JP2011025868A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ビード部の耐久性を向上させることができるタイヤを提供する。
【解決手段】本発明による空気入りタイヤ1は、互いに離間して配置された一対のビードコア2,2と、一対のビードコア同士2,2をトロイダル状に結ぶと共に、その両端部が前記ビードコア2,2を巻回したカーカス3と、ビードコア2,2を巻きつけたビード補強層20と、を備え、前記カーカス2に設けられたカーカスコードと、前記ビード補強層20に設けられたビード゛補強層コードとの延設方向を略同一方向に設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明はタイヤに関し、特に、ビード部の耐久性を向上させたタイヤに関する。
従来から、カーカスの端部をビードコアに巻きつけると共に、この巻きつけたカーカス端部をビード補強層で覆うタイヤ構造が公知である(例えば、特許文献1参照)。このカーカス端部の巻きつけとビード補強層とによって、空気圧を充填した状態のタイヤに対してビード部に亀裂等の損傷が生じることを抑制する。
特開2000−219016号公報
しかしながら、近年は、ビード部の耐久性を更に向上させたいという要求が高まっている。
本発明の目的は、簡単な構造で、ビード部の耐久性を向上させることができるタイヤを提供することにある。
本発明の第1の特徴は、互いに離間して配置された一対のビードコア(ビードコア2,2)と、前記一対のビードコア同士をトロイダル状に結ぶと共に、その両端部が前記ビードコアを巻回したカーカス(カーカス3)と、前記ビードコアを巻きつけたビード補強層(ビード補強層20,30)と、を備え、前記カーカスに設けられたカーカスコード(カーカスコード12)と、前記ビード補強層に設けられたビード゛補強層コード(ビード゛補強層コード21)との延設方向を略同一方向に設定したことを要旨としている。
このように、ビード補強層をビード部に配設することによってビード部の剛性が向上し、ビード部に荷重が加わった場合にビード部の倒れこみ量が減少する。また、カーカスコードとビード補強層コードの延設方向を略同一方向に設定したため、カーカスとビード補強層の間の層間せん断歪による亀裂発生を抑制することができる。
その他の特徴では、前記ビード補強層(ビード補強層20)が前記ビードコア(ビードコア2,2)をカーカス(カーカス3)の端部を介して覆うように配設したときに、ビード補強層の幅方向内側の一端の高さh1は、タイヤ高さH0の1/2であるH1以下に設定され、他端の高さh2は、ビードコア上面の高さH2以下に設定されていることを要旨としている。
その他の特徴では、前記ビード補強層(ビード補強層30)が前記カーカス(カーカス3)とビードコア(ビードコア2)との間に挟持されるように配設したときに、ビード補強層の幅方向内側の一端の高さh'1は、タイヤ高さH'0の1/2であるH'1以下に設定され、他端の高さh'2は、ビードコア下面の高さH'2以下に設定されていることを要旨としている。
本発明に係るタイヤによれば、簡単な構造でビード部の耐久性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態による空気入りタイヤの幅方向断面図である。 図1のA方向からカーカスとビード補強層を見た概略図である。 図1のカーカス、ビードコアおよびビード補強層の概略図である。 第2実施形態に係るカーカス、ビードコアおよびビード補強層の概略図である。 実施例における従来例1に係るビード部周辺の概略図である。 実施例における従来例2に係るビード部周辺の概略図である。 実施例における本発明例1に係るビード部周辺の概略図である。 実施例における本発明例2に係るビード部周辺の概略図である。
以下、本発明の実施の形態に係るタイヤの詳細を図面に基づいて説明する。但し、図面は模式的なものであり、各材料層の厚みやその比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態によるタイヤの幅方向断面図である。
空気入りタイヤ1は、幅方向に所定間隔をおいて配置された円環状の一対のビードコア2,2と、これらのビードコア2,2をトロイダル状に結ぶカーカス3と、該カーカス3の幅方向中央部のクラウン部3aの径外側に配設されたベルト層4とを備えている。これらのクラウン部3aおよびベルト層4の近傍は、トレッド部5であり、タイヤの側部はサイドウォール部6であり、ビードコア2の近傍はビード部7に設定されている。また、前記ベルト層4は、クラウン部3aの径外側に配設された第1ベルト8とその径外側に配設された第2ベルト9とからなる。さらに、トレッド部5の表面はトレッド面5aであり、周方向に沿って周方向溝10,11が形成されている。そして、前記ビード部7においては、カーカス3の先端部3bは、ビードコア2の幅方向内側から幅方向外側に向けて折り返してビードコア2を巻回するように配設されている。ビード補強層20は、このカーカス3の端部を外方から密着して覆うように、カーカス3の幅方向内側から径内側を介して幅方向外側に向けて巻回している。なお、ビード補強層20の幅方向内側の一端は20aであり、他端は20bである。
図2は、図1のA方向からカーカスとビード補強層を見た概略図である。
図2の手前側は、幅方向外側に設定されているため、カーカス3の奥側にビード補強層20が配設されている。これらのカーカス3およびビード補強層20には、径方向に沿って延びるカーカスビード12およびビード補強層コード21がそれぞれ延設されている。
即ち、カーカス3には、径方向または幅方向(つまり、周方向に直交する方向)に沿って延びるカーカスコード12が周方向に一定間隔をおいて複数連続して配設されている。ビード補強層20には、径方向または幅方向(つまり、周方向に直交する方向)に沿って延びるビード補強層コード21が周方向に一定間隔をおいて複数連続して配設されている。これらのカーカスコード12とビード補強層コード21の延設方向は略同一方向であり、その交差角は0°に設定されている。なお、交差角は、0°〜10°までの範囲が好ましい。また、ビード補強層コード21は、スチールコードまたは有機繊維コードのいずれでも良い。
図3は、図1のカーカス、ビードコアおよびビード補強層の概略図である。
カーカス3の径外端から径内端までのタイヤ高さはH0に設定されている。ビード補強層20のうち、カーカス3の幅方向内側に配置された部位の径外端(一端)20aの高さはh1であり、ビードコア2の幅方向外側に配置された部位の径外端(他端)20bの高さはh2である。前記高さh1は、タイヤ高さH0の1/2であるH1以下に設定されており、前記高さh2は、ビードコア2の上面高さH2以下に設定されている。これらを式で表すと、h1≦H1=1/2・H0、h2≦H2である。
(作用・効果)
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
本実施形態では、ビード補強層20をビード部7に配設すると共に、カーカスコード12とビード補強層コード21の延設方向は略同一方向に設定されている。
このように、ビード補強層20をビード部7に配設することによってビード部7の剛性が向上し、ビード部7に荷重が加わった場合にビード部7の倒れこみ量が減少する。また、カーカスコード12とビード補強層コード21の延設方向を略同一方向に設定したため、カーカス3とビード補強層20の間の層間せん断歪による亀裂発生を抑制することができる。
本実施形態では、ビード補強層20における高さh1は、タイヤ高さH0の1/2であるH1以下に設定されており、前記高さh2は、ビードコア2の上面高さH2以下に設定されている。従って、ビード補強層20は、タイヤの故障原因にならず、ビード部7の耐久性を向上できる。
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明するが、前述した第1実施形態と同一構造の部位には、同一符号を付してその説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係るカーカス、ビードコアおよびビード補強層の概略図である。
本実施形態では、カーカス3の幅方向外側からビードコア2とカーカス3との間に挟持された形態のビード補強層30を配設している。
カーカス3の径外端から径内端までのタイヤ高さはH'0に設定されている。ビード補強層30のうち、カーカス3の幅方向内側に配置された部位の径外端(一端)30aの高さはh'1であり、ビードコア2の幅方向外側に配置された部位の径外端(他端)30bの高さはh'2である。前記高さh'1は、タイヤ高さH'0の1/2であるH'1以下に設定されており、前記高さh'2は、ビードコア2の上面の高さH'2以下に設定されている。これらを式で表すと、h'1≦H'1=1/2・H'0、h'2≦H'2である。なお、本実施形態では、ビードコア2とカーカス3との間にビード補強層30が挟まれるため、h'2の上限高さH'2は、前記第1実施形態のh2の上限高さH2よりも低く設定することができる。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
本実施形態では、前記ビード補強層30における高さh'1は、タイヤ高さH'0の1/2であるH'1以下に設定されており、前記高さh'2は、ビードコア2の上面高さH'2以下に設定されている。
従って、ビード補強層30は、タイヤの故障原因にならず、ビード部7の耐久性を向上できる。
なお、前述した実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、前記実施形態では、カーカスコード12とビード補強層コード21の延設方向を略同一方向に設定したが、それぞれの交差角度が10°以下であれば他の実施例も採用することができる。
次いで、本発明を実施例を通してさらに具体的に説明する。
従来例、比較例および本発明例1,2について、サイズがTBR 275/80R22.5であるトラック・バス用ラジアルタイヤ(TBRタイヤ)を供試タイヤとした。
ここで、図5に示すように従来例にはビード補強層100が配設され、図6に示すように比較例にはビード補強層110が配設され、図7に示すように本発明例1にはビード補強層40が配設され、図8に示すように本発明例2にはビード補強層50が配設されている。また、ビード補強層40の一端40aおよび他端40bは前述した第1実施形態の高さ基準を満足しており、ビード補強層50の一端50aおよび他端50bは前述した第1実施形態の高さ基準を満足している。
そして、従来例におけるカーカスコードとビード゛補強層コードとの交差角は、65°であり、比較例におけるカーカスコードとビード゛補強層コードとの交差角は、65°であり、本発明例1におけるカーカスコードとビード゛補強層コードとの交差角は、2°であり、本発明例2におけるカーカスコードとビード゛補強層コードとの交差角は、2°であった。なお、これらのカーカスコードとビード゛補強層コードは、それぞれスチールコードを用いた。
これらの供試タイヤを8.25J×22.5のリムホイールに組み付けたのち、875kPaの空気圧に調整すると共に、最大負荷能力の1.5倍に相当する荷重を負荷して、ドラム上を60km/hの速度で走行させ、ビード部からサイドウォール部の破損等によって走行不能になるまでの走行距離を測定した。その結果を指数化し、従来例を基準の100として表1に示した。
Figure 2011025868
この表1の結果から明らかなように、本発明例1,2では、カーカスやビード補強層で亀裂等の損傷を起こすことがなく、ビード部の耐久性が向上することが判明した。
1 空気入りタイヤ
2 ビードコア
3 カーカス
20,30 ビード補強層
20a,30a 一端
20b,30b 他端

Claims (3)

  1. 互いに離間して配置された一対のビードコアと、前記一対のビードコア同士をトロイダル状に結ぶと共に、その両端部が前記ビードコアを巻回したカーカスと、前記ビードコアを巻きつけたビード補強層と、を備え、
    前記カーカスに設けられたカーカスコードと、前記ビード補強層に設けられたビード゛補強層コードとの延設方向を略同一方向に設定したことを特徴とするタイヤ。
  2. 前記ビード補強層が前記ビードコアをカーカスの端部を介して覆うように配設したときに、ビード補強層の幅方向内側の一端の高さh1は、タイヤ高さH0の1/2であるH1以下に設定され、他端の高さh2は、ビードコア上面の高さH2以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記ビード補強層が前記カーカスとビードコアとの間に挟持されるように配設したときに、ビード補強層の幅方向内側の一端の高さh'1は、タイヤ高さH'0の1/2であるH'1以下に設定され、他端の高さh'2は、ビードコア下面の高さH'2以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
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