JP3964266B2 - 接続支援サーバ、端末、接続支援システム、接続支援方法、通信プログラム、および接続支援プログラム - Google Patents

接続支援サーバ、端末、接続支援システム、接続支援方法、通信プログラム、および接続支援プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接続支援サーバ、端末、接続支援システム、接続支援方法、通信プログラム、および接続支援プログラムに関する。特に本発明は、所定の端末とサーバの接続を維持し、当該接続を用いて当該端末と他の端末の通信を確立する接続支援サーバ、端末、接続支援システム、接続支援方法、通信プログラム、および接続支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばインターネットを用いた通信では、送信端末は、受信端末のアドレスをデータに付加して送出する。送出されたデータは、受信端末のアドレスに基づいて、受信端末まで転送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、端末のアドレスは、動的に割り当てられる場合がある。このような場合、アドレスが変化する可能性があるため、外部から当該端末に対して通信を確立することは困難であった。また、LAN内の端末に割り当てられたプライベートアドレスをグローバルアドレスに変換して外部と通信を行う場合があるが、この場合も、外部からLAN内の端末に通信を確立することは困難であった。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる接続支援サーバ、端末、接続支援システム、接続支援方法、通信プログラム、および接続支援プログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明のある形態によると、要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバは、応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、応答端末を特定する応答端末特定情報を受信する端末情報受信部と、接続維持部が維持する接続を特定する接続特定情報を、応答端末特定情報で特定される応答端末に対応付けて格納する接続情報格納部と、要求端末から応答端末への通信確立要求を、応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、要求受信部が通信確立要求を受信した場合に、接続情報格納部内の応答端末に対応する接続を用いて、要求端末と応答端末との通信を確立する確立部とを備え、接続維持部は、応答端末からのTCPコネクションを維持し、確立部は、要求端末と応答端末との間でTCPコネクションを用いた通信を確立し、接続維持部は、TCPコネクションを維持するためのデータを定期的に応答端末に送信することにより、接続を維持する。
【0007】
本発明の他の形態によると、要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバは、応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、応答端末を特定する応答端末特定情報を、応答端末からの接続に対応付けて格納する接続情報格納部と、要求端末から応答端末への通信確立要求を、応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、要求受信部が通信確立要求を受信した場合に、接続情報格納部内の応答端末特定情報に対応する接続を用いて要求端末と応答端末との通信を確立する確立部と、応答端末と要求端末とを対応付けて格納する接続先格納部とを備え、確立部は、確立要求を送信した要求端末と、接続先格納部内で当該要求端末に対応する応答端末との通信を確立する。
【0008】
本発明のさらに他の形態によると、要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバは、応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、応答端末を特定する応答端末特定情報を、応答端末からの接続に対応付けて格納する接続情報格納部と、要求端末から応答端末への通信確立要求を、応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、要求受信部が通信確立要求を受信した場合に、接続情報格納部内の応答端末特定情報に対応する接続を用いて要求端末と応答端末との通信を確立する確立部と、接続維持部が維持する接続を設定時間経過後に切断する接続切断部と、接続維持部が維持する接続を用いて、再接続のタイミングを示す情報を、接続切断部による切断前に応答端末に送信する再接続情報送信部とを備え、接続維持部は、応答端末がタイミングを示す情報に基づいて再接続を行い、当該再接続を維持する。再接続情報送信部は、タイミングに関する情報として、再接続の周期を示す情報を送信してもよい。再接続のタイミングに関する情報を用いて、次回以降の再接続の時刻を示す情報を要求端末に通知する接続時刻通知部を更に備えてもよい。
【0009】
接続先格納部は、応答端末と要求端末に対応付けて、通信の確立を許可するための認証情報を更に格納し、要求受信部は、要求端末から認証情報に対応する認証情報を受信し、確立部は、受信した認証情報、及び接続先格納部を用いて、応答端末と要求端末との通信の確立を許可してもよい。
接続先格納部は、要求端末を特定する端末識別情報を認証情報として格納し、要求受信部は、端末識別情報を受信し、確立部は、受信した端末識別情報及び接続先格納部を用いて、通信の確立を許可してもよい。
【0010】
接続先格納部は、認証情報として位置情報を格納し、要求受信部は、要求端末の位置情報を認証情報として受信し、確立部は、受信した位置情報、及び接続先格納部を用いて、応答端末と要求端末との通信の確立を許可してもよい。接続先格納部は、認証情報に対応付けて、接続を許可する時刻を示す情報を格納し、要求受信部が認証情報を受信した時刻に関する情報を取得する時間情報取得部を更に備え、確立部は、認証情報、受信した時刻及び接続先格納部を用いて、応答端末と要求端末との通信の確立を許可してもよい。接続維持部は、更に、応答端末上の当該接続支援サーバと接続するためのアプリケーションプログラムの固有情報を応答端末から受信し、接続先格納部は、アプリケーションプログラムの固有情報に応じた認証情報を応答端末に対応付けて格納し、確立部は、認証情報がアプリケーションプログラムの固有情報に応じた認証情報と対応する場合に、通信を確立してもよい。
【0011】
本発明のさらに他の形態によると、要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバであって、応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、応答端末を特定する応答端末特定情報を、応答端末からの接続に対応付けて格納する接続情報格納部と、要求端末から応答端末への通信確立要求を、応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、要求受信部が通信確立要求を受信した場合に、接続情報格納部内の応答端末特定情報に対応する接続を用いて要求端末と応答端末との通信を確立する確立部と、要求端末の指示に基づき応答端末が行うデータ処理を、要求端末に対応付けて格納する操作リスト格納部と、確立部により確立された通信を用いて要求端末が応答端末に指示するデータ処理を、操作リスト格納部内の要求端末に対応するデータ処理に限定する操作制限部とを備える。要求受信部が認証情報を受信した時刻に関する情報を取得する時間情報取得部を更に備え、操作制限部は、時刻に関する情報に応じて、データ処理を限定してもよい。
【0013】
本発明のさらに他の形態によれば、要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバは、応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、応答端末を特定する応答端末特定情報を、応答端末からの接続に対応付けて格納する接続情報格納部と、要求端末から応答端末への通信確立要求を、応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、要求受信部が通信確立要求を受信した場合に、接続情報格納部内の応答端末特定情報に対応する接続を用いて要求端末と応答端末との通信を確立する確立部と、接続維持部が維持する接続を用いて、応答端末の電源を切ることを指示する情報を応答端末に送信する電源制御部と、を備える
【0016】
本発明の他の形態によると、他の端末と通信を行う端末の通信プログラムは、サーバへの接続を確立する接続確立モジュールと、他の端末からの通信の確立要求をサーバから受信する通信要求受信モジュールと、接続確立モジュールで確立されたサーバへの接続を用いて、他の端末との通信を確立する通信モジュールと、他の端末から電子メールの送信を指示する指示情報を、通信を用いて受信する指示受信モジュールと、指示受信モジュールが受信した指示情報に従い、端末を送信元として電子メールを送信するメール送信モジュールとを備える。
【0022】
本発明のさらに他の形態によれば、他の端末と通信を行う端末の通信プログラムは、サーバへの接続を確立する接続確立モジュールと、他の端末からの通信の確立要求をサーバから受信する通信要求受信モジュールと、通信要求受信モジュールが通信確立要求を受信した場合に、接続確立モジュールで確立されたサーバへの接続を用いて、他の端末との通信を確立する通信モジュールと、サーバへの再接続のタイミングに関する情報を受信する再接続情報受信モジュールとを備え、接続確立モジュールは、タイミングに関する情報を用いて、サーバに再接続する。
【0027】
本発明の他の形態によると、クローズドネットワーク内に位置するローカル装置と、クローズドネットワークに対してルータを介して接続するオープンネットワーク内に位置し、ローカル装置に接続すべき利用者を認証する中継認証サーバと、を備える接続システムであって、ローカル装置は、ルータを介する論理回線である中継論理回線を認証サーバに接続すると共に、当該ローカル装置の装置識別情報を認証サーバに通知する論理回線接続部を有し、中継認証サーバは、装置識別情報を、中継論理回線に対応付けて格納する接続格納部と、利用者からローカル装置への接続要求を、装置識別情報を特定する特定情報に対応付けて受信し、特定情報によって特定される装置識別情報に対応する中継論理回線を、接続格納部に基づいて選択し、選択した中継論理回線を用いて、利用者をローカル装置に中継して接続する中継部と、を有することを特徴とする接続システム。
【0028】
中継認証サーバは、更に、利用者の利用者識別情報を、当該利用者からの接続を許可するローカル装置の装置識別情報に対応付けて格納する利用者格納部を有し、接続部は、利用者からローカル装置への接続が要求された場合に、利用者に対応する利用者識別情報を特定情報として受信し、受信した利用者識別情報を用いて、利用者格納部から装置識別情報を検索し、検索した装置識別情報を用いて中継論理回線を選択してもよい。中継認証サーバは、更に、利用者の利用者識別情報を、当該利用者からの接続を許可するローカル装置の装置識別情報に対応付けて格納する利用者格納部を有し、接続部は、利用者からローカル装置への接続が要求された場合に、利用者に対応する利用者識別情報及び利用者格納部を用いて、ローカル装置への接続許可を判断してもよい。
この場合、利用者格納部は、利用者識別情報として、利用者が有する端末を識別する利用者端末識別情報を格納し、接続部は、利用者端末識別情報を用いて装置識別情報を検索してもよい。
【0029】
クローズドネットワーク内には、ローカル端末が存在し、ローカル装置は、更に、利用者からのローカル端末への接続要求を、当該ローカル装置への接続要求として受信し、ローカル端末への接続許可を判断してもよい。
【0030】
中継認証サーバ及びルータは、オープンネットワークにおけるIPアドレスを有し、ローカル装置の論理回線接続部は、論理回線として、ルータを介したTCP/IPコネクションを生成し、中継認証サーバの接続格納部は、TCP/IPコネクションに対応付けて装置識別情報を格納してもよい。この場合、中継認証サーバの接続格納部は、TCP/IPコネクションとして、ルータから受信した、IPヘッダのIPアドレス及びTCPヘッダのポート番号を格納してもよい。ルータのIPアドレスは、動的に変更され、ローカル装置の論理回線接続部は、定期的に中継認証サーバに、ルータを介した論理回線を用いて、データ送信を行い、論理回線を維持してもよい。
【0031】
ルータのIPアドレスは、動的に変更され、ローカル装置の論理回線接続部は、ルータのIPアドレスが変更された場合に、ルータを介した論理回線の再接続を行ってもよい。
中継認証サーバの接続格納部は、更に、装置識別情報を、当該ローカル装置に接続すべき利用者の位置に対応付けて格納し、中継部は、接続要求に対応付けて、更に利用者の位置情報を受信し、位置情報が、接続格納部における利用者の位置に対応する場合に、利用者をローカル装置に中継して接続してもよい。
【0032】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施形態の各例を通じて本発明を説明するが、実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0034】
(第1の例)
図1は、接続支援システム全体の概略を示す。接続支援システムは、接続支援サーバ10と、応答端末20と、要求端末30と、管理端末40とを備える。接続支援サーバ10、応答端末20、要求端末30、および管理端末40は、互いにオープンネットワークであるネットワーク50を介して接続している。接続支援サーバ10は中継認証サーバの一例でもあり、応答端末20はローカル装置の一例でもある。なお、応答端末20は、ルータ25を介してネットワーク25に接続する。応答端末は、例えば大型計算機であってもよい。
要求端末30は、通信端末であり、ネットワーク50に接続可能なノートパソコンや携帯電話等であってもよい。
管理端末40は、応答端末20と要求端末30との通信を監視する通信端末である。管理端末40は、例えば、応答端末20と要求端末30の間で通信が確立しているか否かに関する情報を接続支援サーバ10から受信し格納する。
ネットワーク50は、他に、LAN、WAN、MAN、無線通信網であってもよい。
【0035】
応答端末20は、接続支援サーバ10に接続し、接続支援サーバ10からの指示があるまで待機する。本例では、応答端末20は、所定の周期で、接続支援サーバ10への接続と切断を繰り返し、要求端末10との通信確立の指示を待つ。応答端末20は、例えばクローズドネットワークにおけるプライベートアドレスが割り当てられた端末である。接続支援サーバ10や要求端末30と通信する場合、応答端末20のプライベートアドレスは、ルータ25のアドレス変換機能により、オープンネットワークにおけるグローバルアドレスに変換される。
【0036】
要求端末30は、接続支援サーバ10に対して、応答端末20との通信の確立を要求する。
また、接続支援サーバ10は、応答端末20からの論理的な接続を維持しておく。そして、要求端末30から通信確立要求を受信すると、対応する応答端末20と要求端末30との通信を、維持していた論理的な接続を用いて確立する。
従って、本システムによれば、利用者は、オープンネットワークに位置する要求端末30から、ローカルネットワークに位置する応答端末20と通信することができる。
なお、接続支援サーバ10は、応答端末20と要求端末30の間の通信を確立するのに必要な情報を、応答端末20又は要求端末30に通知することで、通知された端末が他方の端末への通信を確立させる構成としてもよい。
【0037】
図2は、接続支援サーバ10の機能ブロックを示す。接続支援サーバ10は、接続維持部100と、指示信号送信部120と、接続時刻通知部125と、要求受信部130と、接続先格納部140と、確立部150と、中継部160と、通信確立通知部180とを有する。接続維持部100、、確立部150、及び要求受信部130で、中継部を構成する。接続先格納部140は、利用者格納部の一例である。
【0038】
接続維持部100は、応答端末20からの論理的な接続すなわち中継論理回線を維持し、当該接続を特定する接続特定情報を接続情報格納部104に出力する。応答端末20からの論理的な接続とは、応答端末20からの接続の確立要求に応じて確立された接続であり、例えば、応答端末20から接続維持部100に張られたTCPコネクションのことである。この場合、接続維持部100は、応答端末20との間のTCPコネクションを、TCPコネクションを維持するためのデータを当該応答端末20に送信することにより維持する。また、接続特定情報(以下、接続ID)とは、例えば、IPアドレスとTCPポート番号の組み合わせや、接続を維持している物理的なポートの特定情報等のことである。
【0039】
より詳細には、接続維持部100は、端末情報受信部102と、接続情報格納部104と、接続切断部106と、再接続情報送信部108と、電源制御部110とを有する。接続情報格納部104は、接続格納部の一例である。
端末情報受信部102は、接続維持部100が接続を維持する応答端末20の応答端末特定情報を、当該接続を用いて受信し、接続情報格納部104に出力する。応答端末特定情報(以下、応答端末ID)とは、例えば、応答端末20のID、応答端末20のMACアドレス、応答端末20の電話番号、応答端末20にインストールされている所定のプログラムの固有情報、応答端末20の製造時に付与されたシリアルID等である。
接続情報格納部104は、接続情報格納部104は、接続維持部100が維持する接続IDと、対応する応答端末20の応答端末IDとを対応付けて格納する。
【0040】
図3は、接続情報格納部104が格納するテーブルの一例を示す。本例では、接続情報格納部104は、接続IDとして応答端末20及び接続支援サーバ10の、IPアドレスおよびTCPポート番号を、それぞれ、応答端末20の端末IDに対応付けて格納する。ここで、接続情報格納部104は、応答端末20のIPアドレス及びTCPポート番号として、ルータのグローバルIPアドレス及びTCPポート番号を格納する。なお、IPアドレス及びTCPポート番号は、応答端末20からの接続要求の際に生成されたパケットの、IPヘッダ及びTCPヘッダから取得される。
【0041】
図2に戻る。接続切断部106は、接続維持部100が接続を維持する時間を計測し、応答端末20との間に張られたTCPコネクションを設定時間経過後に切断する。
【0042】
再接続情報送信部108は、再接続情報送信部108は、応答端末20との間に張られたTCPコネクションを用いて、再接続のタイミングを示す情報を当該応答端末20に送信する。再接続のタイミングを示す情報とは、接続切断部106が応答端末20との接続を切断した場合に応答端末20が接続支援サーバ10に再度接続するタイミングを示す情報であり、例えば、再接続の時刻を指示する情報、及び、再接続の周期を示す情報である、定期的に接続するための同期信号や再接続を繰り返す周期時間等である。再接続情報送信部108は、更に、再接続のタイミングを示す情報を、対応する応答端末20の応答端末IDと共に接続時間通知部125に出力する。
【0043】
電源制御部110は、応答端末20との間で張ったTCPコネクションを用いて、応答端末20の電源切断を、例えば要求端末30からの要求に応じて指示する。
【0044】
指示信号送信部120は、応答端末20に対して接続支援サーバ10へ接続するように指示する指示信号、例えば指示信号送信部120の電話の発信者番号を、電話回線を用いて送信する。例えば、指示信号送信部120は、応答端末20に電話をかけることにより、発信者番号を応答端末20に送信する。応答端末20は、所定の発信者番号を受信したことを条件として、接続支援サーバ10に接続する。
【0045】
接続時刻通知部125は、再接続のタイミングに関する情報を用いて、応答端末20が接続支援サーバ10に再接続する時刻を算出し、対応する要求端末30に通知する。ここで、接続時刻通知部125は、応答端末20と要求端末30の対応表を予め有し、所定の応答端末20が再接続する時刻を、対応する要求端末30に通知するのが望ましい。この結果、要求端末30は、応答端末20が接続支援サーバ10に接続しているタイミングに、応答端末20への通信確立要求を送信することができる。
【0046】
要求受信部130は、要求端末30から応答端末20への通信確立要求を受信し、確立部150に出力する。通信確立要求は、例えば、応答端末20の応答端末IDや、当該要求端末30の要求端末ID等を含む情報である。要求受信部130は、更に、要求端末30から認証情報を受信し、確立部150に出力する。認証情報とは、応答端末20との通信確立の認証を要求する情報であり、例えば、要求端末30のユーザが入力したパスワード、端末識別情報、要求端末30の位置情報等である。また、応答端末20と要求端末30との間のデータ通信を接続支援サーバ10が中継する場合に、要求受信部130は、応答端末20に所定のデータ処理を指示する指示情報を要求端末30から受信し、確立部150に出力する。
【0047】
また、要求受信部130は、時間情報取得部132を有する。時間情報取得部132は、要求端末30から通信確立要求、認証情報、又は指示情報を受信した時刻に関する情報を取得し、確立部150又は操作制限部162に出力する。
【0048】
接続先格納部140は、応答端末20、要求端末30を特定する端末特定情報及び認証情報を互いに対応付けて格納する。接続先格納部140は、要求端末30の位置情報、又は時間帯に応じた認証情報を格納してもよい。端末特定情報は利用者識別情報の一例である。
【0049】
図4は、接続先格納部140が格納するテーブルの例を示す。図4(A)は、接続先格納部140が認証情報を格納するテーブルの一例を示す。本例では、接続先格納部140は、認証情報として、要求端末30のユーザが入力するパスワード、要求端末30の位置情報、および時間帯を、応答端末20および要求端末30に対応付けて格納する。
【0050】
図4(B)は、接続先格納部140が認証情報をアプリケーションプログラムに対応付けて格納するテーブルの一例を示す。本例では、接続先格納部140は、認証情報としての要求端末30の発信者番号を、応答端末20、要求端末30、および応答端末20上のアプリケーションプログラムの固有情報に対応付けて格納する。発信者番号は、要求端末30を特定する端末識別情報の一例である。接続先格納部140は、端末識別情報として要求端末のアドレス、機種情報、ユーザID等を格納してもよい。また、応答端末20上のアプリケーションプログラムとは、例えば、応答端末20が接続支援サーバ10に接続する際に用いられる応答端末20上のアプリケーションプログラムである。
【0051】
確立部150は、要求受信部130から通信確立要求を受け取ると、接続情報格納部104内の応答端末20に対応する接続特定情報を用いて、応答端末20と要求端末30との通信を確立する。ここで、確立部150は、応答端末20と要求端末30の組合せが接続先格納部140内の組合せに対応する場合に、通信の接続を許可してもよい。また、確立部150は、認証情報を受信し、受信した認証情報が、接続先格納部140において応答端末20及び/若しくは要求端末30に対応する認証情報と一致する場合に、通信の確立を許可してもよい。
本例では、確立部150は、応答端末20に対応する接続特定情報で特定される接続と、要求端末30からの接続とを用いて、応答端末20と要求端末30との間のデータ通信の中継を中継部160に指示する。更に、確立部150は、認証情報を受信した時刻に関する情報を要求受信部130から受け取り、時刻に応じた認証を行ってもよい。
【0052】
中継部160は、確立部150が対応付けた、応答端末20からの接続と要求端末30からの接続を用いて、データの送受信を中継する。
【0053】
中継部160は、操作制限部162と、操作リスト格納部164と、データ変換部166と、格納データ送信部168と、データ格納部170とを有する。操作制限部162は、要求受信部130および確立部150を介して要求端末30からデータ処理の指示情報を受け取ると、指示情報で指示されたデータ処理が操作リスト格納部164内の要求端末30に対応するデータ処理であるか否かを判断する。操作制限部162は、対応すると判断した場合に、当該データ処理を応答端末20に指示する。操作制限部162は、時間情報取得部132が取得した時刻に関する情報に応じて、データ処理を制限してもよい。すなわち、操作制限部162は、予め設定された時間帯のみ、所定のデータ処理の指示情報を応答端末20に転送してもよい。また、操作制限部162が要求端末30から受信するデータ処理の指示情報は、操作制限部162が当該指示情報に基づいて応答端末20に送信する指示情報と異なってもよい。例えば、操作制限部162が要求端末30から受信する指示情報は、操作制限部162が当該指示情報に基づいて応答端末20に送信する指示情報よりも入力が容易であることが望ましい。このように、複雑なデータ処理の指示を入力が容易な指示情報に対応付けておくことにより、要求端末30が入力操作性のよくない端末であっても、要求端末30のユーザは、簡単な入力で、応答端末30にデータ処理を指示することができる。
【0054】
操作リスト格納部164は、要求端末30の指示に基づき応答端末20が行うデータ処理を、要求端末30に対応付けて格納する。すなわち、操作リスト164は、応答端末20に対して処理依頼可能なデータ処理を、要求端末30毎に設定する。操作リスト格納部164が格納するデータ処理とは、例えば、データ転送処理、データ更新処理、データ消去処理等である。
【0055】
図5は、操作リスト格納部164が格納するテーブルの一例を示す。本例では、操作リスト格納部164は、応答端末20上のアプリケーションプログラム毎のデータ処理(参照、書き込み、消去、転送等)を、要求端末30と時間帯に対応付けて格納する。すなわち、操作制限部162は、時間帯に応じて、応答端末20に依頼可能なデータ処理を設定できる。
【0056】
図2に戻る。データ変換部168は、応答端末20が確立部150により確立された通信を用いて要求端末30に送信するデータを、要求端末30で出力可能なデータに変換し、要求端末30に送信する。すなわち、データ変換部168は、要求端末30が応答端末20に対して指示したデータ処理の結果を、要求端末20で出力可能なデータに変換して要求端末20に送信する。例えば、要求端末30が携帯電話である場合には、データ変換部168は、要求端末30のブラウザで表示可能なデータに変換する。
【0057】
格納データ送信部168は、要求端末30が応答端末20に所定のデータを要求した場合に、データ格納部170内に予め格納されたデータの中から、要求されたデータと同一の部分を抽出し、要求端末30に送信する。格納データ送信部168は、応答端末20から受信したデータ処理の処理結果と、データ格納部170内のデータを統合して、要求端末30に送信してもよい。
【0058】
データ格納部170は、中継部160が中継するデータの少なくとも一部を格納する。更に、データ格納部170は、ユーザが予め指定した応答端末20内のデータファイルを格納する。例えば、要求端末30のユーザが、静的なデータ部分をデータ格納部170内に予め格納した場合、要求端末30は、動的なデータ部分を応答端末20から受信し、静的なデータ部分をデータ格納部170から受信することにより、応答端末20からのデータ転送のレスポンスタイムをよくすることができる。
【0059】
通信確立通知部180は、確立部150が応答端末20と要求端末30との間で通信を確立した場合、すなわち、中継部160が応答端末20と要求端末30との間のデータの送受信を中継した場合に、通信を確立した旨を管理端末40に通知する。管理端末40のユーザは、応答端末20が他の端末と通信中であることを知ることができるため、不正アクセスを見つけることができる。
【0060】
図6は、応答端末20の機能ブロックを示す。応答端末20は、指示信号受信部200と、接続確立部210と、通信部220と、通信履歴格納部225と、指示受信部230と、データ処理部235と、表示部240と、HTML生成部245と、送信部250と、メール送信部255と、メール受信部260と、記録領域265と、データ複製部270と、複製データ格納部275とを有する。接続確立部210は、論理回線接続部の一例である。
【0061】
指示信号受信部200は、接続支援サーバ10へ接続するよう指示する指示信号を、電話回線を介して受信し、接続確立部210に接続を指示する。指示信号受信部220は、例えば、電話回線を介して接続支援サーバ10の電話番号を受信し、接続確立部210に接続を指示する。
【0062】
接続確立部210は、接続支援サーバ10への接続を確立する。例えば、接続確立部210は、指示信号受信部200から接続の維持を受け取ると、接続支援サーバ10への接続を確立する。接続確立部210は、接続支援サーバ10への接続を所定の期間維持し、切断する。
【0063】
接続確立部210は、通信要求受信部212と、再接続情報受信部214と、電源制御受信部216とを有する。通信要求受信部212は、要求端末30からの通信確立要求を接続支援サーバ10から受信し、通信部220に出力する。例えば、通信要求受信部212は、通信確立部210が確立した接続支援サーバ10への接続を介して、通信確立要求を受信する。
【0064】
再接続情報受信部214は、接続支援サーバ10への再接続のタイミングに関する情報を受信する。接続確立部210は、再接続情報受信部214が受信した再接続のタイミングに関する情報に基づいて決定したタイミングで、接続支援サーバ10に再接続する。
【0065】
電源制御受信部216は、接続確立部210が確立した接続支援サーバ10への接続を介して、接続支援サーバ10から電源を切ることを指示する情報を受信すると、応答端末20の電源を切る。
【0066】
通信部220は、通信要求受信部212から通信確立要求を受け取ると、接続確立部210が確立した接続支援サーバ10への接続を用いて、要求端末30との通信を確立し、確立した通信に関する情報を通信履歴格納部225に出力する。通信部220は、接続支援サーバ10と共に確立した通信を用いて、要求端末30とデータの送受信をする。本例では、通信部220は、接続支援サーバ10にデータを中継してもらうことにより要求端末30との通信を行う。
【0067】
通信履歴格納部225は、通信部220から通信に関する情報を受け取ると、当該通信に関する情報を要求端末30に対応付けて格納する。例えば、通信履歴格納部225は、通信を確立した時間、通信を終了した時間、要求端末30の端末特定情報、要求端末30のユーザ特定情報等を、通信に関する情報として格納する。応答端末20のユーザは、通信履歴格納部225が格納する通信に関する情報を解析することにより、接続支援サーバ10を介しての応答端末20の利用状況や不正アクセス等を見つけることができる。
【0068】
図7は、通信履歴格納部225が格納するテーブルの一例を示す。本例では、通信履歴格納部225は、要求端末30からの指示に従い処理を行ったファイルと、処理を開始した時刻と、処理を終了した時刻とを、処理を指示した要求端末30に対応付けて格納する。
【0069】
図6に戻る。指示受信部230は、要求端末30から所定のデータ処理を指示する指示情報を、通信部220が確立した通信を用いて受信し、データ処理部235又はメール送信部255に出力する。すなわち、指示受信部230は、電子メールの送信を指示する指示情報を受信すると、メール送信部255に出力し、他の処理を指示する指示情報を受信すると、データ処理部235に出力する。
【0070】
データ処理部235は、指示受信部230から指示情報を受け取ると、受け取った指示情報に応じたデータ処理を行い、データ処理の処理状態又は処理結果を表示部230に出力し、データ処理の処理結果をHTML生成部245に出力する。データ処理部235は、例えば、応答端末30上の所定のデータを要求端末30に転送するよう指示された場合は、対応するデータをHTML生成部245に出力し、データを転送中であることを表示部240に出力する。データ処理部235は、複製データ格納部275が格納する複製データを用いてデータ処理を行うことが望ましい。
【0071】
表示部240は、データ処理部235からデータ処理の処理状態又は処理結果を受け取ると、受け取った処理状態又は処理結果を表示する。例えば、表示部240は、応答端末20が要求端末30の指示に応じて電子メールの転送処理を行う場合、メーラを起動した画面を表示する。同様に、応答端末20がワープロソフトで文書の編集処理を行う場合、表示部240は、当該ワープロソフトで文書編集する画面を表示する。
【0072】
HTML生成部245は、応答端末20上の所定のデータをHTMLファイルに変換し、送信部250に出力する。例えば、HTML生成部245は、データ処理部235からデータ処理の処理結果を受け取ると、処理結果のデータをHTMLファイルに変換し、送信部250に出力する。
【0073】
送信部250は、HTML生成部245からHTMLファイルを受け取ると、通信部220が確立した通信を用いて、受け取ったHTMLファイルを要求端末30に送信する。すなわち、送信部250は、データ処理部235が行ったデータ処理の結果を、通信部220が確立した通信を用いて、要求端末30に送信する。
【0074】
メール送信部255は、ネットワーク50へ電子メールを送信する。例えば、メール送信部255は、指示受信部230から電子メールの送信を指示する指示情報を受け取ると、受け取った指示情報に従い、当該応答端末20を送信元として電子メールを送信する。すなわち、メール送信部255は、要求端末30の電子メールの送信を代行する。その際の送信元アドレスを応答端末20のアドレスにすることにより、当該電子メールに対する返信メールを応答端末20で受信することができる。
【0075】
メール受信部260は、ネットワーク50から電子メールを受信する。記録領域265は、応答端末20上のデータを格納する領域である。
【0076】
データ複製部270は、応答端末20上の所定の記録領域265に格納されたデータの複製データを生成し、複製データ格納部275に出力する。データ複製部270は、ユーザが指示した記録領域265上のデータの複製データを生成してもよい。複製データとは、所定のデータと同一又は類似のデータのことである。複製データは、所定のデータを圧縮した圧縮データであってもよい。データ複製部270は、更に、メール送信部255が送信する電子メールの複製データを、当該電子メールの送信時に生成し、複製データ格納部275に出力する。例えば、データ複製部270は、メール送信部255が送信した電子メールを、送信の途中で捕獲し、複製データを生成する。同様に、データ複製部270は、メール受信部260が受信する電子メールの複製データを、当該電子メールの受信時に生成し、複製データ格納部275に出力する。
【0077】
複製データ格納部275は、データ複製部270が生成した複製データを格納する。複製データ格納部275は、複製データを、記録領域265と異なる記録領域に格納するのが望ましい。このように、複製データ格納部275が、要求端末30からの要求に応じて処理するデータを、オリジナルデータとは異なる記録領域に格納することにより、要求端末30からの不正な処理から応答端末20を守ることができる。
【0078】
図8は、複製データ格納部275が格納するテーブルの一例を示す。本例では、複製データ格納部275は、複製データを、オリジナルデータに対応付けて格納する。
【0079】
図9は、接続支援システムが通信を確立するフローを示す。接続支援サーバ10の指示信号送信部120は、応答端末20に当該接続支援サーバ10への接続確立を指示するために応答端末20に電話をかける(S100)。応答端末20の指示信号受信部200は、接続支援サーバ10からの電話を着信すると、電話の発信者番号を確認し、接続支援サーバ10への接続を接続確立部210に指示する(S105)。接続確立部210は、接続の指示を受け取ると、接続支援サーバ10へのTCPコネクションを確立する(S110)。接続支援サーバ10の接続維持部100は、応答端末20からのTCPコネクションを維持し、要求端末30から通信確立要求を受信するのを待つ(S120)。
【0080】
要求端末30が応答端末20への通信の確立を要求する通信確立要求を接続支援サーバ10に送信すると(S150)、接続支援サーバ10の要求受信部130は、通信確立要求を受信し、通信確立要求と当該通信確立要求を受信した時刻とを確立部150に出力する(S155)。確立部150は、通信確立要求に含まれる認証情報(すなわち、要求端末ID、応答端末ID、パスワード、要求端末30の位置情報、および、応答端末30の機種情報)と、当該通信確立要求を受信した時刻とを、接続先格納部140内の認証情報と比較して認証を行う(S160)。確立部150は、認証に成功すると(S165)、応答端末20と要求端末30との間のデータの中継を許可し、接続情報格納部104から論理回線を選択し、選択した論理回線を用いた接続を確立する(S170)。ここで、確立部150は、応答端末IDを受信せずに、要求端末IDを用いて、対応する応答端末20を接続先格納部140から選択してもよい。要求端末30は、接続支援サーバ10にデータを送信することにより、要求端末20と通信を行い(S175)、応答端末20は、要求端末20からのデータを、接続支援サーバ10を介して受信し、接続支援サーバ10に対して応答データを返信する(S180)。一方、S165において、確立部150は、認証に失敗すると、通信を確立せずに処理を終了する。
【0081】
図10は、接続支援サーバ10が応答端末20との接続を維持するフローをより詳細に示す。接続支援サーバ10の接続情報格納部104は、IPヘッダのIPアドレスとTCPヘッダのTCPポート番号を応答端末IDに対応付けて格納する(S124)。更に、接続維持部100は、当該TCPコネクションを維持するためのデータを応答端末20に送信する(S126)。応答端末20の接続確立部210は、TCPコネクションを維持するためのデータを受信すると、当該コネクションを維持する(S128)。接続支援サーバ10の要求受信部130は、要求端末30から通信確立要求を受信した場合は、図9に図示したS155の通信確立処理に移行する(S130)。一方、要求受信部130が通信確立要求を受信していない場合は(S130)、接続維持部100は、当該コネクションを維持した時間が設定時間を超えたか否か判断する(S132)。接続維持部100は、コネクションを維持した時間が設定時間を超えない場合(S132)、接続維持部100は、当該コネクションを維持するためのデータを再度送信する(S126)。
【0082】
また、S132において、接続維持部100が設定時間を超えたと判断した場合、再接続情報送信部108は、再接続のタイミングに関する情報を応答端末20に送信する(S134)。応答端末20の再接続情報受信部214は、再接続のタイミングに関する情報を受信すると、接続支援サーバ10への再接続のタイミングを設定する(S136)。続いて、接続支援サーバ10の接続切断部106は、当該コネクションの切断を要求し(S138)、応答端末20の接続確立部210は、接続支援サーバ10とのコネクションを切断する(S140)。接続確立部210は、設定した再接続のタイミングになるまで待機し(S142)、再接続のタイミングになると、接続支援サーバ10へのTCPコネクションを再び確立する(S122)。
【0083】
図11は、接続支援システムが応答端末20と要求端末30との間でデータを送受信するフローを示す。応答端末20のデータ複製部270は、予め複製データを生成し(S200)、生成した複製データを複製データ格納部275に格納する(S205)。要求端末30がデータ処理を応答端末20に指示する指示情報を接続支援サーバ10に送信すると(S210)、接続支援サーバ10の要求受信部130は、データ処理の指示情報を受信し、受信した時刻と共に中継部160に出力する(S215)。中継部160内の操作制限部162は、指示情報に含まれる要求端末ID、データ処理の内容、および当該指示情報を受信した時刻を、操作リスト格納部164のテーブルと比較する(S220)。操作制限部162は、操作リスト格納部164のテーブルとの比較でデータ処理を許可できると判断した場合は(S225)、応答端末20にデータ処理の指示情報を送信し、更に、当該データ処理の結果として出力するデータで、データ格納部170にキャッシュしてあるデータの送信を格納データ送信部168に指示する(S230)。格納データ送信部168は、データ格納部170内の対応するキャッシュファイルを要求端末30に送信する(S235)。また、応答端末20の指示情報受信部230がデータ処理の指示情報を受信すると、データ処理部235は、複製データ格納部275内の複製データを用いて、指示情報に応じたデータ処理を行い、処理結果を表示部240とHTML生成部245に出力する(S240)。表示部240は、受け取った処理結果を表示する(S245)。HTML生成部245は、処理結果をHTMLファイルに変換し、送信部250が、当該HTMLファイルを接続支援サーバ10に送信する(S250)。接続支援サーバ10のデータ変換部166は、受信したHTMLファイルを要求端末30のブラウザの表示能力に応じたファイルに変換し、要求端末30に送信する(S255)。要求端末30は、接続支援サーバ10からキャッシュファイルを受信し(S260)、更に処理結果のファイルを受信すると、受信したキャッシュファイルと処理結果のファイルを用いて、データ処理の結果を表示する(S265)。接続支援サーバ10のデータ格納部170は、応答端末20から要求端末20へ処理結果のファイルを中継する際に、当該ファイルをキャッシュファイルとして格納する(S270)。
【0084】
図12は、接続支援サーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。接続支援サーバ10は、CPU700と、ROM702と、RAM704と、通信インターフェース706とを備える。CPU700は、ROM702及びRAM704に格納されたプログラムに基づいて動作する。通信インターフェース706は、ネットワーク50を介して外部と通信する。格納装置の一例としてのハードディスクドライブ710は、設定情報及びCPU700が動作するプログラムを格納する。
【0085】
フレキシブルディスクドライブ712はフレキシブルディスク714からデータまたはプログラムを読み取りCPU700に提供する。CD−ROMドライブ716はCD−ROM718からデータまたはプログラムを読み取りCPU700に提供する。通信インターフェース706は、ネットワーク50に接続してデータを送受信する。
【0086】
CPU700が実行するソフトウェアは、フレキシブルディスク714またはCD−ROM718等の記録媒体に格納されてユーザに提供される。記録媒体に格納されたソフトウェアは圧縮されていても非圧縮であっても良い。ソフトウェアは記録媒体からハードディスクドライブ710にインストールされ、RAM704に読み出されてCPU700により実行される。
【0087】
記録媒体に格納されて提供されるソフトウェア、即ちハードディスクドライブ710にインストールされるソフトウェアは、機能構成として、接続維持モジュールと、指示信号送信モジュールと、接続時刻通知モジュールと、要求受信モジュールと、接続先格納モジュールと、確立モジュールと、中継モジュールと、通信確立通知モジュールとを備える。更に、接続維持モジュールは、サブモジュールとして、端末情報受信モジュールと、接続情報格納モジュールと、接続切断モジュールと、再接続情報送信モジュールと、電源制御モジュールとを有し、要求受信モジュールは、サブモジュールとして時間情報取得モジュールを有する。また、中継モジュールは、サブモジュールとして、操作制限モジュールと、操作リスト格納モジュールと、データ変換モジュールと、格納データ送信モジュールと、データ格納モジュールとを有する。これらの各モジュールがコンピュータに働きかけて、CPU700に行わせる処理は、それぞれ本例における接続支援サーバ10における、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明を省略する。
【0088】
図13は、応答端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。応答端末20は、CPU800と、ROM802と、RAM804と、通信インターフェース806とを備える。CPU800は、ROM802及びRAM804に格納されたプログラムに基づいて動作する。通信インターフェース806は、ネットワーク50を介して外部と通信する。格納装置の一例としてのハードディスクドライブ810は、設定情報及びCPU800が動作するプログラムを格納する。
【0089】
フレキシブルディスクドライブ812はフレキシブルディスク814からデータまたはプログラムを読み取りCPU800に提供する。CD−ROMドライブ816はCD−ROM818からデータまたはプログラムを読み取りCPU800に提供する。通信インターフェース806は、ネットワーク50に接続してデータを送受信する。
【0090】
CPU800が実行するソフトウェアは、フレキシブルディスク814またはCD−ROM818等の記録媒体に格納されてユーザに提供される。記録媒体に格納されたソフトウェアは圧縮されていても非圧縮であっても良い。ソフトウェアは記録媒体からハードディスクドライブ810にインストールされ、RAM804に読み出されてCPU800により実行される。
【0091】
記録媒体に格納されて提供されるソフトウェア、即ちハードディスクドライブ810にインストールされるソフトウェアは、機能構成として、指示信号受信モジュールと、接続確立モジュールと、通信モジュールと、通信履歴格納モジュールと、指示受信モジュールと、データ処理モジュールと、表示モジュールと、HTML生成モジュールと、送信モジュールと、メール送信モジュールと、メール受信モジュールと、データ複製モジュールと、複製データ格納モジュールとを備える。これらの各モジュールがコンピュータに働きかけて、CPU800に行わせる処理は、それぞれ本例における応答端末20における、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明を省略する。
【0092】
以上、図12および図13に示した、記録媒体の例としてのフレキシブルディスク718、814またはCD−ROM718、818には、それぞれ本出願で説明する全ての例における接続支援サーバ10および応答端末20の動作の一部または全ての機能を格納することができる。
【0093】
これらのプログラムは記録媒体から直接RAMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスクドライブにインストールされた後にRAMに読み出されて実行されても良い。さらに、上記プログラムは単一の記録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されても良い。また記録媒体に格納されるモジュールは、オペレーティングシステムとの共同によってそれぞれの機能を提供してもよい。例えば機能の一部または全部を行うことをオペレーティングシステムに依頼し、オペレーティングシステムからの応答に基づいて機能を提供するものであってもよい。
【0094】
記録媒体としては、フレキシブルディスク、CD−ROMの他にも、DVD等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、PD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアーカードなどの半導体メモリー等を用いることができる。又、専用通信ネットワークやネットワーク50に接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の格納装置を記録媒体として使用し、通信網を介してプログラムを接続支援サーバ10又は応答端末20に提供してもよい。
【0095】
このような記録媒体は、接続支援サーバ10又は応答端末20を製造するためのみに使用されるものであり、そのような記録媒体の業としての製造および販売等が本出願に基づく特許権の侵害を構成することは明らかである。
【0096】
以上説明したように、本実施の形態の接続支援システムを用いることにより、応答端末20と要求端末30との間で通信を行うことができる。特に、応答端末20にプライベートアドレスが割り当てられている場合や動的にIPアドレスが割り当てられる場合でも、要求端末30から応答端末20にリモートアクセスして、所望する処理を依頼することができる。また、本例のように、データの中継時にデータ処理を制限することにより、要求端末30からの不正操作から応答端末20を守ることができる。
【0097】
(第2の例)
次に本実施形態の第2の例を説明する。第1の例では、応答端末20と要求端末30との間の通信を接続支援サーバ10が中継していたが、接続支援サーバ10は、応答端末20と要求端末30との間で直接通信を確立させてもよい。すなわち、接続支援サーバ10は、応答端末20から要求端末30への通信確立を指示する。接続支援サーバ10は、要求端末30から応答端末20への通信確立を指示してもよい。本例の接続支援システムは、第1の例のものと同様である。
【0098】
図14は、第2の例における接続支援サーバ10の機能ブロックを示す。接続支援サーバ10は、接続維持部100と、指示信号送信部120と、接続時刻通知部125と、要求受信部130と、接続先格納部140と、確立部150と、通信確立通知部180と、性能受信部190とを有する。指示信号送信部120、接続時刻通知部125、要求受信部130、接続先格納部140、および通信確立通知部180の機能および動作は、第1の例と同様なので説明を省略する。
【0099】
接続維持部100は、第1の例と同様の、端末情報受信部102と、接続情報格納部104と、接続切断部106と、再接続情報送信部108と、電源制御部110とを有し、更に、性能通知部112を有する。性能通知部112は、要求端末30が所定のデータを出力する能力に関する情報を応答端末20に送信する。すなわち、性能通知部112は、性能受信部190から受け取った要求端末30の出力能力に関する情報を応答端末20に送信する。データを出力する能力に関する情報とは、例えば、要求端末30のブラウザの表示能力、要求端末30の機種情報、要求端末30が通信時に用いる通信事業者を特定する情報等である。性能通知部112は、接続維持部100が維持する接続を用いて、データを出力する能力に関する情報を応答端末20に送信する。
【0100】
また、接続維持部100は、応答端末20と要求端末30との間で通信が確立すると、当該応答端末20との接続を切断する。
【0101】
確立部150は、要求受信部130から通信確立要求を受け取ると、接続維持部100が維持する応答端末20との接続を用いて、応答端末20と要求端末30との間の通信を確立し、応答端末20との接続を切断するよう接続維持部100に指示する。すなわち、確立部150は、接続支援サーバ10を経由しない通信の確立を、応答端末20又は要求端末30に指示する。本例では、確立部150は、接続維持部100が維持する応答端末20との接続を用いて、要求端末30のアドレス情報を応答端末20に送信し、応答端末20に要求端末30への通信確立を指示する。
【0102】
性能受信部190は、要求端末30が所定のデータを出力する能力に関する情報を当該要求端末30から受信し、性能通知部112に出力する。
【0103】
図15は、第2の例における応答端末20の機能ブロックを示す。応答端末20は、指示信号受信部200と、接続確立部210と、通信部220と、通信履歴格納部225と、指示受信部230と、データ処理部235と、表示部240と、HTML生成部245と、送信部250と、メール送信部255と、メール受信部260と、記録領域265と、データ複製部270と、複製データ格納部275とを有する。本例の、指示信号受信部200、通信履歴格納部225、指示受信部230、データ処理部235、表示部240、HTML生成部245、送信部250、メール送信部255、メール受信部260、記録領域265、データ複製部270、および複製データ格納部275は、第1の例で説明したものと同様なので、説明を省略する。
【0104】
接続確立部210は、接続支援サーバ10との接続を確立する。また、接続確立部210は、第1の例と同様の、通信要求受信部212と、再接続情報受信部214と、電源制御受信部216とを有し、更に、切断部218と、性能情報取得部219とを有する。
【0105】
切断部218は、通信部220から要求端末30と通信を確立した旨を受け取ると、接続確立部210が確立した接続支援サーバ10への接続を切断する。すなわち、切断部218は、通信部220が要求端末30と通信を確立したことを条件として、接続支援サーバ10への接続を切断する。
【0106】
性能情報取得部219は、接続支援サーバ10から、要求端末30がデータを出力する能力に関する情報を受信し、通信部220に出力する。すなわち、性能情報取得部219は、接続確立部210が確立した接続支援サーバ10との接続を用いて、要求端末30がデータを出力する能力に関する情報を受信する。
【0107】
通信部220は、接続確立部210が確立した接続を用いて、接続支援サーバ10から要求端末30への接続の指示を受信すると、当該要求端末30に直接通信を確立し、通信が確立した旨を切断部218に出力する。例えば、通信部220は、接続確立部210が確立した接続を用いて、要求端末30のアドレス情報を受信し、受信したアドレス情報を用いて要求端末30と通信を確立する。
【0108】
また、通信部220は、要求端末30に送信するデータを、性能情報取得部219から受け取った能力に関する情報に応じたデータに変換して送信する。
【0109】
本例のように、接続支援サーバ10は、応答端末20と要求端末30との間で直接通信を確立させることにより、接続支援サーバ10が行う処理を少なくすることができる。
【0110】
(第3の例)
図16は、本実施形態の第3の例である接続システムの全体を示す概略図である。本接続システムは、オープンネットワーク50に接続されている接続支援サーバ10と、クローズドネットワーク55内にあるローカル装置60とを備える。オープンネットワーク50とクローズドネットワーク55はルータ25を介して接続する。
【0111】
接続支援サーバ10及びルータ25は、オープンネットワーク50におけるグローバルIPアドレスを有する。また、ローカル装置60はクローズドネットワーク55におけるローカルIPアドレスを有する。そして、接続支援サーバ10及びローカル装置60は、ルータ25を介するTCP/IPコネクションにより接続される。この際、ローカル装置60のローカルIPアドレスは、ルータ25においてルータ25のグローバルIPアドレスに変換される。
【0112】
そして、オープンネットワーク50に接続する要求端末30から、クローズドネットワーク55内のローカル端末70に対する接続要求を受信すると、接続支援サーバ10及びローカル装置60は、認証を行い、許可された場合のみ、要求端末30とローカル端末70とを、ルータ25を介するTCP/IPコネクションを用いて接続する。
従って、本接続システムを用いることにより、オープンネットワーク50内の要求端末30から、グローバルIPアドレスを有さないローカル端末70に対して接続を行うことができる。
【0113】
なお、接続支援サーバ10の構成は、接続情報格納部104が格納するデータの構成を除き、図2に示す第1の例と概略同じである。また、接続先格納部140は、図4(B)に示すテーブルを格納する。また、図4(B)における応答端末IDは、本例においてはローカル端末IDとなる。また、データ格納部170は、ローカル端末70のデータを、ローカル端末別に格納する。
【0114】
また、ローカル端末60には、パーソナルコンピュータの他、大型計算機、工場内の製造ライン・処理ラインの計測を行う計測機器、またはこれらを管理する管理装置が含まれる。
【0115】
図17は、第3の例における接続支援サーバ10の接続情報格納部104が格納するデータの構成をテーブル形式で示す図である。接続情報格納部104は、当該ローカル装置60に接続すべき要求端末30のIDと、当該ローカル装置60との通信に用いられるルータ25のグローバルIPアドレス及びポート番号を、ローカル装置IDに対応付けて格納する。ここで、要求端末IDは、当該要求端末30が接続を許可される要求端末30の位置、及び接続が許可される時間帯に対応付けて格納される。また、格納されているグローバルIPアドレス及びポート番号は、当該ローカル装置60及び接続支援サーバ10間のTCP/IPコネクションにおけるIPヘッダ及びTCPヘッダから取得される。
接続情報格納部104が本例のデータ構成をとることにより、接続支援サーバ10は、ローカル装置60への接続を許可すべき要求端末30を、地域別及び時間別に認証することができる。
【0116】
図18は、ローカル装置60の構成を示す図である。ローカル装置60は、許可情報格納部62、判断部64、及び論理回線接続部66を有する。許可情報格納部62は、要求端末30からローカル端末70への接続要求の認証及び認証後の接続に用いる情報を格納する。判断部64は、許可情報格納部62を用いて、要求端末30からローカル端末70への接続要求を認証し、認証結果を論理回線接続部64に出力する。論理回線接続部66は、ローカル装置60から接続支援サーバ10へのTCP/IPコネクションを確立・維持するとともに、このTCP/IPコネクションを用いて、判断部64からの出力に従って、要求端末30とローカル端末70とを接続する。
以上より、ローカル装置60は、接続支援サーバ10が認証した要求端末30からの接続要求に対して、さらに認証を行う。従って、ローカル端末70の安全性は高まる。
【0117】
図19は、許可情報格納部62が格納するデータの構成をテーブル形式で示す図である。許可情報格納部62は、ローカル端末70のIDに対応付けて、当該ローカル端末70への接続を許可するユーザID及びパスワードの組合せを格納する。さらに、許可情報格納部62は、ローカル端末70とローカル装置60との間の論理回線を、当該ローカル端末70のIDに対応付けて格納する。具体的には、論理回線として、IPヘッダ及びTCPヘッダに含まれるローカルIPアドレス及びポート番号を格納する。ここで、許可情報格納部62は、一のユーザID及びパスワードの組合せを複数のローカル端末70に対応付けてもよい。
従って、判断部66は、要求端末30を介してユーザが入力したユーザID及びパスワードを用いて接続の認証を行える。また、判断部66は、論理回線接続部64に対し、接続要求されたローカル端末70へのローカルネットワーク内の論理回線を指示できる。
【0118】
図20は、本接続システムの動作例を示すフローチャートである。接続支援サーバ10とローカル装置60は、互いの接続を維持している。
利用者が要求端末30を介して接続要求を行う(S300)と、要求端末30は、要求端末ID、接続を要求するローカル装置60のIDを特定する情報、及び当該要求端末30の位置を接続支援サーバ10に送信する(S305)。ここで、要求端末30の位置は、例えば要求端末30の付随するGPSから認識された緯度経度情報である。また、要求端末30が移動体通信端末の場合、要求端末30の位置は、移動体通信端末の管理システムが接続支援サーバ10に送信してもよい。
【0119】
接続支援サーバ10の確立部150は、受信したローカル装置60のIDを特定する情報に基づいて、要求端末ID、位置及び接続要求時刻を接続情報格納部104に照会し、接続の認証を行う(S310)。ここで、要求端末30の位置が接続情報格納部104に格納されている位置に一致或いは含まれており、かつ、接続要求が成された時間が接続情報格納部104に格納されている時間帯に含まれている場合は、接続が許可される。なお、図17において、接続情報格納部104は、位置として地域名を格納したが、その他、緯度経度情報であってもよい。また、移動体通信端末の管理システムが把握する領域単位であってもよい。接続が許可された場合(S310:Yes)、ユーザID及びパスワードを入力するための画面データを要求端末30に送信するとともに、(S320)、要求端末30とローカル装置60の接続を、接続支援サーバ10とローカル装置60の間のTCP/IPコネクションを用いて確立する(S330)。
【0120】
要求端末30は、受信した画面データに基づいて入力画面を表示し(S340)、入力画面に対してユーザが入力した認証データを送信する(S350)。ここで、認証データはユーザID及びパスワードを含む。
接続支援サーバ10は、受信した認証データをローカル装置60に転送する(S360)。
【0121】
なお、S320で送信される画面データは、有効期限を有する固有の情報を含んでいてもよい。この場合、接続支援サーバ10は、画面データ送信後、有効時間以内に固有の情報を受信する事を条件に、ローカル装置60と要求端末30とを接続し、要求端末30からの認証データをローカル装置60に転送する。
【0122】
ローカル装置60の判断部66は、受信した認証データを許可情報格納部62に照会し、接続要求の認証を行う(S370)。判断部66が認証した場合、論理回線接続部64は、接続支援サーバ10を介して、要求端末30とローカル端末70を接続し、相互間の通信を行う(S380)。
【0123】
ここで通信される情報は、ローカル端末70が大型計算機の場合は、例えば3次元表示される計算結果又はその途中結果である。この場合、論理回線接続部64は、例えば計算結果を説明するのに付加されているテキストデータを削除し、データ量を減らした後に計算結果を送信してもよい。また、ローカル端末70は、計算結果を表す3次元表示を要求端末30からの指示に従って、回転・縮小してもよい。その他、ローカル端末70が工場の計測機器や装置の場合は、その計測結果や制御指令である。従って、利用者は、遠隔地から、計算結果や計測結果を把握したり、装置を制御できる。
【0124】
なお、図20においては、接続支援サーバ10の確立部150は、要求端末30から要求端末ID及び接続すべきローカル装置60のIDを受信する構成としたが、ローカル装置70のIDを受信しない構成としてもよい。すなわち、確立部150は、要求端末IDを受信すると、当該要求端末IDに対応するローカル装置60及びTCP/IP接続を選択してもよい。この場合、利用者は、ローカル装置60のIDを特定する情報を入力する必要はなくなる。
【0125】
図21は、接続支援サーバ10とローカル装置60が、互いの間の論理回線を維持するための、ローカル装置60の動作を示すフローチャートである。
ローカル装置60の論理回線接続部64は、接続支援サーバ10と接続中であるか否かを確認する。接続すなわち論理回線が切れている場合(S410:Yes)、論理回線接続部64は、接続支援サーバ10への接続を行う(S420)。論理回線が維持されている場合(S410:No)、論理回線接続部64は、接続支援サーバ10へ論理回線を維持するためのデータを送信する。
このような処理を定期的に行うことにより、ルータ25のオープンネットワークにおけるグローバルIPアドレスが、論理回線の切断などにより動的に変化しても、ローカル装置60と接続支援サーバ10の接続は維持できる。
【0126】
なお、ローカル装置60のハードウェア構成は、フレキシブルディスク814或いはCD−ROM818に格納されたプログラムを除き、図13で示した応答端末20のハードウェア構成と概略同じであるため、説明を省略する。フレキシブルディスク814或いはCD−ROM818に格納されたプログラムは、判断モジュール及び論理回線接続モジュールを有する。各モジュールの機能は、図17の対応する部材と同一である。
【0127】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0128】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば要求端末と応答端末との間の通信を確立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続支援システム全体の概略図である。
【図2】接続支援サーバ10の機能ブロック図である。
【図3】接続情報格納部104が格納するテーブルの一例を示す図である。
【図4】接続先格納部140が格納するテーブルの例を示す図である。
【図5】操作リスト格納部164が格納するテーブルの一例を示す図である。
【図6】応答端末20の機能ブロック図である。
【図7】通信履歴格納部225が格納するテーブルの一例を示す図である。
【図8】複製データ格納部275が格納するテーブルの一例を示す図である。
【図9】接続支援システムが通信を確立するフローチャートである。
【図10】接続支援サーバ10が応答端末20との接続を維持するフローチャートである。
【図11】接続支援システムが応答端末20と要求端末30との間でデータを送受信するフローチャートである。
【図12】接続支援サーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図13】応答端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図14】第2の実施形態における接続支援サーバ10の機能ブロック図である。
【図15】第2の実施形態における応答端末20の機能ブロック図である。
【図16】本実施形態の第3の例である接続システムの全体を示す概略図である。
【図17】第3の例における接続支援サーバ10の接続情報格納部104が格納するデータの構成をテーブル形式で示す図である。
【図18】ローカル装置60の構成を示す図である。
【図19】許可情報格納部62が格納するデータの構成をテーブル形式で示す図である。
【図20】第3の例の接続システムの動作例を示すフローチャートである。
【図21】接続支援サーバ10とローカル装置60が、互いの間の論理回線を維持するための、ローカル装置60の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 接続支援サーバ
20 応答端末
25 ルーター
30 要求端末
40 管理端末
50 ネットワーク
60 ローカル装置
62 許可情報格納部
64 論理回線接続部
66 判断部
70 ローカル端末
100 接続維持部
102 端末情報受信部
104 接続情報格納部
106 接続切断部
108 再接続情報送信部
110 電源制御部
112 性能通知部
120 指示信号受信部
125 接続時刻通知部
130 要求受信部
132 時間情報取得部
140 接続先格納部
150 確立部
160 中継部
162 操作制限部
164 操作リスト格納部
166 データ変換部
168 格納データ送信部
170 データ格納部
180 通信確立通知部
190 性能受信部
200 指示信号受信部
210 接続確立部
212 通信要求受信部
214 再接続情報受信部
216 電源制御受信部
218 切断部
219 性能情報取得部
220 通信部
225 通信履歴格納部
230 指示受信部
235 データ処理部
240 表示部
245 HTML生成部
250 送信部
255 メール送信部
270 データ複製部
275 複製データ格納部

Claims (25)

  1. 要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバであって、
    前記応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、
    前記応答端末を特定する応答端末特定情報を、前記応答端末からの接続に対応付けて格納する接続情報格納部と、
    前記要求端末から前記応答端末への通信確立要求を、前記応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、
    前記要求受信部が前記通信確立要求を受信した場合に、前記接続情報格納部内の前記応答端末特定情報に対応する前記接続を用いて前記要求端末と前記応答端末との通信を確立する確立部と
    を備え、
    前記接続維持部は、前記応答端末からのTCPコネクションを維持し、
    前記確立部は、前記要求端末と前記応答端末との間で前記TCPコネクションを用いた通信を確立し、
    前記接続維持部は、前記TCPコネクションを維持するためのデータを定期的に前記応答端末に送信することにより、前記接続を維持することを特徴とする接続支援サーバ。
  2. 要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバであって、
    前記応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、
    前記応答端末を特定する応答端末特定情報を、前記応答端末からの接続に対応付けて格納する接続情報格納部と、
    前記要求端末から前記応答端末への通信確立要求を、前記応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、
    前記要求受信部が前記通信確立要求を受信した場合に、前記接続情報格納部内の前記応答端末特定情報に対応する前記接続を用いて前記要求端末と前記応答端末との通信を確立する確立部と、
    前記応答端末と前記要求端末とを対応付けて格納する接続先格納部
    を備え、
    前記確立部は、前記確立要求を送信した前記要求端末と、前記接続先格納部内で当該要求端末に対応する前記応答端末との通信を確立することを特徴とする接続支援サーバ。
  3. 要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバであって、
    前記応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、
    前記応答端末を特定する応答端末特定情報を、前記応答端末からの接続に対応付けて格納する接続情報格納部と、
    前記要求端末から前記応答端末への通信確立要求を、前記応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、
    前記要求受信部が前記通信確立要求を受信した場合に、前記接続情報格納部内の前記応答端末特定情報に対応する前記接続を用いて前記要求端末と前記応答端末との通信を確立する確立部と、
    前記接続維持部が維持する前記接続を設定時間経過後に切断する接続切断部と、
    前記接続維持部が維持する前記接続を用いて、再接続のタイミングを示す情報を、前記接続切断部による切断前に前記応答端末に送信する再接続情報送信部
    を備え、
    前記接続維持部は、前記応答端末が前記タイミングを示す情報に基づいて再接続を行い、当該再接続を維持することを特徴とする接続支援サーバ。
  4. 前記再接続情報送信部は、前記タイミングを示す情報として、再接続の周期を示す情報を送信することを特徴とする請求項3に記載の接続支援サーバ。
  5. 前記再接続のタイミングを示す情報を用いて、次回以降の再接続の時刻を示す情報を前記要求端末に通知する接続時刻通知部
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の接続支援サーバ。
  6. 前記接続先格納部は、前記応答端末と前記要求端末に対応付けて、前記通信の確立を許可するための認証情報を更に格納し、
    前記要求受信部は、前記要求端末から前記認証情報を受信し、
    前記確立部は、受信した前記認証情報、及び前記接続先格納部を用いて、前記応答端末と前記要求端末との通信の確立を許可することを特徴とする請求項2に記載の接続支援サーバ。
  7. 前記接続先格納部は、前記要求端末を特定する端末識別情報を前記認証情報として格納し、
    前記要求受信部は、前記端末識別情報を受信し、
    前記確立部は、受信した前記端末識別情報及び前記接続先格納部を用いて、前記通信の確立を許可することを特徴とする請求項6に記載の接続支援サーバ。
  8. 前記接続先格納部は、前記認証情報として位置情報を格納し、
    前記要求受信部は、前記要求端末の位置情報を受信し、
    前記確立部は、受信した前記位置情報、及び前記接続先格納部を用いて、前記応答端末と前記要求端末との通信の確立を許可することを特徴とする請求項6に記載の接続支援サーバ。
  9. 前記接続先格納部は、前記認証情報に対応付けて、接続を許可する時刻を示す情報を格納し、
    前記要求受信部が前記認証情報を受信した時刻を示す情報を取得する時間情報取得部
    を更に備え、
    前記確立部は、前記認証情報、前記受信した時刻及び前記接続先格納部を用いて、前記応答端末と前記要求端末との通信の確立を許可することを特徴とする請求項6に記載の接続支援サーバ。
  10. 前記接続維持部は、更に、前記応答端末上の当該接続支援サーバと接続するためのアプリケーションプログラムの固有情報を前記応答端末から受信し、
    前記接続先格納部は、前記アプリケーションプログラムの固有情報に応じた前記認証情報を前記応答端末に対応付けて格納し、
    前記確立部は、前記認証情報が前記アプリケーションプログラムの固有情報に応じた認証情報と対応する場合に、前記通信を確立することを特徴とする請求項6に記載の接続支援サーバ。
  11. 要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバであって、
    前記応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、
    前記応答端末を特定する応答端末特定情報を、前記応答端末からの接続に対応付けて格納する接続情報格納部と、
    前記要求端末から前記応答端末への通信確立要求を、前記応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、
    前記要求受信部が前記通信確立要求を受信した場合に、前記接続情報格納部内の前記応答端末特定情報に対応する前記接続を用いて前記要求端末と前記応答端末との通信を確立する確立部と、
    前記要求端末の指示に基づき前記応答端末が行うデータ処理を、前記要求端末に対応付けて格納する操作リスト格納部と、
    前記確立部により確立された前記通信を用いて前記要求端末が前記応答端末に指示する前記データ処理を、前記操作リスト格納部内の前記要求端末に対応する前記データ処理に限定する操作制限部と
    を備えることを特徴とする接続支援サーバ。
  12. 前記要求受信部が前記通信確立要求を受信した時刻を示す情報を取得する時間情報取得部
    を更に備え、
    前記操作制限部は、前記時刻を示す情報に応じて、前記データ処理を限定することを特徴とする請求項11に記載の接続支援サーバ。
  13. 要求端末と応答端末とを接続する接続支援サーバであって、
    前記応答端末からの論理的な接続を維持する接続維持部と、
    前記応答端末を特定する応答端末特定情報を、前記応答端末からの接続に対応付けて格納する接続情報格納部と、
    前記要求端末から前記応答端末への通信確立要求を、前記応答端末特定情報と共に受信する要求受信部と、
    前記要求受信部が前記通信確立要求を受信した場合に、前記接続情報格納部内の前記応答端末特定情報に対応する前記接続を用いて前記要求端末と前記応答端末との通信を確立する確立部と、
    前記接続維持部が維持する前記接続を用いて、前記応答端末の電源を切ることを指示する情報を前記応答端末に送信する電源制御部と、
    を備えることを特徴とする接続支援サーバ。
  14. 他の端末と通信を行う端末の通信プログラムであって、
    サーバへの接続を確立する接続確立モジュールと、
    前記他の端末からの通信確立要求を前記サーバから受信する通信要求受信モジュールと、
    前記通信要求受信モジュールが前記通信確立要求を受信した場合に、前記接続確立モジュールで確立された前記サーバへの接続を用いて、前記他の端末との通信を確立する通信モジュールと、
    前記他の端末から電子メールの送信を指示する指示情報を、前記通信を用いて受信する指示受信モジュールと、
    前記指示受信モジュールが受信した前記指示情報に従い、前記端末を送信元として前記電子メールを送信するメール送信モジュールと
    を備えることを特徴とする通信プログラム。
  15. 他の端末と通信を行う端末の通信プログラムであって、
    サーバへの接続を確立する接続確立モジュールと、
    前記他の端末からの通信確立要求を前記サーバから受信する通信要求受信モジュールと、
    前記通信要求受信モジュールが前記通信確立要求を受信した場合に、前記接続確立モジュールで確立された前記サーバへの接続を用いて、前記他の端末との通信を確立する通信モジュールと、
    前記サーバへの再接続のタイミングに関する情報を受信する再接続情報受信モジュールと
    を備え、
    前記接続確立モジュールは、前記タイミングに関する情報を用いて、前記サーバに再接続することを特徴とする通信プログラム。
  16. クローズドネットワーク内に位置するローカル装置と、
    前記クローズドネットワークに対してルータを介して接続するオープンネットワーク内に位置し、前記ローカル装置に接続すべき利用者を認証する中継認証サーバと、を備える接続システムであって、
    前記ローカル装置は、前記ルータを介する論理回線である中継論理回線を前記認証サーバに接続すると共に、当該ローカル装置の装置識別情報を前記認証サーバに通知する論理回線接続部を有し、
    前記中継認証サーバは、
    前記装置識別情報を、前記中継論理回線に対応付けて格納する接続格納部と、
    前記利用者から前記ローカル装置への接続要求を、前記装置識別情報を特定する特定情報に対応付けて受信し、前記特定情報によって特定される前記装置識別情報に対応する前記中継論理回線を、前記接続格納部に基づいて選択し、選択した前記中継論理回線を用いて、前記利用者を前記ローカル装置に中継して接続する中継部と、
    を有することを特徴とする接続システム。
  17. 前記中継認証サーバは、更に、前記利用者の利用者識別情報を、当該利用者からの接続を許可するローカル装置の前記装置識別情報に対応付けて格納する利用者格納部を有し、
    前記接続部は、前記利用者から前記ローカル装置への接続が要求された場合に、前記利用者に対応する前記利用者識別情報を前記特定情報として受信し、受信した前記利用者識別情報を用いて、前記利用者格納部から前記装置識別情報を検索し、検索した前記装置識別情報を用いて前記中継論理回線を選択することを特徴とする請求項16に記載の接続システム。
  18. 前記中継認証サーバは、更に、前記利用者の利用者識別情報を、当該利用者からの接続を許可するローカル装置の前記装置識別情報に対応付けて格納する利用者格納部を有し、
    前記接続部は、前記利用者から前記ローカル装置への接続が要求された場合に、前記利用者に対応する前記利用者識別情報及び前記利用者格納部を用いて、前記ローカル装置への接続許可を判断することを特徴とする請求項16に記載の接続システム。
  19. 前記利用者格納部は、前記利用者識別情報として、利用者が有する端末を識別する利用者端末識別情報を格納し、
    前記接続部は、前記利用者端末識別情報を用いて前記装置識別情報を検索することを特徴とする請求項17又は18に記載の接続システム。
  20. 前記クローズドネットワーク内には、ローカル端末が存在し、
    前記ローカル装置は、更に、前記利用者からの前記ローカル端末への接続要求を、当該ローカル装置への接続要求として受信し、前記ローカル端末への接続許可を判断する判断部を有することを特徴とする請求項16に記載の接続システム。
  21. 前記中継認証サーバ及び前記ルータは、前記オープンネットワークにおけるIPアドレスを有し、
    前記ローカル装置の論理回線接続部は、前記論理回線として、前記ルータを介したTCP/IPコネクションを生成し、
    前記中継認証サーバの接続格納部は、前記TCP/IPコネクションに対応付けて前記装置識別情報を格納することを特徴とする請求項16に記載の接続システム。
  22. 前記中継認証サーバの接続格納部は、前記TCP/IPコネクションとして、前記ルータから受信した、IPヘッダのIPアドレス及びTCPヘッダのポート番号を格納することを特徴とする請求項21に記載の接続システム。
  23. 前記ルータのIPアドレスは、動的に変更され、
    前記ローカル装置の論理回線接続部は、定期的に前記中継認証サーバに、前記ルータを介した論理回線を用いて、データ送信を行い、論理回線を維持することを特徴とする請求項16に記載の接続システム。
  24. 前記ルータのIPアドレスは、動的に変更され、
    前記ローカル装置の論理回線接続部は、前記ルータのIPアドレスが変更された場合に、前記ルータを介した論理回線の再接続を行うことを特徴とする請求項16に記載の接続システム。
  25. 前記中継認証サーバの接続格納部は、更に、前記装置識別情報を、当該ローカル装置に接続すべき利用者の位置に対応付けて格納し、
    前記中継部は、前記接続要求に対応付けて、更に前記利用者の位置情報を受信し、前記位置情報が、前記接続格納部における利用者の位置に対応する場合に、前記利用者を前記ローカル装置に中継して接続することを特徴とする請求項16に記載の接続システム。
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