JP2011004038A - 半導体lsiおよび半導体装置 - Google Patents

半導体lsiおよび半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】データレート可変な半導体装置及び信号伝送系においても、配線長共振起因のノイズやジッタを小さくする技術を提供する。
【解決手段】プリント回路基板3上に搭載されたメモリ1とメモリコントローラ2との間で信号配線4−1〜3を通じて信号伝送を行う信号伝送システムにおいて、メモリ1とメモリコントローラ2に、特定のデータレートで配線長共振によるノイズやジッタ増加が起こる場合において、このデータレートの情報を保持するレジスタ6−1、6−2を有する。すなわち、配線長共振が起こるデータレートを保存するレジスタ6−1、6−2とクロック周波数と配線長の関係を変更するような制御系を信号伝送システムに持たせ、共振回避できるようにデータレートまたは伝播遅延時間をコントロールする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特にメモリやメモリコントローラなどの半導体LSI(Large Scaled Integrated circuit)、これらの半導体LSIをプリント回路基板上に実装した信号伝送システム、さらにこの信号伝送システムを筐体内に収納した半導体装置に適用して有効な技術に関する。
半導体装置では、半導体LSIの世代の進化に伴い、データレートの高速化と低電圧化が進んでいる。この結果、信号ノイズ、電源ノイズや、それに起因したジッタ(信号のタイミング変動)の問題が顕在化している。中でも、伝送信号の波長とプリント回路基板(Printed Circuit Board:PCB)上の配線の長さがほぼ同じオーダーになったことにより、反射ノイズが配線間を往復することで起こる配線長共振により、ノイズやジッタが急増する問題が起こっており、これの回避策が必要である。
このような課題に対して,例えば特許文献1では、送信側と受信側のインピーダンス不整合箇所間の距離を、伝送時間が信号切り替え周期の半分の時間の整数倍となるように定めることで、この共振によるジッタ急増の問題を回避しようとしている。
特開2001−111408号公報
ところで、上記特許文献1の技術では、例えば一般的なパーソナルコンピュータで行われるBIOS設定でのクロックの変更により、配線長と伝送信号の波長の関係が変わる場合が生じる。また、近年の半導体システムでは、低消費電力化のために同一システムにおいて信号のデータレートを変更しながら使用する場合が想定される。これをメモリバスを例に取って考えると、通常800Mbpsで動作させているシステムにおいて、そのシステムで処理すべき情報量が減った際に、あるいは低電力モードでの使用が要求された際に、データレートを667Mbps、533Mbpsと低下させて使うことが想定される。
すなわち、従来の半導体装置であれば特定の配線長を避ける(図2)ことが出来れば回避できていた共振現象が、データレート可変なシステムでは回避しきれないことが予想される。
そこで、本発明の目的は、このようなデータレート可変な半導体装置及び信号伝送系においても、配線長共振起因のノイズやジッタを小さくする技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的なものの概要は、信号伝送系を構成する半導体LSI、さらには基板上に搭載された複数の半導体LSIの間で信号配線を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成する半導体装置において、半導体LSIに、特定のデータレートで配線長共振によるノイズやジッタ増加が起こる場合において、このデータレートの情報を保持するレジスタを有する。さらには、半導体LSIを搭載した基板に実装されたディップスイッチやBIOSを介して配線長共振の起きるデータレートを参照し、この参照したデータレートの情報をレジスタに保持することを特徴とする。
具体的には、ある半導体装置において、メモリなどの信号伝送系を構成する半導体LSIが有するレジスタに予め共振の起こるデータレートを設定しておき、このデータレートと重ならないようにするために、システムのクロック周波数と配線長の関係を変更するようにプロセッサがクロックジェネレータの出力クロック信号を制御する。すなわち、メモリにおいて、レジスタに共振回避のためのデータレート保存を新規に追加したことを特徴とするメモリ、及びそれを読み込みクロックジェネレータに対してシステムクロック生成時の周波数選定を微調整できる機能を持たせることで、配線長共振回避の実現を提供することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)配線長起因のノイズ・ジッタを低減することができる。
(2)(1)による信号品質向上により、誤動作を回避することができる。
本発明の実施の形態1における信号伝送システムの構成を示す図である。 本発明の前提技術における信号伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2における信号伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3における信号伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3における信号伝送システムにおいて、クロストークノイズの配線長共振データレートの特定手順の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態3における信号伝送システムにおいて、クロストークノイズ起因の配線長共振の発生原理を示す図である。 本発明の実施の形態4における信号伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態5における信号伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態6における信号伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態7における信号伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態8における信号伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態9における信号伝送システムの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
まず、本発明の特徴を分かりやすくするために、前述の課題でもすでに述べてはいるが、再度本発明の前提技術と比較して説明する。ここでは、メモリとメモリコントローラ間の1対1のDQ(データ)信号のデータ伝送の例を中心に説明するが、本技術の展開先はメモリ−メモリコントローラ間の信号伝送に限定する必要はなく、様々な類似の伝送系に使えるものである。
また、本発明の実施の形態においては、メモリやメモリコントローラなどを半導体LSIと呼び、これらの半導体LSIをプリント回路基板上に実装した状態のものを信号伝送システムと呼ぶ。さらに、この信号伝送システムを筐体内に収納した状態のものを半導体装置と呼ぶ。以下においては、半導体装置に収納されている信号伝送システムの部分を主に説明する。
(本発明の前提技術)
図2は、本発明の前提技術における信号伝送システムの構成を示す図である。図2において、1がメモリ(例えばDRAMやSRAM等)、2がメモリコントローラ、3がプリント回路基板(PCB)、4−1〜3がメモリ1とメモリコントローラ2の間を接続するPCB3上の信号配線である。メモリ1の内部において、5が内部回路(例えばDRAMの場合はDLL、SRAMの場合はPLL)、10−1〜3がドライバ回路である。メモリコントローラ2の内部において、11−1〜3がレシーバ回路、24が内部回路である。
この図では、メモリ1からメモリコントローラ2に対してデータを伝送する系を表している。このような系では、例えばドライバ回路10−1〜3の寄生容量や、レシーバ回路11−1〜3の寄生容量により、信号配線4−1〜3の両端で容量性反射が起こる。このため、反射ノイズがドライバ回路10−1〜3とレシーバ回路11−1〜3間を信号配線4−1〜3を往来することになり、ある特定のデータレートでは前のデータにより発生した反射ノイズと現在のデータにより発生した反射ノイズの極性とタイミングが一致し、極めて大きいノイズやジッタを発生させる、共振的な問題が起こりうる。そこで、前記特許文献1に代表される従来技術では、送信側と受信側のインピーダンス不整合箇所間の距離(L)を、共振が起こる配線長とならないような配線長で設計することで、この共振によるジッタ急増の問題を回避しようとした。
しかしながら、実際のシステムでは、距離Lも概略の値が決まっており、信号線間のクロストークも加わるため、従来技術では対策が不充分であった。また、データレートが可変のシステムでは、データレートを変更した瞬間に従来技術の対応条件からずれてしまい、対応できなかった。
そこで、本発明の実施の形態においては、以下に説明するようにクロストークも加味し、以下に説明する技術を採用することで、配線長共振起因のノイズやジッタを小さくすることができる。また、データレート可変な信号伝送システムにも適用できる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における信号伝送システムの構成を示す図である。
まず、図1により、本実施の形態1における信号伝送システムの構成の一例を説明する。本実施の形態1における信号伝送システムの構成は、先に図2で示した従来の構成とほとんど同じであるが、違いは、メモリ1またはメモリコントローラ2の内部にレジスタ6−1、6−2を有する点である。
すなわち、本実施の形態における信号伝送システムは、内部回路5とドライバ回路10−1〜3を含むメモリ1と、レシーバ回路11−1〜3と内部回路24を含むメモリコントローラ2と、メモリ1およびメモリコントローラ2を搭載してメモリ1とメモリコントローラ2との間を信号配線で接続するプリント回路基板3とを有し、プリント回路基板3上に搭載されたメモリ1とメモリコントローラ2との間でプリント回路基板3上の信号配線4−1〜3を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成し、メモリ1およびメモリコントローラ2の内部にレジスタ6−1、6−2を有するものである。
また、プリント回路基板3上には、メモリ1とメモリコントローラ2の他に、クロックジェネレータ7とCPU8が実装されている。クロックジェネレータ7は、クロック配線12−1を通じてメモリ1内の内部回路5に接続され、クロック配線12−2を通じてメモリコントローラ2内の内部回路24に接続されている。CPU8は、レジスタ値読み取り用信号配線13−1を通じてメモリ1内のレジスタ6−1に接続され、レジスタ値読み取り用信号配線13−2を通じてメモリコントローラ2内のレジスタ6−2に接続されている。また、CPU8は、クロックジェネレータ制御用信号配線14を通じてクロックジェネレータ7に接続されている。
このような構成において、レジスタ6−1、6−2には、特定のデータレートで配線長共振によるノイズやジッタ増加が起こる場合において、このデータレートに関する情報が記憶されており、それをCPU8等が読み出し、動的なデータレート変更を行う際に、配線長共振を起こすデータレートf(n)(明細書中では、以降、このデータレートを非推奨データレートと呼ぶことにする)を用いないようにクロックジェネレータ7に対して制御する機能を有している。
なお、特定のデータレートで配線長共振が起こるとき、その共振回避には共振周期に対して5%以上変更する必要がある。すなわち、周期1ns(すなわちf(n)=1Gbps)で共振が起こる場合は、その5%である50ps以上の周期変更が必要であり、周期を0.95ns以下、または1.05ns以上にすれば良いことになる。
この周波数変更の具体的な実現手段には、非推奨データレートを使用しない方法と、クロックジェネレータのベースクロックや逓倍率を変更する方法がある。ベースクロックの周波数変更は、VCO(Voltage Controlled Oscillator)を使うことで実現可能である。ただし、VCOにどのような発振回路を利用するかによって効果が変わる。例えば、最も周波数安定度の高い水晶を使う場合、VCXO(Voltage Controlled Xtal Oscillator)を使えば周波数を変更することは可能であるが、可変率は0.4%程度である。前述の通り、共振回避には5%以上の可変率が要求されるため、この方法の場合は他の実施の形態(実施の形態4以降)に示す遅延時間の調整技術との組み合わせが必要である。誘電体方式やLC方式のVCOの場合は、単体で所望の周波数変更が実現できる。
以下の実施の形態2〜3では、実施の形態1で示した配線長共振を起こすデータレート(非推奨データレート)の同定の方法について述べる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における信号伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態2における信号伝送システムは、実施の形態1で述べた非推奨データレートの設定法のうち、外部からの入力により設定する方式のシステムを示している。
本実施の形態2における信号伝送システムの構成は図1とほぼ同じであるが、違いは、BIOS設定用のROM18と、このROM18への情報を設定する入力インタフェース19を有する点である。ディップスイッチなどの入力インタフェース19を介してROM18に非推奨データレートに関する情報を保存できるようにしているのが特徴である。
このROM18に保存した非推奨データレートに関するデータをCPU8が読み取り、メモリ1のレジスタ6−1やメモリコントローラ2のレジスタ6−2に非推奨データレートの値として書き込む。この書き込まれた情報を元に、非推奨データレートを避けるようにシステム側で制御する方式である。
なお、ここで設定する非推奨データレートの情報は、データレートそのものといった直接的な情報でも良いし、配線長や配線伝播遅延時間といった情報でも良い。後者の情報の場合、CPU8に配線長や配線伝播遅延時間の情報を元に非推奨データレートを計算できる式を持たせておくことで、様々な共振モードへの対応が1つの情報から可能となる。この計算式の例は、実施の形態3で述べる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における信号伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態3における信号伝送システムは、実施の形態1で述べた非推奨データレートの設定法のうち、クロストークノイズ起因の配線長共振について、その共振現象を回避するための非推奨データレートを特定する手段を提供する技術である。
本実施の形態を説明する前に、クロストークノイズ起因の配線長共振の発生原理について図6を用いて説明する。
図6は、格子線図法により信号配線を伝播する信号とクロストークノイズの時間と場所の関係を表したものである。今、信号配線4−1に時刻t=0で立ち上がり波形がドライバ回路10−1からレシーバ回路11−1に伝わったときの、隣接の信号配線4−2におけるクロストークノイズを考えることにする。ここで、信号配線4−2は信号がLowレベルに固定されているものと仮定し、また配線長Lを経由する信号の伝播遅延時間はtdとする。また、この伝送系では、ドライバ回路及びレシーバ回路は配線の特性インピーダンスと同じ値の抵抗で整合終端されているものとする。ただし、ドライバ回路、レシーバ共に寄生容量が存在するため、配線両端の反射係数は0より小さくなる。
今、信号配線4−1と信号配線4−2の間の前方クロストーク係数が0未満のある定数と考えると、時刻t=0でドライバ回路10−1から送信された立ち上がり波形601の立ち上がりに同期して、信号配線4−2に負のパルス型の前方クロストークノイズ611が発生する。このノイズは信号線路4−1、4−2の結合配線長に比例して大きくなり、レシーバ回路11−1に立ち上がり波形が到達すると同時に負の振幅を持つノイズとしてレシーバ回路11−2に到達する(t=td)。このノイズは、レシーバ回路11−2での容量性反射により612のような波形として再度ドライバ回路10−2方向に伝播する。ノイズ波形612は時刻t=2tdでドライバ回路10−2に到達するが、ここでもドライバ回路10−2での容量性反射により613のような波形として、レシーバ回路側に伝播する。このようにして、時刻t=3tdにおいて、614のようなノイズがレシーバ回路11−2に到達する。このノイズ波形は正側に凸の成分を有する。
ここで、時刻t=2tdでHighからLowに切り替わる信号602(この立ち下がりに同期して、正のパルス型のノイズ621が発生)をドライバ回路10−1が出力したと考える。この場合、時刻t=3tdでレシーバ回路11−1に遷移信号602が到達するが、同時に正の極性の前方クロストークノイズ622がレシーバ回路11−2に到達する。これにより、ノイズ614とノイズ622の正のノイズが重なり、通常時より極めて大きいノイズが発生してしまう。これは、配線伝播遅延時間(配線長)と信号切り替わり周期(データレート)との関係で決まる、いわゆる配線長共振ノイズの一種である。
このようなノイズの極大化が発生しないようにするには、クロストークノイズの配線長共振が起こるデータレートを特定すれば良い。その特定手段を図4と図5を用いて説明する。
図4は、クロストークノイズの配線長共振データレートの特定のための信号伝送システムを図示し、図5はこの信号伝送システムを用いた特定手順の処理フローを示す。
図4の信号伝送システムの特徴は、メモリコントローラ2のレシーバ回路11−1〜3の参照電圧を電圧制御可能な電源のVref電圧ジェネレータ9から供給している点である。このVref電圧ジェネレータ9は、Vref電圧ジェネレータ制御用信号配線17−1を通じてCPU8に接続され、またVref給電配線17−2を通じてレシーバ回路11−1〜3に接続されている。
この例では、CPU8の命令によりVref電圧の出力レベルを制御できるようにしているが、他の方法でも良い。次に図4の信号伝送システムを使い、非推奨データレートを決めるフローについて図5を用いて説明する。なお、このフローは信号伝送システムの電源投入時のトレーニングフローに含むことを想定しているが、システム起動中に動的に伝送系が切り替わるような系(例えばドータボードが活線挿抜されるような系)では、そのたびに実施するものとする。
まず、本信号伝送システムで使えるデータレートのうち、周波数の低いものから順に1から番号を割り振り、それぞれの番号nにおけるデータレートをf(n)と表記することにする。また、対象の信号にも同様に番号を割り振り、それぞれの番号mにおける信号をS(m)とする。例えばデータ信号の場合、DQ0から順に1から番号を割り振る。
次に、ステップ501にあるように、可変データレートの範囲からデータレートの種類数をNd、対象信号の数をm_maxと定義し、n,mにそれぞれ1を代入する。次に、ステップ502、503にあるようにデータレートをf(n)に設定し、次に対象信号をS(m)に設定する。
次に、ステップ504にあるようにVref電圧ジェネレータ9の出力電圧、すなわちVref供給電圧をメモリコントローラ2の仕様等に基づき、最小許容値Vref_MINまで低下させる。ここでの最小許容値とは、Vrefの仕様で決められる最小スペック値からさらにシステムのDC/ACノイズマージン分を引いた電圧値である。この状態で、対象信号であるS(m)はLow出力固定、他の信号はLow/Highを交互に繰り返すデータパターンを出力させて、READモードでメモリコントローラ2で論理値を確認する(ステップ505)。
次に、ステップ506にあるように、メモリコントローラ2において、S(m)の信号の読み取り値は全てLowであるか否かを判断し、S(m)の信号の論理値がLowであれば、正しく読み取れているので、次の信号について同様の確認をするためにmに1を加えて(ステップ508)、mがm_maxを超えない限り(ステップ509)、ステップ503〜506の処理を繰り返す。ステップ509において、mがm_maxを超えた場合、次はHigh論理について同様の処理を行う(ステップ510〜516)。
一方、途中のデータにおいてS(m)の論理値がLowで無い場合(ステップ506)、クロストーク共振によりVref_MINを横切るようなノイズがS(m)に重畳したと判定する。この時のデータレートf(n)を非推奨データレートとしてレジスタ6−1、6−2に保存し(ステップ507)、この場合はnに1を加えて(ステップ517)、同様の処理を繰り返す。以上の処理をnがNdを超えるまで実施して(ステップ518)、クロストーク共振が起こるデータレートを非推奨データレートとしてリストアップし、レジスタ6−1、6−2に保存していく。
このようにして、クロストーク起因の共振を避けるための非推奨データレートを特定する手段を与える。
ただし、このようなトレーニング手段を設けなくとも、与えられた配線長などのデータから式を用いて非推奨データレートを推定することもできる。
例えば、図6で示した前方クロストークによる共振現象によるジッタ(時間方向ノイズ)急増が生じる配線長とデータレートの関係は以下の式となる。
L=vs・Tdat・N/2 ・・・(数1)
ここで、Lは信号配線長[m]、vsはプリント回路基板内の電磁波の速度[m/s]、Tdatはデータ周期[s]いわゆる1UI(Unit Interval)、Nは1以上の整数である。この式を満たすデータレートを避けることができれば良い(すなわち、遠端クロストークノイズとaggressor信号の遠端での容量性反射の遠端クロストークの反射ノイズとの重畳防止)。このため、このような式をCPU8等に記憶させ、プリント回路基板3の諸条件から非推奨データレートを計算しても良い。
なお、このような共振現象に関連する計算式として、以下の2つの式も有用である。
一つ目は、後方クロストークノイズによる共振を表した式で、以下の式を満たす配線長を避ける必要がある(すなわち、近端クロストークノイズとaggressor信号の遠端での容量性反射の遠端クロストークとの重畳防止)。
L=vs・Tdat・N/2 ・・・(数2)
この(数2)において、N=1の場合を詳細に示すと次式となる。
L=vs・(Tdat/2+3Tr/4) ・・・(数3)
ここで、Trは信号伝送システムにおける信号の立ち上がり時間である。
二つ目は、メモリ1のドライバ回路10−1〜3やメモリコントローラ2のレシーバ回路11−1〜3の入力容量による容量性反射ノイズによる共振を表した式で、以下の式を満たす配線長を避ける必要がある(すなわち、信号の容量性反射による配線長共振の防止)。
L=vs・Tdat・N/2 ・・・(数4)
この(数4)において、N=1の場合を詳細に示すと次式となる。
L=vs・(Tdat/2−Tr/4) ・・・(数5)
ここに示した(数1)〜(数5)の条件となるような配線長とデータレートの関係を何らかの手段で回避することができれば良い。プリント回路基板の設計時に上記条件となる配線長を回避することも一つの手段である。
次に、データレートや配線長Lを変更できないシステムにおける解決技術を、以下の実施の形態に示す。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4における信号伝送システムの構成を示す図である。
まず、図7により、本実施の形態4における信号伝送システムの構成の一例を説明する。本実施の形態4における信号伝送システムの構成は、先に図1で示した構成とほとんど同じであるが、違いは、ドライバ回路10−1〜3の出力インピーダンス15−1〜3とレシーバ回路11−1〜3の入力インピーダンス16−1〜3を、メモリ1またはメモリコントローラ2のレジスタ6−1、6−2に記憶されている非推奨データレートに関する情報を元に変更する機能を有する点である。
出力インピーダンス15−1〜3、入力インピーダンス16−1〜3の変更により、容量性反射の遅延時間やクロストーク波形のピーク電圧の位相を変更できるため(RC遅延時間が変わることによる)、共振の回避が可能となる。なお、メモリ1がDRAMの場合は、DDR2以降の世代では、OCD(Off Chip Driver)とODT(On Die Termination)機能を使うことで、出力インピーダンス15−1〜3、入力インピーダンス16−1〜3の調整ができる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5における信号伝送システムの構成を示す図である。
まず、図8により、本実施の形態5における信号伝送システムの構成の一例を説明する。本実施の形態5における信号伝送システムの構成は、先に図1で示した構成とほとんど同じであるが、違いは、信号配線4−1〜3の途中に可変遅延伝送部品20−1〜3を有する点である。
非推奨データレートでは、この可変遅延伝送部品20−1〜3を使って伝播遅延時間を変更することで、共振の回避が可能となる。この可変遅延伝送部品20−1〜3の構成例は実施の形態6及び7にてさらに説明する。
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態6における信号伝送システムにおいて、可変遅延伝送部品を示す図である。
本実施の形態6は、実施の形態5で示した可変遅延伝送部品の構成手段であり、この図では1ビット分の信号についての部品(MEMSスイッチ型遅延時間変更部品)を例示している。もちろん多数のビット分について1つの部品で実現しても良い。
この部品200は、MEMSスイッチ204−1、204−2を内蔵し、このMEMSスイッチ204−1、204−2を利用して、部品200の内部に用意された長配線205と短配線206の長さの異なる2種類の伝送経路を信号端子201からの外部信号により切り替えられるようにしたことが特徴である。ここで、MEMSとはMicro Electro Mechanical Systemsのことで、機械要素部品、電子回路を一つのシリコン基板、ガラス基板、有機材料などの上に集積化したデバイスである。この例では、例えば静電アクチュエータによる可動電極の遅延切り替え端子203を内蔵させ、この可動電極を外部電気信号により制御できるものである。また、部品200の内部の伝送経路の特性インピーダンスをコントロールできるように、グランドプレーン207を内蔵し、これへのグランド電位を供給するグランド端子202を有する。
(実施の形態7)
図10は、本発明の実施の形態7における信号伝送システムにおいて、可変遅延伝送部品を示す図である。
本実施の形態7は、実施の形態5で示した可変遅延伝送部品の構成手段であり、この図では1ビット分の信号についての部品(比誘電率制御型遅延時間変更部品)を例示している。もちろん多数のビット分について1つの部品で実現しても良い。
この部品300は、薄膜誘電材302と、それを挟み込む金属電極301−1、301−2を有する。薄膜誘電材302の内部には、信号配線303、グランド配線304を有する。金属電極301−1、301−2に対して、外部より印加電圧可変型外部電源305を電界印加用外部端子306−1、306−2から印加できる構造となっている。薄膜誘電材302では、外部からの印加電圧により誘電分極の特性が変わるため、比誘電率が外部印加電圧に依存する。電圧をかけると比誘電率は小さくなるDCバイアス依存性を有しており、セラミックコンデンサ相当の構造を前提とすれば、2Vの印加で5%〜40%の比誘電率低減を実現できる。信号の伝播速度は、周辺誘電体の比誘電率の平方根の逆数に比例するため、それを通過する信号の速度を約1.3倍にできる。このため、外部印加電圧のコントロールで部品300を通過する信号の伝播遅延時間の微調整が可能となる。
(実施の形態8)
図11は、本発明の実施の形態8における信号伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態8は、実施の形態5で示した可変遅延伝送部品を使った共振回避手段をメモリバスに適用した例である。ここでは、プリント回路基板3上に搭載された3枚のメモリモジュール21−1〜3に対して、メモリコントローラ2から信号を伝送する系を示している。この系では、メモリ1のレジスタに非推奨データレートを保持するのではなく、例えばFBDIMM(Fully Buffered DIMM)のアドバンストメモリバッファ(AMB)23−1〜3に保持させることで、メモリコントローラ2とメモリ1間や、AMB23−1〜3間の伝送における共振を回避することができる。
(実施の形態9)
図12は、本発明の実施の形態9における信号伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態9は、クロストーク共振回避の手段の一つであるが、隣接する両隣の信号配線のクロストークの位相をずらすことで、共振を回避する手段である。
この手段を実現する構成要素として、ドライバ回路10−1〜6側の位相調整回路22−1〜6と、レシーバ回路11−1〜6側での位相調整機能が必要である。クロストーク配線長共振は、ノイズの位相がそろうことで振幅を拡大させるため、共振の起こるデータレートでは位相がそろわないように位相調整する。例として、図12に示すようにドライバ回路10−1〜6の前段に位相調整回路22−1〜6を実装し、信号配線4−1〜6は信号配線4−1と4−2、信号配線4−3と4−4、…がそれぞれ同相であり、信号配線4−2と4−3、信号配線4−4と4−5、…はそれぞれ同相とならないように位相を調整させる。一般にクロストークは隣接配線の影響が最も大きいため、両隣の信号配線の信号の位相をずらすことでそのノイズ量を効果的に低減できる。
特にフォワードクロストークノイズにおいてその効果は顕著となる。例えば、信号配線4−2に重畳するクロストークノイズは、信号配線4−1と信号配線4−3を通過する信号により生成されるものの影響が大きいが、位相調整回路22−1、22−2と位相調整回路22−3により、両者の信号の立ち上がりがtaだけずれているため、極大値を取らずに済む。これにより、データレートはそのままで、クロストーク起因の配線長共振の影響を軽減できる。
なお、ここまで示した実施の形態は単独でも効果があるが、単独のみでなく組み合わせで使っても良い。例えばクロックレートの変更の場合、VCXOでは単独ではレートの変更幅が小さく効果が低いので、他の遅延時間制御による手法と組み合わせる方が効果は大きくなる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、半導体装置に関し、特にメモリやメモリコントローラなどの半導体LSI、これらの半導体LSIをプリント回路基板上に実装した信号伝送システム、さらにこの信号伝送システムを筐体内に収納した半導体装置に適用可能であり、小面積と低電源ノイズの両立が必要な半導体装置等で良好に利用可能である。
1 メモリ
2 メモリコントローラ
3 プリント回路基板
4−1〜6 信号配線
5 内部回路
6−1、2 レジスタ
7 クロックジェネレータ
8 CPU
9 Vref電圧ジェネレータ
10−1〜6 ドライバ回路
11−1〜6 レシーバ回路
12−1〜2 クロック配線
13−1〜2 レジスタ値読み取り用信号配線
14 クロックジェネレータ制御用信号配線
15−1〜3 ドライバ回路の出力インピーダンス
16−1〜3 レシーバ回路の入力インピーダンス
17−1 Vref電圧ジェネレータ制御用信号配線
17−2 Vref給電配線
18 BIOS設定用のROM
19 入力インタフェース
20−1〜3 可変遅延伝送部品
21−1〜3 メモリモジュール
22−1〜6 位相調整回路
23−1〜3 アドバンストメモリバッファ
24 内部回路
200 部品
201 信号端子
202 グランド端子
203 遅延切り替え端子
204−1、2 MEMSスイッチ
205 長配線
206 短配線
207 グランドプレーン
300 部品
301−1、2 金属電極
302 薄膜誘電材
303 信号配線
304 グランド配線
305 印加電圧可変型外部電源
306−1、2 電界印加用外部端子

Claims (19)

  1. 複数の半導体LSIの間で信号配線を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成する前記半導体LSIであって、
    特定のデータレートで配線長共振によるノイズやジッタ増加が起こる場合において、このデータレートの情報を保持するレジスタを有することを特徴とする半導体LSI。
  2. 請求項1において、
    前記複数の半導体LSIは基板上に搭載され、
    前記半導体LSIを搭載した前記基板に実装されたディップスイッチやBIOSを介して配線長共振の起きるデータレートを参照し、この参照したデータレートの情報を前記レジスタに保持することを特徴とする半導体LSI。
  3. 複数の半導体LSIと、前記複数の半導体LSIを搭載して前記複数の半導体LSIの間を信号配線で接続する基板とを有し、前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で前記信号配線を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成する半導体装置であって、
    前記半導体LSIは、特定のデータレートで配線長共振によるノイズやジッタ増加が起こる場合において、このデータレートの情報を保持するレジスタを有し、
    前記半導体LSIを搭載した前記基板に実装されたディップスイッチやBIOSを介して配線長共振の起きるデータレートを参照し、この参照したデータレートの情報を前記レジスタに保持することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3において、
    前記複数の半導体LSIの間の信号伝送で配線長共振が起こるデータレートを特定するためのトレーニング機能を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4において、
    前記複数の半導体LSIのうちの第1の半導体LSIと第2の半導体LSIとの間の信号伝送時の共振を特定するときに、
    前記第1の半導体LSIにはデータの読み出しを実施させ、
    前記第2の半導体LSIにはデータの書き込みを実施させ、
    前記第1の半導体LSIの読み出しデータパターンは配線長共振特定のための対象データをLow固定としたとき、
    前記第1の半導体LSIの非対象データの読み出しデータパターンはLowとHighとの繰り返しデータパターンであり、
    前記第2の半導体LSIのレシーバ回路の参照電圧を許容される下限の電圧値に設定し、
    データレートを変えながら対象データの書き込みがHighとなった場合のデータレートを配線長共振の起こるデータレートとして特定することを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項3において、
    前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で信号伝送を行う信号伝送システムを構成し、
    前記半導体LSIに保持されているレジスタの情報が前記信号伝送システムで使おうとしているデータレートと一致したとき、配線長共振が起こらないように前記信号伝送システムの設定を変更することを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6において、
    前記信号伝送システムのデータレートとして、配線長共振の起こるデータレートを使わないことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項6において、
    前記信号伝送システムのデータレートを、配線長共振の起こるデータレートからデータ周期を5%以上ずらすように、前記信号伝送システムのクロック周波数を調整する機能を有することを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項6において、
    前記信号伝送システムのデータレートとして、配線長共振の起こるデータレートに対して、
    前記複数の半導体LSIのうちの第1の半導体LSI内のドライバ回路の出力インピーダンス、または前記複数の半導体LSIのうちの第2の半導体LSI内のレシーバ回路の入力インピーダンスを調整し、反射ノイズの位相を変えることで配線長共振を回避する機能を有することを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項6において、
    前記基板上の信号伝送経路として、遅延時間を外部信号で変更できる伝送路を有し、
    配線長共振の起こるデータレートを回避するように前記伝送路の遅延時間を調整する機能を有することを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項6において、
    クロストーク起因の配線長共振回避のために、前記複数の半導体LSIのうちの第1の半導体LSI内のドライバ回路の出力位相調整機能と、それに合せた前記複数の半導体LSIのうちの第2の半導体LSI内のレシーバ回路の入力位相調整機能とを有することを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項10において、
    前記伝送路として、MEMSスイッチと配線長の異なる2つの経路とを有し、前記2つの経路を外部信号で切り替え可能な部品を用いていることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項10において、
    前記伝送路として、信号配線及びグランド配線を内蔵する薄膜誘電材とこれを挟み込む金属電極とを有する部品を用い、
    前記金属電極に電圧を印加することで信号の伝播速度を変更し、配線長共振を回避するることを特徴とする半導体装置。
  14. 複数の半導体LSIと、前記複数の半導体LSIを搭載して前記複数の半導体LSIの間を信号配線で接続する基板とを有し、前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で前記信号配線を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成する半導体装置であって、
    前記半導体LSIは、特定のデータレートで配線長共振によるノイズやジッタ増加が起こる場合において、このデータレートの情報を保持するレジスタを有し、
    前記半導体LSIを搭載した前記基板に実装されたディップスイッチやBIOSを介して配線長共振の起きるデータレートを参照し、この参照したデータレートの情報を前記レジスタに保持し、
    前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で信号伝送を行う信号伝送システムを構成し、
    前記半導体LSIに保持されているレジスタの情報が前記信号伝送システムで使おうとしているデータレートと一致したとき、配線長共振が起こらないように前記信号伝送システムの設定を変更し、
    遠端クロストークノイズとaggressor信号の遠端での容量性反射の遠端クロストークの反射ノイズとの重畳防止の為に、
    信号配線長をL、基板における電磁波の速度をvs、データ周期(1UI(Unit Interval))をTdatとしたとき、
    L=vs・Tdat・N/2の関係(ただし、Nは1以上の整数)を満たす配線長とデータレートを回避することを特徴とする半導体装置。
  15. 複数の半導体LSIと、前記複数の半導体LSIを搭載して前記複数の半導体LSIの間を信号配線で接続する基板とを有し、前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で前記信号配線を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成する半導体装置であって、
    前記半導体LSIは、特定のデータレートで配線長共振によるノイズやジッタ増加が起こる場合において、このデータレートの情報を保持するレジスタを有し、
    前記半導体LSIを搭載した前記基板に実装されたディップスイッチやBIOSを介して配線長共振の起きるデータレートを参照し、この参照したデータレートの情報を前記レジスタに保持し、
    前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で信号伝送を行う信号伝送システムを構成し、
    前記半導体LSIに保持されているレジスタの情報が前記信号伝送システムで使おうとしているデータレートと一致したとき、配線長共振が起こらないように前記信号伝送システムの設定を変更し、
    近端クロストークノイズとaggressor信号の遠端での容量性反射の遠端クロストークとの重畳防止の為に、
    信号配線長をL、基板における電磁波の速度をvs、データ周期(1UI(Unit Interval))をTdat、伝送信号の立ち上がり時間をTrとしたとき、
    L=vs・Tdat・N/2の関係を満たす配線長とデータレートを回避することを特徴とする半導体装置。
  16. 複数の半導体LSIと、前記複数の半導体LSIを搭載して前記複数の半導体LSIの間を信号配線で接続する基板とを有し、前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で前記信号配線を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成する半導体装置であって、
    前記半導体LSIは、特定のデータレートで配線長共振によるノイズやジッタ増加が起こる場合において、このデータレートの情報を保持するレジスタを有し、
    前記半導体LSIを搭載した前記基板に実装されたディップスイッチやBIOSを介して配線長共振の起きるデータレートを参照し、この参照したデータレートの情報を前記レジスタに保持し、
    前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で信号伝送を行う信号伝送システムを構成し、
    前記半導体LSIに保持されているレジスタの情報が前記信号伝送システムで使おうとしているデータレートと一致したとき、配線長共振が起こらないように前記信号伝送システムの設定を変更し、
    信号の容量性反射による配線長共振を防止する為に、
    信号配線長をL、基板における電磁波の速度をvs、データ周期(1UI)をTdat、伝送信号の立ち上がり時間をTrとしたとき、
    L=vs・Tdat・N/2の関係を満たす配線長とデータレートを回避することを特徴とする半導体装置。
  17. 複数の半導体LSIと、前記複数の半導体LSIを搭載して前記複数の半導体LSIの間を信号配線で接続する基板とを有し、前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で前記信号配線を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成する半導体装置であって、
    前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で信号伝送を行う信号伝送システムを構成し、
    遠端クロストークノイズとaggressor信号の遠端での容量性反射の遠端クロストークの反射ノイズとの重畳防止の為に、
    信号配線長をL、基板における電磁波の速度をvs、データ周期(1UI)をTdatとしたとき、
    L=vs・Tdat・N/2の関係(ただし、Nは1以上の整数)を満たす配線長とデータレートを回避することを特徴とする半導体装置。
  18. 複数の半導体LSIと、前記複数の半導体LSIを搭載して前記複数の半導体LSIの間を信号配線で接続する基板とを有し、前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で前記信号配線を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成する半導体装置であって、
    前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で信号伝送を行う信号伝送システムを構成し、
    近端クロストークノイズとaggressor信号の遠端での容量性反射の遠端クロストークとの重畳防止の為に、
    信号配線長をL、基板における電磁波の速度をvs、データ周期(1UI)をTdat、伝送信号の立ち上がり時間をTrとしたとき、
    L=vs・Tdat・N/2の関係を満たす配線長とデータレートを回避することを特徴とする半導体装置。
  19. 複数の半導体LSIと、前記複数の半導体LSIを搭載して前記複数の半導体LSIの間を信号配線で接続する基板とを有し、前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で前記信号配線を通じて信号伝送を行う信号伝送系を構成する半導体装置であって、
    前記基板上に搭載された前記複数の半導体LSIの間で信号伝送を行う信号伝送システムを構成し、
    信号の容量性反射による配線長共振を防止する為に、
    信号配線長をL、基板における電磁波の速度をvs、データ周期(1UI)をTdat、伝送信号の立ち上がり時間をTrとしたとき、
    L=vs・Tdat・N/2の関係を満たす配線長とデータレートを回避することを特徴とする半導体装置。
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