JP2011017153A - 制振構造及び制振パネル - Google Patents

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【課題】建物の変形が小さくても弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させ、制振効率の高い制振構造及び制振パネルを提供する。
【解決手段】下梁(土台)2に固定され、下梁から上梁3に向かって鉛直方向に突出する第1部材6と、第1部材と高減衰ゴム9を挟んで重合される第2部材7と、第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、隣接する2本の柱4の各々に回動可能に結合される第3部材8とを備え、下梁が上梁に対して相対移動すると、第1部材と第2部材、及び第2部材と第3部材とが各々相対回転移動し、高減衰ゴムが2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受ける制振構造1等。この制振構造を有する建物等に地震等の外力が加わると、第1部材に対して第2部材が相対回転移動し、高減衰ゴムの変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも高減衰ゴムを効果的に機能させ、木造軸組工法等で、低コストで、効率的な制振が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の制振技術に関し、特に、在来工法である木造軸組工法、及び2X4工法等の枠組壁工法による木造建築物等の制振を行う制振構造及び制振パネルに関する。
従来、強風や地震等による木造建築物等の揺れを抑えるため、種々の制振構造が提案されている。例えば、図7に示す制振構造70は、いわゆるダイヤモンド型の制振構造であって、2つのV字状に形成された制振構造体71を相対向する位置に上下逆になるように配置して形成される。下方の制振構造体71は、土台75に固定される制振ダンパー72と、制振ダンパー72に回動自在に固定された2本の筋かい73と、2本の筋かい73を回動自在に保持しながら柱76に固定される2つの固定金物74とで構成される。また、上方の制振構造体71についても、上記と同様の構成を有する。
図8(a)は、図7において土台75に固定された制振ダンパー72の一部破断正面図を示し、粘弾性体83(83A〜83D)を視認し易くするため、黒塗りで示す。また、図8(b)は、図8(a)のD−D線断面図であるが、図8(a)の破断部分も破断していないものとして描いている。
図8に示すように、制振ダンパー72は、第1板状部81a、第2板状部81b及び第3板状部81cを有し、土台75に図示しないボルトで固定される第1部材81と、第1スライド部82a及び第2スライド部82bを有する第2部材82と、第1板状部81aの下面と第1スライド部82aの上面に各々固定される第1粘弾性体83Aと、第1スライド部82aの下面と第2板状部81bの上面に各々固定される第2粘弾性体83Bと、第2板状部81bの下面と第2スライド部82bの上面に各々固定される第3粘弾性体83Cと、第2スライド部82bの下面と第3板状部81cの上面に各々固定される第4粘弾性体83Dとで構成される。
上記構成により、制振構造70を用いた建物に地震等の外力が矢印X方向に加わると、図7及び図8において、外力の入力方向に移動する土台75の移動に伴って第1部材81も同一方向に移動する。一方、第2部材82は、粘弾性体83を介して第1部材81に固定されているため、外力の入力方向には移動せず、粘弾性体83が7〜8℃の熱を放出しながら弾性変形して地震等の外力を吸収し、制振機能を発揮する。
しかし、上記従来の制振構造70は、筋かいの端部の動き以上に粘弾性体83(83A〜83D)を変形させることができないため、効率が悪く、筋かいの端部の変形、すなわち建物の変形が大きくならないと、粘弾性体83が十分に機能しないという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の制振構造における問題点に鑑みてなされたものであって、建物の変形が小さくても、弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、制振効率の高い制振構造及び制振パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、制振構造であって、下梁に固定され、該下梁から上梁に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、隣接する2本の柱の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、前記下梁が前記上梁に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。
そして、本発明によれば、該制振構造を有する建物等に地震等の外力が加わると、第1部材に対して第2部材が相対回転移動するため、弾性体又は粘弾性体の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができる。これにより、例えば、在来工法である木造軸組工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
また、本発明は、制振構造であって、上梁に固定され、該上梁から下梁に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、隣接する2本の柱の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、前記上梁が前記下梁に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、該制振構造を有する建物等に地震等の外力が加わると、弾性体又は粘弾性体の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、在来工法である木造軸組工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
さらに、本発明は、制振構造であって、隣接する2本の柱のいずれか一方に固定され、該一方の柱から他方の柱に向かって水平方向に突出する第1部材と、該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、上梁及び下梁の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、前記一方の柱が前記他方の柱に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、該制振構造を有する建物等に地震等の外力が加わった場合には、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、在来工法である木造軸組工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
また、本発明は、制振パネルであって、下繋ぎ材に固定され、該下繋ぎ材から上繋ぎ材に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、隣接する2本の間柱の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、前記下繋ぎ材が前記上繋ぎ材に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。
本発明によれば、該制振パネルを用いた建物等に地震等の外力が加わると、第1部材に対して第2部材が相対回転移動するため、弾性体又は粘弾性体の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができる。これにより、例えば、2X4工法等の枠組壁工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
さらに、本発明は、制振パネルであって、上繋ぎ材に固定され、該上繋ぎ材から下繋ぎ材に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、隣接する2本の間柱の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、前記上繋ぎ材が前記下繋ぎ材に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、該制振パネルを用いた建物等に地震等の外力が加わると、弾性体又は粘弾性体の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、2X4工法等の枠組壁工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
また、本発明は、制振パネルであって、隣接する2本の間柱のいずれか一方に固定され、該一方の間柱から他方の間柱に向かって水平方向に突出する第1部材と、該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、上繋ぎ材及び下繋ぎ材の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、前記一方の間柱が前記他方の間柱に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、該制振パネルを用いた建物等に地震等の外力が加わると、弾性体又は粘弾性体の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、2X4工法等の枠組壁工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、建物の変形が小さくても、弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、制振効率の高い制振構造及び制振パネルを提供することが可能となる。
本発明にかかる制振構造の第1の実施形態を示す全体図である。 図1の制振構造を構成する下方の第3部材の下端部を示す図であって、(a)は正面図、(b)は一部破断側面図である。 図1の制振構造を構成する固定金具及びその近傍を示す図であって、(a)は正面図、(b)は一部破断側面図である。 図2の第3部材の下端部の変形状態の説明図である。 本発明にかかる制振構造の第2の実施形態を示す全体図である。 本発明にかかる制振構造の第3の実施形態を示す全体図である。 従来の制振構造の一例を示す全体図である。 図7の制振構造を構成する制振ダンパー及びその近傍を示す図であって、(a)は一部破断正面図、(b)は側面図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明にかかる制振構造の第1の実施の形態を示し、この制振構造1は、2つの制振構造体5(5A、5B)を相対向する位置に上下逆になるように配置して形成される。
下方の制振構造体5Aは、土台2に固定されて上方に突出する第1部材6(6A、6B)と、第1部材6に貼着される弾性体としての高減衰ゴム9(9A、9B)と、高減衰ゴム9を挟んで第1部材6と重合される第2部材7(7A、7B)と、第2部材7と1点で回動可能に結合されるとともに、固定金具10(10A、10B)を介して隣接する2本の柱4(4A、4B)の各々に回動可能に結合される第3部材8等で構成される。また、上方の制振構造体5Bについても、上記と同様の構成を有する。
第1部材6は、金属製で正面視台形状、側面視L字状に形成され、釘17によって土台2の上面に固定される。高減衰ゴム9は、矩形板状に形成され、第1部材6と第2部材7との間に貼着される。第2部材7は、金属製で板状に形成され、下部に高減衰ゴム9が貼着され、上部は、ボルト12、ナット13によって第3部材8に締結される。
第3部材8は、構造用合板で逆三角形状に形成され、下端部に貼着した鉄板等の補強板8aがボルト12、ナット13によって第2部材7に締結され、上部左右端部に貼着した鉄板等の補強板8b、8cが各々ボルト18(18A、18B)等を介して固定金具10に締結される。
固定金具10は、図3に示すように、基部10aが柱4に釘21によって固定され、第3部材8の補強板8bで補強された端部がボルト18及びナット19によって固定金具10に回動可能に固定される。
上記構成を有する制振構造1において、図1及び図2(a)に示す土台2に地震等により矢印X方向の力が加わると、図4に示すように、土台2の水平方向への移動に伴い、第2部材7は、回転軸Oを中心に第3部材8に対して相対的に回転するとともに、第1部材6に対しても矢印Y方向に相対回転する。これにより、各々の高減衰ゴム9は、2つの鉛直面を作用面とする水平方向のせん断力に加え、前記2つの鉛直面を作用面とし、鉛直面に対して垂直な軸線回りのせん断力を受け、制振構造1を備えた建物の変形が小さくても、高減衰ゴム9を効果的に機能させ、制振効果を発揮する。
尚、上記実施の形態においては、高減衰ゴム9を用いて本発明にかかる制振構造を構成したが、高減衰ゴムに代えて、高分子フィルム等の粘弾性体、弾性体としての通常のゴムを用いることもできる。
また、上記実施の形態においては、本発明にかかる制振構造を、土台2と上梁3との間に適用した場合について説明したが、土台2と上梁3との間以外にも、建物の2階以上の上下梁の間に適用することもできる。
さらに、図5に示すように、図2に示した制振構造体5Aを構成する第1部材6、第2部材7、高減衰ゴム9及び固定金具10を備え、第1部材6を土台2に固定し、第3部材8と平面形状のみ異なり同様の構成を有する第3部材38を第2部材7に回動自在に装着し、第3部材38を回動自在に保持しながら柱4(4A、4B)に固定するための2つの固定金具10(10A、10B)とを備える制振構造体35を備えた制振構造31とすることもでき、このような構成によっても、制振構造体35が上記制振構造体5Aと同様に動作し、制振構造31を備えた建物の変形が小さくても、高減衰ゴム9を効果的に機能させることができる。
また、図6に示すように、図2に示した制振構造体5Aを構成する第1部材6、第2部材7、高減衰ゴム9及び固定金具10を備え、第1部材6を隣接する柱の一方4Aに固定し、第3部材8と平面形状のみ異なり同様の構成を有する第3部材48を第2部材7に回動自在に装着し、2つの固定金具10によって第3部材48を回動自在に保持しながら土台2及び上梁3に固定した制振構造体45を備えた制振構造41とすることもでき、このような構成によっても、制振構造体45が上記制振構造体5Aと同様に動作し、制振構造41を備えた建物の変形が小さくても、高減衰ゴム9を効果的に機能させることができる。
尚、上記実施の形態においては、本発明にかかる制振構造を木造軸組工法に適用した場合を例にとって説明したが、図1、図5及び図6において、隣接する2本の柱4を間柱に、土台2及び上梁3を上下繋ぎ材に代えることにより、制振構造1、31、41を枠組壁工法に適用し、簡易な構成で、低コストで、効率的な制振を行うことが可能な制振パネルを構成することもできる。
1 制振構造
2 土台
3 上梁
4(4A、4B) 柱
5(5A、5B) 制振構造体
6(6A、6B) 第1部材
7(7A、7B) 第2部材
8 第3部材
8a〜8c 補強板
9(9A、9B) 高減衰ゴム
10(10A、10B) 固定金具
10a 基部
10b 立設部
12 ボルト
13 ナット
17 釘
18(18A、18B) ボルト
19 ナット
21 釘
31 制振構造
35 制振構造体
38 第3部材
41 制振構造
45 制振構造体
48 第3部材

Claims (6)

  1. 下梁に固定され、該下梁から上梁に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、隣接する2本の柱の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、
    前記下梁が前記上梁に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振構造。
  2. 上梁に固定され、該上梁から下梁に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、隣接する2本の柱の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、
    前記上梁が前記下梁に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振構造。
  3. 隣接する2本の柱のいずれか一方に固定され、該一方の柱から他方の柱に向かって水平方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、上梁及び下梁の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、
    前記一方の柱が前記他方の柱に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振構造。
  4. 下繋ぎ材に固定され、該下繋ぎ材から上繋ぎ材に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、隣接する2本の間柱の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、
    前記下繋ぎ材が前記上繋ぎ材に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振パネル。
  5. 上繋ぎ材に固定され、該上繋ぎ材から下繋ぎ材に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、隣接する2本の間柱の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、
    前記上繋ぎ材が前記下繋ぎ材に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振パネル。
  6. 隣接する2本の間柱のいずれか一方に固定され、該一方の間柱から他方の間柱に向かって水平方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    該第2部材と1点で回動可能に結合されるとともに、上繋ぎ材及び下繋ぎ材の各々に回動可能に結合される第3部材とを備え、
    前記一方の間柱が前記他方の間柱に対して相対移動すると、前記第1部材と前記第2部材、及び前記第2部材と前記第3部材とが各々相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振パネル。
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