JP7220497B1 - 日程調整装置、日程調整方法、及びプログラム - Google Patents

日程調整装置、日程調整方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 確定予定を調整開始者及び調整相手それぞれのスケジュールに個別に登録するか、または、調整開始者に登録すべき確定予定及び調整相手に登録すべき確定予定の両方を調整開始者のスケジュールに統合して登録する。【解決手段】 日程調整装置は、調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定、及び前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に登録する予定情報の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かの判断基準の指定を含む調整条件を設定する調整条件設定部と、前記調整開始者側参加者の前記スケジュール情報に、前記予定情報の前記会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した会合日程の前記予定情報を登録するとともに、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記判断基準に従って前記調整相手側参加者を加えるか、または加えない日程調整部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、日程調整装置、日程調整方法、及びプログラムに関する。
従来、ビジネスにおける会合の日程調整は、各参加者のスケジュールを確認したり、会場を確保したりする等の数多くの手順があるため、非常に面倒で手間の掛かる作業である。
なお、参加者のスケジュール確認については、昨今、多くのビジネスパーソンがインターネット上に提供されているカレンダツールを用いて予定を管理しているため、該カレンダツールを参照することが考えられる。
カレンダツールに関連し、例えば、特許文献1には「インターネットを介してスケジュール情報を配信し共有するシステムの会員であって、スケジュール情報の配信を申請する複数の申請者、及び配信のスケジュール情報を利用する複数の利用者が、それぞれ入会登録するステップ、スケジュール管理を行なうスケジューラが以下に実行するステップであって、前記申請者により前記スケジュール情報を前記利用者に公開して配信するステップ、前記利用者により、前記公開されたスケジュール情報の配信を所望する対象を登録するステップ、及び前記利用者の登録された所望配信対象に基づき、これに関連する前記スケジュール情報を、すべての利用者端末のカレンダに同期してプリセットするステップ、を含むスケジュール情報共有方法。」が記載されている。
特開2019-219831号公報
特許文献1に記載の技術は、システムの会員である複数の利用者が互いにスケジュール情報を共有することができるので、会合の日程調整に利用できる。しかしながら、該システムを使用したとしても、打合わせ等の参加者のスケジュールは時々刻々と更新、変更され得るため、各参加者それぞれの既存予定と、会合の開催時刻が重複することなく、すなわち、ダブルブッキングすることなく会合の日程調整を行うことは困難である。
また、会合の日程調整が完了した後は、カレンダツールに登録した予定上のメモ情報や添付ファイル等を使用することで、当該予定の会合参加者となっている者に対して、会合に向けた内容を共有することがある。なお、一般的なカレンダツールは、会合参加者全員が同一種類のカレンダツールを使用している場合であれば、予定上で指定された会合参加者間において、予定及び予定のメモ情報等が自動的に共有される(別の種類のカレンダツール間でも、予定の会合参加者の項目にメールアドレスを登録することにより、予定及びメモ情報等が自動的に共有されるものもある)。そして、カレンダツールの当該自動共有機能を効果的に利用するため、同じ会合に参加する者の中で、予定や予定のメモ情報を共有したい参加者は、自社のカレンダツールに登録する予定上の会合参加者の項目に加えるようにし、反対に、同じ会合に参加する者の中で、予定や予定のメモ情報を共有したくない参加者は当該会合参加者の項目に加えないようにする方法が一般的である。当該方法により、会合に参加する一部の者とは効率よく情報共有を行い、別の一部の者に対しては、予定のメモ情報に記載された情報の秘密性を保持しながら会合に臨むことができる。なお、同一組織に属するメンバーは予定上の会合参加者の項目に含め、社外メンバー(顧客等)は予定上の会合参加者の項目に含めない、という使い方が一般的である。
例えば、a社がb社に対して商談を行う予定の場合、a社が使用するカレンダツールに登録する予定は、a社に属する商談参加メンバーだけを予定上の会合参加者の項目に含め、それらa社に属する商談参加メンバーの間でのみ、商談に向けた予定上のメモ情報等を共有する。つまり、商談相手であるb社に属する者には、商談に向けた予定上のメモ情報等を共有したくない意向が強いため、商談相手であるb社に属する者をa社が使用するカレンダ上の予定の会合参加者の項目に含めない方が都合がよい。一方、例えば、a社の社内において、部下xがその上司であるyとの会合を開く場合、部下xがカレンダツールに登録する予定は、自身と上司yとを予定上の会合参加者の項目に含めて予定を登録することで、部下xと上司yは、登録された予定のメモ情報等を介して、事前に共有したい内容を共有する。
つまり、日程調整を絡める場合には、日程調整後に調整開始者側(会合の主催者側)のカレンダツールに登録する予定は、調整開始者と調整相手との関係性によって、予定上の会合参加者の項目に調整相手を含めるか否かを決められることが望ましい。
本発明は、このような現状を鑑みてなされたものであり、ダブルブッキングすることなく、会合の日程調整を容易に行えるようにすることと同時に、確定予定を調整開始者及び調整相手それぞれのスケジュールに個別に登録すること、または、調整開始者のスケジュールに登録すべき確定予定及び調整相手のスケジュールに登録すべき確定予定の両方を調整開始者のスケジュールに統合して登録することの切替えを、会合内容または調整相手の所属に応じて、容易に行えるようにすることを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。
上記課題を解決すべく、本発明の一態様に係る日程調整装置は、会合に関する調整条件を設定する調整条件設定部と、前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、を備え、前記調整条件設定部は、調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定、及び前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に登録する予定情報の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かの判断基準の指定を含む前記調整条件を設定し、前記日程調整部は、アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、前記調整開始者側参加者の前記スケジュール情報に、前記予定情報の前記会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記判断基準に従って前記調整相手側参加者を加えるか、または加えない。
本発明の他の一態様に係る日程調整装置は、会合に関する調整条件を設定する調整条件設定部と、前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、を備え、前記調整条件設定部は、調整開始者または前記調整開始者が属する組織の会員管理者の入力に応じ、調整相手側参加者が前記調整開始者と同一の組織に属するか否かを判定するための判定条件を設定し、前記調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定を含む前記調整条件を設定し、前記日程調整部は、アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、前記判定条件に基づいて前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定し、前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に、予定情報の会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属する場合、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記調整相手側参加者を加える。
前記調整条件設定部は、メールドメイン、及びメールアドレスの少なくとも一方を前記判定条件として設定することができ、前記日程調整部は、前記調整相手側参加者のメールアドレスと前記判定条件とに基づいて、前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定することができる。
前記日程調整装置は、同一の組織に属する所属者の一覧を表す所属者情報を記憶する記憶部、を備ることができ、前記日程調整部は、前記調整開始者に対応する前記所属者情報を参照することにより、前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定することができる。
前記日程調整部は、前記アクセス情報に基づいて前記調整相手がアクセスしてきたことに応じ、カレンダツールが管理する前記調整開始者側参加者の前記スケジュール情報を参照して、前記調整条件を満たす前記調整開始者側参加者の空き日程を前記候補日程として抽出することができる。
前記日程調整部は、前記調整相手からの操作に応じ、前記調整相手側参加者のスケジュール情報に、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録することができる。
本発明のさらに他の一態様に係る日程調整方法は、会合に関する調整条件を設定する調整条件設定ステップと、前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整ステップと、を含み、前記調整条件設定ステップは、調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定、及び前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に登録する予定情報の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かの判断基準の指定を含む前記調整条件を設定し、前記日程調整ステップは、アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、前記調整開始者側参加者の前記スケジュール情報に、前記予定情報の前記会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記判断基準に従って前記調整相手側参加者を加えるか、または加えない。
本発明のさらに他の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、会合に関する調整条件を設定する調整条件設定部と、前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、して機能させ、前記調整条件設定部は、調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定、及び前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に登録する予定情報の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かの判断基準の指定を含む前記調整条件を設定し、前記日程調整部は、アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、前記調整開始者側参加者の前記スケジュール情報に、前記予定情報の前記会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記判断基準に従って前記調整相手側参加者を加えるか、または加えない。
本発明のさらに他の一態様に係る日程調整方法は、会合に関する調整条件を設定する調整条件設定ステップと、前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整ステップと、を含み、前記調整条件設定ステップは、調整開始者または前記調整開始者が属する組織の会員管理者の入力に応じ、調整相手側参加者が前記調整開始者と同一の組織に属するか否かを判定するための判定条件を設定し、前記調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定を含む前記調整条件を設定し、前記日程調整ステップは、アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、前記判定条件に基づいて前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定し、前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に、予定情報の会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属する場合、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記調整相手側参加者を加える。
本発明のさらに他の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、会合に関する調整条件を設定する調整条件設定部と、前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、して機能させ、前記調整条件設定部は、調整開始者または前記調整開始者が属する組織の会員管理者の入力に応じ、調整相手側参加者が前記調整開始者と同一の組織に属するか否かを判定するための判定条件を設定し、前記調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定を含む前記調整条件を設定し、前記日程調整部は、アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、前記判定条件に基づいて前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定し、前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に、予定情報の会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属する場合、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記調整相手側参加者を加える。
本発明によれば、ダブルブッキングすることなく、会合の日程調整を容易に行うことができる。また、確定予定を調整開始者及び調整相手それぞれのスケジュールに個別に登録すること、または、調整開始者のスケジュールに登録すべき確定予定及び調整相手のスケジュールに登録すべき確定予定の両方を調整開始者のスケジュールに統合して登録することの切替えを、会合内容または調整相手の所属に応じて、容易に行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の一実施形態に係る日程調整システムの構成例を示す図である。 図2は、会員情報、ユーザ情報、調整条件雛形情報、及び日程調整情報それぞれの一例を示す図である。 図3は、日程調整システムによる会員登録及び利用登録時の処理の一例を説明するシーケンス図である。 図4は、日程調整システムによる同一組織判定条件設定処理の一例を説明するシーケンス図である。 図5は、同一組織判定条件設定画面の表示例を示す図である。 図6は、日程調整システムによる日程調整処理の一例(カスタム調整)を説明するシーケンス図である。 図7は、条件設定画面の表示例を示す図である。 図8は、日程編集画面の表示例を示す図である。 図9は、日程調整画面の表示例を示す図である。 図10は、日程確認画面の表示例を示す図である。 図11は、スケジュール情報に登録する予定情報の例を示す図である。 図12は、日程通知画面の表示例を示す図である。 図13は、日程通知画面の表示例を示す図である。 図14は、調整条件雛形作成処理の一例を説明するシーケンス図である。 図15は、雛形一覧画面の表示例を示す図である。 図16は、雛形作成画面の表示例を示す図である。 図17は、雛形作成画面の表示例を示す図である。 図18は、日程調整システムによる日程調整処理の他の一例(調整条件雛形使用)を説明するシーケンス図である。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、一実施形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合、及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須ではない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除しない。同様に、以下の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合、及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含む。
<本発明の一実施形態に係る日程調整システム10>
図1は、本発明の一実施形態に係る日程調整システム10の構成例を示している。
該日程調整システム10は、会合の日程調整を支援するためのものである。日程調整システム10は、ネットワーク11を介して接続された日程調整装置20、業務管理システム30、及び端末装置40A,40M,40Xを含む。
ネットワーク11は、インターネット、携帯電話通信網等に代表される双方向通信網である。
日程調整装置20は、調整開始者Aからの要求に応じ、調整相手Xと会合の日程調整を行うものである。なお、会合の参加者には、調整開始者A側の参加者(調整開始者A及び調整開始者Aが属する組織(企業等。後述する法人会員)の所属者B,C,D等(調整開始者Aが属する組織の会員管理者Mを含む)のうちの1名以上)、及び、調整相手X側の参加者(調整相手Xだけである場合もあれば、調整相手Xとは異なる人物である場合もある。また、複数名の場合もあるが必ず1名以上となる)が想定される。
業務管理システム30は、Webアプリケーションとしてのカレンダツール31を含み、情報共有や予定管理等による業務の効率化等のためのシステムであり、有償または無償で一般消費者や個人事業主、法人等に広く提供しているシステムを指す。カレンダツール31としては、例えば、Googleカレンダー(商標)やMicrosoft Outlook(商標)を採用できる。カレンダツール31は、カレンダツール31の利用者の行動予定や、利用者が利用可能な会合の会場の予約状況が登録されているスケジュール情報311を保持する。すなわち、業務管理システム30は、カレンダツール31の利用者の行動予定や、利用者が利用可能な会合の会場の予約状況が登録されているスケジュール情報311を管理している。
なお、本実施形態の場合、業務管理システム30は、日程調整装置20から独立した外部のシステムとして記載しているが、業務管理システム30は、日程調整装置20と同一装置内に存在していてもよい。また、カレンダツール31が日程調整装置20の中に内包されていてもよい。つまり、あるシステム上でスケジュール情報311を管理しているカレンダツール31が存在し、日程調整装置20が該カレンダツール31からスケジュール情報311を参照できればよい。
調整開始者Aが用いる端末装置40Aは、ネットワーク11を介して日程調整装置20に接続可能なパーソナルコンピュータ、スマートフォン等の一般的なコンピュータからなる。同様に、会員管理者Mが用いる端末装置40M、及び調整相手Xが用いる端末装置40Xは、一般的なコンピュータからなる。端末装置40Aは本発明の第1の端末装置に相当し、端末装置40Xは本発明の第2の端末装置に相当する。
調整開始者Aは、自身が属する組織(後述する法人会員)の所属者の中から1名又は複数名を、日程調整を行う会合の調整開始者A側の参加者として指定することができる。以下、調整開始者A側の参加者を、調整開始者側参加者と称する。同様に、調整相手X側の参加者を、調整相手側参加者と称する。調整開始者側参加者には、調整開始者A本人が含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。
また、本実施形態においては、会合に参加する調整相手Xが端末装置40Xを操作することにしているが、実際には調整相手Xの代理人(秘書等)が端末装置40Xを操作してもよい。
さらに、図1には、会合に参加する調整相手として調整相手Xだけを例示しているが、調整相手は複数名存在してもよい。その場合、調整相手Xまたは調整相手Xの代理人(秘書等)が、複数名の調整相手側参加者を代表して端末装置40Xを操作すればよい。
調整開始者Aは、該日程調整装置20への会員登録及び利用登録(日程調整装置20における日程調整機能を使用できる状態とするために必要な情報の登録)を済ませた企業等の所属者(社員等)である。以下、日程調整装置20への会員登録を済ませた企業等を法人会員と称する。また、法人会員(企業等)に属する所属者のうち、日程調整装置20への利用登録を済ませたユーザアカウントを有する所属者をユーザと定義する。調整開始者Aはユーザであることが必須である。よって、以下、調整開始者AをユーザAと称することがある。なお、日程調整装置20への会員登録及び利用登録は、企業等ではなく個人でも行うことができる。その場合、会員登録を済ませた個人を個人会員と称する。個人会員とユーザとは同一視でき、また、個人会員とは所属者が自身の1名のみ且つユーザが自身の1名のみの法人会員と同等に見做すことができる。
会員管理者Mは、調整開始者Aと同一の法人会員である組織の所属者であって、法人会員としての会員アカウントを管理する。調整開始者Aと会員管理者Mとは、別人物であってもよいし、同一人物であってもよい。
会員管理者M、調整開始者Aと同じ法人会員に属する調整開始者A以外の所属者B,C,D等は、ユーザであってもよいが必須ではない。
日程調整装置20の法人会員に属する所属者は、自身の予定を、業務管理システム30が提供しているカレンダツール31を用いて管理しているものとする。また、日程調整装置20の法人会員は、会合の会場として所属者が利用可能な会議室、応接室、予備室等の予約状況を、業務管理システム30が提供しているカレンダツール31を用いて管理しているものとする。
したがって、いまの場合、カレンダツール31は、会合の調整開始者側参加者となり得る調整開始者Aや所属者B,C,D等の予定、及び、調整開始者A等が利用可能な会合の会場の予約状況がそれぞれ登録されているスケジュール情報311を保持しているものとする。
なお、調整相手Xは、日程調整装置20のユーザであってもよいが必須ではない。また、調整相手Xは、カレンダツール31を利用していてもよいが必須ではない。また、調整相手Xは、調整開始者Aが利用するカレンダツール31とは別のベンダーが提供するカレンダツールを利用していてもよい。なお、調整相手Xが、調整開始者Aと同一組織(企業等)に属している場合は、当該調整相手Xも調整開始者Aが使用している同一種類のカレンダツール31を利用していることを前提として以下の説明を行う。つまり、調整開始者Aと調整相手Xが同一組織に属しており、且つ、カレンダツール31上の予定の会合参加者の項目に調整開始者Aと調整相手Xの両方を登録した場合は、当該予定のメモ情報等が調整開始者Aと調整相手Xとの間で自動的に共有される状態にあることを前提として以下の説明を行う。
日程調整装置20は、処理部21、記憶部22、及び通信部23の各機能ブロックを備える。日程調整装置20は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメモリ、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等のストレージ、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイス、ディスプレイ等の出力デバイス、及び、NIC(Network Interface Card)等の通信モジュール(いずれも不図示)を備えるサーバコンピュータ等の一般的なコンピュータからなる。
処理部21は、コンピュータのプロセッサにより実現される。処理部21は、認証部211、調整条件設定部212、及び日程調整部213の各機能ブロックを有する。これらの機能ブロックは、コンピュータのプロセッサがメモリにロードされた所定のプログラムを実行することによって実現される。ただし、これらの機能ブロックの一部または全部を集積回路等によりハードウェアとして実現してもよい。
認証部211は、例えば、端末装置40Mを用いた会員管理者Mによる、会員登録を受け付けて会員情報221を作成する。また、認証部211は、例えば、会員情報221を生成後に会員管理者Mが会員管理者としてのログインを行った場合には、会員管理者Mによる会員管理者としてのログインに応じ、会員管理者としての認証を行う。また、認証部211は、例えば、端末装置40Aを用いた調整開始者Aによる、ユーザとしての初回のログインに応じ、所定の条件(詳細後述)を満たしている場合にユーザ情報222を作成する。
さらに、認証部211は、ネットワーク11を介して業務管理システム30にアクセスし、例えば、OAuth等のプロトコルに従い、記憶部22が保持する会員情報221に含まれる管理者権限アカウントや調整開始者A(ユーザA)に対応するユーザ情報222に含まれるユーザアカウント(いずれも図2)を用いて認証処理を行う。ただし、管理者権限アカウントやユーザアカウントは1回目の認証処理に用いればよく、2回目以降の認証処理では1回目の認証処理が終了した際に業務管理システム30から送信される管理者認証情報(アクセストークン等)やユーザ認証情報(アクセストークン等)(いずれも図2)を用いることができる。
調整条件設定部212は、会合の日程調整に必要な複数の項目からなる調整条件を設定するための条件設定画面を端末装置40Aに表示させ、条件設定画面に対する調整開始者Aからの入力に応じて調整条件を設定し、記憶部22が保持する、調整開始者Aに対応する日程調整情報224に登録する。調整条件の項目については後述する。
日程調整部213は、カレンダツール31が管理する、会合の調整開始者側参加者(調整開始者Aが含まれる場合と含まれない場合がある)のスケジュール情報311を参照し、調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程を第1の候補日程として抽出する。そして、日程調整部213は、第1の候補日程を編集するための日程編集画面を端末装置40Aに表示させ、日程編集画面に対する調整開始者Aからの編集操作に応じて第2の候補日程を決定する。また、第2の候補日程を調整開始者Aに対応する日程調整情報224に登録する。調整開始者Aによって第1の候補日程が編集されなかった場合は、第2の候補日程は第1の候補日程と同じ日程になる。
なお、第1の候補日程を編集することにより第2の候補日程を決定するのではなく、第1の候補日程の抽出を省略し、例えば、日程調整部213が端末装置40Aに表示させた所定の画面上のカレンダにて、調整開始者Aが日付や時間を選択して第2の候補日程を決定するようにしてもよい。
また、日程調整部213は、調整相手Xが日程調整画面にアクセスするための調整用URL(Uniform Resource Locator)を発行する。ただし、調整用URLは日程調整部213が発行せず、調整開始者Aが調整用URLを指定する場合もある(詳細後述)。なお、調整用URLは、テキストで発行してもよいし、QRコード等の画像として発行してもよい。発行された調整用URLは、調整開始者Aにより電子メール等を用いて調整相手Xに送信される。調整用URLは、本発明のアクセス情報に相当する。
さらに、日程調整部213は、調整相手Xが端末装置40Xを用いて調整用URLにアクセスしてきた場合、その時点において、再びカレンダツール31が管理する、調整開始者側参加者のスケジュール情報311を参照し、設定された調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程であり、且つ、第2の候補日程の範囲内である第3の候補日程を抽出する。そして、日程調整部213は、第3の候補日程を表す日程調整画面を端末装置40Xに表示させる。
第3の候補日程を抽出することにより、調整用URLが発行されてから調整相手Xがアクセスしてくるまでの間に調整開始者側参加者のスケジュールに変更があった場合でも、それに起因するダブルブッキングの発生を抑止できる。
なお、日程調整画面に表示された第3の候補日程の中から調整相手Xが会合日程を選択し、日程確認画面で確定するまでの短い時間においても調整開始者側参加者のスケジュールは変更され得る。よって、日程調整部213は、日程確認画面にて会合日程が確定される直前において、選択された会合日程が調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程であることを最終確認する。そして、選択された会合日程が調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程ではなくなっていた場合、例えば「指定した時間は埋まってしまいました。再度選択し直してください」等のメッセージを端末装置40Xに表示し、日程調整画面に操作を差し戻すようにすればよい。これにより、ダブルブッキングの発生をさらに抑止できる。
またさらに、日程調整部213は、調整相手Xによって決定されて最終確認できた会合日程を確定し、確定した会合日程に関する予定を、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録する。そして、記憶部22が保持する、調整開始者Aに対応する日程調整情報224に、確定した会合日程等を登録する。
なお、スケジュール情報311への予定の登録は、登録する予定における会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かを判定(判定方法については後述する)した上で、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者(調整開始者Aを参加者に含む場合と含まない場合があり、調整開始者Aを参加者に含む場合は調整開始者A、調整開始者Aを参加者に含まない場合には調整開始者側参加者のうちの1名)のスケジュール情報311に予定を登録する。
日程調整部213が調整相手側参加者を会合参加者の項目に加えないと判定した場合、日程調整部213は、登録する予定における会合参加者の項目に、調整開始者側参加者のみを指定した上で、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者(調整開始者Aを参加者に含む場合と含まない場合があり、調整開始者Aを参加者に含む場合は調整開始者A、調整開始者Aを参加者に含まない場合には調整開始者側参加者のうちの1名)のスケジュール情報311に予定を登録する。
なお、スケジュール情報311の予定における会合参加者の項目に参加者を指定するとは、予定上の会合参加者の項目に、カレンダツール31上においてユーザを識別できるユーザアカウントやメールアドレス等の識別子を記録することを意味する。これにより、カレンダツール31が管理する、調整開始者A側の各参加者のスケジュール情報311に登録した予定を反映させることができる。また、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録された予定のメモ情報等を調整開始者A等が編集した場合、その編集内容は、調整開始者側参加者の中でのみ共有される状態となる。なお、この場合、調整相手Xは、確定した会合の予定を自身のスケジュールに個別に登録する必要がある(調整相手側参加者が複数名存在する場合には、調整相手Xは自身が個別に登録する予定の会合参加者の項目には、複数名の調整相手側参加者をすべて含める必要がある)。
反対に、日程調整部213が調整相手側参加者を会合参加者に加えると判定した場合、日程調整部213は、登録する予定における会合参加者の項目に調整開始者側参加者、及び調整相手側参加者を指定した上で、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者(調整開始者Aを参加者に含む場合と含まない場合があり、調整開始者Aを参加者に含む場合は調整開始者A、調整開始者Aを参加者に含まない場合には調整開始者側参加者のうちの1名)のスケジュール情報311に予定を登録する。この場合、調整開始者Aに登録された予定は、調整相手側参加者にも共有されることとなり、スケジュール情報311に登録された予定のメモ情報等を調整開始者A等が編集した場合、その編集内容は、調整開始者側参加者だけでなく、調整相手側参加者にも共有される状態となる。
記憶部22は、コンピュータのメモリ及びストレージによって実現される。記憶部22には、会員情報221、ユーザ情報222、調整条件雛形情報223、及び日程調整情報224が保持される。なお、記憶部22には、上述した各種の情報以外の情報やデータ等を格納してもよい。
通信部23は、コンピュータの通信モジュールによって実現される。通信部23は、ネットワーク11を介し、業務管理システム30、端末装置40A,40M,40X等と接続して各種のデータや情報を通信する。
なお、日程調整装置20を構成する上述した機能ブロックの一部または全部は集積回路等のハードウェアによって実現してもよい。また、日程調整装置20は、複数のコンピュータによって実現してもよく、その場合、上述した機能ブロックは複数のコンピュータに分散して配置してもよい。
次に、図2は、記憶部22に保持される会員情報221、ユーザ情報222、調整条件雛形情報223、及び日程調整情報224の一例を示している。
会員情報221は、日程調整装置20への会員登録を済ませた法人会員に関する情報からなる。また、会員情報221は、法人会員の日程調整装置20への利用登録によって追加される、法人会員に関する情報を含む。具体的には、会員情報221は、会員アカウント、管理者権限アカウント、管理者認証情報、会員基本情報、所属者情報、会場情報、及び同一組織判定条件を含む。
会員アカウントは、法人会員(企業等)の会員管理者M等が日程調整装置20にログインするための情報である。管理者権限アカウントは、法人会員(企業等)の会員管理者M等が、業務管理システム30における管理者権限で、業務管理システム30にアクセスするための情報である。なお、会員アカウントは、管理者権限アカウント(例えば、会員管理者M等のメールアドレス)と共通であってもよいし、異なってもよい。会員アカウントと管理者権限アカウントとが共通である場合、会員情報221に対する管理者権限アカウントの登録は省略できる。
管理者認証情報は、日程調整装置20の認証部211が管理者権限アカウントを用い、業務管理システム30に初めて認証処理を行った際に認証処理の成功結果として業務管理システム30から得られるアクセストークン等である。管理者認証情報が得られた以降、認証部211は、管理者権限アカウントを用いることなく、管理者認証情報を用いてより速やかに業務管理システム30に対して認証処理を行うことができる。
会員基本情報は、法人会員の名称(企業名等)等である。会員基本情報は、会員登録時に記録され、会員登録後に変更も可能とする。所属者情報は、法人会員(企業等)に属する所属者の氏名、メールアドレス、及び業務管理システム30において各所属者を識別するためのユーザアカウント等の一覧である。所属者情報は、調整開始者側参加者となり得る法人会員の所属者がカレンダツール31を既に使用していることを前提とし、業務管理システム30から取得して記録する。
会場情報は、法人会員に属する所属者が会合に利用できる会議室、応接室、予備室等の会場の名称、及び業務管理システム30において各会場を識別するためのID等の一覧である。会場情報は、日程調整に必要な会場のスケジュールがカレンダツール31によって既に管理されていることを前提とし、業務管理システム30から取得して記録する。
なお、所属者情報及び会場情報は、業務管理システム30に対して管理者権限アカウントでアクセスした場合にだけ、その一部または全部を業務管理システム30から取得できる情報であり、例えば、管理者権限アカウントの代わりに管理者権限を有さないアカウントを用いた場合や、管理者権限アカウントと同等の権限を持つアカウントであるが、ユーザアカウントとして業務管理システム30にアクセスした場合には取得できない(ただし、業務管理システム30の種類によっては、管理者権限を有さないアカウントを用いた場合であっても、その一部または全部を取得できることもある)。
同一組織判定条件は、調整相手X側の会合参加者が調整開始者Aと同一の組織に属している否かを判定するための条件である(詳細後述)。
ユーザ情報222は、法人会員に属する所属者のうちの日程調整装置20の利用登録を済ませたユーザに関する情報からなる。ユーザ情報222は、各ユーザが日程調整装置20に初めてログインした際、業務管理システム30との認証処理に成功し、且つ、該ユーザが会員情報221の所属者情報に含まれていることが確認できた場合に作成されて、会員情報221と関連付けられる。
ユーザ情報222は、ユーザアカウント、ユーザ認証情報、及びユーザ基本情報を含む。
ユーザアカウントは、調整開始者A等のユーザが日程調整装置20にログインするための情報である。ユーザアカウントは、ユーザが業務管理システム30にアクセスするためのアカウントと共通であることが望ましいが異なってもよい。以下、ユーザアカウントは、業務管理システム30にアクセスするためのアカウントと共通であることを前提として説明する。
ユーザ認証情報は、認証部211がユーザアカウントを用い、業務管理システム30に初めて認証処理を行った際に認証処理の成功結果として業務管理システム30から得られるアクセストークン等である。ユーザ認証情報が得られた以降、認証部211は、ユーザアカウントを用いることなく、ユーザ認証情報を用いてより速やかに業務管理システム30に対して認証処理を行うことができる。
ユーザ基本情報は、ユーザの氏名等であり、ユーザが日程調整装置20に初めてログインした際のユーザアカウントに基づいて会員情報221の所属者情報から読み出されて記録される。ユーザ情報222に記録されたユーザ基本情報は、ユーザ自身が編集できるようにしてもよい。
調整条件雛形情報223は、会合の目的に応じてユーザが予め指定した調整条件、調整用URL、日程確定時の挙動制御情報(調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録する予定の件名等)及び画面表示情報(調整条件雛形の名称(例えば、新卒採用一次面接用等)や説明等)を含む。
なお、調整条件雛形情報223は、ユーザによって作成されるため、調整条件雛形情報223はユーザ情報222に関連付けられているが、例えば、調整条件雛形情報223を会員情報221に関連付けるようにし、該会員情報221に対応する法人会員に属するユーザ間で調整条件雛形情報223を共有できるようにしてもよい。また、あるユーザが作成した調整条件雛形を他のユーザが利用できるようにしてもよい。
日程調整情報224は、各ユーザに対応するユーザ情報222に関連付けて、ユーザが調整開始者となる会合毎に作成される。なお、調整条件雛形を作成したユーザとは別のユーザが調整条件雛形を使用して日程調整することを踏まえ、日程調整情報224をユーザが属する法人会員の会員情報221に直接関連付けてもよい。
日程調整情報224には、調整用URL、調整条件、候補日程(第2の候補日程)、調整相手の情報(メールアドレス、通知メールの送信タイミング等)、確定した会合日時等が記録される。
<日程調整システム10による会員登録及び利用登録時の処理>
次に、図3は、日程調整システム10による会員登録及び利用登録時の処理の一例を説明するシーケンス図である。
前提として、調整開始者A及び会員管理者Mが属する法人会員の所属者の予定や会合の会場の空き状況の管理には業務管理システム30によって提供されているカレンダツール31が利用されており、業務管理システム30は、会員情報221に記録される所属者情報及び会場情報を既に管理しているものとする。そして、業務管理システム30は、その仕様として、管理者権限アカウント(または管理者認証情報)を用いてアクセスした日程調整装置20からの要求に応じ、会員情報221に記録される所属者情報及び会場情報の少なくとも一方を日程調整装置20に供給するものとする。
はじめに、会員管理者Mが、端末装置40Mを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20に会員登録を申請すると(ステップS1)、日程調整装置20の認証部211が、会員情報221を作成して記憶部22に記録する(ステップS11)。ただし、ここで、作成された会員情報221には、会員アカウント、及び会員基本情報だけが含まれており、管理者権限アカウント、管理者認証情報、所属者情報、及び会場情報は含まれていない。
次に、会員管理者Mが、業務管理システム30における管理者権限アカウントを日程調整装置20に入力して、日程調整装置20に認証処理を要求すると(ステップS2)、次に、認証部211が、該管理者権限アカウントを用い、業務管理システム30に対して認証処理を行う(ステップS12)。
なお、変形例として、ステップS2,S12を実行した後にステップS1,S11を実行するようにしてもよい。
そして、ステップS12の認証処理の成功結果として、業務管理システム30から日程調整装置20に管理者認証情報(アクセストークン等)が送信されるので、次に、認証部211が、ステップS11で作成、記録した会員情報221に管理者権限アカウント及び管理者認証情報を登録する(ステップS13)。なお、認証処理には、例えばOAuthを使用することができ、一時的に認証部211を介さず業務管理システム30に対して会員管理者Mにパスワードを入力させることで、会員管理者Mの入力した管理者権限アカウントが業務管理システム30によって認証される。調整開始者A等の他の者の認証処理についても同様である。
次に、認証部211が、会員情報221の管理者認証情報を用いて業務管理システム30に接続し、業務管理システム30が管理する、会員管理者Mが属する法人会員の所属者情報及び会場情報を取得する(ステップS14)。次に、認証部211が、ステップS11で作成、記録した会員情報221に、ステップS14で取得した所属者情報及び会場情報を登録する(ステップS15)。
この後、調整開始者Aが、自身のユーザアカウントにより、端末装置40Aを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20に初めてログインすると(ステップS31)、日程調整装置20の認証部211が、調整開始者Aのユーザアカウントを含む所属者情報が登録されている会員情報221の存在を確認し、所属者情報から調整開始者Aの氏名(ユーザ基本情報)等を取得する(ステップS16)。次に、認証部211が、調整開始者Aのユーザアカウントを用い、業務管理システム30に対して認証処理を行う(ステップS17)。
そして、ステップS17の認証処理の成功結果として、業務管理システム30から日程調整装置20にユーザ認証情報(アクセストークン等)が送信されるので、次に、認証部211が、調整開始者Aに対応するユーザ情報222を作成して、ステップS16で確認した会員情報221に関連付けて記憶部22に記録し、調整開始者Aのユーザアカウント、ユーザ認証情報、及びステップS16で取得したユーザ基本情報をユーザ情報222に登録する(ステップS18)。以上で、会員登録及び利用登録時の処理は終了される。
以上に説明した会員登録及び利用登録時の処理によれば、日程調整装置20において、調整開始者Aが属する法人会員の会員情報221と、調整開始者Aのユーザ情報222とが関連付けられた状態となり、また、日程調整装置20は調整開始者Aの業務管理システム30に対するユーザ認証情報を保持する状態となったので、これ以降は、ユーザである調整開始者Aが日程調整装置20にログインしていなくても、日程調整装置20の日程調整部213は、例えばWebAPI(Application Programming Interface)を通じて、業務管理システム30に保持されている、調整開始者A及び調整開始者Aと同じ法人会員に属する所属者B,C,D等の予定が登録されているスケジュール情報311、並びに、調整開始者A及び調整開始者Aと同じ法人会員に属する所属者B,C,D等が利用可能な会合の会場(会議室等)の予定が登録されているスケジュール情報311を、参照したり、更新したりすることが可能となる。
なお、上述した会員登録及び利用登録時の処理では、法人会員の会員情報221が存在することを前提とし、法人会員に属するユーザのユーザ情報を生成した。変形例として、属する組織が法人会員ではなく会員情報221が存在しない場合に、ある個人が日程調整装置20にログインしてユーザ情報222を作成し、その後、該個人が管理者権限アカウントで業務管理システム30に対して新たに認証処理を行うことにより、該個人を法人会員とみなし、該個人のユーザアカウントを会員アカウントとみなして、該個人のユーザ情報222に基づいて、該個人に関連付けた会員情報221を生成するようにしてもよい。この場合、法人会員となった該個人は、管理者権限アカウントを有するので、属する組織の所属者情報及び会場情報を業務管理システム30から取得することが可能となる。
また、本実施形態においては、業務管理システム30から取得した所属者情報及び会場情報を記憶部22に記憶されている会員情報221に登録するようにしたが、所属者情報及び会場情報を会員情報221に登録せず、所属者情報及び会場情報の参照が必要となる度に、業務管理システム30から取得するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、業務管理システム30上の管理者権限アカウントを使用して所属者情報、及び会場情報を取得したが、セキュリティの観点等により業務管理システム30の管理者権限アカウントを使用することが困難な場合には、業務管理システム30上の管理者権限アカウントを使用せずに、所属者情報及び会場情報を日程調整装置20に直接登録するようにしてもよい。例えば、会員管理者Mまたは該法人会員のユーザが、所属者情報、及び会場情報が記録されているExcel(商標)ファイル等のデータを日程調整装置20にアップロードしたり、日程調整装置20によって端末装置40Mまたは端末装置40Aに表示された利用登録用の画面に対して直接入力したりする等により、所属者情報及び会場情報を日程調整装置20に直接登録するようにしてもよい。また、管理者権限アカウントを使用せず、会員管理者Mまたは該法人会員のユーザのユーザアカウント権限を使用して、業務管理システム30から取得可能な所属者情報及び会場情報だけを業務管理システム30から取得し、日程調整装置20に登録するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、業務管理システム30上の管理者権限アカウントを使用して所属者情報を取得したが、個人会員として利用登録を行った複数名のユーザを集合化し、集合化したユーザ全員を、ある1つの法人会員に属するユーザと見做して会員情報221及びユーザ情報222を形成し、また、集合化したユーザ群の情報を当該法人会員の所属者情報として形成するようにしてもよい。例えば、個人会員として利用登録を行ったユーザが、当該ユーザの同一組織に所属する者として、日程調整装置20に登録済みの他のユーザを招待したり、日程調整装置20に未登録の者を招待して日程調整装置20に利用登録をさせたりして、ユーザに招待関係を持たせることで、ユーザの集合を形成すればよい。
<日程調整システム10による同一組織判定条件設定処理>
次に、図4は、日程調整システム10による同一組織判定条件の設定処理の一例を説明するシーケンス図である。
はじめに、会員管理者Mが、端末装置40Mを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20に会員管理者としてのログインを行うと(ステップS51)、会員管理者Mのログインに応じ、日程調整装置20の認証部211が、記憶部22が保持する会員管理者Mに対応する会員情報221に含まれる会員アカウントを用い、日程調整装置20における認証処理を行う(ステップS61)。
次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、会員管理者としての各種操作を選択するための選択画面(不図示)を端末装置40Mに表示させる(ステップS62)。次に、当該選択画面において、会員管理者Mが同一組織判定条件設定画面を選択すると(ステップS52)、次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、同一組織判定条件を設定するための同一組織判定条件設定画面300(図5)を端末装置40Mに表示させる(ステップS63)。
図5は、端末装置40Mに表示される同一組織判定条件設定画面300の表示例である。同一組織判定条件設定画面300には、同一組織判定条件として「日程調整装置上で管理している社員を同一組織メンバーであると判定する」、及び「メールドメインまたはメールアドレスが以下に一致している人を同一組織メンバーであると判定する」を選択するためのチェックボックス301、チェックボックス301にて「メールドメインまたはメールアドレスが以下に一致している人を同一組織メンバーであると判定する」を選択した場合にメールドメイン及びメールアドレスを指定するための入力欄302、及び、入力された設定値を確定させるための「確定」ボタン303が設けられている。
なお、チェックボックス301にて選択する同一組織判定条件の項目は、初期値では「日程調整装置上で管理している社員を同一組織メンバーであると判定する」のみが選択されている状態で設定されている。
同一組織判定条件は、日程調整において日程が確定した際、調整相手Xが調整開始者Aと同一組織に属する者か否かを判定するための設定値であり、スケジュール情報311へ登録する予定における会合参加者の項目に、調整相手側参加者を加えるか否かを判定する際の1つ判断条件として日程調整部213が使用する。なお、判定方法の詳細については後述する。
図4に戻る。端末装置40Mに表示された同一組織判定条件設定画面300において、会員管理者Mが同一組織判定条件を設定し、「確定」ボタン303を操作すると(ステップS53)、この操作に応じ、日程調整装置20の調整条件設定部212が、指定された同一組織判定条件を会員管理者Mの会員情報221に登録する(ステップS64)。
いまの場合、例えば、図5に示されたように、同一組織判定条件としてチェックボックス301により「日程調整装置上で管理している社員を同一組織メンバーであると判定する」、及び「メールドメインまたはメールアドレスが以下に一致している人を同一組織メンバーであると判定する」の両方が選択されており、入力欄302に“aaa-group.com”,“aaa-consulting.com”,“aaa-games.com”,“sato.takashi@gmail.com”,“takeda.satoru@gmail.com”の5つの値が入力されたものとして以降の説明を継続する。
なお、本実施形態においては、機能を分解して分かりやすく説明するために、同一組織判定条件設定処理(図4)を、利用登録時の処理(図3)と分離して説明したが、同一組織判定条件は、ユーザ(調整開始者A等)が日程調整操作を開始する前に設定されていることが望ましい。したがって、同一組織判定条件設定処理(図4)は、図3のステップS15の後、且つ、ステップS31の前に、会員管理者Mによる法人会員の利用登録処理の一連の流れの中で実行させることが望ましい。
また、本実施形態においては、同一組織判定条件を会員管理者Mが設定するようにしたが、同一組織判定条件設定画面300を操作可能な権限を付与されたユーザ(調整開始者A等)が同一組織判定条件設定画面300を操作し、同一組織判定条件を設定できるようにしてもよい。
さらに、本実施形態においては、同一組織判定条件を会員管理者Mが設定することで、会員単位に指定できる項目としたが、ユーザ単位に指定できるようにしてもよい。なお、同一組織判定条件をユーザ単位に指定できるようにした場合、ユーザ単位に指定する設定値は、会員単位に指定した設定値を継承するようにし、継承した設定値をユーザ単位で変更できるようにしてもよい。なお、ユーザ単位に同一組織判定条件を設定した場合には、会員単位の設定値よりもユーザ単位の設定値を優先することにする。なお、ユーザ単位に指定した同一組織判定条件は、会員情報221ではなく、ユーザ単位の情報であるユーザ情報222に登録するようにすればよい。
<日程調整システム10による日程調整処理>
次に、図6は、日程調整システム10による日程調整処理の一例を説明するシーケンス図である。
はじめに、調整開始者Aが、端末装置40Aを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20にログインを行う(ステップS101)。そして、調整開始者Aのログインに応じ、日程調整装置20の認証部211が、記憶部22が保持する調整開始者Aに対応するユーザ情報222に含まれるユーザアカウント(またはユーザ認証情報)を用い、業務管理システム30に対して認証処理を行う(ステップS111)。
次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、日程調整の方法として「カスタム調整」または「雛形使用」のどちらかを選択するための選択画面(不図示)を端末装置40Aに表示させ(ステップS112)、次に、該選択画面において、調整開始者Aが日程調整の方法を選択する(ステップS102)。いまの場合、調整開始者Aがカスタム調整を選択したとして説明を継続する。
<日程調整の方法として「カスタム調整」が選択された場合>
次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、調整条件を設定するための条件設定画面500(図7)を端末装置40Aに表示させる(ステップS113)。
図7は、端末装置40Aに表示される条件設定画面500の表示例である。条件設定画面500には、会合の件名を入力するための入力欄510、会合の所要時間を入力するための選択入力欄511、会合の前後それぞれの確保時間を入力するための選択入力欄512、候補日程の抽出期間を入力するための選択入力欄513(候補日程の抽出期間を年月日で指定する選択入力欄、及び、指定した期間の中で候補日程を自動抽出する対象日の選択入力欄(平日のみ、土日祝日を含む、等))、会合可能時間帯を入力するための選択入力欄514、会員情報221の会場情報に基づく会場一覧の中から会合に用いる会場(会議室等)を1つ以上選択、指定するための選択入力欄515が設けられている。ここで、会合の前後それぞれの確保時間とは、会場への移動、準備作業、撤収作業、休憩等のための時間である。
なお、選択入力欄511~515については、調整開始者Aに対応するユーザ情報222に関連付けられた日程調整情報224が参照され、調整開始者Aが直近で調整開始者となった会合の調整条件の内容が反映された状態で表示される。これにより、調整開始者Aによる調整条件の入力の手間を軽減できる。なお、選択入力欄511~515に、直近の会合の調整条件を自動的に反映するか否かは、調整開始者Aの指定により選択できるようにしてもよい。また、事前に1つ以上の調整条件のパターンを登録しておき、該パターンの1つを指定して呼び出すことで簡単に調整条件を反映できるようにしてもよい。また、既に登録されている調整条件雛形情報223の調整条件(候補日程の抽出期間以外の情報)をコピーして、簡単に調整条件を反映できるようにしてもよい。
またさらに、条件設定画面500には、会員情報221の所属者情報に基づく所属者一覧の中から調整開始者側参加者(調整開始者Aを含んでもよいし、含まなくてもよい)を1名以上選択、指定するための選択入力欄516、選択入力欄516にて指定した調整開始者側参加者の会合参加条件を選択するためのラジオボタン517、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録する会合の予定における会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かの判断基準を選択、指定するためのラジオボタン518、会合の予定を非公開で登録するか否かを選択するためのチェックボックス519、及び、入力された各項目を確定して会合の候補日程の抽出を指示するための「候補日程抽出」ボタン520が設けられている。
ラジオボタン518は、判断基準として「自動判定し、調整相手が同一組織であれば会合参加者に加える」、「調整相手を会合参加者に加える」、または「調整相手は会合参加者に含めない」のいずれかを選択できる。ただし、ラジオボタン518を省略し、当該判断基準を「自動判定し、調整相手が同一組織であれば会合参加者に加える」に固定してもよい。
なお、選択入力欄516にて調整開始者側参加者として複数名を指定し、指定した調整開始者側参加者の全員が会合に参加する必要がある場合、ラジオボタン517にて「全員参加」を選択すればよい。また、選択入力欄516にて調整開始者側参加者として複数名を指定し、指定した調整開始者側参加者のうちの少なくとも1名が参加すればよい場合、ラジオボタン517にて「誰か1名だけ参加」を選択すればよい。選択入力欄516に調整開始者側参加者を1名だけ入力した場合、ラジオボタン517は自動的に「全員参加」が選択されるが、参加者が1名の場合は、「全員参加」または「誰か1名だけ参加」のいずれが選択された場合であっても、候補日程の抽出等のその後の動作は全て同じものとなる。
選択入力欄516に、調整開始者側参加者として複数名が入力され、且つ、ラジオボタン517にて「全員参加」が選択されている場合、調整開始者側参加者全員のスケジュール情報311が参照され、調整条件を満たす調整開始者側参加者全員の共通の空き日程が第1の候補日程として抽出されることになる。反対に、条件設定画面500の選択入力欄516に、調整開始者側参加者として複数名が入力され、且つ、ラジオボタン517にて「誰か1名だけ参加」が選択されている場合、調整開始者側参加者全員のスケジュール情報311が参照され、調整条件を満たす調整開始者側参加者全員のうちの少なくとも1名の空き日程が第1の候補日程として抽出されることになる。後述する第2及び第3の候補日程を抽出する際も同様である。
図6に戻る。端末装置40Aに表示された条件設定画面500において、調整開始者Aが調整条件の各項目を入力し、「候補日程抽出」ボタン520を操作すると(ステップS103)、この操作に応じ、日程調整装置20の調整条件設定部212が、調整開始者Aのユーザ情報222に関連付けて新たな日程調整情報224を作成して記憶部22に保持させ、設定された調整条件を日程調整情報224に登録する(ステップS114)。
いまの場合、例えば、図7に示されたように、調整条件として、会合の件名は「技術者合同 サービス改善ミーティング」、会合の所要時間は「60分」、会合の前後それぞれの確保時間は「30分」、候補日程の抽出期間は「2020年12月16日」~「2020年12月25日」の中の「平日のみ」、可能時間帯は「09:00~18:00」、会場は「指定なし」、調整開始者側参加者の入力は「A,B,C」の3名、入力した調整開始者側参加者の会合参加条件は「全員参加」、登録する予定における会合参加者は「自動判定し、調整相手が同一組織であれば会合参加者に加える」、会合の予定の登録は「公開」に設定されたものとして以降の説明を継続する。
次に、日程調整部213が、記憶部22から調整開始者Aに関連付けられた日程調整情報224に登録されている調整条件を読み出し、業務管理システム30のカレンダツール31が管理する、調整開始者側参加者のスケジュール情報311を参照して、現時点において調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程を第1の候補日程として抽出する(ステップS115)。
具体的には、いまの場合、調整開始者側参加者A,B,Cの共通の空き日程であり、且つ、2020年12月16日から2020年12月25日の間の平日における09:00から18:00までの時間帯であって、会合の所要時間60分が確保できる時間を抽出し、さらに、会合前の確保時間30分と会合後の確保時間30分が確保できない時間を除外することで、第1の候補日程を決定する。
次に、日程調整部213が、第1の候補日程を表す日程編集画面600(図8)を端末装置40Aに表示させる(ステップS116)。
図8は、端末装置40Aに表示される日程編集画面600の表示例を示している。日程編集画面600には、候補日程期間枠601、日付を横軸、時刻を縦軸として格子状に表示したカレンダ602、及び、第1の候補日程が日毎にリスト化された候補日程一覧605が表示される。また、日程編集画面600には、「URL発行」ボタン606、及び、「戻る」ボタン607が設けられている。
候補日程期間枠601は、条件設定画面500(図7)の選択入力欄513に入力された候補日程の抽出期間のうち、第1の候補日程が存在する期間を表す。
カレンダ602には、カレンダツール31が管理する、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に基づき、カレンダ602上の表示期間における調整開始者側参加者全員それぞれの予定を表す既存予定枠604と、第1の候補日程枠603とが区別できるように色等を変えて表示される。これにより、調整開始者Aは、調整開始者側参加者の既存予定を確認しながら第1の候補日程を編集することができる。なお、調整開始者側参加者が複数名である場合、複数名の参加者のうちの誰の既存予定であるのかを区別できるように、既存予定枠604内に参加者名を表示したり、既存予定枠604を色分けしたりしてもよい。
候補日程一覧605には、第1の候補日程が日毎にリスト化して表示される。
調整開始者Aは、カレンダ602における第1の候補日程枠603を選択することにより表示されるポップアップ画面(不図示)を用いて第1の候補日程枠の編集(延長、短縮、一部除外、全部除外)を行うことができる。例えば、12月17日(木)10:30~15:30の枠を選択することによって表示されるポップアップ画面にて、当該枠の開始時刻10:30や終了時刻15:30を早くしたり遅くしたりすることができる。また、当該枠の一部、例えば、同日12:00~13:00を第1の候補日程から除外したり、当該枠全体(10:30~15:30の枠全体)を第1の候補日程から除外したりすることができる。カレンダ602における第1の候補日程の編集結果は直ちに候補日程一覧605に反映される。なお、第1の候補日程の編集は、端末装置40Aが備える入力デバイス(マウス、タッチパネル等)の操作に応じて、画面上のドラッグアンドドロップ等の操作により行えてもよい。端末装置40A,40Xにおけるその他の画面操作についても同様とする。
なお、調整開始者Aは、候補日程一覧605においても第1の候補日程を編集することができる。
「URL発行」ボタン606は、カレンダ602において調整開始者Aによる第1の候補日程の編集結果(第2の候補日程)を確定し、調整相手が日程調整画面にアクセスするための調整用URLの発行を指示するためのボタンである。「戻る」ボタン607は、条件設定画面500に戻るためのボタンである。
いまの場合、調整開始者Aが日程編集画面600にて、第1の候補日程から12月16日(水)15:00~16:00を除外したとして以降の説明を継続する。
図6に戻る。端末装置40Aに表示された日程編集画面600において、調整開始者Aが必要に応じて第1の候補日程を編集し、「URL発行」ボタン606を操作すると(ステップS104)、次に、日程調整装置20の日程調整部213が、調整用URLを発行し、調整用URLと第2の候補日程を、調整開始者Aに対応する日程調整情報224(ステップS114で作成したもの)に登録する(ステップS117)。
次に、日程調整部213が、発行した調整用URLと、該調整用URLを調整相手に送信するように指示するメッセージとを端末装置40Aに表示させる(不図示)(ステップS118)。
該メッセージに応じ、次に、調整開始者Aが、端末装置40Aに表示された調整用URLをコピーし、電子メール等にペーストして調整相手Xの端末装置40Xに送信する(ステップS105)。なお、変形例として、調整開始者Aに調整用URLの送付先となる調整相手Xのメールアドレス等を事前に入力させておき、日程調整部213が、調整相手Xに調整用URLを含んだ電子メール等を自動で送信するようにしてもよい。
次に、調整用URLを受信した調整相手Xが端末装置40Xを用いて調整用URLにアクセスすると(ステップS131)、日程調整装置20の日程調整部213が、記憶部22から当該調整用URLに対応する調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件と第2の候補日程を読み出し、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者のスケジュール情報311を参照して、現時点において調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程であり、第2の候補日程の範囲内である第3の候補日程を抽出する(ステップS119)。
いまの場合、調整用URLが発行されてから調整相手Xがアクセスしてくるまでの間に、調整開始者側参加者である調整開始者Aのスケジュール情報311に12月17日(木)13:00~14:00の予定が追加されたものとする。この場合、第3の候補日程は、第2の候補日程から、会合の前後の確保時間「30分」を加味した12月17日(木)12:30~14:30を除外したものとなる。すなわち、調整開始者Aの追加された予定に対しても調整条件の「前後の確保時間」は適用される。
次に、日程調整部213が、日程調整画面800(図9)を端末装置40Xに表示させる(ステップS120)。
図9は、日程調整画面800の表示例を示している。日程調整画面800には、日付を横軸、時刻を縦軸として格子状に表示したカレンダ801、及び、第3の候補日程が日毎にリスト化された候補日程一覧803が表示される。また、日程調整画面800には、「不都合」ボタン804、及び、「確認画面」ボタン805が設けられている。
カレンダ801には、第3の候補日程枠802がその他の枠と区別できるように色等を変えて表示される。なお、カレンダ801には、日程編集画面600(図8)のカレンダ602とは異なり、調整開始者側参加者の既存予定は表示されない。よって、調整相手Xに対して、調整開始者側参加者のプライバシを守ることができる。
候補日程一覧803には、会合の所要時間と、日毎にリスト化された第3の候補日程が表示される。
調整相手Xは、カレンダ801における第3の候補日程枠802のいずれかを選択することにより会合日程を選択することができる。なお、会合の所要時間「60分」よりも長い枠が選択された場合にはポップアップ画面(不図示)が表示される。調整相手Xは、該ポップアップ画面において、選択した枠内の所要時間「60分」の時間を選択することにより、会合日程を決定することができる。
いまの場合、調整相手Xが日程調整画面800にて、12月17日(木)11:00~12:00を会合日程に決定したとして以降の説明を継続する。
「不都合」ボタン804は、日程調整画面800に示された第3の候補日程が調整相手Xにとって不都合である場合に操作するボタンである。調整相手Xが「不都合」ボタン804を操作した場合、提案された候補日程が不都合である旨が調整開始者Aに通知される。この場合、調整開始者Aは、調整条件を変更し、改めて日程調整処理を実行することになる。
「確認画面」ボタン805は、決定した会合日程を確認するためのボタンである。調整相手Xが「確認画面」ボタン805を操作すると、端末装置40Xには、第3の候補日程の中から選択、決定した会合日程を調整相手X自身が確認するための日程確認画面900(図10)が表示される。
図10は、日程確認画面900の表示例を示している。日程確認画面900には、日付を横軸、時刻を縦軸として格子状に表示したカレンダ901、及び、会合詳細903が表示される。
カレンダ901には、日程調整画面800(図9)にて調整相手X自身が選択、決定した会合日程枠902がその他の枠と区別できるように色等を変えて表示される。会合詳細903には、選択、決定した会合の日程(いまの場合、12月17日(木)11:00~12:00)が表示される。
また、日程確認画面900には、調整相手Xが自身のメールアドレスを入力するための入力欄904、自身に対する会合の開催を通知する通知メールの送信タイミングを設定するためのチェックボックス905、日程調整画面800に戻るための「戻る」ボタン906、及び、日程確認画面900に表示された内容を確定するための「確定」ボタン907が設けられている。
いまの場合、調整相手Xが日程調整画面800の入力欄904にて、“taro.suzuki@aaa-group.com”を入力したものとして以降の説明を継続する。
なお、本実施形態においては、調整相手Xのみが調整相手側参加者になることを想定し、入力欄904では調整相手Xのメールアドレスのみを入力させることとしたが、調整相手側参加者が複数名存在する場合を想定し、入力欄904にて調整相手側参加者のメールアドレスを複数入力できるようにしてもよい。その場合、入力欄904の項目の表示名は、調整相手Xが調整相手側参加者のメールアドレスを複数入力できることが分かるように変更すればよい。また、会合日程を通知するための通知先メールアドレスを、調整相手側参加者を識別するためのメールアドレスとは別項目にて入力させるようにしてもよい。
図6に戻る。端末装置40Xに表示された日程確認画面900(図10)において、調整相手Xが自身のメールアドレスを入力欄904に入力し、「確定」ボタン907を操作すると(ステップS132)、日程調整部213が、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者のスケジュール情報311を参照して、日程確認画面900にて確定された会合日程が、現時点において調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程であることを最終確認する(ステップS121)。ここで、確定された会合日程が、調整開始者側参加者が予定を入れてしまったために、調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程ではなくなってしまっていた場合、例えば「指定した時間は埋まってしまいました。再度選択し直してください」等のメッセージを端末装置40Xに表示し、処理をステップS119に戻して、日程調整画面800に対する調整相手Xの操作からやり直せばよい。
ステップS121の最終確認にて、確定された会合日程が、調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程であることを最終確認できた場合、日程調整部213が、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者のスケジュール情報311に確定した調整相手Xとの会合の予定を登録し、さらに、記憶部22が保持する調整開始者Aに対応する日程調整情報224(ステップS114で作成したもの)に、調整相手Xのメールアドレス、通知メールの送信タイミング、会合の日時等を登録する(ステップS122)。
なお、スケジュール情報311への予定の登録は、登録する予定における会合参加者の項目に、調整相手Xを加えるか否かを判定した上で、カレンダツール31が管理する調整開始者A(調整開始者Aが参加者ではない場合には調整開始者側参加者のうちの1名)のスケジュール情報311に予定を登録する。
調整開始者Aが条件設定画面500(図7)のラジオボタン518において、「自動判定し、調整相手が同一組織であれば会合参加者に加える」を選択していた場合、日程調整部213は、会員管理者Mが同一組織判定条件設定画面300(図5)にて設定した同一組織判定条件の設定値、及び、調整相手Xが日程確認画面900(図10)の入力欄904にて入力した調整相手Xのメールアドレスによって、調整相手Xが調整開始者Aと同一組織に属するメンバーであるか否かを判定し(以下、当該判定を「同一組織判定」と称する)、同一組織判定の結果を基にして、登録する予定における会合参加者の項目に調整相手Xを加えるか否かを判定する(以下、当該判定を「会合参加者への付加判定」と称する)。
具体的には、会員管理者Mが同一組織判定条件設定画面300(図5)にて「日程調整装置上で管理している社員を同一組織メンバーであると判定する」という選択肢が選択されている場合は、調整相手Xのメールアドレスが、調整開始者Aが属する法人会員の会員情報221で管理されている所属者情報の中に存在するか否かを確認し、存在することが確認できたときには、同一組織判定として調整相手Xが調整開始者Aと「同一組織に属するメンバーである」と判定する。そして、同一組織判定として「同一組織に属するメンバーである」と判定した場合には、登録する予定上の会合参加者の項目に、調整開始者側参加者に調整相手Xを加えて、会合の予定を登録する。また、会員管理者Mが同一組織判定条件設定画面300(図5)にて「メールドメインまたはメールアドレスが以下に一致している人を同一組織メンバーであると判定する」という選択肢が選択されている場合は、調整相手Xのメールドメインまたはメールアドレスが、同一組織判定条件設定画面300(図5)の入力欄302で指定されたメールドメインまたはメールアドレスのいずれかに一致しているか否かを確認し、一致していることが確認できたときには、同一組織判定として調整相手Xが調整開始者Aと「同一組織に属するメンバーである」と判定する。そして、同一組織判定として「同一組織に属するメンバーである」と判定した場合には、登録する予定における会合参加者の項目に、調整開始者側参加者に調整相手Xを加えて、会合の予定を登録する。調整相手Xのメールアドレスが上記2パターンのいずれにも該当しない場合には、調整相手Xは調整開始者Aと同一組織メンバーとは見做さず、登録する予定における会合参加者の項目には、調整相手側参加者を加えず、調整開始者側参加者のみを設定して、会合の予定を登録する。
なお、日程確認画面900(図10)の入力欄904にて、調整相手側参加者として複数名のメールアドレスを入力できるようにした場合は、入力された複数のメールアドレスのうち、一部または全部のメールアドレスに対して上述の同一組織判定を実行し、当該同一組織判定の結果を使用して、登録する予定における会合参加者の項目に、調整相手側参加者の一部または全部を加えるか否かを判断するようにすればよい。
具体的には、例えば、調整相手Xが入力した複数名のメールアドレスのうち、先頭に入力されたメールアドレスを使用して、上述の同一組織判定を実行し、当該メールアドレスが調整開始者Aと「同一組織に属するメンバーである」と判定できた場合に、調整相手側参加者の全員を会合参加者の項目に加えればよい。もしくは、調整相手側参加者のすべてのメールアドレスに対して上述の同一組織判定を実行し、調整相手側参加者の1つ以上のメールアドレスが、調整開始者Aと「同一組織に属するメンバーである」と判定できた場合に、調整相手側参加者の全員を会合参加者の項目に加えるようにしてもよい。もしくは、調整相手側参加者のすべてのメールアドレスに対して上述の同一組織判定を実行し、調整相手側参加者のすべてのメールアドレスが、調整開始者Aと「同一組織に属するメンバーである」と判定できた場合にのみ、調整相手側参加者の全員を会合参加者の項目に加えるようにしてもよい。あるいは、調整相手側参加者のメールアドレス毎に上述の同一組織判定を実行し、調整開始者Aと「同一組織に属するメンバーである」と判定できたメールアドレスだけを会合参加者の項目に加えるようにしてもよい。
次に、図11は、日程調整部213が、調整開始者Aのスケジュール情報311に確定した会合の予定を登録した際の、スケジュール情報311上に登録する予定情報の一例を示している。なお、一般的なカレンダツールは、ある1つの会合予定を登録する場合、複数名が会合参加者となる場合であっても、ある誰か1名のスケジュール情報311のみに予定を登録すればよく、登録した予定は、登録先となっているスケジュール情報、及び会合参加者の項目に指定されたメンバーのスケジュール情報、それら全てのスケジュール情報に反映される。
図11の上段は、会合参加者への付加判定の結果、登録する予定上の会合参加者の項目に調整相手側参加者である調整相手Xを含める場合に対応する予定情報の一例である。当該予定情報の会合参加者の項目には、調整開始者側参加者A,B,Cに、調整相手側参加者である調整相手Xが加えられている。図11の下段は、会合参加者への付加判定の結果、登録する予定上の会合参加者の項目に調整相手側参加者である調整相手Xを含めない場合に対応する予定情報の一例である。当該予定情報の会合参加者の項目には、調整開始者側参加者A,B,Cが登録されており、調整相手側参加者である調整相手Xは加えられていない。なお、図11の上段の予定情報と、図11の下段の予定情報との違いは、会合参加者の項目に調整相手Xを加えたか否かだけの違いであり、その他の項目の設定は全て同一である。
また、例えば、条件設定画面500(図7)のラジオボタン518において、調整開始者Aが「調整相手を会合参加者に加える」を選択していた場合、日程調整部213は、調整相手Xのメールアドレスによらず、登録する予定における会合参加者の項目に、調整開始者側参加者に調整相手X(調整相手側参加者として複数名を指定できる場合には、それら調整相手X側の複数名の参加者全員を含む)を加えて、会合の予定を登録する。
さらに、例えば、条件設定画面500(図7)のラジオボタン518において、調整開始者Aが「調整相手は会合参加者に加えない」を選択していた場合、日程調整部213は、調整相手Xのメールアドレスによらず、登録する予定における会合参加者の項目には、調整相手X(調整相手側参加者として複数名を指定できる場合には、それら調整相手X側の複数名の参加者全員を含む)は加えず、調整開始者側参加者のみを設定し、会合の予定を登録する。
いまの場合、条件設定画面500(図7)の選択入力欄516では、調整開始者側参加者としてA,B,Cの3名が指定され、ラジオボタン517では「全員参加」が選択されている。また、条件設定画面500(図7)のラジオボタン518では、「自動判定し、調整相手が同一組織であれば会合参加者に加える」が選択されている。さらに、同一組織判定条件設定画面300(図5)では、チェックボックス301によって「日程調整装置上で管理している社員を同一組織メンバーであると判定する」及び「メールドメインまたはメールアドレスが以下に一致している人を同一組織メンバーであると判定する」の両方の選択肢が選択されており、且つ、メールドメイン及びメールアドレスを指定する入力欄302では、“aaa-group.com”,“aaa-consulting.com”,“aaa-games.com”,“sato.takashi@gmail.com”,“takeda.satoru@gmail.com”の5つの値が指定されている。さらに、日程確認画面900(図10)の入力欄904には、調整相手Xのメールアドレスは“taro.suzuki@aaa-group.com”が指定されている。
そして、調整相手Xのメールドメインである“aaa-group.com”が、同一組織判定条件設定画面300(図5)の入力欄302で指定されているメールドメインと一致するため、同一組織判定の結果として、調整相手Xは調整開始者Aと「同一組織に属するメンバーである」と判定され、その結果、会合参加者への付加判定においても、登録する予定における会合参加者の項目に「調整相手側参加者を加える」として判定される。すなわち、日程調整部213は、登録する予定における会合参加者の項目に、調整開始者側参加者A,B,Cと、調整相手Xを識別する“taro.suzuki@aaa-group.com”を指定した上で、カレンダツール31が管理する調整開始者Aのスケジュール情報311に会合の予定を登録することとなる。
なお、条件設定画面500(図7)のラジオボタン517にて「誰か1名だけ参加」が選択されていた場合には、選択入力欄516に入力された調整開始者側参加者A,B,Cのうち、確定された会合日程が調整条件を満たす空き日程である人を1名だけ選び出し、選び出した者1名だけを調整開始者側参加者として扱うため、登録する予定における会合参加者の項目には、選出した調整開始者側の1名、及び調整相手Xが指定されることとなる。
図6に戻る。次に、日程調整部213は、端末装置40Xに調整相手X自身が確定した会合の日程等を表す日程通知画面1000(図12または図13)を表示する(ステップS123)。
図12は、予定の会合参加者の項目に調整相手側参加者である調整相手Xを加えた上で、会合予定を登録した場合の日程通知画面1000の表示例を示している。当該日程通知画面1000には、確定した会合の日程等が表示される。また、日程通知画面1000には、ある特定種類のカレンダツールに対する予定の登録ボタン1001、及び、ある既定のデータフォーマットを使用したスケジュールアプリへの予定の登録ボタン1002が設けられている。調整相手Xは、自身が使用しているカレンダツールの種類に合わせて、登録ボタン1001または登録ボタン1002を操作することで、調整相手Xが使用するカレンダツールに、確定された会合の予定を調整相手X自身の予定として登録することができる。なお、調整相手Xが調整開始者Aと同一種類のカレンダツール31を使用している場合には、既に調整相手Xのスケジュール情報311には会合の予定が反映されている状態であるため、原則的に、調整相手Xは登録ボタン1001及び1002を操作する必要は無い。ただし、条件設定画面500(図7)のラジオボタン518において、調整開始者Aが「調整相手を会合参加者に加える」を選択し、調整相手Xの所属によらず、強制的に登録する予定上の会合参加者の項目に調整相手Xを加えて会合の予定を登録した場合には、調整相手Xが使用するカレンダツールに会合の予定が反映されているとは限らないため、日程通知画面1000(図12)には、補完の意味で登録ボタン1001及び1002を設けている。
なお、本実施形態においては、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録する予定の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かは、調整開始者A側の設定と調整相手Xが入力したメールアドレスによって判定されるようにしたが、調整開始者側参加者の予定の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かを、調整相手Xが指定できるようにしてもよい。具体的には、例えば、日程確認画面900(図10)に、調整開始者側参加者の予定の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かを、調整相手Xが選択するためのチェックボックス等の選択肢(不図示)を設けるようにする。そして、調整相手Xが、調整開始者側参加者の予定の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えないという選択肢を選択した場合、日程調整部213による会合参加者への付加判定は省略する(条件設定画面500(図7)のラジオボタン518にて「調整相手は会合参加者に加えない」が選択された場合と同じ処理を実行する)。なお、調整開始者側参加者の予定の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かを、調整相手Xが選択するためのチェックボックス等の選択肢(不図示)は、会合参加者への付加判定の結果、登録する予定における会合参加者の項目に「調整相手側参加者を加える」と判定した場合にのみ、設けるようにしてもよい。
図13は、予定の会合参加者の項目に調整相手側参加者である調整相手Xを加えないで、会合予定を登録した場合の日程通知画面1000の表示例を示している。登録ボタン1001,1002は、図12と同じであるため説明は省略する。予定の会合参加者の項目に調整相手Xを加えない場合、調整相手Xが使用しているカレンダツールには会合の予定は反映されていないため、調整相手Xは、登録ボタン1001や登録ボタン1002を操作したり、自身が使用するカレンダツールに直接予定を登録したりすることで、自身のカレンダツールに予定を登録する必要がある。
図6に戻る。次に、日程調整部213が、調整開始者側参加者及び調整相手X(調整相手Xが日程確認画面900(図10)の入力欄904にて指定したメールアドレス。調整相手側参加者として複数のメールアドレスを入力できるようにした場合には、それらすべてのメールアドレス)に対して、決定した会合日程を含んだ会合の開催を通知する通知メールを送信する(ステップS124)。なお、調整相手Xに対する通知メールの送信は、調整相手Xが自身で会合日程を確定したタイミングだけでなく、その後も、調整相手Xが自身で選択した送信タイミングに従って実行される。
ただし、本実施形態では、調整相手Xが端末装置40Xにて電子メールを受信することを想定し、ステップS124として、日程調整装置20から端末装置40Xへの矢印を図示しているが、調整相手Xは端末装置40X以外の電子機器により日程調整装置20からの通知メールを受信してもよい。調整開始者A及び端末装置40Aに関しても同様である。
また、本実施形態では、調整開始者側参加者及び調整相手Xに対する通知は、電子メールを使用して通知することとしたが、通知手段は電子メールでなくてもよい。例えば、調整開始者側参加者や調整相手Xが使用しているチャットツールを用いて通知するようにしてもよい。以上で、日程調整システム10による日程調整処理が終了される。
なお、いまの場合、調整開始者Aは会合の会場を指定していないが、条件設定画面500(図7)の選択入力欄515にて会場を指定した場合には、さらに、指定された会場のうち少なくとも1つ以上の会場の空き日程であることを満たすように、第1の候補日程及び第3の候補日程を抽出するようにすればよい。
具体的には、例えば、会場として「第1会議室」だけを指定した場合には、ステップS115では、日程調整部213が、記憶部22から調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件を読み出し、業務管理システム30のカレンダツール31が管理する、調整開始者側参加者及び第1会議室のスケジュール情報311を参照して、現時点において調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程であり、且つ、第1会議室の空き日程である日程を第1の候補日程として抽出すればよい。また、ステップS119では、日程調整部213が、記憶部22から、アクセスされた調整用URLに対応する調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件と第2の候補日程を読み出し、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者及び第1会議室のスケジュール情報311を参照して、現時点において調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程であり、且つ、第1会議室の空き日程であり、且つ、第2の候補日程の範囲内である日程を第3の候補日程として抽出すればよい。また、ステップS121では、日程調整部213が、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者及び第1会議室のスケジュール情報311を参照して、現時点において調整開始者側参加者の空き日程であり、且つ、第1会議室の空き日程であることを確認すればよい。さらに、ステップS122では、日程調整部213が、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者のスケジュール情報311に会合の予定を登録する際、登録する予定における会議室の項目に、カレンダツール31において第1会議室を識別できる会場としてのIDを指定した上で、会合の予定を登録すればよい(一般的なカレンダツールの仕様として、おのずと、会議室の項目に指定された第1会議室のスケジュール情報311上に予定が反映され、第1会議室の会合の予定が確保された状態となる)。
また、例えば、会場として「第1会議室、第2会議室」の2部屋を指定した場合には、ステップS115では、日程調整部213が、記憶部22から調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件を読み出し、業務管理システム30のカレンダツール31が管理する、調整開始者側参加者並びに第1会議室及び第2会議室のスケジュール情報311を参照して、現時点において、調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程であり、且つ、第1会議室及び第2会議室の少なくとも1部屋の空き日程である日程を、第1の候補日程として抽出すればよい。また、ステップS119では、日程調整部213が、記憶部22から、アクセスされた調整用URLに対応する調整開始者Aの日程調整情報224に登録されている調整条件と第2の候補日程を読み出し、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者、第1会議室、及び第2会議室、それぞれのスケジュール情報311を参照して、現時点において、調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程であり、且つ、第1会議室及び第2会議室の少なくとも1部屋の空き日程であり、且つ、第2の候補日程の範囲内である日程を、第3の候補日程として抽出すればよい。
また、ステップS121では、日程調整部213が、カレンダツール31が管理する調整開始者側参加者、第1会議室、及び第2会議室、それぞれのスケジュール情報311を参照して、現時点において調整開始者側参加者の空き日程であり、且つ、第1会議室及び第2会議室の少なくとも1部屋の空き日程であることを確認すればよい。さらに、ステップS122では、確定した会合日程において、第1会議室及び第2会議室のいずれか1部屋のみが空いている場合は、登録する予定における会議室の項目に、カレンダツール31において空いている一方の会場を識別できる会場としてのIDを指定した上で、会合の予定を登録すればよい。また、確定した会合日程において、第1会議室及び第2会議室の2部屋が空いている場合は、第1会議室または第2会議室のうちの1部屋を選出し、登録する予定における会議室の項目に、カレンダツール31において選出した会場を識別できる会場としてのIDを指定した上で、会合の予定を登録すればよい。なお、選出する会場の優先順は、所定のルールに従うようにしてもよいし、調整開始者Aが指定できるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、ステップS117において調整開始者Aが第2の候補日程を確定した後、調整開始者Aは第2の候補日程を編集しないことを前提に説明したが、ステップS117の後、ステップS131の調整相手Xが調整用URLにアクセスするまでの間であれば、調整開始者Aが第2の候補日程を編集できるようにしてもよい。ただし、その場合であっても、本実施形態と同様に、日程調整部213は、調整相手Xが調整用URLにアクセスした時点において、日程調整情報224に登録されている第2の候補日程を用いて、第3の候補日程を抽出すればよい。
また、本実施形態は、調整開始者Aが第2の候補日程を確定し、日程調整部213が調整用URLを発行したタイミングにおいて、日程調整部213は、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に一切予定を登録することなく、その後の日程調整処理をダブルブッキングなく行うことができる。ただし、ダブルブッキングを防止する方式とは、本実施形態だけに限定されるものではない。例えば、変形例として、調整開始者Aが第2の候補日程を確定し、日程調整部213が調整用URLを発行したタイミングにおいて、第2の候補日程とした日程に他の予定が追加登録されることを防止するための「仮の予定」を、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録することで、その後において「仮の予定」の日程に他の予定が追加登録されることを防止するようにしてもよい。なお、当該変形例において、日程調整部213が日程調整画面800に第3の候補日程を表示する場合には、「仮の予定」を登録した日程において他の予定が追加登録されていないこと(つまり、「仮の予定」を登録した日程は、調整開始者側参加者の空き日程であること)を前提として、事前に調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録しておいた「仮の予定」の日程、または事前に日程調整情報224等に記録しておいた「仮の予定」の日程を参照して、「仮の予定」の日程を第3の候補日程として日程調整画面800に表示するようにすればよい。あるいは、調整開始者側参加者のスケジュール情報311において、「仮の予定」が変更されている可能性、及び「仮の予定」と重複する一部の日程に予定が追加登録されている可能性があることを前提として、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録しておいた「仮の予定」の日程または日程調整情報224等に記録しておいた「仮の予定」の日程を抽出し、抽出した「仮の予定」の日程の範囲内であり、且つ、調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程である日程を、第3の候補日程として日程調整画面800に表示するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、調整相手Xが日程調整装置20のユーザではないことを前提にして説明したが、調整相手Xが日程調整装置20のユーザである場合も想定される(調整相手Xが、調整開始者Aが属する法人会員と同一会員に属するユーザの場合もあれば、調整開始者Aが属する法人会員とは別の法人会員に属するユーザである場合もある。また、個人会員のユーザである場合もある)。
調整相手Xが日程調整装置20のある法人会員に属するユーザである場合には、日程調整部213が調整相手Xの端末装置40Xに表示させる日程調整画面800(図9)の画面上に「調整条件変更」ボタン(不図示)を追加して設け、「調整条件変更」ボタンが操作されたことに応じて表示される選択入力欄にて、調整相手側参加者、及び調整相手側参加者が会合に用いる会場(会議室等)を変更できるようにする。なお、初期値では、調整相手側参加者は調整相手Xのみ、調整相手側参加者が会合に用いる会場は「選択なし」となっており、調整相手Xは、調整条件変更ボタンを操作することで、必要に応じて初期値から調整相手側参加者、及び調整相手側参加者が会合に用いる会場を変更することができる。
また、調整相手Xが、日程調整装置20のある法人会員に属するユーザである場合には、日程調整装置20は既に調整相手側参加者及び調整相手側参加者が会合に使用可能な会場のスケジュール情報311を参照できる状態であるため、日程調整部213は、「調整条件変更」ボタンにて設定した調整相手側参加者及び会場のスケジュール情報311を参照し、日程調整画面800(図9)のカレンダ801上に、当該調整相手側参加者及び会場の既存予定を現す表示枠(不図示)を追加して表示するようにし、その際、カレンダ801上の第3の候補日程枠802とは区別できるように色等を変えて表示するようにする。つまり、調整相手Xが日程調整装置20のある法人会員に属するユーザである場合には、調整相手Xは選択した調整相手側参加者及び会場の既存予定を、第3の候補日程枠802が表示されているカレンダ801上で確認することができるため、とても容易に会合の日程を選択できる状態になる。なお、日程確認画面900(図10)においても同様に、カレンダ901に調整相手側参加者及び会場の既存予定を表示する。
さらに、調整相手Xが日程調整装置20のある法人会員に属するユーザである場合には、日程調整装置20は調整相手X及び調整相手Xが指定した調整相手側参加者のメールアドレスを保持しているため、日程確認画面900(図10)の調整相手Xが自身のメールアドレスや調整相手側参加者のメールアドレスを入力するための入力欄904は表示しない(既に値が入っている状態で表示し、調整相手Xが変更できるようにしてもよい)。
また、調整相手Xが、日程調整装置20のある個人会員のユーザである場合も想定される。調整相手Xが、日程調整装置20のある個人会員のユーザである場合には、「調整条件変更」ボタンによって自身以外の調整相手側参加者及び調整相手Xが会合に用いる会場を指定できないが、それ以外(日程調整画面800(図9)及び日程確認画面900(図10)への調整相手X自身の既存予定の表示、及び、入力欄904の非表示)は調整相手Xがある法人会員に属するユーザの場合と同様である。
加えて、調整相手Xが、日程調整装置20のある法人会員に属するユーザ、またはある個人会員のユーザである場合には、日程調整装置20は既に調整相手側参加者(調整相手Xが個人会員のユーザである場合は、調整相手Xのみ)が普段使用しているカレンダツール31を把握しているため、日程通知画面1000(図12及び図13)には、登録ボタン1001、及び登録ボタン1002を表示しないようにする(且つ、各ボタンの左側に表示している文言も調整相手Xがユーザであることを考慮して変更する)。そして、日程調整装置20は、調整相手側参加者のスケジュール情報311に予定を登録できる状態にあるため、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録する予定において、予定の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えない場合(調整相手Xに図13の日程通知画面1000を表示する場合)には、日程調整部213が、調整相手側参加者のスケジュール情報311に調整相手側参加者の予定を登録する。なお、予定の登録に必要な項目(予定の件名等)は、日程確認画面900で調整相手Xに入力させるようにすればよい。もしくは、日程調整部213が、調整開始者A等の情報を使用して、自動生成するようにしてもよい。
以上に説明した日程調整処理によれば、ダブルブッキングすることなく、会合の日程調整を容易に行うことができる。また、確定予定を調整開始者A側及び調整相手X側それぞれのスケジュールに個別に登録すること、または、調整相手X側に登録すべき確定予定と調整開始者A側に登録すべき確定予定の両方を調整開始者A側のスケジュールに統合して登録することの切替えを、会合内容または調整相手Xの所属に応じて、容易に、または自動で行うができる。
付け加えると、日程調整処理によれば、調整開始者Aの立場では、候補日程の抽出から、調整相手Xへの送付までの作業を、短時間(例えば30秒程度)で行うことが可能であり、調整相手Xに候補日程を送った後は、待っているだけで、日程の決定だけでなく、会場の確保、予定の登録まで、日程調整に関わる重要な作業を自動的に完了することができ、日程調整に関わる作業の手間を大幅に削減することが可能である。
さらに、日程調整処理によれば、調整相手X側に登録すべき確定予定と調整開始者A側に登録すべき確定予定の両方を、調整開始者A側のスケジュールに統合して登録するか否かを、会合内容または調整相手X(もしくは調整相手側参加者)の所属に応じて、容易に、もしくは自動で切り替えることが可能であり、統合して登録した場合には、登録された予定のメモ情報等を使用して、調整開始者側参加者と調整相手X(もしくは調整相手側参加者)との間において、会合に向けて準備すべき情報を事前に共有したり、会合後に議事録等を共有したりすることを容易に行うことができる。また、統合せず個別に登録した場合には、調整開始者A側の予定と調整相手X側の予定はそれぞれ別の予定情報となるため、例えば、調整開始者A側が調整相手X側に対して秘密にしたい内容(商談に向けて調整開始者側参加者だけで共有したい情報等)を、調整開始者側参加者だけで共有し、調整相手X(及び調整相手側参加者)には秘密にすることができる。つまり、会合内容や調整相手の所属によって、情報共有を容易にしたり、情報の秘密を保持したりすることが容易にできるようになる。
<日程調整の方法として「雛形使用」が選択された場合>
次に、調整開始者Aが日程調整の方法として「雛形使用」を選択した場合について説明する。雛形使用の場合、調整開始者A自身が予め作成した調整条件雛形を選択し、調整開始者A自身が予め指定した調整用URLをコピーすることにより、カスタム調整に比べてより速やかに、調整用URLを調整相手Xに対して送信できる。なお、調整開始者Aが予め作成した調整条件雛形を、他のユーザが指定して編集したり、調整用URLをコピーして日程調整に利用できるようにしたりしてもよい。
調整開始者A等のユーザは、例えば、新卒採用一次面接用、新卒採用二次面接用、新卒採用最終面接用、問合せ営業用等の会合の用途に応じて調整条件雛形を予め作成することができる。
なお、カスタム調整の場合、調整条件は会合の日程調整を行う毎に設定されるが、調整条件雛形は異なる会合の日程調整に何度でも繰り返して使用することができる。
<調整条件雛形作成処理>
次に、図14は、調整条件雛形作成処理の一例を説明するシーケンス図である。
該調整条件雛形作成処理は、図6に示された日程調整処理と同様のステップS101,S111,S112,S102を経る。そして、ステップS102にて、調整開始者Aが日程調整の方法として「雛形使用」を選択すると、次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、調整開始者Aに対応するユーザ情報222に関連付けられた調整条件雛形情報223を参照し、調整開始者Aが使用可能な調整条件雛形の一覧を表す雛形一覧画面1100(図15)を端末装置40Aに表示させる(ステップS141)。
図15は、端末装置40Aに表示される雛形一覧画面1100の表示例を示している。
雛形一覧画面1100には、新規作成ボタン1101、及び調整開始者Aが利用可能な調整条件雛形の一覧を示す雛形一覧1102が設けられている。雛形一覧1102には、雛形毎に管理用名称、説明、調整用URL、編集ボタン1103、及びURLコピーボタン1104が表示される。
新規作成ボタン1101は、調整条件雛形を新たに作成できる雛形作成画面1200(図16及び図17)への移動を指示するためのボタンである。編集ボタン1103は、作成済みの調整条件雛形を編集できる画面(不図示。雛形作成画面1200と同様)への移動を指示するためのボタンである。URLコピーボタン1104は、調整用URLのコピーを指示するためのボタンである。
図14に戻る。端末装置40Aに表示された雛形一覧画面1100において調整開始者Aが新規作成ボタン1101を操作すると(ステップS151)、次に、調整条件設定部212が、雛形作成画面1200を端末装置40Aに表示させる(ステップS142)。
図16及び図17は、雛形作成画面1200の表示例を示している。図16は、雛形作成画面1200の上方部分、図17は図16に示された上方部分を下方向にスクロールすることにより表示される雛形作成画面1200の下方部分を示している。
雛形作成画面1200には、図16に示されるように、雛形の管理用名称を入力するための入力欄1201、雛形の説明を入力するための入力欄1202、ユーザが調整用URLを指定するための入力欄1203、調整相手Xの入力項目として会社名/学校名、部署名、氏名、及びメールアドレスを指定するためのチェックボックス1204、日程確定後にカレンダツール31に登録する時の予定の件名を入力するための入力欄1205、及び、会合の予定を非公開で登録するか否かを選択するためのチェックボックス1206が設けられている。
さらに、雛形作成画面1200には、図17に示されるように、会合の所要時間を入力するための選択入力欄1210、会合の前後それぞれの確保時間を入力するための選択入力欄1211、候補日程の抽出期間を入力するための選択入力欄1212、抽出期間の抽出日数を計算する方法(例えば、平日で計算、暦日で計算等)を選択入力するための選択入力欄1213、会合可能時間帯を曜日及び祝日毎に指定するための入力欄1214(枠1215は会合可能時間帯として指定された時間帯を示す)、会員情報221の所属者情報に基づく所属者一覧の中から調整開始者側参加者(調整開始者Aを含んでもよいし、含まなくてもよい)を1名以上選択、指定するための選択入力欄1216、選択入力欄1216にて指定した調整開始者側参加者の会合参加条件を選択するためのラジオボタン1217、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録する会合の予定における会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かの判断基準を選択、指定するためのラジオボタン1218、会員情報221の会場情報に基づく会場一覧の中から会合に用いる会場を1部屋以上選択、指定するための選択入力欄1219、及び、入力した内容の保存を指示するための「保存」ボタン1220が設けられている。
ラジオボタン1218では、判断基準として「自動判定し、調整相手が同一組織であれば会合参加者に加える」、「調整相手を会合参加者に加える」、または「調整相手は会合参加者に加えない」を選択できる。ただし、ラジオボタン1218を省略して、判断基準を「自動判定し、調整相手が同一組織であれば会合参加者に加える」に固定してもよい。
なお、雛形作成画面1200における、候補日程の抽出期間を入力するための選択入力欄1212は、カスタム調整に対応する条件設定画面500(図7)における、同様の目的の選択入力欄513のように具体的な年月日を選択するのではなく、汎用性が効くように、調整相手が調整用URLに基づいてアクセスしてきた日時を起点とする抽出期間の開始タイミング(同図の場合、翌日)と、開始タイミングからの期間(同図の場合、10日間)とを指定できる。よって、調整条件雛形は、異なる会合の日程調整に何度でも繰り返して利用することができる。
図14に戻る。端末装置40Aに表示された雛形作成画面1200において、調整開始者Aが調整条件の各項目の入力を終えて「保存」ボタン1220を操作すると(ステップS152)、次に、調整条件設定部212が、調整条件雛形情報223を作成して、雛形作成画面1200にて設定された調整条件及び調整用URLを登録し、該調整条件雛形情報223を調整開始者Aのユーザ情報222に関連付けて記憶部22に記録する(ステップS143)。以上で、調整条件雛形を作成する処理は終了される。
<調整条件雛形を使用する日程調整処理>
次に、図18は、調整条件雛形を使用する日程調整処理の他の一例を説明するシーケンス図である。
該他の一例は、図14に示された調整条件雛形作成処理と同様のステップS101,S111,S112,S102,S141を経る。そして、ステップS141にて、端末装置40Aに表示された雛形一覧画面1100(図15)において調整開始者Aがいずれかの雛形を選び、URLコピーボタン1104を操作して調整用URLをコピーし、電子メール等にペーストして調整相手Xの端末装置40Xに送信する(ステップS161)。
これ以降については、図6の日程調整処理と同様であるので、その説明は省略する。ただし、いまの場合、ステップS119においては、第2の候補日程が存在しないので、現時点において調整条件を満たす調整開始者側参加者の空き日程を第3の候補日程として抽出すればよい。また、いまの場合、ステップS132にて表示される日程確認画面900(図10)には、メールアドレスを入力するための入力欄904に追加して、雛形作成画面1200(図16)の調整相手の入力項目としてチェックボックス1204で選択された項目に対応する入力欄(部署名を入力するための入力欄、氏名を入力するための入力欄)が設けられる。さらに、いまの場合、ステップ122において、調整開始者側参加者のスケジュール情報311に登録する予定の件名は、固定の文言と、チェックボックス1204で選択された項目に対応する入力欄によって調整相手Xが入力した部署名、氏名等を組み合わせて生成することができる。
以上に説明した日程調整処理の他の一例(調整条件雛形使用を選択した場合)によれば、図6の日程調整処理(カスタム調整を選択した場合)と同様の作用、効果に加え、調整開始者Aの操作としては調整条件雛形を選択して調整用URLを送信するだけなので、カスタム調整の場合に比べて、調整開始者Aの手間を大幅に軽減できる。
付け加えると、ビジネス上の日程調整は、面接、面談、営業訪問、来客、Web会議等、シチュエーション(会合の種類)毎に、参加者や会場、時間帯等のパターンがある程度決まっているため、シチュエーション毎の調整条件雛形を事前に作成、登録しておけば、雛形を選択するだけで、調整相手Xに対して即座に調整用URLを送信することができる。
また、調整条件雛形は繰り返し使用でき、調整条件雛形に対応する調整用URLは固定されているため、例えば、企業のホームページの問合せフォームの後に調整用URLのリンクを張っておくことにより、調整相手Xに調整用URLを送信する手間を省いて日程調整を行うことができる。
また、一斉配信メール等に調整用URLを記載することにより、複数の調整相手Xに対して同時に調整用URLを送信することができる。
本実施形態の日程調整装置は、典型的には例えばWebページとして各種の操作画面を用意し、端末装置のWebブラウザに表示させることができる。しかし、この態様に限られない。例えば、端末装置に各種の操作画面を備える専用アプリケーションをインストールしてもよい。この場合、日程調整装置は、各種の操作画面に表示させる一部内容(候補日程等のデータ)を端末装置に送信するだけで、端末装置の専用アプリケーションに各種操作画面を表示させることができる。すなわち、本発明の日程調整装置は、端末装置に画面を表示させることができる様々な態様も含むことができる。
本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形が可能である。例えば、上述した実施形態や変形例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある変形例の一部を他の変形例に置き換えたり、変形例を組み合わせたりすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10・・・日程調整システム、11・・・ネットワーク、20・・・日程調整装置、21・・・処理部、211・・・認証部、212・・・調整条件設定部、213・・・日程調整部、22・・・記憶部、221・・・会員情報、222・・・ユーザ情報、223・・・調整条件雛形情報、224・・・日程調整情報、23・・・通信部、30・・・業務管理システム、31・・・カレンダツール、311・・・スケジュール情報、40A,40M,40X・・・端末装置、300・・・同一組織判定条件設定画面、500・・・条件設定画面、600・・・日程編集画面、800・・・日程調整画面、900・・・日程確認画面、1000・・・日程通知画面、1100・・・雛形一覧画面、1200・・・雛形作成画面

Claims (11)

  1. 会合に関する調整条件を設定する調整条件設定部と、
    前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、を備え、
    前記調整条件設定部は、
    調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定、及び前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に登録する予定情報の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かの判断基準の指定を含む前記調整条件を設定し、
    前記日程調整部は、
    アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、
    抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、
    前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、
    前記調整開始者側参加者の前記スケジュール情報に、前記予定情報の前記会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、
    登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記判断基準に従って前記調整相手側参加者を加えるか、または加えない
    日程調整装置。
  2. 会合に関する調整条件を設定する調整条件設定部と、
    前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、を備え、
    前記調整条件設定部は、
    調整開始者または前記調整開始者が属する組織の会員管理者の入力に応じ、調整相手側参加者が前記調整開始者と同一の組織に属するか否かを判定するための判定条件を設定し、
    前記調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定を含む前記調整条件を設定し、
    前記日程調整部は、
    アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、
    抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、
    前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、
    前記判定条件に基づいて前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定し、
    前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に、予定情報の会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、
    前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属する場合、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記調整相手側参加者を加える
    日程調整装置。
  3. 請求項1または2に記載の日程調整装置であって、
    前記スケジュール情報に登録された前記予定情報、及び登録された後に編集された前記予定情報は、前記スケジュール情報に登録された前記予定情報の前記会合参加者の項目に指定された前記調整開始者側参加者と、前記スケジュール情報に登録された前記予定情報の前記会合参加者の項目に加えられた前記調整相手側参加者との間で共有される
    日程調整装置。
  4. 請求項2に記載の日程調整装置であって、
    前記調整条件設定部は、
    メールドメイン、及びメールアドレスの少なくとも一方を前記判定条件として設定し、
    前記日程調整部は、
    前記調整相手側参加者のメールアドレスと前記判定条件とに基づいて、前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定する
    日程調整装置。
  5. 請求項2に記載の日程調整装置であって、
    同一の組織に属する所属者の一覧を表す所属者情報を記憶する記憶部、を備え、
    前記日程調整部は、
    前記調整開始者に対応する前記所属者情報を参照することにより、前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定する
    日程調整装置。
  6. 請求項1または2に記載の日程調整装置であって、
    前記日程調整部は、
    前記アクセス情報に基づいて前記調整相手がアクセスしてきたことに応じ、カレンダツールが管理する前記調整開始者側参加者の前記スケジュール情報を参照して、前記調整条件を満たす前記調整開始者側参加者の空き日程を前記候補日程として抽出する
    日程調整装置。
  7. 請求項1または2に記載の日程調整装置であって、
    前記日程調整部は、
    前記調整相手からの操作に応じ、前記調整相手側参加者のスケジュール情報に、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録する
    日程調整装置。
  8. 日程調整装置による日程調整方法であって、
    会合に関する調整条件を設定する調整条件設定ステップと、
    前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整ステップと、を含み、
    前記調整条件設定ステップは、
    調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定、及び前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に登録する予定情報の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かの判断基準の指定を含む前記調整条件を設定し、
    前記日程調整ステップは、
    アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、
    抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、
    前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、
    前記調整開始者側参加者の前記スケジュール情報に、前記予定情報の前記会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、
    登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記判断基準に従って前記調整相手側参加者を加えるか、または加えない
    日程調整方法。
  9. コンピュータを、
    会合に関する調整条件を設定する調整条件設定部と、
    前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、して機能させ、
    前記調整条件設定部は、
    調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定、及び前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に登録する予定情報の会合参加者の項目に調整相手側参加者を加えるか否かの判断基準の指定を含む前記調整条件を設定し、
    前記日程調整部は、
    アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、
    抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、
    前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、
    前記調整開始者側参加者の前記スケジュール情報に、前記予定情報の前記会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、
    登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記判断基準に従って前記調整相手側参加者を加えるか、または加えない
    プログラム。
  10. 日程調整装置による日程調整方法であって、
    会合に関する調整条件を設定する調整条件設定ステップと、
    前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整ステップと、を含み、
    前記調整条件設定ステップは、
    調整開始者または前記調整開始者が属する組織の会員管理者の入力に応じ、調整相手側参加者が前記調整開始者と同一の組織に属するか否かを判定するための判定条件を設定し、
    前記調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定を含む前記調整条件を設定し、
    前記日程調整ステップは、
    アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、
    抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、
    前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、
    前記判定条件に基づいて前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定し、
    前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に、予定情報の会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、
    前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属する場合、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記調整相手側参加者を加える
    日程調整方法。
  11. コンピュータを、
    会合に関する調整条件を設定する調整条件設定部と、
    前記調整条件に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、して機能させ、
    前記調整条件設定部は、
    調整開始者または前記調整開始者が属する組織の会員管理者の入力に応じ、調整相手側参加者が前記調整開始者と同一の組織に属するか否かを判定するための判定条件を設定し、
    前記調整開始者の入力に応じて、調整開始者側参加者の指定を含む前記調整条件を設定し、
    前記日程調整部は、
    アクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきたことに応じ、前記調整開始者側参加者の空き日程を候補日程として抽出し、
    抽出した前記候補日程を表す日程調整画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示させ、
    前記日程調整画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定し、
    前記判定条件に基づいて前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属するか否かを判定し、
    前記調整開始者側参加者のスケジュール情報に、予定情報の会合参加者の項目に前記調整開始者側参加者を指定した上で、決定した前記会合日程の前記予定情報を登録するとともに、
    前記調整相手側参加者が前記調整開始者と前記同一の組織に属する場合、登録する前記予定情報の前記会合参加者の項目に、前記調整相手側参加者を加える
    プログラム。
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