JP2011031755A - 電動パワーステアリング用モータユニット及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング用モータユニット及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の大型化及び高重量化を防ぎ、併せて、高コスト化をも回避させ得る電動パワーステアリング用モータユニット及び電動パワーステアリング装置を提供する。
【効果】
本発明に係るモータユニット100によると、モータカバー160の側壁161に固定される制御装置150が軽量化されるので、当該モータカバー160とモータ側ブラケット130との結合構造も簡素化され、これにより、装置の大型化及び高重量化を回避し、併せて、高コスト化を防止させる。また、モータカバー160の側壁161に加えられる振動等の力を抑制させるので、これによっても、装置の大型化及び高重量化を回避し、併せて、高コスト化を防止させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電動パワーステアリング用モータユニット及びこれを備える電動パワーステアリング装置に関する。
車両に搭載される電動パワーステアリング装置EPS(Electric Power-Steering
System)は、操舵トルクを検出するトルクセンサと、トルクセンサの信号に応じて電動モータの出力を制御させ操舵トルクに加えるアシストトルクを適宜に調整させる電動パワーステアリング用モータユニット(以下、モータユニットと呼ぶ。)と、操舵トルクにアシストトルクを加えた出力トルクを発生させるギヤボックスとから構成される。かかる電動パワーステアリング装置は、トルクセンサの信号に応じて電動モータをドライブさせ、操縦者の操縦意図に応じたアシストトルクを与えることにより、車両に設けられた操縦ハンドルの操作性を快適にさせる装置である。
モータユニットは、パワー半導体素子から成り電動モータをPWM(Power Width Modulation)方式で制御させるフルブリッジ回路と、当該パワー半導体素子に制御信号を出力させフルブリッジ回路の出力電力を調整させる制御基板とを配したモータ制御装置が設けられる。かかるモータ制御装置は、フルブリッジ回路等のパワー半導体素子を備えるため、ヒートシンク等の放熱体が必要とされる。しかし、当該放熱体の機能を十分に発揮させるためには、モータ制御装置の放熱体の配置位置を選ぶこととなり、それ故、当該モータ制御装置は、モータユニットの筐体から離れた位置に配置されるのが一般的であった。かかる場合、モータユニットに内蔵される電動モータとモータユニットから独立して配置されるモータ制御装置とはハーネスによって電気的接続が行なわれるため、当該ハーネスによって生じる電圧降下、及び、組立作業の煩雑化、これらに伴い、生産コストの高騰に繋がるとの問題が指摘されていた。
そこで、特開2008−254655号公報(特許文献1)には、電動モータと制御ユニット(特許請求の範囲における制御装置)との間のハーネスを省略させた電動パワーステアリング装置が紹介されている。かかる電動パワーステアリング装置は、電動モータと、当該電動モータを制御させる制御ユニットと、電動モータの駆動シャフトに接続され電動モータの動作に応じてアシストトルクを発生させるギヤボックスとから構成される。また、電動モータは、ギヤボックスのブラケットに当接するモータ側当接面を有し、当該モータ側当接面にモータ側の端子を配備させている。一方、制御ユニットは、長手方向の側面に制御側端子を配備させている。そして、電動モータは、当該モータの当接面を介してギヤボックスのブラケットに固定され、更に、モータ側の端子に制御ユニットの制御側端子が直接接続される。
しかしながら、特許文献1の技術では、電動モータと制御ユニットとが軸方向に連結されるので、連結された構造の中間部に端子連結部が配置され、当該端子連結部に大きな曲げモーメントが加わる構造とさせてしまう。従って、かかる装置を車両に搭載させる場合、振動又は衝撃に耐え得る構造が要求されるため、ギヤボックスに支持構造を設けて制御ユニットを把持させなければならず、当該ギヤボックスの構造が複雑になり、併せて、組立作業の煩雑化を招くとの問題が生じる。
そこで、特開2003−204654号公報(特許文献2)には、かかる問題を回避させる電動パワーステアリング装置が紹介されている。電動パワーステアリング装置は、モータ(特許請求の範囲における電動モータ)と、モータを収容する円筒状のフレーム(特許請求野範囲におけるモータカバー)と、モータのブラシ等を収容させるハウジングと、モータを駆動させるパワー半導体素子及び当該パワー半導体素子を制御させる制御基板及びフィルター回路を収容させた制御回路ユニットとを備え、当該制御回路ユニットは、パワーステアリング装置の側壁に配置され、ハウジング及びフレームにネジ固定され、これにより、ギヤボックスの支持構造を省略させている。
特開2008−254655号公報 特開2003−204654号公報
一般に、電動モータは、ギヤボックスに形成されたブラケットに固定されるので、ブラシ等を収容させるハウジング側が固定端とされ、これに対するフレーム(モータカバー)側が自由端とされ、所謂、片持支持の構造を呈してしまう。この場合、電動パワーステアリング装置に車両の振動又は衝撃力が伝わると、フレーム(モータカバー)側の重量を支持する各構造では、振動等によって作用する曲げモーメントがフレーム側の重量に応じて増加することとなる。従って、かかる構造とされた電動パワーステアリング装置にあっては、フレーム(モータカバー)側の構造を幾分でも軽量化させるのが好ましい。
しかしながら、特許文献2に係る技術では、制御基板及びパワー半導体素子及びフィルター回路の全てが制御回路ユニットの内部に収容されるので、当該制御回路用ユニットの重量が膨大となり、フレーム側の構造の重量もこれに応じて増加する。従って、特許文献2の技術では、ハウジングとフレーム(モータカバー)との結合部の構造を強化させなければならず、装置の構造の大型化及び高重量化、高コスト化を招くとの問題が生じる。尚、ハウジングとフレーム(モータカバー)との結合部の構造とは、ハウジングとフレーム(モータカバー)とを結合させるボルト等の締結材、ハウジング及びフレーム(モータカバー)における構造物の肉厚及び形状等を指す。
また、ギヤボックスのブラケットと電動モータ側のハウジングとの当接面にも高い曲げモーメントが作用するため、当該ブラケット周辺の構造強化が要求され、電動パワーステアリング装置の大型化及び高重量化、高コスト化に繋がるとの問題も生じる。
本発明は上記課題に鑑み、装置の大型化及び高重量化を防ぎ、併せて、高コスト化をも回避させ得る電動パワーステアリング用モータユニット及び電動パワーステアリング装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では次のような電動パワーステアリング用モータユニットの構成とする。即ち、内蔵された回転子の回動動作に応じて駆動軸に駆動トルクを発生させる電動モータと、パワー半導体素子から構成され入力電力を変換して前記電動モータを駆動させるための駆動電力を出力する電力変換部と、前記パワー半導体素子を実装させたパワー素子用基板と、前記パワー素子用基板を収容させたモータ側ブラケットと、電路に介挿されたフィルター回路を少なくとも収容させた配電部と、前記電動モータを格納させるモータカバーと、前記モータカバーの側面に固定される収容体を具備し前記パワー半導体素子を制御させる制御基板を前記収容体の内部に収容させた制御装置とを備えることとする。
好ましくは、前記配電部は、前記モータカバーの側面に対して所定の角度を成す角度形成面を有し、当該角度形成面に前記収容体が固定されることとする。
好ましくは、前記角度形成面は、前記モータカバーの側面に対して略直角とされていることとする。
好ましくは、前記角度形成面は、前記パワー素子用基板の位置からモータ方向に向かってオフセットされていることとする。
好ましくは、前記収容体は、樹脂材料から成ることとする。
好ましくは、前記収容体と前記配電部との固定部は、防水処理が施されることとする。
また、本発明では次のような電動パワーステアリング装置の構成とする。即ち、前記従動装置は、請求項1乃至請求項7に記載の何れか一項の電動パワーステアリング用モータユニットと、操縦ハンドルの回動動作に応じた操舵トルクへ前記アシストトルクを加えるギヤボックスこととする。
本発明に係る電動パワーステアリング用モータユニットによると、モータカバーの側壁に固定される制御装置が軽量化されるので、当該モータカバーとモータ側ブラケットとの結合構造も簡素化され、これにより、装置の大型化及び高重量化を回避し、併せて、高コスト化を防止させる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置によると、電動パワーステアリング用モータユニットとギヤボックスのブラケットとの当接面に作用する曲げモーメントが抑えられるので、ギヤボックスのブラケット周辺の構造が簡素化され、装置の大型化及び高重量化を回避し、併せて、高コスト化を防止させる。
電動パワーステアリング装置を搭載させた車両の構成を示す図。 実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す図。 実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の内部構造を示す図。 実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の回路構成を示す。 本実施の形態に係る電動パワーステアリング用モータユニットの構成を示す図。 本実施の形態に係る電動パワーステアリング用モータユニットの断面図。
以下、本発明に係る実施の形態につき図面を参照して説明する。図1に示す如く、車両CARは、シャーシに設けられた前輪FT及び後輪RTを備え、前輪FRに舵角を与えることにより、車体のヨーイングの姿勢を制御する。かかる前輪FRは、ラックRCKが設けられ、当該ラックRCKの軸動動作に応じて操舵される。また、近年の車両には、前後輪を車速に応じて操舵させる、所謂、4WS(4Wheel Steering)を採用したものも広く普及している。
図示の如く、電動パワーステアリング装置(特許請求の範囲における従動装置)を搭載させた車両CARは、車載バッテリBTTと車速センサVMUとECU1(Engine Control Unit/Electric Control Unit)とハンドル装置HDMと電動パワーステアリング装置200とイグニッションリレーIGとピニオンギヤボックスSGBとから構成される。
車載バッテリBTTは、充電可能なバッテリパックから成り、12〜24V程度の電圧を出力させる。尚、かかるバッテリパックは、その電池の種類を問うものではない。
車速センサVMUは、車輪回転センサ又は路面からの反射波を検出するセンサ等を用いて車速に関する情報を電気信号に変換させる。尚、本実施の形態に係る車両CARでは、車速センサVMUの情報がECU1へと送信される。
ECUは、内燃機関を搭載する車両の場合(Engine Control Unit)と呼ばれ、電気自動車の場合(Electric Control Unit)と呼ばれるのが一般的である。但し、本実施の形態にあっては、これらの相違によって区別されるものでなく、車速VMUから受けた速度情報に基づき、電動パワーステアリング装置200へ所望の信号を送信させる。また、かかるECU1は、この他、車両内に設置されたセンサの情報を受信し、車両CARの動作制御に関する適宜な処理を行なう。近年、ECUは、各センサに設けられ、CAN(Control Area Network)によって各センサの情報を互いに共有できるようになっている。尚、後述するが、本実施の形態では、電動パワーステアリングユニット100にも、当該装置を制御させるためのECUが搭載されている。
ハンドル装置HDMは、ドライバシートに設けられ、ドライバの操舵意図に応じた操舵トルクを電動パワーステアリング装置200へと伝達させる。また、当該ハンドル装置HDMには、イグニッションキーが設けられ、当該イグニッションキーが回動されると、イグニッションリレーIGがON状態に切換わり、内燃機関の場合には、セルモータが駆動され、電気自動車の場合には、車輪用モータの制御回路又は他の装置の制御回路が起動され、スタンバイ状態に切換わる。
電動パワーステアリング装置200は、図示の如く、トルクセンサTSと減速ギヤボックスWGBと電動パワーステアリング用モータユニット100とを主構成要素とし、当該電動パワーステアリング用モータユニット(以下、モータユニットと呼ぶ。)100は、ECU2と電動モータEMとを主構成要素としている。尚、電動パワーステアリング装置200及びモータユニット100については、その詳細な構成及び動作について追って説明することとする。
ピニオンギヤボックスSGBは、ラックRCKに形成された歯と伝達シャフトCSHに固定されたピニオンギヤとが歯合され、伝達シャフトCSHの回転運動をラックRCKの軸方向運動へと変換させる。尚、伝達シャフトCSHには、ユニバーサルジョイントが適宜に設けられ、電動パワーステアリング装置200から付与された出力トルクを円滑にピニオンギヤボックスSGBへと伝達させる。
かかる構成を具備する車両CARは、操縦者によってハンドル装置HDMが操舵されると、ECU2では、トルクセンサTSの信号及びECU1からの速度情報に基づいて電動モータEMをドライブさせ、これにより、電動パワーステアリング装置200では、操縦者による操舵トルクにアシストトルクが加えられ、当該操縦者の操舵意図に応じた出力トルクを発生させる。このとき、車両CARでは、かかる出力トルクがラックRCKに軸方向の力を与えるため、タイヤに加わる負荷の状態に関わらず、操縦者の操舵意図に応じた舵角が前輪FTに与えられ、操縦者によるハンドル操作の負担を軽減させ、操作性の向上が図られる。
図2は、本実施の形態に係るコラム式の電動パワーステアリング装置が示されている。かかる電動パワーステアリング装置200は、シャフト210及びシャフトケース220及びトルクセンサ収容部230及び信号端子240及びギヤボックス250(図1における減速キヤボックスWGB)から成る本体部と、当該本体部に固定されるモータユニット100とから構成される。以下、シャフト210の軸心を軸方向とすると、当該軸方向のギヤボックス250が配される側をリア側DRと称し、当該リア側DRの反対側をフロント側DFと称することとする。尚、フロント側DFには、伝達シャフトCSHを介してピニオンギヤボックスPGWが接続され、リア側DRには、ハンドル装置HDMが接続される。
シャフト210は、円柱状の棒体を成し、フロント側シャフト211及びリア側シャフト212と図示されないトーションバーとから構成される。フロント側シャフト211は、雄ネジ211a及びスプライン211bが形成され、リア側シャフト212にもスプラインが形成されている。また、シャフト210は、ハンドル装置HMDから操舵トルクが入力されると、当該操舵トルクに応じた捩り角がトーションバーに与えられる。更に、フロント側シャフト211及びリア側シャフト212には、各々に略中空状のセンサーシャフトが固定されている。当該センサーシャフトは、突合せ面の断面積を捩り方向に変化させる溝が形成され、トーションバーの捩れ角に応じて軸回転方向の相対運動を生じさせ、当該突合せ断面の断面積を変化させる。尚、トーションバー及びセンサーシャフトの機構は、シャフトケース220及びトルクセンサ収容部230の内部に格納されている。
トルクセンサ収容部230は、センサーシャフトの突合せ部が内部に配置されている。かかるセンサーシャフトは、一方に一次コイルが軸着され、他方に二次コイルが軸着されている(図示なし)。また、当該一次コイル及び二次コイルは、信号端子240に接続され、図示されない信号ケーブルを介してモータユニット100に接続される。即ち、一次コイルに電圧が印加され且つトーションバーに捩れ角が発生すると、二次コイルではセンサーシャフトによって磁束変化が生じるので、信号端子240の二次コイル側の端子からは、かかる捩れ角を示す誘起電圧がモータユニット100へ出力される。
ギヤボックス250は、図示の如く、ギヤ側ブラケット252が一体的に形成され、ボルトナットB/Nを用いてモータユニット100を固定させている。図3を参照し、ギヤボックス250の内部構造について説明する。同図には、図2にて説明したA−A断面を矢線方向に観察した断面図が示されている。かかるギヤボックス250は、ウォーム収容部251と平ウォーム収容部252とが一体的に形成されている。
ウォーム収容部251は、モータユニット100の動作に連動して回動する入力シャフト253を備えている。当該入力シャフト253は、ウォームギヤ253gが形成され、ベアリング254a,254bによって回動自在に軸支される。
平ウォ−ム252gは、ウォームギヤ253gと同一モジュールの歯が形成され、当該ウォームギヤ253gに歯合される。平ウォーム収容部252は、中心部にリア側シャフト212が軸着され、当該リア側シャフト212は、平ウォーム252gの動作に連動して回動する。
ギヤボックス250は、リア側シャフト212に操舵トルクが加えられると、トーションバーの捩り変形に応じてトルクセンサから信号を出力させ、モータユニット100に駆動トルクの出力を要求する。そして、モータユニット100から駆動トルクが出力されると、モータユニット100、ウォームギヤ253gを回動させ、平ウォーム252gにアシスト力を与える。かかるアシスト力は、平ウォーム252gを介してフロント側シャフト211にアシスト力を加え、これにより、ギヤボックス250のフロント側シャフト211では、操縦者からの操舵トルクに当該アシストトルクが加えられ、これにより、適宜な出力トルクが発生する。
図4は、モータユニット100の回路構成が示されている。尚、同図には、トルクセンサTSの構成が便宜的に示されている。図示の如く、モータユニット100の回路構成は、電動モータEMと、電力変換部175を構成するフルブリッジ回路と、制御基板に実装された制御回路151と、電路用回路とから成り、この他、適宜な電気的素子が必要に応じて設けられる。
電動モータEMは、リレー回路180を介してフルブリッジ回路に接続される。かかる電動モータEMは、リレー回路180の動作に応じてフルブリッジ回路から駆動電力が印加される。また、リレー回路180は、中央処理回路151bによって制御され、電動モータEMに出力する駆動電力の許可/不許可を規定する。即ち、電動モータEMは、リレー回路180がON状態のとき、フルブリッジ回路によって駆動され、リレー回路180がOFF状態のとき、フルブリッジ回路からの駆動電力が断たれる。
フルブリッジ回路175(特許請求の範囲における電力変換部)は、パワー半導体素子175a〜175dを具備し、各々のインバータ部に出力ラインが設けられている。かかる出力ラインは、一方がリレー回路180を介して端子Tm1に接続され、他方が端子Tm2に接続される。パワー半導体素子175a〜175dは、ゲート端子を有するMOSFET又はIGBT等が用いられる。パワー半導体素子175a〜175dには、ゲート端子を保護するセラミックコンデンサ,ツェナーダイオード等が適宜に設けられる。パワー半導体素子175a〜175dは、ゲート端子に制御信号が入力されると、通過電流によって発熱される。尚、本実施の形態にあっては、直流電力による電圧値は約50V程度に昇圧されている。そのため、これに応じた熱量がパワー半導体素子で発生することとなる。かかるフルブリッジ回路は、入力された直流電力を変換して駆動電力を出力させ、先の如く、駆動電力を電動モータEMへ供給させる。尚、特許請求の範囲における電力変換部は、フルブリッジ回路に限定されるものでなく、例えば、インバータ回路であっても良く、この他、上述したパワー半導体素子を用いて電力変換を行なうものであれば良い。
パワー半導体素子175kは、入力電路を中継させる電路に接続される。かかるパワー半導体素子175kは、ドライブ回路151dの制御信号に応じて駆動され、ある場面では、電源端子Vbに印加される入力電力をフィルター回路144に中継させ、他の場面では、フィルター回路に対する入力電力の供給を遮断させる。
制御回路151は、フルブリッジ回路から物理的に独立した状態で設けられ、当該フルブリッジ回路で発生した熱の影響を受けない位置に設置される。かかる制御回路151は、図示の如く、トルクセンサ検出回路151aと中央処理回路151bと動作監視回路151cとドライブ回路151dとサーマル検出回路151eと過電流検出回路151fとCAN通信回路とから構成される。トルクセンサ検出回路151aは、トルクセンサTSの両コイル間に生じた電位差を検出し、中央処理回路151bへ出力させる。CAN通信回路は、速度情報をECUから受信し、この他、必要な情報を双方向に通信する。ドライブ回路151dは、パワー半導体素子175a〜175d,175kを駆動させる制御信号を各々出力させる。サーマル検出回路151e及び過電流検出回路151fは、サーミスタ175e,シャント抵抗175fからの信号を受け取り、各々の基準値を超えた場合に警告信号を中央処理回路151bへと出力させる。中央処理回路151bは、トルクセンサTSの信号及び速度情報に基づいて制御信号を出力させる。かかる制御信号は、パワー半導体素子175a〜175d,175kを各々駆動させる。尚、中央処理回路151bには、複数のフェールセーフ機能が設けられている。例えば、サーマル検出回路151e又は過電流検出回路151fから異常の状態を示す信号が入力されると、中央処理回路151bでは、制御信号の出力を停止させ、電動モータEMの駆動を停止させる。また、中央処理回路151bには、動作監視回路151cが双方向通信可能に接続されている。かかる動作監視回路151cは、中央処理回路151bと同様の演算処理を実行させ、かかる処理結果を所定タイミング毎に中央処理回路151bへ出力させる。このとき、中央処理回路151bでは、自己の処理結果と動作監視回路151cからの処理結果とが一致する場合にのみ制御信号を出力させ、双方の処理結果が不一致な場合には、当該制御信号の出力を停止させる。即ち、中央処理回路151bでは、動作監視回路151cの処理結果に対して差異が生じると、自己の処理結果に誤りが生じたと判断し、電動モータEMの動作を停止させることとなる。尚、トルクセンサ検出回路151a,ドライブ回路151d,サーマル検出回路151e,過電流検出回路151f,CAN通信回路等は、適宜なICによって構成され、中央処理回路151b及び動作監視回路151cは、CPUこの他メモリ回路等を具備するマイコン,DSPによって構成される。即ち、制御回路115として構成される電気的素子は、全てが弱電電力によって駆動され、パワー半導体素子のような大電力を必要としない。
尚、上述した電路用回路は、本実施の形態の場合、フィルター回路144とリレー回路180とから構成される。また、電路とは、直流電力が印加される電源端子Vbからフルブリッジ回路に至る電源ライン177aと、フルブリッジ回路からグランド端子GNDに至る電源ライン177bと、フルブリッジ回路と電動モータEMとを接続させる出力ライン177c,177dとを含むものとする。
フィルター回路144は、直流電力が入力される端子Vbからフルブリッジ回路迄の電路177aに介挿される。かかるフィルター回路144は、コンデンサ,リアクトル,抵抗,等の電気的素子が適宜に設けられる。
尚、電路用回路とは、リレー回路180又はフィルター回路144のうち少なくとも一つの回路が存在しているのであれば、その構成が満足されるものとする。例えば、フィルター回路144が無い場合であっても、リレー回路180によって電路用回路が形成されるものとし、フィルター回路144しか存在しない場合には、かかる回路を以って電路用回路を成すものとする。即ち、電路用回路とは、図示の如く、電路177a〜177dに接続された回路を指す。
図5乃至図6は、本実施の形態に係るモータユニット100の構成が示されている。図示の如く、モータユニット100は、電動モータEMと中底面120とドライブシャフト114とパワー素子用基板170と配電部140と制御基板を内蔵させた制御装置150とから構成される。尚、同図中の矢線方向DHを放熱方向とし、矢線方向DMをモータ方向として以下説明する。
電動モータEMは、本実施の形態においてブラシモータが用いられ、具体的には、回転子111aと永久磁石111eとコミュテータ111cとから構成される。回転子111aは、スリットの内部にコイルが捲回され、電力変換部175から駆動電力が印加されると、当該回転子111aの内部にて磁束の状態を変化させる。回転子111aの周囲には、永久磁石が極性を交互にした状態で配列される。コミュテータ111cは、回転子111aに固定され、円筒表面に導体領域と絶縁領域とを交互に配列させ、且つ、電流の極性を領域毎に反転させる。当該導通領域は、回転子111aのコイルと電気的に接続される。ブラシアセンブリ111bは、図示の如く、内部に複数のブラシ素子112を配置させている。かかるブラシアセンブリ111bの筐体は、絶縁性材料によって形成され、ブラシ素子112に導通する配線が一体形成されている。
モータカバー160は、略円筒体の金属製材料が用いられ、当該円筒体に加わる力に応じて肉厚が設定される。当該モータカバー160は、図示の如く、貫通穴161aを具備するフランジ161が形成され、当該フランジ161にあっても、モータカバー160に加わる力に応じて肉厚が設定される。また、モータカバー160は、上述の如く、内部に回転子111aを収容させ、当該回転子と同軸的に永久磁石を配列させている。尚、特許請求の範囲における「電動モータを格納させるモータカバー」の用語の意義は、回転子と永久磁石とコミュテータとの全ての構成がモータカバーに格納されている態様は勿論のこと、これらの構成の何れかがモータカバーに収容されていない態様(例えば、永久磁石及び回転子がモータカバーに収容され、コミュータがモータカバーに収容されていない態様)を含み、また、これらの構成のうちの一部分がモータカバーに収容されていない態様(例えば、図示の如く、コミュータ111cの一部分がモータカバー160に収容しきれていない態様)をも含む。
図6に示す如く、電動モータEMは、アセンブルされると、ブラシ素子112の各々の接面とコミュテータ111cの表面とが接触している。従って、ブラシ素子112に駆動電力が印加されると、コイルに生じた磁力によって回転子111aが回転し、これに伴って、コミュテータ111cも回転する。このとき、回転子111aは、コイルに流れる電流がコミュテータ111cによって転流され、当該回転子111aの回転動作が維持される。かかる電動モータEMは、内蔵された回転子111aの回動動作に応じて、駆動軸114に駆動トルクを発生させる。
駆動軸114は、図示の如く、回転子111aに固定され、当該回転子111aが駆動されると、駆動トルクを出力させる。かかる駆動軸114は、一端がモータ方向DMの軸受機構162によって支持され、他端(放熱側DH)が後述するベアリングBRによって支持されることとなる。そして、駆動軸114の放熱側DHには、雄側のスプライン114aが形成され、雌側のスプラインを形成させたソケットSCを介して入力シャフト253に接続される。
パワー素子用基板170は、電力変換部175、即ち、パワー半導体素子175a〜175d,175kを実装させている。また、サーミスタ175e、シャント抵抗175fを実装させても良い。かかる素子は、パワー半導体素子175a〜175dの近くに配置されることで、その機能を発揮させる。また、本実施の形態では、更に、制御用鉛直端子176及び電路用鉛直端子177を適宜に配列させている。また、パワー素子用基板170は、実装面に絶縁樹脂を充填させ、互いの配線間の絶縁を強化させても良い。この場合、絶縁樹脂による高重量化が懸念されるが、パワー素子用基板170はモータ側ブラケット130の底面に配置されているので、モータユニット100の重心はモータ側DMに移動することはない。
モータ側ブラケット130は、図示の如く有底状の円筒体とされ、ブラケット部131と、ケース固定片132とが一体的に形成されている。ブラケット部131は、ボルト穴131aが形成され、ギヤ側ブラケット252とボルトナットB/Nによって固定される。また、ケース固定片132は、雌ネジタップ132aが形成され、ビスによってモータケース160が固定される。更に、モータ側ブラケット130の内部には、パワー素子用基板170を収容させ、当該パワー素子用基板170は、モータ側ブラケット130の底面に積層される。即ち、パワー素子用基板170は、駆動軸114の放熱側DHに配置される。これにより、モータユニット100がギヤ側ブラケット252に固定されると、モータ側ブラケット130の底面とギヤ側ブラケット252とが当接し、パワー半導体装置175a〜175d,175kで生じた熱量が当接面を介してキヤボックス250へ効果的に伝達される。かかるモータ側ブラケット130は、高い伝熱性能を具備する材質を用いるのが好ましい。高い伝熱性能を具備する材質とは、例えば、アルミ、銅、及び、これらの合金であるのが好ましい。また、これに限らず、鉄を母材とする金属製材料を用いても良い。
加えて、モータ側ブラケット130には、ベアリングホルダーBHが形成され、当該ベアリングホルダーBHには、ベアリングBRの外輪が装着される。ベアリングBRは、圧入または焼嵌め等の工法によって装着される。一方、ベアリングBRの内輪は、圧入等によって駆動軸114に固定され、これにより、当該駆動軸114は、モータ側ブラケットに対して回動自在に軸支される。尚、本実施の形態では、ベアリングBRを軸受として耐久性の向上を図っているが、これに限らず、すべり軸受等を採用しても良い。
ベアリングBRを収容させるベアリングホルダーBHは、モータ側ブラケット130の放熱側DHに形成され、且つ、ベアリングBRは、パワー素子用基板170よりも放熱側DHの位置からモータ側DMへ向かって挿入され、ベアリングホルダーBHに装着されるのが好ましい。これにより、ベアリングホルダの開口部は、モータ側ブラケット130の外周面側に配され、ベアリングBRは、取替作業又は修繕作業を行なう際、モータ側ブラケット130の内部の回路を分解する必要がなくなる。また、かかるモータ側ブラケット130は、ギヤボックス250から取り外すと、ベアリングBRの状態を目視することが可能となり、当該ベアリングBRが故障しているか否かの判断を容易に行うことが可能となる。
制御装置150は、図示の如く、収容体154と制御基板153と制御側端子152とから構成される。このうち、収容体154は、略直方体の殻状体を呈しており、モータカバーの側面163に固定される。かかる収容体154は、パワー半導体素子175a〜175d,175kを制御させる制御基板153が収容されている。当該制御基板153は、制御回路151を構成する弱電性の電気的素子を実装させており、基板に実装されたランドには、制御側端子152が適宜に接続されている。制御基板153は、パワー素子用基板170から独立した状態で設けられるので、当該制御装置150における放熱機構の構成が極力省略され、制御基板153及び当該制御装置150の小型化及び軽量化が実現される。また、パワー半導体素子及びフィルター回路の構成が排除されるので、これによっても、制御装置150の小型化及び軽量化が図られる。更に、制御基板150は、弱電用の素子が実装されるので、実装面に絶縁性の樹脂を含浸される必要もなくなり、これによっても、制御装置150の軽量化が図られる。即ち、かかる如く制御装置150の軽量化が図られるので、モータカバー160では、振動が生じても、制御装置150の重量に起因する力が最小限に抑えられる。
尚、制御装置150は、樹脂材料から成るのが好ましい。これにより、更なる軽量化が図られる。かかる制御装置150は、図示されないビス又はボルト等の締結手段を用いてモータカバー160に固定させても良く、接着材を用いてモータカバー160に接着させても良い。
配電部140は、図5に示す如く、電力端子141と制御用端子群142と電路用端子群145と電路用回路とが配備されている。このうち、電力端子141は、端子部と絶縁性のコネクタ構造とから成り、端子部は、端子Vb及びGND等が設けられる。また、制御用端子群142は、制御基板に設けられた端子と電気的に接続される。かかる制御用端子群142は、配電部140に制御装置150が接続されると、図6に示す如く、一端が制御側端子152を介して制御基板153に接続され、他端が制御用鉛直端子176を介してパワー素子用基板170のプリント配線に接続される。更に、電路用端子群145は、モータ側ブラケット130に配電部140及びブラシアセンブリ111bが組み付けられると、図示の如く、一端がブラシ用端子111dを介してブラシ素子112に接続され、他端が電路用鉛直端子177を介してパワー素子用基板170のプリント配線に接続され、これにより、電路177c及び177dの役割を担う。電路用回路は、電路に介挿された回路であって、回路基板にフィルター素子144a,144b及びリレー回路180が適宜に実装されている。尚、フィルター素子とは、電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、コイル等の比較的大型の素子を指す。即ち、配電部140に大型の電気的素子を集約させることにより、制御基板153の更なる小型化及び軽量化が可能となる。
また、かかる配電部140は、制御基板153とパワー素子用基板170との間に配置されるのが好ましい。これにより、配電部140は、パワー半導体素子に中継させる強電電力と制御基板153で用いられる弱電電力を分配させ、これにより、制御基板153とパワー素子用基板170とを物理的に独立させることが可能となる。また、当該配電部140は、ハーネスを用いずに各々の端子群によって短い経路の電路177a〜177b等を構成させるため、寄生インダクタンスの影響が少なくなり、フィルター回路144の素子体格を小さくすることが可能となる。即ち、配電部140は、フィルター回路144の小型化に伴い、当該配電部の筐体が小型化される。
また、配電部140は、当該制御装置150とパワー素子用基板170との物理的距離を形成させるので、パワー素子用基板170で発生した熱量は、制御基板153へ伝達され難くなり、これにより、制御装置150は、放熱フィン等の大掛かりな放熱構造を省略させ、構成の簡素化及び軽量化が実現される。そして、制御装置150では、良好な温度環境の下で、誤動作を伴わない制御信号を出力させることが可能となる。従って、フェールセーフによる緊急停止の危険度が低下するので、電動パワーステアリング装置200では、アシストトルクを安定的に供給させることが可能となる。
また、配電部140は、モータ側DMに角度形成面146が形成され、当該角度形成面146には、制御装置150を構成する収容体154が固定されている。角度形成面146は、モータカバーの側面163に対して所定の角度θを成しており、同図にあっては、略90度とされている。しかし、角度形成面146は、双方の面によって成す角θが0度(又は180°)でなければ良い。これにより、収容体154は、2面で支えられ、制御装置150に生じる振動や慣性力が角度形成面146とモータカバーの側面163とに分配されるので、モータカバー160では、制御装置150から加えられる力が低減される。また、角度形成面146とモータカバーの側面163との間に所定の角度θを与えることにより、振動又は慣性力の作用方向に関わり無く、振動等の力が当該2面に分配されることとなる。
また、当該所定の角度θは、略90度とされるのが好ましい。何故ならば、収容体154の形状は、直角を成す面を有しているのが通常の形状だからである。また、制御装置150に作用する振動又は慣性力は、当該所定の角度θが90°である場合に、2方の面に対する力の分散が効果的に行なわれる。
また、角度形成面146は、パワー素子用基板170の位置からモータ方向DMに向かって適宜(同図にあっては、距離DF)にオフセットされているのが好ましい。これにより、配電部140の内部には、適宜な空間が確保され、フィルター回路及び電路用基板を内部に収容させることが可能となる。
また、収容体154と配電部140とを固定させる結合構造は、嵌合構造であっても良く、ラビリンス構造であっても良く、接着剤を用いた化学的結合構造とされても良い。かかる強固な結合構造によって、制御装置150に生じる振動等の力が配電部側へ効果的に伝達され、これに対し、モータカバー160では、制御装置150に生じる振動等の力が抑制される。
また、収容体154と配電部140とを固定させる結合構造(特許請求の範囲における固定部)は、防水処理を施して内部の回路(パワー半導体素子、フィルター回路、制御基板)を保護するのが好ましい。かかる防水処理は、双方の構造体の間にシール部材(Oリング、パッキン等)を取り付けても良く、双方の構造体の結合部をシール溶接させても良い。
上述の如く、本実施の形態に係る100モータユニットによると、モータカバー160の側壁161に固定される制御装置150が軽量化されるので、当該モータカバー160とモータ側ブラケット130との結合構造も簡素化され、これにより、装置の大型化及び高重量化を回避し、併せて、高コスト化を防止させる。
また、本実施の形態に係る100モータユニットによると、モータカバー160の側壁161に加えられる振動等の力を抑制させるので、これによっても、装置の大型化及び高重量化を回避し、併せて、高コスト化を防止させる。
また、本実施の形態係る電動パワーステアリング装置200によると、モータユニット100とギヤボックス250のブラケット252との当接面に作用する曲げモーメントが抑えられるので、ギヤボックス250のブラケット周辺の構造が簡素化され、装置の大型化及び高重量化を回避し、併せて、高コスト化を防止させる。
100 電動パワーステアリング用モータユニット
200 電動パワーステアリング装置
EM 電動モータ
175 電力変換部
130 モータ側ブラケット
153 制御基板

Claims (7)

  1. 内蔵された回転子の回動動作に応じて駆動軸に駆動トルクを発生させる電動モータと、パワー半導体素子から構成され入力電力を変換して前記電動モータを駆動させるための駆動電力を出力する電力変換部と、前記パワー半導体素子を実装させたパワー素子用基板と、前記パワー素子用基板を収容させたモータ側ブラケットと、電路に介挿されたフィルター回路を少なくとも収容させた配電部と、前記電動モータを格納させるモータカバーと、前記モータカバーの側面に固定される収容体を具備し前記パワー半導体素子を制御させる制御基板を前記収容体の内部に収容させた制御装置とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング用モータユニット。
  2. 前記配電部は、前記モータカバーの側面に対して所定の角度を成す角度形成面を有し、当該角度形成面に前記収容体が固定されることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング用モータユニット。
  3. 前記角度形成面は、前記モータカバーの側面に対して略直角とされていることを特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング用モータユニット。
  4. 前記角度形成面は、前記パワー素子用基板の位置からモータ方向に向かってオフセットされていることを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング用モータユニット。
  5. 前記収容体は、樹脂材料から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の電動パワーステアリング用モータユニット。
  6. 前記収容体と前記配電部との固定部は、防水処理が施されることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の電動パワーステアリング用モータユニット。
  7. 前記従動装置は、請求項1乃至請求項6に記載の何れか一項の電動パワーステアリング用モータユニットと、操縦ハンドルの回動動作に応じた操舵トルクへ前記アシストトルクを加えるギヤボックスとを備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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