JP2011008437A - 制御装置、制御モデル調整装置及び制御モデル調整方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】安定した実績制御量が測定されたタイミングで制御対象から実績データを取り込み、モデル調整の実行許可タイミングを生成するモデル調整起動手段を備える。そして、モデル調整起動手段に起動されたタイミングで現状の制御モデルを用いて予測制御量を算出する第1の制御量算出手段と、モデル調整起動手段に起動されたタイミングで制御モデルの調整対象のパラメータをあらかじめ定められた値だけ変化させ、同様の演算で予測制御量を算出する第2の制御量算出手段を備える。更に、第1の制御量算出手段が推定した予測制御量、及び第2の制御量算出手段が推定した予測制御量、実績制御量等を取り込み、制御モデルの調整対象パラメータの修正量を算出する制御モデル修正量算出手段を備える。
【選択図】図1
Description
特許文献1に開示された手法では、制御モデルを用いて予測した鋼板の巻取り温度と実際に測定した巻取り温度との差に対して、制御モデルの該当パラメータをどれくらい変更すべきか明確でない。このため、通常は学習の安定に配慮し、変更量を小さく設定してパラメータを修正することになるが、制御モデルのパラメータ変更を完了するのに複数回の修正処理を必要とするため、パラメータ変更完了までの間、巻取り温度の制御精度が低下するという問題があった。一方、変更量を大きく設定してパラメータを修正することもできるが、この場合はパラメータ変更処理が不安定になるためパラメータが増減を繰り返し、パラメータ変更が完了しない恐れがあった。この結果、変更量を小さく設定してパラメータを修正する場合と同様に、巻取り温度の制御精度が低下するという問題は回避できなかった。
通常、簡単な演算で制御モデルを用いたプリセット制御では、モデル予測制御を高精度に行うことができ、制御モデルの継続的な調整が不要になる。
この手法を熱間圧延鋼板の巻取り制御に使用した場合には、簡易な演算で鋼板長手方向のどの部位においても、高精度な巻取り温度が得られる。この結果、鋼板の組成品質を向上させることができ、同時に、平坦に近い巻取り鋼板形状を得ることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)の概略構成を示すブロック図である。制御装置100は、制御対象150から種々の信号を受信するとともに、制御対象を制御するための各種の制御信号を制御対象150に出力する。
ミル出側温度計155は、圧延部152で圧延された直後の鋼板の温度を計測し、巻取り温度計156はダウンコイラ154で巻取る直前の温度を計測する。この巻取り温度制御の目的は、巻取り温度計156で計測された温度を目標温度に一致させることである。この目標温度は、コイル長手方向の各部位で一定になるようにしてもよいし、先行端を各部位に応じて異なった値に設定するようにしてもよい。
また、鋼板151が巻取り冷却装置153で冷却されているときに、巻取り温度計156の測定温度やミル157のロール回転速度等の実績をリアルタイムに取り込むデータ受信手段101と、このデータ受信手段101の出力を取り込み、制御指令の変更量を算出するとともにモデル調整起動手段106に起動許可信号を生成して出力するダイナミック制御手段104を備えている。
図2は、図1に示したプリセット制御手段102の構成を示した機能ブロック図である。図2に示すように、プリセット制御手段102は、目標巻取り温度テーブル201、速度パターンテーブル202、冷却ヘッダー優先順位テーブル203と、これらのテーブルから情報を取り込み、制御モデル130を用いた演算によりヘッダーパターンに対応した操作量を算出するプリセット演算部204を備えている。
次に、ステップS7-1で速度パターンテーブル202から取り込んだ冷却鋼板に対応した層別の値をもとに、鋼板151のミル157払い出し時における第1加速開始位置、第2加速開始位置、定常速度開始位置、定常速度から終期速度に移行するための減速開始位置を算出し、鋼板151のミル157での払い出し開始からダウンコイラ154での巻取り完了までの速度パターンを計算する。第1加速開始位置SL1s、第2加速開始位置SL2s、定常速度開始位置SLcs、減速開始位置SLds、減速完了位置SLdeは、以下の数1式〜数5式でそれぞれ算出できる。
SL1s=Lsc ただし Lsc:定数
SL2s=Lmd
但し、Lmd:ミル157からダウンコイラ154までの距離
(V1a)2=Lmd×2×Acc1+Vmax×Vmax
SLcs={Lmd+(Vmax−V1a)/Acc2×(Vmax+V1a)/2}
ただし V1a:第1加速終了速度
Acc1:第1加速度、Acc2:第2加速度、Vmax:最大速度
SLds={Striplen−(Vmax−Vf)/Dcc×(Vmax+Vf)/2−dccmargin}
ただし Striplen:鋼板長さ、Vf:終期速度、Dcc:減速度、
dccmargin:鋼板151がミル157の尻抜けのどれくらい前で減速を完了
するかのマージン
SLde={Striplen−dccmargin}
まず、鋼板151の各セクションについて、解の制御コードを挟むような二つの制御コードnL、nHを定義する(ステップS7-2)。ここでは冷却ヘッダーの全開と全閉の間に解が存在することから、一律にnL=0、nH=100とする。
次に、各セクション毎に目標温度Ttargetに対する推定温度Tc0の符号を判定し、Tc0>Ttarget の場合は、n0とnLの間に解があるので、n0を新たにnHとおく。逆にTc0<Ttarget の場合は、n0とnHの間に解があるので、n0を新たにnLとおく(ステップS7-5)。
(a)ステップS7-3〜S7-5の一定回数以上の繰り返しを完了したこと、
(b)推定温度Tcと目標温度Ttargetの偏差が一定値以下となったこと、
(c)n0がnH、nLのいずれかと一致したこと、
のいずれかの成立を条件として、判定すれば良い。制御コード付与の方法としては、本例とは逆に、すべての冷却ヘッダーが閉した状態の制御コードを0、すべての冷却ヘッダーが開放した状態の制御コードを100として付与することもできる。
まず、計算時刻の更新がなされ、図7のステップS7-1で生成した速度パターンに基づいて、その該当時刻の板速Vtが計算される(ステップS8-1)。
Ln=Ln-1+Δt・Vt
演算が完了していないと判定された場合には、続いて、鋼板の温度トラッキングが行われる(ステップS8-4)。すなわち、前時刻の鋼板の位置に対して、Δtだけ時間が経過した後に鋼板がどれだけ進むかがLnとLn-1の関係から分かるので、鋼板の温度分布を対応した距離だけ移動する処理を行う。その後、Δtの間に、新たにミルから排出された鋼板151にミル出側温度を設定する(ステップS8-5)。そして、当該時刻に鋼板151の各部位の上下部に存在するヘッダーの開閉の情報に基づいて、各部位における冷却が水冷か空冷かを判定する(ステップS8-6)。ステップS8-6で水冷であると判定された場合は、例えば数7式にしたがって、水冷の条件で熱伝達係数が計算される(ステップS8-7)。
hw=β*9.72*105*ω0.355*{(2.5-1.15*logTw)*D/(pl*pc)}0.646/(Tsu-Tw)
ただし ω:水量密度
Tw:水温
D:ノズル直径
pl:ライン方向のノズルピッチ
pc:ラインと直行方向のノズルピッチ
Tsu:鋼板151の表面温度
β:熱伝達係数補正項に対応する定数
hr=β*σ・ε[{(273+Tsu)/100}4−{(273+Ta)/100}4]/(Tsu-Ta)
ただし σ:ステファンボルツマン定数(=4.88)
ε:放射率
Ta:空気温度(℃)
Tsu:鋼板151の表面温度
Tn=Tn-1−(ht+hb)*Δt/(ρ*C*B)
ただし Tn:現在の板温
Tn-1:Δt前の板温
ht:鋼板表面の熱伝達係数
hb:鋼板裏面の熱伝達係数
ρ:鋼板の比重
C:鋼板の比熱
B:鋼板の厚み
∂T/∂t={λ/(ρ*C)}(∂2T/∂z2)
ただし λ:熱伝導率、T:材料温度、z:鋼板151の厚み方向の座標
また、ステップS8-10で、ライン内の鋼板長手方向で必要な計算が完了したと判定された場合には、再びステップS8-1に戻り、ステップS8-3で演算の終了を判定されるまで、ステップS8-1〜S8-10を繰り返す。図8の演算が完了すると、鋼板151の全長に対して、長手方向の各セクションに対応して、数11式のように制御コードnが付与される。
n(n1,n2,n3,n4,n5,n6,n7,n8,・・・・,ni,・・・・)
=(80,80,79,79,78,78,78,78,・・・・,48,・・・・)
ただし i:セクション番号
図9は、図1に示すダイナミック制御手段104の構成及びその機能を説明するための機能ブロック図である。上述したように、図1のプリセット制御手段102が出力する制御コードnは、鋼板151を冷却制御中に、ダイナミック制御手段104によりリアルタイムで補正される。
巻き取り温度偏差補正手段901は、データ受信手段101(図1参照)を介して受け取った巻取り温度計156からの検出温度と目標巻取り温度との偏差を補正する機能を有する手段である。
ミル出側温度補正手段902は、ミル出側温度計155からの検出温度を用いて、これとプリセット制御演算時に想定した冷却前温度との偏差を補正する機能を有する手段である。また、速度偏差補正手段903は、ミル157やダウンコイラ154の回転速度から鋼板151の速度を算出し、この算出結果とプリセット制御演算時に想定した鋼板速度との偏差を補正する機能を有する手段である。
図10の例では、板厚が3mm以下、鋼板151の速度が150mpm以下、制御コードnが9以下の場合には、巻き取り温度の変化量(∂Tc/∂n)が、3.0℃であることを意味している。このことは、冷却ヘッダー160を一つ開放または閉成すると、巻取り温度計156で計測される巻取り温度Tcが3.0℃、低下または上昇することを示している。この層別項目は減らすこともできるが、鋼種やミル出側温度等を更に追加して増やすことも考えられる。
図11の例では、板厚が3mm以下、鋼板151の速度が150mpm以下、制御コードnが9以下の場合には、(∂Tc/∂V)=2.2℃となっている。このことは、鋼板151の速度を1mpm増加または減少させると、巻取り温度計156で計測される巻取り温度Tcが2.2℃だけ低下または上昇することを示している。層別項目は、第1の影響係数テーブル905と同様に、減らすこともできるし、鋼種やミル出側温度等を更に追加して増やすことも考えられる。
図12の例では、板厚が3mm以下、鋼板151の速度が150mpm以下、制御コードnが9以下の場合には、(∂Tc/∂Tf)=0.9℃となることを示している。このことは、ミル出側温度の計測値が1℃高い、または低い場合には、巻取り温度計156で計測される巻取り温度Tcが0.9℃増加または減少することを示している。なお、層別項目は、第1あるいは第2の影響係数テーブル905、906と同様に、減らすこともできるし、鋼種やミル出側温度等を更に追加することも考えられる。
Δn1=G1・{1/(∂Tc/∂n)}・ΔTc
ただし Δn1:巻取り温度FB制御による制御コード変更量
G1:定数(巻取り温度FB制御ゲイン)
(∂Tc/∂n):第1の影響係数テーブル905から抽出した該当層別の影響係数
ΔTc:巻取り温度偏差
このミル出側温度偏差補正量算出手段909は、プリセットで想定したミル出側温度Tfと、ミル出側温度計155で計測したTfの差分ΔTfを取り込む。そして、更に第1の影響係数テーブル905と第3の影響係数テーブル907から、現在の状態に該当した層別の影響係数(∂Tc/∂n)と(∂Tc/∂Tf)を取り込んで、数13式の演算により、制御コードの変更量Δn2をセクション毎に計算する。
Δn2=G2・(∂n/∂Tf)・ΔTf
=G2・{1/(∂Tc/∂n)}・(∂Tc/∂Tf)・ΔTf
ただし Δn2:ミル出側温度偏差FF制御による制御コード変更量
G2:定数(ミル出側温度FF制御ゲイン)
(∂Tc/∂Tf):第3の影響係数テーブル907から抽出した該当層別の影響
係数
ΔTf:ミル出側温度偏差
また、図9に示す速度偏差補正手段903も、巻取り温度偏差補正手段901及びミル出側温度偏差補正手段902と同様に一定周期で起動されて、速度偏差フィードフォワード制御が行われる。すなわち速度偏差補正手段903は、図9に示すように、プリセット計算時に想定した鋼板速度と、実際の鋼板速度の偏差の大きさに対して適切な制御コードの変更量を計算する速度偏差補正量算出手段910を備えている。そして、速度偏差補正量算出手段910は、プリセットで想定した鋼板速度と実績速度の偏差ΔVを取り込み、更に第1の影響係数テーブル905と、第2の影響係数テーブル906から、現在の状態に該当した層別の影響係数(∂Tc/∂n)、(∂Tc/∂V)を取り込んで、数14式の演算により、制御コードの変更量Δn3をセクション毎に計算する。
Δn3=G3・(∂n/∂V)・ΔV
=G3・{1/(∂Tc/∂n)}・(∂Tc/∂V)・ΔV
ただし Δn3:板速偏差FF制御による制御コード変更量
G3:定数(板速偏差FF制御ゲイン)
(∂Tc/∂V):第2の影響係数テーブル1102から抽出した該当層別の影響
係数
ΔV:板速偏差
ここで、鋼板速度は、ミル157のロールの回転速度とロール径から計算されるロール速度を、先進率と呼ばれる係数で補正することにより計算される。また、ダウンコイラ154の回転速度と鋼板151を巻いていくことによる巻き太り量を考慮した実質コイラ径から、鋼板速度を算出することもできる。圧延中はミル157の情報から鋼板速度を算出し、鋼板151がミル157を抜けてからは、ダウンコイラ154の情報から鋼板速度を算出するのが普通である。また、速度偏差補正手段903を一定周期でなく、速度偏差が生じたことによるイベントで起動することもできる。
また、図1の操作量算出手段105は、ダイナミック制御手段104により修正された制御コードnを、冷却ヘッダー優先順位テーブルを参照して各ヘッダーの開閉に変換し、これをヘッダーパターンとして、制御対象150の巻取り冷却装置153に送信する。
次に、冷却制御されている当該鋼板について、巻取り温度偏差補正手段901が1回目のフィードバック制御を実施したかどうかを判定する(ステップS13-1)。このステップS13-1でフィードバック制御が実施されていないと判定されたときは、この判定処理を継続し、1回目のフィードバック制御が実施されたときは図1のデータ選定手段107を起動する(ステップS13-2)。データ選定手段107がモデル調整起動手段106に起動されると、データ選定手段107は、プリセット制御手段102から鋼種、板厚、板幅、目標巻取り温度、制御コード、採用したヘッダー優先順位等を取り込む。また、ダイナミック制御手段104から巻取り温度実績、鋼板151の速度実績、1回目のフィードバック制御で巻取り温度を検出した鋼板151の部位(セクション番号)等を取り込み、第1の制御量算出手段108と第2の制御量算出手段109に出力する。更に制御モデル修正量算出手段110に目標巻取り温度と実績巻取り温度を出力する。
本例では、第1の制御量算出手段108と第2の制御量算出手段109の起動タイミングを、ステップS13-2の処理終了直後としたが、この起動タイミングは、次回冷却する鋼板151が巻取り冷却装置に進入する直前までの間の適当なタイミングに設定することもできる。
図15に示すとおり、まず、このエレメントにミル出側温度を設定する(ステップS15-1)。図15におけるステップS15-2〜S15-3の処理は、図8のステップS8-2〜S8-3の処理と同様の処理になる。すなわち、ステップS15-2で時刻を更新し、該当時刻の板速を計算する(ステップS15-2)。そして、該当時刻におけるエレメントの位置を特定する(ステップS15-3)。
hw=α*β*9.72*105*ω0.355*{(2.5-1.15*logTw)*D/(pl*pc)}0.646/(Tsu-Tw)
ただし ω:水量密度
Tw:水温
D:ノズル直径
pl:ライン方向のノズルピッチ
pc:ラインと直行方向のノズルピッチ
Tsu:鋼板151の表面温度
β:熱伝達係数補正項
hr=α*β*σ・ε[{(273+Tsu)/100}4−{(273+Ta)/100}4]/(Tsu-Ta)
ただし σ:ステファンボルツマン定数(=4.88)
ε:放射率
Ta:空気温度(℃)
Tsu:鋼板151の表面温度
ここで、本例における調整パラメータの修正とは、数7式と数8式に示した、推定熱伝達係数に乗じる補正項βの修正を示している。まず、制御モデル修正量算出手段110は、データ選定手段107から送信された鋼種、板厚、1回目のフィードバック制御で巻取り温度を検出した鋼板151の位置に対応した部位(エレメント番号)、検出された巻取り温度、巻取り温度目標値、ミル出側温度、冷却仕様等のデータを取り込む(ステップS18-1)。
次に、第1の制御量算出手段108が予測した巻取り温度及び第2の制御量算出手段109が予測した巻取り温度を取り込む(ステップS18-2)。続いて、数17式により、影響係数(∂Tc/∂β)を算出する(ステップS18-3)。
(∂Tc/∂β)=(Tc1−Tc2)/(α−1)
ただし Tc1:第1の制御量算出手段108が算出した巻取り温度
Tc2:第2の制御量算出手段109が算出した巻取り温度
α:水冷伝達係数
更に、数18式で、次回の計算時に使用する熱伝達係数補正項β(ここではβnew)を算出する。
βnew=(1−ΔTc/(∂Tc/∂β))*β
ただし β:数7、数8、数15、数16式中の熱伝達係数補正項
本例では、熱間圧延の冷却制御を例に説明したが、本発明の方法は、制御対象の入出力関係を模擬した制御モデルを備えた一般的な制御装置において、制御モデルと制御対象の特性を一致させるための制御モデルの調整方法として、広く用いることができるものである。
図19は、本発明の制御装置の第2の実施形態例を示すブロック構成図である。図19に示すように、制御対象150は、図1に示すものと同じ圧延装置であるので、同一符号を付して、説明は省略する。
また、ダイナミック制御手段334は、データ受信手段331の出力を取り込み、制御指令の変更量を算出する。データ送信手段335は、プリセット制御手段332で使用した鋼板151の鋼種や板厚、巻取り温度の目標値等の情報と、ダイナミック制御手段334で使用した巻取り温度の実績値、ロール回転速度から算出した鋼板151の速度等のデータを取り込み、後述する制御モデル調整装置300に送信する。また、プリセット制御手段332からの制御指令とダイナミック制御手段334からの制御指令の変更量は加算され、操作量算出手段336から制御対象150に供給される。
また、制御モデル調整装置300は、第1の制御量算出手段303と、第2の制御量算出手段304を備えている。第1の制御量算出手段303は、データ選定手段302の出力を用い、制御モデル305を参照して巻取り温度を推定する。
また、同様に、第2の制御量算出手段304は、データ選定手段302の出力を用い、制御モデル305の所定のパラメータをあらかじめ定められた値だけ変化させた上で、このパラメータを参照して巻取り温度を推定する。
制御モデル修正量算出手段306は、第1の制御量算出手段303と第2の制御量算出手段304とデータ選定手段302から必要なデータを取り込む。そして、実際に検出された巻取り温度と、プリセット制御手段332が制御モデル333を用いて予測した巻取り温度とが、一致する方向に制御モデル333の係数を修正する。
次に、データ選定手段302が取り込んだデータを、第1の制御量算出手段303に出力する(ステップS21-3)。同様に、データ選定手段302が取り込んだデータを、第2の制御量算出手段304に出力する(ステップS21-4)。ここで、第1及び第2の制御量としては、例えば、鋼板151の巻取り温度が該当する。その後、該当する鋼板の目標巻取り温度、実績巻取り温度を、制御モデル修正量算出手段306に送信して、処理を終了する(ステップS21-5)。
(∂Tc/∂β)=(ΣTc1−ΣTc2)/{N・(α−1)}
ただし ΣTc1:データ選定手段302が抽出した鋼板に対して、第1の制御量算出手段303が算出した巻取り温度の総和
ΣTc2:データ選定手段302が抽出した鋼板に対して、第2の制御量算出手段304が算出した巻取り温度
N:データ選定手段302が抽出した鋼板の数
更に、数20式で、次回の計算時に使用する熱伝達係数補正項β(ここではβnew)を算出する。
βnew={1−((ΣΔTc)/N)/(∂Tc/∂β)}*β
ただし β:制御モデル333が現在備えている該当層別の熱伝達係数補正項
ΣΔTc:巻取り温度誤差の総和
図22は、制御モデル修正量蓄積手段307に格納されるデータテーブルを示したものである。図22に示すように、制御モデル修正量蓄積手段307には、制御モデル修正量算出手段306が算出した影響係数(∂Tc/∂Tw)と熱伝達係数補正項βが格納されている。すなわち、図22では、鋼種がSS400、板厚が1.2〜2.0mm、巻取り温度が700℃以上のとき、影響係数(∂Tc/∂Tw)が2.14、制御モデルを修正すべき熱伝達係数補正項βが0.95であることを示している。この制御モデル修正量蓄積手段307の内容は、表示手段310により使用者のために表示される。
図24は、本発明の第3の実施の形態例として、本発明をトンネル換気制御のモデル調整に適用した場合の例を示したものである。ここで、トンネル換気とは、トンネルに備えられた排風機やトンネル内のジェットファンの機器を運転して、トンネル内の煤煙濃度や一酸化炭素濃度を適切な値以下に保つ制御である。また、機器を過剰に運転するとエネルギーを無駄に消費することになり、特定機器の起動停止を頻繁に繰り返すと機器寿命を低下させるので、このような点に配慮して各機器を最適に運転する必要がある。
また、制御装置400は、制御モデル演算手段402と、運転案評価手段404を備えている。制御モデル演算手段402は、運転案生成手段401の出力した運転案を採用した場合に、どのような風向・風速、煤煙濃度、CO濃度になるかを予測し、更にエネルギー消費量、ジェットファン454と排風機455の直近の起動停止回数を、制御モデル403を用いて算出する。また、運転案評価手段404は、制御モデル演算手段402の演算結果にしたがって、運転案を評価する。そして、この運転案の評価結果にしたがって、次回の運転方式を運転方式決定手段405で決定する。
また、第2制御量算出手段408は、第1の制御量算出手段407と同様に、モデル調整起動手段406により起動され、制御対象450から取り込んだ実績データと運転方式決定手段405から取り込んだ現在の運転状態に関するデータを用いて、制御モデル403の所定のパラメータをあらかじめ定められた値だけ変化させ、更にこれを参照してトンネル451内のVI計設置位置の煤煙濃度を推定する。
以下、この第3の実施形態例で取り扱う制御モデル403では、車の排気ガスに含まれる汚染物質量に相当する汚染物質排出量を調整パラメータβにより修正する場合を例にして説明する。
まず、運転案生成手段401は、運転方式決定手段405から現在の運転方式を取りこむ(ステップS25-1)。そして、これをもとに可能となる次回の運転案を複数生成する(ステップS25-2)。例えば、「排風機1台運転、風量200m3/分、ジェットファン2台高速運転」のような案をいくつか生成する。通常は現在の運転方式近傍の運転方式を運転案として生成すれば良いが、煤煙濃度が大きく変化した場合には、広い範囲で多くの運転案を生成し、選択範囲を広げる必要性が生じる場合もある。
制御モデル演算手段402は、制御対象450の各センサから現在の実績を取りこむとともに、運転案生成手段401から次回の運転案を取りこむ(ステップS26-1)。この運転案生成手段401から得られる運転案は、通常複数生成されているが、その場合は各運転案に対して、以下の処理が行われる。
まず、トンネル内各部の風速を算出する(ステップS26-2)。この計算方法は例えば「道路トンネル技術基準(換気編)・同解説」(社団法人 日本道路境界編,昭和60年12月)に詳しいが、トンネル内をいくつかのメッシュに分割した上でトンネル内の気体流れのダイナミクスを記述した数21式を用いることで数値解析的に解くことができる。
(∂u/∂t)=f(u)/M
ただし u :車道内風速
M :トンネル内空気の全質量
f(u):外力の合計
t :時間
(∂c/∂t)=−u(∂c/∂χ)+D(∂2c/∂χ2)+βq
ただし u:車道内風速
D:拡散係数
c:煤煙または一酸化炭素濃度
q:汚染物質の排出量
β:調整パラメータ
t:時間
χ:トンネル軸方向の位置
U=Ust*(W/Wst)/η
ただし Ust:定格電力消費量
W:現在の風量
Wst:定格風量
η:効率
以上のように、運転案生成手段401が提示した運転案について、これを採用したときの制御結果の予測値及びエネルギー消費量等を算出する。運転案は通常複数提示されるが、その場合には各運転案毎に同様の処理を繰り返し、対応した制御結果の予測値及びエネルギー消費量等を算出する必要がある。図24ではVI検出計が2つ備えられた例を示しているが、この場合はおのおののVI計に対応して同様の演算を行う必要がある。
この第3の実施形態例では、予見ファジィ推論を用いて運転案を評価し、運転方式を決定する場合を示している。予見ファジィ推論は、図28に示すルールとメンバシップ関数の組み合わせからなっている。例えば、ルールは「IF 運転案AによりVI値が満足→Then 運転案Aを採用」のような、予見ファジィ特有の形態となっている。
最後に、各運転案jの総合満足度Wjを算出する(ステップS27-3)。この総合満足度Wjは例えば数24式で算出することができる。すなわち、γ1,γ2,γ3,γ4,・・・・・・は各評価ファクターの適合度に乗じる重みで、各評価ファクターの重要度に対応する。例えばAV値とエネルギー消費量を重要視する場合には、γ1, γ2,γ6,γ7を相対的に大きくすれば良い。あるいは重要度の高いファクターのみを選択的に用いて総合満足度の評価の対象にしても良い。
Wj=γ1AVI1+γ2AVI2+γ3ACO1+γ4ACO2
+γ5AAV1+γ6AEJ+γ7AEH+・・・・
ただし AVI1:VI1の適合度,AVI2:VI2の適合度
ACO1:CO1の適合度,ACO2:CO2の適合度
AAV1:AV1の適合度
AEJ:ジェットファンエネルギ消費量の適合度
AEH:排風機エネルギー消費量の適合度
γ1,γ2,γ3,γ4,・・・・:各評価ファクターに対応した定数
まず、制御対象450からの実績データと、運転方式決定手段405が出力する排風機455やジェットファン454の現在の運転方式を受信する(ステップS30-1)。続いて、受信したデータを用いて制御モデル403を参照して、VI計設置部に対応した部位のVI値を推定する(ステップS30-2)。すなわち、受信したデータを数22式に代入してトンネル内の風速を求めた後、数23式を解くことで、該当VI計設置部位の煤煙濃度(VI値)を算出する。最後に、ステップS30-2で算出したVI値を制御モデル修正量算出手段409に出力する(ステップS30-3)。
(∂c/∂t)=−u(∂c/∂χ)+D(∂2c/∂χ2)+α*β*q
ただし u:車道内風速
D:拡散係数
c:煤煙または一酸化炭素濃度
q:汚染物質の排出量
α:係数
β:汚染物質の排出量補正項
t:時間
χ:トンネル軸方向の位置
制御モデル修正量算出手段409は、第1の制御量算出手段407と第2の制御量算出手段408が算出した巻取り温度の差にしたがって、制御モデル403が実際のトンネル451の振舞いと一致する方向に制御モデル403の所定の係数を修正する。ここで、所定の係数の修正とは数25式に示した、汚染物質の排出量に乗じる補正項βの修正を示す。
(∂VI/∂β)=(VI1−VI2)/(α−1)
ただし VI1:第1の制御量算出手段2407が算出したVI値
VI2:第2の制御量算出手段2408が算出したVI値
更に、数27式を用いて、次回の計算時に使用する熱伝達係数補正項β(ここではβnew)を算出する(ステップS32-4)。
βnew=(1−ΔVI/(∂VI/∂β))*β
ただし β:(数25)式中の熱伝達係数補正項
ΔVI:煤煙濃度の実測値と実測値に対応した予測値の偏差
102・・・プリセット制御手段
103・・・制御モデル
104・・・ダイナミック制御手段
106・・・冷却ヘッダー優先順位テーブル
107・・・板温推定モデル
108・・・時間刻み決定手段
109・・・計算セクション決定手段
110・・・制御コード算出手段
150・・・制御対象
153・・・巻取冷却装置
201・・・目標巻取り温度テーブル
202・・・速度パターンテーブル
203・・・冷却ヘッダー優先順位テーブル
204・・・プリセット演算部
300・・・制御モデル調整装置
330・・・制御対象
400・・・制御装置
401・・・運転案生成手段
402・・・制御モデル演算手段
403・・・制御モデル
404・・・運転案評価手段
405・・・運転方式決定手段
406・・・モデル調整起動手段
407・・・第1の制御量算出手段
408・・・第2の制御量算出手段
409・・・制御モデル修正量算出手段
450・・・制御対象
Claims (6)
- 制御対象の入力と出力の関係を記述した制御モデルを有し、前記制御対象から所望の出力を得るために前記制御対象に入力する操作量を、前記制御モデルを用いた演算により算出するプリセット制御手段と、
前記制御モデルを用いた演算で、前記制御対象の出力である第1の制御量を算出する第1の制御量算出手段と、
前記制御モデルの所定のパラメータを微小に変更した後、変更後の制御モデルを用いた演算で第2の制御量を算出する第2の制御量算出手段と、
目標とされる目標制御量と、前記プリセット制御手段が算出した操作量で実際に制御対象を制御して得られる実績制御量と、前記第1の制御量算出手段が算出した前記第1の制御量と、前記第2の制御量算出手段が算出した前記第2の制御量から、前記目標制御量からの偏差を低減する方向に前記所定のパラメータを修正して前記制御モデルに出力する制御モデル修正量算出手段と、
を含んで構成される制御装置。 - 更に、制御中の前記実績制御量を観測し、この観測結果にしたがって前記プリセット制御手段が算出した操作量を修正するダイナミック制御手段と、を備え、
前記ダイナミック制御手段は、前記第1の制御量算出手段及び前記第2の制御量算出手段に対して、前記第1の制御量及び前記第2の制御量を算出する上で必要なデータを供給することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 更に、前記ダイナミック制御手段の動作に連動したタイミングで、前記第1の制御量算出手段と前記第2の制御量算出手段を起動するモデル調整起動手段と、
前記プリセット制御手段と前記ダイナミック制御手段が制御に使用した前記制御対象の入力値、前記目標制御量、前記実績制御量を含む情報を取り込み、前記取り込んだ情報の中から、前記制御モデルの修正に必要なデータを選定して前記制御モデル修正量算出手段に送信するデータ選定手段を、を備え、
前記第1の制御量算出手段は、前記モデル調整起動手段により起動され、前記データ選定手段から受信したデータを入力して、前記制御モデルを用いた演算で前記第1の制御量を算出するとともに、
前記第2の制御量算出手段は、前記モデル調整起動手段により起動され、前記制御モデルの所定のパラメータを微小に変更した後、前記データ選定手段から受信したデータを入力して、変更後の制御モデルを用いた演算で前記第2の制御量を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。 - 制御対象の入力と出力の関係を記述した制御モデルを有し、前記制御対象から所望の出力を得るために前記制御対象に入力する操作量を、前記制御モデルを用いた演算により算出するプリセット制御手段を備えた制御装置とネットワークで接続された制御モデル調整装置であって、
前記制御モデルを用いた演算で前記制御対象の出力である第1の制御量を算出する第1の制御量算出手段と、
前記制御モデルの所定のパラメータを微小に変更した後、該変更後の前記制御モデルを用いた演算で第2の制御量を算出する第2の制御量算出手段と、
目標とされる目標制御量と、前記プリセット制御手段が算出した操作量で実際に前記制御対象を制御して得られる実績制御量と、前記第1の制御量算出手段が算出した第1の制御量と、前記第2の制御量算出手段が算出した第2の制御量から、前記目標制御量からの偏差を低減する方向に前記制御モデルの所定のパラメータを修正して前記制御モデルに出力する制御モデル修正量算出手段と、
前記制御モデル修正量算出手段の出力を蓄積する制御モデル修正量蓄積手段と、
使用者の指示により、前記制御モデル修正量蓄積手段の内容を前記制御装置に転送する制御モデル修正量転送手段と、を備え、
前記制御装置から取り込んだ情報を用いて、前記制御モデルと前記制御対象の特性が一致する方向に前記制御モデルの所定のパラメータを更新する演算を行って、該更新された前記制御モデルの所定のパラメータを前記制御装置に対して出力する、
ことを特徴とする制御モデル調整装置。 - 更に、前記制御装置が制御に使用した前記制御対象への入力値、前記目標制御量及び前記実績制御量を含む情報を取り込み、これらを蓄積するデータ蓄積手段と、
使用者の指示により、前記データ蓄積手段に蓄積された情報から前記第1の制御量及び前記第2の制御量の算出に必要なデータを選定して、前記第1の制御量算出手段と第2の制御量算出手段に送信するとともに、前記制御モデル修正に必要なデータを選定して制御モデル修正量算出手段に送信するデータ選定手段と、を備え、
前記第1の制御量算出手段は、前記データ選定手段から受信したデータを入力して、前記制御モデルを用いた演算で前記制御対象の出力である前記第1の制御量を算出するとともに、
前記第2の制御量算出手段は、前記制御モデルの所定のパラメータを微小に変更した後、前記データ選定手段から受信したデータを入力して、変更後の制御モデルを用いた演算で前記第2の制御量を算出する、
ことを特徴とする請求項4に記載の制御モデル調整装置。 - 制御対象の入力と出力の関係を記述した制御モデルに対して、前記制御対象に対する入力信号を取り込むステップと、
前記入力信号と前記制御モデルを用いて計算された前記制御対象の出力を第1の制御量として算出するステップと、
前記制御モデルの所定のパラメータを微小に変更した後、前記入力信号と変更後の制御モデルを用いた演算で第2の制御量を算出するステップと、
前記第1の制御量と前記第2の制御量を含む情報に基づいて、目標とする目標制御量からの偏差を低減するために、前記所定のパラメータの修正量を求めるステップと、
前記所定のパラメータ修正量に基づいて、前記制御モデルの前記所定のパラメータを修正するステップと、
を含む制御モデル調整方法。
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