JP2010147819A - 画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2010147819A
JP2010147819A JP2008322991A JP2008322991A JP2010147819A JP 2010147819 A JP2010147819 A JP 2010147819A JP 2008322991 A JP2008322991 A JP 2008322991A JP 2008322991 A JP2008322991 A JP 2008322991A JP 2010147819 A JP2010147819 A JP 2010147819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
color gamut
image processing
pixel
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008322991A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Shirakawa
紘一 白川
Masafumi Kato
雅史 加藤
Akihiro Kasahara
章宏 笠原
Shin Higashiura
慎 東浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon IT Solutions Inc
Original Assignee
Canon IT Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon IT Solutions Inc filed Critical Canon IT Solutions Inc
Priority to JP2008322991A priority Critical patent/JP2010147819A/ja
Publication of JP2010147819A publication Critical patent/JP2010147819A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

【課題】出力画像に応じて最適な画像処理装置を検索可能な画像処理システムを提供すること。
【解決手段】複数の画像処理装置111及び114と、周辺機器インターフェィス107及びネットワークを介して接続された情報処理装置102からなる画像処理システム101において、情報処理装置102は、出力情報取得部208によって出力対象となる画像を取得し、複数の画像処理装置の各プロファイルに基づいて、各画像処理装置において出力可能な再現色域を算出し、取得した画像の各画素の色値が、色域判定部211によって再現色域内に含まれるか否かを判定し、包含率計算部206によって各画素の色値が再現色域内に含まれる画素の数に対して算出した包含率に基づいて、影響度を加味した適合率を画像処理装置各々に対して導出し、画像出力装置表示部202に画像処理装置と包含率及び包含率を対応付けて表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、出力画像に応じて、出力に最適な画像出力装置を検索する画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
プリンタ検索システム、プリンタ選択ナビゲータおよびサーバシステムは、例えば、ネットワークを介してプリンタが接続され構築されるネットワーク印刷システムへ適用される。
現在、ネットワークを介して利用可能なネットワークプリンタは複数接続されていることが多い。これら複数のネットワークプリンタの中からユーザがプリンタを選択する方法には、例えば、ユーザが特定のネットワークプリンタを直接選択する方法(マイクロソフト社製品のWindows(登録商標)におけるプリンタ選択方法)、プリンタ選択の基準となる条件を用いて検索を行うことで、条件に合ったプリンタを選択する方法(特開平6−161685など)、印刷デ−タを印刷するのに最も適したプリンタ装置をネットワーク上のプリンタ装置の中から自動的に選択する方法 (特開平7−311665など)などが知られている。
このようにネットワーク負荷、位置などに注目したプリンタ検索技術は多く存在しているが、再現色域に注目した技術は数少ない。
カラープリンタが主流となった現在では、印刷物のカラー化が進んでいる。しかしプリンタの物理的な差による再現色域の差があることは色や印刷などの業界関係者には一般的に知られているが、色や印刷に関する知識に乏しい一般ユーザは、どのプリンタを選べば最も作成したデータの色に近い色を表現できるかを判断することはおろか、表現しきれていないことにすら気付いていない。
このような課題を解決するために、接続された複数の画像出力装置のうち、個別の画像について指定されたカラーマッチング処理を施した結果を最適に表現できる画像出力装置を自動的に決定する方法がある。
特開平8−297734号公報
しかしながら、特許文献1は、マッチングした後の画像上の色の中で、出力装置の色域外にある色と色域最外郭にある色との色差との平均値が最も低いものを選択しているため、再現色域が最も広いプリンタが常に選択されてしまうといった課題がある。
そこで、本発明では、色や印刷に関する知識に乏しい一般ユーザでも、出力対象の画像の出力に適すると判断された画像出力装置を容易に選択することができる画像処理システム及び方法、プログラム、並びに記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像処理システムは、複数の画像処理装置と、周辺機器インターフェィスあるいはネットワークを介して接続された情報処理装置からなる画像処理システムにおいて、前記情報処理装置は、印刷出力の対象となる画像を取得する出力情報取得部と、前記複数の画像処理装置の其々のプロファイルを記憶するプロファイル記憶部と、前記プロファイル記憶部に記憶された複数のプロファイルを取得するプロファイル取得部と、前記プロファイル取得部によって取得した複数のプロファイルに基づいて、前記画像処理装置において印刷出力可能な色域を表す再現色域を算出するとともに、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれるか否かを判定する色域判定部と、前記色域判定部によって各画素の色値が前記再現色域内に含まれる画素の数に対して、全画素数を除算することによって包含率を前記画像処理装置各々に対して算出する包含率計算部と、前記複数の画像処理装置と前記包含率を対応付けて表示を行う表示部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の画像処理システムは、請求項1記載の画像処理システムであって、前記色域判定部は、前記プロファイル取得部によって取得した複数のプロファイルに基づいて、前記画像処理装置において印刷出力可能な、RGB、CMYKによる色域を表す再現色域を算出するとともに、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれるか否かを判定し、前記包含率計算部は、前記色域判定部によって各画素の色値が前記再現色域内に含まれる画素の数に対して、全画素数を除算することによってRGB、CMYKの包含率を前記画像処理装置各々に対して算出することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の画像処理システムは、請求項1または請求項2に記載の画像所システムであって、前記情報処理装置は、前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれない画素の色値と、前記再現色域の境界に対する最近の色値との色差を算出するとともに、前記包含率計算部によって算出した包含率に前記色差を乗算することで影響度を計算する影響度計算部を備え、前記表示部は、前記複数の画像処理装置と前記包含率と前記影響度と、を対応付けて表示を行うことを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の画像処理ステムは、請求項3に記載の画像処理システムであって、前記情報処理装置は、画像の種別に対応させて印刷出力時の画質を表す画質情報を記憶する画質情報記憶部を備え、前記影響度計算部は、前記出力情報取得部によって取得した画像に該当する前記質情報記憶部に記憶された画像に対応する画質情報を取得し、取得した画質情報を前記影響度に乗算することで影響度を計算することを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の画像処理システムは、請求項3または請求項4記載の画像処理システムであって、前記情報処理装置は、ユーザの視覚的な識別度合いを表す知覚情報に対応付けて色値を記憶する知覚情報記憶部を備え、前記影響度計算部は、前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれない画素の色値に該当する前記知覚情報記憶部によって記憶された色値に対応する知覚情報を取得し、取得した知覚情報を前記影響度に乗算することで影響度を計算することを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の画像処理システムは、請求項1または請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理システムであって、前記情報処理装置は、1から影響度の小数部分を減算した値に対して、1に影響度の整数部分を加算した値で乗算することで適合率を計算する適合率計算部を備え、前記表示部は、前記複数の画像処理装置と前記包含率と前記適合率と、を対応付けて表示を行うことを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の画像処理システムは、請求項3記載の画像処理システムであって、前記表示部は、前記複数の画像処理装置と前記包含率と前記影響度と、のうち何れかでソート表示することが可能である。
本発明の請求項8に記載の画像処理システムは、請求項6記載の画像処理システムであって、前記表示部は、前記複数の画像処理装置と前記包含率と前記適合率と、のうち何れかでソート表示することが可能である。
本発明の請求項9に記載の画像処理システムは、請求項2乃至請求項8に記載の画像処理システムであって、前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれる画素の色値、及び前記画素の座標値に基づいて、画像のプレビュー表示を行うことが可能なプレビュー表示部を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項10に記載の画像処理システムは、請求項2乃至請求項8に記載の画像処理システムであって、前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれない画素の色値に対応して予め設定された再現色域内の所定の色値を、前記所定の色値及び前記画素の座標値に基づいて、画像のプレビュー表示を行うことが可能なプレビュー表示部を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項11に記載の画像処理システムは、請求項2乃至請求項8に記載の画像処理システムであって、前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれる画素の色値、前記再現色域内に含まれない画素の色値に対応して予め設定された再現色域内の所定の色値、及び前記画素の座標値に基づいて、画像のプレビュー表示を行うことが可能なプレビュー表示部を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項12に記載の画像処理方法は、複数の画像処理装置と、周辺機器インターフェィスあるいはネットワークを介して接続された情報処理装置からなる画像処理システムにおける画像処理方法であって、前記情報処理装置は、印刷出力の対象となる画像を取得する出力情報取得工程と、前記複数の画像処理装置の其々のプロファイルを記憶するプロファイル記憶工程と、前記プロファイル記憶工程に記憶された複数のプロファイルを取得するプロファイル取得工程と、前記プロファイル取得工程において取得した複数のプロファイルに基づいて、前記画像処理装置において印刷出力可能な色域を表す再現色域を算出するとともに、前記出力情報取得工程において取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれるか否かを判定する色域判定工程と、前記色域判定工程によって各画素の色値が前記再現色域内に含まれる画素の数に対して、全画素数を除算することによって包含率を前記画像処理装置各々に対して算出する包含率算出工程と、前記複数の画像処理装置と前記包含率を対応付けて表示を行う表示工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項13に記載のプログラムは、請求項11記載の画像処理方法でコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラムである。
本発明の請求項14に記載の記録媒体は、請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、色や印刷に関する知識に乏しい一般ユーザでも、出力物の用途や人間の目の特性などを考慮した上で、出力対象の画像の出力に適すると判断された画像出力装置を容易に選択することができる、という効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムのシステム概略構成、及びハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システム101は、情報処理装置102、操作入力装置110、画像出力装置111、及び画像表示装置112、外部メモリ113から構成されており、ネットワークを介して画像出力装置111のような外部機器等に接続されている。
情報処理装置102は、システムバス103、CPU104、RAM105、ROM106、周辺機器インターフェイス107、メモリコントローラ108、及び通信I/Fコントローラ109から構成されている。例えば、パーソナル・コンピュータ、サーバ等の情報処理装置を表している。
CPU104は、中央処理演算装置であり、システムバス103に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。ROM106或いは外部メモリ113には、CPU104の制御プログラムであるBIOS(BaSic Input/Output SyStem)やオペレーティングシステムプログラム(OS)、後述する各種プログラム等が記憶されている。
RAM105は、一時記憶装置であり、CPU104の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU104は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM106或いは外部メモリ113からRAM105にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
周辺機器インターフェイス107は、不図示のキーボードやマウス等のポインティングデバイスで構成される操作入力装置110、画像出力装置111、画像表示装置112等の表示装置との接続を可能とし、入出力のコントロールを行う。
画像出力装置111は、例えば、インクジェットプリンタやレーザービームプリンタ等で構成される。この画像出力装置は、画像出力装置114と、後述する通信I/Fコントローラ109を介して、接続されていてもよい。また、通信I/Fコントローラ109を介して、複数台の画像出力装置114と接続することも可能である。
メモリコントローラ108は、外部メモリ113へのアクセスを制御する。外部メモリ113は、ハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等で構成される。
外部メモリ113には、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等が記憶される。通信I/Fコントローラ109は、LAN等のネットワークを介して外部機器と接続し、通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。
例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能であるCPU104は、例えば、RAM105内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、画像表示装置112上での表示を可能としている。また、CPU104は、画像表示装置112上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ113に記録されており、必要に応じてRAM105にロードされることにより、CPU104によって実行されるものである。
以下、図2を用いて、図1の最適色域出力装置選択支援システム101が有する各種機能をブロックごとに説明する。
図2は、図1の最適色域出力装置選択支援システム101の機能構成を示す図である。
最適色域出力装置選択支援システム101は、ユーザインターフェイス制御部201、画像出力装置表示部202、画像出力装置検索部203、ソート部204、適合率計算部205、包含率計算部206、影響度計算部207、出力情報取得部208、プロファイル取得部209、カラーマッチング部210、色域判定部211、出力部212、及びプレビュー部213から構成されている。
図2において、ユーザインターフェイス制御部201は、画像出力装置表示部202、出力部212(詳細後述)、及びプレビュー部213(詳細後述)と接続されており、ユーザからの入力を受けた場合、画像出力装置表示部202、出力部212、及びプレビュー部213へ送受信される信号を制御するための各コントロールを介して各機能が呼び出される。
画像出力装置表示部202は、画像出力装置検索部203、及びソート部204と接続されており、情報処理装置102の周辺機器インターフェイス107もしくは通信I/Fコントローラ109を介して接続されている画像出力装置111および画像出力装置114の情報を表示する。ここで表示する情報は画像出力装置アイコン、画像出力装置名、後述する適合率(影響度も可)および包含率であり、後述するソート部204においてソートした順に表示する。(画像出力(印刷)ダイアログ301にて詳細は、後述する。)
画像出力装置検索部203は、情報処理装置102の周辺機器インターフェイス107もしくは通信I/Fコントローラ109を介して接続されている画像出力装置111及び画像出力装置114を検索し、その検索結果を画像出力装置表示部202へ伝達する。
ソート部204で、ユーザインターフェイス制御部201から取得するソート条件を用いて画像出力装置111及び画像出力装置114の情報をソートし、そのソート結果を画像出力装置表示部202へ伝達する。
適合率計算部205は、画像出力装置表示部202、包含率計算部206、影響度計算部207、及び色域判定部211(詳細後述)と接続されており、色域判定部211において画像出力装置111及び画像出力装置114で出力不可である色域を考慮して、包含率計算部206において算出する包含率、影響度計算部207において算出する影響度を用いて適合率を算出し画像出力装置表示部202へ出力する。(詳細後述)
包含率計算部206は、出力情報取得部208(詳細後述)において取得した出力情報が、画像出力装置表示部202において表示されている各画像出力装置の再現色域にどの程度包含されているかを、色域判定部211で取得した色域内外判定情報を用いて計算する。
影響度計算部207は、出力情報取得部208(詳細後述)において取得した出力情報、色域判定部211で取得した色域内外判定情報を用いて、色域外の色が出力結果に及ぼす影響度を計算する。
出力情報取得部208は、適合率計算部205及び画像出力装置情報取得部214(詳細後述)に接続されており、適合率計算部205から算出した適合率、及び画像出力装置情報取得部214から出力する画像情報、出力画像タイプ(一般文書、DTP、グラフィックス等)等の出力情報を取得する。
プロファイル取得部209は、出力情報取得部208に接続されており、図1の外部メモリ113に保持している画像表示装置112のプロファイルおよび各画像出力装置のプロファイルが出力情報取得部208から入力される。
カラーマッチング部210は、プロファイル取得部209と接続されており、プロファイル取得部209で取得した画像表示装置112のプロファイルおよび各画像出力装置のプロファイルを用いて、出力情報取得部208で取得した画像情報に対してカラーマッチングを実施する。
色域判定部211は、カラーマッチング部210においてカラーマッチングした画像情報の各画素の色が各画像出力装置の色域の範囲に含まれるかどうかを判定する。たとえば、図6の色域比較イメージ図で示されるワイヤーフレームで表示される色域が画像出力装置の再現色域で、この空間において、ワイヤーフレームよりも外側に位置する点を色域外の画素の色値として判断する。ここで判定された結果は、影響度計算部207において、影響度の算出に使用する。
出力部212は、画像出力装置表示部202の画像出力(印刷)処理を制御する。
プレビュー部213は、画像出力装置表示部202に表示された画像出力装置の情報に対して、ユーザによってプレビューを行いたい画像出力装置の情報を、ユーザインターフェイス制御部201を介して受取り、プレビュー処理を制御する。
さらに、最適色域出力装置選択支援システム101は、画像出力装置情報取得部214、マスク画像生成部215、マスク画像合成部216、及び画像表示部217から構成されている。
画像出力装置情報取得部214は、プレビュー部213及び出力部212と接続されており、ユーザインターフェイス制御部201から画像出力装置表示部202に表示された画像出力装置の情報に対して、ユーザによって選択状態とされた画像出力装置の情報を取得する。
マスク画像生成部215は、色域判定部211及びマスク画像合成部216と接続されており、出力情報取得部208で取得した画像情報と同じサイズの画像情報領域を用意し、色域判定部211で判定した色域外の色を保持する画素の座標に対応するマスク画像情報の座標に色域外を表す色(例えば赤(RGB(255,0,0)))を、それ以外の座標に色域内を表す色(例えば白(RGB(255,255,255)))を格納し、マスク画像を生成する。
マスク画像合成部216は、出力情報取得部208で取得した画像情報とマスク画像生成部215で生成したマスク画像をアルファブレンドし、画像を合成する。
画像表示部217で、カラーマッチング部210でマッチングした画像情報またはマスク画像合成部216で合成した画像情報を表示する。(プレビューウィンドウ312にて詳細は後述する。)
以下、図3を用いて、図1の最適色域出力装置選択支援システム101が有するユーザインターフェイスを説明する。
図3は、図1の最適色域出力装置選択支援システム101のユーザインターフェイスを示す図である。
図3において、画像出力(印刷)ダイアログ301は、画像出力装置111及び画像出力装置114の情報を表示する。また、ユーザからの入力を受けた場合、各コントロールに対応した機能を呼び出す。
画像出力装置一覧表示領域302は、情報処理装置102の周辺機器インターフェイス107もしくは通信I/Fコントローラ109を介して接続されている画像出力装置111及び画像出力装置114を表す画像出力装置アイコン303、画像出力装置情報304(画像出力装置名称、適合率(影響度も可)、R包含率、G包含率、B包含率、C包含率、M包含率、Y包含率、K包含率)を表示する。
画像出力装置アイコン303は、画像出力装置の種別(例えばインクジェットプリンタ、レーザービームプリンタ等)に応じたアイコンを表示する。
画像出力装置情報304は、画像出力装置名称、適合率(影響度も可)、R(赤)包含率、G(緑)包含率、B(青)包含率、C(シアン)包含率、M(マゼンタ)包含率、Y(黄)包含率、K(黒)包含率を表示する。
画像出力装置選択枠305は、ユーザがマウス等で選択した画像出力装置一覧表示領域302に表示された画像出力装置アイコン303及び画像出力装置情報304の周囲に表示する。この画像出力装置選択枠305は、ひとつだけではなく、複数を同時に表示することができる。
画像出力装置表示方法選択コンボボックス306は、画像出力装置一覧表示領域302に表示している画像出力装置アイコン303および画像出力装置情報304をソートする条件をユーザが選択することが可能である。
307は、画像出力装置表示方法選択コンボボックスのリストをプルダウンした状態を表しており、例えば、適合率順(影響度も可)、R包含率順、G包含率順、B包含率順・・・・といった選択肢が表示されており、ユーザがマウス等の操作によって選択することができる。
出力画像タイプ表示スタティックテキスト308は、不図示のプリンタドライバ等により選択された出力画像タイプ(一般文書、DTP、グラフィックス等)が表示される。
印刷ボタン309は、不図示のプリンタドライバ等から受信した画像情報を画像出力装置111あるいは画像出力装置114に送信して出力する。
キャンセルボタン310は、このボタンがユーザによって押された場合、最適色域出力装置選択支援システム101を終了する。
プレビューボタン311は、このボタンがユーザによって押された場合、プレビューウィンドウ312を表示する。
プレビューウィンドウ312で、不図示のプリンタドライバ等から受信した画像情報を、画像出力装置選択枠305が表示されている画像出力装置のプロファイルでマッチングして表示する領域を有する。
表示メニューボタン313は、このメニューボタンがユーザによって押された場合、プルダウンメニュー314を表示する。
プルダウンメニュー314は、表示メニューボタン313のメニューをプルダウンした状態を表しており、例えば、色域外マスクビューメニューといった選択肢が表示される。
プレビュー画像表示ウィンドウ315は、不図示のプリンタドライバ等から受信した画像情報を、画像出力装置選択枠305が表示されている画像出力装置のプロファイルでマッチングして表示する。
また、プルダウンメニュー314に表示された色域外マスクビューメニューが、ユーザのマウス等の操作によって選択された場合、色域外マスク画像合成画像を表示する。ここでいう色域外マスク画像とは、どのような画像であるかを以下に説明する。
まず、画像出力(印刷)ダイアログ301において選択された画像出力装置の再現可能色域には含まれない画像情報の画素を色域外とする。図4の401で示すような不図示のプリンタドライバ等から受信した画像情報と同サイズの画像情報領域に対して、図4の402で示すように、色域外の色を保持する画素の座標に対応するマスク画像情報の座標に色域外を表す色(例えば、赤(RGB(255,0,0)))を保持し、マスク画像情報の座標以外の座標に対して色域内を表す色(例えば白(RGB(255,255,255)))を保持した画像を色域外マスク画像合成画像とする。
したがって、色域外マスク画像合成画像は、図4の403で示す画像のように、401及び402で示す各々の画像をアルファブレンドした画像を表している。
以下、図8を用いて、本発明の実施の形態に係る最適色域出力装置選択支援システム101における最適な色域で出力する画像出力装置を選定する処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。(フローチャートの説明は、図2の機能ブロック図のどの部分で実行されているのかを記載下さい。)
ステップS101は、画像出力装置検索部203において画像出力装置の検索を行う処理であり、情報処理装置102が有する周辺機器インターフェイス107もしくは通信I/Fコントローラを介して接続されている画像出力装置111及び画像出力装置114を検索し、検索された画像出力装置の数をRAM105に記憶する。
ステップS102は、ステップS101で検索された画像出力装置数分、つまりRAM105に記憶した検索された画像出力装置の数の分、ステップS103からステップS111処理を繰り返すことを表している。
ステップS103は、出力情報取得部208において出力情報を取得する処理であり、不図示のプリンタドライバ等から出力する画像情報、出力画像タイプ(一般文書、DTP、グラフィックス等)等を取得し、RAM105へ記憶する。
ステップS104は、プロファイル取得部209においてプロファイルを取得する処理であり、外部メモリ(FD、HD)113等に保持している画像出力(印刷)ダイアログ301(図3参照)において選択されている画像出力装置用のプロファイルを取得しRAM105へ記憶する。
ステップS105は、カラーマッチング部210においてカラーマッチングを行う処理であり、外部メモリ(FD、HD)113等に保持している図1の画像表示装置112のプロファイルとステップS104で取得したプロファイルを用いて、ステップS103でRAM105へ記憶した画像情報に対してマッチングを行い、マッチングを施した画像情報をRAM105に記憶する。
ステップS106は、色域判定部211において色域の判定を行う処理であり、ステップS103で取得した画像情報の各画素が、画像出力(印刷)ダイアログ301(図3参照)に表示された画像出力装置の再現色域内外かを判定する。本ステップにおける処理の詳細については、図9にて後述する。
ステップS107は、包含率計算部206において包含率の計算を行う処理であり、ステップS103で取得した画像情報の各画素が、画像出力(印刷)ダイアログ301(図3参照)に表示された画像出力装置の再現色域にどのような割合で含まれるかを計算する。ここでは全画素だけではなく、R、G、B、C、M、Y、Kそれぞれの色域についても計算し、各色域の包含率を計算する。本ステップにおける処理の詳細については、図10にて後述する。
ステップS108は、影響度計算部207において影響度を計算する処理であり、ステップS106において判定した色域外の画素のL*a*b*(以下Lab)値と画像出力(印刷)ダイアログ301において選択した画像出力装置の再現色域、全画素のLab値、外部メモリ(FD、HD)113等に保持している出力画像タイプに対応した画質係数および図5で示すようなCIELab偏差楕円を元に決定した知覚係数を用いて影響度を計算する。本ステップにおける処理の詳細については、図12にて後述する。
ステップS109は、適合率計算部205において適合率を計算する処理であり、ステップS107で計算した包含率、ステップS108で計算した影響度を用いて適合率を計算する。
ステップS110は、ソート部204においてソートを行う処理であり、画像出力装置一覧表示領域302において、ステップS109で計算した適合率をキーとして、画像出力装置の情報をソートする。例えば、図3に示すように、左から適合率の降順、かつ表示された画像出力装置を識別するためのIDをキーにしてソートする。
ステップS111は、画像出力装置表示部202において画像出力装置の表示を行う処理であり、ステップS110においてソートされた順に従い、画像出力装置アイコン303及び画像出力装置情報304を表示する。
以下、図9に示すフローチャートを用いて色域の判定を行う処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。以下、色域判定部211において実施される。
ステップS1601では、ステップS105においてRAM105に記憶した画像情報の各画素の色値(LCh値)を算出し、RAM105へ展開したLCh配列T706(図7参照)で示すような配列に格納する。また、さらに前述の画像情報の画素の総数をRAM105へ記憶する。
ステップS1602では、ステップS104でRAM105へ記憶した画像出力装置用のプロファイルを元に補間を行い、画像出力装置の再現色域(ガマット)を算出する。
ステップS1603は、ステップS1604からステップS1606の各ステップにおける処理を、画素数分、つまりステップS1601においてRAM105へ記憶した画素の総数分、処理を繰り返すことを表している。
ステップS1604は、ステップS1601において算出した画像情報の画素のLCh値が、ステップS1602で算出した画像出力装置の再現色域内に含まれるかどうかを判定する。
ステップS1604において、ステップS1601において算出した画像情報の画素のLCh値が、再現色域内に含まれると判定した場合、ステップS1605に処理を進め、RAM105へ展開された色域内外判定配列T708(図7参照)に、その画素のLCh値とその画素が画像出力装置の再現色域内に存在することを表す値(TRUE)を格納する。
ステップS1604において、再現色域内に含まれないと判定した場合、ステップS1606において、RAM105へ展開された色域内外判定配列T708に、その画素のLCh値とその画素が画像出力装置の再現色域外を表す値(FALSE)を格納する。
以下、図10に示すフローチャートを用いて包含率の計算を行う処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
以下、包含率計算部206において実施される。
ステップS1701は、全色域の包含率を計算する処理であり、ステップS1601でRAM105へ記憶した画像情報が有する全画素数に対して画像出力装置の再現色域内に含まれる色数の割合を算出する。本ステップにおける処理の詳細について、図11にて後述する。
ステップS1702は、R色域の包含率を計算する処理で、ステップS1601でRAM105へ記憶した画像情報が有する全画素数に対して画像出力装置のR系の再現色域内に含まれる色数の割合を算出する。本ステップにおける処理の詳細について、図11にて後述する。
ステップS1703は、G色域の包含率を計算する処理で、ステップS1601でRAM105へ記憶した画像情報が有する全画素数に対して画像出力装置のG系の再現色域内に含まれる色数の割合を算出する。本ステップにおける処理の詳細について、図11にて後述する。
ステップS1704は、B色域の包含率を計算する処理で、ステップS1601でRAM105へ記憶した画像情報が有する全画素数に対して画像出力装置のB系の再現色域内に含まれる色数の割合を算出する。本ステップにおける処理の詳細について、図11にて後述する。
ステップS1705は、C色域の包含率を計算する処理で、ステップS1601でRAM105へ記憶した画像情報が有する全画素数に対して画像出力装置のC系の再現色域内に含まれる色数の割合を算出する。本ステップにおける処理の詳細について、図11にて後述する。
ステップS1706は、M色域の包含率を計算する処理で、ステップS1601でRAM105へ記憶した画像情報が有する全画素数に対して画像出力装置のM系の再現色域内に含まれる色数の割合を算出する。本ステップにおける処理の詳細について、図11にて後述する。
ステップS1707は、Y色域の包含率を計算する処理で、ステップS1601でRAM105へ記憶した画像情報が有する全画素数に対して画像出力装置のY系の再現色域内に含まれる色数の割合を算出する。本ステップにおける処理の詳細について、図11にて後述する。
ステップS1708は、K色域の包含率を計算する処理で、ステップS1601でRAM105へ記憶した画像情報が有する全画素数に対して画像出力装置のK系の再現色域内に含まれる色数の割合を算出する。本ステップにおける処理の詳細について、図11にて後述する。
以下、図11に示すフローチャートを用いて指定色域の画素の包含率を計算する処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
ステップS7101では、ステップS105においてRAM105に記憶した画像情報の各画素の色値(Lab値)をLCh値に変換し、RAM105へ展開されたLCh配列T706で示すような配列に格納する。また、さらに前述の画像情報の画素の総数をRAM105へ記憶する。
ステップS7102では、ステップS104でRAM105へ記憶した画像出力装置のプロファイルを元に補間を行い、画像出力装置の再現色域(ガマット)を算出する。
ステップS7103では、包含される画素数をカウントするための包含カウンタに0を代入し、初期化する。
ステップS7104は、ステップS7105からステップS7107の処理を、画素数分、つまりステップS7101においてRAM105へ記憶した画像情報の画素数分だけ繰り返すための処理である。
ステップS7105では、RAM105へ展開されたLCh配列T706のLCh値のうち、h値が、同じくRAM105へ展開された色域上下限値配列T705の上位処理である図10に示す包含率を計算する処理から指示された色域の下限lw_h値、上限hi_h値の範囲内に含まれるかどうかを判定する。
例えば、R色について、色域の包含率の計算をしている場合、つまりS1702の処理を実行している場合は、色域上下限値配列T705を構成する色域が、Rに対応する下限lw_h値、上限hi_hの範囲内に含まれるかどうかを判定する。
また、K色について、色域の包含率の計算をしている場合、つまりS1708の処理を実行している場合は、色域上下限値配列T705を構成する色域が、Kに対応する下限lw_h値、上限hi_hの範囲内に含まれるかどうかを判定する。
ステップS7105では、指定色域上下限lw_h及びhi_h値の範囲内に含まれると判断された場合、ステップS7106において、画像出力装置の再現色域内に含まれるかどうかを判定する。
ステップS7106で画像出力装置の再現色域内に含まれると判断された場合、ステップS7107において包含カウンタに1を加算し、包含カウンタに代入しRAM105へ記憶する。
ステップS7108では、RAM105へ展開された画像出力装置情報配列T701の指定色域包含率に、S7105からS7107で算出してRAM105へ記憶した包含カウンタをステップS7101においてRAM105へ記憶した画像情報の画素数で除算した値を包含率として格納する。
例えば、R色について、色域の包含率の計算をしている場合、つまりS1702の処理を実行している場合は、画像出力装置情報配列T701のR包含率へ包含率を格納する。
また、K色について、色域の包含率の計算をしている場合、つまりS1708の処理を実行している場合は、画像出力装置情報配列T701のK包含率へ包含率を格納する。
以下、図12のフローチャートを用いて影響度を計算する処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
以下、影響度計算部207において実施される。
ステップS1801では、影響度を格納する変数に、1.00を代入し、初期化する。
ステップS1802は、色域外の画素の色差を計算する処理であり、ステップS105においてRAM105で記憶した画像情報の各画素の色値が、画像出力装置の再現色域の外郭からの距離を表す色差を算出する。本ステップにおける処理の詳細について、図13にて後述する。
ステップS1803は、存在率を乗算する処理であり、各色域に含まれる画素の存在率をステップS1802で算出した各色差に乗算し、さらにそれを影響度に乗算し、影響度に代入する。本ステップにおける処理の詳細について、図14にて後述する。
ステップS1804は、画質の係数を乗算する処理であり、ステップS103でRAM105へ記憶した出力情報に含まれる出力画像タイプ(例えばグラフィック、一般文書等)とプログラム上であらかじめ保持している画質係数配列T704(図7参照)の印刷画質種別に対応する画質係数を影響度に乗算し、影響度に代入する。本ステップにおける処理の詳細について、図15にて後述する。
ステップS1805は、知覚係数を乗算する処理であり、ステップS105でRAM105へ記憶した画像情報の画素の色値(LCh値)とRAM105へ展開された知覚係数配列T703(図7参照)のLCh値に対応する知覚係数を影響度に乗算し、影響度に代入する。
ステップS1806では、ステップS1802からステップS1805で算出した影響度を、影響度に代入する。
以下、図13のフローチャートを用いて色域外の画素の色差を計算する処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
ステップS8201では、RAM105へ展開された色差配列T707(図7参照)に格納されたデータを一意に識別するためのインデックスを表す変数jに0を代入して初期化する。
ステップS8202では、ステップS8203からステップS8207までの処理をステップS105でRAM105へ記憶した画像情報の画素数分、処理を繰り返すことを表している。
ステップS8203では、出力する画像の画素iが、色域内に含まれる画素かどうかを、画素iのLCh値と一致するRAM105へ展開された色域内外判定配列T708(図7参照)に格納されたLCh値に対応する色域内フラグで判定する。
ステップS8203において、色域内ではない(色域外)と判定された場合、S8204からS8207の処理を実施する。
ステップS8204では、色域外の画素iの色値と画像出力装置の再現色域の外郭(ガマット外郭)との最近格子点の色値を算出する。
ステップS8205では、色域外の画素iの色値とS8204において算出した最近格子点の色値との色差ΔEabを算出する。
ステップS8206では、ステップS8205で算出した色差と画素iの色値を、RAM105へ展開された色差配列T707(図7参照)のj番目に格納する。
ステップS8207では、色差配列T707(図7参照)のインデックスを表す変数jに1を加算する。
以下、図14のフローチャートを用いて存在率を乗算する処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
ここでいう存在率とは、出力する画像が有する全画素の数に対してある色域に含まれる色値を保持する画素の数の割合である。
ステップS8301は、各色域について、その色域に存在する色値を保持する画素の数を数えるための処理を色域数分繰り返す処理である。例えば、本実施形態おいては、色域R、G、B、C、M、Y、Kの7種類から成っており、本ステップにおける色域数は、7となる。この色域の種類を表す情報をRAM105上の色域[i]に格納する。尚、iは、インデックスとし、色域[0]をR、色域[1]をG、・・・・等とすることが可能である。
ステップS8302では、包含される画素の数を数えるための変数である存在カウンタに0を代入して初期化しRAM105へ記憶する。
ステップS8303は、各画素が指定した色域[i]に含まれるかどうかを判定して計数するための処理を画素数分繰り返す処理である。
ステップS8304では、RAM105へ展開されたLCh配列T706のLCh値のh値が、RAM105へ展開された色域上下限値配列T705(図7参照)の指定した色域[i]の下限lw_h値、上限hi_hの範囲内に存在するかどうかを判定する。
ステップS8304で指定した色域[i]に存在すると判断した場合、ステップS8305では、存在カウンタに1を加算する。
ステップS8306では、ステップS8303からステップS8305で算出した存在カウンタをステップS105においてRAM105で記憶した画像情報の全画素数で除算した値を存在率として、その値を存在率配列T702(図7参照)の指定した色域[i]に対応する箇所に格納する。
ステップS8307では、存在影響度を算出するためのステップSS8308からステップS8311の処理を色域数分繰り返すための処理である。上記記載のように、本実施形態おいては、色域R、G、B、C、M、Y、Kの7種類から成っており、本ステップにおける色域数は、7となる。前述のように、この色域の種類を表す情報をRAM105上の色域[i]に格納する。尚、iは、インデックスとし、色域[0]をR、色域[1]をG、・・・・等とすることが可能である。
ここでいう存在影響度とは、出力する画像の全画素におけるある色域の画素群が及ぼす影響の度合いで、例えば、ある画像においてR色域に含まれる画素数が多い場合は、その画像に対するR色域の存在影響度が高いということになる。
ステップS8308では、存在影響度を格納する変数に0を代入して初期化する。
ステップS8309は、指定した色域[i]の存在影響度を算出するために、色差配列T707(図7参照)のインデックス数分繰り返すための処理である。
ステップS8310では、LCh配列T706(図7参照)のLCh値のh値が、色域上下限値配列T705(図7参照)の指定した色域[i]の下限lw_h値、上限hi_hの範囲内に存在するかどうかを判定する。
ステップS8311では、ステップS8310において、LCh配列T706(図7参照)のLCh値のh値が、色域上下限値配列T705(図7参照)の指定した色域[i]の下限lw_h値、上限hi_hの範囲内に存在すると判定された場合、存在率配列[i]の存在率と色差配列[j]の色差を乗算し、それを存在影響度に加算した上で、存在影響度にそれを代入する。
ステップS8311では、ステップS8307からステップS8311で算出した存在影響度を影響度に乗算し、その計算結果を影響度に代入する。
以下、図15に示すフローチャートを用いて画質係数を乗算する処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
ステップS8401では、出力する画像の種別、つまりステップS103でRAM105へ記憶した出力画像タイプを取得する。
ステップS8402では、図7に示す画質係数配列T704から、出力画像タイプに対応する画質係数を取得し、その値を画質係数に代入する。
ステップS8403では、ステップS8402で取得した画質係数とステップS8311で計算結果を代入した影響度を乗算し、その計算結果を影響度に代入する。
以下、図16に示すフローチャートを用いて知覚係数を乗算する処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
ここでいう知覚係数とは、図5で表されるような、人間の目によって差を見分けられることができない色の範囲を表現している偏差楕円を元に決定した値である。例えば、楕円の面積や楕円の長径などを判断基準にして決定する。
ステップS8501では、知覚影響度を格納する変数に0を代入して初期化する。
ここでいう知覚影響度とは、人間の知覚が影響する度合いのことで、例えば、色域外の色が再現色域(ガマット)内に圧縮されても知覚しにくい色であれば知覚影響度は低く、逆に知覚されやすい色であれば知覚影響度は高い。
ステップS8502は、色差配列T707(図7参照)のインデックス数分、ステップS8503からステップS8505の処理を繰り返すことを表す。
ステップS8503は、知覚係数配列T703に格納されたLCh値と一致する指定した色差配列[i]のLCh値に対応する知覚係数を取得するまで繰り返すための処理である。
ステップS8504では、色差配列[i]のLCh値と知覚係数配列[j]のLCh値とが一致するかどうかを判定する。
ステップS8504において、色差配列[i]のLCh値と知覚係数配列[j]のLCh値とが一致すると判定した場合、ステップS8505では、知覚係数配列[j]の知覚係数を知覚影響度に加算し、その計算結果を知覚影響度に代入する。
ステップS8506では、ステップS8502からステップS8505で算出した知覚影響度にステップS8403で、計算結果を代入した影響度を乗算し、その計算結果を影響度に代入する。
以下、図17のフローチャートを用いて適合率を計算する処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
以下、適合率計算部205において実施される。
ステップS1901では、ステップS108で算出した影響度が、0.00以上かどうかを判定する。
ステップS1901では、影響度が、0.00以上と判断された場合、ステップS1902において、ステップS108で算出した影響度の小数部を1から減算した値を、ステップS108で算出した影響度の整数部に1を加算した値で除算し、その値にステップS107で算出した包含率を乗算し、適合率変数に代入する。
ステップS1901で影響度が0.00未満と判断された場合、ステップS1903において、適合率変数に0.00を代入する。
ステップS1904では、画像出力装置情報配列T701(図7参照)の画像出力装置に結びつく適合率にステップS1902もしくはステップS1903で算出した適合率を格納する。
以下、図18に示すフローチャートを用いて表示順を変更する処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
以下、ソート部204において実施される。
ステップS201では、画像出力装置表示方法選択コンボボックス306(図3参照)において選択された項目にしたがって、画像出力装置情報配列T701(図7参照)に格納された情報をソートする。
ステップS202では、ステップS201でソートした画像出力装置情報配列T701のインデックス順に画像出力装置一覧表示領域302(図3参照)に表示する。
以下、図19に示すフローチャートを用いて出力処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
以下、画像出力装置検索部203において実施される。
ステップS301では、情報処理装置102の周辺機器インターフェイス107もしくは通信I/Fコントローラ109を介して接続されている画像出力装置に関する情報を取得する。
ステップS302は、ステップS303からステップS306における処理を、ステップS301で取得した画像出力装置数分、処理を繰り返すことを表している。
ステップS303では、例えば、プリンタドライバから出力する画像とそれに付帯する情報を取得する。
ステップS304では、指定した画像出力装置に対応するプロファイルを、図1のRAM105、ROM106または外部メモリ113より取得する。
ステップS305では、ステップS304で取得した画像出力装置のプロファイルと、あらかじめRAM105、ROM106または外部メモリ113(何れも図1参照)に保持している画像表示装置112のプロファイルを用いて、ステップS303で取得した出力画像をマッチングする。
ステップS306では、ステップS305でマッチングした画像を出力(印刷)する。
以下、図20に示すフローチャートを用いてプレビュー処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
ステップS401では、画像出力装置情報取得部214において、情報処理装置102の周辺機器インターフェイス107もしくは通信I/Fコントローラ109を介して接続されている画像出力装置に関する情報の中で、画像出力装置選択枠305(図3参照)が表示されている画像出力装置の情報を取得する。
ステップS402は、ステップS403からステップS406を、ステップS401で取得した画像出力装置数分、処理を繰り返すことを表している。
ステップS403では、ステップS303で取得した出力画像とそれに付帯する情報を取得する。
ステップS404では、ステップS304で取得した画像出力装置に対応するプロファイルを取得する。
ステップS405では、ステップS404で取得した画像出力装置のプロファイルと、あらかじRAM105、ROM106または外部メモリ113(何れも図1参照)に保持している画像表示装置112のプロファイルを用いて、ステップS403で取得した出力画像をマッチングする。
ステップS406では、ステップS405でマッチングした画像をプレビューウィンドウ315(図3参照)に表示出力する。
以下、図21に示すフローチャートを用いてマスクビュー処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
ステップS501では、ステップS401で取得した画像出力装置情報を取得する。
ステップS502は、ステップS503からステップS509を、表示する画像(ステップS401で取得した画像出力装置)数分、処理を繰り返すことを表している。
ステップS503では、出力情報取得部208において、ステップS403で取得した出力する画像とそれに付帯する情報を取得する。
ステップS504では、プロファイル取得部209において、ステップS404で取得した画像出力装置に対応するプロファイルを取得する。
ステップS505では、カラーマッチング部210において、ステップS504で取得した画像出力装置のプロファイルと、あらかじめRAM105、ROM106または外部メモリ113(何れも図1参照)に保持している画像表示装置112のプロファイルを用いて、ステップS503で取得した出力画像をマッチングする。
ステップS506では、色域判定部211において、ステップS505でマッチングした出力画像の全画素について、各画素が出力対象の画像出力装置の色域内かどうかを判定する。本ステップにおける処理の詳細について、図22にて後述する。
ステップS507では、マスク画像生成部215において、ステップS506での判定結果を基に、マスク画像を生成する。本ステップにおける処理の詳細について、図23にて後述する。
ステップS508では、マスク画像合成部216において、ステップS505でマッチングした画像と、ステップS507で生成したマスク画像をアルファブレンドする。
ステップS509では、画像表示部217において、ステップS508でアルファブレンドした画像を、プレビューウィンドウ315(図3参照)に表示出力する。
以下、図22に示すフローチャートを用いて色域判定処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
以下、色域判定部211において実施される。
ステップS5601では、画像の各画素の色値(LCh)を一時的な記憶用のLCh配列T706に格納する。
ステップS5602では、ステップS504で取得した出力対象の画像出力装置のプロファイルを基に補間し、再現色域(ガマット)を算出する。
ステップS5603は、ステップS5604からステップS5606の処理、すなわち色域内外判定を出力画像の画素数分、処理を繰り返すことを表している。
ステップS5604では、ステップS5601で格納したLCh配列が、ステップS5602で算出した画像出力装置の再現色域内に含まれるかどうかを判定する。
ステップS5604において、再現色域内に含まれると判定した場合、ステップS5605では、色域内外判定配列T708(図7参照)に、ステップS5601で格納したLCh配列T706のLCh値および、色域内を表す値(例えばTRUE)を格納する。
ステップS5604において、再現色域内に含まれないと判断した場合、ステップS5606では、色域内外判定配列T708(図7参照)に、ステップS5601で格納したLCh配列T706のLCh値および、色域外を表す値(例えばFALSE)を格納する。
以下、図23に示すフローチャートを用いてマスク画像生成処理について説明する。尚、本処理における各ステップは、CPU104の制御下の元において制御されて実行される。
ステップS5701では、新たに作成するマスク画像の情報を格納するための記憶領域をRAM105に確保する。
ステップS5702では、新たに作成するマスク画像を情報処理装置102が識別できるようにするためのヘッダ情報を作成し、格納する。
ステップS5703は、出力画像の画素数分、マスク画像作成のための処理を繰り返すことを表している。
ステップS5704では、ステップS506において判定した色域内外判定配列T708に格納された色域内フラグが、色域内を表す値(例えば、TRUE)と一致するかを判定する。
ステップS5704において、画素iが色域内であると判定した場合、ステップS5705では、ステップS5701で確保した記憶領域のi番目に、色域内を表す色(例えば、半透明の白の色値(例えばRGBA(1.0,1.0,1.0,0.8)))を格納する。
ステップS5704において、画素iが色域外であると判定した場合、ステップS5706では、ステップS5701で確保した記憶領域のi番目に、色域外を表す色(例えば半透明の赤の色値(例えばRGBA(1.0,0.0,0.0,0.8)))を格納する。
ステップS5707では、色域内外判定配列のインデックスを表す変数jに1を加算し、jに代入する。
以上、上記実施形態で説明したように最適色域出力装置選択支援システムにおいて、色や印刷に関する知識に乏しい一般ユーザでも、出力物の用途や人間の目の特性などを考慮した上で、出力対象の画像の出力に適すると判断された画像出力装置を容易に選択することができる。
本発明の実施形態に係る最適な色域を有する出力装置を選定することが可能な最適色域出力装置選択支援システムのシステム概略構成、ハードウェア構成を表す構成図である。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムを機能的に表した機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムに接続された画像出力情報を表示するためのユーザインターフェイスを表す構成図である。 本発明の実施形態に係る出力対象の画像出力装置の再現色域内及び色域外の画素を用いて出力を行ったイメージを表すイメージ図である。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、知覚係数を算出するためのCIELab偏差楕円を表すグラフ図である。 本発明の実施形態に係る出力画像の色域のマッピングと出力装置の色域のマッピングを比較するイメージ図である。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおける最適な色域で出力する出力装置を選定する処理を実施するために必要とするメモリ内部の構成図である。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおける最適な色域で出力する出力装置を選定する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像出力装置において出力対象となる画像が、画像出力装置の再現色域内に含まれるか否かを判定する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像出力装置において出力対象となる画像が、画像出力装置の再現色域内に含まれる色数を算出する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像出力装置において出力対象となる画像の画素に対して、指定色域毎に包含率を算出する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、各色域に含まれる画素の存在率を色差に乗算することで、影響度を算出する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、色域外の画素の色差を計算する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、存在率を計算する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、画質係数を計算する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、知覚係数を計算する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、適合率を計算する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、画像情報の表示順を変更する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、画像情報を出力する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、画像情報の出力対象となる画像出力装置におけるプレビューを行う処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、出力対象の画像出力装置の再現色域以外の画像を用いてマスキングを施したイメージをプレビューする処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、出力画像が出力対象の画像出力装置の再現色域以内か否かを判定する処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最適色域出力装置選択支援システムにおいて、マスキングを行うためのマスキング画像を作成する処理を表すフローチャートである。
符号の説明
101 最適色域出力装置選択支援システム
102 情報処理装置
103 システムバス
104 CPU
105 RAM
106 ROM
107 周辺機器インターフェイス
108 メモリコントローラ
109 通信I/Fコントローラ
110 操作入力装置
111 画像出力装置
112 画像表示
113 外部メモリ
114 画像出力装置
201 ユーザインターフェイス制御部
202 画像出力装置表示部
203 画像出力装置検索部
204 ソート部
205 適合率計算部
206 包含率計算部
207 影響度計算部
208 出力情報取得部
209 プロファイル取得部
210 カラーマッチング部
211 色域判定部
212 出力部
213 プレビュー部
214 画像出力装置情報取得部
215 マスク画像生成部
216 マスク画像合成部
217 画像表示部

Claims (14)

  1. 複数の画像処理装置と、周辺機器インターフェィスあるいはネットワークを介して接続された情報処理装置からなる画像処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    印刷出力の対象となる画像を取得する出力情報取得部と、
    前記複数の画像処理装置の其々のプロファイルを記憶するプロファイル記憶部と、
    前記プロファイル記憶部に記憶された複数のプロファイルを取得するプロファイル取得部と、
    前記プロファイル取得部によって取得した複数のプロファイルに基づいて、前記画像処理装置において印刷出力可能な色域を表す再現色域を算出するとともに、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれるか否かを判定する色域判定部と、
    前記色域判定部によって各画素の色値が前記再現色域内に含まれる画素の数に対して、全画素数を除算することによって包含率を前記画像処理装置各々に対して算出する包含率計算部と、
    前記複数の画像処理装置と前記包含率を対応付けて表示を行う表示部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記色域判定部は、前記プロファイル取得部によって取得した複数のプロファイルに基づいて、前記画像処理装置において印刷出力可能な、RGB、CMYKによる色域を表す再現色域を算出するとともに、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれるか否かを判定し、前記包含率計算部は、前記色域判定部によって各画素の色値が前記再現色域内に含まれる画素の数に対して、全画素数を除算することによってRGB、CMYKの包含率を前記画像処理装置各々に対して算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれない画素の色値と、前記再現色域の境界に対する最近の色値との色差を算出するとともに、前記包含率計算部によって算出した包含率に前記色差を乗算することで影響度を計算する影響度計算部を備え、
    前記表示部は、前記複数の画像処理装置と前記包含率と前記影響度と、を対応付けて表示を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記情報処理装置は、
    画像の種別に対応させて印刷出力時の画質を表す画質情報を記憶する画質情報記憶部を備え、
    前記影響度計算部は、前記出力情報取得部によって取得した画像に該当する前記質情報記憶部に記憶された画像に対応する画質情報を取得し、取得した画質情報を前記影響度に乗算することで影響度を計算することを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記情報処理装置は、
    ユーザの視覚的な識別度合いを表す知覚情報に対応付けて色値を記憶する知覚情報記憶部を備え、
    前記影響度計算部は、前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれない画素の色値に該当する前記知覚情報記憶部によって記憶された色値に対応する知覚情報を取得し、取得した知覚情報を前記影響度に乗算することで影響度を計算することを特徴とする請求項3または請求項4記載の画像処理システム。
  6. 前記情報処理装置は、
    1から影響度の小数部分を減算した値に対して、1に影響度の整数部分を加算した値で乗算することで適合率を計算する適合率計算部を備え、
    前記表示部は、前記複数の画像処理装置と前記包含率と前記適合率と、を対応付けて表示を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理システム。
  7. 前記表示部は、前記複数の画像処理装置と前記包含率と前記影響度と、のうち何れかでソート表示することが可能な請求項3記載の画像処理システム。
  8. 前記表示部は、前記複数の画像処理装置と前記包含率と前記適合率と、のうち何れかでソート表示することが可能な請求項6記載の画像処理システム。
  9. 前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれる画素の色値、及び前記画素の座標値に基づいて、画像のプレビュー表示を行うことが可能なプレビュー表示部を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれない画素の色値に対応して予め設定された再現色域内の所定の色値を、前記所定の色値及び前記画素の座標値に基づいて、画像のプレビュー表示を行うことが可能なプレビュー表示部を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項8に記載の画像処理システム。
  11. 前記色域判定部によって、前記出力情報取得部によって取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれる画素の色値、前記再現色域内に含まれない画素の色値に対応して予め設定された再現色域内の所定の色値、及び前記画素の座標値に基づいて、画像のプレビュー表示を行うことが可能なプレビュー表示部を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項8に記載の画像処理システム。
  12. 複数の画像処理装置と、周辺機器インターフェィスあるいはネットワークを介して接続された情報処理装置からなる画像処理システムにおける画像処理方法であって、
    前記情報処理装置は、
    印刷出力の対象となる画像を取得する出力情報取得工程と、
    前記複数の画像処理装置の其々のプロファイルを記憶するプロファイル記憶工程と、
    前記プロファイル記憶工程に記憶された複数のプロファイルを取得するプロファイル取得工程と、
    前記プロファイル取得工程において取得した複数のプロファイルに基づいて、前記画像処理装置において印刷出力可能な色域を表す再現色域を算出するとともに、前記出力情報取得工程において取得した画像の各画素の色値が、前記再現色域内に含まれるか否かを判定する色域判定工程と、
    前記色域判定工程によって各画素の色値が前記再現色域内に含まれる画素の数に対して、全画素数を除算することによって包含率を前記画像処理装置各々に対して算出する包含率算出工程と、
    前記複数の画像処理装置と前記包含率を対応付けて表示を行う表示工程と、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項11記載の画像処理方法でコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
JP2008322991A 2008-12-18 2008-12-18 画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体 Withdrawn JP2010147819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008322991A JP2010147819A (ja) 2008-12-18 2008-12-18 画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008322991A JP2010147819A (ja) 2008-12-18 2008-12-18 画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010147819A true JP2010147819A (ja) 2010-07-01

Family

ID=42567776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008322991A Withdrawn JP2010147819A (ja) 2008-12-18 2008-12-18 画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010147819A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012142890A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
JP2020112968A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 セイコーエプソン株式会社 プロファイル情報表示装置、プロファイル情報表示方法およびプロファイル情報表示プログラム
JP2022536271A (ja) * 2019-06-13 2022-08-15 ヒューレット-パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. カラーマッチング

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012142890A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
JP2020112968A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 セイコーエプソン株式会社 プロファイル情報表示装置、プロファイル情報表示方法およびプロファイル情報表示プログラム
JP7099334B2 (ja) 2019-01-10 2022-07-12 セイコーエプソン株式会社 プロファイル情報表示装置、プロファイル情報表示方法およびプロファイル情報表示プログラム
JP2022536271A (ja) * 2019-06-13 2022-08-15 ヒューレット-パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. カラーマッチング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10530969B2 (en) Matching output colors of printers having different gamut ranges
JP2003087591A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
EP2348702A2 (en) Print information managing apparatus, print information managing method, print information managing system, and recording medium with program recorded therein
US6563944B1 (en) Image processing apparatus and method that automatically selects a substitute output device
US20090213392A1 (en) Printing control device, printing system and printing control program
US8654118B2 (en) Color-information processing method, and program
US20160026905A1 (en) Color converting apparatus and a color converting method
US20100123911A1 (en) Print color management
JP4860269B2 (ja) 評価装置および評価プログラム
KR100699493B1 (ko) 미리보기이미지 구현방법 및 장치
US11489977B1 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium
JP2010147819A (ja) 画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP2009124608A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、プログラム及び色見本
JP2009177789A (ja) 印刷制御装置、印刷システムおよび印刷制御プログラム
JP2009296545A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP7238559B2 (ja) 印刷再現色シミュレーションシステム、印刷再現色シミュレーション方法及びプログラム
JP2009171254A (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム
JP2020152002A (ja) 画像形成制御装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム
US11102362B2 (en) Preparation tool for color print presentation
US10616448B2 (en) Image processing apparatus performing color conversion process that reflects intention of original color scheme, and control method therefor
JP5813545B2 (ja) プロファイル生成装置及び方法、画像処理装置及び方法、プログラム、並びに印刷システム
US9251446B2 (en) Color reproduction assisting system, color reproduction assisting method, and non-transitory storage medium
JP6707262B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP2006270517A (ja) 画像処理方法及び画像処理システム
US10306104B2 (en) Image processing method and image processing apparatus that ensure efficient memory use, and recording medium therefor

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120306