JP2010531226A5 - - Google Patents

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例えば、幾つかのナノ粒子は、塩基性媒体の水に対して可溶性であり、上記媒体が酸性になると沈殿する。従って、本発明の状況においては、酸性にpHが調整された水に構造材料を分散する一方、ナノ粒子が塩基性媒体の水に添加されることが可能となる。明らかに、2つの各媒体の混合溶媒においてナノ粒子が不溶性となるpHとなるよう、媒体のpHが選択されている。それゆえ、構造材料の塩基性媒体への分散液を用いることで、上記分散液中において上記触媒を溶解し、上記分散液の混合液のpHを徐々に酸性化することにより、上記カーボン構造材料と上記触媒との制御された組み合わせが可能となる。
この27cm2電極から、3.14cm 2 の面積を有する円形の電極が数個切り出される。これら数個の電極は、酸素の還元に関して試験され、図35に示されるものと同様の電気化学的応答を得た。還元ピークは、電位が0.45Vの時に観察され、ピーク電流は、−1.80mA/cm2である。

Claims (36)

  1. 触媒と結合されたカーボン構造材料を含む触媒複合体を調製する方法であって、
    カーボン構造材料を含む第1の溶媒の溶液と、上記触媒を含む第2の溶媒の溶液との混合物を調製する工程と、
    得られた上記混合物を、上記カーボン構造材料上に上記触媒がデポジットするまで、攪拌する工程とを含み、
    上記触媒および上記カーボン構造材料は、上記第1の溶媒および上記第2の溶媒の混合溶媒に対して不溶性であることを特徴とする方法。
  2. 上記触媒が、上記デポジットの間に、上記カーボン構造材料上にデポジットされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 上記カーボン構造材料は、カーボンナノチューブを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 上記カーボン構造材料は、カーボンブラックを含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 上記カーボン構造材料は、カーボン繊維を含むことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の方法。
  6. 上記カーボン構造材料は、カーボンナノチューブ、カーボンブラック、および、カーボン繊維の少なくとも1つのミックスを含むことを特徴とする請求項3ないし5の何れか少なくとも2項に記載の方法。
  7. 上記触媒は、金属粒子を含むことを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の方法。
  8. 上記金属粒子は、少なくとも1種類のプラチノイドを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 上記粒子は、ナノメートルサイズであり、上記プラチノイドの有機コーティング(Pt−0、Pt−1、Pt−2、Pt−3)を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 上記第1の溶媒が、イソプロパノール、メタノール、エタノール、エチレングリコールのようなグリコール、および、その混合液の少なくとも1つから選択された水酸基を有する溶媒であることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の方法。
  11. 上記第2の溶媒が、ジクロロメタン、ジメチルスルホキシド、クロロホルム、および、これらの溶媒の混合液の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1ないし10の何れか1項に記載の方法。
  12. 上記触媒は、上記第1の溶媒に対して不溶性であることを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の方法。
  13. 上記第1の溶媒、および、上記混合溶媒における上記触媒の溶解度は、10-9mol/Lよりも低いことを特徴とする請求項1ないし12の何れか1項に記載の方法。
  14. 上記第1の溶媒における上記カーボン構造材料の濃度は、1mg/Lと10g/Lとの間であることを特徴とする請求項1ないし13の何れか1項に記載の方法。
  15. 上記カーボン構造材料の濃度は、1リットルあたり20mgであることを特徴とする請求項14項に記載の方法。
  16. 上記第2の溶媒における上記触媒の濃度は、1mg/Lと10g/Lとの間であることを特徴とする請求項1ないし15の何れか1項に記載の方法。
  17. 上記第2の溶媒における上記触媒の濃度は、0.1g/Lと2g/Lとの間であることを特徴とする請求項16項に記載の方法。
  18. 上記混合物は、上記触媒を含む上記第2の溶媒より上記カーボン構造材料を含む上記第1の溶媒を多く含むことを特徴とする請求項1ないし17の何れか1項に記載の方法。
  19. 上記触媒を含む第2の溶媒の、上記カーボン構造材料を含む第1の溶媒に対する容量比は、1対5より小さいことを特徴とする請求項18項に記載の方法。
  20. 上記混合物を形成するために、上記触媒を含む上記第2の溶媒は、連続して少量ずつ、上記カーボン構造材料を含む上記第1の溶媒に添加されることを特徴とする請求項1ないし19の何れか1項に記載の方法。
  21. 上記混合物は、上記カーボン構造材料上に上記触媒を略均等に分配するために、機械的な攪拌(AGM)が施されることを特徴とする請求項1ないし20の何れか1項に記載の方法。
  22. 上記機械的な攪拌は、上記混合物の光学的外観が、少なくとも触媒を含まない溶液の光学的外観に近く得られるまで、作動されることを特徴とする請求項21項に記載の方法。
  23. 上記機械的な攪拌は、上記混合物における上清の光学的読取(LO)に基づいて、作動、あるいは、停止されることを特徴とする請求項22項に記載の方法。
  24. 少なくとも上記第1の溶媒におけるカーボン構造材料に対して、超音波処理(US)を行う工程をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし23の何れか1項に記載の方法。
  25. 上記超音波処理は、ナノチューブの大きさを縮小するために、ナノチューブの凝集体を分離すること、および、上記ナノチューブの少なくとも一部を分断することの少なくとも一方であることを特徴とする、請求項3と組み合わせた請求項24項に記載の方法。
  26. 少なくとも上記カーボン構造材料を含む第1の溶媒、および、上記混合物の少なくとも一方に、界面活性剤が添加されることを特徴とする請求項1ないし25の何れか1項に記載の方法。
  27. 上記界面活性剤が、Nafion(登録商標)であることを特徴とする請求項26項に記載の方法。
  28. 上記混合物から、上記触媒と結合されたカーボン構造材料を含む触媒複合体を分離して抽出する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし27の何れか1項に記載の方法。
  29. 上記触媒複合体は、多孔性支持部材上での濾過、あるいは、多孔性支持部材上への噴霧によって抽出されることを特徴とする請求項28項に記載の方法。
  30. 上記有機コーティングを除去するために、上記触媒複合体における、化学処理、または、熱処理の工程をさらに含むことを特徴とする請求項9と組み合わせた請求項28または29に記載の方法。
  31. 上記触媒複合体は、
    ・一方で、上記複合体における上記触媒の負荷容量、および、
    ・他方で、上記複合体における上記触媒の表面密度、に応じて調整可能な電気化学的性質を有し、
    ・一方で、上記混合物における懸濁液の触媒複合体の合計容積、および、
    ・他方で、上記カーボン材料の上記触媒に対する質量比、の少なくとも2つの各パラメータの合同制御を含むことを特徴とする請求項1ないし30の何れか1項に記載の方法。
  32. 請求項1ないし31の何れか1項に記載の方法を実施することにより得られる、燃料電池用の触媒複合体であって、
    上記カーボン構造材料上に分配された触媒粒子を有していることを特徴とする触媒複合体。
  33. 上記混合物に対し初期に投入された触媒の少なくとも80%を含むことを特徴とする請求項32に記載の触媒複合体。
  34. 少なくとも0.1μg/cm2の触媒表面密度を有することを特徴とする請求項32または33に記載の触媒複合体。
  35. 電気化学的作用を有することを特徴とする請求項32ないし34の何れか1項に記載の触媒複合体。
  36. 燃料電池の電極であって、請求項32ないし35の何れか1項に記載の触媒複合体を含むことを特徴とする電極。
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