JP2011032051A - シート給送装置及び画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来の分離パッド方式のシート給送装置では、複数枚のシートが一度に搬送されてしまう重送が発生しやすい。また、分離ローラ方式のシート給送装置は小型化できず、コストが高いという問題があった。
【解決手段】
シート給送装置の分離パッドにおいて、給送されるシートに押圧されて撓む可撓部を摩擦部材に持たせた。摩擦部材の剛性は異なる材質の弾性部材を組み合わせて高めることができ、高い摩擦係数の部材を選択しつつ適度な剛性にすることが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ等に備えられて、記録用紙や原稿を給送するシート給送装置及び原稿給送機能付きのスキャナやファクシミリ等の画像読取装置に関するものである。
原稿や記録用紙等のシートを給送するシート給送装置においては、シート束からシートを一枚ずつ給送するために、給送中のシート以外のシートを分離パッドの摩擦力によって、分離パッドの設置された位置に留めさせるような分離機構を採用することがある。
図3は、従来のシートを給送する装置の分離機構部を示す主要断面図である。ここで、1は給送ローラ、2Bは摩擦部材からなる分離パッドを示す。シートは、図5に図示するように、上流に位置するピックアップローラ14により給送口の斜面部まで送り込まれる。シート束から送り込まれた複数枚のシートは斜面部に先端が突き当てられることで斜面分離が行われ、ある程度さばかれた後、給送ローラと分離パッドとの当接部へ到達する。
給送ローラと接する最上面のシートは下流側へ給送される。2枚目以降のシートが重なり合って給送される重送を分離パッド2Bは摩擦により防ぐ機能を有している。また、給送ローラの給送方向は搬送路の方向とほぼ平行である構造となっていた。
また、特許文献1には給送ローラよりも上流の位置の斜面部に弾性変形可能な摩擦部材を貼り付けて、その後端が給送経路を遮るように突出させて配置するシート給送装置が開示されている。
特開2005−219879号公報
しかしながら従来のようなシート給送装置では、給送ローラの搬送力が極めて高い場合や、シート間の摩擦が高く分離しにくい場合などは、複数枚のシートが一度に搬送され易い。
また、特許文献1のように給送ローラよりも上流の位置の斜面部に弾性変形可能な摩擦部材を貼り付けた構成では、例えば2枚程度の少ない枚数のシートが重なって給送されているときには、分離能力が弱くなることがあった。
また、給送ローラと対向する位置に給送ローラの給送方向とは逆の方向に原稿を戻すように回転可能な分離ローラを設け、この分離ローラによりシートを分離する、他の従来のシート給送装置では、分離ローラを設けるため高価になる。そこで本発明は、安価な構成で、確実にシートを一枚ずつ分離して給送させることができるシート給送装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明のシート給送装置は、シートを給送する給送ローラと、給送されるシートに対して摩擦力を作用させる摩擦部材を有する分離パッドとを備えたシート給送装置において、前記摩擦部材は、前記給送ローラと前記分離パッドとの当接部よりも給送方向の下流の位置に、給送中のシートに押圧されて撓む可撓部を有している、ことを特徴とする。
本発明によれば、シートを給送するシート給送装置及び画像読取装置において、シートを一枚ずつ安定して搬送でき、一度に複数枚搬送してしまう問題を回避したシート給送装置を安価で提供することが可能になった。
本発明の実施例である分離給送部を説明するための断面図である。 本発明の実施例である分離給送部を説明するための断面図である。 従来の分離給送部を説明するための断面図である。 本発明の実施例である分離給送部を説明するための断面図である。 画像読取装置の概略断面図である。
以下に例示する本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像読取装置の全体構成を概略的に示す側面図である。図5に示すように、画像読取装置11は、給紙トレイ12にセットされた原稿13をピックアップする、ピックアップローラ14を備えている。また、原稿13を装置内に1枚づつ供給するための分離給送部として、給送ローラ15と、ピックアップされた複数の原稿3のうち最も上にある1枚以外に摩擦力を作用させて停止させる分離パッド16とを備える。
また、画像読取装置11は、原稿3を搬送するために配設されるレジストローラ対25を備える。さらに、原稿の裏面を読み取る画像読取部32は原稿3の画像情報をコンタクトガラス24を介して読み取る不図示のラインイメージセンサを備える。原稿の表面を読み取る画像読取部31は原稿3の画像情報をコンタクトガラス23を介して読み取る不図示のラインイメージセンサを備える。
そして、画像読取装置11は搬送路の中ほどに原稿を保持しつつ搬送する搬送ローラ対18、19及び20、21と、シート類を装置外へと排出するための排紙ローラ対22を有する。画像読取装置11は原稿3をピックアップローラ14と給送ローラ15によって装置内に取り込み、分離ローラ5によって1枚ずつに分離する。
図1、2は本考案によるシート状の媒体(以下原稿と記す)を給送するシート給送装置の主要部としての分離給送部の断面図である。図1は原稿の給送を待機しているとき等で、原稿が分離給送部にないときの状態を示している。図2は分離給送部に給送中の原稿があるとき、原稿により分離パッドが押圧されて撓むことで、シートと分離パッドが密着している状態を示している。
まず図1について説明する。分離パッドは摩擦部材(接触部材)2Aを分離パッドホルダー3に取り付けたものである。は摩擦部材2Aは、その分離パッドホルダー3に取り付けられた部分以外が原稿によって撓まされることで弾性反力を発生するように本構成ではシリコンゴム等を用いて形成されている。また、分離パッド2Aの摩擦部材の上流側を分離パッドホルダー3に固定し、下流側は固定せずに可撓性のある自由端としている。詳細には分離パッドホルダー3の斜面部に分離パッド2Aの摩擦部材を固定し、この固定された部分が給送ローラ1に当接するように取り付けている。摩擦部材を分離パッドホルダー3に固定する方法は、例えば接着材による接着、粘着テープによる固着、ねじ止め等、どんな方法でもよい。可撓性のある部分は当接部より下流の部分の全体でなくてもよく、少なくとも一部分であればよい。
搬送路に対する分離パッド2Aの好適な角度は、シート給送装置の給送条件が異なれば多少変動があるものの、実験で好適な角度を求めることができる。実験結果より分離パッド2Aを、略水平に図示された搬送路に対して略15度傾けて取り付けることが好適である。搬送路の一方の側に設けられた分離パッドは、その可撓部の端部である自由端が、図示のように搬送方向のより下流の部分ほど、より搬送路の他方の側に近づくように延びており、搬送路を狭めるような形状となっている。言い換えると、自由端が原稿の給送経路を遮るように、分離パッドは取り付けられている。分離パッドホルダー3に不図示のスプリング等で分離パッド圧4を加えることで分離パッドを介して給送ローラ1に分離パッド圧をかけている。
図2は分離給送部を原稿が給送されているときに分離パッドが撓んだ状態を示している。図に示す様に給送中の分離パッドは原稿の搬送方向に撓んでいることがわかる。原稿は分離パッドの撓みによる弾性反力9により押し上げられる。それとともに、撓みにより湾曲した分離パッドに原稿が満遍なく接触することになり、摩擦抵抗を付加できる部分が増加する。それにより、原稿が分離パッドから受ける摩擦抵抗が増加するようにしている。また、重送が起こり易い薄紙は、紙自体の剛性が低いので、摩擦材の弾性力により容易に給送角度を上向きに変えられて、摩擦材の自由端にまとわり付くようになる。また、薄紙は摩擦材の自由端と上側の搬送ガイドとの間に挟まれて、より多い摩擦抵抗を付加される。このように薄紙に対しても厚紙に対しても分離効果が向上するのである。
上述の如く摩擦部材の弾性力を活用し、待機時は原稿の給送経路を遮る様配置し、原稿通過時は摩擦部材の可撓部が剛性の高いシートに対しても、剛性の低いシートに対しても、摩擦抵抗を、シートに対して付加することができるため分離性能が向上した。
以上説明したように本実施例のシート給送装置では、摩擦部材の弾性反力により摩擦抵抗をさらに付加することで、分離能力を増加させる部分を、給送ローラと分離パッドによる分離給送が行われる当接部の直後に配置した。このようにすることで、分離パッドと給送ローラの当接する当接部では分離不良となり、分離されず重なって給送された複数枚の原稿に対して、分離パッドの可撓部で付加される摩擦抵抗により、分離を行うことが可能である。また、本実施例では分離パッドを構成する部品の形状を工夫し、取り付けの角度を好適な角度とすることにより、追加部品を必要とせず十分な分離性能を持たせることができた。
図4に示す分離パッドは実施例1の分離パッドの構造を変更したものである。分離パッドの摩擦部材2Cに適度な剛性を付与し、適切な弾性反力を得られるようにしている。摩擦部材2Cは弾性係数の異なる部材を組み合わせた複合部材となっている。本実施例では、実施例1の接触部材よりも柔らかいシリコンゴムのシート(接触部材)5とPET(ポリエチレンテレフタレート)の薄板(弾性部材)6を合わせた複合部材である。ゴムの高い摩擦係数と、シリコンゴムより高いPETの弾性係数を活用し、必要な弾性反力を得られるように分離パッドの可撓部に適度な剛性を付与する。そのために、PETの薄板6を適度な厚みにしている。これにより好適な摩擦係数の材料を接触部材5に優先的に選択しつつ、摩擦部材2Cに必要な剛性を付与することも満足できるため、実施例1よりも設計の自由度が向上した。なお、PET以外にも任意のプラスチックの薄板や金属の薄板が使用可能である。適切な厚みの薄板を使用して分離パッドの剛性を適度な値にするのではなく、薄板に穴を開ける等の形状変更を行って、分離パッドの剛性を適度な値にしてもよい。また薄板ではなく針金等の棒状の部材や、帯状の部材を用いてもよい。また、接触部材5としては摩擦力を大きくできるゴム系の材料が好適であるが、表面粗さの粗い和紙や布等のシート材であってもよい。
1 給送ローラ
2A 分離パッドの摩擦部材
2C 分離パッドの摩擦部材
3 分離パッドホルダー
5 シリコンゴムのシート(接触部材)
6 PETの薄板(弾性部材)
8 原稿
13 原稿
14 ピックアップローラ
15 給送ローラ
16 分離パッド

Claims (4)

  1. シートを給送する給送ローラと、給送されるシートに対して摩擦力を作用させる摩擦部材を有する分離パッドとを備えたシート給送装置において、
    前記摩擦部材は、前記給送ローラと前記分離パッドとの当接部よりも給送方向の下流側に、シートの給送時に、給送されるシートに押圧されて撓む可撓部を有している、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記摩擦部材は、給送されるシートに接し重送を防止する接触部材と、該接触部材と組み合わされて前記摩擦部材の剛性を増加させる弾性部材とを有することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記摩擦部材の下流側の端部は給送経路を狭めるように給送方向に対して傾斜しており、前記摩擦部材の可撓部は、給送されているシートに密着することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    該シート給送装置によって給送された原稿を読み取る画像読取部とを有する
    ことを特徴とする画像読取装置。
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