JP2011028474A - 入力装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に、低抵抗化と細線化を実現できるとともに気泡の発生を抑制でき、電気的安定性及び信頼性に優れた配線構造を備える入力装置及びその製造方法を提供することを目的としている。
【解決手段】 基材と、前記基材の表面に形成された電極パターンと、前記電極パターンに電気的に接続された配線パターンとを有し、前記配線パターンは、入力領域の外側に位置する縁部領域(非入力領域)内に配置されている。縁部領域における基材20の表面20aには、最深部21aから前記基材20の表面20aにかけて徐々に幅が広がる溝21が形成されており、前記溝21内に導電層22が埋め込まれて前記配線パターン16が構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入力座標位置を検出可能な入力装置に係り、特に配線構造に関する。
図8は、静電容量型タッチパネル1の斜視図である。
図8に示すようにタッチパネル1には、指の入力座標位置を検知可能な光透過性の入力領域2が設けられ、前記入力領域2の周囲に非入力領域である縁部領域4が設けられる。
入力領域2にはITO等からなる多数の電極パターンが配置されており、前記電極パターンの端部に電気的に接続される多数の配線パターン3が前記縁部領域4内で引き回されている。
配線パターン3は例えば銀塗膜から成り、図9に示すように前記電極パターンが形成される基材5と同じ表面5a上にスクリーン印刷等により形成される。
タッチパネル1の縁部領域4の幅寸法T1は、前記タッチパネル1と高さ方向にて対向配置される液晶ディスプレイ(LCD)7側の縁部領域8の幅寸法T2に左右される。すなわち前記液晶ディスプレイ7の縁部領域8の幅寸法T2が小さくなればタッチパネル1の縁部領域4の幅寸法T1も小さく形成される。
ところで図8に示すように、各配線パターン3は引き回されて配線長さが長くなっており、各配線パターン3を低抵抗化するには、各配線パターン3の断面積を大きくしなければならなかった。
しかしながら上記のように、タッチパネル1の縁部領域4の幅寸法T1が小さくなると、図9のように基材5の表面5aに平板型で形成された配線パターン3の幅寸法T3を大きくして断面積を大きくするにも限界があった。
しかも、図8に示すように、タッチパネル1の縁部領域4には複数本の配線パターン3が延出形成されているので、各配線パターン3間の間隔T4(図9参照)を確保しつつ、各配線パターン3を細線化して高密度に配置することが必要であり、低抵抗化のために平板型の各配線パターン3の幅寸法T3を大きくすることができない構造となっていた。
また平板型の配線パターン3は印刷やエッチング等の薄膜技術を用いてパターン形成されるが、厚さ寸法を厚くするにも限界があり低抵抗化が困難であった。
特開2008−77332号公報
特許文献1に記載された発明には、基材の上面をエッチングして溝部を形成し、前記溝部内に導電材料を塗布して配線パターンを形成して成るタッチパネルが開示されている。
しかしながら特許文献1に記載された前記溝部の溝幅は略一定であるため、導電材料を溝部に埋め込んだときに溝部内の全ての空気が抜けづらく、前記溝部に埋め込まれた導電層内に気泡が形成されやすかった。
また、特許文献1に記載された発明では、エッチングにて溝部を形成しており、前記溝部の形状が安定しなかった。
したがって特許文献1に記載された発明の配線構造では電気的安定性及び信頼性に欠けるものであった。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、低抵抗化と細線化を実現できるとともに気泡の発生を抑制でき、電気的安定性及び信頼性に優れた配線構造を備える入力装置及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明における入力装置は、
基材と、前記基材の表面に形成された電極パターンと、前記電極パターンに電気的に接続された配線パターンとを有し、前記配線パターンは、非入力領域内に配置されており、
前記基材の表面には、最深部から前記基材の表面にかけて徐々に幅が広がる溝が形成されており、前記溝内に導電層が埋め込まれて前記配線パターンが構成されていることを特徴とするものである。
このように本発明では基材の表面に溝を形成し、この溝内に導電層を埋め込んで配線パターンを形成している。このためパターン幅が狭くても深溝を形成して溝内に埋め込まれる前記導電層の厚さ寸法を厚くすることで前記配線パターンの低抵抗化を実現できる。そして本発明では配線パターンの幅細化を実現できるから縁部領域の狭小化を促進できる。
しかも本発明では、溝を最深部から基材表面に向って徐々に溝幅が広がる形状で形成しているため、前記溝内に埋め込まれた導電層に気泡が生じにくく、電気的安定性及び信頼性に優れた配線構造を実現できる。
本発明では、前記溝はV溝形状であることが好ましい。これにより、前記溝内に埋め込まれた導電層に気泡が生じるのをより効果的に抑制できる。
また本発明では、複数本の前記電極パターンが光透過性の前記入力領域内に配置され、各電極パターンの端部に電気的に接続される複数本の前記配線パターンが前記入力領域の外側に位置する前記非入力領域である縁部領域内にて間隔を空けて引き回されている構成に効果的に適用できる。本発明では、低抵抗化とともに配線パターンの幅細化を実現できるので、より多くの配線パターンを高密度に配置でき、前記縁部領域の狭小化を促進できる。
また本発明では、前記電極パターンの端部と前記配線パターンの端部間は、前記基材の表面に形成された接続導体層を介して電気的に接続されていることが好ましい。これにより確実に、電極パターンと配線パターン間を電気的に接続でき、電気的安定性を向上させることができる。
また本発明における入力装置の製造方法は、
基材と、前記基材の表面に形成された電極パターンと、前記電極パターンに電気的に接続された配線パターンとを有し、非入力領域内に配置される前記配線パターンを以下の工程により形成することを特徴とするものである。
前記基板の表面に、最深部から前記基材の表面にかけて徐々に溝幅が広がる溝を形成する工程、
前記溝内に導電層を埋め込んで前記配線パターンを形成する工程。
これにより、パターン幅を狭くしても深溝を形成して溝内に埋め込まれる前記導電層の厚さ寸法を厚くすることで前記配線パターンを低抵抗化できる。
さらに本発明では、溝を最深部から基材表面に向って徐々に溝幅が広がる形状で形成しているため、導電層を前記溝内に埋め込み形成したときに前記導電層に気泡が生じにくく、電気的安定性及び信頼性に優れた配線構造を形成できる。
上記において本発明では、前記溝をプレス加工にて形成することが好ましい。これにより形状にばらつきが小さい溝を形成でき、より効果的に、電気的安定性及び信頼性に優れた配線構造を形成できる。
また本発明では、前記溝をV溝形状で形成することが好ましい。これにより、導電層を前記溝内に埋め込み形成したときに、より効果的に、前記導電層に気泡が生じないようにでき、電気的安定性及び信頼性に優れた配線構造を形成できる。
また本発明では、前記導電層を溝内に印刷形成することが好ましい。これにより前記導電層を深溝で形成された前記溝内に適切且つ簡単に埋め込むことができる。
本発明によれば、パターン幅が狭くても深溝を形成して導電層の厚さ寸法を厚くすることで配線パターンの低抵抗化を実現できる。そして本発明では配線パターンの幅細化を実現できるから縁部領域の狭小化を促進できる。
しかも本発明では、溝を最深部から基材表面に向って徐々に溝幅が広がる形状で形成しているため、前記溝内に埋め込まれた導電層に気泡が生じにくく、電気的安定性及び信頼性に優れた配線構造を実現できる。
本実施形態の入力装置の平面図、 図1のA−A線から切断し矢印方向から見た入力装置のうち特に配線構造を示す部分拡大断面図、 本実施形態における電極パターンの延出方向から配線パターンの延出方向に沿って切断した部分拡大縦断面図、 本実施形態の入力装置と液晶ディスプレイとの斜視図、 本実施形態の入力装置の部分縦断面図、 図5とは異なる構造の本実施形態における入力装置の展開平面図、 本実施形態における入力装置の特に配線パターンの製造方法を示す工程図(部分縦断面図)、 従来における入力装置と液晶ディスプレイとの斜視図、 従来における入力装置の配線構造を示す部分拡大縦断面図。
本実施形態における入力装置は例えば入力領域を指で操作したときに入力領域内部に配置された上部電極及び下部電極と指の間で生じる容量変化に基づいて、指の操作座標位置を検出する静電容量式タッチパネルを構成する。
図1は本実施形態の入力装置10の平面図である。なお図1及び図6には、波線が図示されており、かかる箇所での形態を省略している。
図1に示すように、入力装置10には、光透過性の入力領域11が設けられ、入力領域11に指で入力操作したときに容量変化に基づいて指の操作座標位置を検出できる。入力領域11の外側の周囲は非入力領域である縁部領域12である。
図1に示すように、入力領域11には、複数本の上部電極パターン13と複数本の下部電極パターン14とが配置されている。各電極パターン13,14はいずれも基材表面にITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電材料でスパッタや蒸着により成膜される。なお図1では、上部電極パターン13と下部電極パターン14とを区別しやすいように、上部電極パターン13を実線で、下部電極パターン14を点線で示した。
電極パターン13,14が表面に形成される基材は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の透明基材で形成される。
図1に示すように各上部電極パターン13はX−Y平面の例えばY1−Y2方向に沿って延出し、且つ各上部電極パターン13がX1−X2方向に間隔を空けて配置されている。
図1に示すように各上部電極パターン13にはY1−Y2方向に所定の間隔を空けて複数の幅広電極部13aが連設されている。
また図1に示すように各下部電極パターン14はX−Y平面の例えばX1−X2方向に沿って延出し、且つ各下部電極パターン14がY1−Y2方向に間隔を空けて配置されている。
図1に示すように各下部電極パターン14にはX1−X2方向に所定の間隔を空けて複数の幅広電極部14aが連設されている。
図1に示すように、平面視にて、上部電極パターン13の幅広電極部13aと下部電極パターン14の幅広電極部14aとが重ならないように、前記幅広電極部13aは、前記幅広電極部14aの非形成領域に厚さ方向に対向して形成され、前記幅広電極部14aは、前記幅広電極部13aの非形成領域に厚さ方向に対向して形成される。
図1に示すように、各上部電極パターン13のY2側の端部には配線パターン16が電気的に接続され、各下部電極パターン14のX1側あるいはX2側の端部には配線パターン16が電気的に接続されている。これら配線パターン16は電極パターン13,14が形成される同じ基材上に形成される。
図1に示すように、各配線パターン16は、縁部領域12内にて引き回されている。図1のように、下部電極パターン14と電気的に接続される複数本の配線パターン16を下部電極パターン14のX1側の端部からと、各下部電極パターン14のX2側の端部からとに分けて引き出すことで、狭い各縁部領域12内に配線パターン16を複数本づつ、所定のパターン幅にて形成することができる。縁部領域12内に配置される配線パターン16は、透明導電材料で形成されなくてもよい。例えば、配線パターン16は、Ag−Pd−Cu、Cu、Al、Ag、Au等の良導体で形成される。
図1に示すように、入力装置10のY2側には突出形状の接続領域17が設けられており、各配線パターン16は、前記接続領域17の表面17aにまで引き回される。そして前記接続領域17では幅広の電極パッド18が構成され、各電極パッド18はX1−X2方向に所定間隔を空けて一列に並んで形成される。例えば前記接続領域17は、電極パターン13,14を形成する基材と一体化して形成されている。
本実施形態では図2(図1のA−A線に沿って切断し矢印方向から見た部分拡大縦断面図)に示すように、配線パターン16は、基材20の表面20aに配線パターン16の延出形状に画定された溝21内に導電層22が埋め込まれて構成される。
図2に示すように溝21は、最深部21aから前記基材20の表面20aに向うにしたがって徐々に溝幅が広がるV溝形状で形成される。図2に示すように最深部21aは尖った形状(角を備える形状)であることが好適であるが、最深部21aが多少丸みを帯びた形状であってもよい。また溝21の側面21bは図2に示すように直線状であっても湾曲状であってもよい。
一例を示すと、溝21の深さ(導電層22の厚さ寸法)T5は、5〜50μm程度、溝21の幅寸法T6(パターン幅)は、10〜50μm程度、各配線パターン16間の間隔T7は、10〜30μm程度である。
また図1に示す縁部領域12の幅寸法T8は、0.8〜2mm程度、図4に示す液晶ディスプレイ(LCD)30の縁部領域31の幅寸法T9は、0.8〜2mm程度である。
図3は電極パターン13,14の延出方向から配線パターン16の延出方向に沿って切断した部分拡大縦断面図である。図1,図3に示すように、各電極パターン13,14の端部13b,14bと、各配線パターン16の端部16aの間は基材20の表面20aに形成された接続導体層23を介して電気的に接続されている。接続導体層23を設けることで、各電極パターン13,14と各配線パターン16間を確実に電気的に接続できる。前記接続導体層23が、入力領域11内に設けられる場合、透明導電材料で形成され、前記接続導体層23が縁部領域12に設けられる場合、透明性の有無は問われない。
図1,図2,図3に示すように本実施形態の入力装置10では、基材20の表面20aに溝21を形成し、この溝21内に導電層22を埋め込んで配線パターン16を形成している。このため、パターン幅を狭くしても深溝を形成して溝21内に埋め込まれる前記導電層22の厚さ寸法T5を厚くすることで配線パターン16(導体層22)の断面積を大きくでき、したがって図1のように引き回されて配線長さが長い各配線パターン16の低抵抗化を実現することが出来る。
ところで、本実施形態の入力装置10の下部側には液晶ディスプレイ(LCD)30が対向配置される。図4に示すように、液晶ディスプレイ30の画面表示部32の周囲には縁部領域31が設けられ、前記画面表示部32と入力装置(タッチパネル)10の入力領域11とが高さ方向で一致し、縁部領域12,31同士が高さ方向で一致するように、入力装置10と液晶ディスプレイ30とが位置合わせされる。
液晶ディスプレイ30の縁部領域31は昨今、益々狭小化され、具体的には1mmよりも小さくなっている。このため、それに追従して、入力装置10の縁部領域12の幅寸法T8を小さく形成することが必要になる。例えば、入力装置10の縁部領域12の幅寸法T8は、液晶ディスプレイ30の縁部領域31の幅寸法T9よりも更に小さく形成される。
しかも検出精度の向上等を図るべく電極パターン13,14の本数を多くすると、益々、縁部領域12内に引き回される配線パターン16の本数が多くなる。
上記した状況において本実施形態では、配線パターン16のパターン幅を狭くしても深溝を形成してその溝21内に導電層22を埋め込んで配線パターン16を構成することで、配線パターン16の低抵抗化と細線化とを実現できる。したがって、より多くの配線パターン16を高密度に配置でき、前記縁部領域12の狭小化を促進できる。
しかも本実施形態では、溝21を最深部21aから基材表面20aに向うにしたがって徐々に溝幅が広がる形状(好ましくは図2に示すV溝形状)で形成しているため導電層22を前記溝21内に埋め込み形成しても前記導電層22内に気泡は生じにくく、電気的安定性及び信頼性に優れた配線構造を実現できる。
図5には入力装置(静電容量型タッチパネル)10の部分縦断面図(一例)を示す。図5に示すように入力装置10には、例えば上部側から下部側に向けて加飾層40、接着層41、プラスチックやガラス基材の天板42、接着層43、上部電極パターン13、基材20、下部電極パターン14、絶縁層44、表面にシールド層が設けられたシールド部材45が積層されている。そして、入力装置10の下部側に液晶ディスプレイ30が配置されている。
図5に示す実施形態では、基材20の上下面に電極パターン13,14が形成されている。図5に示す実施形態では、上部電極パターン13及び下部電極パターン14を形成する基材20が1層で足りるため、入力装置10の薄型化を実現できる。そして図1に示す接続領域17は、例えば前記基材20と一体になって形成されている。前記接続領域17の同じ表面17aに全ての電極パッド18が配置されるようにするには、例えば基材20を上下に貫通する貫通配線46を接続導体層23の位置に設けて、一方の電極パターンに接続される配線パターン16を他方の電極パターンに接続される配線パターン16の形成表面側へ引き回せばよい。
あるいは、基材上に上部電極パターン13が形成された上部基板と、基材上に下部電極パターン14が形成された下部基板とを別々に用意してもよい。
または図6のように上部電極パターン13と下部電極パターン14とが一枚の透明な基材50上に形成され、前記基材50を境界部51の位置から折り曲げて上部電極パターン13と下部電極パターン14と高さ方向に対向させてなる入力装置の構成とすることも出来る。なお、境界部51には折り曲げを補助する孔、スリット、凹部(基材50の厚さが薄くされた部分)等の補助部52が設けられている。図6の形態では、基材50の同一表面50aに、上部電極パターン13、下部電極パターン14、配線パターン16、及び電極パッド18を全て形成できる。
図7を用いて、本実施形態における入力装置10の特に配線パターン16の製造方法を説明する。
図7(a)に示す工程では、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の透明基材で形成された基材20の縁部領域12となる表面20aに、先端部60aの縦断面が略V字状に尖った押し子60を押圧して、配線パターン16の延出形状を画定する溝21を形成する(図7(b)参照)。
図7(b)に示すように各溝21は、最深部21aから基材20の表面20aに向けて徐々に溝幅が広がる形状(図7(b)のようにV溝が好ましい)で形成される。
本実施形態では、このように溝21をプレス加工で形成するから、形状にばらつきが小さい溝21を形成できる。
次に図7(c)に示す工程では、導電層22を各溝21内に埋め込み形成する。図7(c)に示すようにスキージ62を用いて、導電ペースト63を溝21内に埋め込むスクリーン印刷法を用いることで、深溝で形成された各溝21内に導電層22を適切に且つ簡単に埋め込むことが出来る。
本実施形態の配線パターン16の製造方法では、パターン幅を狭くしても深溝を形成して前記溝21内に埋め込む前記導電層22の厚さ寸法を厚くして断面積を大きくすることで、配線長さの長い前記配線パターン16の低抵抗化を実現できる。
さらに本実施形態では、溝21を最深部21aから基材表面20aに向って徐々に溝幅が広がる形状で形成しているため、導電層22を前記溝21内に埋め込み形成したときに気泡が生じるのを効果的に抑制できる。したがって導電層22に対して熱が加わった場合等に、導電層22が気泡の膨らみによって損傷(例えば破裂)を受ける等の不具合は生じず、電気的安定性及び信頼性に優れた配線構造を形成できる。
なお本実施形態では、溝21をエッチング等で形成することもできるが上記のようにプレス加工し、また導電層22をスパッタ等で形成することもできるが印刷形成することで、寸法精度に優れたパターン幅で且つV字形状の配線パターン16を簡単且つ適切に形成でき、したがって限られた面積の縁部領域12内に複数本の配線パターン16を高密度に配置でき、効果的に、縁部領域12の狭小化を促進できる。また製造費用も低減でき製造時間も短くて済み製造効率を向上させることができる。
10 入力装置
11 入力領域
12 (入力装置の)縁部領域(非入力領域)
13 上部電極パターン
14 下部電極パターン
16 配線パターン
17 接続領域
18 電極パッド
20、50 基材
20a (基材の)表面
21 溝
21a (溝の)最深部
22 導電層
23 接続導体層
30 液晶ディスプレイ
31 (液晶ディスプレイの)縁部領域
60 押し子
60a (押し子の)先端部
62 スキージ
63 導電ペースト

Claims (8)

  1. 基材と、前記基材の表面に形成された電極パターンと、前記電極パターンに電気的に接続された配線パターンとを有し、前記配線パターンは、非入力領域内に配置されており、
    前記基材の表面には、最深部から前記基材の表面にかけて徐々に幅が広がる溝が形成されており、前記溝内に導電層が埋め込まれて前記配線パターンが構成されていることを特徴とする入力装置。
  2. 前記溝はV溝形状である請求項1記載の入力装置。
  3. 複数本の前記電極パターンが光透過性の入力領域内に配置され、各電極パターンの端部に電気的に接続される複数本の前記配線パターンが前記入力領域の外側に位置する前記非入力領域である縁部領域内にて間隔を空けて引き回されている請求項1又は2に記載の入力装置。
  4. 前記電極パターンの端部と前記配線パターンの端部間は、前記基材の表面に形成された接続導体層を介して電気的に接続されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の入力装置。
  5. 基材と、前記基材の表面に形成された電極パターンと、前記電極パターンに電気的に接続された配線パターンとを有し、非入力領域内に配置される前記配線パターンを以下の工程により形成することを特徴とする入力装置の製造方法。
    前記基板の表面に、最深部から前記基材の表面にかけて徐々に溝幅が広がる溝を形成する工程、
    前記溝内に導電層を埋め込んで前記配線パターンを形成する工程。
  6. 前記溝をプレス加工にて形成する請求項5記載の入力装置の製造方法。
  7. 前記溝をV溝形状で形成する請求項5又は6に記載の入力装置の製造方法。
  8. 前記導電層を溝内に印刷形成する請求項5ないし7のいずれか1項に記載の入力装置の製造方法。
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