(第1実施形態)
以下、本発明に係る車載用ナビゲーション装置の第1実施形態について、図1乃至図11を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態における車載用ナビゲーション装置1は、大別して、ナビゲーションメインユニット2と、このナビゲーションメインユニット2にそれぞれ接続されたGPSレシーバ3、自律航法センサ4、入力操作部5、ディスプレイ6およびスピーカ7とによって構成されている。
GPSレシーバ3は、図示しないGPS衛星から配信されるGPS情報(時刻や軌道に関する情報)を受信し、受信したGPS情報をナビゲーションメインユニット2側に出力するようになっている。
自律航法センサ4は、自車両の加速度、車速および自車方位等を検出し、検出結果をナビゲーションメインユニット2側に出力するようになっている。この自律航法センサ4は、ジャイロセンサ等からなるものであってもよい。
入力操作部5は、車載用ナビゲーション装置1に対する種々の入力操作に用いられるようになっている。この入力操作部5は、リモコン、ディスプレイ6のタッチパネル、リニアエンコーダまたはロータリエンコーダ等であってもよい。
次に、ナビゲーションメインユニット2について詳述すると、図1に示すように、ナビゲーションメインユニット2は、システムバス8にそれぞれ接続されたナビCPU10、ROM11、RAM12およびハードディスクドライブ(HDD)14によって構成されている。
ここで、ナビCPU10は、地図表示機能、自車位置算出機能、経路探索機能、経路誘導機能および施設検索機能等の車載用ナビゲーション装置1の各種の機能を実行するようになっている。
また、ROM11には、ナビCPU10の実行プログラムが記憶されており、ナビCPU10は、この実行プログラムを実行することによって車載用ナビゲーション装置1の機能を実行するようになっている。
さらに、RAM12は、ナビCPU10による処理結果等のデータの一時的な保存等に用いられるようになっている。
さらにまた、ハードディスクドライブ14は、地図データ記憶手段として機能するようになっており、図2に示すように、ハードディスクドライブ14には、施設の所定の属性を示す施設である施設情報を含む地図データが記憶されている。具体的には、図2には、複数の施設(施設A、施設B、施設C・・・)ごとに図示しない個別の識別コードが付与されて管理された各施設のそれぞれの施設情報として、各施設の名称、住所、電話番号、ジャンルおよび営業時間の各属性を示す施設情報が示されている。なお、図示はしないが、地図データには、道路データ(リンク、ノード、セグメントおよび形状補間点等)や背景データ(点、ポリライン、ポリゴンおよびテキスト等)等のデータも含まれている。
以下、施設情報のうちの施設の営業時間を示す情報を営業時間情報と称する。
この営業時間情報は、地図データの作成時あるいは更新時に地図データに組み込まれるものであってもよい。また、前記営業時間情報は、施設の定休日を含めた情報であってもよい。さらに、図2における施設Aの営業時間に示すように、営業時間情報が示す施設の営業時間は、複数の時間帯に区分されている場合もある。
次に、ナビCPU10について詳述すると、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、自車位置検出手段としての自車位置算出部17を有しており、この自車位置算出部17には、GPSレシーバ3から出力されたGPS情報および自律航法センサ4から出力された検出結果が入力されるようになっている。そして、自車位置算出部17は、GPSレシーバ3側から入力されたGPS情報に基づいて、自車位置を絶対座標として算出する衛星航法を行うようになっている。また、自車位置算出部17は、自律航法センサ4側から入力された検出結果に基づいて、自車位置を前回の測位位置からの変化分である相対位置として算出する自律航法を行うようになっている。さらに、自車位置算出部17は、ハードディスクドライブ14に記憶されている地図データを用いることによって、衛星航法または自律航法によって算出された自車位置を地図データにおける該当する道路上の位置に補正するマップマッチング処理を行うようになっている。そして、自車位置算出部17は、マップマッチング処理が適正に行われた場合には、マップマッチング処理後の自車位置を最終的な算出結果とするようになっている。
また、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、地図表示手段としての地図描画部18を有している。この地図描画部18は、自車位置算出部17の算出結果およびハードディスクドライブ14に記憶されている地図データを用いることによって、所定領域の地図として、自車位置算出部17によって算出された自車位置の周辺の領域を示す地図(以下、自車位置周辺地図と称する)を生成するようになっている。そして、地図描画部18は、生成された自車位置周辺地図をディスプレイ6に表示するようになっている。
さらに、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、目的地設定手段としての目的地設定部19を有しており、この目的地設定部19は、ディスプレイ6にナビゲーションの目的地を設定するための目的地設定用の操作画面を表示した上で、この操作画面に対するユーザの入力操作部5を用いた入力操作に応じた目的地を設定するようになっている。
さらにまた、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、経路探索手段としての経路探索部20を有しており、この経路探索部20は、ハードディスクドライブ14に記憶されている地図データを用いることによって、自車位置算出部17によって算出された自車位置から目的地設定部19によって設定された目的地までの経路(例えば、推奨経路)を探索するルート計算を行うようになっている。
また、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、経路誘導手段としての経路誘導部21を有しており、この経路誘導部21は、経路探索部20によって探索された経路に沿って自車両を目的地へと誘導する経路誘導(換言すればルート案内)を行うようになっている。この経路誘導は、例えば、ディスプレイ6に交差点拡大図を表示することや、地図描画部18によってディスプレイ6に表示された地図上に、経路探索部20によって探索された経路の画像を重畳表示すること、あるいは、スピーカ7を介して交差点右左折案内用の音声を出力すること等によって行われるようになっている。
さらに、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、施設提示手段としての施設提示部22を有している。この施設提示部22は、ハードディスクドライブ14に前記施設情報の一部として記憶された前記営業時間情報に基づいて、所定の時刻が営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻となる前記所定の時刻を基準とした営業開始間際の施設をユーザに提示するようになっている。
この施設提示部22は、複数の提示態様によって前記営業開始間際の施設をユーザに提示するようになっている。
以下、前記営業開始間際の施設の複数の提示態様について、各提示態様による提示を具現化するための構成とともに説明する。
(営業開始間際の施設の第1の提示態様)
施設提示部22による前記営業開始間際の施設の第1の提示態様は、地図上のアイコン(ランドマーク)の表示態様の制御によって、所定の時刻としての現在の時刻が営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻となる現在の時刻を基準とした営業開始間際の施設をユーザに提示する態様である。
この第1の提示態様による提示を具現化するための構成として、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、施設アイコン表示手段としての施設アイコン描画部23を有している。この施設アイコン描画部23は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報に基づいて、地図描画部18によって表示される前記自車位置周辺地図上に、この自車位置周辺地図の領域内(以下、地図領域内と称する)に存在する施設を示すアイコンを重畳表示するようになっている。
また、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、現在時刻取得手段としての現在時刻取得部24を有しており、この現在時刻取得部24は、現在の時刻を継続的に取得するようになっている。なお、現在時刻取得部24によって取得される現在の時刻は、年月日をともなう時刻であってもよい。また、現在時刻取得部24は、例えば、GPSレシーバ3によって受信されたGPS情報や自車両に搭載されたラジオの時報等から現在の時刻を取得するようにしてもよい。
さらに、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1の地図領域内該当施設抽出手段としての機能を有する地図領域内該当施設抽出部25を有している。
この地図領域内該当施設抽出部25は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記地図領域内に存在する施設についての前記営業時間情報と、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻とに基づいて、前記地図領域内に存在する施設の中から第1の地図領域内該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第1の地図領域内該当施設とは、前記地図領域内に存在する施設のうちの現在の時刻が営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻となる現在の時刻を基準とした営業開始間際の施設のことをいう(以下、同様)。なお、前記第1の地図領域内該当施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができ、この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
また、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1のアイコン表示態様制御手段としてのアイコン表示態様制御部27を有している。このアイコン表示態様制御部27は、地図領域内該当施設抽出部25によって抽出された前記第1の地図領域内該当施設についての前記アイコンの表示態様を、前記第1の地図領域内該当施設以外の前記地図領域内に存在する施設についての前記アイコンの表示態様と異ならせるように施設アイコン描画部23を制御するようになっている。
そして、第1の提示態様において、施設提示部22は、前記現在の時刻を基準とした営業開始間際の施設のユーザへの提示を、施設アイコン描画部23によるアイコン表示態様制御部27の前記制御にしたがった表示態様での前記第1の地図領域内該当施設を示すアイコンの表示によって行うようになっている。
なお、地図領域内該当施設抽出部25は、前記地図領域内に存在する施設を、前記第1の地図領域内該当施設、現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設、現在の時刻を基準とした営業中の施設および現在の時刻を基準とした営業時間外の施設の4種類の施設に分類することによって、前記第1の地図領域内該当施設を含めた4種類の施設を同時に抽出するようにしてもよい。ただし、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設とは、前記地図領域内に存在する施設のうちの現在の時刻が営業終了まで所定時間以内の営業終了前の時刻となる施設のことである(以下、同様)。この営業終了間際の施設を規定する前記所定時間も、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。また、前記現在の時刻を基準とした営業中の施設とは、前記地図領域内に存在する施設のうちの現在の時刻が営業時間内となる施設であって、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設以外の施設のことである(以下、同様)。さらに、前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設とは、前記地図領域内に存在する施設のうちの現在の時刻が営業時間外となる施設であって、前記第1の地図領域内該当施設以外の施設のことである(以下、同様)。
このような4種類の施設への分類および抽出は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記地図領域内に存在する施設についての前記営業時間情報と、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻とに基づいて行うことができる。
そして、アイコン表示態様制御部27は、これら4種類の施設についての前記アイコンの表示態様を互いに異ならせるように施設アイコン描画部23を制御するようにしてもよい。この場合には、前記地図領域内に存在する施設が、前記4種類の施設に分類された状態で、互いに異なる提示態様でユーザに提示されることになる。
ここで、図4は、このような第1の提示態様の具体例を示したものである。図4においては、自車位置周辺地図29上に、前記地図領域内に存在する施設を示す互いに表示態様が異なる4種類のアイコン30a,30b,30c,30dが重畳表示されている。ここで、図4に示される4種類のアイコン30a,30b,30c,30dのうち、前記第1の地図領域内該当施設についてのアイコン30aは、アイコン表示態様制御部27による施設アイコン描画部23の制御によって点滅表示すなわち点灯(表示)と消滅(非表示)とを交互に繰り返す表示態様で表示されている。ただし、このアイコン30aの点灯時における表示色は、所定の明色とされている。このとき、アイコン表示態様制御部27は、現在の時刻が営業開始時刻に近いほど、点滅の周期を短くするように制御してもよい。例えば、現在の時刻が営業開始5分前の場合には、点滅の周期を100〔msec〕、現在の時刻が営業開始10分前の場合には、点滅の周期を500〔msec〕、現在の時刻が営業開始15分前の場合には、点滅の周期を1〔sec〕としてもよい。また、図4に示される4種類のアイコン30a,30b,30c,30dのうち、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設についてのアイコン30bは、アイコン表示態様制御部27による施設アイコン描画部23の制御によって点滅表示されている。ただし、このアイコン30bの点灯時における表示色は、所定の暗色(例えば、グレー)とされている。このとき、アイコン表示態様制御部27は、現在の時刻が営業終了時刻に近いほど、点滅の周期を短くするように制御してもよい。さらに、図4に示される4種類のアイコン30a,30b,30c,30dのうち、前記現在の時刻を基準とした営業中の施設についてのアイコン30cは、アイコン表示態様制御部27による施設アイコン描画部23の制御によって通常表示すなわち常時点灯状態で表示されている。ただし、このアイコン30cの表示色は、所定の明色とされている。さらにまた、図4に示される4種類のアイコン30a,30b,30c,30dのうち、前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設についてのアイコン30dは、アイコン表示態様制御部27による施設アイコン描画部23の制御によって常時点灯表示されている。ただし、このアイコン30dの表示色は、所定の暗色とされている。
これにより、ユーザは、前記所定の明色で点滅表示されているアイコン30aに対応する施設が現在営業開始間際であることを迅速に把握することができる。このとき、ナビCPU10は、前記所定の明色で点滅表示されているアイコン30aに対応する施設が現在営業開始間際であることを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。また、このとき、ナビCPU10は、前記所定の暗色で点滅表示されているアイコン30bに対応する施設が現在営業終了間際であることを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。さらに、このとき、ナビCPU10は、通常表示されているアイコン30cに対応する施設が現在営業中であることを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。さらにまた、このとき、ナビCPU10は、前記所定の暗色で常時点灯表示されているアイコン30dに対応する施設が現在営業していないことを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。
また、図4に示したようなアイコン30a,30b,30c,30dの表示は、現在の時刻と営業時間との時間的な関係に応じた表示態様でのアイコンの表示を行う旨のアイコンの表示モード(以下、第1のアイコン表示モードと称する)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によってアイコン表示態様制御部27に設定されている場合に行うようにしてもよい。
次に、この第1の提示態様による提示動作の一例について説明する。
第1の提示態様においては、まず、図5のステップ1(ST1)に示すように、地図描画部18により、入力操作部5の操作によって前記自車位置周辺地図の地図表示の指示があったか否かを判定し、指示があった場合にはステップ2(ST2)に進み、指示がなかった場合には処理を終了する。
次いで、ステップ2(ST2)において、施設アイコン描画部23により、前記自車位置周辺地図上に前記アイコンを表示するような動作モードの設定が施設アイコン描画部23に対してなされているか否かを判定し、当該設定がなされている場合にはステップ3(ST3)に進み、当該設定がなされていない場合には処理を終了する。なお、地図上にアイコンを表示するような動作モードの設定は、入力操作部5を用いた当該動作モードの設定画面(図示せず)に対する入力操作にしたがってナビCPU10が行うようにすればよい。
次いで、ステップ3(ST3)において、施設アイコン描画部23により、ハードディスクドライブ14に記憶されている前記地図領域内に存在する施設についての前記施設情報を取得する。この施設情報には、前記営業時間情報も含まれている。なお、このとき、地図領域内該当施設抽出部25は、地図描画部18が前記自車位置周辺地図を表示するためにハードディスクドライブ14から読み出してRAM12に一時的に保存した地図データに対応する前記施設情報を、前記地図領域内(すなわち、前記自車位置周辺地図に示される領域内)に存在する施設についての前記施設情報としてRAM12から取得するようにしてもよい。
次いで、ステップ4(ST4)において、アイコン表示態様制御部27により、前記第1のアイコン表示モードが設定されているか否かを判定し、設定されている場合にはステップ5(ST5)に進み、設定されていない場合にはステップ13(ST13)に進む。
ステップ5(ST5)においては、地図領域内該当施設抽出部25により、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻を現在時刻取得部24から取得してステップ6(ST6)に進む。
一方、ステップ13(ST13)においては、施設アイコン描画部23により、 前記自車位置周辺地図上にアイコン表示態様制御部27に設定されている前記第1のアイコン表示モード以外のアイコンの表示モードでアイコンの重畳表示を行って処理を終了する。なお、前記第1のアイコン表示モード以外のアイコンの表示モードには、例えば、前記地図領域内に存在する施設の全てのアイコンを同じ表示態様(例えば、明色による常時点灯表示)で表示するモードや、後述する現在の時刻とタイムサービス実施時間との時間的な関係に応じた表示態様でのアイコンの表示を行う旨のアイコンの表示モード等を考えることができる。
次いで、ステップ6(ST6)において、地図領域内該当施設抽出部25により、ステップ3(ST3)において取得された前記施設情報における前記営業時間情報と、ステップ5(ST5)において取得された現在の時刻とに基づいて、前記地図領域内に存在する施設に対して、各施設ごとに現在の時刻が営業時間内であるか否かの判定を行う。そして、このステップ6(ST6)における判定において否定的な判定結果が得られた場合にはステップ7(ST7)に進み、肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ9(ST9)に進む。
ステップ7(ST7)においては、地図領域内該当施設抽出部25により、ステップ3(ST3)において取得された前記施設情報における前記営業時間情報と、ステップ5(ST5)において取得された現在の時刻とに基づいて、前記第1の地図領域内該当施設および前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設を抽出する。具体的には、前記地図領域内に存在する施設に対して、各施設ごとに現在の時刻が営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻か否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ8(ST8)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ12(ST12)に進む。そして、前記地図領域内に存在する施設のうち、ステップ8(ST8)に進む施設が前記第1の地図領域内該当施設となり、ステップ12(ST12)に進む施設が前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設となる。
一方、ステップ9(ST9)において、地図領域内該当施設抽出部25により、ステップ3(ST3)において取得された前記施設情報における前記営業時間情報と、ステップ5(ST5)において取得された現在の時刻とに基づいて、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設および前記現在の時刻を基準とした営業中の施設を抽出する。具体的には、前記地図領域内に存在する施設に対して、各施設ごとに現在の時刻が営業終了まで所定時間以内の営業終了前の時刻か否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ10(ST10)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ11(ST11)に進む。そして、前記地図領域内に存在する施設のうち、ステップ10(ST10)に進む施設が、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設となり、ステップ11(ST11)に進む施設が、前記現在の時刻を基準とした営業中の施設となる。
次いで、ステップ7(ST7)において、施設アイコン描画部23により、アイコン表示態様制御部27の前記制御にしたがった表示態様(前記第1の地図領域内該当施設に対応する表示態様)での前記第1の地図領域内該当施設を示すアイコン30a(図4参照)の表示を行って処理を終了する。
また、ステップ12(ST12)において、施設アイコン描画部23により、アイコン表示態様制御部27の前記制御にしたがった表示態様での前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設を示すアイコン30d(図4参照)の表示を行って処理を終了する。
さらに、ステップ10(ST10)において、施設アイコン描画部23により、アイコン表示態様制御部27の前記制御にしたがった表示態様での前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設を示すアイコン30b(図4参照)の表示を行って処理を終了する。
さらにまた、ステップ11(ST11)において、施設アイコン描画部23により、アイコン表示態様制御部27の前記制御にしたがった表示態様での前記現在の時刻を基準とした営業中の施設を示すアイコン30c(図4参照)の表示を行って処理を終了する。
(営業開始間際の施設の第2の提示態様)
施設提示部22による前記営業開始間際の施設の第2の提示態様は、施設の検索結果の表示態様の制御によって、前記現在の時刻を基準とした営業開始間際の施設をユーザに提示する態様である。
この第2の提示態様による提示を具現化するための構成として、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、施設検索条件設定部32を有しており、この施設検索条件設定部32は、施設の検索条件として、前記施設情報に示される施設の属性に関する検索条件(名称、住所、電話番号、またはジャンル等)を設定するようになっている。この検索条件の設定は、目的地設定部19によって表示された目的地設定用の操作画面(目的地としての施設の検索条件を入力可能な画面構成の操作画面)に対する入力操作部5を用いた入力操作にしたがって設定されるようにしてもよい。
また、第2の提示態様による提示の具現化には、前述した現在時刻取得部24が用いられるようになっている。
さらに、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、施設検索手段としての施設検索部33を有しており、この施設検索部33は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報に基づいて、施設検索条件設定部32によって設定された前記施設情報に示される施設の属性に関する検索条件を満足する施設を検索するようになっている。
さらにまた、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、施設検索結果表示手段としての施設検索結果描画部34を有しており、この施設検索結果描画部34は、施設検索部33によって検索された施設を示す施設検索結果をディスプレイ6に表示するようになっている。
また、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1の検索施設内現時該当施設抽出手段としての機能を有する検索施設内現時該当施設抽出部35を有している。この検索施設内現時該当施設抽出部35は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記営業時間情報のうちの施設検索部33によって検索された施設についての前記営業時間情報と、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻とに基づいて、施設検索部33によって検索された施設の中から第1の検索施設内現時該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第1の検索施設内現時該当施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの現在の時刻が営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻となる現在の時刻を基準とした営業開始間際の施設をいう(以下、同様)。なお、前記第1の検索施設内現時該当施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
また、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1の検索施設内現時該当施設表示態様制御手段としての検索施設内現時該当施設表示態様制御部36を有している。この検索施設内現時該当施設表示態様制御部36は、検索施設内現時該当施設抽出部35によって抽出された前記第1の検索施設内現時該当施設についての前記施設検索結果の表示態様を、前記第1の検索施設内現時該当施設以外の施設検索部33によって検索された施設についての前記施設検索結果の表示態様と異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようになっている。
そして、第2の提示態様において、施設提示部22は、前記現在の時刻を基準とした営業開始間際の施設のユーザへの提示を、施設検索結果描画部34による検索施設内現時該当施設表示態様制御部36の前記制御にしたがった表示態様での前記第1の検索施設内現時該当施設を示す前記施設検索結果の表示によって行うようになっている。
なお、検索施設内現時該当施設抽出部35は、施設検索部33によって検索された施設を、前記第1の検索施設内現時該当施設、現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設、現在の時刻を基準とした営業中の施設および現在の時刻を基準とした営業時間外の施設の4種類の施設に分類することによって、前記第1の検索施設内現時該当施設を含めた4種類の施設を同時に抽出するようにしてもよい。ただし、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設とは、前記施設検索部33によって検索された施設のうちの現在の時刻が営業終了まで所定時間以内の営業終了前の時刻となる施設のことである(以下、同様)。この営業終了間際の施設を示す前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。また、前記現在の時刻を基準とした営業中の施設とは、前記施設検索部33によって検索された施設のうちの現在の時刻が営業時間内となる施設であって、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設以外の施設のことである(以下、同様)。さらに、前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの現在の時刻が営業時間外となる施設であって、前記第1の検索施設内現時該当施設以外の施設のことである(以下、同様)。
このような4種類の施設への分類および抽出は、ハードディスクドライブ14に記憶された施設検索部33によって検索された施設についての前記営業時間情報と、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻とに基づいて行うことができる。
そして、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36は、これら4種類の施設についての前記施設検索結果の表示態様を互いに異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようにしてもよい。この場合には、施設検索部33によって検索された施設が、前記4種類の施設に分類された状態で、互いに異なる提示態様でユーザに提示されることになる。
ここで、図6は、このような第2の提示態様の具体例を示したものである。図6には、施設検索結果描画部34によってディスプレイ6に表示される前記施設検索結果の一例としての検索結果一覧表示画面40が示されている。図6に示すように、検索結果一覧表示画面40には、施設検索部33によって検索された施設(図6においては施設名)をそれぞれ示す項目41a,41b,41c,41dが、図6における上側(先頭側)から下側に向かって所定の並び順で一覧表示されている。なお、検索結果一覧表示画面40上には、施設検索部33によって検索された施設のうち、先頭側の4件の施設の項目41a,41b,41c,41dのみが表示されており、末尾側の施設は、入力操作部5を用いたスクロールバー42の操作によって表示することができるようになっている。ここで、図6に示される4件の項目41a,41b,41c,41dのうち、前記第1の検索施設内現時該当施設についての項目41aは、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36による施設検索結果描画部34の制御によって点滅表示すなわち点灯(表示)と消滅(非表示)とを交互に繰り返す表示態様で表示されている。ただし、この項目41aの点灯時における表示色は、所定の明色とされている。このとき、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36は、現在の時刻が営業開始時刻に近いほど、点滅の周期を短くするように制御してもよい。また、図6に示される4種類の項目41a,41b,41c,41dのうち、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設についての項目41bは、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36による施設検索結果描画部34の制御によって点滅表示されている。ただし、この41bの点灯時における表示色は、所定の暗色(例えば、グレー)とされている。このとき、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36は、現在の時刻が営業終了時刻に近いほど、点滅の周期を短くするように制御してもよい。さらに、図6に示される4種類の項目41a,41b,41c,41dのうち、前記現在の時刻を基準とした営業中の施設についての項目41cは、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36による施設検索結果描画部34の制御によって通常表示すなわち常時点灯状態で表示されている。ただし、この項目41cの表示色は、所定の明色とされている。さらにまた、図6に示される4種類の項目41a,41b,41c,41dのうち、前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設についての項目41dは、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36による施設検索結果描画部34の制御によって常時点灯表示されている。ただし、この項目41dの表示色は、所定の暗色とされている。
これにより、ユーザは、前記所定の明色で点滅表示されている項目41aに対応する施設が現在営業開始間際であることを迅速に把握することができる。このとき、ナビCPU10は、前記所定の明色で点滅表示されている項目41aに対応する施設が現在営業開始間際であることを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。また、このとき、ナビCPU10は、前記所定の暗色で点滅表示されている項目41bに対応する施設が現在営業終了間際であることを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。さらに、このとき、ナビCPU10は、通常表示されている項目41cに対応する施設が現在営業中であることを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。さらにまた、このとき、ナビCPU10は、前記所定の暗色で常時点灯表示されている項目41dに対応する施設が現在営業していないことを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。
また、図6に示したような項目41a,41b,41c,41dの表示は、現在の時刻と営業時間との時間的な関係に応じた表示態様での前記施設検索結果の表示を行う旨の前記施設検索結果の表示モード(以下、第1の施設検索結果表示モードと称する)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によって検索施設内現時該当施設表示態様制御部36に設定されている場合に行うようにしてもよい。
さらに、図6の検索結果一覧表示画面40は、入力操作部5を用いて選択された項目41a,41b,41c,41dを目的地に設定することが可能とされた目的地設定用の操作画面の1つとして表示されるものであってもよい。
次に、この第2の提示態様による提示動作の一例について説明する。
第2の提示態様においては、まず、図7のステップ21(ST21)に示すように、施設検索部33により、施設検索条件設定部32によって設定された前記施設情報に示される施設の属性に関する検索条件を満足する施設を、前記ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報を用いて検索する。
次いで、ステップ22(ST22)において、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36により、前記第1の施設検索結果表示モードが設定されているか否かを判定し、設定されている場合にはステップ23(ST23)に進み、設定されていない場合にはステップ31(ST31)に進む。
ステップ23(ST23)においては、検索施設内現時該当施設抽出部35により、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻を現在時刻取得部24から取得するとともに、ステップ21(ST21)において検索された施設についての前記営業時間情報を取得してステップ24(ST24)に進む。
一方、ステップ31(ST31)においては、施設検索結果描画部34により、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36に設定されている前記第1の施設検索結果表示モード以外の前記施設検索結果の表示モードで前記施設検索結果の表示を行って処理を終了する。なお、前記第1の施設検索結果表示モード以外の前記施設検索結果の表示モードには、例えば、施設検索部33によって検索された施設の全ての前記施設検索結果を同じ表示態様で表示するモードや、後述する第2〜第6の施設検索結果表示モード等を挙げることができる。
次いで、ステップ24(ST24)において、検索施設内現時該当施設抽出部35により、ステップ23(ST23)において取得された現在の時刻と前記営業時間情報とに基づいて、ステップ21(ST21)において検索された施設に対して、各施設ごとに現在の時刻が営業時間内であるか否かの判定を行う。そして、このステップ24(ST24)における判定において否定的な判定結果が得られた場合にはステップ25(ST25)に進み、肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ27(ST27)に進む。
ステップ25(ST25)においては、検索施設内現時該当施設抽出部35により、ステップ23(ST23)において取得された現在の時刻と前記営業時間情報とに基づいて、前記第1の検索施設内現時該当施設および前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設を抽出する。具体的には、ステップ21(ST21)において検索された施設に対して、各施設ごとに現在の時刻が営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻か否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ26(ST26)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ30(ST30)に進む。そして、ステップ21(ST21)において検索された施設のうち、ステップ26(ST26)に進む施設が前記第1の検索施設内現時該当施設となり、ステップ30(ST30)に進む施設が前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設となる。
一方、ステップ27(ST27)においては、検索施設内現時該当施設抽出部35により、ステップ23(ST23)において取得された現在の時刻と前記営業時間情報とに基づいて、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設および前記現在の時刻を基準とした営業中の施設を抽出する。具体的には、ステップ21(ST21)において検索された施設に対して、各施設ごとに現在の時刻が営業終了まで所定時間以内の営業終了前の時刻か否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ28(ST28)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ29(ST29)に進む。そして、ステップ21(ST21)において検索された施設のうち、ステップ28(ST28)に進む施設が、前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設となり、ステップ29(ST29)に進む施設が、前記現在の時刻を基準とした営業中の施設となる。
次いで、ステップ26(ST26)において、施設検索結果描画部34により、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36の前記制御にしたがった表示態様での前記第1の検索施設内現時該当施設を示す項目41a(図6参照)の表示を行って処理を終了する。
また、ステップ30(ST30)において、施設検索結果描画部34により、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36の前記制御にしたがった表示態様での前記現在の時刻を基準とした営業時間外の施設を示す項目41d(図6参照)の表示を行って処理を終了する。
さらに、ステップ28(ST28)において、施設検索結果描画部34により、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36の前記制御にしたがった表示態様での前記現在の時刻を基準とした営業終了間際の施設を示す項目41b(図6参照)の表示を行って処理を終了する。
さらにまた、ステップ29(ST29)において、施設検索結果描画部34により、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36の前記制御にしたがった表示態様での前記現在の時刻を基準とした営業中の施設を示す項目41c(図6参照)の表示を行って処理を終了する。
(営業開始間際の施設の第3の提示態様)
施設提示部22による前記営業開始間際の施設の第3の提示態様は、施設の検索結果の表示態様の制御によって、所定の時刻としての到着予想時刻を基準とした営業開始間際の施設をユーザに提示する態様である。
第3の提示態様による提示の具現化には、前述した施設検索部33および施設検索結果描画部34が用いられるようになっている。
この他にも、第3の提示態様による提示を具現化するための構成として、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、到着予想時刻算出部48を有しており、この到着予想時刻算出部48は、施設検索部33によって施設が検索された際に、検索された施設ごとに、施設への到着予想時刻を算出するようになっている。なお、この到着予想時刻は、年月日をともなうものであってもよい。また、到着予想時刻算出部48は、公知の種々の算出方法を用いて到着予想時刻を算出してもよい。例えば、到着予想時刻算出部48は、施設検索部33によって検索された各施設までの経路を経路探索部20に探索させ、その探索結果と初期設定またはユーザによる設定によって予め設定された道路種別(高速道路、一般道等)ごとの自車両の走行速度の情報とを用いて到着予想時刻を算出するようにしてもよい。この場合には、施設までの経路における各道路種別ごとに分類される距離を各道路種別ごとの設定された走行速度でそれぞれ除した値の合算値が当該経路の所要走行時間となるため、この所要走行時間を現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻に加算することによって到着予想時刻が求まることになる。なお、到着予想時刻算出部48は、算出された到着予想時刻を、この到着予想時刻に対応する施設と識別コードの付与等によって互いに対応付けた状態でRAM12に保存するようにしてもよい。
また、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1の検索施設内到着時該当施設抽出手段としての機能を有する検索施設内到着時該当施設抽出部49を有している。この検索施設内到着時該当施設抽出部49は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記営業時間情報のうちの施設検索部33によって検索された施設についての前記営業時間情報と、到着予想時刻算出部48によって算出された到着予想時刻とに基づいて、施設検索部33によって検索された施設の中から第1の検索施設内到着時該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第1の検索施設内到着時該当施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの到着予想時刻が営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻となる到着予想時刻を基準とした営業開始間際の施設をいう(以下、同様)。なお、前記第1の検索施設内到着時該当施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
また、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1の検索施設内到着時該当施設表示態様制御手段としての検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50を有している。この検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、検索施設内到着時該当施設抽出部49によって抽出された前記第1の検索施設内到着時該当施設についての前記施設検索結果の表示態様を、前記第1の検索施設内到着時該当施設以外の施設検索部33によって検索された施設についての前記施設検索結果の表示態様と異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようになっている。
そして、第3の提示態様において、施設提示部22は、前記到着予想時刻を基準とした営業開始間際の施設のユーザへの提示を、施設検索結果描画部34による検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50の前記制御にしたがった表示態様での前記第1の検索施設内到着時該当施設を示す前記施設検索結果の表示によって行うようになっている。
なお、検索施設内到着時該当施設抽出部49は、施設検索部33によって検索された施設を、前記第1の検索施設内到着時該当施設、到着予想時刻を基準とした営業終了間際の施設、到着予想時刻を基準とした営業中の施設および到着予想時刻を基準とした営業時間外の施設の4種類の施設に分類することによって、前記第1の検索施設内到着時該当施設を含めた4種類の施設を同時に抽出するようにしてもよい。ただし、前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の施設とは、前記施設検索部33によって検索された施設のうちの到着予想時刻が営業終了まで所定時間以内の営業終了前の時刻となる施設のことである(以下、同様)。この営業終了間際の施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。また、前記到着予想時刻を基準とした営業中の施設とは、前記施設検索部33によって検索された施設のうちの到着予想時刻が営業時間内となる施設であって、前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の施設以外の施設のことである(以下、同様)。さらに、前記到着予想時刻を基準とした営業時間外の施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの到着予想時刻が営業時間外となる施設であって、前記第1の検索施設内到着時該当施設以外の施設のことである(以下、同様)。
このような4種類の施設への分類および抽出は、ハードディスクドライブ14に記憶された施設検索部33によって検索された施設についての前記営業時間情報と、到着予想時刻算出部48によって算出された到着予想時刻とに基づいて行うことができる。
そして、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、これら4種類の施設についての前記施設検索結果の表示態様を互いに異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようにしてもよい。この場合には、施設検索部33によって検索された施設が、前記4種類の施設に分類された状態で、互いに異なる提示態様でユーザに提示されることになる。
この場合に、例えば、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、前記第1の検索施設内到着時該当施設についての前記施設検索結果を、図6に示した項目41aのように所定の明色で点滅表示させるように制御してもよい。また、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の施設についての前記施設検索結果を、図6に示した項目41bのように所定の暗色で点滅表示させるように制御してもよい。さらに、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、前記到着予想時刻を基準とした営業中の施設についての前記施設検索結果を、図6に示した項目41cのように所定の明色で常時点灯表示させるように制御してもよい。さらにまた、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、前記到着予想時刻を基準とした営業時間外の施設についての前記施設検索結果を、図6に示した項目41dのように所定の暗色で常時点灯表示させるように制御してもよい。
このような施設検索部33によって検索された施設についての4種類の施設に分類された状態での各種類ごとの表示態様による前記施設検索結果の表示は、到着予想時刻と営業時間との時間的な関係に応じた表示態様での前記施設検索結果の表示を行う旨の前記施設検索結果の表示モード(すなわち、第2の施設検索結果表示モードと称する)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によって検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50に設定されている場合に行うようにしてもよい。
次に、この第3の提示態様による提示動作の一例について説明する。
第3の提示態様においては、まず、図8のステップ41(ST41)に示すように、施設検索部33により、施設検索条件設定部32によって設定された前記施設情報に示される施設の属性に関する検索条件を満足する施設を、前記ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報を用いて検索する。
次いで、ステップ42(ST42)において、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50により、前記第2の施設検索結果表示モードが設定されているか否かを判定し、設定されている場合にはステップ43(ST43)に進み、設定されていない場合にはステップ51(ST51)に進む。
ステップ43(ST43)においては、検索施設内到着時該当施設抽出部49により、到着予想時刻算出部48によって算出された到着予想時刻をRAM12等から取得するとともに、ステップ41(ST41)において検索された施設についての前記営業時間情報を取得してステップ44(ST44)に進む。
一方、ステップ51(ST51)においては、施設検索結果描画部34により、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50に設定されている前記第2の施設検索結果表示モード以外の前記施設検索結果の表示モードで前記施設検索結果の表示を行って処理を終了する。なお、前記第2の施設検索結果表示モード以外の前記施設検索結果の表示モードには、例えば、施設検索部33によって検索された施設の全ての前記施設検索結果を同じ表示態様で表示するモードや、前述した第1の施設検索結果表示モードもしくは後述する第3〜第6の施設検索結果表示モード等を挙げることができる。
次いで、ステップ44(ST44)においては、検索施設内到着時該当施設抽出部49により、ステップ43(ST43)において取得された到着予想時刻と前記営業時間情報とに基づいて、ステップ41(ST41)において検索された施設に対して、各施設ごとに到着予想時刻が営業時間内であるか否かの判定を行う。そして、このステップ44(ST44)における判定において否定的な判定結果が得られた場合にはステップ45(ST45)に進み、肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ47(ST47)に進む。
ステップ45(ST45)においては、検索施設内到着時該当施設抽出部49により、ステップ43(ST43)において取得された到着予想時刻と前記営業時間情報とに基づいて、前記第1の検索施設内到着時該当施設および前記到着予想時刻を基準とした営業時間外の施設を抽出する。具体的には、ステップ41(ST41)において検索された施設に対して、各施設ごとに到着予想時刻が営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻か否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ46(ST46)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ50(ST50)に進む。そして、ステップ41(ST41)において検索された施設のうち、ステップ46(ST46)に進む施設が前記第1の検索施設内到着時該当施設となり、ステップ50(ST50)に進む施設が前記到着予想時刻を基準とした営業時間外の施設となる。
一方、ステップ47(ST47)においては、検索施設内到着時該当施設抽出部49により、ステップ43(ST43)において取得された到着予想時刻と前記営業時間情報とに基づいて、前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の施設および前記到着予想時刻を基準とした営業中の施設を抽出する。具体的には、ステップ41(ST41)において検索された施設に対して、各施設ごとに到着予想時刻が営業終了まで所定時間以内の営業終了前の時刻か否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ48(ST48)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ49(ST49)に進む。そして、ステップ41(ST41)において検索された施設のうち、ステップ48(ST48)に進む施設が、前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の施設となり、ステップ49(ST49)に進む施設が、前記到着予想時刻を基準とした営業中の施設となる。
次いで、ステップ46(ST46)において、施設検索結果描画部34により、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50の前記制御にしたがった表示態様での前記第1の検索施設内到着時該当施設を示す前記施設検索結果の表示を行って処理を終了する。
また、ステップ50(ST50)において、施設検索結果描画部34により、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50の前記制御にしたがった表示態様での前記到着予想時刻を基準とした営業時間外の施設を示す前記施設検索結果の表示を行って処理を終了する。
さらに、ステップ48(ST48)において、施設検索結果描画部34により、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50の前記制御にしたがった表示態様での前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の施設を示す前記施設検索結果の表示を行って処理を終了する。
さらにまた、ステップ49(ST49)において、施設検索結果描画部34により、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50の前記制御にしたがった表示態様での前記到着予想時刻を基準とした営業中の施設を示す前記施設検索結果の表示を行って処理を終了する。
(営業開始間際の施設の第4の提示態様)
施設提示部22による前記営業開始間際の施設の第4の提示態様は、到着予想時刻の表示態様の制御によって、所定の時刻としての到着予想時刻を基準とした営業開始間際の施設をユーザに提示する態様である。
第4の提示態様による提示の具現化には、前述した施設検索部33、到着予想時刻算出部48、目的地設定部19および経路誘導部21が用いられるようになっている。
この他にも、第4の提示態様による提示を具現化するための構成として、図3に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、目的地到着予想時刻表示手段としての目的地到着予想時刻描画部52を有している。この目的地到着予想時刻描画部52は、到着予想時刻算出部48の算出結果に基づいて、図9に示すように、施設検索部33によって検索された施設のうちの目的地設定部19によって設定された目的地(施設)についての到着予想時刻を、この目的地への経路誘導部21による経路誘導の際にディスプレイ6に表示するようになっている。
また、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1の到着予想時刻判定手段としての到着予想時刻判定部53を有している。この到着予想時刻判定部53は、ハードディスクドライブ14に記憶された目的地設定部19によって設定された目的地についての前記営業時間情報に基づいて、到着予想時刻算出部48によって算出された目的地への到着予想時刻が、到着予想時刻を基準とした営業開始間際の時刻となるか否かの判定を行うようになっている。ただし、前記到着予想時刻を基準とした営業開始間際の時刻とは、目的地の営業開始時刻まで所定時間以内の営業開始前の到着予想時刻のことをいう(以下、同様)。なお、この営業開始間際の時刻を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができ、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
さらに、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1の目的地到着予想時刻表示態様制御手段としての目的地到着予想時刻表示態様制御部54を有している。この目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、目的地到着予想時刻描画部52によって表示される目的地への到着予想時刻の表示態様を、到着予想時刻判定部53の判定結果が肯定的となる場合と否定的となる場合とで互いに異ならせるように目的地到着予想時刻描画部52を制御するようになっている。
そして、第4の提示態様において、施設提示部22は、前記到着予想時刻を基準とした営業開始間際の施設のユーザへの提示を、目的地到着予想時刻描画部52による目的地到着予想時刻表示態様制御部54の前記制御にしたがった表示態様での到着予想時刻判定部53の判定結果が肯定的となる目的地への到着予想時刻の表示によって行うようになっている。
なお、到着予想時刻判定部53は、目的地への到着予想時刻が、前記到着予想時刻を基準とした営業開始間際の時刻、到着予想時刻を基準とした営業終了間際の時刻、到着予想時刻を基準とした営業時間内の時刻および到着予想時刻を基準とした営業時間外の時刻の4種類の時刻のうちのいずれに該当するかの判定を行うようにしてもよい。ただし、前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の時刻とは、営業終了まで所定時間以内の営業終了前の到着予想時刻のことである(以下、同様)。この営業終了間際の時刻を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。また、前記到着予想時刻を基準とした営業時間内の時刻とは、営業時間内の到着予想時刻であって前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の時刻以外の時刻のことである(以下、同様)。さらに、前記到着予想時刻を基準とした営業時間外の時刻とは、営業時間外の到着予想時刻であって前記到着予想時刻を基準とした営業開始間際の時刻以外の時刻のことである(以下、同様)。
このような4種類の時刻のいずれに該当するかの判定は、目的地についての前記営業時間情報と、到着予想時刻算出部48によって算出された目的地への到着予想時刻とに基づいて行うことができる。
そして、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、これら4種類の時刻についての表示態様を互いに異ならせるように目的地到着予想時刻描画部52を制御するようにしてもよい。
この場合に、例えば、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、前記到着予想時刻を基準とした営業開始間際の時刻を、所定の明色で点滅表示させるように制御してもよい。また、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の時刻を、所定の暗色で点滅表示させるように制御してもよい。さらに、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、前記到着予想時刻を基準とした営業時間内の時刻を、所定の明色で常時点灯表示させるように制御してもよい。さらにまた、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、前記到着予想時刻を基準とした営業時間外の時刻を、所定の暗色で常時点灯表示させるように制御してもよい。
このような4種類の時刻に分類された状態での各種類ごとの表示態様による目的地への到着予想時刻の表示は、営業時間との時間的な関係に応じた表示態様での目的地への到着予想時刻の表示を行う旨の到着予想時刻の表示モード(以下、第1の到着予想時刻表示モードと称する)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いて目的地到着予想時刻表示態様制御部54に設定されている場合に行うようにしてもよい。
次に、この第4の提示態様による提示動作の一例について説明する。
第4の提示態様においては、まず、図10のステップ61(ST61)に示すように、施設検索部33により、施設検索条件設定部32によって設定された前記施設情報に示される施設の属性に関する検索条件を満足する施設を、前記ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報を用いて検索する。
次いで、ステップ62(ST62)において、到着予想時刻判定部53により、ステップ61(ST61)において検索された施設のうちの任意の1つの施設が目的地設定部19によって目的地に設定されたか否かを判定し、設定された場合にはステップ63(ST63)に進み、設定されていない場合にはステップ62(ST62)の処理を繰り返す。
次いで、ステップ63(ST63)において、到着予想時刻判定部53により、前記第1の到着予想時刻表示モードが設定されているか否かを判定し、設定されている場合にはステップ64(ST64)に進み、設定されていない場合にはステップ72(ST72)に進む。
ステップ64(ST64)においては、到着予想時刻判定部53により、到着予想時刻算出部48によって算出された目的地への到着予想時刻をRAM12等から取得してステップ65(ST65)に進む。
一方、ステップ72(ST72)においては、目的地到着予想時刻描画部52により、目的地到着予想時刻表示態様制御部54に設定されている前記第1の到着予想時刻表示モード以外の表示モードで目的地への到着予想時刻の表示を行って処理を終了する。なお、前記第1の到着予想時刻表示モード以外の表示モードには、例えば、目的地への到着予想時刻を営業開始時刻との時間的な関係にかかわらず常に同じ表示態様で表示するモードや、後述する第2または第3の到着予想時刻表示モード等を挙げることができる。
次いで、ステップ65(ST65)において、到着予想時刻判定部53により、ステップ64(ST64)において取得された目的地への到着予想時刻が、当該目的地の営業時間内の時刻であるか否かの判定を行い、この判定において否定的な判定結果が得られた場合にはステップ66(ST66)に進み、肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ68(ST68)に進む。
ステップ66(ST66)においては、到着予想時刻判定部53により、ステップ64(ST64)において取得された目的地への到着予想時刻が、当該目的地の営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻であるか否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ67(ST67)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ71(ST71)に進む。
一方、ステップ68(ST68)においては、到着予想時刻判定部53により、ステップ64(ST64)において取得された目的地への到着予想時刻が、当該目的地の営業終了まで所定時間以内の営業終了前の時刻であるか否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ69(ST69)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ70(ST70)に進む。
次いで、ステップ67(ST67)において、目的地到着予想時刻描画部52により、目的地到着予想時刻表示態様制御部54の前記制御にしたがった表示態様での前記到着予想時刻を基準とした営業開始間際の時刻となる目的地への到着予想時刻の表示を行って処理を終了する。
また、ステップ71(ST71)において、目的地到着予想時刻描画部52により、目的地到着予想時刻表示態様制御部54の前記制御にしたがった表示態様での前記到着予想時刻を基準とした営業時間外の時刻となる目的地への到着予想時刻の表示を行って処理を終了する。
さらに、ステップ69(ST69)において、目的地到着予想時刻描画部52により、目的地到着予想時刻表示態様制御部54の前記制御にしたがった表示態様での前記到着予想時刻を基準とした営業終了間際の時刻となる目的地への到着予想時刻の表示を行って処理を終了する。
さらにまた、ステップ70(ST70)において、目的地到着予想時刻描画部52により、目的地到着予想時刻表示態様制御部54の前記制御にしたがった表示態様での前記到着予想時刻を基準とした営業時間内の時刻となる目的地への到着予想時刻の表示を行って処理を終了する。
(営業開始間際の施設の第5の提示態様)
施設提示部22による前記営業開始間際の施設の第5の提示態様は、所定の時刻としての現在の時刻を基準とした営業開始間際の施設を、自車両がその施設に差し掛かった場合にユーザに提示する態様である。
第5の提示態様による提示の具現化には、前述した自車位置算出部17および現在時刻取得部24が用いられるようになっている。
この他にも、第5の提示態様による提示を具現化するための構成として、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1の自車周辺領域内該当施設抽出手段としての自車周辺領域内該当施設抽出部56を有している。この自車周辺領域内該当施設抽出部56は、ハードディスクドライブ14に記憶された自車位置算出部17によって算出された自車位置の周辺の所定領域内に存在する施設についての前記営業時間情報と、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻とに基づいて、当該自車位置の周辺の所定領域内に存在する施設の中から第1の自車周辺領域内該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第1の自車周辺領域内該当施設とは、当該自車位置の周辺の所定領域内に存在する施設のうちの現在の時刻が営業開始まで所定時間以内の営業開始前の時刻となる現在の時刻を基準とした営業開始間際の施設のことをいう(以下、同様)。
また、図3に示すように、施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、第1の自車周辺領域内該当施設案内手段としての自車周辺領域内該当施設案内部57を有している。この自車周辺領域内該当施設案内部57は、自車位置算出部17によって算出された自車位置が、自車周辺領域内該当施設抽出部56によって抽出された前記第1の自車周辺領域内該当施設の位置まで所定の距離以内の位置の場合に、前記第1の自車周辺領域内該当施設を画像および音声の少なくとも一方によってユーザに案内するようになっている。
すなわち、施設提示部22は、前記所定の時刻としての現在の時刻を基準とした営業開始間際の施設のユーザへの提示を、自車周辺領域内該当施設案内部57による前記第1の自車周辺領域内該当施設の案内によって行うようになっている。この案内は、「経路沿いにまもなく営業開始する施設が見つかりました」といったメッセージを音声案内またはディスプレイ6に表示することによって行うようにしてもよい。また、この案内は、経路誘導部21による経路誘導にともなって行うようにしてもよいし、または、経路誘導とは独立して(経路誘導の有無にかかわらず)行うようにしてもよい。
次に、この第5の提示態様による提示動作の一例について説明する。
第5の提示態様においては、まず、図11のステップ81(ST81)に示すように、自車位置算出部17によって自車位置を算出する。
次いで、ステップ82(ST82)において、自車周辺領域内該当施設抽出部56により、ステップ81(ST81)において算出された自車位置の周辺の所定領域内に存在する施設についての前記営業時間情報をハードディスクドライブ14から読み出す。
次いで、ステップ83(ST83)において、自車周辺領域内該当施設抽出部56により、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻を現在時刻取得部24から取得する。
次いで、ステップ84(ST84)において、自車周辺領域内該当施設抽出部56により、前記第1の自車周辺領域内該当施設の抽出を行う。
次いで、ステップ85(ST85)において、自車周辺領域内該当施設案内部57により、ステップ84(ST84)において前記第1の自車周辺領域内該当施設が抽出されたか否かを判定し、抽出された場合にはステップ86(ST86)に進み抽出されなかった場合には処理を終了する。
次いで、ステップ86(ST86)において、自車周辺領域内該当施設案内部57により、自車位置がステップ84(ST84)において抽出された前記第1の自車周辺領域内該当施設まで所定の距離以内の位置であるか否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ87(ST87)に進み、否定的な判定結果が得られた場合には処理を終了する。なお、このステップ86(ST86)における判定は、ステップ84(ST84)において抽出された前記第1の自車周辺領域内該当施設が複数存在する場合には、各第1の自車周辺領域内該当施設ごとに行う。
次いで、ステップ87(ST87)において、自車周辺領域内該当施設案内部57により、ステップ86(ST86)において肯定的な判定結果が得られた前記第1の自車周辺領域内該当施設についての案内を行って処理を終了する。
なお、本発明は、前述した第1乃至第5の提示態様による前記営業開始間際の施設の提示を具現化するための各構成をすべて備えたものであってもよいし、各構成を選択的に備えたものであってもよい。
以上述べたように、本実施形態によれば、前記所定の時刻としての現在の時刻または到着予想時刻を基準とした営業開始間際の施設を第1〜第5の提示態様によってユーザに提示することができるので、ユーザが、当該営業開始間際の施設を簡便かつ確実に把握することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る車載用ナビゲーション装置の第2実施形態について、図12を参照して説明する。
なお、第1実施形態と基本的な構成が同一もしくはこれに類する箇所については、第1実施形態と同様の符号を用いて説明する。
本実施形態における車載用ナビゲーション装置1は、第1実施形態の構成をすべて具備した上で、更に、付加的な構成を有している。
すなわち、本実施形態において、施設提示部22は、前述した各提示態様による前記営業開始間際の施設の提示に加えて、更に、所定の時刻がタイムサービスの開始まで所定時間以内のタイムサービスの開始前の時刻となる当該所定の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設を複数の提示態様によってユーザに提示するようになっている。
ここで、タイムサービスとは、デパートにおいて実施されるタイムセールやレストランにおいて実施されるランチタイムサービス等の各種の施設において通常の営業時間内に時間を限定して実施されるサービスをいうものとする(以下、同様)。
以下、前記タイムサービスの開始間際の施設の複数の提示態様について、各提示態様による提示を具現化するための構成とともに説明する。
(タイムサービスの開始間際の施設の第1の提示態様)
施設提示部22による前記タイムサービスの開始間際の施設の第1の提示態様は、地図上のアイコンの表示態様の制御によって、所定の時刻としての現在の時刻がタイムサービスの開始まで所定時間以内のタイムサービスの開始前の時刻となる現在の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設をユーザに提示する態様である。このタイムサービスの開始間際の施設の第1の提示態様は、前記営業開始間際の施設の第1の提示態様に対して提示対象が異なるだけで提示方法は同じである。
この第1の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態においては、ハードディスクドライブ14が、タイムサービス情報記憶手段としても機能するようになっている。すなわち、図12に示すように、ハードディスクドライブ14には、タイムサービスが実施される施設についてのタイムサービスに関する情報であって、少なくともタイムサービスの実施時間(すなわち、タイムサービスの開始時刻から終了時刻までの時間)を示す情報であるタイムサービス情報が、当該タイムサービスが実施される施設についての前記施設情報と対応した状態で記憶されている。
図12においては、施設Aおよび施設Cがタイムサービスが実施される施設であり、これらの施設は、その施設情報とそのタイムサービス情報とが互いに対応する識別コードを付与されること等によって互いに対応付けられた(関連付けられた)状態で地図データの一部としてハードディスクドライブ14に記憶されている。
また、図12におけるタイムサービス情報は、タイムサービスの実施時間(以下、タイムサービス実施時間と称する)とともにタイムサービスのサービス内容を示す情報とされている。なお、図12における施設Cのタイムサービス情報に示すように、前記タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間は、タイムサービスの実施期間(すなわち、前記タイムサービスの開始年月日から終了年月日までの期間)をともなうものであってもよい。この場合には、期間限定で前記タイムサービス実施時間内にタイムサービスが実施されることになる。
このようなタイムサービス情報は、地図データの作成時あるいは更新時に地図データに組み込まれる場合もあるし、図示しないタイムサービス情報の配信サーバ(情報センタ)から配信されて地図データに組み込まれる場合もある。
さらに、本実施形態においては、地図領域内該当施設抽出部25が、第2の地図領域内該当施設抽出手段としても機能するようになっている。すなわち、地図領域内該当施設抽出部25は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記地図領域内に存在する施設についての前記施設情報、前記タイムサービス情報および現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻に基づいて、前記地図領域内に存在する施設の中から第2の地図領域内該当施設を抽出するようになっている。
ただし、前記第2の地図領域内該当施設とは、前記地図領域内に存在する施設のうちの現在の時刻がタイムサービスの開始まで所定時間以内のタイムサービスの開始前の時刻となる現在の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設のことをいう(以下、同様)。なお、前記第2の地図領域内該当施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
また、本実施形態においては、アイコン表示態様制御部27が、第2のアイコン表示態様制御手段としても機能するようになっている。すなわち、アイコン表示態様制御部27は、地図領域内該当施設抽出部25によって抽出された前記第2の地図領域内該当施設についてのアイコンの表示態様を、前記第2の地図領域内該当施設以外の前記地図領域内に存在する施設についてのアイコンの表示態様と異ならせるように施設アイコン描画部23を制御するようになっている。
そして、第1の提示態様において、施設提示部22は、前記現在の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設の提示を、施設アイコン描画部23によるアイコン表示態様制御部27の前記制御にしたがった表示態様での前記第2の地図領域内該当施設を示すアイコンの表示によって行うようになっている。
なお、地図領域内該当施設抽出部25は、前記地図領域内に存在する施設を、前記第2の地図領域内該当施設、現在の時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の施設、現在の時刻を基準としたタイムサービス実施中の施設および現在の時刻を基準としたタイムサービス実施時間外の施設の4種類の施設に分類することによって、前記第2の地図領域内該当施設を含めた4種類の施設を同時に抽出するようにしてもよい。ただし、前記現在の時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の施設とは、前記地図領域内に存在する施設のうちの現在の時刻がタイムサービスの終了まで所定時間以内のタイムサービスの終了前の時刻となる施設のことである(以下、同様)。このタイムサービスの終了間際の施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。また、前記現在の時刻を基準としたタイムサービス実施中の施設とは、前記地図領域内に存在する施設のうちの現在の時刻がタイムサービスの実施時間内となる施設であって、前記現在の時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の施設以外の施設のことである(以下、同様)。さらに、前記現在の時刻を基準としたタイムサービス実施時間外の施設とは、前記地図領域内に存在する施設のうちの現在の時刻がタイムサービスの実施時間外となる施設であって、前記第2の地図領域内該当施設以外の施設のことである(以下、同様)。
このような4種類の施設への分類および抽出は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記地図領域内に存在する施設についての前記タイムサービス情報と、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻とに基づいて行うことができる。なお、前記タイムサービス情報を有しない施設すなわちタイムサービスが実施されない施設については、常にタイムサービスの実施時間外であるとみなして前記現在の時刻を基準としたタイムサービス実施時間外の施設に含めて扱えばよい。
そして、アイコン表示態様制御部27は、これら4種類の施設についての前記アイコンの表示態様を互いに異ならせるように施設アイコン描画部23を制御するようにしてもよい。アイコンの表示態様を異ならせる方法としては、図4に示したような表示方法(アイコンの表示色や点滅の有無を互いに異ならせる方法)等を用いることができる。この場合には、前記地図領域内に存在する施設が、前記4種類の施設に分類された状態で、互いに異なる提示態様でユーザに提示されることになる。
ただし、このような4種類の施設の提示は、前記営業開始間際の施設の第1の提示態様による提示(図4参照)と同時に行われた場合にはユーザに混乱を招く場合もあるので、この4種類の施設の提示は、現在の時刻とタイムサービスの実施時間との時間的な関係に応じた表示態様でのアイコンの表示を行う旨のアイコンの表示モード(すなわち、第2のアイコン表示モード)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によってアイコン表示態様制御部27に設定されている場合に行うようにしてもよい。
(タイムサービスの開始間際の施設の第2の提示態様)
施設提示部22による前記タイムサービスの開始間際の施設の第2の提示態様は、施設の検索結果の表示態様の制御によって、前記現在の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設をユーザに提示する態様である。
この第2の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態において、検索施設内現時該当施設抽出部35は、第2の検索施設内現時該当施設抽出手段としても機能するようになっている。すなわち、検索施設内現時該当施設抽出部35は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記タイムサービス情報と、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻とに基づいて、施設検索部33によって検索された施設の中から第2の検索施設内現時該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第2の検索施設内現時該当施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの現在の時刻がタイムサービスの開始まで所定時間以内のタイムサービスの開始前の時刻となる現在の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設をいう(以下、同様)。なお、前記第2の検索施設内現時該当施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
また、本実施形態において、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36は、第2の検索施設内現時該当施設表示態様制御手段としても機能するようになっている。すなわち、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36は、検索施設内現時該当施設抽出部35によって抽出された前記第2の検索施設内現時該当施設についての前記施設検索結果の表示態様を、前記第2の検索施設内現時該当施設以外の施設検索部33によって検索された施設についての前記施設検索結果の表示態様と異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようになっている。
そして、第2の提示態様において、施設提示部22は、前記現在の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設のユーザへの提示を、施設検索結果描画部34による検索施設内現時該当施設表示態様制御部36の前記制御にしたがった表示態様での前記第2の検索施設内現時該当施設についての前記施設検索結果の表示によって行うようになっている。
なお、検索施設内現時該当施設抽出部35は、施設検索部33によって検索された施設を、前記第2の検索施設内現時該当施設、現在の時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の施設、現在の時刻を基準としたタイムサービス実施中の施設および現在の時刻を基準としたタイムサービス実施時間外の施設の4種類の施設に分類することによって、前記第2の検索施設内現時該当施設を含めた4種類の施設を同時に抽出するようにしてもよい。ただし、前記現在の時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の施設とは、前記施設検索部33によって検索された施設のうちの現在の時刻がタイムサービスの終了まで所定時間以内のタイムサービスの終了前の時刻となる施設のことである(以下、同様)。このタイムサービスの終了間際の施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。また、前記現在の時刻を基準としたタイムサービス実施中の施設とは、前記施設検索部33によって検索された施設のうちの現在の時刻がタイムサービスの実施時間内となる施設であって、前記現在の時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の施設以外の施設のことである(以下、同様)。さらに、前記現在の時刻を基準としたタイムサービス実施時間外の施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの現在の時刻がタイムサービスの実施時間外となる施設であって、前記第2の検索施設内現時該当施設以外の施設のことである(以下、同様)。
このような4種類の施設への分類および抽出は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記タイムサービス情報と、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻とに基づいて行うことができる。
そして、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36は、これら4種類の施設についての前記施設検索結果の表示態様を互いに異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようにしてもよい。前記施設検索結果の表示態様を異ならせる方法としては、図6に示したような表示方法(施設検索結果を示す項目の表示色や点滅の有無を互いに異ならせる方法)等を用いることができる。この場合には、施設検索部33によって検索された施設が、前記4種類の施設に分類された状態で、互いに異なる提示態様でユーザに提示されることになる。
ただし、このような4種類の施設の提示は、前記営業開始間際の施設の第2の提示態様による提示(図6参照)または第3の提示態様による提示と同時に行われた場合にはユーザに混乱を招く場合もあるので、この4種類の施設の提示は、現在の時刻とタイムサービスの実施時間との時間的な関係に応じた表示態様での前記施設検索結果の表示を行う旨の前記施設検索結果の表示モード(すなわち、第3の施設検索結果表示モード)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によって検索施設内現時該当施設表示態様制御部36に設定されている場合に行うようにしてもよい。
(タイムサービスの開始間際の施設の第3の提示態様)
施設提示部22による前記タイムサービスの開始間際の施設の第3の提示態様は、施設の検索結果の表示態様の制御によって、所定の時刻としての到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設をユーザに提示する態様である。
この第3の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態において、検索施設内到着時該当施設抽出部49は、第2の検索施設内到着時該当施設抽出手段としても機能するようになっている。すなわち、検索施設内到着時該当施設抽出部49は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記タイムサービス情報と、到着予想時刻算出部48によって算出された到着予想時刻とに基づいて、施設検索部33によって検索された施設の中から第2の検索施設内到着時該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第2の検索施設内到着時該当施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの到着予想時刻がタイムサービスの開始まで所定時間以内のタイムサービスの開始前の時刻となる到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設をいう(以下、同様)。なお、前記第2の検索施設内到着時該当施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
また、本実施形態において、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、第2の検索施設内到着時該当施設表示態様制御手段としても機能するようになっている。すなわち、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、検索施設内到着時該当施設抽出部49によって抽出された前記第2の検索施設内到着時該当施設についての前記施設検索結果の表示態様を、前記第2の検索施設内到着時該当施設以外の施設検索部33によって検索された施設についての前記施設検索結果の表示態様と異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようになっている。
そして、第3の提示態様において、施設提示部22は、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設のユーザへの提示を、施設検索結果描画部34による検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50の前記制御にしたがった表示態様での前記第2の検索施設内到着時該当施設についての前記施設検索結果の表示によって行うようになっている。
なお、検索施設内到着時該当施設抽出部49は、施設検索部33によって検索された施設を、前記第2の検索施設内到着時該当施設、到着予想時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の施設、到着予想時刻を基準としたタイムサービス実施中の施設および到着予想時刻を基準としたタイムサービス実施時間外の施設の4種類の施設に分類することによって、前記第2の検索施設内到着時該当施設を含めた4種類の施設を同時に抽出するようにしてもよい。ただし、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の施設とは、前記施設検索部33によって検索された施設のうちの到着予想時刻がタイムサービスの終了まで所定時間以内のタイムサービスの終了前の時刻となる施設のことである(以下、同様)。このタイムサービスの終了間際の施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。また、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービス実施中の施設とは、前記施設検索部33によって検索された施設のうちの到着予想時刻がタイムサービスの実施時間内となる施設であって、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の施設以外の施設のことである(以下、同様)。さらに、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービス実施時間外の施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの到着予想時刻がタイムサービスの実施時間外となる施設であって、前記第2の検索施設内到着時該当施設以外の施設のことである(以下、同様)。
このような4種類の施設への分類および抽出は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記タイムサービス情報と、到着予想時刻算出部48によって算出された到着予想時刻とに基づいて行うことができる。
そして、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、これら4種類の施設についての前記施設検索結果の表示態様を互いに異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようにしてもよい。前記施設検索結果の表示態様を異ならせる方法としては、図6に示したような表示方法(施設検索結果を示す項目の表示色や点滅の有無を互いに異ならせる方法)等を用いることができる。この場合には、施設検索部33によって検索された施設が、前記4種類の施設に分類された状態で、互いに異なる提示態様でユーザに提示されることになる。
ただし、このような4種類の施設の提示は、前記営業開始間際の施設の第2の提示態様または第3の提示態様による提示もしくは前記タイムサービスの開始間際の施設の第2の提示態様による提示と同時に行われた場合にはユーザに混乱を招く場合もある。したがって、当該4種類の施設の提示は、到着予想時刻とタイムサービスの実施時間との時間的な関係に応じた表示態様での前記施設検索結果の表示を行う旨の前記施設検索結果の表示モード(すなわち、第4の施設検索結果表示モード)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によって検索施設内現時該当施設表示態様制御部36に設定されている場合に行うようにしてもよい。
(タイムサービスの開始間際の施設の第4の提示態様)
施設提示部22による前記タイムサービスの開始間際の施設の第4の提示態様は、到着予想時刻の表示態様の制御によって、所定の時刻としての到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設をユーザに提示する態様である。
この第4の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態において、到着予想時刻判定部53は、第2の到着予想時刻判定手段としても機能するようになっている。すなわち、到着予想時刻判定部53は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記タイムサービス情報に基づいて、到着予想時刻算出部48によって算出された目的地への到着予想時刻が、到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の時刻となるか否かの判定を行うようになっている。ただし、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の時刻とは、目的地のタイムサービスの開始時刻まで所定時間以内のタイムサービスの開始前の到着予想時刻のことをいう(以下、同様)。なお、このタイムサービスの開始間際の時刻を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
さらに、本実施形態において、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、第2の目的地到着予想時刻表示態様制御手段としても機能するようになっている。すなわち、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、目的地到着予想時刻描画部52によって表示される目的地への到着予想時刻の表示態様を、到着予想時刻判定部53の判定結果が肯定的となる場合と否定的となる場合とで互いに異ならせるように目的地到着予想時刻描画部52を制御するようになっている。
そして、第4の提示態様において、施設提示部22は、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設のユーザへの提示を、目的地到着予想時刻描画部52による目的地到着予想時刻表示態様制御部54の前記制御にしたがった表示態様での到着予想時刻判定部53の判定結果が肯定的となる目的地への到着予想時刻の表示によって行うようになっている。
なお、到着予想時刻判定部53は、目的地への到着予想時刻が、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の時刻、到着予想時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の時刻、到着予想時刻を基準としたタイムサービスの実施時間内の時刻および到着予想時刻を基準としたタイムサービスの実施時間外の時刻の4種類の時刻のうちのいずれに該当するかの判定を行うようにしてもよい。ただし、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の時刻とは、タイムサービスの終了まで所定時間以内のタイムサービスの終了前の到着予想時刻のことである(以下、同様)。また、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの実施時間内の時刻とは、タイムサービスの実施時間内の到着予想時刻であって前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの終了間際の時刻以外の時刻のことである(以下、同様)。さらに、前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの実施時間外の時刻とは、タイムサービスの実施時間外の到着予想時刻であって前記到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の時刻以外の時刻のことである(以下、同様)。
このような4種類の時刻のいずれに該当するかの判定は、目的地についての前記タイムサービス情報と、到着予想時刻算出部48によって算出された目的地への到着予想時刻とに基づいて行うことができる。
そして、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、これら4種類の時刻についての表示態様を互いに異ならせるように目的地到着予想時刻描画部52を制御するようにしてもよい。具体的な制御方法としては、前記営業開始間際の施設の第4の提示態様における制御方法と同様の方法を用いればよい。
ただし、このような到着予想時刻の表示は、営業開始間際の施設の第4の提示態様と同時に行われた場合にはユーザに混乱を招く場合もある。そこで、このような4種類の時刻に分類された状態での各種類ごとの表示態様による目的地への到着予想時刻の表示は、タイムサービス実施時間との時間的な関係に応じた表示態様での目的地への到着予想時刻の表示を行う旨の到着予想時刻の表示モード(すなわち、第2の到着予想時刻表示モードと称する)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によって目的地到着予想時刻表示態様制御部54に設定されている場合に行うようにしてもよい。
(タイムサービスの開始間際の施設の第5の提示態様)
施設提示部22による前記タイムサービスの開始間際の施設の第5の提示態様は、所定の時刻としての現在の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設を、自車両がその施設に差し掛かった場合にユーザに提示する態様である。
この第5の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態において、自車周辺領域内該当施設抽出部56は、第2の自車周辺領域内該当施設抽出手段としても機能するようになっている。すなわち、自車周辺領域内該当施設抽出部56は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記タイムサービス情報および現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻に基づいて、自車位置算出部17によって算出された自車位置の周辺の所定領域内に存在する施設の中から第2の自車周辺領域内該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第2の自車周辺領域内該当施設とは、当該自車位置の周辺の所定領域内に存在する施設のうちの現在の時刻がタイムサービスの開始まで所定時間以内のタイムサービスの開始前の時刻となる現在の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設のことをいう(以下、同様)。
また、本実施形態において、自車周辺領域内該当施設案内部57は、第2の自車周辺領域内該当施設案内手段としても機能するようになっている。すなわち、自車周辺領域内該当施設案内部57は、自車位置算出部17によって算出された自車位置が、自車周辺領域内該当施設抽出部56によって抽出された前記第2の自車周辺領域内該当施設の位置まで所定の距離以内の位置の場合に、前記第2の自車周辺領域内該当施設を画像および音声の少なくとも一方によってユーザに案内するようになっている。
すなわち、施設提示部22は、前記所定の時刻としての現在の時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設のユーザへの提示を、自車周辺領域内該当施設案内部57による前記第2の自車周辺領域内該当施設の案内によって行うようになっている。この案内は、「経路沿いにまもなくタイムサービスを開始する施設が見つかりました」といったメッセージを音声案内またはディスプレイ6に表示することによって行うようにしてもよい。また、この案内は、経路誘導部21による経路誘導にともなって行うようにしてもよいし、または、経路誘導とは独立して(経路誘導の有無にかかわらず)行うようにしてもよい。
以上述べたように、本実施形態によれば、前記所定の時刻としての現在の時刻または到着予想時刻を基準としたタイムサービスの開始間際の施設を第1〜第5の提示態様によってユーザに提示することができるので、ユーザが、当該タイムサービスの開始間際の施設を簡便かつ確実に把握することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る車載用ナビゲーション装置の第3実施形態について、図13を参照して説明する。
なお、第1実施形態と基本的な構成が同一もしくはこれに類する箇所については、第1実施形態と同様の符号を用いて説明する。
本実施形態における車載用ナビゲーション装置1は、第1実施形態の構成をすべて具備した上で、更に、以下に示すような付加的な構成を有している。なお、本実施形態における車載用ナビゲーション装置1は、第2実施形態の構成をも具備するものであってもよい。
本実施形態において、施設提示部22は、前述した各提示態様による前記営業開始間際の施設の提示に加えて、更に、所定の時刻がオーダーストップまで所定時間以内のオーダーストップ前の時刻となる当該所定の時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設を複数の提示態様によってユーザに提示するようになっている。
以下、前記オーダーストップ間際の施設の複数の提示態様について、各提示態様による提示を具現化するための構成とともに説明する。
(オーダーストップ間際の施設の第1の提示態様)
施設提示部22による前記オーダーストップ間際の施設の第1の提示態様は、地図上のアイコンの表示態様の制御によって、所定の時刻としての現在の時刻がオーダーストップまで所定時間以内のオーダーストップ前の時刻となる現在の時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設をユーザに提示する態様である。このオーダーストップ間際の施設の第1の提示態様は、前記営業開始間際の施設の第1の提示態様に対して提示対象が異なるだけで提示方法は同じである。
この第1の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態においては、図13に示すように、ハードディスクドライブ14に記憶された前記営業時間情報のうち、オーダーストップが行われる施設についての前記営業時間情報が、オーダーストップの時刻をともなう情報とされている。図13においては、施設Aについての前記営業時間情報が、オーダーストップの時刻をともなっている。
そして、本実施形態においては、地図領域内該当施設抽出部25が、第3の地図領域内該当施設抽出手段としても機能するようになっている。すなわち、地図領域内該当施設抽出部25は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記地図領域内に存在する施設についての前記オーダーストップの時刻をともなう営業時間情報および現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻に基づいて、前記地図領域内に存在する施設の中から第3の地図領域内該当施設を抽出するようになっている。
ただし、前記第3の地図領域内該当施設とは、前記地図領域内に存在する施設のうちの現在の時刻がオーダーストップまで所定時間以内のオーダーストップ前の時刻となる現在の時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設のことをいう(以下、同様)。なお、前記第3の地図領域内該当施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
また、本実施形態においては、アイコン表示態様制御部27が、第3のアイコン表示態様制御手段としても機能するようになっている。すなわち、アイコン表示態様制御部27は、地図領域内該当施設抽出部25によって抽出された前記第3の地図領域内該当施設についてのアイコンの表示態様を、前記第3の地図領域内該当施設以外の前記地図領域内に存在する施設についてのアイコンの表示態様と異ならせるように施設アイコン描画部23を制御するようになっている。
そして、第1の提示態様において、施設提示部22は、前記現在の時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設の提示を、施設アイコン描画部23によるアイコン表示態様制御部27の前記制御にしたがった表示態様での前記第3の地図領域内該当施設を示すアイコンの表示によって行うようになっている。
なお、前記第3の地図領域内該当施設についてのアイコンの表示態様を前記第3の地図領域内該当施設以外の前記地図領域内に存在する施設についてのアイコンの表示態様と異ならせる方法としては、図4に示したような表示方法(アイコンの表示色や点滅の有無を互いに異ならせる方法)等を用いることができる。
ただし、このような4種類の施設の提示は、第1実施形態における前記営業開始間際の施設の第1の提示態様による提示や第2実施形態における前記タイムサービスの開始間際の施設の第1の提示態様による提示と同時に行われた場合にはユーザに混乱を招く場合もある。したがって、本実施形態における前記4種類の施設の提示は、現在の時刻とオーダーストップの時刻との時間的な関係に応じた表示態様でのアイコンの表示を行う旨のアイコンの表示モード(すなわち、第3のアイコン表示モード)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によってアイコン表示態様制御部27に設定されている場合に行うようにしてもよい。
(オーダーストップ間際の施設の第2の提示態様)
施設提示部22による前記オーダーストップ間際の施設の第2の提示態様は、施設の検索結果の表示態様の制御によって、現在の時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設をユーザに提示する態様である。
この第2の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態において、検索施設内現時該当施設抽出部35は、第3の検索施設内現時該当施設抽出手段としても機能するようになっている。すなわち、検索施設内現時該当施設抽出部35は、ハードディスクドライブ14に記憶された施設検索部33によって検索された施設についての前記オーダーストップの時刻をともなう前記営業時間情報と、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻とに基づいて、施設検索部33によって検索された施設の中から第3の検索施設内現時該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第3の検索施設内現時該当施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの現在の時刻がオーダーストップまで所定時間以内のオーダーストップ前の時刻となる現在の時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設をいう(以下、同様)。なお、前記第3の検索施設内現時該当施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
また、本実施形態において、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36は、第3の検索施設内現時該当施設表示態様制御手段としても機能するようになっている。すなわち、検索施設内現時該当施設表示態様制御部36は、検索施設内現時該当施設抽出部35によって抽出された前記第3の検索施設内現時該当施設についての前記施設検索結果の表示態様を、前記第3の検索施設内現時該当施設以外の施設検索部33によって検索された施設についての前記施設検索結果の表示態様と異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようになっている。なお、前記施設検索結果の表示態様を異ならせる方法としては、図6に示したような表示方法(施設検索結果を示す項目の表示色や点滅の有無を互いに異ならせる方法)等を用いることができる。
そして、第3の提示態様において、施設提示部22は、前記現在の時刻を基準としたオーダーストップの開始間際の施設のユーザへの提示を、施設検索結果描画部34による検索施設内現時該当施設表示態様制御部36の前記制御にしたがった表示態様での前記第3の検索施設内現時該当施設を示す前記施設検索結果の表示によって行うようになっている。
ただし、本提示態様における前記オーダーストップ間際の施設の提示は、第1実施形態における前記営業開始間際の施設の第2の提示態様または第3の提示態様による提示もしくは第2実施形態における前記タイムサービスの開始間際の施設の第2の提示態様または第3の提示態様による提示と同時に行われた場合にはユーザに混乱を招く場合もある。したがって、本提示態様における前記オーダーストップ間際の施設の提示は、現在の時刻とオーダーストップの時刻との時間的な関係に応じた表示態様での前記施設検索結果の表示を行う旨の前記施設検索結果の表示モード(すなわち、第5の施設検索結果表示モード)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によって検索施設内現時該当施設表示態様制御部36に設定されている場合に行うようにしてもよい。
(オーダーストップ間際の施設の第3の提示態様)
施設提示部22による前記オーダーストップ間際の施設の第3の提示態様は、施設の検索結果の表示態様の制御によって、所定の時刻としての到着予想時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設をユーザに提示する態様である。
この第3の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態において、検索施設内到着時該当施設抽出部49は、第3の検索施設内到着時該当施設抽出手段としても機能するようになっている。すなわち、検索施設内到着時該当施設抽出部49は、ハードディスクドライブ14に記憶された施設検索部33によって検索された施設についての前記オーダーストップの時刻をともなう前記営業時間情報と、到着予想時刻算出部48によって算出された到着予想時刻とに基づいて、施設検索部33によって検索された施設の中から第3の検索施設内到着時該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第3の検索施設内到着時該当施設とは、施設検索部33によって検索された施設のうちの到着予想時刻がオーダーストップまで所定時間以内のオーダーストップ前の時刻となる到着予想時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設をいう(以下、同様)。なお、前記第3の検索施設内到着時該当施設を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
また、本実施形態において、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、第3の検索施設内到着時該当施設表示態様制御手段としても機能するようになっている。すなわち、検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50は、検索施設内到着時該当施設抽出部49によって抽出された前記第3の検索施設内到着時該当施設についての前記施設検索結果の表示態様を、前記第3の検索施設内到着時該当施設以外の施設検索部33によって検索された施設についての前記施設検索結果の表示態様と異ならせるように施設検索結果描画部34を制御するようになっている。なお、前記施設検索結果の表示態様を異ならせる方法としては、図6に示したような表示方法(施設検索結果を示す項目の表示色や点滅の有無を互いに異ならせる方法)等を用いることができる。
そして、第3の提示態様において、施設提示部22は、前記到着予想時刻を基準としたオーダーストップ開始間際の施設のユーザへの提示を、施設検索結果描画部34による検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50の前記制御にしたがった表示態様での前記第3の検索施設内到着時該当施設を示す前記施設検索結果の表示によって行うようになっている。
ただし、本提示態様における前記オーダーストップ間際の施設の提示は、第1実施形態における前記営業開始間際の施設の第2の提示態様または第3の提示態様による提示、第2実施形態における前記タイムサービスの開始間際の施設の第2の提示態様または第3の提示態様による提示もしくは第3実施形態における前記オーダーストップ間際の施設の第2の提示態様における提示と同時に行われた場合にはユーザに混乱を招く場合もある。
したがって、本提示態様における前記オーダーストップ間際の施設の提示は、到着予想時刻とオーダーストップの時刻との時間的な関係に応じた表示態様での前記施設検索結果の表示を行う旨の前記施設検索結果の表示モード(すなわち、第6の施設検索結果表示モード)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によって検索施設内到着時該当施設表示態様制御部50に設定されている場合に行うようにしてもよい。
(オーダーストップ間際の施設の第4の提示態様)
施設提示部22による前記オーダーストップ間際の施設の第4の提示態様は、到着予想時刻の表示態様の制御によって、所定の時刻としての到着予想時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設をユーザに提示する態様である。
この第4の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態において、到着予想時刻判定部53は、第3の到着予想時刻判定手段としても機能するようになっている。すなわち、到着予想時刻判定部53は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記オーダーストップの時刻をともなう前記営業時間情報に基づいて、到着予想時刻算出部48によって算出された目的地への到着予想時刻が、到着予想時刻を基準としたオーダーストップ間際の時刻となるか否かの判定を行うようになっている。ただし、前記到着予想時刻を基準としたオーダーストップ間際の時刻とは、目的地のオーダーストップの時刻まで所定時間以内のオーダーストップ前の到着予想時刻のことをいう(以下、同様)。なお、このオーダーストップ間際の時刻を規定する前記所定時間は、コンセプトに応じて種々の時間を選択することができる。この所定時間は、入力操作部5を用いた画面入力によって設定可能とされていてもよい。
さらに、本実施形態において、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、第3の目的地到着予想時刻表示態様制御手段としても機能するようになっている。すなわち、目的地到着予想時刻表示態様制御部54は、目的地到着予想時刻描画部52によって表示される目的地への到着予想時刻の表示態様を、到着予想時刻判定部53の判定結果が肯定的となる場合と否定的となる場合とで互いに異ならせるように目的地到着予想時刻描画部52を制御するようになっている。
そして、第4の提示態様において、施設提示部22は、前記到着予想時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設のユーザへの提示を、目的地到着予想時刻描画部52による目的地到着予想時刻表示態様制御部54の前記制御にしたがった表示態様での到着予想時刻判定部53の判定結果が肯定的となる目的地への到着予想時刻の表示によって行うようになっている。
ただし、本提示態様におけるオーダーストップ間際の施設の提示は、第1実施形態における営業開始間際の施設の第4の提示態様による提示または第2実施形態におけるタイムサービスの開始間際の施設の第4の提示態様による提示と同時に行われた場合にはユーザに混乱を招く場合もある。そこで、本提示態様におけるオーダーストップ間際の施設の提示は、到着予想時刻とオーダーストップの時刻との時間的な関係に応じた表示態様での目的地への到着予想時刻の表示を行う旨の到着予想時刻の表示モード(すなわち、第3の到着予想時刻表示モード)がデフォルトあるいは入力操作部5を用いた入力操作によって目的地到着予想時刻表示態様制御部54に設定されている場合に行うようにしてもよい。
(オーダーストップ間際の施設の第5の提示態様)
施設提示部22による前記オーダーストップ間際の施設の第5の提示態様は、所定の時刻としての現在の時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設を、自車両がその施設に差し掛かった場合にユーザに提示する態様である。
この第5の提示態様による提示を具現化するための構成として、本実施形態において、自車周辺領域内該当施設抽出部56は、第3の自車周辺領域内該当施設抽出手段としても機能するようになっている。すなわち、自車周辺領域内該当施設抽出部56は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記オーダーストップの時刻をともなう前記営業時間情報および現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻に基づいて、自車位置算出部17によって算出された自車位置の周辺の所定領域内に存在する施設の中から第3の自車周辺領域内該当施設を抽出するようになっている。ただし、前記第3の自車周辺領域内該当施設とは、当該自車位置の周辺の所定領域内に存在する施設のうちの現在の時刻がオーダーストップまで所定時間以内のオーダーストップ前の時刻となる現在の時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設のことをいう(以下、同様)。
また、本実施形態において、自車周辺領域内該当施設案内部57は、第3の自車周辺領域内該当施設案内手段としても機能するようになっている。すなわち、自車周辺領域内該当施設案内部57は、自車位置算出部17によって算出された自車位置が、自車周辺領域内該当施設抽出部56によって抽出された前記第3の自車周辺領域内該当施設の位置まで所定の距離以内の位置の場合に、前記第3の自車周辺領域内該当施設を画像および音声の少なくとも一方によってユーザに案内するようになっている。
すなわち、施設提示部22は、前記所定の時刻としての現在の時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設のユーザへの提示を、自車周辺領域内該当施設案内部57による前記第3の自車周辺領域内該当施設の案内によって行うようになっている。この案内は、「経路沿いにまもなくオーダーストップされる施設が見つかりました」といったメッセージを音声案内またはディスプレイ6に表示することによって行うようにしてもよい。また、この案内は、経路誘導部21による経路誘導にともなって行うようにしてもよいし、または、経路誘導とは独立して(経路誘導の有無にかかわらず)行うようにしてもよい。
以上述べたように、本実施形態によれば、前記所定の時刻としての現在の時刻または到着予想時刻を基準としたオーダーストップ間際の施設を第1〜第5の提示態様によってユーザに提示することができるので、ユーザが、当該オーダーストップ間際の施設を簡便かつ確実に把握することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能なものである。