JP2011031385A - Memsセンサ - Google Patents

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    • H04R19/00Electrostatic transducers
    • H04R19/005Electrostatic transducers using semiconductor materials

Abstract

【課題】安価に製造することができるMEMSセンサを提供する。
【解決手段】MEMSセンサの一例であるシリコンマイク1は、開口5が貫通して形成されたシリコン基板2と、開口5に対向して設けられ、その対向方向に振動可能な振動膜6と、振動膜6に形成された圧電素子9とを含んでいる。
【選択図】図2

Description

本発明は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により製造されるセンサ(MEMSセンサ)に関する。
MEMSセンサの一つの例として、シリコンマイク(Siマイク)が挙げられる。また、MEMSセンサの他の例として、気体または液体の圧力を検出するための圧力センサが挙げられる。
最近、携帯電話機などのモバイル機器を中心に、ECM(Electret Condenser Microphone)の代替品として、シリコンマイクの採用が進んでいる。
特許文献1のシリコンマイクは、たとえば、中央部に開口が形成されたシリコン基板の表面上に、ダイヤフラム(振動膜)を開口に対向させて配置し、バックプレートをダイヤフラムと微小な間隔を空けて対向配置した構造を有している。音圧(音波)が入力されると、ダイヤフラムが振動する。ダイヤフラムとバックプレートとの間に電圧が印加されている状態で、ダイヤフラムが振動すると、ダイヤフラムとバックプレートとにより形成されるコンデンサの静電容量が変化する。この静電容量の変化によるダイヤフラムおよびバックプレート間の電圧変動が音声信号として出力される。
従来のシリコンマイクは、SOI(Silicon On Insulator)基板を用いて製造される。SOI基板は、たとえば、シリコン基板上に、SiO(酸化シリコン)からなるBOX(Buried Oxide)層およびシリコン層がこの順に積層された構造を有している。シリコン層は、P型またはN型の不純物のドーピングによる導電性を有している。シリコン層のパターニングにより、ダイヤフラムがBOX層上に形成される。その後、ダイヤフラム(パターニングされたシリコン層)上に犠牲層が形成され、その犠牲層上にバックプレートが形成される。そして、シリコン基板およびBOX層に開口が形成され、ダイヤフラムがシリコン基板上に浮いた状態にされる。また、ダイヤフラムとバックプレートとの間から犠牲層が除去される。これにより、シリコンマイクが完成する。
圧力センサに関し、特許文献2の圧力センサのように、SOI基板およびガラス基板を用いて製造されるものがある。まず、SOI基板において、BOX層上にシリコン層が薄く残るように、シリコン層に凹部が形成される。次に、平面視略C字状の溝が凹部の周囲を取り囲むように形成されることにより、凹部の底面をなすシリコン層がダイヤフラムに加工される。その後、SOI基板において、シリコン基板およびBOX層におけるダイヤフラムに対向する部分が除去される。そして、陽極接合法により、電極を有するガラス基板がシリコン基板に貼り合わされる。これにより、ダイヤフラムとガラス基板との間に密閉された基準圧室が形成され、圧力センサが完成する。
特開2006−108491号公報 特開2005−201818号公報
しかしながら、シリコンマイクおよび圧力センサのいずれにおいても、従来のMEMSセンサでは、その製造に用いられるSOI基板が比較的高価であるため、コストが高くつく。
本発明の目的は、安価に製造することができるMEMSセンサを提供することである。
前記の目的を達成するための本発明に係るMEMSセンサは、開口が貫通して形成された半導体基板と、前記開口に対向して設けられ、その対向方向に振動可能な振動膜と、前記振動膜に形成された圧電素子またはひずみゲージとを含んでいる。
このMEMSセンサは、たとえば、シリコンマイクとして機能することができる。たとえば、振動膜に圧電素子が形成される場合、振動膜が振動すると、圧電素子から圧電効果による電圧が音声信号として出力される。したがって、従来のシリコンマイクにおいて静電容量変化を得るために不可欠なバックプレートが不要である。そのため、本発明に係るシリコンマイクとしてのMEMSセンサは、従来のシリコンマイクと比較して、バックプレートが存在しない分、構造が簡素であり、厚さを小さくすることができる。また、バックプレートを形成するためのフォトマスクが不要であるので、シリコンマイクの製造に用いられるフォトマスクの数を減らすことができる。
そして、振動膜に導電性が不要であるので、振動膜の材料として、導電性を有するシリコンを用いる必要がなく、SiO、SiN(窒化シリコン)またはPoly−Si(多結晶シリコン)などを用いることができる。そのため、シリコンマイクの製造にSOI基板を用いる必要がなく、シリコン基板などを用いて、従来のシリコンマイクよりも安価に製造することができる。
また、従来のシリコンマイクでは、ダイヤフラムに生じる振動が静電容量変化を生じさせ、その静電容量変化による電圧変動が音声信号として出力されるため、感度が低く、微小な音波(振動)まで検出するには、音声信号を大きく増幅しなければならない。しかしながら、音声信号を大きく増幅すると、音声信号に含まれるノイズ成分も増幅されてしまう。
これに対し、本発明に係るMEMSセンサでシリコンマイクを構成すれば、たとえば、圧電素子を用いるときには、振動膜に生じる振動が圧電効果により電圧に直に変換される。そのため、微小な音波の入力に対しても良好に電圧を出力することができる。したがって、微小な音波の検出のために、出力電圧を大きく増幅する必要がない。そのため、音声信号に含まれるノイズ量の低減を図ることができる。
また、MEMSセンサをシリコンマイクとする場合には、振動膜は、半導体基板における開口の周囲の部分に支持されていて、圧電素子は、振動膜上に設けられていることが好ましい。
また、振動膜には、開口と連通する空気抜き孔が貫通して形成されていることが好ましい。開口が振動膜と反対側から閉塞部材により閉塞される場合に、空気抜き孔が形成されていれば、開口内(振動膜と閉塞部材との間)に空気が閉じ込められることを防止でき、振動膜の良好な振動を確保することができる。
このMEMSセンサは、たとえば、圧力センサとして機能することもできる。たとえば、振動膜にひずみゲージが形成されている場合、振動膜は、半導体基板の開口を半導体基板の一方面側から閉塞するように設けられたポリシリコン層を含んでいてもよい。この構成では、ポリシリコン層に、導電型不純物が選択的に添加されることにより、ドープトポリシリコンからなるひずみゲージ(ポリシリコンピエゾ抵抗)が形成されている。ポリシリコン層に圧力が加わると、ポリシリコン層が歪み変形し、その歪み変形によりひずみゲージの電気抵抗が変化する。この電気抵抗の変化に基づいて、ポリシリコン層に加えられた圧力の大きさを検出することができる。
圧力センサの製造時には、まず、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法により、半導体基板の一方面上に、ポリシリコン層が形成される。次に、ひずみゲージを作成するために、ポリシリコン層に、導電型不純物が選択的に添加される。そして、半導体基板のポリシリコン層と対向する部分がその他方面からエッチングされることにより、半導体基板に開口が形成される。これにより、圧力センサが得られる。
したがって、半導体基板には、シリコン基板などの安価な基板を用いることができ、圧力センサを製造するために、シリコン基板よりもはるかに高価なSOI基板を用いる必要がない。よって、圧力センサを従来よりも安価に製造することができる。
半導体基板に開口を形成する際にポリシリコン層がエッチングされるのを防止するために、半導体基板とポリシリコン層との間に、半導体基板に対して適当なエッチング選択比を有する材料からなる膜が介在されてもよい。たとえば、半導体基板がシリコン基板である場合、そのような膜として、酸化シリコンからなる膜を例示することができる。
また、ひずみゲージにおける不純物濃度は、1×1019/cm〜1×1020/cmであることが好ましい。
ひずみゲージは、平面視において、開口の内側で開口の周縁に沿ってC字状に形成されていることが好ましい。これにより、ポリシリコン層の種々の方向の変形に対して、ひずみゲージの電気抵抗の良好な変化を得ることができるので、圧力センサの感度の向上を図ることができる。
また、MEMSセンサがシリコンマイクおよび圧力センサのいずれであっても、半導体基板を利用して、半導体素子を形成することができる。さらに、半導体基板上に層間絶縁膜などを挟んで配線を形成し、この配線をコンタクトプラグなどを介して半導体素子に接続することができる。よって、MEMSセンサに、適当な半導体素子および配線などからなる回路を内蔵することができる。半導体素子は、MEMSセンサからの信号を処理する信号処理回路を構成してもよい。
半導体素子および配線は、半導体基板において振動膜の周囲に形成されていることが好ましい。これにより、MEMSセンサ部と回路部(半導体素子および配線)とを1チップで構成すること(1チップ化)が可能となる。
MEMSセンサが圧力センサである場合、半導体素子は、たとえば、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)であってもよい。この場合、MISFETのゲート電極とポリシリコン層とを同一層に形成すれば、ゲート電極とポリシリコン層とを同じ工程で形成することができ、圧力センサの製造工程の簡素化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシリコンマイクの模式的な平面図である。 図2は、図1に示す切断線II−IIにおけるシリコンマイクの模式的な断面図である。 図3Aは、図2に示すシリコンマイクの製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図3Bは、図3Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Cは、図3Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Dは、図3Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Eは、図3Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Fは、図3Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Gは、図3Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Hは、図3Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Iは、図3Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Jは、図3Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Kは、図3Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Lは、図3Kの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Mは、図3Lの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Nは、図3Mの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Oは、図3Nの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Pは、図3Oの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Qは、図3Pの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Rは、図3Qの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係る圧力センサの模式的な平面図である。 図5は、図4に示す切断線V−Vにおける圧力センサの模式的な断面図である。 図6Aは、図5に示す圧力センサの製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図6Bは、図6Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Cは、図6Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Dは、図6Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Eは、図6Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Fは、図6Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Gは、図6Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Hは、図6Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Iは、図6Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Jは、図6Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Kは、図6Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Lは、図6Kの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Mは、図6Lの次の工程を示す模式的な断面図である。 図6Nは、図6Mの次の工程を示す模式的な断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
具体的には、本発明のMEMSセンサとして、シリコンマイクおよび圧力センサを例示し、それぞれについて説明する。
(1)シリコンマイク
図1は、本発明の一実施形態に係るシリコンマイクの模式的な平面図である。図2は、図1に示す切断線II−IIにおけるシリコンマイクの模式的な断面図である。なお、図2では、導体からなる部分にのみハッチングが付され、その他の部分に対するハッチングの付与が省略されている。
シリコンマイク1は、シリコン基板2を備えている。シリコン基板2には、マイク形成領域3および回路形成領域4が設定されている。
マイク形成領域3において、シリコン基板2には、平面視円形状の開口5が厚さ方向に貫通して形成されている。シリコン基板2の表面における開口5の直径は、たとえば、1〜10μmである。
シリコン基板2の表面上には、図2に示すように、振動膜6がマイク形成領域3の全域に形成されている。振動膜6は、SiOからなる酸化膜7およびSiNからなる窒化膜8をシリコン基板2側から順に積層した2層構造を有している。酸化膜7の厚さは、たとえば、0.5〜1.5μmである。窒化膜8の厚さは、たとえば、0.5〜1.5μmである。これにより、振動膜6は、シリコン基板2における開口5の周囲の部分に支持され、開口5と対向する部分(振動部分)6Aがその対向方向に振動可能な可撓性を有している。
振動膜6の振動部分6A上には、圧電素子9が設けられている。圧電素子9は、下部電極10と、下部電極10上に形成された圧電体11と、圧電体11上に形成された上部電極12とを備えている。言い換えれば、圧電素子9は、圧電体11を上部電極12および下部電極10で上下から挟むことにより形成されている。
下部電極10は、開口5よりも小径の円板状の本体部13と、本体部13の周縁から振動膜6上を振動部分6Aよりも外側の部分まで直線状に延びる延長部14とを一体的に備えている。下部電極10は、Ti(チタン)層およびPt(プラチナ)層を振動膜6側から順に積層した2層構造を有している。
圧電体11は、平面視で下部電極10の本体部13とほぼ同径の円板状に形成されている。圧電体11は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛:Pb(Zr,Ti)O)からなる。
上部電極12は、圧電体11よりも小径の円板状に形成されている。上部電極12は、IrO(酸化イリジウム)層およびIr(イリジウム)層を圧電体11側から順に積層した2層構造を有している。
振動膜6および圧電素子9の表面は、層間絶縁膜15により覆われている。層間絶縁膜15は、SiOからなる。
層間絶縁膜15上には、配線16,17が形成されている。配線16,17は、Al(アルミニウム)を含む金属材料からなる。
配線16の一端部は、下部電極10の延長部14の先端部の上方に配置されている。配線16の一端部と延長部14との間において、層間絶縁膜15に貫通孔18が形成されている。配線16の一端部は、貫通孔18内に入り込み、貫通孔18内で延長部14と接続されている。配線16の他端部は、その一端部に対して開口5から離れる方向に離間した位置に配置されている。
配線17の一端部は、上部電極12の周縁部の上方に配置されている。配線17の一端部と上部電極12との間において、層間絶縁膜15に貫通孔19が形成されている。配線17の一端部は、貫通孔19内に入り込み、貫通孔19内で上部電極12と接続されている。配線17の他端部は、その一端部に対して開口5から離れる方向に離間した位置に配置されている。
回路形成領域4には、たとえば、NチャネルMOSFET(Negative-channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)21およびPチャネルMOSFET(Positive-channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)22を含む集積回路が形成されている。
回路形成領域4において、NチャネルMOSFET21が形成されるNMOS領域23と、PチャネルMOSFET22が形成されるPMOS領域24とは、素子分離部25により、それぞれ周囲から絶縁分離されている。素子分離部25は、シリコン基板2にその表面から比較的浅く掘り下がった溝(たとえば、深さ0.2〜0.5μmのシャロートレンチ)26を形成し、その溝26の内面に熱酸化法により熱酸化膜27を形成した後、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法により絶縁体28(たとえば、SiO)を溝26内に堆積させることにより形成されている。
NMOS領域23には、P型ウェル31が形成されている。P型ウェル31の深さは、溝26の深さよりも大きい。P型ウェル31の表層部には、チャネル領域32を挟んで、N型のソース領域33およびドレイン領域34が形成されている。ソース領域33およびドレイン領域34のチャネル領域32側の端部は、その深さおよび不純物濃度が小さくされている。すなわち、NチャネルMOSFET21では、LDD(Lightly Doped Drain
)構造が適用されている。
チャネル領域32上には、ゲート絶縁膜35が形成されている。ゲート絶縁膜35は、SiOからなる。
ゲート絶縁膜35上には、ゲート電極36が形成されている。ゲート電極36は、N型Poly−Si(多結晶シリコン)からなる。
ゲート絶縁膜35およびゲート電極36の周囲には、サイドウォール37が形成されている。サイドウォール37は、SiNからなる。
ソース領域33、ドレイン領域34およびゲート電極36の表面には、それぞれシリサイド38,39,40が形成されている。
PMOS領域24には、N型ウェル41が形成されている。N型ウェル41の深さは、溝26の深さよりも大きい。N型ウェル41の表層部には、チャネル領域42を挟んで、P型のソース領域43およびドレイン領域44が形成されている。ソース領域43およびドレイン領域44のチャネル領域42側の端部は、その深さおよび不純物濃度が小さくされている。すなわち、PチャネルMOSFET22では、LDD構造が適用されている。
チャネル領域42上には、ゲート絶縁膜45が形成されている。ゲート絶縁膜45は、SiOからなる。
ゲート絶縁膜45上には、ゲート電極46が形成されている。ゲート電極46は、P型Poly−Siからなる。
ゲート絶縁膜45およびゲート電極46の周囲には、サイドウォール47が形成されている。サイドウォール47は、SiNからなる。
ソース領域43、ドレイン領域44およびゲート電極46の表面には、それぞれシリサイド48,49,50が形成されている。
回路形成領域4において、シリコン基板2の表面上には、層間絶縁膜51が形成されている。層間絶縁膜51は、SiOからなる。
層間絶縁膜51上には、配線52,53,54が形成されている。配線52,53,54は、Al(アルミニウム)を含む金属材料からなる。
配線52は、ソース領域33の上方に形成されている。配線52とソース領域33との間において、層間絶縁膜51には、それらを電気的に接続するためのコンタクトプラグ55が貫通して設けられている。コンタクトプラグ55は、W(タングステン)からなる。
配線53は、ドレイン領域34およびドレイン領域44の上方に、それらに跨るように形成されている。配線53とドレイン領域34との間において、層間絶縁膜51には、それらを電気的に接続するためのコンタクトプラグ56が貫通して設けられている。また、配線53とドレイン領域44との間において、層間絶縁膜51には、それらを電気的に接続するためのコンタクトプラグ57が貫通して設けられている。コンタクトプラグ56,57は、Wからなる。
配線54は、ソース領域43の上方に形成されている。配線54とソース領域43との間において、層間絶縁膜51には、それらを電気的に接続するためのコンタクトプラグ58が貫通して設けられている。コンタクトプラグ58は、Wからなる。
シリコンマイク1の最表面には、表面保護膜61が形成されている。表面保護膜61は、SiNからなる。層間絶縁膜15,51および配線16,17,52,53,54は、表面保護膜61により覆われている。表面保護膜61には、配線16,17の一部をそれぞれパッド62,63として露出させるための開口が形成されている。
シリコンマイク1に音波(音圧)が入力されると、その音波により振動膜6が振動し、この振動膜6の振動が圧電素子9に伝播して、圧電素子9の振動が圧電効果により電圧に変換される。こうして圧電素子9から出力される電圧は、パッド62,63の電位差として現れる。したがって、パッド62,63と回路形成領域4に形成される集積回路とが配線(図示せず)を介して電気的に接続されることにより、圧電素子9から出力される電圧が音声信号として集積回路に入力される。集積回路としては、その入力される音声信号の増幅およびノイズ成分の除去などの処理のための信号処理回路が例示される。
図3A〜3Rは、シリコンマイクの製造工程を順に示す模式的な断面図である。
シリコンマイク1の製造工程では、まず、図3Aに示すように、シリコン基板2の表層部に、素子分離部25が形成される。その後、NMOS領域23およびPMOS領域24に、公知のCMOS技術により、それぞれNチャネルMOSFET21およびPチャネルMOSFET22が形成される。
次に、図3Bに示すように、熱酸化法またはCVD法により、マイク形成領域3において、シリコン基板2の表面上に、酸化膜7が形成される。つづいて、CVD法により、酸化膜7上に、窒化膜8が形成される。
その後、図3Cに示すように、スパッタ法により、窒化膜8の全域上に、下部電極10と同じ構成の膜71が形成される。また、スパッタ法またはゾルゲル法により、膜71の全域上に、圧電体11と同じ構成の膜72が形成される。さらに、スパッタ法により、膜72の全域上に、上部電極12と同じ構成の膜73が形成される。
次いで、図3Dに示すように、フォトリソグラフィにより、膜73上に、レジストパターン74が膜73における上部電極12となる部分を覆い隠すように形成される。
そして、図3Eに示すように、レジストパターン74をマスクとするエッチングにより、膜73がパターニングされ、上部電極12が形成される。上部電極12の形成後、レジストパターン74は除去される。
その後、図3Fに示すように、フォトリソグラフィにより、膜72上に、レジストパターン75が膜72における圧電体11となる部分を覆い隠すように形成される。
そして、図3Gに示すように、レジストパターン75をマスクとするエッチングにより、膜72がパターニングされ、圧電体11が形成される。圧電体11の形成後、レジストパターン75は除去される。
さらに、図3Hに示すように、フォトリソグラフィにより、膜71上に、レジストパターン76が膜71における下部電極10となる部分を覆い隠すように形成される。
そして、図3Iに示すように、レジストパターン76をマスクとするエッチングにより、膜71がパターニングされ、下部電極10が形成される。下部電極10の形成後、レジストパターン76は除去される。
次に、図3Jに示すように、CVD法により、層間絶縁膜15,51が形成される。層間絶縁膜51は、たとえば、層間絶縁膜15の形成前に、CVDにより、回路形成領域4におけるシリコン基板2の表面上にSiOを堆積させ、層間絶縁膜15の形成時に、そのSiOの堆積層上にSiOをさらに堆積させることにより形成される。
層間絶縁膜15,51の形成後、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、層間絶縁膜51におけるソース領域33,43およびドレイン領域34,44と対向する部分に、層間絶縁膜51を厚さ方向に貫通する貫通孔が形成される。そして、CVD法により、各貫通孔内にWが供給され、各貫通孔がWで埋め尽くされる。これにより、図3Kに示すように、コンタクトプラグ55〜58が形成される。
その後、図3Lに示すように、フォトリソグラフィにより、層間絶縁膜15,51上に、レジストパターン77が形成される。レジストパターン77は、層間絶縁膜15における貫通孔19が形成される部分のみを露出させ、層間絶縁膜15,51のその他の部分を覆い隠す。
そして、図3Mに示すように、レジストパターン77をマスクとするエッチングにより、層間絶縁膜15に貫通孔19が形成される。貫通孔19の形成後、レジストパターン77は除去される。
次に、図3Nに示すように、フォトリソグラフィにより、層間絶縁膜15,51上に、レジストパターン78が形成される。レジストパターン78は、層間絶縁膜15における貫通孔18が形成される部分のみを露出させ、層間絶縁膜15,51のその他の部分を覆い隠す。
そして、図3Oに示すように、レジストパターン78をマスクとするエッチングにより、層間絶縁膜15に貫通孔18が形成される。貫通孔18の形成後、レジストパターン78は除去される。
レジストパターン78の除去後、スパッタ法により、層間絶縁膜15,51上に、Al膜が形成される。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、Al膜がパターニングされ、図3Pに示すように、配線16,17,52,53,54が形成される。
その後、CVD法により、層間絶縁膜15,51上に、SiN膜が形成される。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、SiN膜がパターニングされ、図3Qに示すように、パッド62,63を露出させるための開口を有する表面保護膜61が形成される。
表面保護膜61の形成後、図3Rに示すように、フォトリソグラフィにより、シリコン基板2の裏面上に、レジストパターン79が形成される。レジストパターン79は、シリコン基板2における開口5となる部分を露出させ、その他の部分を覆い隠す。そして、レジストパターン79をマスクとするエッチングにより、シリコン基板2に開口5が形成される。その後、レジストパターン79が除去されると、図2に示すシリコンマイク1が得られる。
以上のように、シリコンマイク1では、振動膜6が振動すると、圧電素子9から圧電効果による電圧が音声信号として出力されるので、従来のシリコンマイクにおいて静電容量変化を得るために不可欠なバックプレートが不要である。そのため、シリコンマイク1は、従来のシリコンマイクと比較して、バックプレートが存在しない分、構造が簡素であり、厚さを小さくすることができる。また、バックプレートを形成するためのフォトマスクが不要であるので、シリコンマイク1の製造に用いられるフォトマスクの数を減らすことができる。
そして、振動膜6に導電性が不要であるので、振動膜6の材料として、導電性を有するシリコンを用いる必要がなく、シリコンマイク1では、SiO/SiNが用いられている。そのため、シリコンマイク1の製造にSOI基板を用いる必要がなく、シリコン基板2を用いて、従来のシリコンマイクよりも安価に製造することができる。
なお、振動膜6は、SiO/SiNの2層構造を有するものに限定されない。たとえば、SiO、SiNおよびPoly−Siの群から選択される1種の材料からなる単層構造を有していてもよいし、その群から選択される複数種の各材料からなる層を積層した積層構造を有していてもよい。
また、従来のシリコンマイクでは、ダイヤフラムに生じる振動が静電容量変化を生じさせ、その静電容量変化による電圧変動が音声信号として出力されるため、感度が低く、微小な音波(振動)まで検出するには、音声信号を大きく増幅しなければならない。しかしながら、音声信号を大きく増幅すると、音声信号に含まれるノイズ成分も増幅されてしまう。
これに対し、シリコンマイク1では、振動膜6に生じる振動が圧電効果により電圧に直に変換されるので、微小な音波の入力に対しても良好に電圧を出力することができる。したがって、微小な音波の検出のために、出力電圧を大きく増幅する必要がない。そのため、音声信号に含まれるノイズ量の低減を図ることができる。
また、振動膜6を支持するシリコン基板2を利用して、NチャネルMOSFET21およびPチャネルMOSFET22などの半導体素子を形成することができる。また、シリコンマイク1のように、シリコン基板2上に層間絶縁膜51を挟んで配線52,53,54が形成され、この配線52,53,54がコンタクトプラグ55〜58を介してNチャネルMOSFET21およびPチャネルMOSFET22に接続されることにより、集積回路を形成することができる。この集積回路は、シリコンマイク部からの信号を処理する信号処理回路を構成する。この集積回路は、シリコン基板2において振動膜6の周囲に形成されていることが好ましい。これにより、振動膜6を有するシリコンマイク部(MEMSセンサ部)と集積回路とを1チップで構成すること(1チップ化)が可能となる。
以上のように、シリコンマイク1の一実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、図1に破線で示すように、振動膜6には、開口5と連通する空気抜き孔81が貫通して形成されていることが好ましい。開口5が振動膜6と反対側から閉塞部材(図示せず)により閉塞される場合に、空気抜き孔81が形成されていれば、開口5内(振動膜6と閉塞部材との間)に空気が閉じ込められることを防止でき、振動膜6の良好な振動を確保することができる。
また、シリコンマイク1では、半導体基板の一例としてシリコン基板2が用いられているが、シリコン基板2に代えて、SiC(シリコンカーバイド)などのシリコン以外の半導体材料からなる基板が用いられてもよい。
さらに、圧電素子9の代わりに、振動膜6にひずみゲージを形成して、シリコンマイクを構成してもよい。
(2)圧力センサ
図4は、本発明の他の実施形態に係る圧力センサの模式的な平面図である。図5は、図4に示す切断線V−Vにおける圧力センサの模式的な断面図である。なお、図5では、導体からなる部分にのみハッチングが付され、その他の部分に対するハッチングの付与が省略されている。
圧力センサ101は、シリコン基板102を備えている。シリコン基板102には、センサ領域103および回路形成領域104が設定されている。
センサ領域103において、シリコン基板102には、平面視円形状の開口105が厚さ方向に貫通して形成されている。シリコン基板102の表面における開口105の直径は、たとえば、200〜1000μmである。
センサ領域103において、シリコン基板102の表面上には、図5に示すように、ダイヤフラム106が形成されている。ダイヤフラム106は、SiOからなる酸化膜107およびポリシリコンからなるポリシリコン層108をシリコン基板102側から順に積層した2層構造を有している。
酸化膜107は、センサ領域103の全域に形成されている。酸化膜107の厚さは、たとえば、0.3〜1μmである。
ポリシリコン層108は、酸化膜107を挟んで開口105および開口105の周縁部と対向する部分に形成されている。ポリシリコン層108の厚さは、たとえば、0.1〜0.5μmである。
ポリシリコン層108には、導電型不純物が選択的に添加(ドープ)されることにより、いわゆるポリシリコンピエゾ抵抗であるひずみゲージ109が形成されている。ひずみゲージ109における不純物濃度は、たとえば、1×1019〜1×1020/cmである。ひずみゲージ109は、図4に示すように、平面視において、開口105の内側で開口105の周縁に沿ってC字状に形成された本体部110と、本体部110の両端から互いに平行に延びる延長部111,112とを備えている。
ダイヤフラム106の表面は、層間絶縁膜115により覆われている。層間絶縁膜115は、SiOからなる。
層間絶縁膜115上には、配線116,117が形成されている。配線116,117は、Al(アルミニウム)を含む金属材料からなる。
配線116の一端部は、延長部111の端部の上方に配置されている。配線116の一端部と延長部111との間において、層間絶縁膜115に貫通孔118が形成されている。配線116の一端部は、貫通孔118内に入り込み、貫通孔118内で延長部111と接続されている。配線116は、回路形成領域104に向けて延びている。
配線117の一端部は、延長部112の上方に配置されている。配線117の一端部と延長部112との間において、層間絶縁膜115に貫通孔(図示せず)が形成されている。配線117の一端部は、貫通孔内に入り込み、貫通孔内で延長部112と接続されている。配線117は、回路形成領域104に向けて延びている。
回路形成領域104には、たとえば、NチャネルMOSFET(Negative-channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)121およびPチャネルMOSFET(Positive-channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)122を含む集積回路が形成されている。
回路形成領域104において、NチャネルMOSFET121が形成されるNMOS領域123と、PチャネルMOSFET122が形成されるPMOS領域124とは、素子分離部125により、それぞれ周囲から絶縁分離されている。素子分離部125は、シリコン基板102にその表面から比較的浅く掘り下がった溝(たとえば、深さ0.2〜0.5μmのシャロートレンチ)126を形成し、その溝126の内面に熱酸化法により熱酸化膜127を形成した後、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法により絶縁体128(たとえば、SiO)を溝126内に堆積させることにより形成されている。
NMOS領域123には、P型ウェル131が形成されている。P型ウェル131の深さは、溝126の深さよりも大きい。P型ウェル131の表層部には、チャネル領域132を挟んで、N型のソース領域133およびドレイン領域134が形成されている。ソース領域133およびドレイン領域134のチャネル領域132側の端部は、その深さおよび不純物濃度が小さくされている。すなわち、NチャネルMOSFET121では、LDD(Lightly Doped Drain)構造が適用されている。
チャネル領域132上には、ゲート絶縁膜135が設けられている。ゲート絶縁膜135は、SiOからなり、ダイヤフラム106の酸化膜107と同一層に形成されている。
ゲート絶縁膜135上には、ゲート電極136が設けられている。ゲート電極136は、導電型不純物が添加されたポリシリコンからなり、ダイヤフラム106のポリシリコン層108と同一層に形成されている。ゲート電極136の不純物濃度は、たとえば、1×1020〜1×1021/cmである。
ゲート絶縁膜135およびゲート電極136の周囲には、サイドウォール137が形成されている。サイドウォール137は、SiNからなる。
ソース領域133、ドレイン領域134およびゲート電極136の表面には、それぞれシリサイド138,139,140が形成されている。
PMOS領域124には、N型ウェル141が形成されている。N型ウェル141の深さは、溝126の深さよりも大きい。N型ウェル141の表層部には、チャネル領域142を挟んで、P型のソース領域143およびドレイン領域144が形成されている。ソース領域143およびドレイン領域144のチャネル領域142側の端部は、その深さおよび不純物濃度が小さくされている。すなわち、PチャネルMOSFET122では、LDD構造が適用されている。
チャネル領域142上には、ゲート絶縁膜145が設けられている。ゲート絶縁膜145は、SiOからなり、ゲート絶縁膜135およびダイヤフラム106の酸化膜107と同一層に形成されている。
ゲート絶縁膜145上には、ゲート電極146が設けられている。ゲート電極146は、導電型不純物が添加されたポリシリコンからなり、ゲート電極136およびダイヤフラム106のポリシリコン層108と同一層に形成されている。ゲート電極146の不純物濃度は、たとえば、1×1020〜1×1021/cmである。
ゲート絶縁膜145およびゲート電極146の周囲には、サイドウォール147が形成されている。サイドウォール147は、SiNからなる。
ソース領域143、ドレイン領域144およびゲート電極146の表面には、それぞれシリサイド148,149,150が形成されている。
回路形成領域104において、シリコン基板102の表面上には、層間絶縁膜151が形成されている。層間絶縁膜151は、SiOからなり、層間絶縁膜115と同一層に形成されている。
層間絶縁膜151上には、配線152,153,154が設けられている。配線152,153,154は、Al(アルミニウム)を含む金属材料からなり、配線116,117と同一層に形成されている。
配線152は、ソース領域133の上方に形成されている。配線152とソース領域133との間において、層間絶縁膜151には、それらを電気的に接続するためのコンタクトプラグ155が貫通して設けられている。コンタクトプラグ155は、W(タングステン)からなる。
配線153は、ドレイン領域134およびドレイン領域144の上方に、それらに跨るように形成されている。配線153とドレイン領域134との間において、層間絶縁膜151には、それらを電気的に接続するためのコンタクトプラグ156が貫通して設けられている。また、配線153とドレイン領域144との間において、層間絶縁膜151には、それらを電気的に接続するためのコンタクトプラグ157が貫通して設けられている。コンタクトプラグ156,157は、Wからなる。
配線154は、ソース領域143の上方に形成されている。配線154とソース領域143との間において、層間絶縁膜151には、それらを電気的に接続するためのコンタクトプラグ158が貫通して設けられている。コンタクトプラグ158は、Wからなる。
圧力センサ101の最表面には、表面保護膜161が形成されている。表面保護膜161は、SiNからなる。層間絶縁膜115,151および配線116,117,152,153,154は、表面保護膜161により覆われている。表面保護膜161の厚さは、たとえば、0.5〜1.5μmである。
シリコン基板102の裏面には、ガラス板162が接合されている。これにより、開口105内に閉鎖された空間が形成されている。
ダイヤフラム106は、シリコン基板102における開口105と対向する部分106Aがその対向方向に振動可能な可撓性を有している。ダイヤフラム106に圧力が加わると、ダイヤフラム106が歪み変形し、その歪み変形によりひずみゲージ109の電気抵抗が変化する。この電気抵抗の変化が配線116,117間の電圧変化として現れる。したがって、配線116,117間の電圧変化に基づいて、ダイヤフラム106に加えられた圧力を検出することができる。また、配線116,117が回路形成領域104に形成される集積回路と電気的に接続されていれば、配線116,117間の電圧が信号として集積回路に入力される。集積回路としては、その入力される信号の増幅およびノイズ成分の除去などの処理のための信号処理回路が例示される。
図6A〜6Nは、圧力センサの製造工程を順に示す模式的な断面図である。図6A〜6Nでは、導体からなる部分にのみハッチングが付され、その他の部分に対するハッチングの付与が省略されている。
圧力センサ101の製造工程では、まず、図6Aに示すように、公知のSTI(Shallow Trench Isolation)技術により、シリコン基板102の表層部に、素子分離部125が形成される。次に、イオン注入法により、NMOS領域123およびPMOS領域124に、それぞれP型不純物(たとえば、B(ボロン))およびN型不純物(たとえば、P(リン))が注入され、P型ウェル131およびN型ウェル141が形成される。その後、熱酸化法またはCVD法により、シリコン基板102の表面全域に、SiOからなる酸化膜171が形成される。
次いで、図6Bに示すように、CVD法により、酸化膜171上に、ポリシリコンの堆積層172が形成される。
その後、図6Cに示すように、フォトリソグラフィにより、堆積層172上に、レジストパターン173が形成される。レジストパターン173は、堆積層172におけるひずみゲージ109およびゲート電極136,146となるべき部分のみを露出させ、その他の部分を覆い隠す。
レジストパターン173の形成後、そのレジストパターン173をマスクとして、堆積層172に、P型不純物が注入される。これにより、図6Dに示すように、ひずみゲージ109およびゲート電極136,146が形成される。P型不純物の注入後、レジストパターン173は除去される。
その後、図6Eに示すように、フォトリソグラフィにより、堆積層172上に、新たなレジストパターン174が形成される。レジストパターン174は、ゲート電極136,146を覆い隠すとともに、堆積層172におけるポリシリコン層108となる部分を覆い隠し、その他の部分を露出させる。
そして、レジストパターン174をマスクとするエッチングにより、堆積層172がパターニングされる。これにより、図6Fに示すように、ゲート電極136,146が互いに切り離されるとともに、ひずみゲージ109を有するポリシリコン層108が形成される。堆積層172のパターニング後、レジストパターン174は除去される。そして、イオン注入法により、P型ウェル131の表層部に、N型不純物138N,139Nが注入される。また、イオン注入法により、N型ウェル141の表層部に、P型不純物148P,149Pが注入される。
次いで、図6Gに示すように、ポリシリコン層108およびゲート電極136,146をマスクとするエッチングにより、酸化膜171が選択的に除去され、シリコン基板102上に、酸化膜107およびゲート絶縁膜135,145が得られる。
CVD法により、シリコン基板102上の全域にSiNが堆積される。そして、そのSiNの堆積層がエッチバックされることにより、サイドウォール137,147が形成される。
サイドウォール137,147の形成後、図6Hに示すように、イオン注入法により、P型ウェル131の表層部に、N型不純物が先に注入されたN型不純物よりも深い位置まで注入され、ソース領域133およびドレイン領域134が形成される。また、イオン注入法により、N型ウェル141の表層部に、P型不純物が先に注入されたP型不純物よりも深い位置まで注入され、ソース領域143およびドレイン領域144が形成される。その後、シリサイド138,139,140,148,149,150が形成される。
次に、図6Iに示すように、CVD法により、層間絶縁膜115,151が形成される。
層間絶縁膜115,151の形成後、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、層間絶縁膜151におけるソース領域133,143およびドレイン領域134,144と対向する部分に、層間絶縁膜151を厚さ方向に貫通する貫通孔が形成される。そして、CVD法により、各貫通孔内にWが供給され、各貫通孔がWで埋め尽くされる。これにより、図6Jに示すように、コンタクトプラグ155〜158が形成される。また、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、層間絶縁膜115に、延長部111(図4参照)を部分的に露出させる貫通孔118および延長部112(図4参照)を部分的に露出させる貫通孔(図示せず)が形成される。
その後、スパッタ法により、層間絶縁膜115,151上に、Al膜が形成される。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、Al膜がパターニングされ、図6Kに示すように、配線116,117(図4参照),152,153,154が形成される。
その後、図6Lに示すように、CVD法により、層間絶縁膜115,151上に、表面保護膜161が形成される。
表面保護膜161の形成後、図6Mに示すように、フォトリソグラフィにより、シリコン基板102の裏面上に、レジストパターン175が形成される。レジストパターン175は、シリコン基板102における開口105となる部分を露出させ、その他の部分を覆い隠す。
そして、図6Nに示すように、レジストパターン175をマスクとするエッチングにより、シリコン基板102に開口105が形成される。このとき、酸化膜107がエッチングストッパとして機能し、ポリシリコン層108がエッチングされることが防止される。その後、レジストパターン175が除去され、陽極接合法により、シリコン基板102の裏面にガラス板162が接合されると、図5に示す圧力センサ101が得られる。
以上のように、圧力センサ101では、ダイヤフラム106がポリシリコン層108を有している。そして、ポリシリコン層108に、導電型不純物が選択的に添加されることにより、ドープトポリシリコンからなるひずみゲージ109が形成されている。ダイヤフラム106に圧力が加わると、ポリシリコン層108が歪み変形し、その歪み変形によりひずみゲージ109の電気抵抗が変化する。この電気抵抗の変化に基づいて、ダイヤフラム106(ポリシリコン層108)に加えられた圧力の大きさを検出することができる。
そして、圧力センサ101は、安価なシリコン基板102を用いて製造することができ、シリコン基板よりもはるかに高価なSOI基板を必要としない。よって、圧力センサ101を従来よりも安価に製造することができる。
ひずみゲージ109は、平面視において、開口105の内側で開口105の周縁に沿ってC字状に形成されている。これにより、ポリシリコン層108の種々の方向の変形に対して、ひずみゲージ109の電気抵抗の良好な変化を得ることができるので、圧力センサ101の感度の向上を図ることができる。
また、ダイヤフラム106を支持するシリコン基板102を利用して、NチャネルMOSFET121およびPチャネルMOSFET122などの半導体素子を形成することができる。また、圧力センサ101のように、シリコン基板102上に層間絶縁膜151を挟んで配線152,153,154が形成され、この配線152,153,154がコンタクトプラグ155〜158を介してNチャネルMOSFET121およびPチャネルMOSFET122に接続されることにより、集積回路を形成することができる。この集積回路は、圧力センサ部からの信号を処理する信号処理回路を構成する。この集積回路は、シリコン基板102においてダイヤフラム106の周囲に形成されていることが好ましい。これにより、ダイヤフラム106を有する圧力センサ部(MEMSセンサ部)と集積回路とを1チップで構成すること(1チップ化)が可能となる。
さらに、圧力センサ101では、NチャネルMOSFET121のゲート電極136およびPチャネルMOSFET122のゲート電極146とポリシリコン層108とが同一層に形成されている。そのため、ゲート電極136,146とポリシリコン層108とを同じ工程で形成することができ、圧力センサ101の製造工程の簡素化が図られている。
以上のように、圧力センサ101の一実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、圧力センサ101では、ポリシリコンの堆積層172がパターニングされることにより、ポリシリコン層108がセンサ領域103に選択的に形成されているが、センサ領域103では堆積層172がエッチングされず、ポリシリコン層108がセンサ領域103の全域に形成されていてもよい。
また、圧力センサ101では、半導体基板の一例としてシリコン基板102が用いられているが、シリコン基板102に代えて、SiC(シリコンカーバイド)などのシリコン以外の半導体材料からなる基板が用いられてもよい。
さらに、ひずみゲージ109の代わりに、ダイヤフラム106に圧電素子を形成して、圧力センサを構成してもよい。
以上では、MEMSセンサとして、シリコンマイク1および圧力センサ101を例示し、それぞれについて説明したが、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 シリコンマイク(MEMSセンサ)
2 シリコン基板(半導体基板)
5 開口
6 振動膜
7 酸化膜
8 窒化膜
9 圧電素子
10 下部電極
11 圧電体
12 上部電極
21 NチャネルMOSFET(半導体素子)
22 PチャネルMOSFET(半導体素子)
52 配線
53 配線
54 配線
81 空気抜き孔
101 圧力センサ(MEMSセンサ)
102 シリコン基板(半導体基板)
105 開口
106 ダイヤフラム(振動膜)
106A 部分
108 ポリシリコン層
109 ひずみゲージ
121 NチャネルMOSFET(半導体素子)
122 PチャネルMOSFET(半導体素子)
152 配線
153 配線
154 配線

Claims (12)

  1. 開口が貫通して形成された半導体基板と、
    前記開口に対向して設けられ、その対向方向に振動可能な振動膜と、
    前記振動膜に形成された圧電素子またはひずみゲージとを含む、MEMSセンサ。
  2. 前記振動膜は、前記半導体基板における前記開口の周囲の部分に支持されており、
    前記圧電素子は、前記振動膜上に設けられている、請求項1に記載のMEMSセンサ。
  3. 前記振動膜に前記開口と連通する空気抜き孔が貫通して形成されている、請求項2に記載のMEMSセンサ。
  4. 前記MEMSセンサが、シリコンマイクである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のMEMSセンサ。
  5. 前記振動膜は、前記開口を前記半導体基板の一方面側から閉塞するように設けられたポリシリコン層を含み、
    前記ひずみゲージは、前記ポリシリコン層に導電型不純物を選択的に添加することにより形成され、前記ポリシリコン層の歪み変形により電気抵抗が変化する、請求項1に記載のMEMSセンサ。
  6. 前記ひずみゲージにおける不純物濃度は、1×1019/cm〜1×1020/cmである、請求項5に記載のMEMSセンサ。
  7. 前記ひずみゲージは、平面視において、前記開口の内側で前記開口の周縁に沿ってC字状に形成されている、請求項5または6に記載のMEMSセンサ。
  8. 前記MEMSセンサが、圧力センサである、請求項1、5、6および7のいずか一項に記載のMEMSセンサ。
  9. 前記半導体基板に形成された半導体素子と、
    前記半導体素子に接続される配線とをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のMEMSセンサ。
  10. 前記半導体基板において、前記振動膜の周囲に前記半導体素子および前記配線が形成されている、請求項9に記載のMEMSセンサ。
  11. 前記半導体素子は、前記MEMSセンサからの信号を処理する信号処理回路を構成している、請求項9または10に記載のMEMSセンサ。
  12. 前記MEMSセンサと、前記半導体素子とが1チップ化されている、請求項9〜11のいずれか一項に記載のMEMSセンサ。
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