JP2011003016A - ストローク表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子ペンで記入された手書きストロークを即時に表示する際、特別な操作を行うことなく、一目で最新の記入箇所を把握することができるストローク表示装置を提供する。
【解決手段】ストローク表示装置は、電子ペンから記入情報を受信し、受信した記入情報に基づいて手書きストロークを即時に表示手段に表示する処理手段を備え、処理手段は、手書きストロークをユーザが設定した設定線種によって表示手段に表示し、ユーザが設定した表示変更条件を満たすと、当該手書きストロークを設定線種とは異なる線種によって変更して表示する。
【選択図】図16

Description

本発明は、電子ペンから情報を受信して処理するストローク表示装置に関する。
近年、記入した情報を電子化する電子ペンが開発されており、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto 社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」が知られている。アノトペンは、所定のドットパターンが印刷された専用紙とともに使用される。アノトペンは、ペン先部に、文字等を書くための通常のインクカートリッジに加えて、専用紙に印刷されたドットパターンを撮像するための小型カメラと、撮像したドットパターンから専用紙における位置座標を演算するプロセッサと、演算された位置座標等を外部機器へ送信するデータ通信ユニットとを搭載している。ユーザが専用紙上にアノトペンで文字等を書いたり、専用紙上に図案化されている画像にチェックマークを記入したりすると、ペンの移動に伴って小型カメラが専用紙に印刷されたドットパターンを撮像し、プロセッサによって演算された連続する位置座標から、ユーザが書き込んだ文字、画像などの記入情報が認識される。そして、この記入情報が、データ通信ユニットによりアノトペンから近くのパーソナルコンピュータや携帯電話などの端末装置に送信される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献2には、通信教育において、受講者ユニット(パーソナル・コンピュータ)が受信した問題の受講者による解答プロセスを動画ファイルとして記録し、この動画ファイルをネットワークを介して指導者ユニット(パーソナル・コンピュータ)に送信し、指導者が再生することができる通信教育システムが記載されており、ディスプレイに受講者の書き込み状況を可視化したグラフを表示し、これを用いて書き込みがある時間帯だけを再生する方法が提案されている。
特許文献3には、複数行にまたがるテキスト内での一行毎のテキストの表示タイミングと表示形式を細かく設定でき、例えば、「カラオケの台詞の一部(の色や強調部分)を伴奏に合わせて変化させる」など、同時に再生表示する動画や音声の時間進行に同期した表示テキストに対する細かな表示制御が可能な情報記憶媒体、情報記録方法、情報記憶装置、情報再生方法、及び情報表示装置が提案されている。
特許文献4には、回覧文書に対する手書きデータとその承認状態を管理する文書管理システムであって、記入時刻によって承認状態を表す属性を付加させてストロークを管理して、指定時刻における承認状態によって、ストロークを色分けし区別して表示することができる文書管理システムが提案されている。
特表2003−511761号公報 特開2004−145247号公報 特開2008−199415号公報 特開2008−020974号公報
従来技術では、電子ペンで記入された手書きストロークをストローク表示装置が受信して即時に表示する場合、閲覧者が、記入者による最新の記入箇所を探すのに手間取ることがあった。そこで、本発明は、閲覧者が特別な操作を行うことなく、一目で記入者による最新の記入箇所を把握することができるストローク表示装置を提供する。
本発明に係るストローク表示装置は、電子ペンによって記入された手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、前記記入情報に基づいて、手書きストロークを即時に表示手段に表示する処理手段と、手書きストロークの線種を設定するための線種設定手段と、表示している手書きストロークの線種を変更する条件を設定するための表示変更条件設定手段と、を備え、前記処理手段は、手書きストロークを前記線種設定手段によって設定された設定線種によって前記表示手段に表示し、前記表示変更条件設定手段によって設定された表示変更条件を満たすと、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする。
上記のストローク表示装置では、処理手段は、ユーザが電子ペンによって記入した手書きストロークを即時に表示手段に表示する。このとき、予め閲覧者が表示変更条件設定手段及び線種設定手段によって表示変更条件及び設定線種を設定しておくと、処理手段は、受信した記入情報の手書きストロークを即時に設定線種で表示し、表示している手書きストロークが表示変更条件を満たすと、設定線種とは異なる線種によって変更して表示する。受信した記入情報に基づいて順次この変更表示を行うことにより、表示変更条件を満たしていない手書きストロークだけが設定線種で表示され、表示変更条件を満たした手書きストロークとは区別して表示される。これにより、閲覧者は設定した表示変更条件を満たしていない記入箇所を一目で把握することができ、利便性が向上する。
上記ストローク表示装置においては、前記表示変更条件設定手段は、前記表示変更条件として変更時間を設定し、前記処理手段は、手書きストロークを前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記変更時間が経過すると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示するよう構成するとよい。この態様では、表示変更条件として、1つの手書きストロークが表示されてから変更時間が経過したか否かで判断する。表示されてから変更時間が経過していない新しい手書きストロークだけが設定線種で表示され、変更時間が経過した手書きストロークとは区別して表示される。また、閲覧者が変更時間を自由に設定することができる。
上記ストローク表示装置においてさらに、前記処理手段は、手書きストロークごとに各手書きストロークに設定された代表時間から現在時刻までに前記変更時間が経過する前までは、前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記代表時間から現在時刻までに前記変更時間が経過すると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示するよう構成するとよい。この態様では、手書きストロークごとに前記表示手段に表示し、当該手書きストロークの代表時間から現在時刻までに、設定された変更時間が経過したか否かを判定し、変更時間が経過した場合、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示する。なお、1ストロークとは、手書きストロークのうち、ユーザが電子ペンを記入用紙に当接させてから離すまでの一筆である。
またさらに、上記ストローク表示装置において、前記処理手段は、前記受信手段が前記電子ペンからペンアップを示す記入情報を受信する都度、当該ペンアップを示す記入情報によって規定される手書きストロークに対して、前記代表時間を設定するよう構成させるとよい。受信手段によるペンアップを示す記入情報の受信ごとに、一つの手書きストロークの記入情報が確定的に規定されるため、その都度、当該手書きストロークの代表時間を設定するのによいからである。
また、上記ストローク表示装置の他の一態様では、前記処理手段は、前記記入情報に含まれる座標情報に基づいて、手書きストロークを構成する座標点ごとに当該座標点が有する時間情報から現在時刻までに前記変更時間が経過する前までは前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記時間情報から現在時刻までに前記変更時間が経過すると、当該座標点を前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することもできる。この態様では、手書きストロークを構成する座標点ごとに、当該座標点が有する時間情報から現在時刻までに、設定された変更時間が経過したか否かを判定し、変更時間が経過した場合、当該座標点を前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示する。なお、座標点とは、ユーザが電子ペンで記入した手書きストロークを構成する点である。
あるいは、上記ストローク表示装置の他の一態様では、前記表示変更条件設定手段は、前記表示変更条件として変更ストローク数を設定し、前記処理手段は、手書きストロークを前記設定線種によって前記表示手段に表示し、当該手書きストロークが、最新の手書きストロークから前記変更ストローク数以内でなくなると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示するよう構成するとよい。この態様では、表示変更条件として、1つの手書きストロークが最新の手書きストロークから変更ストローク数を超過したか否かで判定する。最新の手書きストロークから変更ストローク数分の手書きストロークだけが設定線種で表示され、変更ストローク数を超過した手書きストロークとは区別して表示される。また、閲覧者が変更ストローク数を自由に設定することができる。
上記ストローク表示装置において、前記処理手段は、受信した前記記入情報に含まれるストローク情報にストローク番号を付与する番号付与手段、を備え、前記処理手段は、手書きストロークが、最新の手書きストロークから前記変更ストローク数以内であるか否かを、前記ストローク番号に基づいて判定するよう構成するとよい。この態様では、処理手段は、ストローク情報ごとに受信した順にストローク番号を付与し、当該手書きストロークのストローク番号と最新の手書きストロークのストローク番号とを比較することで変更ストローク数以内であるか否かを判定する。
さらに上記ストローク表示装置において、前記番号付与手段は、前記受信手段が前記電子ペンからペンアップを示す記入情報を受信する都度、前記ストローク情報にストローク番号を付与するとよい。受信手段によるペンアップを示す記入情報の受信ごとに、一つの手書きストロークの記入情報が確定的に規定されるため、その都度、当該手書きストロークにストローク番号を付与するのによいからである。
また、本発明に係るプログラムは、電子ペンによって記入された手書きストロークを即時に表示手段に表示するストローク表示装置により実行されるプログラムであって、電子ペンから手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段、前記記入情報に基づいて、手書きストロークを即時に前記表示手段に表示する処理手段、手書きストロークの線種を設定するための線種設定手段、表示している手書きストロークの線種を変更する条件を設定するための表示変更条件設定手段、として前記ストローク表示装置を機能させ、前記処理手段は、手書きストロークを前記線種設定手段によって設定された設定線種によって前記表示手段に表示し、前記表示変更条件設定手段によって設定された表示変更条件を満たすと、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする。
上記プログラムにおいて、前記表示変更条件設定手段は、前記表示変更条件として変更時間を設定し、前記処理手段は、手書きストロークを前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記変更時間が経過すると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示するよう構成してもよい。
さらに上記プログラムにおいて、前記処理手段は、手書きストロークごとに、各手書きストロークに設定された代表時間から現在時刻までに前記変更時間が経過する前までは、前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記代表時間から現在時刻までに前記変更時間が経過すると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示するよう構成してもよい。
またさらに、上記プログラムにおいて、前記処理手段は、前記受信手段が前記電子ペンからペンアップを示す記入情報を受信する都度、当該ペンアップを示す記入情報によって規定される手書きストロークに対して、前記代表時間を設定するよう構成するとよい。
上記プログラムの他の一態様では、前記処理手段は、前記記入情報に含まれる座標情報に基づいて、手書きストロークを構成する座標点ごとに当該座標点が有する時間情報から現在時刻までに前記変更時間が経過する前までは前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記時間情報から現在時刻までに前記変更時間が経過すると、当該座標点を前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することもできる。
また、上記プログラムの他の一態様では、前記表示変更条件設定手段は、前記表示変更条件として変更ストローク数を設定し、前記処理手段は、手書きストロークを前記設定線種によって前記表示手段に表示し、当該手書きストロークが、最新の手書きストロークから前記変更ストローク数以内でなくなると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示するよう構成してもよい。
さらに、上記プログラムにおいて、前記処理手段は、受信した前記記入情報に含まれるストローク情報にストローク番号を付与する番号付与手段、を備え、前記処理手段は、手書きストロークが、最新の手書きストロークから前記変更ストローク数以内であるか否かを、前記ストローク番号に基づいて判定するよう構成するとよい。
さらに、上記プログラムにおいて、前記番号付与手段は、前記受信手段が前記電子ペンからペンアップを示す記入情報を受信する都度、前記ストローク情報にストローク番号を付与するよう構成するとよい。
これらのプログラムを実行することにより、上記のストローク表示装置を実現することができる。
本発明によれば、ストローク表示装置が、電子ペンで記入された手書きストロークを受信して即時に表示する際、受信した手書きストロークを設定線種で表示し、設定された表示変更条件を満たした手書きストロークを設定線種とは異なる線種によって変更して表示することで、新しい手書きストロークが区別して表示されるため、閲覧者は特別な操作をしなくても、最新の記入箇所を一目で把握することができ、利便性が向上する。
本実施形態におけるストローク表示システムのシステム構成図である。 ドットパターンにおけるドットの配置と変換される値との関係を示す説明図である。 (a)は、ドットパターンを模式的に示し、(b)は、それに対応する情報の例を示す図である。 電子ペンの構造を示す概略図である。 電子ペンからストローク表示装置へ送信する記入情報のデータ構造を模式的に示す図である。 ストローク表示装置の機能ブロック図である。 第1実施形態において、電子ペン1Aの記入内容を描画アプリにより表示した例である。 第1実施形態の表示変更条件設定画面の例である。 第1実施形態において、設定線種及び変更時間を設定する場合の描画アプリの表示例である。 第1実施形態において、電子ペン1Bの記入内容を描画アプリにより表示する例である。 第1実施形態において、電子ペン1A及び電子ペン1Bの記入内容を同時に表示する場合の描画アプリの表示例である。 第1実施形態において、電子ペン1Aの記入内容を表示している描画アプリのある時点での表示例である。 第1実施形態におけるストローク表示処理フローである。 第1実施形態におけるストローク表示処理フローである。 第2実施形態において、電子ペン1の記入内容を表示している描画アプリのある時点での表示例である。 第2実施形態におけるストローク表示処理フローである。 第3実施形態の表示変更条件設定画面の例である。 第3実施形態において、設定線種及び変更時間を設定する場合の描画アプリの表示例である。 第3実施形態におけるストローク表示処理フローである。 第3実施形態におけるストローク表示処理フローである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
[ストローク表示システムのシステム構成]
図1に示すように、本実施形態におけるストローク表示システム10は、記入用紙4と、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するストローク表示装置2とから構成される。また、ストローク表示装置2のディスプレイ(表示手段)の画像をプロジェクター3がスクリーンに映し出すこととしてもよい。
[記入用紙]
まず、記入用紙4について説明する。記入用紙4A,4B(4)には、その略全面に後述するドットパターン(コード化パターン)が印刷されている。ドットパターンは、赤外線を吸収するカーボンを含んだインキにより印刷される。また、印刷されたドットパターンの上に、赤外域に吸収性を持たないインキにより記入欄などを印刷してもよい。
[ドットパターン]
続いて、記入用紙4に印刷されたアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について説明する。図2は、記入用紙4に印刷されたドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、記入用紙4上の位置座標が決定されるよう構成されている。
図3(a)は、あるドットパターンの配列を示している。図3(a)に示すように、縦横約2mmの範囲内に6×6個のドットが、記入用紙4上のどの部分から6×6ドットを取ってもユニークなパターンとなるように配置されている。これら36個のドットにより形成されるドットパターンは位置座標(例えば、そのドットパターンが記入用紙4上のどの位置にあるのか)を保持している。図3(b)は、図3(a)に示す各ドットを、格子の基準位置からのシフト方向によって、図3に示す規則性に基づいて対応づけられた値に変換したものである。この変換は、ドットパターンの画像を撮影する電子ペン1によって行われる。
[電子ペン]
次に電子ペン1について説明する。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端は、ペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103を記入用紙4に当接させて、ストローク(手書きストローク)を記入する。ここで、電子ペン1のペン先部103が記入用紙4に最初に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。
バッテリー112は電子ペン1内の各部品に電力を供給するためのものであり、例えば電子ペン1のキャップ(図示せず)の脱着により電子ペン1自体の電源のオン/オフを行うよう構成させてもよい。リアルタイムクロック110は、現在時刻(タイムスタンプ)を示す時刻情報を発信し、プロセッサ108に供給する。圧力センサ107は、ユーザが電子ペン1により記入用紙4に文字やマークを書いたりタップしたりする際にペン先部103からインクカートリッジ104を通じて与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、その値をプロセッサ108へ伝送する。
プロセッサ108は、圧力センサ107から与えられる筆圧データに基づいて、LED105及びCMOSカメラ106のスイッチのオン/オフを切替える。即ち、ユーザが電子ペン1で記入用紙4に文字などを書くと、ペン先部103に筆圧がかかり、圧力センサ107によって所定値以上の筆圧が検出されたときに、プロセッサ108は、ユーザが記入を開始したと判定して、LED105及びCMOSカメラ106を作動させる。そして、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンダウン情報PDと、後述するペンIDとを関連付けて、記入情報としてストローク表示装置2へ送信する。また、ユーザが1つのストロークを記入し終えて電子ペン1を記入用紙4から離すと、圧力センサ107は、所定値以上の筆圧が検出されなくなることでペンアップを検出する。すると、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンアップ情報PUとペンIDとを関連付けて、記入情報としてストローク表示装置2へ送信する。
LED105とCMOSカメラ106は、電子ペン1のペン先部103付近に取り付けられており、筐体101におけるLED105及びCMOSカメラ106と対向する部分には、開口部102が形成されている。LED105は、記入用紙4上のペン先部103近傍に向けて赤外線を照明する。その領域は、ペン先部103が記入用紙4に接触する位置とはわずかにずれている。CMOSカメラ106は、LED105によって照明された領域内におけるドットパターンを撮影し、そのドットパターンの画像データをプロセッサ108に供給する。ここで、カーボンは赤外線を吸収するため、LED105によって照射された赤外線は、ドットに含まれるカーボンによって吸収される。そのため、ドットの部分は、赤外線の反射量が少なく、ドット以外の部分は赤外線の反射量が多い。CMOSカメラ106の撮影により、赤外線の反射量の違いから閾値を設けることによって、カーボンを含むドットの領域とそれ以外の領域を区別することができる。したがって、記入用紙4に記入欄などが印刷されていた場合でも、印刷したインクは赤外域に吸収性を持たないため、プロセッサ108は、ドットパターンを認識することができる。なお、CMOSカメラ106による撮影領域は、図3(a)に示すような約2mm×約2mmの大きさを含む範囲であり、CMOSカメラ106の撮影は毎秒50〜100回程度の定間隔で行われる。
プロセッサ108は、ユーザの記入が行われる間、CMOSカメラ106によって供給される画像データのドットパターンから、ユーザが記入するストローク(筆跡)の記入用紙4上におけるX,Y座標(単に「座標データ」、「座標情報」とも呼ぶ)を連続的に演算していく。すなわち、プロセッサ108は、CMOSカメラ106によって供給される、図3(a)に示されるようなドットパターンの画像データを図3(b)に示すデータ配列に変換し、さらに、X座標ビット値・Y座標ビット値に変換して、そのデータ配列から所定の演算方法によりX,Y座標データを演算する。そしてプロセッサ108は、リアルタイムクロック110から発信される現在時刻(タイムスタンプ:記入された時刻情報)、筆圧データ及びX,Y座標データを関連付ける(以上、「座標属性情報」)。なお、記入用紙4における6×6のドットパターンは、記入用紙4内で重複することはないため、ユーザが電子ペン1で文字等を記入すると、記入された位置が記入用紙4のどの位置に当たるかを、プロセッサ108による座標演算により特定することができる。
メモリ109には、電子ペン1を識別するための「pen01」といったペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン等のプロパティ情報が記憶されている。そして、通信ユニット111は、ペンID(電子ペン識別情報)と、時刻情報(タイムスタンプ)と、筆圧データと、X,Y座標データとを関連付けて、記入情報としてストローク表示装置2へ送信する。通信ユニット111によるストローク表示装置2への送信は、Bluetooth(登録商標)などの無線送信によって、即時的かつ逐次的に行われる。ここで、電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に生成されてストローク表示装置2に送信された1個又は複数個の座標属性情報は、ストローク表示装置2によりストローク情報として記憶される。換言すると、1つのストロークは、1個又は複数個のX,Y座標(座標点)からなる。
次に、図5を参照して、電子ペン1より送信される記入情報について説明する。ユーザが電子ペン1を用いて記入用紙4にストロークを記入する際、まず、電子ペン1を記入用紙4に接触させる。すると、電子ペン1の圧力センサ107によってペン先部103にかかる筆圧を検出する。電子ペン1のプロセッサ108は、圧力センサ107によって所定値以上の筆圧が検出されたと判断すると、電子ペン1の記入用紙4への接触を示すペンダウン情報PDと、電子ペン1の識別情報であるペンID等とを関連付けた記入情報を生成して、通信ユニット111に、その記入情報をストローク表示装置2へ送信させる。ユーザは、電子ペン1のペン先部103の記入用紙4への接触後、ペン先部103を移動させてストロークを描くが、プロセッサ108も引き続き、演算により求めた座標情報(X,Y)と、圧力センサ107により検出される筆圧データ(P)、リアルタイムクロック110により発信された時刻情報(T)とを含む座標属性情報、及びペンIDを関連付けた記入情報を、CMOSカメラ106によるドットパターンの撮影周期に応じて、逐次生成し、通信ユニット111に当該記入情報を順次、ストローク表示装置2へ送信させる。ユーザがストロークを描き終え、電子ペン1を記入用紙4から離すと、圧力センサ107は筆圧を検出しなくなるため、プロセッサ108は、圧力センサ107によって所定値以上の筆圧が検出されなくなったと判断して、電子ペン1の記入用紙4への離脱を示すペンアップ情報PUと、電子ペン1の識別情報であるペンID等とを関連付けた記入情報を生成して、通信ユニット111に、その記入情報をストローク表示装置2へ送信させる。このように、ユーザの一つのストロークの記入により、電子ペン1によって生成される座標属性情報の集合をストローク情報と呼ぶ。
[ストローク表示装置]
次に、ストローク表示装置2について説明する。ストローク表示装置2は、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等で構成されるパーソナルコンピュータ等で構成される。図6は、ストローク表示装置2の機能ブロック図である。ストローク表示装置2は、機能的には、マウスやキーボードといった入力手段21、受信手段22、送信手段23、表示手段24、記憶手段25、処理手段26及びクロック27を備える。そして、ストローク表示装置2は、電子ペン1から受信した記入情報に基づいて所定の処理を行う。
受信手段22は、アンテナ受信回路等により構成され、電子ペン1から記入情報を受信し、処理手段26に伝送する。送信手段23は、処理手段26の指示による映像信号をプロジェクター3に送信する。プロジェクター3へのデータ送信方式は、有線式であっても無線式であってもよい。なお、プロジェクター3と接続しない場合、送信手段23はなくてもよい。表示手段24は、ディスプレイ等によって構成され、処理手段26によって指示された内容を表示する。
記憶手段25は、ROMやRAMといったメモリによって構成される。記憶手段25は、処理手段26の処理命令により、電子ペン1から受信した記入情報をペンID毎に記憶する。また、記憶手段25は、予め、後述する描画アプリ5のプログラムを記憶し、処理手段26の指示により、記憶領域を確保して、ストローク情報を記憶する。さらに、記憶手段25は、後述する表示変更条件及び設定線種、初期設定の線種を記憶する。
処理手段26は、CPU等のプロセッサによって構成され、受信手段22が受信した記入情報に基づいてストロークを表示手段24に表示させたり、表示手段24に表示させる画像と同様の画像をプロジェクター3に投影させるための映像信号を、送信手段23に対してプロジェクター3に送信させたりなどの所定の処理を実行する。具体的に処理手段26は、描画アプリケーション5を起動して表示手段24に表示させ、描画アプリケーション5上でストロークを表示する。ストロークを表示するにあたって、処理手段26は、電子ペン1から受信した記入情報の中にペンダウン情報PDが含まれることを識別すると、最新のストローク情報を記憶するための記憶領域を記憶手段25に設定させる。そして、処理手段26は、受信した記入情報の中にペンアップ情報PUが含まれることを検出するまで、或いは、受信した記入情報の中に次のペンダウン情報PDが含まれることを検出するまで、受信した記入情報の中に含まれる座標属性情報を最新のストローク情報の一部として記憶手段25に記憶させる。プロジェクター3は、送信手段23から受信した映像信号に基づいて、表示手段24に表示された画像(映像)と同様の画像をスクリーンに映し出す。
クロック27は、現在時刻を示す時刻情報を発信し、処理手段26に供給する。なお、ストロークが電子ペン1により記入された時刻と、ストローク表示装置2により表示される時刻との同期が取れるように、ストローク表示装置2のクロック27と電子ペン1のリアルタイムクロック110は常に同期をとるとよい。
[描画アプリケーションによる画面表示]
続いて、第1実施形態における描画アプリ(描画アプリケーション)5の表示形態について説明する。描画アプリ5は、ストローク表示装置2によって実行されるプログラムであって、ストローク表示装置2が電子ペン1から受信した記入情報に基づいて、ユーザが電子ペン1で記入用紙4に記入したストローク(手書きストローク)を描画し、表示手段24の画面上のストローク表示領域501に表示させるようストローク表示装置2を機能させる。処理手段26は、例えば、電子ペン1より即時的かつ逐次的に受信する記入情報に含まれる座標属性情報に基づき、その座標点を逐次、表示しているストロークに追加するように描画して、表示手段24に表示させる。描画アプリ5により、処理手段26は、ペンダウン情報PDを受信した後、ペンアップ情報PUを受信するまでの間は、受信したすべての座標属性情報あるいは間引いた座標属性情報の座標点について、時経列で隣り合う座標点を直線でつないでストロークを描画する。処理手段26がペンアップ情報PUを受信した時に、ストロークを構成する複数の座標点からスプライン曲線、ベジエ曲線等の滑らかな線でストロークを描画し直すようにしてもよい。
<第1実施形態>
(表示形態1)
図7は、第1実施形態において、電子ペン1A(ペンID「pen01」)の記入内容を表示した描画アプリ5のある時点での表示形態を示している。ストローク表示装置2で受信手段22が受信したユーザの手書きストロークに対応する記入情報は、処理手段26によって、ストロークとして描画され、描画アプリ5のウィンドウのストローク表示領域501上に表示される。表示するストロークが、拡大表示などでストローク表示領域501よりも大きくなる場合、処理手段26は、横スクロールバー及び縦スクロールバーを有効とし、利用者のマウス操作によってストローク表示領域501をスクロールして、ストローク全体を複数回に分けて表示できるようにしてもよい。また、描画アプリ5には、画面右部のユーザ表示リスト502に、電子ペン1で記入用紙4に記入した全ユーザがユーザ別表示ボタン503として表示される。図7の表示例では、ペンID「pen01」の電子ペン1Aを使用するユーザに対応するユーザ別表示ボタン503A及びペンID「pen02」の電子ペン1Bを使用するユーザに対応するユーザ別表示ボタン503Bが表示されている。描画アプリ5には、さらに、画面右上部にアプリ終了ボタン504及び画面右下部にオプション表示ボタン504が表示される。
ここで、閲覧者がペンID「pen01」のユーザ別表示ボタン503Aを選択(マウスのクリック操作)すると、処理手段26は、ユーザ別表示ボタン503Aを選択状態にし、ユーザ別表示ボタン503Aの左側に「●」を表示する。このとき、選択されていないユーザ別表示ボタン503Bの左側には何も表示しない(図7では破線の「○」で表す)。図7の例ではボタンの選択状態を黒丸「●」、非選択状態を破線の「○」の記号で表示しているが、ボタン全体の色を変えたり、ボタンの表現を凹凸にしたりすることにより、選択/非選択の状態を示すようにしてもよい。閲覧者がユーザ別表示ボタン503Aを選択すると、処理手段26は、画面にストローク表示領域501Aを表示し、受信手段22が電子ペン1Aから受信したペンID「pen01」に対応するストローク情報に基づいて、ストローク表示領域501Aに、ペンID「pen01」のストロークを即時に表示する。ユーザ別表示ボタン503Aが非選択状態で、閲覧者がユーザ表示リスト502に表示されたペンID「pen02」のユーザ別表示ボタン503Bを選択すると、処理手段26はストローク表示領域501Bを表示する(図10参照)。ユーザ別表示ボタン503Aが選択状態のときに、閲覧者がユーザ表示リスト502に表示されたペンID「pen02」のユーザ別表示ボタン503Bを選択すると、処理手段26はストローク表示領域501A及びストローク表示領域501Bを両方表示する(図11参照)。また、閲覧者がオプション表示ボタン504を選択すると、処理手段26は、表示変更条件設定画面(ウィンドウ)60をポップアップ表示する。閲覧者がアプリ終了ボタン505を選択すると、処理手段26は、描画アプリ5を終了する。
図8は、第1実施形態における表示変更条件設定画面60の例を示している。表示変更条件設定画面60は、表示ストローク色設定リスト601、表示ストロークサイズ設定リスト602、変更時間設定リスト603、確定ボタン604及びキャンセルボタン605で構成されている。次に、表示変更条件設定画面60の各構成要素の機能について説明する。表示ストローク色設定リスト601は、プルダウンメニュー方式になっており、表示を変更する前の表示ストローク色を設定する(表示するストローク色を黒色、赤色、青色などに設定する)。表示ストロークサイズ設定リスト602は、プルダウンメニュー方式になっており、表示を変更する前の表示ストロークサイズ(pt)を設定する(以下、表示ストローク色及び表示ストロークサイズを「設定線種」と呼ぶ)。変更時間設定リスト603は、プルダウンメニュー方式になっており、表示を変更する条件となる変更時間を設定する。確定ボタン604は、表示変更条件設定画面60の設定内容を確定して記憶手段25に記憶し、表示変更条件設定画面60を閉じる。キャンセルボタン605は、表示変更条件設定画面60の設定内容をキャンセルし、表示変更条件設定画面60を閉じる。
(表示形態2)
図9は、第1実施形態において、設定線種及び変更時間を設定する場合の描画アプリ5のある時点での表示形態を示している。閲覧者が、オプション表示ボタン504を選択すると、処理手段26は、表示変更条件設定画面60をポップアップ表示させる。閲覧者は、表示変更条件設定画面60により、ストロークの変更表示に関する設定(設定線種及び変更時間)を行うことができる。具体的に、設定線種の設定を、「あか」色、太さ「24pt」と設定し、変更時間「10秒」と設定する(図8参照)。設定線種及び変更時間の設定は手書きストローク表示中に行ってもよい。図9のように、閲覧者が、ユーザ別表示ボタン503Aを選択した状態で、表示変更条件設定画面60により設定線種及び変更時間の設定を行い、確定ボタン604を選択して表示変更条件設定画面60を閉じると、処理手段26は、設定線種による表示対象となるストローク情報に対応するストロークを「あか」色、太さ「24pt」でストローク表示領域501Aに即時に表示し、表示してから変更時間「10秒」が経過したストロークから順に初期設定の線種で変更表示していく。なお、ここでは初期設定の線種を「くろ」色、太さ「10pt」とする。
ここで、1つのストロークは、電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に生成される1個又は複数個の座標属性情報から構成されるため、ストローク情報には、1個又は複数個の時刻情報が含まれることになる。そのため、処理手段26は、ペンダウン直後の座標属性情報に関連付けされた時刻情報(図5のT1)を1つのストロークの代表時間として、変更時間が経過したか否かを判定する。なお、ストロークの代表時間は、ペンアップ直前の座標属性情報に関連付けされた時刻情報(図5のTn)としてもよく、1つのストロークを構成する全ての座標属性情報のそれぞれに関連付けされた時刻情報を平均した時間情報としてもよい。
(表示形態3)
図10は、第1実施形態において、図7の表示例から、電子ペン1B(ペンID「pen02」)の記入内容に表示内容を切り替えた場合の描画アプリ5のある時点での表示形態を示している。閲覧者がペンID「pen01」のユーザ別表示ボタン503Aを再度選択すると、処理手段26は、ユーザ別表示ボタン503Aを非選択状態にし、ユーザ別表示ボタン503Aの左側の「●」の表示を消して(破線の「○」で表す)、ストローク表示領域501Aを画面から消去する。次に、閲覧者がペンID「pen02」のユーザ別表示ボタン503Bを選択すると、処理手段26は、ユーザ別表示ボタン503Bを選択状態にし、ユーザ別表示ボタン503Bの左側に「●」を表示させる。閲覧者がユーザ別表示ボタン503Bを選択すると、処理手段26は、ストローク表示領域501Bを画面に表示し、受信手段22が電子ペン1Bから受信したペンID「pen02」に対応するストローク情報に基づいて、ストローク表示領域501Bに、ペンID「pen02」のストロークを即時に表示する。
(表示形態4)
図11は、第1実施形態において、図7の表示例から、電子ペン1A(ペンID「pen01」)及び電子ペン1B(ペンID「pen02」)の記入内容を同時に表示するように切り替えた場合の描画アプリ5のある時点での表示形態を示している。閲覧者が、「pen01」のユーザ別表示ボタン503Aが選択されている状態で、さらに「pen02」のユーザ別表示ボタン503Bを選択すると、処理手段26は、ユーザ別表示ボタン503A及び503Bを両方とも選択状態にし、共に左側に「●」を表示させる。処理手段26は、ストローク表示領域501Aの画面上の表示位置をずらすと共に、ストローク表示領域501Bを表示する。閲覧者がユーザ別表示ボタン503A及び503Bを選択すると、処理手段26は、受信手段22が電子ペン1Aから受信したストローク情報に基づいて、ストローク表示領域501AにペンID「pen01」のストロークを即時に表示し、受信手段22が電子ペン1Bから受信したストローク情報に基づいて、ストローク表示領域501BにペンID「pen02」のストロークを即時に表示する。
(表示形態5)
図12は、第1実施形態において、電子ペン1A(ペンID「pen01」)の記入内容を即時に表示している描画アプリ5の表示形態の時間ごとの変化を示している。なお、図12(a),(b),(c)の順に時間が経過しているものとする。
まず、閲覧者が「pen01」のユーザ別表示ボタン503Aを選択すると、処理手段26は、画面にストローク表示領域501Aを表示し、受信手段22が電子ペン1Aから受信したペンID「pen01」に対応するストローク情報に基づいて、電子ペン1A(ペンID「pen01」)の記入内容を即時に表示する。このとき、処理手段26は、受信手段22が受信した新しいストロークを設定線種(「あか」色、太さ「24pt」)で表示し、変更時間「10秒」が経過したときに、そのストロークを初期設定の線種(「くろ」色、太さ「10pt」)で変更表示する。
図12(a)の時点では、「12月(師走、December)」のストロークは、表示されてから既に変更時間「10秒」が経過しており、初期設定の線種で変更表示されている。「クリスマス」を構成する各ストロークは、表示されてから変更時間「10秒」が経過しておらず、設定線種で表示されている。図12(b)の時点では、「12月(師走、December)」「クリスマス」「大掃除」「天皇誕」を構成する各ストロークは、既に変更時間「10秒」が経過しており、初期設定の線種で変更表示されている。「生日」及び「タン」を構成する各ストロークは表示されてから変更時間「10秒」が経過しておらず、設定線種で表示されている。図12(c)の時点では、「12月(師走、December)」「クリスマス」「大掃除」「天皇誕生日」「タンザナイト」を構成する各ストロークは、既に変更時間「10秒」が経過しており、初期設定の線種で変更表示されている。「水仙、カトレア」を構成する各ストロークは表示されてから変更時間「10秒」が経過しておらず、設定線種で表示されている。なお、第1実施形態ではストロークごとに変更表示されるので、実際は、複数のストロークで構成される一つの文字において、一部のストロークが設定線種で表示され、他のストロークが初期設定の線種で変更表示される時点も存在する。
[ストローク表示処理フロー]
本第1実施形態のストローク表示システム10によるストローク表示処理フローを、図13及び図14を参照して説明する。本第1実施形態のストローク表示処理では、逐次、ストロークを構成する座標点が追加で描画されてストロークが表示され、記入された順にストローク情報ごとに、線種変更表示処理が実行される。
図13及び図14は、各記入情報ごとに実行されるストローク表示処理フローである。ユーザが、記入用紙4に対し電子ペン1で文字等を記入すると、電子ペン1は、ペンダウン時には、ペンダウン情報PD及びペンIDが関連付けられた記入情報をストローク表示装置2へ送信し、ストロークの記入中は、ストロークに沿ってドットパターンが撮像されて演算された座標情報を含む座標属性情報とペンIDとが関連付けられた記入情報をストローク表示装置2へ送信し、ペンアップ時には、ペンアップ情報PU及びペンIDが関連付けられた記入情報をストローク表示装置2へ送信する(ステップS101)。
ストローク表示装置2では、受信手段22が、電子ペン1から送信された記入情報を受信すると、処理手段26は、記憶手段25に、その記入情報を記憶させる(ステップS201)。次に、処理手段26は、その記入情報にペンダウン情報PDが含まれるか否かを判定する(ステップS202)。ペンダウン情報PDが含まれると判定した場合(ステップS202:Yes)、処理手段26は、新しいストローク情報の記憶領域を記憶手段25に設定させる(ステップS203)。一方、ステップS202でペンダウン情報PDが含まれないと判定した場合(ステップS202:No)、処理手段26は、記入情報にペンアップ情報PUが含まれるか否かを判定する(ステップS204)。ペンアップ情報PUが含まれないと判定した場合(ステップS204:No)、処理手段26は、記入情報に含まれる座標属性情報を最新のストローク情報として、記憶手段25に対してステップS203で設定した記憶領域に記憶させる(ステップS205)。このとき既に記憶されている最新ストローク情報があれば、記憶手段25は、当該座標属性情報を最新ストローク情報の一部として追加して記憶する。続いて、処理手段26は、閲覧者が表示変更条件設定画面60により設定した設定線種を記憶手段25から読み込み(ステップS206)、ストローク情報に基づいて、設定線種でストローク表示領域501に当該ストロークを表示する(ステップS207)。一方、ステップS204でペンアップ情報PUが識別された場合(ステップS204:Yes)、処理手段26は、ステップS205で記憶手段25に記憶されている最新ストローク情報を構成する座標属性情報のうち、例えば、ペンダウン情報PDの直後に電子ペン1により生成された座標属性情報に含まれる時刻情報(参照図5のT1)をこの最新ストローク情報の代表時間として設定して、記憶手段25に記憶させる(ステップS208)。
続いて、処理手段26は、閲覧者が表示変更条件設定画面60により設定した設定線種及び変更時間を記憶手段25から読み込み(ステップS301)、当該ストローク情報に対応付けられた代表時間と、クロック27が供給する現在時刻を示す時刻情報とを比較し、当該ストローク情報に対応するストロークが表示されてから変更時間が経過したか否かを判定する(ステップS302)。処理手段26は、変更時間が経過していないと判定した場合(ステップS302:No)、設定線種でストローク表示領域501にストロークを表示して(ステップS303)、ステップS301に戻る。処理手段26は、ステップS302で変更時間が経過したと判定するまで、ステップS301〜S303を繰り返す。処理手段26は、変更時間が経過したと判定した場合(ステップS302:Yes)、初期設定の線種を記憶手段25から読み込み(ステップS304)、当該ストロークを初期設定の線種で変更して表示する(ステップS305)。
次に、図13及び図14に示すストローク表示処理フローにおける処理の流れを、電子ペン1が送信する記入情報の種類ごとに説明する。ペンダウン時には、ペンダウン情報PD及びペンIDが関連付けられた記入情報が電子ペン1から送信される(ステップS101)ため、ストローク表示装置2では、処理手段26は、記憶手段25にその記入情報を記憶させ(ステップS201)、その記入情報にペンダウン情報PDが含まれることを認識し(ステップS202:Yes)、新しいストローク情報の記憶領域を記憶手段25に設定させる(ステップS203)。
続いて、ストロークの記入中は、座標情報を含む座標属性情報とペンIDとが関連付けられた記入情報が電子ペン1から送信される(ステップS101)ため、ストローク表示装置2では、処理手段26は、記憶手段25にその記入情報を記憶させ(ステップS201)、その記入情報にペンダウン情報PDが含まれておらず(ステップS202:No)、ペンアップ情報PUも含まれていないことを認識し(ステップS204:No)、記入情報に含まれる座標属性情報を最新のストローク情報として、記憶手段25に対してステップS203で設定した記憶領域に追加的に記憶させる(ステップS205)。そして、処理手段26は、閲覧者が表示変更条件設定画面60により設定した設定線種を記憶手段25から読み込み(ステップS206)、ストローク情報に基づいて、設定線種でストローク表示領域501に当該ストロークを表示していく(ステップS207)。
ペンアップ時には、ペンアップ情報PU及びペンIDが関連付けられた記入情報が電子ペン1から送信される(ステップS101)ため、ストローク表示装置2では、処理手段26は、記憶手段25にその記入情報を記憶させ(ステップS201)、その記入情報にペンダウン情報PDは含まれていないが(ステップS202:No)、ペンアップ情報PUは含まれていることを認識し(ステップS204:Yes)、これまでに受信した最新ストローク情報の代表時間を設定して、記憶手段25に記憶させる(ステップS208)。その後は、処理手段26は、図14に示すステップS301〜S305の処理を行い、ストローク情報に対応付けられた代表時間と、クロック27が供給する現在時刻を示す時刻情報とを比較し、当該ストローク情報に対応するストロークが表示されてから変更時間が経過するまでは、設定線種で当該ストロークを表示させ続け、変更時間が経過すると、当該ストロークを初期設定の線種に変更して表示させる。なお、図14に示す変更時間経過前から経過後における線種変更表示処理は、各ストローク情報ごとに実行されるため、ストローク表示領域501では、代表時間から現在時刻までの間に変更時間を経過したストロークから、順次、線種変更表示されていくことになる。
ストローク表示装置2は、閲覧者がユーザ別表示ボタン503で選択したペンIDの電子ペン1から受信した記入情報に基づいて、電子ペン1によって記入された手書きストローク(ストローク)に対応するストローク情報を記憶して、ストロークごとに上記の処理を実行する。このように、処理手段26が受信して記憶したストローク情報を即時に連続して描画することで、ユーザが電子ペン1で記入している手書きストロークをストローク表示装置2の画面に即時に表示することができる。また、表示して変更時間が経過していない新しいストロークを設定線種で表示し、変更時間が経過したストロークを初期設定の線種で変更して表示することにより、新しいストロークが強調され、閲覧者は最新の記入箇所を一目で把握することができる。さらに、ステップS302で変更時間が経過していないと判定した場合、ステップS301に戻って設定線種及び変更時間を読み込むことにより、ストロークの表示途中に閲覧者が設定線種や変更時間を変更した場合でも、その変更を画面上の表示に反映することができる。
(表示形態1)
次に、図7に示す表示形態1におけるストローク表示処理状態を、図13及び図14を参照して説明する。図7は、電子ペン1Aで記入用紙4Aに記入された各文字の各ストローク情報について、図13及び図14に示されるストローク表示処理フローが処理されている、ある時点でのストローク表示処理状態を示すものである。閲覧者によるユーザ別表示ボタン503Aの選択により、処理手段26は、ペンIDが「pen01」の電子ペン1Aから受信した記入情報に基づいて、ストローク表示領域501Aに、二行にわたって「12月(師走、December)」、「クリスマス」と表示させている。ここで、「12月(師走、December)」の各文字におけるすべてのストローク情報については、その代表時間(ステップS208参照)から現在時刻までに変更時間(10秒)を経過しており(ステップS302参照)、既に初期設定の線種に変更されて表示されている(ステップS305参照)。その一方、「クリスマス」の各文字におけるすべてのストローク情報は、その代表時間(ステップS208参照)から現在時刻までに変更時間(10秒)を経過しておらず(ステップS302参照)、設定線種でストロークが表示されている状態である。
(表示形態3)
次に、図10に示す表示形態3におけるストローク表示処理状態を、図13及び図14を参照して説明する。図10は、電子ペン1Bで記入用紙4Bに記入された各文字の各ストローク情報について、図13及び図14に示されるストローク表示処理フローが処理されている、ある時点でのストローク表示処理状態を示すものである。閲覧者によるユーザ別表示ボタン503Bの選択により、処理手段26は、ペンIDが「pen02」の電子ペン1Bから受信した記入情報に基づいて、ストローク表示領域501Bに、三行にわたって「11月(霜月、November)」、「文化の日」、「トパーズ」と表示させている。ここで、「11月(霜月、November)」、「文化の日」の各文字におけるすべてのストローク情報については、その代表時間(ステップS208参照)から現在時刻までに変更時間(10秒)を経過しており(ステップS302参照)、既に初期設定の線種に変更されて表示されている(ステップS305参照)。その一方、「トパーズ」の各文字におけるすべてのストローク情報は、その代表時間(ステップS208参照)から現在時刻までに変更時間を経過しておらず(ステップS302参照)、設定線種でストロークが表示されている状態である。
(表示形態4)
図11に示す表示形態4におけるストローク表示処理状態では、閲覧者によるユーザ別表示ボタン503A及び503Bの選択により、処理手段26は、画面にストローク表示領域501A及びストローク表示領域501Bを同時に表示させ、電子ペン1A及び1B双方から受信した記入情報に基づいて、上述の表示形態1におけるストローク表示処理状態及び表示形態3におけるストローク表示処理状態の画面を並列して表示させている。
(表示形態5)
次に、図12に示す表示形態5におけるストローク表示処理状態を、図13及び図14を参照して説明する。図12は、電子ペン1Aで記入用紙4Aに記入された各文字の各ストローク情報について、図13及び図14に示されるストローク表示処理フローが処理されている、ある3つ時点でのストローク表示処理状態を図12(a)から図12(c)まで時系列に示すものであり、電子ペン1Aによる記入用紙4Aへの追記により、時間の経過とともに、ストローク表示領域501Aに表示される文字も増えていく。ストローク表示領域501Aに、図12(a)では二行にわたって「12月(師走、December)」、「クリスマス」と表示されている。図12(b)では図12(a)の状態からさらに三行[大掃除]、「天皇誕生日」、[タン]と追加され五行にわたってストロークが表示されている。図12(c)では図12(b)の状態から五行目が4文字追加され[タンザナイト]と、及びさらに一行「水仙、カトレア」と追加され六行にわたって、ストロークが表示されている。図12(a)では、「12月(師走、December)」の各文字におけるすべてのストローク情報については、その代表時間(ステップS208参照)から図12(a)における現在時刻までに変更時間(10秒)を経過しており(ステップS302参照)、既に初期設定の線種に変更されて表示されている(ステップS305参照)。その一方、「クリスマス」の各文字におけるすべてのストローク情報は、その代表時間(ステップS208参照)から現在時刻までに変更時間を経過しておらず(ステップS302参照)、設定線種でストロークが表示されている状態である。
図12(a)の状態から時間の経過した図12(b)の状態では、「12月(師走、December)」、「クリスマス」、[大掃除]、「天皇誕」の各文字におけるすべてのストローク情報については、その代表時間(ステップS208参照)から図12(b)における現在時刻までに変更時間を経過しており(ステップS302参照)、既に初期設定の線種に変更されて表示されている(ステップS305参照)。その一方、「生日」、「タン」の各文字におけるすべてのストローク情報は、その代表時間(ステップS208参照)から現在時刻までに変更時間を経過しておらず(ステップS302参照)、設定線種でストロークが表示されている状態である。さらに時間の経過した図12(c)の状態では、「12月(師走、December)」、「クリスマス」、[大掃除]、「天皇誕生日」、[タンザナイト]の各文字におけるすべてのストローク情報については、その代表時間(ステップS208参照)から図12(c)における現在時刻までに変更時間を経過しており(ステップS302参照)、既に初期設定の線種に変更されて表示されている(ステップS305参照)。その一方、「水仙、カトレア」の各文字におけるすべてのストローク情報は、その代表時間(ステップS208参照)から現在時刻までに変更時間を経過しておらず(ステップS302参照)、設定線種でストロークが表示されている状態である。
具体的に、図12(a)の表示状態では、ストローク「 )」に対して実行されているストローク表示処理において、例えば、ストローク「 )」の時刻情報(代表時間)が14時10分45秒であって、クロック27から供給された現在時刻が14時10分55秒であった場合、処理手段26は、ストローク「 )」が表示されてから「10秒」が経過したと判定し(ステップS302:Yes)、初期設定の線種を記憶手段25から読み込んで(ステップS304)、ストローク「 )」を初期設定の線種で変更して表示する(ステップS305)。一方このとき、「クリスマス」を構成する各ストロークの代表時間には、ストローク「 )」の時刻情報よりも遅い時刻情報が対応付けられているため、処理手段26は、ストロークが表示されてから「10秒」が経過していないと判定し(ステップS302:No)、設定線種でストローク「 )」を表示する(ステップS303)。
図12(b)の表示状態では、「誕」の15画目(最後)のストロークに対して実行されているストローク表示処理において、例えば、「誕」の15画目のストロークの代表時間が14時11分40秒であって、クロック27から供給された現在時刻が14時11分50秒であった場合、処理手段26は、「誕」の15画目のストロークが表示されてから「10秒」が経過したと判定し(ステップS302:Yes)、初期設定の線種を記憶手段25から読み込んで(ステップS304)、「誕」の15画目のストロークを初期設定の線種で変更して表示する(ステップS305)。一方このとき、「生日タン」の各ストロークには、「誕」の15画目のストロークの時刻情報よりも遅い代表時間が設定されているため、処理手段26は、ストロークが表示されてから「10秒」が経過していないと判定し(ステップS302:No)、設定線種でストロークを表示する(ステップS303)。
図12(c)の表示状態では、「ト」の2画目のストロークに対して実行されているストローク表示処理において、例えば、「ト」の2画目のストロークの代表時間が14時12分30秒であって、クロック27から供給された現在時刻が14時12分40秒であった場合、処理手段26は、「ト」の2画目のストロークが表示されてから「10秒」が経過したと判定し(ステップS302:Yes)、初期設定の線種を記憶手段25から読み込んで(ステップS304)、「ト」の2画目のストロークを初期設定の線種で変更して表示する(ステップS305)。一方このとき、「水仙、カトレア」の各ストロークには、「ト」の2画目のストロークの時刻情報よりも遅い代表時間が設定されているため、処理手段26は、ストロークが表示されてから「10秒」が経過していないと判定し(ステップS302:No)、設定線種でストロークを表示する(ステップS303)。
[本第1実施形態のストローク表示システムによる作用効果]
このストローク表示システム10によれば、閲覧者は、ユーザが電子ペン1で記入用紙4に記入している手書きストロークをストローク表示装置2の表示手段24の画面で即時に表示して確認することができる。また、即時に表示する際、新しいストロークは設定線種である「あか」色、太さ「24pt」で表示され、変更時間を経過したストロークは初期設定の線種である「くろ」色、太さ「10pt」で表示されて、新しいストロークが強調されることで、複数のユーザの手書きストロークを同時に閲覧する場合であっても、閲覧者は特別な操作をすることなく、複数のユーザそれぞれの最新の記入箇所を一目で把握することができる。また、新しいストロークを強調するための設定線種は閲覧者が表示変更条件設定画面60によって設定することができ、例えば、表示途中で設定を変更したとしても、変更した設定線種をストローク表示に反映することが可能である。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態と第1実施形態と同様の部分については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。第2実施形態は第1実施形態とはストロークの線種変更表示処理を実行する単位が異なる。第1実施形態では、ストローク情報ごとに線種変更表示処理が実行されるのに対し、第2実施形態では、ストロークを構成する座標点(座標情報)ごとに線種変更表示処理が実行される。
(表示形態6)
図15は、第2実施形態において、描画アプリ5上で表示しているストロークを拡大し、時間ごとの変化を表したものである。なお、図15(a)、図15(b)、図15(c)、図15(d)の順に時間が経過しているものとする。
ストロークは時間的に連続する座標点の集合であり、ストローク情報はその座標点に対応する座標属性情報の集合である。ストローク表示装置2において、処理手段26は、ユーザが、電子ペン1によって記入した手書きストロークを構成する座標点の座標属性情報を受信するたびにストローク表示領域501に、その座標点に対応するストロークの部分を即時に表示していくことで、電子ペン1の手書きストロークを即時に表示する。このとき、処理手段26は、新しい座標点に対応するストロークの部分を設定線種(「あか」色、太さ「24pt」)で表示し、変更時間「10秒」が経過したときに、そのストロークの部分を初期設定の線種(「くろ」色、太さ「10pt」)で変更して表示する。
図15(a)の時点では、当該ストロークに含まれる全ての座標点は、表示されてから変更時間「10秒」が経過していないので、設定線種で表示されている。図15(b)の時点では、ストロークの左側約4分の1の座標点は、表示されてから既に変更時間「10秒」が経過しており、初期設定の線種で変更されて表示されている。これに対し、表示されてから変更時間「10秒」が経過していないストロークの右側約4分の3の座標点は、設定線種で表示されている。図15(c)の時点では、ストロークの左側約2分の1の座標点は、表示されてから既に変更時間「10秒」が経過しており、初期設定の線種で変更されて表示されている。これに対し、表示されてから変更時間「10秒」が経過していないストロークの右側約2分の1の座標点は、設定線種で表示されている。図15(d)の時点では、ストロークの左側約6分の5の座標点は、表示されてから既に変更時間「10秒」が経過しており、初期設定の線種で変更されて表示されている。これに対し、表示されてから変更時間「10秒」が経過していないストロークの右側約6分の1の座標点は、設定線種で表示されている。
[ストローク表示処理フロー]
次に、本第2実施形態のストローク表示システム11によるストローク表示処理フローを、図16を参照して説明する。本第2実施形態のストローク表示処理では、逐次、ストロークを構成する座標点が追加で描画されてストロークが表示され、記入された順に座標属性情報ごとに、線種変更表示処理が実行される。
図16は、各記入情報ごとに実行されるストローク表示処理フローである。ユーザが、記入用紙4に対し電子ペン1で文字等を記入すると、電子ペン1は、ペンダウン時には、ペンダウン情報PD及びペンIDが関連付けられた記入情報をストローク表示装置2へ送信し、ストロークの記入中は、ストロークに沿ってドットパターンが撮像されて演算された座標情報を含む座標属性情報とペンIDとが関連付けられた記入情報をストローク表示装置2へ送信し、ペンアップ時には、ペンアップ情報PU及びペンIDが関連付けられた記入情報をストローク表示装置2へ送信する(ステップS401)。
ストローク表示装置2では、受信手段22が、電子ペン1から送信された記入情報を受信すると、処理手段26は、記憶手段25に、記入情報を記憶させる(ステップS501)。次に、処理手段26は、その記入情報にペンダウン情報PDが含まれるか否かを判定する(ステップS502)。ペンダウン情報PDが含まれると判定した場合(ステップS502:Yes)、処理手段26は、新しいストローク情報の記憶領域を記憶手段25に設定させる(ステップS503)。一方、ペンダウン情報PDが含まれないと判定した場合(ステップS502:No)、処理手段26は、記入情報にペンアップ情報PUが含まれるか否かを判定する(ステップS504)。ペンアップ情報PUが含まれないと判定した場合(ステップS504:No)、処理手段26は処理を終了する。ペンアップ情報PUが含まれないと判定した場合(ステップS504:No)、処理手段26は、記入情報に含まれる座標属性情報を最新のストローク情報として、記憶手段25に対してステップS503で設定した記憶領域に記憶させる(ステップS505)。このとき既に記憶されている最新ストローク情報があれば、記憶手段25は、当該座標属性情報を最新ストローク情報の一部として追加して記憶する。
続いて、処理手段26は、閲覧者が表示変更条件設定画面60により設定した設定線種及び変更時間を記憶手段25から読み込み(ステップS506)、当該座標属性情報の座標情報に対応する座標点(X,Y座標)を、ストローク表示領域501に表示されているストロークに追加するように描画して、その部分ストロークを設定線種でストローク表示領域501に表示する(ステップS507)。続いて、処理手段26は、当該座標情報に関連付けられた時刻情報と、クロック27が供給する現在時刻を示す時刻情報とを比較し、当該座標点が表示されてから変更時間が経過したか否かを判定する(ステップS508)。処理手段26は、変更時間が経過していないと判定した場合(ステップS508:No)、ステップS506に戻り、ステップS506〜S508を繰り返す。処理手段26は、変更時間が経過したと判定した場合(ステップS508:Yes)、初期設定の線種を記憶手段25から読み込み(ステップS509)、当該座標点の部分ストロークを初期設定の線種で変更して表示する(ステップS510)。
次に、図16に示すストローク表示処理フローにおける処理の流れを、電子ペン1が送信する記入情報の種類ごとに説明する。ペンダウン時には、ペンダウン情報PD及びペンIDが関連付けられた記入情報が電子ペン1から送信される(ステップS401)ため、ストローク表示装置2では、処理手段26は、記憶手段25にその記入情報を記憶させ(ステップS501)、その記入情報にペンダウン情報PDが含まれることを認識し(ステップS502:Yes)、新しいストローク情報の記憶領域を記憶手段25に設定させる(ステップS503)。
続いて、ストロークの記入中は、座標情報を含む座標属性情報とペンIDとが関連付けられた記入情報が電子ペン1から送信される(ステップS401)ため、ストローク表示装置2では、処理手段26は、記憶手段25にその記入情報を記憶させ(ステップS501)、その記入情報にペンダウン情報PDが含まれておらず(ステップS502:No)、ペンアップ情報PUも含まれていないことを認識し(ステップS504:No)、記入情報に含まれる座標属性情報を最新のストローク情報として、記憶手段25に対してステップS503で設定した記憶領域に追加的に記憶させる(ステップS505)。そして、処理手段26は、閲覧者が表示変更条件設定画面60により設定した設定線種を記憶手段25から読み込み(ステップS506)、当該座標特性情報の座標情報に対応する座標点(X,Y座標)を、ストローク表示領域501に表示されているストロークに追加するように描画して、その部分ストロークを設定線種でストローク表示領域501に表示させていく(ステップS507)。次に、処理手段26は、当該座標情報に関連付けられた時刻情報と、クロック27が供給する現在時刻を示す時刻情報とを比較し、部分ストロークの座標点が表示されてから変更時間が経過するまでは、設定線種で部分ストロークを表示させ続け、変更時間が経過すると、部分ストロークを初期設定の線種に変更して表示させる。なお、図16のステップS506〜S510に示す変更時間経過前から経過後における線種変更表示処理は、各座標特性情報ごとに実行されるため、ストローク表示領域501では、関連付けられた時刻情報が変更時間を経過した座標点の部分ストロークから、順次、線種変更表示されていくことになる。
ペンアップ時には、ペンアップ情報PU及びペンIDが関連付けられた記入情報が電子ペン1から送信される(ステップS401)ため、ストローク表示装置2では、処理手段26は、記憶手段25にその記入情報を記憶させ(ステップS501)、その記入情報にペンダウン情報PDは含まれていないが(ステップS502:No)、ペンアップ情報PUは含まれていることを認識し(ステップS504:Yes)、処理を終了する。
(表示形態6)
次に、図15に示す表示形態6におけるストローク表示処理を、図16を参照して説明する。図15(a)〜図15(d)は、電子ペン1で記入用紙4に記入されたある1つのストロークのストローク情報について、図16に示されるストローク表示処理フローが処理されている、時系列のある4つの時点でのストローク表示処理状態を表したものである。図15(a)の表示時点では、ストローク情報に含まれるすべての座標情報については、それぞれ関連付けられた時刻情報から現在時刻までに変更時間(10秒)を経過しておらず(ステップS508参照)、設定線種でストロークが表示されている。図15(b)の表示時点では、ストロークの左側約4分の1に相当する範囲に含まれる座標情報については、それぞれ関連付けられた時刻情報から現在時刻までに変更時間(10秒)を経過しており(ステップS508参照)、既に初期設定の線種で変更されて表示されている(ステップS510参照)。一方、ストロークの右側約4分の3に相当する範囲に含まれる座標点については、それぞれ関連付けられた時刻情報から現在時刻までに変更時間を経過しておらず(ステップS508参照)、設定線種でストロークが表示されている。図15(c)の表示時点では、ストロークの左側約2分の1に相当する範囲に含まれる座標情報については、それぞれ関連付けられた時刻情報から現在時刻までに変更時間(10秒)を経過しており(ステップS508参照)、既に初期設定の線種で変更されて表示されている(ステップS510参照)。一方、ストロークの右側約2分の1に相当する範囲に含まれる座標点については、それぞれ関連付けられた時刻情報から現在時刻までに変更時間を経過しておらず(ステップS508参照)、設定線種でストロークが表示されている。図15(d)の表示時点では、ストロークの左側約6分の5に相当する範囲に含まれる座標情報については、それぞれ関連付けられた時刻情報から現在時刻までに変更時間(10秒)を経過しており(ステップS508参照)、既に初期設定の線種で変更されて表示されている(ステップS510参照)。一方、ストロークの右側約6分の1に相当する範囲に含まれる座標点については、それぞれ関連付けられた時刻情報から現在時刻までに変更時間を経過しておらず(ステップS508参照)、設定線種でストロークが表示されている。
[本第2実施形態のストローク表示システムによる作用効果]
このストローク表示システム11によれば、閲覧者は、ユーザが電子ペン1で記入用紙4に記入している手書きストロークをストローク表示装置2の画面で即時に表示して確認することができる。また、即時に表示する際、ストロークを構成する座標点(座標情報)のうち、新しい座標点は設定線種である「あか」色、太さ「24pt」で表示され、変更時間を経過した座標点は初期設定の線種である「くろ」色、太さ「10pt」で表示されて、新しい座標点が強調されることで、複数のユーザの手書きストロークを同時に閲覧する場合であっても、閲覧者は特別な操作をすることなく、複数のユーザそれぞれの最新の記入箇所を一目で把握することができる。また、新しい座標点を強調するための設定線種は閲覧者が表示変更条件設定画面60によって設定することができ、例えば、表示途中で設定を変更したとしても、変更した設定線種をストローク表示に反映することが可能である。さらに、ストロークを構成する座標点単位でストローク表示処理を行うことで、画面上でストロークが設定線種から初期設定線種に変更されて表示されていく変化がより滑らかに表示される。
<第3実施形態>
次に第3実施形態について説明する。第3実施形態と第1実施形態及び第2実施形態とが同様の部分については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。第3実施形態と他の実施形態とは表示変更条件が異なる。具体的に、第1及び第2実施形態では、設定された変更時間が経過したストローク又は座標点について線種変更表示処理を行ったが、第3実施形態では、設定された変更ストローク数を超えたストロークについて線種変更表示処理を行う。第3実施形態のストローク表示装置2の記憶手段25には、電子ペン1のペンIDごとに最新ストローク番号が記憶される。
図17は、第3実施形態における表示変更条件設定画面61の例を示している。表示変更条件設定画面61は、表示ストローク色設定リスト611、表示ストロークサイズ設定リスト612、変更ストローク数設定リスト613、確定ボタン614及びキャンセルボタン615で構成されている。次に、表示変更条件設定画面61の各構成要素の機能について説明する。表示ストローク色設定リスト611は、プルダウンメニュー方式になっており、表示を変更する前の表示ストローク色を設定する。表示ストロークサイズ設定リスト612は、プルダウンメニュー方式になっており、表示を変更する前の表示ストロークサイズ(pt)を設定する。変更ストローク数設定リスト613は、プルダウンメニュー方式になっており、表示を変更する条件となる変更ストローク数を設定する。確定ボタン614は、表示変更条件設定画面61の設定内容を確定して記憶手段25に記憶し、表示変更条件設定画面61を閉じる。キャンセルボタン615は、表示変更条件設定画面61の設定内容をキャンセルし、表示変更条件設定画面61を閉じる。
(表示形態7)
図18は、第3実施形態において、設定線種及び変更ストローク数を設定する場合の描画アプリ5のある時点での表示形態を示している。閲覧者が、オプション表示ボタン504を選択すると、処理手段26は、表示変更条件設定画面61をポップアップ表示させる。閲覧者は、表示変更条件設定画面61により、ストロークの変更表示に関する設定(設定線種及び変更ストローク数)を行うことができる。具体的に、設定線種の設定を、「あか」色、太さ「24pt」と設定し、変更ストローク数「10」と設定する(図17参照)。なお、設定線種及び変更ストローク数の設定は手書きストローク表示中に行ってもよい。図17のように、閲覧者が、ユーザ別表示ボタン503Aを選択した状態で、表示変更条件設定画面61によりストロークの変更表示に関する設定を行い、確定ボタン614を選択して表示変更条件設定画面61を閉じると、処理手段26は、設定線種による表示対象となるストローク情報に対応するストロークを設定線種(「あか」色、太さ「24pt」)でストローク表示領域501Aに即時に表示し、当該ストロークを表示した後にストローク表示領域501Aに表示されたストロークの数が変更ストローク数「10」を超えたストロークから順に初期設定の線種(「くろ」色、太さ「10pt」)で変更表示していく。即ち、処理手段26は、新しい方から変更ストローク数に相当するストローク(本例では最新のストロークから10個のストローク)を設定線種で表示し、それより古いストロークを初期設定の線種で表示する。
[ストローク表示処理フロー]
本第3実施形態のストローク表示システム12によるストローク表示処理フローを、図19及び図20を参照して説明する。本第3実施形態のストローク表示処理では、逐次、ストロークを構成する座標点が追加で描画されてストロークが表示され、記入された順にストローク情報ごとに、線種変更表示処理が実行される。
図19及び図20は、各記入情報ごとに実行されるストローク表示処理フローである。ユーザが、記入用紙4に対し電子ペン1で文字等を記入すると、電子ペン1は、ペンダウン時には、ペンダウン情報PD及びペンIDが関連付けられた記入情報をストローク表示装置2へ送信し、ストロークの記入中は、ストロークに沿ってドットパターンが撮像されて演算された座標情報を含む座標属性情報とペンIDを対応付けて記入情報を生成し、ストローク表示装置2に送信する(ステップS601)。
ストローク表示装置2では、受信手段22が、電子ペン1から送信された記入情報を受信すると、処理手段26は、記憶手段25に、その記入情報を記憶させる(ステップS701)。次に、処理手段26は、その記入情報にペンダウン情報PDが含まれるか否かを判定する(ステップS702)。ペンダウン情報PDが含まれると判定した場合(ステップS702:Yes)、処理手段26は、新しいストローク情報の記憶領域を記憶手段25に設定させる(ステップS703)。一方、ペンダウン情報PDが含まれないと判定した場合(ステップS702:No)、処理手段26は、記入情報にペンアップ情報PUが含まれるか否かを判定する(ステップS704)。ペンアップ情報PUが含まれないと判定した場合(ステップS704:No)、処理手段26は、記入情報に含まれる座標属性情報を最新のストローク情報として、記憶手段25に対してステップS703で設定した記憶領域に記憶させる(ステップS705)。このとき既に記憶されている最新ストローク情報があれば、記憶手段25は、当該座標属性情報を最新ストローク情報の一部として追加して記憶する。次に、処理手段26は、閲覧者が表示変更条件設定画面61により設定した設定線種(「あか」色、太さ「24pt」)を記憶手段25から読み込み(ステップS706)、ストローク情報に基づいて、設定線種でストローク表示領域501に当該ストロークを表示する(ステップS707)。一方、ステップS704でペンアップ情報PUが識別された場合(ステップS704:Yes)、処理手段26は、記憶手段25にペンIDごとに記憶されている最新ストローク番号(最新ストロークに付与されたストローク番号)を読み込み(ステップS708)、読み込んだ最新ストローク番号に1を加算するインクリメントを行って、記憶手段25に対して演算結果を最新ストローク番号として更新して記憶させる(ステップS709)。そして、ステップS705で記憶手段25に記憶されている最新ストローク情報にステップS709で更新された最新ストローク番号をそのストローク番号として付与して、記憶手段25に記憶させる(ステップS710)。
続いて、処理手段26は、閲覧者が表示変更条件設定画面61により設定した設定線種及び変更ストローク数を記憶手段25から読み込み(ステップS801)、さらに、最新ストローク番号を記憶手段25から読み込み(ステップS802)、当該ストロークに対応付けられたストローク番号が、最新ストローク番号から小さい方(古い方)に変更ストローク数「10」以内であるか否かを判定する(ステップS803)。言い換えると、処理手段26は、当該ストローク番号が、[最新ストローク番号−変更ストローク数]と「最新ストローク番号」との間にあるか否かを判定する。そして、処理手段26は、当該ストロークのストローク番号が、最新ストローク番号から小さい方に変更ストローク数「10」以内であると判定した場合(ステップS803:Yes)、ステップS801に戻り、ステップS801〜S803を繰り返す。一方、処理手段26は、当該ストロークのストローク番号が、最新ストローク番号から小さい方に変更ストローク数「10」以内でないと判定した場合(ステップS803:No)、初期設定の線種を記憶手段25から読み込み(ステップS805)、当該ストロークを初期設定の線種で変更して表示する(ステップS806)。
なお、最新ストローク番号は、ペンIDごとに、受信手段22が新たなストロークのストローク情報を受信する度に、処理手段26により更新される。即ち、最新ストローク番号は、常にストローク表示装置2が最も新しく受信したストロークに付与したストローク番号となっている。
次に、図19及び図20に示すストローク表示処理フローにおける処理の流れを、電子ペン1が送信する記入情報の種類ごとに説明する。ペンダウン時には、ペンダウン情報PD及びペンIDが関連付けられた記入情報が電子ペン1から送信される(ステップS601)ため、ストローク表示装置2では、処理手段26は、記憶手段25にその記入情報を記憶させ(ステップS701)、その記入情報にペンダウン情報PDが含まれることを認識し(ステップS702:Yes)、新しいストローク情報の記憶領域を記憶手段25に設定させる(ステップS703)。
続いて、ストロークの記入中は、座標情報を含む座標属性情報とペンIDとが関連付けられた記入情報が電子ペン1から送信される(ステップS601)ため、ストローク表示装置2では、処理手段26は、記憶手段25にその記入情報を記憶させ(ステップS701)、その記入情報にペンダウン情報PDが含まれておらず(ステップS702:No)、ペンアップ情報PUも含まれていないことを認識し(ステップS704:No)、記入情報に含まれる座標属性情報を最新のストローク情報として、記憶手段25に対してステップS703で設定した記憶領域に追加的に記憶させる(ステップS705)。そして、処理手段26は、閲覧者が表示変更条件設定画面61により設定した設定線種を記憶手段25から読み込み(ステップS706)、ストローク情報に基づいて、設定線種でストローク表示領域501に当該ストロークを表示していく(ステップS707)。
ペンアップ時には、ペンアップ情報PU及びペンIDが関連付けられた記入情報が電子ペン1から送信される(ステップS601)ため、ストローク表示装置2では、処理手段26は、記憶手段25にその記入情報を記憶させ(ステップS701)、その記入情報にペンダウン情報PDは含まれていないが(ステップS702:No)、ペンアップ情報PUは含まれていることを認識し(ステップS704:Yes)、記憶手段25にペンIDごとに記憶されている最新ストローク番号(最新ストロークに付与されたストローク番号)を読み込み(ステップS708)、読み込んだ最新ストローク番号に1を加算するインクリメントを行って、記憶手段25に対して演算結果を最新ストローク番号として更新して記憶させる(ステップS709)。そして、これまでに受信した最新ストローク情報のストローク番号としてステップS709で更新された最新ストローク番号を付与して、記憶手段25に記憶させる(ステップS710)。その後は、処理手段26は、図20に示すステップS801〜S806の処理を行い、ストローク情報に対応付けられたストローク番号と、記憶手段25が記憶する最新ストローク番号とを比較し、当該ストローク情報に対応するストロークが表示されてから後に表示されるストローク数が変更ストローク数を超過するまでは、設定線種で当該ストロークを表示させ続け、変更ストローク数を超過すると、当該ストロークを初期設定の線種に変更して表示させる。なお、図20に示す変更ストローク数超過前から超過後における線種変更表示処理は、各ストローク情報ごとに実行されるため、ストローク表示領域501では、変更ストローク数を超過する数のストロークが表示されると、ストローク番号が小さいストロークから、順次、線種変更表示されていくことになる。
いま、一例としてストローク表示装置2が18個目のストロークについてのペンアップ情報PUを受信した状態にあると仮定する。この場合、処理手段26は最新ストローク番号を「18」に設定している。図20に示す線種変更表示処理はストローク情報ごとに実行されるので、この状態において、ストローク番号「1」のストロークを対象ストロークとするストローク表示処理から、ストローク番号「18」のストロークを対象とするストローク表示処理まで、合計18個のストローク表示処理がこの状態までに実行されている。この場合、最新ストローク番号から小さい方に変更ストローク数「10」以内となるストローク、即ち、ストローク番号「9」〜「18」のストロークに対する合計10個の線種変更表示処理が同時に、並列に実行されて当該10個のストロークが設定線種で表示されており、それより小さい(古い)ストローク番号「1」〜「8」のストロークに対する合計8個の線種変更表示処理が終了して、当該8個のストロークが初期設定の線種で表示されている。
例えば、ストローク番号「15」のストローク情報に対応する線種変更表示処理では、ステップS803において、対象ストローク番号「15」が、最新ストローク番号「18」から小さい方へ変更ストローク数「10」以内であるので、ステップS803の判定結果はYesとなり、そのストローク情報に対応するストロークは設定線種で表示され、そのストローク情報に対する線種変更表示処理は継続する。これに対し、ストローク番号「8」のストローク情報に対する線種変更表示処理では、ステップS803において、対象ストローク番号「8」が、最新ストローク番号「18」から古い方へ変更ストローク数「10」以内ではなくなるので、ステップS803の判定結果はNoとなり、そのストローク情報に対応するストロークは初期設定の線種で変更して表示され、そのストローク情報に対する線種変更表示処理は終了する。
[本第3実施形態のストローク表示システムによる作用効果]
このストローク表示システム12によれば、閲覧者は、ユーザが電子ペン1で記入用紙4に記入している手書きストロークをストローク表示装置2の画面で即時に表示して確認することができる。また、即時に表示する際、新しいストロークは設定線種である「あか」色、太さ「24pt」で表示され、変更ストローク数を超過したストロークは初期設定の線種である「くろ」色、太さ「10pt」で表示されて、新しいストロークが強調されることで、複数のユーザの手書きストロークを同時に閲覧する場合であっても、閲覧者は特別な操作をすることなく、複数のユーザそれぞれの最新の記入箇所を一目で把握することができる。また、新しいストロークを強調するための設定線種は閲覧者が表示変更条件設定画面61によって設定することができ、例えば、表示途中で設定を変更したとしても、変更した設定線種をストローク表示に反映することが可能である。さらに、変更条件を時間ではなくストローク数にしたことで、ユーザが記入用紙4にストロークを記入した際、記入の途中で中断し、間を空けて記入を再開したような場合でも、最新ストロークから新しい順に変更ストローク数内のストロークは設定線種で表示されたままなので、一目で最新の記入箇所を把握できる。
<変形例>
上記の第1〜第3実施形態では、電子ペン1のリアルタイムクロック110が発信する現在時刻を座標情報に対応付けてストローク表示装置2に送信していたが、本発明の適用はこれに限られない。ストローク表示装置2で、受信手段22が受信した座標属性情報に、クロック27の供給する現在時刻を受信時の時刻情報(タイムスタンプ)として対応付けることとしてもよい。この場合、ストローク表示装置2のクロック27と電子ペン1のリアルタイムクロック110は同期をとることが不要となり、更には、電子ペン1がリアルタイムクロック110を持たなくてもよくなる。またこの場合、座標属性情報に対応付けられた受信時の時刻情報に基づいて、当該ストローク情報の代表時間が設定される。上記の実施形態では、ストローク表示装置2は、電子ペン1から即時に送信されて受信する座標属性情報を即時にストローク表示領域501に表示するため、座標属性情報に対応付けられた記入時の時刻情報又は記入時の時刻情報に基づきストローク情報に設定された代表時間をストローク領域501に表示した時刻として、ストローク表示処理を行う。ストローク表示装置2が、座標属性情報に受信時の時刻情報を対応付ける変形例の場合も同様に、座標属性情報に対応付けられた受信時の時刻情報又はそれに基づくストローク情報の代表時間をストローク領域501に表示した時刻として、ストローク表示処理を行う。
また、上記の実施形態及び変形例では、座標属性情報等に関連付けする時間情報を、電子ペン1のリアルタイムクロック110から供給される時刻情報、又は、ストローク表示装置2のクロック27から供給される時刻情報としたが、本発明の適用はこれに限られない。電子ペン1の処理手段26が、描画アプリ5を起動してからの経過時間をカウントすることとして、座標属性情報に、座標属性情報を受信した時の経過時間又は座標属性情報を表示した時の経過時間を対応付けることとしてもよい。そして、ステップS302,S508で、処理手段26は、ストローク情報又は座標属性情報に対応付けられた時間情報(受信時又は表示時の経過時間)と、現在の経過時間とによって、変更時間が経過したか否かを判定する。また、座標属性情報には、必ずしも筆圧データを含めなくてもよい。
また、上記の実施形態では、線種設定手段による線種設定及び表示変更条件設定手段による表示変更条件の設定を、表示変更条件設定画面60,61(参照図8,17)にまとめて、1度に行えるように構成しているが、本発明の適用はこれに限られない。例えば、表示ストローク色設定リスト601,611、表示ストロークサイズ設定リスト602,612、確定ボタン604,614及びキャンセルボタン605,615と同様の機能で構成される線種設定画面と、変更時間設定リスト603,613、確定ボタン604,614及びキャンセルボタン605,615と同様の機能で構成される表示変更条件設定画面の2つの設定画面で、線種設定手段による線種設定及び表示変更条件設定手段による表示変更条件の設定を、別々に行えるようにしてもよい。また、表示ストローク色設定リスト601,611、表示ストロークサイズ設定リスト602,612、変更時間設定リスト603,613は、プルダウンメニュー方式に限られず、閲覧者が任意の数値を入力できるようにしてもよい。
1A,1B(1)…電子ペン
2…ストローク表示装置
3…プロジェクター
4A,4B(4)…記入用紙
5…描画アプリ(描画アプリケーション)
501A,501B(501)…ストローク表示領域
502…ユーザ表示リスト
503A,503B(503)…ユーザ別表示ボタン
504…オプション表示ボタン
10,11,12…ストローク表示システム
60,61…表示変更条件設定画面
601,611…表示ストローク色設定リスト
602,612…表示ストロークサイズ設定リスト
603…変更時間設定リスト
613…変更ストローク数設定リスト
21…入力手段
22…受信手段
23…送信手段
24…表示手段
25…記憶手段
26…処理手段
27…クロック

Claims (16)

  1. 電子ペンによって記入された手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
    前記記入情報に基づいて、手書きストロークを即時に表示手段に表示する処理手段と、
    手書きストロークの線種を設定するための線種設定手段と、
    表示している手書きストロークの線種を変更する条件を設定するための表示変更条件設定手段と、を備え、
    前記処理手段は、手書きストロークを前記線種設定手段によって設定された設定線種によって前記表示手段に表示し、前記表示変更条件設定手段によって設定された表示変更条件を満たすと、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とするストローク表示装置。
  2. 前記表示変更条件設定手段は、前記表示変更条件として変更時間を設定し、
    前記処理手段は、手書きストロークを前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記変更時間が経過すると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする請求項1に記載のストローク表示装置。
  3. 前記処理手段は、手書きストロークごとに、各手書きストロークに設定された代表時間から現在時刻までに前記変更時間が経過する前までは、前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記代表時間から現在時刻までに前記変更時間が経過すると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする請求項2に記載のストローク表示装置。
  4. 前記処理手段は、前記受信手段が前記電子ペンからペンアップを示す記入情報を受信する都度、当該ペンアップを示す記入情報によって規定される手書きストロークに対して、前記代表時間を設定することを特徴とする請求項3に記載のストローク表示装置。
  5. 前記処理手段は、前記記入情報に含まれる座標情報に基づいて、手書きストロークを構成する座標点ごとに当該座標点が有する時間情報から現在時刻までに前記変更時間が経過する前までは前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記時間情報から現在時刻までに前記変更時間が経過すると、当該座標点を前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする請求項2に記載のストローク表示装置。
  6. 前記表示変更条件設定手段は、前記表示変更条件として変更ストローク数を設定し、
    前記処理手段は、手書きストロークを前記設定線種によって前記表示手段に表示し、当該手書きストロークが、最新の手書きストロークから前記変更ストローク数以内でなくなると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする請求項1に記載のストローク表示装置。
  7. 前記処理手段は、
    受信した前記記入情報に含まれるストローク情報にストローク番号を付与する番号付与手段を備え、
    前記処理手段は、手書きストロークが、最新の手書きストロークから前記変更ストローク数以内であるか否かを、前記ストローク番号に基づいて判定することを特徴とする請求項6に記載のストローク表示装置。
  8. 前記番号付与手段は、前記受信手段が前記電子ペンからペンアップを示す記入情報を受信する都度、前記ストローク情報にストローク番号を付与することを特徴とする請求項7に記載のストローク表示装置。
  9. 電子ペンによって記入された手書きストロークを即時に表示手段に表示するストローク表示装置により実行されるプログラムであって、
    電子ペンから手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段、
    前記記入情報に基づいて、手書きストロークを即時に前記表示手段に表示する処理手段、
    手書きストロークの線種を設定するための線種設定手段、
    表示している手書きストロークの線種を変更する条件を設定するための表示変更条件設定手段、として前記ストローク表示装置を機能させ、
    前記処理手段は、手書きストロークを前記線種設定手段によって設定された設定線種によって前記表示手段に表示し、前記表示変更条件設定手段によって設定された表示変更条件を満たすと、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とするプログラム。
  10. 前記表示変更条件設定手段は、前記表示変更条件として変更時間を設定し、
    前記処理手段は、手書きストロークを前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記変更時間が経過すると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記処理手段は、手書きストロークごとに、各手書きストロークに設定された代表時間から現在時刻までに前記変更時間が経過する前までは、前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記代表時間から現在時刻までに前記変更時間が経過すると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記処理手段は、前記受信手段が前記電子ペンからペンアップを示す記入情報を受信する都度、当該ペンアップを示す記入情報によって規定される手書きストロークに対して、前記代表時間を設定することを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記処理手段は、前記記入情報に含まれる座標情報に基づいて、手書きストロークを構成する座標点ごとに当該座標点が有する時間情報から現在時刻までに前記変更時間が経過する前までは前記設定線種によって前記表示手段に表示し、前記時間情報から現在時刻までに前記変更時間が経過すると、当該座標点を前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  14. 前記表示変更条件設定手段は、前記表示変更条件として変更ストローク数を設定し、
    前記処理手段は、手書きストロークを前記設定線種によって前記表示手段に表示し、当該手書きストロークが、最新の手書きストロークから前記変更ストローク数以内でなくなると、当該手書きストロークを前記設定線種とは異なる線種によって変更して表示することを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  15. 前記処理手段は、
    受信した前記記入情報に含まれるストローク情報にストローク番号を付与する番号付与手段、を備え、
    前記処理手段は、手書きストロークが、最新の手書きストロークから前記変更ストローク数以内であるか否かを、前記ストローク番号に基づいて判定することを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記番号付与手段は、前記受信手段が前記電子ペンからペンアップを示す記入情報を受信する都度、前記ストローク情報にストローク番号を付与することを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
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