JP2010537679A5

JP2010537679A5 -

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Publication number: JP2010537679A5
Application number: JP2010522395A
Authority: JP
Filing date: 2008-08-29
Publication date: 2011-09-01
Anticipated expiration: 2028-08-29

Claims

相互連結した微小孔性フィラメントと好適な形態とを有する三次元マクロ多孔性フィラメント構築物を製造する方法であって、
ａ）所定の材料の粒子、液体溶媒、１つ又は複数の結合剤、及び任意で１つ又は複数の分散剤を含む懸濁液を調製する工程と、
ｂ）所定の三次元パターンにおいてフィラメント形態で前記懸濁液を堆積させ、それにより三次元フィラメントベースの多孔性構造体を作製する、堆積させる工程と、
ｃ）転相を誘導する工程であって、前記フィラメントが、フィラメント堆積中、該フィラメントを非溶媒蒸気及び液体非溶媒に曝露することによって液体から固体に変換される、転相を誘導する工程であって、
ｃ１）前記フィラメント堆積中、該フィラメントを非溶媒蒸気に接触させることによって転相を誘導する工程と、
ｃ２）液体非溶媒に工程ｃ１）の構造体を浸漬させることによって転相を完了させ、それにより好適なフィラメント形態を有するフィラメントベースの多孔性構造体を作製する、完了させる工程とを含む、
ｄ）工程ｃ）の構造体を、該構造体をか焼及び焼結することによって熱処理する工程とを含む、方法。
工程ｂ）を非溶媒環境下で実施する、請求項１に記載の方法。
前記フィラメントベースの多孔性構造体中の前記フィラメントが、４μｍを超える平均表面粗度（Ｒａ）を含む、請求項１又は２に記載の方法。
前記フィラメントベースの多孔性構造体中の前記フィラメントが１％〜５０％又は５％〜３０％の微小孔を有し、該微小孔が、細孔径が１００μｍ以下の孔から成る、請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
前記所定の材料が、金属、セラミック材料又は複合材料を含む群から選択される、又はＴｉ又はＴｉ合金である、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
前記非溶媒環境が、相対非溶媒蒸気が少なくとも１０％の環境である、請求項２〜５のいずれか一項に記載の方法。
前記非溶媒環境が、加湿環境又は相対湿度が少なくとも５０％の周囲空気である、請求項２〜６のいずれか一項に記載の方法。
前記非溶媒環境が、水蒸気の気流によって作り出される、請求項２〜７のいずれか一項に記載の方法。
フィラメント形態での前記懸濁液の堆積を、プロファイルされた内面を有するノズルを通した該懸濁液の押出によって行う、請求項１〜８のいずれか一項に記載の方法。
フィラメントの堆積を、ノズル（１）の分離した内側部（３）と外側部（２）を通した異なる懸濁液（Ｐ_１、Ｐ_２）の共押出によって行い、それにより内域と外鞘とを示すフィラメントを形成する、請求項１〜９のいずれか一項に記載の方法。
前記フィラメント中の前記微小孔の量が前記内域と前記外鞘とで異なる、請求項１０に記載の方法。
前記液体非溶媒が水、アルコール又は酸である、請求項１〜１１のいずれか一項に記載の方法。
か焼が、４００℃〜６００℃の温度、及び５℃／時間〜５０℃／時間の速度で工程ｃ）の構造体を加熱することを含む、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の方法。
焼結が、
１２００℃〜１５００℃の温度、及び１℃／分〜１０℃／分の速度で前記構造体を加熱すること、
１時間〜５時間の期間、前記構造体を前記温度に維持すること、及び
その後室温まで２０℃／分の速度で前記構造体を冷却することを含む、請求項１〜１３のいずれか一項に記載の方法。
請求項１〜１４のいずれか一項に記載の方法によって得られた三次元マクロ多孔性フィラメント構築物構築物。
１％〜５０％又は５％〜３０％の相互連結した微小孔を有するフィラメントを含む三次元マクロ多孔性フィラメント構築物であって、該微小孔が、細孔径が１００μｍ以下の孔から成り、フィラメントが４μｍを超える平均表面粗度（Ｒａ）である、請求項１５の構築物。
５０％〜９５％又は６０％〜８５％のマクロ孔を有し、該マクロ孔が、細孔径が１００μｍを超える孔から成る、請求項１５又は１６に記載の構築物。
３ＧＰａ未満の圧縮率を有する、請求項１５〜１６のいずれか一項に記載の構築物。
３％〜１０％又は５％〜１５％の延性を有する、請求項１５〜１７のいずれか一項に記載の構築物。
内域と外鞘とを示すフィラメントを含み、該フィラメント中の前記微小孔の量が、該内域と該外鞘とで異なる又は該外鞘よりも該内域で少なくなる、請求項１５〜１８のいずれか一項に記載の構築物。
請求項１５〜２０のいずれか一項に記載の構築物を含み、且つ骨促進タンパク質（ＢＭＰ）、幹細胞、骨芽細胞、薬物及び／又はこれらの混合物をさらに含む組成物。
医薬品もしくは生物学的医薬品、合成骨インプラント、骨移植片、組織工学スカフォールド、又は薬剤送達装置の製造のための請求項１５〜２０のいずれか一項に記載の構築物、又は請求項２１に記載の組成物の使用。
請求項１５〜２０のいずれか一項に記載の構築物、又は請求項２１に記載の組成物を含む、合成骨インプラント、骨移植片、組織工学スカフォールド、薬剤送達装置、又は生物医学製品。