JP7031487B2 - 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
本発明は、追い刷り印刷を行う場合にあって、印刷される媒体の色を隠蔽するための指定に応じて、印刷ジョブを生成することができる画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付手段と、前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御手段を有する画像処理装置である。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理ごとに又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理ごとに、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
「追刷印刷」については、図3、図4の例を用いて詳述する。
なお、本実施の形態での「媒体(メディア、記録媒体、印刷媒体ともいわれる)」は、印刷される媒体であればよく、素材は問わない。例えば、媒体として、従前の記録紙(紙、用紙)に限られず、合成樹脂等の(透明)フィルムも含む。
また、「給紙手段」(シートフィーダー、給紙トレイ、用紙トレイ、給紙カセット、デッキといわれるものを含む)についても、もちろんのことながら、給紙手段に設定(一般的には、セットともいわれる行為を含む)できるものは媒体であって、記録紙に限るものではない(給紙手段という名称に「給紙」が含まれているからといって、紙に限定する意図はない)。
本実施の形態は、同じ媒体に対して複数回の印刷を行うものであって、2回目以降の印刷にあっては、操作者が前回の印刷が行われた媒体を給紙手段にセットすることを行う。例えば、2回目の印刷を行う際には、操作者は、1回目の印刷が行われた媒体(用紙)を給紙手段にセットすることが必要になる。
受付モジュール112は、印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける。この指定は、ユーザーの操作による指示である。ユーザーの操作として、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、音声、視線、ジェスチャ等を用いたものがある。
受付モジュール112が受け付ける指定は、追刷印刷で用いられる色の色材の出力割合、又は、媒体の色を隠蔽する率を示す隠蔽率の指定であってもよい。具体的には、図7の例を用いて後述する画面700のトナー総出力数値指定欄715、隠蔽率数値指定欄725への入力が該当する。
また、受付モジュール112は、出力割合として、100%より大の値が指定できるようにしてもよい。一般的には、100%以下の値しか指定できないが、追刷印刷であるため、100%より大の値が指定できるようにしている。また、100%未満の値が指定できないようにしてもよい。
また、受付モジュール112は、隠蔽率として、100%以下の値に限定するようにしてもよい。
また、受付モジュール112は、追刷印刷の指定等を受け付けてもよい。例えば、図7に示す画面700では、追刷印刷の指定として、下塗印刷が指定され(下塗チェック欄705)、かつ、総出力又は隠蔽率として指定された値が複数回の追刷印刷が必要となる場合が該当する。
また、表示モジュール114は、印刷ジョブ生成モジュール120によって生成された印刷ジョブを、ユーザーによって選択可能に表示するようにしてもよい。
そして、表示モジュール114は、印刷ジョブ生成モジュール120によって生成(そして命名)された印刷ジョブの名称を表示するようにしてもよい。
また、表示モジュール114は、追刷印刷を行う回数を表示してもよいし、追刷印刷において媒体を給紙手段にセットすること等を促す表示を行ってもよい。
また、印刷ジョブ生成モジュール120は、出力割合から追刷印刷の回数と各追刷印刷の出力割合を決定するようにしてもよい。具体的には、追刷印刷の回数は、出力割合を100で除算し、除算結果の小数点以下を切り上げすればよい。各追刷印刷の印刷割合は、1回分の追刷印刷の出力割合を剰余とし、他の追刷印刷の出力割合を100とすればよい。例えば、最終回以外の追刷印刷の出力割合を100として、最終回の追刷印刷の出力割合を剰余とすればよい。具体的には、図9の例に示すフローチャート内のステップS910等の処理が該当する。
また、印刷ジョブ生成モジュール120は、隠蔽率とその隠蔽率を達成するための出力割合を対応させて記憶している記憶手段(具体的には、後述する図8に例示する隠蔽率・トナー総出力プロファイルテーブル800)を用いて、指定の隠蔽率から出力割合を抽出し、抽出したその出力割合から追刷印刷の回数と各追刷印刷の出力割合を決定するようにしてもよい。
また、印刷ジョブ生成モジュール120は、印刷ジョブの名称として、追刷印刷であり、その回数がわかるような名称を付与するようにしてもよい。
また、印刷制御モジュール130は、2回目以降の追刷印刷の場合、選択された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御するようにしてもよい。
印刷実行モジュール140は、印刷制御モジュール130と接続されている。印刷実行モジュール140は、いわゆるプリンタとしての機能を有し、印刷処理を実行する。つまり、印刷制御モジュール130による制御にしたがって、媒体に印刷データを印刷する。
画像形成装置200は、画像処理モジュール100、タッチパネル205、給紙モジュール210、排紙モジュール215を有している。画像形成装置200が、画像処理モジュール100の機能を有している例を示すものである。画像形成装置200は、プリンタ、複写機、ファックス、複合機(少なくともプリンタの機能を有して、スキャナ、複写機、ファックス等のいずれか1つ以上の機能を有している画像処理装置)等の機能を有する。
画像処理モジュール100は、タッチパネル205、給紙モジュール210、排紙モジュール215と接続されている。
給紙モジュール210は、画像処理モジュール100と接続されている。給紙モジュール210は、画像処理モジュール100の印刷実行モジュール140による制御にしたがって、媒体を印刷実行モジュール140に供給する。2回目以降の追刷印刷の場合にあっては、ユーザーによって媒体(追刷印刷が1回以上行われた媒体)がセットされる。
排紙モジュール215は、画像処理モジュール100と接続されている。排紙モジュール215は、画像処理モジュール100の印刷実行モジュール140によって印刷が行われた媒体を排出する。2回目以降の追刷印刷の場合のために、ユーザーによって、排紙モジュール215によって排出された媒体(追刷印刷が1回以上行われた媒体)が、給紙モジュール210にセットされる。なお、このセットにあたって、ユーザーは、タッチパネル205上に表示された説明用画像を参考にする。
なお、図2の例では、画像処理モジュール100の印刷実行モジュール140、給紙モジュール210、排紙モジュール215を、それぞれ別個のモジュールとしたが、画像処理モジュール100の印刷実行モジュール140が、給紙モジュール210、排紙モジュール215を含んでいてもよい。
有色の媒体に対して印刷を行う際に、白色のトナーで下塗りをした後にCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)トナーで画像を印刷することにより、媒体色の影響を減少(排除を含む)させることができる。
この手法を用いた、白トナーとCMYKトナーを搭載し、1回の印刷で白トナーの下塗りとCMYK画像の印刷が可能な画像形成装置200が存在する。
図3に示す具体例を用いて説明する。
媒体300は有色(白以外の色)であり、図3の例では黒色である。媒体300上に印刷されるCMYK画像320は、CMYK画像(背景)322とCMYK画像(数字の3)324によって構成されており、CMYK画像(背景)322は黄色であり、CMYK画像(数字の3)324は紺色である。白色の下塗り310を行った上で、CMYK画像(背景)322、CMYK画像(数字の3)324を印刷している。その結果、印刷結果を示している図3(b)においても、CMYK画像(数字の3)324は紺色のままであり、CMYK画像(背景)322は黄色のままである。つまり、媒体300の色(黒色)の影響を減少させ、印刷画像であるCMYK画像(数字の3)324、CMYK画像(背景)322を再現できている。なお、下塗り310がなかった場合は、図3(b)におけるCMYK画像(数字の3)324、CMYK画像(背景)322は、それぞれ黒みがかった紺色、黄色になってしまう。
特に、媒体色の色味が濃い場合には白トナーの出力量を100%に設定していても、1回の印刷で隠蔽率100%にするのが困難なケースがあり、白トナーのみの印刷を繰り返して隠蔽率100%にした後にCMYK画像を印刷する追刷印刷という運用がある。この場合、白トナーの下塗りを100%以上に指定したのと同等の白トナーの出力量になる。
本実施の形態では、下塗りによる媒体色の隠蔽を容易に設定可能にしている。
なお、隠蔽率100%は、物理的な意味での媒体色の影響を排除することであってもよいが、人間の目で見て、印刷画像(図3(b)の例では、CMYK画像(背景)322、CMYK画像(数字の3)324)の色が媒体の色(図3(b)の例では、媒体300の黒色)からの影響を受けていないと感じる程度であればよい。
色付きの媒体(有色メディア、例えば、黒紙等)に対する印刷を行う場合に、下地に白色トナーを印刷し、その上にCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)トナーで印刷することにより、CMYK色に対してのメディアの色の影響を減少させて表現することができる。そのため、CMYK以外に白色のトナーやメタリック色(例えば、銀色等)のトナー(特殊トナー、特色トナーともいわれる)を搭載し、1回のプリント動作で下地の白及びCMYKの印刷を行うプリンタが存在する。つまり、1回のプリント動作で5色分のトナーを用いた印刷が行われる。なお、本実施の形態の説明では、特殊トナーとして白色のトナーを例示して説明するが、メタリック色のトナーであってもよい。
図4の例を用いて説明する。
例えば、図4(a)に示すように、用紙425上に、黒トナー415、イエロートナー410、マゼンタトナー405、シアントナー400を印刷した場合、用紙425が白色の場合に比べて、有色であると、印刷物として全体にその用紙425の色合いになってしまう。つまり、色付きの用紙425に印刷を行った場合、黒トナー415、イエロートナー410、マゼンタトナー405、シアントナー400で表現される印刷の色味が本来の色味とは異なったものになってしまう。
そこで、例えば、図4(b)に示すように、用紙425に対して、まず白トナー420を印刷し、その上に黒トナー415、イエロートナー410、マゼンタトナー405、シアントナー400を印刷することが行われている。なお、白トナー420は、黒トナー415、イエロートナー410、マゼンタトナー405、シアントナー400が印刷される領域全てに印刷する。もちろんのことながら、黒トナー415、イエロートナー410、マゼンタトナー405、シアントナー400が印刷されない領域には、白トナー420を印刷せず、用紙425が背景となる。つまり、白トナー420が印刷の下地になる。このように、白トナー420を下に印刷することにより、用紙425の色による印刷の色味への影響を軽減させることができる。
例えば、図4(c1)に示すように、1回目の印刷では、用紙425上に白トナー420aだけの印刷を行う。次に、ユーザーは、印刷された用紙425(排紙モジュール215によって排出された用紙425)を給紙モジュール210に戻し、2回目の印刷を指示する。これによって、図4(c2)の例に示すように、白トナー420bがさらに印刷され、結果的に用紙425上に白トナー420a、白トナー420bが印刷されることになる。そして、N回目の印刷において、図4(b)の例に示した印刷と同様の印刷を行う。これによって、用紙425の色の影響を減少させて、有色の用紙425上でも本来の印刷の色味を表現することができるようになる。
なお、本実施の形態は、追刷印刷を行う回数(図4の例では「N」回)を算出する。
印刷するデータは、図5(c)の例に示すように出力データ(CMYK版)520とする。この出力データ(CMYK版)520の左側にはカラーの写真画像、右側の文字画像「A」は赤、文字画像「B」は青、文字画像「C」は緑である。これを黒色の用紙510に印刷する。そのために、出力データ(CMYK版)520から追刷印刷用の出力データ(特殊トナー版)505を生成する。なお、ここで特殊トナーは白色トナーとし、図5(a)の例に示す出力データ(特殊トナー版)505上では、白色トナーの輪郭部分を黒色で示している。つまり、図5(a)の例に示す出力データ(特殊トナー版)505は、出力データ(CMYK版)520で印刷する領域(具体的には、左側の写真画像領域と右側の3文字「ABC」の文字画像領域)を白とする印刷データである。なお、出力データ(CMYK版)520内には、出力データ(特殊トナー版)505が含まれていてもよい。つまり、N回目の追刷印刷において白色データの上にCMYKデータがあってもよい(1回の印刷で、白色トナー、CMYKトナーの印刷が行われる)。
そして、ユーザーは、出力物515aを給紙モジュール210にセットして、2回目の追刷印刷の指定を行う。その結果、図5(b)の例に示すように、出力データ(特殊トナー版)505を用紙510b(図5(a)の例に示す出力物515a)に印刷することになり、出力物515bを得る。出力物515bでは、同じ箇所に対しての2回目の白色トナーによる印刷であるので、左側の写真画像領域と右側の3文字「ABC」の文字画像領域は、図5(a)の例に示す出力物515a内のものよりは白く見える。ただし、未だ灰色のように見えている。
この追刷印刷の処理を繰り返し、N回目(最後)の追刷印刷では、図5(c)の例に示すように、出力データ(CMYK版)520を用紙510n(N-1回の追刷り印刷が行われた出力物515)に印刷することになり、出力物515nを得る。なお、用紙510nでは、用紙510aの黒色の影響がなくなる程度に、左側の写真画像領域、右側の文字画像の領域が特殊トナー(白色トナー)で重ね塗りされている。そして、出力物515nでは、左側の写真画像領域、右側の3文字「ABC」の文字画像領域(文字画像「A」は赤、文字画像「B」は青、文字画像「C」は緑)の部分が、白色の媒体上に印刷されたかのように再現されている。
なお、追刷印刷の運用では、一度印刷した印刷物の1ページ目を上にして給紙モジュール210にセットしなおして、同じ方向で印字しなければならない。
ステップS602では、受付モジュール112は、印刷指示を受け付ける。
ステップS604では、追い刷り印刷であるか否かを判断し、追い刷り印刷の場合はステップS606へ進み、それ以外(一般印刷)の場合はステップS608へ進む。
ステップS606では、印刷実行モジュール140は、追い刷り印刷処理を行う。ステップS606の詳細な処理については、図9又は図10の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS608では、印刷実行モジュール140は、一般の印刷処理を行う。ここでの一般の印刷処理とは、印刷された媒体(出力物)を給紙モジュール210にセットして、さらに印刷することがない印刷である。
表示モジュール114は、タッチパネル205の画面700に、下塗チェック欄705、トナー総出力選択欄710、トナー総出力数値指定欄715、隠蔽率選択欄720、隠蔽率数値指定欄725を表示する。画面700は、100%以上の白トナー出力が設定できる画面である。具体的には、画面700は、(1)下塗りするか否かの設定(下塗チェック欄705)、(2)トナーの総出力指定/隠蔽率指定の選択(トナー総出力選択欄710、隠蔽率選択欄720)、(3)トナーの総出力指定時において、トナーの総出力を入力する欄(トナー総出力数値指定欄715)、(4)隠蔽率指定時において、隠蔽率を入力する欄(隠蔽率数値指定欄725)によって構成されている。
ユーザーの操作によって、下塗チェック欄705にチェックが行われた場合、トナー総出力選択欄710、隠蔽率選択欄720が選択可能になる。トナー総出力選択欄710が選択された場合、トナー総出力数値指定欄715に対する入力が可能になる。トナー総出力数値指定欄715には、100%より大きい値が入力可能である。なお、追刷印刷以外の印刷(1回だけの印刷を行う一般印刷)では、100%以下の値しか入力できないように制限されている。しかし、このトナー総出力数値指定欄715では、同じ白色トナーでの複数回の印刷を行うことから100%より大きい値を受け付け可能としている。また、隠蔽率選択欄720が選択された場合、隠蔽率数値指定欄725に対する入力が可能になる。隠蔽率数値指定欄725には、100%以下の値を入力可能に制限している。
隠蔽率・トナー総出力プロファイルテーブル800は、用紙欄810、隠蔽率(%)欄820、トナー総出力(%)欄830を有している。用紙欄810は、用紙の種類を記憶している。用紙の種類として、例えば、用紙の色を示すものであってもよいし、用紙の材質、サイズ等を含めて示すものであってもよい。隠蔽率(%)欄820は、隠蔽率(%)を記憶している。トナー総出力(%)欄830は、その用紙において、その隠蔽率に達成するためのトナー総出力(%)を記憶している。
例えば、隠蔽率・トナー総出力プロファイルテーブル800の1行目は、用紙:Aは、隠蔽率を100%とする場合、トナー総出力を180%としなければならないことを示している。
ステップS902では、ユーザーの操作として、(1)下塗りを選択、(2)トナーの総出力指定/隠蔽率指定の選択、(3)下塗りトナーの総出力/隠蔽率の入力、が行われる。
ステップS904では、下塗りトナーの総出力指定が選択されたか否かを判断し、選択された場合はステップS908へ進み、それ以外の場合(隠蔽率指定が選択された場合)はステップS906へ進む。
ステップS908では、下塗りトナー総出力が100%以上であるか否かを判断し、100%以上の場合はステップS910へ進み、それ以外の場合(1回の印刷で済む場合)はステップS928へ進む。
ステップS912では、1番の印刷ジョブにしたがって印刷する。
ステップS916では、用紙のセットを求めるメッセージダイアログを表示する。つまり、表示モジュール114が、前回の印刷処理(ステップS912又はステップS924)で印刷された用紙を、次回の印刷処理のために給紙モジュール210にセットすることを促す表示を行う。
ステップS920では、i番の印刷ジョブの印刷指示を求めるメッセージダイアログを表示する。つまり、表示モジュール114が、印刷指示を促す表示を行う。
ステップS924では、i番の印刷ジョブにしたがって印刷する。
ステップS928では、下塗り+CMYK画像の印刷ジョブにしたがって印刷する。つまり、追刷印刷ではなく、1回の一般印刷を行う。具体的には、図4(b)の例に示す印刷である。
ステップS1002では、ユーザーの操作として、(1)下塗りを選択、(2)トナーの総出力指定/隠蔽率指定の選択、(3)下塗りトナーの総出力/隠蔽率の入力、が行われる。
ステップS1004では、下塗りトナーの総出力指定が選択されたか否かを判断し、選択された場合はステップS1008へ進み、それ以外の場合(隠蔽率指定が選択された場合)はステップS1006へ進む。
ステップS1008では、下塗りトナー総出力が100%以上であるか否かを判断し、100%以上の場合はステップS1010へ進み、それ以外の場合(1回の印刷で済む場合)はステップS1022へ進む。
ステップS1012では、1番の印刷ジョブにしたがって印刷する。それ以外の印刷ジョブを保留印刷ジョブのリストに入れる。「保留印刷ジョブのリスト」の具体例として、後述する図14の例に示す保留印刷ジョブリスト1450がある。
ステップS1016では、用紙をセットする。
ステップS1020では、印刷ジョブにしたがって印刷し、ステップS1014へ戻る。
ステップS1022では、下塗り+CMYK画像の印刷ジョブにしたがって印刷する。つまり、追刷印刷ではなく、1回の一般印刷を行う。具体的には、図4(b)の例に示す印刷である。
Step1102では、ユーザーの操作によって、図11(a)の例に示す画面700で以下を設定する。
・下塗りを選択
・トナーの総出力指定を選択
・トナーの総出力を180(%)に設定する
Step1104では、ユーザーからの印刷指示を受け付ける。
Step1202では、ユーザーの操作によって、図12(a)の例に示す画面700で以下を設定する。
・下塗りを選択
・隠蔽率指定を選択
・隠蔽率を100(%)に設定する
Step1204では、ユーザーからの印刷指示を受け付ける。
Step1210では、印刷を実行する。図11(c1)~(c3)で示した例と同じ印刷処理を行う。
Step1306では、印刷を停止し、ダイアログを表示する。ステップS916、ステップS922に該当する処理である。具体的には、図13(b2)の例に示すように、画面1350に「Job1_1の印刷が完了しました。用紙をセットしてください。」と表示し、また、OKボタン1355を表示する。ステップS916に該当する処理である。このメッセージにしたがって、ユーザーは印刷された用紙を給紙モジュール210にセットする。ステップS918に該当する処理である。OKボタン1355が押下される。そして、図13(b3)の例に示すように、画面1360に「Job1_2を印刷しますか?」と表示し、また、印刷ボタン1365を表示する。ステップS920に該当する処理である。ステップS922に該当する処理である印刷ボタン1365が押下された場合、Step1308に移る。
Step1408では、図14(c)の例に示すように、選択された印刷ジョブ「Job1_2」にしたがって2回目の印刷をする。そして、図14(d)の例に示す印刷結果である媒体300を得る。
図15は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
画像処理モジュール1500は、UI制御モジュール110、印刷ジョブ生成モジュール1520、印刷制御モジュール130、印刷実行モジュール140を有している。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、トナーの総量規制に関する処理を付加したものである。したがって、第2の実施の形態は、第1の実施の形態を含んでいる。第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
前述の第1の実施の形態のように下塗りの白トナー出力がCMYK画像の色味によらず均一な場合、CMYK画像の色味の影響で下塗りにムラができることが考えられる。
第2の実施の形態は、トナーの総量規制によって生じる、媒体色の隠蔽のための下塗りのムラを抑制するものである。
印刷ジョブ生成モジュール1520は、総量規制モジュール1525を有しており、UI制御モジュール110、印刷制御モジュール130と接続されている。印刷ジョブ生成モジュール1520は、画像処理モジュール100の印刷ジョブ生成モジュール120の機能を有しており、総量規制モジュール1525による印刷するトナーの総量規制の処理を行う。
総量規制モジュール1525は、最後に印刷する印刷ジョブにおいて総量規制による判断を行う。
そして、総量規制モジュール1525は、最後に印刷する印刷ジョブにおいて、総量規制より多い又は以上となる画素がある場合は、その印刷ジョブを分割する。なお、全ての画素が総量規制以下又は未満となる場合は、その最後の印刷ジョブを分割しない。印刷の回数を増やさないためである。
また、印刷ジョブを分割する場合、総量規制モジュール1525は、その印刷ジョブを、下塗りの印刷ジョブと下塗り以外の印刷ジョブに分割するようにしてもよい。
具体的には、総量規制モジュール1525は、白トナーとCMYKトナーを合わせたトナー総量がトナー総量規制を超える画素がある場合、設定された白トナーの出力又は隠蔽率にするために必要な白トナー出力を後述するアルゴリズムによって印刷ジョブを分割する。これによって、白トナーとCMYKトナーを合わせたトナー総量が総量規制を超えた場合に、媒体色を目的の白トナー出力又は隠蔽度合いでムラなく下塗りをすることが可能になる。
印刷実行モジュール140は、印刷制御モジュール130と接続されている。
ステップS1602では、ユーザーの操作として、(1)下塗りを選択、(2)トナーの総出力指定/隠蔽率指定の選択、(3)下塗りトナーの総出力/隠蔽率の入力、が行われる。
ステップS1604では、下塗りトナーの総出力指定が選択されたか否かを判断し、選択された場合はステップS1608へ進み、それ以外の場合(隠蔽率指定が選択された場合)はステップS1606へ進む。
ステップS1608では、下塗りトナー総出力が100%以上であるか否かを判断し、100%以上の場合はステップS1610へ進み、それ以外の場合(1回の印刷で済む場合)はステップS1634へ進む。
ステップS1612では、下塗りトナーとCMYKトナーを合わせた印刷ジョブでトナー総量がトナー総量規制を超える画素があるか否かを判断し、ある場合はステップS1614へ進み、それ以外の場合はステップS1616へ進む。
ステップS1616では、下刷りのみの印刷ジョブから番号を付ける(1~n、n番の印刷ジョブが下塗り+CMYK画像の印刷ジョブ又はCMYK画像の印刷ジョブになる)。
ステップS1620では、変数iに2をセットし、i≦nの条件を満たす場合は、ステップS1632までの処理を繰り返す。ステップS1632までの処理が終了した際に、変数iをインクリメント(変数iに1加算)する。
ステップS1624では、ユーザーが用紙をセットする。
ステップS1628では、ユーザーが印刷指示を行う。
ステップS1632では、ステップS1620に戻る。
ステップS1634では、下塗り+CMYK画像の印刷ジョブにしたがって印刷する。つまり、追刷印刷ではなく、1回の一般印刷を行う。具体的には、図4(b)の例に示す印刷である。
ステップS1702では、ユーザーの操作として、(1)下塗りを選択、(2)トナーの総出力指定/隠蔽率指定の選択、(3)下塗りトナーの総出力/隠蔽率の入力、が行われる。
ステップS1704では、下塗りトナーの総出力指定が選択されたか否かを判断し、選択された場合はステップS1708へ進み、それ以外の場合(隠蔽率指定が選択された場合)はステップS1706へ進む。
ステップS1708では、下塗りトナー総出力が100%以上であるか否かを判断し、100%以上の場合はステップS1710へ進み、それ以外の場合(1回の印刷で済む場合)はステップS1728へ進む。
ステップS1712では、下塗りトナーとCMYKトナーを合わせた印刷ジョブでトナー総量がトナー総量規制を超える画素があるか否かを判断し、ある場合はステップS1714へ進み、それ以外の場合はステップS1716へ進む。
ステップS1716では、下刷りのみの印刷ジョブから番号を付ける(1~n、n番の印刷ジョブが下塗り+CMYK画像の印刷ジョブになる)。
ステップS1720では、保留印刷ジョブのリストに分割された印刷ジョブが存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1722へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1799)。
ステップS1724では、保留印刷ジョブのリストにある分割印刷ジョブのうち、次の実行すべき印刷ジョブの印刷指示を出す。
ステップS1728では、下塗り+CMYK画像の印刷ジョブにしたがって印刷する。つまり、追刷印刷ではなく、1回の一般印刷を行う。具体的には、図4(b)の例に示す印刷である。
Step1802では、ユーザーの操作によって、図18(a)の例に示す画面700で以下を設定する。
・下塗りを選択
・トナーの総出力指定を選択
・トナーの総出力を180(%)に設定する
Step1804では、ユーザーからの印刷指示を受け付ける。
Step1810bでは、印刷を実行する。つまり、図18(d1b)~図18(d4b)の例に示すように、分割ジョブテーブル1800(印刷ジョブ「Job1_1」、印刷ジョブ「Job1_2」、印刷ジョブ「Job1_3」)にしたがって3回の印刷を行う。具体的には、図18(d1b)の例に示すように、1回目の下塗り印刷(印刷ジョブ「Job1_1」:下塗り(白色)トナー100%)を行う。そして、その印刷結果を給紙モジュール210にセットして、図18(d2b)の例に示すように、2回目の下塗り印刷(印刷ジョブ「Job1_2」:下塗り(白色)トナー80%)を行う。そして、その印刷結果を給紙モジュール210にセットして、図18(d3b)の例に示すように、3回目の本印刷(印刷ジョブ「Job1_3」:CMYK画像)を行う。その結果、図18(d4b)の例に示すような印刷物を得る。この例では、図18(d2a)の例に示す印刷を、図18(d2b)(d3b)の例に示す2回の印刷に分割している。
Step1902では、ユーザーの操作によって、図19(a)の例に示す画面700で以下を設定する。
・下塗りを選択
・隠蔽率指定を選択
・隠蔽率を100%に設定する
Step1904では、ユーザーからの印刷指示を受け付ける。
Step1908では、印刷ジョブを分割する。例えば、分割ジョブテーブル1100を生成する。図19(c)は、分割ジョブテーブル1100のデータ構造例を示す説明図であり、図11(b)の例に示した分割ジョブテーブル1100のデータ構造と同じである。
Step1913bでは、印刷を実行する。つまり、図19(e1b)~図19(e4b)の例に示すように、分割ジョブテーブル1800(印刷ジョブ「Job1_1」、印刷ジョブ「Job1_2」、印刷ジョブ「Job1_3」)にしたがって3回の印刷を行う。前述した図18(d1b)~図18(d4b)の例と同じである。つまり、この例では、図19(e2a)の例に示す印刷を、図19(e2b)(e3b)の例に示す2回の印刷に分割している。
前述したように、本実施の形態では、「特殊トナーを使用した下塗りを行う」指示を含む1つの印刷ジョブが、画像処理モジュール100(又は画像処理モジュール1500)によって複数の印刷ジョブに分割されることとなる。
このとき、プリンタの操作者(ユーザー)は「特殊トナーを使用した下塗りを行う」旨を指示する作業指示書の内容が、どのように具体化されるのか、画像形成装置200(前述のDFE、プリンタ等)の表示装置であるタッチパネル205を通じて知ることになる。換言すると、操作者は、当初の作業指示が画像処理モジュール100によって変更されたことを知ることになる。
通常、印刷ワークフローの作業指示は上位管理システム(アプリケーションを含む)を介して行われるが、例えば、エラーリカバリのために印刷装置を(上位管理システム側から)変更したりすることも可能である。そのため、現場で作業指示が画像処理モジュール100によって変更され、その変更した結果を上位管理システムに通知するようにすべきである。
印刷ワークフローにおいて、操作者(作業者)は、どの工程でどのような処理を実行し、処理結果を次工程に引き渡す等の具体的な作業を指示する文書(作業指示書)に基づき作業を遂行している。
作業指示書は必ずしも印刷ジョブを実行しようとしているプリンタで出力する必要はなく、別のプリンタから出力してもよいし、又は、スマートフォンやノートパッドのような携帯情報端末の画面に表示してもよい。
なお、画像形成装置200で新たな作業指示書を生成した場合は、印刷ワークフローを管理している上位管理システムやアプリケーションに対して新たな作業指示書により置換される当初の作業指示書に関連付けて新たな作業指示書を画像形成装置200から登録する。作業指示書が置換された旨(及び新たな作業指示書)をワークフロー管理システムに通知することにより、管理システムは印刷ワークフロー全体が計画通り進捗しているか否か、各作業工程で作業ミスが発生しているか否か、各作業工程に要するコストなどを、作業現場で(緊急に)作業指示が変更された場合であっても管理することが可能になる。
画像処理モジュール100(画像処理モジュール1500)は、印刷ジョブ生成モジュール120(印刷ジョブ生成モジュール1520)によって生成された印刷ジョブに関する情報を出力する出力モジュールを有していてもよい。
出力先として、印刷装置、ディスプレイ等の表示装置、ユーザーが有している端末装置、又は、前記印刷ジョブが関わるワークフローを管理している管理装置であってもよい。
出力する内容(印刷ジョブ生成モジュール120(印刷ジョブ生成モジュール1520)によって生成された印刷ジョブに関する情報)として、その印刷ジョブの名称(分割ジョブテーブル1100の分割印刷ジョブ欄1120の内容)、元の印刷ジョブ(分割前の印刷ジョブ)の名称(分割ジョブテーブル1100の元印刷ジョブ欄1110の内容)、その印刷ジョブの内容(分割ジョブテーブル1100の印刷ジョブ内容欄1130の内容)を含めてもよい。
また、出力モジュールは、印刷ジョブ生成モジュール120(印刷ジョブ生成モジュール1520)によって生成された印刷ジョブに関する情報をユーザーへの作業指示書として出力するようにしてもよい。その場合、各回の印刷における印刷物を給紙モジュール210にセットする旨を、その出力に含めるようにしてもよい。また、その印刷物の画像(縮小画像)と給紙モジュール210にセットするときの方向(奥側、手前等)を含めて出力するようにしてもよい。ユーザーにとって、給紙モジュール210にセットする方向はわかりにくい場合があるためである。
また、前述の実施の形態の説明内での比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD-ROM)、CDレコーダブル(CD-R)、CDリライタブル(CD-RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…UI制御モジュール
112…受付モジュール
114…表示モジュール
120…印刷ジョブ生成モジュール
130…印刷制御モジュール
140…印刷実行モジュール
200…画像形成装置
205…タッチパネル
210…給紙モジュール
215…排紙モジュール
1500…画像処理モジュール
1520…印刷ジョブ生成モジュール
1525…総量規制モジュール
Claims (36)
- 印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付手段と、
前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御手段
を有し、
前記指定は、前記追刷印刷で用いられる色の色材の出力割合、又は、前記媒体の色を隠蔽する率を示す隠蔽率の指定である、
画像処理装置。 - 前記出力割合として、100%より大の値が指定できるようにする、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、前記出力割合から前記追刷印刷の回数と各追刷印刷の出力割合を決定する、
請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記隠蔽率として、100%以下の値に限定する、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、隠蔽率と該隠蔽率を達成するための出力割合を対応させて記憶している記憶手段を用いて、前記指定の隠蔽率から出力割合を抽出し、抽出した該出力割合から前記追刷印刷の回数と各追刷印刷の出力割合を決定する、
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段によって生成された印刷ジョブを選択可能に表示する表示手段
をさらに有し、
前記制御手段は、2回目以降の追刷印刷の場合、選択された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、印刷ジョブの名称として、追刷印刷であり、その回数がわかるような名称を付与し、
前記表示手段は、印刷ジョブの名称を表示する、
請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、最後に印刷する印刷ジョブにおいて総量規制による判断を行う、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、最後に印刷する印刷ジョブにおいて、総量規制より多い又は以上となる画素がある場合は、該印刷ジョブを分割する、
請求項8に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、さらに前記印刷ジョブを、下塗りの印刷ジョブと下塗り以外の印刷ジョブに分割する、
請求項9に記載の画像処理装置。 - 印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付手段と、
前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御手段と、
前記生成手段によって生成された印刷ジョブを選択可能に表示する表示手段
を有し、
前記制御手段は、2回目以降の追刷印刷の場合、選択された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する、
画像処理装置。 - 前記指定は、前記追刷印刷で用いられる色の色材の出力割合、又は、前記媒体の色を隠蔽する率を示す隠蔽率の指定である、
請求項11に記載の画像処理装置。 - 前記出力割合として、100%より大の値が指定できるようにする、
請求項12に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、前記出力割合から前記追刷印刷の回数と各追刷印刷の出力割合を決定する、
請求項13に記載の画像処理装置。 - 前記隠蔽率として、100%以下の値に限定する、
請求項12に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、隠蔽率と該隠蔽率を達成するための出力割合を対応させて記憶している記憶手段を用いて、前記指定の隠蔽率から出力割合を抽出し、抽出した該出力割合から前記追刷印刷の回数と各追刷印刷の出力割合を決定する、
請求項15に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、印刷ジョブの名称として、追刷印刷であり、その回数がわかるような名称を付与し、
前記表示手段は、印刷ジョブの名称を表示する、
請求項11に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、最後に印刷する印刷ジョブにおいて総量規制による判断を行う、
請求項11に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、最後に印刷する印刷ジョブにおいて、総量規制より多い又は以上となる画素がある場合は、該印刷ジョブを分割する、
請求項18に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、さらに前記印刷ジョブを、下塗りの印刷ジョブと下塗り以外の印刷ジョブに分割する、
請求項19に記載の画像処理装置。 - 印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付手段と、
前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御手段
を有し、
前記生成手段は、最後に印刷する印刷ジョブにおいて総量規制による判断を行う、
画像処理装置。 - 前記指定は、前記追刷印刷で用いられる色の色材の出力割合、又は、前記媒体の色を隠蔽する率を示す隠蔽率の指定である、
請求項21に記載の画像処理装置。 - 前記出力割合として、100%より大の値が指定できるようにする、
請求項22に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、前記出力割合から前記追刷印刷の回数と各追刷印刷の出力割合を決定する、
請求項23に記載の画像処理装置。 - 前記隠蔽率として、100%以下の値に限定する、
請求項22に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、隠蔽率と該隠蔽率を達成するための出力割合を対応させて記憶している記憶手段を用いて、前記指定の隠蔽率から出力割合を抽出し、抽出した該出力割合から前記追刷印刷の回数と各追刷印刷の出力割合を決定する、
請求項25に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段によって生成された印刷ジョブを選択可能に表示する表示手段
をさらに有し、
前記制御手段は、2回目以降の追刷印刷の場合、選択された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する、
請求項21に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、印刷ジョブの名称として、追刷印刷であり、その回数がわかるような名称を付与し、
前記表示手段は、印刷ジョブの名称を表示する、
請求項27に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、最後に印刷する印刷ジョブにおいて、総量規制より多い又は以上となる画素がある場合は、該印刷ジョブを分割する、
請求項21に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、さらに前記印刷ジョブを、下塗りの印刷ジョブと下塗り以外の印刷ジョブに分割する、
請求項29に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付手段と、
前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御手段
として機能させ、
前記指定は、前記追刷印刷で用いられる色の色材の出力割合、又は、前記媒体の色を隠蔽する率を示す隠蔽率の指定である、
画像処理プログラム。 - コンピュータを、
印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付手段と、
前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御手段と、
前記生成手段によって生成された印刷ジョブを選択可能に表示する表示手段
として機能させ、
前記制御手段は、2回目以降の追刷印刷の場合、選択された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する、
画像処理プログラム。 - コンピュータを、
印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付手段と、
前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御手段
として機能させ、
前記生成手段は、最後に印刷する印刷ジョブにおいて総量規制による判断を行う、
画像処理プログラム。 - 印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付ステップと、
前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成ステップと、
前記生成ステップによって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御ステップ
を有し、
前記指定は、前記追刷印刷で用いられる色の色材の出力割合、又は、前記媒体の色を隠蔽する率を示す隠蔽率の指定である、
画像処理方法。 - 印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付ステップと、
前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成ステップと、
前記生成ステップによって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御ステップと、
前記生成ステップによって生成された印刷ジョブを選択可能に表示する表示ステップ
を有し、
前記制御ステップは、2回目以降の追刷印刷の場合、選択された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する、
画像処理方法。 - 印刷される媒体の色を隠蔽するための指定を受け付ける受付ステップと、
前記指定を用いて、複数回同じ色を印刷する追刷印刷用の印刷ジョブを生成する生成ステップと、
前記生成ステップによって生成された印刷ジョブにしたがって、印刷処理を制御する制御ステップ
を有し、
前記生成ステップは、最後に印刷する印刷ジョブにおいて総量規制による判断を行う、
画像処理方法。
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