JP2010525198A - バラスト床を発泡する方法およびデバイス - Google Patents

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Abstract

本発明は、反応性プラスチックを有し、その下に路盤(7)が配置されたバラスト構造における中空の空間を部分的に又は完全に発泡させる方法および装置であって、反応性成分が高圧ミキサー(1、26)で混合され、反応性混合物(4)の開始時間が、反応性混合物が路盤(7)に達したときにのみ実質的に開始するように調節される方法および装置に関する。

Description

本発明は、路盤がその下に配置されたバラスト床のバラスト構造における空洞を、反応性プラスチックを用いて、部分的に又は完全に発泡させる(または発泡体で充填する)方法であって、反応性成分が高圧ミキサーで混合され、反応性混合物の開始時間が、反応性混合物が路盤に達したときにのみ発泡プロセスが実質的に開始するように設定されている方法に関する。
常套的な鉄道線路は、実質的に「路盤」上に配置されたバラスト床を含み、当該バラスト床に、まくらぎが埋め込まれている。まくらぎは、木、コンクリート、または鋼鉄から構成され得、まくらぎの上にレールが固定される。
しかしながら、前記の十分に試行された技術の大きな問題は、輸送作業によって生じるバラスト床の磨耗である。磨耗は、この場合、バラストの石が、大きな動的な水平および垂直方向の軌道力(track force)によって、徐々に粉砕すること意味するものとして理解される。当該粉砕は、バラスト石が回転させられ、かつ互いに対して移動させられ得ることによって、また、バラスト石から粒子を破砕させるプロセスにおいて生じる極度の圧縮によって、本質的に生じる。
このバラスト床の磨耗は、最終的に、軌道の歪みおよび鉄道線路における不均一をもたらす。それは、複雑で且つコストのかかる修理処置によって取り除かなければならない。修理は、軌道グリッドの下のバラスト石を詰め直し、詰め直したバラスト石を再圧縮することにより行われる。
多くの発明者が、この分野で熱心に取り組んできた。
例えば、DD86201は、横方向の移動(または置換)抵抗が有意に増加するという問題に取り組み、まくらぎの間のスペースを、計量供給するやり方でスプレーすることにより又は型に流し込むことにより当該セクションに塗布したプラスチック樹脂であって、膜として注型された又は噴霧されたプラスチックを硬化させることにより、強化させることを提案している。即ち、その特許は、水平方向の軌道の力に関連して、即ち、互いに接着結合されているバラスト構造の上側領域におけるバラスト石によって、バラスト床の安定性を向上させる方法を説明している。
しかしながら、当該特許は、垂直方向の軌道力に関する安定性を向上させる方法を説明していない。
対照的に、水平および垂直方向の軌道力に関するバラスト床の安定性を向上させる方法がDE−A 2063727で提案されている。当該公開公報においてもまた、バラスト構造の個々の石は、バラスト石が回転すること及び移動させられることを防止するために、バインダによって接着結合される。
しかしながら、2つの方法は、この場合において区別され得る。
水平方向の軌道力に関する安定性は、2つのレールの外側にて横方向に配置されたバラスト構造であって、「せいぜい」ほぼ線路のまくらぎの下端までの接触点に接着結合されている構造によって、向上させられる。
垂直方向の軌道力に関する安定性は、まくらぎの支持部分の下の領域におけるバラスト構造の空洞であって、部分的に又は全体が下層土(または心土)まで充填された空洞によって向上させられ、その結果、石が二次元的に接着結合されている。
バラスト石は、バラスト構造の上側領域において、「レインガンまたは潅注による塗布」によって、接触点にて接着結合される。
バラスト石は、バインダの「注入」により下層土まで、二次元的に(または平面方向で)接着結合される。
DE-A 24 48 978、US-A 3 942 448およびEP-A 1 619 305の出願の発明者が、DE-A 20 63 727のアドバイスにより導かれて、反応性プラスチックをバラスト構造に注入することは可能であったかもしれない。なぜならば、DE-A 24 48 978およびUS-A 3 942 448が共に、特別な形態のインジェクションランスを説明しているからである。
しかしながら、EP 1 619 305はまた、反応性プラスチックをバラスト構造に注入するために、フォーム(または発泡体)ランスに言及している。
DE-A 23 05 536(これは、実際には、修理処置として軌道を持ち上げる問題に取り組んでいるものである)でさえ、レールとまくらぎの交差点の下に反応性プラスチックを注入するための特別な注入プローブを説明している。
しかしながら、引用された文献で説明されている、当該注入プローブ、フォームランス、または他の液体反応性プラスチックをバラスト床のバラスト構造に注入する他の装置は、すべて同じ問題を有している。
それらは、反応性プラスチックによって詰まりやすくなる傾向を有し、また、各注入の後に、少なくとも水以外の溶媒で濯ぎ、次いで、空気を吹き付けて乾燥させなければならず、今日では環境保護の点からもはや受け入れられない手段である。尤も、注入装置を洗浄するのに費やされる時間、および原材料の不可避の損失は、完全に、環境保護の点では問題にならない。
したがって、バラスト構造においてバラスト石の回転および移動を防止し、それによりバラスト床の耐用年数を実質的に増加させるために、DE-A 20 63 727で説明されたように、反応性プラスチックを用いたバラスト床のバラスト構造における空洞の発泡(それ自体公知であり、十分に好都合である)のための適切な方法および装置ではあるが、反応性混合物の混合および吐出システムが環境保護の点で満足のいくように清浄に保たれ得、かつ原材料の損失の無い方法および装置を開発することが目的であった。
本発明は、その下に路盤が配置されている、バラスト床のバラスト構造における空洞(または空間もしくはキャビティ)を部分的に又は完全に、反応性プラスチックによって発泡させる方法に関し、当該方法において、
a)反応性成分は、計量供給法で、当該成分が混合される少なくとも1つの高圧混合ヘッドへ送られ、
b)高圧混合ヘッドからの液体の反応性混合物のアウトプット(または押出物)は、バラスト構造の表面に、易流動する(または自由に流れる)方法で塗布され、
当該方法は、
c)液体の反応性混合物を、バラスト床を通過させて、路盤まで流れさせ、
d)次いで、開始時間に、反応性混合物を発泡させて、その結果、膨張させ、
e)反応性混合物が路盤に達したときにのみ、発泡プロセスが実質的に開始するように、反応性混合物の開始時間を設定する
ことを特徴とする。
反応性プラスチックは好ましくはポリウレタンである。
路盤は、軌道構造の路床と軌道との間を分離する層である。軌道はここでは一般的に、線路、線路を固定するまくらぎ、およびまくらぎが置かれるバラスト床を含む。
ここで、路床は、軌道の力を吸収し、それを地面(または地球)に伝える構造体の全体を指す。
長期間にわたる路床の耐荷重能力を確保するために、しばしば、追加の保護層を、路床と軌道との間に導入することが必要とされる。
当該保護膜は、荷重を下層土に、より良好に分散させる耐荷重層として作用し得、特に下層土が霜に弱い土壌から成る場合には、霜防止層として作用し得、バラストが路床と混合することを防止する濾過および分離層として作用し得、また、水に弱い土壌を表面水から保護するために、水透過性の小さい覆いとして作用し得る。
路盤に関する更なる詳細は、Tetzlaffにより発行された「Handbuch Gleis [Track Manual]」(「鉄道マニュアル」), 2nd Edition 2004, ISBN 3 87814-804-6の193-196頁において見られる。
バラスト床は、バラスト石の堆積物を意味するものとして理解される。バラスト床は、好ましくは線路システム、即ち、まくらぎのためのバラスト床であり、まくらぎの上には次にレールが固定され、まくらぎはバラスト床の上側領域に配置される。高度のバラストの緊密さおよび支持(またはブレーシング;bracing)を得るために、バラストは一般に複数の層をなして圧縮される。
種々の粒径のバラストをここで使用することができる。例えば、粒径(または粒子寸法)が22.4〜63mmであるバラストの使用が、通常である。当該バラストは混合してもよく、適切な場合には、16〜22mmの粒径を有するバラストと混合してよい。
道床で用いられるバラストの粒径に関する更なる詳細は、Tetzlaffにより発行された、「Handbuch Gleis [Track Manual]」(「鉄道マニュアル」), 2nd Edition 2004, ISBN 3-87814-804-6の第173-175頁において見られる。
バラスト構造(またはバラスト構造体)は、空洞(または空間もしくは空隙)を規定するバラスト床の部分を意味するものとして理解される。
図1〜6は、前記課題に対する解決手段を例示している。それらは、バラスト床のバラスト構造における空洞を、反応性プラスチック(例えば、ポリウレタン)を用いて部分的に発泡させる方法を示しており、当該方法において、まくらぎがバラスト床の上側領域に配置され、まくらぎの上に次にレールが固定されている。
この場合において、反応性成分は、それらが混合される少なくとも1つの高圧混合ヘッドに計量供給法で送られ、次いで、液体反応性混合物が、バラスト床よりも上から、高圧混合ヘッド自身によって、バラスト構造に塗布され、バラスト床を通過して、バラスト床の下の路盤まで流れさせられる。それから、反応性混合物は、発泡させられ、その結果、膨張する。この操作を行うために、反応性混合物に関する「開始時間」は、発泡プロセスが、反応性混合物が路盤に達したときにのみ実質的に開始するように、設定される。
本発明の方法を用いると、課題の欄で説明した、バラスト構造におけるバラスト石の回転および移動を防止するために、バラスト床のバラスト構造における空洞を反応性プラスチック(例えば、ポリウレタン)によって部分的に発泡させるための基準が、完全に且つ全体的に満たされる。この場合において、高圧混合ヘッドを、反応性混合物を混合するために用いることが、重要である。
高圧混合ヘッドにおいて、成分は、圧力エネルギをフローエネルギに変換するノズルを経由して、小さい混合チャンバーに噴霧されて、この混合チャンバー内で、それらはそれらが高い運動エネルギを有するために互いに混合される。ノズルに入る成分の圧力は、絶対圧で25バールを超え、好ましくは、30〜300バールの範囲内にある。一般に、混合チャンバーは、ショットの終わりの後でラム(ram)によって機械的に洗浄される。尤も、空気を用いて詰まったものを払う混合ヘッドも存在する。高圧混合ヘッドの実質的な利点は、当該混合ヘッドが各ショットの後に、溶媒を用いることなく、実質的により良好に洗浄され得ることである。
適当な高圧混合ヘッドには、すべて自己洗浄する、1−、2−、3−スライド混合ヘッドが含まれる。換言すれば、当該種類の混合ヘッドにおいては、より複雑な濯ぎ及び洗浄操作がその後で全く必要とされないように、反応性混合物は、全体の混合および吐出システムからスライド(または摺動体)によって取り除かれる。
1−、2−、または3−スライド混合ヘッドを使用するかどうかの決定は、反応性混合物を混合するタスクの困難性の度合いによる。
混合することが容易である原材料系の場合においては、1−スライド混合ヘッド、例えば、ポリウレタンの分野のいたるところで公知の「グルーブ制御された混合ヘッド(groove-controlled mixing head)」で完全に足りる。
より困難な混合タスクについては、2−スライド混合ヘッド、例えば、ヘンネケ(Hennecke)のMT混合ヘッドが必要とされる。
混合するのが非常に困難な原材料系については、3−スライド混合ヘッド、例えば、ヘンネケ(Hennecke)のMX混合ヘッドを使用すべきである。当該高品質の混合システムにおいては、混合チャンバー領域のためのコントロールスライド、スロットル(または絞り)ゾーンのためのスロットルスライド、および吐出領域のための分離スライドがある。
そのような混合ヘッドを用いると、優れた混合が可能であるばかりでなく、独立した吐出チャンネルを通過する混合物のアウトプットが完全に層状となり、はね(又は斑)のないものとなる。
したがって、独立した吐出チャンネルを有する高圧混合ヘッドであって、当該ヘッドを通過して反応性混合物が層状且つはねのない方式で吐出され得る混合ヘッドが好ましく用いられる。
当該新規な方法の別の重要な特徴は、プロセスに最適化されるように調節される、反応性混合物の開始時間である。なぜならば、この手段によってのみ、反応性混合物をバラスト構造にバラスト床よりも上から塗布して、当該混合物を、バラスト床を通過させてバラスト床の下の路盤まで流れさせ、続いて、当該混合物を発泡させ、その結果、膨張させることが可能となるからである。
開始時間は、好ましくは、活性剤(または賦活剤)の量を介して、組成について好ましくは設定される。組成における高い割り当ては短い開始時間をもたらし、低い割り当ては長い開始時間をもたらす。この方法は、活性剤が個別に計量供給される場合には、特に融通がきく。なぜならば、その結果として、それは直接的に且つフレキシブルに、他の条件(バラスト床の高さ、粒径、温度)に対して反応(または対処)し得るからである。
この場合において、ポリウレタン化学において慣用されており、一般的に知られているアミン含有または有機金属触媒を、活性剤として、原則として使用し得る。しかしながら、雨水によって溶出しない低排出または排出のない触媒が、好ましくは用いられるべきである。雨水と反応して、環境保護の点で許容され得る生成物を形成する触媒は、特に好ましく用いられる。
まくらぎの下で荷重除去錐体(またはコーン;cone)が、有意量の発泡体部分が隣接する領域に流れ込むことなく(そのことは、当該方法の経済的な効率に対する高度に本質的な基準である)、完全に発泡体で満たされるように、当該処置(または方法)によって、ポリウレタン反応性混合物を、バラスト床を通過するように流させて、その中で発泡させることが可能である。
したがって、当該新規な且つ驚くほど単純な方法を用いて、環境保護の点で全体的に許容可能なプロセスが可能となるが、当該方法はまた、経済的に大きな利点を与える。なぜならば、混合および出力プロセスを通じて、原材料の損失がまったく生じないからである。
当該方法は、ランスを堆積物内に浸漬させることなく、自由な流れ(またはフリー・フローイング)によって、下向きにのみ制限されている(または境界されている)堆積物内で規定された領域をうまく発泡させるという点においても、驚くほど単純である。
反応混合物の開始時間は3〜30秒とすべきであり、好ましくは4〜20秒、特に好ましくは5〜15秒である。この場合において、設定される開始時間は、原材料系の混合物粘度、粒径、およびバラスト床の圧縮度によるが、特に、バラスト床の高さH(これは、20〜40cmであり得るが、カーブにおいては70〜80cmであり得る)に依存する。加えて、バラスト温度はまた、流れ挙動に影響を与え、したがって、設定する開始時間に影響を与える。適切な開始時間は、選択した開始時間の関数として観察される、得られた発泡錐体によって、経験的に容易に決定され得る。
この点を考慮するために、既に説明したように、開始時間を決定する触媒または活性剤を独立して計量供給し、当該触媒または活性剤を系に混合することが有利である。ここでは、種々の変形例が可能である。主たる反応成分の一つ、ポリオールまたはイソシアネートの、混合チャンバーへの直接混合、または供給ラインへの混合である。
別の変形例は、主成分の一つに、基本的な賦活または基本的な触媒作用を供給し、必要が生じた場合にのみ、追加の触媒および活性剤を追加することである。
活性剤が所望の量で、主成分の一つ(好ましくは、ポリオール成分)の補給(または補充もしくは再充填)量のストリーム(または供給ストリーム)に計量供給されて、それに混合される変形例は、融通性にはやや欠けるが、結果として費用効果が高い。
尤も、当然のことながら、触媒または活性剤が既に主成分の1つ(好ましくはポリオール成分)に混合されている既製の配合物もまた、当該配合物が貯蔵中安定であるならば、原則として考えられる。
当該方法をさらに最適化するうえで、化学的および物理的パラメータ(例えば、混合物の粘度、発泡剤およびしたがって発泡密度)が一定であることを条件として、路盤と反応性プラスチックとの間の接触面Fの寸法、およびバラスト床内の反応性プラスチック発泡の膨張高さZ、正確には、実質的には塗布される反応性混合物の質量Mによって、変化させることも可能である。塗布される質量Mは、単位時間当りの質量ストリームmおよび計量供給時間tの積から得られる。
最適なプロセスシーケンスのために、混合物のアウトプットが高圧混合ヘッドからの出口にて、可能な限り層状であり、それにより反応性混合物が乱れることなく、実質的に垂直方向に向いて、バラスト床を通過して流れることを確実にすることもまた、非常に重要である。なぜならば、乱れ、混合物アウトプットのはねが生じると、反応性混合物は、バラスト構造において、実質的に「広がる(またはにじむ;run)」であろうからである。この場合において、混合ヘッドの種類は、既に説明したように重要な役割を果たすが、反応性混合物が混合ヘッドから出て行くときの速度もまた重要な役割を果たす。層状の混合物アウトプットのための許される速度は、混合物の粘度によって、非常に決定的に左右される。したがって、1000mPasを越える混合物粘度では、10m/sまでの出口速度が完全に可能である。しかしながら、500mPas未満の混合物粘度では、約1〜3m/sのみが許容される。
高圧混合ヘッドからの吐出部(または吐出口)からの出口速度は、好ましくは、混合ヘッドの吐出部の出口にて反応性混合物の層状の流れが生じるように、設定される。
層状の混合物アウトプットに影響を与える追加の変数はまた、混合ヘッド吐出部(または吐出口)とバラスト構造との間の距離dである。例えば、3−スライド混合ヘッドおよび約2〜5m/sの混合物出口速度ならびに500〜1000mPasの桁の混合物粘度を使用する最適な条件にて、50cmまでの距離が完全に可能である。
しかしながら、距離は、好ましくはちょうど0.5〜10cmである。
当該新規な方法をさらに改良するに際し、バラスト床内のバラスト石は温度制御される。換言すれば、バラスト石は、マイナス温度である冬には加熱され、盛夏の猛暑のときには冷却される。
これは、好都合である。なぜならば、それによって、例えば、反応性混合物の一定の粘度および反応の動力学における一定性のようなプロセス条件を実質的に一定に保つことが可能となるからである。バラスト石の最適な操作温度は、約20〜50℃であり、好ましくは約25〜40℃であり、特に好ましくは約30〜35℃である。
当該新規な方法の重要な用途は、バラスト床(この上に、次に、レールが固定される)の上側領域に埋め込まれるまくらぎの発泡バッキング(または発泡裏当て)である(図3、4、5および6も参照のこと)。
それにより、バラスト石を、まくらぎの下にある「荷重除去錐体」(当該荷重除去錐体を経由して、輸送作業のために生じる軌道力が路盤に導入される)において、それらの位置に固定することが可能となり、したがって、当該バラスト石は、もはや回転することができず、また、移動させられることもなく、したがって、バラスト石の耐用年数を相当に増加させる。
まくらぎは、両側で、まくらぎに直接的に隣接してバラスト構造に塗布されている反応性混合物によって、正確にいえば、好ましくは同時に発泡裏打ちされている。
それは、少なくとも2つの注入点がまくらぎにおいて軌道の各支持部の付近に配置されるときには、この場合において有利である。なぜならば、荷重は、当該ポイントから離れて、まくらぎおよびバラスト床を経由して、地面に伝えられるからである。本発明の好ましい形態において、各々の場合において、まくらぎ上の軌道セクションの支持部あたり2〜8の注入ポイントは、まくらぎ上の軌道セクションの当該支持部から40cmよりも離れてはならない。そのような注入ポイントの半分は、好ましくは、まくらぎのいずれか一方の側に配置される。
原材料の使用に関して最適化されるプロセスにおいて、反応混合物が、当該領域においてもっぱら注入されることが考えられさえする。しかしながら、横方向移動抵抗および荷重による軌道の沈降を全体的に最小にするために、まくらぎの全幅にわたって、追加の注入ポイントが配置されるならば、それはより好ましい。しかしながら、この場合において、まくらぎ1つにつき24よりも多い注入ポイントはもはや好都合ではない。なぜならば、この場合において、注入ポイントあたりに挿入(または注入)されるべき量が小さすぎて、適当な発泡体の煙道(または煙道状体もしくは煙状体;flue)がもはや形成され得ないからである。従って、反応性混合物は、まくらぎ1つあたり、4ポイントから最大で24ポイントにて、好ましくは8ポイントから最大で20ポイントにて注入されるべきである。
1つだけの計量供給ユニットおよび1つだけの混合ヘッドが利用できる場合、当該1つの混合ヘッドの下流に、「枝角状のパイプ分岐」を配置するオプションがある(図3および4参照)。これは、複数の吐出パイプへのストリームの単純な分配を伴う。しかしながら、枝角状のパイプ分岐があまりにも急速に詰まることのないように、流速は少なくとも0.5m/sとすべきである。尤も、当該「枝角状のパイプ分岐」は自己洗浄性でなく、したがって時々交換する必要がある。
そのような枝角状のパイプ分岐の耐用年数は、反応性混合物の反応性に依存している。したがって、この方法は、低い反応性を有する原材料系についてのみ実用的である。
この場合において、そのような「枝角状のパイプ分岐」は、プラスチックから成る手頃な価格の使い捨て可能な物品であり得る。金属から成る「枝角状のパイプ分岐」の場合、それを再利用できるように、毎回の使用の後で、燻蒸により後者を洗浄することが可能である。
投資の点から明確により費用のかかる解決手段は、まくらぎの両側で同時に反応性混合物を出力する2つの混合ヘッドおよび2つの計量供給ユニットを使用することを含む(図5および6を参照のこと)。尤も、その他の点では、当該方法は、制限のない適用性という利点を有する。換言すれば、当該変形例はまた、非常に反応性である原材料系について使用され得る。
当該方法をさらに改良するに際し、混合物は、まくらぎにそって、即ち、まくらぎの長手軸と実質的に平行に(即ち、図8のY軸方向に)投入され、好ましくは、各々の場合において、線路を横切る間だけ、一時的に阻止される実質的に一つの経路に投入される。換言すれば、当該局面において、混合物のアウトプットだけでなく、混合ヘッドの連続的な送出しも中断される。
1つだけの計量供給ユニットおよび1つだけの混合ヘッドが利用可能である場合、混合物を、まくらぎに沿って、即ち、まくらぎの長手軸と実質的に平行に(即ち、図8におけるY軸の方向に)投入することがまた可能である。この場合において、まくらぎの1つの側につき、等間隔の少なくとも6ポイントにて反応混合物を注入することが好ましい。図8におけるY軸に沿った少なくとも6箇所の各々にて、反応混合物は、各々の場合において、まくらぎに沿って(Y軸上の)次の位置に進入する前に、好ましくは、最初にまくらぎの両側(または両端)のY位置に投入される。
この手順は、各々の場合において、まくらぎの長手軸に対して、より正確に言えば、各々の場合において路盤の範囲までは、鏡映対称である2つの混合物投入のためのタイムシーケンスが、反応性混合物の開始時間内にある場合、特に可能である。
当該方法の変形例は、2つの混合ヘッドを用いたシステムにおける経費よりも、システムに関する経費に関する投資コストの点でより有利ではあるが、製造コストに関して、即ち、製造に必要とされる時間に関する実質的な製造コストに関して、有意に、より有利ではない。
当該方法の更なる改良に際して、まくらぎに沿った混合物の投入(反応性混合物kg/距離cm)は、距離(即ち、図8におけるYからの)の関数であり、したがって、バラスト構造における発泡体の膨張の膨張高さZもまた、距離(即ち、図8におけるYからの)の関数である(この点に関して、図7および8を参照のこと)。
これをなすために2つの選択肢が基本的に存在する。第一に、混合ヘッドが一定速度で進行すると仮定して、まくらぎの両側で同時に混合物を投入する変形例においては特に、単位時間あたりの混合物アウトプットを変更することが考えられる。しかしながら、混合物のアウトプットが一定であると仮定すれば、混合ヘッドの進行速度を変更することが、より単純である。
しかしながら、まくらぎに沿って交互に混合物を投入する変形例においては、ステップごとの計量供給時間の調節は、より好都合な方法である。
当該方法の変形例(膨張高さZ=f(Y))、即ち、まくらぎの長手軸に平行な距離の関数)は、図7および8に示すように、Zがバラスト床の一方の側から他方の側へ連続的に上昇することを可能にし、上り度合い(または増加量もしくは立ち上がり)は約2°〜10°であり、好ましくは3°〜8°であり、特に好ましくは4°〜6°である。これは、Zもまた、それに応じて、バラスト床の一方の側から他方の側へ上昇することを引き起こす(図7および図8を再度参照のこと)。なぜならば、Z=f(Y)は、隣り合うまくらぎにおいて、2つの発泡体の山の間に形成される、交差線であるからである。発泡体の山と山との間に形成される溝(または管)はを傾斜させることによって、発泡体の山より上に位置する自由なバラストゾーンを脱水することが可能であり、それにより、ダメージを与える浸水が、全体のバラスト床について生じ得ない。
バラスト床の脱水についての一つの変形例は、進行の方向で見られるように、バラスト床の中央線、言うなれば分水界を設計することを伴い、即ち、最大の膨張高さZSmaxはまくらぎの中央に位置し、排水導管は、バラスト床の中央から、バラスト床の(両)側部に延びる。
これは、二重(または二倍)高さの傾斜を許容する。そのように隆起した傾斜は、脱水を向上させるだけでなく、傾斜角の局所的な変動(プラスチックの煙道の膨張高さの許容差に起因して全体的に起こることがある)に関して、より大きな範囲の許容差を与える。
当該方法の有利な改良に際して、バラスト床は、発泡体がまくらぎの下側端部にて投入されるポイントにて終わっており、適切な場合には、その後に更に埋め立てられる。この場合において、反応混合物は、まくらぎに直接的に隣接して投入され得る。その結果、さらにより標的化された方法で、荷重除去錐体だけを発泡させることが可能であり、したがって、原材料の消費を幾分減少させることができ、そのことは、当然のことながら、当該方法の経済的効率にプラスの効果を与える。
本発明はまた、バラスト床(バラスト床の下に路盤が位置する)のバラスト構造における空洞を、反応性プラスチックを用いて発泡させる装置であって、
a)軌道車両と、
b)軌道車両に配置された少なくとも1つの計量供給ユニットであって、ポリオールを含む反応性成分を計量供給するためのものであり、ポリオール成分のための関連する容器にラインを介して水力学的に(または液体が相互に行き来するように)接続された、計量供給ユニットと、
c)軌道車両に配置された少なくとも1つの計量供給ユニットであって、イソシアネート成分を計量供給するためのものであり、イソシアネート成分のための関連する容器にラインを介して接続された、計量供給ユニットと、
d)ポリオール含有反応性成分のための計量供給ユニットおよびイソシアネート成分の計量供給ユニットにラインを介して水力学的に接続された、少なくとも1つの高圧混合ヘッドと、
e)活性剤または触媒のための少なくとも1つの計量供給ユニットであって、ラインを介して水力学的に、反応性成分のうちの1つのための関連する容器もしくは計量供給ユニットに接続されている、または高圧混合ヘッドに直接的に接続されている、計量供給ユニット
を含む、装置に関する。
1−、2−、または3−スライド混合ヘッドのいずれかの形態の自己洗浄高圧混合ヘッドが、混合ヘッドとして好ましい。空気洗浄高圧混合ヘッドも存在するが、その使用は、説明された方法の利点を、特に環境保護の点で、相当減じるであろう。
反応性成分を高圧混合ヘッドに供給するために、2つの反応成分 −ポリオールおよびイソシアネート− のための計量供給ユニットは、少なくとも25バールの絶対圧、好ましくは30〜300バールの絶対圧を加えるのに適したものであることを要する。
活性剤のための計量供給ユニットは、他の条件(バラスト床高さ、粒径、温度)に対して融通性を有する方法で反応することを可能にするために、重要である。最も融通のきく解決手段は、活性剤を混合ヘッドに個別に計量供給することを伴う。1つの代替手段は、ポリオールのストリームに活性剤を注入することを構成し、活性剤はそれから、ポリオールノズルを経由して混合チャンバーに注入される。しかしながら、この場合、活性剤は、ショット時にのみ注入されなければならない。そうでないと、不確定な方法で、ポリオールの容器内にて、それが濃縮されるからである。イソシアネートストリームに活性剤を注入することもまた、考えられ得る。
より好都合で且つ概して同様に実用的である解決手段は、活性剤を、反応成分のうちの1つの計量供給された補給ストリームに計量供給することである。それにより、適切に賦活されたバッチ・アプローチを利用することができる。当然のことながら、この変形例は幾分融通のきかないものである。なぜならば、賦活を、ショットごとに変化させられないからである。しかしながら、他の条件、例えば、温度、バラスト床高さ、または粒径もまた、一般には急に変化し得ないので、それはやはり実用的な解決手段である。
活性剤のための計量供給ユニットは、概して適切な計量供給ポンプである。しかしながら、種々のタイプの計量供給もまた考えられ得る。例えば、活性剤は、柔軟に作動させることができ、且つ迅速に切り替えることができるバルブ、および予備圧力によって、反応成分のうちの1つに計量供給することもできる。
いずれの季節でも装置を使用することができるように、バラスト石の温度を制御するユニットもまた、軌道車両に配置される必要がある。即ち、発泡プロセスにとって、約15℃〜35℃という最適な温度を有するように、寒い季節にはバラスト床をそれに応じて加熱し、暑い夏の日にはバラスト床を冷却する必要がある。
発泡プロセスに関して、バラスト床を乾燥させることも、同様に重要である。なぜならば、水はイソシアネートと反応し、したがって、バラスト床が湿っていると、発泡プロセスが完全に制御不能なように進行するからである。
したがって、当該方法の好ましい形態においては、第一に、バラスト床を、洗浄され、乾燥させられ、かつ圧縮されたバラストから製造する。乾燥バラスト床は、請求項1に記載の発明の特徴部分にしたがって、その後ただちに直接的に発泡させるか、あるいは当該バラスト床は発泡の時までバラスト床を乾燥した状態に保つために、雨水から保護する適切なやりかたで、一時的に覆われていてよい。この目的のために、例えば、ターポリンを乾燥バラスト床の上に置くことが可能である。しかしながら、簡単な可動性ワゴンの使用もまた考えられ得、当該ワゴンは、最も単純な場合には、カバリングと車輪を備えた構造物を単に含む。この変形例の利点は、当然のことながら、バラストがまだ軌道床に配置されていないときに、実質的により容易に乾燥させられ得るということである。さもなければ、路盤までのバラストを乾燥させるための、非常に高いエネルギの支出によってのみ、それは可能である。発泡機械は、バラスト床を製造する機械のすぐ後ろに配置され、したがって乾燥バラスト床が常に直ちに(または直接的に)発泡されるのであれば、理想である。
当該少なくとも1つの混合ヘッドをガイドする取り扱い(または操縦)器具が軌道車両上で利用可能であれば、それもまた有利である。なぜならば、自己洗浄混合ヘッドは、比較的重いことがあるからである。このタイプの混合ヘッドの重量は、10kgであり得るが、それが50kgであることもまったく可能なことである。
当該装置の更なる改良に際し、取り扱い装置にはまた、混合ヘッドを配置するために、センサー装置(またはセンサー・アレンジメント)が割り当てられる。それにより、発泡プロセスを完全に自動的に進行させることが可能となる。
反応性混合物が自由な流れにおいて垂直方向に、且つ可能な限り層状に(即ち、はねを避けて)押し出され得るように、高圧混合ヘッドからの吐出は、好ましくは実質的に垂直方向に(即ち、垂線に関して最大でも10°の傾斜角でもって)向けられる。他の言葉で表現すると、高圧混合ヘッドからの吐出は、軌道車両の進行方向に対して実質的に垂直に(即ち、進行方向に対する垂線に関して最大でも10°の傾斜角でもって)向けられる。
当該装置の更なる改良に際し、軌道車両は車輪を有し、高圧混合ヘッドからの吐出口(または吐出点もしくは吐出)は、高圧混合ヘッドからの出力方向において、車輪の最後尾(または最下端)の範囲(または限度)から最大で出力方向の30cm上流に配置され、特に好ましくは出力方向で車輪の最後尾(または最下端)の範囲(または限度)を越えて突出さえしている。高圧混合ヘッドからの吐出口は、特に好ましくは、出力方向で車輪の最後尾(または最下端)の範囲(または限度)を越えて、15cmまで、特に好ましくは10cmまでで突出している。これにより達成される効果は、高圧混合ヘッドからの好ましくは層状である混合物のアウトプットが、バラスト構造上に正確に標的化された(または的を絞った)方法で衝突し、それにより、反応性混合物が、乱されない方式で且つ実質的に垂直な方向に、バラスト床を通過して流れることが確実となることである。なぜならば、乱れた、はねのある混合物のアウトプットがあると、混合物は、バラスト構造の表面上で広く散布されて、反応性混合物は実質的にバラスト構造物内で「広がる」であろうからである。
本発明を、図面を参照して、より詳細に説明する。
図1は、本発明の方法の基本的なシーケンスを模式的に示す。 図2は、本発明の方法の基本的なシーケンスを模式的に示す。 図3は、下流側で接続された枝角状のパイプ分岐を有する高圧混合ヘッドを用いる、まくらぎの発泡裏打ちを模式的に示す。 図4は、下流側で接続された枝角状のパイプ分岐を有する高圧混合ヘッドを用いる、まくらぎの発泡裏打ちを模式的に示す。 図5は、タンデム混合ヘッドシステムを用いる、まくらぎの発泡裏打ちを模式的に示す。 図6は、タンデム混合ヘッドシステムを用いる、まくらぎの発泡裏打ちを模式的に示す。 図7は、断面A−A(図8に相当する)における、発泡裏打ちされたまくらぎを複数有する軌道部分を模式的に示す。 図8は、断面B−B(図7に相当する)におけるバラスト床を模式的に示す。 図9は、バラスト床のバラスト構造における空洞を、反応性プラスチック(例えばポリウレタン)で部分的に発泡させる、本発明の装置を模式的に示す。
図1において、ポリウレタン反応性成分は、貯蔵容器から、計量供給ユニット(図示せず)を経由して、接続ライン2、3によって、反応性成分が混合される自己洗浄高圧混合ヘッド1に送られる。それから、液体の反応性混合物4が、バラスト床5の上方から、バラスト構造6(即ち、バラスト床のバラスト部分)に塗布され、バラスト構造を通過して、路盤7まで流れさせられる。
約600mPa秒の混合物粘度、約3m/sの出力速度、約50mmであるバラスト構造と混合ヘッド吐出口との間の距離dにて、混合物アウトプットは、完全に層状であり、はねを有していない。
図2に示す例において、バラスト床は約30cmの高さHを有する。計量供給時間は、約2秒である。約4秒後、液体反応性混合物は、路盤に至り、路盤7上で約350cmの領域Fにわたって分布させられる。約2秒後、ポリウレタン反応性混合物の化学反応が開始する(図4も参照のこと)。換言すれば、ポリウレタン反応性混合物の開始時間は、同様に約6秒である。化学反応は、発泡剤の生成を引き起こす。発泡剤は、バラスト床5内のバラスト構造6中で、反応性混合物を発泡させて膨張させる。
発泡した反応性プラスチックの膨張高さZは、約25cmである。反応の開始から約30秒後、発泡プロセスは終了し、反応性プラスチックは硬化し、その結果、反応性プラスチックの煙道9が、バラスト床のバラスト構造内で形成され、当該煙道の領域において、バラスト石8は、それらの位置に固定され、したがって、回転できず、また移動することができない。
図3は、本発明の方法の特定の使用、即ち、発泡体によるまくらぎの裏打ちを模式的に示す。この場合において、ポリウレタン反応性成分は、貯蔵容器から、計量供給ユニット(図示せず)を介して、接続ライン2、3によって自己洗浄高圧混合ヘッド1に送られ、当該ヘッドにて、それらは混合される。「枝角状のパイプ分岐」10が、高圧混合ヘッド1の下流側に配置され、液体反応性混合物4を、バラスト床5の上側領域に配置されたまくらぎ12の垂直な横断方向の軸11に関して対称となるように、バラスト構造6に塗布するために用いられる。混合物は、まくらぎ12のすぐ隣の両側に、正確に言えば、この場合には同時に投入される。この例において、まくらぎと混合物のバラスト構造への流入(または流入点)との間の横方向の距離は、まくらぎの各側にて、約20mmである。
この応用例においてもまた、液体の反応性混合物4は、バラスト構造6に、バラスト床5の上方から塗布され、バラスト構造を通過して、路盤7まで流れさせられる。
約600mPa秒の混合物粘度、3m/sの出力速度にて、混合物の投入物(またはインプット)は、約50mmであるバラスト構造6と枝角状のパイプ分岐10の混合物吐出口との間の距離dで、完全に層状であり、はねを有していない。
この例において、バラスト床はまた、約30cmの高さHを有している。
計量供給時間は約2秒である。約4秒後、液体反応性混合物4は、図4に示すように、路盤7に至り、路盤上で約350cmの領域Fにわたって分布させられる。さらに約2秒後、ポリウレタン反応性混合物の化学反応が開始する(図4も参照のこと)。換言すれば、ポリウレタン反応性混合物の開始時間は、約6秒である。
化学反応は、発泡剤を生成する。発泡剤は、バラスト床5内のバラスト構造6中で、反応性混合物を発泡させて膨張させる。発泡した反応性プラスチックの膨張高さZは約25cmである。
反応の開始から合計約30秒後、発泡プロセスは完了し、反応性プラスチックは硬化し、その結果、反応性プラスチックの煙道9がバラスト床のバラスト構造内で生成され(図4も参照のこと)、当該煙道はまくらぎ12の下側領域内に達し、バラスト石8をそれらの位置に、まくらぎ12の下の「荷重除去錐体」において固定していて、当該バラスト石が回転および移動しないようにしている。
これは、バラスト石とバラスト石との間の端部(または境界)圧力(この圧力は、輸送作業によってバラスト床内に導入される力によって生じる)を減少させ、その結果、バラスト石が砕かれるのを防止し、したがって、バラスト床の耐用年数を実質的に増加させる。
図5および図6は、バラスト床5の上側領域に配置されたまくらぎ12の発泡体裏打ちの変形例を示す。ここで、ポリウレタン反応性成分は、同様に、貯蔵容器から送られるが、この場合には、2つの計量供給ユニット(図示せず)を経由して、2つの高圧混合ヘッド1a、1bに送られ、当該ヘッドにてそれらは混合される。
次に、混合物は、2つの高圧混合ヘッド1a、1bから、まくらぎ12の垂直な横断方向の軸11に関して対称となるように吐出され、正確に言えば、混合物は好ましくは同時に投入される。混合物のバラスト構造への各流入(または各流入点)とまくらぎとの間の横方向の距離は、約20mmである。約50mmまでのより大きい横方向の距離は、混合ヘッドガイドシステムに対して、実質的により大きい許容差を可能にし(図9も参照のこと)、完全に許容される。当該方法のシーケンスは、図1および2、ならびに3および4で既に説明したものと同じである。バラスト床高さHはここでも30cmである。
しかしながら、この例において、計量供給時間は幾分より長い。それは約2.5秒である。その結果、液体の反応性混合物がバラスト床を通過する時間は、約5秒に変わるが、依然として6秒の開始時間内にある。液体反応性プラスチックで湿らされる路盤面積Fはしたがって、図6に示すように、同様により大きくなる。それはここでは約440cmである。膨張高さZもまたより大きくなる。ここでは、それは、30cmのバラスト床高さにほぼ相当する。
図7は、発泡体で裏打ちされたまくらぎ12a、12bを複数有する軌道部分を模式的に示す。ここでは、まくらぎ12a、12bの下の荷重除去領域内で、バラスト石がポリウレタンプラスチックによってそれらの位置に、どのようにして固定されているのかが、特に明確である。尤も、図7はまた、まくらぎの下の個々のプラスチック煙道9a、9bの間に、溝13a、13bが形成されていることを示す。
図8は、図7に対応しており、水の流出が、溝13a、13bにより補助される解決手段を示す。(図7は、図8の断面A−Aであり、図8は、図7の断面B−Bである。)
この例において、まくらぎ12a、12bの下のプラスチック煙道9a、9bの間の溝13bは、バラスト床5を横切る方向で傾斜している。これは、プラスチック煙道9a、9bの上の自由なバラスト領域において、何らかのダメージを与え得る浸水が形成されるのを不可能にしている。
図示された例において、傾斜角は約5°である。この例において、最大の可能な傾斜角は、実質的に、まくらぎの長さおよびまくらぎの厚さによって決定される。なぜならば、膨張高さの最大の可能な差(ZSmax−ZSmin)は、ほぼまくらぎの厚さに相当するからである。これは、ZSminが、常に、十分に発泡された荷重除去錐体がまくらぎの下のこのポイントにてなお配置されるのになお十分な高さでなければならず、ZSmaxが実質的にバラスト床の高さを超えてはならないことによる。
(ZSmax−ZSmin)はほぼ(ZRmax−ZRmin)にほぼ比例するので、対応する傾斜角が排水溝についても生成される。
図9は、反応性プラスチック(例えば、ポリウレタン)でバラスト床5のバラスト構造6内の空洞を部分的に発泡させる、本発明の装置20を模式的に示す。
反応性成分のための容器23および二重(または二個もしくは複)計量供給ユニット24が、駆動装置22を有する軌道車両21に配置されている。さらにまた、2つの混合ヘッド26有するタンデム(または縦につないだ)混合ヘッドシステムのための三座標(または三次元座標)混合ヘッドガイドシステム25が、軌道車両21に配置されている。容器、二重計量供給ユニットおよび混合ヘッドの間の接続ラインは、この図では示されていない。
Y座標ガイドは、混合ヘッド26をまくらぎ27に沿ってガイドするために必要である。
Z座標ガイドは、混合ヘッド26を、レール28上でまず持ち上げるために必要とされるが、バラスト構造6からの必要とされる距離に当該混合ヘッドを配置するために特に必要とされる。
レールセクションは、直線的に走っているだけではなく、カーブをも含むので、X座標ガイドもまた必要である。
自動操作を可能にするために、混合ヘッドガイドシステムにはまた、センサー装置29が設けられている(または割り当てられる)。センサー装置は、まくらぎおよびレールの位置をマスターコントロール装置30に送り、混合ヘッドガイドシステム25のX、Y、Zの動きを制御する。
これを行うために、パルスライン(破線で表示)が、センサー装置29から、コントロール装置30に通じており、また、後者から混合ヘッドガイダンスに通じている。
まくらぎ領域の発泡が完了したとき、コントロール装置30は、軌道車両21の駆動装置22にパルスを送り、次のまくらぎの位置に向かうようにする。
温度制御装置31もまた、軌道車両21に配置される。バラスト石の温度は、温度センサ(図示せず)を介して、コントロール装置30に送られ、当該コントロール装置は、必要があれば、次に、温度制御装置31のスイッチをオンにする。発泡プロセスの最適温度は、約30℃である。換言すれば、バラスト石は、冬には加熱する必要があり、盛夏の暑い間は、冷却する必要がある。
容器23の条件および二重計量供給ユニット25の状態(圧力、温度、充填レベル)もまた、インジケータ(図示せず)により監視され、コントロール装置30に送られ、コントロール装置は、許容差を越える場合には、信号を送るか、あるいは関連する手段(図示せず)を起動させる。
図9は、同様に、高圧混合ヘッドからのアウトプット方向(即ち、実質的に垂直方向)における高圧混合ヘッド26からの吐出口が、車輪のアウトプット方向において、最後尾の範囲(即ち、車輪とレール28との接触ポイント)を越えて突出している好ましい形態を示す。これにより達成される効果は、高圧混合ヘッドからの好ましくは層状である混合物のアウトプットが、正確に標的化された(または的を絞った)方法で、バラスト構造に衝突し、それにより、反応性混合物が、実質的に垂直方向に向けられ、かつ乱れがないようにして、バラスト床を通過して流れることを確実にすることである。

Claims (22)

  1. その下に路盤(7)が配置されているバラスト床のバラスト構造における空洞を部分的に又は完全に、反応性プラスチックによって発泡させる方法であって、
    a)反応性成分が、計量供給法で、当該成分が混合される少なくとも1つの高圧混合ヘッド(1,26)へ送られ、
    b)高圧混合ヘッドからの液体の反応性混合物(4)のアウトプットが、バラスト構造(6)の表面に、易流動する方法で供給される
    方法において、
    c)液体の反応性混合物を、バラスト床(5)を通過させて、路盤(7)まで流れさせ、
    d)次いで、開始時間に、反応性混合物を発泡させて、その結果、膨張させ、
    e)反応性混合物が路盤(7)に達したときにのみ、発泡プロセスが実質的に開始するように、反応性混合物(4)の開始時間を設定する
    ことを特徴とする、方法。
  2. 反応性混合物の開始時間が、3〜30秒であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 開始時間が、高圧混合ヘッドに独立して計量供給され且つ混合される触媒または活性剤によって決定されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 開始時間が、主成分の1つの計量供給ストリームに、独立して注入される触媒または活性剤によって決定されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  5. 開始時間が、反応性成分の1つの補給量のストリームに、独立して計量供給され且つ混合される触媒または活性剤によって決定され、それから前記反応性混合物が作業容器に供給されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  6. 路盤(7)と反応性プラスチックとの間の接触面Fの寸法、およびバラスト床(5)内の反応性プラスチック発泡の膨張高さZが、塗布される反応性混合物(4)の質量を調節することによって決定されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 反応性混合物が、少なくとも1つの高圧混合ヘッドから、0.5〜10m/s、好ましくは1〜8m/s、特に好ましくは2〜5m/sの速度にて出て行くことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 少なくとも1つの高圧混合ヘッドとバラスト構造との間の距離dが、最大で50cm、好ましくは最大で30cm、特に好ましくは最大で10cmであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. バラスト床におけるバラスト石が、温度制御されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 反応性混合物が、まくらぎに直接隣接して、両側で、正確に言えば同時に、バラスト構造に塗布されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 混合物が、まくらぎの長さ方向に沿って、実質的に1回の通過で、投入され、混合物の投入が、各々の場合において、レールを横切る間、一時的に中断されることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. まくらぎ(12、12a、12b、27)が、バラスト床の上側領域に配置されており、混合物が、まくらぎの長さ方向に沿って、2回の工程で、正確に言えば、各々の場合において、まくらぎの一方の側から他方の側へ交互に、投入されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  13. まくらぎに沿った混合物の投入量(kg/cm)が、まくらぎの長さ方向に沿った距離の関数であり、したがって、膨張発泡体の膨張高さZもまた、まくらぎの長さ方向に沿った距離の関数であることを特徴とする、請求項11または12に記載の方法。
  14. が、バラスト床の一方の側から他方の側に向かって連続的に上昇しており、上り度合いが2°〜10°であることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. その下に路盤(7)が位置するバラスト床(5)のバラスト構造(6)における空洞を、反応性プラスチックを用いて発泡させる装置(20)であって、
    a)軌道車両(21)と、
    b)軌道車両に配置された少なくとも1つの計量供給ユニット(24)であって、ポリオールを含む反応性成分を計量供給するためのものであり、ポリオール成分のための関連する容器(23)にラインを介して水力学的に接続された、計量供給ユニット(24)と、
    c)軌道車両に配置された少なくとも1つの計量供給ユニットであって、イソシアネート成分を計量供給するためのものであり、イソシアネート成分のための関連する容器にラインを介して接続された、計量供給ユニットと、
    d)ポリオール含有反応性成分のための計量供給ユニットおよびイソシアネート成分の計量供給ユニットにラインを介して水力学的に接続された、少なくとも1つの高圧混合ヘッド(26)と、
    e)活性剤または触媒のための少なくとも1つの計量供給ユニットであって、ラインを介して水力学的に、反応性成分のうちの1つのための関連する容器もしくは計量供給ユニットに接続されている、または高圧混合ヘッドに直接的に接続されている、計量供給ユニット
    を含む、装置
  16. ポリオールと活性剤または触媒との混合物を含む作業容器が軌道車両に存在し、当該容器は、ポリオール成分のための別の計量供給ユニットおよびポリオール成分のための貯蔵容器、ならびに活性剤のための計量供給ユニットおよび貯蔵容器にラインを介して水力学的に接続され、活性剤または触媒をポリオールストリームに混合する混合装置が計量供給ユニットと作業容器との間に存在することを特徴とする、請求項15に記載の装置。
  17. バラスト床の温度を制御するユニット(31)が軌道車両に配置されていることを特徴とする、請求項16に記載の装置。
  18. バラスト床を乾燥させるユニットが、軌道車両に配置されていることを特徴とする、請求項15〜17のいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記少なくとも1つの高圧混合ヘッドをガイドするための取り扱い器具(25)が軌道車両に配置されていることを特徴とする、請求項15〜18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 取り扱い器具(25)に、バラスト床に配置されたまくらぎ(27)またはレール(28)の位置を検出するための、センサー装置(29)が設けられていることを特徴とする、請求項19に記載の装置。
  21. 軌道車両が車輪を有し、高圧混合ヘッドからのアウトプット方向において配置された高圧混合ヘッドからの吐出口が、アウトプット方向における車輪の最後尾の範囲から最大で30cm上流側に配置されており、好ましくは、アウトプット方向における車輪の最後尾の範囲を越えて突出していることを特徴とする、請求項15に記載の装置。
  22. 高圧混合ヘッドからの吐出が、軌道車両の進行方向に対して実質的に垂直に向けられていることを特徴とする、請求項15に記載の装置。
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