JP2011008430A - メモリ制御回路 - Google Patents

メモリ制御回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2011008430A
JP2011008430A JP2009150175A JP2009150175A JP2011008430A JP 2011008430 A JP2011008430 A JP 2011008430A JP 2009150175 A JP2009150175 A JP 2009150175A JP 2009150175 A JP2009150175 A JP 2009150175A JP 2011008430 A JP2011008430 A JP 2011008430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
power saving
access
memory
chip select
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009150175A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5393289B2 (ja
JP2011008430A5 (ja
Inventor
Koichi Ueda
浩市 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009150175A priority Critical patent/JP5393289B2/ja
Priority to US12/791,404 priority patent/US8707002B2/en
Publication of JP2011008430A publication Critical patent/JP2011008430A/ja
Publication of JP2011008430A5 publication Critical patent/JP2011008430A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5393289B2 publication Critical patent/JP5393289B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

【課題】複数のメモリデバイスを使用するシステム構成において、低電力モードを積極的に利用し、かつ、メモリデバイスへのアクセス効率の低下を起こさないメモリ制御回路を提供する。
【解決手段】メモリ制御回路は、複数のメモリデバイスを制御する複数のチップセレクトと、メモリデバイスをチップセレクトごとに、キューバッファに保存されているコマンドに応じて異なる省電力レベルの省電力モードに移行させる省電力制御手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、メモリ制御回路に関する。
近年のシステムLSI(SOC)化はチップ上にCPU以外にも多数のIP(Intellectual Property)を搭載し高機能化が進んでいる。また、個々のIPが同時にデータ処理を行おうとするためSOCと同時にシステム基板上に搭載されるメモリデバイスも高速、大容量のものが多数必要となってきている。この要求を満たすため、昨今ではSDRAMデバイスがメモリデバイスとして用いられている。更に高速アクセスのためにはDDR2SDRAM或いはDDR3SDRAMといった高速なメモリデバイスが複数個用いられている。
このようなシステム、特にバッテリー駆動を前提とするシステムにおいては、システム全体での消費電力が無視できなくなってきており、特にDRAMを多数使用することからDRAMの消費電力削減は重要な課題となってきている。
この解決方法として、特許文献1が既に公知となっている。
特許文献1では、メモリデバイスのアイドル状態時間を計測し、所定時間アイドル状態が継続した場合にメモリデバイスを駆動するクロックを低減させ、メモリデバイスでの消費電力を低減させるものである。この方法は、メモリデバイス全体の駆動クロック周波数を低減させるため、引いてはシステム全体のパフォーマンスが低くなった場合にのみ有効である。
特開2005−115906号公報
ところが、1つのメモリインターフェースを多数のチップ内のマスターモジュールが共用するようなシステムではアクセス頻度が高い。メモリパフォーマンスを要求するようなマスターが存在すれば、メモリデバイス全体の駆動クロック周波数を低くすることは困難である。また、システムで使用するメモリ量の増大により必要とされるメモリデバイスの増加により、先に示したアクセス頻度の高いマスターモジュールがアクセスしないメモリデバイスが存在することも事実である。先に示した従来例では、そのようなデバイスの省電力化ができない問題点があった。
また、メモリデバイスにおいては一般に消費電力をより低い状態にさせた場合、アクセスを行うために必要とされる復帰時間が大きくなるというデバイスのもつ問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、複数のメモリデバイスを使用するシステム構成において、低電力モードを積極的に利用し、かつ、メモリデバイスへのアクセス効率の低下を起こさないことを目的とする。
そこで、本発明のメモリ制御回路は、複数のメモリデバイスを制御する複数のチップセレクトと、前記メモリデバイスを前記チップセレクトごとに、キューバッファに保存されているコマンドに応じて異なる省電力レベルの省電力モードに移行させる省電力制御手段と、を有する。
本発明によれば、複数のメモリデバイスを使用するシステム構成において、低電力モードを積極的に利用し、かつ、メモリデバイスへのアクセス効率の低下を起こさないことができる。
第1の実施形態のメモリ制御回路の概略を示すブロック図である。 メモリ制御回路が実際のシステムにおいてどのようにメモリデバイスと接続されるかを示す図である。 図2の接続を行ったときのチップ内部からメモリデバイスを識別するためのメモリマップの一例を示す図である。 アクセス管理部の判断処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の各デバイスをパワーダウン状態に移行させるときのタイミングチャートの一例を示す図である。 第2の実施形態のメモリ制御回路の概略を示すブロック図である。 参照範囲変更部の処理を説明するための図である。 デコード部の真理値表の一例を示す図である。 高速アクセスに重点を置いたコマンド生成部7の一例を示す図である。 RAS状態遷移回路の処理の一例を示す図である。 第2の実施形態の各デバイスをパワーダウン状態に移行させるときのタイミングチャートの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のメモリ制御回路の概略を示すブロック図である。図1において、1は、チップ内部のメモリアクセスを要求するマスターモジュールとのインターフェースを行うバスインターフェースモジュールである。図1では3つの同一或いは異なる種類のバスに接続可能な構成を図示してある。2は、バスインターフェース1が受け取ったメモリデバイスへのアクセスコマンドを調停、順序化するアービター部である。3は、アービター部で順序化されたメモリアクセスコマンドを一時的に保存可能なキューバッファである。4は、アービター部2が選択したメモリアクセスコマンドがメモリデバイスへのデータ書き込みであった場合にバスインターフェース1から書き込みデータを取り込むデータ制御部である。データ制御部4は、実際のデータ書き込みタイミングまで保存、或いはコマンドが読み出しであった場合、メモリデバイスから読み出されたデータを、読み出しコマンドを発行したバスインターフェースに出力する。5は、キューバッファ3に保存されたメモリアクセスコマンドを順に取り出すコマンド選択部である。6は、各チップセレクトに接続されたデバイス状況を管理するアクセス管理部である。アクセス管理部(省電力制御部)6は、チップセレクトに接続されたメモリデバイスの各バンクの状態を記憶、管理、またクロックイネーブルに関する制御、状態保持を行う。7は、コマンド選択部が選択したメモリアクセスコマンドの対象となるメモリデバイスにコマンドとして選択的に発行するコマンド生成部である。8は、コマンド生成部7が発行したアクセスコマンドに応じてメモリデバイスに対してデータを出力或いはデータを取り込むデータインターフェースである。9は、各チップセレクトに接続されたメモリデバイスのクロックイネーブル(CKE)をアクセス管理部6の指示に基づき駆動するCKE制御部である。
図2は、メモリ制御回路が実際のシステムにおいてどのようにメモリデバイスと接続されるかを示す図である。図2において21は、メモリ制御回路を含むチップである。22は、各々がメモリデバイス若しくはメモリデバイスユニットであり、図2ではメモリデバイスが4つ接続されている例を図示してある。図2に示されるように、メモリ制御回路は、複数のメモリデバイス(或いはユニット)ごとに独立したチップセレクト(CS0−CS3)及びクロック制御信号(CKE0−CKE3)が接続される構成で用いられる。
図3は、図2の接続を行ったときのチップ内部からメモリデバイスを識別するためのメモリマップの一例を示す図である。
このメモリに対してアクセスを行うマスターモジュールは3つの種類に分類できるものとする。即ち、全体の制御を行う制御部分からのアクセスで、ある程度の間隔を空けて常時アクセスを行うマスターモジュール群がある。また、ユーザーインターフェースのための表示部分からのアクセスで、先の制御部分よりは頻度が高いが、ある程度の間隔を空けて常時アクセスを行うマスターモジュール群がある。また、制御部分からの指示により処理を開始し、処理中は集中的にアクセスを行うが、処理終了後は再度の指示がない限りアクセスを行わないマスターモジュール群がある。それぞれのマスターモジュール群のアクセス領域をCS0、CS1、CS2及びCS3と仮定する。
これらの仮定及び図を用いて本実施形態の動作を説明する。
図1において、図示されていないメモリアクセスを要求するマスターモジュールがバスインターフェース1を介してメモリアクセス要求を行う。バスインターフェース1は、要求があることをアービター部2に伝え、アービター部2は、複数のバスインターフェース1からの要求を調停し、1つずつ順に受け付けて、受け付けた内容をキューバッファ3に出力する。受け付けた要求が書き込み要求であった場合、同時にデータ制御部4に対して書き込み要求があったことを出力することでデータ制御部4は、対応するバスインターフェース1から必要な書き込みデータの取り込みと保持を行う。キューバッファ3に保持されたアクセスコマンドは、コマンド選択部5により取り出され、コマンド生成部7に出力される。コマンド生成部7は、アクセス管理部6が保持している各チップセレクトに接続されたデバイスの各々のバンク状態情報を参照し、必要なコマンドをメモリデバイスに発行する。このとき、コマンド生成部7は、発行するコマンドが書き込みである場合にはデータ出力タイミングを満たすタイミングでデータ出力ができるようにデータインターフェース8に対して指示を行う。コマンド生成部7は、発行するコマンドが読み込みである場合にはデータの取り込みタイミングと取り込まれたデータを戻すべきマスターモジュールが判別できるデータをデータインターフェースに対して指示する。アクセス管理部6は、コマンド生成部7が参照する、各チップセレクト信号に接続されたメモリデバイスの各々のバンクの状態を保持する。アクセス管理部6は、コマンド生成部7が発行するコマンド内容によって保持している内容の更新を行うと同時に、コマンド生成部7或いはデータインターフェース8から出力される省電力モード移行指示信号を受け取る。アクセス管理部6は、この時点でのコマンド選択部5及びキューバッファ3に格納されているアクセスコマンドのCS対象により図4に示されるフローチャートの処理を実行する。
図4において、まず、アクセス管理部6は、該当するチップセレクト接続先に対するアクセスがコマンド選択部5やキューバッファ3にあるかないかが判断される(41)。なお、アクセス管理部6は、該当するチップセレクト接続先に対するアクセスがキューバッファ3にあるかないかのみを判断するようにしてもよい。アクセスがない場合(Y)、アクセス管理部6は、コマンド生成部7に対して該当するチップセレクト対象にプリチャージオールコマンドの発行を指示し(42)、発行がなされるのを待つ(43)。プリチャージコマンドが発行されると、アクセス管理部6は、CKE制御部9に対して該当するチップセレクトに対するCKE信号を'0'とし、プリチャージパワーダウン状態に移行させる(44)。コマンド選択部5或いはキューバッファ3に該当するチップセレクトに対するアクセスがある場合、アクセス管理部6は、該当するチップセレクトに対するアクセスコマンドの前に存在するコマンドの要するアクセスサイクル数(クロックサイクル)の計算を行う(45)。アクセス管理部6は、この結果の値を判断し(46)所定値以上のサイクル数がある場合(Y)、該当するチップセレクトに対するCKE信号を'0'とするようにCKE制御部9に対して指示を行い、アクティブパワーダウン状態へ移行させる。
なお、前記電力消費状態の異なる複数の省電力レベルにはアクティブパワーダウン状態とプリチャージパワーダウン状態とを含む2段階以上のレベルである。
図5は、各デバイスをパワーダウン状態に移行させるときのタイミングチャートの一例を示す図である。図5において、CS0、CS1に比べCS2、CS3は2倍のアクセス頻度がある(コマンドはCS0→CS1→CS2→CS3→CS2→CS3→・・・の順に受け付けられるとする)。簡単化のため、該当するタイミングにおいてアクセスは全てWriteであり、ページヒットしているものとして図示してある。また、キューバッファはコマンド3個分であるとする。また、書き込みは全て8ビート長単発であるとし、メモリデバイスはDDR2−400相当であるとして図示してある。
図5において、t0でコマンド選択部5を含むキューバッファ3にはアクセス順にWr0(CS0への書き込み)、Wr1(CS1への書き込み)、Wr2(CS2への書き込み)が保存されていて、既にCS3への書き込みが発行済みであるとする。また、CS0及びCS1は全てのバンクがクローズされているとする。t1においてCS1への書き込み(Wr0)のアクティブコマンドが該当するCS0のバンクに対して発行され、t4において実際の書き込みコマンドが発行、t6よりCS0への書き込みデータの出力が開始される。t1において空きができたキューバッファ3には新たにWr3(CS3への書き込み)がt2で入力される。CS0へのデータ出力終了後の新たなデータ出力可能なタイミングであるt11にデータ出力が開始可能となるタイミングにデータ出力ができるようにt6にCS1の書き込みに対するアクティブコマンドが発行され、t9に実際の書き込みコマンドが発行される。CS1へのデータ出力が完了し、新たなデータ出力可能な次のタイミングはt16である。しかし、このときの該当する書き込みコマンドはCS2への書き込みであり、この書き込みはヒットであると仮定しているので、アクティブコマンドの発行は行われず、書き込みコマンドがt14に発行される。同様に、t21からのデータ出力に対応する書き込みコマンドはCS3への書き込みで、これもヒットであると仮定しているので、書き込みコマンドはt19に発行される。
t6から開始されたCS0への書き込みデータ出力の終了後、CS0を省電力消費状態に移行できるタイミングは図示されているt13である。よって、その1クロック前であるt12にアクセス管理部6に対して省電力状態移行指示信号が出力され、アクセス管理部6はこのときの待ちコマンド状態を参照する。t12においてCS0へのアクセスが存在しないので、図4の41の判断に基づき、アクセス管理部6は、コマンド生成部7にCS0に対してプリチャージオールコマンドの発行を指示し(42)、コマンド生成部7がそのコマンドを発行するのを待つ(43)。CS0へのプリチャージオールコマンドの発行が行われたら、アクセス管理部6は、CKE制御部9にCS0へのCKE信号を'0'とする指示を行い、t14からCS0に接続されているデバイスをプリチャージパワーダウン状態(省電力レベル)に移行させる。
次にCS2、CS3に対するパワーダウン状態への移行を説明する、t0以前に発行されたCS3への書き込みコマンドによるCS3へのデータ出力はt5の前で終了し、可能であればCS3はt8から省電力消費状態への移行が可能となる。そこで、その1クロック前であるt7にアクセス管理部6に対して省電力状態移行指示信号が出力される。アクセス管理部6は、このときの待ちコマンド状態を参照し、CS3へのアクセスコマンドがキューバッファ3内に存在するので、図4のフローチャートにおける45を実行する。図5において、CS3に対する次のコマンド発行までのサイクル数としては、これから発行するCS1に対するデータ発行に要する期間(4クロック)と次に発行されるCS2へのデータ発行に要する期間(4クロック)との合計8クロックは最低でも必要である。一方、メモリデバイスがアクティブパワーダウンを実行し、通常動作モードに復帰するのに必要とされる最小期間を考える。例えばDDR2メモリデバイスにおいてはCKEが'0'である期間として最小3クロック期間、CKEを'1''に戻してから書き込みコマンドが発行可能となるまでの最小期間として同じく3クロック期間、合計して6クロック期間が必要である。t7時点での次のCS3へのアクセスコマンドまで最小でも8クロックを要し、最小である復帰サイクル数6よりも大きい値であるから、アクセス管理部6は、CS3に対してアクティブパワーダウン状態への移行指示を行う。t8よりCS3に接続されているデバイスを省電力(アクティブパワーダウン)状態としている。CS2に関してはt0以前にデータ出力が完了しているとしてt3から同様にアクティブパワーダウンが実行されたものとして図5には図示されている。
次にCS2へのアクセスが行われるのは、ページヒットを仮定しているので、図5におけるt14における書き込みコマンドであり、実際のデータ出力はt16から開始されている。先ほどと同様に考えると、省電力状態への移行タイミングはt23であるので、t22におけるキューバッファ、コマンド選択部5、コマンド生成部7の内容が参照される。t22では既にCS2に対する次の書き込みコマンドが選択されているので最小サイクル数を満たすことは困難である。従って図4のフローチャートにおいて46の選択が'N'となり、省電力状態に移行することは行われない。
(第2の実施形態)
実際のメモリ制御回路は先の第1の実施形態で図示したキューバッファの段数より多くの段数を有するものもあり、また、メモリデバイスへのアクセスも必ずしもヒットであるとは限らず、多様なタイミングでのアクセスが考えられる。
これらの多様性を考慮した回路構成例を図6に示す。図6は、第2の実施形態のメモリ制御回路の概略を示すブロック図である。
図6において、11は、アクティブパワーダウンを実行するかどうかを判断する際にクロック数を判断する値を設定するためのタイミング設定部である。12は、キューバッファの段数を多くした場合に必要以上のアクセスコマンドを参照し、省電力状態に移行できないことを防ぐために参照すべき有効範囲を指定する参照範囲設定部である。13は、実際にキューバッファ内のコマンドの参照範囲を変更するための参照範囲変更部である。
まず、参照範囲設定部12及び参照範囲変更部13についての説明をおこなう。
プリチャージパワーダウン状態に移行した場合のアクティブパワーダウン状態への移行した場合に対するパフォーマンスに対するペナルティは、全てのバンクがクローズ状態となるためアクティベートコマンドから発行する必要があることのみである。最新のDDR3メモリデバイスの場合には新たに、より大きな省電力効果が得られる代わりにパフォーマンスに対するペナルティの可能性がある新たな省電力モードが追加されている。デバイスのデータブックによると、このモードでは、デバイスが省電力状態から復帰するためにはデバイスのスピードに依存して10クロックから20クロックまでのサイクルが最低でも必要である。しかし、図5のタイミング図で用いた条件、キューバッファ3段で、各アクセスが8ビート(4クロック)だとするとたかだか12クロックを超える程度しかコマンド発行までの余裕がなく、最速のDDR3−1600デバイスに用いるには不十分である。一方、DDR3−1600デバイスに最適化してしまうと、DDR3−800程度のデバイスで十分なシステムではプリチャージパワーダウン状態に移行可能であるにも関わらず不要な範囲までアクセスコマンドを参照してしまう。このために十分な省電力効果が得られないといったこととなる。このような事態を回避するために参照範囲設定部12が必要となる。
参照範囲変更部13の具体例を図7に示す。
図7において71は、図1におけるキューバッファ3を図示し直したものである。72は、キューバッファ71の各段の内容からどのCSへのアクセスコマンドであるかを判別するデコード部である。73は、各デコード部からの出力をORする他入力のOR回路で、図7ではキューバッファ71は、8段あるとして図示してある。
デコード部72は、キューバッファ71の各段からの、バッファ内に有効なコマンドがあるかどうか(empty)、実際のコマンドのCS選択信号(cs)及び参照範囲変更部13からの有効信号(en)に基づき、図8に示す真理値表の出力を生成する。図8は、csとして4本の信号がシステムに用意されているものとして示してある。
図7、図8に示された内容の信号を基に、図4における41での判断を実行することで、キューバッファの段数を各使用状況に適切に対応させることが可能となる。
次に、タイミング設定部11についての説明を行う。
アクセス完了時にアクティブパワーダウン状態にデバイスをできるかどうかは、次にそのチップセレクト対象デバイス及びコマンド生成部7の具体的構成に大きく依存する。
図9は、高速アクセスに重点を置いたコマンド生成部7の一例を示す図である。
図9において91は、コマンド選択部5より取り出されたコマンド状態に従い、対象CSのデバイスに対してプリチャージコマンド、アクティベートコマンドの発行を行うRAS状態遷移回路である。92は、RAS状態遷移回路91により読み出し或いは書き込みが可能となったアクセス対象に実際のデータアクセスコマンドを発行するCAS状態遷移回路である。93は、RAS状態遷移回路91及びCAS状態遷移回路92から出力されるコマンドのうち、どちらのコマンドを実際のデバイスに供給するかを選択する選択回路であり、図ではCAS状態遷移回路出力が優先されるとする。
図10は、RAS状態遷移回路の処理の一例を示す図である。図10に示す例では、プリチャージコマンドの発行は、新たなコマンドを取り込み、発行できる条件が整ったらすぐに行われ、アクティベートコマンドの発行は、92のCAS状態遷移回路92からの許可信号に基づき、発行されるものとして図示してある。許可信号はCAS状態遷移回路92が次のコマンド発行が可能なタイミングから逆算して生成するものである。
図10において、101は、初期状態(Idle)である。102は、コマンドを取り込んだ状態(Fetch)である。103は、コマンドがミスヒットで、かつ、パワーダウンのためのプリチャージコマンド発行要求がある場合の状態(Simul)である。このときはアクセス対象へのプリチャージコマンドはPrechargeAllコマンドに置き換えられ、アクセス管理部6の保持情報もその内容でアップデートされる。104は、アクセス対象がページミスであった場合の状態(MissHit)でアクセス対象へのプリチャージコマンドが発行される。105は、アクセス対象へのアクティブコマンド発行待ち状態(Open)で、この状態であってもパワーダウンのためのプリチャージコマンド発行要求がある場合、対応が行われる。106は、CAS状態遷移回路92とのコマンド転送を行う状態で、コマンド転送が完了した場合には新たに取り込むコマンドの有無によって遷移先の状態が101のIdle若しくは102のFetch状態に遷移する。この状態にあっても、プリチャージパワーダウンのためのプリチャージコマンド発行要求があれば実行される。
図9及び図10に基づいたタイミングチャートを図11に示す。図11は、図5のタイミングチャートに用いた条件から、CS2への最初のアクセスがクローズページへのアクセス、CS3への最初のアクセスがページミスであるとする以外は同じ条件で図示してある。但し、図11ではキューバッファの状態ではなく、RAS状態遷移回路91及びCAS状態遷移回路92が実行中或いは実行待ちであるコマンドを図示している。
図11において図4と同様に、t0でコマンド選択部5を含むキューバッファ3にはアクセス順にWr0(CS0への書き込み)、Wr1(CS1への書き込み)、Wr2(CS2への書き込み)が保存されていて、既にCS3への書き込みが発行済みであるとする。また、CS0及びCS1は全てのバンクがクローズされているとする。t1においてRAS状態遷移回路91にあるCS0へのアクセスコマンドに従い、アクティブコマンドが発行され(図10の105から106へ)、次のサイクルt2でCS0への書き込みコマンドはCAS状態遷移回路92に移行する。同時にキューバッファから新たなCS1への書き込みコマンドがRAS状態遷移回路91に渡される(図10の106から102へ)。CS1への書き込みコマンドはクローズページへの書き込みであるので、CAS状態遷移回路92からの許可信号があるまで保持される(図10の102から105へ)。t4でCS0への書き込みコマンドが発行されt6より対応するデータの出力が行われる。RAS状態遷移回路91に保持されているCS1への書き込みコマンドはt6時点でActコマンドを発行し、t7時点でCAS状態遷移回路92にコマンドが渡される。同時にRAS状態遷移回路91には新たなCS2へのコマンドWr2が取り込まれる。t7時点でのCS3に対する次のコマンド発行予測時間は、現在のデータ出力の残サイクル数が3クロックである。次のコマンドのビート数に要するクロック数が4である。異なるデバイスであることのギャップ1x2に対して、書き込みコマンドからデータ出力までが2クロックである。RAS状態遷移回路91が新たなコマンドを取り込んでからプリチャージコマンド発行までが1クロックである。アクティブコマンドから書き込みコマンドまでの必要サイクル数3クロックである。
(実行中のアクセスの残サイクル数)+(次のアクセスのバーストに要するサイクル数)+(デバイス間ギャップの合計)−(CLサイクル数)−(tRP)+(回路依存サイクル)≧(tCKE)+(tXP)が満たされる。このときアクティブプリチャージに移行してもパフォーマンスの影響が無いこととなる。つまり上記の例では、
3+4+2−2−3+1=5
アクティブパワーダウンに関する最少必要サイクル数としてtCKE=3、tXP=2から5クロックであるので、アクティブパワーダウンに移行するとして図11は図示してある。
CS3に対するプリチャージコマンド発行はt13であるのでその時点でCS3に対してプリチャージコマンドの発行を行う。このとき、t12においてCS0のパワーダウン移行判断が行われる。CS0のプリチャージパワーダウン移行指示が決定されているのでt13ではCS0へのプリチャージパワーダウン移行のためのPrechargeAllコマンド発行が同時に行われる必要がある。そのためCS3へのプリチャージコマンドはCS0へのPrechargeAllコマンドで置き換えられ、CS0、CS3両方へのコマンド発行として実行される(図10の102から103への遷移)。
tCKE及びtXPはデバイスが決まれば一様に決定される値であり、その値はデバイスのスピードに依存する。使用するデバイスが決まれば、その合計値を設定可能とすることでさまざまなスピードのデバイスへの対応が可能となる。
以上、上述した各実施形態によれば、キューバッファ3の内部にある確定しているアクセスコマンドにより、アクセス対象であるチップセレクトに接続されたメモリデバイスへの次のコマンドまでの間隔に応じて対象デバイスを適切な省電力状態にすることができる。
よって、システムとしてのさらなる省電力化が実現できると同時に、従来と同等のアクセスパフォーマンスを維持することができる。
つまり、複数のメモリデバイスを使用するシステム構成において、低電力モードを積極的に利用し、かつ、メモリデバイスへのアクセス効率の低下を起こさないことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
3 キューバッファ、5 アクセス管理部

Claims (4)

  1. 複数のメモリデバイスを制御する複数のチップセレクトと、
    前記メモリデバイスを前記チップセレクトごとに、キューバッファに保存されているコマンドに応じて異なる省電力レベルの省電力モードに移行させる省電力制御手段と、を有する、メモリ制御回路。
  2. 前記省電力制御手段は、前記メモリデバイスを前記チップセレクトごとに、該当するチップセレクトに対するアクセスコマンドがキューバッファに保存されているか否かに応じて異なる省電力レベルの省電力モードに移行させる、請求項1記載のメモリ制御回路。
  3. キューバッファに保存されているメモリアクセスコマンドに係るアクセス対象のメモリデバイスに対するコマンドを発行するコマンド発行手段を更に有し、
    前記省電力制御手段は、前記メモリデバイスを前記チップセレクトごとに、該当するチップセレクトに対するアクセスコマンドがキューバッファに保存されているか、及び、前記コマンド発行手段における該当するチップセレクトに対するアクセスコマンドに係る前記コマンドの次のコマンド発行までのクロックサイクル、に応じて異なる省電力レベルの省電力モードに移行させる、請求項2記載のメモリ制御回路。
  4. 前記キューバッファの参照範囲を設定する参照範囲設定手段を更に有し、
    前記省電力制御手段は、前記メモリデバイスを前記チップセレクトごとに、前記参照範囲設定手段で設定された参照範囲のキューバッファに保存されているコマンドに応じて異なる省電力レベルの省電力モードに移行させる、請求項1乃至3何れか1項記載のメモリ制御回路。
JP2009150175A 2009-06-09 2009-06-24 メモリ制御回路、メモリシステム及び制御方法 Expired - Fee Related JP5393289B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009150175A JP5393289B2 (ja) 2009-06-24 2009-06-24 メモリ制御回路、メモリシステム及び制御方法
US12/791,404 US8707002B2 (en) 2009-06-09 2010-06-01 Control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009150175A JP5393289B2 (ja) 2009-06-24 2009-06-24 メモリ制御回路、メモリシステム及び制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011008430A true JP2011008430A (ja) 2011-01-13
JP2011008430A5 JP2011008430A5 (ja) 2012-07-26
JP5393289B2 JP5393289B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=43565034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009150175A Expired - Fee Related JP5393289B2 (ja) 2009-06-09 2009-06-24 メモリ制御回路、メモリシステム及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5393289B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9601197B2 (en) 2014-03-10 2017-03-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system and control method

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09101847A (ja) * 1995-10-09 1997-04-15 Fuji Xerox Co Ltd コンピュータシステムの節電制御方法
JPH09180438A (ja) * 1995-12-27 1997-07-11 Toshiba Corp メモリ制御装置
JP2005020686A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Hynix Semiconductor Inc Dll回路及びその駆動方法
JP2006251876A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd メモリ制御装置及びメモリ制御方法
JP2007026366A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Canon Inc メモリコントローラ
JP2008217948A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Seiko Epson Corp Sdram制御回路及び情報処理装置
JP2008225624A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Fujitsu Ltd メモリコントローラ、半導体メモリの制御方法およびシステム
JP2009064360A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Canon Inc メモリコントローラ及びその制御方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09101847A (ja) * 1995-10-09 1997-04-15 Fuji Xerox Co Ltd コンピュータシステムの節電制御方法
JPH09180438A (ja) * 1995-12-27 1997-07-11 Toshiba Corp メモリ制御装置
JP2005020686A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Hynix Semiconductor Inc Dll回路及びその駆動方法
JP2006251876A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd メモリ制御装置及びメモリ制御方法
JP2007026366A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Canon Inc メモリコントローラ
JP2008217948A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Seiko Epson Corp Sdram制御回路及び情報処理装置
JP2008225624A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Fujitsu Ltd メモリコントローラ、半導体メモリの制御方法およびシステム
JP2009064360A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Canon Inc メモリコントローラ及びその制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9601197B2 (en) 2014-03-10 2017-03-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system and control method

Also Published As

Publication number Publication date
JP5393289B2 (ja) 2014-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5835435A (en) Method and apparatus for dynamically placing portions of a memory in a reduced power consumtion state
US6141283A (en) Method and apparatus for dynamically placing portions of a memory in a reduced power consumption state
EP1110151B1 (en) Buffering system bus for external-memory accesses
CN107924375B (zh) 用于高速存储器接口的命令仲裁
CN1866230B (zh) 一种存储器仲裁器、处理器系统及存储器仲裁方法
JP5431003B2 (ja) リコンフィギュラブル回路及びリコンフィギュラブル回路システム
US20100031075A1 (en) Memory Power Profiling
US8707002B2 (en) Control apparatus
KR20130036011A (ko) 통신 포트에 대한 가변 클록 게이팅 히스테리시스를 채용하는 장치 및 방법들
JP2009545048A (ja) マスタおよびスレーブを有するデータ処理デバイスにおける電力管理
JP4007483B2 (ja) 高位合成装置および高位合成方法
JP5414350B2 (ja) メモリ制御回路、及び、その制御方法
CN101344870B (zh) 一种复用性强的fifo控制模块及其管理内存的方法
US8166316B2 (en) Single interface access to multiple bandwidth and power memory zones
US11829640B2 (en) Asynchronous arbitration across clock domains for register writes in an integrated circuit chip
JP5382113B2 (ja) 記憶制御装置及びその制御方法
JP5393289B2 (ja) メモリ制御回路、メモリシステム及び制御方法
US20180181335A1 (en) Apparatus and method to speed up memory frequency switch flow
JP5932261B2 (ja) メモリ制御装置、メモリ制御方法
JPH10260895A (ja) 半導体記憶装置およびそれを用いた計算機システム
CN206282270U (zh) 一种处理器
JP5393270B2 (ja) メモリ制御回路、メモリシステム及び制御方法
JP5448595B2 (ja) 制御装置及び制御方法
US20240134574A1 (en) Asynchronous arbitration across clock domains for register writes in an integrated circuit chip
EP4160423A1 (en) Memory device, memory device operating method, and electronic device including memory device

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120608

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131015

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5393289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees