JP2011011293A - ワークの内径加工方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡易な構成で高精度な内径加工を可能とするワークの内径加工方法及び装置を提供する。
【解決手段】シリンダブロック200に形成された穴202を内径加工するシリンダブロック200の内径加工装置10であって、回転駆動機構300にてシリンダブロック200を回転させた状態でシリンダブロック200の穴202の内径面と接触可能に設けられた加工チップ34と、シリンダブロック200に対して加工チップ34を穴202の深さ方向に相対移動させる移動機構12と、加工チップ34を穴の半径方向に進退させるピエゾアクチュエータ42と、既に内径加工されたモデルブロックのボアの内面形状に基づいて加工チップ34が進退されるようにピエゾアクチュエータ42に印加される電圧を制御する制御部16とを備え、加工チップ34が、ピエゾアクチュエータ42とシリンダブロック200との間に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電素子等を利用してワークに形成された穴を内径加工するワークの内径加工方法及び装置に関する。
圧電素子を利用したワークの加工方法として、ピエゾ素子の伸縮を利用して固定ドラムの半径方向にバイトを進退させることにより、該固定ドラムの外周面に磁気テープを走行させるためのテープ走行面を加工する方法が開示されている。この文献には、前記バイトと並列して配置された前記ピエゾ素子が該バイトよりも前記固定ドラム側に突出していることも記載されている。
特開平10−15713号公報
特許文献1の方法を用いてワークに形成された穴を内径加工する場合、ピエゾ素子がバイトよりも突出しているので、該ピエゾ素子が前記穴の内面に当たり内径加工をすることができないことがある。この不具合を解消するために、前記バイトを前記穴の内部に、前記ピエゾ素子を前記穴の外側にそれぞれ配置することも考えられるが、この場合、前記穴の形状(穴の深さ)に応じて前記ピエゾ素子と前記バイトの間隔を調整する必要があり、装置が複雑化する。
なお、特許文献1は、磁気テープをテープ走行面に確実に走行させるために、固定ドラムのテープ走行面ではない部位の外周面を基準に加工する必要がある。そのため、予め固定ドラムの外面形状を精度の高い真円形状に加工しなければならない。このような加工方法を用いてワークに形成された穴を内径加工する場合、予め前記穴の内径形状を精度の高い真円形状に加工する必要があるので内径加工の前段階の工程(ワークに穴を形成するボーリング工程)においてサイクルタイムが増加するという問題もある。
そこで、本発明は、簡易な構成で高精度な内径加工を可能とするワークの内径加工方法及び装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1で特定される発明は、ワークに形成された穴を内径加工するワークの内径加工方法であって、回転手段にて前記ワークを回転させた状態で、刃具を圧電素子又は超磁歪材料にて前記穴の半径方向に進退させつつ、該穴の深さ方向に相対移動させることにより、該穴を内径加工する加工ステップを備え、前記刃具が、前記圧電素子又は前記超磁歪材料と前記ワークとの間に配置されていることを特徴とする。
本願の請求項1で特定される発明によれば、刃具をワークと圧電素子又は超磁歪材料(以下、圧電素子等と称することがある。)との間に配置しているので、圧電素子等が前記穴の内径面に当たることがない。従って、穴の形状に応じて刃具と圧電素子等の位置を調整する必要がない。また、刃具を進退させる手段として圧電素子等の伸縮を利用しているので、刃具を進退させる手段としてカム機構等を利用した場合と比較して刃具の進退動作の応答性が良くなる。よって、簡易な構成で高精度な内径加工を可能とすることができる。
本願の請求項2で特定される発明は、請求項1記載のワークの内径加工方法において、既に内径加工されたワークモデルの内径形状を測定する測定ステップをさらに備え、前記測定ステップにて測定された内径形状に基づいて前記刃具が進退されるように前記圧電素子に印加される電圧又は前記超磁歪材料に印加される磁場を制御部にて制御することを特徴とする。
本願の請求項2で特定される発明によれば、測定ステップにて測定されたワークモデルの内径形状に基づいてワークに形成された穴の内径加工を行うので、前記穴の中心を通る前記ワークの回転軸線を基準として刃具の進退量を設定することができる。これにより、前記ワークの内径面を基準として前記刃具の進退量を設定する必要がないので、内径加工工程よりも前工程である前記ワークに穴を形成するボーリング工程において、該穴の内面形状を精度の高い真円形状にしなくても、前記ワークに形成された穴を前記ワークモデルの内径形状に内径加工することができる。よって、ボーリング工程のサイクルタイムが増加することを抑えることができる。
本願の請求項3で特定される発明は、請求項2記載のワークの内径加工方法において、前記ワークがシリンダブロックであることを特徴とする。
通常、シリンダブロックのボアは、シリンダヘッドを組み付けた状態で断面真円形状となるように加工されている。
本願の請求項3で特定される発明によれば、予め製品のシリンダヘッドを模したダミーヘッドをシリンダブロックに取り付けた状態で断面真円形状となるようにボアを加工し、その後、前記ダミーヘッドを前記シリンダブロックから取り外して応力が除去された状態のボアをワークモデルとしてその内面形状が測定される。この時、前記ボアは断面非真円形状となっている。そして、新しいシリンダブロックのボアを加工する際に、予めボーリング工程においてシリンダブロックに穴を形成しておき、その形成された穴を前記ボアの内面形状に基づいて内径加工するので、シリンダブロックへのダミーヘッドの取り付け取り外し作業をする必要がなくなる。これにより、シリンダブロックのボア加工のサイクルタイムを短縮することができる。
本願の請求項4で特定される発明は、ワークに形成された穴を内径加工するワークの内径加工装置であって、回転手段にて前記ワークを回転させた状態で前記穴の内径面と接触可能に設けられた刃具と、前記ワークに対して前記刃具を前記穴の深さ方向に相対移動させる移動手段と、前記刃具を前記穴の半径方向に進退させる圧電素子又は超磁歪材料と、を備え、前記刃具が、前記圧電素子又は前記超磁歪材料と前記ワークとの間に配置されていることを特徴とする。
また、本願の請求項5で特定される発明は、請求項4記載のワークの内径加工装置において、既に内径加工されたワークモデルの内径形状に基づいて前記刃具が進退されるように前記圧電素子に印加される電圧又は前記超磁歪材料に印加される磁場を制御する制御部をさらに備えることを特徴とする。
さらに、本願の請求項6で特定される発明は、請求項5記載のワークの内径加工装置において、前記ワークがシリンダブロックであることを特徴とする。
この発明によれば、刃具をワークと圧電素子又は超磁歪材料との間に配置しているので、圧電素子等が前記穴の内径面に当たることがなく、穴の形状に応じて刃具と圧電素子等の位置を調整する必要がない。よって、簡易な構成で高精度な内径加工を可能とすることができる。
本願発明に係る内径加工装置とその周辺装置を示した図である。 加工ヘッド及びホルダー部の一部断面拡大図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 シリンダブロックのボアを加工する手順を示すフローチャートである。 図5Aはダミーヘッドが取り付けられたモデルブロックに断面真円形状のボアが形成された状態を示す図であり、図5Bは図5Aのダミーヘッドが取り外された時のボアの内面形状を示す図であり、図5Cは本発明に係る内径加工装置にて内径加工されたボアを有するシリンダブロックにシリンダヘッドが取り付けられた状態を示す図である。 図6Aはダミーヘッドが取り付けられたモデルブロックの一部断面図であり、図6Bはボアが断面楕円形状に変形している状態を示す図であり、図6Cはボアが断面四角形状に変形している状態を示す図である。 図4のフローチャート中のステップS4〜S7の手順を詳細に示したフローチャートである。 モデルブロックの測定点で測定したボアの内径形状を示す模式図である。 モデルブロックの1つの測定点で測定したボアの内径形状を示す断面図である。 モデルブロックの1つの測定点で測定したボアの内径形状を、回転軸を横軸として表した図である。 モデルブロックのボアの内径形状を構成する周波数成分を示す図である。 モデルブロックのボアの内径形状を構成する周波数成分を合成して反転させた状態を示す図である。 図13Aは加工チップ進退マップを示した図であり、図13Bは図13Aの一部拡大図である。
以下、本発明に係る実施形態例について図1〜図13を参照しながら説明する。
先ず、本実施形態に係る内径加工装置は、ワークに形成された穴を内径加工するための装置であり、例えば、直列4気筒エンジンのシリンダブロックのボアを形成するために用いられる。但し、本実施形態に係る内径加工装置は、単気筒エンジンのシリンダブロックのボアを形成するために用いてもよい。
そして、内径加工装置10は、ワークとしてのシリンダブロック200を回転させる回転手段としての回転駆動機構300と、内面形状測定器400と、上位コンピュータ402と協働して用いられる。
回転駆動機構300には、回転台302と、回転台302に設けられてシリンダブロック200を保持するチャック304と、回転台302を回転駆動する第1モータ306と、回転台302の回転速度及び回転角を検出する第1ロータリエンコーダ308とが設けられている。第1ロータリエンコーダ308は、第1モータ306に流れるアナログ電流を検出し、検出されたアナログ電流をアナログ電圧に変換し、変換されたアナログ電圧をデジタル電圧に変換し、そのデジタル電圧を出力する。
シリンダブロック200は、チャック304に保持される前に、ボーリング工程において内径加工を行うための穴202が直列に4つ形成される(図1では1つの穴のみ示している。)。また、シリンダブロック200は、内径加工を行う穴202の中心が回転台302の回転軸線A上に位置するようにチャック304に保持される。
内面形状測定器400は、ワークモデルの内面形状を測定する。ワークモデルとしては、図5Bに示すシリンダブロック204のボア206が用いられる。図5Bに示すシリンダブロック204のボア206は以下に示す手順で形成される。先ず、図5Aに示すように、内径加工を行うシリンダブロック200と同じ型のシリンダブロック(以下モデルブロックと称することがある。)204にダミーヘッド208を取り付ける。次に、ダミーヘッド208が取り付けられたモデルブロック204に断面真円形状のボア206を加工(ボーリング加工及び内径加工)する。その後、ダミーヘッド208を取り外すことにより、モデルブロック204のボア206が形成される。また、内面形状測定器400は、測定したワークモデルの内面形状データを上位コンピュータ402に出力する。
図1に示すように、内径加工装置10は、移動手段としての移動機構12と、装置本体14と、制御部16とを備えている。
移動機構12は、装置本体14をシリンダブロック200の穴の深さ方向(図1のX方向)に移動させるためのものであり、送りねじ機構として構成されている。また、移動機構12には、一方向に延びて外周にねじが形成されている軸部18と、軸部18に螺合するナット部20と、軸部18の端部に設けられて軸部18を回転させる第2モータ22と、軸部18の回転速度及び回転角を検出する第2ロータリエンコーダ24とが設けられている。第2ロータリエンコーダ24は、第1ロータリエンコーダ308と同様に、第2モータ22に流れるアナログ電流をデジタル電圧に変換し、そのデジタル電圧を出力する。
装置本体14には、ナット部20が接続される支持部26と、支持部26に設けられて軸部18の軸線方向に延びるホルダー部28と、シリンダブロック200の穴202に挿入される加工ヘッド30とが設けられている。
図2及び図3に示すように、加工ヘッド30には、ホルダー部28の端部に接続されたヘッド部32と、シリンダブロック200の穴202の内径面に接触する刃具としての加工チップ34と、加工チップ34を保持するチップホルダ36と、チップホルダ36を付勢するための付勢機構38とが設けられている。
ヘッド部32は、ヘッド部32内に形成されたアクチュエータ室40と、アクチュエータ室40内に隙間が形成されるように配置された圧電素子としてのピエゾアクチュエータ42とを有する。
ピエゾアクチュエータ42は、加工チップ34を進退させるためのものであり、電線44を通して電圧が印加されることで一方向(図2のY方向)に伸縮するピエゾ素子(不図示)がその伸縮方向に複数配列されたアクチュエータ本体46と、アクチュエータ本体46の伸縮方向の一端面から突出する突出部48とを有している。ピエゾ素子の個数は、ワークモデルの内面形状の凹凸度合いに応じて任意に設定すればよい。ピエゾ素子の個数によって、加工チップ34の進退度幅を調節できるからである。アクチュエータ本体46は、その伸縮方向の他端面がアクチュエータ室40の壁面と接触した状態でボルト50にてヘッド部32に固定されている。突出部48は、チップホルダ36と接触する湾曲面52を有している。また、ピエゾアクチュエータ42は、アクチュエータ本体46の変位に応じてデジタル電圧を電線54に出力する。なお、電線44、54は、制御部16に接続されている。
アクチュエータ室40は、ヘッド部32の中心よりも先端側に形成されている。これにより、図1に示すように、ピエゾアクチュエータ42、チップホルダ36及び加工チップ34がヘッド部32の中心よりも先端側に位置されるので、回転駆動機構300の回転台302とシリンダブロック200との間隔を狭めることができる。これにより、チャック304によって回転台302に近い位置にシリンダブロック200を保持して回転させることができるので、シリンダブロック200の回転を安定させることができる。
図2に示すように、チップホルダ36は、付勢機構38にてピエゾアクチュエータ42側に付勢されている。これにより、チップホルダ36は、シリンダブロック200の穴202の半径方向(図2のY方向)に進退可能となる。また、図3に示すように、チップホルダ36には、貫通孔56が形成されている。これにより、アクチュエータ室40と外部とが連通するので、ピエゾ素子の伸縮によってピエゾアクチュエータ42が発熱した場合でもその熱を外部に逃がすことができる。さらに、突出部48の湾曲面52を貫通孔56の開口部で受ける形態をしているため、ピエゾアクチュエータ42の進退を正確に加工チップ34に伝えることができる。図1に示すように、加工チップ34は、ピエゾアクチュエータ42とシリンダブロック200との間に位置している。
図2に示すように、付勢機構38は、ボルト58、58にてヘッド部32に固定されるカートリッジ60と、カートリッジ60に設けられてチップホルダ36をピエゾアクチュエータ42側に付勢する付勢部材62を有している。付勢部材62としては、例えば、ばね部材等を用いればよい。
次に、加工チップ34の進退動作について簡単に説明する。制御部16が電線44を通してアクチュエータ本体46に電圧を印加すると、複数のピエゾ素子が印加された電圧の大きさに比例して伸びるので、アクチュエータ本体46がチップホルダ36側に伸びる。この時、アクチュエータ本体46は、チップホルダ36に生じている付勢部材62からの付勢力に抗して突出部48の湾曲面52を介してチップホルダ36を押圧する。これにより、加工チップ34が初期位置からシリンダブロック200の穴202の半径方向外側に移動する。なお、加工チップ34の初期位置は、例えば、シリンダブロック200の穴202の半径方向に関して加工チップ34の先端の位置がカートリッジ60の外面の位置と一致するように設定すればよい。
また、制御部16が電線44を通してアクチュエータ本体46に印加されている電圧を増加すると、加工チップ34は、電圧が増加される前の位置からシリンダブロック200の穴202の半径方向外側に移動する。
一方、制御部16が電線44を通してアクチュエータ本体46に印加されている電圧を低減すると、複数のピエゾ素子が縮むので、アクチュエータ本体46がボルト50側に縮む。この時、チップホルダ36は、アクチュエータ本体46からの押圧力が低減された状態で付勢部材62にて押圧される。これにより、加工チップ34は、電圧が低減される前の位置からシリンダブロック200の穴202の半径方向内側に移動する。
また、制御部16が電線44を介してアクチュエータ本体46に印加されている電圧を停止すると、加工チップ34が初期位置に復帰する。
図1に示すように、制御部16には、主制御装置64、同期コントローラ66、第1サーボアンプ68、第2サーボアンプ70及びピエゾドライバ72が設けられている。
主制御装置64は、上位コンピュータ402からの出力に従って、第1サーボアンプ68を介して第1モータ306を、第2サーボアンプ70を介して第2モータ22をそれぞれ駆動し、回転台302の回転速度及びX方向に対する加工チップ34の位置を制御する。すなわち、主制御装置64は、いわゆるNC(数値)制御装置と同様の動作をする装置である。
同期コントローラ66は、回転台302(シリンダブロック200)の回転角とX方向に対する加工チップの位置とに基づいて、加工チップ進退マップを参照してピエゾドライバ72に指令信号を出力し、ピエゾドライバ72がその指令信号に従ってピエゾアクチュエータ42に電圧を印加することにより、加工チップ34の進退を制御する。加工チップ進退マップは、回転台302の回転軸線Aを基準とした時のY方向に対する加工チップ34の位置を制御するためのものである。具体的には、加工チップ進退マップは、X方向に対する加工チップ34の位置毎に、シリンダブロック200の回転角及び回転台302の回転軸線Aを基準とした時のY方向に対する加工チップ34の位置との関係を示すボアの断面2次元データを求め、回転軸線A方向に配列したもの(図13A参照)であり、上位コンピュータ402で生成されて同期コントローラ66に記憶される。なお、シリンダブロック200の回転角及び回転速度は、第1ロータリエンコーダ308からの出力信号を参照して取得されるデジタル電圧の単位時間当たりのパルス数、すなわちサンプリング時間のパルス数から求められる。また、X方向に対する加工チップ34の位置は、第2ロータリエンコーダ24からの出力信号を参照して取得されるデジタル電圧の単位時間当たりのパルス数、すなわちサンプリング時間のパルス数から求められる。
ピエゾドライバ72は、ピエゾアクチュエータ42からの出力信号を参照することにより、ピエゾアクチュエータ42の変位量が同期コントローラ66から指令された加工チップ34の進退量に合うようにフィードバック制御する。
次に、シリンダブロックのボアを加工する手順について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS1において、図5Aに示すように、シリンダブロック素材であるモデルブロック204にダミーヘッド208を複数のボルト210…210(図では2つのみ示す。)により装着する。ダミーヘッド208は、製品シリンダヘッドを模した形状及び材質からなり、中央部には、不図示のボーリング加工装置の加工ヘッドが挿入可能な孔212が形成されている。
次に、ステップS2において、モデルブロック204を所定の位置に配置し、ボーリング加工装置により、モデルブロック204に所望の真円度のボア206を加工する。
次に、ステップS3において、モデルブロック204から複数のボルト210…210の締め付けを解除して、ダミーヘッド208を取り外す。すると、図5Bに示すように、モデルブロック204のボア206の内径が図5Aの状態から多少変形することになる。これは、ダミーヘッド208の組み付けによる応力が解除されるからである。
具体的には、図6Aに示すように、モデルブロック204には、4つのボア206が一直線上に並んで形成されている。各ボア206の周囲には、複数のボルトが螺合される複数のボルト穴214…214が形成されている。図5及び図6に示すように、モデルブロック204からダミーヘッド208を取り外すと、ダミーヘッド208による押圧力が除去されるため、ボア206のダミーヘッド208側の内径形状は、楕円形に変形する(図6B参照)。また、ボルト穴214…214のねじ山とボルトのねじ山との間に作用する応力が除去されるため、ボア206のダミーヘッド208とは反対側(クランクシャフト側)の内径形状は図6Cに示すように、四角形に変形する。
よって、以下、ボア206の内径形状を周波数解析するステップにおいては、4次までの周波数解析をする例を記載した。これは、4次までの周波数解析であればモデルブロック204のボア206の変形をほぼ再現できるからである。すなわち、4次成分は四角形状の成分を表し、3次成分は三角形状の成分を表し、2次成分は楕円形状の成分を表すので、0次〜4次までの周波数解析を行って余弦波で表し、これら余弦波を合成することでモデルブロック204のボア206の変形を再現でき、高次のノイズを除去できる。
また、断面2次元形状(XI,YI)を、通常のNCデータ形式で点群(XI,YI)として記憶すればデータ量が膨大になるが、余弦波を用いて曲線デ一タ形式で記憶することで、データ量をかなり低減でき、データ処理を高速化できる。換言すれば、シリンダヘッドをシリンダブロックに組み付ける際のボアの変形が解消されるように断面非真円形状の穴を形成するには、0次〜4次までの周波数分析を行えばよく、データ量も少なくて済む。なお、本実施形態では4次の周波数解析までの例を示したが、穴の形状に応じて50次でも、100次でも、更に高次でもよい。例えば、断面非真円形状の穴の形状の1周分を1°毎に通常のNCデータ形式で表現する場合、720個のパラメータが必要になるが、50次の曲線データ形式で表現する場合、101個のパラメータでよい。すなわち、半径誤差(0次)、50個のn次振幅、及び50個のn次位相である。このように、50次までの周波数解析を実行しても、曲線データ形式で記憶することで、データ量を低減でき、データ処理を高速化できる。
そこで、ステップS4において、ダミーヘッド208を取り外した後のモデルブロック204のボア206において、ボア206の深さ方向の所定間隔おきに内径形状を測定し、上位コンピュータ402に内径形状データとして記憶する。
ステップS5において、内径形状データに基づいて周波数解析を行い、分析内径形状パラメータを算出する。
次に、ステップS6において、算出した分析内径形状パラメータに基づいて上位コンピュータ402にて加工チップ進退マップを生成し、内径加工装置10の同期コントローラ66に記憶する。
そして、ステップS7において、先ず、モデルブロック204とは別の、新たなシリンダブロック素材であるシリンダブロック200を所定の位置に配置する。次いで、シリンダブロック200にボーリング加工を行った後に、同期コントローラ66の制御下に、記憶されている加工チップ進退マップに基づいた内径加工をシリンダブロック200の穴202に施す。
ステップS8において、図5Cに示すように、ダミーヘッド208と異なり、実際の製品として用いられるシリンダヘッド216を用意し、内径加工が施されたシリンダブロック200に、シリンダヘッド216を複数のボルト218…218により装着する。すると、シリンダブロック200の穴(ボア)202の内径形状は、モデルブロック204のボア206と同様の真円度となる。
次に、上述したステップS4のボア内径形状の測定からステップS7の内径加工までの詳細な手順について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS11(S4)では、例えば、図8に示すように、全気筒について、内面形状測定器400により、ボア206の深さ方向に所定間隔おきに4つの測定点M1〜M4を設定し、各測定点M1〜M4でのボア206の内径形状を測定する。
具体的には、全気筒について、空気マイクロセンサ、近接センサ、レーザセンサなどのセンサをボア206に挿入し、回転させながらボア206の深さ方向に移動して、各測定点でのボア206の内径形状を測定して、内径形状データとする。なお、所定間隔おきに測定した例を示したが、非等間隔、例えば、モデルブロック204のシリンダヘッド側の数箇所や、逆に、モデルブロック204のクランクシャフト側の数箇所を測定してもよい。なお、図8において、各測定点M1〜M4でのボア206の内径形状R1〜R4は、互いに異なり、楕円形、三角形、四角形状や、偏心した真円など、非真円形状となっている。
図9及び図10に示すように、測定したボア206の内径形状には、ΔL程度の凹凸があり、さらに、高次のノイズが含まれていることが判る。なお、図9及び図10では、ボア206の変形量をゼロとした場合のボア206の内周面の位置を基準線L0とし、この基準線L0よりもΔLだけ内側をL1とし、基準線L0よりもΔLだけ外側をL2としている。
ステップS12では、上位コンピュータ402により、各測定点M1〜M4のボア206の内径形状を周波数解析することで、真円に対する誤差のn次成分を抽出し、それぞれの振幅及び位相を求めて、振幅・位相についての分析内径形状パラメータ(An,Pn)を生成する。
具体的には、以下の式(1)〜(4)に従って、基準線L0からの突出量を角度θの関数x(θ)で表し、以下の式に従ってフーリエ変換を行い、n次成分の振幅An及び位相Pnを求める。
ここで、振幅A0は、基準線である真円に対する半径の誤差を表し、振幅A1は、基準線である真円からの偏心を表し、振幅A2は、楕円形状の成分を表し、振幅A3は、三角形状の成分を表し、振幅A4は、四角形状の成分を表す。また、P0は不要である。
Figure 2011011293
これらn次成分の分析内径形状パラメータ(An,Pn)を、フーリエ逆変換して、基準線L0からの突出量を角度θの関数T(θ)で表すと、式(5)のようになる。
Figure 2011011293
次に、式(5)において、k=4として計算する。上述したように、0次〜4次までの周波数解析を行うことでモデルブロック204のボア206の変形をほぼ再現できるからである。
よって、式(5)中において、k=4として、A1×cos(θ+P1)、A2×cos(2θ+P2)、A3×cos(3θ+P3)、A4×cos(4θ+P4)の4つの周波数の波形をプロットすると、図11のようになる。
次に、これら4つの周波数の波形を合成して、形状補正するために極性を反転させて、プロットすると、図12のようになる。
ステップS13では、上位コンピュータ402により、分析内径形状パラメータ(An,Pn)をフーリエ逆変換する。
ステップS14では、上位コンピュータ402により、フーリエ逆変換したデータを、回転台302の回転軸線Aに対する加工チップ34のY方向の位置に変換して、シリンダブロック200の回転角と加工チップ34の突出量との関係を表す加工チップ進退マップを生成する。
ステップS15では、上位コンピュータ402により、加工チップ進退マップに基づいて、比例補間処理により、内径加工するための詳細な加工チップ進退マップを生成し、その詳細な加工チップ進退マップを同期コントローラ66に記憶する。詳細な加工チップ進退マップは、図13Aに示すように、加工チップ進退マップの加工チップ34の先端の軌跡をR1A〜R4Aとすると、実際の加工チップ34の軌跡Sは、螺旋状であり、この軌跡S同士の間隔は、軌跡R1A〜R4Aの間隔よりも狭くなるため、必要になるのである。
具体的には、例えば、図13Bに示すように、互いに上下に隣り合う軌跡R1A、R2Aの間に位置する軌跡S上の点S1の位置を求める。点S1を通る直線Vを引き、この直線Vと各軌跡R1A、R2Aとの交点を点V1、V2とする。さらに、点V1と点V2との高さ方向の間隔をΔZ、点V1と点V2との水平方向の間隔をΔRとし、点V2から点S1まで高さ方向の間隔をδzとし、点V2から点S1までの水平方向の間隔をδrとして、以下の式(6)に従って、点S1の位置を求める。
ΔR:δr=ΔZ:δz ・・・(6)
ステップS16では、同期コントローラ66により、シリンダブロック200の回転角度及び加工チップ34のX方向の位置に基づいて、記憶した加工チップ進退マップに従い、回転台302の回転軸線に対する加工チップ34のY方向の位置を求める。
ステップS17では、同期コントローラ66により、加工チップ34のY方向の位置に従って、シリンダブロック200の穴202を内径加工する。
ステップS18は、全気筒について加工が完了したか否かを判定し、この判定がYESの場合は終了し、NOの場合はステップS13に戻る。
以上の制御において、ステップS7及びステップS17が加工ステップに、ステップS4及びステップS11が測定ステップにそれぞれ相当する。
本実施形態の内径加工装置10においては、加工チップ34をピエゾアクチュエータ42とシリンダブロック200との間に配置しているので、ピエゾアクチュエータ42がシリンダブロック200の穴202の内径面に当たることがない。これにより、ピエゾアクチュエータを加工チップよりもシリンダブロック側に突出するように前記加工チップと並列に配置した場合と比べて、シリンダブロックの穴の深さに応じてピエゾアクチュエータと加工チップの位置を調整する必要がないので、内径加工装置の構成を簡易にすることができる。また、加工チップ34が複数のピエゾ素子の伸縮によって進退するので、カム機構等を利用して加工チップを進退させる場合と比較して加工チップの進退動作の応答性が良くなる。よって、簡易な構成で高精度な内径加工を可能とすることができる。
本実施形態の内径加工装置10は、回転台302の回転軸線Aを基準として加工チップ34のY方向の位置が設定されるので、シリンダブロック200の穴202の内径面を基準として加工チップ34の進退量を設定する必要がない。そのため、内径加工工程よりも前工程であるボーリング工程において、シリンダブロック200の穴202の内面形状を精度の高い真円形状にしなくても、シリンダブロック200の穴202の内面形状をモデルブロック204のボア206の内面形状に内径加工することができる。よって、ボーリング工程のサイクルタイムが増加することを抑えることができる。
一般的に、シリンダブロックの穴の内径加工において、シリンダブロックを固定した状態で加工ヘッド(加工チップ)を回転させながら内径加工を行う装置が知られている。このような装置に本発明に係る内径装置に利用したピエゾアクチュエータを用いると、加工ヘッドが回転することでアクチュエータ本体に接続している電線が絡まるおそれがある。しかしながら、本実施形態の内径加工装置では、加工ヘッドを固定した状態でシリンダブロックを回転させているので、電線が絡まることはない。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の形態で実施できる。
本発明に係る内径加工装置は、本実施形態において加工チップを進退させる手段として圧電素子を利用しているが、圧電素子に替えて超磁歪材料を利用してもよい。この場合、ピエゾドライバから電線を介して超磁歪材料に電流を供給することで超磁歪材料に磁場を印加させ、超磁歪材料を伸縮させればよい。これにより、圧電素子を利用した本実施形態と同様の効果を奏することができる。
本実施形態では、移動機構にて加工チップをシリンダブロックに対して相対移動させているが、前記移動機構を省略して装置本体を固定した状態で、回転駆動機構をシリンダブロックの穴の深さ方向に移動させることにより、加工チップをシリンダブロックに対して相対移動させてもよい。
本発明に係る内径加工装置にて内径加工ができるワークは、上述したシリンダブロックに限らない。例えば、前記ワークとして、ベアリング等を利用することができる。
10…内径加工装置 12…移動機構
16…制御部 30…加工ヘッド
34…加工チップ 42…ピエゾアクチュエータ
66…同期コントローラ 72…ピエゾドライバ
200…シリンダブロック 202…穴
204…モデルブロック 206…ボア
400…内面形状測定器 402…上位コンピュータ

Claims (6)

  1. ワークに形成された穴を内径加工するワークの内径加工方法であって、
    回転手段にて前記ワークを回転させた状態で、刃具を圧電素子又は超磁歪材料にて前記穴の半径方向に進退させつつ、該穴の深さ方向に相対移動させることにより、該穴を内径加工する加工ステップを備え、
    前記刃具が、前記圧電素子又は前記超磁歪材料と前記ワークとの間に配置されていることを特徴とするワークの内径加工方法。
  2. 請求項1記載のワークの内径加工方法において、
    既に内径加工されたワークモデルの内径形状を測定する測定ステップをさらに備え、
    前記測定ステップにて測定された内径形状に基づいて前記刃具が進退されるように前記圧電素子に印加される電圧又は前記超磁歪材料に印加される磁場を制御部にて制御することを特徴とするワークの内径加工方法。
  3. 請求項2記載のワークの内径加工方法において、
    前記ワークがシリンダブロックであることを特徴とするワークの内径加工方法。
  4. ワークに形成された穴を内径加工するワークの内径加工装置であって、
    回転手段にて前記ワークを回転させた状態で前記穴の内径面と接触可能に設けられた刃具と、
    前記ワークに対して前記刃具を前記穴の深さ方向に相対移動させる移動手段と、
    前記刃具を前記穴の半径方向に進退させる圧電素子又は超磁歪材料と、を備え、
    前記刃具が、前記圧電素子又は前記超磁歪材料と前記ワークとの間に配置されていることを特徴とするワークの内径加工装置。
  5. 請求項4記載のワークの内径加工装置において、
    既に内径加工されたワークモデルの内径形状に基づいて前記刃具が進退されるように前記圧電素子に印加される電圧又は前記超磁歪材料に印加される磁場を制御する制御部をさらに備えることを特徴とするワークの内径加工装置。
  6. 請求項5記載のワークの内径加工装置において、
    前記ワークがシリンダブロックであることを特徴とするワークの内径加工装置。
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