JP2011020937A - 毛髪処理剤組成物、及び毛髪処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】毛髪内部を補修できる毛髪処理剤組成物、及び毛髪処理方法を提供すること。
【解決手段】化学式(1)で表されるA成分を含むことを特徴とする毛髪処理剤組成物。化学式(1)において、Rは化学式(2)で表される基であり、nは、2〜10のうちのいずれかの整数である。化学式(1)において、X-はCl-、Br-、I-のうちのいずれかである。前記毛髪処理剤組成物100重量部に対し、前記A成分の含有量は、0.001〜5.0重量部であることが好ましい。本発明の毛髪処理剤組成物は、染毛剤の前処理剤、パーマ剤の前処理剤、染毛剤の後処理剤、パーマ剤の後処理剤として用いることができる。
【選択図】なし
【解決手段】化学式(1)で表されるA成分を含むことを特徴とする毛髪処理剤組成物。化学式(1)において、Rは化学式(2)で表される基であり、nは、2〜10のうちのいずれかの整数である。化学式(1)において、X-はCl-、Br-、I-のうちのいずれかである。前記毛髪処理剤組成物100重量部に対し、前記A成分の含有量は、0.001〜5.0重量部であることが好ましい。本発明の毛髪処理剤組成物は、染毛剤の前処理剤、パーマ剤の前処理剤、染毛剤の後処理剤、パーマ剤の後処理剤として用いることができる。
【選択図】なし
Description
本発明は、毛髪処理剤組成物、及び毛髪処理方法に関する。
毛髪は、日常のヘアケア・ヘアメイク行動により多くの損傷を受けている。近年では、おしゃれ意識の高揚によりヘアカラー・ヘアブリーチやパーマ等の使用頻度が増加し、薬剤による化学的処理も毛髪損傷の一因となっている。また、濡れた毛髪の乾燥手段として用いるハンドドライヤーも毛髪損傷の大きな原因となり、熱による構造変化を招き強度低下や保水能低下を引き起こしている。
損傷した毛髪を柔らかくし、感触を向上させるために、カチオン性界面活性剤を配合した毛髪処理剤組成物を用いることが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、カチオン性界面活性剤のみでは、毛髪内部を十分に補修することができない。毛髪内部の補修が十分でないと、毛髪が膨潤し、たんぱく質が流出し易くなってしまう。また、毛髪の引っ張り強度が低下してしまう。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、毛髪内部を補修できる毛髪処理剤組成物、及び毛髪処理方法を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、
化学式(1)で表されるA成分を含むことを特徴とする毛髪処理剤組成物を要旨とする。
化学式(1)で表されるA成分を含むことを特徴とする毛髪処理剤組成物を要旨とする。
化学式(1)において、Rは化学式(2)で表される基であり、nは、2〜10のうちのいずれかの整数である。化学式(1)において、X-はCl-、Br-、I-のうちのいずれかである。
本発明の毛髪処理剤組成物は、A成分を有することにより、毛髪内部の損傷を補修し、その結果として、毛髪の膨潤を抑制することができる。また、本発明の毛髪処理剤組成物は、毛髪表面の摩擦力を低減し、その結果として、毛髪の感触(毛髪の柔らかさ、滑りの良さ)を向上させることができる。
本発明の毛髪処理剤組成物により毛髪内部の損傷を補修する効果が得られる理由は未だ明確ではないが、次のように推測できる。A成分は炭化フッ素置換基を有しており、炭化フッ素置換基は炭化水素置換基に比べ疎水性が強いので、A成分は、炭化水素置換基を有するカチオン性界面活性剤に比べ、疎水性が強い。そのため、毛髪内部へ浸透したA成分は、毛髪外へ流出し難くなり、毛髪内部を疎水性にすることで毛髪の膨潤を抑制するとともに、毛髪内部の損傷を補修する効果が高いと考えられる。
また、本発明の毛髪処理剤組成物により毛髪表面の摩擦力を低減させる効果が得られる理由は未だ明確ではないが、次のように推測できる。A成分は、カチオン性界面活性剤であるので、プラス電荷部分を有する。損傷により親水化し、マイナス電荷を帯びた毛髪表面へ、このプラス電荷部分がイオン結合をする。さらに、A成分は疎水性を増している為、シリコーンを毛髪の表面へ付着させた場合と同様の効果も併せ持つ。この相乗効果により毛髪の柔らかさ、滑りの良さが発現したと推測される。
本発明の毛髪処理剤組成物は、様々な用途に使用できる。例えば、本発明の毛髪処理剤組成物を含む染毛剤、パーマ剤、又はトリートメント剤を製造することができる。これらの染毛剤、パーマ剤、及びトリートメント剤は、本発明の毛髪処理剤組成物を含むことにより、毛髪内部の損傷を補修し、その結果として、毛髪の膨潤を抑制することができる。また、これらの染毛剤、パーマ剤、及びトリートメント剤は、毛髪表面の摩擦力を低減し、その結果として、毛髪の感触(毛髪の柔らかさ、滑りの良さ)を向上させることができる。
前記染毛剤は、毛髪処理剤組成物の他に、染毛剤における周知の成分を配合することができる。また、前記パーマ剤は、毛髪処理剤組成物の他に、パーマ剤における周知の成分を配合することができる。また、前記トリートメント剤は、毛髪処理剤組成物の他に、トリートメント剤における周知の成分を配合することができる。
(2)請求項2の発明は、
前記A成分が、塩化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロデシルピリジニウム、臭化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロデシルピリジニウム、ヨウ化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロデシルピリジニウム、塩化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロドデシルピリジニウム、臭化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロドデシルピリジニウム、ヨウ化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロドデシルピリジニウム、塩化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロオクチルピリジニウム、臭化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロオクチルピリジニウム、及びヨウ化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロオクチルピリジニウムから成る群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1記載の毛髪処理剤組成物を要旨とする。
(2)請求項2の発明は、
前記A成分が、塩化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロデシルピリジニウム、臭化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロデシルピリジニウム、ヨウ化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロデシルピリジニウム、塩化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロドデシルピリジニウム、臭化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロドデシルピリジニウム、ヨウ化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロドデシルピリジニウム、塩化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロオクチルピリジニウム、臭化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロオクチルピリジニウム、及びヨウ化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロオクチルピリジニウムから成る群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1記載の毛髪処理剤組成物を要旨とする。
本発明の毛髪処理剤組成物は、A成分が上記のものであることにより、上述した効果が一層高い。
(3)請求項3の発明は、
前記毛髪処理剤組成物100重量部に対し、前記A成分の含有量が、0.001〜5.0重量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪処理剤組成物を要旨とする。
(3)請求項3の発明は、
前記毛髪処理剤組成物100重量部に対し、前記A成分の含有量が、0.001〜5.0重量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪処理剤組成物を要旨とする。
本発明の毛髪処理剤組成物は、毛髪処理剤組成物100重量部に対し、A成分の含有量が、0.001重量部以上であることにより、毛髪の膨潤を抑制する効果及び毛髪の感触を向上させる効果が一層高い。また、A成分の含有量が、5.0重量部以下であることにより、毛髪の感触が一層優れ、また、経済性において優れる。A成分の含有量は、好ましくは、0.01〜5重量部、より好ましくは、0.1〜5重量部である。
(4)請求項4の発明は、
染毛剤の前処理剤、又はパーマ剤の前処理剤として用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物を要旨とする。
(4)請求項4の発明は、
染毛剤の前処理剤、又はパーマ剤の前処理剤として用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物を要旨とする。
本発明の毛髪処理剤組成物は、染毛剤の前処理剤、又はパーマ剤の前処理剤として用いることができる。
(5)請求項5の発明は、
染毛剤の後処理剤、又はパーマ剤の後処理剤として用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物を要旨とする。
(5)請求項5の発明は、
染毛剤の後処理剤、又はパーマ剤の後処理剤として用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物を要旨とする。
本発明の毛髪処理剤組成物は、染毛剤の後処理剤、又はパーマ剤の後処理剤として用いることができる。すなわち、本発明の毛髪処理剤組成物は、染毛剤又はパーマ剤により損傷した毛髪を補修することができる。
(6)請求項6の発明は、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物を用いる毛髪処理方法を要旨とする。
(6)請求項6の発明は、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物を用いる毛髪処理方法を要旨とする。
本発明の毛髪処理方法によれば、毛髪内部の損傷を補修し、その結果として、毛髪の膨潤を抑制することができる。また、本発明の毛髪処理方法によれば、毛髪表面の摩擦力を低減し、その結果として、毛髪の感触(毛髪の柔らかさ、滑りの良さ)を向上させることができる。
本発明の毛髪処理方法は、例えば、毛髪に毛髪処理剤組成物を付着させる(例えば、毛髪処理剤組成物を毛髪に塗布する)工程、毛髪に毛髪処理剤組成物が付着した状態で所定時間放置する工程、毛髪処理剤組成物を毛髪から除去する(例えば毛髪を水洗する)工程から成るものとすることができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の毛髪処理剤組成物の用途は、毛髪を処理するものである限りにおいて特段に限定されない。用途としては、例えば、パーマネントウエーブ処理の後処理剤、毛髪脱色処理の後処理剤、酸化染毛処理の後処理剤、酸性染毛処理の後処理剤、パーマネントウエーブ処理の前処理剤、毛髪脱色処理の前処理剤、酸化染毛処理の前処理剤、酸性染毛処理の前処理剤、染毛剤、シャンプー剤、リンス剤、スタイリング剤等が挙げられる。
本発明の毛髪処理剤組成物の用途は、毛髪を処理するものである限りにおいて特段に限定されない。用途としては、例えば、パーマネントウエーブ処理の後処理剤、毛髪脱色処理の後処理剤、酸化染毛処理の後処理剤、酸性染毛処理の後処理剤、パーマネントウエーブ処理の前処理剤、毛髪脱色処理の前処理剤、酸化染毛処理の前処理剤、酸性染毛処理の前処理剤、染毛剤、シャンプー剤、リンス剤、スタイリング剤等が挙げられる。
前記パーマネントウエーブ処理とは、少なくともアルカリ剤と還元剤とを含有する第1剤で毛髪の還元を行った後、毛髪にウエーブの賦形等を行う処理であり、少なくとも酸化剤を含有する第2剤で毛髪の酸化を行う処理をいう。前記毛髪脱色処理とは、少なくともアルカリ剤を含有した第1剤と、少なくとも過酸化水素等の酸化剤を含有した第2剤とを使用時に混合して施術することにより、毛髪の脱色を行う処理をいう。前記酸化染毛処理とは、少なくともアルカリ剤及び酸化染料(主要中間体とカップラー)を含有した第1剤と、少なくとも過酸化水素等の酸化剤を含有した第2剤とを使用時に混合して施術することにより、毛髪の脱色と染料の酸化発色による染毛とを行う処理をいう。前記酸性染毛処理とは、予めプラス荷電を持つ毛髪に対してマイナス荷電を持つ酸性染料を施用し、イオン結合させる染毛処理をいう。
本発明の毛髪処理剤組成物の剤型は、公知の各種の剤型の内から、その用途や使用目的等に応じて任意に選択することができる。剤型としては、液体状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、霧状(噴霧式)、エアゾールフォーム等を例示することができる。
本発明の毛髪処理剤組成物のpHも特段に限定されないが、一般的にはpH3.0〜8.0が好ましく、特にpH3.5〜7.0が好ましい。pH3以上であると、毛髪タンパク質の過収斂による毛髪感触の悪化が生じにくく、pH8以下であると、毛髪タンパク質の分解による毛髪損傷が生じにくい。毛髪処理剤組成物におけるpHを上記の範囲内に安定的に維持するために、pH緩衝剤を配合することができる。
本発明の毛髪処理剤組成物には、上記の成分の他に、本発明の効果を大きく阻害しない限りにおいて、油性成分、炭化水素、界面活性剤、高分子物質、カチオン性化合物、タンパク加水分解物、シリコーン誘導体、アミノ酸類、pH調整剤、セラミド、キレート剤、香料、殺菌・防腐剤、紫外線吸収剤、噴射剤、増粘剤、パール化剤等を、必要に応じて、あるいは任意に、配合することができる。これらの内の幾つかの成分についての具体例を以下に列挙する。
油性成分としては、例えば、大豆油、オリーブ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油、ローズヒップ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、アーモンド油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アボカド油、カロット油、マカダミアナッツ油、アマニ油、パーシック油、ククイナッツ油、月見草油、ハイオレイックヒマワリ油、メドウホーム油、へーゼルナッツ油、ピスタシオ種子油等のグリセリン系の各種の植物油やペンタエリスリトール系の脂肪酸エステル等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、グリコール類、グリセリン類等が挙げられる。グリコール類としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等、グリセリン類としては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等が挙げられる。
油脂としては、例えば、多価アルコール脂肪酸エステルである油脂を除く各種の植物油、動物油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ラノリンアルコール等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸等が挙げられる。
アルキルグリセリルエーテルとしては、例えば、バチルアルコール(モノステアリルグリセリルエーテル)、キミルアルコール(モノセチルグリセリルエーテル)、セラキルアルコール(モノオレイルグリセリルエーテル)、イソステアリルグリセリルエーテル等が挙げられる。
エステル類としては、例えば、多価アルコール脂肪酸エステル以外の、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、セバシン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸トリイソデシル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸2−エチルへキシル、リシノール酸オクチルドデシル、脂肪酸(C10−30)(コレステリル/ラノステリル)、乳酸ラウリル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸オクチルドデシル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、カプリン酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等が挙げられる。
炭化水素としては、例えば、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラン、ポリブテン、パラフィン、ポリエチレン末、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。これらは、その1種類を単独に配合し、又は2種類以上を併せ配合することができる。
界面活性剤としては、例えば、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。これらは、その1種類を単独に配合し、又は2種類以上を併せ配合することができる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、メチル硫酸ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム(5E.O.)、クオタニウム−91(INCI名称)、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、N,N−ジ(アシロキシ),N−(ヒドロキシエチル),N−メチルアンモニウムメトサルフェート等が挙げられる。これらは、その1種類を単独に配合し、又は2種類以上を併せ配合することができる。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(以下、POEという)アルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、脂肪族アルカノールアミド類等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のPOEアルキル硫酸塩、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキル硫酸エステル塩、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸及びその塩、N−ラウロイルグルタミン酸塩類、N−ラウロイルメチル−β−アラニン塩類等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、2−ウンデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ココアミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。
高分子物質としては、例えば、下記のカチオン性化合物としてのカチオン性ポリマーを除く各種の高分子物質、例えば、カルボキシビニルポリマー等のアニオン性ポリマー、ジアリル4級アンモニウム塩/アクリル酸共重合体等の両性ポリマー、あるいは各種の水溶性ポリマーが例示される。これらは、その1種類を単独に配合し、又は2種類以上を併せ配合することができる。
高分子物質の具体例としては、アラビアガム、キサンタンガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、デンプン等の植物性ポリマー、デキストラン、プルラン等の微生物系ポリマー、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物性ポリマー、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系ポリマーが例示され、その他にも、アルギン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリオキシエチレン系ポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド等が挙げられる。
カチオン性化合物は、その水溶液がカチオン性を示す化合物を言う。カチオン性化合物の種類は限定されないが、特に好ましくは上記したカチオン性界面活性剤を除く、カチオン性オリゴマー及びカチオン化糖誘導体が挙げられ、他にもカチオン性ポリマー等が例示される。これらは、その1種類を単独に配合し、又は2種類以上を併せ配合することができる。
カチオン性オリゴマーとしては、例えば、カチオン化加水分解タンパク類等が挙げられる。カチオン化糖誘導体としては、例えば、カチオン化オリゴ糖、カチオン化ハチミツ、カチオン化キトサン等が挙げられる。
カチオン性ポリマーとしては、例えば、カチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム、カチオン化デンプン、第四級化ポリビニルピロリドン誘導体、ジアリル第四級アンモニウム塩重合物誘導体等が挙げられる。
タンパク加水分解物としては、例えば、上記したカチオン化加水分解タンパクを除く、コラーゲン、ケラチン、エラスチン、フィブロイン、エッグ、シルク、コンキオリン、カゼイン、ゼラチン等の蛋白質、コメ、コムギ、オオムギ、カラスムギ、ダイズ、エンドウ、アーモンド、ブラジルナッツ、ジャガイモ及びトウモロコシなどの植物から得られるタンパク質を酸、アルカリ、酵素等により加水分解したタンパク加水分解物が挙げられる。
シリコーン誘導体としては、例えば、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・ブチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ジメチルポリシロキサンやその末端ヒドロキシ変性体(例えばジメチコノール)、ポリエーテル変性シリコーン、メチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(アミノプロピルジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(アモジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(トリメチルシリルアモジメチコン)などのアミノ変性シリコーン、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、PEG−12ジメチコン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。
アミノ酸及びその誘導体としては、例えば、グリシン、サルコシン、ジメチルグリシン、ベタイン、アラニン、β−アラニン、α−アミノ酪酸、β−アミノ酪酸、γ−アミノ酪酸、γ−アミノ−β−オキソ酪酸、バリン、β−アミノイソ吉草酸、γ−アミノイソ吉草酸、ノルバリン、β−アミノ吉草酸、γ−アミノ吉草酸、δ−アミノ吉草酸、ロイシン、イソロイシン、ノルロイシン、セリン、α−メチルセリン、イソセリン、α−メチルイソセリン、シクロセリン、ホモセリン、トレオニン、o−メチルトレオニン、アロトレオニン、o−メチルアロトレオニン、ロセオニン、トランス−3−アミノシクロヘキサンカルボン酸、シス−3−アミノシクロヘキサンカルボン酸、ε−アミンカプロン酸、ω−アミノドデカン酸、β−ヒドロキシバリン、α−ヒドロキシ−β−アミノイソ吉草酸、システイン、シスチン、S−メチルシステイン、S−メチルシステイン−S−オキシド、システイン酸、ホモシステイン、ホモシスチン、メチオニン、ペニシラミン、タウリン、α,β−ジアミノプロピオン酸、オルニチン、リジン、アルギニン、カナリン、カナバニン、δ−ヒドロキシリシン、アスパラギン酸、アスパラギン、イソアスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、イソグルタミン、α−メチルグルタミン酸、β−ヒドロキシグルタミン酸、γ−ヒドロキシグルタミン酸、α−アミノアジピン酸、シトルリン、ランチオニン、シスタチオニン、フェニルアラニン、α−メチルフェニルアラニン、o−クロロフェニルアラニン、m−クロロフェニルアラニン、p−クロロフェニルアラニン、o−フルオロフェニルアラニン、m−フルオロフェニルアラニン、p−フルオロフェニルアラニン、β−(2−ピリジル)アラニン、チロシン、チロニン、ジクロロチロシン、ジブロモチロシン、ジヨードチロシン、3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン、α−メチル−3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン、フェニルグリシン、トリプトファン、アブリン、ヒスチジン、1−メチルヒスチジン、2−メルカプトヒスチジン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アントラニル酸、パラミノール及びこれらの塩等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、リン酸、硫酸、塩酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ピロリン酸、グルコン酸、グルクロン酸及び安息香酸並びにそれらのナトリウム、カリウム及びアンモニウム塩、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、塩基性アミノ酸、塩化アンモニウム等が挙げられる。
緩衝成分としては、酸成分が有機酸からなり、アルカリ成分が有機アルカリからなるものが好ましい。有機酸としてはカルボン酸が特に好ましく、とりわけ、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸及びコハク酸から選ばれるものが好ましい。有機アルカリとしては、モルフォリンなどの揮発性アルカリ成分、モノエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールなどのアミノアルコール類、L−アルギニン、L−リジン、L−ヒスチジン等の塩基性アミノ酸等が挙げられる。
1.実施例1〜29(毛髪処理剤組成物)
(1)毛髪処理剤組成物の調製
常法に従い、表1〜表4に示す組成を有する、実施例1〜29の毛髪処理剤組成物を調製した。また、常法に従い、表5に示す組成を有する、比較例1〜6の毛髪処理剤組成物を調製した。表1〜5における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。
(1)毛髪処理剤組成物の調製
常法に従い、表1〜表4に示す組成を有する、実施例1〜29の毛髪処理剤組成物を調製した。また、常法に従い、表5に示す組成を有する、比較例1〜6の毛髪処理剤組成物を調製した。表1〜5における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。
(2)毛髪処理剤組成物の評価
以下のようにして、実施例1〜29、及び比較例1〜6の毛髪処理剤組成物のそれぞれについて、評価を行った。
以下のようにして、実施例1〜29、及び比較例1〜6の毛髪処理剤組成物のそれぞれについて、評価を行った。
(i)評価に使用する毛束の作成
評価に使用するブリーチ処理毛の毛束を、以下のように作成した。ビューラックス社製、30cmの黒毛の同一人毛に対し、ホーユー株式会社製、ホーユーパウダーブリーチを用い、通常の方法でブリーチ処理を行い、水洗した後、乾燥させた。この処理を3回行い、ブリーチ処理毛の毛束とした。
評価に使用するブリーチ処理毛の毛束を、以下のように作成した。ビューラックス社製、30cmの黒毛の同一人毛に対し、ホーユー株式会社製、ホーユーパウダーブリーチを用い、通常の方法でブリーチ処理を行い、水洗した後、乾燥させた。この処理を3回行い、ブリーチ処理毛の毛束とした。
また、評価に使用するパーマ処理毛の毛束を、以下のように作成した。ビューラックス社製、30cmの黒毛の同一人毛に対し、ホーユー株式会社製、イッツラブフィットミーウェーブ35を用い、通常の方法でパーマ処理を行い、水洗した後、乾燥させた。この処理を3回行い、パーマ処理毛の毛束とした。
(ii)毛髪処理剤組成物の使用
毛髪処理剤組成物を、ブリーチ処理毛の毛束に塗布し、30℃恒温槽にて10分間放置した。次に、毛束を水で洗い流した。
(ii)毛髪処理剤組成物の使用
毛髪処理剤組成物を、ブリーチ処理毛の毛束に塗布し、30℃恒温槽にて10分間放置した。次に、毛束を水で洗い流した。
また、毛髪処理剤組成物を、パーマ処理毛の毛束に塗布し、30℃恒温槽にて10分間放置した。次に、毛束を水で洗い流した。
(iii)膨潤度抑制率の算出
毛髪処理剤組成物で処理していないブリーチ処理毛の膨潤度X1と、前記(ii)で記載したように、毛髪処理剤組成物で処理してから1日間放置した後のブリーチ処理毛の膨潤度X2とを、それぞれ測定した。
(iii)膨潤度抑制率の算出
毛髪処理剤組成物で処理していないブリーチ処理毛の膨潤度X1と、前記(ii)で記載したように、毛髪処理剤組成物で処理してから1日間放置した後のブリーチ処理毛の膨潤度X2とを、それぞれ測定した。
なお、膨潤度は、以下のように測定した。まず、毛束を、25℃、湿度50%の環境下で1日静置した。次に、毛束から、約0.1gの毛束を10本作製し、精密天秤で各毛束の重量(Wd)をそれぞれ測定した。次に、先の毛束を100mlの精製水中に10分間浸漬してから、遠心分離機を用いて3000rpmで2分間処理し、毛髪外部の水分を除去し、毛束の重量(Ww)を素早く精密天秤で測定した。10本の毛束のそれぞれについて、次の数式(1)に従い膨潤度Xを算出し、その平均値を用いた。
数式(1):膨潤度X=[(Ww−Wd)/Wd]×100
そして、毛髪処理剤組成物で処理していないブリーチ処理毛の膨潤度X1と、毛髪処理剤組成物で処理した後のブリーチ処理毛の膨潤度のX2を用い、次の数式(2)により、ブリーチ処理毛膨潤度抑制率を算出した。
そして、毛髪処理剤組成物で処理していないブリーチ処理毛の膨潤度X1と、毛髪処理剤組成物で処理した後のブリーチ処理毛の膨潤度のX2を用い、次の数式(2)により、ブリーチ処理毛膨潤度抑制率を算出した。
数式(2):ブリーチ処理毛膨潤度抑制率=[(X1−X2)/X1]×100
算出したブリーチ処理毛膨潤度抑制率を上記表1〜表5に示す。なお、表1〜表5では、膨潤度抑制率が15%以上であれば「◎」、10%以上15%未満であれば「○」、5%以上10%未満であれば「△」、5%未満であれば「×」と評価している。
算出したブリーチ処理毛膨潤度抑制率を上記表1〜表5に示す。なお、表1〜表5では、膨潤度抑制率が15%以上であれば「◎」、10%以上15%未満であれば「○」、5%以上10%未満であれば「△」、5%未満であれば「×」と評価している。
また、ブリーチ処理毛の代わりにパーマ処理毛を用いる点以外は上と同様にして、パーマ処理毛膨潤度抑制率を算出した。このパーマ処理毛膨潤度抑制率を上記表1〜表5に示す。
実施例1〜29の毛髪処理剤組成物を使用した場合、ブリーチ処理毛膨潤度抑制率、及びパーマ処理毛膨潤度抑制率は、何れも高かった。それに対し、比較例1〜6の毛髪処理剤組成物を使用した場合、ブリーチ処理毛膨潤度抑制率、及びパーマ処理毛膨潤度抑制率は、何れも低かった。
(iv)感触の評価
前記(ii)において、毛髪処理剤組成物を用いて処理した後の毛束の感触F1と、毛髪処理剤組成物による処理を行っていない同種の毛束の感触F2とを、パネラーが官能評価により比較した。そして、次の基準で評価した。
(iv)感触の評価
前記(ii)において、毛髪処理剤組成物を用いて処理した後の毛束の感触F1と、毛髪処理剤組成物による処理を行っていない同種の毛束の感触F2とを、パネラーが官能評価により比較した。そして、次の基準で評価した。
◎:F1の方がF2より良いと答えたパネラーが10人中、7人以上である。
○:F1の方がF2より良いと答えたパネラーが10人中、5〜6人である。
△:F1の方がF2より良いと答えたパネラーが10人中、3〜4人である。
○:F1の方がF2より良いと答えたパネラーが10人中、5〜6人である。
△:F1の方がF2より良いと答えたパネラーが10人中、3〜4人である。
×:F1の方がF2より良いと答えたパネラーが10人中、2人以下である。
感触の評価結果を上記表1〜表5に示す。
実施例1〜29の毛髪処理剤組成物を使用した場合、感触の評価結果は、何れも良好であった。それに対し、比較例1〜6の毛髪処理剤組成物を使用した場合、感触の評価結果は、何れも不良であった。
感触の評価結果を上記表1〜表5に示す。
実施例1〜29の毛髪処理剤組成物を使用した場合、感触の評価結果は、何れも良好であった。それに対し、比較例1〜6の毛髪処理剤組成物を使用した場合、感触の評価結果は、何れも不良であった。
2.実施例30〜31(トリートメント剤)
常法に従い、表6に示す組成を有する、実施例30のトリートメント剤を調製した。また、常法に従い、表7に示す組成を有する、実施例31のトリートメント剤を調製した。表6〜7における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。
常法に従い、表6に示す組成を有する、実施例30のトリートメント剤を調製した。また、常法に従い、表7に示す組成を有する、実施例31のトリートメント剤を調製した。表6〜7における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。
本実施例のトリートメント剤も、前記実施例1〜29の毛髪処理剤組成物と略同様の作用効果(毛髪の膨潤の抑制、感触の向上)を奏する。
3.実施例32(パーマ剤)
常法に従い、表8に示す組成を有する、実施例32のパーマ剤を調製した。表8における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。本実施例のパーマ剤は第1剤と第2剤とから構成され、例えば、以下のように使用される。
3.実施例32(パーマ剤)
常法に従い、表8に示す組成を有する、実施例32のパーマ剤を調製した。表8における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。本実施例のパーマ剤は第1剤と第2剤とから構成され、例えば、以下のように使用される。
(i)第1剤を毛髪へ塗布し、所定時間放置
(ii)水洗後、タオルドライ
(iii)第2剤を毛髪へ塗布し、所定時間放置
(iv)水洗、シャンプー、リンスで処理
(ii)水洗後、タオルドライ
(iii)第2剤を毛髪へ塗布し、所定時間放置
(iv)水洗、シャンプー、リンスで処理
本実施例のパーマ剤も、前記実施例1〜29の毛髪処理剤組成物と略同様の作用効果(毛髪の膨潤の抑制、感触の向上)を奏する。
なお、本実施例では、A成分(塩化1,1,2,2-テトラヒト゛ロハ゜ーフルオロオクチルヒ゜リシ゛ニウム)を第1剤と第2剤との両方に配合しているが、第1剤のみにA成分を配合してもよいし、第2剤のみにA成分を配合してもよい。
なお、本実施例では、A成分(塩化1,1,2,2-テトラヒト゛ロハ゜ーフルオロオクチルヒ゜リシ゛ニウム)を第1剤と第2剤との両方に配合しているが、第1剤のみにA成分を配合してもよいし、第2剤のみにA成分を配合してもよい。
4.実施例33(染毛剤)
常法に従い、表9に示す組成を有する、実施例33の染毛剤を調製した。表9における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。本実施例の染毛剤は第1剤と第2剤とから構成され、使用時に、第1剤100重量部と第2剤100重量部とが混合される。
常法に従い、表9に示す組成を有する、実施例33の染毛剤を調製した。表9における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。本実施例の染毛剤は第1剤と第2剤とから構成され、使用時に、第1剤100重量部と第2剤100重量部とが混合される。
本実施例の染毛剤も、前記実施例1〜29の毛髪処理剤組成物と略同様の作用効果(毛髪の膨潤の抑制、感触の向上)を奏する。
なお、本実施例では、A成分(塩化1,1,2,2-テトラヒト゛ロハ゜ーフルオロオクチルヒ゜リシ゛ニウム)を第1剤と第2剤との両方に配合しているが、第1剤のみにA成分を配合してもよいし、第2剤のみにA成分を配合してもよい。
なお、本実施例では、A成分(塩化1,1,2,2-テトラヒト゛ロハ゜ーフルオロオクチルヒ゜リシ゛ニウム)を第1剤と第2剤との両方に配合しているが、第1剤のみにA成分を配合してもよいし、第2剤のみにA成分を配合してもよい。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
Claims (6)
- 前記A成分が、塩化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロデシルピリジニウム、臭化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロデシルピリジニウム、ヨウ化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロデシルピリジニウム、塩化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロドデシルピリジニウム、臭化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロドデシルピリジニウム、ヨウ化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロドデシルピリジニウム、塩化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロオクチルピリジニウム、臭化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロオクチルピリジニウム、及びヨウ化1,1,2,2-テトラヒドロパーフルオロオクチルピリジニウムから成る群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1記載の毛髪処理剤組成物。
- 前記毛髪処理剤組成物100重量部に対し、前記A成分の含有量が、0.001〜5.0重量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪処理剤組成物。
- 染毛剤の前処理剤、又はパーマ剤の前処理剤として用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物。
- 染毛剤の後処理剤、又はパーマ剤の後処理剤として用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物を用いる毛髪処理方法。
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JP2009165624A JP2011020937A (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 毛髪処理剤組成物、及び毛髪処理方法 |
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