JP2014146231A - 印刷制御装置、印刷装置の制御方法および印刷システム - Google Patents

印刷制御装置、印刷装置の制御方法および印刷システム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷に用いられる複数のインクの吐出量を一律に調整しながら、かつ、特定インクの吐出量を調整したときに、印刷時に特定インクを吐出させる補正吐出量を決定できる印刷制御装置を提供すること。
【解決手段】印刷制御装置のプリンタードライバー実行部12の補正割合入力部25はシアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクY、ブラックインクBkの吐出量を補正するための全体補正割合の入力と、ブラックインクBkの吐出量を補正するための第2スライダー32が特定補正割合の入力を受け付ける。吐出量補正部27は、シアンインクC、マゼンダインクMおよびイエローインクYの補正吐出量を規定吐出量に全体補正割合を乗じた値とし、ブラックインクBkの補正吐出量を規定吐出量に全体補正割合と特定補正割合を乗算した乗算補正割合を乗じた値とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のインクを使用して印刷を行う際に各インクの記録媒体へ吐出量を補正する印刷制御装置、印刷装置の制御方法および印刷システムに関する。
インクジェットプリンターを用いて印刷を行ったときに印刷画像に滲みが発生する場合には、印刷に用いられる各インクの記録用紙への打ち込み量(吐出量)を減少させて印刷濃度を低下させ、これにより滲みの発生を抑制する。また、印刷に用いられる各インクの消費量を抑制したい場合にも、各インクの打ち込み量を減少させて印刷濃度を低下させることが行われる。特許文献1には、色相を保持しつつ印刷濃度を低下させる画像処理方法が記載されている。
特開2009−141941号公報
インクジェットプリンターの中には、シアン、マゼンダ、イエローなど有彩色のインクとブラックインクを印刷に用いるものがある。各インクは、顔料などの色材、樹脂、溶剤を含有しており、これらの成分や成分比率、含有量などの相違に起因して耐水性や耐擦性(インク滴の印刷媒体への定着性)が個々に相違している。一般的に、ブラックインクの耐水性や耐擦性は色材の含有量等に起因して有彩色のインクよりも劣るので、印刷画像の耐水性や耐擦性を向上させるために、ブラックインクの記録用紙への打ち込み量を減少させることがある。
ここで、インクジェットプリンターに搭載された各インク(シアンインク、マゼンダインク、イエローインク、ブラックインク)の打ち込み量を一律の割合で減少させることによって印刷画像における滲みの発生の抑制やインクの消費量を抑制したときに、更に、特定インク(ブラックインク)の打ち込み量を減少させて、印刷画像の耐水性や耐擦性を向上させたい場合がある。しかし、このような場合には、二重に調整されることになる特定インクの打ち込み量をどのような値とするかが問題となる。
本発明の課題は、係る問題点に鑑みて、各インクの打ち込み量(吐出量)を一律に調整しながら、かつ、特定インクの吐出量を調整したときに、印刷時の特定インクを打ち込む補正吐出量を決定できる印刷制御装置、印刷装置の制御方法および印刷システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数のインクを吐出して記録媒体に記録を行う記録装置に接続された印刷制御装置であって、各インクの吐出量を一律に補正する全体補正割合の入力を受け付ける全体補正割合入力部と、前記複数のインクのうちの1の特定インクの吐出量を補正する特定補正割合の入力を受け付ける特定補正割合入力部と、前記特定インクの吐出量を前記全体補正割合および前記特定補正割合の演算値によって補正して、印刷時に前記特定インクを吐出させる補正吐出量とする吐出量補正部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、各インクの吐出量(打ち込み量)を一律に調整しながら、かつ、特定インクの吐出量(打ち込み量)を調整したときに、特定インクの規定吐出量を全体補正割合と特定補正割合の演算値で補正した値とする。従って、印刷時に特定インクを吐出させる補正吐出量を容易に決定できる。なお、吐出量は、印刷時に消費されるインクの量についてインクジェットヘッドから吐出されるインクの量を主体として表現したものである。打ち込み量は、印刷時に消費されるインクの量について、記録用紙に吐出されたインクの量を主体として表現したものである。
本発明において、前記全体補正割合入力部は、前記全体補正割合の入力を受け付けるための全体補正割合入力画面を前記制御装置に接続されたディスプレイに表示し、前記特定補正割合入力部は、前記特定補正割合の入力を受け付けるための特定補正割合入力画面を前記ディスプレイに表示することが望ましい。このようにすれば、全体補正割合および特定補正割合を受け付けることが容易となる。
本発明において、前記演算値は、前記全体補正割合と前記特定補正割合とを乗算した乗算値とすることができる。このようにすれば、各インクの吐出量を一律に調整しながら、かつ、特定インクの吐出量を調整したときに、特定インクの吐出量を他のインクの吐出量と比較して減少させることができる。
本発明において、前記特定インクは、他のインクと比較して耐水性および耐擦性のうちの少なくとも一方が劣っているものとすることができる。このようにすれば、各インクの吐出量を一律に調整することによって印刷画像における滲みの発生の抑制やインクの消費を抑制しながら、印刷画像の耐水性や耐擦性を向上させることが可能となる。
本発明において、前記複数のインクは、シアンインク、マゼンダインク、イエローインクおよびブラックインクであり、前記特定インクは、ブラックインクとすることができる。一般的に、ブラックインクの耐水性や耐擦性は色材の含有量等に起因して有彩色のインクよりも劣るので、このようにすれば、各インクの吐出量を一律に調整することによって印刷画像における滲みの発生の抑制やインクの消費を抑制しながら、印刷画像の耐水性や耐擦性を向上させることが可能となる。
次に、本発明は、複数のインクを吐出させて記録媒体に記録を行う印刷装置の制御方法であって、各インクの吐出量を一律に補正する全体補正割合の入力を受け付けるとともに、前記複数のインクのうちの1の特定インクの吐出量を補正する特定補正割合の入力を受け付け、前記特定インクの吐出量を前記全体補正割合および前記特定補正割合の演算値によって補正して印刷時に前記特定インクを吐出させる補正吐出量とすることを特徴とする。
本発明によれば、各インクの吐出量を一律に調整する全体補正割合と特定インクの吐出量を調整する特定補正割合が入力されたときに、特定インクの補正吐出量を容易に決定できる。
本発明において、前記全体補正割合の入力を受け付けるための全体補正割合入力画面および前記特定補正割合の入力を受け付けるための特定補正割合入力画面を表示することが望ましい。このようにすれば、全体補正割合および特定補正割合を受け付けることが容易となる。
本発明において、前記演算値は、前記全体補正割合と前記特定補正割合とを乗算した乗算値とすることができる。このようにすれば、各インクの吐出量を一律に調整しながら、かつ、特定インクの吐出量を調整したときに、特定インクの吐出量を他のインクの吐出量と比較して減少させることができる。
次に、本発明の印刷システムは、上記の印刷制御装置と、前記印刷制御装置に接続されており、複数のインクを吐出して記録媒体に記録を行う印刷装置と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷制御装置の側で各インクの吐出量を一律に調整する全体補正割合と特定インクの吐出量を調整する特定補正割合が設定されたときに、印刷時に印刷装置が吐出する特定インクの補正吐出量を容易に決定できる。
本発明によれば、各インクの吐出量を一律に調整しながら、かつ、特定インクの吐出量を調整したときに、特定インクの規定吐出量を全体補正割合と特定補正割合の演算値で補正した値とする。従って、特定インクの補正吐出量を容易に決定できる。また、例えば、特定インクを他のインクと比較して耐水性および耐擦性のうちの少なくとも一方が劣っているインクとした場合には、各インクの吐出量を一律に調整することによって印刷画像における滲みの発生の抑制やインクの消費を抑制しながら、印刷画像の耐水性や耐擦性を向上させることが可能となる。
本発明を適用した印刷システムの概略ブロック図である。 プリンタードライバーが表示するダイアログボックスの説明図である。 濃度調整テーブルの説明図である。 印刷システムにおける印刷処理動作のフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した印刷システムを説明する。
(印刷システム)
図1は本発明を適用した印刷システムの概略ブロック図である。本例の印刷システム1はホストコンピューター(印刷制御装置)2とこのホストコンピューター2に接続されたインクジェットプリンター(印刷装置)3を備えている。ホストコンピューター2には、ディスプレイ4と、キーボードやマウスなどの入力装置5が接続されている。
ホストコンピューター2では、OS部10(オペレーティングシステム)、アプリケーションプログラム実行部11およびプリンタードライバー実行部12が動作している。アプリケーションプログラム実行部11は、画像データを作成するためのソフトウエアが動作している。プリンタードライバー実行部12はOS部10を介してアプリケーションプログラム実行部11から出力される画像データを受け取る。プリンタードライバー実行部12は画像データを印刷コマンド(印刷データ)に変換し、この印刷コマンドをインクジェットプリンター3に出力することによりインクジェットプリンター3を駆動制御して画像を印刷する。
インクジェットプリンター3はシアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクYおよびブラックインクBkの4色のインクを用いて印刷を行う。各インク(シアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクYおよびブラックインクBk)は、色材、溶剤、樹脂等を含有しており、それぞれの成分、成分比率、含有量の相違に起因して耐水性や耐擦性(インク滴の印刷媒体への定着性)が個々に相違している。本例では、ブラックインクBkの耐水性および耐擦性が有彩色のインク(シアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクY)と比較して劣るものとなっている。なお、ブラックインクBkの耐水性および耐擦性が劣るのは、可視光を吸収するために色材の含有量が他の有彩色のインク(シアンインクC、マゼンダインクMおよびイエローインクY)と比較して多く、インクジェットヘッド(不図示)から吐出されたインク滴が記録用紙(記録媒体)に着弾したときに、記録用紙の表層部に留まっている顔料が盛り上がった状態となることなどの理由による。
(プリンタードライバー実行部)
図1に示すように、プリンタードライバー実行部12はドライバー上位層21と画像処理モジュール22を備えている。ドライバー上位層21はアプリケーションプログラム実行部11から供給された画像データをレンダリング処理し、画像データの各画素をRGB多値データに変換する。画像処理モジュール22は画像処理モジュール22から供給されるRGB多値データを各インクのインク量データに変換し、更に、このインク量データを印刷コマンドに変換してインクジェットプリンター3に出力する。画像処理モジュール22は、色変換モジュール23、色処理LUT(ルックアップテーブル)24、補正割合入力部25、濃度調整テーブル26、吐出量補正部27、コマンド変換モジュール28、印刷コマンド出力部29を備えている。
色変換モジュール23は、色処理LUT24を参照して各画素のRGB多値データを各インク(シアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクYおよびブラックインクBk)のインク量データに変換する。色変換モジュール23から出力される各インクのインク量データは、画像データの各画素を記録用紙上に印刷する際の各インクの吐出量(打ち込み量)に対応する。色変換モジュール23から出力直後の各インクのインク量データは、基準となる規定吐出量(規定打ち込み量)に対応する。なお、本例では、画像処理モジュール22は複数の色処理LUT24を備えており、ユーザーによって予め設定された印刷モードに対応する1の色処理LUT24が選択されて用いられている。ここで、吐出量は、インクジェットヘッドから吐出されるインクの量を主体とし、打ち込み量は、記録用紙に吐出されたインクの量を主体としているが、本実施形態では厳密には区別しないこととする。
補正割合入力部25(全体補正割合入力部および特定補正割合入力部)は、ディスプレイ4にダイアログボックスを表示して、各インク(シアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクYおよびブラックインクBk)の吐出量を一律に補正する全体補正割合の入力を受け付けるとともに、ブラックインクBk(特定インク)の吐出量を補正する特定補正割合の入力を受け付ける。
図2は補正割合入力部25がディスプレイ4に表示するダイアログボックの説明図である。ダイアログボックス30は全体補正割合の入力を受け付けるための第1スライダー31と、特定補正割合の入力を受け付けるための第2スライダー32を備えている。
第1スライダー31は通常は目盛り0に設定されている。第1スライダー31の目盛り−1から−6には規定吐出量を補正するための全体補正割合がそれぞれ対応付けられている。第1スライダー31が操作されて任意の目盛りに設定されると、各インクの記録用紙への吐出量が設定値に対応する全体補正割合で一律に補正される(減少させられる)。これにより、印刷濃度が低下するので、第1スライダー31は印刷画像における滲みの発生を抑制する場合に操作される。また、第1スライダー31が操作されて任意の目盛りに設定されると、各インクの記録用紙への吐出量が設定値に対応する全体補正割合で一律に減少させられるので、第1スライダー31は各インクの消費量を抑制する場合にも操作される。第1スライダー31を単独で操作した場合には、各インク(シアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクYおよびブラックインクBk)の補正吐出量は、各インクの規定吐出量に設定値に対応する全体補正割合を乗じた値となる。
第2スライダー32は通常は目盛り0に設定されている。第2スライダー32の目盛り−1から−6にはブラックインクBkの規定吐出量を補正するための特定補正割合がそれぞれ対応付けられている。第2スライダー32が操作されて任意の目盛りに設定されると、他のインクと比較して耐水性および耐擦性が劣るブラックインクBkの吐出量が設定値に対応する特定補正割合で補正される(減少させられる)。これにより印刷画像の耐水性や耐擦性が相対的に向上することになるので、第2スライダー32は、印刷画像の耐水性や耐擦性を向上させたい場合に操作される。第2スライダー32を単独で操作した場合には、ブラックインクBkの補正吐出量は、ブラックインクBkの規定吐出量に設定値に対応する特定補正割合を乗じた値となる。
ここで、印刷画像における滲みの発生の抑制し、かつ、印刷画像の耐水性や耐擦性の向上を図る場合などには、第1スライダー31と第2スライダー32の双方が操作される。この場合には、有彩色の各インク(シアンインクC、マゼンダインクMおよびイエローインクY)の補正吐出量は、有彩色の各インクの規定吐出量に第1スライダー31の設定値に対応する全体補正割合を乗じた値とされる。一方、ブラックインクBkの補正吐出量は、ブラックインクBkの規定吐出量に、第1スライダー31の設定値に対応する全体補正割合と第2スライダー32の設定値に対応する特定補正割合とを乗算した乗算補正割合(乗算値)を乗じた値とされる。
濃度調整テーブル26は、第1スライダー31の設定値および第2スライダー32の設定値と、全体補正割合、特定補正割合および乗算補正割合とを関連付けてテーブルの形態で記憶保持している。図3は濃度調整テーブル26の説明図である。
図3において第2スライダー32の設定値が0となっている各行に示されるように、第1スライダー31の設定値が0とされた場合には、全体補正割合は100%である。第1スライダー31の設定値が−1とされた場合には、全体補正割合は95%である。第1スライダー31の設定値が−2とされた場合には、全体補正割合は90%である。第1スライダー31の設定値が−3とされた場合には、全体補正割合は85%である。第1スライダー31の設定値が−4とされた場合には、全体補正割合は80%である。第1スライダー31の設定値が−5とされた場合には、全体補正割合は75%である。第1スライダー31の設定値が−6とされた場合には、全体補正割合は70%である。
また、図3において第1スライダー31の設定値が0となっている欄の右端の列(ブラックの列)に示されるように、第2スライダー32の設定値が0とされた場合には、特定補正割合は100%である。第2スライダー32の設定値が−1とされた場合には、特定補正割合は95%である。第2スライダー32の設定値が−2とされた場合には、特定補正割合は90%である。第2スライダー32の設定値が−3とされた場合には、特定補正割合は85%である。第2スライダー32の設定値が−4とされた場合には、特定補正割合は80%である。第2スライダー32の設定値が−5とされた場合には、特定補正割合は75%である。第2スライダー32の設定値が−6とされた場合には、特定補正割合は70%である。
さらに、図3において第1スライダー31の設定値が−1〜−6となっている欄の右端の列(ブラックの列)は、ブラックインクBkを補正するための乗算補正割合を示している。乗算補正割合は、第1スライダー31の設定値に対応する全体補正割合と第2スライダー32の設定値に対応する特定補正割合を乗算した乗算値となっている。
吐出量補正部27は第1スライダー31の設定値および第2スライダー32の設定値に基づいて濃度調整テーブル26を参照し、濃度調整テーブル26から対応する補正割合(全体補正割合、特定補正割合、乗算補正割合)を取得する。また、吐出量補正部27は取得した補正割合(全体補正割合、特定補正割合、乗算補正割合)に基づいて各インクの規定吐出量を補正する。すなわち、各インクの規定吐出量に補正割合(全体補正割合、特定補正割合、乗算補正割合のいずれか)を乗じて各インクの補正吐出量を算出する。
例えば、第1スライダー31および第2スライダー32が操作されていない場合には、吐出量補正部27は濃度調整テーブル26から全体補正割合(100%)を取得する。従って、吐出量補正部27は各インク(シアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクYおよびブラックインクBk)の補正吐出量を規定吐出量とする。すなわち、吐出量補正部27は、各インクの補正吐出量を規定吐出量の100%の値とする。
第1スライダー31が単独で操作されて設定値が−2とされた場合には、第2スライダー32の設定値は0なので、吐出量補正部27は濃度調整テーブル26から全体補正割合(90%)を取得する。従って、吐出量補正部27は各インク(シアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクYおよびブラックインクBk)の補正吐出量を規定吐出量の90%の値とする。
第2スライダー32が単独で操作されて設定値が−2とされた場合には、第1スライダー31の設定値は0なので、吐出量補正部27は濃度調整テーブル26から全体補正割合(100%)と特定補正割合(90%)を取得する。従って、吐出量補正部27は、有彩色のインク(シアンインクC、マゼンダインクMおよびイエローインクY)の補正吐出量を規定吐出量の100%の値とする。一方、ブラックインクBkの補正吐出量を規定吐出量の90%の値とする。
第1スライダー31と第2スライダー32の双方が操作され、第1スライダー31の設定値が−2、第2スライダー32の設定値が−3とされた場合には、吐出量補正部27は濃度調整テーブル26から全体補正割合(90%)と乗算補正割合(77%)を取得する。従って、吐出量補正部27は、有彩色のインク(シアンインクC、マゼンダインクMおよびイエローインクY)の補正吐出量を規定吐出量の90%の値とする。一方、ブラックインクBkの補正吐出量を規定吐出量の77%の値とする。このように、第1スライダー31と第2スライダー32の双方が操作された場合には、吐出量補正部27は、各インクの補正吐出量を規定吐出量から減少させた値とするとともに、耐水性や耐擦性に劣るブラックインクBkの補正吐出量を有彩色のインクの補正吐出量よりも減少させた値とする。なお、乗算補正割合(77%)は、第1スライダー31の設定値が−2とされたときの全体補正割合(90%)と第2スライダー32の設定値が−3とされたときの特定補正割合(85%)を乗算した乗算値である。
コマンド変換モジュール28は、各画素を印刷するための各インクのインク量データ(補正吐出量)を印刷コマンドに変換する。本例では、各インクを記録用紙に打ち込む際に、インクジェットヘッドから記録用紙に向かって吐出させるインク滴として大きさの異なる3種類(大、中、小)のインク滴を用いており、印刷コマンドによって各種類(大、中、小)のインク滴の吐出割合を制御することにより各インクの記録用紙への吐出量を調整する。
印刷コマンド出力部29は、コマンド変換モジュール28により生成された印刷コマンドをインクジェットプリンター3に出力する。インクジェットプリンター3は印刷コマンドによって駆動制御されて、画像を記録用紙に印刷する。
(画像データ印刷処理)
図4は画像データの印刷処理動作のフローチャートである。本例では、プリンタードライバー実行部12がアプリケーションプログラム実行部11から画像データの供給を受ける際に、ユーザーによって第1スライダー31および第2スライダー32が操作されて任意の値に設定されているものとする。この状態で、プリンタードライバー実行部12がアプリケーションプログラム実行部11から画像データの供給を受けると、ドライバー上位層21は画像データをレンダリング処理して各画素をRGB多値データに変換する(ステップST1)。ドライバー上位層21からRGB多値データが出力されると、色処理モジュールは色処理LUT24によりRGB多値データを各インクのインク量データ(規定吐出量)に変換する色変換処理を行う(ステップST2)。
ここで、吐出量補正部27は第1スライダー31の設定値および第2スライダー32の設定値を確認する。そして、吐出量補正部27は第1スライダー31の設定値および第2スライダー32の設定値に基づいて濃度処理テーブルを参照し、補正割合(全体補正割合、特定補正割合、乗算補正割合)を取得する(ステップST3)。また、吐出量補正部27は、各インクのインク量データ(規定吐出量)に取得した補正割合補正割合(全体補正割合、特定補正割合、乗算補正割合のいずれか)を乗じて印刷時に用いる各インクのインク量データ(補正吐出量)を算出する(ステップST4)。
印刷時に用いる各インクのインク量データ(補正吐出量)が算出されると、コマンド変換モジュール28は算出されたインク量データ(補正吐出量)に基づいて印刷コマンドを生成する(ステップST5)。印刷コマンド出力部29は、生成された印刷コマンドをインクジェットプリンター3に出力する(ステップST6)。インクジェットプリンター3は印刷コマンドによって駆動制御されて、画像を印刷する。
(作用効果)
本例では、各インク(シアンインクC、マゼンダインクM、イエローインクYおよびブラックインクBk)の吐出量を規定吐出量から全体補正割合で一律に調整しながら、かつ、ブラックインクBkの吐出量を特定補正割合で調整したときに、全体補正割合と特定補正割合を乗算した乗算補正割合でブラックインクBkの規定吐出量を補正してブラックインクBkの補正吐出量としている。従って、印刷時にブラックインクBkを打ち込む補正吐出量を容易に決定できる。また、乗算補正割合でブラックインクBkの規定吐出量を補正しているので、全インクの吐出量を減少させながら、耐水性や耐擦性に劣るブラックインクBkの吐出量を有彩色のインクの吐出量よりも減らすことができる。よって、印刷画像における滲みの発生の抑制やインクの消費量を抑制し、かつ、印刷画像の耐水性や耐擦性の向上を図ることができる。
また、本例では、ディスプレイ4にダイアログボックス30を表示して全体補正割合と特定補正割合の入力を受け付けている。従って、ユーザーが印刷画像における滲みの発生の抑制やインクの消費量を抑制しやすい。また、ユーザーが印刷画像の耐水性や耐擦性を調整しやすい。
(その他の実施の形態)
上記の例では、第1スライダー31と第2スライダー32の双方が操作された場合に、ブラックインクBkの規定吐出量を全体補正割合と特定補正割合を乗算した乗算補正割合を用いて補正しているが、全体補正割合と特定補正割合を予め用意した計算式に代入して算出した補正割合を用いて補正することもできる。また、上記の例では、テーブルの形態で乗算補正割合を記憶保持しているが、第1スライダー31と第2スライダー32の双方が操作されたときに、第1スライダー31の設定対応付けられた全体補正割合と第2スライダー32の設定値に対応付けられた特定補正割合を乗算して乗算補正割合を求めてもよい。さらに、上記の例では、第2スライダー32を操作することによりブラックインクBkの吐出量を補正しているが、第2スライダー32を操作することによって有彩色のインクのうちの1のインクの吐出量を補正するように構成することもできる。
1・・印刷システム、2・・ホストコンピューター(制御装置)、3・・インクジェットプリンター、4・・ディスプレイ、5・・入力装置、10・・OS部、11・・アプリケーションプログラム実行部、12・・プリンタードライバー実行部、21・・ドライバー上位層、22・・画像処理モジュール、23・・色変換モジュール、24・・色処理LUT、25・・補正割合入力部(全体補正割合入力部、特定補正割合入力部)、26・・濃度調整テーブル、27・・吐出量補正部、28・・コマンド変換モジュール、29・・印刷コマンド出力部、30・・ダイアログボックス、31・・第1スライダー、32・・第2スライダー、Bk・・ブラックインク、C・・シアンインク、M・・マゼンダインク、Y・・イエローインク

Claims (9)

  1. 複数のインクを吐出して記録媒体に記録を行う記録装置に接続された印刷制御装置であって、
    各インクの吐出量を一律に補正する全体補正割合の入力を受け付ける全体補正割合入力部と、
    前記複数のインクのうちの1の特定インクの吐出量を補正する特定補正割合の入力を受け付ける特定補正割合入力部と、
    前記特定インクの吐出量を前記全体補正割合および前記特定補正割合の演算値によって補正して印刷時に前記特定インクを吐出させる補正吐出量とする吐出量補正部とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記全体補正割合入力部は、前記全体補正割合の入力を受け付けるための全体補正割合入力画面を前記制御装置に接続されたディスプレイに表示し、
    前記特定補正割合入力部は、前記特定補正割合の入力を受け付けるための特定補正割合入力画面を前記ディスプレイに表示することを特徴とする印刷制御装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記演算値は、前記全体補正割合と前記特定補正割合とを乗算した乗算値であることを特徴とする印刷制御装置。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
    前記特定インクは、他のインクと比較して耐水性および耐擦性のうちの少なくとも一方が劣っていることを特徴とする印刷制御装置。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
    前記複数のインクは、シアンインク、マゼンダインク、イエローインクおよびブラックインクであり、
    前記特定インクは、ブラックインクであることを特徴とする印刷制御装置。
  6. 複数のインクを吐出させて記録媒体に記録を行う印刷装置の制御方法であって、
    各インクの吐出量を一律に補正する全体補正割合の入力を受け付けるとともに、前記複数のインクのうちの1の特定インクの吐出量を補正する特定補正割合の入力を受け付け、
    前記特定インクの吐出量を前記全体補正割合および前記特定補正割合の演算値によって補正して印刷時に前記特定インクを吐出させる補正吐出量とすることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  7. 請求項6において、
    前記全体補正割合の入力を受け付けるための全体補正割合入力画面および前記特定補正割合の入力を受け付けるための特定補正割合入力画面を表示することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 請求項6または7において、
    前記演算値は、前記全体補正割合と前記特定補正割合とを乗算した乗算値であることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  9. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項に記載の印刷制御装置と、
    前記印刷制御装置に接続されており、複数のインクを吐出して記録媒体に記録を行う印刷装置と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
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