JP2005057907A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動安定性と低消費電力性能、耐振動性、耐衝撃性を有した駆動装置を提供する。
【解決手段】 駆動装置は、移動体10と、移動体と接触し、移動体の移動方向を規制するガイド2と、移動体をガイドに沿って移動させる電気機械変換素子5と、電気機械変換素子に駆動信号を印加する駆動回路6と、移動体とガイドとの間の接触圧力を制御する圧力制御部41とを有する。移動体10とガイド2との間の摩擦力の因子である垂直抗力を圧力制御部41を用いて制御することにより、安定した移動性能と低消費電力、耐振動性、耐衝撃性が実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は電気機械変換素子を用いて移動体を移動させるための駆動装置に関する。
従来の駆動装置の一例を図16を用いて説明する。図16は従来のレンズの駆動装置を示した概略構成図である(特許文献1,特許文献2参照)。101はレンズを保持する鏡筒、103は鏡筒101を支持するとともに鏡筒101を光軸方向に案内するガイドバーである。ガイドバー103は鏡筒101から伸びる支持部101eに形成されたフォーク101fを貫通することによって鏡筒101を支持し、案内する。117は鏡筒支持部材兼駆動部材であり、上記ガイドバー103と協働して鏡筒101を支持するとともに鏡筒101を光軸方向に案内する。駆動部材117は駆動部材支持部材113に設けられた立ち上がり部113a、113cに形成された孔113b、113dに挿入されており、光軸方向に移動可能である。そして、駆動部材117は、鏡筒101から支持部101eとは反対方向に伸びるコ字状部101kの両端101a、101cに形成された孔101b、101dを貫通している。さらに、駆動部材117の後端は圧電素子112の前端に固定されている。圧電素子112の後端は駆動部材支持部材113のもう一つの立ち上がり部113eに固定されている。板バネ114がネジ115及び116により鏡筒101の上記両端101a、101cに下方から取り付けられている。板バネ114は駆動部材117と平行であるが、板バネ114の略中央に形成された上方に突出した摩擦部114cが駆動部材117に接触することによって鏡筒101と駆動部材117との間に摩擦力が発生している。この摩擦力は板バネ114のバネ圧により発生する。この摩擦力を利用して鏡筒101の光軸方向の駆動が可能になる。
圧電素子112には駆動回路105から電圧が印加され、この印加電圧に従って圧電素子112は伸縮する。108は位置検出回路であって、鏡筒101の光軸方向の位置を検出する。鏡筒101が駆動目標位置に到達するとこの検出回路108が駆動回路105に停止を指示し、圧電素子112への電圧印加が終了する。即ち、圧電素子112が印加電圧によって伸長・収縮を繰り返して、駆動部材117がその長手方向に往復移動すると、摩擦力によって鏡筒101も移動し、鏡筒101が目標位置に到達したときに圧電素子112の伸縮が終了して駆動が完了する。
鏡筒101の駆動方法として、特許文献1では、圧電素子112が伸長時と縮小時とで異なる速度で伸縮するように圧電素子112に電圧を印加し、伸長時と縮小時とのどちらか一方において、駆動部材117と鏡筒101との間に滑りを生じさせる。また、特許文献2では、圧電素子112が伸長時と縮小時とで異なる速度で伸縮するように圧電素子112に電圧を印加し、伸長時と縮小時との両方で駆動部材117と鏡筒101との間に滑りを生じさせている。
特開平4−69070号公報 特開平7−298656号公報
上記のように駆動部材117と鏡筒101との間の摩擦力と駆動部材117の加速度との関係により鏡筒101を駆動する方式においては、摩擦力の変化(摩擦係数の変化)が鏡筒101の移動特性に大きな影響を及ぼす。例えば、駆動部材101と鏡筒101との間に高粘度の油等が付着すると摩擦条件が大きく変化し、圧電素子112に信号を印加しても鏡筒101が移動しない事態が発生する。また、同様の理由で移動量が大きく変化することも起こりうる。
また、上記の従来の駆動装置では、鏡筒101は駆動部材117に対する摩擦力でその位置を保持している。この摩擦力が大きすぎると、圧電素子112に大きなエネルギーを加えないと鏡筒101は移動しないし、逆に小さすぎると、小さな外部からの振動によっても鏡筒101は位置を変えてしまう。
本発明は、上記の従来の駆動装置の課題を解決し、摩擦面の状態にかかわらず所望する移動量を得ることができ、さらに、大きな静止保持力を有することにより、耐振動性、耐衝撃性が向上した駆動装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の駆動装置は、移動体と、前記移動体と接触し、前記移動体の移動方向を規制するガイドと、前記移動体を前記ガイドに沿って移動させる電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子に駆動信号を印加する駆動回路とを有し、更に、前記移動体と前記ガイドとの間の接触圧力を制御する圧力制御部を有することを特徴とする。
本発明の駆動装置は、摩擦力の決定因子である垂直抗力を制御することにより、摩擦面の状態にかかわらず所望する移動量を得ることができ、移動量安定性と低消費電力性能が向上する。さらに、大きな静止保持力を有することにより、耐振動性、耐衝撃性が向上する。
上記の本発明の駆動装置において、前記移動体は前記ガイドを前記移動体に押し付ける加圧部を有し、前記圧力制御部は、前記加圧部の前記ガイドに対する押力を制御することが好ましい。これにより、簡単な構成で移動体とガイドとの間の接触圧力を制御することができる。
また、上記の本発明の駆動装置において、前記移動体は、更に第2圧電素子を有し、前記圧力制御部は、前記第2圧電素子に印加される駆動信号を制御することが好ましい。圧電素子の良好な応答性を利用することにより、移動体とガイドとの間の接触圧力の制御性が向上する。
この場合において、前記加圧部はヒンジを支点として揺動することが好ましい。ヒンジを介して第2圧電素子の変位を増幅させることにより、ガイドと移動体との間の接触部周辺の寸法精度を緩和することができる。
また、上記の本発明の駆動装置において、前記移動体は、前記移動体と前記ガイドとの間の接触圧力を発生させるばね機構と、前記ばね機構を振動させる振動源とを有し、前記圧力制御部は、前記振動源により前記ばね機構を加振することが好ましい。ばね機構を加振する周波数を適切に設定することにより、移動体とガイドとの間の接触圧力をより細かく制御することができる。また、電源OFF時にはばね機構により移動体とガイドとの間の接触圧力を発生させ続けることができるので、静止保持特性を向上させることができる。
この場合において、前記ばね機構は前記電気機械変換素子に保持されており、前記振動源は前記電気機械変換素子であることが好ましい。これにより部品の共有化が可能になり、装置の小型化と組み立て工数の削減が可能になる。
また、上記の本発明の駆動装置において、前記移動体は、温度変化により寸法又は形状の変化を生じる可変形部材を有し、前記圧力制御部は、前記可変形部材の温度を制御することが好ましい。可変形部材の寸法又は形状の変化を適切に制御することにより、移動体とガイドとの間の接触圧力をより細かく制御することができる。また、ガイドと移動体との間の接触部周辺の寸法精度を緩和することができる。更に、電源OFF時には可変形部材の寸法又は形状の変化をほぼ一定に維持できるので、移動体とガイドとの間の接触圧力を発生させ続けることができ、従って、静止保持特性を向上させることができる。
この場合において、前記移動体は、更に、前記可変形部材を前記ガイドに付勢する補助ばねを有することが好ましい。電源OFF時には補助ばねによる付勢力によって移動体とガイドとの間の接触圧力を発生させ続けることができるので、静止保持特性を向上させることができる。
また、上記の本発明の駆動装置において、前記移動体は、可変磁界を発生する可変磁界発生装置を有し、前記圧力制御部は、前記可変磁界発生装置が発生する磁界を制御することが好ましい。可変磁界発生装置が発生する磁界を適切に制御することにより、移動体とガイドとの間の接触圧力をより細かく制御することができる。
この場合において、前記移動体は、更に、一定の磁界を発生し、前記ガイドを磁気吸着する一定磁界発生装置を有することが好ましい。これにより、電源OFF時には一定磁界発生装置による磁気吸着力によって移動体とガイドとの間の接触圧力を発生させ続けることができるので、静止保持特性を向上させることができる。
また、上記の本発明の駆動装置において、前記電気機械変換素子が圧電素子であることが好ましい。圧電素子の伸縮動作により発生する加速度を移動体に周期的に作用させることができるので、圧力制御部と組み合わせることにより、安定した移動量を確保できる。また、小型で軽量な駆動装置を実現できる。
また、上記の本発明の駆動装置において、前記電気機械変換素子が前記移動体に取り付けられていることが好ましい。これにより、ガイドを精度よく強固に取り付けることができるので、装置の信頼性が向上する。
あるいは、前記電気機械変換素子が前記ガイドに取り付けられていてもよい。これにより、移動体を小型、軽量化できるので、制御性が向上する。
また、上記の本発明の駆動装置において、複数の前記ガイドを有することが好ましい。これにより、ガイドの長手方向と直交する面内での移動体の位置精度を向上できる。また、ガイドを介して移動体に電力供給する場合には、供給経路を多様化できる。
また、上記の本発明の駆動装置において、前記ガイドを介して電力供給を行うことが好ましい。これにより、配線を収納するための空間が不要になり、小型の駆動装置が得られる。また配線のための作業工数が削減できる。
また、上記の本発明の駆動装置において、前記駆動信号の波形の1周期分の2階微分値が少なくとも2値をとることが好ましい。これにより、移動体に作用する加速度を少なくとも2通りに変えることが可能になり、それぞれの加速度が作用している時の移動体とガイドとの間の接触圧力を制御することにより、移動体の効率よい駆動が実現できる。
また、上記の本発明の駆動装置において、前記圧力制御部は、前記駆動信号と同じ周期で且つこれと一定の位相差を有しながら、前記接触圧力を変化させることが好ましい。これにより移動体の駆動効率を一層向上できる。
また、上記の本発明の駆動装置において、更に、衝撃検出装置を有し、前記圧力制御部は、前記衝撃検出装置からの出力信号に基づいて前記接触圧力を制御することが好ましい。これにより、外部衝撃に対する耐衝撃性を著しく改善することができる。
以下、本発明を、実施の形態を示しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
図1(A)は、本発明の実施の形態1の駆動装置の正面図、図1(B)はその斜視図である。
図1(A)及び図1(B)において、10は移動体、2は移動体10の移動方向と平行に設置され、移動体10の移動方向を規制するガイド、5は一端が移動体10に固定され、片持ち支持された電気機械変換素子としての圧電素子、6は圧電素子5に駆動信号を印加して圧電素子5を矢印5a方向に伸縮振動させる駆動回路である。
移動体10は、ガイド2に対して相対的に移動する構造体であって、移動体本体1と、移動体本体1に固定されてガイド2と接触する接触部材3と、一端が移動体本体1に固定され、他端が所定の荷重でガイド2を接触部材3に押し付けて、接触部材3とガイド2との間に接触圧力を発生させる加圧部4とを含む。接触部材3は、ガイド2との間に安定した摩擦力を発生するような材料からなるが、これを省略して移動体本体1にガイド2を直接接触させてもよい。
加圧部4は、移動体本体1に固定された固定端43と、ガイド2と接触する接触面44と、これらの間に配置され、ガイド2と接触部材3との間の接触圧力を変化させる第2圧電素子41とを含む。
7は第2圧電素子41に駆動信号を印加して、ガイド2と接触部材3との接触圧力を制御する接触圧力制御回路である。
駆動装置の用途に応じて、移動体本体1には図示しない被駆動部材が搭載される。例えば、レンズの駆動装置として使用する場合には、移動体本体1にレンズが搭載される。この場合は、移動体本体1はレンズを保持できる鏡筒としての形状を有していてもよい。
本駆動装置では、移動体10は、接触部材3と加圧部4の接触面44との間でガイド2を把持することにより、ガイド2に保持される。移動体10の駆動は、第2圧電素子41及び圧力制御回路7により、接触部材3とガイド2との間の接触加圧力を一定周期で制御しながら、移動体10に取り付けられた圧電素子5に駆動回路6より一定周期の信号を印加することにより圧電素子5を矢印5a方向に伸縮動作させることにより行う。
本実施形態では、圧電素子5は矢印5a方向に圧電材料層と電極層とが交互に積層されてなり、それぞれの圧電材料層に電界が印加されるように、各圧電材料層の両側の電極層に駆動信号を印加するための配線が接続されている。また、電圧を印加した際には矢印5a方向の変位が得られるように各圧電材料層は分極処理がなされている。このような構成により、圧電素子5に駆動回路6より駆動信号を加えると、その伸縮運動により移動体10に加速度が作用し、その加速度により移動体10はガイド2に沿って所定の向きに移動する。
第2圧電素子41の基本的構成は圧電素子5と同じである。接触圧力制御回路7から印加される駆動信号(加圧部制御信号)により第2圧電素子41は矢印41a方向に伸縮する。ガイド2と接触部材3との間の接触圧力は、第2圧電素子41が伸長すると減少し、第2圧電素子41が縮小すると増大する。
ここで、ガイド2が水平に配置され、図1(A)の紙面の上下方向を鉛直方向として駆動装置が配置されているとき、加圧部4による押付力によって発生する接触部材3がガイド2から受ける垂直抗力をN、接触部材3とガイド2との間の静摩擦係数をμ、移動体10を含む移動構造体全体(移動体10に他の部材が搭載されている場合はそれを含む)の質量をmmとしたとき、ガイド2と接触部材3との間の最大静止摩擦力FsはFs=μ(mm・g+N)となる。
圧電素子5が伸縮運動すると、圧電素子5が発生する加速度により移動体10に力が作用する。圧電素子5が発生する加速度が大きい時には、接触部材3とガイド2との間に滑りを生じ、移動体10はガイド2に沿って移動する。移動体10が移動するために必要な最低の加速度alimはalim=Fs/mmである。
本実施の形態では、第2圧電素子41により、接触部材3がガイド2から受ける垂直抗力Nを制御可能としている。これにより、最大静止摩擦力Fsを小さくしたり、大きくしたりすることが可能となる。
例えば、垂直抗力Nを小さくして最大静止摩擦力Fsを小さくすることにより、加速度alimを小さくすることが出来る。従って、例えば、圧電素子5に印加する信号の電圧レベルを小さくしても、移動体10を移動させることが可能となる。電圧レベルが下がると圧電素子5を流れる電流が小さくなり、低消費電力駆動が可能となる。この結果、携帯機器などのバッテリー駆動用の機器に対して不可欠な性能である低消費電力化を実現することが出来る。
さらに、接触部材3とガイド2との間の摩擦面に高粘度の油などが付着するなどして摩擦係数が極端に変化した場合でも、垂直効力Nを変化させることが可能であるため、摩擦力を自在に変化させることが可能となる。従って、如何なる条件下でも、駆動可能であり、且つ移動量の変化を少なくすることができ、駆動安定性を実現できる。
また、垂直抗力Nを大きくすることにより、接触部材3とガイド2との間の最大静止摩擦力Fsを非常に大きくすることができる。これにより、例えば、移動体10を移動させる必要がないときには、移動体10のガイド2に対する相対位置の変化を生じにくくすることができる。これは、携帯機器の耐衝撃性を向上させる。
このように、本実施の形態では、垂直抗力Nを制御することにより、低消費電力駆動や、摩擦係数の変化への対応や、耐衝撃性の向上など、従来の駆動装置では実現できなかった効果を得ることができる。
次に、本駆動装置において、移動体10の駆動方法を詳細に説明する。
図2に駆動回路6が発生する駆動信号を示す。この信号波形は、非対称ののこぎり波で、その波形の一周期分は、立ち上がり部分61と立ち下がり部分62という2つの異なる曲線を有している。なお、これらの曲線は、加速度alimの値を元に決定する。
圧電素子5の変位は印加される電圧に比例するから、図2に示した電圧波形の2階微分は圧電素子5に発生する加速度を示す。本実施の形態では、立ち上がり部分61の電圧波形は低加速度部分を構成しており、その2階微分値が加速度alimを超えないように設定され、立ち下がり部分62の電圧波形は高加速度部分を構成しており、その2階微分値が加速度alimを超えるように設定される。なお、加速度alimの上限は、圧電素子5の共振周波数で規定され、通常、圧電素子5の最大速度と共振周波数との積の1/2〜1/1.5程度である。
さらに、図3の実線で示すような、立ち上がり部分61の2階微分値の絶対値と立ち下がり部分62の2階微分値の絶対値とがほぼ等しい駆動信号でも、本実施形態の駆動装置を駆動することができる。このとき、接触圧力制御回路7が図3の破線で示すような、実線の駆動信号と同じ周期で且つこれと一定の位相差を有する駆動信号で第2圧電素子41を駆動して垂直抗力をNを制御する。これにより、立ち上がり部分61では垂直抗力Nが極端に大きくなるために、移動体10はガイド2に対して相対的に停止し、立ち下がり部分62では垂直抗力Nが極端に小さくなるため、移動体10はガイド2に対して相対的に移動する。
図2及び図3の例では、立ち上がり部分61では移動体10はガイド2に対して相対的に停止してガイド2とともに移動し、立ち下がり部分62では移動体10はガイド2に対して相対的に移動し、その移動方向はガイド2の移動方向と逆向きである。従って、移動体10を所望する方向に移動させることができる。このとき、例えば、立ち上がり部分61と立ち下がり部分62とで曲線のカーブを逆にしたり、図3において破線で示した接触圧力制御回路7の信号を圧電素子5に印加される駆動信号の立ち下がり部分62で発生させたりすることにより、移動体10の移動方向を逆にすることができる。
さらに、接触圧力制御回路7から第2圧電素子41に信号入力がない時に、垂直抗力Nが最大となるように構成すれば、駆動回路6及び接触圧力制御回路7の出力信号がゼロ、即ち装置の電源がOFFの状態の時に、移動体10に対して大きな静止保持力を発生させ続けることができ、耐衝撃性が向上する。
図1(A)及び図1(B)では、断面形状が円の1本のガイド2を用いた駆動装置を示したが、本発明の駆動装置はこれに限定されず、例えばガイド2が多角形の断面形状を有していてもよく、また、相互に平行に配置された複数のガイド2を用いてもよい。これらにより、移動体10がガイド2の長手方向と垂直な面内で回転することを防ぐことができる。
図4に、移動体10が相互に平行に配置された2本のガイド2a,2bに架け渡されるようにして保持された駆動装置の一例の正面図を示す。図1(A)及び図1(B)と同じ構成要素には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。移動体10は、移動体本体1と、その両側の第2圧電素子41と、更にその両外側の接触部材3とを備える。図1(A)及び図1(B)の駆動装置と同様に、第2圧電素子41に印加する駆動信号を制御することにより接触部材3とガイド2a,2bとの間の垂直抗力Nを制御することができる。なお、一対の第2圧電素子41のうちの一方は省略可能である。移動体10の駆動方法は図1(A)及び図1(B)に示した駆動装置と同様であり、その説明を省略する。
本実施の形態の駆動装置では、圧電素子5や第2圧電素子41への電力供給をガイドを介して行ってもよく、これにより、結線作業を省略でき、駆動装置の組立効率を著しく向上させることができる。これは、ガイド2と移動体10とが加圧接触し続けているために可能である。
さらに、装置の落下などによって加えられる衝撃を検知する衝撃検出装置(例えば、加速度検出器)を更に搭載して、衝撃検出装置の出力信号の大きさ、検出時間、周波数に応じて接触圧力制御回路7から第2圧電素子41に駆動信号を出力させ垂直抗力Nを増大させても良い。これにより、機器の落下などの外部衝撃に対する耐衝撃性を著しく改善することが可能である。
図1(A)及び図1(B)では、加速度を発生する圧電素子5を移動体10に固定したが、この圧電素子5をガイド2に固定しても良く、同等の効果を得ることができる。
以下、その構成を図5(A)及び図5(B)を用いて説明する。図5(A)及び図5(B)において図1(A)及び図1(B)と同一の機能を有する構成要素には同一の記号を付し、それらについての説明を省略する。
図5(A)及び図5(B)において、2’は移動体10の移動方向と平行に設置され、移動体10の移動方向を規制するガイド、5’は一端がガイド2の一端に固定され、他端が固定壁8に固定された圧電素子である。
本駆動装置では、図1(A)及び図1(B)に示した駆動装置と同様に、移動体10は、接触部材3と加圧部4の接触面44との間でガイド2’を把持することにより、ガイド2’に保持される。移動体10の駆動は、第2圧電素子41及び圧力制御回路7により、接触部材3とガイド2’との間の接触加圧力を一定周期で制御しながら、ガイド2’の一端に取り付けられた圧電素子5’に駆動回路6より一定周期の信号を印加することにより圧電素子5’を矢印5a方向に伸縮動作させることにより行う。
本例の圧電素子5’は、図1(A)及び図1(B)に示した圧電素子5と同様に、矢印5a方向に圧電材料層と電極層とが交互に積層されてなり、それぞれの圧電材料層に電界が印加されるように、各圧電材料層の両側の電極層に駆動信号を印加するための配線が接続されている。また、電圧を印加した際には矢印5a方向の変位が得られるように各圧電材料層は分極処理がなされている。このような構成により、圧電素子5’に駆動回路6より駆動信号を加えると、その伸縮運動によりガイド2’に加速度が作用し、その加速度により移動体10はガイド2’に沿って所定の向きに移動する。
ここで、ガイド2が水平に配置され、図5(A)の紙面の上下方向を鉛直方向として駆動装置が配置されているとき、加圧部4による押付力によって発生する接触部材3がガイド2’から受ける垂直抗力をN、接触部材3とガイド2’との間の静摩擦係数をμ、移動体10を含む移動構造体全体(移動体10に他の部材が搭載されている場合はそれを含む)の質量をmmとしたとき、ガイド2’と接触部材3との間の最大静止摩擦力FsはFs=μ(mm・g+N)となる。また、接触部材3とガイド2’との間の動摩擦係数をμ'とすると動摩擦力FdはFd=μ'(mm・g+N)となる。
圧電素子5’によりガイド2’が動くとき、移動体10には摩擦力が作用する。ガイド2’の加速度が小さいときには、移動体10はガイド2’に対する滑りを生じないでガイド2’とともに動く。しかし、加速度がある限界を超えると移動体10とガイド2’との間に滑りが生じてしまう。その限界の加速度alimはalim=Fs/mmである。
ガイド2’を移動体10の目標移動方向と同方向に動かすときには、ガイド2’を加速度alim未満で動かして移動体10がガイド2’に対して滑りを生じないようにし、ガイド2’を目標移動方向と逆方向に動かすときには、ガイド2’に加速度alimより大きな加速度を生じさせて移動体10がガイド2’に対して滑りを生じさせる。これにより、移動体10を目標移動方向に動かすことができる。
あるいは、特許文献2に記載されているように、ガイド2’を移動体10の目標移動方向に対して同方向及び逆方向のいずれに動かすときにもガイド2’を加速度alimより大きな加速度で動かして、移動体10とガイド2’との間に滑りを生じさせても、移動体10を動かすことができる。
さらに、図5(A)及び図5(B)の駆動装置でも、第2圧電素子41により、接触部材3がガイド2’から受ける垂直抗力Nを制御可能としている。これにより、最大静止摩擦力Fsを小さくしたり、大きくしたりすることが可能となる。
例えば、垂直抗力Nを小さくして最大静止摩擦力Fsを小さくすることにより、加速度alimを小さくすることが出来る。従って、例えば、圧電素子5’に印加する信号の電圧レベルを小さくしても、移動体10を移動させることが可能となる。電圧レベルが下がると圧電素子5’を流れる電流が小さくなり、低消費電力駆動が可能となる。この結果、携帯機器などのバッテリー駆動用の機器に対して不可欠な性能である低消費電力化を実現することが出来る。
さらに、接触部材3とガイド2’との間の摩擦面に高粘度の油などが付着するなどして摩擦係数が極端に変化した場合でも、垂直抗力Nを変化させることが可能であるため、摩擦力を自在に変化させることが可能となる。従って、如何なる条件下でも駆動可能であり、且つ移動量の変化を少なくすることができ、駆動安定性を実現できる。
また、垂直抗力Nを大きくすることにより、接触部材3とガイド2’との間の最大静止摩擦力Fsを非常に大きくすることができる。これにより、例えば、移動体10を移動させる必要がないときには、移動体10のガイド2に対する相対位置の変化を生じにくくすることができる。これは、携帯機器の耐衝撃性を向上させる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、第2圧電素子41の配置において、実施の形態1の図1(A)及び図1(B)の駆動装置及び図5(A)及び図5(B)の駆動装置と異なる。
図6は、本発明の実施の形態2の駆動装置のガイド2の周辺構造を、ガイド2の長手方向に沿って見た側面図である。本駆動装置の構成は、図示した構成を除いて、実施の形態1の図1(A)及び図1(B)の駆動装置又は図5(A)及び図5(B)の駆動装置と同様である。
移動体本体1の一側部に略「コ」字状の溝が形成され、この溝内にガイド2が挿入される。溝の対向する一対の内壁面のうちの一方には第2圧電素子41を介して加圧部4が設けられており、他方の内壁面には接触部材3が設けられている。加圧部4は所定の加重でガイド2を接触部材3に押し付けている。駆動回路6(図示せず)により第2圧電素子41の伸縮を制御することにより、ガイド2と接触部材3との間の接触圧力を制御することができる。図6の駆動装置の上記以外の構成や動作原理は実施の形態1と同様である。
図6の駆動装置でも、実施の形態1の図1(A)及び図1(B)の駆動装置及び図5(A)及び図5(B)の駆動装置と同様の効果を得ることができる。
図7は、本発明の実施の形態2の別の駆動装置のガイド2の周辺構造を、ガイド2の長手方向に沿って見た側面図である。本駆動装置の構成は、図示した構成を除いて、実施の形態1の図1(A)及び図1(B)の駆動装置又は図5(A)及び図5(B)の駆動装置と同様である。
移動体本体1の一側部に、断面形状が略「H」字状となるように、表裏面に互いに平行な2本の溝が形成されている。一方の溝内にはガイド2が挿入され、他方の溝内には第2圧電素子41が取り付けられている。駆動回路6(図示せず)により第2圧電素子41の伸縮を制御すると、2本の溝の間の薄肉部分であるヒンジ11が支点となって加圧部4が揺動し、移動体本体1とガイド2との間の接触圧力を制御することができる。
図7の構成では、各部の寸法を適切に設定することにより、第2圧電素子41の伸縮量を増幅してガイド2に伝達できる。一般に第2圧電素子41の伸縮量は極めて小さいため、例えば、図6の構成では、移動体3と加圧部4の接触面44との間のクリアランス寸法、及びガイド2の直径を厳密に(通常、0.1μmオーダーで)管理する必要がある。一方、これらの寸法精度を緩和するためには、第2圧電素子41の変位量を大きくする必要があり、そのためには、第2圧電素子41に対する印加電圧を著しく大きくするか、第2圧電素子41の伸縮方向の寸法を著しく大きくする必要がある。印加電圧を大きくするためには、昇圧回路が必要なることによりコストアップや効率の悪化が懸念される。また、第2圧電素子41の寸法を大きくすると、駆動装置の大型化が懸念される。図7の構成は、これらの問題を解決するもので、第2圧電素子41の伸縮量をてこの原理により大きな変位に変換する。従って、本構成により、第2圧電素子41に対する印加電圧の大電圧化や第2圧電素子41の大型化をしなくても、加圧部4のストロークを大きくすることが可能となり、クリアランス寸法とガイド径の精度管理を緩和することが可能となり、製造コストを著しく低減するすることが出来る。
図7の駆動装置の上記以外の構成や動作原理は実施の形態1と同様である。図7の駆動装置は、上記効果に加えて実施の形態1の図1(A)及び図1(B)の駆動装置及び図5(A)及び図5(B)駆動装置と同様の効果を得られる。
なお、本実施の形態においても、ガイド2の断面形状は、円形に限られず、多角形であってもよく、その場合も上記と同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。
図8は、本発明の第3の実施の形態の駆動装置の正面図である。
本実施の形態の駆動装置は、実施の形態1に示した図1(A)及び図1(B)の駆動装置と異なり、加圧部4において、固定端43と接触面44との間に、振動源42とばね機構50とが介在している。実施の形態1に示した第2圧電素子41は存在しない。
振動源42は、例えば、実施の形態1で説明した第2圧電素子41と同様の構成を有する圧電素子からなる。振動源42には振動源駆動回路7’から駆動信号が印加され、振動源42は所望する振動数で矢印42a方向に伸縮を繰り返す。
図9はばね機構50の内部構造を示した断面図である。
実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図9において、51はシリンダ、52はシリンダ51内に挿入されたピストン、53はシリンダ51内においてピストン51に外挿された圧縮コイルばねである。
圧縮コイルばね53の弾性回復力により、矢印50a方向の力が発生する。この力により、加圧部4の接触面44はガイド2を押圧し、ガイド2と接触部材3との間に接触圧力を生じさせる。
このとき、例えば図3の破線に示したように、圧電素子5の駆動信号と同じ周期で且つこれと一定の位相差を有する駆動信号を振動源駆動回路7’より振動源42に印加する。これにより、振動源42は、圧電素子5と同一周期で矢印42a方向に伸縮振動し、その振動がばね機構50内の圧縮コイルばね53に伝達される。振動源42の駆動信号周波数と圧縮コイルばね53の共振周波数とが一致するように各部を設計しておくことにより、振動源42を振動させることにより、ばね機構50内の圧縮コイルばね53を共振させることが出来る。共振状態のばねにその共振周波数と同じ周波数の外力を作用させると、ばねは大きく変位する。言いかえると、共振周波数と同じ周波数の外力に対しては、ばね剛性は著しく低下する。従って、圧電素子5に駆動信号を印加するタイミングに同期させて、ばね機構50が発生する矢印50a方向の力、即ち、ガイド2と接触部材3との間の接触圧力を著しく小さくすることができる。この結果、移動体10が移動するのを妨げる摩擦力を著しく小さくすることが出来きるので、効率的な駆動を実現することができる。
なお、ガイド2と接触部材3との間の接触圧力の変化と振動源駆動回路7’が印加する駆動信号との間には一定の位相差が生じるので、駆動回路6は、この位相差を考慮した駆動信号を圧電素子5に印加するように設定されるのが最も効率的である。
図8及び図9の駆動装置は、加圧面44のガイド2に対する押力を直接制御するため、加圧面44とガイド2との間のクリアランスを制御することにより、間接的に加圧面44のガイド2に対する押力を制御する実施の形態1,2の駆動装置に比べて、接触圧力をより細かく制御することができ、より効率的な駆動が可能となる。
また、移動体3と加圧部4の接触面44との間のクリアランス寸法、及びガイド2の直径の精度管理を緩和することが可能となり、製造コストを著しく低減することが出来る。
さらに、電源を供給していない状態でも、ばね機構50によりガイド2と接触部材3との間の接触圧力を維持し続けることが出来る。従って、電源OFF時の接触部材3とガイド2との間の最大静止摩擦力Fsを大きくすることができる。これにより、耐衝撃性の優れた駆動装置を実現することが出来る。
図8及び図9の駆動装置の上記以外の構成や動作原理は実施の形態1と同様である。図8及び図9の駆動装置は、上記効果に加えて実施の形態1の駆動装置と同様の効果を得られる。
本実施の形態3の駆動装置の別の構成例を図10(A)及び図10(B)を用いて説明する。
図10(A)は、本発明の実施の形態3の別の駆動装置の正面図、図10(B)はその斜視図である。図8及び図9の駆動装置と同一の構成要素には同一の符号を付して、それらについての説明を省略する。以下に、図8及び図9の駆動装置との相違点を中心に、本駆動装置を説明する。
略「L」字状の断面を有する接触部材3が移動体本体1に片持ち支持されている。この接触部材3と移動体本体1との間にガイド2が挿入される。圧電素子5は、その一端が移動体本体1に固定されることにより片持ち支持される。圧電素子5の他端には、ばね機構として、弾性を有する板ばね55の一端が固定されている。板ばね55は略「L」字状に弾性変形させられて、その他端はガイド2を接触部材3側に押圧している。即ち、板ばね55は、ガイド2を移動体10の構成要素である接触部材3に押し付ける加圧部としての機能を備えている。圧電素子5は、移動体10を移動させるための駆動源としての役割と、板ばね55を振動させるための振動源としての役割とを兼ねる。従って、図10(A)及び図10(B)の駆動装置には、図8及び図9の駆動装置における加圧部4、振動源42、及び振動源駆動回路7’は設けられていない。
図8及び図9の駆動装置において圧電素子5と振動源42とが同じ周波数の駆動信号で駆動される点に着目し、図10(A)及び図10(B)の駆動装置では、圧電素子5を振動源としても機能させている。即ち、本駆動装置では、圧電素子5を板ばね55の共振周波数と同じ周波数の駆動信号で駆動することにより、板ばね55のガイド2に対する押力を低減させ、移動体10を移動させる。
本駆動装置によれば、図8及び図9の駆動装置の効果に加えて、振動源42、振動源駆動回路7’、及び振動源駆動回路7’から振動源42に対して駆動信号を供給するためのワイヤなどを省けるため、装置の著しい小型化と低コスト化とを実現できる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について、図面を参照しながら説明する。
図11(A)は、本発明の実施の形態4の駆動装置の正面図、図11(B)はその斜視図である。
図1(A)及び図1(B)の駆動装置と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付してそれらについての説明を省略する。
図11(A)及び図11(B)の駆動装置では、図1(A)及び図1(B)の駆動装置における加圧部4に代えて可変形部材70が設けらている。可変形部材70の形状は加圧部4とほぼ同一であって、可変形部材70は、移動体本体1に固定された固定端73と、ガイド2と接触する接触面74と、固定端73と接触面74とを繋ぐ架橋部72とを含む。接触面74がガイド2を押圧することにより、接触部材3とガイド2との間に接触圧力が発生する。
71は、可変形部材70の架橋部72に密着され、架橋部72を加熱する加熱部(例えば加熱ヒータ)、75は加熱部71に制御信号を印加して架橋部72の温度を制御する温度制御回路である。
温度制御回路75からの制御信号により加熱部71が発熱し、その熱が架橋部72に伝達される。架橋部72を含む可変形部材70は、ある境界温度にして寸法又は形状を大きく変化させる材料(例えば、形状記憶合金、バイメタル材など)よりなる。従って、架橋部72が境界温度以上に加熱されると、接触面74のガイド2に対する押圧力が変化し、接触部材3がガイド2から受ける垂直抗力Nが変化する。
このように、本駆動装置では、可変形部材70の温度を制御することにより、接触部材3とガイド2との間の接触圧力を制御している。
上記以外の構成や動作原理は実施の形態1と同様である。本駆動装置は、実施の形態1の駆動装置と同様の効果を得られる。
図12(A)は、本発明の実施の形態4の別の駆動装置の正面図、図12(B)はその斜視図である。図11(A)及び図11(B)の駆動装置と同一の構成要素には同一の符号を付して、それらについての説明を省略する。以下に、図11(A)及び図11(B)の駆動装置との相違点を中心に、本駆動装置を説明する。
略「L」字状の断面を有する接触部材3が移動体本体1に片持ち支持されている。この接触部材3と移動体本体1との間にガイド2が挿入される。77は略「L」字状の板ばね形状を有する可変形部材である。可変形部材77は、その一端が移動体本体1に固定されることにより片持ち支持される。可変形部材77の他端の一方の面はガイド2と接触しており、他方の面には、補助ばね78の一端が接続されている。補助ばね78の他端は移動体本体1に接続されている。補助ばね78は、可変形部材77の他端に矢印78a方向に一定の付勢力を付与する圧縮コイルばねである。即ち、可変形部材77は、ガイド2を移動体10の構成要素である接触部材3に押し付ける加圧部としての機能を備えている。可変形部材77は、例えばTi−Ni合金などの形状記憶合金よりなる。
温度制御回路75からの制御信号により可変形部材77が発熱する。可変形部材77は、温度により形状を変化させ、その他端は、低温時には矢印77a方向に変形しようとし、高温時には矢印77b方向に変形しようとする。このため、低温時には、可変形部材77の矢印77a方向の付勢力と補助ばね78の矢印78a方向の付勢力との合力がガイド2に作用する。一方、高温時には、可変形部材77の矢印77b方向の付勢力と補助ばね78の矢印78a方向の付勢力との合力(2つの力の向きが逆であるので、両者の絶対値の差)がガイド2に作用する。従って、可変形部材77の温度により、接触部材3のガイド2から受ける垂直抗力Nが変化する。
このように、本駆動装置では、可変形部材77の温度を制御することにより、接触部材3とガイド2との間の接触圧力を制御している。
上記以外の構成や動作原理は実施の形態1と同様である。本駆動装置は、実施の形態1の駆動装置と同様の効果を得られる。
図11(A)及び図11(B)の駆動装置及び図12(A)及び図12(B)の駆動装置では、可変形部材70,77の温度による寸法又は形状の変化を利用して接触部材3とガイド2との間の接触圧力を制御する。実施の形態1,2の駆動装置では、接触部材3とガイド2との間の接触圧力を制御するために接触面44を変位させている。接触面44の剛性が相対的に大きく且つその変化量が極めて小さいので、移動体3と接触面44との間のクリアランス寸法、及びガイド2の直径を厳密に(通常、0.1μmオーダーで)管理する必要がある。しかし、 図11(A)及び図11(B)の駆動装置及び図12(A)及び図12(B)の駆動装置では、可変形部材70,77の剛性は上記接触面44に比べると小さく、且つ温度による変形量が大きいので、クリアランス寸法とガイド径の精度管理のレベルを100倍程度緩和にすることが出来、製造コストを著しく低減することが出来る。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5について、図面を参照しながら説明する。
図13(A)は、本発明の実施の形態5の駆動装置の正面図、図13(B)はその斜視図である。
図1(A)及び図1(B)の駆動装置と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付してそれらについての説明を省略する。
図13(A)及び図13(B)の駆動装置では、図1(A)及び図1(B)の駆動装置における加圧部4に代えて、電磁コイルなどからなる可変磁界発生装置80と磁性体からなる加圧部82とが設けらている。可変磁界発生装置80と加圧部82との一体構造物は実施の形態1の加圧部4とほぼ同じ形状を有する。可変磁界発生装置80の一端は移動体本体1に固定され、他端には加圧部82が固定されている。85は可変磁界発生装置80に制御信号を印加する磁気回路制御回路である。
磁気回路制御回路85からの制御信号により可変磁界発生装置80は磁界を発生する。
ガイド2が非磁性体の場合、ガイド2を挟んで加圧部82と対向して磁性体からなる接触部材3を配置する。可変磁界発生装置80からの磁束は、加圧部82、ガイド2、接触部材3を通って可変磁界発生装置80に戻る。従って、加圧部82と接触部材3とが互いに吸引し合い、両者間の間隔が狭くなるので、ガイド2と加圧部82との間及びガイド2と接触部材3との間で接触圧力が増大し、摩擦力が増大する。磁気回路制御回路85からの制御信号を変化させることにより、可変磁界発生装置80が発生する磁界の強度を変化させることができるので、摩擦力を任意に制御することができる。これにより、駆動装置の動作時及び停止時の摩擦力を最適に制御でき、駆動効率を向上させることができ、また低電圧駆動をも実現できる。上記において、移動体本体1が磁性体である場合には、接触部材3を省略できる。
ガイド2が磁性体の場合も上記と同様の効果が得られるが、この場合には、接触部材3を省略若しくは非磁性体とすることができる。この場合には、可変磁界発生装置80からの磁束は、加圧部82、ガイド2を通って可変磁界発生装置80に戻る。これにより、加圧部82とガイド2との吸引力が増大し、両者間の接触圧力が増大する。磁気回路制御回路85からの制御信号を変化させることにより、可変磁界発生装置80が発生する磁界の強度を変化させることができるので、加圧部82とガイド2との間の接触圧力を任意に制御することができる。この場合には、移動体10とガイド2との間の摩擦力は、加圧部82とガイド2との間の摩擦力のみとなり、摩擦力制御が簡単化できる。
上記以外の構成や動作原理は実施の形態1と同様である。本駆動装置は、上記の効果に加えて実施の形態1の駆動装置と同様の効果を得られる。
ガイド2が磁性体である場合の、本実施の形態の駆動装置の別の構成例を図14(A)及び図14(B)に示す。図14(A)は、本発明の実施の形態5の別の駆動装置の正面図、図14(B)はその斜視図である。図13(A)及び図13(B)の駆動装置と同一の構成要素には同一の符号を付して、それらについての説明を省略する。以下に、図13(A)及び図13(B)の駆動装置との相違点を中心に、本駆動装置を説明する。
図14(A)及び図14(B)において、87は、移動体本体1の側面に取り付けられて、一定の磁界を発生する永久磁石などからなる一定磁界発生装置、88は、一定磁界発生装置87とは逆方向の可変磁界を発生する、電磁コイルなどからなる可変磁界発生装置である。85は可変磁界発生装置88に制御信号を印加する磁気回路制御回路である。
この駆動装置の動作を図15を用いて説明する。
一定磁界発生装置87は、実線で示した一定の磁束87aを生じ、この磁束87aにより、一定磁界発生装置87の端面はガイド2に一定圧力で吸着する。
可変磁界発生装置88に磁気回路制御回路85から制御信号が印加されると、可変磁界発生装置88は、磁束87aとは逆向きの磁束88aを発生する。磁束88aの発生により、磁束87aが弱められ、一定磁界発生装置87の端面のガイド2に対する吸着力は低減する。磁気回路制御回路85からの制御信号を変化させることにより、可変磁界発生装置88が発生する磁束88aを変化させることができるので、一定磁界発生装置87の端面のガイド2に対する吸着力(即ち、両者間の接触圧力)を任意に制御することができる。これにより、駆動装置の動作時の摩擦力を最適に制御でき、駆動効率を向上させることができ、また低電圧駆動をも実現できる。
更に、可変磁界発生装置88に制御信号が印加されない場合には、一定磁界発生装置87の端面のガイド2に対する吸着力が最大となる。従って、装置の電源OFF時に摩擦力を大きくできるので、耐衝撃性の優れた駆動装置を実現することが出来る。
上記以外の構成や動作原理は実施の形態1と同様である。本駆動装置は、上記の効果に加えて実施の形態1の駆動装置と同様の効果を得られる。
上記の実施の形態1〜5に示した具体例は、本発明の駆動装置を説明するための例に過ぎず、本発明の駆動装置は上記の実施の形態に示された構成に限定されず、適宜変更することができる。
本発明の駆動装置の利用分野は、特に限定はないが、例えば、カメラの撮影レンズやオーバーヘッドプロジェクタなどの投影レンズ、双眼鏡のレンズ、複写機のレンズなど、光学装置におけるレンズを駆動するための装置や、プロッタやX−Y駆動テーブルなどにおける駆動装置など、駆動部を有する装置に広く利用することができる。
図1(A)は、本発明の実施の形態1の駆動装置の正面図、図1(B)はその斜視図である。 本発明の実施の形態1の駆動装置において、駆動回路が発生する駆動信号の一例の概略図である。 本発明の実施の形態1の駆動装置において、駆動回路が発生する駆動信号の別の例の概略図である。 本発明の実施の形態1の別の駆動装置の正面図である。 図5(A)は、本発明の実施の形態1の更に別の駆動装置の正面図、図5(B)はその斜視図である。 本発明の実施の形態2の駆動装置のガイドの周辺構造を、ガイドの長手方向に沿って見た側面図である。 本発明の実施の形態2の別の駆動装置のガイドの周辺構造を、ガイドの長手方向に沿って見た側面図である。 本発明の実施の形態3の駆動装置の正面図である。 本発明の実施の形態3の駆動装置におけるばね機構周辺の断面図である。 図10(A)は、本発明の実施の形態3の別の駆動装置の正面図、図10(B)はその斜視図である。 図11(A)は、本発明の実施の形態4の駆動装置の正面図、図11(B)はその斜視図である。 図12(A)は、本発明の実施の形態4の別の駆動装置の正面図、図12(B)はその斜視図である。 図13(A)は、本発明の実施の形態5の駆動装置の正面図、図13(B)はその斜視図である。 図14(A)は、本発明の実施の形態5の別の駆動装置の正面図、図14(B)はその斜視図である。 本発明の実施の形態5の別の駆動装置の動作を説明する図である。 従来の駆動装置の概略構成図である。
符号の説明
1 移動体本体
2、2a、2b、2’ ガイド
3 接触部材
4 加圧部
5、5’ 圧電素子(電気機械変換素子)
6 駆動回路
7 接触圧力制御回路
7’ 振動源駆動回路
8 固定壁
9 加圧用圧縮バネ
10 移動体
11 シリンダ
41 第2圧電素子
42 振動源
43 固定端
44 接触面
50 ばね機構
51 シリンダ
52 ピストン
53 圧縮コイルばね
55 板ばね
61 立ち上がり部分
62 立ち下がり部分
70 可変形部材
71 加熱部
72 架橋部
73 固定端
74 接触面
75 温度制御回路
77 可変形部材
78 補助ばね
80 可変磁界発生装置
82 加圧部
85 磁気回路制御回路
87 一定磁界発生装置
88 可変磁界発生装置

Claims (18)

  1. 移動体と、
    前記移動体と接触し、前記移動体の移動方向を規制するガイドと、
    前記移動体を前記ガイドに沿って移動させる電気機械変換素子と、
    前記電気機械変換素子に駆動信号を印加する駆動回路と
    を有し、
    更に、前記移動体と前記ガイドとの間の接触圧力を制御する圧力制御部を有することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記移動体は前記ガイドを前記移動体に押し付ける加圧部を有し、
    前記圧力制御部は、前記加圧部の前記ガイドに対する押力を制御する請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記移動体は、更に第2圧電素子を有し、
    前記圧力制御部は、前記第2圧電素子に印加される駆動信号を制御する請求項1に記載の駆動装置。
  4. 前記加圧部はヒンジを支点として揺動する請求項2に記載の駆動装置。
  5. 前記移動体は、前記移動体と前記ガイドとの間の接触圧力を発生させるばね機構と、前記ばね機構を振動させる振動源とを有し、
    前記圧力制御部は、前記振動源により前記ばね機構を加振する請求項1に記載の駆動装置。
  6. 前記ばね機構は前記電気機械変換素子に保持されており、前記振動源は前記電気機械変換素子である請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記移動体は、温度変化により寸法又は形状の変化を生じる可変形部材を有し、
    前記圧力制御部は、前記可変形部材の温度を制御する請求項1に記載の駆動装置。
  8. 前記移動体は、更に、前記可変形部材を前記ガイドに付勢する補助ばねを有する請求項7に記載の駆動装置。
  9. 前記移動体は、可変磁界を発生する可変磁界発生装置を有し、
    前記圧力制御部は、前記可変磁界発生装置が発生する磁界を制御する請求項1に記載の駆動装置。
  10. 前記移動体は、更に、一定の磁界を発生し、前記ガイドを磁気吸着する一定磁界発生装置を有する請求項9に記載の駆動装置。
  11. 前記電気機械変換素子が圧電素子である請求項1に記載の駆動装置。
  12. 前記電気機械変換素子が前記移動体に取り付けられている請求項1に記載の駆動装置。
  13. 前記電気機械変換素子が前記ガイドに取り付けられている請求項1に記載の駆動装置。
  14. 複数の前記ガイドを有する請求項1に記載の駆動装置。
  15. 前記ガイドを介して電力供給を行う請求項1に記載の駆動装置。
  16. 前記駆動信号の波形の1周期分の2階微分値が少なくとも2値をとる請求項1に記載の駆動装置。
  17. 前記圧力制御部は、前記駆動信号と同じ周期で且つこれと一定の位相差を有しながら、前記接触圧力を変化させる請求項1に記載の駆動装置。
  18. 更に、衝撃検出装置を有し、前記圧力制御部は、前記衝撃検出装置からの出力信号に基づいて前記接触圧力を制御する請求項1に記載の駆動装置。
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