JP2011024798A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011024798A
JP2011024798A JP2009174076A JP2009174076A JP2011024798A JP 2011024798 A JP2011024798 A JP 2011024798A JP 2009174076 A JP2009174076 A JP 2009174076A JP 2009174076 A JP2009174076 A JP 2009174076A JP 2011024798 A JP2011024798 A JP 2011024798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game balls
pachinko machine
storage tank
guide passage
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009174076A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhito Inoue
輝仁 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2009174076A priority Critical patent/JP2011024798A/ja
Publication of JP2011024798A publication Critical patent/JP2011024798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】不正行為による遊技球の獲得を完全に阻止する。
【解決手段】パチンコ機10の背面に、島設備9から供給される遊技球を貯留する貯留タンク24を設け、前面に受け皿22を設ける。パチンコ機本体11内に、貯留タンク24内の遊技球を受け皿22に案内する案内通路25を設ける。案内通路25の途中に、遊技球を払い出す払出装置26を設ける。案内通路25における払出装置26の下流側に、球回収設備9bに接続した排出通路27を接続する。案内通路25と排出通路27との分岐点に切替弁32を設ける。不正行為が検知されたときに、遊技球を排出通路27へ案内するように切替弁32を切り替えるとともに、島設備9から貯留タンク24への遊技球の供給を遮断する。払出装置26を作動させて、貯留タンク24内及び案内通路25内の遊技球を全て球回収設備9bに回収させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、不正行為防止機能を有するパチンコ機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場の遊技設備は、遊技者が遊技を楽しむためのパチンコ機と、それを設置するためのいわゆる島設備とからなり、複数台のパチンコ機が島設備に並べられて設置されている(特許文献1参照)。パチンコ機は、遊技を行って入賞が発生した場合などに、パチンコ機本体の前面に設けられた受け皿に所定個数の遊技球を払い出す。受け皿に払い出される遊技球は、パチンコ機の背面に設けられた貯留タンクに貯留されている。貯留タンク内の遊技球は、この貯留タンクの下面に接続された案内通路を流下して、払出装置へと導かれる。払出装置は、入賞が発生した場合などに作動して遊技球を受け皿に払い出す。
ところで、旧来から遊技上の利益を不正に取得する不正行為、例えば、磁石を用いて遊技球を入賞口に導くいわゆる磁石ゴトを行って、不正に利益を得ようとする者がいる。このような不正行為を防止するため、特許文献2には、不正行為が検知されたときに、遊技媒体を遊技機本体内における受け皿以外の場所(格納タンク)に案内するとともに、島設備から貯留タンクへの遊技媒体の供給を妨げるようにした遊技機が記載されている。
特開2005−160881号公報 特開2007−236506号公報
ところで、特許文献2の遊技機では、不正行為が検知されたときに、遊技機内の受け皿とは別の格納タンクに遊技球を案内しているが、いずれ格納タンクから遊技球が溢れてしまうという問題がある。さらに、特許文献2の遊技機では、貯留タンク内に若干の遊技媒体が残るおそれがあり、この場合には、残った遊技媒体が不正行為者(ゴト師)に獲得されるおそれがある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、不正行為が検知されたときに貯留タンク及びパチンコ機内の遊技球を全て排出可能にしたパチンコ機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、パチンコ機本体の背面側に設けられ、パチンコ機が配設される島設備から供給される遊技球を貯留する貯留タンクと、前記パチンコ機本体内に設けられ、前記貯留タンクに貯留された遊技球を、パチンコ機本体の前面側に設けられた受け皿に案内する案内通路と、前記案内通路に設けられ、遊技球が入賞口に入賞したときに、所定個数の遊技球を前記受け皿に向けて払い出す払出手段とを備えるパチンコ機において、前記払出手段の下流側で前記案内通路から分岐され、前記払出手段から排出された遊技球を前記島設備に戻すための排出通路と、前記案内通路及び前記排出通路の分岐点に設けられ、前記分岐点の上流側から流下してくる遊技球を前記案内通路に案内する第1位置、及び前記排出通路に案内する第2位置に選択的に切替可能な切替弁と、遊技上の利益を不正に取得する不正行為が行われた否かを検知する不正行為検知手段と、前記不正行為検知手段により不正行為が検知されるまでは前記切替弁を前記第1位置に切り替え、不正行為が検知されたときに前記切替弁を前記第2位置へ切り替える切替制御手段と、前記不正行為が検知されたときに、前記島設備から前記貯留タンクへの遊技球の供給を遮断する遮断手段と、前記不正行為が検知されたときに、前記貯留タンク内及び前記払出手段の上流側の前記案内通路内の全遊技球を、前記払出手段がその下流側に排出するように当該払出手段を制御する払出制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のパチンコ機は、不正行為が検知されたときに、貯留タンク内及び払出手段の上流側の案内通路内の全遊技球を排出通路へ送るとともに、島設備から貯留タンクへの遊技球の供給を遮断するようにしたので、貯留タンク及びパチンコ機本体内の遊技球を全て島設備へ排出することができ、さらに遊技球が全て排出された状態を維持することができる。その結果、不正行為による遊技球の獲得を完全に阻止することができる。
島設備に配設されたパチンコ機の斜視図である。 前面扉が開放されているパチンコ機の斜視図である。 パチンコ機本体内における遊技球の移動経路(案内通路、払出装置、及び排出通路)を説明するための説明図である。 賞球払出位置(A)と、球抜き位置(B)とに切替可能な切替弁を説明するための説明図である。 収納位置(A)と、突出位置(B)とにスライド移動可能なシャッタ板を説明するための説明図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 パチンコ機10における不正行為の防止処理の流れを示したフローチャートである。
図1に示すように、パチンコ店などの遊技場に設けられる遊技設備は、島設備9と、この島設備9に取り付けられたパチンコ機10とで構成されている。なお、図中では島設備9に1台のパチンコ機が取り付けられる構成になっているが、複数のパチンコ機10が取り付けられていてもよい。島設備9は、パチンコ機10に遊技球を供給するとともに、パチンコ機10のメンテナンス時や後述する不正行為検知時などに、パチンコ機10から排出された遊技球を回収する。
パチンコ機10は、パチンコ機本体11と、パチンコ機本体11の前面に回動自在に取り付けられた前面扉12と、パチンコ機本体11の内部に取り付けられた遊技盤13とを備えている。遊技盤13の盤面上には遊技領域13aが形成されており、打ち出された遊技球は遊技領域13aを流下する。遊技領域13aには始動入賞口14と通常入賞口15とが設けられている。遊技球が各入賞口14,15に入賞すると予め決められた個数の遊技球が賞球として払い出される。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、当たりまたはハズレを決定する当たり抽選が行われる。この当たり抽選に当選すると、遊技領域13aの下方に設けられたアタッカ16が所定回数開放される大当たりゲームが実行される。アタッカ16が開放されると、遊技球の大半がその内面で大入賞口に案内され、多数の賞球を得ることができる。
遊技領域13aの略中央部には、センター役物17が設けられている。センター役物17には、液晶ディスプレイ(以下、LCDという)18が組み込まれている。LCD18の画面には、当たり抽選の結果を表示する図柄や演出画像などの各種画像が表示される。前面扉12の前面下部には、遊技球を遊技領域13aに発射するときに回動操作する発射ハンドル20や、払出し口21から払い出された遊技球を貯留する受け皿22が設けられている。
前面扉12を開放し、かつ遊技盤13を取り外した状態を示す図2において、パチンコ機本体11の背面上部には、島設備9の球供給装置9a(図5参照)から供給される遊技球を貯留する貯留タンク24が設けられている。この貯留タンク24の底面には、遊技球の排出口が形成されている。パチンコ機本体11内における遊技盤13の背面側には、貯留タンク24内の遊技球を受け皿22に払い出すための案内通路25と払出装置(払出手段)26とが設けられているとともに、遊技球を島設備9へ排出するための排出通路27が設けられている。なお、遊技盤13の背面側には、図示は省略するが各種制御基板等が設けられている。
図3に示すように、案内通路25は、貯留タンク24に貯留された遊技球を受け皿22に案内する。案内通路25は、下り傾斜した下り傾斜部と、略鉛直下方に延びた鉛直部とから構成されている。この案内通路25の一端部は、貯留タンク24の排出口に接続している。また、案内通路25の他端部の開口部は、払出し口21に接続している。
払出装置26は、案内通路25の途中に設けられており、始動入賞口14や通常入賞口15等の各入賞口に遊技球が入賞した際に作動して、規定数の遊技球を賞球として払い出す。この払出装置26は、鉛直方向に延びた筒状の装置本体26aと、この装置本体26a内に収納されたスプロケット28とから構成されている。装置本体26aの上面には、貯留タンク24から案内通路25を介して供給される遊技球を受け入れる受入口が形成されている。また、装置本体26aの底面には、遊技球の排出口が形成されており、この排出口には案内通路25が接続している。
スプロケット28は、略円板形状を有しており、その外周面には球受け部が等間隔で形成されている。スプロケット28は、例えばモータ、ギヤ等からなるスプロケット駆動機構30(図6参照)により回転される。スプロケット28は、回転しながら装置本体26a内に貯留された遊技球(例えば10個〜12個)を球受け部に一球ずつ受けて一旦収容するとともに、収容された遊技球を通路下流側へ1球ずつ送り出す。スプロケット28の回転を制御することで、払出装置26から払い出す遊技球の数を制御することができる。
排出通路27は、案内通路25における払出装置26の下流側から分岐されており、島設備9の球回収装置9bに接続している。排出通路27は、貯留タンク24内やパチンコ機本体11内の遊技球を球回収装置9bへ排出するための通路である。球回収装置9bで回収された遊技球は、島設備9内で洗浄された後、球供給装置9aから貯留タンク24へ供給される。
案内通路25における排出通路27との分岐点の下流側には、賞球センサ31が設けられている。賞球センサ31は、遊技球が通過するたびに球検知信号をCPU41(図6参照)へ出力する。
案内通路25と排出通路27との分岐点には、切替弁32が設けられている。切替弁32は、図4(A)に示すように分岐点の上流側から流下してくる遊技球を案内通路25に案内する賞球払出位置(第1位置)と、(B)に示すように排出通路27に案内する球抜き位置(第2位置)とに選択的に切替可能である。切替弁32の切り替えは、例えばモータやギヤなどから構成される弁駆動機構33(図6参照)により制御される。
図5(A),(B)に示すように、パチンコ機本体11の上端部には、シャッタ板35がスライド移動自在に取り付けられている。このシャッタ板35は、パチンコ機本体11の後方に向けて下り傾斜となっている。
シャッタ板35は、パチンコ機本体11内に収納された収納位置と、パチンコ機本体11からその後方に突出した突出位置との間でスライド移動可能である。(A)に示すように、収納位置は、シャッタ板35が球供給装置9aによる貯留タンク24への遊技球の供給を妨げない位置である。また、(B)に示すように、突出位置は、シャッタ板35が貯留タンク24の上面(開口部)を覆うことにより、球供給装置9aから貯留タンク24への遊技球の供給を遮断する位置である。シャッタ板35のスライド移動は、例えばモータ、ギヤ等からなるシャッタ駆動機構36(図6参照)により制御される。
図6に示すように、パチンコ機10の各部の動作は、メイン制御基板38とサブ制御基板39とにより制御される。メイン制御基板38は、パチンコ機10の出玉に関する制御(当たり抽選、賞球の払い出し、アタッカ16の駆動等)を行う。サブ制御基板39は、メイン制御基板38からの指令を受けてLCD18の動作を制御することで、演出画像表示などのパチンコ機10の演出に係る制御を行う。
メイン制御基板38には、CPU41とメモリ42とが設けられている。CPU41は、メモリ42のROM領域に格納された各種プログラムを読み出して実行することにより、出玉に関する制御を含むパチンコ機10の基本的な動作に係る処理を行う。メモリ42のRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
CPU41には、上述のスプロケット駆動機構30、賞球センサ31、弁駆動機構33、シャッタ駆動機構36の他に、始動入賞センサ44、通常入賞センサ45、大入賞口センサ46、アタッカ駆動機構47、磁力検知センサ(不正行為検知手段)48、振動検知センサ(不正行為検知手段)49等が接続されている。通常入賞センサ45、始動入賞センサ44、及び大入賞口センサ46は、それぞれ始動入賞口14、通常入賞口15、大入賞口(図示せず)に入賞した遊技球を検知し、検知信号をCPU41に送る。
アタッカ駆動機構47は、当たり抽選で当選役に当選した時に、アタッカ16を規定回数だけ開放させる。遊技球発射装置50は、図示しない発射制御基板により制御され、発射ハンドル20の回動操作が行われた時に遊技領域13aに遊技球を1球ずつ発射する。
磁力検知センサ48は、例えば遊技盤13の背面に設けられている、あるいは遊技盤13の盤面に埋設されている。なお、磁力検知センサ48の取り付け位置・個数は特に限定されない。磁力検知センサ48は、パチンコ機10の外部から磁石等によって遊技領域13a上の遊技球に印加される磁力(例えば遊技領域13aを流下する遊技球が始動入賞口14等に入賞するように、遊技球に印加された磁力)を検知して、磁力検知信号をCPU41へ出力する。
振動検知センサ49は、磁力検知センサ48と同様に、例えば遊技盤13の背面に設けられている、あるいは遊技盤13の盤面に埋設されている。なお、振動検知センサ49の取り付け位置・個数も特に限定されない。この振動検知センサ49は、パチンコ機10に外部から加えられた振動(例えば、遊技領域13aを流下する遊技球が始動入賞口14等に入賞するように、パチンコ機10を故意に叩くことにより、パチンコ機10に加えられた振動)を検知して、振動検知信号をCPU41へ出力する。
CPU41は、各センサ31,44〜47,48,49から入力される信号等に基づいて、メモリ42から読み出した各種プログラムやデータを逐次実行することで、当たり抽選部52、停止図柄抽選部53、賞球払出制御部(払出制御手段)54、払出球数カウント部(不正行為検知手段)55、不正行為判定部56、弁切替制御部(切替制御手段)57、シャッタ駆動制御部58として機能する。
当たり抽選部52は、始動入賞センサ44からの検知信号がCPU41に入力された時に、乱数を利用した当たり抽選を行い、当たり(当選役)またはハズレを決定する。当たり抽選では、その抽選時に抽出された乱数が当たり判定テーブルと比較され、抽出された乱数が当たり乱数か否かを判定することで当たりか否かが決定される。停止図柄抽選部53は、当たり抽選の結果に応じて乱数を利用した停止図柄抽選を行い、図柄の変動表示後に停止させる図柄の組み合わせを決定する。
賞球払出制御部54は、各入賞口14,15(大入賞口も含む)に遊技球が入賞したときに、スプロケット駆動機構30を作動させてスプロケット28を回転させることにより、払出装置26から規定数の遊技球を賞球として払い出させる。そして、賞球払出制御部54は、規定数の賞球の払い出しが完了したときに、スプロケット28の回転を停止させる。
払出球数カウント部55は、賞球センサ31から出力される球検知信号に基づき、例えば1分間当たりに賞球として払い出される遊技球の数をカウントする。このカウント結果は、不正行為判定部56に出力される。
不正行為判定部56は、磁力検知センサ48から入力される磁力検知信号、振動検知センサから入力される振動検知信号、及び払出球数カウント部55から入力されるカウント結果に基づき、不正行為(ゴト行為)が行われたか否かを判定する。不正行為判定部56は、パチンコ機10(遊技盤13)に加えられた磁力または振動の大きさがそれぞれ所定のしきい値を超えたときに、不正行為が行われていると判定する。
また、不正行為判定部56は、払出球数カウント部55からのカウント結果に基づき、遊技釘に対する不正行為(遊技釘を折り曲げるなどの遊技釘の植設状態を変更する行為であり、いわゆる釘曲げ)が行われたか否かを判定する。具体的には、通常時のカウント結果が例えば15〜30個であるので、不正行為判定部56は、カウント結果が50個を超えたときに不正行為が行われたと判定する。
このように不正行為判定部56は、外部から加えられた磁力がしきい値を超えた場合、外部から加えられた振動の大きさがしきい値を超えた場合、1分間当たりの賞球の払出し数が50個を超えた場合の少なくともいずれか一つの条件が満たされたときに、不正行為が行われていると判定する。
弁切替制御部57は、不正行為判定部56の判定結果に基づき、弁駆動機構33を制御して、切替弁32を賞球払出位置と球抜き位置とのいずれかに選択的に切り替える。弁切替制御部57は、不正行為が行われたと判定されるまでは、弁駆動機構33を制御して切替弁32を賞球払出位置にセットさせる。そして、弁切替制御部57は、不正行為が行われたと判定されたときに、弁駆動機構33を制御して切替弁32を球抜き位置にセットさせる。
シャッタ駆動制御部58は、不正行為判定部56の判定結果に基づき、シャッタ駆動機構36を制御して、シャッタ板35を収納位置と突出位置とのいずれかに選択的に移動させる。弁切替制御部57は、不正行為が行われていると判定されるまでは、シャッタ駆動機構36を制御してシャッタ板35を収納位置にセットさせる。そして、シャッタ駆動制御部58は、不正行為が行われたと判定されたときに、シャッタ駆動機構36を制御してシャッタ板35を突出位置に移動させる。
また、上述の賞球払出制御部54は、不正行為が行われていると判定されて、切替弁32及びシャッタ板35がそれぞれ球抜き位置、突出位置にセットされたときに、スプロケット駆動機構30を作動させてスプロケット28を回転させる。これにより、貯留タンク24内及びパチンコ機本体11(払出装置26の上流側の案内通路25)内の遊技球が払出装置26から強制的に排出される。このスプロケット28の回転は、パチンコ店の店員が所定の停止操作を行うまで、あるいは貯留タンク24内及びパチンコ機本体11内の遊技球が全て排出されるのに十分な時間が経過するまで継続する。
次に、図7のフローチャートを用いて、上記構成のパチンコ機10における不正行為の防止処理の流れについて説明を行う。店員がパチンコ機10の電源をONすると、CPU41からの指令に基づき、磁力検知センサ48による磁力の測定と、振動検知センサ49による振動の測定とがそれぞれ開始される。また、電源ON時には、切替弁32及びシャッタ板35は、それぞれ賞球払出位置、収納位置にセットされている。
遊技者がパチンコ機10の発射ハンドル20を回動操作すると、遊技球が1球ずつ遊技領域13aに発射され、遊技がスタートする。遊技球が始動入賞口14や通常入賞口15に入賞した場合、始動入賞センサ44、通常入賞センサ45からCPU41へ検知信号が出力される。なお、始動入賞口14に遊技球が入賞した場合には当たり抽選が行われ、さらに当たり抽選に当選した場合は、大当たりゲームが実行される。
賞球払出制御部54は、各入賞センサから検知信号が入力されたときに、スプロケット駆動機構30を制御してスプロケット28を回転させることにより、払出装置26から規定数の遊技球を賞球として払い出させる。払出装置26から払い出された遊技球は、切替弁32により案内通路25の下流側に案内され後、払出し口21から受け皿22に払い出される。
この際に、賞球センサ31は、遊技球が通過するたびに球検知信号をCPU41へ出力する。そして、払出球数カウント部55は、賞球センサ31からの球検知信号に基づき、1分間当たりに賞球として払い出される遊技球の数をカウントし、このカウント結果を不正行為判定部56に出力する。
不正行為判定部56は、磁力検知センサ48からの磁力検知信号、振動検知センサ49からの振動検知信号、及び払出球数カウント部55からのカウント結果に基づき、外部から加えられた磁力がしきい値を超えたか否か、外部から加えられた振動の大きさがしきい値を超えたか否か、1分間当たりの賞球の払出し数が50個を超えたか否かをそれぞれ判定する。そして、不正行為判定部56は、これらの条件がいずれも満たされない場合は、不正行為は行われていないと判定する。この場合は、遊技が終了するまで上述の処理が繰り返される。
逆に、不正行為判定部56は、上述の各条件の少なくともいずれか一つが満たされたときは、不正行為が行われていると判定する。不正行為判定部56により不正行為が行われているとの判定がなされると、弁切替制御部57は、弁駆動機構33を制御して、切替弁32を賞球払出位置から球抜き位置に切り替える。
また、これと同時に、シャッタ駆動制御部58は、シャッタ駆動機構36を制御して、シャッタ板35を収納位置から突出位置に切り替える。これにより、球供給装置9aから貯留タンク24への遊技球の供給が遮断される。シャッタ板35は、パチンコ機本体11の後方に向けて下り傾斜となっているので、球供給装置9aから供給される遊技球は、シャッタ板35上に落下した後、このシャッタ板35の下り傾斜面に沿って流下して、パチンコ機10の背面側に落下する(図5(B)参照)。なお、パチンコ機10の背面側に落下した遊技球は、球回収装置9bにより回収される。
切替弁32の球抜き位置への切り替え、及びシャッタ板35の突出位置へのスライドが完了すると、賞球払出制御部54は、スプロケット駆動機構30を制御してスプロケット28を回転させる。これにより、貯留タンク24内の遊技球、及び払出装置26の上流側の案内通路25内の遊技球が、払出装置26からその下流側へ排出される。払出装置26から排出された遊技球は、切替弁32により排出通路27に案内された後、球回収装置9bにより回収される。スプロケット28の回転は、店員が所定の停止操作等を行うまで継続するため、貯留タンク24内及び案内通路25内の全遊技球が球回収装置9bにより回収される。このため、パチンコ機10の全遊技球を島設備9へ排出することができる。また、シャッタ板35により貯留タンク24への遊技球の供給は遮断されているため、遊技球が全て排出された状態を維持することができる。その結果、不正行為による遊技球の獲得を完全に阻止することができる。
また、不正行為判定部56により不正行為が行われていると判定されたときは、LCD18や、図示しないスピーカ及びLEDランプ等を制御して、ゴト行為が行われていることを店員に報知してもよい。
なお、パチンコ機10のメンテナンスや交換等を行う際に、遊技球を全てパチンコ機10から排出する必要がある場合は、パチンコ機10に設けられた図示しない球抜き操作部材が操作される。この球抜き操作部材が操作されると、上述の図7で説明した遊技球の排出処理と同様の処理が実行される。
上記実施形態では、外部から加えられた磁力の大きさ、外部から加えられた振動の大きさ、及び1分間当たりの賞球の払出し数に基づき、不正行為が行われているか否かを判定しているが、不正行為を検知・判定する方法は、特に限定されず各種方法を用いてよい。
上記実施形態では、不正行為検知時に遊技球が球回収装置9bに回収される際の経路と、メンテナンス時に遊技球が球回収装置9bに回収される際の経路とが同じであるが、両者は異なっていてもよい。例えば、払出装置26の装置本体26aにおけるスプロケット28よりも上方位置と、排出通路27とを別の第2排出通路で接続してもよい。この第2排出通路の装置本体26aに接続している側の端部には、例えば、開閉自在な弁が設けられている。弁は、球抜き操作部材が操作されたときに開放される。弁が開放されると、貯留タンク24内等の遊技球は、第2排出通路内へ導かれた後、排出通路27を経て球回収装置9bにて回収される。
上記実施形態では、不正行為が行われていると判定されたときに、シャッタ板35を用いて球供給装置9aから貯留タンク24への遊技球の供給を遮断しているが、不正行為検知時に貯留タンク24への遊技球の供給を遮断し、かつ不正行為検知時以外は貯留タンク24への遊技球の供給を許容するものであれば特に限定はされない。また、例えば、不正行為検知時に球供給装置9aの作動を停止させることにより、貯留タンク24への遊技球の供給を遮断するようにしてもよい。
9 島設備
10 パチンコ機
11 パチンコ機本体
21 払出し口
22 受け皿
24 貯留タンク
25 案内通路
26 払出装置(払出手段)
27 排出通路
28 スプロケット
32 切替弁
35 シャッタ板(遮断手段)
48 磁力検知センサ(不正行為検知手段)
49 振動検知センサ(不正行為検知手段)
54 賞球払出制御部(払出制御手段)
55 払出球数カウント部(不正行為検知手段)
57 弁切替制御部(切替制御手段)
58 シャッタ駆動制御部

Claims (1)

  1. パチンコ機本体の背面側に設けられ、パチンコ機が配設される島設備から供給される遊技球を貯留する貯留タンクと、前記パチンコ機本体内に設けられ、前記貯留タンクに貯留された遊技球を、パチンコ機本体の前面側に設けられた受け皿に案内する案内通路と、前記案内通路に設けられ、遊技球が入賞口に入賞したときに、所定個数の遊技球を前記受け皿に向けて払い出す払出手段とを備えるパチンコ機において、
    前記払出手段の下流側で前記案内通路から分岐され、前記払出手段から排出された遊技球を前記島設備に戻すための排出通路と、
    前記案内通路及び前記排出通路の分岐点に設けられ、前記分岐点の上流側から流下してくる遊技球を前記案内通路に案内する第1位置、及び前記排出通路に案内する第2位置に選択的に切替可能な切替弁と、
    遊技上の利益を不正に取得する不正行為が行われた否かを検知する不正行為検知手段と、
    前記不正行為検知手段により不正行為が検知されるまでは前記切替弁を前記第1位置に切り替え、不正行為が検知されたときに前記切替弁を前記第2位置へ切り替える切替制御手段と、
    前記不正行為が検知されたときに、前記島設備から前記貯留タンクへの遊技球の供給を遮断する遮断手段と、
    前記不正行為が検知されたときに、前記貯留タンク内及び前記払出手段よりも上流側の前記案内通路内の全遊技球を、前記払出手段がその下流側に排出するように当該払出手段を制御する払出制御手段と、
    を備えることを特徴とするパチンコ機。
JP2009174076A 2009-07-27 2009-07-27 パチンコ機 Pending JP2011024798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009174076A JP2011024798A (ja) 2009-07-27 2009-07-27 パチンコ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009174076A JP2011024798A (ja) 2009-07-27 2009-07-27 パチンコ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011024798A true JP2011024798A (ja) 2011-02-10

Family

ID=43634263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009174076A Pending JP2011024798A (ja) 2009-07-27 2009-07-27 パチンコ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011024798A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014018511A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技システムおよび遊技球循環装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014018511A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技システムおよび遊技球循環装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5643929B2 (ja) 遊技機
JP2011188893A (ja) 遊技台
JP3996362B2 (ja) 遊技機
JP2012187245A (ja) 遊技機
JP5764837B2 (ja) スロットマシン
JP2011024798A (ja) パチンコ機
JP5336231B2 (ja) スロットマシン
JP6047322B2 (ja) 遊技システムおよび遊技球循環装置
JP2007252758A (ja) 遊技機
JP2018099406A (ja) 遊技機
JP2011062428A (ja) スロットマシン
JP4365801B2 (ja) 遊技機
JP5368161B2 (ja) スロットマシン
JP4425820B2 (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2005118438A (ja) 遊技機
JP5368160B2 (ja) スロットマシン
JP2012105724A (ja) 球案内装置及び遊技機
JP5577621B2 (ja) スロットマシン
JP2006187539A (ja) 遊技機
JP5723573B2 (ja) パチンコ機
JP2008099860A (ja) 遊技機
JP2009011536A (ja) 遊技機
JP2014018510A (ja) 遊技システムおよび遊技球循環装置
JP2010259580A (ja) パチンコ機
JP2010094203A (ja) パチンコ機