JP2010525837A - アスペルギルス(Aspergillus)におけるトリアゾール耐性の検出 - Google Patents

アスペルギルス(Aspergillus)におけるトリアゾール耐性の検出 Download PDF

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Abstract

試料中のトリアゾール耐性真菌を検出する方法が提供される。方法は、真菌がトリアゾール耐性であるかを判定するため、変異AzRF1転写因子をコードする遺伝子の存在又は転写因子のレベルに関して試料を評価するステップを含む。プライマー、プローブ及びキットも提供される。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2007年5月4日に出願された米国仮出願第60/916,193号の優先権を主張するものである。
真菌感染症は、様々な重症患者における罹患及び死亡の重要な原因である。例えば、真菌は免疫不全患者において表在性の、また、致死性となる場合が多い播種性感染を引き起こし得る。全身性真菌感染症は、白血病において約25%の感染症関連の死亡、また、肺、膵臓又は肝臓移植を受ける患者において5〜10%の死亡を引き起こす。後天性真菌性敗血症が、最大13%の極低出生体重児において生じることも公知である。アスペルギルス(Aspergillus)属のメンバーは、カンジダ(Candida)属のメンバーに次いで真菌感染症の二番目に一般的な原因である。
一般的に、アスペルギルス(Aspergillus)属のメンバーによって引き起こされる真菌感染症は、トリアゾール類で処置される。トリアゾール類は、C−14脱メチル化段階においてエルゴステロール生合成経路を遮断することによって作用する。Chamilosら、Drug Resistance Updates(2005)8:344−358。トリアゾール類には、例えば、ボリコナゾール、イサブコナゾール、ラブコナゾール、イトラコナゾール及びポサコナゾールが含まれる。トリアゾール類はこれまでアスペルギルス(Aspergillus)真菌感染症を処置するのに有効であったが、トリアゾール処置に対するアスペルギルス(Aspergillus)の耐性が増加している。上記Chamiloseら。そのような耐性は、トリアゾール処置を効果のないものにし得る。
特定の真菌感染症がトリアゾール耐性アスペルギルス(Aspergillus)を含むかを認識することは、患者に適切な治療を提供する上で重要である。従って、特定のアスペルギルス(Aspergillus)の真菌が、トリアゾール処置に対して感受性であるかを判定する方法が必要である。
一態様では、変異AzRF1転写因子をコードする遺伝子の存在に関して試料を評価するステップと(変異AzRF1は前記遺伝子の559−562位における残基QSQSの欠失を含む)、変異遺伝子の存在をトリアゾール耐性真菌の存在と関連付けるステップとを含む、試料中のトリアゾール耐性真菌を検出する方法が提供される。一部の態様では、その評価は、前記遺伝子の発現レベルを測定するステップを含む。一部の実施形態では、その評価は、前記試料を前記変異遺伝子とハイブリダイズすることができるオリゴヌクレオチドと接触させるステップを含む。オリゴヌクレオチドは検出可能な標識を含み得る。一例では、オリゴヌクレオチドはフルオロフォア及び発色団を含み、一方、別例では、オリゴヌクレオチドはフルオロフォア及び非蛍光性クエンチャーを含む。
一部の実施形態では、オリゴヌクレオチドは、配列番号5又は配列番号6の核酸配列を含む。一実施形態では、オリゴヌクレオチドは、配列番号5又は配列番号6の核酸配列との90%超の相同性を含み得る。別の実施形態では、オリゴヌクレオチドは配列番号7、配列番号8又は配列番号9の核酸配列を含み得る。
一部の態様では、変異遺伝子は前記ハイブリダイゼーション前に増幅される。増幅はPCRを含み得る。増幅は、試料を配列番号3及び配列番号4の核酸配列を有するプライマーと接触させるステップも含み得る。
他の実施形態では、トリアゾール耐性真菌は、アスペルギルス(Aspergillus)属に属する。トリアゾール耐性真菌は、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)であり得る。
場合により、トリアゾール耐性真菌は、イトラコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール、イサブコナゾール又はラブコナゾールに対して耐性を示す。
別の実施形態では、試料中のトリアゾール耐性真菌を検出する方法は、(A)変異AzRF1転写因子をコードする遺伝子の存在に関して試料を評価するステップと、(B)遺伝子の存在をトリアゾール耐性真菌の存在と関連付けるステップとを含む。一部の態様では、評価は遺伝子の発現レベルを測定するステップを含む。
別の態様では、配列番号5若しくは配列番号6の核酸配列、又は配列番号5若しくは配列番号6との90%超の相同性を有する配列を有するオリゴヌクレオチドを含む、試料中のトリアゾール耐性真菌を検出するためのキットが提供される。一部の実施形態では、オリゴヌクレオチドは標識を含み、キットは1つ以上の増幅プライマーを更に含む。
以下の詳細な説明から他の目的、特徴及び利点が明らかになる。この詳細な説明から本発明の精神及び範囲内の種々の変更及び改変が当業者には明らかになるため、詳細な説明及び特定の実施例は例示のみのために示される。更に、実施例は本発明の原理を示すものであり、本発明のあらゆる実施例への適用を具体的に示すことを期待され得ず、適用された場合、それは当業者には明らかに有用である。
A.フミガーツス(A.fumigatus)における8つの推定転写因子のGAL4様Zn2Cys6二核クラスターDNA結合ドメイン領域の配列アラインメントを示す配列図である。 野生・変異AzRF1転写因子のアミノ酸配列アラインメントを示す配列図である。 野生・変異AzRF1転写因子のアミノ酸配列アラインメントを示す配列図である。 野生・変異AzRF1転写因子のアミノ酸配列アラインメントを示す配列図である。 野生・変異AzRF1転写因子のアミノ酸配列アラインメントを示す配列図である。 gi|70998461|ref|XM_748860.1にてGeneBankにおいて言及されているように、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)Af293(AFUA_5G06800)のC6転写因子(AzRF1)のmRNA部分配列(配列番号1)を示す配列図である。 gi|70998462|ref|XP_753953.1|にてGeneBankにおいて言及されているように、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)Af293のC6転写因子(AzRF1)のアミノ酸配列(配列番号2)を示す配列図である。
(配列の説明)
配列番号3,5’−CGGTTAGCGTCGATGCTGC−3’は、増幅反応のための典型的な順方向プライマーである。
配列番号4,5’−AGGACATCTCCGAGCGGTC−3’は、増幅反応のための典型的な逆方向プライマーである。
配列番号5,5’−CCGCAGTCTCAGTCTCAGTCTCAGTCTCAT−3’は、典型的な検出プローブである。
配列番号6,5’−ACCGCAGTCTCAGTCTCAGTCTCAGTCTCATT−3’は、別の典型的な検出プローブである。
配列番号7,5’−CGGCAGCCCGCAGTCTCAGTCTCAGTCTCAGTCTCATGCTGCCG−3’は、典型的な検出プローブである。
配列番号8,5’−CGGCGGCACCGCAGTCTCAGTCTCAGTCTCAGTCTCATTGCCGCCG−3’は、別の典型的な検出プローブである。
配列番号9,5’−CGGCGGCCCGCAGTCTCAGTCTCAGTCTCAGTCTCATGCCGCCG−3’は、別の典型的な検出プローブである。
本発明者らは、トリアゾール剤に対して耐性を示す変異真菌に特異的なDNA領域を発見した。従って、これらのDNA領域は、試料がトリアゾール耐性真菌を含むかを判定するために用いることができる。従って、これらの領域を検出するために用いることができる新規のプローブ及びプライマーが提供されるように、トリアゾール耐性真菌を検出する方法が提供される。
(トリアゾール耐性の検出)
一態様では、変異AzRF1転写因子をコードする遺伝子の存在に関して試料を評価するステップを含む、試料中のトリアゾール耐性真菌を検出する方法が提供される。一実施形態では、本発明方法は、変異AzRF1転写因子をコードする遺伝子の存在に関して試料を評価するステップと(変異AzRF1は遺伝子の559−562位における残基QSQSの欠失を含む)、変異遺伝子の存在をトリアゾール耐性真菌の存在と関連付けるステップとを含む。
別の実施形態では、トリアゾール耐性は、真菌におけるAzRF1遺伝子の活性を測定することにより、真菌において評価することができる。特に、トリアゾール耐性真菌は、異常量のAzRF1転写因子を有することが見出されている。従って、AzRF1遺伝子のコピー数又はその発現レベルの測定は、トリアゾール耐性を検出するのに有用であり得る。一部の態様では、そのような検出法は、被験真菌株におけるAzRF1遺伝子の活性が典型的レベルの2倍、3倍、4倍、5倍、6倍、7倍又はそれ以上であるかを確認するステップを含む。
試料は、生物源又は非生物源から得ることができる。生物源の例には、生体液、組織又はその組合せが含まれるが、これに限定されない。非生物源の例には、環境から得られる試料、例えば、空気試料、水試料、土壌試料又はその組合せが含まれるが、これに限定されない。非生物源の他の例は、車両、船舶、航空機、建物又は住居の一部である。
一実施形態では、アスペルギルス(Aspergillus)属に属するトリアゾール耐性真菌の試料中における有無の迅速検出のための方法が提供される。方法は、トリアゾール耐性アスペルギルス(Aspergillus)に特異的な真菌DNA領域を試料中に検出するステップを含む。特定のトリアゾール耐性属に特異的な真菌DNA領域の試料中における存在は、そのタイプの属に属する真菌の存在を示す。特定のトリアゾール耐性属に特異的な真菌DNA領域の試料中での欠如は、そのタイプの属に属する真菌の欠如を示す。
アスペルギルス(Aspergillus)属に属するトリアゾール耐性真菌の存在を検出する方法は、任意の試料に対して実施することができる。試料の具体的な種類については、以下により詳細に述べられる。一実施形態では、方法は真菌を含むことが既知である試料に対して実施される。例えば、方法は、既に全真菌検出法を受け、陽性結果が得られた試料に対して実施することができる。また、方法は、試料中におけるその存在が既知である1つ以上のトリアゾール耐性真菌の識別性を確認するために、試料に対して実施することもできる。別の実施形態では、方法は真菌含有状態が未知である試料に対して実施される。
一部の実施形態では、検出法は、アスペルギルス(Aspergillus)属に属する任意のトリアゾール耐性真菌種の有無を検出するために用いることができる。例えば、真菌は、アスペルギルス・アリアセウス(Aspergillus alliaceus)、アスペルギルス・アルタセウス(Aspergillus alutaceus)、アスペルギルス・アトロビオラセウス(Aspergillus atroviolaceus)、アスペルギルス・セシェルス(Aspergillus caesiellus)、アスペルギルス・カンジタス(Aspergillus candidus)、アスペルギルス・カルネウス(Aspergillus carneus)、アスペルギルス・シバリエリ(Aspergillus chevalieri)、アスペルギルス・クラバト−ナニカス(Aspergillus clavato−nanicus)、アスペルギルス・クラバタス(Aspergillus clavatus)、アスペルギルス・コニカス(Aspergillus conicus)、アスペルギルス・デフレクタス(Aspergillus deflectus)、アスペルギルス・フィシャリアヌス(Aspergillus fischerianus、アスペルギルス・フラビペス(Aspergillus flavipes)、アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・グラウカス(Aspergillus glaucus)、アスペルギルス・ホランディカス(Aspergillus hollandicus)、アスペルギルス・ヤヌス(Aspergillus janus)、アスペルギルス・ジャポニカス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・ニガー変種アワモリ(Aspergillus niger var.awamorii)、アスペルギルス・ニベウス(Aspergillus niveus)、アスペルギルス・オクラセウス(Aspergillus ochraceus)、アスペルギルス・オリゼ(Aspergillus oryzae)、アスベルギルス・ペニシロイデス(Aspergillus penicilloides)、アスペルギルス・レプタンス(Aspergillus reptans)、アスペルギルス・レストリクタス(Aspergillus restrictus)、アスペルギルス・ルブロブルンネウス(Aspergillus rubrobrunneus)、アスペルギルス・スピノサス)Aspergillus spinosus、アスペルギルス・シドウィ(Aspergillus sydowii)、アスペルギルス・タマリ(Aspergillus tamarii)、アスペルギルス・テレウス(Aspergillus terreus)、アスペルギルス・テトラゾナス(Aspergillus tetrazonus)、アスペルギルス・ウングイス(Aspergillus unguis)、アスペルギルス・ウスタス(Aspergillus ustus)又はアスペルギルス・ベルシコロル(Aspergillus versicolor)であり得る。
一実施形態では、トリアゾール耐性アスペルギルス(Aspergillus)に特異的な真菌DNA領域(「真菌領域」)それ自体が検出される。別の実施形態では、DNA真菌領域から転写される任意のRNAが検出される。
一実施形態では、真菌領域のみが検出される。別の実施形態では、真菌領域は、より大きい配列の一部として検出される。例えば、領域はフランキング配列を有する配列の一部として検出され得る。
真菌領域は、当該技術分野において公知の任意の方法を用いて検出され得る。好ましくは、真菌領域は、領域と特異的にハイブリダイズするプローブを用いて検出される。一態様では、検出は、存在する場合、プローブが領域と特異的にハイブリダイズする条件下でプローブを試料と接触させるステップと、ハイブリダイゼーション産物の有無を判定するステップとを含む。ハイブリダイゼーション産物の存在は、真菌領域の存在を示す。逆に、ハイブリダイゼーション産物の欠如は真、菌領域の欠如を示す。
典型的には、プローブは、DNA、RNA、PNA又は合成核酸のような核酸である。プローブが他のDNA又はRNA配列とではなく、真菌領域と優先的又は選択的にハイブリダイズする場合、プローブは、真菌領域と特異的にハイブリダイズする。
一実施形態では、プローブは、ストリンジェント条件下で真菌領域と特異的にハイブリダイズする。種々のストリンジェンシーのハイブリダイゼーション条件が、当該技術分野において周知である(例えば、Sambrookら、2001、Molecular Cloning:a laboratory manual、第3版、Cold Spring Harbour Laboratory Press社;及びCurrent Protocols in Molecular Biology、第2章、Ausubelら(編)、Greene Publishing and Wiley−Interscience社、ニューヨーク(1995))。検出は、低ストリンジェンシー条件下で行うことができ、例えば、37℃で30〜35%ホルムアミド、1M NaCl及び1%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)の緩衝液の存在下で行い、次に、50℃で1倍(0.1650M Na)〜2倍(0.33M Na)SSC(標準クエン酸ナトリウム)中での洗浄を行う。検出は、中等度ストリンジェンシー条件下で行うことができ、例えば、37℃で40〜45%ホルムアミド、1M NaCl及び1%SDSの緩衝液の存在下で行い、次に、55℃で0.5倍(0.0825M Na)〜1倍(0.1650M Na)SSC中での洗浄を行う。検出は、高ストリンジェンシー条件下で行うことができ、例えば、37℃で50%ホルムアミド、1M NaCl、1%SDSの緩衝液の存在下で行い、次に、60℃で0.1倍(0.01650M Na)SSC中での洗浄を行う。
プローブは、真菌領域と同じ長さで、真菌領域より短く、又は真菌領域より長くてよい。典型的には、プローブは、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも15、少なくとも20、少なくとも25、少なくとも30、少なくとも35、少なくとも45、少なくとも50、少なくとも75又は少なくとも100ヌクレオチド長である。例えば、プローブは、5〜200、7〜100、10〜50ヌクレオチド長でよい。好ましくは、プローブは、5、10、15、20、25、30、35又は40ヌクレオチド長である。好ましくは、プローブは、真菌領域との配列同一性に基づき、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%の相同性を共有する配列を含む。相同性は、上記したように決定される。
一実施形態では、プローブは、検出可能に標識される。任意の検出可能な標識が用いられ得る。好適な標識には、蛍光分子、放射性同位元素、例えば、125I、35S、酵素、抗体及びリンカー、例えば、ビオチンが含まれるが、これに限定されない。
プローブは、分子ビーコンプローブでよい。例えば、米国特許第6,150,097号を参照されたい。分子ビーコンプローブは、一端に蛍光標識及び他端に消光分子を含む。検出される領域の非存在下、プローブは、ヘアピンループを形成し、消光分子は蛍光標識に近接され、そのため、シグナルは検出されない。検出される領域とのプローブのハイブリダイゼーションと同時に、ループは開き、蛍光分子はクエンチャーから分離され、そのため、シグナルが検出される。分子ビーコンに用いる好適な蛍光分子とクエンチャーとの組合せは当該技術分野において公知である。そのような組合せには、限定されないが、カルボキシフルオレセイン(FAM)及びダブシルが含まれる。
一実施形態では、プローブは、当該技術分野において公知の任意の技術を用いて支持体に固定され得る。好適な固体支持体は周知であり、多穴プレートのようなプレート、フィルター、膜、ビーズ、チップ、ピン、ディップスティック及び多孔質担体を含む。
一態様では、真菌領域の検出は、真菌領域又は真菌領域から転写されるRNAを増幅するステップを含む。一実施形態では、領域はその存在が確定される前に増幅される。別の実施形態では、領域はその存在が確定されながらリアルタイムで検出される。リアルタイム法は、実施例において開示されており、当該技術分野において述べられている。そのような方法は、例えば、米国特許第5,487,972号及び第6,214,979号並びにAfoniaら(Biotechniques,2002;32:946−9)に述べられており、これらはすべて参照により本明細書に組み込まれる。
一実施形態では、検出される領域のみが増幅される。他の実施形態では、検出される領域は、はるかにより大きい長さの真菌DNA又はRNAの一部として増幅される。少なくとも10、少なくとも20、少なくとも30、少なくとも40、少なくとも50、少なくとも60、少なくとも70、少なくとも80、少なくとも90、少なくとも100、少なくとも150、少なくとも200、少なくとも250、少なくとも300、少なくとも400又は少なくとも500ヌクレオチドを有し、検出される領域を含むDNA又はRNAの配列が増幅される。例えば、10〜2000、20〜1500、50〜1000又は100〜500ヌクレオチドを有する配列が増幅される。そのような配列は、抗真菌薬トリアゾールに対する標的遺伝子の上流に位置し(別名Cyp51A又はCyp 51Bとして公知の14αデメチラーゼ)、前記遺伝子の発現を制御し得る。
DNA又はRNAは、当該技術分野において公知の常法を用いて増幅することができる。一部の実施形態では、真菌DNAの増幅は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)(例えば、米国特許第4,683,195号及び第4,683,202号を参照されたい);リガーゼ連鎖反応(「LCR」)(例えば、Landegrenら、Science 247:1077−1080(1988);D.Y.Wu及びR.B.Wallace,Genomics 4:560−569(1989);並びにF.Barany,PCR Methods Appl.1:5−16(1991)を参照されたい);ループ媒介等温増幅(「LAMP」)(Nagaminら、Clin.Chem.47(9):1742−1743(2001);Notomiら、Nucleic Acids Res.28(12):E63(2000));核酸配列に基づく分析(NASBA)(J.Compton,Nature 350:91−92(1991));自家持続配列複製(「3SR」)(Guatelliら、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.87(5):1874−1878(1990));鎖置換増幅(「SDA」)(Walkerら、Nucleic Acids Res.,20:1691−1696(1992)及びWalkerら、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.89:392−396(1992));又は転写媒介増幅(「TMA」)(Pasternackら、J.Clin.Microbiol.35(3):676−678(1997))を用いて行われる。
当業者は、見出された欠失の領域及びAzRF1転写因子を全般的に含む、核酸を増幅するための特異的なプライマーを容易に設計することができる。通常、プライマーは、増幅される配列のいずれかの一端において配列に相補的であるが、他の配列に相補的ではないように設計される。プライマー設計については、例えば、上記Sambrookら、2001に述べられている。
単位複製配列は、上述の方法を含む、当該技術分野において公知の任意の方法を用いて検出し得る。一実施形態では、単位複製配列を検出するため、小溝結合剤(MGB)部分を用いた加水分解プローブフォーマット(例えば、TAQMAN)を用いることができる。別の実施形態では、二本鎖DNAに結合するシアニン色素を用いることができる。典型的なシアニン色素には、SYBRグリーンII、SYBRゴールド、YO(オキサゾールイエロー)、TO(チアゾールオレンジ)及びPG(PicoGreen)が含まれるが、これに限定されない。
他の実施形態では、試験ステップは融解曲線解析を行う工程を含み得る。特定の色素又はプローブフォーマットが用いられる場合、PCR終了時での蛍光対温度プロットの検討により、更なる情報を提供できる。例えば、SYBRグリーン色素を用いて、PCR産物の純度及び識別性を融解温度によって確認することができる。同様に、ハイブリダイゼーションプローブが用いられる場合、プローブ融解温度によって多型を含む配列変化を識別し得る。
一例では、最終のPCRサイクルの直後、蛍光が継続的にモニタリングされながら、試料は90℃〜95℃で変性され、対象とするT範囲を下回る約5℃〜10℃に冷却され、次に、典型的には0.1〜0.4℃/秒の範囲のランプ率にて緩徐に加熱される。特定の蛍光の化学的性質により、(a)プローブが単位複製配列から解離し(ハイブリダイゼーションプローブの場合)、又は(b)二本鎖PCR産物が一本鎖DNAに解離する温度に達した際のいずれかの場合に、蛍光の著しい減少が認められる。
融解転移は一度に生じるのではなく、小範囲の温度にわたって生じる。蛍光対温度プロット上の融解曲線の勾配の中央はTと称される。融解温度、即ち、Tは、DNA二本鎖の熱安定性の尺度であり、長さ、G/C含量及び各タイプのヌクレオチド(A、T、G、Cなど)の相対位置を含む多くの因子に依存する(Wetmur,J.G.1997.DNA Probes:applications of the principles of nucleic acid hybridization.Crit Rev Biochem Mol Biol.26:227−259)。更に、融解温度は、DNA:DNA又はプローブ:DNA二本鎖間に生じ得るヌクレオチドミスマッチ(A:A、A:G、G:T、G:Aなど)の数、相対位置及びタイプに依存する(S.H.Ke及びWartell,R.1993.Influence of nearest neighbor sequence on the stability of base pair mismatches in long DNA:determination by temperature−gradient gel electrophoresis.Nucleic Acids Res 21:5137−5143)。従って、標的産物のサイズ及び配列が既知である場合、融解温度によって特定の単位複製配列の存在を確認することが可能である。同様に、配列多様性による融解温度差に基づき、2つの異なる種を識別することが可能である。PCRベースの検出システムにおける融解曲線解析の実用性及び有用性は周知である。
一実施形態では、アスペルギルス(Aspergillus)におけるトリアゾール耐性に特異的な真菌DNA領域は、配列番号7、配列番号8及び配列番号9からなる群より選択される分子ビーコンプローブを用いて検出される。別の実施形態では、アスペルギルス(Aspergillus)におけるトリアゾール耐性に関与する真菌DNA領域は、配列番号3及び4のプライマーを用いて増幅される。
一部の実施形態では、本発明の検出法は内部増幅制御を更に含む。
(試料)
任意の好適な試料を用いることができる。一実施形態では、生体試料が用いられる。生体試料は任意の生物体から得られ、又は抽出される。
一態様では、体液のような液体試料が用いられる。典型的な試料には、限定されないが、尿、リンパ液、唾液、脳脊髄液、腹水、心膜液、硝子体又は他の眼球試料、複合液、膣液、粘液、膿汁又は羊水が含まれるが、血液、血漿及び血清が好ましい。試料は、細胞又は組織試料、例えば、肺、脳、肝臓、皮膚又は爪でよい。
一例では試料はヒトに由来するものであり、一方、別例ではヒトに由来しない試料が用いられる。例えば、試料は、ウマ、ウシ、ヒツジ若しくはブタのような商業的に飼育された動物由来又はネコ若しくはイヌのような愛玩動物に由来するものでよい。植物由来の試料も評価することができる。
本発明方法は、非生体試料に対しても適用できる。非生体試料は、液体又は固体でよい。非生体試料の例には、手術液、空気、土壌、飲料水のような水、実験室試験用の試薬及び家庭用容器が含まれるが、これに限定されない。或いは、非生体試料は、空気、水、別の液体又は物質を含む粒子捕集デバイスでよい。
一実施形態では、試料は、例えば、遠心分離により、又は赤血球のような不要な分子若しくは細胞を除去する膜の通過により、試験される前に処理される。或いは、試料は試験前に、例えば、PCRによって増幅され得る。ある場合には、試料は単離直後又は単離後間もなく試験され、一方、別の場合には、試料はアッセイ前に、例えば、−70℃以下で保存される。
(キット)
一態様では、試料中のトリアゾール耐性真菌を検出するためのキットが提供される。一実施形態では、キットは、配列番号5若しくは6の核酸配列又は配列番号5若しくは6との90%超の相同性を有する配列を有するオリゴヌクレオチドを含む。オリゴヌクレオチドは、標識を含むことができ、キットは、1つ以上の増幅プライマーを更に含むことができる。別の実施形態では、キットは、配列番号7、配列番号8又は配列番号9の核酸配列を有する分子ビーコンプローブと、配列番号3及び4の核酸配列を有する増幅プライマーとを含む。
他の実施形態では、キットは、試料から真菌DNA若しくはRNAを抽出するための試薬及び/又は真菌DNA領域を増幅するために用いることができるプライマー及び/又は増幅・検出段階のための内部制御を含むことができる。キットは、本発明の方法が実施されることを可能にする1つ以上の試薬又は器具を更に含むことができる。そのような試薬又は器具には、例えば、1つ以上の次のもの:好適な緩衝液(水溶液)、対象から試料を得る手段(例えば、針を含む容器又は器具)又は反応が行われ得る穴を含む支持体が含まれる。液体試料が試薬を再懸濁させるように、試薬は乾燥状態であり得る。キットは、トリアゾール耐性真菌の存在を検出するための試薬を使用するための説明書も含むことができる。
C.アルビカンス(C.albicans)tac1p配列[ABD85289.1]を用いて、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)ゲノムを調べた。8つの推定Zn2Cyc6転写因子を、同定した(図1)。CEQ 8000キャピラリー電気泳動DNAシークエンサー(Beckman coulter,Inc.,カリフォルニア州Fullerton)を用いて、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)のトリアゾール感受性株及びトリアゾール耐性株から、推定Zn2Cyc6転写因子を配列決定した。
ABCトランスポーターを過剰発現することが既知のよく特徴付けられたイトラコナゾール耐性株から、8つの推定C6転写因子(TF)を増幅した。Nascimentoら、Antimicrob.Agents Chemother.(2003)47:1719−26。推定変異TFを野生型レシピエント株に導入し、10μg/mlのイトラコナゾールに対する抵抗性に関して形質転換体をスクリーニングした。37℃で48時間の増殖後、0.01〜16.0μg/mlの存在下、RPMI 1640培地において米国臨床検査標準委員会(NCCLS)M38−A微量希釈法により、最小発育阻止濃度(MIC)を求めた。
イトラコナゾールに対する強力な抵抗性を付与し(MIC>16μg/ml)、かつ、ボリコナゾールに対する交差抵抗性を示す(MIC>8.0μg/ml)、第5染色体(GeneBank番号XP753953)上に位置するAzRF1という名称の変異株におけるTFを同定した。AzRF1は、Tac1蛋白質(GeneBankアクセッション番号ABD85289.1)との35%の配列同一性を有する、C.アルビカンス(C.albicans)のTac1と密接に関連するC6転写因子である。
変異AzRF1は、1675−1686位においてCTCAGTの2つのヌクレオチド反復の欠失を含み(GenBankアクセッション番号XM_748860)、その結果、559−563位における4つのアミノ酸(QSQS)の喪失となる。図2を参照されたい。
変異AzRF1対立遺伝子のA.フミガーツス(A.fumigatus)野生型株ATCC 13073への導入は、イトラコナゾールに対する抵抗性(MIC>16.0μg/ml)及びボリコナゾールに対する交差抵抗性(MIC>8.0μg/ml)を付与した(表2)。AzRF1−M株によって示されたトリアゾール抵抗性が、変異AzRF1遺伝子の存在によるものかを判定するため、A.フミガーツス(A.fumigatus)のAzRF1 PCR産物を、自己複製プラスミドであるpRG3−AMA1−Bam HIにクローニングした(表1)。pRG3−AMA1−AzRF1プラスミドを、トリアゾール感受性Ku80株に形質転換した。自己複製プラスミドに変異AzRF1を含む、得られた変異AzRF1−Aもトリアゾール剤に対して抵抗性を示した(表2)。薬剤非含有最少培地での10回の継代培養によって、pRG3−AMA1−AzRF1プラスミドの喪失が達成され、AzRF1−R株となった。AzRF1−R株におけるpRG3−AMA1−AzRF1プラスミドの喪失を、PCRによって確認した。AzRF1−R株は、トリアゾール剤に対する感受性を回復していた(表2)。
本試験で用いたアスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)親株、派生変異株及びプラスミドを、以下の表1に示す。
このデータは、AzRF1における変異がA.フミガーツス(A.fumigatus)においてトリアゾール剤に対する抵抗性を付与することを示す。この知見は、アスペルギルス感染症におけるトリアゾール耐性のマーカーとしての臨床的意義を有する。

Claims (16)

  1. 試料中のトリアゾール耐性アスペルギルス(Aspergillus)を検出する方法であって、
    (A)AzRF1転写因子が559−562位における残基QSQSの欠失の変異を含む、前記AzRF1転写因子(配列番号2)をコードする遺伝子の存在に関して前記試料を評価するステップと、
    (B)前記変異の存在を前記トリアゾール耐性アスペルギルス(Aspergillus)の存在と関連付けるステップとを、
    含む方法。
  2. 前記評価が、前記遺伝子の発現レベルを測定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記評価が、前記試料を前記変異遺伝子とハイブリダイズすることができるオリゴヌクレオチドと接触させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ハイブリダイゼーション前に前記変異遺伝子を増幅するステップを更に含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記増幅がPCRを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記増幅が、前記試料を配列番号3及び配列番号4の核酸配列を有するプライマーと接触させるステップを含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記オリゴヌクレオチドが検出可能な標識を含む、請求項3に記載の方法。
  8. 前記オリゴヌクレオチドが、フルオロフォア及び発色団を含む、請求項3に記載の方法。
  9. 前記オリゴヌクレオチドが、フルオロフォア及び非蛍光性クエンチャーを含む、請求項3に記載の方法。
  10. 前記オリゴヌクレオチドが、配列番号5又は配列番号6の核酸配列を含む、請求項3又は4に記載の方法。
  11. 前記オリゴヌクレオチドが、配列番号5又は配列番号6の核酸配列との90%超の相同性を含む、請求項3又は4に記載の方法。
  12. 前記オリゴヌクレオチドが、配列番号7、配列番号8又は配列番号9の核酸配列を含む、請求項3又は4に記載の方法。
  13. 前記トリアゾール耐性アスペルギルス(Aspergillus)が、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)である、請求項1に記載の方法。
  14. 前記トリアゾール耐性アスペルギルス(Aspergillus)が、イトラコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール、イサブコナゾール又はラブコナゾールに対して耐性を示す、請求項1に記載の方法。
  15. 試料中のトリアゾール耐性アスペルギルス(Aspergillus)を検出するためのキットであって、配列番号5若しくは配列番号6の配列又は配列番号5若しくは配列番号6との90%超の相同性を有する配列を有するオリゴヌクレオチドを含む、キット。
  16. 前記オリゴヌクレオチドが標識を含み、前記キットが1つ以上の増幅プライマーを更に含む、請求項15に記載のキット。
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