JP2011013875A - 印刷設定プログラムおよび印刷設定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を得る。
【解決手段】操作に応じて印刷濃度を設定する濃度設定手段と、設定された前記印刷濃度に応じた印刷費用を画面に表示させる費用表示手段と、としてコンピューターを機能させる印刷設定プログラム。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷設定プログラムおよび印刷設定装置に関する。
従来、印刷費用を表示したり、印刷費用に応じてモノクロ印刷とカラー印刷とを切り換える印刷設定プログラムが知られている(例えば特許文献1)。
特開2006−352801号公報
しかし、従来の技術では、印刷費用を抑制すると必要十分な印刷結果を得られないケースが頻発するという問題がある。例えば、モノクロで印刷されると内容の識別が困難になる場合には、カラー印刷するよりほか選択肢がなく、印刷費用を抑制できないという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するために創作されたもので、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を得るための技術を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するための印刷設定プログラムは、操作に応じて印刷濃度を設定する濃度設定手段と、設定された前記印刷濃度に応じた印刷費用を画面に表示させる表示制御手段と、としてコンピューターを機能させる。
本発明によると、ユーザーは印刷濃度を操作することによって印刷費用を抑制できるため、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を得ることができる。なお、本明細書において印刷濃度とは、印刷結果の濃さを表す指標であって、例えば、任意の一色を印刷媒体に記録するときに単位記録面積に対して使用する着色剤の使用量に比例する値や、これらの値が属する"濃"、"標準"、"淡"などの階級である。
(2)上記目的を達成するための印刷設定プログラムにおいて、操作に応じて目標費用を設定する目標費用設定手段としてコンピューターを機能させ、前記濃度設定手段は、設定された前記目標費用に応じて前記印刷濃度の操作範囲を設定してもよい。
本発明によると、目標費用を優先して印刷濃度を操作することがユーザーにとって容易になる。
(3)上記目的を達成するための印刷設定プログラムは、操作に応じて目標費用を設定する目標費用設定手段と、設定された前記目標費用に応じて印刷濃度を設定する濃度設定手段と、してコンピューターを機能させる。
本発明によると、ユーザーは目標費用を調整することによって目標費用に応じた印刷濃度で印刷を実行できるため、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を得ることができる。
(4)印刷対象によっては、全ての色の濃度を均等に調整すると文字や強調のための下線や輪郭線を読み取りづらくなるなど、必要十分な印刷結果を得られない場合がある。
そこで上記目的を達成するための印刷設定プログラムにおいて、前記濃度設定手段は、特定色についての前記印刷濃度を前記特定色以外の色についての前記印刷濃度から独立して設定してもよい。
本発明によると、文字や強調のための下線や輪郭線など、印刷対象において他より重要な要素に付されている特定色についての印刷濃度を特定色以外の色の印刷濃度から独立して設定できるため、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を得られる機会が増加する。
(5)印刷対象に含まれる文字には黒の色が付されている場合が多い。
そこで上記目的を達成するための印刷設定プログラムにおいて、前記特定色は黒であっても良い。
本発明によると、特定色を黒として予め定めておくことによって、一般的な文字色である黒を特定色として設定する操作が不要となり、ユーザービリティが高まる。
(6)上記目的を達成するための印刷設定プログラムにおいて、前記濃度設定手段は、前記特定色を操作に応じて設定してもよい。
本発明によると、他の色から独立して印刷濃度を操作できる色として任意の色を設定することができる。
(7)上記目的を達成するための印刷設定プログラムにおいて、設設定された前記印刷濃度に応じたプレビューを前記画面に表示させるプレビュー表示手段としてコンピューターを機能させてもよい。
本発明によると、ユーザーは印刷結果を把握しながら印刷濃度を調整できるため、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を確実に得ることができる。
以上の発明は印刷設定装置または印刷設定方法としても構成できることができる。また、請求項に記載された各手段の機能は、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源により実現される。また、これら各手段の機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。さらに、本発明は印刷設定プログラムの記録媒体としても成立する。むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体であってもよい。例えば、印刷濃度は、4段階以上に操作および設定可能としてもよい。
本発明の一実施形態にかかるウィンドウを示す図。 本発明の一実施形態にかかるウィンドウを示す図。 本発明の一実施形態にかかるウィンドウを示す図。 本発明の一実施形態にかかるウィンドウを示す図。 本発明の一実施形態にかかるウィンドウを示す図。 本発明の一実施形態にかかるウィンドウを示す図。 本発明の一実施形態にかかるウィンドウを示す図。 本発明の一実施形態にかかるブロック図。 本発明の一実施形態にかかるデータ構造を示す模式図。 本発明の一実施形態にかかるフローチャート。
以下、図面に基づいて本発明を実施するための形態を説明する。各図において対応する構成要素には共通の符号を付し、同一符号が付された要素について重複する説明は省略するものとする。
(1)概要
以下に説明する印刷設定プログラムは、例えば図1から図7に示す印刷濃度設定ウィンドウ100、200、300、400、500、600を画面表示するとともに、印刷濃度の設定操作や、目標費用の設定操作を受け付けるGUI(Graphical User Interface)を構成する。このようなGUIを用いると、印刷濃度の調整によって印刷費用を調整できるため、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を得ることが可能になる。
(2)印刷濃度設定ウィンドウの構成
はじめに、印刷濃度を設定するための様々なウィンドウの形態について説明する。
図1に示す印刷濃度設定ウィンドウ100は、操作に応じて印刷濃度を設定するとともに、設定された印刷濃度に応じた印刷費用を画面に表示するGUIを構成するウィンドウの一例である。印刷濃度設定ウィンドウ100には、操作に応じて印刷濃度を設定したり、設定された印刷濃度に応じた印刷費用を表示するためのウィジェット(ウィンドウガジェット)101、102、103、104、105、106、108が配置されている。印刷濃度設定ウィンドウ100は、例えば印刷設定のためのダイアログウィンドウにおいて、印刷濃度の設定が要求されると表示される。
スライダー101は、ページ全体の印刷濃度を操作するためのスライダーである。スライダー101を操作すると、スライダー101のつまみの位置に応じて、単位記録面積に対して使用する全ての着色剤の使用量が増減する。スライダー102は、黒の印刷濃度を操作するためのスライダーである。スライダー102を操作すると、スライダー102のつまみの位置に応じて、印刷対象に含まれる黒の画素に対して使用する着色剤の使用量が他の色の画素に対して使用する着色剤の使用量から独立して増減する。特定色としての黒は、R、G、Bの各チャンネルについて8ビット階調を持つカラー画像に対して、(R、G、B)=(0、0、0)と定義しても良いし、無彩色画素のうち所定の輝度以下の色というように範囲を定めて定義しても良い。スライダー101、102で操作可能な印刷濃度は、"濃"、"標準"、"淡"などのように段階的に設定可能に定めても良いし、ほぼ連続的な多段階に操作可能に定めても良い。印刷濃度の操作手段としてのウィジェットは、3つ以上の選択肢から1つを選択可能なラジオボタン、標準濃度よりも淡い印刷濃度を選択するためのチェックボックスなど、様々な形態を採用可能である。
サブウィンドウ104には、スライダー101、102の位置に応じて設定される印刷濃度に応じた印刷対象のプレビュー104が表示される。
テキストボックス108には、スライダー101、102の位置に応じて設定される印刷濃度に応じた印刷費用が表示される。印刷費用は、例えば印刷設定プログラムが使用される地域の通貨単位で表される。
ボタン105は、印刷開始要求を選択するためのボタンである。ボタン105が選択されると、設定された印刷濃度で印刷対象が印刷される。
図2に示す印刷濃度設定ウィンドウ200は、印刷濃度を他の任意の色から独立して設定可能な特定色をスポイト112a、112bの操作によって設定可能にするためのGUIを構成するウィンドウの一例である。ボタン112はスポイト112a、112bを起動するためのものである。スポイト112a、112bによってプレビュー104の任意の座標を選択すると、その座標に対応する印刷対象の画素に付されている色が特定色として指定される。ドロップダウンリスト113は、スポイトによって設定する特定色の数を設定するためのものである。テキストボックス110a、110b、110cには設定された特定色の輝度値(R、G、B)が表示される。カラーパッチ111a、111bには、設定された特定色の矩形として表示される。スライダー102a、102bは、設定された特定色の濃度を操作するためのスライダーである。スライダー102a、102bを操作すると、スライダー102a、102bのつまみの位置に応じて、印刷対象に含まれる特定色の画素に対して使用する着色剤の使用量が他の色の画素に対して使用する着色剤の使用量から独立して増減する。例えば、スポイト112aで文字色の黒を選択すると、テキストボックス110a、110b、110cのそれぞれに"0"が表示され、カラーパッチ111aが黒になる。そしてスライダー102aを操作すると、スライダー102aのつまみの位置に応じて、印刷対象に含まれる黒の画素に対して使用する着色剤の使用量が他の色の画素に対して使用する着色剤の使用量から独立して増減する。図2には、例えば文字色の黒と下線の赤とが特定色として設定される例を示している。なお、カラーパッチの選択操作や、スライダーの操作などによって特定色の設定操作を受け付けても良い。
図3に示す印刷濃度設定ウィンドウ300は、特定色としてのR(赤)、G(緑)、B(青)、黒の4色の印刷濃度を他の任意の色の印刷濃度から独立して設定するためのGUIを構成するウィンドウの一例である。テキストボックス115a、115bには、着色剤の単位量あたりの費用(単価)が表示される。テキストボックス116a、116bには、設定された印刷濃度で印刷対象を印刷する場合に使用される各着色剤の量が表示される。テキストボックス117a、117bには、設定された印刷濃度で印刷対象を印刷される場合に使用される各着色剤の費用(小計)が表示される。尚、減法混色系の着色剤の色(例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック))を特定色とし、印刷対象の画素の色とは無関係に、着色剤の色空間における各成分の印刷濃度を他の成分の印刷濃度から独立して設定可能としても良い。
図4に示す印刷濃度設定ウィンドウ400は、設定された印刷濃度に応じた印刷対象のプレビューと標準の印刷濃度に応じた印刷対象のプレビューを並べて表示するGUIの一例である。サブウィンドウ119には、標準の印刷濃度に応じた印刷対象のプレビュー120が表示される。
図5に示す印刷濃度設定ウィンドウ500は、操作に応じて目標費用を設定するとともに、設定された目標費用に応じた印刷濃度を設定するためのGUIを構成するウィンドウの一例である。テキストボックス121は、目標費用の入力を受け付けるためのものである。例えば印刷設定プログラムが使用される地域の通貨単位の数値の入力を目標費用の入力として受け付ける。目標費用がテキストボックス121に入力されると、目標費用が設定され、スライダー101、102の操作範囲(可動範囲)が、設定された目標費用に応じて設定される。すなわち例えば、印刷費用が目標費用を超える範囲にはスライダー101、102を操作できなくする。また例えば印刷費用と目標費用の差が所定値以下の範囲でのみスライダー101、102を操作できるようになる。また例えば、印刷費用と目標費用の差が所定値以下の範囲になるように、スライダー101、102の一方の操作に応じて他方が連動する。
図6および図7に示す印刷濃度設定ウィンドウ600は、操作に応じて目標費用を設定するとともに、設定された目標費用に応じた印刷濃度を設定するためのGUIを構成するウィンドウの一例である。テーブル122は、目標費用の選択を受け付けるためのものである。テーブル122の各セルには目標費用が表示される。ユーザーが任意のセルを選択すると、選択されたセル123が強調表示されるとともに、選択されたセル123に表示されている目標費用が設定される。各目標費用には、特定色としての黒の印刷濃度とその他の色の印刷濃度とが対応付けられている。そして各目標費用と黒の印刷濃度とその他の色の印刷濃度との対応関係はテーブル122において明示されている。目標費用が設定されると、設定された目標費用に対応した黒の印刷濃度に応じてスライダー102の操作範囲が設定されるとともに、設定された目標費用に対応したその他の色の印刷濃度に応じてスライダー101の操作範囲が設定される。印刷濃度設定ウィンドウ600においては、ユーザーは、特定色としての黒の印刷濃度の操作範囲と黒以外の任意の色の印刷濃度の操作範囲とを個別に設定した状態で目標費用を操作することができる。
(3)印刷設定装置の構成
図8は印刷濃度設定ウィンドウ100、200、300、400、500、600によって構成されるGUIを実現する印刷設定装置の構成を示している。印刷濃度設定ウィンドウ100、200、300、400、500、600を用いたGUIは、例えば次のように構成される印刷設定プログラム20をPC(Personal Computer)1で実行することによって実現される。印刷設定プログラム20は、目標費用設定部21、濃度設定部22、費用表示部23、プレビュー表示部24、印刷制御部25、費用データベース(DB)26などのモジュールからなる所謂プリンタードライバーである。
印刷設定装置1は、CPU11、RAM20、ROM12、ハードディスク装置(HDD)13、図示しない入出力インターフェースなどを備えている。印刷設定プログラム20は、HDD13にインストールされ、RAM20にロードされ、CPU11によって実行される。印刷設定装置1は、印刷設定装置1に接続されたプリンター19から独立したPCが印刷設定プログラム20を実行することによって構成されてもよいし、プリンター19に備わるマイクロコンピューターが印刷設定プログラムを実行することによって構成されても良い。印刷設定装置1には、印刷濃度設定ウィンドウ100、200、300、400、500、600が表示されるディスプレイ15と、印刷濃度設定ウィンドウ100、200、300、400、500、600によって構成されるGUIを介して印刷条件を操作するためのキーボード16およびマウス18と、設定された印刷条件に従って印刷対象を印刷するためのプリンター19とが接続されている。
濃度設定部22は、スライダー101、102、102a、102b、103a、13b、103cを構成するモジュールである。すなわち、濃度設定部22は、スライダー101、102、102a、102b、103a、13b、103cを印刷濃度設定ウィンドウ100、200.300.400、500、600に表示するとともに、スライダー101、102、102a、102b、103a、103b、103cのつまみの位置に応じて印刷濃度を設定するためのモジュールである。また、図2に示すスポイト112a、112bを用いて任意の特定色を設定可能な構成では、濃度設定部22は、スポイト112a、112bの操作に応じて特定色を設定するとともに、設定された特定色について、対応するスライダー101、102のつまみの位置に応じた印刷濃度を設定する。
費用表示部23は、テキストボックス108を構成するモジュールである。すなわち、費用表示部23は、設定された印刷濃度に応じた印刷費用を導出し、導出した印刷費用をテキストボックス108に表示する。印刷濃度に応じた印刷費用を導出する方法としては、図9に示すデータ構造を有する費用DB26を参照したり、予め決められた関数を用いて印刷費用を算出する方法がある。費用DB26は、例えば2次元のテーブルであって、黒の印刷濃度と任意の色の印刷濃度とに標準的な印刷費用が関連づけて登録されているデータ構造体である。図9に示す印刷費用が登録されている費用DB26の場合、黒の印刷濃度が"標準"に設定され、任意の色の印刷濃度が"淡"に設定されると、1ページあたりの印刷費用として0.9円が導出される。テーブルを参照することによって印刷費用を導出する場合、費用表示部23が参照するテーブルは1つでもよいし、印刷対象のサイズ毎、印刷対象の種類毎(テキスト、写真画像、プレゼンテーション資料など)に参照するテーブルを変えても良い。また、このような費用DBをインターネットを介して印刷設定装置1に接続されるサーバーに記憶しておき、印刷設定装置1がサーバーに問い合わせて印刷費用を取得しても良い。
また、図3に示すように着色剤毎の印刷費用小計を表示する場合、費用表示部23は例えば次のようにして印刷費用を表示する。すなわち、まず、設定された印刷濃度に応じて印刷対象の輝度値(画素値)を変換し、輝度値が変換された印刷対象について色変換やハーフトーニングを実施することによって設定された印刷濃度に応じた印刷制御データを生成する。次に着色剤毎に印刷制御データのドット数を計る。そしてドット数に応じた着色剤の使用量を算出するとともにテキストボックス116a、116bに表示する。また着色剤毎に単価と使用量の積を算出するとともにテキストボックス117a、117bに小計として表示する。そして着色剤毎の小計の総和を導出し、導出した総和をテキストボックス118に印刷費用として表示する。なお、印刷費用小計を表示しない場合であっても、このようにして印刷対象に応じて印刷費用を導出すると、表示される印刷費用と実際にかかる印刷費用との誤差を低減できる。
プレビュー表示部24は、サブウィンドウ103、119を構成するモジュールである。サブウィンドウ103に表示されるプレビュー104は、設定された印刷濃度において分版、ハーフトーニング等を実施することによって、印刷対象の印刷結果をシミュレーションした結果を画面表示したものである。サブウィンドウ119に表示されるプレビュー120は、標準の印刷濃度において分版、ハーフトーニング等を実施することによって、印刷対象の印刷結果をシミュレーションした結果を画面表示したものである。
目標費用設定部21は、操作に応じて目標費用を設定するためのモジュールである。具体的には例えば、目標費用設定部21は図5に示すテキストボックス121に入力された数値を目標費用として設定し、目標費用に応じてスライダー101、102のつまみの位置やその操作範囲を設定する。このとき、目標費用設定部21は、図9に示した費用DB26を参照することによってスライダー101、102のつまみの位置やその操作範囲を設定する。例えばテキストボックス121に入力された数値に最も近い印刷費用に対応する黒の印刷濃度と任意の色の印刷濃度とを費用DB26を参照することによって特定し、特定した印刷濃度に応じた位置にスライダー101、102のつまみをセットするとともに、目標費用を超えない範囲につまみの操作範囲を設定する。より具体的には、例えばテキストボックス121に1.2が入力されると、スライダー101、102のつまみはそれぞれ"標準"の印刷濃度に対応する中央位置にセットされるとともに、1つの例外ケースを除いて、いずれのつまみも"濃"の印刷濃度に対応する位置には移動させることができなくなる。ここでいう1つの例外ケースとは、スライダー101が"淡"の印刷濃度に対応する位置にある場合であって、この場合に限り、スライダー102を"濃"の印刷濃度に対応する位置に移動させることができる。
また目標費用設定部21は、数値入力操作ではなく、選択操作に応じて目標費用を設定しても良い。例えば図6、7に示すようにテーブル122のセルを選択する操作に応じて目標費用を設定しても良い。
また、目標費用設定部21は、設定された目標費用に応じてスライダー101、102のつまみの位置を設定し、スライダー101、102の操作を受け付けないでもよい。この場合、スライダー101、102は単に印刷濃度をわかりやすくユーザーに認識させることに寄与するだけとなり、目標費用設定部21は操作に応じて目標費用を設定するとともに、設定した目標費用に応じて印刷濃度を設定することになる。
印刷制御部25は、設定された印刷濃度において印刷対象を印刷するための印刷制御データを生成し、印刷制御データをプリンター19に送信するためのモジュールである。具体的には、テキストデータ、写真画像データ、ベクトルデータなどからなる印刷対象をアプリケーションプログラムから取得し、OSと協働することによって印刷対象のビットマップ画像を生成する。このとき、例えば黒の印刷濃度が"標準"、任意の色の印刷濃度が"淡"に設定されている場合、元画像の(R、G、B)=(0、0、0)の画素を除いた任意の画素の輝度(R、G、B)=(rxy、gxy、bxy)は、色相が変換前後で変化しない予め決められた関数f(k、rxy、gxy、bxy)(kは印刷濃度)や、印刷濃度毎に変換前後の輝度の対応関係が予め決められたテーブルを用いて(R、G、B)=(Rxy、Gxy、Bxy)に変換される。さらに印刷制御部25は、印刷対象のビットマップ画像について、分版、ハーフトーニング、インターレース処理などを施すことによって印刷制御データを生成する。なお、印刷対象の色についてではなく、着色剤について印刷濃度が設定されている場合、印刷制御部25は、分版後に各画素の濃度を変換したり、ハーフトーニング後に着色剤のドットを間引けばよい。
(4)印刷設定装置の作動
次に図10に基づいて印刷設定装置1の作動を説明する。図10に示すフローチャートは、目標費用を設定する構成について印刷設定装置1の作動を示しているが、目標費用を設定しない構成の場合、S11、S12、S13のステップは実行されない。
はじめに、アプリケーションプログラムの実行中などに印刷設定要求が発生し、印刷設定のためのダイアログウィンドウにおいて印刷濃度の設定が要求されると、印刷濃度設定ウィンドウ100、200、300、400、500、600が起動する(S10)。このとき、スライダー101、102、102a、102b、103a、13b、103cのつまみは、"標準"の印刷濃度に対応する位置など、予め決められた初期位置にセットされる。そしてスライダー101、102、102a、102b、103a、13b、103cのつまみの初期位置に応じて印刷濃度に初期値が設定される。またこのとき、初期値の印刷濃度に応じたプレビュー104、120がサブウィンドウ103、119にそれぞれ表示される。またこのとき、初期値の印刷濃度に応じた印刷費用がテキストボックス108に表示される。
印刷濃度設定ウィンドウ100、200、300、400、500、600が起動すると、目標費用操作、印刷濃度操作、印刷開始指示の発生を所定の時間間隔でそれぞれ検出する(S11、S20、S30)。
ユーザーによる目標費用操作が発生すると、すなわち上述したとおり、印刷濃度設定ウィンドウ500においてテキストボックス121に目標費用が入力されたり、印刷濃度設定ウィンドウ600においてテーブル122のセルが選択されると、これらの操作に応じて目標費用が設定される(S12)。
目標費用が設定されると、設定された目標費用に応じて印刷濃度の操作範囲が設定される(S13)。具体的には上述したとおり、スライダー101、102、102a、102b、103a、13b、103cのつまみの位置と操作範囲が設定される。そしてこのとき、スライダー101、102、102a、102b、103a、13b、103cのつまみの位置に応じて印刷濃度が再設定される。
ユーザーによる印刷濃度操作が発生すると、すなわちスライダー101、102、102a、102b、103a、13b、103cのつまみの位置が操作されると、つまみの位置に応じて印刷濃度が再設定される(S21)。
印刷濃度が再設定されると、再設定された印刷濃度に応じた印刷費用がテキストボックス108に表示される(S14)。そして、再設定された印刷濃度に応じてプレビュー104、120が更新される(S15)。
ユーザーによる印刷開始指示が発生すると、すなわちボタン105が選択されると、既に述べたようにして印刷制御データが生成され、プリンター19において印刷が起動する(S31)。
その結果、印刷対象と設定された印刷濃度とに基づいて生成された印刷制御データを受信したプリンター19によって印刷が実行される。
このように、印刷設定装置1においては、ユーザーは印刷濃度を調整することによって印刷費用を抑制できるため、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を得ることができる。そして、スポイト112a、112bやスライダー102、102a、102b、103a、103b、103cを操作することによって、ユーザーは、文字や強調のための下線や輪郭線など、印刷対象において他より重要な要素に付されている特定色についての印刷濃度を特定色以外の色の印刷濃度から独立して設定できるため、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を得られる機会が増加する。また特定色を黒とするスライダー102を予め用意しておくことによって、一般的な文字色である黒を特定色として設定する操作が不要となり、ユーザービリティが高まる。さらにテキストボックス121やテーブル122を用いて目標費用の設定操作を受け付けることによって、目標費用を優先して印刷濃度を操作することがユーザーにとって容易になる。またユーザーは目標費用を調整することによって目標費用に応じた印刷濃度で印刷を実行できるため、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を得ることができる。また、印刷濃度に応じたプレビュー104を表示することによって、ユーザーは印刷結果を把握しながら印刷濃度を調整できるため、印刷費用を抑制しながら必要十分な印刷結果を確実に得ることができる。
以上、本発明を実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1:印刷設定装置、13:ハードディスク装置、15:ディスプレイ、16:キーボード、18:マウス、19:プリンター、20:印刷設定プログラム、21:目標費用設定部、22:濃度設定部、23:費用表示部、24:プレビュー表示部、25:印刷制御部、26:費用DB、100:印刷濃度設定ウィンドウ、101:スライダー、102:スライダー、102a:スライダー、103:サブウィンドウ、104:サブウィンドウ、104:プレビュー、105:ボタン、108:テキストボックス、110a:テキストボックス、111a:カラーパッチ、112:ボタン、112a:スポイト、112b:スポイト、113:ドロップダウンリスト、115a:テキストボックス、116a:テキストボックス、117a:テキストボックス、118:テキストボックス、119:サブウィンドウ、120:プレビュー、121:テキストボックス、122:テーブル、123:セル、200:印刷濃度設定ウィンドウ、300:印刷濃度設定ウィンドウ、400:印刷濃度設定ウィンドウ、500:印刷濃度設定ウィンドウ、600:印刷濃度設定ウィンドウ

Claims (9)

  1. 操作に応じて印刷濃度を設定する濃度設定手段と、
    設定された前記印刷濃度に応じた印刷費用を画面に表示させる費用表示手段と、
    としてコンピューターを機能させる印刷設定プログラム。
  2. 操作に応じて目標費用を設定する目標費用設定手段としてコンピューターを機能させ、
    前記濃度設定手段は、設定された前記目標費用に応じて前記印刷濃度の操作範囲を設定する、
    請求項1に記載の印刷設定プログラム。
  3. 操作に応じて目標費用を設定する目標費用設定手段と、
    設定された前記目標費用に応じて印刷濃度を設定する濃度設定手段と、
    としてコンピューターを機能させる印刷設定プログラム。
  4. 前記濃度設定手段は、特定色についての前記印刷濃度を前記特定色以外の色についての前記印刷濃度から独立して操作に応じて設定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷設定プログラム。
  5. 前記特定色は黒である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷設定プログラム。
  6. 前記濃度設定手段は、前記特定色を操作に応じて設定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷設定プログラム。
  7. 設定された前記印刷濃度に応じたプレビューを前記画面に表示させるプレビュー表示手段としてコンピューターを機能させる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の印刷設定プログラム。
  8. 操作に応じて印刷濃度を設定する濃度設定手段と、
    設定された前記印刷濃度に応じた印刷費用を画面に表示させる費用表示手段と、
    を備える印刷設定装置。
  9. 操作に応じて目標費用を設定する目標費用設定手段と、
    設定された前記目標費用に応じて印刷濃度を設定する濃度設定手段と、
    を備える印刷設定装置。
JP2009156603A 2009-07-01 2009-07-01 印刷設定プログラムおよび印刷設定装置 Withdrawn JP2011013875A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014146231A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Seiko Epson Corp 印刷制御装置、印刷装置の制御方法および印刷システム
JP2017076269A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 株式会社東芝 印刷結果推定装置及びコンピュータプログラム
US10477038B2 (en) 2017-05-15 2019-11-12 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image processing system, and recording medium

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