JP2011033376A - 試験装置、試験方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】試験片の屈曲耐性を求めることができる試験装置、試験方法を提供する。
【解決手段】試験片72を載置する載置面86xと、載置面86xに対して略垂直に配置されると共に、試験片72を載置面86xの面上で湾曲させた状態で挟持する第1平板73及び第2平板74と、第1平板73と第2平板74との距離を相対的に移動させる移動機構75と、第1平板73と第2平板74との距離を測定する計測器と、を備える。
【選択図】図5
【解決手段】試験片72を載置する載置面86xと、載置面86xに対して略垂直に配置されると共に、試験片72を載置面86xの面上で湾曲させた状態で挟持する第1平板73及び第2平板74と、第1平板73と第2平板74との距離を相対的に移動させる移動機構75と、第1平板73と第2平板74との距離を測定する計測器と、を備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、試験片を折り曲げて屈曲耐性試験を行う試験装置、試験方法に関する。
上記試験装置は、例えば、薄く削ったガラス基板や、このガラス基板を有する表示パネルが樹脂フィルムにラミネートされた電気光学装置(例えば、有機EL装置(エレクトロミネッセンス))等の屈曲耐性を評価する。
試験方法として、例えば、JIS規格の試験方法によれば、3点曲げ試験や4点曲げ試験等の方法がある。また、特許文献1に記載の方法では、試験片の端部を回動可能な治具で保持し、試験片の全体を曲げ変形させて試験片を破壊させる方法が開示されている。
また、図15に示す試験装置111のように、一定の半径を有する円筒状のローラー112に試験片113を巻きつけ、U字状に曲げたときに湾曲部113aに亀裂(破壊)114が生じるか否かを観察する方法がある。図15(a)、(b)は、曲げの試験方法を工程順に示す模式側面図である。まず、図15(a)に示すように、ローラー112を軸にして試験片113を折り曲げていく。次に、図15(b)に示すように、引き続き折り曲げ、試験片113がU字状になるまで折り曲げる。このとき、試験片113の湾曲部113aに亀裂114が生じたかを確認する。この方法を半径の大きいローラー112から半径の小さいローラー112へ順に繰り返し、亀裂114が生じたときの半径(曲率)を求める。
しかしながら、JIS規格の試験方法では、試験片が柔らかい場合、押した力に伴って曲がってしまい、限界の半径を求めることができない。また、先行文献1に記載の方法では、試験片が大きな湾曲形状になってしまい、限界の半径を求めることができないという課題がある。
また、図15に示す方法では、限界の曲率を求めるために、いくつも円筒状のローラー112を用意しなければならない。また、ローラー112の曲率の閾値間にある場合など、厳密な限界の曲率を求めることができない。また、試験片113を繰り返し折り曲げると、限界の曲率で亀裂114が生じたのか、疲労破壊によって亀裂114が生じたのかわからないという課題がある。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る試験装置は、試験片の屈曲耐性を求める試験装置であって、前記試験片が載置される載置面と、前記載置面に対して略垂直に配置されると共に、前記載置面の面上で互いに対向配置される第1平板及び第2平板と、前記第1平板と前記第2平板とのうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる移動機構と、前記第1平板と前記第2平板との間隔を測定する測定部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、移動機構によって第1平板と第2平板との距離を相対的に移動させるので、第1平板及び第2平板に挟持された試験片を連続的に押し曲げていくことが可能となる。更に、試験片を第1平板及び第2平板の面で押していくことにより、試験片をU字状に曲げていくことができる。そして、測定部によって、試験片の湾曲部に亀裂が生じたときの第1平板と第2平板との間隔を求めることにより、U字状に曲げられた試験片の限界曲率(屈曲耐性)を早く高精度に求めることができる。
[適用例2]上記適用例に係る試験装置において、前記第1平板及び前記第2平板の前記載置面からの高さは、前記試験片の長さの1/2以上であることが好ましい。
この構成によれば、第1平板及び第2平板の高さが試験片の長さの1/2以上であるので、試験片を折り曲げた際、試験片における湾曲部を除いた平な面全体を、第1平板及び第2平板で支持することが可能となる。よって、試験片をU字状に折り曲げることができる。
[適用例3]上記適用例に係る試験装置において、前記第1平板は固定されており、前記第1平板に対して前記第2平板を移動させることが好ましい。
この構成によれば、第2平板のみが移動するので、第2平板のみに移動機構を設けることで第1平板と第2平板との間隔を相対的に変えることが可能となる。よって、比較的簡単な構造で試験片を曲げることができる。
[適用例4]上記適用例に係る試験装置において、前記試験片の湾曲部に亀裂が生じたか否かを判定する判定部を有することが好ましい。
この構成によれば、判定部によって試験片の湾曲部に亀裂が生じたか否かを判定するので、例えば、目視では確認しづらい亀裂であっても、亀裂が生じたことを知ることができる。よって、U字状に曲げられた試験片の限界曲率(屈曲耐性)を早く高精度に求めることができる。
[適用例5]上記適用例に係る試験装置において、前記判定部は、前記湾曲部に亀裂が生じた際に発する音を集音するマイクを備えることが好ましい。
この構成によれば、マイクを備えているので、小さな音で湾曲部に亀裂が生じた場合でも亀裂を確認することができる。また、試験片が樹脂フィルムなどでラミネートされ目視では確認しづらいようなものでも、亀裂が生じた音で判定することができる。
[適用例6]上記適用例に係る試験装置において、前記判定部は、前記試験片に光を照射する照明装置を備えることが好ましい。
この構成によれば、例えば、試験片の一端部から照明装置からの光を入れて、他端部から光を出す構成にすることにより、亀裂が生じた試験片の部分から光を放出させることが可能となる。よって、湾曲部から光が放出される(乱反射する)か否かで亀裂の有無を判断することができる。また、試験片が樹脂フィルム等によってラミネートされ試験片に亀裂が生じたか確認しづらいような場合でも、亀裂(クラック)が入った部分で乱反射するので、亀裂の有無を確認することができる。
[適用例7]上記適用例に係る試験装置において、前記試験片の曲げ反発力を検出する圧力検出部を有することが好ましい。
この構成によれば、圧力検出部によって曲げ反発力を検出するので、試験片を押し曲げて湾曲部に亀裂が生じたときの(亀裂を生じさせるのに必要な)押圧力を求めることができる。
[適用例8]本適用例に係る試験方法は、試験片の屈曲耐性を求める試験方法であって、略平行に配置された第1平板と第2平板との間に前記試験片を挟持する挟持工程と、前記第1平板と前記第2平板とのうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させて前記試験片をU字状に押し曲げる押し曲げ工程と、前記試験片の湾曲部に亀裂が生じたときの前記第1平板と前記第2平板との間隔を測定する測定工程と、を有することを特徴とする。
この方法によれば、押し曲げ工程によって第1平板と第2平板との距離を相対的に移動させるので、第1平板及び第2平板に挟持された試験片を連続的に押し曲げていくことが可能となる。更に、試験片を第1平板及び第2平板の面で押していくことにより、試験片をU字状に曲げていくことができる。そして、測定工程によって試験片の湾曲部に亀裂が生じたときの第1平板と第2平板との距離を測定することにより、U字状に曲げられた試験片の限界曲率(屈曲耐性)を早く高精度に求めることができる。
[適用例9]上記適用例に係る試験方法において、前記押し曲げ工程は、前記第1平板と前記第2平板とのうち少なくとも一方を他方に対して所定の速度で相対的に移動させることが好ましい。
この方法によれば、所定の速度で移動させるので、繰り返し試験を行った場合でも同じ条件で試験片を曲げていくことができる。
[適用例10]上記適用例に係る試験方法において、前記押し曲げ工程は、前記湾曲部に生じる亀裂を目視で確認することが好ましい。
この方法によれば、目視によって亀裂を確認するので、例えば、亀裂音などでは判定できないような場合でも亀裂の有無を確認することができる。
[適用例11]上記適用例に係る試験方法において、前記押し曲げ工程は、前記湾曲部に生じる亀裂を音で確認することが好ましい。
この方法によれば、音によって亀裂を確認するので、試験片が樹脂フィルムなどでラミネートされ目視では確認しづらいようなものでも亀裂の有無を確認することができる。
[適用例12]上記適用例に係る試験方法において、前記押し曲げ工程は、前記湾曲部に生じる亀裂を光学的に検出することが好ましい。
この方法によれば、光学的に亀裂の有無を確認するので、試験片が樹脂フィルム等によってラミネートされ亀裂が確認しづらいような場合でも、亀裂が生じた部分で乱反射するので確認することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大または縮小して表示している。
<試験片を備える有機EL装置の構成>
図1は、試験片を備える有機EL装置の構成を示す模式平面図である。図2は、図1に示す有機EL装置のA−A'線に沿う模式断面図である。以下、有機EL装置の構成を、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、試験片を備える有機EL装置の構成を示す模式平面図である。図2は、図1に示す有機EL装置のA−A'線に沿う模式断面図である。以下、有機EL装置の構成を、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1に示すように、有機EL装置11は、外形が四角形の表示パネル12を内包した表示部13を備えている。表示パネル12は、R(赤)、G(緑)、B(青)、3色の色表示が可能な複数の画素14が設けられた表示領域15を有している。複数の画素14は、表示領域15において3色のうち同色の画素14が短辺に沿った方向に配列した所謂ストライプ状の配列となっている。なお、画素14の配列はこれに限定されるものではない。
表示パネル12の長辺に沿って設けられた端子部16には、表示パネル12を駆動制御する表示制御部(図示せず)との電気的な接続を図るべく、複数(3つ)の中継基板17a,17b,17cが実装されている。中継基板17a,17b,17cは、例えばフレキシブル回路基板(FPC)であって、その表面に表示パネル12を駆動する駆動回路の一部を構成する例えばドライバーICなどの電子部品を実装したものも採用することができる。
図2に示すように、有機EL装置11の表示部13は、中継基板17aが実装された表示パネル12を樹脂フィルム21と樹脂フィルム22との間に挟んでラミネートされた構造となっている。
表示パネル12は、画素14ごとに対応して設けられた有機エレクトロルミネッセンス素子23(以降、「有機EL素子23」と称する)を有する素子基板31を備える。更に、表示パネル12は、同じく画素14ごとに対応して設けられた着色層を具備するカラーフィルター24を有する封止基板32を備える。表示パネル12は、素子基板31と封止基板32とを可視光透過性を有する封止樹脂25を介してシール材26により接合したものである。有機EL素子23は白色光を発するものであり、白色光がカラーフィルター24を透過して封止基板32側から射出することにより、カラー表示を可能とする所謂トップエミッション構造となっている。
素子基板31には、画素14ごとの有機EL素子23を駆動するため駆動回路(図示せず)が設けられており、有機EL素子23は駆動回路上に形成されている。駆動回路は薄膜トランジスターなどのスイッチング素子やこれに繋がる配線等を含むものであって、公知の構成を採用することができる。
このように有機EL素子23を有する自発光型の表示パネル12において、素子基板31は透明なガラス基板を用いることができる。一方、有機EL素子23からの発光が取り出される側の封止基板32も透明なガラス基板を用いることができる。
本実施形態では、素子基板31と封止基板32とを接合した後に、その表面を機械的または化学的な研磨を施すことにより、それぞれの基板の厚みを薄くする加工が施されている。例えば、それぞれの基板の元の厚みは、およそ0.5mmである。そして、加工後の総厚が、強度と柔軟性とのバランスを考慮して、およそ50μm〜120μmの範囲内となるように研磨されている。したがって、表示パネル12自体がある程度の可撓性を有する構成となっている。
よって、表示パネル12自体では、外部からの衝撃に対して弱い、また衝撃で破損したときの飛散を防ぐ必要がある。また、有機EL素子23を用いた密封構造とし、外部からの水分等の浸入を防ぎより長い発光寿命を確保したいなどの理由から、同じく可撓性を有する樹脂フィルム21,22でラミネートしている。
ラミネートに用いられる樹脂フィルム21は、ガス透過性が低い透明な基材フィルム21aの一方の表面に接着剤を均一に塗布して形成された接着層21bを有する。同様に樹脂フィルム22は、ガス透過性が低い透明な基材フィルム22aの一方の表面に透明な接着剤を均一に塗布して形成された接着層22bを有する。なお、接着層21b,22bを設けない構造にしてもよい。
基材フィルム21a,22aとしては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムやポリカーボネートフィルムなどが挙げられる。接着層21b,22bは、例えば熱硬化型のエポキシ樹脂を用いることができる。また、粘着性を有する粘着剤としてもよい。粘着剤を用いればリペア性を実現できる。
接着層21b,22bが相対するように表示パネル12を挟んで2つの樹脂フィルム21,22によりラミネートする。また、有機EL素子23の防湿性、言い換えれば封止性を確保するために、ラミネート時に表示パネル12の周辺に発生するおそれがある空間27,28を封止樹脂により埋めた構造となっている。すなわち、封止樹脂と一緒に表示パネル12を挟んでラミネートしており、はみ出した封止樹脂の一部29が樹脂フィルム21,22の端面に盛り上がった状態となっている。
素子基板31の端子部31aには、異方性導電膜(ACF)33を用いて中継基板17aが実装されている。中継基板17aの接続部を除く表面は絶縁性を有する例えばポリイミドやソルダーレジストなどの保護膜で覆われており、樹脂フィルム21,22の接着層21b,22bと上記保護膜との接着性を確保するために、双方の界面に接着性を示す中間接着層34,35が設けられている。
このような構成の表示部13は所謂シート状(板状)であって、外部応力にある程度追随して表示面を湾曲させることができる。
なお、表示パネル12がトップエミッション構造の有機EL素子23を有しているため、素子基板31側から光を取り出す必要がない。したがって、素子基板31側を覆う樹脂フィルム22は透明性を有する必要はなく、ラミネートが可能な金属薄膜などの熱伝導体を備えた不透明な樹脂フィルムでもよい。熱伝導体により有機EL素子23の発光に伴う発熱を放熱することが可能となる。なお、トップエミッション構造に限定されず、例えば、ボトムエミッション構造に変えた有機EL装置を用いるようにしてもよい。
図3は、有機EL装置の電気的な構成を示す等価回路図である。以下、有機EL装置の電気的な構成を、図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、有機EL装置11は、複数の走査線41と、走査線41に対して交差する方向に延びる複数の信号線42と、信号線42に並行に延びる複数の電源線43とが、それぞれ格子状に配線されている。そして、走査線41と信号線42とにより区画された領域が画素領域として構成されている。信号線42は、信号線駆動回路44に接続されている。また、走査線41は、走査線駆動回路45に接続されている。
各画素領域には、走査線41を介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング用TFT(Thin Film Transistor)46と、このスイッチング用TFT46を介して信号線42から供給される画素信号を保持する保持容量47と、保持容量47によって保持された画素信号がゲート電極に供給される駆動用TFT48(以下、「TFT素子48」と称する。)とが設けられている。更に、各画素領域には、TFT素子48を介して電源線43に電気的に接続したときに、電源線43から駆動電流が流れ込む陽極51と、陰極52と、この陽極51と陰極52との間に挟持された機能層53とが設けられている。
有機EL装置11は、陽極51と陰極52と機能層53とにより構成される有機EL素子23を複数備えている。また、有機EL装置11は、複数の有機EL素子23で構成される表示領域を備えている。
この構成によれば、走査線41が駆動されてスイッチング用TFT46がオン状態になると、そのときの信号線42の電位が保持容量47に保持され、保持容量47の状態に応じて、TFT素子48のオン・オフ状態が決まる。そして、TFT素子48のチャネルを介して、電源線43から陽極51に電流が流れ、更に、機能層53を介して陰極52に電流が流れる。機能層53は、ここを流れる電流量に応じた輝度で発光する。
図4は、有機EL装置を構成する表示パネルの構造を示す模式断面図である。以下、表示パネルの構造を、図4を参照しながら説明する。なお、構成をわかりやすく示すため、各構成要素の層厚や寸法の比率、角度等は適宜異ならせてある。
図4に示すように、本実施形態における表示パネル12は、機能層53で発する光を陰極52側から射出させる、いわゆるトップエミッション構造である。この表示パネル12は、素子基板31と、素子基板31に対向配置された封止基板32とを有する。
素子基板31としては、ガラス基板等が挙げられる。本実施形態では、素子基板31の材料として無アルカリガラスを用いている。素子基板31の厚さは、例えば、10μm〜100μm程度である。また、強度と柔軟性とのバランスを考慮すると、20μm〜80μmの範囲内とすることがより好ましい。本実施形態では、素子基板31は、材料として厚さが、例えば、0.3mm〜0.7mm程度のガラス基板を用い、封止基板32と接着された後にエッチングにより上述の厚さに加工される。
なお、表示パネル12がトップエミッション型であることから、素子基板31の材料として、光透過性を有する材料および光透過性を有していない材料のいずれを用いてもよい。
素子基板31上には、回路素子層61が設けられている。回路素子層61は、下地保護膜(図示せず)やTFT素子48、配線等を含んでいる。TFT素子48は、画素14に対応して設けられている。
回路素子層61上には、平坦化層62が設けられている。平坦化層62は、TFT素子48や配線等による表面の凹凸を緩和している。平坦化層62には、陽極51に平面的に重なるように、反射層63が内装されている。反射層63は、光反射性を有する金属材料等からなり、例えばアルミニウム合金等からなる。
平坦化層62上には、陽極51が設けられている。陽極51は、例えば、ITO(Indium Thin Oxide:インジウム錫酸化物)等の光透過性を有する金属酸化物導電膜からなる。陽極51の材料は、IZO(Indium Zinc Oxide)(登録商標)であってもよい。陽極51は、画素14毎に回路素子層61のTFT素子48のドレイン端子と電気的に接続されている。
なお、表示パネル12がトップエミッション型であることから、陽極51の材料は必ずしも光透過性を有していなくてもよい。例えば、アルミニウム等からなる金属電極を用いるようにしてもよい。また、陽極51の材料として光透過性を有していない材料を用いる場合は、反射層63は設けなくてよい。
また、平坦化層62上には、隔壁64が設けられている。隔壁64は、例えば、アクリル樹脂等からなり、画素14の領域を区画している。
陽極51及び隔壁64上には、機能層53が設けられている。本実施形態の機能層53は、正孔注入層と、正孔輸送層と、発光層と、電子輸送層とが順に積層されて構成されている(図4では、1層で図示)。正孔注入層は、例えば、トリアリールアミン(ATP)多量体で形成されている。正孔輸送層は、例えば、トリフェニルアミン誘導体(TPD)で形成されている。
発光層の発光色は白色である。白色発光材料としては、スチリルアミン系発光材料、アントラセン系ドーパミント(青色)、あるいはスチリルアミン系発光材料、ルブレン系ドーパミント(黄色)等が用いられる。電子輸送層は、例えばアルミニウムキノリノール錯体(Alq3)で形成されている。機能層53の各層は、例えば、真空蒸着法を用いて順次形成される。
機能層53上には、陰極52が設けられている。陰極52は、本実施形態のようにトップエミッション構造である場合、光透過性を有する材料である、例えば、ITO等の透明導電材料が用いられる。また、陰極52は、マグネシウムと銀との合金(Mg−Ag合金)で構成するようにしてもよい。なお、陰極52の下層に、フッ化リチウム(LiF)等からなる電子注入バッファー層が設けられていてもよい。
陰極52及び隔壁64上には、電極保護層65が設けられている。電極保護層65は、光透過性、密着性、耐水性、ガスバリアー性等を考慮して、例えば、珪素酸化物や珪素酸窒化物等の珪素化合物で構成される。また、電極保護層65の厚さは100nm以上が好ましく、隔壁64を被覆することで発生する応力によるクラック発生を防ぐため、厚さの上限は200nm以下とすることが好ましい。電極保護層65は、PVD(物理気相成長法)、CVD(化学気相成長法)、またはイオンプレーティング法等を用いて形成される。
電極保護層65上には、有機緩衝層66が形成されている。この有機緩衝層66は、隔壁64の形状の影響により凹凸状に形成された電極保護層65の凹凸部分を埋めるように設けられ、その上面は略平坦に形成される。
有機緩衝層66としては、例えば、熱硬化性のエポキシ樹脂等からなる。有機緩衝層66は、素子基板31及び回路素子層61等の反りや堆積膨張により発生する応力を緩和し、不安定な形状の隔壁64から電極保護層65が剥離することを防止する機能を有する。
また、有機緩衝層66の上面が略平坦化されるので、有機緩衝層66上に形成される硬い被膜からなる後述するガスバリアー層67も平坦化される。したがって、応力が集中する部位がなくなり、これにより、ガスバリアー層67でのクラックの発生を防止する。
有機緩衝層66の厚さは、3μm〜5μm程度が好ましい。有機緩衝層66は、例えば、真空スクリーン印刷法、スリットコート法、インクジェット法等を用いて形成される。
有機緩衝層66上には、有機緩衝層66を被覆し、かつ電極保護層65の終端部まで覆うような広い範囲で、ガスバリアー層67が形成されている。ガスバリアー層67は、酸素や水分が浸入するのを防止するためのもので、これにより酸素や水分による有機EL素子23の劣化等を抑えることができる。ガスバリアー層67は、透明性、ガスバリアー性、耐水性を考慮して、好ましくは窒素を含む珪素化合物、すなわち珪素窒化物や珪素酸窒化物などによって形成される。
素子基板31の有機EL素子23が形成された面側、すなわちガスバリアー層67が形成された面側には、封止基板32が対向して配置されている。封止基板32は、シール材26および封止樹脂25を介して、素子基板31上のガスバリアー層67と接着されている。封止基板32は、例えば、光透過性を有する無機ガラスからなる。本実施形態では、封止基板32の材料として無アルカリガラスを用いている。
封止基板32の厚さは、例えば、10μm〜100μm程度である。また、強度と柔軟性とのバランスを考慮すると、20μm〜80μmの範囲内とすることがより好ましい。表示パネル12では、素子基板31および封止基板32に、プラスチック基板に比べてガスバリアー性の高いガラス基板を用い、これらのガラス基板の厚さを薄くすることにより可撓性が付与されている。
シール材26は、素子基板31と封止基板32との間の非表示領域に配置され、封止基板32の外周に沿って枠状に設けられている。シール材26は、水分透過率が低い材料からなる。シール材26の材料としては、例えば、エポキシ系樹脂に硬化剤として酸無水物を添加し、促進剤としてシランカップリング剤を添加した高接着性の接着剤を用いることができる。
封止樹脂25は、素子基板31と封止基板32とシール材26とで囲まれた領域に隙間なく充填されるように設けられている。封止樹脂25は、例えば、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系等の光透光性の高い樹脂からなる。耐熱性や耐水性を考慮すると、封止樹脂25の材料として、エポキシ系樹脂を用いることが好ましい。
カラーフィルター24は、封止基板32の有機EL素子23側に設けられている。カラーフィルター24は、赤色(R)光に対応するカラーフィルター24Rと、緑色(G)光に対応するカラーフィルター24Gと、青色(B)光に対応するカラーフィルター24Bとを有している(対応する色を区別しない場合には単にカラーフィルター24とも呼ぶ)。カラーフィルター24は、平面視で有機EL素子23に重なるように設けられている。
カラーフィルター24R,24G,24Bを区画するように、遮光層68が設けられている。遮光層68は、隔壁64に対応するように配置されている。遮光層68は、遮光性を有する材料からなり、例えばCr(クロム)等からなる。なお、カラーフィルター24と遮光層68とを覆うように、オーバーコート層が設けられていてもよい。
表示パネル12は、赤色光を射出する画素14Rと、緑色光を射出する画素14Gと、青色光を射出する画素14Bとを有している(対応する色を区別しない場合には単に画素14とも呼ぶ)。カラーフィルター24R,24G,24Bは、画素14R,14G,14Bに対応して配置されている。
有機EL素子23により発せられる白色光がカラーフィルター24R,24G,24Bを透過することで、画素14R,14G,14BにおいてR、G、Bの3つの異なる色の光が射出される。画素14R,14G,14Bから一つの画素群が構成され、それぞれの画素群において画素14R,14G,14Bのそれぞれの輝度を適宜変えることで、種々の色の表示を行うことができる。したがって、フルカラー表示またはフルカラー発光が可能な表示パネルを提供できる。
表示パネル12では、機能層53から陰極52側に発せられた光は、観察側に射出される。また、機能層53から陽極51側に発せられた光は、反射層63により反射されて、観察側に射出される。以下、ガラス(無アルカリガラス)で構成される素子基板31や封止基板32の限界の曲率を求めるための試験装置について説明する。
図5は、試験装置の構造を模式的に示す斜視図である。図6は、カバーを外した状態の試験装置を上方から見た模式平面図である。図7は、図6に示す試験装置をA方向から見た模式側面図である。以下、試験装置の構造を、図5〜図7を参照しながら説明する。
本実施形態の試験装置71は、試験片72をU字状に折り曲げていき、湾曲部72aに亀裂(クラック)が生じたとき(又は破壊したとき)の湾曲部72aの曲率を測定する装置である。
図5〜図7に示すように、試験装置71は、第1平板73と第2平板74との間に試験片72を挟み、第2平板74を第1平板73の方向に移動させて試験片72を押し曲げ、試験片72の湾曲部72aに亀裂が生じたときの湾曲部72aの曲率を求める装置である。このような試験装置71は、第1平板73と、第2平板74と、移動機構75と、筐体76と、カバー77とを有する。
第1平板73は、試験片72を押し曲げるために用いられ、動かないように筐体76に固定されている。第2平板74は、第1平板73と平行となるように配置されている。また、第2平板74は、第1平板73と平行状態を維持したまま、第1平板73に近づく方向、又は第1平板73から離れる方向にスライド可能に設けられている。また、第1平板73及び第2平板74の幅W1は、試験片72の幅W2より広くなっている。
また、第1平板73及び第2平板74の高さH1,H2は、試験片72の長さの1/2以上になるようにする。これにより、試験片72を押し曲げた際、試験片72をU字状に曲げていくことが可能となる。言い換えれば、第1平板73及び第2平板74から試験片72をはみ出さず、例えば、風船形状のように広がらずに曲げることができる。本実施形態では、U字状に曲げた試験片72の湾曲部72aの曲率を求めるため、上記した構造とする。
移動機構75は、第2平板74を移動させるために用いられる。移動機構75は、第2平板74と回転可能に接続される丸棒状の支柱81と、支柱81を回転させるハンドル82と、支柱81を回転可能にガイドするガイド板83とを有する。
具体的には、第2平板74と支柱81とは、ボールベアリング84を介して回転可能に接続されている。ガイド板83は、筐体76に固定されている。また、支柱81とガイド板83とは、互いに形成されたネジ溝が組み合わさった、例えば、ボールネジ85を利用して組み合わされている。
筐体76は、試験装置71の土台となる底板86と、底板86の載置面86xと略垂直になるように底板86の一辺に設けられた背面板87とを有する。底板86は、第1平板73、ガイド板83などが動かず確実に支持できる程度の厚みと重量を有する。
背面板87には、第2平板74を第1平板73やガイド板83の方向に移動させるためのガイドレール88が設けられている。第2平板74は、ガイドレール88に沿って移動するスライド板89a,89bを介して、ガイドレール88にスライド可能に支持されている。また、一方のスライド板89aには、スライド板89aが移動した距離、つまり、第2平板74が移動した距離を測定する測定部を構成する計測器(図示せず)と、測定した値を表示するデジタルカウンター91とが設けられている。また、試験装置71における試験片72の状態が確認できる部分には、目視にて確認してもよいが、試験片72に亀裂が生じたことを確認するための判定部としての顕微鏡92が備えられていてもよい(図7参照)。
また、底板86には、破壊した場合の試験片72を収容可能な収容皿93が設けられている。これにより、試験装置71の中に飛散した試験片72の破片をすぐに片付けることができる。
図5に示すように、カバー77は、筐体76において開放されている部分を覆うように設けられている。具体的には、カバー77は、底板86に対して対向する位置に配置される上板77aと、上板77aと略直角になるように上板77aの一辺に設けられた(背面板87に対して対向する位置に配置される)正面板77bとを有する。なお、カバー77は、直接目視あるいは顕微鏡92を用いて試験片72の状態を確認することができるように、上板77aの一部分77cが透明な部材で構成されている。また、正面板77bの一部分77dも、透明な部材で構成されている。
以上のような構成によれば、筐体76とカバー77とが組み合わさることによって、試験片72が露出しないようになっている。つまり、試験片72を押し曲げて破壊した際に、試験片72の破片が外部に飛び散らないような安全な構造となっている。
試験装置71の動作としては、ハンドル82を回すと、ガイド板83に形成されたメネジに沿ってオネジが形成された支柱81が回転し、支柱81が第1平板73の方向に接近する、又は離れる方向に移動する。そして、支柱81の動作に追従して、支柱81と接続された第2平板74がスライド移動する。このような動作によって、試験片72をU字状に押し曲げていくことができる。
なお、本実施形態の試験装置71を用いて求める曲率とは、折り曲げられた試験片72の湾曲部72aの半径値である。更に具体的には、試験片72の厚みの半分の位置の半径値である。つまり、試験片72に亀裂が生じたときの第1平板73と第2平板74との距離(間隔)から試験片72の厚みを引いた値が、湾曲部72aの曲率となる。以下、上記した試験装置71を用いて試験片72の湾曲部72aの曲率を求める試験方法について説明する。
<試験方法>
図8〜図10は、試験片の湾曲部の曲率を求める試験方法を工程順に示す模式側面図である。なお、図8〜図10に示す試験装置71は、カバー77、ガイドレール88、ボールネジ85、収容皿93等の図示は省略する。以下、試験方法を、図8〜図10を参照しながら説明する。また、試験片72の湾曲部72aの曲率を求める試験環境としては、常温(例えば、20℃程度)、常湿(例えば、50%程度)である。ただし、本実施形態のように、試験片72がガラス基板の場合、試験環境によって影響を受ける可能性は少ないと考えられる。
図8〜図10は、試験片の湾曲部の曲率を求める試験方法を工程順に示す模式側面図である。なお、図8〜図10に示す試験装置71は、カバー77、ガイドレール88、ボールネジ85、収容皿93等の図示は省略する。以下、試験方法を、図8〜図10を参照しながら説明する。また、試験片72の湾曲部72aの曲率を求める試験環境としては、常温(例えば、20℃程度)、常湿(例えば、50%程度)である。ただし、本実施形態のように、試験片72がガラス基板の場合、試験環境によって影響を受ける可能性は少ないと考えられる。
まず、図8に示すように、試験片72を試験装置71にセットする(挟持工程)。最初に、試験装置71の原点合わせを行う。まず、ハンドル82を回して、第2平板74を第1平板73と密着させる。その後、スライド板89aに設けられたデジタルカウンター91の表示をリセットして0にする。
次に、ハンドル82を回して第2平板74を第1平板73から離す。そして、試験片72を軽く押し曲げながら(湾曲させながら)第1平板73と第2平板74との距離(間隔)を調整し、試験片72を第1平板73と第2平板74との間にセット(挟持)する。このとき、試験片72がよじれないように、第1平板73側に配置される試験片72の一辺全体が底板86(載置面86x)に接触するようにする。同じように、第2平板74側に配置される試験片72の一辺全体が底板86(載置面86x)に接触するようにする。
次に、図9に示すように、第2平板74を移動させて試験片72を押し曲げていく(押し曲げ工程)。具体的には、少しずつハンドル82を回して、第2平板74を第1平板73の方向にゆっくり所定の速度で近づける。これにより、折り曲げられた試験片72の湾曲部72aの曲率が少しずつ小さくなっていく。また、顕微鏡92(図7参照)で湾曲部72aの部分を見ながらハンドル82を回し、試験片72に亀裂94(図10参照)が生じたか否かを確認する。なお、顕微鏡92を用いることなく、目視にて確認するようにしてもよい。また、第1平板73及び第2平板74の高さH1,H2が、試験片72の長さの1/2以上に設定されているので、試験片72をU字状に曲げていくことができる。
次に、図10に示すように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じるまで第2平板74を移動させる(押し曲げ工程、測定工程)。まず、上記と同様の手順で、直接目視あるいは顕微鏡92を用いて試験片72の湾曲部72aを確認しながら、第2平板74を第1平板73の方向にゆっくり近づける。そして、試験片72の湾曲部72aの部分に亀裂94が生じたとき(又は破壊したとき)、ハンドル82の回転動作を停止する。次に、デジタルカウンター91に表示された数値を読み取る。
曲率の求め方としては、まず、デジタルカウンター91で表示された数値を1/2にする。更に、試験片72の厚みの半分の部分の曲率を求めるので、板厚の半分の数値を差し引く。この数値が、試験片72に亀裂94が生じるときの湾曲部72aの曲率となる。以上により、試験片72の限界の曲率(屈曲耐性)を求める試験方法が終了する。また、上記した試験方法を行うことにより、JIS規格における3点曲げ試験や4点曲げ試験に相当する結果を得ることができる。
上記した方法では、素子基板31及び封止基板32に相当する試験片72のみを押し曲げて試験しているが、これに限定されず、素子基板31及び封止基板32を含む表示パネル12が樹脂フィルム21,22でラミネートされた有機EL装置11を、上記した試験に適用するようにしてもよい。なお、有機EL装置11に限定されず、例えば、液晶装置やプラズマディスプレイ等でもよい。また、有機EL装置11等の表示装置に限定されず、太陽電池や二次電池等でもよい。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)本実施形態によれば、ハンドル82を回して第2平板74を第1平板73の方向に少しずつ移動させていくことにより、第1平板73と第2平板74とに挟持された試験片72を少しずつ連続的に押し曲げていくことができる。更に、第1平板73及び第2平板74の平面で押していくことにより、試験片72をU字状に曲げることができる。そして、湾曲部72aに亀裂94が生じたときの第1平板73と第2平板74との距離(間隔)を基に、試験片72の限界の曲率を求めることができる。これにより、従来のように試験片72を折り曲げるローラーを何種類も用意することなく、また、曲げ動作を繰り返し行わないので、早く高精度に限界の曲率を求めることができる。
(2)本実施形態によれば、第1平板73及び第2平板74の高さH1,H2が試験片72の長さの1/2以上に設定されているので、試験片72を押し曲げる際、試験片72の湾曲部72aを除いた平な面全体を、第1平板73及び第2平板74で押圧することが可能となる。よって、試験片72をU字状に折り曲げることができる。
なお、実施形態は上記に限定されず、以下のような形態で実施することもできる。
(変形例1)
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じたか否かを直接目視あるいは顕微鏡92を用いて確認することに限定されず、例えば、図11に示すように、照明装置95を用いて確認するようにしてもよい。図11は、試験装置の構造を示す模式側面図である。具体的には、試験装置71にセットした試験片72の一端72bに、照明装置95からの光95aを照射する。試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じていない場合、試験片72の他端72cから光95aが出力される。つまり、試験片72の湾曲部72aから光95aが漏れない。
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じたか否かを直接目視あるいは顕微鏡92を用いて確認することに限定されず、例えば、図11に示すように、照明装置95を用いて確認するようにしてもよい。図11は、試験装置の構造を示す模式側面図である。具体的には、試験装置71にセットした試験片72の一端72bに、照明装置95からの光95aを照射する。試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じていない場合、試験片72の他端72cから光95aが出力される。つまり、試験片72の湾曲部72aから光95aが漏れない。
しかしながら、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じている場合、亀裂94が生じた部分から光95aが漏れ乱反射する。これにより、亀裂94が生じているか否かを判定することが可能となる。以上のように、光95aを用いて判定するので、例えば、樹脂フィルム21,22でラミネートされた有機EL装置11を曲げた場合のように、亀裂94が生じたか否かを判断しづらい場合でも亀裂94の有無を確認することができる。
(変形例2)
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じたか否かを直接目視あるいは顕微鏡92を用いて確認することに限定されず、例えば、図12に示すように、撮像装置を構成するモニター96を用いて確認するようにしてもよい。図12は、試験装置の構造を示す模式側面図である。具体的には、例えば、湾曲部72aの画像を撮影する撮像装置を構成するCCD(Charge Coupled Device)カメラ97を備え、CCDカメラ97で撮影された画像をモニター96で表示する。これによれば、湾曲部72aの状態をモニター96によって拡大して表示させることが可能となり、亀裂94が生じたか否かを判断することができる。更に、モニター96に表示させるので、複数の人によって亀裂94の有無を確認することもできる。
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じたか否かを直接目視あるいは顕微鏡92を用いて確認することに限定されず、例えば、図12に示すように、撮像装置を構成するモニター96を用いて確認するようにしてもよい。図12は、試験装置の構造を示す模式側面図である。具体的には、例えば、湾曲部72aの画像を撮影する撮像装置を構成するCCD(Charge Coupled Device)カメラ97を備え、CCDカメラ97で撮影された画像をモニター96で表示する。これによれば、湾曲部72aの状態をモニター96によって拡大して表示させることが可能となり、亀裂94が生じたか否かを判断することができる。更に、モニター96に表示させるので、複数の人によって亀裂94の有無を確認することもできる。
(変形例3)
上記したように、湾曲部72aの曲率を求めることだけに限定されず、例えば、図13に示すように、曲げ圧力も検出できるようにしてもよい。図13は、試験装置の構造を示す模式側面図である。具体的には、第1平板73又は第2平板74のどちらかに圧力検出手段98(圧力検出部)が設けられている。ここでは、第2平板74に圧力検出手段98が設けられているものとする。圧力検出手段98としては、例えば、ひずみゲージ式のロードセルが挙げられる。これによれば、圧力検出手段98を用いているので、亀裂94が生じるときの曲率が求められることに加えて、亀裂94が生じる際に必要な圧力(曲げ反発力)も参考に求めることができる。
上記したように、湾曲部72aの曲率を求めることだけに限定されず、例えば、図13に示すように、曲げ圧力も検出できるようにしてもよい。図13は、試験装置の構造を示す模式側面図である。具体的には、第1平板73又は第2平板74のどちらかに圧力検出手段98(圧力検出部)が設けられている。ここでは、第2平板74に圧力検出手段98が設けられているものとする。圧力検出手段98としては、例えば、ひずみゲージ式のロードセルが挙げられる。これによれば、圧力検出手段98を用いているので、亀裂94が生じるときの曲率が求められることに加えて、亀裂94が生じる際に必要な圧力(曲げ反発力)も参考に求めることができる。
(変形例4)
上記したように、試験片72の端部(72b,72c:図11参照)近傍を第2平板74と底板86との両方に接触させながら試験片72を押し曲げることに代えて、図14に示すように、第1平板73a及び第2平板74aのみに接触させて押し曲げるようにしてもよい。図14は、試験装置の構造を示す模式側面図である。具体的には、第2平板74aは、第1平板73aと平行に配置される部分と、底板86aと接触すると共に平行に配置される部分とを有する。そして、第2平板74aには、コーナーPが形成されている。コーナーPの角度は90°である。また、第1平板73a及び第2平板74aには、試験片72の端部と接触する載置面86yを有する。これによれば、試験片72の端部が底板86(86a)を擦りながら曲げるのではなく、コーナーPによって試験片72の端部を支持し底板86aを擦らずに曲げるので、試験片に曲げ以外の力が加わることを防ぐことができる。よって、より正確な限界の曲率を求めることができる。
上記したように、試験片72の端部(72b,72c:図11参照)近傍を第2平板74と底板86との両方に接触させながら試験片72を押し曲げることに代えて、図14に示すように、第1平板73a及び第2平板74aのみに接触させて押し曲げるようにしてもよい。図14は、試験装置の構造を示す模式側面図である。具体的には、第2平板74aは、第1平板73aと平行に配置される部分と、底板86aと接触すると共に平行に配置される部分とを有する。そして、第2平板74aには、コーナーPが形成されている。コーナーPの角度は90°である。また、第1平板73a及び第2平板74aには、試験片72の端部と接触する載置面86yを有する。これによれば、試験片72の端部が底板86(86a)を擦りながら曲げるのではなく、コーナーPによって試験片72の端部を支持し底板86aを擦らずに曲げるので、試験片に曲げ以外の力が加わることを防ぐことができる。よって、より正確な限界の曲率を求めることができる。
(変形例5)
上記したように、第1平板73と第2平板74との距離を確認するのに、スライド板89aに設けられたデジタルカウンター91を用いることに限定されず、例えば、背面板87にメジャーを配置して、移動した第2平板74の位置を読み取るようにしてもよい。つまり、第2平板74が目盛りを指示する役割を果たす。
上記したように、第1平板73と第2平板74との距離を確認するのに、スライド板89aに設けられたデジタルカウンター91を用いることに限定されず、例えば、背面板87にメジャーを配置して、移動した第2平板74の位置を読み取るようにしてもよい。つまり、第2平板74が目盛りを指示する役割を果たす。
(変形例6)
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じたか否かを直接目視あるいは顕微鏡92を用いて確認することに限定されず、例えば、湾曲部72aに亀裂94が生じたときに発する音で確認するようにしてもよい。具体的には、試験片72の湾曲部72aの近傍にマイクが配置されており、このマイクを用いて亀裂94が生じた音を確認する。これによれば、亀裂94が生じた音を利用するので、目視や顕微鏡92では確認しづらいような亀裂94や、ラミネートされて確認しづらいような亀裂94であっても判定することができる。また、音でなく、振動を検出して判定するようにしてもよい。
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じたか否かを直接目視あるいは顕微鏡92を用いて確認することに限定されず、例えば、湾曲部72aに亀裂94が生じたときに発する音で確認するようにしてもよい。具体的には、試験片72の湾曲部72aの近傍にマイクが配置されており、このマイクを用いて亀裂94が生じた音を確認する。これによれば、亀裂94が生じた音を利用するので、目視や顕微鏡92では確認しづらいような亀裂94や、ラミネートされて確認しづらいような亀裂94であっても判定することができる。また、音でなく、振動を検出して判定するようにしてもよい。
(変形例7)
上記したように、第1平板73を固定し、第2平板74を第1平板73の方向に移動させることに限定されず、例えば、第2平板74を固定し、第1平板73を第2平板74の方向に移動させるようにしてもよい。また、第1平板73及び第2平板74の両方を互いの方向に移動させるようにしてもよい。
上記したように、第1平板73を固定し、第2平板74を第1平板73の方向に移動させることに限定されず、例えば、第2平板74を固定し、第1平板73を第2平板74の方向に移動させるようにしてもよい。また、第1平板73及び第2平板74の両方を互いの方向に移動させるようにしてもよい。
(変形例8)
上記したように、ハンドル82を回して手動で第1平板73と第2平板74とを近づけているが、この方法に限定されず、例えば、電動で第1平板73や第2平板74を移動させるようにしてもよい。また、音を検出するマイク(音検出部)と連動して、第2平板74の移動をブレーキのような機構でロックするようにしてもよい。これによれば、音を検出した瞬間に第2平板74がロックされるので、第2平板74がずれる量を少なくすることができる。よって、曲率を求める精度を向上させることができる。なお、手動で第2平板74を移動させる場合にも、上記したように、音検出部を備え第2平板74をロックさせるようにしてもよい。
上記したように、ハンドル82を回して手動で第1平板73と第2平板74とを近づけているが、この方法に限定されず、例えば、電動で第1平板73や第2平板74を移動させるようにしてもよい。また、音を検出するマイク(音検出部)と連動して、第2平板74の移動をブレーキのような機構でロックするようにしてもよい。これによれば、音を検出した瞬間に第2平板74がロックされるので、第2平板74がずれる量を少なくすることができる。よって、曲率を求める精度を向上させることができる。なお、手動で第2平板74を移動させる場合にも、上記したように、音検出部を備え第2平板74をロックさせるようにしてもよい。
(変形例9)
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94(又は破壊)が生じたか否かを判定して破壊限界を求めていたが、これに限定されず、例えば、上記した試験装置71を用いて特性が変化する曲率を求めるようにしてもよい。特性の変化(特性変化)とは、例えば、折り曲げた試験片72が元の状態に戻らない状態、言い換えれば、弾性変形から塑性変形に変わることである。
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94(又は破壊)が生じたか否かを判定して破壊限界を求めていたが、これに限定されず、例えば、上記した試験装置71を用いて特性が変化する曲率を求めるようにしてもよい。特性の変化(特性変化)とは、例えば、折り曲げた試験片72が元の状態に戻らない状態、言い換えれば、弾性変形から塑性変形に変わることである。
(変形例10)
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じるような破壊限界を求めていたが、これに加えて故障限界を求めるようにしてもよい。故障限界とは、例えば、トランジスターの配線が切れてしまうことである。これによれば、試験片72に相当する素子基板31や封止基板32が割れていなくても表示しないという不具合が発生する。そこで、破壊限界と故障限界の両方を求めることにより、限界の曲率を求めることができる。また、これに限定されず、消費電流を測定したり、太陽電池や二次電池のようなものであれば起電力を測定したりして、変動した点を故障と判定するようにしてもよい。
上記したように、試験片72の湾曲部72aに亀裂94が生じるような破壊限界を求めていたが、これに加えて故障限界を求めるようにしてもよい。故障限界とは、例えば、トランジスターの配線が切れてしまうことである。これによれば、試験片72に相当する素子基板31や封止基板32が割れていなくても表示しないという不具合が発生する。そこで、破壊限界と故障限界の両方を求めることにより、限界の曲率を求めることができる。また、これに限定されず、消費電流を測定したり、太陽電池や二次電池のようなものであれば起電力を測定したりして、変動した点を故障と判定するようにしてもよい。
(変形例11)
上記したように、試験片72として素子基板31や封止基板32等のガラス基板を挙げているが、これに限定されず、プラスチック、積層材、金属板、厚紙、光ファイバー、ケーブルなどでもよい。棒状の試験片は、V溝などの保持機構を試験装置71に設けることが望ましい。
上記したように、試験片72として素子基板31や封止基板32等のガラス基板を挙げているが、これに限定されず、プラスチック、積層材、金属板、厚紙、光ファイバー、ケーブルなどでもよい。棒状の試験片は、V溝などの保持機構を試験装置71に設けることが望ましい。
11…有機EL装置、12…表示パネル、13…表示部、14,14R,14G,14B…画素、15…表示領域、16…端子部、17a,17b,17c…中継基板、21,22…樹脂フィルム、21a,22a…基材フィルム、21b,22b…接着層、23…有機EL素子、24,24R,24G,24B…カラーフィルター、25…封止樹脂、26…シール材、27,28…空間、29…封止樹脂の一部、31…素子基板、31a…端子部、32…封止基板、33…異方性導電膜、34,35…中間接着層、41…走査線、42…信号線、43…電源線、44…信号線駆動回路、45…走査線駆動回路、46…スイッチング用TFT、47…保持容量、48…TFT素子、51…陽極、52…陰極、53…機能層、61…回路素子層、62…平坦化層、63…反射層、64…隔壁、65…電極保護層、66…有機緩衝層、67…ガスバリアー層、68…遮光層、71…試験装置、72…試験片、72a…湾曲部、72b…一端、72c…他端、73,73a…第1平板、74,74a…第2平板、75…移動機構、76…筐体、77…カバー、77a…上板、77b…正面板、77c,77d…一部分、81…支柱、82…ハンドル、83…ガイド板、84…ボールベアリング、85…ボールネジ、86,86a…底板、86x,86y…載置面、87…背面板、88…ガイドレール、89a,89b…スライド板、91…測定部を構成するデジタルカウンター、92…判定部としての顕微鏡、93…収容皿、94…亀裂、95…照明装置、95a…光、96…撮像装置を構成するモニター、97…撮像装置を構成するCCDカメラ、98…圧力検出手段(圧力検出部)。
Claims (12)
- 試験片の屈曲耐性を求める試験装置であって、
前記試験片が載置される載置面と、
前記載置面に対して略垂直に配置されると共に、前記載置面の面上で互いに対向配置される第1平板及び第2平板と、
前記第1平板と前記第2平板とのうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる移動機構と、
前記第1平板と前記第2平板との間隔を測定する測定部と、
を備えることを特徴とする試験装置。 - 請求項1に記載の試験装置であって、
前記第1平板及び前記第2平板の前記載置面からの高さは、前記試験片の長さの1/2以上であることを特徴とする試験装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の試験装置であって、
前記第1平板は固定されており、
前記第1平板に対して前記第2平板を移動させることを特徴とする試験装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の試験装置であって、
前記試験片の湾曲部に亀裂が生じたか否かを判定する判定部を有することを特徴とする試験装置。 - 請求項4に記載の試験装置であって、
前記判定部は、前記湾曲部に亀裂が生じた際に発する音を集音するマイクを備えることを特徴とする試験装置。 - 請求項4に記載の試験装置であって、
前記判定部は、前記試験片に光を照射する照明装置を備えることを特徴とする試験装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の試験装置であって、
前記試験片の曲げ反発力を検出する圧力検出部を有することを特徴とする試験装置。 - 試験片の屈曲耐性を求める試験方法であって、
略平行に配置された第1平板と第2平板との間に前記試験片を挟持する挟持工程と、
前記第1平板と前記第2平板とのうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させて前記試験片をU字状に押し曲げる押し曲げ工程と、
前記試験片の湾曲部に亀裂が生じたときの前記第1平板と前記第2平板との間隔を測定する測定工程と、
を有することを特徴とする試験方法。 - 請求項8に記載の試験方法であって、
前記押し曲げ工程は、前記第1平板と前記第2平板とのうち少なくとも一方を他方に対して所定の速度で相対的に移動させることを特徴とする試験方法。 - 請求項8又は請求項9に記載の試験方法であって、
前記押し曲げ工程は、前記湾曲部に生じる亀裂を目視で確認することを特徴とする試験方法。 - 請求項8又は請求項9に記載の試験方法であって、
前記押し曲げ工程は、前記湾曲部に生じる亀裂を音で確認することを特徴とする試験方法。 - 請求項8又は請求項9に記載の試験方法であって、
前記押し曲げ工程は、前記湾曲部に生じる亀裂を光学的に検出することを特徴とする試験方法。
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