JP2011012903A - ロケット用火工品の無線点火装置と方法 - Google Patents

ロケット用火工品の無線点火装置と方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発射台に設置される直前から点火動作までの全運用期間(例えば、最大7日間)の間、小容量の電池で安定して作動でき、かつ複数の火工品の点火タイミングの遅れとバラツキを所望の許容範囲(例えば、10ms未満)に低減することができるロケット用火工品の無線点火装置と方法を提供する。
【解決手段】親機と、親側無線通信ユニットと双方向通信可能な子側無線通信ユニット22と、点火玉21に点火電流を流す点火回路部28と、子側無線通信ユニット22と点火回路部28を制御するサブコンピュータ24とを有する子機20とからなる。サブコンピュータ24は、受信時間とスリープ時間を交互に繰り返す待機モードと、連続的に受信可能な作動モードとを切替可能である。親機による通信により、複数の子機のサブコンピュータ24を待機モードから作動モードに切り替え、次いで、親機からの一斉通信により、複数の子機に同時点火を指令する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ロケット用火工品の無線点火装置と方法に関する。
「火工品」とは、火薬または爆薬を利用して爆発反応の生起、伝達などに適合するように加工したものである。かかる火工品には、例えば、雷管、信管、導火線、導爆線、などが含まれる。
また、「導爆線」は、爆轟を伝えるために用いられるロープ状の火工品である。導爆線は、導火線と違い、芯薬は爆薬で、端を雷管などで起爆して使用するものであり、爆速が非常に速い(5500〜7000m/sec)特徴がある。
ロケットなどの火工品の点火装置は、品質の安定性と高い信頼性が求められるため、従来は、主としてワイヤー(導電線)や高密封型導爆線を用いた点火装置が用いられていた。
しかし、これらの火工品点火装置は、(1)敷設に手間が掛かる、(2)ロケットの重量が増す、(3)伝達ルートなどレイアウト上の制約が多い、(4)誤結線(配線)の可能性がある、等の問題点があった。
そこで、無線を用いた火工品点火装置が、従来から提案されている(例えば、非特許文献1、特許文献1)。
非特許文献1は、ダイナマイトや花火用の無線による点火装置であり、点火の順番や間隔が設定できる。また、アドレス方式であるため、ノイズ等の誤動作が発生しにくい特徴がある。
特許文献1は、電波法の規制に抵触しない範囲で起爆の信頼性及び安全性の向上を図ることを目的としている。
そのため、この装置は、図1に示すように、交流電力エネルギーを変調して出力する出力手段を有するコントローラーユニット51、及び前記出力手段の出力に応じて交流磁界を発生するアンテナユニット52を備えて切羽から離間する位置に設置される電力エネルギー送信装置と、アンテナユニット53が発生した交流磁界を受信して該交流磁界のエネルギーを電気エネルギーに変換するエネルギー変換手段、交流磁界の変調成分を受信して復調する復調手段、及び該復調手段によって復調された信号によって点火起爆を制御する点火起爆制御手段を備えて切羽に装填される無線雷管ユニットとを具備するものである。
アディク株式会社、無線点火装置、インターネット<URL: http://www.ipros.jp/products/035668/006/>
特開2001−153598号公報、「遠隔無線起爆装置並びに該装置に用いられる電力エネルギー送信装置及び無線雷管ユニット」
上述した非特許文献1の無線点火装置は、花火業界などで、安全上の観点から近年、使用が提案されている。このような花火用の無線点火装置では、運用時間が半日前後の短期間であるため、受信機側に用いる電池の必要容量が小さく、通常の電池をそのまま用いても支障はなかった。
しかし、ロケット用火工品の無線点火装置の場合、ロケットを実際の発射台に設置し、実際に点火動作を行うまで期間が長く(例えば、最大7日間)、受信機側に用いる電池の必要容量が大きく、重くなる問題点があった。
すなわち、ロケット用火工品の運用を考えた場合、発射台に設置される直前から点火動作までの全運用期間に対し、通信ユニットなどへ安定的に電源を供給させるためには、受信機側に非常に大きな電池が必要となり、取り扱い上の容易さ、小型化、レイアウトの自由さ等のメリットを得られないという問題があった。
一方、通信ユニットの省電力を実現するために、通信ユニット本体のスリープモード機能などを用いることが知られている。しかし、ロケット用火工品は、ロケットの分離機構等において、複数の火工品を同時に点火できる「同時性」が求められ、点火タイミングの遅れやバラツキ等の許容範囲(例えば、10ms未満)が狭い問題点があった。
そのため、スリープモードの状態では、複数の火工品の点火タイミングの遅れやバラツキが大きく、同時性を確保できなかった。
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、発射台に設置される直前から点火動作までの全運用期間(例えば、最大7日間)の間、小容量の電池で安定して作動でき、かつ複数の火工品の点火タイミングの遅れとバラツキを所望の許容範囲(例えば、10ms未満)に低減することができるロケット用火工品の無線点火装置と方法を提供することにある。
本発明によれば、双方向通信可能な親側の無線通信ユニットと、これに接続されたメインコンピュータとを有する親機と、
前記親側の無線通信ユニットと双方向通信可能な子側の無線通信ユニットと、点火玉に点火電流を流す点火回路部と、前記子側無線通信ユニットと点火回路部を制御するサブコンピュータとを有する子機とからなり、
前記サブコンピュータは、前記子側無線通信ユニットを受信可能状態にする受信時間と該受信時間より20倍以上長く前記子側無線通信ユニットを受信不能状態にするスリープ時間とを交互に繰り返す待機モードと、前記子側無線通信ユニットを連続的に受信可能状態にする作動モードとを切替可能であり、
前記親機による親側と子側の無線通信ユニット間の通信により、前記サブコンピュータを待機モードから作動モードに切り替え、次いで、点火回路部により点火玉に点火電流を流す、ことを特徴とするロケット用火工品の無線点火装置が提供される。
本発明の実施例によれば、単一の親機に対し複数の子機を備え、
前記メインコンピュータにより、複数の子機を待機モードに維持した後、複数の子機を作動モードに順次切り替え、次いで、親機からの一斉通信により、複数の子機に同時点火を指令する。
前記子機は、さらに、電池により電源を供給する電源回路部と、昇圧された電力を蓄え点火玉に点火電流を供給する点火回路部と、点火玉の導通・絶縁を判断する自己診断部とを備える。
前記点火回路部は、電池電圧を所定の点火電圧まで昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路をON/OFFする昇圧スイッチと、昇圧された電力を蓄えるコンデンサと、点火玉を点火する点火スイッチとを有する。
また本発明によれば、双方向通信可能な親側の無線通信ユニットと、これに接続されたメインコンピュータとを有する親機と、
前記親側の無線通信ユニットと双方向通信可能な子側の無線通信ユニットと、点火玉に点火電流を流す点火回路部と、前記子側無線通信ユニットと点火回路部を制御するサブコンピュータとを有する子機とを備えたロケット用火工品の無線点火方法であって、
前記親機からの通信により、子機を前記子側無線通信ユニットを受信可能状態にする受信時間と該受信時間より20倍以上長く前記子側無線通信ユニットを受信不能状態にするスリープ時間とを交互に繰り返す待機モードに維持し、
次に、親機からの通信により、子機を前記子側無線通信ユニットを連続的に受信可能状態にする作動モードに切り替え、
次に、親機からの通信により、点火回路部により点火玉に点火電流を流す、ことを特徴とするロケット用火工品の無線点火方法が提供される。
本発明の実施例によれば、単一の親機に対し複数の子機を備え、
親機からの通信により、複数の子機を待機モードに維持し、
次に、親機からの通信により、複数の子機を作動モードに順次切り替え、
次に、親機からの一斉通信により、複数の子機の点火玉に同時に点火電流を流して同時点火する。
また、待機モードとして、スリープ時間が1分間以上の長期待機モードと、スリープ時間が1分間未満、1秒間以上の短期待機モードとを準備し、
電源投入後、親機からの通信により、複数の子機を長期待機モードへ順次切り替え、
次に、親機からの通信により、複数の子機を短期待機モードへ順次切り替え、
次いで、親機からの通信により、複数の子機を作動モードへ順次切り替え、
作動モードにおいて、親機からの通信により、親機から各子機に対して一斉に点火指示を送信して複数の子機の点火玉に同時に点火電流を流す。
また、前記作動モードにおいて、前記子側無線通信ユニットを所定の一定時間のみ前記点火指示を受信可能に維持し、
所定の一定時間に、特定の親機から点火指示を受信した場合のみ、その指示を受け付け、点火玉に点火電流を流して点火動作を行う。
前記作動モードにおいて、点火動作前に点火玉の導通確認、充電、及びアーム切替を実施し、点火動作後に点火玉の導通確認を再度実施する。
上記本発明の装置及び方法によれば、親機からの通信により、子機を受信時間と受信時間より20倍以上長いスリープ時間とを交互に繰り返す待機モードに維持し、次に、親機からの通信により、子機を連続的に受信可能にする作動モードに切り替えるので、発射台に設置される直前から点火動作までの全運用期間が長い(例えば、最大7日間)場合でも、点火直前まで、スリープ時間の長い待機モードに維持することにより、小容量の電池で安定して作動できることが、後述する実施例により確認された。
また、本発明の実施例によれば、単一の親機に対し複数の子機を備え、親機からの通信により、複数の子機を作動モードに順次切り替えた後、親機からの一斉通信により、複数の子機の点火玉に同時に点火電流を流して同時点火するので、点火指示の受信に遅れがなく、複数の火工品の点火タイミングの遅れとバラツキを所望の許容範囲(例えば、10ms未満)に低減することができることが、後述する実施例により確認された。
特許文献1の装置の構成図である。 本発明のロケット用火工品の無線点火装置の全体構成図である。 本発明による子機のレイアウト図である。 本発明による子機の回路構成図である。 本発明による運用モード切替のフローチャートである。 本発明による運用モード切替のタイムチャートである。 本発明による作動モード時のフローチャートである。 本発明による作動モード時のタイムチャートである。 本発明による点火電流の特性図である。 本発明による同時点火指令から点火までの時間遅れとその回数を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図2は、本発明のロケット用火工品の無線点火装置の全体構成図、図3は本発明による子機のレイアウト図である。
図2に示すように、本発明のロケット用火工品の無線点火装置は、双方向通信可能な無線通信ユニットをそれぞれ備えた親機10と、複数の子機20とからなる。
親機10は、親側の無線通信ユニット12と、これに接続されたメインコンピュータ14(PC)とからなり、メインコンピュータ14に設けられたキーボード及び記憶装置にインストールされたプログラムにより、親側の無線通信ユニット12を介して複数の子機20に後述する制御信号を双方向通信するようになっている。
複数の子機20は、この例では20A,20B,20Cの3台であり、それぞれ子側の無線通信ユニット22と点火回路(後述する)を有し、子側の無線通信ユニット22を介して親機10と双方向通信するようになっている。
なおこの例では、3台の子機20のうち20A(子機1)が、図3に示すような駆動用モータ23を有し、SAD機能(セーフ・アーム切り替え機能)を有する。
図4は、本発明による子機の回路構成図である。なおこの図は、駆動用モータ23を有する子機を示している。以下、子機側の詳細回路について説明する。
この図において、子機20は、無線通信ユニット22、サブコンピュータ24、電源回路部26、点火回路部28、自己診断部30、及びSAD駆動部32からなる。サブコンピュータ24は、この例では、PICマイコンである。
電源回路部26は、市販の電池27により3Vの電源を供給している。なお、メインスイッチSWにより回路の電源を入切する。
親機10からの無線信号は、前記電池27を電源とする子側の無線ユニット22(Zigbee)により受信し、その指示(命令)を子機基板のマイコン24にシリアル信号(SCI)で送る。
点火回路部28は、点火玉21、昇圧回路28a、昇圧スイッチSW1、点火スイッチSW2、リレー28b、大容量コンデンサC、及び抵抗R1,R2,R3からなる。
点火玉21は、1Ω程度の抵抗を有し、所定の条件(例えば2A,2ms以上)で近接して設けられた導爆線に点火する。また、この点火により、点火玉21は断線するが、微少電流では、点火せず導通・断線を検査できるようになっている。
昇圧スイッチSW1、点火スイッチSW2、及びリレー28bは、マイコン24からの指示により作動(ON/OFF)する。昇圧スイッチSW1は、昇圧回路(DC/DC)28aをON/OFFする。点火スイッチSW2は、点火玉21を点火する機能を有する。リレー28bは、点火回路に対してエアギャップを有する。大容量コンデンサCは、昇圧された電力を蓄え火工品発火用に接続された点火玉21に点火電流を供給するようになっている。
自己診断部30は、自己診断スイッチSW3及び抵抗R4からなる。
自己診断部30は、点火玉21が断線していないかを検査する回路であり、マイコン24からの指示により自己診断スイッチSW3をON/OFFして点火玉21に微少電流を流し、その時の電圧降下をAnswer出力として検出して、点火玉21の導通・絶縁を判断する。
なお、ここではスイッチSW1〜SW3として半導体スイッチを想定しているが、リレーを用いても良い。
SAD駆動部32は、駆動用モータ23とこれを正転・逆転する駆動回路33とからなる。
次に、点火回路の動作を図4を参照して説明する。
昇圧スイッチSW1をONにすることにより昇圧回路28a(DC/DC)に電源が供給され、昇圧された電圧(例えば8V)が出力される。
昇圧された電源は抵抗R1を通して、徐々に大容量コンデンサCに充電される。充電時間の計測や充電電圧の監視により、充電の完了を判断する。
点火指示の直前にエアギャップ用のリレー28bを閉じる(ONにする)。
点火のタイミングで点火スイッチSW2をONにして点火玉21に対して一気に点火電流を供給する。
図5は、本発明による運用モード切替のフローチャートであり、図6は、本発明による運用モード切替のタイムチャートである。図5において、運用モード切替は、S1〜S7の各ステップからなる。
図5及び図6を参照して、ロケットの運用モードを、ロケットが射場に設置された状態(長期待機モード又は待機モード1)と、打ち上げ直前の状態(短期待機モード又は待機モード2)と、点火直前・点火時(作動モード)とに分け、それぞれのモードに応じた通信ユニットの駆動を変えた、モード切替について説明する。
各子機20がロケットに組み込まれ、ロケットが射場に設置された状態でメインスイッチSWをONにする(S1)。親機10は、各子機20と双方向通信可能な位置に設置する。
S1の電源投入後、親機10より「待機モード1」(長期待機モード)への移行指示を、各子機20に対して順次行う(S2〜S3)。
待機モード1では、無線通信ユニット12,22(この例ではZigbee)の有する機能で通信機能を一定時間停止させるスリープ時間を長め(例えば1分間)に設定し、実質の消費電力を低減させる。
次に、親機10から各子機20に対して「待機モード2」(短期待機モード)への移行指示を行い(S4)、スリープ時間の短い(例えば1秒間)、応答性の良い状態に切り替える(S5)。
次いで、ロケットが打ち上げとなり、それぞれのグループ内でスリープ時間を設けない作動モードに切り替え(S6)、同時点火などの時間バラツキを極力少なくした作動モードとする(S7)。
図7は、本発明による作動モード時のフローチャートであり、図8は、本発明による作動モード時のタイムチャートである。図7において、作動モード時の動作は、S71〜S80の各ステップからなる。
図7及び図8を参照して、作動モードに切り替え後の、親機10と子機20の通信による、点火シーケンスについて説明する。
親機10より点火玉21の導通確認(H/K確認)の指示を各子機20に対してそれぞれ行う(S71)。
子機20はその指示を受けて、自己診断スイッチSW3をONに切り替え、点火玉21に微少電流を流し電圧降下を計測する(S72)。
この時、規定以上の電圧降下を検出出来れば、導通有り(良好)と判断する。
次に親機10より充電開始の指示を行う(S73)。
子機20は、その指示を受けて図3に示した昇圧スイッチSW1をONにしてコンデンサCに対して充電を開始する(S74)。
充電の完了は、一定時間の計測、充電電圧の測定、又はその組合せにより判断し、それぞれの子機20から親機10に対して完了通知を行う。
親機10が各子機20の充電完了を認識するとアーム切替指示を各子機に対して行う(S75)。このアーム切替とは、火工品の点火玉が誤って発火した場合でもそのエネルギーが火工品本体に伝わらないように、その火の道を通常は閉じておくもので、アーム切替(S76)により開くことを言う。
このアーム切替指示(S75)を点火のトリガとして判断し、点火の指示を受け付けるWindowを開く(S77)。ここで、Windowとは、特定の親機から点火指示を受け付ける時間帯を意味する。
ロケット分離などの火工品動作では、分離に係わる複数の火工品が同時に発火する必要があり、本発明のシステムではZigbeeの一斉通信機能を用いて、同一グループ内の全子機に対して一斉に点火指示を送信している(S78)。
各子機は、このWindowを開いている間に、特定の親機10から点火の指示(S78)を受信した場合のみ、その指示を受け付け、点火動作を行う(S79)。
もしこのWindowを開いている間に点火の指示が来なかった場合には、このWindowは閉じられ、その後に点火の指示が来ても受け付けない構成にしてある。
点火動作(S79)を実施した後、各子機20は自己診断スイッチSW3を閉じ、導通確認(H/K確認)と同様の作動により電圧降下を測定する。
この時電圧降下が規定値以下であれば、断線と判断して、正常に点火出来たと認識し、親機に対して点火終了(確認)と返信する。
その後必要に応じてスリープ時間を有する他のモードへ切替を行う。
上述したシステムでは、親機1台に対して、同じグループの3台の子機を想定したシステムとしているが、ロケットの段間分離、ノーズフェアリングの開頭、衛星分離などの個別のグループに対して、グループごとに分けて制御することも可能である。
このようにグループごとに分けてグループIDを設定しておけば、一斉点火の指示を出しても別のグループの火工品が発火する事はない。
以下、上述した本発明によるロケット用火工品の無線点火装置の実施例を説明する。
表1は、無線通信ユニットの通信機能の比較表である。本発明では、無線通信ユニットとして、Zigbeeを活用した。この表から明らかなように、Zigbeeは、Bluetooth等よりも通信レートが低いものの、小型、低コスト、低消費電力という特徴があり、使い方が簡単である特徴がある。
Figure 2011012903
上述した図4の回路構成の子機を製作した。各部の詳細は、以下の通りである。
(1)電源回路部26
電池27には、市販のリチウムイオン電池(CR123A,3V,1400mAh)を1個使用した。
また、点火電流確保のため、電源電圧を昇圧回路28aで8Vに昇圧して点火回路部28に供給した
(2)点火回路部28
点火を確実・安全に行うため、以下の条件を考慮して回路設計を行った。
発火条件の設定:1Ωの点火玉21に対して、「2A、2ms以上」を確保するため、2ms後に2Vを下回らない、電圧(8V)とコンデンサ容量を確保した。
コンデンサ容量は、470μF×6個 (2820μF)の固体アルミ電解コンデンサを設けた。
点火回路の最終段には機械式リレー28bにより、エアギャップを設けた。
(3)自己診断部30
親機10からの自己診断指令に応じて、「着火部」(点火玉21)に微少電流(0.1mA未満)を流して電圧測定を行い、「導通・断線」を判断する。
(4)SAD駆動部32(セーフ・アーム切り替え装置)
SAD駆動機能の確認用として、小型DCギヤードモータ23(DC3V,50mA)を正転・逆転出来るように回路構成した。
上述したコンピュータ14(PC)とマイコン(CPU)24には、本発明を実行させるためのソフトウエア(コンピュータプログラム)を格納した。各プログラムの詳細は、以下の通りである。
表2は、本発明による無線通信ユニットの消費電流の比較表である。この表から、送信時及び受信時と比較して、スリープ時の消費電流が非常に小さい(10分の1以下)ことがわかる。
Figure 2011012903
本発明では、トータルでの消費電力が最も多い無線通信ユニット12,22を省電力で使用するため、システムの運用状態に応じて、無線通信ユニットの動作モードを、待機モード1(長期待機モード)、待機モード2(短期待機モード)、作動モードの3つに分けて運用した。
(1)待機モード1は、射場にロケットが設置された状態を想定し、スリープ時間を長くし、後述の例では、スリープ時間1分毎に受信時間50msとした。
待機モード2は、打ち上げ直前の状態を想定し、スリープ時間を短くし、後述の例では、スリープ時間1秒毎に受信時間50msとした。
作動モードは、点火直前と点火時(分離シーケンス時)を想定し、スリープ時間を無しとした。
(2)全体シーケンス
上述した図5に示したように、各動作モードからのモード切替は、子機20が一定時間ごとに受信可能状態を繰り返す間に通信を確立し、親機10から子機20に対して動作モード切替の指示を行った。
(3)点火シーケンス
上述した図6に示したように、子機20は作動モードになると、スリープ状態には入らず連続稼働をしている。このモードでは、点火玉の導通確認、点火用コンデンサの充電、SADのアーム切替、同時点火、点火確認などのシーケンスを行う。
(4)同時点火指令
同時点火の方法は、親機10から全子機20に対して「一斉通信機能」を用いて、点火の指示を与える。また、この時には外部からの妨害に対するセキュリティ確保のため、以下の点を考慮している。
点火指示の受信に対してウインドウを設け、一定時間内(10秒)に点火の司令が来なければそれ以降は受け付けないようにしている。
点火指示を暗号化(コマンド)して送信している。
子機側が親機のアドレスを認識(判別)しており、別のアドレスからの指令を受け付けないようになっている。
表3は、各モードにおける消費電池容量の比較表である。この表から、待機モード1を3日間、待機モード2を3時間、作動モードを60秒と想定した場合、市販の電池1個(1,400mAh)で、十分に運用出来ることがわかる。
Figure 2011012903
図9は、本発明による点火電流の特性図である。この図において、横軸は同時点火指令からの経過時間(ms)、縦軸は点火電流の計算値と実測値である。
この図から、点火玉21に対する着火要求「2A、2ms以上」を計算値及び実測値とも大きく上回っており、安定した着火ができることが確認された。
図10は、本発明による同時点火指令から点火までの時間遅れとその回数を示す図である。この図において、横軸は同時点火指令から点火までの時間遅れ(ms)、縦軸はその回数(頻度)である。
この図から、時間遅れの平均値は8.93ms、ばらつき幅は約2msであることが確認された。
上述した実施例から、以下の点が確認された。
(1)市販の電池(1個)により、本システムが成立出来る。
(2)同時点火のバラツキは、2ms以内であり、問題ない範囲である。
上述した本発明の装置及び方法によれば、親機10からの通信により、子機20を受信時間と受信時間より20倍以上長いスリープ時間とを交互に繰り返す待機モードに維持し、次に、親機10からの通信により、子機20を連続的に受信可能にする作動モードに切り替えるので、発射台に設置される直前から点火動作までの全運用期間が長い(例えば、最大7日間)場合でも、点火直前まで、スリープ時間の長い待機モードに維持することにより、小容量の電池27で安定して作動できることが、実施例により確認された。
また、本発明の実施例によれば、単一の親機10に対し複数の子機20を備え、親機10からの通信により、複数の子機20を作動モードに順次切り替えた後に、親機からの一斉通信により、複数の子機の点火玉に同時に点火電流を流して同時点火するので、点火指示の受信に遅れがなく、複数の火工品の点火タイミングの遅れとバラツキを所望の許容範囲(例えば、10ms未満)に低減することができることが、実施例により確認された。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
10 親機、12 親側無線通信ユニット、
14 メインコンピュータ(PC)、
20,20A,20B,20C 子機、21 点火玉、
22 子側無線通信ユニット、23 駆動用モータ、
24 サブコンピュータ(PICマイコン)、
26 電源回路部、27 電池、
28 点火回路部、28a 昇圧回路、28b リレー、
30 自己診断部、32 SAD駆動部、
SW1 昇圧スイッチ、SW2 点火スイッチ、
SW3 自己診断スイッチ、C 大容量コンデンサ、
R1,R2,R3,R4 抵抗、

Claims (9)

  1. 双方向通信可能な親側の無線通信ユニットと、これに接続されたメインコンピュータとを有する親機と、
    前記親側の無線通信ユニットと双方向通信可能な子側の無線通信ユニットと、点火玉に点火電流を流す点火回路部と、前記子側無線通信ユニットと点火回路部を制御するサブコンピュータとを有する子機とからなり、
    前記サブコンピュータは、前記子側無線通信ユニットを受信可能状態にする受信時間と該受信時間より20倍以上長く前記子側無線通信ユニットを受信不能状態にするスリープ時間とを交互に繰り返す待機モードと、前記子側無線通信ユニットを連続的に受信可能状態にする作動モードとを切替可能であり、
    前記親機による親側と子側の無線通信ユニット間の通信により、前記サブコンピュータを待機モードから作動モードに切り替え、次いで、点火回路部により点火玉に点火電流を流す、ことを特徴とするロケット用火工品の無線点火装置。
  2. 単一の親機に対し複数の子機を備え、
    前記メインコンピュータにより、複数の子機を待機モードに維持した後、複数の子機を作動モードに順次切り替え、次いで、親機からの一斉通信により、複数の子機に同時点火を指令する、ことを特徴とする請求項1に記載のロケット用火工品の無線点火装置。
  3. 前記子機は、さらに、電池により電源を供給する電源回路部と、昇圧された電力を蓄え点火玉に点火電流を供給する点火回路部と、点火玉の導通・絶縁を判断する自己診断部とを備える、ことを特徴とする請求項1に記載のロケット用火工品の無線点火装置。
  4. 前記点火回路部は、電池電圧を所定の点火電圧まで昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路をON/OFFする昇圧スイッチと、昇圧された電力を蓄えるコンデンサと、点火玉を点火する点火スイッチとを有する、ことを特徴とする請求項3に記載のロケット用火工品の無線点火装置。
  5. 双方向通信可能な親側の無線通信ユニットと、これに接続されたメインコンピュータとを有する親機と、
    前記親側の無線通信ユニットと双方向通信可能な子側の無線通信ユニットと、点火玉に点火電流を流す点火回路部と、前記子側無線通信ユニットと点火回路部を制御するサブコンピュータとを有する子機とを備えたロケット用火工品の無線点火方法であって、
    前記親機からの通信により、子機を前記子側無線通信ユニットを受信可能状態にする受信時間と該受信時間より20倍以上長く前記子側無線通信ユニットを受信不能状態にするスリープ時間とを交互に繰り返す待機モードに維持し、
    次に、親機からの通信により、子機を前記子側無線通信ユニットを連続的に受信可能状態にする作動モードに切り替え、
    次に、親機からの通信により、点火回路部により点火玉に点火電流を流す、ことを特徴とするロケット用火工品の無線点火方法。
  6. 単一の親機に対し複数の子機を備え、
    親機からの通信により、複数の子機を待機モードに維持し、
    次に、親機からの通信により、複数の子機を作動モードに順次切り替え、
    次に、親機からの一斉通信により、複数の子機の点火玉に同時に点火電流を流して同時点火する、ことを特徴とする請求項5に記載のロケット用火工品の無線点火方法。
  7. 待機モードとして、スリープ時間が1分間以上の長期待機モードと、スリープ時間が1分間未満、1秒間以上の短期待機モードとを準備し、
    電源投入後、親機からの通信により、複数の子機を長期待機モードへ順次切り替え、
    次に、親機からの通信により、複数の子機を短期待機モードへ順次切り替え、
    次いで、親機からの通信により、複数の子機を作動モードへ順次切り替え、
    作動モードにおいて、親機からの通信により、親機から各子機に対して一斉に点火指示を送信して複数の子機の点火玉に同時に点火電流を流す、ことを特徴とする請求項6に記載のロケット用火工品の無線点火方法。
  8. 前記作動モードにおいて、前記子側無線通信ユニットを所定の一定時間のみ前記点火指示を受信可能に維持し、
    所定の一定時間に、特定の親機から点火指示を受信した場合のみ、その指示を受け付け、点火玉に点火電流を流して点火動作を行う、ことを特徴とする請求項7に記載のロケット用火工品の無線点火方法。
  9. 前記作動モードにおいて、点火動作前に点火玉の導通確認、充電、及びアーム切替を実施し、点火動作後に点火玉の導通確認を再度実施する、ことを特徴とする請求項5に記載のロケット用火工品の無線点火方法。
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