JP2011027003A - 形状記憶合金アクチュエータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体の振動を抑えることができ、更に応答性がよく、形状記憶合金を加熱し、移動体を制止させるときの形状記憶合金ワイヤへの通電量を減少することを可能にできる形状記憶合金アクチュエータ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】形状記憶合金の加熱による形状変化で押付部材2と移動体1とを移動させて移動体1が第1のストッパー81の位置で制止している状態のとき、被駆動体と被駆動体押付部材とが分離し、第1のストッパーの位置に対して、形状記憶合金の加熱による被駆動体の移動方向側の所定の位置に被駆動体押付部材の移動に抗する抵抗力を変化させる抵抗変化手段が設けられ、被駆動体と被駆動体押付部材とが分離した状態のとき、抵抗変化手段により被駆動体押付部材が保持または静止されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、形状記憶合金の温度による形状変化を移動体に伝達し、移動体の位置を変化させる形状記憶合金アクチュエータ装置に関する。
従来より、温度変化により変態し形状変化する形状記憶合金を利用した形状記憶合金アクチュエータ装置が知られている。形状記憶合金アクチュエータ装置は、アクチュエータの小型化、軽量性などにおいて優れた特性を持っている。
例えば、特許文献1では、形状記憶合金の線材の一端を固定端とし、もう一端を可動端とする構成をとり、バイアスばねによる力と、形状記憶合金の線材への通電加熱による温度変化で形状記憶合金の線材の長さが変化したときに発生する収縮力と、によって、可動端により移動体が駆動される技術が開示されている。また、固定端側の形状記憶合金の線材を絶縁性で湾曲可能なチューブ部材で覆うことにより、形状記憶合金アクチュエータ装置の省スペース化も可能としている。
特開昭61−19980号公報
児玉和之等著「ヒステリシスモデルを用いた形状記憶合金アクチュエータの位置制御」日本機械学会論文集(C編)65巻640号(1992−12)
上記特許文献1のような線材の形状記憶合金を用いた形状記憶合金アクチュエータ装置において、形状記憶合金の抵抗値を検出して抵抗フィードバック制御を行って移動体の位置を制御すると、アクチュエータ自体をセンサとすることが可能となる。
しかしながら、非特許文献1などに記載されているように、移動体の位置を制止するために、抵抗フィードバック制御により形状記憶合金の抵抗値を所定の目標抵抗値に制御する際、形状記憶合金の抵抗値が目標抵抗値付近のときに生じる移動体の振動を抑えることが困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、この問題を解決するために、移動体の振動を抑えることができ、更に応答性がよく、形状記憶合金を加熱し、移動体を制止させるときの形状記憶合金ワイヤへの通電量を減少することを可能にできる形状記憶合金アクチュエータ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、形状記憶合金の温度による形状変化を被駆動体に伝達し、被駆動体の位置を変化させるアクチュエータにおいて、前記形状記憶合金の一端が固定部材に固定され、前記形状記憶合金の他端が被駆動体押付部材に連結され、前記形状記憶合金の加熱による形状変化方向に対して反対方向に前記被駆動体押付部材に外力を付加する第1の付勢部材と、前記被駆動体は前記被駆動体押付部材に当接可能に配置され、前記形状記憶合金の加熱による形状変化方向に対して同方向に前記被駆動体に外力を付加する第2の付勢部材と、前記形状記憶合金の加熱による前記被駆動体の移動方向側の所定の位置に前記被駆動体の移動を制限する第1のストッパーと、前記形状記憶合金の冷却による前記被駆動体の移動方向側の所定の位置に前記被駆動体の移動を制限する第2のストッパーと、を有する、前被駆動体押付部材の移動方向を案内するガイド部材と、を備え、前記形状記憶合金の加熱による形状変化で前記被駆動体押付部材と前記被駆動体とを移動させて前記移動体が前記第1のストッパーの位置で制止している状態のとき、前記被駆動体と前記被駆動体押付部材とが分離し、前記第1のストッパーの位置に対して、第1の付勢部材が収縮する方向に、前記被駆動体押付部材の移動に抗する抵抗力を変化させる抵抗変化手段が設けられ、前記被駆動体と前記被駆動体押付部材とが分離した状態のとき、前記抵抗変化手段により前記被駆動体押付部材が保持または静止されることを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記抵抗変化手段が、前記ガイド部材の内壁に設けられていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記抵抗変化手段が、前記第1の付勢部材が接触する部位に設けられていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記抵抗変化手段が、前記ガイド部材に設けられた面精度が変化する摩擦変化領域であることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記抵抗変化手段が、前記被駆動体押付部材と前記ガイド部材との接触面積を変化させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記抵抗変化手段が、前記被駆動体押付部材と前記ガイド部材との間に作用する静電気力を変化させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記抵抗変化手段が、前記被駆動体押付部材に作用する磁力を変化させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記抵抗変化手段が、前記被駆動体押付部材に押圧力を負荷する弾性体を有することが望ましい。
本発明の形状記憶合金アクチュエータ装置は、付勢部材を2個用いた構成にすることにより移動体の振動を抑えることが可能となる。更に、本発明の形状記憶合金アクチュエータ装置では、摩擦変化領域を設けたので、形状記憶合金を加熱した状態で、移動体を制止させているときの形状記憶合金への通電量を減少させるとともに移動体の応答性をよりよくすることを可能にし、形状記憶合金アクチュエータ装置の駆動安定性をより向上させることができる。
(a)は、第1の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤが常温で延伸した状態の断面構成を示す図であり、(b)は、第1の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤが通電加熱された状態の断面構成を示す図であり、(c)は、図1(b)で示す状態より、さらに形状記憶合金ワイヤへの通電量を増やした状態の形状記憶合金アクチュエータ装置の断面構成を示す図である。 形状記憶合金ワイヤが加熱収縮する際に生じる発生力と、形状記憶合金ワイヤへの通電量と、の関係を示すグラフである。 押付部材に働く抵抗力と押付部材の位置A、B、Cとの関係を示したグラフである。 (a)は、第2の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤが常温で延伸した状態の断面構成を示す図であり、(b)は、第2の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤが通電加熱した状態の断面構成を示す図である。 (a)は、第3の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤが常温で延伸した状態の断面構成を示す図であり、(b)は、第3の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤが通電加熱した状態の断面構成を示す図であり、(c)は、図5(b)で示す状態より、さらに形状記憶合金ワイヤへの通電量を増やした状態の形状記憶合金アクチュエータ装置の断面構成を示す図である。 (a)は、第4の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤが常温で延伸した状態の断面構成を示す図であり、(b)は、第4の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤを通電加熱した状態の断面構成を示した図であり、(c)は、図6(b)の線D−Dに沿った断面構成を示す図である。 (a)は、第5の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤが常温で延伸した状態の断面構成を示す図であり、(b)は、第5の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤを通電加熱した状態の断面構成を示す図であり、(c)は、図7(b)で示す状態より、さらに形状記憶合金ワイヤへの通電量を増やした状態の形状記憶合金アクチュエータ装置の断面構成を示す図である。 (a)は、第6の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤが常温で延伸した状態の断面構成を示す図であり、(b)は、第6の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置の形状記憶合金ワイヤを通電加熱した状態の断面構成を示す図である。
以下に、本発明にかかる形状記憶合金アクチュエータ装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100について図1(a)乃至(c)を用いて説明する。図1(a)は、第1の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5が常温で延伸した状態の断面構成を示す図である。図1(b)は、第1の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100形状記憶合金ワイヤ5を通電加熱した状態の断面構成を示す図である。図1(c)は、図1(b)で示す状態より、さらに形状記憶合金ワイヤ5への通電量を増やした状態の形状記憶合金アクチュエータ装置100の断面構成を示す図である。
図2は、形状記憶合金ワイヤ5が加熱収縮する際に生じる発生力と、形状記憶合金ワイヤ5への通電量と、の関係を示すグラフである。図3は、押付部材2に働く抵抗力と押付部材2の位置A、B、Cとの関係を示したグラフである。
形状記憶合金アクチュエータ装置100は、温度により形状変化する形状記憶合金すなわち形状記憶合金ワイヤ5と、形状記憶合金ワイヤ5の形状変化により位置を変化する被駆動体すなわち移動体1と、を備える。さらに、形状記憶合金アクチュエータ装置100は、第1の付勢部材、すなわち押圧部材用バイアスばね42と、第2の付勢部材、すなわち、移動体用バイアスばね41と、ストッパー81及びストッパー82を有するガイド部材すなわちガイド筒3と、を備える。
形状記憶合金ワイヤ5の一端は固定部材に固定され、形状記憶合金ワイヤ5の他端は、被駆動体押付部材すなわち押付部材2に連結されている。押圧部材用バイアスばね42は、形状記憶合金ワイヤ5の加熱による形状変化方向に対して反対方向に押付部材2に外力を付加する。移動体1は押付部材2に当接可能に配置されている。
移動体用バイアスばね41は、形状記憶合金ワイヤ5の加熱による形状変化方向に対して同方向に移動体1に外力を付加する。ストッパー82は、形状記憶合金ワイヤ5の加熱による移動体1の移動方向側の所定の位置に配置され、移動体1の移動を制限する。
ストッパー81は、形状記憶合金ワイヤ5の冷却による移動体1の移動方向側の所定の位置に移動体2の移動を制限する。ガイド筒3は、押付部材2の移動方向を案内する。
また、形状記憶合金ワイヤ5の加熱による形状変化で押付部材2と移動体1とを移動すると、移動体1がストッパー82の位置で制止している状態のとき、移動体1と押付部材2とが分離する。さらに、移動体1と押付部材2とが分離した状態のとき、ストッパー82の位置に対して押圧部材用バイアスばね42が収縮する方向の所定位置に、押付部材2の移動に抗する抵抗力を変化させる抵抗変化手段、すなわち摩擦変化領域7が設けられ、摩擦変化領域7により押付部材2が保持または静止される。
なお、本実施形態のガイド筒3には、移動体1が部分的に外部に延出した状態で、ガイド筒3を長手方向(図1の左右方向)に移動可能とする開口3aが設けられている。ガイド筒3の長手方向で対向し、開口3aを規定する縁部の一方がストッパー81を構成し、他方がストッパー82を構成する。
次に、図1(a)乃至(c)に示された移動体1の位置関係について説明する。図1(a)は、形状記憶合金ワイヤ5が常温で延伸した状態のとき、移動体1には、互いに圧縮コイルばねである押圧部材用バイアスばね42と移動体用バイアスばね41との力の差分により、図1の紙面左方向に力がかかっている状態を示す。
このとき、図1(a)の紙面左側のストッパー81によって移動体1は制止された状態である。説明のため、このときの押付部材2の移動体1に接する押圧面2aの位置を位置Aとする。
図1(b)は、形状記憶合金ワイヤ5を通電加熱し、形状記憶合金ワイヤ5の相変態による収縮による発生力と、押圧部材用バイアスばね42と移動体用バイアスばね41との力の差分による図1(b)の紙面左方向に働く力と、がつりあって移動体1が制止している状態を示す。
説明のため、このときの押付部材2の押圧面2aの位置を位置Bとする。なお、図1(b)は、移動体1は、ストッパー82に当接している状態を示すが、移動体1がストッパー81及びストッパー82の間に位置するように、すなわち両ストッパー81、82に当接しないように移動体1を制止することも可能である。
図1(c)は、図1(b)より、さらに形状記憶合金ワイヤ5への通電量を増やして加熱収縮させたときの、形状記憶合金ワイヤ5の収縮による発生力と、押圧部材用バイアスばね42の紙面左方向に働く力と、がつりあって押付部材2が制止している状態を示す。
図1(a)では移動体1は紙面左側のストッパー81に当たっていたが、位置Bを越えて押付部材2が紙面右方向に移動したことにより、移動体1は移動体用バイアスばね41の力により紙面右側のストッパー82で制止した状態となり、押付部材2は移動体1から分離し、移動体用バイアスばね41がさらに収縮する方向(図1(c)の右方向)に移動している。
移動体1と押付部材2とが分離した状態のとき、押付部材2の連結面2bは押付部材2とガイド筒3との間に働く摩擦が変化する摩擦変化領域7に到達する。本実施形態の抵抗変化領域は、ガイド筒3の内壁3bの面精度を粗くすることにより摩擦力を増加させた摩擦変化領域7である。押付部材2が摩擦変化領域7内にあるときの押付部材2の押圧面2aの位置を位置Cとする。作用効果については、図2、図3を用いて後述する。
図2に示すように、形状記憶合金ワイヤ5が加熱収縮する際に生じる発生力は形状記憶合金ワイヤ5への通電量とともに増加する。本実施形態の形状記憶合金ワイヤ5は、その通電量と形状記憶合金ワイヤ5の温度とが略比例する特性を有している。したがって、図1(c)において移動体1を制止する際、形状記憶合金ワイヤ5の通電量を減少させるには、形状記憶合金ワイヤ5が必要とする発生力を減少させればよい。
図3には、押付部材2の移動に対する抵抗力(移動体用バイアスばね41の付勢力、押圧部材用バイアスばね42の付勢力、押付部材2とガイド筒3との間に働く摩擦力の合力)と、図1での押付部材2の位置A、B、Cの関係が示されている。図3において、押付部材2に働く力の向きについて、押付部材2がA→C方向(図1での紙面右方向)に移動する際は、正の方向が図1での紙面左方向とし、押付部材2がC→A方向(図1での紙面左方向)に移動する際は、正の方向が図1での紙面右方向とした。
説明の都合上、位置Bと位置Cとの間で押付部材2の移動に抗する抵抗力が変化(摩擦力増加若しくは減少)したことを強調するために、位置Aから位置Bまでの間については、押付部材2とガイド筒3との間の摩擦力はフリーとする(考慮しない)グラフとした。形状記憶合金ワイヤ5を加熱収縮して押付部材2が移動する際(紙面右方向(A→C))、位置Bから位置Cに移動するときは、図3中のB→Cの破線で示す力が押付部材2に働く。押付部材2がゆっくりと移動する場合は、押付部材2に静止摩擦力がかかるため、図3中のB→Cの実線で示す力に近似できる力が押付部材2に働く。
また、押付部材2が位置Cまで移動した後、位置Bの方向に形状記憶合金ワイヤ5を冷却延伸して押付部材2が図1の紙面左方向(C→B)に移動する際、図3中のC→Bの破線で示す力が押付部材2に働く。また、押付部材2がゆっくりと移動する場合は、静摩擦力>動摩擦力の関係より図3中のC→Bの実線で示す力に近似できる力が押付部材2に働く。
上記のことを踏まえ、本発明の第1の実施形態による作用効果を説明する。形状記憶合金ワイヤ5を通電加熱し形状記憶合金ワイヤ5を収縮させることにより、位置A→B→Cと押付部材2を図1の紙面右方向に移動させる。移動体1は、押付部材2の押圧面2aが位置Bを越えた時点でストッパー82により制止された状態となり、押付部材2の動きは移動体1には伝わらない。
次に、形状記憶合金ワイヤ5の通電量をゆっくりと低下させ、C→Bの方向に押付部材2を移動し、位置Bと位置Cの間で制止させる。この場合、形状記憶合金ワイヤ5の抵抗をモニタリングするなどして位置Bと位置Cの間に押付部材2があることを確認する機能があると望ましい。
図3で説明したとおり、押付部材2をC→Bの方向に移動し、位置Bと位置Cとの間で制止させる場合は、摩擦変化領域7にて押付部材2とガイド筒3との間の摩擦が大きいことにより形状記憶合金ワイヤ5に必要な発生力が、摩擦変化領域7以外で押付部材2を制止させる場合に比べ小さくなる。
図2での説明のとおり、押付部材2を制止するために形状記憶合金ワイヤ5に必要な発生力が小さくなると、形状記憶合金ワイヤ5への通電量を小さくすることが出来る。よって、押付部材2の制止時、形状記憶合金ワイヤ5の通電量を小さく抑えることにより、形状記憶合金ワイヤ5の加熱温度も小さくできるため、形状記憶合金アクチュエータ100の周辺の温度上昇が抑制される。また、形状記憶合金ワイヤ5への加熱を抑える効果により、形状記憶合金アクチュエータ100を長期間安定して駆動させることが可能となる。
また、位置Bと位置Cとの間で制止されている押付部材2を、位置Aに移動させるときは、一度、Cの位置まで押付部材2が移動するように瞬間的に通電加熱して形状記憶合金ワイヤ5を収縮させ、通電をオフにする構成としてもよい。この構成によれば、押付部材2の制止時の通電量を小さく抑えている。このため、形状記憶合金ワイヤ5の温度が低下していることと、一度位置Cまで押付部材2を移動させるための通電加熱時間が短くいことと、によって、形状記憶合金ワイヤ5の周囲の温度上昇が非常に小さく抑えられる。そして、形状記憶合金ワイヤ5の温度が周囲へ比較的伝達しやすく冷却速度が高まり、押付部材2の移動時間を短縮できる。また、押付部材2には、制止した状態から移動させる際に生じる静摩擦力よりも小さい動摩擦力がはたらくため、押付部材2の移動方向に働く力が大きくなり速い応答速度で位置Cから位置Aに移動することが可能となる。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100について図4(a)、(b)を参照しつつ説明する。図4(a)は、第2の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5が常温で延伸した状態の断面構成を示す図であり、図4(b)は、第2の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5を通電加熱した状態の断面構成を示す図である。なお、図中、図1と構成が重複する部分の説明は省略する。
図4(b)のように、押付部材2が位置Cにあるとき、収縮状態の押圧部材用バイアスばね42の外周部が触れるガイド筒3の内壁3bの全領域に、抵抗変化手段すなわち面精度が異なる摩擦変化領域7が配置されている。摩擦変化領域7によって、押圧部材用バイアスばね42とガイド筒3との間に働く摩擦力が押付部材2の位置によって変化するため、本実施例においても、図1(a)乃至(c)に示す第1の実施形態と同等の効果を得られる。
〔第3の実施形態〕
本発明の第3の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100について図5(a)乃至(c)を参照しつつ説明する。図5(a)は、第3の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5が常温で延伸した状態の断面構成を示す図であり、図5(b)は、第3の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5が通電加熱した状態の断面構成を示す図であり、図5(c)は、図5(b)で示す状態より、さらに形状記憶合金ワイヤ5への通電量を増やした状態の形状記憶合金アクチュエータ装置100の断面構成を示した図である。なお、図1と構成が重複する部分の説明は省略する。
本実施形態における抵抗変化手段は、押付部材2に対して接触する面積が変化するガイド筒30を有する。ガイド筒30は、内径が均一の筒状部31と、内径が変化している変形部32と、を有している。図5(a)、図5(b)、図5(c) に示す形状記憶合金アクチュエータ装置100は、それぞれ図1(a)、図1(b)、図1(c)に示す形状記憶合金アクチュエータ装置と、形状記憶合金ワイヤ5の伸縮により駆動する点においては同等である。
変形部32は、押付部材2の外径より大きい内径を有し、変形部32の最も内径が大きい部位である最大直径部32aから移動体用バイアスばね41及び押圧部材用バイアスばね42が収縮する方向(図中左右方向)に向かい内径が漸減していき、押付部材2の外径より若干大きい(若しくは等しい)内径を有する筒状部31に連続する。従って、図5(b)の状態では、押付部材2の連結面2bが筒状部31に到達し、押付部材2の外周面2cが筒状部31の内壁31bに部分的に接している。また、図5(c)の状態では、押付部材2の外周面2cのほぼ全体が、筒状部31の内壁31bに接している。
図5(c)に示す形状記憶合金アクチュエータ装置100の状態と図5(a) に示す形状記憶合金アクチュエータ装置100の状態とを比較すると、図5(c)の状態の方が、ガイド筒30と押付部材2との接触面積が増加している。したがって、本実施形態においても、図1の第1の実施形態と同等の効果を得られる。また、本実施形態のガイド筒30は一体構成としたが、テーパ状に切削した2つの筒を連結させる構成としても同等の効果を得られるのみならず、加工が簡便化される。
なお、本実施形態では、ガイド筒30の内径が異なる部分を設け、ガイド筒30と押付部材2との接触面積を変化させる構成としたが、内径が均一のガイド筒30に対する押付部材2の相対位置により押付部材2の外径が変化させることができる構成とし、ガイド筒30と押付部材2との間の接触面積を変化させる構成としてもよい。
〔第4の実施形態〕
本発明の第4の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100について図6(a)乃至(c)を参照しつつ説明する。図6(a)は、第4の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5が常温で延伸した状態の形状記憶合金アクチュエータ装置100の断面構成を示す図である。図6(b)は、第4の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5が通電加熱した状態の形状記憶合金アクチュエータ装置の断面構成を示した図である。図6(c)は、図6(b)の線D−Dに沿った断面構成を示す図である。なお、図1と構成が重複する部分の説明は省略する。
図6(a)、図6(b)は、それぞれ図1(a)、図1(c)に対応し、図1(a)、図1(c)と同様に形状記憶合金ワイヤ5による移動体1の駆動動作を示している。本実施形態の抵抗変化手段は、ガイド筒3の外周に配置された電極筒71を有し、移動体1に作用する静電力を変化できるように構成されている。ガイド筒3を介して、誘電体を構成する押付部材21と電極筒71とが対峙している。図6(b)の押付部材21は、図1(c)の押付部材2と同様に位置Cにある。すなわち、位置Cにある押付部材21を、その周方向においてガイド筒3を介して取り囲むように電極筒71が配置されている。
電極筒71と押付部材21との間に静電気力を働かせることにより、押付部材21とガイド筒3との間の摩擦力を変化させ、押付部材21を位置A〜C間の所定の位置に制止するように制御することが可能となる。例えば、押付部材21を位置Cで制止させるためには、図6(b)の状態のときに、電極筒71に電圧を印加する。
静電気力を変化させることで摩擦力を変化させることができる。このため、本実施形態において、図1と同等の効果を得られる。さらに静電気力は、電極筒71に供給する電気量を変化させることで調整できる。このため、摩擦力の変化の度合いを容易に制御できるという利点がある。また、本実施形態ではガイド筒3が非誘電体である必要があるが、ガイド筒3を電極としても勿論同様の効果を得られる。
〔第5の実施形態〕
本発明の第5の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100について図7(a)乃至(c)を参照しつつ説明する。図7(a)は、第5の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5が常温で延伸した状態の断面構成を示す図であり、図7(b)は、第5の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5を通電加熱した状態の断面構成を示す図であり、図7(c)は、図7(b)で示す状態より、さらに形状記憶合金ワイヤ5への通電量を増やした状態の形状記憶合金アクチュエータ装置100の断面構成を示した図である。図1と構成が重複する部分の説明は省略する。
図7(a)、図7(b)は、それぞれ図1(a)、図1(c)に対応し、図1(a)、図1(c)と同様に形状記憶合金ワイヤ5による移動体1の駆動動作を示している。本実施形態の抵抗変化手段は、ガイド筒3の外周に配置されたコイル72を有し、押付部材22とコイル72との間に働く電磁力による引力を変化できるように構成されている。また、ガイド筒3を介して、磁石である押付部材22とコイル72とが対峙している。
図7(b)の押付部材22は、図1(c)の押付部材2と同様に、位置Cにある。すなわち、位置Cにある押付部材22を、その周方向において、ガイド筒3を介して取り囲むようにコイル72が配置されている。従って、コイル72に電力を供給し、押付部材22とコイル72との間に電磁力による引力を働かせることにより、押付部材22とガイド筒3との間の摩擦力を変化させ、押付部材22を位置A〜C間の所定の位置に制止させることが可能となる。例えば、押付部材22を位置Cで制止させるためには、図7(c)の状態のときに、コイル72に電力を供給する。
本実施形態は、電磁力の変化により摩擦力を変化させることにより、図1と同等の効果を奏し、さらに電磁力の変化はコイル72に供給する電気量によるので摩擦力の変化の度合いを容易に調整できるという利点がある。また、本実施形態では押付部材22を磁石としたが、もちろん磁性体であっても良い。
〔第6の実施形態〕
本発明の第6の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100について図8(a)、(b)を参照しつつ説明する。図8(a)は、第6の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5が常温で延伸した状態の断面構成を示す図である。図8(b)は、第6の実施形態に係る形状記憶合金アクチュエータ装置100の形状記憶合金ワイヤ5を通電加熱した状態の断面構成を示した断面図である。図1と構成が重複する部分の説明は省略する。図8(a)、図8(b)は、それぞれ図1(a)、図1(c)に対応し、図1(a)、図1(c)と同様に形状記憶合金ワイヤ5による移動体1の駆動動作を示している。
本実施形態では、ガイド筒3の外周に板バネ73を配置した。板バネ73は、ガイド筒3がその直径方向内方に押圧されるように配置され、位置A〜Cの間の所定の制止位置において押付部材2とガイド筒3との摩擦力を増加する状態となっている。図8(b)の押付部材2の位置は図1(c)の押付部材2と同様の位置Cにある。
図8(b)の状態のとき、押付部材2は、板バネ73により押圧されたガイド筒3の部位に位置し、板バネ73はガイド筒3を介して押付部材2を押圧している状態となっている。よって、図8(a)の状態と図8(b)の状態とでは、押付部材2とガイド筒3との間の摩擦力が変化する。そのため、本実施形態においても、図1(a)乃至(c)に示す第1の実施形態の形状記憶合金アクチュエータ装置100と同等の効果を得られる。
本実施形態の構成によれば、ガイド筒3に特別な加工をすることなく、ガイド筒3を微小に変形させる板バネ73を配置すればよいため加工が簡便化される。また、本実施形態では板バネ73としたが、ガイド筒3を径方向内方に押圧し摩擦力を変化できる弾性体であれば良い。
上述の第1乃至第6の実施形態では、押圧部材用バイアスばね42と移動体用バイアスばね41とは、圧縮コイルばねを用いる構成としたが、本発明はこの構成に限定されず、それぞれ、移動部材1及び押付部材2を付勢できる部材であれば適宜変更できる。
本発明は、移動体の振動を抑えることができ、更に応答性がよい形状記憶合金アクチュエータ装置に有用である。
1 移動体
2 押付部材
2a 押圧面
2b 連結面
2c 外周面
3、30 ガイド筒
3a 開口
3b 内壁
5 形状記憶合金ワイヤ
6 固定部材
7 摩擦変化領域
21 押付部材
31 筒状部
31b 内壁
32 変形部
32a 最大直径部
41 移動体用バイアスばね
42 押圧部材用バイアスばね
71 電極筒
72 コイル
73 板バネ
81 ストッパー
82 ストッパー
100 形状記憶合金アクチュエータ装置

Claims (8)

  1. 形状記憶合金の温度による形状変化を被駆動体に伝達し、被駆動体の位置を変化させるアクチュエータにおいて、
    前記形状記憶合金の一端が固定部材に固定され、
    前記形状記憶合金の他端が被駆動体押付部材に連結され、
    前記形状記憶合金の加熱による形状変化方向に対して反対方向に前記被駆動体押付部材に外力を付加する第1の付勢部材と、
    前記被駆動体は前記被駆動体押付部材に当接可能に配置され、
    前記形状記憶合金の加熱による形状変化方向に対して同方向に前記被駆動体に外力を付加する第2の付勢部材と、
    前記形状記憶合金の加熱による前記被駆動体の移動方向側の所定の位置に前記被駆動体の移動を制限する第1のストッパーと、
    前記形状記憶合金の冷却による前記被駆動体の移動方向側の所定の位置に前記被駆動体の移動を制限する第2のストッパーと、を有する、前被駆動体押付部材の移動方向を案内するガイド部材と、を備え、
    前記形状記憶合金の加熱による形状変化で前記被駆動体押付部材と前記被駆動体とを移動させて前記移動体が前記第1のストッパーの位置で制止している状態のとき、前記被駆動体と前記被駆動体押付部材とが分離し、
    前記第1のストッパーの位置に対して、前記第1の付勢部材が収縮する方向に、前記被駆動体押付部材の移動に抗する抵抗力を変化させる抵抗変化手段が設けられ、
    前記被駆動体と前記被駆動体押付部材とが分離した状態のとき、前記抵抗変化手段により前記被駆動体押付部材が保持または静止されることを特徴とする形状記憶合金アクチュエータ装置。
  2. 前記抵抗変化手段が、前記ガイド部材の内壁に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の形状記憶合金アクチュエータ装置。
  3. 前記抵抗変化手段が、前記第1の付勢部材が接触する部位に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の形状記憶合金アクチュエータ装置。
  4. 前記抵抗変化手段が、前記ガイド部材に設けられた面精度が変化する摩擦変化領域であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の形状記憶合金アクチュエータ装置。
  5. 前記抵抗変化手段が、前記被駆動体押付部材と前記ガイド部材との接触面積を変化させることを特徴とする請求項1に記載の形状記憶合金アクチュエータ装置。
  6. 前記抵抗変化手段が、前記被駆動体押付部材と前記ガイド部材との間に作用する静電気力を変化させることを特徴とする請求項1に記載の形状記憶合金アクチュエータ装置。
  7. 前記抵抗変化手段が、前記被駆動体押付部材に作用する磁力を変化させることを特徴とする請求項1に記載の形状記憶合金アクチュエータ装置。
  8. 前記抵抗変化手段が、前記被駆動体押付部材に押圧力を負荷する弾性体を有することを特徴とする請求項1に記載の形状記憶合金アクチュエータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2017094085A1 (ja) * 2015-11-30 2018-08-30 オリンパス株式会社 硬度可変アクチュエータ
WO2023084251A1 (en) * 2021-11-15 2023-05-19 Cambridge Mechatronics Limited An actuator assembly

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