利用することができる。そして、コピー情報はサーバでなく稼動中の他のクライアントに記憶されるので、稼動中のクライアントに負荷を分散させることができ、サーバに過大な負荷をかけることがない。
また、請求項19に係る発明のクライアントプログラムでは、請求項18に記載のクライアントの各種処理手段としてコンピュータを機能させることができる。したがって、請求項18に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、ネットワーク構成図である。本実施の形態では、ユーザのスケジュールを調整するスケジュール管理システムを例に説明する。図1に示すように、ネットワーク1を介してサーバ200と5台のクライアント110,120,130,140,150が接続している。クライアント110,120,130,140,150を総称してクライアント100ということとする。サーバ200とクライアント100とは、それぞれが直接1対1で通信することができる。なお、本実施の形態では5台のクライアント100を示しているが、クライアント100の台数は5に限らず、それ以上の台数であってもよい。それぞれのクライアント100を使用するユーザは決まっており、ユーザは自分の使用するクライアント100を用いてスケジュール管理を行う。
このスケジュール管理システムでは、クライアント100において、ユーザが調整したいスケジュール(時間、参加者)を入力する。すると、スケジュールが入力されたクライアント100は、参加者のクライアント100へその時間が空いているか否かの問合せを行う。問合せを受けたクライアント100では、スケジュール情報170(図3参照)を参照して、問合せを行ったクライアント100へ回答を返送する。そこで、スケジュールが入力されたクライアント100では、参加者の回答に基づいて、スケジュールを確定させるか否かの判断を行い、確定させる場合には、確定情報を参加者のクライアント100へ送信する。確定情報を受けたクライアント100では、スケジュール情報170に登録する。このような処理を行うためにエージェントシステムが用いられる。「エージェント」とは、コンピュータ内で自律的に動作し、所定の処理を実行するプログラム及び関連するデータから構成されるソフトウェアである。
ここで、図2及び図3を参照して、クライアント100について説明する。図2は、クライアント110の電気的構成を示す模式図であり、図3は、クライアント100のソフトウェアの機能構成を示す模式図である。なお、図2では、クライアント110の電気的構成を示しているが、クライアント100の電気的構成は同様であり、他のクライアント120,130,140,150も同様の電気的構成である。図2に示すように、クライアント100には、CPU101,ROM102,RAM103,入出力制御装置105,ネットワーク制御装置106,データ入出力制御装置107がシステムバス104を介して接続されている。CPU101はクライアント100の制御を司り、ROM102は種々の情報を記憶し、RAM103は一時的なデータを記憶する。そして、入出力制御装置105は、ディスプレイ108やキーボード109へのデータの入出力を管理し、ネットワーク制御装置106は、ネットワーク1を介して他のクライアント120,130,140,150及びサーバ200に接続する。そして、データ入出力制御装置107は、ハードディスク装置(以下、HDDという)190へのデータの入出力の制御を行う。
また、図2に示すように、HDD190には、エージェント格納部191,スケジュール情報記憶エリア192,ローカル情報格納部193,クローンエージェント記憶エリア194,クローンスケジュール情報記憶エリア195が少なくとも設けられている。エージェント格納部191には、スケジュール調整システムで使用されるエージェントのプログラム及び関連データが記憶される。具体的には、管理エージェント記憶エリア1911に管理エージェントのプログラム及び関連データが記憶され、スケジュール管理エージェント記憶エリア1912にスケジュール管理エージェントのプログラム及び関連データが記憶される。そして、入力エージェント記憶エリア1913に入力エージェントのプログラム及び関連データが記憶され、出力エージェント記憶エリア1914に出力エージェントのプログラム及び関連データが記憶される。そして、ローカル情報格納部193には設定情報記憶エリア1931が設けられており、スケジュール管理システムにおける種々のユーザ設定(例えば、ディスプレイ108へ表示する際のフォント、文字サイズ等)の情報が記憶されている。
次に、クライアント110で動作するスケジュール調整システムにおけるエージェントの動作について説明する。図3に示すように、クライアント100では、管理エージェント181、出力エージェント182、入力エージェント183、スケジュール管理エージェント184が稼動する。出力エージェント182は、ディスプレイ108へ情報を出力させる働きをする。入力エージェント183は、キーボード109からのデータ入力を受け付ける働きをする。そして、スケジュール管理エージェント184は自エージェント動作部186で動作し、スケジュール情報記憶エリア192に記憶されているスケジュール情報170を管理する働きをする。具体的には、スケジュール管理エージェント184は、スケジュール調整時に日程の空きがあるか否かの判断を行ったり、スケジュール情報にスケジュールを登録したりする。
管理エージェント181は、取りまとめのエージェントとして機能する。例えば、エージェント格納部191に記憶されている他のエージェントのプログラムを動作させる。また、エージェント同士のデータの受け渡しを行う。例えば、入力エージェント183が受け付けた入力データを、スケジュール管理エージェント184へ引き渡したり、スケジュール管理エージェント184が出力したメッセージを出力エージェント182へ引き渡したりする。また、エージェントは自身のクライアント100で動作しているものだけではなく、ネットワーク1に接続した他のクライアント100で動作しているエージェントとのデータの受け渡しも行う。他のクライアント100のエージェントとのデータ授受は、ネットワーク制御装置106で動作するネットワーク制御部187へデータを渡したり、データを受け取ったりすることにより行われる。
そして、本実施の形態のスケジュール管理システムでは、クライアント100へ電源OFFの指示がなされた際には、管理エージェント181がスケジュール管理エージェント184及びスケジュール情報170のコピーをサーバ200へ送信する。以下、スケジュール管理エージェント184のコピーを「クローンエージェント」といい、スケジュール情報170のコピーを「クローンスケジュール情報」という。さらに、クローンエージェント及びクローンスケジュール情報を併せて「クローン」という。そして、サーバ200は、クローンエージェントを動作させるクライアント100を探す。クローンを受け入れるクライアント100(以下、「代行装置」という)が見つかったら、代行装置にクローンを送信する。なお、代行装置が見つからない場合には、サーバ200が代行装置となり、HDD210(図4参照)にクローンを記憶し、クローンエージェントを稼動させる。
管理エージェント181では、シャットダウン時のクローンの作成、サーバ200への送信を行っている。また、他のクライアント100の代行装置となり、クローンがサーバ200から送信された場合には、ネットワーク制御部187がクローンを受信し、クローン受入れ部185に渡される。管理エージェント181は、クローン受入れ部185で受け入れられたクローンを受信する処理を行う。さらに、管理エージェント181は、受信したクローンのうち、クローンエージェントをクローンエージェント記憶エリア194に記憶し、クローンスケジュール情報をクローンスケジュール情報記憶エリアに記憶する。そして、管理エージェント181は、クローンエージェント動作部189にてクローンエージェントを起動させ、自身のエージェントと同様に、エージェント間のデータの授受を行う。
よって、クライアント100がシャットダウンされ、ネットワーク1から接続できなくなっても、スケジュール管理エージェント184及びスケジュール情報170が他の代行装置に退避される。つまり、スケジュール管理エージェント184のコピー(クローンエージェント)が代行装置で動作し、スケジュール情報170のコピー(クローンスケジュール情報)が同じ装置に記憶されている。したがって、クライアント100がシャットダウンされていても、そのクライアント100を使用しているユーザのスケジュール調整を行うことができ、スケジュール管理システムでの処理を中断させることがない。
次に、図4乃至図6を参照して、サーバ200について説明する。図4は、サーバ200の電気的構成を示す模式図であり、図5は、サーバ200のソフトウェアの機能構成を示す模式図である。図6は、管理情報記憶エリア2121の構成を示す模式図である。図4に示すように、サーバ200には、CPU201,ROM202,RAM203,入出力制御装置205,ネットワーク制御装置206,データ入出力制御装置207がシステムバス204を介して接続されている。CPU201はサーバ200の制御を司り、ROM202は種々の情報を記憶し、RAM203は一時的なデータを記憶する。そして、入出力制御装置205は、ディスプレイ208やキーボード209へのデータの入出力を管理し、ネットワーク制御装置206は、ネットワーク1を介してクライアント100に接続する。そして、データ入出力制御装置207は、ハードディスク装置(以下、HDDという)210へのデータの入出力の制御を行う。
また、図4に示すように、HDD210には、エージェント格納部211,ローカル情報格納部212,クローンエージェント記憶エリア213,クローンスケジュール情報記憶エリア214が少なくとも設けられている。エージェント格納部211には、スケジュール調整システムで使用されるエージェントのプログラム及び関連データが記憶される。具体的には、管理エージェント記憶エリア2111に管理エージェントのプログラム及び関連データが記憶されている。そして、ローカル情報格納部212には管理情報記憶エリア2121及び設定情報記憶エリア2122が少なくとも設けられている。管理情報記憶エリア2121には、ネットワーク1に接続されているクライアント100の接続状況及びエージェントの状態を示す管理情報が記憶されている。そして、設定情報記憶エリア2122スケジュール管理システムにおける種々の設定情報が記憶されている。そして、クローンエージェント記憶エリア213には、代行装置が見つからなかった場合のクローンエージェント285が記憶され、クローンスケジュール情報記憶エリア214には代行装置が見つからなかった場合のクローンスケジュール情報が記憶される。
次に、サーバ200で動作するスケジュール調整システムにおけるエージェントの動作について説明する。図5に示すように、サーバ200では、管理エージェント281が起動する。管理エージェント281は、取りまとめのエージェントとして機能する。例えば、クライアント100から送信されたクローンをクローン受入れ部282から受け取り、クライアント検索部283にて代行装置を探させたり、ネットワーク制御部286から代行装置へクローンを送信したりする。また、管理エージェント281は、サーバ200自身が代行装置となる場合には、クローンエージェント記憶エリア213にクローンエージェント285を記憶させたり、クローンスケジュール情報記憶エリア214にクローンスケジュール情報217を記憶させたりする。さらに、管理エージェント281は、クローンエージェント285をクローンエージェント動作部284で起動させ、起動させたクローンエージェント285と、ネットワーク1に接続した他のクライアント100で動作しているエージェントとのデータの受け渡しも行う。
ここで、図6に示す管理情報記憶エリア2121について説明する。図6に示すように、クライアント識別符号欄、ログインフラグ欄、代行装置欄、元クライアント欄が少なくとも設けられている。クライアント識別符号欄には、クライアント100を識別するための識別符号が記憶され、ログインフラグ欄には、そのクライアント100がサーバ200に接続してログインしているか否かを示すフラグが記憶される。なお、ログインフラグは、ログイン中である場合には「1」が記憶されて「ON」の状態とされ、ログイン中でない場合には「0」が記憶されて「OFF」の状態とされる。そして、代行装置欄には、そのクライアント100の代行装置となった装置の識別符号が記憶される。つまり、代行装置欄に識別符号が記憶されているクライアント100はログオフ中である。また、元クライアント欄には、そのクライアント100が代行装置となっている場合のクローンをもともと所持しているクライアント100(電源OFF時にクローンをサーバ200へ送信したクライアント、以下「元クライアント」という)の識別符号が記憶される。つまり、元クライアント欄に識別符号が記憶されているクライアント100はログオン中である。
図6に示す例では、識別符号が「A」のクライアント100はログイン中であり、識別番号「B」のクライアント100のクローンの代行装置となっている。つまり、識別番号「B」のクライアント100のクローンを預かっている。そして、識別符号が「B」のクライアント100はログオフ中であり、識別番号「A」のクライアント100にクローンを預けている。識別符号が「C」のクライアント100はログイン中であり、識別番号「D」のクライアント100のクローンの代行装置となっている。つまり、識別番号「D」のクライアント100のクローンを預かっている。識別符号が「D」のクライアント100はログオフ中であり、識別番号「C」のクライアント100にクローンを預けている。また、識別符号が「E」のクライアント100はログイン中であるが、代行装置にはなっていない。識別符号が「F」のクライアント100もログイン中であるが、代行装置にはなっていない。
次に、図7乃至図10のフローチャートを参照してサーバ200の管理エージェント281の処理について説明する。図7は、管理エージェント281のメイン処理であるサーバメイン処理のフローチャートであり、図8は、サーバメイン処理の中で行われるログイン処理のフローチャートであり、図9は、サーバメイン処理の中で行われるクローン受信処理のフローチャートであり、図10は、サーバメイン処理の中で行われる正当性照会処理のフローチャートである。管理エージェント281では種々の処理が行われているが、ここでは、要部についてのみ説明する。
図7に示すサーバメイン処理は、サーバ200においてスケジュール管理システムが起動され、管理エージェント281が起動されることにより開始される。まず、クライアント100からのログインの要求がなされたか否かの判断が行われる(S1)。クライアント100は、スケジュール管理システムを起動し、管理エージェント181が起動されると、サーバ200へ接続し、ログインを要求する「ログイン要求」を送信する(図12、S91参照)。この「ログイン要求」はネットワーク制御部187が受信し、管理エージェント281に渡される。S1では、ネットワーク制御部187から「ログイン要求」が渡されたか否かの判断により、ログイン要求がなされたか否かの判断が行われる。そして、ログイン要求がなされていれば(S1:YES)、「ログイン要求」を送信したクライアント100に対するログイン処理が行われる(S4、図8参照)。このログイン処理については、図8を参照して後述する。
クライアント100からのログインの要求がなされていなければ(S1:NO)、クローンを受信したか否かの判断が行われる(S2)。クライアント100では、シャットダウンされるとサーバ200にクローンを送信してくる(図11、S62:YES、S80参照)。このクローンは、ネットワーク制御部187が受信し、管理エージェント281に渡される。クローンを受信した場合には(S2:YES)、クローン受信処理が行われる(S5、図9参照)。このクローン受信処理については、図9を参照して後述する。
また、クローンを受信していなければ(S2:NO)、クライアント100から正当性照会の要求がなされたか否かの判断が行われる(S3)。クライアント100では、他のクライアント100からクローンの返却依頼を受けた際に、そのクライアント100にクローンを返却してよいか否かの判断のために、サーバ200へ正当性照会を要求する「正当性照会」を送信する(図11、S71:YES、S72参照)。この「正当性照会」は、ネットワーク制御部187が受信し、管理エージェント281に渡される。そこで、「正当性照会」を受信した場合には(S3:YES)、正当性照会処理が行われる(S6、図10参照)。この正当性照会処理については、図10を参照して後述する。
正当性照会でもなければ(S3:NO)、S1へ戻る。そして、S1〜S3の処理が繰り返し実施され、「ログイン要求」、「クローン」、又は「正当性照会」を受信したら、それに応じた処理が行われる。
次に、図8を参照して、ログイン処理について説明する。前述したように、クライアント100は、管理エージェント181が起動されると、サーバ200へ接続し、ログインを要求する「ログイン要求」を送信する(図12、S91参照)。そして、その直後に、自身のクローンを預けている代行装置を問い合わせる「代行装置問合せ」を送信する(図12、S92参照)。この「代行装置問合せ」には送信したクライアント100(以下、問合せクライアントという)の識別符号も含まれている。そこで、ログイン処理では、まず、「代行装置問合せ」を受信したか否かの判断が行われる(S11)。「代行装置問合せ」を受信していなければ(S11:NO)、「代行装置問合せ」を受信するまで繰り返し受信の判断が行われる(S11)。そして、「代行装置問合せ」を受信したら(S11:YES)、管理情報記憶エリア2121にに記憶されている管理情報が参照される。この管理情報において「代行装置問合せ」に含まれている問合せクライアントの識別符号に対応して、代行装置として記憶されているクライアント100の識別符号が取得される(S12)。図6に示す例では、問合せクライアントの識別符号が「B」であるとすると、代行装置の識別符号として「A」が取得される。
次いで、代行装置がサーバ200でなく、クライアント100であるか否かの判断が行われる(S13)。識別符号が自身のものでない場合には、クライアント100であると判断される(S13:YES)。なお、自身の識別符号はROM202に記憶されている。代行装置はクライアント100である場合には(S13:YES)、代行装置の識別符号を載せた「所在通知」が問合せクライアントに送信される(S14)。そして、管理情報が更新される(S16)。具体的には、問合せクライアントの管理情報のログインフラグがONとされ、代行装置欄がクリアされる。そして、サーバメイン処理へ戻る。
一方、代行装置はクライアント100でなくサーバ200である場合には(S13:NO)、サーバ200のクローンエージェント記憶エリア213に記憶されているクローンエージェント及びクローンスケジュール情報記憶エリア214に記憶されているクローンスケジュール情報が「クローン」として「代行装置問合せ」の送信元のクライアント100に送信される(S15)。そして、管理情報が更新される(S16)。具体的には、送信元のクライアント100の管理情報のログインフラグがONとされ、代行装置欄がクリアされる。そして、サーバメイン処理へ戻る。
以上のようにして、ログイン処理では、ログインの要求をしてきたクライアント100のクローンを預かっている代行装置がクライアント100であれば、そのクライアント100を要求クライアントに教え、サーバ200自身が代行装置であれば、クローンを返却する。
次に、図9を参照して、クローン受信処理について説明する。上述したように、クライアント100では、電源OFFの指示が行われるとサーバ200にクローンを送信してくる(図11、S62:YES、S80参照)。なお、このクローンと共にクローン送信元のクライアント100(以下、元クライアントという)の識別番号も送信されてくる。そこで、クローン受信処理では、まず、元クライアントがログイン中のクライアント100であるか否かの判断が行われる(S21)。クローンと共に元クライアントの識別符号に対応する管理情報のログインフラグがONであれば、ログイン中であるので(S21:YES)、S22へ進む。しかし、ログインフラグがOFFであれば、ログイン中でないので(S21:NO)、そのクライアント100からのクローンを受け付けられない。そこで、エラー処理が行われ(S34)、サーバメイン処理へ戻る。エラー処理では、例えば、エラー情報をクライアント100へ返送する。
S22では、受信したクローンを預ける代行装置の決定処理が行われる(S22)。具体的には、管理情報が参照され、元クライアント以外のクライアント100のうち、ログオン中のクライアント100から1つのクライアント100が代行装置に決定される。まずは、ログオン中のクライアント100のうち、代行装置となっていないクライアント100が「代行装置」に決定される。つまり、元クライアント欄に識別符号が記憶されていないクライアント100である。代行装置となっていないクライアント100が複数ある場合には、いずれのクライアント100を選択してもよい。また、ログオン中のクライアント100で代行装置となっていないクライアント100がない場合には、代行装置となり預かっているクローンの数が最も少ないクライアント100が代行装置とされる。例えば、識別符号「A」のクライアント100は、識別符号「B」と「C」の代行装置となっており、識別符号「E」のクライアント100は、識別符号「F」の代行装置となっている場合を考える。この場合には、「A」のクライアント100は2つ、「E」のクライアント100は1つなので、「E」のクライアント100が代行装置とされる。このような決定方法により、できるだけ負荷の少ないクライアント100を代行装置とすることができ、特定のクライアント100に多数のクローンが送信されて、そのクライアント100の負荷を増大させることがない。なお、代行装置とされたクライアント100の識別符号はRAM203の所定の記憶エリアに記憶される。なお、クローンを送信したクライアント100以外にログオン中のクライアント100がない場合には、代行装置は「なし」とされ、それを示す値がRAM203の所定の記憶エリアに記憶される。
なお、元クライアントが他のクライアント100のクローンをすでに預かっていた場合に、元クライアントのクローン以外のクローンが送信されてくる(図11、S80)。本実施の形態では、元クライアントのクローン以外のクローンも元クライアントの代行装置と同じクライアント100が代行装置とされる。
そして、S22の代行装置の決定処理が終了したら、代行装置があったか否かの判断が行われる(S23)。代行装置が決定された場合には(S23:YES)、その代行装置は代行装置となることを承諾するか否かを問い合わせる「リソース提供依頼」が送信される(S24)。クライアント100では、「リソース提供依頼」を受信すると、代行装置となりクローンを受け入れるか否かを示す「受入結果」を返送する(図11、S63:YES、S64〜S66)。そこで、そのクライアント100から返送された「受入結果」が受信される(S25)。この「受入結果」が「拒否」を示すものである場合には(S26:YES)、S22へ戻る。そして、拒否されたクライアント100以外の残りのクライアント100から代行装置が決定され(S22)、その代行装置へ「リソース提供依頼」が送信される(S24)。そして、そこで、そのクライアント100から返送された「受入結果」が受信される(S25)。そして、「拒否」でない「許可」である「受入結果」を受信するまで(S26:NO)、S22〜S26の処理が繰り返される。
受信した「受入結果」が拒否しないもの(「許可」)であれば(S26:NO)、受信したクローンが代行装置へ送信される(S27)。そして、管理情報記憶エリア2121の管理情報において、クローンを送信したクライアント100の代行装置欄に、代行装置となったクライアント100の識別符号が記憶され、代行装置となったクライアント100の送信元欄にクローンを送信したクライアント100の識別符号が記憶される(S28)。そして、サーバメイン処理へ戻る。
また、S22において代行装置が決定されなかった場合には(S23:NO)、サーバ200が代行装置とされる。そこで、クローンエージェント記憶エリア213に受信したクローンのクローンエージェントが記憶され、クローンスケジュール情報記憶エリア214に受信したクローンのクローンスケジュール情報が記憶される(S31)。そして、管理情報記憶エリア2121にサーバ200の識別符号が記憶される(S32)。そして、クローンエージェント記憶エリア213に記憶したクローンエージェントが起動される(S33)。そして、サーバメイン処理へ戻る。
以上のようにして、クローン受信処理では、負荷の少ないクライアント100をクローンを預ける代行装置に決定して、そのクライアント100にクローンを送信する。また、代行装置とするクライアント100がない場合には、サーバ200自身が代行装置となり、クローンをHDD190に記憶し、クローンエージェントを起動させる。
次に、図10を参照して、正当性照会処理について説明する。上述したように、クライアント100では、他のクライアント100からクローンの返却依頼を受けた際に、そのクライアント100にクローンを返却してよいか否かの判断のために、サーバ200へ正当性照会を要求する「正当性照会」を送信する(図11、S71:YES、S72参照)。なお、この「正当性照会」と共に「正当性照会」送信元のクライアント100(以下、正当性依頼送信クライアント)の識別番号も送信されてくる。そこで、正当性照会処理では、正当性依頼送信クライアントがログイン中であるか否かの判断が行われる(S41)。具体的には、管理情報のログインフラグが参照されて、「正当性照会」を送信したクライアント100のログインフラグがONであれば、ログイン中であると判断される(S41:YES)。ログイン中でなければ(S41:NO)、そのクライアント100からの「正当性照会」は受け付けないので、エラー処理が行われて(S45)、サーバメイン処理へ戻る。
ログイン中であれば(S41:YES)、「正当性照会」を依頼されたクライアント100の正当性が判断される(S42)。依頼クライアントは、送信クライアントにクローンの返却依頼をしたクライアント100(以下、返却依頼クライアントという)である。そこで、本実施の形態では、その返却依頼クライアントがログイン中であれば、正当性問題なしとし、ログイン中でなければ正当性問題ありとする。管理情報のログインフラグが参照され、依頼クライアントのログインフラグがONであれば、正当性問題なしとされ(S42:YES)、「問題なし」の「正当性結果」が送信クライアントへ送信される(S43)。そして、サーバメイン処理へ戻る。一方、ログイン中でなければ、正当性問題ありとされ(S42:NO)、「問題あり」の「正当性結果」が送信クライアントへ送信される(S44)。そして、サーバメイン処理へ戻る。
以上のようにして、正当性照会処理では、正当性依頼送信クライアントから受けた、返却依頼クライアントの正当性の照会に対して、正当性の判断を行い、その結果を送信クライアントへ送信する。
次に、図11及び図12を参照して、クライアント100の管理エージェント181の処理について説明する。図11は、クライアント100の管理エージェント181のメイン処理であるクライアントメイン処理のフローチャートであり、図12は、クライアントメイン処理の中で行われる起動時処理のフローチャートである。
図11に示すクライアントメイン処理はクライアント100においてスケジュール管理システムが起動され、管理エージェント181が起動されることにより開始される。まず、起動時処理が行われる(S61、図12参照)。起動時処理では、図12に示すように、まず、サーバ200へのログインが行われる(S91)。ここでは、サーバ200に接続し、「ログイン要求」をサーバ200へ送信する。続いて「代行装置問合せ」がサーバ200に送信される(S92)。サーバ200では、「代行装置問合せ」に対して「所在通知」又は「クローン」を返送してくるので(図8参照)、「所在通知」を受信したか否かの判断が行われる(S93)。「所在通知」を受信したら(S93:YES)、代行装置がクライアント100であったということなので、「所在通知」に示されている代行装置(クライアント100)へ「クローンの返却依頼」が送信される(S94)。そして、代行装置から送信される「クローン」を受信する(S95)。そして、S97へ進む。なお、図示しないが、ここで、所定時間(例えば、1分)経過しても「クローン」を受信しない場合には、エラー処理が行われる。
また、「所在通知」を受信していない場合には(S93:NO)、「クローン」を受信したか否かの判断が行われる(S96)。代行装置がサーバ200である場合には「サーバ200が直接「クローン」を送信してくる。そこで、「クローン」を受信した場合には(S86:YES)、S97へ進む。「クローン」を受信していない場合には(S96:ン)、S93へ戻り、「所在通知」又は「クローン」を受信するまで、S93,S96の処理が繰り返し実施される。
S97では、スケジュール情報記憶エリア192からスケジュール情報が読み込まれ、スケジュール管理エージェント記憶エリア1912からスケジュール管理エージェントが読み込まれる(S97)。そして、受信したクローンとS97で読み込まれたオリジナルのエージェント及びスケジュール情報とが同一であるか否かの判断が行われる(S98)。クローンとオリジナルとが同一であれば(S98:YES)、クローンを代行装置に預けている際にスケジュール情報は変更されなかったことになるので、受信したクローンは破棄される(S99)。そして、クライアントメイン処理へ戻る。一方、クローンとオリジナルとが同一でなければ(S98:NO)、オリジナルがクローンに置き換えられる(S100)。具体的には、受信したクローンスケジュール管理エージェントがスケジュール管理エージェント記憶エリア1912に記憶され、クローンスケジュール情報がスケジュール情報記憶エリア192に記憶される。そして、スケジュール管理エージェントが起動される(S101)。そして、クライアントメイン処理へ戻る。
次いで、図11に示すように、クライアントメイン処理では、シャットダウンを検知したか否かの判断が行われる(S62)。シャットダウンが検知された場合には(S62:YES)、クローンがサーバ200へ送信される(S80)。具体的には、スケジュール情報記憶エリア192に記憶されているスケジュール情報のコピーがクローンスケジュール情報として作成され、スケジュール管理エージェント記憶エリア1912に記憶されているスケジュール管理エージェントのコピーがクローンエージェントとして作成される。そして、クローンスケジュール情報及びクローンエージェントが「クローン」としてサーバ200へ送信される。さらに、他のクライアント100のクローンを預かり、クローンエージェント記憶エリア194にクローンエージェントを記憶し、クローンスケジュール情報記憶エリア195にクローンスケジュール情報171を記憶している場合には、これらのクローンもサーバ200へ送信される。
そして、クローンがサーバ200へ送信されたら(S80)、ネットワーク1との接続が切断され(S81)、クライアントメイン処理は終了し、クライアント100はシャットダウンされる。
また、シャットダウンが検知されていない場合には(S62:NO)、サーバ200から「リソース提供依頼」を受信したか否かの判断が行われる(S63)。サーバ200では、クライアント100から「クローン」が送信されてくると、代行装置を決定し、代行装置となるクライアント100へ、代行装置となることを承諾するか否かを問い合わせる「リソース提供依頼」を送信する(図9、S24)。そこで、「リソース提供依頼」を受信した場合には(S63:YES)、代行装置となることを許可するか否かの判断を行う(S64)。具体的には、本実施の形態では、自身で起動しているエージェントの数が所定数(例えば5個)以下である場合には「許可」と判断され、所定数より多い場合には「拒否」と判断される。
そこで、「許可」と判断された場合には(S64:YES)、サーバ200に「許可」を示す「受入結果」が送信される(S66)。サーバ200では、「受入結果」が「許可」であれば、クライアント100から受信した「クローン」を代行装置へ送信する(図10、S26:NO、S27参照)。そこで、「クローン」の受信処理が行われる(S67)。そして、受信した「クローン」が保存される(S68)。具体的には、クローンエージェントがクローンエージェント記憶エリア213に記憶され、クローンスケジュール情報がクローンスケジュール情報記憶エリア214に記憶される。そして、クローンエージェントが起動される(S69)。なお、S67において所定時間(例えば1分)経過しても「クローン」を受信しない場合には、エラー処理が行われる。
また、「拒否」と判断された場合には(S64:NO)、サーバ200に「拒否」を示す「受入結果」が送信される(S65)。そして、S62へ戻る。
また、サーバ200から「リソース提供依頼」を受信していない場合には(S63:NO)、他のクライアント100から「クローン返却依頼」を受信したか否かの判断が行われる(S71)。「クローン返却依頼」を受信した場合には(S71:YES)、クローンの返却依頼をしたクライアント100(依頼クライアント)の正当性を照会する「正当性照会」がサーバ200に送信される(S72)。そして、サーバ200から返送される「正当性結果」を受信する(S73)。そして、受信した「正当性結果」が「正当性あり」を示すものである場合には(S74:YES)、依頼クライアントへ「クローン」が送信され(S75)、「クローン」が削除される(S76)。具体的には、クローンエージェント記憶エリア194に記憶されている依頼クライアントのクローンエージェント188及びクローンスケジュール情報記憶エリア195に記憶されている依頼クライアントのクローンスケジュール情報171が「クローン」として依頼クライアントへ送信される。そして、送信した依頼クライアントのクローンエージェントがクローンエージェント記憶エリア194から削除され、依頼クライアントのクローンスケジュール情報171がクローンスケジュール情報記憶エリア195から削除される。そして、S62へ戻る。
なお、「正当性結果」が「正当性なし」を示すものである場合には(S74:NO)、そのままS62へ戻る。また、「クローン返却依頼」も受信していない場合には(S71:NO)、S62へ戻り、S62,S63,S71の処理が繰り返し行われる。
以上のように、クライアント100が電源OFFされて、ネットワーク1から切断される際には、電源OFFされるクライアント100は、クローンをサーバ200へ送信する。そして、サーバ200では、クローンを送信したクライアント100(元クライアント)以外のクライアント100で、ネットワーク1に接続しているクライアント100から、受信したクローンを記憶する代行装置を決定する。この際には、クローンを預かっている数が最も少ないクライアント100が代行装置に決定される。また、元クライアント以外にネットワーク1に接続しているクライアント100がない場合には、クライアント100を代行装置とすることができないので、サーバ200が代行装置とされる。これにより、クライアント100がネットワーク1から切断されても、クライアント100で起動したスケジュール管理エージェント184は、クローンエージェント188として他のクライアント100のクローンエージェント動作部189かサーバ200のクローンエージェント動作部284で稼動する。よって、元クライアントで稼動していたスケジュール管理エージェント184に対して種々の処理要求が発生した場合であっても、代わりにクローンエージェント188が稼動しているので、種々の処理要求に応じた処理を行うことができる。よって、クライアント100がネットワーク1から切断されても、スケジュール管理エージェント及びスケジュール情報は代行装置へ退避されるので、スケジュール管理システムの稼動が中断されることがない。
また、他のクライアント100からクローンを預かっているクライアント100が電源OFFによりネットワーク1から切断される場合でも、預かっているクローンもサーバ200へ送信されるので、預かっているクローンが代行装置の電源OFFによりネットワーク1上から消滅してしまうことはない。
なお、上記実施の形態のクライアント100のHDD190のスケジュール管理エージェント記憶エリア1912及びスケジュール情報記憶エリア192が本発明の「所定情報記憶手段」に該当し、クローン(クローンエージェント及びクローンスケジュール情報)が本発明の「コピー情報」に該当する。そして、図11に示すクライアントメイン処理のS80で、スケジュール管理エージェント記憶エリア1912に記憶されているスケジュール管理エージェント及びスケジュール情報記憶エリア192に記憶されているスケジュール情報のコピーをクローンとしてサーバ200へ送信する処理を行うCPU101が本発明の「第一コピー情報送信手段」に相当し、S81でネットワーク1への接続を切断する処理を行うCPU101が本発明の「ネットワーク切断手段」に相当する。そして、クライアント100のHDD190のクローンエージェント記憶エリア194及びクローンスケジュール情報記憶エリア195が本発明の「コピー情報記憶手段」に該当する。
また、図12に示す起動時処理のS92においてサーバ200へ送信される「代行装置問合せ」が本発明の「問合せ情報」に該当し、「代行装置問合せ」を送信する処理を行うCPU101が本発明の「問合せ情報送信手段」に相当する。そして、S94においてクライアント100へ送信される「クローンの返却依頼」が本発明の「返却依頼情報」に該当し、「クローン返却依頼」を送信する処理を行うCPU101が本発明の「返却依頼情報送信手段」に該当する。そして、図11に示すクライアントメイン処理のS71、S75において、「クローン返却依頼」を受信した際にクローンを依頼クライアントへ送信する処理を行うCPU101が本発明の「コピー情報返却送信手段」に該当する。
そして、図11に示すクライアントメイン処理のS64においてクローンの受入れを許可するか拒否するかを決定する処理を行うCPU101が本発明の「承諾決定手段」に相当し、S65,S66で「受入結果」をサーバ200へ送信する処理を行うCPU101が本発明の「承諾結果送信手段」に相当する。そして、S72においてサーバ200へ送信される「正当性照会」が本発明の「正当性判定依頼情報」に該当し、「正当性紹介」を送信する処理を行うCPU101が本発明の「正当性判定依頼情報送信手段」に相当する。そして、S80で、クローンエージェント記憶エリア194に記憶されているクローンエージェント及びクローンスケジュール情報記憶エリア195に記憶されているクローンスケジュール情報をサーバ200へ送信する処理を行うCPU101が本発明の「コピー情報返送手段」に相当する。
そして、図9に示すクローン受信処理のS22において代行装置を決定する処理を行うCPU202が本発明の「代行装置決定手段」に相当し、S27でクローンを代行装置へ送信する処理を行うCPU202が本発明の「第二コピー情報送信手段」に相当する。そして、図8に示すログイン処理のS14で「代行装置問合せ」を送信したクライアント100へ送信される「所在通知」が本発明の「通知情報」に該当し、「所在通知」を送信するCPU202が本発明の「通知情報送信手段」に相当する。そして、図9に示すクローン受信処理のS24で代行装置へ送信される「リソース提供依頼」が本発明の「記憶依頼情報」に該当し、「リソース提供依頼」を送信する処理を行うCPU202が本発明の「記憶依頼情報手段」に相当する。そして、図10に示す正当性照会処理のS42で正当性問題なしか否かを判定する処理を行うCPU202が本発明の「正当性判定手段」に相当し、S43,S44で依頼クライアントへ「正当性結果」を送信するCPU202が本発明の「判定結果送信手段」に相当する。
そして、サーバ200のHDD210のクローンエージェント記憶エリア213及びクローンスケジュール情報記憶エリア214が本発明の「サーバ側コピー情報記憶手段」に該当し、管理情報記憶エリア2121が本発明の「管理情報記憶手段」に該当する。そして、図9に示すクローン受信処理のS22において代行装置を決定する処理を行うCPU202が本発明の「代行装置再決定手段」に相当し、S27でクローンを代行装置へ送信する処理を行うCPU202が本発明の「第三コピー情報送信手段」に相当する。
なお、本発明の情報退避システム、サーバ、サーバプログラム、クライアント、クライアントプログラムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。上記実施の形態では、「所定情報」としてスケジュール管理エージェント及びスケジュール情報を例に挙げたが、サーバ及びクライアント間でやり取りされる情報はこれに限らない。スケジュール管理エージェントのようにプログラムを含み、代行装置で稼動するような情報に限らない。例えば、スケジュール情報のみであってもよい。また、スケジュール管理システムでの利用に限らない。画像データ、テキストデータ、音楽データのような単なるデータであってもよい。
また、上記実施の形態では、電源OFFの指示が検知された際に(図11、S62:YES)、サーバ200へクローンを送信し(S80)、その後、ネットワーク1との接続を切断している(S81)。しかしながら、クローンをサーバ200へ送信するのは、電源OFFを検知した際に限らず、ユーザがネットワーク1との接続を断つ指示を検知した際にもクローンをサーバ200へ送信してもよい。また、管理エージェント181において、クローンをサーバ200へ送信する旨の指示を受け付けられるように構成し、ネットワークケーブルを外す等、物理的にネットワーク1への接続を断つ場合には、ユーザが手動で管理エージェント181へクローンをサーバ200へ送信する指示を行うようにさせてもよい。そして、管理エージェント181では、この指示を受けると、サーバ200へクローンを送信する。そこで、ユーザがネットワークケーブルを外せば、クライアント100のスケジュール管理エージェント及びスケジュール情報はクローンとしてネットワーク1上に存在し、スケジュール管理システムを中断させることがなくなる。
また、上記実施の形態では、元クライアント以外にネットワーク1に接続しているクライアント100があれば、その中で最もクローンを預かっている数の少ないクライアント100から代行装置を決定した。しかしながら、クローンを預かっている数だけでなく、そのクライアント100の容量(CPU101の能力やHDD190の記憶容量など)を考慮にいれて代行装置となるクライアント100を決定してもよい。例えば、クライアント100の容量に応じてクローンを受け入れる数を決めておき、後どれだけ受け入れられるかの数が最も多いクライアント100を代行装置に決定してもよい。
また、上記実施の形態では、クライアント100が電源OFFされ、サーバ200にクローンを送信してきた際に、元クライアントが他のクライアントのクローンを預かっていた場合、元クライアントのクローンも、元クライアントが預かっていたクローンも同じ代行装置に預けている。しかしながら、これらのクローンを預ける代行装置は別のクライアント100やサーバ200であってもよい。この場合には、それぞれの代行装置に対してリソース提供依頼が送信され、受入結果が「許可」であれば、そのクライアント100が代行装置とされる。
ネットワーク構成図である。 クライアント110の電気的構成を示す模式図である。 クライアント100のソフトウェアの機能構成を示す模式図である。 サーバ200の電気的構成を示す模式図である。 サーバ200のソフトウェアの機能構成を示す模式図である。 管理情報記憶エリア2121の構成を示す模式図である。 サーバ200の管理エージェント281のメイン処理であるサーバメイン処理のフローチャートである。 サーバメイン処理の中で行われるログイン処理のフローチャートである。 サーバメイン処理の中で行われるクローン受信処理のフローチャートである。 サーバメイン処理の中で行われる正当性照会処理のフローチャートである。 クライアント100の管理エージェント181のメイン処理であるクライアントメイン処理のフローチャートである。 クライアントメイン処理の中で行われる起動時処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ネットワーク
100 クライアント
101 CPU
106 ネットワーク制御装置
170 スケジュール情報
181 管理エージェント
184 スケジュール管理エージェント
187 ネットワーク制御部
188 クローンエージェント
190 HDD
194 クローンエージェント記憶エリア
195 クローンスケジュール情報記憶エリア
200 サーバ
201 CPU
206 ネットワーク制御装置
210 HDD
213 クローンエージェント記憶エリア
214 クローンスケジュール情報記憶エリア
281 管理エージェント
283 クライアント検索部
285 クローンエージェント
286 ネットワーク制御部
2121 管理情報記憶エリア

Claims (19)

  1. サーバと複数のクライアントとがネットワークを介して接続し、前記クライアントに記憶されている所定の情報を退避させる情報退避システムであって、
    前記クライアントは、
    前記所定の情報を記憶する所定情報記憶手段と、
    前記所定情報記憶手段に記憶されている前記所定の情報のコピーであるコピー情報を前記サーバへ送信する第一コピー情報送信手段と
    前記第一コピー情報送信手段により前記コピー情報を送信した後に前記ネットワークとの接続を断つネットワーク切断手段とを備え、
    前記サーバは、
    前記第一コピー情報送信手段により送信された前記コピー情報を受信した際に、当該サーバに接続している前記クライアントのうち、前記コピー情報を送信したクライアントである元クライアント以外の1つのクライアントを、前記コピー情報を記憶する代行装置に決定する代行装置決定手段と、
    前記代行装置決定手段により決定された前記代行装置に前記コピー情報を送信する第二コピー情報送信手段とを備え、
    さらに、前記クライアントは、
    前記第二コピー情報送信手段により送信された前記コピー情報を記憶するコピー情報記憶手段とを備えたことを特徴とする情報退避システム。
  2. 前記クライアントは、
    前記ネットワークに接続した際に、前記サーバへ前記代行装置を問い合わせる問合せ情報を送信する問合せ情報送信手段を備え、
    前記サーバは、
    前記元クライアント及び前記代行装置を対応させた管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
    前記問合せ情報送信手段により送信された前記問合せ情報を受信した際に、前記問合せ情報を送信したクライアントである問合せクライアントの前記コピー情報を記憶している前記代行装置を前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報から取得し、当該代行装置を示す通知情報を前記問合せクライアントへ送信する通知情報送信手段を備え、
    さらに、前記クライアントは、
    前記通知情報送信手段から通知された前記代行装置に前記コピー情報の返却を求める返却依頼情報を送信する返却依頼情報送信手段と、
    他のクライアントの前記返却依頼情報送信手段により送信された前記返却依頼情報を受信した際に、前記コピー情報記憶手段に記憶されている前記コピー情報を、前記返却依頼情報を送信したクライアントである返却依頼クライアントに送信するコピー情報返却送信手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報退避システム。
  3. 前記サーバは、
    第二コピー情報送信手段により前記コピー情報を前記代行装置へ送信する前に、前記コピー情報の記憶を依頼する記憶依頼情報を前記代行装置へ送信する記憶依頼情報送信手段を備え、
    前記クライアントは、
    前記記憶依頼情報送信手段により送信された前記記憶依頼情報を受信した際に、前記依頼を受けるか否かを所定条件に基づいて決定する承諾決定手段と、
    前記承諾決定手段により決定された承諾結果を前記サーバへ送信する承諾結果送信手段とを備え、
    前記サーバの第二コピー情報送信手段は、前記承諾結果送信手段により送信された前記承諾結果が前記依頼を受ける旨を示している場合にのみ前記代行装置に前記コピー情報を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報退避システム。
  4. 前記クライアントは、
    他のクライアントの前記返却依頼情報送信手段により送信された前記返却依頼情報を受信した際に、前記返却依頼クライアントが正当な権利があるクライアントであるか否かの判定を前記サーバに依頼する正当性判定依頼情報を前記サーバに送信する正当性判定依頼情報送信手段を備え、
    前記サーバは、
    前記正当性判定依頼情報送信手段により送信された前記正当性判定依頼情報を受信した際に、前記返却依頼クライアントが当該サーバに接続しているクライアントであるか否かに基づいて正当な権利のあるクライアントであるか否かを判定する正当性判定手段と、
    前記正当性判定手段による判定結果を前記正当性判定依頼情報を送信したクライアントである正当性判断依頼クライアントへ送信する判定結果送信手段とを備え、
    前記クライアントの前記コピー情報返却送信手段は、前記判定結果送信手段により送信された前記判定結果が正当な権利があると示している場合にのみ前記コピー情報記憶手段に記憶されている前記所定の情報を前記返却依頼クライアントに送信することを特徴とする請求項3に記載の情報退避システム。
  5. 前記サーバの前記代行装置決定手段は、代行装置とするクライアントがない場合には当該サーバを代行装置に決定し、
    前記サーバは、前記代行装置決定手段により当該サーバが代行装置に決定された場合に前記コピー情報を記憶するサーバ側コピー情報記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報退避システム。
  6. 前記サーバは、
    前記元クライアント及び前記代行装置を対応させた管理情報を記憶する管理情報記憶手段を備え、
    前記サーバの代行装置決定手段は、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報において前記代行装置とされている数の少ない前記クライアントを前記代行装置に決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の情報退避システム。
  7. 前記クライアントは、
    前記コピー情報記憶手段に記憶されている前記コピー情報を前記サーバへ送信するコピー情報返送手段を備え、
    ネットワーク切断手段は前記コピー情報返送手段によりコピー情報を送信した後、前記ネットワークとの接続を断つものであり、
    前記サーバは、
    前記コピー情報返送手段により送信された前記コピー情報を受信した際に、当該サーバに接続している前記クライアントのうち、当該コピー情報を返送した前記代行装置以外の1つのクライアントを、当該コピー情報を記憶する代行装置に決定する代行装置再決定手段と、
    前記クライアント再決定手段により決定された前記代行装置に前記コピー情報を送信する第三コピー情報送信手段とを備え、
    前記クライアントは、前記第三コピー情報送信手段により送信された前記コピー情報を前記コピー情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報退避システム。
  8. 前記所定情報記憶手段は、前記所定の情報として、コンピュータに所定の動作を行わせるプログラム及び当該プログラムで必要とされる情報を少なくとも含むエージェントを記憶することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報退避システム。
  9. 前記承諾決定手段は、当該クライアントで稼動しているエージェントの数が閾値以上である場合に受け入れないことを決定し、当該クライアントで稼動しているエージェント数が閾値より少ない場合に受け入れることを決定することを特徴とする請求項8に記載の情報退避システム。
  10. 複数のクライアントをネットワークを介して接続し、当該クライアントに記憶されている所定の情報を対比させるサーバであって、
    前記クライアントから送信された、前記クライアントに記憶されている所定の情報のコピーであるコピー情報を受信した際に、当該サーバに接続している前記クライアントのうち、前記コピー情報を送信したクライアントである元クライアント以外の1つのクライアントを、前記コピー情報を記憶する代行装置に決定する代行装置決定手段と、
    前記代行装置決定手段により決定された前記代行装置に前記コピー情報を送信する第二コピー情報送信手段とを備えたことを特徴とするサーバ。
  11. 前記元クライアント及び前記代行装置を対応させた管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
    前記問合せ情報送信手段により送信された前記問合せ情報を受信した際に、前記問合せ情報を送信したクライアントである問合せクライアントの前記コピー情報を記憶している前記代行装置を前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報から取得し、当該代行装置を示す通知情報を前記問合せクライアントへ送信する通知情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載のサーバ。
  12. 第二コピー情報送信手段により前記コピー情報を前記代行装置へ送信する前に、前記コピー情報の記憶を依頼する記憶依頼情報を前記代行装置へ送信する記憶依頼情報送信手段を備え、
    第二コピー情報送信手段は、前記承諾結果送信手段により送信された前記承諾結果が前記依頼を受ける旨を示している場合にのみ前記代行装置に前記コピー情報を送信することを特徴とする請求項10又は11に記載のサーバ。
  13. 前記コピー情報の返却を求める返却依頼情報を受信した前記代行装置から、当該返却依頼情報を送信したクライアントが正当な権利があるクライアントであるか否かの判定を依頼する正当性判定依頼情報を受信した際に、前記返却依頼情報を送信したクライアントが当該サーバに接続しているクライアントであるか否かに基づいて正当な権利のあるクライアントであるか否かを判定する正当性判定手段と、
    前記正当性判定手段による判定結果を前記正当性判定依頼情報を送信したクライアントである正当性判断依頼クライアントへ送信する判定結果送信手段とを備えたことを特徴とする請求項12に記載のサーバ。
  14. 前記代行装置決定手段は、代行装置とするクライアントがない場合には当該サーバを代行装置に決定し、
    前記代行装置決定手段により当該サーバが代行装置に決定された場合に前記コピー情報を記憶するサーバ側コピー情報記憶手段を備えたことを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載のサーバ。
  15. 前記元クライアント及び前記代行装置を対応させた管理情報を記憶する管理情報記憶手段を備え、
    前記サーバの代行装置決定手段は、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報において前記代行装置とされている数の少ない前記クライアントを代行装置に決定することを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載のサーバ。
  16. 前記代行装置から返送された前記コピー情報を受信した際に、当該サーバに接続している前記クライアントのうち、当該コピー情報を返送した前記代行装置以外の1つのクライアントを、当該コピー情報を記憶する代行装置に決定する代行装置再決定手段と、
    前記クライアント再決定手段により決定された前記代行装置に前記コピー情報を送信する第三コピー情報送信手段とを備えたことを特徴とする請求項10乃至15のいずれかに記載のサーバ。
  17. 請求項10乃至16のいずれかに記載のサーバの各種処理手段としてコンピュータを機能させるためのサーバプログラム。
  18. 複数のクライアントがネットワークを介して接続したサーバに接続するクライアントであって、
    前記所定の情報を記憶する所定情報記憶手段と、
    前記所定情報記憶手段に記憶されている前記所定の情報のコピーであるコピー情報を前記サーバへ送信する第一コピー情報送信手段と
    前記第一コピー情報送信手段により前記コピー情報を送信した後に前記ネットワークとの接続を断つネットワーク切断手段と、
    他の前記クライアントの前記第一コピー情報送信手段が前記サーバへ送信した前記コピー情報を前記サーバから受信した際に、当該コピー情報を記憶するコピー情報記憶手段を備えたことを特徴とするクライアント。
  19. 請求項18に記載のクライアントの各種処理手段としてコンピュータを機能させるためのクライアントプログラム。
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