JP2011005392A - 壁紙糊付機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
管状のノズルの中央付近と左右端付近とでは吐出量の差が生じ、糊付ローラの表面に糊が付着している部分と付着していない部分(付着むら)が生じるので、糊が転写された壁紙の裏面にも糊が転写されている部分と転写されていない部分(転写むら)が生じてしまったり、糊箱内部で糊の偏りが生じ、吐出した際に糊が溢れるという課題を有していた。
【解決手段】
底部に段差を有する糊箱の上段部に、上段部角部に向けて糊を吐出する管状ノズルを配設し、糊付ローラを、前記上段部の角部に幅方向に長い隙間を形成して配設し、管状ノズルから吐出された糊を、糊付ローラの回転により前記隙間に流動させることにより、平滑して貯留することを特徴とする壁紙糊付機を提供する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ノズル装置から吐出した糊を糊箱に貯留し、糊付ローラにより汲み上げて壁紙に転写する壁紙糊付機であって、ノズル装置から吐出した厚みむらのある糊を平滑して貯留し、糊箱内部に貯留した糊の液面高さを均等に保ちながら糊付けを実行する壁紙糊付機に関する。
従来から壁紙糊付機の軽量化については種々の提案がなされており、下記特許文献1に示すように、糊箱の大きさ、重量を顕著に小さなものとし、自動糊付機の運搬、移動を容易にし、糊の供給、施工後の取出しの作業を大幅に軽減するという課題を解決するために、糊付ローラの作動時に、糊付機本体とは別体の糊供給装置から必要量の糊を糊付ローラに自動供給する、重量検知装置等をはじめとする糊自動供給機構が備えられている壁紙糊付機が提案されている。
特開平09−164355号公報
図6に従来技術の壁紙糊付機を示す。図6の壁紙糊付機は、小さく、かつ軽くした糊箱にノズル装置を取り付けて、糊供給装置に蓄えた糊を供給しながら糊付けを行うことにより、糊箱を小さく軽くし、運搬、移動を容易にし、施工後の取り出し作業を軽減したことを特徴とする壁紙糊付機である。
しかし近年、粘性の高い糊(濃い糊)を使う内装職人が増えており、一般に、濃い糊の粘度は約7000mPa・sから約12000mPa・sで、このような粘性の高い糊を使って糊付けを行った場合には以下の課題を有していた。
まず、課題の1点目は、糊付ローラの表面に糊の付着むらが生じ、壁紙への転写むらが発生することである。粘性が高い糊を吐出すると、管状のノズルの中央付近と左右端付近とでは吐出量の差が生じ、吐出された糊は厚みむらがある状態(脈うった状態)で、糊箱内部に不均一に分布する。また、ノズル装置の開口部付近だけで糊が盛り上がり、糊付ローラが糊と接触する部分が少なくなる。この状態では、糊付ローラの表面に糊が付着している部分と付着していない部分(付着むら)が生じるので、糊付ローラによって糊が転写された壁紙の裏面にも糊が転写されている部分と転写されていない部分(転写むら)が生じてしまっていたのである。
そして、課題の2点目は、糊箱内部で糊の偏りが生じ、吐出した際に糊が溢れることである。また、糊付けを実行して糊が減少していく過程で、糊箱内の糊の液面にローラの回転によって糊に流動が発生する結果として糊の液面の高低差が生じる。図7に高低差を生じた液面を示す。
幅方向に長い糊箱の中央付近の糊が先に少なくなり、また、前後方向においても糊付けローラの下方の糊が先に少なくなり、糊箱内部の糊は図7に図示するすり鉢状の液面となる。この度合いは糊の粘性が高いほど顕著になる。
図7の状態で糊付ローラに平行な管状のノズルから糊を吐出すると、左右端と前後端の糊液面が高くなっているため、吐出した糊が糊箱の左右端または前後端から溢れてしまう場合があった。さらにまた、糊付ローラの端面に付着した糊が糊付ローラの回転により、糊付ローラの軸に伝わり、軸に伝わった糊が徐々に軸に蓄積されて糊箱の外にまで伸び、糊箱が受けていない範囲にまで伸びて床に糊がたれ落ちたりする場合があった。糊が糊箱の外にたれ落ちたりした場合には、糊を付着させてはならない送出しローラや検尺ローラに付着し、壁紙の表面を汚してしまったり、また、糊箱からたれ落ちた糊により内装施工現場の床を汚してしまったりする場合があった。
上記したように糊箱内において、糊が不均一に分布している場合でも溢れない様に吐出する為には、糊の粘性に応じて、管状のノズルに設けている吐出口の開口面積を可変する、あるいは複数の吐出口の幅方向のピッチを可変する方法があるが、この様な管状のノズルは構造が複雑でコストアップになる。そしてまた、糊付け作業が終わった時の清掃が困難になるという事情により、糊箱が浅く小型軽量であって高粘度の糊まで対応できる壁紙糊付機には課題が残されていた。
上記の課題を解決するために本発明の請求項1は、ノズル装置から吐出した糊を糊箱に貯留して糊付ローラにより汲み上げ壁紙に転写させる壁紙糊付機において、底部に段差を有する糊箱の上段部に、上段部角部に向けて糊を吐出する管状ノズルを配設し、糊付ローラを、前記上段部の角部に幅方向に長い隙間を形成して配設し、管状ノズルから吐出された糊を、糊付ローラの回転により前記隙間に流動させることにより、平滑して貯留することを特徴とする。
また、本発明の請求項2は、前記糊付ローラのドクターローラが配置されている側縁部にガイド片を当接させ、前記糊付ローラの回転によって流動する糊の流動方向を糊箱の中央方向に向けるようにしたことを特徴とする。
上記の発明により、ノズルから吐出された糊の厚みが幅方向に不均一な状態であっても、糊付ローラの回転によって、糊を幅方向に長い隙間に流動させ、上下方向からの圧力を加えて平滑し貯留するので、貯留された糊は糊付ローラの表面の全幅に渡って均一に接触し、糊付ローラ表面には全幅にわたって均一に糊が付着する状態となり、壁紙の裏面には糊が均一に転写され、課題の1点目を解決することができる壁紙糊付機の提供ができる。
糊箱に貯留している糊が中央部から先に減少する場合でも、糊箱端部の糊を、糊付ローラの回転により流動する糊を、流動ガイド片で堰き止めることによって、中央方向に流動させるので、糊箱に貯留する糊の液面の高さを均等に保つことができるので、糊が糊箱から溢れることなく補充できる。また、糊付ローラの、窪ませた端面に糊付ローラの軸を取り付け、糊付ローラ端面から糊付ローラの軸までの沿面距離を長くしているので、糊付ローラ端面に付着した糊が糊付ローラの軸に伝わり糊箱の外に溢れることはないため、上記の課題の2点目の解決ができる。
本発明の壁紙糊付機を示す側面図である。 本発明の壁紙糊付機の管状ノズルの説明図である。 糊付ローラの端部の説明を行うための斜視図である。 流動ガイド片の説明図である。(a)は図1と同じ方向からみた正面図で(b)は側面図である。 吐出した糊の状態を説明する斜視図である。 従来の壁紙糊付機を示す側面図である。 従来の壁紙糊付機の課題の説明図である。
本発明の壁紙糊付機(1)を、図1を用いて壁紙(A)の経路に沿って説明する。壁紙(A)の原反(図示せず)から解反された壁紙(A)は、後方ステー(14)に接触した後、送出しローラ(10)と検尺ローラ(11)に挟まれ壁紙糊付機(1)の内部へ搬送される。以下では、壁紙(A)の原反を装着する側を上流側、糊(B)が転写された壁紙(A)を排出する側を下流側と称する。図1では左側が上流側となる。
送出しローラ(10)は複数の歯車(図示せず)によりモーター(図示せず)から駆動力を受けて回転する。検尺ローラ(11)は軸端に検尺手段(図示せず)を取り付け、搬送される壁紙(A)によって従動回転しパルス信号を発生する。壁紙糊付機(1)の主演算部(図示せず)はパルス信号を計数し排出した壁紙(A)を測長する。
送出しローラ(10)によって内部へ搬送された壁紙(A)は、ハイテンションローラ(12)によって押さえられて糊付ローラ(6)に接触することによって裏面に糊(B)が転写され、ナラシローラ(13)によって転写された糊面を均一にならされて、前方ステー(15)により浮き上がらない様に押さえられ、糊切り(16)により、ナラシローラ(13)に巻き込まれることなく、壁紙糊付機(1)の下流側へ排出される。
また、糊付ローラ(6)の下方には糊(B)を貯留しておく為の糊箱(2)を配置している。糊箱(2)に貯留されている糊(B)は、糊付ローラ(6)の表面に付着して、糊付ローラ(6)の回転により汲み上げられて、ドクターローラ(9)と糊付ローラ(6)との隙間によってその厚みが定められ、壁紙(A)の裏面に転写される。ドクターローラ(9)と糊付ローラ(6)との隙間を通過しなかった糊(B)は垂れ落ちて糊箱(2)に戻り貯留される。
図1では糊付ローラ(6)は時計回りに回転し、ドクターローラ(9)は反時計回りに回転する。また、本発明の壁紙糊付機(1)では、ドクターローラ(9)と糊付ローラ(6)との隙間は、0.05mmから0.30mmまで可変設定できる様にして、壁紙(A)に転写と付する糊付量の調整が可能となっている。
糊箱(2)は、壁紙糊付機(1)の複数のローラを軸支する左右フレーム(図示せず)に着脱可能に保持されており、作業終了後の清掃の際には壁紙糊付機(1)の本体から脱着することができる。
糊箱(2)の底部は、上段部(3)と下段部(4)の高さの異なる平面で構成し、
上段部(3)の端に角部(5)をなし、上段部(3)は角部(5)から下段部(4)に向かって曲面で接続する段差を形成している。さらに、下段部(4)は上段部(3)に向かって下り勾配の斜面としている。
また、本発明の壁紙糊付機(1)は、糊箱(2)に貯留している糊(B)を汲み上げて壁紙(A)に転写する為の糊付ローラ(6)を左右フレーム(図示せず)に着脱可能に軸支しており、図3に糊付ローラ(6)の端部の説明のための斜視図を示す。糊付ローラ(6)の外径は86mmで、端面は縁部(7)を残して中心部には窪み(8)を設けており、窪み(8)の中心に、糊付ローラ(6)を左右フレーム(図示せず)に軸支する為の糊付ローラ軸(26)を取り付けている。窪み(8)の深さを17.5mm、縁部(7)の寸法を10mmとしている。また、糊付ローラ(6)のローラ部分の幅は1030mmである。
続いて、糊箱(2)を壁紙糊付機(1)に装着した時の糊箱(2)の角部(5)と糊付ローラ(6)の位置関係を図1を用いて説明する。本発明の壁紙糊付機(1)では、糊箱(2)を、上段部(3)が糊付ローラ(6)よりも下流側に、下段部(4)が糊付ローラ(6)よりも上流側に位置する様に装着する。糊箱(2)の角部(5)が糊付ローラ(6)の軸の真下よりも下流側に位置し、角部(5)と糊付ローラ(6)により、幅方向に細長い隙間を形成する。本発明の壁紙糊付機(1)では、角部(5)と糊付ローラ(6)の外周との隙間を3.0mmとしている。
また、糊箱(2)の上段部(3)には図2に示すように幅方向に延在する管状ノズル(19)を配設している。図1に示す様に、管状ノズル(19)は上段部(3)の角部(5)よりも下流側でナラシローラ(13)よりも上流側の位置に、糊付ローラ(6)に対して平行に配設している。
図2にノズルを示す。図2は下流側から見た図である。管状ノズル(19)の幅は糊付ローラ(6)の幅よりも小さく、所定の間隔(糊箱(2)中央付近の間隔が広く、糊箱端部になるほど間隔が狭くなっている)で複数の吐出口(20)を設けている。また、複数の吐出口(20)は糊箱(2)の角部(5)の方向を向けて配設している。また、管状ノズル(19)は左側ノズル(22)と右側ノズル(21)から成っており、いずれもノズルジョイント部(23)に脱着自在に取り付けられており、もう一方の端部には先端キャップ(24)がそれぞれ取り付けられている。そして、ノズルジョイント部(23)は、糊箱(2)に脱着自在に取り付けられているので、清掃の際には左側ノズル(22)と右側ノズル(21)とノズルジョイント部(23)と先端キャップ(24)は容易に取り外すことができる。
また、管状ノズル(19)の中央下部のノズルジョイント部(23)に糊供給装置(図示せず)のホース(25)を接続し、壁紙糊付機(1)を制御する為の制御ボックス(図示せず)からの信号により、糊供給装置(図示せず)を作動させて、糊(B)を糊箱(2)に吐出することができる構成としている。
また、本発明の壁紙糊付機(1)は、糊箱(2)の左右端部に貯まる糊(B)を中央へ流動させる為の流動ガイド片(17)を糊付ローラ(6)の縁部(7)に押し当てている。
図4に流動ガイド片(17)の形状を示す。流動ガイド片(17)は略L字型に曲がった形状をしており先端は斜めにカットした斜めカット面(27)を有している。
図3に流動ガイド片(17)を糊付ローラ(6)の縁部(7)に押し当てた状態を示す。流動ガイド片(17)の側面部(28)を糊付ローラ(6)の縁部(7)とドクターローラ(9)の端に接触させ、流動ガイド片(17)の斜めカット面(27)は糊付ローラ(6)の外周円の接線に直角に交わる様に取り付けている。斜めカット面(27)は糊付けローラ(6)の縁部(7)に付着した糊を掻き落とし、流動ガイド片(17)の下部の糊に合流させる役割を果たしている。そのために、斜めカット面(27)は、糊付ローラ(6)の外周円の接線に直角に交わる斜面としているが、数度程度は直角に交わる角度から変更しても影響はないことはテストにより確認できているので直角に交わるに限定するものではない。流動ガイド片(17)の斜めカット面(27)で縁部(7)に付着した糊(B)が掻き落とすことができ、窪み(8)へ糊がどんどん入るようなことがない角度であればよいのである。
本発明の壁紙糊付機(1)が、管状ノズル(19)から吐出した糊(B)を平滑して貯留する状態を図5を用いて説明する。まず、糊付け開始前に、糊供給装置(図示せず)により、糊箱(2)の中に糊(B)を初期補充する。壁紙糊付機(1)の主演算部(図示せず)は糊供給装置(図示せず)を作動させると同時に糊付ローラ(6)を回転させる。吐出された直後の粘性の高い糊(B)は、粘性と表面張力により、流れ出た糊(B)の厚みが不均一な状態(脈がある状態)となる。
また、流れ出た糊(B)の先頭部の厚みは、粘度が約7000mPa・sから約12000mPa・sの場合、約5mmから10mm程度となる。上段部(3)に流れ出た糊(B)の先頭は、上段部(3)の3mm上方に位置する糊付ローラ(6)に付着し、糊付ローラ(6)の回転によって引き寄せられ、糊付ローラ(6)と糊箱(2)の角部(5)で形成された幅1030mmの3mmの隙間に流動される。この隙間の寸法は、糊(B)が糊付ローラ(6)の幅方向に広がりながら平滑されて下段部(4)へ供給される状態であれば3mm以外の寸法でもよい。上記のローラ寸法である場合は種々の粘度の糊をテストした結果3mmの結果が一番良好であったので3mmで説明している。
隙間に流動された糊(B)は、糊付ローラ(6)からは糊付ローラ(6)の回転によって流動させようとする力を受け、下段部(4)へ流動していくのであるが、糊(B)は粘性があるために3mmの幅の狭い隙間では供給される糊がスムーズに下段部(4)へ流動しないので、隙間によって堰き止められた状態となって糊付ローラ(6)の幅方向に広がりながら、糊付ローラ(6)の回転によって流動させられて、かつ平滑された状態で流動される。管状ノズル19の吐出口(20)の配置は中央付近ほど広くはなっているが、糊(B)の供給自体が中央から左右両端へ流動させていくという構成のために糊付ローラ(6)の中央付近が若干多く供給され、糊付ローラ(6)の幅寸法よりも管状ノズル(19)の方が幅寸法が小さくなっているので、糊付ローラ(6)の両端部付近に供給された糊(B)は中央付近から左右共に外側へと流動されるように供給される。そして、糊付ローラ(6)が存在しない糊箱(2)の両端へも糊(B)が供給されながら、かつ同時に糊付ローラ(6)の回転によって平滑されているのである。平滑された糊(B)は上段部(3)と下段部(4)の間の下り斜面を流動し下段部(4)に貯留される。平滑され下段部(4)に貯留された糊(B)の液面は全幅に渡って均等になり、糊付ローラ(6)の全幅に渡って均一に付着する。
糊付ローラ(6)の幅寸法よりも管状ノズル(19)の方が幅寸法を小さくしているのは、糊付ローラ(6)の存在していない糊箱(2)の両端部に貯留される糊(B)が増加しないようにするためであり、この両端部の糊が増加してしまうような状態であると壁紙に糊を転写する作業を続けていると糊箱(2)から糊が溢れてしまう状態が発生するため、中央側から左右外側へ流動させるような流れを基本としている。
この様にして糊(B)を平滑して貯留し、下段部(4)の糊(B)の液面が上昇して液面検知センサ(18)がONすれば、壁紙糊付機(1)の主演算部(図示せず)は、糊供給装置(図示せず)を停止させてから、糊付ローラ(6)の回転を停止させる。
以上の状態で初期補充ができたので作業者は、壁紙(A)の原反受け(図示せず)に原反を装着して、先端を解反して、図1で示した搬送経路にセットして、長さと枚数を設定して、スタートスイッチ(図示せず)を押せば、主演算部(図示せず)は複数のローラを回転させて糊付けを開始し、裏面に糊(B)が転写された壁紙(A)を下流側へ排出する。
続いて、本発明の壁紙糊付機(1)が糊付けを行っている時の下段部(4)に貯留されている糊(B)の流動を図3を用いて説明する。糊付ローラ(6)が回転して糊(B)が上方へ汲み上げられている時、下段部(4)に貯留されている糊(B)の液面は、糊付ローラ(6)の端から糊箱(2)左右端部(図示せず)に至る間に貯留されている糊(B)よりも、糊付ローラ(6)の上流側(ドクターローラ(9)の下方)の方が液面が低い状態になっている。
糊付ローラ(6)の回転により糊付ローラ(6)の端面の縁部(7)に付着している糊(B)は流動ガイド片(17)の斜めカット部(27)に当たり掻き落とされる。また、糊付ローラ(6)の縁部(7)の周辺の糊(B)は上流側へ流動し、流動ガイド片(17)の斜めカット部(27)に当たり流動方向を変えて、斜めカット部(27)により掻き落とされた糊(B)と合流して、流動ガイド片(17)の斜めカット部(27)と糊付ローラ(6)との隙間を通過して、糊箱(2)の中央方向に向かう。また、図1に示しているように糊付ローラ(6)の回転で糊(B)が盛り上がる状態となる部分においては、糊付ローラ(6)とドクターローラ(9)との間隔調整し壁紙への糊の転写量を調整しているために、糊付ローラ(6)の転写側まで汲み上げられなかった糊(B)、つまり糊付ローラ(6)とドクターローラ(9)の間隔によって掻き落とされた糊(B)が糊付ローラ(6)及びドクタローラ(9)の間隔の下方両端部付近において、糊付ローラ(6)の幅方向の外側へ流動しようとする流れが発生している。その流れをも流動ガイド片(17)が抑える働きを有しているので、糊付ローラ(6)の端部側方の糊(B)の液面が上昇することを防いでもいるのである。したがって、流動ガイド片(17)は垂直方向に対して、糊付ローラ(6)とドクターローラ(9)の間隔で掻き落とされた糊が横方向に広がろうとする流れを抑えるための長さを有してもいる。
本発明の壁紙糊付機(1)が糊箱(2)に貯留する糊(B)の量について、図1を用いて説明すると、本発明の壁紙糊付機(1)では、ドクターローラ(9)が糊(B)に浸かった状態になると、ドクターローラ(9)と糊付ローラ(6)の隙間で定めた厚み以上の糊(B)が壁紙(A)に転写されるおそれがあるため、流動ガイド片(17)の先端(下端)が糊(B)に浸かる高さに達した時に、液面検知センサ(18)がONし、主演算部(図示せず)が糊供給装置(図示せず)を停止させる様に、液面検知センサ(18)の検知位置を調整して取付けている。
初期補充が終わると主演算部(図示せず)は、裏面に糊(B)を転写して排出した壁紙(A)の長さと幅などから消費された糊量を演算で求め、消費された糊量が所定の量に達すると、糊供給装置(図示せず)を作動させて、管状ノズル(19)から糊(B)を吐出させて、平滑して貯留し、液面検知センサ(18)が再びONする位置まで液面が上昇すると糊供給装置(図示せず)を停止させることにより、上段部(4)に貯留した糊(B)の液面を、流動ガイド片(17)の先端(下端)が糊(B)に浸かる位置から、糊付ローラ(6)の下端が糊(B)に浸かる位置までの間に保ちながら、糊付けを実行するのである。
また、本発明の壁紙糊付機(1)では糊付ローラ(6)の端面を窪ませて窪み(8)を設けて、糊付ローラ(6)の端面外周から軸の根本までの沿面距離を長くしているので、糊付ローラ(6)端面である縁部(7)に付着した糊(B)が糊付ローラ軸(26)に伝わることを防いでいるために糊箱(2)の外にたれ落ちたり、溢れたりすることはない。
また、本発明の壁紙糊付機(1)では、糊箱(2)底部の上段部(3)と下段部(4)を曲面の傾斜面で接続しているが、直線の斜面とした場合でも平滑する作用は得られる。
また、角部(5)から垂直に下向きに設けた平面で下段部(4)を成す面と接続させた場合でも糊(B)を平滑する作用は得られる。
A 壁紙
B 糊
1 壁紙糊付機
2 糊箱
3 上段部
4 下段部
5 角部
6 糊付ローラ
7 縁部
8 窪み
9 ドクターローラ
10 送出しローラ
11 検尺ローラ
12 ハイテンションローラ
13 ナラシローラ
14 後方ステー
15 前方ステー
16 糊切り
17 流動ガイド片
18 液面検知センサ
19 管状ノズル
20 吐出口
21 右側ノズル
22 左側ノズル
23 ノズルジョイント部
24 先端キャップ
25 ホース
26 糊付ローラ軸
27 斜めカット部
28 側面部

Claims (2)

  1. ノズル装置から吐出した糊を糊箱に貯留して糊付ローラにより汲み上げ壁紙に転写させる壁紙糊付機において、
    底部に段差を有する糊箱の上段部に、
    上段部角部に向けて糊を吐出する管状ノズルを配設し、
    糊付ローラを、前記上段部の角部に幅方向に長い隙間を形成して配設し、
    管状ノズルから吐出された糊を、糊付ローラの回転により前記隙間に流動させることにより、平滑して貯留することを特徴とする壁紙糊付機。
  2. 前記糊付ローラのドクターローラが配置されている側縁部にガイド片を当接させ、
    前記糊付ローラの回転によって流動する糊の流動方向を糊箱の中央方向に向けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の壁紙糊付機。
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