JP2011025844A - キャビン付き作業車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機体フレーム10に固定してある支持部30に防振具36を介してキャビンが支持され、キャビンに対する乗降用のステップ34が支持部30に設けられているキャビン付き作業車であって、支持部30における防振具36の取り付け板32が、板面を水平方向に沿わせて設けられ、ステップ34の足載せ面40が、取り付け板32を延設してその延設部分39の上向き面で形成されている。
【選択図】図6
Description
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、ステップを支持部に設けるにあたって、製造コストの増大を抑制できるようにすることを目的とする。
したがって、ステップを取り付け板とは別に製作する手間も、ステップを取り付け板に取り付ける作業も不要になり、部品点数も少なくなり、製造コストの増大を抑制することができる。
また、一対の補強板を機体上方側に突出させて備えているので、取り付け板が補強板の下部に位置することになり、足載せ面を乗降が容易な低い位置に配設し易い。
さらに、取り付け板が補強板の下部に位置しており、取り付け板が補強板の上部に位置している場合に比べて、キャビンと取り付け板との上下方向の間隔を大きくすることができるので、キャビンと取り付け板との間に、上下方向の寸法が大きな防振具、つまり、上下方向の弾性変形範囲が広くて振動を吸収し易い安価な防振具を装着できる。
したがって、キャビンにおける防振具の取り付け部材の機体フレームに対する組み付け位置の機体前後方向の位置ずれを、当該取り付け部材と補強板との接当により防止することができる。
また、機体前後方向の弾性変位が大きい防振具を装着しても、その大きな弾性変位に起因するキャビンの機体前後方向の動きを規制して、キャビンの揺れやズレを防止できる。
〔第1実施形態〕
図1〜図3は、本発明によるキャビン付き作業車の一例としてのキャビン付きトラクタを示す。
図1に示すように、トラクタは、左右一対の操向操作及び駆動自在な前輪1と、左右一対の駆動自在な後輪2とを走行車体3に備えた四輪駆動仕様に構成されている。
走行車体3の前部にエンジン4等が内装されたボンネット部5を備え、走行車体3の後部にステアリングハンドル6や運転座席7等が内装されたキャビン8を備えている。
前部機体フレーム9には、前輪1を装着する前車軸ケース等(図示せず)が支持されている。
図1〜図3に示すように、キャビン8は、枠状のキャビンフレーム20と、キャビンフレーム20の前面を覆うフロントガラス15と、キャビンフレーム20の両側面の乗降口に設けられた揺動開閉可能なドア16と、ドア16の後部に設けられたサイドガラス17と、キャビンフレーム20の後面を覆うリアガラス18等を備えている。
下部フレーム22の前端部、後部及び後端部から左右一対の前縦フレーム23、左右一対の中縦フレーム24及び左右一対の後縦フレーム25がそれぞれ上方に延出されており、この前縦フレーム23、中縦フレーム24及び後縦フレーム25が、それぞれ上部フレーム26に連結されている。
キャビンフレーム20を構成する各種フレーム類はパイプ材等を溶接成形することによって構成されている。
キャビンフレーム20の下面側には、キャビン8の床を形成するフロアパネル28が固定されており、キャビンフレーム20の後方下部の左右両側部には、後輪フェンダー29が連結されている。
キャビンフレーム20の前部には、ステアリングハンドル6等が連結されており、運転座席7はキャビンフレーム20の後部に取り付けれられている。
キャビンフレーム20を構成する左右の後縦フレーム25に亘ってリアガラス18が取り付けられており、キャビンフレーム20の後面がこのリアガラス19で覆われている。
また、スピーカー50をアウタルーフ27の内側板27aに予め組み付けてから、スピーカーグリル54が一体に設けられている内装材53をアウタルーフ27の内側板27aに被せることができるので、スピーカー50の組み付けも、スピーカーグリル54の組み付けも容易になる。
さらに、スピーカーグリル54と内装材53とが一体に設けられているので、部品点数を減らすことができる。
図6は、キャビン8の支持構造を示す機体幅方向に沿う縦断面図であり、図7はその側面図である。尚、図6,図7においては、キャビン8の左側の前部キャビンブラケット30による支持構造を例に示すが、キャビン8の右側の前部キャビンブラケット30による支持構造も左右の勝手が異なる以外の他の構成は同様である。
補強板33の寸法形状は、前部キャビンブラケット30により支持するキャビン8や運転者等の重量、すなわち前部キャビンブラケット30が支持する荷重や防振ゴム36の防振特性等に応じて設定されている。
図8は、前部キャビンブラケット30の別実施形態を示し、乗降用のステップ34は、取り付け板32を機体後方に向けて延設して設けてあり、その延設部分39の上向き面で足載せ面40が形成されている。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
1.本発明によるキャビン付き作業車は、クラッチハウジング11やミッションケース12などで兼用しない機体フレームに固定してある支持部30に防振具36を介してキャビン8が支持されていてもよい。
2.本発明によるキャビン付き作業車は、取り付け板32を補強する補強板33が、当該取り付け板32とは別体に製作されたものであって、取り付け板32に溶接などで固定されたものであってもよい。
3.本発明によるキャビン付き作業車は、変位規制機構60を構成する一対の補強板33において、機体前方側の補強板33が機体前方側に向けて傾斜し、機体後方側の補強板33が機体後方側に向けて傾斜するように設けられて、一対の補強板33が上向きに開く「ハ」の字状に構成されていてもよい。
10 機体フレーム
30 支持部
32 取り付け板
33 補強板
34 ステップ
36 防振具
39 延設部分
40 足載せ面
41 取り付け部材
60 変位規制機構
Claims (3)
- 機体フレームに固定してある支持部に防振具を介してキャビンが支持され、前記キャビンに対する乗降用のステップが前記支持部に設けられているキャビン付き作業車であって、
前記支持部における前記防振具の取り付け板が、板面を水平方向に沿わせて設けられ、
前記ステップの足載せ面が、前記取り付け板を延設してその延設部分の上向き面で形成されているキャビン付き作業車。 - 前記支持部が、前記取り付け板と、当該取り付け板の機体前後方向両側の夫々に板面を上下方向に沿わせて、かつ、機体上方側に突出させて備えた一対の補強板とを有している請求項1記載のキャビン付き作業車。
- 前記一対の補強板の間に、前記キャビンにおける前記防振具の取り付け部材を入り込ませて、前記キャビンと前記機体フレームとの機体前後方向の相対変位を、前記取り付け部材と前記補強板との接当により規制する変位規制機構が設けられている請求項2記載のキャビン付き作業車。
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- 2009-07-27 JP JP2009174532A patent/JP5237896B2/ja active Active
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US11345410B2 (en) | 2017-10-23 | 2022-05-31 | Kubota Corporation | Work vehicle |
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