JP2011001515A - 研摩材組成物粉末及び研摩材組成物スラリー - Google Patents
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Abstract
【課題】粘土鉱物粉末を含有していても研摩傷の発生が少ない研摩材組成物粉末、及び、研摩材組成物スラリーの提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末とを含有する研摩材組成物粉末において、研摩材組成物粉末と、研摩材組成物粉末中の希土類化合物から換算される全酸化希土(TREO)と研摩材組成物粉末中のフッ素(F)の合計との質量比((TREO+F)/研摩材組成物粉末質量)が0.83〜1.02であり、全酸化希土中に対するフッ素の割合(F/TREO)が0.2〜15質量%であり、全酸化希土中の酸化セリウム(CeO2)含有量(CeO2/TREO)が40質量%以上である研摩材組成物粉末であることにより、課題を解決し得る。
【選択図】なし
【解決手段】本発明は、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末とを含有する研摩材組成物粉末において、研摩材組成物粉末と、研摩材組成物粉末中の希土類化合物から換算される全酸化希土(TREO)と研摩材組成物粉末中のフッ素(F)の合計との質量比((TREO+F)/研摩材組成物粉末質量)が0.83〜1.02であり、全酸化希土中に対するフッ素の割合(F/TREO)が0.2〜15質量%であり、全酸化希土中の酸化セリウム(CeO2)含有量(CeO2/TREO)が40質量%以上である研摩材組成物粉末であることにより、課題を解決し得る。
【選択図】なし
Description
本発明は、研摩材組成物粉末に関し、特に、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末とを含有する研摩材組成物粉末に関するものである。
近年、ガラス材料が様々な用途に用いられている。この中でも特に、光ディスクや磁気ディスク用ガラス基板、アクティブマトリックス型LCD、液晶TV用カラーフィルター、時計、電卓、カメラ用LCD、太陽電池等のディスプレイ用ガラス基板、LSIフォトマスク用ガラス基板、あるいは光学用レンズ等のガラス基板や光学用レンズ等においては、高精度に表面研摩することが要求される。
従来から、これらのガラス基板の表面研摩に用いられている研摩材としては、希土類酸化物、特に酸化セリウムを主成分とする研摩材が用いられている。酸化セリウムは、ガラスの研摩において酸化ジルコニウムや二酸化ケイ素に比べて研摩効率が数倍優れているという利点があるからである。
例えば、特許文献1では、水、酸化セリウム、ノイブルグ珪土、及び研摩促進剤を含む研摩用組成物が開示されており、アルミニウムディスクやシリカを表面に有する基板のシリカの研摩用途に用いられる(特許文献1 請求項1、2)。
また、特許文献2では、粘土研摩粒子と酸化セリウム粒子を含む研摩用組成物が開示されている(特許文献2 請求項1)。特に、酸化セリウム粒子100重量部に対して粘土研摩粒子を17重量部以上含有していると、研摩力の大きくなる傾向が得られている(特許文献2 表3、4)。
密度の定義、インターネット<URL:http://www.shimadzu.co.jp/powder/lecture/practice/p03/lesson02.html>2009年6月
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に記載の研摩材にてガラス基板を研摩すると、研摩傷が多く発生してしまう。
本発明は、以上のような事情を背景になされたものであり、粘土鉱物粉末を含有していても研摩傷の発生が少ない研摩材組成物粉末、及び、研摩材組成物スラリーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願発明者が鋭意研究したところ、セリウム系研摩材粉末をフッ化処理し、更に粘土鉱物粉末を混合すれば、研摩効率を維持しつつ、研摩傷の発生を抑制することが可能であることが判明した。このような知見に基づき、本願発明者は本発明を想到するに至った。
本発明は、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末とを含有する研摩材組成物粉末において、研摩材組成物粉末と、研摩材組成物粉末中の希土類化合物から換算される全酸化希土(TREO)と研摩材組成物粉末中のフッ素(F)の合計との質量比((TREO+F)/研摩材組成物粉末質量)が0.83〜1.02であり、全酸化希土中に対するフッ素の割合(F/TREO)が0.2〜15質量%であり、全酸化希土中の酸化セリウム(CeO2)含有量(CeO2/TREO)が40質量%以上である研摩材組成物粉末、に関する。
以下、本発明に係る研摩材組成物粉末ついて、詳細に説明する。まず、本発明では、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末とを含有するものであり、研摩材組成物粉末中の希土類化合物から換算される全酸化希土(TREO)と研摩材組成物粉末中のフッ素(F)の合計(以下、TREO+Fと省略する場合がある)が研摩性能に大きく寄与する。
TREO+Fが少ないと、研摩材組成物粉末中の粘土鉱物含有量が多くなってしまう。このような研摩材組成物粉末を研摩に使用すると、研摩対象物に傷が多く発生するだけでなく、研摩速度も低下する。
一方、TREO+Fが多いと、研摩材組成物粉末中の粘土鉱物含有量が少なくなってしまう。その結果、研摩材組成物の分散性の向上や、研摩対象物表面と研摩材との潤滑が向上することによる研摩傷の低減や研摩速度の向上、といった粘土鉱物添加の効果が得られ難くなる。
これらの点を考慮すると、研摩材組成物粉末と、研摩材組成物粉末中の希土類化合物から換算される全酸化希土(TREO)と研摩材組成物粉末中のフッ素(F)の合計との質量比((TREO+F)/研摩材組成物粉末質量)は、その下限が0.83以上であることが好ましく、0.87以上がより好ましく、0.90以上が更に好ましい。また、その上限は、1.02以下が好ましく、1.00以下がより好ましく、0.99以下が更に好ましい。
次に、本発明に係る研摩材組成物粉末は、全酸化希土中に対するフッ素の割合(F/TREO)が0.2〜15質量%であることを要する。本発明に係る研摩材組成物粉末は、粘土鉱物粉末を含むため、フッ素を全く含まない場合、研摩対象物に研摩傷が発生し易くなる。そこで、研摩傷発生抑制の観点から、F/TREOの上限は、15質量%以下が好ましく、12質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、F/TREOの下限は、0.2質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1.0質量%以上が更に好ましく、2.0質量%以上が特に好ましい。
そして、本発明に係る研摩材組成物粉末は、全酸化希土中の酸化セリウム(CeO2)含有量(CeO2/TREO)が40質量%以上であることを要する。研摩速度の観点からである。より好ましくは50質量%以上であり、55質量%以上であればさらに好ましい。
尚、CeO2/TREOが99.9質量%を超えるような酸化セリウムが高純度のものであってもよい。但し、研摩材中のフッ素含有量をある程度確保したい場合は、CeO2/TREOは95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、85質量%以下がさらに好ましい。
また、本発明に係る研摩材組成物粉末は、ストークス径10μm以上の研摩材組成物粉末の含有量が、1000質量ppm以下であることが好ましい。ストークス径の大きな粗粒子が多く含有していると、研摩対象物に研摩傷が発生するため、これを抑制する必要があるからである。このような観点からすれば、当該含有量は、800質量ppm以下であることがより好ましく、600質量ppm以下であることが更に好ましい。
尚、ストークス径を測定するためには、所定の直径(本願では10μm)の球の沈降速度をストークスの式を用いて計算するが、ストークスの式の計算には物質の密度が必要である。密度としては、通常真密度(物質自身が占める体積だけを密度計算用の体積とする密度)を用いるが、測定する研摩材組成物の内部には、外部とつながっていない空間(閉細孔)があることが多い。このような場合には、ストークスの式に用いる密度としては、真密度を用いることはできず、研摩材組成物が占める体積(閉細孔が占める体積を含む)を密度計算用の体積とする密度(見かけ密度)(非特許文献1)を用いる必要がある。
また、本発明に係る研摩材組成物粉末は、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末が混合されている状態であり、それぞれの見かけ密度は異なるものの、混合された後では分離してストークス径10μm以上の粒子の含有量を測定することは困難である。従って、本発明では、研摩材組成物粉末については、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末との見かけ密度が同じであると仮定して、ストークス径を測定し定義している。
そして、本発明に係る研摩材組成物粉末のレーザ回折法粒度分布測定における体積基準メジアン径(D50)が、0.1〜3.5μmであることが好ましい。研摩対象物に研摩傷が発生するのを抑制し、また、研摩速度を考慮したものである。これらの観点からすると、D50の上限は3.5μm以下が好ましく、3.0μm以下がより好ましく、2.5μm以下が更に好ましい。また、D50の下限は0.1μm以上が好ましく、0.2μm以上がより好ましく、0.3μm以上がさらに好ましい。
また、本発明に係る研摩材組成物粉末のレーザ回折法粒度分布測定における最大粒径(Dmax)が30μm以下であることが好ましい。最大粒径が大きすぎると、研摩対象物に研摩傷が発生し易くなるとともに、研摩速度も低下してしまうからである。研摩効率を考慮すると、最大粒径は30μm以下が好ましく、25μm以下がより好ましく、20μm以下がさらに好ましい。
そして、本発明に係る研摩材組成物粉末が含有する粘土鉱物粉末が、カオリン、焼成カオリン、ベントナイト、ボールクレイ、モンモリロナイト、タルク、蝋石クレー、珪石クレー、セリサイトから選択される少なくとも1種以上の粉末であることが好ましい。これらの粉末は、粘土鉱物粉末の中でも特に研摩傷抑制効果が大きいからである。上記以外の粘土鉱物粉末であるゼオライト(沸石:結晶中に微細孔を持つアルミの珪酸塩の総称)を一例に挙げると、ゼオライトは増量剤としての効果はあるものの、研摩傷抑制効果は小さい。
ここで、上記の粘土鉱物粉末について説明する。まず、カオリンとは、カオリナイト(Al2Si2O5(OH)4)を精製、分級したものをいう。本願発明では、前記カオリナイト以外に、他のカオリン系鉱物であるナクライト、ディッカイト、ハロサイト等(いずれもAl2Si2O5(OH)4)を精製、分級したものも含む。また、焼成カオリンとは、これらのカオリナイトやカオリン系鉱物を焼成したものをいう。
次に、蝋石クレーとは、蝋石(パイロフェライト Al2O3・4SiO2・H2O)を粉砕、精製、分級したものをいい、タルクとは、滑石(含水ケイ酸マグネシウム 3MgO・4SiO2・H2O)を粉砕、精製、分級したものをいう。
そして、ベントナイトとは、モンモリロナイトを主成分とし、他に石英や雲母、長石、クリストバライト等を含むものをいい、モンモリロナイトとは、2八面体型含水層状珪酸塩鉱物で、(Al2−yMgy)Si4O10(OH)10・(M+、M1/2 2+)y・nH2O (y=0.2〜0.6、M:交換性陽イオン Na、K、Ca、Mg、H等)で表されるものである。
また、ボールクレイとは、主としてカオリナイトと有機物から構成されているものであり、珪石クレーとは、珪石(SiO2)を粉砕、精製、分級したものである。そして、セリサイトとは、絹雲母(KAl2AlSi3O10(OH)2)である。
本発明に係る研摩材組成物粉末は、セリウム系研摩材粉末100質量部に対して粘土鉱物粉末を1〜20質量部含有していることが好ましい。研摩対象物に研摩傷が発生するのを抑制する観点からすれば、セリウム系研摩材粉末100質量部に対して粘土鉱物粉末を2〜15質量部含有していることがより好ましく、3〜10質量部含有していることが更に好ましい。
その他、本発明に係る研摩材組成物粉末は、セリウム系研摩材粉末のレーザ回折法粒度分布測定における体積基準メジアン径をD50A、粘土鉱物粉末のレーザ回折法粒度分布測定における体積基準メジアン径をD50Bとしたとき、0.1μm≦D50A≦3.0μm、0.1μm≦D50B≦6.0μm、かつ、0.2≦D50B/D50A≦30であることが好ましい。
研摩対象物に研摩傷が発生するのを抑制するためには、D50Aの上限は3.0μm以下であることが好ましく、2.8μm以下がより好ましく、2.5μm以下がさらに好ましい。また、研摩速度の点から、下限は0.1μm以上であることが好ましく、0.2μm以上がより好ましく、0.3μm以上がさらに好ましい。
そして、D50Bの上限は、研摩対象物に研摩傷が発生するのを抑制するためには、6.0μm以下が好ましく、5.0μm以下がより好ましく、4.0μm以下がさらに好ましい。また、研摩速度の点から、その下限は、0.1μm以上が好ましく、0.2μm以上がより好ましく、0.3μm以上がさらに好ましい。
また、D50B/D50Aの上限は、研摩対象物に研摩傷が発生するのを抑制するためには、30以下が好ましく、20以下がより好ましく、10以下がさらに好ましい。そして、その下限は、研摩速度の点から、0.2以上が好ましく、0.3以上がより好ましく、0.4以上がさらに好ましい。
尚、本発明に係る研摩材組成物粉末は、分散剤や固化防止剤、付着防止剤、pH調整剤等の添加剤を含んでいてもよい。これらの添加剤は、粉末の凝集を抑制することで、研摩傷の発生や研摩効率の低下を防止することができるからである。
また、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末を混合後は、希土類成分と粘土成分が反応して複合酸化物を形成するような熱処理を行なうと、研摩傷が発生し易くなってしまうため、好ましくない。当該複合酸化物の有無は、研摩材組成物粉末を、CuKα線を用いたX線回折測定すれば、2θ=20〜60°の範囲に希土類元素と酸素を除いた粘土鉱物構成元素の少なくとも1種との複合酸化物のピークが検知されるため、この測定により把握することができる。
混合後の熱処理は行わないことが好ましいが、行なう必要がある場合は、研摩傷の発生防止の観点から、600℃以下で熱処理することが好ましく、500℃以下がより好ましく、400℃以下であればさらに好ましい。
本発明に係る研摩材組成物粉末は、原料となるセリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末を混合して製造する。また、必要に応じて添加剤を適宜混合してもよい。
セリウム系研摩材粉末原料としては、希土類酸化物、希土類炭酸塩、希土類水酸化炭酸塩、希土類水酸化物、希土類蓚酸塩の少なくとも1種又は希土類炭酸塩、希土類水酸化炭酸塩、希土類水酸化物、希土類蓚酸塩の少なくとも1種を仮焼して強熱減量を調整したものであり、CeO2/TREOが40質量%以上のものが好ましく、50質量%以上がより好ましく、55質量%がさらに好ましい。また、CeO2/TREOが99.9質量%を超える高純度のものを使用することも可能である。
そして、セリウム系研摩材粉末原料は、粘土鉱物粉末と混合する前に、前処理として粉砕を行なった後、フッ化処理を行い、焼成し、粗大粒子の低減処理を行い、セリウム系研摩材粉末とする。
ここで、粉砕は湿式法により行うことが好ましく、特に、ボールミル、振動ミル、アトライタ、ビーズミル等の球状、円柱状等の粉砕媒体を使用して湿式粉砕することが好ましい。
また、フッ化処理は、湿式粉砕後のセリウム系研摩材粉末原料にフッ化水素酸、フッ化アンモニウム、フッ化水素アンモニウム、フッ化希土の少なくとも1種を添加・混合することで行うことができる。
そして、セリウム系研摩材粉末原料のフッ化処理後に行う焼成工程は、研摩速度と研摩傷の点から、焼成温度を600〜1200℃とするのが好ましく、650〜1150℃とするのがより好ましく、700〜1100℃であればさらに好ましい。また、焼成時間は、研摩速度の点から、0.5時間以上が好ましく、1.0時間以上がより好ましく、1.5時間以上がさらに好ましい。コストの点を考慮すれば、96時間以下が好ましく、72時間以下がより好ましく、48時間以下であればさらに好ましい。
その他、粗大粒子の低減処理は、粉砕、分級、篩い分け、フィルタリングの少なくとも1種を実施することが好ましい。
一方、セリウム系研摩材粉末と混合する粘土鉱物粉末は、市販のものをそのまま使用することも可能であるが、粗大粒子の低減処理(粉砕、分級、篩い分け、フィルタリングの少なくとも1種)を実施することが好ましい。
尚、粗大粒子の低減処理は、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末を混合後に行っても良い。
そして、本発明は、研摩材組成物粉末に関するもののみならず、上記研摩材組成物粉末と水系媒体とを含有する研摩材組成物スラリーに関するものでもある。
ここで、本発明における水系媒体とは、水、又は水と水に対する溶解度がある少なくとも1種以上の有機溶媒とを溶解度の範囲内で混合したものをいう。そして、有機溶媒としては、アルコールやケトン等が挙げられる。
本発明に使用可能なアルコールとしては、メタノール(メチルアルコール)、エタノール(エチルアルコール)、1−プロパノール(n−プロピルアルコール)、2−プロパノール(iso−ブプロピルアルコール、IPA)、2−メチル−1−プロパノール(iso−ブチルアルコール)、2−メチル−2−プロパノール(tert−ブチルアルコール)、1−ブタノール(n−ブチルアルコール)、2−ブタノール(sec−ブチルアルコール)等が挙げられる。また、多価アルコールとしては、1,2−エタンジオール(エチレングリコール)、1,2−プロパンジオール(プロピレングリコール)、1,3−プロパンジオール(トリメチレングリコール)、1,2,3−プロパントリオール(グリセリン)が挙げられる。
また、本発明に使用可能なケトンとしては、プロパノン(アセトン)、2−ブタノン(メチルエチルケトン、MEK)等が挙げられる。その他、テトラヒドロフラン(THF)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、1,4−ジオキサン等も使用できる。
本発明に係る研摩材組成物スラリー中の研摩材組成物粉末の含有量は、0.1〜60質量%が好ましく、0.2〜50質量%がより好ましく、0.5〜40質量%がさらに好ましい。
尚、運搬・保管費用等を考えると、研摩材組成物スラリーの製造時において、研摩材組成物粉末の含有量は5質量%以上が好ましく、7質量%以上がより好ましく、10質量%以上がさらに好ましい。また、研摩使用時は、必要に応じて水系溶媒で適宜希釈して使用することができるところ、研摩使用時は30質量%以下が好ましく、25質量%以下がより好ましく、20質量%以下がさらに好ましい。
そして、本発明に係る研摩材組成物スラリーは、分散剤、固化防止剤、付着防止剤、pH調整剤等の添加剤を含んでいてもよい。添加剤は研摩材組成物粉末にすでに含まれている場合もあるが、研摩材組成物スラリーを調整する段階で適宜添加してもよい。研摩材組成物スラリーを調整する段階で添加する場合には、液体の添加剤も使用可能である。
本発明に係る研摩材組成物スラリーは、研摩材組成物粉末を水系溶媒に混合する方法や、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末を水系溶媒に混合する方法により製造することができる。また、粗大粒子を低減化する処理(湿式粉砕、湿式分級、湿式篩い分け、フィルタリング)は、予めを行なうこともできるし、スラリー化後に行うことも可能である。いずれの場合においても、添加剤を使用することが可能であり、液体の添加剤も使用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、粘土鉱物粉末を含有していても研摩傷の発生が少ない研摩材組成物粉末や研摩材組成物スラリーを提供することができる。
各実施形態では、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末とを混合して研摩材組成物粉末を作製し、研摩速度及び研摩傷の発生を評価した。以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。
第1実施形態:粘土鉱物粉末としてカオリンを使用し、セリウム系研摩材粉末100質量部に対する粘土鉱物粉末の混合量を変化させて、研摩材組成物粉末を作製した(表1 実施例1〜7、比較例1〜3)。セリウム系研摩材粉末は、CeO2/TREO=61質量%の炭酸希土を原料として、湿式粉砕、フッ化処理(F/TREO=7.0質量%)、焼成(950℃×5時間)、解砕、分級して製造したものを使用した。
第2実施形態:F/TREOの値が異なるセリウム系研摩材粉末100質量部に対し、粘土鉱物粉末(カオリン)10質量部を混合して、研摩材組成物粉末を作製した(表2 実施例8〜16、5、比較例4、5)。本実施形態では、フッ化処理条件を変更しており、また、D50Aを約1.1μmで均一にするため、フッ化処理条件に応じて焼成温度を調整した。
第3実施形態:CeO2/TREOの値が異なるセリウム系研摩材粉末100質量部に対し、粘土鉱物粉末(カオリン)10質量部を混合して、研摩材組成物粉末を作製した(表3 実施例17〜23、5、比較例6)。
第4実施形態:セリウム系研摩材粉末100質量部に対し、粘土鉱物粉末(カオリン)10質量部を混合して、ストークス径10μm以上の粉末の含有量が異なる研摩材組成物粉末を作製した(表3、7 実施例24〜28、5、比較例7)。
第5実施形態:セリウム系研摩材粉末100質量部に対し、粘土鉱物粉末10質量部を混合して、研摩材組成物粉末を作製した。本実施形態では、粘土鉱物粉末としてカオリンの他、焼成カオリン、ベントナイト、ボールクレイ、タルク、蝋石クレー、珪石クレー、セリサイトを使用した(表4 実施例29〜37、5)。
上記各実施形態により作製した研摩材組成物粉末について、以下の方法によりストークス径、体積基準メジアン径(D50)、最大粒径(Dmax)を測定した。また、当該粉末を使用して研摩試験を行い、研摩速度、及び研摩対象物に生じた研摩傷を以下のように評価した。評価結果を表5〜8に示す。
特定ストークス径以上の粒子含有量:
測定対象の研摩材、粘土鉱物又は研摩材組成物100gを、標線を引いた測定容器に投入し、約25℃の0.1質量%ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液を標線より少し下の位置まで添加し、撹拌混合後静置し、同ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液を標線まで更に添加し、十分に撹拌混合を行った。その後、標線上にある特定ストークス径の粒子が測定容器の底部にまで沈降する時間(所定時間)を、予めストークスの式により計算しておき、所定時間静置沈降させた。続いて、底部の沈降物を残して、スラリーを抜き出した。沈降物が残った測定容器に、約25℃の0.1質量%ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液を標線まで添加し、十分に撹拌混合を行い、前記所定時間の静置沈降を行った後、底部の沈降物を残してスラリーを抜き出した。このような、スラリー化、撹拌混合、静置沈降、抜き出しの操作を、更に6回繰り返した(合計8回)後、最終的に測定容器に残留した底部沈降物を水洗、乾燥して、その質量を精密天秤にて測定した。最終的な底部沈殿物の乾燥質量をA(g)とすると、特定ストークス径以上の粗大粒子の含有量Sは、S(質量%)=A÷100×100またはS(質量ppm)=A÷100×1000000により計算される。上記した一連の操作を1回だけしか行わない場合、底部沈降物中に特定ストークス径よりも小さな粒子が多数混入するため、一連の操作を多数回繰り返すことで、底部沈殿物中に含まれる特定ストークス径よりも小さな粒子の混入を無視できる程度まで少なくすることができる。ここで、見かけ密度は、乾式自動密度計(島津製作所社製 アキュピックII1340)にて測定した。そして、ストークスの式による所定沈降時間の計算は、測定した見かけ密度の直径10μmの球が沈降する速度をストークスの式により計算し、沈降高さ(底部から標線までの高さ)を沈降速度で割って、所定沈降時間を計算することにより行った。尚、研摩材組成物の場合は見かけ密度が異なるものの混合物となるが、この場合には全ての粒子が測定された見かけ密度であると仮定して計算した。
測定対象の研摩材、粘土鉱物又は研摩材組成物100gを、標線を引いた測定容器に投入し、約25℃の0.1質量%ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液を標線より少し下の位置まで添加し、撹拌混合後静置し、同ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液を標線まで更に添加し、十分に撹拌混合を行った。その後、標線上にある特定ストークス径の粒子が測定容器の底部にまで沈降する時間(所定時間)を、予めストークスの式により計算しておき、所定時間静置沈降させた。続いて、底部の沈降物を残して、スラリーを抜き出した。沈降物が残った測定容器に、約25℃の0.1質量%ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液を標線まで添加し、十分に撹拌混合を行い、前記所定時間の静置沈降を行った後、底部の沈降物を残してスラリーを抜き出した。このような、スラリー化、撹拌混合、静置沈降、抜き出しの操作を、更に6回繰り返した(合計8回)後、最終的に測定容器に残留した底部沈降物を水洗、乾燥して、その質量を精密天秤にて測定した。最終的な底部沈殿物の乾燥質量をA(g)とすると、特定ストークス径以上の粗大粒子の含有量Sは、S(質量%)=A÷100×100またはS(質量ppm)=A÷100×1000000により計算される。上記した一連の操作を1回だけしか行わない場合、底部沈降物中に特定ストークス径よりも小さな粒子が多数混入するため、一連の操作を多数回繰り返すことで、底部沈殿物中に含まれる特定ストークス径よりも小さな粒子の混入を無視できる程度まで少なくすることができる。ここで、見かけ密度は、乾式自動密度計(島津製作所社製 アキュピックII1340)にて測定した。そして、ストークスの式による所定沈降時間の計算は、測定した見かけ密度の直径10μmの球が沈降する速度をストークスの式により計算し、沈降高さ(底部から標線までの高さ)を沈降速度で割って、所定沈降時間を計算することにより行った。尚、研摩材組成物の場合は見かけ密度が異なるものの混合物となるが、この場合には全ての粒子が測定された見かけ密度であると仮定して計算した。
レーザー回折・散乱法による体積基準のメジアン径(D50)、最大粒径(Dmax)の測定:
レーザー回折・散乱法粒子径分布測定装置((株)堀場製作所製:LA−920)を使用して粒度分布を測定することにより、体積基準のメジアン径(D50:小粒径側からの累積体積50%における粒径)、及び最大粒径(Dmax:小粒径側からの累積体積100%における粒径)を求めた。
レーザー回折・散乱法粒子径分布測定装置((株)堀場製作所製:LA−920)を使用して粒度分布を測定することにより、体積基準のメジアン径(D50:小粒径側からの累積体積50%における粒径)、及び最大粒径(Dmax:小粒径側からの累積体積100%における粒径)を求めた。
研摩速度:
研摩機として、研摩試験機(HSP−2I型、台東精機(株)製)を用意した。この研摩試験機は、スラリー状の研摩材を研摩対象面に供給しながら、当該研摩対象面を研摩パッドで研摩するものである。研摩材スラリーは、砥粒濃度100g/L(分散媒は水のみ)のものを10L使用した。そして、本研摩試験では、スラリー状の研摩材を5リットル/分の割合で供給することとし、研摩材を循環使用した。なお、研摩対象物は65mmφの平面パネル用ガラスとした。また、研摩パッドはポリウレタン製のものを使用した。研摩面に対する研摩パッドの圧力は9.8kPa(100g/cm2)とし、研摩試験機の回転速度は100min−1(rpm)に設定し、10枚のガラスを5分間かけて研摩をした。この研摩速度は、研摩前後のガラス重量を測定して研摩によるガラス重量の減少量を求め、比較例1の減少量を100として、この比較例1の相対値として各研摩速度を求めた。
研摩機として、研摩試験機(HSP−2I型、台東精機(株)製)を用意した。この研摩試験機は、スラリー状の研摩材を研摩対象面に供給しながら、当該研摩対象面を研摩パッドで研摩するものである。研摩材スラリーは、砥粒濃度100g/L(分散媒は水のみ)のものを10L使用した。そして、本研摩試験では、スラリー状の研摩材を5リットル/分の割合で供給することとし、研摩材を循環使用した。なお、研摩対象物は65mmφの平面パネル用ガラスとした。また、研摩パッドはポリウレタン製のものを使用した。研摩面に対する研摩パッドの圧力は9.8kPa(100g/cm2)とし、研摩試験機の回転速度は100min−1(rpm)に設定し、10枚のガラスを5分間かけて研摩をした。この研摩速度は、研摩前後のガラス重量を測定して研摩によるガラス重量の減少量を求め、比較例1の減少量を100として、この比較例1の相対値として各研摩速度を求めた。
研摩傷:
研摩傷評価は、30万ルクスのハロゲンランプを光源として用いる反射法で研摩後のガラス表面を目視観察し、ガラス全面の観察範囲中に、幅1mm以上の研摩傷の本数をカウントし、合計8枚のガラスについて研摩傷観察を行い、その合計本数を研摩傷評価値とした。この研摩傷の評価では、研摩材として使用可能なレベルが、研摩傷本数50本以下であり、好ましくは20本以下、さらに好ましくは10本以下である。
研摩傷評価は、30万ルクスのハロゲンランプを光源として用いる反射法で研摩後のガラス表面を目視観察し、ガラス全面の観察範囲中に、幅1mm以上の研摩傷の本数をカウントし、合計8枚のガラスについて研摩傷観察を行い、その合計本数を研摩傷評価値とした。この研摩傷の評価では、研摩材として使用可能なレベルが、研摩傷本数50本以下であり、好ましくは20本以下、さらに好ましくは10本以下である。
なお、実施例1及び比較例1に示す研摩材組成物粉末については、効果の違いを明確にするため、上記とは異なる方法により研摩速度と研摩傷の評価を行った。その方法とは、上記の研摩速度と研摩傷の評価は1回の研摩工程のみの結果によりしたところ、上記同様の研摩工程を研摩材スラリーを交換せずに10回実施し、10回目の研摩についての研摩速度、及び10回研摩後のガラスの研摩傷の評価を行った。結果を表9に示す。表9において、10回目の研摩速度は、比較例1の1回目の研摩によるガラス重量の減少量を100とし、この比較例1の相対値として各研摩速度を求めた。また、10回目の研摩傷の評価は、上記と同様の研摩傷観察を行い、その合計本数を研摩傷評価値とした。
結果として、研摩材組成物粉末は、粘度鉱物粉末をセリウム系研摩材粉末に適量混合することにより、セリウム系研摩材粉末のみのものと同等以上の研摩性能を発揮した(表5 実施例1〜7、比較例1)。特に、実施例1及び比較例1に示す研摩材組成物粉末の場合に行った10回研摩による研摩性能の評価結果から、粘度鉱物粉末をセリウム系研摩材粉末に適量混合すれば、スラリー化した時の研摩性能がより長く持続することは明らかである(表9)。尚、粘土鉱物粉末のみの場合では、研摩傷が大量に発生してしまうこととなった(表5 比較例3)。
また、セリウム系研摩材粉末と粘度鉱物粉末を混合した研摩材組成物粉末においては、全酸化希土(TREO)とフッ素(F)の合計が83質量%より少ないと、研摩傷が増えてしまう(表5 実施例1〜7、比較例2)。研摩傷が増える傾向は、F/TREOが0.2〜15質量%の範囲に該当しない場合(表6 比較例4、5)や、ストークス径10μm以上の研摩材組成物粉末の含有量が1000質量ppmを越える場合(表7 比較例7)にも認められた。そして、CeO2/TREOが40質量%より少ない場合は、研摩速度に劣る結果となった(表7 比較例6)。
一方、粘度鉱物粉末としてカオリン以外のものを使用した場合でも、研摩材組成物粉末はカオリンを用いた場合と同等の研摩性能を発揮した(表8)。
以上より、研摩材組成物粉末中の全酸化希土(TREO)とフッ素(F)の合計が83質量%以上であり、全酸化希土中に対するフッ素の割合(F/TREO)が0.2〜15質量%であり、全酸化希土中の酸化セリウム(CeO2)含有量(CeO2/TREO)が40質量%以上であることにより、セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末とを含有する研摩材組成物粉末は、良好な研摩特性を発揮することを確認した。
本発明に係る研摩材組成物粉末や研摩材組成物スラリーを用いれば、研摩速度が低下することなく、研摩対象物に研摩傷が生じるのを抑制することができる。
Claims (8)
- セリウム系研摩材粉末と粘土鉱物粉末とを含有する研摩材組成物粉末において、
研摩材組成物粉末と、研摩材組成物粉末中の希土類化合物から換算される全酸化希土(TREO)と研摩材組成物粉末中のフッ素(F)の合計との質量比((TREO+F)/研摩材組成物粉末質量)が0.83〜1.02であり、
全酸化希土中に対するフッ素の割合(F/TREO)が0.2〜15質量%であり、
全酸化希土中の酸化セリウム(CeO2)含有量(CeO2/TREO)が40質量%以上である研摩材組成物粉末。 - ストークス径10μm以上の研摩材組成物粉末の含有量が、1000質量ppm以下である請求項1記載の研摩材組成物粉末。
- 研摩材組成物粉末のレーザ回折法粒度分布測定における体積基準メジアン径(D50)が0.1〜3.5μmである請求項1又は請求項2に記載の研摩材組成物粉末。
- 研摩材組成物粉末のレーザ回折法粒度分布測定における最大粒径(Dmax)が30μm以下である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の研摩材組成物粉末。
- 粘土鉱物粉末がカオリン、焼成カオリン、ベントナイト、ボールクレイ、モンモリロナイト、タルク、蝋石クレー、珪石クレー、セリサイトから選択される少なくとも1種以上の粉末である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の研摩材組成物粉末。
- セリウム系研摩材粉末100質量部に対して粘土鉱物粉末を1〜20質量部含有している請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の研摩材組成物粉末。
- セリウム系研摩材粉末のレーザ回折法粒度分布測定における体積基準メジアン径をD50A、粘土鉱物粉末のレーザ回折法粒度分布測定における体積基準メジアン径をD50Bとしたとき、
0.1μm≦D50A≦3.0μm、0.1μm≦D50B≦6.0μm、かつ、0.2≦D50B/D50A≦30である請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の研摩材組成物粉末。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の研摩材組成物粉末と水系媒体とを含有する研摩材組成物スラリー。
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