特許法第30条第2項適用 (A2)令和2年11月25日掲載,サービスサイト(https://eeasy.jp/guide/advanced_scheduling)
特許法第30条第2項適用 (D1)令和3年6月14日掲載,プレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000057389.html)
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、一実施形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合、及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合、及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含むものとする。
<本発明の一実施形態に係る日程調整システム10>
図1は、本発明の一実施形態に係る日程調整システム10の構成例を示している。
該日程調整システム10は、会合の日程調整を支援するためのものである。日程調整システム10は、ネットワーク11を介して接続された日程調整装置20、外部システム30、及び端末装置40A,40M,40Xを含む。
ネットワーク11は、インターネット、携帯電話通信網等に代表される双方向通信網である。
日程調整装置20は、調整開始者Aからの要求に応じ、調整相手Xと会合の日程調整を行うものである。なお、会合には、調整開始者A、調整開始者Aが属する組織(企業等。後述する法人会員)の所属者B,C,D等(調整開始者Aが属する組織の会員管理者Mを含む)、及び調整相手Xの参加が想定される。ただし、本明細書において、会合の「参加者」を、実際に会合に参加する人のうち、調整開始者A、及び調整開始者Aが属する組織の所属者と定義し、会合に参加する調整相手Xは「参加者」に含まない(「参加者」と称さない)ものとする。
外部システム30は、Webアプリケーションとしてのカレンダツール31を有償又は無償で一般消費者や法人等に広く提供しているシステムを指す。カレンダツール31としては、例えば、Googleカレンダー(商標)やMicrosoft Outlook(商標)を採用できる。カレンダツール31は、カレンダツール31の利用者の行動予定や、利用者が利用可能な会合の会場の予約状況が登録されているスケジュール情報311を保持する。すなわち、外部システム30は、カレンダツール31の利用者の行動予定や、利用者が利用可能な会合の会場の予約状況が登録されているスケジュール情報311を管理している。
調整開始者Aが用いる端末装置40Aは、ネットワーク11を介して日程調整装置20に接続可能なパーソナルコンピュータ、スマートフォン等の一般的なコンピュータからなる。同様に、会員管理者Mが用いる端末装置40M、及び調整相手Xが用いる端末装置40Xは、一般的なコンピュータからなる。端末装置40Aは本発明の第1の端末装置に相当し、端末装置40Xは本発明の第2の端末装置に相当する。
なお、本実施形態においては、会合に参加する調整相手Xが端末装置40Xを操作することにしているが、実際には調整相手Xの代理人(秘書等)が端末装置40Xを操作してもよい。また、調整開始者Aが、自身と同じ組織(後述する法人会員)の所属者の中から複数の参加者を選択し、調整開始者Aが複数の参加者を代表して日程調整を行うようにしてもよい。
さらに、図1には、会議に参加する調整相手として調整相手Xだけを例示しているが、調整相手は複数存在してもよい。
調整開始者Aは、該日程調整装置20への会員登録、及び利用登録(日程調整装置20における日程調整機能を使用できる状態とするために必要な情報の登録)を済ませた企業等の所属者である。以下、日程調整装置20への会員登録を済ませた企業等を法人会員と称する。また、法人会員(企業等)に属する所属者のうち、日程調整装置20のユーザアカウントを有する所属者をユーザと定義する。調整開始者Aはユーザであることが必須である。よって、以下、調整開始者AをユーザAと称することがある。なお、日程調整装置20への利用登録は企業等ではなく個人でも行うことができる。その場合、利用登録を済ませた個人を個人会員と称する。個人会員とユーザとは同一視できる。
調整開始者Aと同じ法人会員に属する所属者B,C,D等は、ユーザであってもよいが必須ではない。
日程調整装置20の法人会員に属する所属者は、自身の予定を、外部システム30が提供しているカレンダツール31を用いて管理しているものとする。また、日程調整装置20の法人会員は、会合の会場として所属者が利用可能な会議室、応接室、予備室等の予約状況を、外部システム30が提供しているカレンダツール31を用いて管理しているものとする。
したがって、いまの場合、カレンダツール31は、会合の参加者となり得る調整開始者A等の予定、及び、調整開始者A等が利用可能な会合の会場の予約状況がそれぞれ登録されているスケジュール情報311を保持しているものとする。
なお、調整相手Xは、日程調整装置20のユーザであってもよいが必須ではない。また、調整相手Xは、カレンダツール31を利用していてもよいが必須ではない。また、調整相手Xは、調整開始者Aが利用するカレンダツール31とは別のベンダーが提供するカレンダツールを利用していてもよい。
日程調整装置20は、処理部21、記憶部22、及び通信部23の各機能ブロックを備える。日程調整装置20は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメモリ、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等のストレージ、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイス、ディスプレイ等の出力デバイス、及び、NIC(Network Interface Card)等の通信モジュール(いずれも不図示)を備えるサーバコンピュータ等の一般的なコンピュータからなる。
処理部21は、コンピュータのプロセッサにより実現される。処理部21は、認証部211、調整条件設定部212、及び日程調整部213の各機能ブロックを有する。これらの機能ブロックは、コンピュータのプロセッサがメモリにロードされた所定のプログラムを実行することによって実現される。ただし、これらの機能ブロックの一部又は全部を集積回路等によりハードウェアとして実現してもよい。
認証部211は、例えば、端末装置40Mを用いた会員管理者Mによる、会員登録を受け付けて会員情報221を作成する。また、認証部211は、例えば、端末装置40Aを用いた調整開始者Aによる、ユーザによる初回のログインに応じ、所定の条件を満たしている場合にユーザ情報222を作成する。
さらに、認証部211は、ネットワーク11を介して外部システム30にアクセスし、例えば、OAuth等のプロトコルに従い、記憶部22が保持する会員情報221に含まれる管理者権限アカウントや調整開始者A(ユーザA)に対応するユーザ情報222に含まれるユーザアカウント(いずれも図2)を用いて認証処理を行う。ただし、管理者権限アカウントやユーザアカウントは1回目の認証処理に用いればよく、2回目以降の認証処理では1回目の認証処理が終了した際に外部システム30から送信される管理者認証情報(アクセストークン等)やユーザ認証情報(アクセストークン等)(いずれも図2)を用いることができる。
調整条件設定部212は、会合の日程調整に必要な複数の項目からなる調整条件を設定するための条件設定画面を端末装置40Aに表示させ、条件設定画面に対する調整開始者Aからの入力に応じて調整条件を設定し、記憶部22が保持する、調整開始者Aに対応する日程調整情報224に登録する。調整条件の項目については後述する。
日程調整部213は、外部システム30が管理する、会合の参加者(調整開始者Aが含まれる場合と含まれない場合がある)のスケジュール情報311を参照し、設定された調整条件を満たす参加者の空き日程を第1の候補日程として抽出する。
ここで、本実施形態における参加者の空き日程とは、スケジュール情報311に存在する参加者の既存予定が参加必須予定であるか否かを考慮した結果として、新たな会合の予定を追加しても良いと判定できる日程のことである。
空き日程の追加判定方法として、除外キーワードを指定する方法(詳細後述。以下、第1の追加判定方法と称する)、及び除外予定を指定する方法(詳細後述。以下、第2の追加判定方法と称する)の両方が採用されない場合には、参加者の全ての既存予定を参加必須予定とみなして、参加者の参加必須予定が存在しない日程を参加者の空き日程と判定する。
また、第1の追加判定方法、及び第2の追加判定方法の少なくとも一方が指定されている場合には、参加者の既存予定のうちの一部を参加必須予定から除外し、残った既存予定を参加者の参加必須予定とみなして、参加者の参加必須予定が存在しない日程を参加者の空き日程と判定する。
具体的には、第1の追加判定方法が採用され、第2の追加判定方法が採用されていない場合、調整開始者Aによって指定された除外キーワードが件名に含まれている参加者の既存予定を参加必須予定から除外し、残った既存予定を参加者の参加必須予定とみなして、参加者の参加必須予定が存在しない日程を参加者の空き日程と判定する。
第2の追加判定方法が採用され、第1の追加判定方法が採用されていない場合、調整開始者Aによって除外予定に指定された参加者の既存予定を参加必須予定から除外し、残った既存予定を参加者の参加必須予定とみなして、参加者の参加必須予定が存在しない日程を参加者の空き日程と判定する。
第1及び第2の追加判定方法の両方が採用された場合、調整開始者Aによって設定された除外キーワードが件名に含まれる参加者の既存予定と、調整開始者Aによって除外予定に指定された参加者の既存予定とを参加必須予定から除外し、残った既存予定を参加者の参加必須予定とみなして、参加者の参加必須予定が存在しない日程を参加者の空き日程と判定する。
なお、除外キーワードは、条件設定画面500(図6)において調整開始者Aが入力できる。除外キーワードとしては、例えば「※欠席可」、「※日程変更可」等が想定される。法人会員の企業等は、社内ルールとして、所属者(本実施形態における調整開始者A、会員管理者M、所属者B,C,D等)がカレンダツール31に予定を登録する場合、該予定の優先度が低く、状況によっては欠席可能であるときには、該予定の件名に除外キーワード「※欠席可」を含めて登録することにする。また、例えば、該予定は関係が近しい社内メンバーだけが参加するものであって容易に日程変更可能であるときは、該予定の件名に除外キーワード「※日程変更可」を含めて登録することにする。
なお、除外キーワードとしては、「※欠席可」、「※日程変更可」等の文言の他、特定の記号や文字を採用してもよい。また、予定の件名に除外キーワードを含める代わりに又は加えて、例えば、予定の備考や説明(メモ)等の他の欄に除外キーワードを登録するようにしてもよい。この場合、第1の追加判定方法は、予定の件名に加えて、予定の備考や説明(メモ)等の他の欄に除外キーワードが含まれるか否かまで判定するようにすればよい。
除外予定は、除外予定指定画面550(図7)において調整開始者Aが指定できる。具体的には、図7を参照して後述する。
第1の候補日程を抽出した後、日程調整部213は、第1の候補日程を編集するための日程編集画面を端末装置40Aに表示させ、日程編集画面に対する調整開始者Aからの編集操作に応じて第2の候補日程を決定する。また、第2の候補日程を調整開始者Aに対応する日程調整情報224に登録する。調整開始者Aによって第1の候補日程が編集されなかった場合は、第1の候補日程と第2の候補日程は同じになる。
なお、変形例として、第1の候補日程を編集することにより第2の候補日程を決定するのではなく、第1の候補日程の抽出を省略し、例えば、日程調整部213が端末装置40Aに表示させた所定の画面上のカレンダにて、調整開始者Aが日付や時間を選択して第2の候補日程を決定するようにしてもよい。
また、日程調整部213は、調整相手Xが日程調整画面にアクセスするための調整用URL(Uniform Resource Locator)を発行する。ただし、調整用URLは日程調整部213が発行せず、調整開始者Aが調整用URLを指定する場合もある(詳細後述)。なお、調整用URLは、テキストで発行してもよいし、QRコード等の画像として発行してもよい。発行された調整用URLは、調整開始者Aにより電子メール等を用いて調整相手Xに送信される。調整用URLは、本発明のアクセス情報に相当する。
さらに、日程調整部213は、調整相手Xが端末装置40Xを用いて調整用URLにアクセスしてきた場合、その時点において、再び外部システム30が管理する、参加者のスケジュール情報311を参照し、設定された調整条件を満たす参加者の空き日程であって、第2の候補日程の範囲内である第3の候補日程を抽出する。そして、日程調整部213は、第3の候補日程を表す日程調整画面を端末装置40Xに表示させる。
第3の候補日程を抽出することにより、調整用URLが発行されてから調整相手Xがアクセスしてくるまでの間に参加者のスケジュールに変更があった場合でも、それに起因するダブルブッキングの発生を抑止できる。
またさらに、日程調整部213は、日程調整画面に表示された第3の候補日程の中から調整相手Xが会合日程を選択し、日程確認画面で確定した会合日程を外部システム30が管理する参加者のスケジュール情報311に登録するとともに、記憶部22が保持する、調整開始者Aに対応する日程調整情報224に登録する。なお、日程調整画面に表示された第3の候補日程の中から調整相手Xが会合日程を選択し、日程確認画面で確定するまでの短い時間においても参加者のスケジュールは変更し得る。よって、日程調整部213は、日程確認画面にて会合日程が確定される直前において、選択された会合日程が調整条件を満たす参加者の空き日程であることを最終確認するようにしてもよい。そして、選択された会合日程が調整条件を満たす参加者の空き日程ではなくなっていた場合、例えば「指定した時間は埋まってしまいました。再度選択し直してください」等のメッセージを端末装置40Xに表示し、日程調整画面に操作を差し戻すようにすればよい。これにより、ダブルブッキングの発生をさらに抑止できる。
記憶部22は、コンピュータのメモリ及びストレージによって実現される。記憶部22には、会員情報221、ユーザ情報222、調整条件雛形情報223、及び日程調整情報224が保持される。なお、記憶部22には、上述した各種の情報以外の情報やデータ等を格納してもよい。
通信部23は、コンピュータの通信モジュールによって実現される。通信部23は、ネットワーク11を介し、外部システム30、端末装置40A,40M,40X等と接続して各種のデータや情報を通信する。
なお、日程調整装置20を構成する上述した機能ブロックの一部又は全部は集積回路等のハードウェアによって実現してもよい。また、日程調整装置20は、複数のコンピュータによって実現してもよく、その場合、上述した機能ブロックは複数のコンピュータに分散して配置してもよい。
次に、図2は、記憶部22に保持される会員情報221、ユーザ情報222、調整条件雛形情報223、及び日程調整情報224の一例を示している。
会員情報221は、日程調整装置20への会員登録を済ませた法人会員に関する情報からなる。また、会員情報221は、法人会員の日程調整装置20への利用登録によって追加される、法人会員に関する情報を含む。具体的には、会員情報221は、会員アカウント、管理者権限アカウント、管理者認証情報、基本情報、所属者情報、及び会場情報を含む。
会員アカウントは、法人会員(企業等)の会員管理者M等が日程調整装置20にログインするための情報である。管理者権限アカウントは、法人会員(企業等)の会員管理者M等が外部システム30に管理者権限でアクセスするための情報である。なお、会員アカウントは、管理者権限アカウント(例えば、会員管理者M等のメールアドレス)と共通であることが望ましいが異なってもよい。会員アカウントと管理者権限アカウントとが共通である場合、会員情報221に対する管理者権限アカウントの登録は省略できる。
管理者認証情報は、日程調整装置20の認証部211が管理者権限アカウントを用い、外部システム30に初めて認証処理を行った際に認証処理の成功結果として外部システム30から得られるアクセストークン等である。管理者認証情報が得られた以降、認証部211は、管理者権限アカウントを用いることなく、管理者認証情報を用いてより速やかに外部システム30に対して認証処理を行うことができる。
基本情報は、法人会員の名称(企業名等)等である。基本情報は、会員登録時に記録され、会員登録後に変更も可能とする。所属者情報は、法人会員(企業等)に属する所属者の氏名及び外部システム30にアクセスするためのユーザアカウント等の一覧である。所属者情報は、調整開始者A側の参加者となり得る法人会員の所属者がカレンダツール31を既に使用していることを前提とし、外部システム30から取得して記録する。
会場情報は、法人会員に属する所属者が会合に利用できる会議室、応接室、予備室等の会場の名称、及び外部システムにおける会場の識別ID等の一覧である。会場情報は、日程調整に必要な全ての会場のスケジュールがカレンダツール31によって既に管理されていることを前提とし、外部システム30から取得して記録する。
なお、所属者情報及び会場情報は、外部システム30に対して管理者権限アカウントでアクセスした場合にだけ、その一部又は全部を外部システム30から取得できる情報であり、例えば、管理者権限アカウントの代わりに管理者権限を有さないアカウントを用いた場合や、管理者権限アカウントと同等の権限を持つアカウントであるが、ユーザアカウントとして外部システム30にアクセスした場合には取得できない(ただし、その一部を取得できることもある)。
ユーザ情報222は、法人会員に属する所属者のうちの日程調整装置20の利用登録を済ませたユーザに関する情報からなる。ユーザ情報222は、各ユーザが日程調整装置20に初めてログインした際、外部システム30との認証処理に成功し、且つ、該ユーザが会員情報221の所属者情報に含まれていることが確認できた場合に作成されて、会員情報221と関連付けられる。
ユーザ情報222は、ユーザアカウント、ユーザ認証情報、及びユーザ基本情報を含む。
ユーザアカウントは、調整開始者A等のユーザが日程調整装置20にログインするための情報である。ユーザアカウントは、ユーザが外部システム30にアクセスするためのアカウントと共通であることが望ましいが異なってもよい。以下、ユーザアカウントは、外部システム30にアクセスするためのアカウントと共通であることを前提として説明する。
ユーザ認証情報は、認証部211がユーザアカウントを用い、外部システム30に初めて認証処理を行った際に認証処理の成功結果として外部システム30から得られるアクセストークン等である。ユーザ認証情報が得られた以降、認証部211は、ユーザアカウントを用いることなく、ユーザ認証情報を用いてより速やかに外部システム30に対して認証処理を行うことができる。
ユーザ基本情報は、ユーザの氏名等であり、ユーザが日程調整装置20に初めてログインした際のユーザアカウントに基づいて会員情報221の所属者情報から読み出されて記録される。ユーザ情報222に記録されたユーザ基本情報は、ユーザ自身が編集できるようにしてもよい。
調整条件雛形情報223は、会合の目的に応じてユーザが予め指定した調整条件(除外キーワード、及び除外予定IDを含み得るが必須ではない)、調整用URL、日程確定時の挙動制御情報(参加者等のスケジュール情報311に登録する予定の件名等)及び画面表示情報(調整条件雛形の名称(例えば、新卒採用一次面接用等)や説明等)を含む。
なお、調整条件雛形情報223は、ユーザによって作成されるため、ユーザ情報222に関連付けられているが、例えば、調整条件雛形情報223を会員情報221に関連付けるようにし、該会員情報221に対応する法人会員に属するユーザ間で調整条件雛形情報223を共有できるようにしてもよい。また、あるユーザが作成した調整条件雛形を他のユーザが利用できるようにしてもよい。
日程調整情報224は、各ユーザに対応するユーザ情報222に関連付けて、ユーザが調整開始者となる会合毎に作成される。なお、調整条件雛形を作成したユーザとは別のユーザが調整条件雛形を使用して日程調整することを踏まえ、日程調整情報224をユーザが属する法人会員の会員情報221に直接関連付けてもよい。
日程調整情報224には、調整用URL、調整条件(除外キーワード、及び除外予定IDを含み得る必須ではない)、候補日程(第2の候補日程等)、調整相手の情報(メールアドレス、通知メールの送信タイミング等)、確定した会合の日時や場所(Web会議の場合にはWeb会議URL)、コメント等が記録される。
<日程調整システム10による利用登録時の処理>
次に、図3は、日程調整システム10による利用登録時の処理の一例を説明するシーケンス図である。
前提として、調整開始者A及び会員管理者Mが属する法人会員の所属者の予定や会合の会場の空き状況の管理には外部システム30によって提供されているカレンダツール31が利用されており、外部システム30は、会員情報221に記録される所属者情報及び会場情報を既に管理しているものとする。そして、外部システム30は、その仕様として、管理者権限アカウント(又は管理者認証情報)を用いてアクセスした日程調整装置20からの要求に応じ、会員情報221に記録される所属者情報及び会場情報の少なくとも一方を日程調整装置20に供給するものとする。
はじめに、会員管理者Mが、端末装置40Mを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20に会員登録を申請すると(ステップS1)、日程調整装置20の認証部211が、会員情報221を作成して記憶部22に記録する(ステップS11)。ただし、ここで、作成された会員情報221には、会員アカウント、及び基本情報だけが含まれており、管理者権限アカウント、管理者認証情報、所属者情報、及び会場情報は含まれていない。
次に、会員管理者Mが、外部システム30に対する管理者権限アカウントを入力して日程調整装置20に認証処理を要求すると(ステップS2)、次に、認証部211が、該管理者権限アカウントを用い、外部システム30に対して認証処理を行う(ステップS12)。
なお、変形例として、ステップS2,S12を実行した後にステップS1,S11を実行するようにしてもよい。
そして、ステップS12の認証処理の成功結果として、外部システム30から日程調整装置20に管理者認証情報(アクセストークン等)が送信されるので、次に、認証部211が、ステップS11で作成、記録した会員情報221に管理者権限アカウント及び管理者認証情報を登録する(ステップS13)。なお、認証処理には、例えばOAuthを使用することができ、一時的に認証部211を介さず外部システム30に対して会員管理者Mにパスワードを入力させることで、会員管理者Mの入力した管理者権限アカウントが外部システム30によって認証される。調整開始者A等の他の者の認証処理についても同様である。
次に、認証部211が、会員情報221の管理者認証情報を用いて外部システム30に接続し、外部システム30が管理する、会員管理者Mが属する法人会員の所属者情報及び会場情報を取得する(ステップS14)。次に、認証部211が、ステップS11で作成、記録した会員情報221に、ステップS14で取得した所属者情報及び会場情報を登録する(ステップS15)。
この後、調整開始者Aが、自身のユーザアカウントにより、端末装置40Aを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20に初めてログインすると(ステップS31)、日程調整装置20の認証部211が、調整開始者Aのユーザアカウントを含む所属者情報が登録されている会員情報221の存在を確認し、所属者情報から調整開始者Aの氏名(ユーザ基本情報)を取得する(ステップS16)。次に、認証部211が、調整開始者Aのユーザアカウントを用い、外部システム30に対して認証処理を行う(ステップS17)。
そして、ステップS17の認証処理の成功結果として、外部システム30から日程調整装置20にユーザ認証情報(アクセストークン等)が送信されるので、次に、認証部211が、調整開始者Aに対応するユーザ情報222を作成して、ステップS16で確認した会員情報221に関連付けて記憶部22に記録し、調整開始者Aのユーザアカウント、ユーザ認証情報、及びステップS16で取得したユーザ基本情報をユーザ情報222に登録する(ステップS18)。以上で、利用登録時の処理は終了される。
以上に説明した利用登録時の処理によれば、調整開始者Aが属する法人会員の会員情報221と、調整開始者Aのユーザ情報222とが関連付けられたので、これ以降、会員管理者Mが日程調整装置20にログインしていなくても、ユーザである調整開始者Aが日程調整装置20にログインしていれば、日程調整装置20の日程調整部213は、例えばWebAPI(Application Programming Interface)を通じて、外部システム30に保持されている、調整開始者A及び調整開始者Aと同じ法人会員に属する所属者B,C,D等の予定が登録されているスケジュール情報311、並びに、調整開始者A及び調整開始者Aと同じ法人会員に属する所属者B,C,D等が利用可能な会合の会場(会議室等)の予定が登録されているスケジュール情報311を、参照したり、更新したりすることが可能となる。
なお、上述した利用登録時の処理では、法人会員の会員情報221が存在することを前提とし、法人会員に属するユーザのユーザ情報を生成した。変形例として、属する組織が法人会員ではなく会員情報221が存在しない場合に、ある個人が日程調整装置20にログインしてユーザ情報222を作成し、その後、該個人が管理者権限アカウントで外部システム30に対して新たに認証処理を行うことにより、該個人を法人会員とみなし、該個人のユーザアカウントを会員アカウントとみなして、該個人のユーザ情報222に基づいて、該個人に関連付けた会員情報221を生成するようにしてもよい。この場合、法人会員となった該個人は、管理者権限アカウントを有するので、属する組織の所属者情報及び会場情報を外部システム30から取得することが可能となる。
また、本実施形態においては、外部システム30から取得した所属者情報及び会場情報を記憶部22に記憶されている会員情報221に登録するようにしたが、所属者情報及び会場情報を会員情報221に登録せず、所属者情報及び会場情報の参照が必要となる度に、外部システム30から取得するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、外部システム30上の管理者権限アカウントを使用して所属者情報、及び会場情報を取得したが、セキュリティの観点等により外部システム30の管理者権限アカウントを使用することが困難な場合には、外部システム30上の管理者権限アカウントを使用せずに、日程調整装置20に所属者情報、及び会場情報を登録するようにしてもよい。例えば、会員管理者Mまたは該法人会員のユーザが、所属者情報、及び会場情報が記録されているデータを日程調整装置20にアップロードしたり、日程調整装置20によって端末装置40Mまたは端末装置40Aに表示された利用登録用の画面に対して直接入力したりする等により、所属者情報、及び会場情報を日程調整装置20に直接登録するようにしてもよい。また、管理者権限アカウントを使用せず、会員管理者Mまたは該法人会員のユーザのユーザアカウント権限を使用して、外部システム30から取得可能な所属者情報、及び会場情報だけを外部システム30から取得し、日程調整装置20に登録するようにしてもよい。
<日程調整システム10による日程調整処理>
次に、図4は、日程調整システム10による日程調整処理の一例を説明するシーケンス図である。
はじめに、調整開始者Aが、端末装置40Aを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20にログインを行う(ステップS101)。そして、調整開始者Aのログインに応じ、日程調整装置20の認証部211が、記憶部22が保持する調整開始者Aに対応するユーザ情報222に含まれるユーザアカウント(又はユーザ認証情報)を用い、外部システム30に対して認証処理を行う(ステップS111)。
次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、日程調整の方法として「カスタム調整」又は「雛形使用」のどちらかを選択するための選択画面(不図示)を端末装置40Aに表示させ(ステップS112)、次に、該選択画面において、調整開始者Aが日程調整の方法を選択する(ステップS102)。いまの場合、調整開始者Aがカスタム調整を選択したとして説明を継続する。
<日程調整の方法として「カスタム調整」が選択された場合>
次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、調整条件(除外キーワード、及び除外予定を含み得るが、必須ではない)を設定するための条件設定画面500(図5及び図6)を端末装置40Aに表示させる(ステップS113)。
図5及び図6は、端末装置40Aに表示される条件設定画面500の表示例であり、図5は、条件設定画面500の上方部分を示しており、図6は、図5に示された上方部分を下方向にスクロールすることにより表示される条件設定画面500の下方部分を示している。
図5に示すように、条件設定画面500には、会合件名を入力するための入力欄501、会合場所を調整するか否かを選択するためのラジオボタン502、指定した会合場所の調整相手による変更を許容するか否かを選択するためのラジオボタン503、会合場所として勤務場所、勤務場所とは異なる場所、又はWeb会議を選択するためのラジオボタン504、及び、会合場所の名称や住所等を入力するための入力欄505が設けられている。
なお、入力欄505は、ラジオボタン504にて「勤務場所」又は「勤務場所とは異なる場所」が選択された場合に設けられる。また、ラジオボタン504にて「Web会議」が選択された場合、会合の方法(手段)としてのWeb会議に用いるビデオ通話アプリケーションを選択するためのラジオボタン(不図示)が入力欄505の代わりに設けられる。また、ラジオボタン502にて「調整しない」が選択された場合、ラジオボタン503,504、及び入力欄505の代わりにコメント入力欄(不図示)だけが設けられる。
さらに、図6に示すように、条件設定画面500には、会合の所要時間を入力するための選択入力欄511、会合の前後それぞれの確保時間を入力するための選択入力欄512、候補日程の抽出期間を年月日で入力するための選択入力欄513、会合可能時間帯を入力するための選択入力欄514、空き日程の追加判定方法として第1の追加判定方法(除外キーワードを指定する方法)の採用を指示するためのチェックボックス515、チェックボックス515がチェックされた場合(第1の追加判定方法が採用される場合)に除外キーワードを入力するための入力欄516、空き日程の追加判定方法として第2の追加判定方法(除外予定を個別に指定する方法)の採用を指示するためのチェックボックス517、チェックボックス517がチェックされた場合(第2の追加判定方法が採用される場合)に除外予定を指定するための除外予定指定画面550(図7)に遷移するための詳細設定ボタン518、会員情報221の会場情報に基づく会場一覧の中から会合に用いる会場を1部屋以上選択、指定するための選択入力欄519が設けられている。
ここで、選択入力欄512に入力する、会合の前後それぞれの確保時間とは、会場への移動、準備作業、撤収作業、休憩等のための時間である。会合の前後の確保時間が設定された場合、参加者の空き日程に対して、会合の前後の確保時間を反映させる必要がある。具体的には、例えば、参加者の参加必須予定が12:00~13:00に存在し、前の確保時間が30分、後の確保時間が60分に設定された場合、会合の後の確保時間として11:00~12:00、参加必須予定の12:00~13:00、会合の前の確保時間として13:00~13:30、これら3つの時間帯を合わせた11:00~13:30が他の会合の予定を入れられない日程となり、それ以外の日程が参加者の空き日程となる。
選択入力欄514には、曜日毎、祝日毎に異なる会合可能時間帯を入力できるようにしてもよい。
チェックボックス515がチェックされた場合、すなわち、第1の追加判定方法が採用される場合、入力欄516に対して1以上の除外キーワードの入力が必須となり、入力欄516に入力された除外キーワードを用いた空き日程の追加判定が行われる。入力欄516には、例えば、改行又は読点「、」、コンマ「,」等で区切ることにより複数の除外キーワードを入力できる。なお、複数の除外キーワードが入力された場合には、入力された複数の除外キーワードのうち、1以上の除外キーワードが件名に含まれる既存予定が参加必須予定から除外される。
詳細設定ボタン518は、チェックボックス517がチェックされた場合、すなわち、第2の追加判定方法が採用される場合に操作可能となる。詳細設定ボタン518が操作された場合、除外予定指定画面550(図7)に遷移し、指定された除外予定によって空き日程の追加判定が行われる。なお、チェックボックス517がチェックされた場合、除外予定指定画面550にて1以上の除外予定の指定が必須となる。
図7は、除外予定指定画面550の表示例を示している。除外予定指定画面550は、既存予定のうちの参加必須予定とみなさない除外予定を調整開始者Aが指定するためのものである。除外予定指定画面550には、既存予定の検索対象とするカレンダ(スケジュール情報311)を指定するための入力欄551、既存予定を絞り込む検索キーワードを入力するための入力欄552、既存予定の検索開始を指示するための検索ボタン553、及び、一覧表示された既存予定のうちの指定した既存予定を除外予定に確定するための除外予定確定ボタン555が設けられている。
入力欄551では、検索対象とするカレンダをカレンダツール31に存在するカレンダの中から指定することによって指定できる。入力欄552には、例えば、改行又は読点「、」、コンマ「,」等で区切ることにより複数の検索キーワードを入力でき、複数の検索キーワードが入力された場合には、入力された複数の検索キーワードのうち、1以上の検索キーワードが件名に含まれる候補日程の抽出期間内の既存予定が検索される。また、入力欄552に検索キーワードを入力しなくてもよい。この場合、検索キーワードによる絞り込みが行われずに、入力欄551にて指定された検索対象のカレンダから、候補日程の抽出期間を満たす全ての既存予定が検索される。
調整開始者Aが入力欄551にて検索対象のカレンダを指定し、入力欄552に検索キーワードを入力して、検索ボタン553を操作した場合、検索対象のカレンダに登録されている既存予定のうち、件名に検索キーワードを含む既存予定が検索される。ただし、既存予定の件名の代わりに又は加えて、例えば、既存予定の備考や説明(メモ)等の他の欄に検索キーワードが含まれる既存予定を検索するようにしてもよい。そして、検索された既存予定の一覧が除外予定指定画面550に表示される。
一覧表示された既存予定にはそれぞれチェックボックス554が設けられている。調整開始者Aは、除外予定指定画面550に一覧表示された既存予定のうち、任意の既存予定のチェックボックス554をチェックすることにより指定して、除外予定確定ボタン555を操作することにより、指定した既存予定を除外予定に確定することができる。
例えば、同図に示されたように、調整開始者Aが入力欄551にて自身(参加者A)のカレンダを検索対象に指定し、入力欄552に検索キーワード「(社内)」を入力して検索ボタン553を操作した場合、調整条件設定部212が、外部システム30が管理する、参加者Aのカレンダ(スケジュール情報311)を参照して、候補日程の抽出期間における参加者Aの既存予定のうち、件名に検索キーワード「(社内)」を含む候補日程の抽出期間内の既存予定を検索し、その一覧を除外予定指定画面550に表示させる。そして、調整開始者Aが、一覧表示された5件の既存予定のうちの2件、12月21日(月)14:00~15:00の「本部長会議(社内)」、及び12月23日(水)10:00~12:00の「営業会議(社内)」を指定して除外予定確定ボタン555を操作した場合、指定された2件の既存予定が除外予定に確定され、調整条件設定部212が、確定された2件の除外予定に関するカレンダツール31上の予定IDを、除外予定IDとして日程調整情報224に記録する。
なお、同図では、繰り返し予定(毎週月曜日の課内ミーティング等)を一括して1行で表示しているが、一括表示するか、又は繰り返し予定に含まれる個別の予定をそれぞれ別の行として表示するかを選択できるようにしてもよい。また、繰り返し予定を一括表示している状態で、繰り返し予定に対応するチェックボックス554がチェックされた場合は、さらに、繰り返し予定に含まれる個々の予定をチェックボックス付きにて追加表示し、個々の予定のそれぞれを予定単位に除外予定として指定できるようにしてもよい。
図6に戻る。参加者の空き日程については、チェックボックス515,517がチェックされない場合、すなわち、第1及び第2の追加判定方法の両方が採用されない場合、日程調整部213が、参加者の全ての既存予定を参加必須予定とみなし、参加者の参加必須予定が存在しない日程であり、且つ、参加者の参加必須予定に対応した前後の確保時間を除いた日程を、参加者の空き日程と判定する。
チェックボックス515がチェックされており、チェックボックス517がチェックされていない場合、すなわち、第1の追加判定方法が採用され、第2の追加判定方法が採用されない場合、日程調整部213が、除外キーワードが件名に含まれている参加者の既存予定を参加必須予定から除外し、残った既存予定を参加者の参加必須予定とみなし、参加者の参加必須予定が存在しない日程であり、且つ、参加者の参加必須予定に対応した前後の確保時間を除いた日程を、参加者の空き日程と判定する。
チェックボックス515がチェックされず、チェックボックス517がチェックされている場合、すなわち、第1の追加判定方法が採用されず、第2の追加判定方法が採用される場合、日程調整部213が、除外予定に指定された参加者の既存予定を参加必須予定から除外し、残った既存予定を参加者の参加必須予定とみなし、参加者の参加必須予定の存在しない日程であり、且つ、参加者の参加必須予定に対応した前後の確保時間を除いた日程を、参加者の空き日程と判定する。
チェックボックス515,517が両方ともチェックされている場合、すなわち、第1及び第2の追加判定方法の両方が採用される場合、日程調整部213が、除外キーワードが件名に含まれる参加者の既存予定と、除外予定に指定された参加者の既存予定とを参加必須予定から除外し、残った既存予定を参加者の参加必須予定とみなし、参加者の参加必須予定の存在しない日程であり、且つ、参加者の参加必須予定に対応した前後の確保時間を除いた日程を、参加者の空き日程と判定する。
なお、選択入力欄511~514,519、チェックボックス515,517、及び入力欄516については、調整開始者Aに対応するユーザ情報222に関連付けられた日程調整情報224が参照され、調整開始者Aが直近で調整開始者となった会合の調整条件の内容が反映された状態で表示される。これにより、調整開始者Aによる調整条件の入力の手間を軽減できる。なお、選択入力欄511等に、直近の会合の調整条件を自動的に反映するか否かは、調整開始者Aの指定により選択できるようにしてもよい。また、事前に1つ以上の調整条件のパターンを登録しておき、該パターンの1つを指定して呼び出すことで簡単に調整条件を反映できるようにしてもよい。また、既に登録されている調整条件雛形情報223の調整条件(候補日程の抽出期間以外の情報)をコピーして、簡単に調整条件を反映できるようにしてもよい。
またさらに、条件設定画面500には、会員情報221の所属者情報に基づく所属者一覧の中から調整開始者A側の参加者(調整開始者Aを含んでもよいし、含まなくてもよい)を1名以上選択、指定するための選択入力欄520、選択入力欄520にて指定した参加者の会合参加条件を選択するためのラジオボタン521、日程確認画面900(図12)において調整相手Xによるメールアドレスの入力を省略するため入力欄522、会合の予定を非公開で登録するか否かを選択するためのチェックボックス523、及び、入力された各項目を確定して会合の候補日程の抽出を指示するための候補日程抽出ボタン524が設けられている。
なお、選択入力欄520にて複数の参加者を指定し、指定した参加者の全員が会合に参加する必要がある場合、ラジオボタン521にて「全員参加」を選択すればよい。また、選択入力欄520にて複数の参加者を指定し、指定した参加者のうちの少なくとも1名が参加すればよい場合、ラジオボタン521にて「誰か1名だけ参加」を選択すればよい。選択入力欄520に参加者を1名だけ入力した場合、ラジオボタン521は自動的に「全員参加」が選択されるが、参加者が1名の場合は、「全員参加」又は「誰か1名だけ参加」のいずれが選択された場合であっても、候補日程の抽出等のその後の動作は全て同じものとなる。
選択入力欄520に、複数の参加者が入力され、且つ、ラジオボタン521にて「全員参加」が選択された場合、参加者全員のスケジュール情報311が参照され、調整条件を満たす参加者全員の共通の空き日程が候補日程として抽出される。反対に、選択入力欄520に、複数の参加者が入力され、且つ、ラジオボタン521にて「誰か1名だけ参加」が選択された場合、参加者全員のスケジュール情報311が参照され、調整条件を満たす各参加者の空き日程のうち、少なくとも1名以上の空き日程である日程が候補日程として抽出される。
図4に戻る。端末装置40Aに表示された条件設定画面500において、調整開始者Aが調整条件の各項目を入力し、候補日程抽出ボタン524を操作すると(ステップS103)、この操作に応じ、日程調整装置20の調整条件設定部212が、調整開始者Aのユーザ情報222に関連付けて新たな日程調整情報224を作成して記憶部22に保持させ、設定された調整条件を日程調整情報224に登録する(ステップS114)。
いまの場合、例えば、図5~図7に示されたように、調整条件として、会合の件名は「○×商事 ××様との新製品の商談」、会合場所は「調整する」、指定した会合場所の調整相手による変更は「許容する」、会合場所は勤務場所とは異なる「○×商事」、会合の所要時間は「60分」、会合の前後それぞれの確保時間は「30分」、候補日程の抽出期間は「2020年12月16日」~「2020年12月25日」の8営業日、可能時間帯は「09:30~18:00」、空き日程の追加判定方法は、第1及び第2の追加判定方法の両方を採用、除外キーワードは「※欠席可」、除外予定は12月21日(月)14:00~15:00の「本部長会議(社内)」、及び12月23日(水)10:00~12:00の「営業会議(社内)」、会場は「指定なし」、参加者入力は「調整開始者Aと、同じ法人会員に属する所属者B,C(以下、一括して参加者A,B,Cと称する)」、入力した参加者の会合参加条件は「全員参加」、調整相手のメールアドレスは「入力無し」、会合の予定の登録は「公開」に設定されたものとして以降の説明を継続する。
次に、日程調整部213が、記憶部22から調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件を読み出し、外部システム30が管理する、参加者のスケジュール情報311を参照して、現時点において調整条件を満たす参加者の空き日程を第1の候補日程として抽出する(ステップS115)。
具体的には、いまの場合、第1及び第2の追加判定方法の両方が採用されているので、除外キーワードが件名に含まれる参加者の既存予定と、除外予定に指定された参加者の既存予定とが参加必須予定から除外され、残った既存予定が参加者の参加必須予定とみなされる。さらに、複数の参加者A,B,Cが指定されて、ラジオボタン521にて「全員参加」が選択されているので、参加者A,B,Cそれぞれのスケジュール情報311が参照され、調整条件(2020年12月16日から2020年12月25日の間の営業日における09:30から18:00までの時間帯であり、参加必須予定が存在せず、参加必須予定の前に会合後の確保時間30分と参加必須予定の後に会合前の確保時間30分とを会合が入れられる時間から除き、さらに、会合の所要時間60分が確保できる時間)を満たす参加者A,B,Cの共通の空き日程が第1の候補日程として抽出される。反対に、ラジオボタン521にて「だれか1名だけ参加」が選択されている場合、調整条件を満たす参加者A,B,Cの少なくとも1名の空き日程が第1の候補日程として抽出される。後述する第2及び第3の候補日程を抽出する際も同様である。
次に、日程調整部213が、第1の候補日程を表す日程編集画面600(図8及び図9)を端末装置40Aに表示させる(ステップS116)。
図8は、参加者の既存予定の件名に除外キーワードが含まれていない場合に対応する日程編集画面600の表示例を示している。参加者の既存予定の件名に除外キーワードが含まれている場合については図9を参照して後述する。
日程編集画面600には、候補日程期間枠601、日付を横軸、時刻を縦軸として格子状に表示したカレンダ602、及び、第1の候補日程が日毎にリスト化された候補日程一覧605が表示される。また、日程編集画面600には、URL発行ボタン606、及び戻るボタン607が設けられている。
候補日程期間枠601は、条件設定画面500の選択入力欄513に入力された候補日程の抽出期間のうち、第1の候補日程が存在する期間を表す。
カレンダ602には、外部システム30が管理する、参加者のスケジュール情報311に基づき、カレンダ602上の表示期間における参加者全員それぞれの予定を表す既存予定枠604と、第1の候補日程枠603とが区別できるように色等を変えて表示される。これにより、調整開始者Aは、参加者の既存予定を確認しながら第1の候補日程を編集することができる。なお、参加者が複数である場合、複数の参加者のうちの誰の既存予定であるのかを区別できるように、既存予定枠604内に参加者名を表示したり、既存予定枠604を色分けしたりしてもよい。
候補日程一覧605には、第1の候補日程が日毎にリスト化して表示される。
調整開始者Aは、カレンダ602における第1の候補日程枠603を選択することにより表示されるポップアップ画面(不図示)を用いて第1の候補日程枠の編集(延長、短縮、一部除外、全部除外)を行うことができる。例えば、12月17日(木)10:30~15:30の枠を選択することによって表示されるポップアップ画面にて、当該枠の開始時刻10:30や終了時刻15:30を早くしたり遅くしたりすることができる。また、当該枠の一部、例えば、同日12:00~13:00を第1の候補日程から除外したり、当該枠全体(10:00~15:30の枠全体)を第1の候補日程から除外したりすることができる。カレンダ602における第1の候補日程の編集結果は直ちに候補日程一覧605に反映される。なお、第1の候補日程の編集は、端末装置40Aが備える入力デバイス(マウス、タッチパネル等)の操作に応じて、画面上のドラッグアンドドロップ等の操作により行えてもよい。端末装置40A,40Xにおけるその他の画面操作についても同様とする。
なお、調整開始者Aは、候補日程一覧605においても第1の候補日程を編集することができる。
URL発行ボタン606は、カレンダ602において調整開始者Aによる第1の候補日程の編集結果(第2の候補日程)を確定し、調整相手が日程調整画面にアクセスするための調整用URLの発行を指示するためのボタンである。戻るボタン607は、条件設定画面500に戻るためのボタンである。
次に、図9は、参加者の既存予定の件名に除外キーワードが含まれている場合に対応する日程編集画面600の表示例を示している。
具体的には、図8に示された12月16日(水)11:00~13:00に存在していた参加者Aの既存予定の件名「ランチ会議」に除外キーワード「※欠席可」が記載されていることによって、該既存予定が参加者Aの参加必須予定から除外されるため、該既存予定が既存予定として存在しない場合と全く同じ空き日程の判定が行われることになり、09:30~16:00が同日における第1の候補日程となる。
なお、図9では、12月16日(水)における9:30~16:00が第1の候補日程であることが分かるように、同日9:30~16:00の時間帯を他の第1の候補日程枠603と同じ色で表示する。ただし、同日11:00~13:00には既存予定「ランチ会議 ※欠席可」が存在するので、既存予定が存在するが第1の候補日程であることが明確となるように、同日11:00~13:00には、第1の候補日程枠603と、件名を記した既存予定枠604とを並べて表示する。
さらに、調整開始者Aは、日程編集画面600(図8または図9)のカレンダ602において、既存予定枠604を選択することによって表示されるポップアップ画面にて、該既存予定枠604に対応する既存予定を除外予定に指定することができる。すなわち、調整開始者Aは、除外予定指定画面550(図7)以外においても、既存予定を除外予定に指定することができる。なお、日程編集画面600において除外予定を指定した場合も、除外予定指定画面550(図7)にて除外予定を指定した場合と同様に、調整条件設定部212が、除外予定に指定された既存予定の予定IDを除外予定IDとして調整開始者Aに対応する日程調整情報224に記録する。さらに、日程調整部213が、該除外予定を含めた調整条件によって、該除外予定の周辺時間帯に関して、再び空き日程の判定を行う。具体的には、該除外予定の時間帯と、該除外予定が指定される前に該除外予定に応じて空き日程から除外されていた前後の確保時間の時間帯と、該除外予定または該前後の確保時間に隣接している第1の候補日程枠603の時間帯との3種類の時間帯を足し合わせた時間帯について再び空き日程の判定を行い、再判定した空き日程を該足し合わせた時間帯における第1の候補日程枠603として表示し直す。
また、調整開始者Aが日程編集画面600のカレンダ602において、第1の候補日程枠603を延長した場合に、第1の候補日程と既存予定との時間帯が重複したときには、該既存予定が除外予定に追加される。また、第1の候補日程枠603を延長した場合に、第1の候補日程と既存予定との間に前後の確保時間が確保できなくなったときにも、該既存予定が除外予定に追加される。なお、第1の候補日程枠603を延長したことにより除外予定が追加された場合は、該除外予定が調整条件に加えられ、さらに、延長した時間帯が第1の候補日程枠603に追加される。
例えば、調整開始者Aが日程編集画面600のカレンダ602において、12月17日(木)10:30~15:30の第1の候補日程枠を選択することによって表示されるポップアップ画面にて、当該枠の開始時刻を10:30から10:00に早める操作により第1の候補日程を延長しようとした場合、会合前の確保時間「30分」が確保できないので、同日09:00~10:00の既存予定「参加者Bの面接」が除外予定に追加された上で、延長した10:00~10:30の時間帯が第1の候補日程枠603に追加される。また、別の例として、例えば、同日の第1の候補日程枠の終了時刻を15:30から17:00に遅らせる操作により第1の候補日程を延長した場合は、延長された第1の候補日程枠603と、同日16:00~17:00の既存予定「参加者Bの面接」とが時間帯として重複するため、該既存予定が除外予定に追加された上で、延長した15:30~17:00の時間帯が第1の候補日程枠603に追加される。そして、除外予定に追加された該既存予定の予定IDが、調整条件設定部212によって、除外予定IDとして調整開始者Aに対応する日程調整情報224に記録される。
なお、カレンダ602において第1の候補日程枠603を延長したことによって既存予定が除外予定に追加された場合は、除外予定が追加されたことを操作中の調整開始者Aが把握できるように、当該延長操作の直後に除外予定に加えられた既存予定枠604を指し示す形で「除外予定に追加されました」といった文言付きの吹き出し等を表示するようにしてもよい。
日程編集画面600を用いて除外予定を指定する場合、調整開始者Aは、除外予定指定画面550を用いた場合に比べて、より素早く、より簡単に除外予定を個別に指定できる。
図4に戻る。端末装置40Aに表示された日程編集画面600において、調整開始者Aが必要に応じて第1の候補日程を編集し、URL発行ボタン606を操作すると(ステップS104)、次に、日程調整装置20の日程調整部213が、調整用URLを発行し、調整用URLと第2の候補日程を、調整開始者Aに対応する日程調整情報224(ステップS114で作成したもの)に登録する(ステップS117)。いまの場合、12月16日(水)11:00~13:00の既存予定の件名に除外キーワードが含まれていたことにより、図9の日程編集画面600が端末装置40Aに表示され、さらに、調整開始者Aが図9の日程編集画面600にて、第1の候補日程から12月16日(水)15:00~16:00を除外する編集を行ったものとして以降の説明を継続する。
次に、日程調整部213が、発行した調整用URLと、該調整用URLを調整相手に送信するように指示するメッセージとを端末装置40Aに表示させる(ステップS118)。
該メッセージに応じ、次に、調整開始者Aが、端末装置40Aに表示された調整用URLをコピーし、電子メール等にペーストして調整相手Xの端末装置40Xに送信する(ステップS105)。
次に、調整用URLを受信した調整相手Xが端末装置40Xを用いて調整用URLにアクセスすると(ステップS131)、日程調整装置20の日程調整部213が、記憶部22から当該調整用URLに対応する調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件と第2の候補日程を読み出し、外部システム30が管理する参加者のスケジュール情報311を参照して、現時点において調整条件を満たす参加者の空き日程(参加必須予定が存在しない日程であり、且つ、参加必須予定に対応した前後の確保時間を除いた日程)であり、且つ、第2の候補日程の範囲内である第3の候補日程を抽出する(ステップS119)。
いまの場合、調整用URLが発行されてから調整相手Xがアクセスしてくるまでの間に、参加者Aのスケジュール情報311に、12月17日(木)13:00~14:00、件名に除外キーワードが含まれていない参加必須予定が追加されたものとする。この場合、第3の候補日程は、第2の候補日程から、会合の前後の確保時間「30分」を加味した12月17日(木)12:30~14:30を除外したものとなる。すなわち、調整用URLの発行後に追加された参加者の予定に対しても調整条件の「前後の確保時間」は適用される。
次に、日程調整部213が、日程調整画面700(図10)を端末装置40Xに表示させる(ステップS120)。
図10は、日程調整画面700の表示例を示している。日程調整画面700は、会合の場所を調整相手Xが確認するための画面である。日程調整画面700には、調整開始者Aが条件設定画面500(図5)の入力欄505に入力した会合場所(会場名、住所等)、及び会合場所を地図上に示すためのMAPボタン701が表示される。さらに、日程調整画面700には、調整開始者Aが指定した会合場所で良いか否かを選択するためのラジオボタン702、調整開始者Aへの返答コメントを入力するための入力欄703、及び、日程選択ボタン704が設けられている。ただし、ラジオボタン702については、条件設定画面500(図5)にて調整開始者Aがラジオボタン503により「調整相手による場所変更を許容する」を選択した場合にのみ調整相手Xが選択できるようになされている。したがって、調整開始者Aが条件設定画面500のラジオボタン503により「調整相手による場所変更を許容しない」を選択した場合、調整相手Xは調整開始者Aが指定した会合場所で良いか否かを選択できない。
日程調整画面700に表示されている会合場所が不都合ではない場合、調整相手Xはラジオボタン702にて「上記場所でOK」を選択し、日程選択ボタン704を操作すればよい。反対に、日程調整画面700に表示されている会合場所が不都合である場合、調整相手Xはラジオボタン702にて「場所を変更する」を選択すればよい。「場所を変更する」が選択されたことに応じ、日程調整画面700には、調整相手Xが会合場所の変更先(場所名、住所、ビル名、階数等)を入力するための入力欄(不図示)が追加表示されるので、調整相手Xは、該入力欄に会合場所の変更先を入力して日程選択ボタン704を操作すればよい。
なお、調整開始者Aが条件設定画面500のラジオボタン502により「会合場所を調整しない」を選択した場合、会合場所の表示欄及び入力欄は表示されない。
また、調整開始者Aが条件設定画面500のラジオボタン504により「Web会議」を選択した場合、日程調整画面700には、会合場所の代わりに、Web会議を行う旨のメッセージ、及び会合の方法(手段)としてのWeb会議に用いるビデオ通話アプリケーションの名称が表示され、ラジオボタン702の説明表示が、例えば「上記でOK」と「変更する」(不図示)に変更される。日程調整画面700に表示されているビデオ通話アプリケーションが不都合ではない場合、調整相手Xはラジオボタン702にて「上記でOK」を選択し、日程選択ボタン704を操作すればよい。反対に、日程調整画面700に表示されているビデオ通話アプリケーションが不都合である場合、調整相手Xはラジオボタン702にて「変更する」を選択すればよい。「変更する」を選択した場合には、調整相手Xは、コメント入力欄に例えば「第1ビデオ通話アプリは使っていないので、第2ビデオ通話アプリでお願いします」等と入力して日程選択ボタン704を操作すればよい。
調整相手Xが日程調整画面700の日程選択ボタン704を操作すると、端末装置40Xには日程調整画面800(図11)が表示される。
図11は、第3の候補日程を表す日程調整画面800の表示例を示している。日程調整画面800には、日付を横軸、時刻を縦軸として格子状に表示したカレンダ801、及び、第3の候補日程が日毎にリスト化された候補日程一覧803が表示される。また、日程調整画面800には、不都合ボタン804、及び、確認画面ボタン805が設けられている。
カレンダ801には、第3の候補日程枠802がその他の枠と区別できるように色等を変えて表示される。なお、カレンダ801には、日程編集画面600(図8又は図9)のカレンダ602とは異なり、参加者の既存予定は表示されない。よって、調整相手Xに対して参加者のプライバシを守ることができる。
候補日程一覧803には、会合の所要時間と、日毎に一覧化された第3の候補日程が表示される。
調整相手Xは、カレンダ801における第3の候補日程枠802のいずれかを選択することにより会合日程を選択することができる。なお、会合の所要時間「60分」よりも長い枠が選択された場合にはポップアップ画面(不図示)が表示される。調整相手Xは、該ポップアップ画面において、選択した枠の時間内の所要時間「60分」を選択することにより、会合日程を決定することができる。
不都合ボタン804は、日程調整画面800に示された第3の候補日程が不都合である場合に操作するボタンである。調整相手Xが不都合ボタン804を操作した場合、提案された候補日程が不都合である旨が調整開始者Aに通知される。この場合、調整開始者Aは、調整条件を変更し、改めて日程調整処理を実行することになる。
確認画面ボタン805は、決定した会合日程を確認するためのボタンである。調整相手Xが確認画面ボタン805を操作すると、端末装置40Xには、第3の候補日程の中から選択、決定した会合日程を調整相手X自身が確認するための日程確認画面900(図12)が表示される。
いまの場合、調整相手Xが日程調整画面800にて、12月17日(木)11:00~12:00を会合日程に決定したとして以降の説明を継続する。
図12は、日程確認画面900の表示例を示している。日程確認画面900には、日付を横軸、時刻を縦軸として格子状に表示したカレンダ901、及び、会合詳細903が表示される。
カレンダ901には、日程調整画面800にて調整相手X自身が選択、決定した会合日程枠902がその他の枠と区別できるように色等を変えて表示される。会合詳細903には、日程及び会合の場所(いまの場合、12月17日(木)11:00~12:00 ○×商事・・・)が表示される。なお、日程調整画面700(図10)にて、調整相手Xが、ラジオボタン702にて「場所を変更する」を選択し、入力欄703に会場の変更先を記載した場合、会合詳細903には、会合場所の変更先として調整相手Xが入力した、場所名、住所、ビル名、階数等が表示される。また、日程調整画面800にて調整相手Xがコメントを入力している場合には、該コメントが会合詳細903に表示される。
また、日程確認画面900には、調整相手Xが自身のメールアドレスを入力するための入力欄904、自身に対して会合の開催を通知するためのメールの送信タイミングを設定するためのチェックボックス905、日程調整画面800に戻るための戻るボタン906、及び、日程確認画面900に表示された内容を確定するための確定ボタン907が設けられている。
図4に戻る。端末装置40Xに表示された日程確認画面900(図12)において、調整相手Xが自身のメールアドレスを入力欄904に入力し、確定ボタン907を操作すると(ステップS132)、日程調整部213が、外部システム30が管理する参加者のスケジュール情報311を参照して、日程確認画面900にて確定された会合日程が、現時点において調整条件を満たす参加者の空き日程であり、第2の候補日程の範囲内であることを最終確認する(ステップS121)。ここで、確定された会合日程が、参加者が予定を入れてしまったために空き日程ではなくなっていたり、調整条件を満たさなくなっていたりした場合、例えば「指定した時間は埋まってしまいました。再度選択し直してください」等のメッセージを端末装置40Xに表示し、処理をステップS119に戻して、日程調整画面800に対する調整相手Xの操作からやり直せばよい。反対に、確定された会合日程が、調整条件を満たす参加者の空き日程であって、且つ、第2の候補日程の範囲内であることが最終確認できた場合、端末装置40Xには、調整相手X自身が確定した会合の日程等を表す日程通知画面1000(図13)が表示される(ステップS122)。
図13は、日程通知画面1000の表示例を示している。日程通知画面1000には、確定した会合の日程、場所、調整開始者Aからのコメント等が表示される。また、日程通知画面1000には、カレンダツールへの登録ボタン1001、及び、スケジュールアプリへの登録ボタン1002が設けられている。調整相手Xは、自身がカレンダツール31を利用している場合、登録ボタン1001を操作することにより、確定された会合の予定を調整相手X自身の予定としてカレンダツール31に登録することができる。また、調整相手Xは、登録ボタン1002を操作することにより、自身が利用しているスケジュール管理用のアプリケーションプログラム(例えば、Outlook(商標)等)に、確定された会合の予定を登録することができる。
図4に戻る。また、ステップS121の最終確認にて、確定された会合日程が、調整条件を満たす参加者の空き日程であって、且つ、第2の候補日程の範囲内であることを最終確認できた場合、日程調整部213が、外部システム30が管理する参加者のスケジュール情報311に、調整相手Xとの会合の予定を登録する。また、日程調整部213が、記憶部22が保持する調整開始者Aに対応する日程調整情報224(ステップS114で作成したもの)に、調整相手Xのメールアドレス、通知メールの送信タイミング、会合の日時、場所等を登録する(ステップS123)。なお、会合がWeb会議である場合、場所の代わりに、日程調整部213がWeb会議URLを発行して、日程調整情報224に登録する。なお、日程調整部213がWeb会議URLを発行するか否かは、調整開始者Aの設定による。
いまの場合、条件設定画面500(図6)の選択入力欄520にて参加者A,B,Cが指定され、ラジオボタン521にて「全員参加」が選択されているので、日程調整部213が、外部システム30が管理する、参加者A,B,Cそれぞれのスケジュール情報311に、調整相手Xとの会合の予定を登録する。反対に、ラジオボタン521にて「誰か1名だけ参加」が選択されていた場合、参加者A,B,Cのうち、確定された会合日程が空き日程である人全員のスケジュール情報311に、調整相手Xとの会合の予定を登録するようにしてもよいし、確定された会合日程が空き日程である人の中から1名を選抜して、選抜した1名のスケジュール情報311に、調整相手Xとの会合の予定を登録するようにしてもよい。なお、参加者の選抜は、日程調整部213が所定のルールに従って選抜するようにしてもよいし、調整開始者Aが選抜できるようにしてもよい。
次に、日程調整部213が、調整相手Xが自身で選択した送信タイミングに従い、調整相手Xに会合の開催を通知する通知メールを調整相手Xが指定したメールアドレスに送信する(ステップS124)。
ただし、本実施形態では、調整相手Xが端末装置40Xにて電子メールを受信することを想定し、ステップS124として、日程調整装置20から端末装置40Xへの矢印を図示しているが、調整相手Xは端末装置40X以外の電子機器により日程調整装置20からの通知メールを受信してもよい。以上で、日程調整システム10による日程調整処理が終了される。
なお、ここまでの説明では、調整開始者Aは会合の会場を指定していないが、条件設定画面500(図6)の選択入力欄519にて、会場を指定した場合には、さらに会場の空き日程であることを満たすように第1の候補日程、及び第3の候補日程を抽出すればよい。なお、会場の空き日程については、その予定の件名に除外キーワードが含まれているか否かの判定は行わず、既存予定がない日程を抽出する。
具体的には、例えば、会場として「第1会議室」だけを指定した場合には、ステップS115では、日程調整部213が、記憶部22から調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件を読み出し、外部システム30が管理する、参加者及び第1会議室のスケジュール情報311を参照して、現時点において参加者及び第1会議室の共通の空き日程であり、且つ、調整条件を満たす第1の候補日程を抽出すればよい。また、ステップS119では、日程調整部213が、記憶部22から、アクセスされた調整用URLに対応する調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件と第2の候補日程を読み出し、外部システム30が管理する参加者及び第1会議室のスケジュール情報311を参照して、現時点において調整条件を満たす参加者及び会議室の共通の空き日程であり、且つ、第2の候補日程の範囲内である第3の候補日程を抽出すればよい。さらに、ステップS123では、日程調整部213が、外部システム30が管理する参加者及び第1会議室それぞれのスケジュール情報311に、調整相手Xとの会合の予定を登録すればよい。
また例えば、会場として「第1会議室、第2会議室」の2部屋を指定した場合には、ステップS115では、日程調整部213が、記憶部22から調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件を読み出し、外部システム30が管理する、参加者並びに第1会議室及び第2会議室のスケジュール情報311を参照して、現時点において、参加者の空き日程であり、且つ、第1会議室及び第2会議室の少なくとも1部屋の空き日程であり、且つ、調整条件を満たす第1の候補日程を抽出すればよい。
また、ステップS119では、日程調整部213が、記憶部22から、アクセスされた調整用URLに対応する調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件と第2の候補日程を読み出し、外部システム30が管理する参加者並びに第1会議室及び第2会議室のスケジュール情報311を参照して、現時点において、調整条件を満たす参加者の空き日程であり、且つ、調整条件を満たす第1会議室及び第2会議室の少なくとも1部屋の空き日程であり、且つ、第2の候補日程の範囲内である第3の候補日程を抽出すればよい。さらに、確定した会合日程において、第1会議室及び第2会議室の2部屋が空いている場合、第1会議室又は第2会議室の1部屋を選択して、選択した会場のスケジュール情報311に、調整相手Xとの会合の予定を登録するようにする。なお、会場の選択は、日程調整部213が所定のルールに従って選択するようにしてもよいし、調整開始者Aが選択できるようにしてもよい。そして、ステップS123では、日程調整部213が、外部システム30が管理する参加者、及び選択された会場それぞれのスケジュール情報311に、調整相手Xとの会合の予定を登録すればよい。
以上に説明した日程調整処理によれば、1名以上の参加者と調整相手Xとが参加する会合の日程を、参加者にとって優先度が低い既存予定に対するダブルブッキングを許容しながらも、優先度が高い既存予定とはダブルブッキングすることなく、容易、且つ、効率的に設定することができる。
また、日程調整処理によれば、確定した会合の日程等を参加者が利用するカレンダツール31に登録することができる。よって、従来必要であった人手によるカレンダツール31に対するスケジュール登録の手間を省くことができる。
さらに、日程調整処理によれば、調整開始者Aが指定した会合の場所又は会合の方法を調整相手Xが変更することができる。
付け加えると、調整開始者Aの立場では、候補日程の抽出から、調整相手Xへの送付までの作業を、短時間(例えば30秒程度)で行うことが可能であり、調整相手Xに候補日程を送った後は、待っているだけで、日程の決定だけでなく、会合の場所又は会合の方法の調整、予定の登録まで、日程調整に関わる重要な作業を自動的に完了することができる。日程調整に関わる作業の手間を大幅に削減することが可能である。
<日程調整の方法として「雛形使用」が選択された場合>
次に、調整開始者Aが日程調整の方法として「雛形使用」を選択した場合について説明する。雛形使用の場合、調整開始者A自身が予め作成した調整条件雛形を選択し、調整開始者A自身が予め指定した調整用URLをコピーすることにより、カスタム調整に比べてより速やかに、調整用URLを調整相手Xに対して送信できる。なお、調整開始者Aが予め作成した調整条件雛形を、他のユーザが指定して、編集したり、調整用URLをコピーして日程調整に利用できるようにしたりしてもよい。
調整開始者A等のユーザは、例えば、新卒採用一次面接用、新卒採用二次面接用、新卒採用最終面接用、問合わせ営業用等の会合の用途に応じて調整条件雛形を予め作成することができる。
なお、カスタム調整の場合、調整条件は会合の日程調整を行う毎に設定されるが、調整条件雛形は異なる会合の日程調整に何度でも繰り返して使用することができる。
<調整条件雛形作成処理>
図14は、調整条件雛形作成処理の一例を説明するシーケンス図である。
該調整条件雛形作成処理は、図4に示された日程調整処理と同様のステップS101,S111,S112,S102を経る。そして、ステップS102にて、調整開始者Aが日程調整の方法として「雛形使用」を選択すると、次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、調整開始者Aに対応するユーザ情報222に関連付けられた調整条件雛形情報223を参照し、調整開始者Aが使用可能な調整条件雛形の一覧を表す雛形一覧画面1100(図15)を端末装置40Aに表示させる(ステップS141)。
図15は、端末装置40Aに表示される雛形一覧画面1100の表示例を示している。
雛形一覧画面1100には、新規作成ボタン1101、及び調整開始者Aが利用可能な調整条件雛形の一覧を示す雛形一覧1102が設けられている。雛形一覧1102には、雛形毎に管理用名称、説明、調整用URL、編集ボタン1103、及びURLコピーボタン1104が表示される。
新規作成ボタン1101は、調整条件雛形を新たに作成できる雛形作成画面1200(図16及び図17)への移動を指示するためのボタンである。編集ボタン1103は、作成済みの調整条件雛形を編集できる画面(不図示。雛形作成画面1200と同様)への移動を指示するためのボタンである。URLコピーボタン1104は、調整用URLのコピーを指示するためのボタンである。
図14に戻る。端末装置40Aに表示された雛形一覧画面1100において調整開始者Aが新規作成ボタン1101を操作すると(ステップS151)、次に、調整条件設定部212が、雛形作成画面1200を端末装置40Aに表示させる(ステップS142)。
図16及び図17は、雛形作成画面1200の表示例を示している。図16は、雛形作成画面1200の上方部分を示しており、図17は、図16に示された上方部分を下方向にスクロールすることにより表示される雛形作成画面1200の下方部分を示している。
図16に示されるように、雛形作成画面1200には、雛形の管理用名称を入力するための入力欄1201、雛形の説明を入力するための入力欄1202、ユーザが調整用URLを指定するための入力欄1203、調整相手Xの入力項目として会社名/学校名、氏名、及びメールアドレスを指定するためのチェックボックス124、及び、日程確定後にカレンダツール31に登録する時の予定の件名を入力するための入力欄1206が設けられている。
さらに、雛形作成画面1200には、図17に示されるように、会合の所要時間を入力するための選択入力欄1210、会合の前後それぞれの確保時間を入力するための選択入力欄1211、候補日程の抽出期間を入力するための選択入力欄1212、抽出期間の抽出日数を計算する方法(例えば、営業日で計算、暦日で計算等)を選択入力するための選択入力欄1213、会合可能時間帯を曜日及び祝日毎に指定するための入力欄1214(枠1215は会合可能時間帯として指定された時間帯を示す)、空き日程の追加判定方法として第1の追加判定方法(除外キーワードを指定する方法)の採用を指示するためのチェックボックス1216、チェックボックス1216がチェックされた場合(第1の追加判定方法が採用される場合)に除外キーワードを入力するための入力欄1217、空き日程の追加判定方法として第2の追加判定方法(除外予定を個別に指定する方法)の採用を指示するためのチェックボックス1218、チェックボックス1218がチェックされた場合(第2の追加判定方法が採用される場合)に除外予定を指定するための除外予定指定画面550(図7)に遷移するための詳細設定ボタン1219、会員情報221の会場情報に基づく会場一覧の中から会合に用いる会場を1部屋以上選択、指定するための選択入力欄1220、会員情報221の所属者情報に基づく所属者一覧の中から参加者を1名以上選択、指定するための選択入力欄1221、選択入力欄1221にて指定した参加者の会合参加条件を選択するためのラジオボタン1222、及び、入力した内容の保存を指示するための保存ボタン1223が設けられている。
雛形作成画面1200には、条件設定画面500(図6)のチェックボックス515,517、入力欄516、及び詳細設定ボタン518と同様のチェックボックス1216,1218、入力欄1217、及び詳細設定ボタン1219が設けられていることから分かるように、調整条件雛形を使用する場合についても、上述したカスタム調整の場合と同様に、参加者の空き日程の追加判定を行うことができる。
なお、雛形作成画面1200における、候補日程の抽出期間を入力するための選択入力欄1212は、カスタム調整に対応する条件設定画面500(図6)における、同様の目的の選択入力欄513のように具体的な年月日を選択するのではなく、汎用性が効くように、調整相手が調整用URLに基づいてアクセスしてきた日時を起点とする抽出期間の開始タイミング(同図の場合、翌日)と、開始タイミングからの期間(同図の場合、10日間)とを指定できる。よって、調整条件雛形は、異なる会合の日程調整に何度でも繰り返して利用することができる。
図14に戻る。端末装置40Aに表示された雛形作成画面1200において、調整開始者Aが調整条件の各項目の入力を終えて保存ボタン1223を操作すると(ステップS152)、次に、調整条件設定部212が、調整条件雛形情報223を作成して、雛形作成画面1200にて設定された調整条件及び調整用URLを登録し、該調整条件雛形情報223を調整開始者Aのユーザ情報222に関連付けて記憶部22に記録する(ステップS143)。以上で、調整条件雛形を作成する処理は終了される。
<調整条件雛形を使用する日程調整処理>
次に、図18は、調整条件雛形を使用する日程調整処理の他の一例を説明するシーケンス図である。
該他の一例は、図14に示された調整条件雛形作成処理と同様のステップS101,S111,S112,S102,S141を経る。そして、ステップS141にて端末装置40Aに表示された雛形一覧画面1100(図15)において調整開始者Aがいずれかの雛形を選び、URLコピーボタン1104を操作して調整用URLをコピーし、電子メール等にペーストして調整相手Xの端末装置40Xに送信する(ステップS161)。
これ以降については、図4に示された日程調整処理のステップS131以降と同様であるので、その説明は省略する。
ただし、いまの場合、ステップS119においては、第1の候補日程、及び調整開始者Aが第1の候補日程を編集した第2の候補日程が存在しないので、現時点において調整条件を満たす参加者の空き日程を第3の候補日程として抽出すればよい。ここで、参加者の空き日程については、選択された雛形の調整条件において、チェックボックス1216,1218がチェックされない場合、すなわち、第1及び第2の追加判定方法の両方が採用されない場合、日程調整部213が、参加者の全ての既存予定を参加必須予定とみなし、参加者の参加必須予定が存在しない日程であり、且つ、参加者の参加必須予定に対応した前後の確保時間を除いた日程を、参加者の空き日程と判定する。
チェックボックス1216がチェックされており、チェックボックス1218がチェックされていない場合、すなわち、第1の追加判定方法が採用され、第2の追加判定方法が採用されない場合、日程調整部213が、除外キーワードが件名に含まれている参加者の既存予定を参加必須予定から除外し、残った既存予定だけを参加者の参加必須予定とみなし、参加者の参加必須予定が存在しない日程であり、且つ、参加者の参加必須予定に対応した前後の確保時間を除いた日程を、参加者の空き日程と判定する。
チェックボックス1216がチェックされず、チェックボックス1218がチェックされている場合、すなわち、第1の追加判定方法が採用されず、第2の追加判定方法が採用される場合、日程調整部213が、除外予定に指定された参加者の既存予定を参加必須予定から除外し、残った既存予定を参加者の参加必須予定とみなし、参加者の参加必須予定の存在しない日程であり、且つ、参加者の参加必須予定に対応した前後の確保時間を除いた日程を、参加者の空き日程と判定する。
チェックボックス1216,1218が両方ともチェックされている場合、すなわち、第1及び第2の追加判定方法の両方が採用される場合、日程調整部213が、除外キーワードが件名に含まれる参加者の既存予定と、除外予定に指定された参加者の既存予定とを参加必須予定から除外し、残った既存予定を参加者の参加必須予定とみなし、参加者の参加必須予定の存在しない日程であり、且つ、参加者の参加必須予定に対応した前後の確保時間を除いた日程を、参加者の空き日程と判定する。
また、いまの場合、ステップS132にて表示される日程確認画面900(図12)には、メールアドレスを入力するための入力欄904の代わりに、又は追加して、雛形作成画面1200(図16)の調整相手の入力項目としてチェックボックス1204で選択された項目に対応する入力欄(会社名/学校名を入力するための入力欄、氏名を入力するための入力欄)が設けられる。さらに、いまの場合、ステップS123において、参加者のスケジュール情報311に登録する予定の件名は、固定の文言と、チェックボックス1204で選択された項目に対応する入力欄によって調整相手Xが入力した会社名/学校名、氏名等を組合わせて生成することができる。
以上に説明した日程調整処理の他の一例(調整条件雛形使用を選択した場合)によれば、図4の日程調整処理(カスタム調整を選択した場合)と同様の作用、効果に加え、調整開始者Aの操作としては調整条件雛形を選択して調整用URLを送信するだけなので、カスタム調整の場合に比べて、調整開始者Aの手間を大幅に軽減できる。
付け加えると、ビジネス上の日程調整は、面接、営業訪問、来客、Web会議等、シチュエーション(会合の種類)毎に、参加者や会場、時間帯等のパターンがある程度決まっているため、シチュエーション毎の調整条件雛形を事前に作成、登録しておけば、雛形を選択するだけで、調整相手Xに対して即座に調整用URLを送信することができる。
また、調整条件雛形は繰り返し使用でき、調整条件雛形に対応する調整用URLは固定されているため、例えば、企業のホームページの問合せフォームの後に調整用URLのリンクを張っておくことにより、調整相手Xに調整用URLを送信する手間を省いて日程調整を行うことができる。
また、一斉配信メール等に調整用URLを記載することにより、複数の調整相手Xに対して同時に調整用URLを送信することができる。
本実施形態の日程調整装置は、典型的には例えばWebページとして各種の操作画面を用意し、端末装置のWebブラウザに表示させることができる。しかし、この態様に限られない。例えば、端末装置に各種の操作画面を備える専用アプリケーションをインストールしてもよい。この場合、日程調整装置は、各種の操作画面に表示させる一部内容(候補日程などのデータ)を端末装置に送信するだけで、端末装置の専用アプリケーションに各種操作画面を表示させることができる。すなわち、本発明の日程調整装置は、端末装置に画面を表示させることができる様々な態様も含むことができる。
本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形が可能である。例えば、上述した実施形態や変形例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある変形例の一部を他の変形例に置き換えたり、変形例を組み合わせたりすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。