JP2001174279A

JP2001174279A - 情報表示装置

Info

Publication number: JP2001174279A
Application number: JP36248399A
Authority: JP
Inventors: Kenji Onishi; 健司大西
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1999-12-21
Filing date: 1999-12-21
Publication date: 2001-06-29

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の情報表示装置においては、施設サービ
ス情報や文化情報等は、搭乗者の操作により取得される
受動的なものであり、情報の自動表示を行なうようには
なっていなかった。【解決手段】自車両の位置を検出する位置検出手段１
１と、地図データを記憶する地図記憶手段と、地図デー
タに関連する関連データを記憶する関連データ記憶手段
１３と、位置検出手段１１が検出した位置に基づき、地
図記憶手段から地図データを抽出し、表示手段１８に表
示する地図表示制御手段１４と、指令に基づき、表示手
段１８に表示させる関連データを関連データ記憶手段１
３から予め抽出しておく関連データ抽出手段１６と、こ
の関連データ抽出手段１６が抽出した関連データを示す
位置近傍に自車両の位置が入った際、関連データを表示
手段１８に表示するよう制御する関連データ表示制御手
段１７とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、車両の現在位置
に基づき、現在位置に対応した地図表示を行なう情報表
示装置に関し、特に、予め選定しておいた地図データに
関連する関連情報による案内情報を自車位置の移動に伴
って自動表示されるようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の情報表示装置の一つである車載用
ナビゲーション装置としては、車両の現在位置を求め、
あらかじめ記憶させておいた道路地図データに基づい
て、求めた現在位置付近の道路地図を表示装置に表示す
るものが知られている。また、移動体が交差点や道路を
通過する際に、移動体の運転者に対して、あらかじめ記
憶させておいた道路地図データに基づいて、所定の案内
情報を音声合成を行って通知する車載用ナビゲーション
装置も知られている。また、運転者があらかじめ目的地
として設定した地点、施設への経路探索を行い、地図表
示もしくは音声案内にて、運転者に経路を案内する車載
用ナビゲーション装置が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のナビゲーション
装置では、あらかじめ検索した目的地や経由地の案内を
開始すると、移動体の運転者に対して、あらかじめ記憶
させておいた道路地図データに基づいて、交差点や道路
の情報を通知する。しかし、道路情報以外は運転者に通
知されない。

【０００４】また、施設や文化情報等の詳細情報を見た
い場合は、その都度、使用者が検索等を行なわなけれ
ば、表示されないようになっていた。即ち、車載用ナビ
ゲーション装置の持つ地図データの内、特に施設サービ
ス情報や文化情報等は、搭乗者の操作により取得される
受動的なものであり、情報の自動表示を行なうようにな
っていなかった。

【０００５】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたものであり、車両の走行案内に際して、
運転者にとって有効な案内情報を、運転者の特別な検索
操作なしに能動的に提供し、目的地や経由地を提案して
案内する情報表示装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明に係わる情報表
示装置においては、自車両の位置を算出する位置計測手
段と、道路網データ及び文化情報データを有する地図デ
ータを記憶する地図データ記憶手段と、位置計測手段に
よって算出される自車両位置に関連して地図データ記憶
手段に記憶された地図データを検索する検索条件を設定
する設定入力手段と、この設定入力手段によって設定さ
れた検索条件に基づき地図データ記憶手段に記憶された
地図データから道路網及び文化情報に関する案内情報を
検索する出力選定手段と、この出力選定手段によって検
索された案内情報を出力する出力手段を備え、設定入力
手段は、出力手段によって出力された案内情報から、目
的地を設定するように構成されているものである。

【０００７】また、設定入力手段は、出力手段によって
出力された案内情報から、複数の目的地を設定するよう
に構成されているものである。

【０００８】さらに、出力選定手段は、出力手段によっ
て出力された案内情報から設定入力手段によって目的地
が設定されたとき、目的地までの経路探索を行なうもの
である。

【０００９】また、出力選定手段は、経路案内を開始し
た後であっても、案内情報を検索して出力手段に出力さ
せると共に、設定入力手段は、出力手段によって出力さ
れた案内情報から経由地を設定できるものである。ま
た、設定入力手段は、スイッチまたは音声によって入力
が行われるものである。

【００１０】さらにまた、出力手段は、画像の表示を行
なう表示装置及び音声案内を行なう音声出力装置を有す
るものである。

【００１１】また、自車両の位置を検出する位置検出手
段と、地図データを記憶する地図記憶手段と、地図デー
タに関連する関連データを記憶する関連データ記憶手段
と、位置検出手段が検出した位置に基づき、地図記憶手
段から地図データを抽出し、表示手段に表示する地図表
示制御手段と、指令に基づき、表示手段に表示させる関
連データを関連データ記憶手段から予め抽出しておく関
連データ抽出手段と、この関連データ抽出手段が抽出し
た関連データを示す範囲内に自車両の位置が含まれる
際、関連データを表示手段に表示するよう制御する関連
データ表示制御手段とを備えたものである。

【００１２】また、自車両の位置を検出する位置検出手
段と、地図データを記憶する地図記憶手段と、自車両外
部と通信を行なう通信手段と、位置検出手段が検出した
位置に基づき、地図記憶手段から上記地図データを抽出
し、表示手段に表示する地図表示制御手段と、指令に基
づき、表示手段に表示させる地図データに関連する関連
データを通信手段の通信により抽出する関連データ抽出
手段と、この関連データ抽出手段が取得した関連データ
を示す範囲内に自車両の位置が含まれる際、関連データ
を表示手段に表示するよう制御する関連データ表示制御
手段とを備えたものである。

【００１３】加えて、関連データ表示制御手段は、指令
に基づき、自車両が含まれる範囲の大きさを変化させる
ものである。また、関連データを地図データに含まれる
施設の詳細情報としたものである。

【００１４】また、関連データ表示制御手段に対する指
令を音声入力により行なうようにしたものである。さら
に、関連データを動画像情報としたものである。

【００１５】

【発明の実施の形態】実施の形態１．図１は、この発明
の実施の形態１による情報表示装置の構成を示すブロッ
ク図である。図において、１は、車両の現在位置を計算
する位置計測手段で、磁気方位センサと距離センサを備
えており、磁気方位センサで検出した地磁気の方向を基
準とした車両の進行方向と、距離センサによる車両の走
行距離とに基づいて地図座標上における車両位置を計算
する。

【００１６】２は地区毎に分割されている地図データを
記憶する地図データ記憶手段で、地図データは、道路地
図を表現する道路網データと背景データと文化情報デー
タより成る。ここで、背景データは、道路の背景の地図
を表現するもので、各種施設、行政区、地理の内の一つ
を含む。また、文化情報データは、施設のサービス内容
や地域の季節行事、風土、風習、名物、名店などの地域
情報を含んでいる。なお、地図データ記憶手段は、文化
情報データ等の関連情報を記憶する関連データ記憶手段
を有している。

【００１７】３は設定入力手段で、音声とグラフィクス
の出力選択や、出力データの基準値などの検索条件、表
示条件をセットすると共に、出力を開始させるための開
始スイッチ及び音声にて開始スイッチの代用とするため
の音声入力装置などを備えている。

【００１８】４は出力選定手段で、位置計測手段１によ
って求められた車両位置に関連する対象地区の地図デー
タを、地図データ記憶手段２から読み出し、設定入力手
段３で設定された出力データの基準値に応じて案内情報
を検索する。すなわち、出力選定手段４は、位置計測手
段１で計算された地図座標上における車両位置と車両方
向と、あらかじめ設定入力手段３により設定された出力
デバイス、進行方向の考慮有無、出力情報の種類、検索
範囲、検索方法及び出力形態などの出力データの基準値
に基づいて、案内情報を出力する検索対象地区を計算
し、この地区について地図データから必要な案内情報を
検索する。

【００１９】５は出力手段で、出力選定手段４によって
検索された案内情報と、地図データ記憶手段２から読み
出した道路網画像などを、ＣＲＴや液晶ディスプレイな
どを使用した表示デバイスに表示し、位置計測手段１に
よって計測された車両位置を、表示デバイスに表示した
道路網画像上に表示し、認識可能とする。出力選定手段
４により検索した道路網データ、背景データ、文化情報
データは、走行中、時々刻々変化するものを表示デバイ
スに表示、または表示と共にその情報を音声出力デバイ
スより音声にて出力させることができる。

【００２０】図２は、この発明の実施の形態１による情
報表示装置の文化情報案内の動作を示すフローチャート
である。図３は、この発明の実施の形態１による情報表
示装置の経路案内動作を従来装置と比較して示すフロー
チャートである。図４は、この発明の実施の形態１によ
る情報表示装置の案内情報の表示出力例を示す図であ
る。

【００２１】以下、実施の形態１による情報表示装置の
出力選定手段の動作フローについて、図２を用いて説明
する。図２は、出力選定手段の文化情報の検索動作フロ
ーを示している。まず、運転者が運転開始前に、検索方
向の指定、検索距離（現在位置からどのくらい離れた地
点の案内情報を抽出するのか）、検索範囲（検索地点を
中心としてどのくらいの範囲の案内情報を抽出するの
か）、出力案内情報の種類（公共施設、一般施設、道路
付属施設、行政区画、行政界、自然、道路交通情報、文
化情報）、出力形態などの検索基準の指定を設定入力手
段３により設定する（ステップ２０１）。次に位置計測
手段１により、車両位置を計測し、車両現在地を特定す
る（ステップ２０２）。

【００２２】位置計測手段１より車両位置と設定入力手
段３により設定された検索基準に基づき、出力選定手段
４が該当する道路網データ、背景データ、文化情報デー
タの案内情報を、地図データ記憶手段２から検索し読み
出す（ステップ２０３）。出力選定手段４が読み出した
地図データから、ＣＲＴや液晶ディスプレイなどの出力
手段５に、道路網、施設、車両位置、文化情報などの案
内情報を、表示または表示と共に音声にて出力する（ス
テップ２０４）。出力手段５に出力された地図データの
うち、特に文化情報に該当する地点、施設、商店などが
ある場合は、出力形態で設定した条件の間、設定入力手
段３より文化情報に該当する地点、施設、商店を目的地
とする経路探索実行入力待ちする（ステップ２０５）。

【００２３】ステップ２０６で、出力形態で設定した条
件の間、文化情報に該当する地点、施設、商店への経路
探索実行入力がない場合は、再びステップ２０２の車両
位置計測フローに戻る。ステップ２０６で、出力形態で
設定した条件の間、文化情報に該当する地点、施設、商
店への経路探索実行入力がある場合には、出力選定手段
４は、該当する地点、施設、商店への経路探索を実行
し、経路案内を開始する（ステップ２０７）。

【００２４】次に、設定入力手段３により設定された条
件の間、文化情報検索中止入力を待つ（ステップ２０
８）。ステップ２０９で設定入力手段３により、文化情
報検索中止入力がない場合は、ステップ２０２の位置計
測手段１により現在位置を計測するフローに戻る。ステ
ップ２０９で文化情報検索中止入力がある場合は、文化
情報検索を中止する（ステップ２１０）。上記フロー
で、文化情報に関連して、複数の目的地が設定された場
合は、車両位置より最も遠方を目的地とし、最も近いも
のから順に経由地として経路を設定する。

【００２５】次いで、図３を用いて、従来の技術と、実
施の形態１の特徴的な動作フローを比較して示す。従来
の技術は、あらかじめ運転者が走行開始前に目的地の種
類や地名などから、目的地を検索し（ステップ３０
１）、目的地を設定し（ステップ３０２）、経路を案内
する（ステップ３０３）。実施の形態１では、あらかじ
め運転者が目的地を決定せずに走行した場合でも、文化
情報に関連する目的地候補を情報表示装置がピックアッ
プし、運転者に通知し（ステップ３０４）、目的地を決
定する（ステップ３０５）。また、経路案内を開始した
場合でも、続けて、経由地候補を情報表示装置がピック
アップし、運転者に通知し、経由地を決定する（ステッ
プ３０６）。

【００２６】図４は、出力手段５におけるＣＲＴや液晶
ディスプレイへの案内情報の出力例を示している。案内
情報のうち、右半分に、地図データ記憶手段２より読み
出した道路網や背景地図、車両位置を表示しており、左
半分に施設の写真やサービス内容、行事内容、ＣＭなど
の文化情報データを表示している。

【００２７】なお、文化情報は、表示装置への出力と同
時に、音声で出力してもよい。また、表示装置への表示
レイアウトは、このレイアウト以外でもよい。

【００２８】実施の形態２．図５は、この発明の実施の
形態２による情報表示装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、１１は、車両の現在位置を検出する位
置検出手段であり、この位置検出手段１１は、地磁気セ
ンサや距離センサ等から構成されている。

【００２９】１２は地区毎に分割されている地図データ
を記憶する地図データ記憶手段であり、地図データ記憶
手段１２には、道路地図を表現する道路網データと背景
データとにより構成されている。ここで、背景データ
は、道路地図の背景を表現するものである。

【００３０】１３は地図データに関連する関連データと
しての文化情報データを記憶する関連データ記憶手段で
あり、この関連データ記憶手段は、施設のサービス内容
（例えば、スーパーマーケットの広告やレストランのメ
ニュー内容）以外に地域の季節行事、風土、風習、名
物、名店等の地域情報も含まれている。

【００３１】１４は、位置検出手段１１が検出した位置
に基づき、地図データ記憶手段１２から地図データを抽
出し、後述する表示手段に表示する地図表示制御手段で
あり、１５は後述する関連データ抽出手段１６に対し、
操作により所望の文化情報を選択する操作手段である。

【００３２】１６は操作手段１５からの操作指令に基づ
き、表示手段に表示させる文化情報を関連データ記憶手
段１３から予め抽出しておく関連データ抽出手段であ
り、１７は関連データ抽出手段１６が抽出した文化情報
を示す範囲内に自車両の位置が含まれる際、地図表示制
御手段１４に対して文化情報を表示手段に表示するよう
制御する関連データ表示制御手段である。

【００３３】１８は地図表示制御手段１４からの出力と
関連データ表示制御手段１７からの出力に基づいて、地
図表示及びこの地図に関連する文化情報の表示を行なう
表示手段である。図６は、この発明の実施の形態２によ
る情報表示装置の文化情報の表示出力例を示す図であ
る。

【００３４】実施の形態２は、上述のように構成したこ
とにより、事前に表示手段１８に表示させる文化情報を
設定しておくので、車両の現在位置がこの文化情報の所
在地から所定の範囲内に含まれるようになった際、文化
情報を自動表示、即ち、走行時の施設の文化情報等の検
索を極力低減することができる。なお、表示手段に表示
した際の状態図は、図６のように示されるものである。

【００３５】実施の形態３．実施の形態２では、文化情
報、即ち関連情報を記憶しておく関連データ記憶手段１
３を設けるようにしたが、図７に示すように、関連デー
タ記憶手段１３の代わりに通信手段を設けても良い。図
７は、この発明の実施の形態３による情報表示装置の構
成を示すブロック図である。図７において、１１、１
２、１４〜１８は図５におけるものと同一のものであ
る。２０は車両外部と通信する通信手段で、この通信手
段２０は携帯電話（図示せず）等を用いてインターネッ
ト通信を行なえるように構成されたものであり、使用者
が操作手段１５を操作することにより、所望の文化情報
を検索し、この検索した結果から関連データ抽出手段１
６が該当する文化情報を抽出するようになっている。

【００３６】このように構成したことにより、所望する
文化情報の最新情報を入手することができ、スーパーマ
ーケットの日替りお買得品の広告等が行なえるので、使
用者の利便性が向上する。

【００３７】実施の形態４．実施の形態２、３では、関
連データ表示制御手段１７は自車両の位置が所定の範囲
内に入ったとき文化情報を表示手段１８に表示するよう
に説明したが、図８に示すように操作手段１５を用いて
各種設定を変更可能にして良い。図８は、この発明の実
施の形態４による情報表示装置の操作手段の表示例を示
す図である。図８に示すように、左から検索の方向を示
す「検索方向」、「検索位置」、検索の範囲の大きさを
示す「検索範囲」、検索の距離を示す「検索距離」等の
設定を変更できるようにしている。

【００３８】このように構成することにより、使用者の
感覚差に応じて適宜変更でき、装置の利便性が向上す
る。

【００３９】実施の形態５．実施の形態２〜４は、操作
手段は操作により行なうよう説明したが、音声入力によ
り構成しても良く、同等の効果が得られる。

【００４０】実施の形態６．実施の形態１〜５では、文
化情報の情報形態について静止画像で説明したが、動画
像情報で構成しても良く、装置の利便性が向上する。

【００４１】

【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。また、
自車両の位置を算出する位置計測手段と、道路網データ
及び文化情報データを有する地図データを記憶する地図
データ記憶手段と、位置計測手段によって算出される自
車両位置に関連して地図データ記憶手段に記憶された地
図データを検索する検索条件を設定する設定入力手段
と、この設定入力手段によって設定された検索条件に基
づき地図データ記憶手段に記憶された地図データから道
路網及び文化情報に関する案内情報を検索する出力選定
手段と、この出力選定手段によって検索された案内情報
を出力する出力手段を備え、設定入力手段は、出力手段
によって出力された案内情報から、目的地を設定するよ
うに構成されているので、道路網情報に加えて文化情報
をも運転者に提供することができると共に、走行中でも
目的地を設定することができる。

【００４２】また、設定入力手段は、出力手段によって
出力された案内情報から、複数の目的地を設定するよう
に構成されているので、複数の目的地が設定できる。

【００４３】さらに、出力選定手段は、出力手段によっ
て出力された案内情報から設定入力手段によって目的地
が設定されたとき、目的地までの経路探索を行なうの
で、走行中に設定された目的地に対して経路案内をする
ことができる。

【００４４】また、出力選定手段は、経路案内を開始し
た後であっても、案内情報を検索して出力手段に出力さ
せると共に、設定入力手段は、出力手段によって出力さ
れた案内情報から経由地を設定できるので、経路案内開
始後に経由地を設定することができる。また、設定入力
手段は、スイッチまたは音声によって入力が行われるの
で、設定を容易に行なうことができる。

【００４５】さらにまた、出力手段は、画像の表示を行
なう表示装置及び音声案内を行なう音声出力装置を有す
るので、視覚及び聴覚による案内が受けられる。また、
自車両の位置を検出する位置検出手段と、地図データを
記憶する地図記憶手段と、地図データに関連する関連デ
ータを記憶する関連データ記憶手段と、位置検出手段が
検出した位置に基づき、地図記憶手段から地図データを
抽出し、表示手段に表示する地図表示制御手段と、指令
に基づき、表示手段に表示させる関連データを関連デー
タ記憶手段から予め抽出しておく関連データ抽出手段
と、この関連データ抽出手段が抽出した関連データを示
す範囲内に自車両の位置が含まれる際、関連データを表
示手段に表示するよう制御する関連データ表示制御手段
とを備えたので、自車両の動作状態に関わらず自車位置
が所定の範囲に入った際、自動で関連情報を表示するこ
とができ、装置の利便性が向上する。

【００４６】また、自車両の位置を検出する位置検出手
段と、地図データを記憶する地図記憶手段と、自車両外
部と通信を行なう通信手段と、位置検出手段が検出した
位置に基づき、地図記憶手段から上記地図データを抽出
し、表示手段に表示する地図表示制御手段と、指令に基
づき、表示手段に表示させる地図データに関連する関連
データを通信手段の通信により抽出する関連データ抽出
手段と、この関連データ抽出手段が取得した関連データ
を示す範囲内に自車両の位置が含まれる際、関連データ
を表示手段に表示するよう制御する関連データ表示制御
手段とを備えたので、関連データを予め記憶しておく記
憶手段を不要にすると共に、関連データが必要な場合に
通信手段により自車両外部から情報を入手するため、デ
ータ更新の処理を不要とし、装置のメンテナンスが容易
となり、装置の利便性が向上する。

【００４７】加えて、関連データ表示制御手段は、指令
に基づき、自車両が含まれる範囲の大きさを変化させる
ので、使用者の感覚差に応じて適宜変更でき、装置の利
便性が向上する。また、関連データを地図データに含ま
れる施設の詳細情報としたので、使用者の利便性が向上
する。

【００４８】また、関連データ表示制御手段に対する指
令を音声入力により行なうようにしたので、手動操作に
よる煩わしさがなくなり操作性が向上する。さらに、関
連データを動画像情報としたので、情報認識を行ないや
すくなり、装置の利便性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の形態１による情報表示装置
の構成を示すブロック図である。

【図２】この発明の実施の形態１による情報表示装置
の文化情報案内の動作を示すフローチャートである。

【図３】この発明の実施の形態１による情報表示装置
の経路案内動作を従来装置と比較して示すフローチャー
トである。

【図４】この発明の実施の形態１による情報表示装置
の案内情報の表示出力例を示す図である。

【図５】この発明の実施の形態２による情報表示装置
の構成を示すブロック図である。

【図６】この発明の実施の形態２による情報表示装置
の文化情報の表示出力例を示す図である。

【図７】この発明の実施の形態３による情報表示装置
の構成を示すブロック図である。

【図８】この発明の実施の形態４による情報表示装置
の操作手段の表示例を示す図である。

【符号の説明】

１位置計測手段、２地図データ記憶手段、３
設定入力手段、４出力選定手段、５出力手段、
１１位置検出手段、１２地図データ記憶手段、１
３関連データ記憶手段、１４地図表示制御手段、
１５操作手段、１６関連データ抽出手段、１７
関連データ表示制御手段、１８表示手段、２０通
信手段。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自車両の位置を算出する位置計測手段、
道路網データ及び文化情報データを有する地図データを
記憶する地図データ記憶手段、上記位置計測手段によっ
て算出される自車両位置に関連して上記地図データ記憶
手段に記憶された地図データを検索する検索条件を設定
する設定入力手段、この設定入力手段によって設定され
た検索条件に基づき上記地図データ記憶手段に記憶され
た地図データから道路網及び文化情報に関する案内情報
を検索する出力選定手段、この出力選定手段によって検
索された案内情報を出力する出力手段、を備え、上記設
定入力手段は、出力手段によって出力された案内情報か
ら、目的地を設定するように構成されていることを特徴
とする情報表示装置。
【請求項２】設定入力手段は、出力手段によって出力
された案内情報から、複数の目的地を設定するように構
成されていることを特徴とする請求項１記載の情報表示
装置。
【請求項３】出力選定手段は、出力手段によって出力
された案内情報から設定入力手段によって目的地が設定
されたとき、上記目的地までの経路探索を行なうことを
特徴とする請求項１または請求項２記載の情報表示装
置。
【請求項４】出力選定手段は、経路案内を開始した後
であっても、案内情報を検索して出力手段に出力させる
と共に、設定入力手段は、上記出力手段によって出力さ
れた案内情報から経由地を設定できることを特徴とする
請求項１〜請求項３のいずれか一項記載の情報表示装
置。
【請求項５】設定入力手段は、スイッチまたは音声に
よって入力が行われることを特徴とする請求項１〜請求
項４のいずれか一項記載の情報表示装置。
【請求項６】出力手段は、画像の表示を行なう表示装
置及び音声案内を行なう音声出力装置を有することを特
徴とする請求項１〜請求項５のいずれか一項記載の情報
表示装置。
【請求項７】自車両の位置を検出する位置検出手段、
地図データを記憶する地図記憶手段、上記地図データに
関連する関連データを記憶する関連データ記憶手段、上
記位置検出手段が検出した位置に基づき、上記地図記憶
手段から上記地図データを抽出し、表示手段に表示する
地図表示制御手段、指令に基づき、上記表示手段に表示
させる上記関連データを上記関連データ記憶手段から予
め抽出しておく関連データ抽出手段、この関連データ抽
出手段が抽出した関連データを示す範囲内に上記自車両
の位置が含まれる際、上記関連データを表示手段に表示
するよう制御する関連データ表示制御手段、を備えたこ
とを特徴とする情報表示装置。
【請求項８】自車両の位置を検出する位置検出手段、
地図データを記憶する地図記憶手段、自車両外部と通信
を行なう通信手段、上記位置検出手段が検出した位置に
基づき、上記地図記憶手段から上記地図データを抽出
し、表示手段に表示する地図表示制御手段、指令に基づ
き、上記表示手段に表示させる上記地図データに関連す
る関連データを上記通信手段の通信により抽出する関連
データ抽出手段、この関連データ抽出手段が取得した関
連データを示す範囲内に上記自車両の位置が含まれる
際、上記関連データを表示手段に表示するよう制御する
関連データ表示制御手段、を備えたことを特徴とする情
報表示装置。
【請求項９】関連データ表示制御手段は、指令に基づ
き、自車両が含まれる範囲の大きさを変化させることを
特徴とする請求項７または請求項８記載の情報表示装
置。
【請求項１０】関連データは、地図データに含まれる
施設の詳細情報であることを特徴とする請求項７〜請求
項９のいずれか一項記載の情報表示装置。
【請求項１１】関連データ表示制御手段に対する指令
は、音声入力により行われることを特徴とする請求項７
〜請求項１０のいずれか一項記載の情報表示装置。
【請求項１２】関連データは、動画像情報であること
を特徴とする請求項７〜請求項１１のいずれか一項記載
の情報表示装置。