JP2011010200A - インターホン装置、及びカメラ付玄関子機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 玄関子機10は、呼出ボタン操作等の所定のトリガ信号を受けて子機カメラ101および増設カメラ40,50のいずれか二つ以上を起動制御するトリガ検知部112と、子機カメラ110および増設カメラ40,50から出力される画像データのタイミングを同期させて順番に出力する第1マルチプレクサ103と、第1マルチプレクサ103から出力された画像データの解像度を変更する解像度変更部104と、解像度変更部104から出力される画像データを圧縮するJPEGエンコーダ105と、JPEGエンコーダ105から出力される画像データに、増設カメラ40,50を識別するIDや解像度などの付加情報を付与する画像データヘッダ付与部106とを設けた。
【選択図】 図1
Description
玄関子機70は居住者を呼び出すために用いられ、主に住戸の玄関に設置される。居室親機80は玄関子機70からの呼び出しに応答するために用いられ、その住戸内に設置される。この玄関子機70と居室親機80とは伝送線路L10を介して接続される。また、居室親機80は、玄関子機70から伝送された画像を居室親機80から無線伝送して表示されるワイヤレス親機90と接続される。このワイヤレス親機90は、居住者が携帯可能で玄関子機70からの呼び出しに応答することが可能となっている。
居室親機80に送信されたJPEGデータは、伝送部801からJPEGデコーダ802に入力され、デジタルビデオ信号に伸張される。このデジタルビデオ信号の画像は、モニタ803に入力され、表示される。
居室親機80のワイヤレスモジュール805からワイヤレス親機90のワイヤレスモジュール901に無線伝送されたJPEGデータは、JPEGデコーダ902により伸張され、伸張された画像データはモニタ903に入力され、表示される(例えば、特許文献1,2参照)。
また、玄関子機70から伝送されたカメラ701の画像データをワイヤレス親機90に伝送する場合、改めてデータを圧縮しなければならないため、居室親機CPUに対する負荷が大きかった。
そして、このインターホン装置の玄関子機は、呼出ボタン操作等の所定のトリガ信号を受けて子機カメラおよび増設カメラのいずれか二つ以上を起動制御するトリガ検知手段と、子機カメラおよび増設カメラから出力される画像データのタイミングを同期させて順番に出力する出力手段と、出力手段から出力された画像データの解像度を変更する解像度変更手段と、解像度変更手段から出力される画像データを圧縮するデータ圧縮手段と、データ圧縮手段から出力される画像データに、増設カメラを識別するIDや解像度などの付加情報を付与するヘッダ付与手段と、を有する一方、居室親機は、玄関子機から伝送された画像データのヘッダをもとに画像データの出力先を切り替える出力先切替手段を有することを特徴とする。
そして、複数のカメラから出力される画像データのタイミングを同期させて順番に出力し、出力された画像データを処理して居室親機に伝送するようになっているので、複数のカメラにより撮像された複数系統の画像データを玄関子機から一系統の伝送線路により居室親機に伝送することができる。よって、玄関子機と居室親機の間に新たな伝送線を敷設すること無く、機器の交換等簡易な施工で複数の画像データを居室親機に伝送することが可能となり、セキュリティの向上を図ることができる。
また、このインターホン装置の居室親機は、玄関子機から受け取った画像データのヘッダをもとに画像データの出力先を切り替える出力先切替手段を有しており、玄関子機から受け取った画像データの用途に応じて出力先が自動的に切り替わるようになっているので、居室親機のCPUが録画用の画像データや伝送用の画像データ等の用途に応じたデータを必要なタイミングにその都度生成する必要がなく、居室親機のCPUの処理負荷を低減することができ、居室親機CPUの能力アップを必要としない。
このようなインターホン装置とすれば、呼出ボタン操作や非常呼出ボタン操作、更には人感センサ等のセンサ信号を受けてカメラが撮像を開始する。よって、玄関等で誰かがボタン操作したら、或いは人物が近づいたら自動で画像が居室親機に表示されるので、居住者は来訪者や異常の発生を速やかに認識できる。
このようなインターホン装置によれば、居室親機によりトリガとカメラの組み合わせを設定できる。そのため、カメラ設置場所や、トリガの種類に応じて撮像するカメラの最適な組合せを施工する住戸毎に設定でき、居室親機で人物の確認や状況の把握がし易い。
このようなインターホン装置とすれば、居室親機のモニタに適した解像度の画像データおよびワイヤレス親機での表示等他の用途での使用に適した解像度の画像データに変更することができる。
このようなフレームレート制御部を有していれば、画像データの転送フレーム数を転送するワイヤレス親機に適したフレーム数に変更してから該ワイヤレス親機に画像データを送信することができる。
このような録画部を有する居室親機によれば、居室親機のモニタに表示される画像データと同じ画像データ、または居室親機のモニタに表示される画像データとは異なる画像データを録画することができる。
このようなマルチ画面表示制御部を有する居室親機によれば、複数のカメラの画像データから一画面の画像データを生成することができる。そのため、複数のアングルから撮像した来訪者の映像をモニタに同時に表示することができる。
請求項8の発明の玄関子機は、来訪者を撮像するための一つ以上の増設カメラおよび居室親機、更にはワイヤレス親機と組み合わせて用いられる、来訪者を撮像する子機カメラおよび居住者を呼び出す機能を備えたカメラ付玄関子機であって、居室親機は、このカメラ付玄関子機のカメラまたは増設カメラの撮像映像を表示するモニタおよびカメラ付玄関子機からの呼び出しに応答する機能を備えており、カメラ付玄関子機は、呼出ボタン操作等の所定のトリガ信号により、子機カメラおよび増設カメラのいずれか二つ以上を起動制御するトリガ検知手段と、子機カメラおよび増設カメラから出力される画像データのタイミングを同期させて順番に出力する出力手段と、出力手段から出力される画像データの解像度を変更する解像度変更手段と、解像度変更手段から出力される画像データを圧縮するデータ圧縮手段と、データ圧縮手段から出力される画像データに、増設カメラの入力端子IDや解像度などの付加情報を付与するヘッダ付与手段と、を有することを特徴とする。
このような玄関子機を使用することにより、上述のように、複数のカメラにより撮像された複数系統の画像データを玄関子機から居室親機に伝送することができる。
このような玄関子機とすれば、呼出ボタン操作や非常呼出ボタン操作、更には人感センサ等のセンサ信号を受けてカメラが撮像を開始する。
また、居室親機は、玄関子機から受け取った画像データのヘッダをもとに画像データの出力先を切り替えるので、居室親機CPUが録画用の画像データや伝送用の画像データ等の用途に応じたデータを必要なタイミングにその都度生成する必要がなく、居室親機CPUの処理負荷を低減することができる。
第1マルチプレクサ103は、子機カメラ、第1増設カメラIF102a、または第2増設カメラIF102bから異なるタイミングで出力される画像データのタイミングを同期させて、解像度変更部104に順番に出力するようになっている。
画像データヘッダ付与部106は、JPEGエンコーダ105から出力されるJPEGデータに、解像度や居室親機20での出力先に関する情報や、カメラの識別情報などの付加情報を付与するものである。
伝送部109は、第2マルチプレクサ107から入力されたヘッダ情報付きJPEGデータ、およびバッファ108から入力されたヘッダ情報付きJPEGデータを伝送線路L1を介して居室親機20に伝送するものである。
トリガ検知部112は、呼出ボタン110やセンサ入力部111より出力される信号をトリガ信号として受け、この信号を入力要因として子機カメラ101および第1増設カメラ40、第2増設カメラ50の起動制御、第1マルチプレクサ103、解像度変更部104、および画像データヘッダ付与部106、第2マルチプレクサ107の制御を行うものである。これらの入力トリガ信号と起動するカメラ等を関係付けた動作モード情報はトリガ検知部112内の図示しない動作モード記憶部に記憶されている。
伝送部201は、伝送線路L1を介して玄関子機10から伝送されたヘッダ情報付きJPEGデータを含んだ信号を受信するものである。
第3マルチプレクサ202は、伝送部201で受信したヘッダ情報付きJPEGデータの出力先を切り替えるものであり、ヘッダ情報付きJPEGデータをフレームレート制御部203、JPEGデコーダ206、または録画制御部209のいずれかに出力する。
ワイヤレスモジュール204は、ワイヤレス親機30にヘッダ情報付きJPEGデータを無線伝送するためのものである。
マルチ画面表示制御部207は、JPEGデコーダ206から入力された画像データに複数のカメラからの画像データが含まれる場合、これらの画像データから一画面の画像データを生成するものである。
モニタ208は、マルチ画面表示制御部207からの画像データを表示するものである。
録画部210は、録画制御部209の制御によりヘッダ情報付きJPEGデータを格納するものである。
具体的には、図3に示すように、子機カメラ101からの画像データである画像データA、第1増設カメラ40からの画像データである画像データB、第2増設カメラ50からの画像データである画像データCが解像度変更部104から順番に出力される。解像度変更部104から出力された画像データは、JPEGエンコーダ105に入力される。
このJPEGデータは画像データヘッダ付与部106に入力され、解像度や居室親機20での出力先などの付加情報が付与される。このヘッダ情報付きJPEGデータは第2マルチプレクサ107に入力される。
これにより、子機カメラ101および第1増設カメラ40からの画像データは、伝送部109に出力され、子機カメラ101および第1増設カメラ50からの画像データよりもデータサイズの大きい第2増設カメラ102bからの画像データは、そのまま伝送部109に出力されるのではなくバッファ108に出力され、その後伝送部109に出力されることとなる。
伝送部109は、バッファ108のヘッダ情報付きJPEGデータを少なくとも二つに分割して居室親機20に送信するように構成することができる。本実施形態では、バッファ108のヘッダ情報付きJPEGデータを三つに分割して居室親機20に送信するようになっており、第1の出力先に出力されたヘッダ情報付きJPEGデータを20fpsのフレームレートで伝送する合間に、第2の出力先に出力されたヘッダ情報付きJPEGデータを三つに分割して20/3fpsのフレームレートで伝送するようになっている。
なお、本実施形態では、表示用のJPEGデータは30fpsのフレームレートで出力され、録画用のJPEGデータは10fpsのフレームレートで出力され、そして伝送用のJPEGデータは10fps以下のフレームレートで出力される。
居室親機20のワイヤレスモジュール204からワイヤレス親機30のワイヤレスモジュール301に無線伝送されたJPEGデータは、JPEGデコーダ302により伸張され、伸張された画像データはモニタ303に入力され、表示される。
また、本実施形態では、複数のカメラからの第1の解像度(QVGA)のJPEGデータが表示用のデータとして第3マルチプレクサ202により振り分けられるようになっているが、複数のカメラからの複数の解像度のJPEGデータが表示用のデータとして振り分けられるようになっていてもよい。
また、このインターホン装置1の居室親機20は、玄関子機10から受け取った画像データのヘッダをもとに画像データの出力先を切り替える出力先切替手段としての第3マルチプレクサ202を有しており、玄関子機10から受け取った画像データの用途に応じて出力先が自動的に切り替わるようになっているので、居室親機20のCPUが録画用の画像データや伝送用の画像データ等の用途に応じたデータを必要なタイミングにその都度生成する必要がなく、居室親機20のCPUの処理負荷を低減することができ、居室親機CPUの能力アップを必要としない。
更に、居室親機20によりトリガとカメラの組み合わせを設定できる。そのため、カメラ設置場所や、トリガの種類に応じて撮像するカメラの最適な組合せを施工する住戸毎に設定でき、居室親機20で人物の確認や状況の把握がし易い。
また、居室親機20のモニタ208に適した解像度の画像データおよびワイヤレス親機30での表示等他の用途での使用に適した解像度の画像データに変更することができるし、居室親機20は、上述したフレームレート制御部203を有しているので、画像データの転送フレーム数を転送するワイヤレス親機30に適したフレーム数に変更してから該ワイヤレス親機30に画像データを送信することができる。
また、居室親機20は、上述したマルチ画面表示制御部207を有するので、表示用の画像データに複数のカメラからの画像データが含まれる場合、複数のカメラの画像データから一画面の画像データを生成することができ、これにより複数のアングルから撮像した来訪者の映像をモニタに同時に表示することができる。
このような構成のインターホン装置によれば、例えば、玄関子機10の子機カメラ101により撮像した画像データを表示用のデータ、第1増設カメラ40により撮像した画像データを録画用のデータ、そして第2増設カメラ50により撮像した画像データをワイヤレス親機30への転送用のデータとして使用することができる。
また、本実施形態では、圧縮画像データとしてJPEGデータが生成される例について説明したが、これに限られず、他の形式のデータであってもよい。
Claims (10)
- 来訪者を撮像する子機カメラおよび居住者を呼び出す機能を備えた玄関子機と、前記玄関子機と接続されて用いられ、来訪者を撮像するための一つ以上の増設カメラと、前記子機カメラまたは前記増設カメラの撮像映像を表示するモニタおよび前記玄関子機からの呼び出しに応答する機能を備えた居室親機と、を有するインターホン装置において、
前記玄関子機は、呼出ボタン操作等の所定のトリガ信号を受けて前記子機カメラおよび前記増設カメラのいずれか二つ以上を起動制御するトリガ検知手段と、
前記子機カメラおよび前記増設カメラから出力される画像データのタイミングを同期させて順番に出力する出力手段と、
前記出力手段から出力された画像データの解像度を変更する解像度変更手段と、
前記解像度変更手段から出力される画像データを圧縮するデータ圧縮手段と、
前記データ圧縮手段から出力される画像データに、前記増設カメラを識別するIDや解像度などの付加情報を付与するヘッダ付与手段と、を有する一方、
前記居室親機は、前記玄関子機から伝送された画像データのヘッダをもとに前記画像データの出力先を切り替える出力先切替手段を有することを特徴とするインターホン装置。 - 前記トリガ検知手段が検知するトリガ信号が、居住者を呼び出すための呼出ボタンや、前記玄関子機に接続されて非常時に操作される非常呼出ボタン等のボタン操作信号、更に来訪者を検知する人感センサ等のセンサ信号の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
- 前記トリガ検知手段が起動制御するカメラの組み合わせは、入力されるトリガの種類に応じて異なり、
前記居室親機は、トリガとカメラの組み合わせを設定するカメラ組合せ設定部を有することを特徴とする請求項2記載のインターホン装置。 - 前記玄関子機の前記解像度変更手段は、前記出力手段から出力された画像データの解像度を前記居室親機のモニタに表示するための所定の解像度である第1解像度、および前記第1解像度と異なりワイヤレス親機での表示等他の用途で使用するための少なくとも一つ以上の第N解像度(Nは、2以上の整数)に変更し、
前記居室親機の前記出力先切替手段は、前記第1解像度の画像データを第1の出力先に出力し、前記第N解像度の画像データを前記第1の出力先と異なる、少なくとも一つ以上の第Nの出力先に出力することを特徴とする請求項1乃至3の何れかの項記載のインターホン装置。 - 前記居室親機は、前記出力先切替手段から前記第Nの出力先に出力された前記第N解像度の画像データの転送フレーム数を所定のフレーム数に変更してから前記ワイヤレス親機に送信するためのフレームレート制御部をさらに有することを特徴とする請求項4記載のインターホン装置。
- 前記居室親機は、前記出力先切換手段から出力された画像データを録画する録画部を有し、
前記録画部は、前記出力先切替手段から前記第1の出力先に出力された画像データ、または前記第Nの出力先に出力された画像データを録画することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの項記載のインターホン装置。 - 前記居室親機は、前記出力先切替手段から前記第1の出力先に出力された画像データに複数のカメラからの画像データが含まれる場合、これらの画像データを一画面で表示する画像データを生成するマルチ画面表示制御部をさらに有することを特徴とする請求項4記載のインターホン装置。
- 来訪者を撮像するための一つ以上の増設カメラおよび居室親機、更にはワイヤレス親機と組み合わせて用いられる、来訪者を撮像する子機カメラおよび居住者を呼び出す機能を備えたカメラ付玄関子機であって、
前記居室親機は、このカメラ付玄関子機のカメラまたは前記増設カメラの撮像映像を表示するモニタおよび前記カメラ付玄関子機からの呼び出しに応答する機能を備えており、
前記カメラ付玄関子機は、呼出ボタン操作等の所定のトリガ信号により、前記子機カメラおよび前記増設カメラのいずれか二つ以上を起動制御するトリガ検知手段と、
前記子機カメラおよび前記増設カメラから出力される画像データのタイミングを同期させて順番に出力する出力手段と、
前記出力手段から出力される画像データの解像度を変更する解像度変更手段と、
前記解像度変更手段から出力される画像データを圧縮するデータ圧縮手段と、
前記データ圧縮手段から出力される画像データに、前記増設カメラの入力端子IDや解像度などの付加情報を付与するヘッダ付与手段と、を有することを特徴とするカメラ付玄関子機。 - 前記外部トリガ検知部が検知するトリガ信号が、居住者を呼び出すための呼出ボタンや、前記玄関子機に接続されて非常時に操作される非常呼出ボタン等のボタン操作信号、更に来訪者を検知する人感センサ等のセンサ信号の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項8記載のカメラ付玄関子機。
- 前記解像度変更手段は、前記出力手段から出力された画像データの解像度を前記居室親機のモニタに表示するための所定の解像度である第1解像度、および前記第1解像度と異なり前記ワイヤレス親機での表示等他の用途で使用するための少なくとも一つ以上の第N解像度(Nは、2以上の整数)に変更することを特徴とする請求項8又は9記載のカメラ付玄関子機。
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