JP2011147291A - モータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路基板の接続状態を確実に視認することができ、且つ構造が簡易で、しかも小型化を達成することのできるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】電動モータを制御するための制御基板51およびパワー基板52は、第1のハウジング23の第1の収容室71に収容されている。制御基板51およびパワー基板52は、複数のピン88によって互いに接続されている。第1のハウジング23の側壁61の内側面61aには、各ピン88と対応する半田部材94との接続状態、および各半田部材94と制御基板51の対応する導体パターン86aとの接続状態を視認するための鏡部95が設けられている。
【選択図】図7
【解決手段】電動モータを制御するための制御基板51およびパワー基板52は、第1のハウジング23の第1の収容室71に収容されている。制御基板51およびパワー基板52は、複数のピン88によって互いに接続されている。第1のハウジング23の側壁61の内側面61aには、各ピン88と対応する半田部材94との接続状態、および各半田部材94と制御基板51の対応する導体パターン86aとの接続状態を視認するための鏡部95が設けられている。
【選択図】図7
Description
本発明は、モータ制御装置に関する。
ブラシレスモータ等を制御するモータ制御装置には、CPUを含む制御基板と、電動モータに駆動電力を供給するパワー基板と、これらの基板を収容するハウジングとを含むものがある。基板としては、例えば、特許文献1に示す回路基板を例示することができる。
制御基板とパワー基板とを、金属製のピンで接続し、制御基板の制御信号をパワー基板に伝達することが考えられる。この場合、例えば、ピンをパワー基板から制御基板に延ばし、ピンと制御基板とを、半田で固定する。
制御基板やパワー基板の配置上の理由により、一端が開放された箱形形状のハウジングにパワー基板を固定した後に、制御基板をハウジングに固定し、その後、パワー基板から突出するピンを制御基板に半田で固定することが考えられる。この場合、ピンは、制御基板に覆われるように配置されるので、半田が確実にピンと制御基板に結合しているかどうか、目視し難い。この目視をし易くするためには、ハウジングを大きくすることで、半田付け部分をハウジングの外側から目視できるようにするか、または、ハウジングの一部を切り欠いた形状にすることで、半田付け部分をハウジングの外側から目視できるようにする必要がある。
制御基板やパワー基板の配置上の理由により、一端が開放された箱形形状のハウジングにパワー基板を固定した後に、制御基板をハウジングに固定し、その後、パワー基板から突出するピンを制御基板に半田で固定することが考えられる。この場合、ピンは、制御基板に覆われるように配置されるので、半田が確実にピンと制御基板に結合しているかどうか、目視し難い。この目視をし易くするためには、ハウジングを大きくすることで、半田付け部分をハウジングの外側から目視できるようにするか、または、ハウジングの一部を切り欠いた形状にすることで、半田付け部分をハウジングの外側から目視できるようにする必要がある。
しかしながら、近年、モータ制御装置の小型化が求められており、ハウジングを大きくすることは現実的ではない。特に、車両用の電動パワーステアリング装置のモータ制御装置は、車体内の限られたスペースに配置する必要があるので、ハウジングを大型にすることは現実的ではない。また、ハウジングの一部を切り欠いた形状にすると、ハウジングに取り付けられる蓋の形状が複雑になる上、ハウジングと蓋との間から水等の侵入を防ぐシール構造が複雑になってしまう。
また、特許文献1のように、回路基板に、回路基板の接続状態を確認するための専用のスルーホールを設けることも考えられるが、大きなスルーホールが必要であり、回路基板が大型化してしまう。
さらに、予めパワー基板と制御基板とをピンで接続したサブアセンブリを形成し、そのサブアセンブリをハウジングに取り付けることも考えられるが、サブアセンブリ単体の移送時に、ピンと各回路基板との接続部分に衝撃が作用し、この接続部分に接続不良が生じるおそれがある。
さらに、予めパワー基板と制御基板とをピンで接続したサブアセンブリを形成し、そのサブアセンブリをハウジングに取り付けることも考えられるが、サブアセンブリ単体の移送時に、ピンと各回路基板との接続部分に衝撃が作用し、この接続部分に接続不良が生じるおそれがある。
制御基板とパワー基板との間で接続不良が生じると、モータ本来の性能を発揮できないおそれがあるので、接続不良が起きないようにする必要がある。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、回路基板の接続状態を確実に視認することができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
また、この発明の別の目的は、簡易な構造のモータ制御装置を提供することにある。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、回路基板の接続状態を確実に視認することができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
また、この発明の別の目的は、簡易な構造のモータ制御装置を提供することにある。
この発明のさらに別の目的は、小型化を達成することのできるモータ制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、電動モータ(18)を制御するための複数の回路基板(51,52)と、各前記回路基板同士を電気的に接続する接続部材(88)と、各前記回路基板を収容する収容空間(71)を形成する壁部(54,55)を含むハウジング(23)とを備え、前記壁部は、前記接続部材と前記回路基板との結合部(94)を前記ハウジングの外側から視認可能に写すための鏡部(95)を含むことを特徴とするモータ制御装置(12)を提供とする(請求項1)。
本発明によれば、接続部材と回路基板との結合部が鏡部に写されることにより、ハウジングの外側から結合部を視認することができる。これにより、結合部が対応する接続部材および回路基板に接続されているか否かを、確実かつ容易に確認することができる。その結果、回路基板の接続不良を確実に抑制することができる。また、鏡部を設けるという簡易な構成で、結合部を確実に視認することが可能となる。したがって、ハウジングに結合部を視認するための切欠きを設ける等、ハウジングの形状を複雑にしなくてよいので、モータ制御装置の構成を簡易にすることができる。さらに、結合部を直接視認できるようにする必要がないので、結合部のすぐ近くに壁部を配置することができる。これにより、モータ制御装置の小型化を達成できる。また、回路基板に結合部を視認するための貫通孔を形成する必要もない。したがって、ハウジングおよび回路基板の小型化を通じて、モータ制御装置の小型化を実現することができる。
なお、接続部材として、互いに対向する回路基板の間に配置された導電性のピン部材を例示することができる。ピン部材は、例えば、一方の回路基板に固定されており、他方の回路基板に半田によって結合される。
また、本発明において、前記鏡部は、前記壁部の内側面(61a)のうち前記結合部に近接する部分(96)を鏡面加工することにより形成されている場合がある(請求項2)。
また、本発明において、前記鏡部は、前記壁部の内側面(61a)のうち前記結合部に近接する部分(96)を鏡面加工することにより形成されている場合がある(請求項2)。
この場合、壁部の内側面に鏡面加工を施すことで、鏡部をハウジングに一体に形成することができる。
鏡部は、前記壁部の内側面のうち前記結合部に近接する部分に形成され、壁部の内側面のうち前記結合部に近接する部分以外の部分は鏡面加工が施されていなくてもよい。この場合、壁部の内側面のうち鏡部が形成されていない部分は、表面が粗いので、表面積を大きくすることができる。これにより、発熱した回路基板からハウジングが受けることのできる熱量をより多くすることができるので、ハウジングの放熱性能を高くすることができる。このように、鏡部を設けることにより、結合部を確実にハウジングの外側から視認できるようにしながらも、鏡部が形成される領域を最小限にすることで、ハウジングの放熱性能を高くするという優れた効果を得ることができる。
鏡部は、前記壁部の内側面のうち前記結合部に近接する部分に形成され、壁部の内側面のうち前記結合部に近接する部分以外の部分は鏡面加工が施されていなくてもよい。この場合、壁部の内側面のうち鏡部が形成されていない部分は、表面が粗いので、表面積を大きくすることができる。これにより、発熱した回路基板からハウジングが受けることのできる熱量をより多くすることができるので、ハウジングの放熱性能を高くすることができる。このように、鏡部を設けることにより、結合部を確実にハウジングの外側から視認できるようにしながらも、鏡部が形成される領域を最小限にすることで、ハウジングの放熱性能を高くするという優れた効果を得ることができる。
また、本発明において、前記壁部は、各前記回路基板の周囲を取り囲む周壁部(55)と、前記周壁部の一端(55a)を塞ぐように配置された底壁部(54)とを含み、前記回路基板は、第1の回路基板(51)と、前記第1の回路基板と前記底壁部との間に配置された第2の回路基板(52)とを含み、前記接続部材は、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板との間に延びている場合がある(請求項3)。
この場合、ハウジングは、上面が開放された箱形形状に形成される。また、結合部は、第1の回路基板の裏側に隠れてしまい、ハウジングの外側から直接は視認できないが、鏡部によって、結合部を視認することができる。このように、箱形形状に形成されたハウジング内の直接視認できない箇所に接続部材を配置する場合でも、接続部材と対応する回路基板との接続状態を確実に視認することができる。
また、本発明において、前記鏡部は、前記周壁部の一端(55a)から他端(55b)に向かうに従い幅広に形成されている場合がある(請求項4)。
この場合、壁部の内側面のうち、鏡部を形成する領域を少なくすることができるので、鏡部を設けることに起因するハウジングの放熱効果の低下を最小限にすることができる。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施の形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
この場合、壁部の内側面のうち、鏡部を形成する領域を少なくすることができるので、鏡部を設けることに起因するハウジングの放熱効果の低下を最小限にすることができる。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施の形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
以下には、図面を参照して、本発明の実施の形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るモータ制御装置を備える車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。
図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、ステアリングホイール2の回転に連動して転舵輪3を転舵する転舵機構4と、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構5とを備えている。ステアリングホイール2と転舵機構4とは、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して機械的に連結されている。
図1は、本発明の一実施の形態に係るモータ制御装置を備える車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。
図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、ステアリングホイール2の回転に連動して転舵輪3を転舵する転舵機構4と、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構5とを備えている。ステアリングホイール2と転舵機構4とは、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して機械的に連結されている。
ステアリングシャフト6は、ステアリングホイール2に連結された入力軸8と、中間軸7に連結された出力軸9とを含む。入力軸8と出力軸9とは、トーションバー10を介して同一軸線上で相対回転可能に連結されている。ステアリングホイール2に一定値以上の操舵トルクが入力されると、入力軸8および出力軸9は、同一方向に回転するようになっている。
ステアリングシャフト6の周囲に配置されたトルクセンサ11は、入力軸8および出力軸9の相対回転変位量に基づいて、ステアリングホイール2に入力された操舵トルクを検出する。トルクセンサ11のトルク検出結果は、モータ制御装置としてのECU12(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)に入力される。また、車速センサ90からの車速検出結果がECU12に入力される。中間軸7は、ステアリングシャフト6と転舵機構4とを連結している。
転舵機構4は、ピニオン軸13と、転舵軸としてのラック軸14とを含むラックアンドピニオン機構からなる。ラック軸14の各端部には、タイロッド15およびナックルアーム(図示せず)を介して転舵輪3が連結されている。
ピニオン軸13は、中間軸7に連結されている。ピニオン軸13は、ステアリングホイール2の操舵に連動して回転するようになっている。ピニオン軸13の先端(図1では下端)には、ピニオン16が連結されている。
ピニオン軸13は、中間軸7に連結されている。ピニオン軸13は、ステアリングホイール2の操舵に連動して回転するようになっている。ピニオン軸13の先端(図1では下端)には、ピニオン16が連結されている。
ラック軸14は、自動車の左右方向に沿って直線状に延びている。ラック軸14の軸方向の途中部には、上記ピニオン16に噛み合うラック17が形成されている。このピニオン16およびラック17によって、ピニオン軸13の回転がラック軸14の軸方向移動に変換される。ラック軸14を軸方向に移動させることで、転舵輪3を転舵することができる。
ステアリングホイール2が操舵(回転)されると、この回転が、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して、ピニオン軸13に伝達される。そして、ピニオン軸13の回転は、ピニオン16およびラック17によって、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。
操舵補助機構5は、操舵補助用の電動モータ18と、電動モータ18の出力トルクを転舵機構4に伝達するための伝達機構としての減速機構19とを含む。減速機構19としては、例えばウォームギヤ機構などの食い違い軸歯車機構や、平行軸歯車機構などを用いることができる。本実施の形態では、減速機構19として、ウォームギヤ機構が用いられている。減速機構19は、駆動ギヤとしてのウォーム軸20と、このウォーム軸20と噛み合う従動ギヤとしてのウォームホイール21とを含む。減速機構19は、伝達ハウジングとしてのギヤハウジング22内に収容されている。
操舵補助機構5は、操舵補助用の電動モータ18と、電動モータ18の出力トルクを転舵機構4に伝達するための伝達機構としての減速機構19とを含む。減速機構19としては、例えばウォームギヤ機構などの食い違い軸歯車機構や、平行軸歯車機構などを用いることができる。本実施の形態では、減速機構19として、ウォームギヤ機構が用いられている。減速機構19は、駆動ギヤとしてのウォーム軸20と、このウォーム軸20と噛み合う従動ギヤとしてのウォームホイール21とを含む。減速機構19は、伝達ハウジングとしてのギヤハウジング22内に収容されている。
ウォーム軸20は、図示しない継手を介して電動モータ18の回転軸(図示せず)に連結されている。ウォーム軸20は、電動モータ18によって回転駆動される。また、ウォームホイール21は、ステアリングシャフト6とは同行回転可能に連結されている。ウォームホイール21は、ウォーム軸20によって回転駆動される。
電動モータ18がウォーム軸20を回転駆動すると、ウォーム軸20によってウォームホイール21が回転駆動され、ウォームホイール21およびステアリングシャフト6が同行回転する。そして、ステアリングシャフト6の回転は、中間軸7を介してピニオン軸13に伝達される。ピニオン軸13の回転は、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。すなわち、電動モータ18によってウォーム軸20を回転駆動することで、転舵輪3が転舵されるようになっている。
電動モータ18がウォーム軸20を回転駆動すると、ウォーム軸20によってウォームホイール21が回転駆動され、ウォームホイール21およびステアリングシャフト6が同行回転する。そして、ステアリングシャフト6の回転は、中間軸7を介してピニオン軸13に伝達される。ピニオン軸13の回転は、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。すなわち、電動モータ18によってウォーム軸20を回転駆動することで、転舵輪3が転舵されるようになっている。
電動モータ18は、ECU12によって制御される。ECU12は、トルクセンサ11からのトルク検出結果、車速センサ90からの車速検出結果等に基づいて電動モータ18を制御する。具体的には、ECU12では、トルクと目標アシスト量との関係を車速毎に記憶したマップを用いて目標アシスト量を決定し、電動モータ18の発生するアシスト力を目標アシスト量に近づけるように制御する。
図2および図3は、それぞれ操舵補助機構5の概略斜視図であり、互いに別角度から操舵補助機構5を見た図である。図2および図3を参照して、ECU12は、ハウジングHを含む。このハウジングHは、互いに接触する第1のハウジング23および第2のハウジング24を有している。
第1のハウジング23および第2のハウジング24は、それぞれ、一端が開放した概ね四角箱形に形成されている。第1および第2のハウジング23,24の互いの端部は、突き合わされ固定ねじ91により互いに締結されている。
第1のハウジング23および第2のハウジング24は、それぞれ、一端が開放した概ね四角箱形に形成されている。第1および第2のハウジング23,24の互いの端部は、突き合わされ固定ねじ91により互いに締結されている。
一方、電動モータのモータハウジング25は、筒状のモータハウジング本体26と、上記の第1のハウジング23とにより構成されている。具体的には、ECU12のハウジングHの一部である第1のハウジング23が、電動モータ12のモータハウジング25の少なくとも一部とは単一の材料で一体に形成されている。換言すると、モータハウジング25の少なくとも一部と、ECU12のハウジングHの一部とが兼用されている。
また、ギヤハウジング22は、ウォーム軸20が収容された筒状の駆動ギヤ収容ハウジング27と、ウォームホイール21が収容された筒状の従動ギヤ収容ハウジング28と、上記の第2のハウジング24とにより構成されている。具体的には、ECU12を収容するためのハウジングHの一部である第2のハウジング24が、ギヤハウジング22の駆動ギヤ収容ハウジング27および従動ギヤ収容ハウジング28とは単一の材料で一体に形成されている。換言すると、ギヤハウジング22の一部と、ECU12のハウジングHの一部とが兼用されている。
図3を参照して、モータハウジング25の第1のハウジング23は、例えばアルミニウム合金(例えば鋳造品、冷間鍛造品)により形成され、操舵補助機構5の軽量化が図られている。また、駆動ギヤ収容ハウジング27、従動ギヤ収容ハウジング28および第2のハウジング24で構成されるギヤハウジング22は、例えばアルミニウム合金(例えば鋳造品、冷間鍛造品)により形成され、操舵補助機構5の軽量化が図られている。また、モータハウジング25のモータハウジング本体26には、例えば非磁性の板金が用いられている。
モータハウジング本体26は、円筒状の周壁29と、周壁29の一端を閉塞する底壁30と、周壁29の他端からその径方向外方に張り出した環状のフランジ31とを含む。
環状のフランジ31の周方向の一部から径方向外方に張り出したブラケット32が設けられている。そのブラケット32のねじ挿通孔33に挿通された固定ねじ34が、第1のハウジング23のねじ孔にねじ込まれることにより、モータハウジング本体26と第1のハウジング23とが一体に固定されている。
環状のフランジ31の周方向の一部から径方向外方に張り出したブラケット32が設けられている。そのブラケット32のねじ挿通孔33に挿通された固定ねじ34が、第1のハウジング23のねじ孔にねじ込まれることにより、モータハウジング本体26と第1のハウジング23とが一体に固定されている。
ギヤハウジング22の従動ギヤ収容ハウジング28には、トルクセンサ11が収容された筒状のセンサハウジング35が連結されており、従動ギヤ収容ハウジング28およびセンサハウジング35は、固定ねじ36を用いて互いに固定されている。ステアリングシャフト6が、筒状の従動ギヤ収容ハウジング28およびセンサハウジング35内を挿通している。
図4は、電動パワーステアリング装置1の要部の断面図である。図5は、第1のハウジング23周辺の要部の斜視図である。図4を参照して、ECU12は、回転軸37の中心軸線C1の回りに配置されており、ハウジングHと、ハウジングH内に配置された、複数の回路基板としての制御基板51およびパワー基板52と、を含む。制御基板51およびパワー基板52は、電動モータ18を制御するために設けられている。
ハウジングHは、第1のハウジング23および第2のハウジング24を含む。第1のハウジング23は、モータハウジング本体26と軸方向X1に並んで配置されている。第1のハウジング23は、一端が開放した概ね四角箱型の本体53を備えている。図5を参照して、本体53は、一体成形品であり、仕切壁としての矩形形状の底壁部54と、底壁部54の外周縁部から突出し概ね四角環状をなす周壁部55と、周壁部55の他端55bから径方向外方に向けて張り出した四角環状のフランジ56と、を有している。
底壁部54は、周壁部55の一端55aを塞ぐように配置されている。底壁部54は、厚肉部54aと、厚肉部54aよりも軸方向X1の厚みが薄い薄肉部54bとを含む。厚肉部54aは、ヒートシンクとして機能するようになっており、周壁部55に直接連なっている。厚肉部54aの内側面54dは、薄肉部54bの内側面54eに対して第2のハウジング24寄り(図5の上寄り)に配置されている。
図4および図5を参照して、厚肉部54aの内側面54dは、パワー基板52を受ける座部57を構成している。座部57は、発熱要素としてのFET83を有するパワー基板52に熱伝導可能に接触している。発熱要素の熱は、パワー基板52から、ヒートシンクを構成する厚肉部54aおよび後述する取付部56bを介して、第2のハウジング24とは一体のギヤハウジング22側へ逃がされる。
底壁部54の中央部には、本体53の開放側(第2のハウジング24側)に向かって延びる筒状部59が形成されている。周壁部55は、筒状部59を取り囲んでいる。
図5を参照して、四角環状をなす周壁部55は、4つの側壁61〜64を有している。側壁61,63は互いに平行に延びており、側壁62,64は、互いに平行に延びている。
図5を参照して、四角環状をなす周壁部55は、4つの側壁61〜64を有している。側壁61,63は互いに平行に延びており、側壁62,64は、互いに平行に延びている。
フランジ56の端面56aは、平坦面にされている。フランジ56は、径方向外方に向かって突出する複数(本実施の形態では一対)のブラケット状の取付部56bを有している。各取付部56bには、当該取付部56bをその厚み方向に貫通するねじ挿通孔56cが形成されている。図2および図5を参照して、各ねじ挿通孔56cには、第1および第2のハウジング23,24を締結するための上記の固定ねじ91が挿通される。取付部56bが延設された1つの側壁62には、ヒートシンクとしての厚肉部54aが直接連なっている。
固定ねじ91による締結に用いられる取付部56bでは、フランジ56の他の部分と比較して、第2のハウジング24に対する接触面積が広くなっている。その取付部56bが設けられた側壁62に連続して、熱容量の大きいヒートシンクとなる厚肉部54aを設けてある。
周壁部55および底壁部54によって、収容室70の一部である第1の収容室71が形成されている。第1の収容室71は、収容空間として設けられている。
周壁部55および底壁部54によって、収容室70の一部である第1の収容室71が形成されている。第1の収容室71は、収容空間として設けられている。
図4を参照して、ハウジングHの第2のハウジング24は、一端が開放した概ね四角箱型の本体77を備えている。本体77は、矩形形状の底壁部78と、底壁部78の外周縁部から突出し概ね四角環状をなす周壁部79と、周壁部79から径方向外方に向けて張り出した四角環状のフランジ80と、を有している。底壁部78および周壁部79によって、収容室70の一部である第2の収容室72が形成されている。
底壁部78の内側面78aは、底壁部54の内側面とは回転軸37の軸方向X1に対向している。底壁部78の中央部には、継手38が挿通される挿通孔78bが形成されている。
図2および図4を参照して、フランジ80の端面80aは、環状平面により構成されている。フランジ80は、フランジ56の取付部56bが突き合わされるブラケット状の取付部80bを有している。この取付部80bは、取付部56bの数に対応する数(本実施の形態では、2つ)設けられている(図2では、1つの取付部80bのみ図示)。各フランジ56の取付部56bに取り付けられた固定ねじ91は、対応する取付部80bに形成されたねじ孔(図示せず)にねじ結合されている。
図2および図4を参照して、フランジ80の端面80aは、環状平面により構成されている。フランジ80は、フランジ56の取付部56bが突き合わされるブラケット状の取付部80bを有している。この取付部80bは、取付部56bの数に対応する数(本実施の形態では、2つ)設けられている(図2では、1つの取付部80bのみ図示)。各フランジ56の取付部56bに取り付けられた固定ねじ91は、対応する取付部80bに形成されたねじ孔(図示せず)にねじ結合されている。
図4を参照して、第1のハウジング23および第2のハウジング24の互いの端面56a,80aは、突き合わされており、両端面56a,58a間が環状のシール部材81によって液密的に封止されている。
第1のハウジング23および第2のハウジング24の互いの端面56a,80aが突き合わされていることにより、これらのハウジング23,24内に、制御基板51およびパワー基板52を収容する収容室70が形成されている。収容室70は、第1の収容室71と、第2の収容室72とを含んでいる。
第1のハウジング23および第2のハウジング24の互いの端面56a,80aが突き合わされていることにより、これらのハウジング23,24内に、制御基板51およびパワー基板52を収容する収容室70が形成されている。収容室70は、第1の収容室71と、第2の収容室72とを含んでいる。
収容室70の第1の収容室71には、パワー基板52および制御基板51が収容され保持されている。パワー基板52には、電動モータ18を駆動するためのパワー回路の少なくとも一部(例えばFETなどのスイッチング素子)が実装されている。
図5を参照して、パワー基板52は、第2の回路基板として設けられており、底壁部54の座部57に取り付けられている。パワー基板52は、座部57の形状に対応する形状に形成されている。具体的には、パワー基板52は、略矩形の板状に形成されている。パワー基板52は、裏面の略全部が座部57に面接触しており、固定ねじ120を用いて、座部57に固定されている。パワー基板52は、底壁部54と制御基板51との間に配置されており、周壁部55に取り囲まれている。
図5を参照して、パワー基板52は、第2の回路基板として設けられており、底壁部54の座部57に取り付けられている。パワー基板52は、座部57の形状に対応する形状に形成されている。具体的には、パワー基板52は、略矩形の板状に形成されている。パワー基板52は、裏面の略全部が座部57に面接触しており、固定ねじ120を用いて、座部57に固定されている。パワー基板52は、底壁部54と制御基板51との間に配置されており、周壁部55に取り囲まれている。
パワー基板52は、表面にパワー回路82が実装された多層基板からなる。パワー基板52の裏面52bは、座部57に接触する例えばアルミニウム板からなる高熱伝導板(図示せず)を含んでいる。これにより、パワー基板52は、厚肉部54aの座部57に熱伝導可能に接触しており、上記の厚肉部54aは、パワー基板52の熱を逃がすためのヒートシンクとして機能している。
パワー基板52に実装されるパワー回路82には、発熱要素としての複数のFET83(電界効果型トランジスタ)が含まれている。
制御基板51は、第1の回路基板として設けられており、第1のハウジング23内に配置されている。制御基板51は、略矩形の板状に形成されており、中央には挿通孔51dが形成されている。図4および図5を参照して、制御基板51は、その外周部84が第1のハウジング23の周壁部55の他端55bに取り囲まれるように配置されている。また、制御基板51は、軸方向X1に関して、第1のハウジング23の筒状部59と第2のハウジング24との間に配置されている。
制御基板51は、第1の回路基板として設けられており、第1のハウジング23内に配置されている。制御基板51は、略矩形の板状に形成されており、中央には挿通孔51dが形成されている。図4および図5を参照して、制御基板51は、その外周部84が第1のハウジング23の周壁部55の他端55bに取り囲まれるように配置されている。また、制御基板51は、軸方向X1に関して、第1のハウジング23の筒状部59と第2のハウジング24との間に配置されている。
図5を参照して、制御基板51の外周部84には、複数のねじ挿通孔51cが形成されている。これらねじ挿通孔51cには、それぞれ、固定ねじ85が挿通されている。また、底壁部54には、取付座54fが複数設けられている。各取付座54fには、固定ねじ85が螺合するねじ孔54gが形成されている。固定ねじ85は、対応するねじ挿通孔51cおよびねじ孔54gを挿通している。これにより、制御基板51は、底壁部54に固定されている。
制御基板51には、パワー回路82を制御する制御回路86が実装されている。制御回路86には、パワー回路82の各FET83を制御するドライバと、このドライバを制御するCPUとが含まれている。
図6は、第1のハウジング23に制御基板51およびパワー基板52を取り付けた状態を軸方向X1に沿って見た図である。図6では、制御基板51が配置されている領域を二点鎖線のハッチングで示している。図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図である。
図6は、第1のハウジング23に制御基板51およびパワー基板52を取り付けた状態を軸方向X1に沿って見た図である。図6では、制御基板51が配置されている領域を二点鎖線のハッチングで示している。図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図である。
図6に示すように、軸方向X1に沿って見たとき、第1の収容室71のうち、周壁部55と筒状部59との間の部分の大部分が制御基板51によって覆われている。制御基板51の外周部84と第1のハウジング23の周壁部55との間には、わずかな隙間87が形成されている。隙間87の幅W1は、数mm程度である。
図6および図7を参照して、制御基板51とパワー基板52とは、金属等の導電性の接続部材としてのピン88によって、機械的に且つ電気的に接続されている。制御基板51の制御回路86で生成されたPWM制御信号は、ピン88を介して、パワー基板52のパワー回路82に伝達されるようになっている。
図6および図7を参照して、制御基板51とパワー基板52とは、金属等の導電性の接続部材としてのピン88によって、機械的に且つ電気的に接続されている。制御基板51の制御回路86で生成されたPWM制御信号は、ピン88を介して、パワー基板52のパワー回路82に伝達されるようになっている。
ピン88は、例えば柱状に形成されており、パワー基板52の直線状の一縁部89の近傍に固定されている。ピン88は、パワー基板52のパワー回路82に接続されている。一縁部89は、第1のハウジング23の周壁部55の側壁61に隣接している。ピン88は、一縁部89の延びる方向に沿って等間隔に複数配置されている(図では一部のピン88のみを図示)。各ピン88は、パワー基板52から制御基板51に向けて軸方向X1と略平行に延びている。
制御基板51には、複数のスルーホール93が形成されている。各スルーホール93には、対応するピン88が挿通されている。各ピン88は、制御基板51の裏面51b側から表面51aに向けて延びている。裏面51bには、導体パターン86aが形成されている。
各ピン88と導体パターン86aとは、例えば、結合部としての半田部材94によって結合されている。半田部材94は、各ピン88の中間部を全周に亘って取り囲んでこのピン88に固定されており、且つ、制御基板51の裏面51bに形成された対応する導体パターン86aに固定されている。
各ピン88と導体パターン86aとは、例えば、結合部としての半田部材94によって結合されている。半田部材94は、各ピン88の中間部を全周に亘って取り囲んでこのピン88に固定されており、且つ、制御基板51の裏面51bに形成された対応する導体パターン86aに固定されている。
第1の収容室71へのパワー基板52および制御基板51の取付は、下記のようにして行われる。すなわち、まず、パワー基板52を第1のハウジング23の底壁部54の座部57に固定する。ついで、後述するコンデンサ101等を第1の収容室71に収容し、その後、制御基板51を第1のハウジング23の取付座54fに固定する。このとき、パワー基板52に固定された各ピン88が対応するスルーホール93を挿通するように、制御基板51が取り付けられる。その後、半田接続によって、各半田部材94が、制御基板51の裏面51b側で、対応するピン88および導体パターン86aに固定される。
ここで、制御基板51は、第1の収容室71の大部分を覆っているので、半田部材94が対応するピン88および導体パターン86aの両方に確実に接合されているか否かを第1のハウジング23の外側から直接目視することはできない。
本実施の形態では半田部材94の形状(半田フィレット)を第1のハウジング23の外側から確認可能に写すための鏡部95が、第1のハウジング23の周壁部55に形成されている。
本実施の形態では半田部材94の形状(半田フィレット)を第1のハウジング23の外側から確認可能に写すための鏡部95が、第1のハウジング23の周壁部55に形成されている。
具体的には、周壁部55の側壁61は、各ピン88に近接している。この側壁61の内側面61aに、鏡部95が形成されている。鏡部95は、アルミニウム合金製の側壁61の内側面61aに鏡面加工を施すことにより形成されている。鏡部95は、半田部材94とピン88との接合部分、および半田部材94と導体パターン86aとの接合部分の鏡像を得られるものであればよく、その表面粗さや加工方法は限定されない。
鏡部95は、側壁61の内側面61aのうち、各半田部材94に近接しつつ対向している対向領域96に配置されており、側壁61の長手方向L1(側壁62と側壁64との対向方向)に延びている。また、側壁61の内側面61aにおいて、鏡部95は、座部57と外周壁55の他端55bとの間に配置されている。
鏡部95は、側壁61の長手方向L1に関する一端95aおよび他端95bを含んでいる。側壁61の内側面61aを正面に見たとき、これら一端95aおよび他端95bは、全体としてテーパ状に形成されており、鏡部95は、周壁部55の一端55aから他端55bに向かうに従い、幅広にされている。これにより、鏡部95は、台形形状に形成されている。鏡部95の一端95aおよび他端95bは、各ピン88を長手方向L1に挟んで並んでいる。周壁部55の内側面のうち対向領域96以外は鏡面加工が施されていない。
鏡部95は、側壁61の長手方向L1に関する一端95aおよび他端95bを含んでいる。側壁61の内側面61aを正面に見たとき、これら一端95aおよび他端95bは、全体としてテーパ状に形成されており、鏡部95は、周壁部55の一端55aから他端55bに向かうに従い、幅広にされている。これにより、鏡部95は、台形形状に形成されている。鏡部95の一端95aおよび他端95bは、各ピン88を長手方向L1に挟んで並んでいる。周壁部55の内側面のうち対向領域96以外は鏡面加工が施されていない。
図8は、第1のハウジング23に制御基板51およびパワー基板52が固定された状態の鏡部95周辺の斜視図である。前述のように、半田部材94は、第1のハウジング23の外側から直接視認することはできない。しかしながら、側壁61に鏡部95が形成されていることにより、鏡部95には、各ピン88の鏡像98、各半田部材94の鏡像99、および各導体パターン86aの鏡像100が写っている。幅W1を有する隙間87を通してこれらの鏡像98〜100を視認することで、各半田部材94と対応するピン88との接合状態、および、各半田部材94と対応する導体パターン86aとの接合状態を確認することができる。
図4および図5を参照して、第1の収容室71において、第1のハウジング23の底壁部54の薄肉部54bと制御基板51との間には、電動モータ18の回転軸37の軸方向X1に関して、十分な高さを有している。この第1の収容室71には、複数のコンデンサ101やリレー102等の背の高い部品が収容されており、収容室70内の空間の有効利用が図られている。
コンデンサ101は、電動モータ18に流れる電流のリップルを除去するために設けられている。リレー102は、必要に応じて電動モータ18に流れる電流を遮断するために設けられている。また、ECU12は、コンデンサ101やリレー102に加え、他の非発熱要素を有している。非発熱要素としてのコンデンサ101およびリレー102等は、図示しない環状の合成樹脂製のホルダによって支持されたサブアセンブリを構成しており、第1のハウジング23に対して一括して取り付け操作が行えるようになっている。
図4を参照して、本実施の形態では、電動モータ18としてブラシレスモータが用いられている。電動モータ18は、上記モータハウジング25と、このモータハウジング25内に収容されたロータ103およびステータ104と、ロータ103に結合される回転軸37とを含む。
ステータ104は、モータハウジング25のモータハウジング本体26の内周に固定されたステータコア105と、複数のコイル106とを含む。ステータコア105は、環状のヨークと、このヨークの内周から径方向内方へ突出する複数のティースとを含む。各コイル106は対応するティースに巻回されている。
ステータ104は、モータハウジング25のモータハウジング本体26の内周に固定されたステータコア105と、複数のコイル106とを含む。ステータコア105は、環状のヨークと、このヨークの内周から径方向内方へ突出する複数のティースとを含む。各コイル106は対応するティースに巻回されている。
また、モータハウジング25のモータハウジング本体26と第1のハウジング23とにより区画されるモータ室107内には、環状またはC形形状をなすバスバー108が収容されている。各ティースに巻回されたコイル106は、バスバー108と接続されている。バスバー108は、各コイル106と電流印加線との接続部に用いられる導電接続材であり、各コイル106に、パワー基板52からの電力を配電するための配電部材として機能する。バスバー108は、第1のハウジング23の底壁部54を挿通して収容室70内に進入するバスバー端子113を介して、パワー基板52に接続されるようになっている。
また、モータ室107内には、ロータ103の回転位置を検出するための回転位置検出装置110が収容されている。回転位置検出装置110は、第1のハウジング23に固定されたステータ111と、回転軸37に同行回転可能に取り付けられたロータ112とを有している。回転位置検出装置110としては、例えばレゾルバを用いることができる。また、ホール素子を用いることもできる。
回転位置検出装置110のステータ111は、第1のハウジング23の底壁部54を挿通して収容室70内に進入するバスバー端子114を介して、制御基板51に接続されている。
電動モータ25の回転軸37の両端部は、第1のハウジング23の筒状部59によって保持された第3の軸受121と、モータハウジング本体26によって保持された第4の軸受115とによって、回転可能に支持されている。
電動モータ25の回転軸37の両端部は、第1のハウジング23の筒状部59によって保持された第3の軸受121と、モータハウジング本体26によって保持された第4の軸受115とによって、回転可能に支持されている。
ウォーム軸20は、ギヤハウジング22の駆動ギヤ収容ハウジング27に収容されている。ウォーム軸20は第1の端部20aおよび第2の端部20bを有しており、ウォーム軸20の軸方向の中間部にウォーム20cが形成されている。
ウォーム軸20の第1の端部20aおよび第2の端部20bは、第1の軸受45および第2の軸受46を介して、駆動ギヤ収容ハウジング27に回転可能に支持されている。
ウォーム軸20の第1の端部20aおよび第2の端部20bは、第1の軸受45および第2の軸受46を介して、駆動ギヤ収容ハウジング27に回転可能に支持されている。
電動モータ18の回転軸37およびウォーム軸20は、同軸上に並べて配置されている。回転軸37と、ウォーム軸20の第2の端部20bとは、互いの間に介在する継手38を介して動力伝達可能に連結されている。継手38は、電動モータ18の回転軸37と同行回転する環状の入力部材39と、ウォーム軸20と同行回転する環状の出力部材40と、入力部材39および出力部材40の間に介在し入力部材39および出力部材40を動力伝達可能に連結する環状の弾性部材41とを有している。入力部材39は、制御基板51の挿通孔51dを挿通している。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1のハウジング23にパワー基板52および制御基板51が取り付けられた状態において、鏡部95に半田部材94が写されることにより、第1のハウジング23の外側から半田部材94を視認することができる。これにより、半田部材94が対応するピン88および制御基板51に接続されているか否かを、確実かつ容易に確認することができる。その結果、制御基板51とパワー基板52との接続不良を確実に抑制することができる。
また、鏡部95を設けるという簡易な構成で、半田部材94を確実に視認することが可能となる。したがって、第1のハウジング23に半田部材94を視認するための切欠きを設ける等、第1のハウジング23および第2のハウジング24の形状を複雑にしなくてよいので、ECU12の構成を簡易にすることができる。さらに、半田部材94を直接視認できるようにする必要がないので、半田部材94のすぐ近くに側壁61を配置することができる。これにより、ECU12の小型化を達成することができる。これにより、ECU12の小型化を達成することができる。また、制御基板51に、半田部材94を視認するための貫通孔を形成する必要もない。したがって、第1のハウジング23および制御基板51の小型化を通じて、ECU12の小型化を実現することができる。
また、側壁61の内側面61aに鏡面加工を施すという簡易な作業で、鏡部95を第1のハウジング23に一体に形成することができる。
さらに、鏡部95は、周壁部55および底壁54の内側面のうち、側壁61の対向領域96以外の部分は鏡面加工が施されていない。これにより、周壁部55および底壁54の内側面のうち鏡部95が形成されていない部分は、表面が粗いので、表面積を大きくすることができる。これにより、発熱したパワー基板52や制御基板51から第1のハウジング23が受けることのできる熱量をより多くすることができるので、第1のハウジング23の放熱性能を高くすることができる。このように、鏡部95を設けることにより、半田部材94を第1のハウジング23の外側から確実に視認できるようにしながらも、鏡部95が形成される領域を最小限にすることで、第1のハウジング23の放熱性能を高くするという優れた効果を得ることができる。
さらに、鏡部95は、周壁部55および底壁54の内側面のうち、側壁61の対向領域96以外の部分は鏡面加工が施されていない。これにより、周壁部55および底壁54の内側面のうち鏡部95が形成されていない部分は、表面が粗いので、表面積を大きくすることができる。これにより、発熱したパワー基板52や制御基板51から第1のハウジング23が受けることのできる熱量をより多くすることができるので、第1のハウジング23の放熱性能を高くすることができる。このように、鏡部95を設けることにより、半田部材94を第1のハウジング23の外側から確実に視認できるようにしながらも、鏡部95が形成される領域を最小限にすることで、第1のハウジング23の放熱性能を高くするという優れた効果を得ることができる。
また、第1のハウジング23は、周壁部55と底壁部54とによって周壁部55の他端55b側が開放された箱形形状に形成されている、また、半田部材94は、制御基板51の裏側に隠れてしまい、第1のハウジング23の外側から直接は視認できないが、鏡部95によって、半田部材94を視認することができる。このように、箱形形状に形成された第1のハウジング23内の直接視認できない箇所に半田部材94を配置する場合でも、半田部材94と対応する制御基板51との接続状態を確実に視認することができる。
なお、本実施形態では、ハウジングHが概ね四角箱形に形成されているが、これに限定されず、他の形状を適用してもよい。
さらに、鏡部95は、周壁部55の一端55aから他端55b側に向かうに従い幅広に形成されている。これにより、側壁61の内側面61aのうち、鏡部95を形成する領域を少なくすることができるので、鏡部95を設けることに起因する第1のハウジング23の放熱効果の低下を最小限にすることができる。
さらに、鏡部95は、周壁部55の一端55aから他端55b側に向かうに従い幅広に形成されている。これにより、側壁61の内側面61aのうち、鏡部95を形成する領域を少なくすることができるので、鏡部95を設けることに起因する第1のハウジング23の放熱効果の低下を最小限にすることができる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、側壁61の内側面61aに、側壁61とは別体の鏡部材を取り付けることにより鏡部を形成してもよい。また、側壁61の内側面61aの対向領域96を窪ませるようにし、この窪みに鏡部95や鏡部材を設けてもよい。
例えば、側壁61の内側面61aに、側壁61とは別体の鏡部材を取り付けることにより鏡部を形成してもよい。また、側壁61の内側面61aの対向領域96を窪ませるようにし、この窪みに鏡部95や鏡部材を設けてもよい。
また、鏡部は、第1のハウジング23の側壁61の内側面61aの全面に形成してもよいし、底壁部54の内側面54cに形成してもよいし、周壁部55の内側面の全面に形成してもよい。鏡部の面積が大きいほど、第1のハウジング23の外側から鏡部で視認できる部分が多くなる。
また、結合部として半田部材94を用いたが、ピン88と導体パターン86aとを直接的に溶着させることで両者を結合(接続)してもよい。
また、結合部として半田部材94を用いたが、ピン88と導体パターン86aとを直接的に溶着させることで両者を結合(接続)してもよい。
また、上述の各実施の形態では、いわゆるコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置に本発明が適用された例について説明したが、これに限らず、いわゆるピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置や、いわゆるラックアシスト式の電動パワーステアリング装置等、他の形式の電動パワーステアリング装置に、本発明を適用してもよい。
また、上述の実施の形態では、電動モータの出力を操舵補助力として出力する電動パワーステアリング装置に本発明が適用された例について説明したが、これに限らない。例えば、操舵部材の操舵角に対する転舵輪の転舵角の比を変更可能な伝達比可変機構を備え、伝達比可変機構を駆動するために電動モータの出力を用いる伝達比可変式の車両用操舵装置や、操舵部材と転舵輪との機械的な連結が解除され、転舵輪を電動モータの出力で操向するステア・バイ・ワイヤ式の車両用操舵装置等に、本発明を適用してもよい。
また、上述の実施の形態では、電動モータの出力を操舵補助力として出力する電動パワーステアリング装置に本発明が適用された例について説明したが、これに限らない。例えば、操舵部材の操舵角に対する転舵輪の転舵角の比を変更可能な伝達比可変機構を備え、伝達比可変機構を駆動するために電動モータの出力を用いる伝達比可変式の車両用操舵装置や、操舵部材と転舵輪との機械的な連結が解除され、転舵輪を電動モータの出力で操向するステア・バイ・ワイヤ式の車両用操舵装置等に、本発明を適用してもよい。
また、上述の実施の形態では、電動モータ18として、ブラシレスモータを用いる例について説明したが、これに限らず、ブラシレスモータ以外のモータを、電動モータとして用いてもよい。
12…ECU(モータ制御装置)、18…電動モータ、23…第1のハウジング、51…制御基板(回路基板、第1の回路基板)、52…パワー基板(回路基板、第2の回路基板)、54…底壁部(壁部)、55…周壁部(壁部)、55a…周壁部の一端、55b…周壁部の他端、61a…内側面、71…第1の収容室(収容空間)、88…ピン(接続部材)、94…半田部材(結合部)、95…鏡部、96…対向領域(結合部に近接する部分)。
Claims (4)
- 電動モータを制御するための複数の回路基板と、
各前記回路基板同士を電気的に接続する接続部材と、
各前記回路基板を収容する収容空間を形成する壁部を含むハウジングとを備え、
前記壁部は、前記接続部材と前記回路基板との結合部を前記ハウジングの外側から視認可能に写すための鏡部を含むことを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1において、前記鏡部は、前記壁部の内側面のうち前記結合部に近接する部分を鏡面加工することにより形成されていることを特徴とするモータ制御装置。
- 請求項1または2において、前記壁部は、各前記回路基板の周囲を取り囲む周壁部と、前記周壁部の一端を塞ぐように配置された底壁部とを含み、
前記回路基板は、第1の回路基板と、前記第1の回路基板と前記底壁部との間に配置された第2の回路基板とを含み、
前記接続部材は、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板との間に延びていることを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項3において、前記鏡部は、前記周壁部の一端から他端に向かうに従い幅広に形成されていることを特徴とするモータ制御装置。
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-
2010
- 2010-01-15 JP JP2010007160A patent/JP2011147291A/ja active Pending
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