JP2009009400A - スケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラム - Google Patents

スケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009009400A
JP2009009400A JP2007170737A JP2007170737A JP2009009400A JP 2009009400 A JP2009009400 A JP 2009009400A JP 2007170737 A JP2007170737 A JP 2007170737A JP 2007170737 A JP2007170737 A JP 2007170737A JP 2009009400 A JP2009009400 A JP 2009009400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
participant
schedule
new event
condition
attribute
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007170737A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayako Hirano
絢子 平野
Hiroaki Matsuba
弘明 松場
Shoji Onofuji
祥司 尾野藤
Makoto Tanaka
田中  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007170737A priority Critical patent/JP2009009400A/ja
Priority to PCT/JP2008/059321 priority patent/WO2009001637A1/ja
Publication of JP2009009400A publication Critical patent/JP2009009400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/109Time management, e.g. calendars, reminders, meetings or time accounting

Abstract

【課題】データ量を増大させることなく、会議等のイベントの内容に応じた適切な参加者を自動的に選択することができるスケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラムを提供する。
【解決手段】イベント参加者の属性として必須の条件が予め必須参加者条件として定められており、入力された新規イベントの内容に対応する必須参加条件の有無が判断される(S21)。対応する必須参加者条件がある場合は(S21:YES)、入力された新規イベント参加者の属性データが取得され(S23)、必須参加者条件をすべて満たしているか否かが判断される(S24)。入力された参加者のみでは必須参加者条件が満たされない場合には(S24:NO)、満たされていない条件を満足する属性を有するユーザが選択され(S26)、追加参加者候補とされる(S27)。
【選択図】図8

Description

本発明は、スケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラムに関し、より具体的には、会議等のイベントの内容に応じて、参加者を自動的に追加することができるスケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラムに関する。
従来から、ユーザによって入力された会議等のイベントの日時、参加者等の情報に基づいて、参加者のスケジュールを自動的に調整する装置が知られている。その中で、例えば、特許文献1に記載のスケジュール調整装置では、ユーザは「参加者」を個人として特定するのではなく、役割を特定して入力を行う。そして、特定された役割に適合する者が参加者として自動的に選択される。
特開2007−11479号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスケジュール調整装置では、参加者の役割が様々なイベント毎に記憶されているため、イベントが多数になると、データの量が膨大になるという問題があった。また、役割の入力を誤ると、適切な参加者が選択されない場合があるという問題もあった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、データ量を増大させることなく、会議等のイベントの内容に応じた適切な参加者を自動的に選択することができるスケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のスケジュール調整装置は、新規イベントの開催スケジュールを調整するスケジュール調整装置において、新規イベントの内容および前記新規イベントへの参加者である新規イベント参加者を含む、新規イベント情報を取得する新規イベント情報取得手段と、複数のユーザの識別情報と前記ユーザの属性とを対応づけて記憶する属性情報記憶手段から、前記新規イベント参加者の前記属性を取得する参加者属性取得手段と、前記参加者属性取得手段によって取得された前記新規イベント参加者の前記属性である新規イベント参加者属性が、前記新規イベント参加者の属性として必須の条件である新規イベント参加者条件を充足するものであるか否かを判断する条件充足判断手段と、前記条件充足判断手段によって、前記新規イベント参加者属性が前記新規イベント参加者条件をすべて充足していないと判断された場合に、前記新規イベントへの追加参加者として、前記属性情報記憶手段から、前記新規イベント参加者属性が充足していない前記新規イベント参加者条件を充足する属性を有する前記ユーザを選択する追加参加者選択手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明のスケジュール調整装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、イベントの内容と当該イベントへの参加者の属性として必須の条件であるイベント参加者条件とを対応づけて記憶する参加者条件記憶手段から、前記新規イベントの前記内容に対応する前記イベント参加者条件を、前記新規イベント参加者条件として取得する参加者条件取得手段をさらに備え、前記条件充足判断手段は、前記新規イベント参加者属性が、前記参加者条件取得手段によって取得された前記新規イベント参加者条件を充足するものであるか否かを判断することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のスケジュール調整装置は、請求項1または2に記載の発明の構成に加えて、前記新規イベント情報取得手段によって取得される前記新規イベント情報は、前記新規イベント参加者条件を含むことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のスケジュール調整装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記属性は、少なくとも前記ユーザの所属、役職、または職種に関する情報のいずれか1つを含むことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明のスケジュール調整装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記ユーザの前記識別情報と、すでに登録されたイベントである登録イベントの登録日時を含む個人スケジュール情報とを対応づけて記憶する個人スケジュール記憶手段から、前記新規イベント参加者条件を充足する前記ユーザの前記個人スケジュール情報を取得する個人スケジュール取得手段をさらに備え、前記新規イベント情報は、前記新規イベントの開催を希望する日時または期間を含み、前記追加参加者選択手段は、前記個人スケジュール取得手段によって取得された前記個人スケジュール情報に基づいて、前記日時または前記期間に前記登録イベントがない前記ユーザを、前記追加参加者として選択することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明のスケジュール調整装置は、請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記追加参加者選択手段は、前記個人スケジュール取得手段によって取得された前記個人スケジュール情報に基づいて、前記日時の前後に前記登録イベントがない前記ユーザ、または前記期間内で最も前記登録イベントが少ない前記ユーザを、前記追加参加者として選択することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明のスケジュール調整装置は、請求項4〜6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記追加参加者選択手段は、前記ユーザの前記役職に関する情報が最も下位である前記ユーザを、前記追加参加者として選択することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明のスケジュール調整プログラムは、請求項1〜7のいずれかに記載のスケジュール調整装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させる。
請求項1に係る発明のスケジュール調整装置は、新規イベントへの参加者の属性が、新規イベントへの参加者の属性として必須の条件である新規イベント参加者条件を満たしていない場合、自動的に条件を充足するユーザを追加参加者として選択する。したがって、新規イベント情報の入力者が、本来新規イベントへの出席が必要なユーザを参加者として入力し忘れた場合でも、適切な参加者も含めたスケジュール調整を行うことができる。また、ユーザの属性は、特に企業等では通常人事データとして管理されている情報であるため、新たな情報を登録する必要がなく、データの記憶量が徒に増大する虞がない。
また、請求項2に係る発明のスケジュール調整装置では、入力された新規イベントの内容に応じて、予め定められ記憶された新規イベント参加者条件が取得される。したがって、請求項1に記載の発明の効果に加え、入力時には新規イベントの内容さえ入力すればよく、細かい条件設定をする手間を省くことができる。
また、請求項3に係る発明のスケジュール調整装置では、新規イベント情報に新規イベント参加者条件が含まれている。すなわち、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、新規イベント情報の入力者が、入力の際、新規イベント参加者条件を臨機応変に設定することができる。
また、請求項4に係る発明のスケジュール調整装置では、新規イベント参加者条件として要求される参加者の属性に、少なくとも所属、役職、または職種に関する情報のいずれか1つが含まれている。したがって、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加え、イベントの内容に応じて、適切な所属の担当者、責任者に相当する役職、または専門の職種等を考慮して、新規イベント参加者条件を定めることができる。
また、請求項5に係る発明のスケジュール調整装置では、新規イベント情報に新規イベントの開催希望日時または期間を含んでおり、この日時または期間に他にすでに登録されたイベントがないユーザが追加参加者として選択される。すなわち、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の効果に加え、すでに登録イベントがあるユーザのスケジュールが変更されることがないので、追加参加者として選択されたユーザのスケジュールには支障が出ない。
また、請求項6に係る発明のスケジュール調整装置では、新規イベントの開催希望日時前後または期間内にスケジュールの空きが多いユーザが追加参加者として選択される。したがって、請求項5に記載の発明の効果に加え、追加参加者として選択されても負担の少ないユーザを選択することができる。
また、請求項7に係る発明のスケジュール調整装置では、役職に関する情報が最も下位のユーザが追加参加者として選択される。したがって、請求項4〜6のいずれかに記載の発明の効果に加え、一般的に多忙である役職の高いユーザが追加参加者として選択される可能性を低減することができる。
また、請求項8に係る発明のスケジュール調整プログラムは、請求項1〜7のいずれかに記載のスケジュール調整装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させることができる。したがって、請求項1〜7のいずれかに記載の発明の効果を奏することができる。
以下、本発明を具体化したスケジュール調整装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
<第1の実施形態>
まず、図1〜図13を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。最初に、図1〜図7を参照して、本実施形態に係るスケジュール調整システム1の構成について説明する。図1は、スケジュール調整システム1のシステム構成図である。図2は、スケジュール調整システム1の備えるサーバ10の電気的構成を示すブロック図である。図3は、パーソナルデータデータベース1024に登録されたパーソナルデータの説明図である。図4は、必須属性データベース1025に登録された必須属性データの説明図である。図5は、スケジュール調整システム1の備えるユーザ端末20の電気的構成を示すブロック図である。図6は、ユーザ端末20のRAM2013の記憶エリアの説明図である。
図1に示すように、スケジュール調整システム1は、サーバ10と、サーバ10にネットワークを介して接続されたユーザ端末21、22、ほか複数のユーザ端末20を備えている。スケジュール調整システム1では、ユーザ端末20のユーザ200がユーザ端末20からネットワークを介してサーバ10にアクセスし、必要なデータを入手して、ユーザ端末20において後述するスケジュール調整処理を行う。なお、図中のユーザ端末21、22・・・他はすべて同じ構成を有するため、これ以降、「ユーザ端末20」という場合には、複数のユーザ端末21、22・・・他のすべてのユーザ端末を総称するか、または不特定のユーザ端末を指し、「ユーザ端末21」という場合には、ある特定の「ユーザ端末21」を指すものとする。また、各ユーザ端末20は、それぞれについてユーザが特定されており、「ユーザ200」という場合には、不特定のユーザ端末20のユーザを指し、「ユーザ210」、「ユーザ220」等という場合には、それぞれ「ユーザ端末21のユーザ210」、「ユーザ端末22のユーザ220」等を指すものとする。
次に、図2のブロック図を参照して、サーバ10の電気的構成について説明する。サーバ10は、所謂パーソナルコンピュータであり、汎用型の装置である。図2に示すように、サーバ10には、サーバ10の制御を司るCPU1011、BIOS等を記憶したROM1012および各種データを一時的に記憶する記憶エリアを有するRAM1013を備えた制御部101が設けられている。そして、ROM1012およびRAM1013は、それぞれCPU1011に接続されている。CPU1011にはさらに、バス109を介して、後述する記憶装置102、各種データの入力を行うためのキーボード103、各種データを表示するディスプレイ104、ネットワークを介して行われるユーザ端末20との通信を制御する通信制御部105、CD−ROM等の記憶媒体を駆動する記憶媒体駆動装置106、およびデータの受け渡しの仲介を行う入出力インターフェース(I/F)107とが接続されている。
サーバ10の記憶装置102には、複数の記憶エリアが設けられており、これらの記憶エリアには、個人スケジュールデータベース(以下、個人スケジュールDBという)1022、会議室スケジュールデータベース(以下、会議室DBという)1023、パーソナルデータデータベース(以下、パーソナルDBという)1024、必須属性データベース(以下、必須属性DBという)1025、およびCPU1011により実行される各種プログラム(図示外)等がそれぞれ記憶されている。個人スケジュールDB1022には、すべてのユーザ端末20のユーザ200毎に、識別コードおよび氏名とともに、そのユーザ200のスケジュールとして、すでに調整が行われて登録されたイベントの区分、内容、日時、場所、参加者等を含むスケジュール情報が記憶されている。会議室DB1023には、サーバ10の管理する会議室毎に、会議室の名称、場所、予約の日時、予約の登録者、イベントの区分、イベント参加者等を含む会議室予約情報が記憶されている。
ここで、図3を参照して、パーソナルDB1024に登録されたパーソナルデータについて説明する。パーソナルDB1024には、すべてのユーザ端末20のユーザ200毎に、そのユーザ200の個人情報がパーソナルデータとして記憶されている。具体的には、ユーザ200の識別コード、氏名、会社、部署、役職、役職レベル、住所、電話番号、Eメールアドレス、職種等が記憶されている。例えば、図3に示すように、ユーザ端末21のユーザ210(AA)のパーソナルデータとしては、識別コードとしてユーザ210の社員コードである「210」、氏名としてユーザ210の氏名である「AA」、会社として「A社」、部署として「開発部」が記憶されている。役職としては、AAは役職者ではないため、データは記憶されていない。ところで、役職は、会社や部署によって名称が異なり、例えばある会社の「マネージャー」が他の会社の「主任」に相当したりする。よって、役職レベルには、こういった役職名の相違に関係なく、すべての役職の上下関係を比較できるように、1〜5までの数字が記憶されている。なお、本実施形態では、役職レベルは、小さい数字ほど上位の役職を示している。AAのように役職者でない場合には、図3に示すように、役職レベルとして最下位の「5」が記憶される。また、ユーザ210の住所、電話番号、Eメールアドレスとして、それぞれ「○○県△△市◇◇町」、「00−0000−0000」、「Aaaa@a.co.jp」が記憶されている。さらに、職種として「開発(ハード)」が記憶されている。この職種は、ユーザ200の現在の業務に対応する内容が登録されるものである。すなわち、ユーザ210(AA)は、現在、A社においてハードウェアの開発に携わっていることを示している。
次に、図4を参照して、必須属性DB1025に記憶された必須属性データについて説明する。必須属性DB1025には、各イベントの「内容」に対応づけて、その内容のイベントへの参加者の少なくとも1名が備えるべき必須の属性が記憶されている。例えば、イベントが会議である場合には、図4に示すように、「定例会」、「戦略会議」、「特許面談」、「予算会議」等の会議の名称が、イベントの内容として記憶されている。そして、各会議毎に、参加者の属性の具体例である「部署」、「役職」、「職種」について、必須の条件が登録されている。
図4の例では、イベントの内容が「定例会」であれば、その定例会には、部署および職種が「入力者と同じ」である任意のユーザ200の参加が必須であることを示している。なお、役職レベルに関する条件は「何でもよい」であるから、そのユーザ200は役職者であってもなくてもよいことを示している。同様に、例えばイベントの内容が「予算会議」の場合は、役職レベルは何でもよいが、部署が「財務部」で職種が「経理」の任意のユーザ200と、職種は何でもよいが、部署が「入力者と同じ」で役職レベルが部長クラスである「1」の任意のユーザ200の2名の参加が必須である。すなわち、予算を決定するための予算会議には、会社全体の予算を管理する財務部で経理を担当する人物と、その部署の予算について決裁権限を有する部長クラスの人物の参加が必須であることを示している。このように、本実施形態では、各イベント(会議)の内容に応じて、そのイベントに参加が必須とされる必須参加者の属性に関する条件(以下、必須参加者条件という)が定められている。この必須参加者条件は、後で詳述するように、入力時に指定された参加者のみでイベントを開催してよいか否か、すなわち、他に参加者を追加すべきか否かの判断に利用される。なお、本実施形態では、説明の簡略化のため、イベントの内容が会議の場合のみを想定して例示しているが、研修、展示会等、会議以外の他のイベントについても、内容に応じて同様に必須の属性との対応関係を登録してもよい。また、必須参加者条件として定められる属性については、「部署」、「役職」、「職種」に限られず、他に「保有資格」、「知識レベル」等を用いてもよいし、「部署」、「役職」、「職種」のうち1つまたは2つのみを用いることもできる。
次に、図5のブロック図を参照して、ユーザ端末20の電気的構成について説明する。ユーザ端末20は、所謂パーソナルコンピュータであり、汎用型の装置である。図5に示すように、ユーザ端末20には、サーバ10と同様、ユーザ端末20の制御を司るCPU2011、BIOS等を記憶したROM2012および各種データを一時的に記憶するRAM2013を備えた制御部201が設けられている。そして、ROM2012およびRAM2013は、それぞれCPU2011に接続されている。なお、RAM2013の詳細については後述する。CPU2011にはさらに、バス209を介して、後述する記憶装置202、各種データの入力を行うためのキーボード203、各種データを表示するディスプレイ204、ネットワークを介して行われるサーバ10および他のユーザ端末20との通信を制御する通信制御部205、CD−ROM等の記憶媒体を駆動する記憶媒体駆動装置206、およびデータの受け渡しの仲介を行う入出力インターフェース(I/F)207とが接続されている。記憶装置202には、複数の記憶エリアが設けられており、そのうちの1つには、キーボード203を用いたユーザ200からの入力を受けて、スケジュール調整処理を行うスケジュール調整プログラム2021が記憶されている。このスケジュール調整プログラムによる処理については、後で詳述する。また、図示しないが、他の記憶エリアには、CPU2011で実行されるその他のプログラム等が記憶されている。
ここで、図6を参照して、RAM2013の詳細について説明する。図6に示すように、各種データを一時的に記憶するRAM2013には、新規イベント情報記憶エリア231、必須参加者条件記憶エリア232、参加者情報記憶エリア233、不足条件記憶エリア234、追加参加者候補記憶エリア235、参加者スケジュール記憶エリア236、会議室情報記憶エリア237、候補日程記憶エリア238、処理対象日程記憶エリア239、追加参加者スケジュール記憶エリア240、選択候補記憶エリア241、およびエラーフラグ記憶エリア242を含む複数の記憶エリアが設けられている。
新規イベント情報記憶エリア231には、ユーザ200が、新たにスケジュールの登録を希望する新規イベントに関する情報を入力した場合に、入力された新規イベント情報が記憶される。必須参加者条件記憶エリア232には、前述の必須属性DB1025から取得された、新規イベントの内容に対応する必須参加者条件が記憶される。参加者情報記憶エリア233には、前述のパーソナルDB1024から取得された、新規イベントの参加者のパーソナルデータが記憶される。不足条件記憶エリア234には、入力された参加者のみでは満たされていない必須参加者条件である不足条件が記憶される。追加参加者候補記憶エリア235には、不足条件を満たすことができるユーザ200が、追加参加者候補として記憶される。参加者スケジュール記憶エリア236には、前述の個人スケジュールDB1022から取得された、新規イベントの参加者のスケジュール情報が記憶される。会議室情報記憶エリア237には、前述の会議室DB1023から取得された会議室予約情報が記憶される。候補日程記憶エリア238には、新規イベントのスケジュール調整の過程で、新規イベントの開催日時および場所の候補として選択された候補日程が記憶される。処理対象日程記憶エリア239には、候補日程のすべてについて、登録が可能か否かを判断する処理を順に1つずつ行うために、処理対象として選択される1つの候補日程が記憶される。追加参加者スケジュール記憶エリア240には、前述の個人スケジュールDB1022から取得された、新規イベントの追加参加者候補のスケジュール情報が記憶される。選択候補記憶エリア241には、追加参加者候補のうち、1つの必須参加者条件に対して最終的な候補として選択される1名の選択候補のパーソナルデータが記憶される。エラーフラグ記憶エリア242には、エラーの有無を示すエラーフラグが記憶される。
次に、図7〜図13を参照して、各ユーザ端末20で行われるスケジュール調整処理について説明する。なお、説明の便宜上、以下では、ユーザ端末21においてユーザ210(AA)が新規イベント情報の入力を行ったものとして説明するが、他のユーザ端末22、23等で処理を行う場合も同様である。図7は、スケジュール調整処理のメイン処理のフローチャートである。図8は、図7のメイン処理の中で行われる参加者確認処理のフローチャートである。図9は、図7のメイン処理の中で行われるスケジュール決定処理のフローチャートである。図10は、図9のスケジュール決定処理の中で行われる追加参加者決定処理のフローチャートである。図11は、新規スケジュール入力画面51の説明図である。図12は、パーソナルデータの具体例の説明図である。図13は、パーソナルデータの別の具体例の説明図である。なお、図7〜図10の各処理は、記憶装置202に記憶されたスケジュール調整プログラム2021(図5参照)に従って、CPU2011が実行するものである。
ユーザ端末21でスケジュール調整プログラム2021(図5参照)が起動され、図7に示すメイン処理が開始されると、CPU2011はまず、新規イベントに関する情報を入力するための新規スケジュール入力画面51(図11参照)をユーザ端末21のディスプレイ204に表示させる(S11)。
ここで、図11の新規スケジュール入力画面51を参照して、このとき入力される新規イベント情報について説明する。なお、新規スケジュール入力画面51を介して入力される新規イベントの情報を総称して、「新規イベント情報」というものとする。図11に示すように、新規スケジュール入力画面51には、区分欄511、内容欄512、日時欄513、所要時間欄514、場所欄515、および参加者欄516が設けられている。まず、区分欄511には、「会議」、「外出」、「出張」の3区分に対応するチェックボックスが設けられており、これらのいずれか1つをチェックすることにより、新規イベントの区分の選択を行うことができる。内容欄512には、新規イベントの内容が入力される。なお、本実施形態では、「内容」として会議の名称が入力される場合を例として説明する。日時欄513は、新規イベントの開催希望日時を指定する欄である。ここには、特定の開始日時を指定するための指定日時欄5131と、日時を特定できない場合に、一定の幅をもたせて、「この期間内ならばよい」という期間を特定するための指定期間欄5132が設けられている。所要時間欄514には、新規イベントの所要時間が入力される。場所欄515には、開催希望場所が入力される。参加者欄516には、新規イベントへの参加を要請するユーザ200の氏名が入力される。なお、参加者欄516は、複数の氏名を入力できるように、複数の入力欄5161〜5166にそれぞれ分けられている。図11の入力例では、区分欄511に「会議」が、内容欄512に「予算会議」が、指定日時欄5131に「2007年04月16日 10:00」が、所要時間欄514に「1時間」が、参加者欄5161〜5163に「AA」および「CC」が、それぞれ入力されている。なお、参加者欄5161に入力された「AA」は入力者の「ユーザ210」である。また、場所欄515には入力されたデータがなく、会議の開催場所は特に指定されていない状態である。
さらに、新規スケジュール入力画面51の右下には、「設定」ボタン517および「キャンセル」ボタン518が設けられている。「設定」ボタン517がクリックされると、入力した情報が確定され(S12:YES)、RAM2013の新規イベント情報記憶エリア231に記憶される(S13)。なお、本実施形態では、所要時間欄514および参加者欄516は必須入力項目とされている。よって、これらの項目のいずれかに入力がされないまま「設定」ボタン517がクリックされると、エラー音が発せられ、次の処理には進めないように構成されている。一方、「キャンセル」ボタン518がクリックされた場合には(S12:NO)、入力された新規イベント情報は無効とされ、未入力状態の新規スケジュール入力画面51に戻る(S11)。
新規イベント情報の入力が確定され(図7、S12:YES)、新規イベント情報記憶エリア231に記憶されると(S13)、CPU2011は、新規イベント情報に「内容」が含まれているか否かを判断する(S14)。「内容」が含まれていなければ(S14:NO)、新規イベントの内容に応じた追加参加者の要否判断を行うことができないため、そのまま「追加参加者なし」と決定して(S16)、後述するスケジュール決定処理(S30)に移る。一方、例えば、図11に示すように新規イベント情報が入力された場合には、新規イベント情報記憶エリア231に記憶された新規イベント情報には、「内容」として「予算会議」が含まれている(S14:YES)。このような場合には、CPU2011は参加者確認処理(S20)に移る。
ここで、図8を参照して、参加者確認処理(S20)の詳細について説明する。この参加者確認処理は、入力時に指定された参加者のみで、新規イベントの内容に対応する必須参加者条件(図4参照)が満たされているか否かを判断し、満たされてない場合には、追加参加者候補を抽出するための処理である。
図8に示す処理が開始されると、CPU2011はまず、サーバ10の記憶装置102に記憶された必須属性DB1025にアクセスし、必須属性DB1025に、新規イベント情報の「内容」に対応する必須参加者条件が記憶されているか否かを判断する(S21)。例えば、新規イベント情報記憶エリア231に新規イベントの「内容」として「予算会議」が記憶されている場合、必須属性DB1025には、図4に示すように「予算会議」に対応する必須参加者条件が記憶されている(S21:YES)。したがって、この場合、CPU2011は、必須属性DB1025から「予算会議」に対応する必須参加者条件を取得し、RAM2013の必須参加者条件記憶エリア232に記憶させる(S22)。具体的には、「部署:財務部、役職レベル:何でもよい、職種:経理」および「部署:入力者と同じ、役職レベル:1、職種:何でもよい」の2つの必須参加者条件が、このとき必須参加者条件記憶エリア232に取得される。
その後、CPU2011は、サーバ10の記憶装置102に記憶されたパーソナルDB1024にアクセスし、新規イベント情報記憶エリア231に記憶された新規イベントの「参加者」のパーソナルデータを、RAM2013の参加者情報記憶エリア233に取得して記憶させる(S23)。例えば、図11に示すように新規イベント情報が入力された場合には、参加者である「AA」および「CC」のパーソナルデータが、参加者情報記憶エリア233に取得される。なお、AAのパーソナルデータは前述したように図3の通りであり、CCのパーソナルデータは図13の通りであるものとする。すなわち、CCは、A社の財務部のマネージャー(役職レベル:3)であり、職種は経理である。
次いでCPU2011は、必須参加者条件記憶エリア232および参加者情報記憶エリア233にそれぞれ取得された必須参加者条件および参加者のパーソナルデータを参照して、入力時に指定された参加者の属性が、必須参加者条件をすべて満たしているか否かを判断する(S24)。なお、以下では入力者の属性については考慮しないものとして説明するが、入力者の属性について考慮するようにしてもよい。この例では、AAは入力者(ユーザ210)であるため、CCの属性である「部署」、「役職レベル」および「職種」のみが、「部署:財務部、役職レベル:何でもよい、職種:経理」および「部署:入力者と同じ、役職レベル:1、職種:何でもよい」を満たすか否かの判断に用いられる。ここで、RAM2013に記憶されているCCの「部署」、「役職レベル」および「職種」は、図13に示すように、それぞれ「財務部」、「3」、「経理」である。すなわち、前述した2つの必須参加者条件のうちの1つである「部署:財務部、役職レベル:何でもよい、職種:経理」を満たしている。しかし、CC以外に考慮される参加者がないため、もう1つの必須参加者条件である「部署:入力者と同じ、役職レベル:1、職種:何でもよい」は満たされていない。したがって、このような場合、CPU2011は、必須参加者条件がすべて満たされてはいないと判断し(S24:NO)、後述するように、必須参加者条件を満たす他のユーザ200を追加参加者として選択する処理を行う。一方、入力時の参加者のみで、その新規イベントの内容に対応する必須参加者条件が満たされている場合には(S24:YES)参加者を追加する必要はないため、CPU2011は、「追加参加者なし」と決定し(S29)、そのまま図7のメイン処理に戻る。
S24において、必須参加者条件がすべて満たされてはいないと判断した場合(S24:NO)、CPU2011は、不足している(満たされていない)必須参加者条件を特定する(S25)。前述の例では、「部署:入力者と同じ、役職レベル:1、職種:何でもよい」が不足している必須参加者条件として特定され、RAM2013の不足条件記憶エリア234に記憶される。次いでCPU2011は、サーバ10の記憶装置102のパーソナルDB1024にアクセスし、S25で特定された必須参加者条件を満たす任意のユーザ200を選択し(S26)、追加参加者候補に決定して、RAM2013の追加参加者候補記憶エリア235に記憶させる(S27)。前述の例では、入力者であるAA(ユーザ210)の部署は、図3に示す通り「開発部」であり、この情報がS23で取得され、参加者情報記憶エリア233に記憶されている。よって、CPU2011は、パーソナルDB1024に記憶されたパーソナルデータの中から、「部署:開発部、役職レベル:1」を満たすデータを選択し、このパーソナルデータを有するユーザ200を特定する。なお、この例では、「職種」に関する必須参加者条件は「何でもよい」なので、「職種」については選択条件には含まれない。ここで、例えば、図12に示すBB(ユーザ220)のパーソナルデータによれば、BBの部署は「開発部」、役職レベルは部長クラスを示す「1」であるから、「部署:開発部、役職レベル:1」を満たしている。よって、このような場合には、BBが追加参加者候補として選択され(S26)、BBのパーソナルデータが追加参加者候補記憶エリア235に記憶される(S27)。なお、S26において、不足している条件を満たすユーザ200が複数いる場合には、これらの複数のユーザ200がすべて追加参加者候補として選択され(S26)、そのパーソナルデータが追加参加者候補記憶エリア235に記憶される(S27)。その後、CPU2011は、図7のメイン処理に戻る。
図7のS16において「追加参加者なし」と決定されるか、またはS20において参加者確認処理(図8)が行われた後、図7のメイン処理では、続いてスケジュール決定処理が行われる(S30)。その後、CPU2011は、スケジュール決定処理(S30)において決定された結果をディスプレイ204に表示させ(S18)、メイン処理を終了する。ここで、スケジュール決定処理の詳細について、図9および図10を参照して説明する。この決定処理は、新規イベント情報入力時に指定された参加者、および参加者確認処理(S20、図8)で選択された追加参加者候補のスケジュール情報に基づいて、新規イベントの開催日時および場所を決定する処理である。
図9に示すスケジュール決定処理が開始されると、CPU2011はまず、新規イベント情報記憶エリア231に記憶された新規イベント情報を参照し、スケジュール調整の対象とする期間と参加者を特定する。ここでいう「期間」とは、具体的には、新規イベント入力時に、新規スケジュール入力画面51の指定日時欄5131において特定の開始日時が入力されていれば、その開始日時から所要時間欄514で入力された所要時間分の時間帯をいう。例えば、図11の入力例では、開始日時として「2007年4月16日 10:00」が入力され、所要時間として「1時間」が入力されているので、「2007年4月16日 10:00〜11:00」が特定される。また、開始日時はなく、指定期間欄5132で入力された指定期間が新規イベント情報記憶エリア231に記憶されている場合には、その指定期間をいう。一方、開始日時も指定期間も記憶されていない場合には、例えば、「処理日から1週間」など、所定の期間を定めればよい。その後、CPU2011は、サーバ10の記憶装置102に記憶された個人スケジュールDB1022にアクセスし、前述のように特定された期間内の全参加者のスケジュール情報をRAM2013の参加者スケジュール記憶エリア236に取得し、記憶させる(S31)。例えば、図11の入力例では、「2007年4月16日 10:00〜11:00」のAAおよびCCのスケジュール情報が取得される。
CPU2011はさらに、サーバ10の記憶装置102に記憶された会議室DB1023にアクセスし、前述のように特定された期間内の会議室予約情報をRAM2013の会議室情報記憶エリア237に取得し、記憶させる(S32)。ここで取得される会議室予約情報は、新規イベント情報入力時に特定の会議室が「場所」として入力され、新規イベント情報記憶エリア231に記憶されていれば、その会議室の情報である。一方、1つの会議室が特定されておらず、例えば「本社」のみが記憶されているような場合は、会議室DB1023から、「場所」に「本社」が含まれる会議室の情報が取得される。また、図11の入力例のように、何ら場所が入力されなかった場合は、新規イベント情報記憶エリア231には「場所」は記憶されていないため、全会議室の情報が取得される。
続いて、CPU2011は、新規イベントの開始日時および所要時間と、S31で参加者スケジュール記憶エリア236に取得した参加者のスケジュール情報とを参照して、全参加者に新規イベントの所要時間分の共通の空きがあるか否かを判断する。取得したスケジュール情報中、共通の空きがまったくない場合には(S33)、入力された条件では、新規イベントは登録不可能である。よって、後で入力者であるAA(ユーザ210)にその旨を知らせるために、エラーフラグをONとしてRAM2013のエラーフラグ記憶エリア242に記憶させる(S39)。そして、続くS37において、CPU2011はエラーフラグがONであると判断し(S37:YES)、そのまま図7のメイン処理に戻ってディスプレイ204にエラーメッセージを表示させてから(S18)、処理を終了する。
一方、参加者に所要時間分の共通の空きがあれば(S33:YES)、S32で会議室情報記憶エリア237に取得した会議室予約情報を参照して、その時間帯に会議室に空きがあるか否かを判断する(S34)。会議室にまったく空きがない場合には(S34:NO)、前述の場合と同様に、エラーフラグをONとしてエラーフラグ記憶エリア242に記憶させる(S39)。そして、続くS37において、CPU2011はエラーフラグがONであると判断し(S37:YES)、そのまま図7のメイン処理に戻ってディスプレイ204にエラーメッセージを表示させてから(S18)、処理を終了する。一方、会議室に空きがあると判断した場合には(S34:YES)、CPU2011は、新規イベントを登録可能な日時と場所の組合せである候補日程を選定し、RAM2013の候補日程記憶エリア238に記憶させる(S35)。このとき、新規イベントを登録可能な日時と場所の組合せが複数あれば、例えば「4月16日 10:00〜11:00 会議室1」および「4月17日 14:00〜15:00 会議室3」のように、複数の候補日程が選定されることになる。候補日程を選定した後(S35)、CPU2011は、追加参加者決定処理(S70)に移る。
ここで、図10を参照して、追加参加者決定処理(図9、S70)の詳細について説明する。追加参加者決定処理は、前述の参加者確認処理(図7、S20および図8)において選択された追加参加者候補のスケジュール情報も考慮して、追加参加者1名を決定するとともに、新規イベントの開催日程を決定するための処理である。
図10に示す追加参加者決定処理が開始されると、CPU2011はまず、前述のように選択され(図9、S35)、候補日程記憶エリア238に記憶されている候補日程のうち、最も早い日時のものを処理対象日程として選択し、RAM2013の処理対象日程記憶エリア239に記憶させる(S71)。なお、候補日程記憶エリア238に候補日程が1つしか記憶されていない場合には、その候補日程が選択される。また、最も早い日時の候補日程が複数ある場合には、例えば、場所とされている会議室が会議室DB1023で先に登録されている候補日程を選択すればよい。
次いで、CPU2011は、追加参加者候補記憶エリア235を参照して、追加参加者候補が記憶されているか否かを判断する(S72)。ここに追加参加者候補が記憶されていなければ(S72:NO)、これ以上他のユーザ200のスケジュールを考慮する必要はないため、そのまま図9のスケジュール決定処理に戻る。この場合、エラーフラグはONとして記憶されていないため(図9、S37:NO)、CPU2011は、図10のS71で選択され、処理対象日程記憶エリア239に記憶された処理対象日程の日時と場所を新規イベントの開催日時および場所としてスケジュールを決定する(S38)。さらに、CPU2011は、サーバ10の個人スケジュールDB1022にアクセスする。そして、処理対象日程記憶エリア239に記憶されている日時と場所、および新規イベント情報記憶エリア231に記憶されている新規イベント情報の区分、参加者、内容等を、新規イベントの各参加者のスケジュール情報として新たに登録する(S39)。例えば、図11の入力例の場合、参加者であるAA(ユーザ210)およびCC(ユーザ20003)のスケジュール情報が、個人スケジュールDB1022に登録される。また、CPU2011は、サーバ10の会議室DB1023にもにアクセスし、同様にして、決定された日程の会議室予約情報を新たに登録する(S39)。その後、CPU2011は、図7のメイン処理に戻ってディスプレイ204に決定したスケジュールを表示させてから(S18)、処理を終了する。
一方、図10のS72において、追加参加者候補記憶エリア235に追加参加者候補が記憶されていると判断した場合には(S72:YES)、CPU2011は、サーバ10の記憶装置102の個人スケジュールDB1022にアクセスする。そして、処理対象日程の日時およびその前後(例えば、前後1時間)の追加参加者候補のスケジュール情報を取得して、RAM2013の追加参加者スケジュール記憶エリア240に記憶させる(S73)。なお、追加参加者候補が複数記憶されている場合には、すべての追加参加者候補のスケジュール情報が取得される。
次いでCPU2011は、追加参加者スケジュール記憶エリア240を参照して、追加参加者候補のいずれかのスケジュールが処理対象日程の日時に空いているか否かを判断する(S76)。これは、追加参加者として選択されても、スケジュールの変更が必要なく、特に支障がないユーザ200を優先的に選択するためである。追加参加者候補のいずれにも空きがない場合には(S76:NO)、追加参加者候補記憶エリア235に記憶された追加参加者候補のパーソナルデータを参照する。そして、役職レベルが最下位の追加参加者候補を1名選択し、選択候補としてRAM2013の選択候補記憶エリア241に記憶させる(S93)。ここで役職レベルが最下位の追加参加者候補を選択するのは、役職レベルが高いユーザ200ほど多忙であることが多いため、新たにスケジュールが追加されても、より支障が少ないと思われる候補を選択する趣旨である。なお、前述したように、本実施形態では、役職レベルは、小さい数字ほど上位の役職を示す1〜5までの数字であるから、例えば役職レベルが「5」の追加参加者候補がいれば、その追加参加者が選定される。役職レベルが最下位の追加参加者候補が複数いる場合には、例えば、識別コード(社員コード)が最も小さい追加参加者候補を選定すればよい。また、もともと追加参加者候補が1名しか記憶されていない場合には、その追加参加者候補が選択される。このようにして追加参加者候補のうち1名のみを選択候補として選択すると(S93)、CPU2011は、選択候補の利用するユーザ端末20に対して、処理対象日時にすでに登録されている別のイベントである登録イベントを、他の日時に移動するように依頼する(S94)。
登録イベントの移動依頼に対して、選択候補の利用するユーザ端末20から、了承できない旨の返答を受けた場合には(S95:NO)、CPU2011は、追加参加者スケジュール記憶エリア240から、この選択候補のスケジュール情報を消去して、候補から除外する(S96)。その後、可能であれば他の追加参加者候補に登録イベントの移動依頼を行うために、追加参加者スケジュール記憶エリア240を参照して、すべての追加参加者候補について、登録イベント移動可否の確認が済んだか否かを判断する(S97)。具体的には、追加参加者スケジュール記憶エリア240に記憶されているスケジュール情報がまだあれば、まだすべての追加参加者候補について確認が完了していないことを意味する(S97:NO)。よって、この場合、CPU2011は、S93に戻り、この時点でまだ記憶されている追加参加者候補のうち、役職レベルが最下位の候補を新たに選択候補として選択し、前述のS93〜S97の処理を繰り返す。
その後、すべての追加参加者候補について確認が済み、追加参加者スケジュール記憶エリア240に記憶されているスケジュール情報がなくなると(S97:YES)、現在の処理対象日時では、新規イベントを登録可能な追加参加者候補がいない状態となる。そこで、CPU2011は、日時の変更が可能か否かを判断する(S98)。具体的には、CPU2011は、候補日程記憶エリア238に、現在の処理対象日程の日時と異なる日時の候補日程が記憶されていれば、日時変更は可能であると判断する(S98:YES)。よって、この場合CPU2011は、S71に戻り、日時が異なる候補日程のうち最も早い日時のものを選択して処理対象日程とし、前述の処理を繰り返す。その結果、いずれの候補日程についても追加参加者候補の調整がつかないと、最終的にS98においてそれ以上の日時変更は不可能と判断され(S98:NO)、エラーフラグがONとされて、エラーフラグ記憶エリア242に記憶される(S99)。そして、図9のスケジュール決定処理に戻り、S37において、CPU2011はエラーフラグがONであると判断し(S37:YES)、そのまま図7のメイン処理に戻ってディスプレイ204にエラーメッセージを表示させてから(図7、S18)、処理を終了する。
一方、初回または何度目かの処理において、処理対象日程の日時に空きのある追加参加者候補がいると判断した場合(S76:YES)、CPU2011は、それが複数か否かを判断する(S77)。複数いる場合には(S77:YES)、CPU2011は、追加参加者スケジュール記憶エリア240を参照し、処理対象日程前後のスケジュールが空いている候補を選択候補として選択し、選択候補記憶エリア241に記憶させる(S78)。これは、自動的に追加参加者を設定する場合に、なるべく多忙でないユーザ200を選択するためである。なお、このとき前後のスケジュールが空いている候補が複数ある場合には、例えば、識別コード(社員コード)が最も小さい追加参加者候補を選択すればよい。続いて、CPU2011は、S78で選択した選択候補をディスプレイ204に表示させて、ユーザ210(AA)の確認を促す(S79)。なお、このときディスプレイ204には、選択候補とともに、「了承」、「変更」、および「削除」の3つのボタンが合わせて表示される。一方、処理対象日程の日時に空きのある追加参加者候補が1名だった場合は(S77:NO)、CPU2011は、その候補を選択候補として選択候補記憶エリア241に記憶させるとともに、ディスプレイ204に表示させる(S79)。また、処理対象日程の日時に空きのある候補がなく(S76:NO)、前述のように、役職レベルが最下位の候補に対して登録イベントの移動を依頼した結果、了承が得られた場合には(S93→S94→S95:YES)、同様に、その候補が表示される(S79)。なお、本実施形態では、選択候補は、各必須参加者条件について1名が選択される。すなわち、必須参加者条件が複数ある場合には、複数名の選択候補が選択されることになる。一方、1名だけではなく、追加参加者候補をすべて参加者として追加するのが適切な場合には、S77およびS78の処理は省略し、すべての追加参加者候補を複数の選択候補としてS79で表示させてもよい。
ユーザ210(AA)がディスプレイ204に表示された選択候補を確認し、この候補を参加者として追加することを了承する「了承」ボタンを選択した場合(S81:YES)、CPU2011は、選択候補記憶エリア241に記憶されている選択候補を追加参加者として決定する(S82)。その後、CPU2011は図9のスケジュール決定処理に戻り、エラーフラグ記憶エリア242にエラーフラグがONとして記憶されているか否かを判断する。この場合、エラーフラグはONとされていないため(S37:NO)、CPU2011は、図10のS71で選択され、処理対象日程記憶エリア239に記憶されている処理対象日程の日時と場所を新規イベントの開催日時および場所としてスケジュールを決定する(S38)。さらに、CPU2011は、サーバ10の記憶装置102の個人スケジュールDB1022にアクセスする。そして、処理対象日程記憶エリア239に記憶されている日時と場所、新規イベント情報記憶エリア231に記憶されている新規イベント情報の区分、参加者、および内容等、さらに選択候補記憶エリア241に記憶されている選択候補に基づいて、スケジュール情報を新たに登録する(S39)。具体的には、例えば、図11の例のように新規イベントの参加者としてAA(ユーザ210)およびCC(ユーザ20003)が入力され、その後の処理で追加参加者としてBB(ユーザ220)が決定された場合、AA、BB、およびCCのスケジュール情報が新たに登録される(S39)。また、CPU2011は、サーバ10の会議室DB1023にもにアクセスし、同様にして、会議室予約情報を新たに登録する(S39)。その後、CPU2011は、図7のメイン処理に戻ってディスプレイ204に決定したスケジュールを表示させてから(S18)、処理を終了する。
一方、S79においてディスプレイ204に表示された選択候補を確認した結果、ユーザ210(AA)が追加参加者を他のユーザ200に変更するように指示する「変更」ボタンを選択する場合がある。このような場合、例えば、CPU2011は、ディスプレイ204に必須参加者条件を満たすその他の追加参加者候補をリスト表示させる。そして、ユーザ210は、リストから所望の追加参加者候補を選択することにより、変更入力を行う。変更入力を受け付けると(S81:NO→S86:YES)、CPU2011は、選択候補記憶エリア241に変更後の追加参加者候補を選択候補として記憶させる。さらに、CPU2011は、追加参加者スケジュール記憶エリア240に記憶されている変更後の選択候補のスケジュール情報を参照して、現在の処理対象日程の日時に空きがあるか否かを判断する(S87)。そして、変更後の選択候補のスケジュールに空きがあれば(S87:YES)、CPU2011はこの候補を追加参加者として決定し(S82)、図9のスケジュール決定処理に戻る。一方、変更後の選択候補のスケジュールに空きがなければ(S87:NO)、この候補の利用するユーザ端末20に対して、この日時にすでに登録されている別のイベントである登録イベントを、他の日時に移動するように依頼する(S88)。そして、了承する旨の返答を受けた場合には(S89:YES)、CPU2011はこの候補を追加参加者として決定し(S82)、図9のスケジュール決定処理に戻る。了承できない旨の返答を受けた場合には(S89:NO)、ユーザ210の希望する変更は不可能なので、CPU2011はエラーフラグをONとしてエラーフラグ記憶エリア242に記憶させてから(S90)、図9のスケジュール決定処理に戻る。
また、S79においてディスプレイ204に表示された選択候補を確認した結果、ユーザ210(AA)が「削除」ボタンを選択した場合には(S91:YES)、CPU2011は、追加参加者を決定することなく、そのまま図9のスケジュール決定処理に戻る。これは、例えば、必須参加者条件として入力者と同じ部署の部長クラス(役職レベル1)が要求される場合であっても、このときに限って課長に会議での決裁が一任されている場合のように、追加参加者が不要な場合もある。そこで、このような場合には自動的に追加参加者を決定せず、臨機応変な対応を可能とするためである。追加参加者候補を変更(S86:YES)または削除し(S91:YES)、図9のスケジュール決定処理に戻った後は、いずれの場合も前述と同様の処理が行われる。
以上に説明したように、本実施形態では、イベントの内容毎に、参加者の属性として必須とされる必須参加者条件が予め定められ、その対応関係が必須属性DB1025に記憶されている。また、スケジュール調整システム1を利用する全ユーザ200の属性は、パーソナルDB1024に記憶されている。新規イベント情報が入力されると、入力された新規イベントの内容に対応する必須参加者条件が必須属性DB1025から取得される。そして、入力された参加者だけではこの条件を満たすことができないと判断されると、パーソナルDB1024を参照して、条件を満たす属性を有する追加参加者が自動的に選択される。したがって、新規イベント情報の入力者が、本来新規イベントへの出席が必要なユーザ200を参加者として入力し忘れた場合でも、適切な参加者を含めたスケジュール調整を行うことができる。また、入力時に新規イベントの内容さえ入力すれば、細かい条件設定を行わなくても、適切な参加者を追加することができる。
また、必須参加者条件として要求される参加者の属性には、所属、役職(役職レベル)、または職種に関する情報が含まれている。したがって、イベントの内容に応じて、適切な所属の担当者、決裁権限を有する責任者に相当する役職、または専門の職種等を考慮して、必須参加者条件を予め定めておくことができる。また、これらの属性に関する情報は、特に企業等では通常管理されている情報なので、新たな情報としてパーソナルDB1024登録する手間も必要なく、データ量が徒に増大する虞がない。
本実施形態では、ユーザ端末20が、本発明の「スケジュール調整装置」に相当し、スケジュール調整プログラム2021が「スケジュール調整プログラム」に相当する。また、図7のS13において、入力された新規イベント情報を取得するCPU2011が、「新規イベント情報取得手段」に相当する。また、図8のS22において、必須属性DB1025から必須参加者条件を取得するCPU2011が、「参加者条件取得手段」に相当し、S23において、新規イベント参加者のパーソナルデータを取得するCPU2011が、「参加者属性取得手段」に相当する。また、図8のS24において、参加者の属性が必須参加者条件をすべて満たしているか否かを判断するCPU2011が、「条件充足判断手段」に相当する。また、図8のS27において、追加参加者候補を選択するCPU2011が、「追加参加者選択手段」に相当する。さらに、図10のS73において、追加参加者候補のスケジュール情報を個人スケジュールDB1022から取得するCPU2011が、「個人スケジュール取得手段」に相当する。
<第2の実施形態>
次に、図14〜図16を参照して、第1の実施形態と異なる点を主として、本発明の第2の実施形態について説明する。図14は、本実施形態に係るスケジュール調整処理のメイン処理のフローチャートである。図15は、図14のメイン処理の中で行われる参加者確認処理のフローチャートである。図16は、本実施形態に係る新規スケジュール入力画面52の説明図である。なお、図14および図15の処理は、第1の実施形態と同様、記憶装置202に記憶されたスケジュール調整プログラム2021(図5参照)に従って、CPU2011が実行する。
前述の第1の実施形態では、予めイベントの内容毎に定められた必須参加者条件を記憶する必須属性DB1025のみを参照して、新規イベント情報入力時に指定された参加者が必須参加者条件を満たしているか否かが判断されていた。本実施形態は、新規イベント情報の入力時に、ユーザ200が必須参加者条件を適宜変更入力できるように構成されている点に特徴を有するものである。本実施形態に係るスケジュール調整システム1およびその構成要素であるサーバ10およびユーザ端末20の構成は、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略し、以下に、本実施形態においてユーザ端末20で行われるスケジュール調整処理について説明する。
ユーザ端末20においてスケジュール調整プログラム2021が起動され、図14に示す本実施形態に係るメイン処理が開始されると、CPU2011はまず、ディスプレイ204に新規スケジュール入力画面52(図16参照)を表示させる(S40)。図16に示すように、本実施形態でディスプレイ204に表示される新規スケジュール入力画面52には、第1の実施形態に係る新規スケジュール入力画面51(図11参照)の各種の入力欄511〜516の他、必須属性欄521が設けられている。必須属性欄521は、入力者であるユーザ210(AA)が、入力中の新規イベントに参加が必須とされる必須参加者の属性(必須参加者条件)を必要に応じて指定するための欄である。必須属性欄521は、さらに部署欄5211、役職欄5212、および職種5213に区分されており、それぞれについて、「何でもよい」、「入力者と同じ」、および「指定」の3種類のチェックボックスが設けられている。なお、「指定」チェックボックスの横には、具体的な指定内容を入力する入力ボックスも設けられている。
必須属性欄521から入力が可能な必須参加者条件である部署、役職、および職種は、第1の実施形態で説明した、必須属性DB1025(図2参照)に登録された必須参加者条件(図4参照)に対応している。新規スケジュール入力画面52が表示された時点では、必須属性欄521のチェックボックスはすべて「何でもよい」がチェックされた状態で表示される。しかしその後、ユーザ210により内容欄512に内容が入力されると(S42:YES)、サーバ10の必須属性DB1025が参照され、入力された内容に対応する必須参加者条件の有無が判断される(S42)。対応する必須参加者条件が記憶されていれば(S42:YES)、CPU2011はその条件をRAM2013に読み出して(S43)、新規スケジュール入力画面52の部署欄5211、役職欄5212、および職種5213に表示させる(S44)。
例えば、内容欄512において、内容として「定例会」が入力されると、必須属性DB1025(図4参照)から、「定例会」に対応する必須参加者条件、すなわち、部署として「入力者と同じ」、役職レベルとして「何でもよい」、職種として「入力者と同じ」が読み出される(S43)。そして、新規スケジュール入力画面52の部署欄5211、役職欄5212、および職種5213において、それぞれ「入力者と同じ」、「何でもよい」、「入力者と同じ」のチェックボックスがチェックされた状態となる(S44)。一方、例えば「事務担当者打合せ」等のように、必須属性DB1025(図4参照)に必須参加者条件が登録されていない内容が内容欄512に入力された場合には(S42:NO)、必須属性欄521はすべて「何でもよい」が表示された状態のままとなる。ユーザ210は、必須属性欄521が初期表示(すべて「何でもよい」)の場合、および前述のように自動入力がされた場合、いずれの場合にも、必須属性欄521において、所望の属性を入力することができる。例えば、図16の例では、内容として「戦略会議」が入力されている。よって、入力時には、必須属性DB1025(図4参照)から読み出した「戦略会議」に対応する必須参加者条件である部署、役職レベル、職種として「入力者と同じ」、「指定:2以上」、「何でもよい」のチェックボックスがチェックされた状態となる。その後、ユーザ210が、役職レベルを「レベル2:上級職」に変更し、職種を「企画」に変更すると、図16のような状態となる、。このように、本実施形態では、入力された新規イベントの内容が必須属性DB1025(図4参照)に登録されているものであれば、対応する必須参加者条件が表示されるが、その都度、ユーザ210の所望の条件を設定することもできる。
第1の実施形態の場合と同様に、新規スケジュール入力画面52においてユーザ210による入力が完了し、「設定」ボタン517が選択されて入力が確定されると(S45:YES)、入力された新規イベント情報がRAM2013の新規イベント情報記憶エリア231に記憶される(S46)。なお、本実施形態では、必須参加者条件は、ここで新規スケジュール入力画面52を介して入力された他の情報とともに新規イベント情報として確定され、記憶される。続いてCPU2011は、新規イベント情報記憶エリア231を参照して、必須参加者条件が指定されているか否かを判断する(S47)。具体的には、必須参加者条件の部署、役職、および職種がいずれも「何でもよい」として記憶されている場合以外は、新規イベントの内容に対応する必須属性DB1025から読み出されたか、またはユーザ210によって所望の条件が入力されている。したがって、CPU2011は、このような場合、必須参加者条件が指定されていると判断して(S47:YES)後述する参加者確認処理を行う(S50)。一方、必須参加者条件の部署、役職、および職種がいずれも「何でもよい」として記憶されている場合、すなわち、必須参加者条件が指定されていない場合には(S47:NO)、CPU2011は、「追加参加者なし」と決定する(S48)。そして、いずれの場合も、CPU2011は続いてスケジュール決定処理(S30、図9)を行い、結果をディスプレイ204に表示させてから(S49)処理を終了する。なお、スケジュール決定処理については、第1の実施形態の処理(図9参照)と同様のため、ここでは説明を省略する。
ここで、本実施形態に係る参加者確認処理(S50)について、図15を参照して以下に説明する。本実施形態では、前述したように、メイン処理において新規イベント情報の入力が確定された段階で、必須参加者条件が新規イベント情報の一部としてすでに新規イベント情報記憶エリア231に記憶されている。そこで、図15の参加者確認処理が開始されると、CPU2011はまず、サーバ10のパーソナルDB1024にアクセスし、新規イベント情報記憶エリア231に記憶された新規イベントの参加者のパーソナルデータを、参加者情報記憶エリア233に記憶させる(S51)。その後のS52〜S56の処理は、第1の実施形態の参加者確認処理(図8参照)のS24〜S29の処理と同様であるため、説明を省略する。この参加者確認処理を通じて、第1の実施形態と同様、必須属性DB1025から読み出された、またはユーザ210によって入力された必須参加者条件が入力された参加者だけでは満たされない場合、不足している条件を満たす適切な追加参加者が自動的に選択される。
以上に説明したように、本実施形態では、第1の実施形態と同様、イベントの内容毎に参加者の属性として必須とされる必須参加者条件が予め定められ、その対応関係が必須属性DB1025に記憶されている。そして、入力された新規イベントの内容に対応する必須参加者条件が必須属性DB1025から取得され、新規スケジュール入力画面52に表示された後、入力者であるユーザ200は、必須参加者条件を構成する各属性について、所望の条件に変更することができる。したがって、新規イベント情報を入力する際、新規イベント参加者条件を臨機応変に設定することができる。
本実施形態では、ユーザ端末20が、本発明の「スケジュール調整装置」に相当し、スケジュール調整プログラム2021が「スケジュール調整プログラム」に相当する。また、図14のS46において、入力された新規イベント情報を取得するCPU2011が、「新規イベント情報取得手段」に相当する。また、図14のS43において、必須属性DB1025から必須参加者条件を取得するCPU2011が、「参加者条件取得手段」に相当する。また、図15のS52において、参加者の属性が必須参加者条件をすべて満たしているか否かを判断するCPU2011が、「条件充足判断手段」に相当する。また、図15のS55において、追加参加者候補を選択するCPU2011が、「追加参加者選択手段」に相当する。
なお、本発明のスケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラムは、上記した第1の実施形態および第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において各種の変形が可能なことは言うまでもない。
例えば、前述の実施形態では、ネットワークを介して接続されたサーバ10とユーザ端末20のうち、ユーザ端末20の記憶装置202にスケジュール調整プログラム2021が記憶されており、ユーザ端末20が主なスケジュール調整機能を有していた。これを、サーバ10の記憶装置102に、スケジュール調整プログラム2021を記憶し、サーバ10においてスケジュール調整処理を行うように構成してもよい。この場合、ユーザ端末20においてキーボード203等を介して入力された新規イベント情報をサーバ10に送信し、サーバ10が受信した新規イベント情報を基に図7のS13以降の処理を行う。そして、S18において、スケジュール決定処理(図7、S30)の結果をディスプレイ104に表示させる代わりに、入力者のユーザ端末20に送信すればよい。なお、この場合には、サーバ10が、本発明の「スケジュール調整装置」に相当し、サーバ10のCPU1011が、「新規イベント情報取得手段」、「参加者条件取得手段」、「条件充足判断手段」、および「追加参加者選択手段」に相当する。
スケジュール調整システム1のシステム構成図である。 サーバ10の電気的構成を示すブロック図である。 パーソナルデータデータベース1024に登録されたパーソナルデータの説明図である。 必須属性データベース1025に登録された必須属性データの説明図である。 ユーザ端末20の電気的構成を示すブロック図である。 ユーザ端末20のRAM2013の記憶エリアの説明図である。 第1の実施形態に係るスケジュール調整処理のメイン処理のフローチャートである。 図7のメイン処理の中で行われる参加者確認処理のフローチャートである。 図7のメイン処理の中で行われるスケジュール決定処理のフローチャートである。 図9のスケジュール決定処理の中で行われる追加参加者決定処理のフローチャートである。 第1の実施形態に係る新規スケジュール入力画面51の説明図である。 パーソナルデータの具体例の説明図である。 パーソナルデータの別の具体例の説明図である。 第2の実施形態に係るスケジュール調整処理のメイン処理のフローチャートである。 図14のメイン処理の中で行われる参加者確認処理のフローチャートである。 第2の実施形態に係る新規スケジュール入力画面52の説明図である。
符号の説明
1 スケジュール調整システム
10 サーバ
1011 CPU
1022 個人スケジュールデータベース
1023 会議室スケジュールデータベース
1024 パーソナルデータデータベース
1025 必須属性データベース
20 ユーザ端末
2021 スケジュール調整プログラム

Claims (8)

  1. 新規イベントの開催スケジュールを調整するスケジュール調整装置において、
    新規イベントの内容および前記新規イベントへの参加者である新規イベント参加者を含む、新規イベント情報を取得する新規イベント情報取得手段と、
    複数のユーザの識別情報と前記ユーザの属性とを対応づけて記憶する属性情報記憶手段から、前記新規イベント参加者の前記属性を取得する参加者属性取得手段と、
    前記参加者属性取得手段によって取得された前記新規イベント参加者の前記属性である新規イベント参加者属性が、前記新規イベント参加者の属性として必須の条件である新規イベント参加者条件を充足するものであるか否かを判断する条件充足判断手段と、
    前記条件充足判断手段によって、前記新規イベント参加者属性が前記新規イベント参加者条件をすべて充足していないと判断された場合に、前記新規イベントへの追加参加者として、前記属性情報記憶手段から、前記新規イベント参加者属性が充足していない前記新規イベント参加者条件を充足する属性を有する前記ユーザを選択する追加参加者選択手段とを備えたことを特徴とするスケジュール調整装置。
  2. イベントの内容と当該イベントへの参加者の属性として必須の条件であるイベント参加者条件とを対応づけて記憶する参加者条件記憶手段から、前記新規イベントの前記内容に対応する前記イベント参加者条件を、前記新規イベント参加者条件として取得する参加者条件取得手段をさらに備え、
    前記条件充足判断手段は、前記新規イベント参加者属性が、前記参加者条件取得手段によって取得された前記新規イベント参加者条件を充足するものであるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のスケジュール調整装置。
  3. 前記新規イベント情報取得手段によって取得される前記新規イベント情報は、前記新規イベント参加者条件を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のスケジュール調整装置。
  4. 前記属性は、少なくとも前記ユーザの所属、役職、または職種に関する情報のいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスケジュール調整装置。
  5. 前記ユーザの前記識別情報と、すでに登録されたイベントである登録イベントの登録日時を含む個人スケジュール情報とを対応づけて記憶する個人スケジュール記憶手段から、前記新規イベント参加者条件を充足する前記ユーザの前記個人スケジュール情報を取得する個人スケジュール取得手段をさらに備え、
    前記新規イベント情報は、前記新規イベントの開催を希望する日時または期間を含み、
    前記追加参加者選択手段は、前記個人スケジュール取得手段によって取得された前記個人スケジュール情報に基づいて、前記日時または前記期間に前記登録イベントがない前記ユーザを、前記追加参加者として選択することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスケジュール調整装置。
  6. 前記追加参加者選択手段は、前記個人スケジュール取得手段によって取得された前記個人スケジュール情報に基づいて、前記日時の前後に前記登録イベントがない前記ユーザ、または前記期間内で最も前記登録イベントが少ない前記ユーザを、前記追加参加者として選択することを特徴とする請求項5に記載のスケジュール調整装置。
  7. 前記追加参加者選択手段は、前記ユーザの前記役職に関する情報が最も下位である前記ユーザを、前記追加参加者として選択することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のスケジュール調整装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のスケジュール調整装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させるためのスケジュール調整プログラム。
JP2007170737A 2007-06-28 2007-06-28 スケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラム Pending JP2009009400A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007170737A JP2009009400A (ja) 2007-06-28 2007-06-28 スケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラム
PCT/JP2008/059321 WO2009001637A1 (ja) 2007-06-28 2008-05-21 スケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラムを記憶したコンピュータ読取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007170737A JP2009009400A (ja) 2007-06-28 2007-06-28 スケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009009400A true JP2009009400A (ja) 2009-01-15

Family

ID=40185460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007170737A Pending JP2009009400A (ja) 2007-06-28 2007-06-28 スケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2009009400A (ja)
WO (1) WO2009001637A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018005481A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 管理サーバ、制御方法、プログラム
WO2021059594A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01 富士フイルム株式会社 診療支援装置
JP7220497B1 (ja) * 2022-11-16 2023-02-10 株式会社E4 日程調整装置、日程調整方法、及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07111722B2 (ja) * 1990-04-13 1995-11-29 松下電器産業株式会社 会議日程調整装置
JPH1115874A (ja) * 1997-06-20 1999-01-22 Nec Corp スケジュール調整方法およびその装置
JP2002269339A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Nec Corp 会議運営管理システム
JP2002358265A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Fujitsu Ltd 電子コミュニケーションシステム
JP2007011479A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Ricoh Co Ltd スケジュール調整装置、スケジュール調整方法およびプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018005481A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 管理サーバ、制御方法、プログラム
WO2021059594A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01 富士フイルム株式会社 診療支援装置
JPWO2021059594A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01
JP7265638B2 (ja) 2019-09-27 2023-04-26 富士フイルム株式会社 診療支援装置
JP7220497B1 (ja) * 2022-11-16 2023-02-10 株式会社E4 日程調整装置、日程調整方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009001637A1 (ja) 2008-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20240104504A1 (en) Apparatus and method for processing work activity based on work object
US20140207605A1 (en) Invitation-to-bid management system
US20120150577A1 (en) Meeting lifecycle management
US9299039B1 (en) Managing task lists utilizing integrated information requests
US20050288987A1 (en) Vacation planning and approval
US8626547B2 (en) Work support method, work support apparatus and computer-readable storage medium
JP6298564B1 (ja) 予約管理装置、予約管理方法及びプログラム
KR20010093768A (ko) 업무 관리 시스템, 업무 관리 장치 및 업무 관리 방법
US20060020481A1 (en) Method and system of managing a business center
AU2012277131A1 (en) Apparatus and Method for Processing Information of a Search Result
JP7470772B2 (ja) クラウド型契約管理システム及びそのプログラム
JP2009217706A (ja) リソース予約管理システム、リソース予約管理方法及びリソース予約管理プログラム
US20160140464A1 (en) Event assistance device and event assistance method
JP2015176398A (ja) 予定管理システム、予定管理方法、予定管理装置及びプログラム
JP2008225958A (ja) 経費精算処理システム
JP2009009400A (ja) スケジュール調整装置およびスケジュール調整プログラム
JP2015144014A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、プログラム、記録媒体
JP2021135598A (ja) 会議室管理システム、会議室管理方法及びプログラム
KR20010025585A (ko) 인터넷을 이용한 온라인 비즈니스 컨설팅 방법 및 시스템
JP2003114963A (ja) 決裁システム
JP4116981B2 (ja) 生産計画の支援システムおよび生産計画の支援を行うためのコンピュータプログラム
JP6845365B1 (ja) 対話型入力支援システム、対話型入力支援方法、情報処理システム及びプログラム
JP7310326B2 (ja) 情報処理プログラム、情報処理方法、情報処理装置
JP6875712B1 (ja) 情報処理方法、情報処理装置及びコンピュータプログラム
WO2021141005A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム