JP2011023084A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波数動作化や高速化が可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】複数のメモリセルを有するSRAMコア47と、ロウアドレス及びカラムアドレスを含むアドレスをクロックに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスを順次出力するアドレスカウンタ41aと、アドレスカウンタ41aから出力されたアドレスにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスの前のアドレスを検知し、検知信号を出力するカウンタアドレス検知回路42aと、カウンタアドレス検知回路42aから出力される検知信号に応じて、メモリセルに接続されたビット線に対してプリチャージ動作を行うイコライズ制御回路46aとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数種類のメモリを1チップに集積した半導体記憶装置に関し、例えばクロック同期動作を有する半導体記憶装置に関するものである。
複数種類のメモリを1チップに集積した半導体記憶装置の一例として、OneNAND(登録商標)がある(例えば、特許文献1参照)。このOneNANDは、主記憶部としてのNAND型フラッシュメモリおよびバッファ部としてのSRAMなどを、1チップに集積したものである。さらに、OneNANDには、例えばNAND型フラッシュメモリとSRAMとの間のデータ転送を制御するために、ステートマシンを搭載したコントローラが用意されている。
OneNANDにおいては、SRAMの読み出し動作や書き込み動作中の選択ワード線の切り替え時に、ビット線をVDD電源の電圧レベルにプリチャージ及びイコライズする必要がある。このプリチャージ及びイコライズの起動制御は、外部から供給されるクロックCLKに同期して生成されるクロックCPを受けて変化するカウンタアドレスで起動している。このため、プリチャージ及びイコライズが開始されるまでの時間が、動作周波数やアクセスタイムを悪化させている。
すなわち、SRAMの読み出し動作や書き込み動作中の選択ワード線の切り替え時に、ビット線をプリチャージ及びイコライズする必要があるOneNAND等の半導体記憶装置においては、ロウアドレスが切り替わってからプリチャージ及びイコライズが起動されるまでに掛かる時間が、動作周波数、アクセスタイム、及び内部データ転送を悪化させる要因となっている。
特開2006−286179号公報
本発明は、高周波数動作化や高速化が可能な半導体記憶装置を提供する。
本発明の第1の実施態様の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを有するメモリアレイと、ロウアドレス及びカラムアドレスを含むアドレスをクロックに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスを順次出力するアドレスカウンタと、前記アドレスカウンタから出力された前記アドレスにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスの前のアドレスを検知し、検知信号を出力するアドレス検知回路と、前記アドレス検知回路から出力される前記検知信号に応じて、前記メモリセルに接続された前記ビット線に対してプリチャージ動作を行う制御回路とを具備することを特徴とする。
本発明の第2の実施態様の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを有するメモリアレイと、ロウアドレス及びカラムアドレスを含むアドレスをクロックに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスを順次出力するアドレスカウンタと、前記アドレスカウンタから出力された前記アドレスにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスの前のアドレスを検知し、検知信号を出力するアドレス検知回路と、前記アドレス検知回路から前記検知信号が出力されている期間に、前記クロックに同期した起動信号を出力するクロック同期回路と、前記クロック同期回路から出力される前記起動信号に応じて、前記メモリセルに接続された前記ビット線に対してプリチャージ動作を行う制御回路とを具備することを特徴とする。
本発明の第3の実施態様の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを有するメモリアレイと、ロウアドレス及びカラムアドレスを含むアドレスをクロックに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスを順次出力するアドレスカウンタと、前記アドレスカウンタから出力された前記アドレスにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスが出力される契機となるクロックより前のクロックに応じて、検知信号を出力するアドレス検知回路と、前記アドレス検知回路から出力される前記検知信号に応じて、前記メモリセルに接続された前記ビット線に対してプリチャージ動作を行う制御回路とを具備することを特徴とする。
本発明の第4の実施態様の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを有するメモリアレイと、ロウアドレス及びカラムアドレスを含むアドレスをクロックに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスを順次出力するアドレスカウンタと、前記アドレスカウンタから出力された前記アドレスにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスが出力される契機となるクロックより前のクロックに応じて、検知信号を出力するアドレス検知回路と、前記アドレス検知回路から前記検知信号が出力されている期間に、前記クロックに同期した起動信号を出力するクロック同期回路と、前記クロック同期回路から出力される前記起動信号に応じて、前記メモリセルに接続された前記ビット線に対してプリチャージ動作を行う制御回路とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、高周波数動作化や高速化が可能な半導体記憶装置を提供することが可能である。
本発明の実施形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 実施形態におけるアクセスコントローラ内のプリチャージ及びイコライズ起動制御回路とその周辺回路の構成を示すブロック図である。 実施形態におけるSRAM内のSRAMセルアレイ及びロウデコーダの構成を示す回路図である。 実施形態におけるロウデコーダ内のワード線選択回路の構成を示す回路図である。 実施形態におけるロウデコーダ内のワード線コントロール回路の構成を示す回路図である。 実施形態におけるSRAMセルアレイに対する外部同期動作時のプリチャージ動作のタイミングチャートである。 実施形態におけるSRAMセルアレイに対する内部動作時のプリチャージ動作を示すタイミングチャートである。 比較例としてのSRAMセルアレイに対する外部同期動作時のプリチャージ動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の半導体記憶装置について説明する。ここでは、半導体記憶装置としてOneNANDを例に取る。説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[1]実施形態に係る半導体記憶装置の構成
図1は、本発明の実施形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
図示するように、この半導体記憶装置は、主記憶部(NAND部)としてのNAND型フラッシュメモリ1と、バッファ部(RAM部)としてのSRAM2と、NAND型フラッシュメモリ1およびSRAM2を制御する制御部(Controller部)としてのコントローラ3と、を1つのチップに集積したものである。
[1−1]NAND型フラッシュメモリ1の構成
NAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ(NAND Array)11、センスアンプ(S/A)12、ページバッファ(NAND Page Buffer)13、ロウデコーダ(Row Dec.)14、電圧供給回路(Voltage Supply)15、シーケンサ(NAND Sequencer)16、及びオシレータ(OSC)17,18を備える。
メモリセルアレイ11は、NAND型フラッシュメモリ1のセルアレイであり、ビット線とワード線との交差位置にマトリクス状に配置された複数のメモリセル(図示しない)を備えている。複数のメモリセルの各々は、例えば、半導体基板上にトンネル絶縁膜を介して順に積層された、浮遊ゲート電極、ゲート間絶縁膜、および制御ゲート電極を備える、積層ゲート構造を有するMOS型トランジスタによって構成される。
また、複数のメモリセルの各々は、例えば、浮遊ゲート電極に注入された電子の多寡による閾値電圧の変化に応じて、1ビットのデータを保持することが可能である。なお、閾値電圧の制御を細分化し、各々のメモリセルに2ビット以上のデータを保持する構成としてもよい。また、メモリセルは、窒化膜に電子をトラップさせる方式を用いたMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Silicon)構造であってもよい。
センスアンプ12は、メモリセルアレイ11の1ページ分のメモリセルのデータを読み出すものである。ここで、ページとはNAND型フラッシュメモリ1において一括してデータが書き込まれ、または読み出される単位を指す。例えば、同一のワード線に接続された複数のメモリセルが1ページを構成する。
ページバッファ13は、シーケンサ16の制御にしたがって、1ページ分の読み出しデータまたは書き込みデータを一時的に格納するものであり、例えば2KB+64Bの記憶容量を有している。
ロウデコーダ14は、メモリセルアレイ11のワード線を選択するためのデコーダである。
電圧供給回路15は、シーケンサ16の制御にしたがって、メモリセルアレイ11の読み出し、書き込み、および消去に必要な電圧(Internal Voltage)を生成し、ロウデコーダ14に供給するものである。
シーケンサ16は、アドレス/コマンド発生回路(NAND Add/Command Gen.)31で発行されたNAND型フラッシュメモリ1へのコマンド(Program/Load)を受けて、NAND型フラッシュメモリ1に対する書き込み(Program)、読み出し(Load)、または消去などの制御を行うものである。
オシレータ17は、シーケンサ16の内部制御回路のための内部クロックACLKを発生するものである。オシレータ18は、ステートマシン(OneNAND State Machine)32の内部制御回路のための内部クロックACLKを発生するものである。
[1−2]SRAM2の構成
SRAM2は、複数(この例の場合、3つ)のSRAMセルアレイ(Array)21a〜21c、複数のロウデコーダ(Row Dec.)22a〜22c、複数のセンスアンプ(S/A)23a〜23c、ECCバッファ24、ECCエンジン25、DQバッファ26、アクセスコントローラ27、バーストバッファ(Burst Read/Write buffer)28a,28b、およびユーザインターフェイス(I/F)29を備える。
SRAMセルアレイ21a〜21cは、それぞれ、NAND型フラッシュメモリ1へプログラムする書き込みデータ、または、NAND型フラッシュメモリ1からロードした読み出しデータを格納する。これらSRAMセルアレイ21a〜21cは、図示せぬ外部ホスト装置とやり取りするためのバッファメモリとして使用される。SRAMセルアレイ21a〜21cは、それぞれ、ワード線とビット線対との交差位置にマトリクス状に配置された複数のメモリセル(SRAMセル)を備える。
ロウデコーダ22a〜22cは、それぞれ、SRAMセルアレイ21a〜21cのワード線を選択するためのデコーダである。
センスアンプ23a〜23cは、それぞれ、SRAMセルのデータを読み出すためのものである。また、このセンスアンプ23a〜23cは、書き込みのための負荷としても機能する。
本実施形態の場合、例えば、SRAMセルアレイ21aは、バンク0の1バンク(1KB)で構成されたBootRAMとして機能するバッファメモリである。SRAMセルアレイ21bは、バンク0,1の2バンク(2KB)で構成されたDataRAM0として機能するバッファメモリであり、SRAMセルアレイ21cは、バンク0,1の2バンク(2KB)で構成されたDataRAM1として機能するバッファメモリである。なお、DataRAMは、2つ(DataRAM0,1)に限らず、さらに増設することも可能である。
ECCバッファ24は、SRAM2とページバッファ13との間に位置し、ECC処理(データロード時は誤り訂正/データプログラム時はパリティ発生)のために、一時的にデータを格納する。
ECCエンジン25は、ECCバッファ24に入力されたデータ(Data)の誤りを訂正するものであり、さらに訂正したデータ(Correct)を再びECCバッファ24に出力する。
DQバッファ26は、SRAMセルアレイ21a〜21cからのデータ読み出し(Read)、SRAMセルアレイ21a〜21cへのデータ書き込み(Write)を行うために、データを一時的に格納する。
アクセスコントローラ27は、ユーザインターフェイス29から入力されたアドレス(ADD<15:0>)および制御信号(/CE,/AVD,CLK,/WE,/OE)などを受け、内部の各回路に対して必要な制御を行うものである。
例えば、このアクセスコントローラ27は、クロックに同期して動作するクロック同期バーストリード機能およびクロック同期バーストライト機能を実行するための制御回路を備える。この制御回路は、クロック同期バーストリード時、およびクロック同期バーストライト時にバーストバッファ(Burst buffer0)28a,(Burst buffer1)28bを制御する。
バーストバッファ28a,28bは、それぞれ、データ読み出しまたはデータ書き込みのために、データを一時的に保存するバッファである。
ユーザインターフェイス29は、NOR型フラッシュメモリと同様のインターフェイス規格をサポートしており、外部ホスト装置からのアドレスおよび制御信号の入力、並びに、外部ホスト装置との間でのデータの入出力などを行う。
[1−3]コントローラ3の構成
コントローラ3は、アドレス/コマンド発生回路31、ステートマシン32、レジスタ33、CUI(Command User Interface)34、およびアドレス/タイミング発生回路(SRAM Add/Timing)35を備える。
アドレス/コマンド発生回路31は、内部シーケンス動作時に、必要に応じてNANDコア(NAND部)に対する、アドレスおよびコマンドなどの制御信号を生成するものである。
ステートマシン32は、アドレス/コマンド発生回路31よりコマンドが発行されたこと、または、CUI34からの内部コマンド信号を受けて、コマンドの種類に応じた内部シーケンス動作を制御する。
レジスタ33は、ファンクションの動作状態を設定するためのものであって、外部アドレス空間の一部を割り当てることにより、ユーザインターフェイス29を介して、外部ホスト装置によるアドレスまたはコマンドなどの制御信号の読み出しまたは書き込みが行われる。
CUI34は、レジスタ33の所定の外部アドレス空間にアドレスまたはコマンドなどの制御信号が書き込まれることで、ファンクション実行コマンドが与えられたことを認識し、内部コマンド信号を発行する。
アドレス/タイミング発生回路35は、内部シーケンス動作時に、必要に応じてSRAM2を制御するための、アドレスおよびタイミングなどの制御信号を生成するものである。
本実施形態においては、ページバッファ13とECCバッファ24との間が64bitのNANDデータバスによって接続されている。また、ECCバッファ24とDQバッファ26との間が64bitのECCデータバスによって接続されている。DQバッファ26とセンスアンプ23a〜23cとの間が64bitのSRAMデータバスによって接続されている。DQバッファ26と、バーストバッファ28a,28bおよびレジスタ33との間が64bit(4×16・I/O)のRAM/Registerデータバスによって接続されている。さらに、バーストバッファ28a,28bとユーザインターフェイス29との間がそれぞれ16bitのData Input/Output(DIN/DOUT)バスによって接続されている。
[1−4]ビット線プリチャージ及びイコライズ起動制御回路の構成
SRAM2内のアクセスコントローラ27は、ユーザインターフェイス29から入力されたアドレス(ADD<15:0>)および制御信号(CLK,/CE,/AVD,/WE,/OE)などを受け、SRAMセルアレイ(BootRAM、DataRAM0,1)21a〜21cに対して必要な制御を行う。アドレスADDは、ワード線を選択するためのロウアドレス、及びビット線を選択するためのカラムアドレスを含む。
アクセスコントローラ27は、ビット線プリチャージ及びイコライズ起動制御回路を備えている。このプリチャージ及びイコライズ起動制御回路は、SRAMセルアレイ21a〜21c内のメモリセルに接続されたワード線の選択の切り替えを行う時に、メモリセルに接続されたビット線をプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を制御する。このプリチャージ及びイコライズ(プリチャージ動作)では、ビット線対BL,/BLの電位がVDD電源によりVDD電圧にチャージされると共に、ビット線対BL,/BLの電位が等しい電位に設定される。
図2は、アクセスコントローラ27内のプリチャージ及びイコライズ起動制御回路と、その周辺回路の構成を示すブロック図である。
プリチャージ及びイコライズ起動制御回路は、アドレスカウンタ(EX)41a、アドレスカウンタ(IN)41b、カウンタアドレス検知回路(EX)42a、カウンタアドレス検知回路(IN)42b、内部クロック同期回路(EX)43a、内部クロック同期回路(IN)43b、アドレス遷移検知回路(EX)44a、アドレス遷移検知回路(IN)44b、バッファ(B)45a、バッファ(0)45b、バッファ(1)45c、イコライズ制御回路(B)46a、イコライズ制御回路(0)46b、及びイコライズ制御回路(1)46cを有する。SRAMコア47及びユーザインターフェイス29は、SRAM2に含まれている。
以下に、図2に示したビット線プリチャージ及びイコライズ起動制御回路の動作について説明する。
外部ホスト装置から入力されるクロック(外部クロック)に同期して行われる読み出し動作あるいは書き込み動作(外部同期動作)と、内部で発生するクロック(内部クロック)に同期して行われる読み出し動作あるいは書き込み動作(内部動作)に分けて記述する。
外部同期動作は、BootRAMあるいはDataRAM0,1とユーザインターフェイス29との間でデータのやり取りが行われる動作である。内部動作は、BootRAMあるいはDataRAM0,1とメモリセルアレイ11との間でデータのやり取りが行われる動作である。
図2において、(EX)は外部同期動作で使用される回路であることを示し、(IN)は内部動作で使用される回路であることを示す。また、(B)はBootRAMに対応する回路であることを示し、(0)、(1)はDataRAM0、DataRAM1にそれぞれ対応する回路であることを示す。
まず、プリチャージ及びイコライズ起動制御回路における外部同期動作を述べる。
アドレスADD<0:15>およびアドレスバリッド信号/AVDが、ユーザインターフェイス29に入力される。すると、ユーザインターフェイス29は、信号ATD_ADD<0:15>をアドレス遷移検知回路(EX)44aに出力する。アドレス遷移検知回路(EX)44aは、アドレスADDの切り替わりを検知して、信号ATD_EXをバッファ(B)45a、バッファ(0)45b、及びバッファ(1)45cに出力する。
ここで、バッファ(B)45a、バッファ(0)45b、及びバッファ(1)45cには、信号CMD_RAMWRITEB、信号CMD_RAMWRITE0、及び信号CMD_RAMWRITE1がそれぞれ入力されている。これら信号CMD_RAMWRITEB、CMD_RAMWRITE0、CMD_RAMWRITE1は、コントローラ部3内のレジスタ33から出力される信号であり、NAND型フラッシュメモリ1とSRAM2との間で行われる内部動作であることを指定する信号である。ここでは、信号CMD_RAMWRITEB、CMD_RAMWRITE0、CMD_RAMWRITE1は、内部動作でないこと、すなわち外部同期動作であることを指定する。
バッファ(B)45a、バッファ(0)45b、及びバッファ(1)45cは、信号ATD_EXを一時的に記憶してアドレス遷移検知信号RAMTDBn、RAMTD0n、RAMTD1nを、イコライズ制御回路(B)46a、イコライズ制御回路(0)46b、及びイコライズ制御回路(1)46cにそれぞれ出力する。
イコライズ制御回路(B)46a、イコライズ制御回路(0)46b、及びイコライズ制御回路(1)46cにはデコード信号が入力されており、このデコード信号によりイコライズ制御回路(B)46a、イコライズ制御回路(0)46b、及びイコライズ制御回路(1)46cのうち、1つの回路が選択される。
イコライズ制御回路(B)46a、イコライズ制御回路(0)46b、及びイコライズ制御回路(1)46cのうち、選択された回路は、アドレス遷移検知信号RAMTDBn、または信号RAMTD0n、信号RAMTD1nに応じて、メモリセルに接続されたビット線をプリチャージ及びイコライズするイコライズ信号EQLB、または信号EQL0、信号EQL1をSRAMコア47にそれぞれ出力する。
そして、SRAMコア47は、信号EQLB、または信号EQL0、信号EQL1に応じて、BootRAM、またはDataRAM0、DataRAM1内のビット線をそれぞれプリチャージ及びイコライズする。
また、ユーザインターフェイス29から出力された信号ATD_ADD<0:15>は、アドレスカウンタ(EX)41aに入力される。アドレスカウンタ(EX)41aには、この信号ATD_ADD<0:15>が入力されると共に、内部クロックCPおよびアドレスバリッド信号/AVDが入力されている。アドレスカウンタ(EX)41aは、アドレスATD_ADD<0:15>をカウンタアドレスとして記憶すると共に、アドレスAEXT<0:11>をSRAMコア47に出力する。
その後、所定のレイテンシが経過すると、アドレスカウンタ(EX)41aがイネーブルとなる。すると、アドレスカウンタ(EX)41aは、カウンタアドレスのカウントを開始する。すなわち、記憶していたカウンタアドレスを内部クロックCPに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスAEXT<0:11>をカウンタアドレス検知回路(EX)42aに順次出力する。これと同時に、アドレスAEXT<0:11>をSRAMコア47に出力する。
カウンタアドレス検知回路(EX)42aは、アドレスカウンタ(EX)41aから出力されるアドレスAEXT<0:11>において、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知して、すなわちワード線の選択が切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知して、信号AEXT_ROWTRIGとして所定パルスを内部クロック同期回路(EX)43aに出力する。
内部クロック同期回路(EX)43aは、信号AEXT_ROWTRIGの所定パルスが入力されている期間に、内部クロックCPに同期した信号F_CNTADD_EXをアドレス遷移検知回路(EX)44aに出力する。
アドレス遷移検知回路(EX)44aは、信号F_CNTADD_EXに応じて信号ATD_EXをバッファ(B)45a、バッファ(0)45b、及びバッファ(1)45cに出力する。
バッファ(B)45a、バッファ(0)45b、及びバッファ(1)45cの動作を含む以降の動作は前述と同様である。
次に、プリチャージ及びイコライズ起動制御回路における内部動作を述べる。
内部動作では、アドレスカウンタ(EX)41a、カウンタアドレス検知回路(EX)42a、内部クロック同期回路(EX)43a、およびアドレス遷移検知回路(EX)44aに換えて、アドレスカウンタ(IN)41b、カウンタアドレス検知回路(IN)42b、内部クロック同期回路(IN)43b、およびアドレス遷移検知回路(IN)44bがそれぞれ用いられる。その動作は前述した外部同期動作とほぼ同様であり、以下のようになる。
内部動作を起動する信号により、アドレスカウンタ(IN)41bがイネーブルとなる。すると、アドレスカウンタ(IN)41bは、カウンタアドレスのカウントを開始する。すなわち、記憶していたカウンタアドレスを内部クロックACLK_CPに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスAINT<0:11>をカウンタアドレス検知回路(IN)42bに順次出力する。これと同時に、アドレスAINT<0:11>をSRAMコア47に出力する。
カウンタアドレス検知回路(IN)42bは、アドレスカウンタ(IN)41bから出力されるアドレスAINT<0:11>において、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知して、すなわちワード線の選択が切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知して、信号AINT_ROWTRIGとして所定パルスを内部クロック同期回路(IN)43bに出力する。
内部クロック同期回路(IN)43bは、信号AINT_ROWTRIGの所定パルスが入力されている期間に、内部クロックCPに同期した信号F_CNTADD_INをアドレス遷移検知回路(IN)44bに出力する。
アドレス遷移検知回路(IN)44bは、信号F_CNTADD_INに応じて信号ATD_INをバッファ(B)45a、バッファ(0)45b、及びバッファ(1)45cに出力する。
バッファ(B)45a、バッファ(0)45b、及びバッファ(1)45cには、信号CMD_RAMWRITEB、信号CMD_RAMWRITE0、及び信号CMD_RAMWRITE1がそれぞれ入力されている。ここで、信号CMD_RAMWRITEB、CMD_RAMWRITE0、CMD_RAMWRITE1は、内部動作であることを指定する。
バッファ(B)45a、バッファ(0)45b、及びバッファ(1)45cは、信号ATD_INを一時的に記憶してアドレス遷移検知信号RAMTDBn、RAMTD0n、RAMTD1nを、イコライズ制御回路(B)46a、イコライズ制御回路(0)46b、及びイコライズ制御回路(1)46cにそれぞれ出力する。
イコライズ制御回路(B)46a、イコライズ制御回路(0)46b、及びイコライズ制御回路(1)46cにはデコード信号が入力されており、このデコード信号によりイコライズ制御回路(B)46a、イコライズ制御回路(0)46b、及びイコライズ制御回路(1)46cのうち、1つの回路が選択される。
イコライズ制御回路(B)46a、イコライズ制御回路(0)46b、及びイコライズ制御回路(1)46cのうち、選択された回路は、アドレス遷移検知信号RAMTDBn、または信号RAMTD0n、信号RAMTD1nに応じて、メモリセルに接続されたビット線をプリチャージ及びイコライズするイコライズ信号EQLB、または信号EQL0、信号EQL1をSRAMコア47にそれぞれ出力する。
そして、SRAMコア47は、信号EQLB、または信号EQL0、信号EQL1に応じて、BootRAM、またはDataRAM0、DataRAM1内のビット線をそれぞれプリチャージ及びイコライズする。
[1−4−1]SRAMコア47の構成
図2に示したSRAMコア47、すなわち図1に示したSRAMセルアレイ21a,21b,21cおよびロウデコーダ22a,22b,22cの構成について説明する。
図3は、SRAM2内のSRAMセルアレイ及びロウデコーダの構成を示す回路図である。なお、SRAMセルアレイ21a,21b,21cの構成は同一であり、ロウデコーダ22a,22b,22cの構成も同一であるため、SRAMセルアレイ21aとロウデコーダ22aの構成を説明し、その他の説明は省略する。
図3に示すように、SRAMセルアレイ21aは、ワード線WL<0>〜WL<n>とビット線対BL,/BLとの交差位置にマトリクス状に配置された複数のSRAMセル212を備える。
SRAMセル212の各々は、並列、かつ逆向きに接続された2個のC-MOSインバータを有する。各SRAMセル212は、ゲートがワード線WL<0>〜WL<n>にそれぞれ接続されたトランスファトランジスタ(N-MOSトランジスタ)211を個々に介して、ビット線対BL,/BLに接続されている。
また、SRAMセルアレイ21aには、イコライズ線/EQLとビット線対BL,/BLとの交差位置に、それぞれ、ビット線プリチャージ用トランジスタ213、およびイコライズ用トランジスタ214が設けられている。
ビット線プリチャージ用トランジスタ213は、P-MOSトランジスタからなり、ビット線対BL,/BLの電位をVDD電源によりプリチャージする。イコライズ用トランジスタ214は、P-MOSトランジスタからなり、ビット線対BL,/BLの電位をイコライズする、すなわち等しい電位にする。
ロウデコーダ22aは、ワード線(WL)選択回路221およびワード線(WL)コントロール回路222を有する。WL選択回路221は、ワード線WL<0>〜WL<n>ごとに配置され、アドレス<n:0>に基づいてワード線WL<0>〜WL<n>を選択する。WLコントロール回路222は、WL選択回路221およびイコライズ線/EQLを制御する。
WL選択回路221およびWLコントロール回路222は、プリチャージ及びイコライズ起動制御回路を含むアクセスコントローラ27の制御により、ビット線BL,/BLをプリチャージ及びイコライズする際に、ビット線BL,/BLの電位をVDD電源によりプリチャージすると同時に、対応するワード線WL<0>〜WL<n>の電位を一時的に“0”レベルに制御する。
図4は、ロウデコーダ22a内のWL選択回路221の構成を示す回路図である。
WL選択回路は、NAND素子2211およびインバータ2212を含む。NAND素子2211の入力端には、アドレス<n:0>および信号WLEDが入力される。NAND素子2211では、アドレス<n:0>に基づいてワード線WLが選択される。そして、NAND素子2211の出力は、インバータ2212を介して選択されたワード線に出力される。
図5は、ロウデコーダ22a内のWLコントロール回路222の構成を示す回路図である。
WLコントロール回路222は、インバータ2221,2222,2223、遅延回路2224、およびNAND素子2225,2226を含む。インバータ2221には、イコライズ信号EQLが入力され、信号EQLの反転信号であるイコライズ信号/EQLが出力される。
また、イコライズ信号EQLは、NAND素子2225の第1入力端に入力されると共に、遅延回路2224およびインバータ2222を介してNAND素子2225の第2入力端に入力される。NAND素子2225の出力は、NAND素子2226の第1入力端に入力され、その第2入力端にはワード線を起動する信号WLEが入力される。そして、NAND素子2226の出力は、インバータ2223を介して信号WLEDとして出力される。
[2]実施形態に係る半導体記憶装置の動作
[2−1]半導体記憶装置の基本的動作
ここでは、メモリセルアレイ11に書き込まれたデータを読み出す通常のリード動作について説明する。
通常のリード動作においては、まず、ユーザが外部ホスト装置からユーザインターフェイス29を通じて、ロードするデータのNANDアドレスおよびSRAMアドレスをレジスタ33に設定する。
また、ユーザが外部ホスト装置からユーザインターフェイス29を通じて、ロードコマンドをレジスタ33に設定する。レジスタ33にコマンドが書かれると、CUI34がファンクション実行コマンドであることを認識し、内部コマンド信号を生成する。この場合は、ロードコマンドが成立する。
このロードコマンドの成立を受けて、ステートマシン32が起動する。ステートマシン32は、必要な回路の初期化を行った後、アドレス/コマンド発生回路31にNAND部1に対するセンスコマンドを発行するように要求する。
すると、アドレス/コマンド発生回路31は、レジスタ33に設定されたNANDアドレスのデータをセンスさせるために、シーケンサ16へセンスコマンドを発行する。
このセンスコマンドを受けて、シーケンサ16が起動する。シーケンサ16は、必要な回路の初期化を行った後、指定されたNANDアドレスのセンス動作を行うために、電圧供給回路15、ロウデコーダ14、センスアンプ12、ページバッファ13を制御する。そして、メモリセルアレイ11よりロードしたセンスデータ(セルデータ)をページバッファ13に保存する。
また、シーケンサ16は、センスデータのページバッファ13への保存にともない、メモリセルアレイ11に対するセンス動作が終了したことを、ステートマシン33へ通知する。
この通知を受けたステートマシン32は、アドレス/コマンド発生回路31にリードコマンド(クロック)を発行するように要求する。
アドレス/コマンド発生回路31からのリードコマンドはシーケンサ16に送られ、そのリードコマンドを受けたシーケンサ16は、ページバッファ13をリード可能な状態にセットする。
こうして、ステートマシン32の要求により、アドレス/コマンド発生回路31からのリードコマンドをシーケンサ16へ発行することによって、NANDデータバスにページバッファ13内のデータを読み出し、そのデータをECCバッファ24へ転送させる。
この後、アドレス/タイミング発生回路35を介して、ステートマシン32からECC訂正開始制御信号が発行されることにより、ECCエンジン25は、ECCバッファ24からのデータの誤りを訂正し、その誤り訂正した後のデータをECCバッファ24に出力する。
そして、ECCバッファ24内の誤り訂正後のデータをECCデータバスに読み出し、DQバッファ26へと転送する。
DQバッファ26は、例えば、格納したデータをSRAMデータバスからセンスアンプ23bを経て、対応するSRAMセルアレイ21bに送る。SRAMセルアレイ21bでは、SRAMアドレスにしたがってデータ書き込みが行われる。
ユーザが、外部ホスト装置からユーザインターフェイス29を通じて、データを読み出すための制御信号を入力することにより、アクセスコントローラ27は、そのデータをSRAMセルアレイ21b内よりDQバッファ26に読み出す。そして、DQバッファ26に読み出されたデータは、例えばRAM/Registerデータバス、バーストバッファ28a、およびユーザインターフェイス29を介して、外部ホスト装置に出力される。以上により、通常のリード動作は終了する。
[2−2]半導体記憶装置のSRAM2における読み出し動作/書き込み動作
本実施形態の半導体記憶装置における、SRAMセルアレイ(BootRAM、DataRAM0,1)21a〜21cに対する読み出し動作及び書き込み動作について説明する。SRAMセルアレイに対する読み出し動作及び書き込み動作では、SRAMセルアレイ内のメモリセルに接続されたビット線対BL,/BLをプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作が行われる。ここでは、ビット線をプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作について詳述する。
以下に、外部クロックに同期して行われる外部同期動作と、内部クロックに同期して行われる内部動作に分けて記述する。外部同期動作は、BootRAMあるいはDataRAM0,1とユーザインターフェイス29との間でデータのやり取りが行われる動作である。内部動作は、BootRAMあるいはDataRAM0,1とメモリセルアレイ11との間でデータのやり取りが行われる動作である。
[2−2−1]外部同期動作
図6は、SRAMセルアレイ(BootRAM、またはDataRAM0、DataRAM1)に対する外部同期動作時のプリチャージ動作のタイミングチャートである。
まず、各信号について説明する。外部クロックCLKは外部から入力されるクロックである。内部クロックCPは、外部クロックに同期して内部で生成されるクロックである。アドレスAEXT<0:11>は、外部同期動作時にアドレスカウンタ(EX)41aによりインクリメントされて出力されるアドレスである。アドレス“00D(16進数)”からアドレス“011”までへの変化がアドレスの遷移を示し、この中で、アドレス“00F”からアドレス“010”への変化がロウアドレスの切り替わり、すなわちワード線の選択の切り替わりを示す。
信号AEXT_ROWTRIGは、アドレスカウンタ(EX)41aによりアドレスがインクリメントされて出力されたとき、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知して、カウンタアドレス検知回路(EX)42aから出力される信号である。
信号F_CNTADD_EXは、信号AEXT_ROWTRIGが出力されている期間に(ここでは、“H”のときに)、内部クロックCPに同期して内部クロック同期回路(EX)43aから出力される信号である。
信号RAMTDBn,RAMTD0n,RAMTD1nは、信号F_CNTADD_EXのパルスに応じて出力される信号である。
イコライズ信号EQLB,EQL0,EQL1は、SRAMセルアレイ(BootRAM、DataRAM0,1)内のメモリセルに接続されたビット線対BL,/BLのプリチャージ及びイコライズ(プリチャージ動作)を実行するための信号である。イコライズ信号/EQLB,/EQL0,/EQL1はその反転信号である。
信号WLEDは、選択されたワード線の電位を制御する信号である。信号WL<n>,WL<n+1>は、ワード線WL<n>,WL<n+1>にそれぞれ供給される信号である。信号BL,/BLは、ビット線BL,/BLにそれぞれ供給される信号である。信号INTは、内部動作または外部同期動作のいずれを行うかを示し、内部動作を行うときに“H”となる。
以下に、図6を参照して、外部同期動作を説明する。
同期動作では、内部クロックCPの立ち上がりエッジに同期して、アドレスカウンタ(EX)41aによりアドレスがインクリメントされ、インクリメントされたアドレスが順次出力される。
これらアドレスの切り替わりにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレス、すなわちワード線の選択が切り替わる1つ前のアドレスが検知されたとき、信号AEXT_ROWTRIGが“L”から“H”に立ち上がる。ここでは、信号AEXT_ROWTRIGは、アドレス“00E”からアドレス“00F”への変化が検知されたとき、“L”から“H”になり、アドレス“00F”からアドレス“010”への変化が検知されたとき、“H”から“L”になる。
信号AEXT_ROWTRIGが“H”の期間に、内部クロックCPが“L”から“H”に立ち上がると、その立ち上がりエッジに同期して信号F_CNTADD_EXが所定期間“H”となる。すなわち、信号F_CNTADD_EXとして“H”パルスが出力される。さらに、信号F_CNTADD_EXの“H”パルスに応じて、信号RAMTDBn,RAMTD0n,RAMTD1nが所定期間“L”となる。すなわち、“L”パルスが出力される。
次に、信号RAMTDBn,RAMTD0n,RAMTD1nの立ち下がりエッジに応じて、イコライズ信号EQLB,EQL0,EQL1が所定期間“H”となり、イコライズ信号/EQLB,/EQL0,/EQL1は、所定期間“L”となる。
これにより、ビット線対BL,/BLのプリチャージ及びイコライズ(プリチャージ動作)が開始され、所定時間経過後に終了する。このとき、選択されていたワード線WL<n>が非選択となり、ワード線WL<n>の電位が“L”となる。続いて、ワード線WL<n+1>が選択され、ワード線WL<n+1>の電位が“H”となる。そして、センスアンプによる動作が開始される。
外部同期動作では、クロックに同期して動作する読み出し動作及び書き込み動作において、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスが出力されたことを検知して、ビット線をプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を起動する。また、ロウアドレスが切り替わるアドレスが出力される契機となるクロックの1つ前のクロックに応じて、プリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を起動してもよい。
これにより、ワード線の選択の切り替わり時に行うプリチャージ動作を1クロック分早めることができ、読み出し動作及び書き込み動作を高周波数動作化および高速化することができる。なおここでは、プリチャージ動作を1クロック分早める例を示したが、0.5あるいは1.5クロック分早めることも可能である。
また、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知した検知信号が出力されている期間に、内部クロックに同期してプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を起動する。これにより、1クロック前のデータの破壊を防止でき、さらにワード線の誤選択も防止できる。
[2−2−2]内部動作
図7は、SRAMセルアレイに対する内部動作時のプリチャージ動作を示すタイミングチャートである。
ここでは、半導体記憶装置内で生成された内部クロックACLKに同期したロード及びプログラムについて説明する。ロードは、NAND型フラッシュメモリ1からSRAM2にデータを読み出す動作である。プログラムは、SRAM2からNAND型フラッシュメモリ1にデータを書き込む動作である。
図6に示した、外部クロックCLK、内部クロックCP、アドレスAEXT、信号AEXT_ROWTRIG、および信号F_CNTADD_EXが、図7に示すように、それぞれ内部クロックACLK、内部クロックACLK_CP、アドレスAINT、信号AINT_ROWTRIG、および信号F_CNTADD_INに換わる。さらに、内部動作であることを指定する信号INTが、“H”となる。その他の動作は、前述した外部同期動作と同様であるため、説明は省略する。
内部動作においても、外部同期動作と同様に、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスが出力されたことを検知して、ビット線をプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を起動する。また、ロウアドレスが切り替わるアドレスが出力される契機となるクロックの1つ前のクロックに応じて、プリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を起動してもよい。
これにより、ワード線の選択の切り替わり時に行うプリチャージ動作を1クロック分早めることができ、読み出し動作及び書き込み動作を高周波数動作化および高速化することができる。これによって、半導体記憶装置の内部におけるデータ転送を高速化できる。なおここでは、プリチャージ動作を1クロック分早める例を示したが、0.5あるいは1.5クロック分早めることも可能である。
また、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知した検知信号が出力されている期間に、内部クロックに同期してプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を起動する。これにより、1クロック前のデータの破壊を防止でき、さらにワード線の誤選択も防止できる。
[3]実施形態の効果
本実施形態の効果をわかりやすく説明するために、図8に比較例としてのプリチャージ動作のタイミングチャートを示す。
図示するように、この比較例では、アドレス“00F”からアドレス“010”への変化を検知して、すなわちロウアドレスが切り替わるアドレスを検知して、信号CNT_ADD及び信号RAMTDを経て、イコライズ信号EQLを起動している。つまり、ワード線の選択の切り替わりを検知し、この検知信号を用いてビット線をプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を起動している。
これに対して、前述したように本実施形態では、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知して、ビット線をプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を起動する。
これにより、比較例に比べて、プリチャージ動作を起動するまでの時間を早めることができる。この結果、ワード線の選択の切り替わり時に生じていたタイムラグを低減でき、読み出し動作及び書き込み動作を高周波数動作化および高速化することができる。
また、本実施形態では、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知した検知信号が出力されている期間に、内部クロックに同期してプリチャージ及びイコライズするプリチャージ動作を起動する。これにより、1クロック前のデータを破壊することなく、またワード線の誤選択を防止しつつ、ビット線のプリチャージ動作を早く起動することができる。この場合、プリチャージ動作を起動するまでの時間を、比較例に比べて1/2クロック程度早めることができる。この結果、半導体記憶装置において最適な高速化が設定可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、カウンタアドレス検知回路を追加することにより、内部クロックでカウントアップするカウンタアドレスの検知が可能になる。図6及び図7に示したタイミングチャートは、アドレス“00E(16進数)”からアドレス“00F”への切り替わりを、カウンタアドレス検知回路により検知させた場合であり、これによりビット線に対して行うプリチャージ及びイコライズの起動を1/2クロック程度早めることができる。
さらに、内部クロック同期回路を追加することにより、内部クロックに同期させてプリチャージ及びイコライズを行うことで、1クロック前のリードデータまたはライトデータを保証することができる。また、アドレス確定後に、プリチャージ及びイコライズを開始することにより、ワード線の誤選択を防止することができる。
以上により、ビット線をプリチャージ及びイコライズする起動を早めることにより、選択ワード線の切り替わり時に悪化していた動作周波数やアクセスタイムを改善すること、すなわち動作周波数を高めることやアクセスタイムを高速化することが可能である。
なお、前述した実施形態は唯一の実施形態ではなく、前記構成の変更あるいは各種構成の追加によって、様々な実施形態を形成することが可能である。さらに、前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、実施形態において開示した複数の構成要件の適宜な組み合わせにより、種々の段階の発明を抽出することも可能である。
1…NAND型フラッシュメモリ、2…SRAM、3…コントローラ、11…メモリセルアレイ、12…センスアンプ、13…ページバッファ、14…ロウデコーダ、15…電圧供給回路、16…シーケンサ、17,18…オシレータ、21a〜21c…SRAMセルアレイ、22a〜22c…ロウデコーダ、23a〜23c…センスアンプ、24…ECCバッファ、25…ECCエンジン、26…DQバッファ、27…アクセスコントローラ、28a,28b…バーストバッファ、29…ユーザインターフェイス、31…アドレス/コマンド発生回路、32…ステートマシン、33…レジスタ、34…CUI(Command User Interface)、35…アドレス/タイミング発生回路、41a…アドレスカウンタ(EX)、41b…アドレスカウンタ(IN)、42a…カウンタアドレス検知回路(EX)、42b…カウンタアドレス検知回路(IN)、43a…内部クロック同期回路(EX)、43b…内部クロック同期回路(IN)、44a…アドレス遷移検知回路(EX)、44b…アドレス遷移検知回路(IN)、45a…バッファ(B)、45b…バッファ(0)、45c…バッファ(1)、46a…イコライズ制御回路(B)、46b…イコライズ制御回路(0)、46c…イコライズ制御回路(1)。

Claims (8)

  1. 複数のメモリセルを有するメモリアレイと、
    ロウアドレス及びカラムアドレスを含むアドレスをクロックに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスを順次出力するアドレスカウンタと、
    前記アドレスカウンタから出力された前記アドレスにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスの前のアドレスを検知し、検知信号を出力するアドレス検知回路と、
    前記アドレス検知回路から出力される前記検知信号に応じて、前記メモリセルに接続された前記ビット線に対してプリチャージ動作を行う制御回路と、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 複数のメモリセルを有するメモリアレイと、
    ロウアドレス及びカラムアドレスを含むアドレスをクロックに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスを順次出力するアドレスカウンタと、
    前記アドレスカウンタから出力された前記アドレスにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスの前のアドレスを検知し、検知信号を出力するアドレス検知回路と、
    前記アドレス検知回路から前記検知信号が出力されている期間に、前記クロックに同期した起動信号を出力するクロック同期回路と、
    前記クロック同期回路から出力される前記起動信号に応じて、前記メモリセルに接続された前記ビット線に対してプリチャージ動作を行う制御回路と、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記アドレス検知回路は、ロウアドレスが切り替わるアドレスの1つ前のアドレスを検知し、検知信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 複数のメモリセルを有するメモリアレイと、
    ロウアドレス及びカラムアドレスを含むアドレスをクロックに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスを順次出力するアドレスカウンタと、
    前記アドレスカウンタから出力された前記アドレスにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスが出力される契機となるクロックより前のクロックに応じて、検知信号を出力するアドレス検知回路と、
    前記アドレス検知回路から出力される前記検知信号に応じて、前記メモリセルに接続された前記ビット線に対してプリチャージ動作を行う制御回路と、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 複数のメモリセルを有するメモリアレイと、
    ロウアドレス及びカラムアドレスを含むアドレスをクロックに同期してインクリメントし、インクリメントしたアドレスを順次出力するアドレスカウンタと、
    前記アドレスカウンタから出力された前記アドレスにおいて、ロウアドレスが切り替わるアドレスが出力される契機となるクロックより前のクロックに応じて、検知信号を出力するアドレス検知回路と、
    前記アドレス検知回路から前記検知信号が出力されている期間に、前記クロックに同期した起動信号を出力するクロック同期回路と、
    前記クロック同期回路から出力される前記起動信号に応じて、前記メモリセルに接続された前記ビット線に対してプリチャージ動作を行う制御回路と、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 前記アドレス検知回路は、ロウアドレスが切り替わるアドレスが出力される契機となるクロックより1つ前のクロックに応じて、検知信号を出力することを特徴とする請求項4または5に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記プリチャージ動作は、前記メモリアレイに設けられたワード線の選択が切り替わる際、前記ビット線をプリチャージ及びイコライズする動作であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  8. 前記メモリアレイはSRAMセルアレイで構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の半導体記憶装置。
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