JP2011001120A - ディスクの収納シート - Google Patents

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節代 池田
Keiko Kimura
敬子 木村
Toshiyasu Yamazaki
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Abstract

【課題】未挿入域を形成せずに他のジャケットやパッケージに内袋として収納したり、それ自体を単独の収納シートとして多用途に活用し、ディスクの収納を容易にすると同時に脱落を防ぐディスクの収納シートを提供する。
【解決手段】複数枚重ねた円形状シート1(1a,1b)に優弧周縁接着部3とポケット端接着部5,5を設けてポケット部2とし、シートの未接着領域が開口部4になると共に開口部の部位の最狭幅W1はディスクDの直径W2とほぼ同長であり、ポケット端接着部は優弧周縁接着部の優弧に沿って配置されて曲面が内径側に対向し、収納されるディスクDの脱落を防止する方向に作用しているディスクの収納シート。
【選択図】図1

Description

本発明は、CD、DVD等の光ディスクを始めとするディスク類を収納、保持する収納シートに関する。
従来、この種のディスクの収納シートとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1には図2に示すように、正方形に長方形のシートを重ねて3辺をヒートシールすることにより、未接着辺が開口部となる正方形の収納シートが記載されている。この収納シートのポケット部にディスクを収納すると、ポケット部の四隅にはディスクが入り込まない未挿入域が生じる。
ディスク収納後には、一方のシートの折込み部が開口部を覆って他方のシートと接着し、開口部に封をする。
また、特許文献1には図6に示すように、全体としてU字形の2枚のシートを重ね、U字形の曲線と対向した直線の一辺を除く外周をヒートシールすることにより、未接着辺が開口部となる収納シートが記載されている。この収納シートにディスクを収納すると、開口部側の両隅にディスクの未挿入域が生じる。
特許文献2には、外形が円形の収納シートが記載されている。この収納シートは、(1)表面シートに開封用ハーフカットを切り込む、(2)裏面シートにディスクを載置する、(3)表面シートを裏面シートの上に重ねる、(4)ディスクの外周に沿って表面シートと裏面シートをヒートシールで接着する、(5)ヒートシール部分の外周を円形状に型抜きする、という(1)〜(5)の工程により製造される。ディスクはシート内部に収納された状態で製造される。表面シートに施されている開封用ハーフカットに沿って表面シートを切ることにより、シート内部に収納されたディスクを取り出すための開口部が形成される。
特開2002−284278号公報 特開2005−206161号公報
特許文献1の図2に示す収納シートは、未挿入域部分がシート素材のみからなり、薄くて柔らかく、当該部分に力が加わると収納されたディスク周縁部に沿って折れ曲がりやシワが発生する。それゆえ、折れ曲がった部分はシート素材が2倍の厚みとなってディスクの周縁部に圧力をかけるため、ディスクの記録面に影響を与えやすい。また、収納シートをさらに別の紙製ジャケットやパッケージに内袋として収納する際には未挿入域部分が収納の妨げとなる。そして、円筒形のパッケージに収納する際には正方形状の収納シートでは形状が合わず、収納することができなかった。
また、図2の収納シートの接着剤である両面シールや糊は繰り返しの使用や経年劣化により粘着力やタック力が弱まる。そして、この接着部には埃や汚れなどが付着して接着力が低下しやすい。したがって、接着による脱落防止は繰り返しの使用には不向きであるという問題があった。さらに、折込み部及び接着部を要するため、コストが高くなるという問題があった。
特許文献1の図6に示すU字形の収納シートにおいても、開口部側両隅の未挿入域部分に折れ曲がりやシワが発生するなど、上記図2と同様の課題を有する。
また、図6の収納シートは、開口部を下向きにするとディスクが容易に脱落するという問題があった。
次に、特許文献2の収納シートは設置したディスクの外周に沿ってヒートシールするため、熱の影響が避けられず、ディスクの反りが生じたり、記録面に影響を与えやすいという問題があった。
また、ディスクを取り出すには、開封用ハーフカットに沿って表面シートを切るという手間が生ずる。そして、表面シートを切る際には指でハーフカット部分を持ち上げるためにディスクの記録面及び周縁部に強い圧力がかかり、記録面に影響を与えやすい。そして、表面シートを切った後にもディスクを取り出す際には、切断部を指で手繰り寄せるなどしなければならないため、取り出しにくいという問題があった。
そして、切断後には、開口部を下向きにすると、収納されたディスクはシート内部を滑って移動し、開口部より脱落するという問題があった。その際、図6に示すタグを開口部に付けることはできるが、外観上の見栄えが悪くなると共にタグ部分の構成材料を要するため、コストが高くなるという問題があった。いずれにしても、単独で使用するジャケット的ないし外部パッケージ的な構造であり、ジャケットの内部に挿入する内袋ではなかった。
本発明は、上述した点に鑑み創出されたもので、未挿入域を形成せずに他のジャケットやパッケージに内袋として収納したり、それ自体を単独の収納シートとして多用途に活用し、ディスクの収納を容易にすると同時に脱落を防ぐディスクの収納シートを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のディスクの収納シートは、複数枚のシートが接着されてなるポケット部にディスクを収納するディスクの収納シートにおいて、シートをディスクよりも径大の円形状に成形し、前記シートの直径より短い弦の優弧周縁を一定幅で接着して優弧周縁接着部を形成し、劣弧周縁を未接着領域として開口部を設け、開口部と優弧周縁接着部との境界部にはシートの内径側にポケット端接着部を曲面に突出させ、前記開口部の部位の最狭幅をディスクの直径とほぼ同長として曲面の突出域により形成し、ディスクの収納時にはディスクの周縁部が空隙を介して前記優弧周縁接着部と連続していることを特徴とする。
上記構成によれば、ディスクを開口部に差し入れると、ディスクの周縁部がポケット端接着部と接触する。ディスクは、ポケット端接着部に接触しているディスクの周縁部を支点として、曲面に沿って案内されながらポケット部に収納される。定位置に収納されたディスクはその周縁部が、優弧周縁接着部との間に緩衝作用を有する一定の空隙を有する。収納後にディスクが開口部側に移動するような力が加わると、曲面がディスクの周縁部と接触して、ディスクをポケット部の中に留める。
ポケット端接着部は優弧周縁接着部の優弧に沿って配置されて曲面が内径側に対向し、収納されるディスクの脱落を防止する方向に作用している。
また本発明は、曲面は曲率半径が4mm〜7mmであって、開口部の部位の最狭幅を結ぶ線上に中心点を有する円とシートが重なった部分であることを特徴とする。
上記構成によれば、曲面の接着形状が半円状となることにより、ポケット端接着部の接着強度が強まる。そして、曲面を円弧の一部とする円の中心点はシートの中心点とずれているために、シートに対し内側に傾いて曲面が接着される。よって、曲面の面積は、開口部の部位の最狭幅を結ぶ線の開口部側よりもポケット部側が大きく、収納されているディスクの飛び出しを強い力で留める作用を果たす。
また本発明は、優弧周縁接着部の接着幅は1mm〜3mmであることを特徴とする。
上記構成によれば、優弧周縁接着部は繰り返しの使用に耐える接着強度を有し、かつ、優弧周縁接着部それ自体が折れ曲がりを発生せず、別の収納パッケージへの収納の妨げとならない長さで接着されている。
本発明によれば、以下のような優れた効果を有するディスクの収納シートを提供することができる。
(1)ディスクが収納された収納シート自体を紙製ジャケットやパッケージに収納するために用いる内袋として用いることができるうえに、この収納シート自体を持ち運びや保存用の収納シートとして単独で使用でき、多用途に用いることができる。
(2)円形状という最小限の材料で製造するときに、優弧周縁接着部に位置するポケット端接着部の曲面を優弧に沿って内径側に対向させることができ、優弧向きによってディスクの収納を容易に案内することができると同時に、優弧向きがストッパーとなって開口部を下に向けてもディスクの脱落を防止することができる。
本発明の第一の実施の形態にかかるディスクの収納シートの使用の状態を示す正面図である。 図1のA部の拡大図である。 図1のB−B’線の拡大断面図である。 図1のC−C’線の拡大断面図である。 本発明の第一の実施の形態にかかるディスクの収納シートの表面シートを省略し、ディスクが収納される状態を説明する図である。 図5のE部の拡大図である。 本発明の第一の実施の形態にかかるディスクの収納シートの表面シートを省略し、ディスクが収納される状態を説明する図である。 図7のF部の拡大図である。 本発明の第二の実施の形態にかかるディスクの収納シートの正面図である。 図9のG−G’線の拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るディスクの収納シートについて、図面を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
収納シート1は、複数枚のシート1(1a,1b)が接着されてなるポケット部2にディスクDを収納するものであって、シート1a,1bをディスクDよりも径大の円形状に成形し、前記シート1a,1bの直径より短い弦の優弧周縁30を一定幅で接着して優弧周縁接着部3を形成し、劣弧周縁31を未接着領域として開口部4を設け、開口部4と優弧周縁接着部3との境界部32,32にはシート1a,1bの内径側にポケット端接着部5,5を曲面に突出させ、前記開口部4の部位の最狭幅W1をディスクDの直径W2とほぼ同長として曲面の突出域により形成し、ディスクDの収納時にはディスクDの周縁部D1が空隙6を介して前記優弧周縁接着部3と連続している。
以下、さらに詳述する。
複数枚のシート1(1a,1b)は、表面シート1a及び裏面シート1b、その他任意のシートから構成される。シート1a,1bの材質は不織布、フィルム、紙、布等から選択されるが、シート自体が伸びることにより、ディスクDの挿入及び取出が円滑となるため、伸縮性を有する不織布又はフィルムが好ましい。表面シート1aに透明又は半透明のフィルムを用いることにより、収納したディスクDの表面が透けて見えるという効果を有する。一方、裏面シート1bに柔軟性があり接触面積の小さい不織布を用いることで、ディスクDの記録面の損傷を防ぐという効果を有する。
シート1(1a,1b)の直径は、ディスクDと優弧周縁接着部3との間に緩衝効果のある空隙6が形成でき、かつ、ディスクDがポケット部2の中で不用に動くのを防止する観点から、収納するディスクDの半径をR(mm)とすると、2R+6(mm)〜2R+14(mm)が好ましい。
優弧周縁接着部3は、図1に示すように、シート1a,1bの直径より短い弦の優弧周縁30を一定幅で接着することより形成される。弦とは円周上の2点を結ぶ線のことをいい、優弧とは弦によって2つに分けられた円弧のうち、長い方の円弧のことをいう。シート1の直径より短い弦の優弧とは、シート1の半円弧よりも長い円弧である。この優弧周縁30が接着され、ディスクDを収納するポケット部2となる。
開口部4は、劣弧周縁31を未接着領域とすることにより形成される。劣弧とは、前記弦によって2つに分けられた円弧のうち、短い方の円弧のことをいう。シート1の直径より短い弦の劣弧とは、シート1の半円弧よりも短い円弧である。ディスクDは開口部4より挿入される。
前記弦の長さP(mm)は、ディスクDを開口部4からポケット部2に収納する観点から、ディスクDの直径W2と優弧周縁接着部3の両接着幅の和より大きく、シート1の直径をQ(mm)、ディスクDの直径W2を2R(mm)とすると、Q>P>2R+2(mm)が好ましい。
優弧周縁接着部3の接着幅は繰り返しの使用に耐える接着強度を有し、かつ、接着部自体が折れ曲がりやシワの発生を防止する観点から、1mm〜3mmが好ましい。
ポケット端接着部5,5は、図1、2に示すように、優弧周縁接着部3と開口部4との境界部32,32に対置している。ポケット端接着部5は、優弧周縁接着部3の優弧に沿って配置されて曲面が内径側に対向している。
前記曲面は、開口部4の部位の最狭幅W1を結ぶ線上に中心点を有する円とシート1a,1bが重なった部分であることが望ましい。このとき両曲面はシート1a,1bの内径側にハの字型に傾いて接着される。接着された両曲面で形成されるディスクDとの当接角度は、ディスクD挿入時に接触する開口部側曲面5aよりもポケット部内側曲面5bの方が大きくなる。そのため、ディスクD挿入時には、開口部側曲面5aが一定の方向にディスクDを誘導する案内面となり、ディスクD収納後には、ポケット部内側曲面5bがディスクDの周縁部に対するストッパー面となる。また、開口部側曲面5aの接着面積よりポケット部内側曲面5bの接着面積が増え、収納されたディスクDの飛び出しを強い力で留める。
さらに、前記曲面を有する円の曲率半径は、接着する曲面を半円状として、ポケット端接着部の強度を大きくする観点から、4mm〜7mmとすることが好ましい。
開口部4の部位の最狭幅W1は、シート1a,1bの内径側にポケット端接着部5,5の前記曲面の突出域をディスクDの直径W2とほぼ同長として接着させることで形成される。開口部4の部位の最狭幅W1は、ディスクDを挿入でき、かつ、収納後の脱落を防ぐ観点から、収納するディスクDの半径をR(mm)とすると、2R〜2R+2(mm)が好ましい。
優弧周縁接着部3及びポケット端接着部5,5の接着は、優弧周縁接着部3及びポケット端接着部5,5の接着パターンを一体として一度に行ってもよいし、優弧周縁接着部3の接着後にポケット端接着部5の接着を行うなど、それぞれ別々に行ってもよい。優弧周縁接着部3及びポケット端接着部5,5の接着パターンを一体として、ヒートシール又は高周波溶着すると1回の接着処理ですむため、収納シート1を簡便に生産することができる。
空隙6は、図1、3に示すように、収納シート1に収納されたディスクDの周縁部D1と優弧周縁接着部3の間に優弧環状に形成される。空隙6の幅W3は、外部から加えられた物理的衝撃に対する緩衝効果を有すると共に、ディスクDの反りや締め付け、シート自体の伸縮によるシート形状の崩れを防ぐ観点から、1mm〜4mmが好ましい。
図5〜8に示すように、収納シート1にディスクDを収納する際には、開口部側曲面5aにディスクDの周縁部D1が接触することによりディスクDの挿入方向が定まる(図5、図6)。ディスクDをポケット部2に向かって押し進めると、シート1が伸びると共に、ポケット端接着部5に接触しているディスクDの周縁部D1が支点となり、曲面に沿ってディスクDは回転しながら(図7、図8)、あるいは滑りながら収納シート1に収納される。このとき、ディスクDはポケット部内側曲面5bに導かれて収納シート1内の定位置に収まる。ディスクDが定位置に収納されるとディスクDの周縁部D1と優弧周縁接着部3の間には空隙6を有し、ポケット端接着部5の曲面の最突出部5cとの間にはわずかな空隙のクリアランス7を有する。ディスクDの収納後には、ポケット端接着部5のポケット部内側曲面5b及び曲面の最突出部5cはディスクDをポケット部2の中に留めるストッパーとなり、収納されたディスクDの脱落を防ぐ。
わずかな空隙のクリアランス7は、図2、4に示すように、ディスクDの周縁部D1とポケット端接着部5の曲面の最突出部5cとの間に形成される。クリアランス7の幅W4は、ディスクDを反りや締め付けから防ぐ観点から、ディスクDの周縁部D1がポケット端接着部5に接触しない程度の幅である。
収納シート1からディスクDを取り出す際には、ディスクDの周縁部D1を引き出すと、ポケット部内側曲面5bにディスクDの周縁部D1が接触してディスクDの移動方向が定まる。さらにディスクDの周縁部D1を引き出すと、シート1が伸びると共に、ポケット端接着部5に接触しているディスクDの周縁部D1が支点となり、曲面に沿ってディスクDは開口部4から取り出される。
ディスクの収納シート1は、ディスクDが収納された収納シート1自体を別の紙製ジャケットやパッケージに収納するための内袋として用いることができる。未挿入域があることによる折れ曲がりやシワが発生せず、収納シート1全体が回転ないし滑りながらジャケットの収納部に入るため、容易に収納することができる。また、収納シート1を下向きにしてもディスクDの脱落がないため、収納時の収納シート1の開口部4の向きを気にせず扱うことができる。
また、この収納シート1自体を持ち運びや保存用の収納シートとして単独で多用途に用いることができる。収納シート1は円形状で最小限の材料で構成されており、シンプルなデザインを有する。表面シート1aに必要に応じて印刷を施すか、表面シート1aの素材を透明又は半透明として、ディスク表面に印刷されている文字や絵などを見せることで、収納シート自体をパッケージとして用いることもできる。さらに、裏面シート1bの裏面側に接着部を設けることにより、書籍や雑誌等の印刷物に添付するために用いることもできる。
〔第2の実施形態〕
図9、10に示すように、収納シート1は、優弧周縁接着部に複数の未接着領域301を有する不連続な優弧周縁接着部300とすることもできる。不連続の優弧周縁接着部300は、繰り返しの使用に耐える接着強度を有し、ディスクDの周縁部D1を衝撃から保護しつつ収納する観点から、連続した優弧周縁接着部3の少なくとも半分の接着面積について接着されていることが望ましい。
この収納シート1にディスクDを挿入すると、開口部4からディスクDと共にポケット部2の中に入った空気は未接着領域301を通じてポケット部の外に抜ける。そのため、収納シート1が空気で膨らむことがなく、ディスクDをスムーズに収納することができる。
次に、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
円形状シートの表面シートに厚さ0.2mmの無色半透明のポリオレフィン製フィルム(オカモト株式会社製 PO系 コンビニフィルム梨地0.2mm)、裏面シートに厚さ0.52mmの黒色のポリプロピレン製スパンボンド不織布(日本不織布株式会社製 スプリトップSP−1100E)を選択し、径127mmの円形状に成形した。そして、連続した優弧周縁接着部及びポケット端接着部を一体として高周波溶着により形成した。優弧周縁部は円形状シートの長さ126mmの弦の優弧周縁部を幅1.5mmで接着することにより形成した。また、ポケット端接着部における曲面状の接着は上記長さ126mmの弦の線分上に円の中心点を有する曲率半径5mmの円と円形状シートが重なる部分について、開口部の最狭幅が120.5mm〜121mmとなるように行った。
形成された収納シートに厚さ1mm、直径120mmのコンパクトディスクを収納シートの開口部に挿入すると、コンパクトディスクの周縁部が収納シートのポケット端接着部に接触した。ディスクを押し進めると、一方のポケット端接着部とディスクが接触している点が支点となり、曲面に沿ってディスクが回転ないし滑りながらスムーズに収納シートにコンパクトディスクが収納された。コンパクトディスクと優弧周縁接着部には2mmの空隙が形成され、約0.5mmのクリアランス7が形成されていた。
収納されたコンパクトディスクを取り出すにあたり、コンパクトディスクの周縁部に指を添えて引き出すと、一方のポケット端接着部とディスクが接触している点が支点となり、曲面に沿って回転しながらディスクが引き出され、スムーズにコンパクトディスクを取り出すことができた。コンパクトディスクの出し入れを繰り返しても、ポケット端接着部および優弧周縁接着部の剥がれはなく、シート形状の崩れなども生じなかった。
コンパクトディスクが収納された状態で優弧周縁接着部を持ち、収納シートの開口部を下側にして収納シートを上下に振ったところ、コンパクトディスクは収納シートの内部に留まり脱落はなかった。また、差込型の紙製ジャケットに収納シートを挿入すると、未挿入域によるシワや折れ曲がりが発生せず、収納シートが回転しながらスムーズに紙製ジャケットに収納された。円筒形のパッケージについても、折れ曲がりやシワが発生することなく、見栄えよく収納することができた。
1 ディスクの収納シート
1a 表面シート
1b 裏面シート
2 ポケット部
3、300 優弧周縁接着部
30 優弧周縁
31 劣弧周縁
32 境界部
301 優弧周縁接着部における未接着領域
4 開口部
5 ポケット端接着部
5a 開口部側曲面
5b ポケット部内側曲面
5c 曲面の最突出部
6、W3 空隙
7、W4 クリアランス
D ディスク
D1 ディスクの周縁部
W1 開口部の部位の最狭幅
W2 ディスクの直径

Claims (3)

  1. 複数枚のシートが接着されてなるポケット部にディスクを収納するディスクの収納シートにおいて、
    シートをディスクよりも径大の円形状に成形し、前記シートの直径より短い弦の優弧周縁を一定幅で接着して優弧周縁接着部を形成し、劣弧周縁を未接着領域として開口部を設け、開口部と優弧周縁接着部との境界部にはシートの内径側にポケット端接着部を曲面に突出させ、前記開口部の部位の最狭幅をディスクの直径とほぼ同長として曲面の突出域により形成し、ディスクの収納時にはディスクの周縁部が空隙を介して前記優弧周縁接着部と連続していることを特徴とするディスクの収納シート。
  2. 曲面は曲率半径が4mm〜7mmであって、開口部の部位の最狭幅を結ぶ線上に中心点を有する円とシートが重なった部分であることを特徴とする請求項1記載のディスクの収納シート。
  3. 優弧周縁接着部の接着幅は1mm〜3mmであることを特徴とする請求項1又は2記載のディスクの収納シート。
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