JP2011000771A - カード類 - Google Patents
カード類 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011000771A JP2011000771A JP2009144736A JP2009144736A JP2011000771A JP 2011000771 A JP2011000771 A JP 2011000771A JP 2009144736 A JP2009144736 A JP 2009144736A JP 2009144736 A JP2009144736 A JP 2009144736A JP 2011000771 A JP2011000771 A JP 2011000771A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cards
- hologram
- sheet
- card
- protective
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】 被転写体6上に、少なくとも接着層3、保護基材シート2をこの順に設けたカード類1において、該保護基材シート(2)表面に、エンボス(5)加工が施されて、ホログラム画像を有し、かつ保護基材シート2及び被転写体6を構成する基材が、生分解性を有するプラスチックフィルム又はシートである。
【選択図】 図1
Description
図1に本発明のカード類である一つの実施形態を示す。カード類1は、被転写体6の一方の面に、接着層3、保護層基材シート2を順に積層した構成である。その保護層基材シート2の表面には、エンボス(5)加工が施されて、結果として、ホログラム画像が形成されたカード類である。本発明では、保護基材シート2及び被転写体6を構成する基材が、両方とも生分解性を有するプラスチックからなることが特徴である。
(保護基材シート)
本発明のカード類で、表面に位置する保護基材シート2は、被転写体上に接着層を介して積層されるものである。本発明では、その保護基材シートの材質として、生分解性を有するプラスチックに限定させたので、カード類の廃棄上における、焼却の場合では、焼却温度の高熱化が必要なく、また燃焼ガスなどの発生が少なく、さらに埋め立ての場合では、生態系への影響もない。
本発明のカード類において、上記に説明した保護基材シート表面に、エンボス(5)加工が施されて、保護基材シート表面に、微細な凹凸であるレリーフ形状を有するホログラム画像が形成される。そのレリーフ形状を賦形する方法は、回折格子や干渉縞が凹凸の形で記録された原版をプレス型(スタンパという)として用い、上記透明な生分解性を有するプラスチックフィルム又はシートが表面に積層されたカード類1上に、前記原版を重ねて加熱ロールなどの適宜手段により、両者を加熱圧着することにより、原版の凹凸模様を複製することができる。形成するホログラムパターンは単独でも、複数でもよい。
上記の保護基材シートと、被転写体とを積層させるための接着層3は、接着剤を主体として構成される。その接着剤としては、接着機能を有するものであれば、特に制限はなく、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等が使用できる。中でもアクリル系樹脂の反応型のものや、変成したもの等が好ましく使用することができる。また、接着剤を硬化剤により硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるために好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。
ホログラム効果層4は、アルミニウムの蒸着(反射型ホログラム)、金属酸化物のスパッタリング(透明型ホログラム)などにより厚み約100〜2,000Å程度に形成する。なお、透明型のホログラム効果層の場合では、そのホログラム効果層の下に、ホログラム画像のバックグラウンドとなる色印刷が施されていてもよい。該ホログラム効果層の表面にはホログラム効果層の保護およびホログラム効果層と接着層との密着性を確保するためにアンカー層を形成することが好ましい。
本発明で使用する被転写体6は、生分解性を有するプラスチックからなる基材から構成される。その生分解性を有するプラスチックについては、上記の保護基材シートで説明したものと同様のものが使用できる。但し、被転写体における基材は、通常厚み約50〜500μm程度のものが使用される。また保護基材シートでは、透明性を有する基材シートとして説明されているが、被転写体では透明性を有する基材でも使用できるが、白色等の不透明な基材が好ましく用いられる。それは、ホログラム画像のみならず、他の情報を被転写体上に、印刷等を施して付加させることが多く、その情報の視認性を向上させることができるからである。
(実施例1)
保護基材シート2は、透明な生分解性を有するプラスチックフィルム又はシートとして、三菱樹脂(株)製エコロージュフィルム(ポリ乳酸 融点165℃)厚さ25μmを使用し、その基材シートの一方の面に、レインボーホログラムの凹凸形状(回折格子)を、ホログラム原版を用いて、エンボス(5)加工により形成した。そのエンボス加工された保護基材シートのエンボス加工面とは反対面に、下記組成の塗工液で、乾燥時4μmになるように、塗布及び乾燥して、接着層3を形成し、以下に示す条件の被転写体6とラミネートして、実施例1のカード類1を作製した。
ウレタン系樹脂 30部
(武田薬品工業株式会社製、タケラックA−969V)
イソシアネート硬化剤 10部
(武田薬品工業株式会社製、タケネートA−5)
酢酸エチル 60部
50部
上記の実施例1で作製したカード類において、ホログラム効果層を、保護基材シートと接着層との間に、追加して設けて、実施例2のカード類を作製した。
具体的には、実施例1で使用したものと同様の保護基材シート2の一方の面に、レインボーホログラムの凹凸形状(回折格子)を、ホログラム原版を用いて、エンボス(5)加工により形成した。そのエンボス加工された保護基材シートのエンボス加工面とは反対面に、酸化チタン透明蒸着層を厚み50nmに形成し、ホログラム効果層4(透明屈折反射層)を形成した。さらに、ホログラム効果層の上に、実施例1で使用した塗工液で、乾燥時4μmになるように、塗布及び乾燥して、接着層3を形成した。その後に、実施例1と同様に、被転写体6とラミネートして、実施例2のカード類1を作製した。
2 保護基材シート
3 接着層
4 ホログラム効果層
5 エンボス
6 被転写体
Claims (2)
- 被転写体上に、少なくとも接着層、保護基材シートをこの順に設けたカード類において、該保護基材シート表面に、エンボス加工が施されて、ホログラム画像を有し、かつ保護基材シート及び被転写体を構成する基材が、生分解性を有するプラスチックフィルム又はシートであることを特徴とするカード類。
- 前記の保護基材シートと接着層との間に、ホログラム効果層を設けたことを特徴とする請求項1に記載するカード類。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009144736A JP2011000771A (ja) | 2009-06-17 | 2009-06-17 | カード類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009144736A JP2011000771A (ja) | 2009-06-17 | 2009-06-17 | カード類 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011000771A true JP2011000771A (ja) | 2011-01-06 |
Family
ID=43559152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009144736A Pending JP2011000771A (ja) | 2009-06-17 | 2009-06-17 | カード類 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011000771A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015102555A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-06-04 | 大阪シーリング印刷株式会社 | 情報記録積層体、ラベル、包装用フィルム |
Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05201182A (ja) * | 1992-01-29 | 1993-08-10 | Dainippon Printing Co Ltd | ラミネートカード |
JPH06274084A (ja) * | 1993-03-24 | 1994-09-30 | Toppan Printing Co Ltd | 透明保護フィルムおよびそれを用いた証明書類ならびにその真偽判定装置 |
JPH0740688A (ja) * | 1993-08-02 | 1995-02-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 情報記録カード |
JPH08188705A (ja) * | 1995-01-12 | 1996-07-23 | Gunze Ltd | 生分解性を有するシート |
JPH1148695A (ja) * | 1997-07-30 | 1999-02-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写シート及びそれを用いる曲面転写方法 |
JP3075400U (ja) * | 2000-08-03 | 2001-02-16 | 昌栄印刷株式会社 | 非接触型icカード |
JP2001150850A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-06-05 | Toppan Printing Co Ltd | Ovd付きスクラッチカード |
JP2002279370A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 偽造防止用磁気転写箔及び真偽判定方法 |
JP2002362068A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 印画物形成方法及び印画物 |
JP2003162206A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-06-06 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラムシート原反および該原反に印刷された印刷物 |
JP2003342404A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-03 | Toray Ind Inc | 白色脂肪族ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
JP2004188799A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
JP2009120725A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Toray Ind Inc | ポリ乳酸系樹脂シート、および、情報記録カ−ド |
-
2009
- 2009-06-17 JP JP2009144736A patent/JP2011000771A/ja active Pending
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05201182A (ja) * | 1992-01-29 | 1993-08-10 | Dainippon Printing Co Ltd | ラミネートカード |
JPH06274084A (ja) * | 1993-03-24 | 1994-09-30 | Toppan Printing Co Ltd | 透明保護フィルムおよびそれを用いた証明書類ならびにその真偽判定装置 |
JPH0740688A (ja) * | 1993-08-02 | 1995-02-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 情報記録カード |
JPH08188705A (ja) * | 1995-01-12 | 1996-07-23 | Gunze Ltd | 生分解性を有するシート |
JPH1148695A (ja) * | 1997-07-30 | 1999-02-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写シート及びそれを用いる曲面転写方法 |
JP2001150850A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-06-05 | Toppan Printing Co Ltd | Ovd付きスクラッチカード |
JP3075400U (ja) * | 2000-08-03 | 2001-02-16 | 昌栄印刷株式会社 | 非接触型icカード |
JP2002279370A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 偽造防止用磁気転写箔及び真偽判定方法 |
JP2002362068A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 印画物形成方法及び印画物 |
JP2003162206A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-06-06 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラムシート原反および該原反に印刷された印刷物 |
JP2003342404A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-03 | Toray Ind Inc | 白色脂肪族ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
JP2004188799A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
JP2009120725A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Toray Ind Inc | ポリ乳酸系樹脂シート、および、情報記録カ−ド |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015102555A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-06-04 | 大阪シーリング印刷株式会社 | 情報記録積層体、ラベル、包装用フィルム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101369816B1 (ko) | 회절 격자를 사용한 보안 인쇄 | |
JP4627832B2 (ja) | 回折格子により製造された、偽造防止用、レーザーマーク可能なラベル | |
TWI451974B (zh) | 製造層疊之層複合物的方法,層疊的層複合物及其應用 | |
WO2006085597A1 (ja) | 複数図柄光輝性フィルム、複数図柄光輝性スレッドおよびそれらを用いた光輝性複数図柄形成物 | |
JP2011000771A (ja) | カード類 | |
JP2011230473A (ja) | Ovd転写箔、およびそれを用いた画像形成体、個人認証媒体とその製造方法 | |
JP5822446B2 (ja) | ホログラムシート材の製造方法 | |
JP5741009B2 (ja) | ホログラムラベル | |
JP2011002588A (ja) | 複合記録材料及び画像形成物の製造方法 | |
JP5724443B2 (ja) | ホログラムラベル | |
JP2014126800A (ja) | ホログラムラベル | |
JP2009276564A (ja) | ホログラムラベル及びその製造方法 | |
JP2012173430A (ja) | ホログラムラベル | |
JPH08211226A (ja) | 生分解性ホログラムシール | |
JP2011027897A (ja) | 貼り替え防止シールおよび貼り替え防止シールの製造方法 | |
JP2011240542A (ja) | カード及びその形成方法 | |
JP6891695B2 (ja) | 偽造防止媒体 | |
JP2014142545A (ja) | ホログラムシート | |
JP5532911B2 (ja) | ホログラムラベル | |
JPH06324627A (ja) | 情報担持体およびそれを取り扱う情報再生装置ならびに情報担持体の製造に用いる転写箔、ラベル | |
JP5644369B2 (ja) | ホログラムラベル | |
JP2014126799A (ja) | ホログラムラベル | |
JP2011073256A (ja) | カード | |
JP5471431B2 (ja) | ホログラムラベルの製造方法及びホログラムラベル | |
JP2009282407A (ja) | ホログラムラベル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130423 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20130823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130910 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131021 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131112 |