JP2011033174A - クランプ部材 - Google Patents

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亘 小島
Tomoaki Aoshima
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Abstract

【課題】管体に錘を容易に装着することができるクランプ部材を得る。
【解決手段】錘32を錘取付部16に取り付けようとすると、錘32の外周面と当接部46の当り面48とが当り、当接部46が弾性変形し、対向して配置さる当接部46の先端部は互いに離れる方向に移動する。当接部46の先端部が互いに離れる方向に移動することで、錘32が対向する当接部46の間を通過して錘取付部16に取り付けられる。次ぎに、第1管体装着部12、第2管体装着部14及び第3管体装着部18を、管体に装着させる。このように、第1管体装着部12、第2管体装着部14、第3管体装着部18を管体に装着させることで、管体に錘32を容易に装着することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、管体に取り付けることで、この管体の振動を減衰させるクランプ部材に関する。
文献1には、ケーブルの振動を減衰させるための防振ウェイトについて記載されている。
詳細には、この防振ウェイトには、ケーブルの周方向に分割されると共にその軸方向に沿ってケーブルの挿通孔を有して錘を備える分割部材と、この分割部材の外周に着脱可能に取り付けられ、分割部材を弾撥的に締め付けるバンド部材と、が設けられている。
そして、ケーブルに挿通孔を介して分割部材を装着し、バンド部材で分割部材をケーブルに締め付けることで分割部材がケーブル(管体)に固定されるようになっている。
実公平7−757号公報
しかしながら、従来の構成によると、分割部材(錘)を管体に装着するには、分割部材とは別部品のバンド部材が必要となっていた。
本発明の課題は、上記事実を考慮し、管体に錘を容易に装着することである。
本発明の請求項1に係るクランプ部材は、管体に装着される管体装着部と、錘が取り付けられる錘取付部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、クランプ部材には、錘が取り付けられる錘取付部が設けられており、この錘取付部に錘を取り付けて管体装着部を管体に装着させる。このように、管体装着部を管体に装着させることで、管体に錘を容易に装着することができる。
本発明の請求項2に係るクランプ部材は、請求項1記載において、前記錘取付部に取り付けられた錘が、前記錘取付部から脱落するのを防止する脱落防止手段を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、脱落防止手段は、錘取付部から錘が脱落するのを防止する。このように、脱落防止手段を設けることで、例えば、管体が振動した場合でも、錘取付部から錘が脱落するのを防止することができる。
本発明の請求項3に係るクランプ部材は、請求項2記載において、前記脱落防止手段は、錘を前記錘取付部に取り付ける際には弾性変形して錘が前記錘取付部に取り付けられるのを許容すると共に、錘が前記錘取付部に取り付けられると弾性復帰し、弾性復帰した状態で前記管体装着部に装着された管体と当って弾性変形が制限され、前記錘取付部に取り付けられた錘の脱落方向への移動を規制する当接部を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、錘を錘取付部に取り付ける際には、当接部が弾性変形して錘が錘取付部に取り付けられるのを許容する。さらに、錘が錘取付部に取り付けられると、当接部は弾性復帰し、弾性復帰した状態で管体装着部に装着された管体と当って弾性変形が制限される。
このように、当接部が弾性復帰した状態で管体と当って弾性変形が制限されるため、錘取付部に取り付けられた錘の脱落方向への移動が規制される。これにより、錘がクランプ部材から脱落するのを防止することができる。
本発明の請求項4に係るクランプ部材は、請求項2記載において、前記錘取付部と前記管体装着部との間には、錘が通過する連通部が形成され、前記脱落防止手段は、錘を前記錘取付部に取り付ける際には弾性変形して錘が前記錘取付部に取り付けられるのを許容すると共に、錘が前記錘取付部に取り付けられると弾性復帰して前記錘取付部に取り付けられた錘の脱落方向への移動を規制する規制部を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、錘取付部に錘を取り付ける際には、錘を、錘取付部と管体装着部との間に形成された連通部を通過させ、規制部を弾性変形させて錘取付部に取り付ける。
さらに、錘が錘取付部に取り付けられると、規制部は、弾性復帰して錘取付部に取り付けられた錘の脱落方向への移動を規制する。
このように、錘を、錘取付部と管体装着部との間に形成された連通部を通過させて錘取付部に取り付けることで、仮に、規制部が弾性変形して錘取付部に取り付けられた錘が脱落方向へ移動したとしても移動した錘は、管体装着部に装着された管体と当る。これにより、錘がクランプ部材から脱落するのを防止することができる。
本発明の請求項5に係るクランプ部材は、請求項1〜4何れか1項に記載において、前記錘取付部は、前記管体装着部の長手方向に沿った横壁と、前記横壁の終端に形成された縦壁と、で形成されることを特徴とする。
上記構成によれば、錘は、横壁と縦壁で形成された錘取付部に取り付けられる。これにより、錘取付部に取り付けられた錘を縦壁に当てることで、管体装着部の長手方向における錘の移動を規制することができる。
本発明の請求項6に係るクランプ部材は、請求項1〜5何れか1項に記載において、前記錘取付部を複数個備えることを特徴とする。
上記構成によれば、クランプ部材には、錘取付部が複数個備えられている。これにより、クランプ部材に複数個の錘を取り付けることができる。
本発明の請求項7に係るクランプ部材は、請求項1〜6何れか1項に記載において、前記管体装着部を複数個備えることを特徴とする。
上記構成によれば、クランプ部材には、管体装着部が複数個備えられている。これにより、複数個の管体にクランプ部材を装着させることができる。
本発明によれば、管体に錘を容易に装着することができる。
本発明の第1実施形態に係るクランプ部材を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るクランプ部材を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るクランプ部材を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るクランプ部材を示した平面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係るクランプ部材を示した拡大正面図及び正面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係るクランプ部材を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係るクランプ部材を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係るクランプ部材を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るクランプ部材を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るクランプ部材を示した平面図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係るクランプ部材を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係るクランプ部材を示した断面図である。
本発明の第1実施形態に係るクランプ部材の一例について図1〜図7に従って説明する。
(全体構成)
図1、図2、図3には、例えば、自動車のフロアーパネルの下に配索される燃料配管及びブレーキ配管等に取り付けられる振動を減衰するためのクランプ部材10が示されている。
そして、樹脂部材(例えばポリアセタール樹脂)で成形されたクランプ部材10には、管体20に装着される第1管体装着部12と、第1管体装着部12の隣なりに設けられ、管体26に装着される第2管体装着部14と、この第1管体装着部12と第2管体装着部14との間に設けられ、錘32が取り付けられる錘取付部16と、第1管体装着部12及び第2管体装着部14に対して反対側に設けられ、管体34に装着される第3管体装着部18と、が備えられている。
また、第2管体装着部14は、第1管体装着部12が装着される管体20の外径よりも小さい管体26に装着されるように形成されており、第3管体装着部18は、第1管体装着部12が装着される管体20の外径よりも大きい管体34に装着されるように形成されている。
さらに、第1管体装着部12には、装着される管体20が載せられる載置面22が、装着される管体20の長手方向に延び、装着される管体20の外周面に沿うように曲面状に設けられている。また、載置面22の長手方向の両端部には、装着された管体20を第1管体装着部12に保持する爪部材24が載置面22を挟んで2個ずつ設けられている。
詳細には、爪部材24は、装着される管体20と当って対向する先端部が離れる方向(図7(A)に示す矢印方向)に弾性変形して管体20の装着を可能とし、管体20が装着されると弾性復帰して管体20を第1管体装着部12に保持する弾性爪24Aと、弾性爪24Aを支持する支持体24Bとを備えている。
この構成により、第1管体装着部12を管体20に装着すると、弾性復帰した弾性爪24Aによって管体20が第1管体装着部12に保持される。
これに対し、第1管体装着部12の隣なりに設けられた第2管体装着部14には、第1管体装着部12と同様に、装着された管体26(図3参照)が載せられる載置面28が設けられている。さらに、載置面28の長手方向の両端部には、弾性爪30Aと、支持体30Bとを備えた爪部材30が設けられている。なお、第1管体装着部12と第2管体装着部14との間に設けられた、弾性爪24Aと弾性爪30Aとを支持する支持体24B、30Bは、同一部材とされている。
さらに、第1管体装着部12の反対側に設けられた第3管体装着部18には、第1管体装着部12と同様に、装着される管体34(図3参照)が載せられる載置面35が設けられている。さらに、載置面35の長手方向の両端部には、弾性爪36Aと、支持体36Bとを備えた爪部材36が設けられている。
また、図5(A)(B)に示されるように、支持体24B、支持体30B、支持体36Bの基端側(載置面側)には、装着される管体20、26、34に向けて突出するリブ40が設けられている。そして、このリブ40は、第1管体装着部12、第2管体装着部14、第3管体装着部18に装着される管体20、26、34と当って、管体20、26、34が、スラスト方向(管体の軸方向)に移動するのを抑制するようになっている。
(要部構成)
次ぎに、第1管体装着部12と第2管体装着部14との間に設けられた錘取付部16について説明する。
図1、図4に示されるように、錘取付部16には、断面円形状の錘32が取り付けられるようになっており、第1管体装着部12の長手方向に沿った横壁16Aと、この横壁16Aの両端部(終端)に形成された縦壁16Bとが設けられている。
詳細には、横壁16Aは、錘32の外表面に沿って曲面状とされており、錘32が載せられるようになっている。さらに、横壁16Aの長手方向の両端部に設けられた縦壁16Bは、平面状とされており、錘32がスラスト方向(錘の軸方向)に移動すると錘32と当って錘32が移動するのを防止するようになっている。
さらに、横壁16Aの長手方向の両端側には、横壁16Aに載せられた錘32の外周面と当って錘32を錘取付部16に保持する当接部46が設けられている。
詳細には、当接部46は、横壁16Aに載せられた錘32を挟んで対向するように、横壁16Aの長手方向の両端側に設けられている。つまり、当接部46は、本第1実施形態では、全部で4個設けられている。
図6(A)(B)に示されるように、当接部46には、錘取付部16に取り付けられる錘32と当る当り面48が設けられている。そして、当り面48が錘取付部16に取り付けられる錘32と当って押されることで、当接部46は弾性変形して、対向して配置される当接部46の先端が互いに離れる方向(図6(A)に示す矢印方向)に移動するようになっている。このように、当接部46が弾性変形して錘32が錘取付部16に取り付けられるのを許容する構成となっている。
さらに、図7(A)(B)に示されるように、当接部46は、錘32が錘取付部16に取り付けられると弾性復帰して、錘取付部16に取り付けられた錘32の脱落方向(図7(A)に示す矢印方向)への移動を規制するようになっている。
また、弾性復帰した当接部46には、第1管体装着部12に装着された管体20の外周面、及び第2管体装着部14に装着された管体26の外周面と当って、弾性変形が制限される制限面50が形成されている。
つまり、第1管体装着部12及び第2管体装着部14を管体20及び管体26に装着した状態では、当接部46の弾性変形は制限され、錘取付部16に取り付けられた錘32の脱落方向への移動が確実に規制されるようになっている。
(作用・効果)
図6(A)(B)に示されるように、先ず、錘32を錘取付部16に取り付ける。詳細には、錘32を錘取付部16に取り付けようとすると、錘32の外周面と当接部46の当り面48とが当り、当接部46が弾性変形し、対向して配置さる当接部46の先端部は互いに離れる方向に移動する。当接部46の先端部が互いに離れる方向に移動することで、錘32が対向する当接部46の間を通過して錘取付部16に取り付けられる。
図7(A)に示されるように、錘32が対向する当接部46の間を通過して錘取付部16に取り付けられると、当接部46は、弾性復帰して、錘取付部16に取り付けられた錘32の脱落方向への移動を規制する。
図7(B)に示されるように、次ぎに、第1管体装着部12、第2管体装着部14及び第3管体装着部18を、管体20、26、34に装着させる。詳細には、第1管体装着部12、第2管体装着部14及び第3管体装着部18に夫々設けられた弾性爪24A、30A、36Aを管体20、26、34で押し広げながら(対向する弾性爪の先端部を広げながら)第1管体装着部12、第2管体装着部14及び第3管体装着部18を管体20、26、34に装着する。管体20、26、34に第1管体装着部12、第2管体装着部14、第3管体装着部18を装着すると弾性爪24A、30A、36Aは弾性復帰して、管体20、26、34が第1管体装着部12、第2管体装着部14、第3管体装着部18に保持される。
ここで、管体20、26が第1管体装着部12、第2管体装着部14に装着されると、管体20、26の外周面が、当接部46の制限面50と当って当接部46の弾性変形が制限される。
当接部46の弾性変形が制限されることで、錘取付部16に取り付けられた錘32の脱落方向への移動が確実に規制され、クランプ部材10からの錘32の脱落が防止される。
このように、第1管体装着部12、第2管体装着部14、第3管体装着部18を管体20、26、34に装着させることで、第1管体装着部12、第2管体装着部14、第3管体装着部18に錘32を容易に装着することができる。
また、管体20、26、34に錘32を装着することで、管体20、26、34の振動(例えば自動車のエンジンから伝達される振動)を減衰することができる。
また、当接部46が弾性復帰した状態で管体20、26の外周面と制限面50とが当って当接部46の弾性変形が制限される。このため、錘取付部16に取り付けられた錘32の脱落方向への移動が確実に規制され、錘32がクランプ部材10から脱落するのを確実に防止することができる。
また、錘32は横壁16Aと縦壁16Bで形成された錘取付部16に取り付けられる。このため、錘取付部16に取り付けられた錘32を縦壁16Bへ当てることで、錘32の長手方向(管体装着部の長手方向)の移動を規制することができる。
また、管体が装着される管体装着部が複数個(本実施形態では、第1管体装着部12、第2管体装着部14、第3管体装着部18の3個)設けられているため、複数個の管体にクランプ部材10を装着させることができる。
また、錘32を取り付ける際に弾性復帰した当接部46は、錘32を錘取付部16に仮保持する。このため、錘32をクランプ部材10に取り付けた状態で商品を出荷し、錘32が取り付けられたクランプ部材10を、別工程で自動車の燃料配管及びブレーキ配管等に装着することができる。
また、支持体24B、支持体30B、支持体36Bの基端側に、突出するリブ40を設けることで、第1管体装着部12、第2管体装着部14、第3管体装着部18に装着される管体20、26、34のスラスト方向(管体の軸方向)の移動を抑制することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、管体に装着さえる管体装着部が3個のクランプ部材10を例にとって説明したが、特に3個に限定されることなく、1〜2個でもよく、また、4個以上であってもよい。
また、上記実施形態では、錘取付部16を1個備えたクランプ部材10を例にとって説明したが、特に1個に限定されることなく2個以上であってもよい。2個以上の場合は、取り付ける錘の数によってクランプ部材10の重さを調整することができる。
また、上記実施形態では、管体として、剛性の高い燃料配管及びブレーキ配管等を例にとって説明したが、剛性の低い(可撓性の有る)ワイヤー等に管体装着部を装着してもよい。
次ぎに、本発明のクランプ部材60の第2実施形態を図8〜図12に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
(全体構成)
図8、図9、図10に示されるように、クランプ部材60は、管体62に装着される第1管体装着部64と、第1管体装着部64の隣なりに設けられ、管体66に装着される第2管体装着部68と、第1管体装着部64の底側に設けられる第1錘取付部70と、第2管体装着部68の底側に設けられる第2錘取付部71と、を備えている。
また、第1管体装着部64は、第2管体装着部68に装着される管体66の外径よりも小さい管体62に装着されるように形成されている。
さらに、第1管体装着部64には、装着される管体62が載せられる載置面74が、装着される管体62の長手方向に分割されて2個設けられている。また、各載置面74には、装着された管体62を第1管体装着部64に保持する爪部材72が載置面74を挟んで設けられている。
詳細には、爪部材72は、装着される管体62の外周面と当って対向する先端部が離れる方向(図11(A)に示す矢印方向)に弾性変形して管体62の装着を可能とし、管体62が装着されると弾性復帰して管体62を第1管体装着部64に保持する弾性爪72Aと、弾性爪72Aを支持する支持体72Bとを備えている。
また、第2管体装着部68には、装着される管体66が載せられる載置面76が、装着される管体66の長手方向に延び、装着される管体66の外周面に沿うように曲面状に設けられている。また、載置面76の長手方向の両端部には、装着された管体66を第2管体装着部68に保持する爪部材78が載置面76を挟んで2個ずつ設けられている。なお、爪部材78は、前述した爪部材72と同様に、管体66を第2管体装着部68に保持する弾性爪78Aと、弾性爪78Aを支持する支持体78Bとを備えている。
(要部構成)
次ぎに、第1錘取付部70、及び第2錘取付部71について説明する。
第1錘取付部70は、断面円形状の錘80が取り付けられるようになっており、第1管体装着部64の長手方向に沿った横壁70Aと、この横壁70Aの終端(両端)に形成された縦壁70Bとが設けられている。
さらに、第1錘取付部70と第1管体装着部64との間には、錘80が通過する連通部84(図11(A)参照)が形成され、錘80は、第1管体装着部64及び連通部84を通過して第1錘取付部70に取り付けられるようになっている。
また、第1錘取付部70の長手方向の中央部には、錘80を第1錘取付部70に取り付ける際には弾性変形して錘80が第1錘取付部70に取り付けられるのを許容すると共に、錘80が第1錘取付部70に取り付けられると弾性復帰して第1錘取付部70に取り付けられた錘80の脱落方向への移動を規制する規制部86が錘80を挟んで2個設けられている。
詳細には、図11(B)に示されるように、第1錘取付部70に取り付けられる錘80の外表面と当る当り面98が、規制部86に備えられており、当り面98が錘80により押されることで、規制部86が弾性変形して規制部86の先端部が広がって、錘80の通過を許容するようになっている。
これに対し、図8、図10に示されるように、第2錘取付部71は、断面円形状の錘90が取り付けられるようになっており、第2管体装着部68の長手方向に沿った横壁71Aと、この横壁71Aの終端(両端)に形成された縦壁71Bとが設けられている。
さらに、図11(A)(B)に示されるように、第2錘取付部71と第2管体装着部68との間には、錘90が通過する連通部92が形成され、錘90は、第2管体装着部68及び連通部92を通過して第2錘取付部71に取り付けられるようになっている。
また、錘90を第2錘取付部71に取り付ける際には弾性変形して錘90が第2錘取付部71に取り付けられるのを許容すると共に、錘90が第2錘取付部71に取り付けられると弾性復帰して第2錘取付部71に取り付けられた錘90の脱落方向への移動を規制する規制部94が第2錘取付部70の長手方向に沿って設けられている。
詳細には、第2錘取付部71に取り付けられる錘90の外表面と当る当り面96が、規制部94に備えられており、当り面96が錘90により押されることで、規制部94が弾性変形して規制部94の先端部が移動して、錘90の通過を許容するようになっている。
(作用・効果)
図11(A)(B)に示されるように、先ず、錘80及び錘90を夫々第1錘取付部70及び第2錘取付部71に取り付ける。
詳細には、錘80を第1管体装着部64及び連通部84を通過させ第1錘取付部70に取り付けようとすると、錘80と規制部86の当り面98とが当り、規制部86が弾性変形して対向して配置さる規制部86の先端部は互いに離れる方向に移動する。対向して配置される規制部86の先端部が互いに離れる方向に移動することで、錘80が対向する規制部86の間を通過して第1錘取付部70に取り付けられる。
錘80が対向する規制部86の間を通過して第1錘取付部70に取り付けられると、規制部86は弾性復帰して、第1錘取付部70に取り付けられた錘80の脱落方向への移動を規制する。
次ぎに、錘90を第2管体装着部68及び連通部92を通過させ第2錘取付部71に取り付けようとすると、錘90と規制部94の当り面96とが当り、規制部94が弾性変形して規制部94の先端部は、第2錘取付部71の開口を広げるように移動する。規制部94の先端部が開口を広げるように移動することで、錘90が規制部94を通過して第2錘取付部71に取り付けられる。
錘90が規制部94を通過して第2錘取付部71に取り付けられると、規制部94は弾性復帰して、第2錘取付部71に取り付けられた錘90の脱落方向への移動を規制する。
図12(A)(B)に示されるように、次ぎに、第1管体装着部64及び第2管体装着部68を、管体62、66に装着させる。詳細には、第1管体装着部64及び第2管体装着部68に夫々設けられた弾性爪72A、78Aを管体62、66で押し広げながら(対向する弾性爪の先端部を広げながら)管体62、66に第1管体装着部64及び第2管体装着部68を装着する。
管体62、66に第1管体装着部64、第2管体装着部68を装着すると弾性爪72A、78Aは弾性復帰して、管体62、66が第1管体装着部64、第2管体装着部68に保持される。
このように、錘80を第1管体装着部64及び連通部84を通過させて第1錘取付部70に取り付け、又は、錘90を第2管体装着部68及び連通部92を通過させて第2錘取付部71に取り付けることで、仮に、規制部86、94が弾性変形しても錘80、90は管体62、66と当る。これにより、錘80、90がクランプ部材60から脱落するのを防止することができる。
10 クランプ部材
12 第1管体装着部(管体装着部)
14 第2管体装着部(管体装着部)
16 錘取付部
16A 横壁
16B 縦壁
18 第3管体装着部(管体装着部)
20 管体
26 管体
32 錘
34 管体
46 当接部
60 クランプ部材
62 管体
64 第1管体装着部
66 管体
68 第2管体装着部
70 錘取付部
70A 横壁
70B 縦壁
71 錘取付部
71A 横壁
71B 縦壁
80 錘
84 連通部
86 規制部
90 錘
92 連通部
94 規制部

Claims (7)

  1. 管体に装着される管体装着部と、
    錘が取り付けられる錘取付部と、
    を備えるクランプ部材。
  2. 前記錘取付部に取り付けられた錘が、前記錘取付部から脱落するのを防止する脱落防止手段を備える請求項1に記載のクランプ部材。
  3. 前記脱落防止手段は、錘を前記錘取付部に取り付ける際には弾性変形して錘が前記錘取付部に取り付けられるのを許容すると共に、錘が前記錘取付部に取り付けられると弾性復帰し、弾性復帰した状態で前記管体装着部に装着された管体と当って弾性変形が制限され、前記錘取付部に取り付けられた錘の脱落方向への移動を規制する当接部を備える請求項2に記載のクランプ部材。
  4. 前記錘取付部と前記管体装着部との間には、錘が通過する連通部が形成され、
    前記脱落防止手段は、錘を前記錘取付部に取り付ける際には弾性変形して錘が前記錘取付部に取り付けられるのを許容すると共に、錘が前記錘取付部に取り付けられると弾性復帰して前記錘取付部に取り付けられた錘の脱落方向への移動を規制する規制部を備える請求項2に記載のクランプ部材。
  5. 前記錘取付部は、前記管体装着部の長手方向に沿った横壁と、前記横壁の終端に形成された縦壁と、で形成される請求項1〜4何れか1項に記載のクランプ部材。
  6. 前記錘取付部を複数個備える請求項1〜5何れか1項に記載のクランプ部材。
  7. 前記管体装着部を複数個備える請求項1〜6何れか1項に記載のクランプ部材。
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