JPH10239000A - 遠隔起爆装置 - Google Patents

遠隔起爆装置

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JPH10239000A
JPH10239000A JP5994597A JP5994597A JPH10239000A JP H10239000 A JPH10239000 A JP H10239000A JP 5994597 A JP5994597 A JP 5994597A JP 5994597 A JP5994597 A JP 5994597A JP H10239000 A JPH10239000 A JP H10239000A
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ignition
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JP5994597A
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Shigeru Yamamura
茂 山村
Satoshi Tanizawa
諭 谷沢
Masato Ichijima
市嶋正人
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Ishikawa Seisakusho Ltd
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Ishikawa Seisakusho Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠隔起爆装置本体部敷設作業において、発火待
機状態にする最終操作を任意の時間に、遠隔地から安全
に実行する。 【解決手段】遠隔地から、特定の周波数の電波で送信し
たものに対し返信されたものを受信し、特定の状態を示
す伝文として復調して確認できる指令装置と、この指令
装置の指令を受けて作動する遠隔起爆装置本体部から構
成する。遠隔起爆装置本体部には、起爆装置、発火装
置、爆薬、爆薬パレット内蔵している。又、指令装置に
は、発火装置の待機状態や発火待機状態や回収状態等の
作動状態を視覚で確認できる表示部を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、爆薬を無線で操作
して起爆する遠隔起爆装置に関するもので、更に詳しく
は発火装置を待機状態や発火待機状態及び回収状態に自
由に変更して制御できる遠隔起爆装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、爆薬を内蔵した遠隔起爆装置本体
部を敷設する場合は、遠隔起爆装置本体部に装備された
安全ピンを取り外すことにより、タイマ−等を作動さ
せ、一定時間の安全を図っていた。即ち、遠隔起爆装置
本体部を敷設時にノンア−ミング状態(安全解除する前
の状態)にある発火装置及び起爆装置から安全ピンを取
り外す操作によりア−ミング状態(安全状態及び待機状
態を経由した発火待機状態)にしていた。 この敷設さ
れ発火待機状態にある遠隔起爆装置本体部を待機状態に
戻すには、予め設定しておいた時間経過後、又は特定の
信号を与えることにより、発火装置が内蔵している安全
化用の雷管を発火させ、火薬系列を遮断して一線外安全
にして発火装置を無効化していた。この従来の遠隔によ
る起爆作業は、一定時間の安全が経過した所望の時間
に、遠隔より発火指令を送信して、発火させる一方通行
のみの指令であった。このため、発火装置が、タイマ−
等による一定時間の安全時間が、実際に、経過している
かどうかの確認や、また、発火待機状態になっているか
どうかの確認は、これまでの遠隔における指令装置では
できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、遠隔起爆装
置本体部敷設作業において、発火待機状態にする最終操
作を任意の時間に、遠隔地から安全に実行することを目
的とするものである。即ち、計画通りに構成された遠隔
起爆装置本体部原に対して、戦況の変化や必要に迫られ
て戦術上この遠隔起爆装置本体部の一部若しくは全体を
発火待機状態にしたりまた発火待機状態から回収状態に
したい場合があるが、従来の遠隔起爆装置ではこれらに
対応できなかった。そこで、本発明は発火待機状態の遠
隔起爆装置本体部原を構成している任意の遠隔起爆装置
本体部を必要な時期に容易に待機状態にして一時無効化
し、必要な時には、容易に再び発火待機状態に戻した
り、また必要な時期に発火装置が内蔵している回収雷管
を発火させ、火薬系列を一線外安全で固定して、容易に
回収状態にして無効化したりすることを目的とするもの
である。また、ノンア−ミング状態から安全解除し、安
全状態、待機状態を含め発火待機状態にするまでの各発
火装置の状態を指令装置で確認でき、遠隔地から安全に
操作できると共に更に、無効化するために回収状態にし
た状態も遠隔地から確認できるようにすることを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】遠隔地から、特定の周波
数の電波で送信、又は受信し、特定の状態伝文として復
調して確認できる指令装置1と、該指令装置の指令を受
けて作動する遠隔起爆装置本体部2とから構成されてい
る。そのうち遠隔起爆装置本体部2には、前記指令装置
1で、送信された特定の周波数の電波を受信し、復調し
て指令伝文を解読して、発火装置に指令の信号を送る
か、又は発火装置の作動状態をデジタル化した信号と
し、特定の周波数の電波で送信する起爆装置3と、該起
爆装置3から送られた信号を受け、待機状態の発火装置
を発火待機状態に、又は発火待機状態から待機状態に、
又は待機状態もしくは発火待機状態から回収状態に、又
は発火待機状態で発火信号を受けると発火することがで
きる発火装置4と、該発火装置4の発火を受け、爆発す
る爆薬5と、前記起爆装置3と発火装置4と爆薬5とを
設置できるように区分された区画室を有する爆薬パレッ
ト6とを含んで構成したことを特徴とする。又、指令装
置1には、発火装置4の作動状況を、LED(発光ダイ
オード)で表示させて、安全状態や待機状態や発火待機
状態や発火状態や回収状態等の作動状態を視覚で確認で
きる表示部13を備えていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を図面にもとづいて具体的
に説明すると、 図1において、本発明遠隔起爆装置の
主要部は、指令装置1と、遠隔起爆装置本体部2とから
構成され、そのうち、遠隔起爆装置本体部2には、起爆
装置3と、発火装置4と、爆薬5と、爆薬パレット6と
を内蔵している。即ち、指令装置1は、遠隔地から特定
の指令伝文を変調してデジタル化した信号とし、特定の
周波数の電波で送信、又は発火装置4の作動状態を起爆
装置3を通してデジタル化した信号となった特定の周波
数の電波で受信し、特定の状態を示す伝文として復調し
て、これらを視覚で確認できる表示部13を備えている
ものである。
【0006】遠隔起爆装置本体部2に内蔵された起爆装
置3は、前記指令装置1で送信された特定の周波数の電
波を受信し、復調して指令伝文を解読して、発火装置4
に指令の信号を送るか、又は発火装置4の作動状態をデ
ジタル化した信号とし、特定の周波数の電波で送信する
ものである。発火装置4は、前記起爆装置3から送られ
た信号を受け、待機状態の発火装置を発火待機状態に、
又は逆に、発火待機状態から待機状態に、又は待機状態
もしくは発火待機状態から回収状態に、又は発火待機状
態で発火信号を受けると発火することができるものであ
る。爆薬5は、前記発火装置4の発火を受け、爆発する
ものであり、 必要な量の爆薬を容易に搭載して使用で
きるように、1単位重量ごとにパック状になって構成さ
れている。
【0007】爆薬パレット6は、必要な量の爆薬を搭載
することができ、前記起爆装置3及び前記発火装置4と
共に遠隔起爆装置本体部2に内蔵されていて、この爆薬
パレット6は、爆薬パレット本体部7及び容易に揚重で
きるふた状の揚重機構部8から構成され、そのうち、爆
薬パレット本体部7は、必要な量の爆薬を容易に搭載し
て使用できるように区分された区画室や、また起爆装置
3及び発火装置4を設置できるように区分された区画室
を有するものである。
【0008】図2は、遠隔起爆装置の電気回路の構成部
材の関係を示すブロック図で、そのうち、先ず指令装置
1について説明すると、図2(A)において、操作部1
1は、各種指令をキー操作で選択できるものである。
制御部12は、前記操作部11と接続されており、該操
作部11から送られる信号によりデジタル化した指令内
容の伝文を作成し、表示部13及び変調部14に信号を
送るものである。 表示部13は、前記制御部12と接
続されており、制御部12から送られる信号により、指
令内容をLED(発光ダイオード)により表示するもの
である。変調部14は、前記制御部12と接続されてお
り、制御部12から送られるデジタル化されている指令
伝文を特定の周波数の電波で送信できるように変調する
ものである。送信部15は、前記変調部14と接続され
ており、デジタル化されている指令伝文を特定の周波数
の電波で送信するものである。
【0009】送受切替部16は、前記送信部15と接続
されており、送信又は受信を切り替えるものである。空
中線(アンテナ)17は、前記送受切替部16と接続さ
れており、電波を飛ばしたり、受信したりするものであ
る。受信部18は、前記空中線(アンテナ)17を通
し、前記送受切替部16と接続されており、起爆装置3
から送信されるデジタル化された特定の周波数の電波を
受信するものである。復調部19は、前記受信部18と
接続されており、受信されたデジタル化された特定の周
波数の電波を復調して、起爆装置3と接続されている発
火装置4の作動状態を確認するデジタル化された作動状
態を示す伝文の信号を取り出すものである。
【0010】前記制御部12は、前記復調部19と接続
されており、該復調部19から送られた起爆装置3と接
続されている発火装置4の作動状態を確認するデジタル
化された作動状態を示す伝文の信号から、前記表示部1
3へ作動状態内容を送信するものである。 前記表示部
13は、前記制御部12と接続されており、該制御部1
2から送られる作動状態内容の信号から、発火装置4の
作動状態内容をLED(発光ダイオード)により表示す
るものである。電池部20は、上記の各構成部材(制御
部12、表示部13、変調部14、送信部15、送受切
替部16、受信部18、復調部19)に電源を供給する
ものである。外部電池用コネクタ部21は、 予備の外
部電池をも使用できるように取り付けられているもので
ある。
【0011】次に、起爆装置3について詳述すると、
図2(B)において、 空中線(アンテナ)22は、送
受切替部23と接続されており、指令装置1から送信さ
れたデジタル化された特定の周波数の電波を受信した
り、発火装置4への信号を送信したりするものである。
送受切替部23は、前記空中線(アンテナ)22と接
続されており、送信又は受信を切り替えるものである。
受信部24は、前記送受切替部23と接続されてお
り、指令装置1から送信されたデジタル化されている指
令内容の伝文を特定の周波数の電波で受信するものであ
る。 復調部25は、前記受信部24と接続されてお
り、受信されたデジタル化された特定の周波数の電波を
復調して、指令装置から送信された指令内容をデジタル
化された指令伝文の信号として取り出すものである。
制御部26は、前記復調部25と接続されており、該復
調部25から送られた指令装置1の指令内容のデジタル
化された指令伝文の信号から、インタフェイス部27を
介し発火装置4へ指令内容を送信するものである。イン
ターフェース部27 は、前記制御部26と接続されて
おり、該制御部26から送られる指令内容の信号を発火
装置4に送信するため、又は発火装置4の作動状態が確
認できる信号が送られてくる発火装置との仲介をするも
のである。
【0012】表示部28は、前記制御部26と接続され
ており、発火装置4からインターフェース部27を通し
て送られてくる発火装置の作動状態内容をLED(発光
ダイオード)により表示するものである。変調部29
は、前記制御部26と接続されており、該制御部26か
ら送られるデジタル化されている発火装置4の作動状態
内容の伝文を特定の周波数の電波で送信できるように変
調するものである。送信部30は、変調部29と接続さ
れており、特定の周波数の電波で送信できるように変調
されデジタル化されている指令内容の伝文を送受切替部
23へ送信するものである。 前記送受切替部23は、
前記受信部24及び送信部30と接続されており、送信
部30からの信号を空中線(アンテナ)22へ送り、一
方空中線(アンテナ)22からの信号を受信部24へ送
るように切り替えるものである。 空中線(アンテナ)
22は、前記送受切替部23と接続されており、電波を
飛ばしたり、受けたりするものである。電池部31は、
上記の各構成部材(送受切替部23、受信部24、復調
部25、制御部26、表示部28、変調部29、送信部
30)に電源を供給するものである。外部電池用コネク
タ部32は、予備の外部電池をも使用できるように取り
付けられているものである。
【0013】次に、 発火装置4について詳述すると、
図3において、インターフェース部41は、発火回路部
42、モータ駆動回路部44、各スイッチ45と接続さ
れており、起爆装置3から送られる指令内容の信号を発
火回路部42及びモータ駆動回路部44に送信するた
め、又は電気タイマ部43、モータ駆動回路部44、各
スイッチ45の作動状態が確認できる信号が送られてく
る起爆装置3との仲介をするものである。 発火回路部
42は、発火雷管46、回収雷管47と接続されてお
り、インターフェース部41を通して起爆装置3から発
火指令がきた時、発火待機状態を示す各スイッチが正常
であり、電気タイマの遅動時間が終了していれば発火雷
管46に発火エネルギーを出力し、また起爆装置3から
回収指令がきた時、待機状態を示す各スイッチが正常に
なった時に、電気タイマの遅動時間が終了していれば回
収雷管47に発火エネルギーを出力するものである。
【0014】電気タイマ部43は、前記インターフェー
ス部41、発火回路部42と接続されており、発火装置
4の安全解除後電気タイマが始動し、遅動時間の終了信
号を送信するものである。 モータ駆動回路部44は、
インターフェース部41、ロータの導爆薬筒61と結合
されているモータ48と接続されており、起爆装置3か
らの駆動指令を受けモータ48を駆動するものである。
電池部49は、電源用スイッチ51のONにより上記の
各部分(発火回路部42、電気タイマ部43、モータ駆
動回路部44)に電源を供給し、又放電用スイッチ64
のONにより電池放電するものである。
【0015】本発明の遠隔起爆装置は、上述のように構
成されたもので、次に、その作動状態について説明する
と、図4は、図3に示す発火装置4の機械的装置の断面
図を示すものであり、図1、図3、図4、図5、図6に
おいて 、遠隔起爆装置本体部2は、安全解除されると
自動的に電源スイッチ51がONになり、発火装置回路
基板52の電気タイマが始動し、又機械タイマ53の拘
束が解除され、機械タイマ53が始動する。 電気タイ
マ及び機械タイマ53が作動している遅動時間の間は安
全状態であり、指令装置1から状態確認信号を送信する
と、電気タイマが作動中であり、かつ、機械タイマ53
のスイッチ54がOFFで電池電圧があれば起爆装置3
は安全状態の伝文を送信し、指令装置1でこれを受信す
れば指令装置1の図7で示す表示部13で安全状態がL
ED(発光ダイオード)により安全13aの発光で視覚
で確認できる。 電気タイマ及び機械タイマ53の遅動
時間が終了した状態が待機状態であり、指令装置1から
状態確認信号を送信すると、電気タイマ遅動時間が終了
し、かつ機械タイマ53のスイッチ54がON、待機ス
イッチ55のON、発火待機スイッチ56のOFF、回
収スイッチ57のOFFで電池電圧があれば起爆装置3
は待機状態の伝文を送信し、指令装置1でこれを受信す
れば指令装置1の図7で示す表示部13で待機状態がL
ED(発光ダイオード)により待機13bの発光で視覚
で確認できる。
【0016】待機状態の発火装置4に、指令装置1から
発火待機信号を送信すれば、発火装置回路基板52の電
気信号を基にモータ48が作動し、モータ48と連結し
ているロータ50が90°回転し、発火雷管46と導爆
薬筒61及び伝爆薬62の火薬系列が一線化する。ロー
タ50が90°回転することにより、電気タイマの遅動
時間が終了し、かつ機械タイマ53のスイッチ54がO
N、待機スイッチ55のOFF、発火待機スイッチ56
のON、回収スイッチ57のOFFで電池電圧があれば
起爆装置3にこの状態が送信され、起爆装置3は発火待
機状態を表示部28でLED(発光ダイオード)により
表示する。 この状態で指令装置1から状態確認信号を
送信すると、起爆装置3は発火装置4の発火待機状態の
伝文を送信し、指令装置1でこれを受信すれば指令装置
1の図7に示す表示部13で発火待機状態が発光ダイオ
ードにより発火待機13cの発光で視覚で確認できる。
【0017】発火待機状態の発火装置4に、指令装置1
から発火信号を送信すれば、発火装置回路基板52の電
気信号を基に発火雷管46が発火し、爆薬5が完爆す
る。起爆装置3が発火信号を受信したことにより、起爆
装置3は発火の伝文を送信し、指令装置でこれを受信す
れば指令装置1の図7で示す表示部13で発火がLED
(発光ダイオード)により発火13dの発光で視覚で確
認できる。 発火待機状態の発火装置4に、指令装置1
から待機信号を送信すれば、発火装置回路基板52の電
気信号を基にモータ48が作動し、モータ48と連結し
ているロータ50が逆に90°回転し、発火雷管46と
導爆薬筒61及び伝爆薬62の火薬系列が一線外安全と
なる。 ロータ50が逆に90°回転することにより、
電気タイマ遅動時間が終了し、かつ機械タイマ53のス
イッチ54がON、待機スイッチ55のON、発火待機
スイッチ56のOFF、回収スイッチ57のOFFで電
池電圧があれば起爆装置3にこの状態が送信され、起爆
装置3は待機状態を表示部28でLED(発光ダイオー
ド)により表示する。 この状態で指令装置1から状態
確認信号を送信すると、起爆装置3は発火装置4の待機
状態の伝文を送信し、指令装置1でこれを受信すれば指
令装置1の図7で示す表示部13で待機状態がLED
(発光ダイオード)により待機13bの発光で視覚で確
認できる。
【0018】待機状態の発火装置4に、指令装置1から
回収信号を送信すれば、発火装置回路基板52の電気信
号を基に回収雷管47が作動し、火薬系列が一線外安全
の状態でロータ50を固定する。ロータ50が固定され
ることにより、電気タイマの遅動時間が終了し、かつ機
械タイマ53のスイッチ54がON、待機スイッチ55
のON、発火待機スイッチ56のOFF、回収スイッチ
57のONで電池電圧がなければ起爆装置3にこの状態
が送信され、起爆装置3は回収状態を表示部28でLE
D(発光ダイオード)により表示する。この状態で指令
装置1から状態確認信号を送信すると、起爆装置1は発
火装置4の回収状態の伝文を送信し、指令装置1でこれ
を受信すれば指令装置1の図7に示す表示部13で回収
状態がLED(発光ダイオード)により回収13eの発
光で視覚で確認できる。
【0019】発火待機状態の発火装置4に、指令装置1
から回収信号を送信すれば、発火装置回路基板52の電
気信号を基にモータ48が作動し、モータ48と連結し
ているロータ50が逆に90°回転し、発火雷管46と
導爆薬筒61及び伝爆薬62の火薬系列が一線外安全と
なる。ロータ50が逆に90°回転することにより、電
気タイマの遅動時間が終了し、かつ機械タイマ53のス
イッチ54がON、待機スイッチ55のON、発火待機
スイッチ56のOFF、回収スイッチ57のOFFで電
池電圧があれば起爆装置3にこの状態が送信され、起爆
装置3は待機状態を確認する。待機状態を確認すると、
起爆装置3は、回収信号を発火装置4に送信し、発火装
置回路基板52の電気信号を基に回収雷管47が作動
し、火薬系列が一線外安全の状態でロータ50を固定す
る。ロータ50が固定されることにより、電気タイマの
遅動時間が終了し、かつ機械タイマ53のスイッチ54
がON、待機スイッチ55のON、発火待機スイッチ5
6のOFF、回収スイッチ57のONで電池電圧がなけ
れば起爆装置3にこの状態が送信され、起爆装置3は回
収状態を表示部28でLED(発光ダイオード)により
表示する。この状態で指令装置1から状態確認信号を送
信すると、起爆装置3は発火装置4の回収状態の伝文を
送信し、指令装置1でこれを受信すれば指令装置1の図
7に示す表示部13で回収状態がLED(発光ダイオー
ド)により回収13eの発光で視覚で確認できる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のように、遠隔地から、
特定の周波数の電波で送信したものに対し返信されたも
のを受信し、特定の状態を示す伝文として復調して確認
できる指令装置と、該指令装置の指令を受けて作動する
遠隔起爆装置本体部とで、爆薬の起爆を、行なうように
したので、従来の場合に比較して、戦況の変化や必要に
迫られて戦術上、遠隔起爆装置本体部を待機状態から発
火待機状態にしたり、また逆に、発火待機状態から待機
状態にしたり、若しくは、発火待機状態から又は待機状
態から回収状態にしたりすることを自由にできると共に
これらの作動状態を指令装置の表示部で視覚で確認しな
がら安全に操作できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の概略を示す一部切り欠き部を含む
斜視図で、そのうち図(A)は指令装置のものを示し、
図(B)は遠隔起爆装置本体部のものを示すものであ
る。
【図2】本発明装置の電気回路の各構成部材の関係を示
すブロック図で、そのうち図(A)は、指令装置のもの
を示し、図(B)は起爆装置のものを示すものである。
【図3】本発明装置の発火装置の構成部材の関係を示す
ブロック図である。
【図4】本発明装置の発火装置の構成部材の主要部を示
す断面図である。
【図5】図4のA−A矢視断面図である。
【図6】図4のB−B矢視断面図である。
【図7】本発明装置うち、指令装置の表示部と、起爆装
置及び発火装置との作動状態の関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 指令装置 2 遠隔起爆装置本体部 3 起爆装置 4 発火装置 5 爆薬 6 爆薬パレット 13 表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔地から、特定の周波数の電波で送信
    したものに対し返信されたものを受信し、特定の状態を
    示す伝文として復調して確認できる指令装置1と、該指
    令装置の指令を受けて作動する遠隔起爆装置本体部2と
    から構成され、そのうち遠隔起爆装置本体部2には、前
    記指令装置1で、送信された特定の周波数の電波を受信
    し、復調して指令伝文を解読して、発火装置4に指令の
    信号を送るか、又は発火装置4の作動状態をデジタル化
    した信号とし、特定の周波数の電波で送信する起爆装置
    3と、該起爆装置3から送られた信号を受け、待機状態
    の発火装置を発火待機状態に、又は発火待機状態から待
    機状態に、又は待機状態もしくは発火待機状態から回収
    状態に、又は発火待機状態から発火信号を受けると発火
    することができる発火装置4と、該発火装置4の発火を
    受け、爆発する爆薬5と、前記起爆装置3と発火装置4
    と爆薬5とを設置できるように区分された区画室を有す
    る爆薬パレット6とを含んで構成したことを特徴とする
    遠隔起爆装置。
  2. 【請求項2】 指令装置1には、発火装置4の待機状態
    や発火待機状態や回収状態等の作動状態を視覚で確認で
    きる表示部13を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の遠隔起爆装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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