JP2010524484A - 有孔スラットトロールドア - Google Patents

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Abstract

トロールドア(20,60)又はパラベーン(120,140)は、主デフレクタ(22,22U,22L)の外面と隣接し及びこれから離間配置された透過性構造を含む。透過性構造は、主デフレクタ(22,22U,22L)の後縁(26,26U,26L)の近くから、外面(34)に亘り、この外面から離間された状態で、デフレクタの前縁(24,24U,24L)に向かって延びる。透過性構造の一例では、有孔スラット(52,52U,52L)に複数の穴(54,56)が穿孔によって形成され、多数の穴が設けられた表面を主デフレクタ(22,22U,22L)の外面(34)と隣接して形成する。透過性構造有孔スラット(52,52U,52L)をトロールドア(20,60)に追加することにより、トロールドアを水中で高い仰角で曳航する場合のトロールドアの安定性を向上し、高い仰角で作動する場合のトロールドアの抗力を低減する。

Description

本開示は、全体としてトロールドアに関し、更に詳細には、高い仰角で、安定的に、更に効率的に作動するようになったトロールドアに関する。
トロールは、魚を含む海洋生物を集めるために水コラム(water column)中に流され、又は海底に沿って引きずられる全体に截頭円錐形形状の大きな網である。移動している曳航船の後方に流したトロールを拡げるための方法及び装置(「トロールドア」と呼ばれることが多い)は既知である。通常は、トロールドアは、トロールドアの中間点又はその近くに固定された一本の主曳綱又は他の引き綱によって曳航船に取り付けられる。トロールは、一対の曳航係留索即ち上曳航係留索及び下曳航係留索によってトロールドアに取り付けられる。これらの上下の曳航係留索は、夫々、そのトロールドアの両端に又はその近くに取り付けられる。トロールドアは、別の名称で呼ばれることもある。これらの名称のうち、最も一般的な名称には「オッターボード」及び「ドア」が含まれる。トロールドアは、地震探査産業(seismic industry)で使用される場合には、多くの場合、「デフレクタ」と呼ばれ、幾つかの主「ウィング」、主「プレート」、及び/又は「スラット」を備えていてもよい。
特定の形状を持つ、曳航されるトロールドアは、所定範囲の仰角に亘って安定的に作動するが、高い仰角で水中を曳航された場合には、多くのトロールドアは、不安定性及び/又は低い効率、即ち高い抗力を示す。「高い仰角」という用語の使用及び意味は、漁業によって異なるということに着目することが重要である。更に、トロールドアは、トロールドアを積んでいる船が、最終的に、トロールドアに連結されたスウィープ及び/又は係留索の夫々の長さに応じて様々な仰角で漁業を行う場合、特定の仰角をとるように形成される。同様に、トロールのフットロープ及びヘッドロープの夫々の長さは、水中を曳航されるとき、トロールドアの仰角に影響を及ぼす。更に、曳航船の挙動によりトロールドアの仰角が変化する場合がある。最後に、曳航されるトロールドアの実際の仰角に悪影響を及ぼす以上の要因は、こうした影響を独立して及ぼすわけではない。というよりはむしろ、これらの要因は、曳航されるトロールドアの実際の仰角に協働して作用するのである。
30よりも大きい、特に35°よりも大きい高い仰角では、多くのトロールドアは、不安定性及び/低い効率、即ち高い抗力を示す。しかしながら、トロールドアは、一般的には、こうした高い仰角で作動し、抗力により発生する十分な方向力(directional forces)をトロールドアに発生し、トロールドアシステムに十分な安定性を付与し、これによってトロールドアを作業可能配向に維持する。例えば、曳航船が旋回するとき、内側のトロールドアは水に対してほぼ静止した状態になる。容易にわかるように、トロールドアが水に関して減速すると、トロール拡網力、即ち、トロールドアの抗力により発生する方向力が減少する。トロールドアに強い側方流が加わった場合にも同様の状況が発生する。トロールドアを不安定にする別の状態は、トロールの幾つかの部分が海底と接触した場合に生じる。容易にわかるように、トロールが海底と接触すると、下曳航係留索を通してトロールドアに加わる力が、上曳航係留索を通して加わる力と比べて大きくなる。トロールドアが上文中に説明した状態で作動する場合にトロールドアを安定させるには、トロールドアを高い仰角で作動することを必要とする。
既知のトロールドアの大きな問題点は、アラスカンポロック漁業(Alaskan Pollock fishery) 等におけるような高い仰角で作動するトロールドアを使用するトロール船が、「ギヤダウン(gear down) 」旋回を行うことはほとんどない。というよりはむしろ、幾つかのトロールオペレータは、効率的な方向転換旋回を行う前に、表面の又は表面近くのトロールドアを巻き上げる。これらのトロールドアがトロールドア旋回中に表面に又は表面近くにない場合には、失速が起こり易い。即ち、拡網性を失い、及びかくして互いから離れたままである。トロールドアが拡網性を失った場合、これらのトロールドアが互いに絡まる場合がある。これは、「ドア交差(crossing the door)」として既知の現象である。「交差したトロールドア」の回復は危険であるため、及び時間のかかる手順でもあるため、トロールオペレータは、危険な「ドア交差」の危険を冒すのでなく、表面で又は表面近くで、旋回を行う前にトロールドアを巻き上げる方を好む。
通常、特定の魚種が特定の水深に集中するということは既知である。かくして、魚種が集中する特定の水深で漁業を行うと、大量の望ましからぬ魚種、即ち混獲物を捕捉することが回避される。効率的に旋回するためにトロールドアを巻き上げることと関連した問題点は、この巻き上げと対応して、特定の魚種が集まっている特定の水深からトロールが持ち上げられるということである。かくして、トロールドアを巻き上げるとき、トロールは、トロールドアの巻き上げ中及び巻き上げ後に様々な水深を通して先ず最初に持ち上げられ、次いで下降させるときに、望ましからぬ魚種(混獲物)を捕捉することとなる。更に、多くのトロールオペレータは、旋回を行うためにトロールドアを巻き上げるのはやっかいな仕事であると考えている。従って、こうしたオペレータは、多くの場合、所望の魚種があまり集中していない海の部分に亘って旋回を避けてコースにとどまる。残念なことに、海の生産性が比較的低い領域を通してトロールを曳航すると、混獲物が増大し易い。以上の理由により、安定的に且つ効率的に作動する、即ち抗力が小さく、及び/又は30°又はそれ以上の高い仰角で揚力定数「u」が良好なトロールドアが必要であると長い間考えられてきた。
高い仰角で作動する場合にトロールドアが示す不安定性は、「動的失速」と呼ばれる現象に起因する。エーロホイル又はハイドロホイル(水中翼)は、エーロホイル又はハイドロホイルの周囲を通って流れる流体がこれらから剥離するときに失速する。失速は、流れがエーロホイル又はハイドロホイルから剥離する位置が本質的に一定の定常型であってもよい。別の態様では、流れの剥離は、エーロホイル又はハイドロホイルに関する剥離位置が時間及び流れ状態に従って変化する非定常型であってもよい。流体力学についての科学的文献では、ヘリコプターのロータブレードの動的失速及び軸方向コンプレッサブレードの回転失速は、非定常剥離による望ましからぬ結果のよく考えられた例を提供する。チェックしないと、両種類の失速で発生した大きな揺動力及びモーメントにより、このようなデバイスの重大な構造的損傷及び性能エラーが生じる。
コンピュータ及び流体誌の第24巻第7号の第833頁乃至第861頁の、G.R.ストリンバザン、J.A.エカテリーナリス、及びW.J.マックロスキーの「揺動エーロホイルの非定常流についての乱流モデルの評価」に記載されているように、動的失速という用語は、通常は、空力学的ボディ又は揚力表面の非定常剥離及び失速現象に関する。米国特許第6、267、331号(以下、331号特許と呼ぶ)に記載されているように、エーロホイル又はハイドロホイルに作用する動的失速を特徴付ける第1の特徴は、強い渦流である。この渦流は、前縁近くで開始し、拡がり、次いでホイルに沿って下流に移動する。エーロホイル又はハイドロホイルが静的失速角限度を越えて非常に高い仰角に達したとき、結果的に形成された非定常流れ場は、塊状剥離及び大規模な渦構造を特徴とする。この流れ場構造と、静的失速によって発生される流れ場構造との間の一つの重要な相違は、非定常剥離における大きなヒステリシス及び再結合プロセスである。動的失速が起こったとき、揚力係数、抗力係数、及びピッチングモーメント係数は、静的失速におけるそれらの値を大幅に上回り、エーロホイル又はハイドロホイルの表面の非定常運動を無視することによって、これらの状態の定性的挙動を再現できる。代表的には、動的失速の問題点は、エーロホイルの幾何学的形状を変更すること(例えば前縁スラット)によって、又は境界層制御(例えば吹きつけ又は吸引)によって対処される。これらの変更は、特に、渦が発生する前縁領域に対して特定的である。331号特許には、これまで行われてきた全ての動的失速制御方法は満足のいくものではなかったと記載されている。かくして、当該技術分野で既知の現在の方法よりも満足のいく、エーロホイル及びハイドロホイル用の動的失速制御方法が必要とされており、これを提供することが非常に有利であるということが広く認識されている。
定義
アスペクト比:トロールドアの高さの、トロールドアの幅に対する比を意味する。例えば、高さが2mで幅が1mのトロールドアのアスペクト比は、2:1である。
輪郭:トロールドアの垂直方向寸法を垂直方向に横切って配向された平面で見た、トロールドアの、又はトロールドアの一部の断面形状を意味する。
トロールドア:曳航船の後方の水中で展開されるようになった、全体に剛性のデフレクタを持つ様々な本質的に剛性の構造(凧のように折り畳み可能な布で形成されているのでない)を意味する。更に詳細には、トロールドアは、トロール等の漁網を拡げるため、又は海底又はサブ海底(sub-sea-floor) の音響監視で使用される地震監視アレイ及び/又は地震アレイを拡げるため、又は空中又は海中のいずれかで曳航される任意の他の物品を拡げるために使用される、全体にウィング形状の及び/又はフィン形状のデバイスを意味する。トロールドアは、通常は、前端が、曳航船から延びる主曳綱又は他の引き綱の末端に取り付けられており、後端が少なくとも一つの他のラインに取り付けられており、このラインは、最終的には、他の被曳航物に取り付けられている。作動では、トロールドアは、トロール、地震監視アレイ曳航アレイ複合体、パラベーンライン、等を全体に水平方向に拡げる目的のため、曳航船によって加えられた前方移動及び/又はエネルギの一部を、水平方向に差し向けられた力に変換する。
トロールドアの高さ:トロールドアの高さは、トロールドアの上縁部とトロールドアの下縁部との間の最も短い距離によって定義される。トロールドアの高さの計測値には、一般的には、ただの錘シュー(weight shoe)、磨耗プレート、等は含まれないが、揚力及び/又は推力を効率的に発生できるトロールドアの構造のブレードに関する。
トロールドアの幅:トロールドアの幅は、トロールドアの一部の輪郭から取り出したトロールドアの前縁と後縁との間の最も短い距離によって定義される。直線状の前縁及び後縁を持つトロールドアについては、幅は、トロールドアの垂直方向寸法に沿った全ての場所でほぼ同じである。「後退」形体のトロールドアについては、トロールドアの幅は、トロールドアの垂直方向寸法に沿った、輪郭の様々な位置で計測したトロールドアの幅の幾つかの計測値の和の平均と表現することもできる。これは、このようなトロールドアが、代表的には、その末端がその中央部よりも狭幅であるためである。
米国特許第6、267、331号
コンピュータ及び流体誌の第24巻第7号の第833頁乃至第861頁の、G.R.ストリンバザン、J.A.エカテリーナリス、及びW.J.マックロスキーの「揺動エーロホイルの非定常流についての乱流モデルの評価」
本開示の目的は、更に安定したトロールドアを提供することである。
本開示の別の目的は、30°よりも大きい、詳細には36°よりも大きい、40°を含む高い仰角で更に効率的に作動するトロールドアを提供することである。
簡単に述べると、水中で曳航されるようになった改良トロールドアは、少なくとも一つの主デフレクタを含む。この主デフレクタは、内面及び外面によって形成された輪郭を有する。主デフレクタの輪郭は、主デフレクタの前縁と後縁との間を延びる弦を跨ぎ、最大厚さを有する。改良トロールドアは、透過性構造が設けられていないトロールドアと比較して、
1.トロールドアを水中で高仰角で曳航した場合のトロールドアの安定性、
2.トロールドアの抗力、
3.改良トロールドアについて計測された揚力係数を改良トロールドアについて計測された抗力係数で除すことによって得られる数値、及び、
4.騒音の発生、からなる群から選択された、少なくとも一つのトロールドア効率特性を向上するための透過性構造を含むことを特徴とする
改良トロールドアの透過性構造の少なくとも一部が、主デフレクタの外面と隣接しており且つこの外面から間隔が隔てられた状態で、主デフレクタの最大厚さとその後縁との間に配置される。
一実施形態では、複数の穴が貫通して形成された有孔スラットが透過性構造を形成する。かくして、有孔スラットの透過性構造は、主デフレクタの外面と隣接した多孔表面を形成する。別の実施形態では、長さ方向間隙を間に置いて離間された中実材料の複数の細長いストリップが透過性構造を形成する。長さ及び幅の両方を持つ細長い中実材料製ストリップは、それらの長さが、主として、曳航されているトロールドアの主デフレクタを通って流れる水と平行に配向されている。これと対応して、細長い中実材料製ストリップの各々の幅は、主として、曳航されているトロールドアの主デフレクタを通って流れる水に対して垂直に配向されている。
本開示に従って形成された透過性構造を使用するトロールドアが、30°よりも大きい、及び詳細には36°よりも大きい、40°よりも大きい角度を含む高い仰角で作動する場合に提供する利点は、従来のトロールドアが、対応する高い仰角で作動するように形成した場合に示すのと同じ特性を比較した場合に、トロールドアの安定性が向上し、トロールドアの角度作動範囲が増大し、得られるトロールドアの揚力及び従ってトロール口拡張力が増大するということである。
改良トロールドア構造の別の利点は、従来のトロールドアと比較して、発生する騒音が少ないということである。改良トロールドア構造は、従来のトロールドアと比較して、発生する後流(wake turbulence)がかなり少ない。この少ない後流は、発生する騒音が少ないことと対応する。これは、地震監視アレイに含まれるパラベーンを曳航する場合に特に有利である。地震監視は、音響データを集めるために船の後方を曳航するマイクロンのアレイを使用する。その後、海面下の構造の画像を発生するため、音響データを演算処理する。パラベーンが騒音を発生すると、海面下地震監視画像の品質が低下するということは容易に理解されよう。
これらの及び他の特徴、目的、及び利点は、添付図面に例示した好ましい実施形態の以下の詳細な説明から、当業者に理解されよう、又は明らかであろう。
図1は、直線状の前縁及び後縁を持つ主デフレクタが一つだけ設けられた、本開示によるトロールドアの一実施形態を示す斜視図である。開示のトロールドアは、主デフレクタの外面と隣接して配置されており、外面から間隔が隔てられており、且つ支持された多数の穴を持つスラットを含む。 図2は、図1に示すトロールドアの輪郭を示す、図1の2−2線に沿った断面図である。 図3は、図2の3−3線に沿った、図1のトロールドアの一部の平面図である。 図4は、トロールドアに含まれる様々な湾曲した構成要素についての相対的大きさに関する詳細な情報を提供する、トロールドアの有孔スラット及び主デフレクタの特定の形体を示す、図2と対応する断面図である。 図5は、細長い矩形形状の複数の孔が貫通して形成された、これらの穴の長い方の寸法が主デフレクタの弦と平行に配向された、トロールドアの有孔スラットの特定の形体を示す、図3と同様の平面図である。 図6は、細長い矩形形状の複数の孔が貫通して形成された、これらの穴の短い方の寸法が主デフレクタの弦と平行に配向された、トロールドアの有孔スラットの別の特定の形体を示す、図3と同様の平面図である。 図7は、図5及び図6に示す矩形形状の孔でなく、円形形状の複数の孔が貫通して形成された、トロールドアの有孔スラットの更に別の特定の形体を示す、図3と同様の平面図である。 図8は、細長い矩形形状の複数の孔が、これらの穴のうちの幾つかの長い方の寸法が主デフレクタの弦と平行に配向された状態で、及び他の穴が、これらの穴の短い方の寸法が主デフレクタの弦と平行に配向された状態で貫通して形成された、トロールドアの有孔スラットの他の特定の形体を示す、図3と同様の平面図である。 図9A、図9B、及び図9Cは、図3、図4、図5、及び図8に示す有孔スラットを通して形成された細長い矩形形状の孔についての様々な態様の円形形状の端部、プロング形状の端部、及びポインテッド形状の端部を夫々示す、有孔スラットの部分の平面図である。 図10A及び図10Bは、二つの主デフレクタ本体がトロールドアの中央で互いに当接し、互いに接合しており、更に、二つの有孔スラットが夫々の主デフレクタ本体の外面と隣接して配置されており且つ外面から間隔が隔てられた、本開示によるV字形状(二平面)トロールドアの上面及び下面を夫々示す斜視図である。 図11は、図11A、図11B、図11C、及び図11Dの間の関係を示し、図11A、図11B、図11C、及び図11Dは、これらの図を組み合わせることにより、本開示に従ってトロールドアを成形する上で有用な技術的情報を提供するスプレッドシートを形成する。 図12は、四枚の主デフレクタを含み、これらのデフレクタのうちの一つだけに有孔スラットが設けられた、地震監視アレイに含まれるようになったパラベーンを示す斜視図である。 図13は、図12に示すパラベーンの断面を示す、図12の13−13線に沿った断面図である。 図14は、四枚の主デフレクタを含み、これらのデフレクタの各々に有孔スラットが設けられた、地震監視アレイに含まれるようになったパラベーンを示す斜視図である。 図15は、図14に示すパラベーンの断面を示す、図14の15−15線に沿った断面図である。
図1の斜視図は、全体に参照番号20を付した本開示による改良トロールドアを示す。トロールドア20は、前縁24及び後縁26を持つ主デフレクタ22を含む。主デフレクタ22は、図2のトロールドア20の側面図に最もよく示してある。図1、図2、及び図3に示すトロールドア20の実施形態では、凸状に反った鋼板即ちキャンバ鋼板が主デフレクタ22を形成する。図2に示す特定の側面図について、主デフレクタ22は、前縁24及び後縁26の間のほぼ半分のところに最大厚さ28を有する。主デフレクタ22を形成する鋼板は、キャンバ内面32及びキャンバ外面34を有し、これらの内面及び外面は、夫々、前縁24と後縁26との間を延びる主デフレクタ22の弦36を跨ぐ。トロールドア20は、好ましくは、更に、一対のキャンバ前縁スラット42A及び42Bを含む前縁揚力増大構造を含む。これらのスラットは、主デフレクタ22と同様に、キャンバ鋼板によって形成されている。主デフレクタ22の前縁24から遠い方の前縁スラット42Bの前縁44Bがトロールドア20の前縁を形成する。前縁スラット42Aの前縁44Aは、前縁44Bと前縁24との間に配置される。
トロールドア20は、主デフレクタ22及び前縁スラット42A及び42Bの他に、下端プレート48A及び上端プレート48Bを含む。主デフレクタ22及び前縁スラット42A及び42Bの両端に、下端プレート48A及び上端プレート48Bが、例えば溶接によって取り付けられており、トロールドア20の様々な部品間の関係を確立し且つ維持する。透過性構造についての言及を除き、上述のトロールドア20の構造は従来の構造であり、当該技術分野で既知である。
改良トロールドア20は、更に、図1、図2、及び図3に示す透過性構造を含む。この透過性構造を有孔スラット52と呼ぶ。有孔スラット52は、主デフレクタ22の外面34と隣接しており且つ外面34から間隔が隔てられた状態で配置される。有孔スラット52は、主デフレクタ22の後縁26の近くに配置された後縁58から、外面34の上方を外面34から離間された状態で、主デフレクタ22の前縁24に向かって、前縁59まで延びている。好ましくは、有孔スラット52の少なくとも一部は、主デフレクタ22の最大厚さ28と主デフレクタ22の後縁26との間で、主デフレクタ22の外面34と隣接しており且つ離間された状態に配置される。図2及び図4に示す特定のトロールドア20の側面図について表示したように、文字パラメータ「f」は、主デフレクタ22の弦36から主デフレクタ22までの最大厚さ28の計測値を示す。
図1、図2、及び図3に示す有孔スラット52は、主デフレクタ22及び前縁スラット42A及び42Bと同様に、キャンバ鋼板によって形成されている。更に、有孔スラット52の両端は、主デフレクタ22及び前縁スラット42A及び42Bと同様に、下端プレート48A及び上端プレート48Bに例えば溶接によって取り付けられている。図3に示す有孔スラット52は、複数の細長い矩形形状の孔54が穿孔によって形成されていることが主デフレクタ22及び前縁スラット42A及び42Bと異なっている。更に、有孔スラット52のシート材料に矩形形状の孔54が穿孔により形成されているため、トロールドア20を構造的に堅固なものとするために、有孔スラット52を、好ましくは、その長さに沿った選択された位置のところに溶接された支持構造を介して主デフレクタ22に固定する。図1、図2、及び図3に示す有孔スラット52の特定の実施形態では、矩形形状の孔54は、これらの孔54の長い方の寸法が主デフレクタ22の弦36と平行な方向に関して30°内に、好ましくは20°内に、更に好ましくは15°内に配向された平行な列をなして配置されている。
図4の断面図は、有孔スラット52及び主デフレクタ22についての特定の形体を示し、トロールドア20に含まれる様々なキャンバ構成要素の相対的な大きさについての詳細な技術情報を提供する。図4に示す主デフレクタ22及び有孔スラット52についての特定の設計情報は、キャンバ付き主デフレクタ22の円弧の弦36の長さ(「L」)に基づく。図4に、及び図4以降の図に示す二つの数値間の符号「÷」は、第1数値から第2数値までの値の範囲を示す。図4の単一のアスタリスク(「*」)は、これを付した特定のパラメータについて、図4に示す構造的関係を持つ主デフレクタ22及び有孔スラット52で揚力の最良の改良がなされたことが経験的に決定された値を表示する。円弧形状主デフレクタ22の高さの、弦36の長さに対する比が0.23乃至0.25である場合の特定のパラメータについて経験的に決定された最良の値を以下に列挙する。
Lw=(0.70乃至0.80)L
h1=(0.045乃至0.075)L
h2=(0.040乃至0.075)L
h4>h2
ΔL=(0.24乃至0.33)L
ここで、Lは弦36の長さである。
図4の二重アスタリスク(「**」)は、有孔スラット52についての最大可能な厚さを示す。
図5乃至図8の平面図は、図4の断面図に示すトロールドア20の特定の構成に関し、有孔スラット52を通して形成された孔についての様々な異なる形体を示す。図5の平面図は、矩形形状の孔54の長い方の寸法が主デフレクタ22の弦36と平行に配向された矩形形状の孔54の特定の形体についてのパラメータ値を提供する。図6の平面図は、矩形形状の孔54の短い方の寸法が主デフレクタ22の弦36と平行に配向された矩形形状の孔54の特定の形体についてのパラメータ値を提供する。図7の平面図は、有孔スラット52のシート材料を通して円形形状の孔56が形成された有孔スラット52の一実施形態を示し、このような円形の孔についてのパラメータ値を提供する。図8の平面図は、矩形形状の孔54の幾つかがその長い方の寸法が主デフレクタ22の弦36と平行に配向され、その他の矩形形状の孔54がその短い方の寸法が主デフレクタ22の弦36と平行に配向された、矩形形状の孔54の特定の形体についてのパラメータ値を提供する。
図1乃至図8は、主デフレクタ22の外面34と隣接して配置された多孔表面を提供する、平行な列をなして配置された矩形形状の孔54又は円形形状の孔56を示す。図5乃至図8に示すように、長さの幅に対する比が10:1乃至15:1の矩形形状の孔54を形成するのが有利である。しかしながら、本開示によれば、有孔スラット52を通して形成された孔は、矩形形状の孔54及び/又は円形形状の孔56以外の形状を備えていてもよく、大きさ、配向、及び主デフレクタ22の弦36及び/又は前縁24及び後縁26に対する配置が異なっていてもよい。図9A乃至図9Cの平面図は、有孔スラット52を貫通して形成された矩形形状の孔54の短い方の端部についての変形例の形状の夫々を示す、有孔スラット52の部分の図である。図9Aは、短い方の端部に丸味のある形状即ちラウンド形状112を形成した矩形形状の孔54を示す。図9Bは、短い方の端部にプロング形状114を形成した矩形形状の孔54を示す。図9Cは、短い方の端部に先の尖った形状即ちポインテッド形状116を形成した矩形形状の孔54を示す。一般的には、主デフレクタ22及び有孔スラット52を含むトロールドア20の特定の実施形態について選択された形体、及び有孔スラット52に形成した孔の形体は、経験的に、好ましくは、フルームタンク内のトロールドア20のモデルを実験的に試験することによって決定されなければならない。
図10A及び図10Bの斜視図は、全体に参照番号60を付した本発明による改良V字形状(二平面)トロールドアを示す。トロールドア60は、上トロールドア区分62及び下トロールドア区分64を含む。図10A及び図10Bに示す上トロールドア区分62及び下トロールドア区分64は、構造が、図1、図2、及び図3に示すトロールドア20と非常に似ている。上トロールドア区分62及び下トロールドア区分64は、上トロールドア区分62の下縁部62LEに沿って互いに当接している。下縁部62LEは、センタープレート72に沿って、下トロールドア区分64の上縁部64UEに面している。図1に示すトロールドア20と同様に、トロールドア60は下端プレート48A及び上端プレート48Bを含む。上トロールドア区分62及び下トロールドア区分64の対応する外面は異なる平面内にあり、これによって、トロールドア60をV字形状即ち二平面形状にする。好ましくは、トロールドア60の前縁及び後縁は、直線状であり、即ち「後退」していない。
上トロールドア区分62は、キャンバ鋼板によって形成された上主デフレクタ22Uを含む。上主デフレクタ22Uは、上前縁24U及び上後縁26Uを有する。上トロールドア区分62は、更に、好ましくは、一対の上前縁スラット42AU及び42BUを含む前縁揚力増大構造を有する。スラット42AU及び42BUは、上主デフレクタ22Uと同様に、キャンバ鋼板によって形成されている。上前縁スラット42BUは上前縁44BUを有し、これは、上主デフレクタ22Uの上前縁24Uから最も遠くに配置されている。
下トロールドア区分64は、キャンバ鋼板によって形成された下主デフレクタ22Lを含む。下主デフレクタ22Lは、下前縁24L及び下後縁26Lを有する。下トロールドア区分64は、更に、好ましくは、一対の下前縁スラット42AL及び42BLを含む前縁揚力増大構造を有する。スラット42AL及び42BLは、下主デフレクタ22Lと同様に、キャンバ鋼板によって形成されている。下前縁スラット42BLは下前縁44BLを有し、これは、下主デフレクタ22Lの下前縁24Lから最も遠くに配置されている。上前縁スラット42BUの上前縁44BU及び下前縁スラット42BLの下前縁44BLの組み合わせがトロールドア60の前縁44’を形成する。同様に、上主デフレクタ22Uの上後縁26U及び下主デフレクタ22Lの下後縁26Lの組み合わせがトロールドア60の後縁26’を形成する。有孔スラットに関して説明したことを除き、図10A及び図10Bに示し且つ上文中に説明したトロールドア60の構造は従来の構造であって、当該技術分野で既知である。
図10A及び図10Bに示すトロールドア60のセンタープレート72は、曳航船から、曳航荷重を、曳航されるトロール又は他のアイテムに伝達する荷重支持フレームの部分である。従って、トロールドア60をトロールシステムに組み込む場合、主曳綱74が、センタープレート72に沿った前から後までの幾つかの異なる位置のうちの任意の一つの位置でトロールドア60に取り付けられる。同様に、下曳航係留索76Lが、トロールドア60の下端プレート48Aに設けた幾つかのバックストロップ(backstrop) 穴78のうちの任意の一つに取り付けられており、上曳航係留索76Uが、トロールドア60の上端プレート48Bに同様に設けた幾つかのバックストロップ穴78のうちの一つに取り付けられている。
図1のトロールドア20の図には主曳綱74が示されておらず、下曳航係留索76L及び上曳航係留索76Uだけが示してあるということに着目されたい。更に、下端プレート48Aに取り付けられた下曳航係留索76L及び上端プレート48Bに取り付けられた上曳航係留索76Uの代わりに、図1に示すトロールドア20について、下曳航係留索76L及び上曳航係留索76Uの両方が、主デフレクタ22の外面34から外方に有孔スラット52の両端の近くで有孔スラット52を通して突出したプレートを通して形成されたバックストロップ穴78に取り付けられている。
トロールドア20と同様に、トロールドア60の上トロールドア区分62は、更に、上主デフレクタ22Uの外面34と隣接しており且つこれから離間されて配置された上有孔スラット52U、及び下主デフレクタ22Lの外面34と隣接しており且つこれから離間されて配置された下有孔スラット52Lの両方を含む。上有孔スラット52U及び下有孔スラット52Lは、夫々、トロールドア60の後縁26’の近くから、上主デフレクタ22U及び下主デフレクタ22Lの夫々の外面の上方にこれから離間された状態で、上主デフレクタ22U及び下主デフレクタ22Lの上前縁24U及び下前縁24Lに向かって延びている。上主デフレクタ22U、下主デフレクタ22L、上前縁スラット42AU及び42BU、及び下前縁スラット42AL及び42BLと同様に、図10A及び図10Bに示す下有孔スラット52L及び上有孔スラット52Uは、キャンバ鋼板によって形成されている。更に、下有孔スラット52L及び上有孔スラット52Uのシート材料に穴が設けられているため、トロールドア60を構造的に堅固なものとするために、下有孔スラット52L及び上有孔スラット52Uは、夫々、それらの長さに沿った選択された位置82のところで、下主デフレクタ22L及び上主デフレクタ22Uに固定されている。下有孔スラット52L及び上有孔スラット52Uは、両方とも、穴が設けられており、下主デフレクタ22L及び上主デフレクタ22Uの夫々の外面34と隣接して多孔表面を提供する。
通常の使用中、トロールドア、特にV字形状(二平面)トロールドアが、海中の崖の側部や峡谷の壁との接触や不適正な設定、又は極めて強い側方からの流れによって傾いた場合、衝撃による損傷のほぼ全てがトロールドアの前縁の末端の近くで生じる。図10Aの斜視図は、前縁磨耗プレート86を最もよく示す。これらの前縁磨耗プレート86は、トロールドア60の下端プレート48A及び上端プレート48Bの直ぐ内側でトロールドアに設けられている。磨耗プレート86は、上前縁スラット42AU及び42BU及び下前縁スラット42AL及び42BLを形成する材料に積層した第2層によって形成されている。トロールドア60及び/又はトロールドア20の先端に、下端プレート48A及び上端プレート48Bと隣接して磨耗プレート86を装着すると、トロールドアの有用寿命が延びる。
トロールドア20、60は、更に、下端プレート48Aに取り付けられる塊状錘プレート(mass weight plate) (図示せず)を含んでいてもよい。塊状錘プレートを追加すると、水コラムでのトロールドアの所期の水深についての錘の適切な量を選択できることによって、現場作業中のトロールドア20、60の安定性が向上する。
本開示によれば、トロールドア20又は60を水中で高迎角で曳航した場合、トロールドア20又は60は安定して作動し、有孔スラット52を持たないトロールドア20や上有孔スラット52U及び下有孔スラット52Lを持たないトロールドア60よりも抗力が小さい。
図11の図11A乃至図11Dが形成するスプレッドシートは、本発明によるトロールドアを形成する上で有用な詳細な技術情報を提供する。図11A乃至図11Dが形成するスプレッドシートは、左から右に番号1乃至22を付した縦列を含む。スプレッドシートの左端の縦列1の下側には、トロールドア20の有孔スラット52を通して形成された穴又はトロールドア60の上有孔スラット52U及び下有孔スラット52Lを通して形成された穴についての二つの変形の形状が示してある。有孔スラット52、52U、又は52Lを通して形成されたこれらの穴についての形状のこれらの例示は、追加の詳細な構造的情報を提供する上で、スプレッドシートのこの他の場所で使用されたこれらの特定の形状についての技術的詳細を含む。スプレッドシートの縦列2は、トロールドア20の主デフレクタ22について、又はトロールドア60の上主デフレクタ22U及び下主デフレクタ22Lについて使用してもよい様々な輪郭を示す。縦列1の例示と同様に、主デフレクタ22、22U、又は22Lについてのこれらの例示は、追加の詳細な構造的情報を提供する上で、スプレッドシートのこの他の場所で使用されたこれらの特定の形状についての技術的詳細を含む。
説明を縦列3から始めてスプレッドシートに亘って縦列22まで横に向かって行うにあたり、スプレッドシートには、参照符号1、2、及び3を夫々付した三つの横列が図11Aの縦列3から図11B、図11C、及び図11Dの左端まで続いている。縦列3乃至22において、これらの三つの横列は、縦列2に示す二つの異なる種類の輪郭についての、縦列1に例示した変形例の穴形状と関連した技術的詳細を提供する。詳細には、縦列3乃至22の横列1及び2は、縦列2の中央に示すキャンバ鋼板の二つの異なる形体についての、縦列1に示す変形例の穴形状と関連した技術的詳細を提供する。縦列3乃至22において、横列3は、縦列2の一番下に示す複輪郭(complicated profile) についての、縦列1に示す変形例の穴形状と関連した技術的詳細を提供する。
縦列4乃至11は、横列1、2、及び3において、トロールドア20の有孔スラット52を通して形成された穴又はトロールドア60の上有孔スラット52U及び下有孔スラット52Lを通して形成された穴についての、弦36に関する、及び主デフレクタ22、22U、又は22Lのキャンバに関する、好ましい長さの好ましい幅に対する関係についての範囲を提供する。図11Aの縦列4及び5に開示されているように、長さ−幅比が20:3乃至50:3の範囲の矩形形状の孔54を形成するのが有利である。縦列9及び11の「NP」という表記は、現在のところ、これらの特定のパラメータについて明確な値が確認されていないということを示す。
図11Bの縦列12は、横列1、2、及び3において、トロールドア20の有孔スラット52又はトロールドア60の上有孔スラット52U及び下有孔スラット52Lについての多孔度の、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々のキャンバ面の面積に対する好ましい範囲を提供する。一般的には、トロールドア20の有孔スラット52又はトロールドア60の上有孔スラット52U及び下有孔スラット52Lを通して形成された矩形形状の孔54及び/又は円形形状の穴56についての総面積、即ちトロールドア20の有孔スラット52又はトロールドア60の上有孔スラット52U及び下有孔スラット52Lの全面積の20%乃至40%で、本開示の目的が達成され、その利点を提供するということがわかっている。本開示の目的を達成し、その利点を提供する上で特に好ましいのは、矩形形状の孔54及び/又は円形形状の穴56についての総面積が、有孔スラット52、上有孔スラット52U、又は下有孔スラット52Lの全面積の20%乃至30%である場合である。
縦列12と同様に、縦列13は、主デフレクタ22及び前縁スラット42A及び42Bを含むトロールドア20の面積、及び上主デフレクタ22U、上前縁スラット42AU及び42BU、下主デフレクタ22L、及び下前縁スラット42AL及び42BLを含むトロールドア60の面積に対する、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々のキャンバ面の面積に対する、トロールドア20の有孔スラット52又はトロールドア60の上有孔スラット52U及び下有孔スラット52Lについての多孔度の好ましい範囲を提供する。
図11Bの縦列14及び図11Cの縦列16は、主デフレクタ22、22U、又は22Lの前縁24から、有孔スラット52、52U、又は52Lの前縁59までの、弦36と平行な距離の好ましい範囲についての情報を提供する。一般的には、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々の前縁24と、有孔スラット52、52U、又は52Lの夫々の前縁59との間の、主デフレクタ22、22U、又は22Lの弦36と平行な距離は、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々の弦36の長さの15%乃至65%であると、本開示の目的を達成し、その利点を提供するということがわかっている。スプレッドシートの横列1について特定した特徴を持つキャンバプレートについて、本開示の目的を達成し、その利点を提供する上で、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々の前縁24と、有孔スラット52、52U、又は52Lの夫々の前縁59との間の、主デフレクタ22、22U、又は22Lの弦36と平行な距離が、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々の弦36の長さの25%乃至30%であるのが特に好ましい。スプレッドシートの横列2について特定した特徴を持つキャンバプレートについて、本開示の目的を達成し、その利点を提供する上で、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々の前縁24と、有孔スラット52、52U、又は52Lの夫々の前縁59との間の、主デフレクタ22、22U、又は22Lの弦36と平行な距離が、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々の弦36の長さの20%乃至35%であるのが特に好ましい。スプレッドシートの横列3について特定した特徴を持つ複輪郭について、本開示の目的を達成し、その利点を提供する上で、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々の前縁24と、有孔スラット52、52U、又は52Lの夫々の前縁59との間の、主デフレクタ22、22U、又は22Lの弦36と平行な距離が、主デフレクタ22、22U、又は22Lの夫々の弦36の長さの30%乃至60%であるのが特に好ましい。縦列14及び16と同様に、図11Bの縦列15及び図11Cの縦列17は、前縁スラット42B、42BU、又は42BLの前縁44Bから有孔スラット52、52U、又は52Lの前縁59までの、弦36と平行な距離の好ましい範囲についての情報を提供する。
縦列18、19、及び20の横列1、2、及び3は、主デフレクタ22、22U、又は22Lの外面34と有孔スラット52、52U、又は52Lとの間の離間距離についての情報を提供する。縦列18の横列1、2、及び3は、これらの離間距離についての好ましい範囲を提供する。縦列19は、35°未満の迎角についての情報を提供し、有孔スラット52、52U、又は52Lと主デフレクタ22、22U、又は22Lの外面34との間の離間距離が、好ましくは、有孔スラット52、52U、又は52Lの前縁59及び後縁58の両方で同じであるということを示す。しかしながら、縦列20に示すように、35°を越える迎角については、有孔スラット52、52U、又は52Lと主デフレクタ22、22U、又は22Lの外面34との間の離間距離は、
1.有孔スラット52、52U、又は52Lの前縁59及び後縁58で同じであってもよいし、
2.前縁59での距離が後縁58での距離よりも大きくてもよい。
一般的には、有孔スラット52、52U、又は52Lの後縁58での有孔スラット52、52U、又は52Lの内面92と、これと直ぐ隣接した主デフレクタ22、22U、又は22Lの外面34との間の間隔は、有孔スラット52、52U、又は52Lの前縁の内面92と、これと直ぐ隣接した主デフレクタ22、22U、又は22Lの外面34との間の間隔の75%乃至115%であると、本開示の目的を達成し、その利点を提供する。
縦列21は、有孔スラット52、52U、又は52Lのキャンバ面の面積の、トロールドア20又はトロールドア60の全てのキャンバ面の総面積に対する好ましい範囲を提供する。同様に、縦列22は、主デフレクタ22、22U、又は22Lのキャンバ面の面積に対する有孔スラット52、52U、又は52Lのキャンバ面の面積の好ましい範囲を提供する。
図4乃至図8、及び図11A乃至図11Dのスプレッドシートに示す全ての詳細な技術情報は、これらの情報を明示することにより、全て、本明細書の開示の一部とされる。従って、図4乃至図8及び図11A乃至図11Dのスプレッドシートに示す全ての詳細な技術情報は、この時点で、こうした情報の包括的開示を提供する。
有孔スラット52、52U、又は52Lを通して形成された穴54、56の特徴に注目するのでなく、上述の説明を補完するトロールドア20又は60の説明は、有孔スラット52、52U、又は52Lの中実材料を特徴付ける説明である。図2及び図5の例示について、有孔スラット52、52U、又は52Lのこの補完的説明は、矩形形状の孔54の直ぐ隣接した即ち直近の縦列の間を前縁59から後縁58まで各々延びる、中実材料でできた複数の細長いストリップ102に注目する。有孔スラット52、52U、又は52Lのこの特徴について、ストリップ102は、
1.主デフレクタ22の外面34と隣接して配置されており且つ間隔が隔てられており、
2.長さ及び幅の両方を有する。
図5の例示では、ストリップ102の長さは、主として、トロールドア20、60を水中で曳航するときに主デフレクタ22を通って流れる水と平行に配向されており、ストリップ102の幅は、主として、水流に対して直交するように配向されている。図5に示すストリップ102をこのように考えると、ストリップ102は、これらのストリップ102を離間する長さ方向間隙、長さ、及び幅を有する。
間隙 d=(0.010÷0.015)L
ここで、Lは主デフレクタ22の弦36の長さである。
長さ
有孔スラット52、52U、又は52Lの前縁59と後縁58との間の距離。
幅 Δd=(1.5÷2.0)d
ここで、d=(0.01÷0.015)Lである。
幅 Δd=(0.015÷0.030)L
円形形状の穴56が有孔スラット52、52U、又は52Lを貫通している図7の対応する補完的説明も可能である。しかしながら、ストリップ102のこのような説明について、これらのストリップ102の幅は、おそらくは、直近の円形形状の穴56間の距離によって最も便利に特徴付けられるが、直近のストリップ102間の長さ方向間隙は、円形形状の穴56の直径である。
間隙 d=(0.010÷0.025)L
ここで、Lは主デフレクタ22の弦36の長さである。
長さ
有孔スラット52、52U、又は52Lの前縁59と後縁58との間の距離。
幅 Δd=d
ここで、d=(0.010÷0.025)Lである。
幅 Δd=(0.015÷0.025)L
図11A乃至図11Dが形成するスプレッドシートに記載した詳細な技術的情報は、対応して、本開示が提供する改良トロールドア20、60のこの補完的説明におけるストリップ102の他の特徴を特徴付ける。
トロールドア20、60にストリップ102を設けることにより、水中で曳航した場合に改良トロールドア20、60について計測された揚力係数を、改良トロールドア20、60について同時に計測された抗力係数によって除することによって得られる数値が、少なくとも、
a.主デフレクタの形状が改良トロールドア20、60の主デフレクタの形状と同じであり、
b.ストリップ102が設けられていない、
トロールドアについて得られた対応する数値と比較して良好になる。
有孔スラット52、52U、又は52Lを説明する上での更に別の補完的見方は、ストリップ102が、直近のストリップ102対間の中実材料製相互連結ピース104とともにメッシュを形成することに着目することである。従って、図1、図8、図9A、及び図9Bに示す透過性構造を有孔スラット52として説明する代わりに、これをメッシュとして説明することは、同様に適正であり且つ同意義である。
図12及び図13、及び図14及び図15の対は、夫々、地震監視アレイを拡げる上で使用するようになったパラベーン(paravane)についての二つの異なる形体を示し、これらのパラベーンの夫々に参照番号120及び140が付してある。図12乃至図15に示すパラベーン120、140の、図1、図8、図9A、及び図9Bに示すトロールドア20、60と共通のエレメントには同じ参照番号が付してあり、「’」の表示によって区別する。図12及び図14に示すように、一対の係留索124Aが、パラベーン120、140の上端プレート48B’の前位置及び後位置の夫々を主曳綱74’に連結する。同様に、一対の係留索124Bが、パラベーン120、140の中央プレート72’の前位置及び後位置の夫々を主曳綱74’に連結する。最後に、一対の係留索124Cが、パラベーン120、140の下端プレート48A’の前位置及び後位置の夫々を主曳綱74’に連結する。
図12及び図13では、パラベーン120は四枚の上主デフレクタ22UA’、22UB’、22UC’、及び22UD’を含む。これらの上主デフレクタは、上端プレート48B’と中央プレート72’との間に配置される。パラベーン120は、更に、四枚の下主デフレクタ22LA’、22LB’、22LC’、及び22LD’を含む。これらの下主デフレクタは、中央プレート72’と下端プレート48A’との間に配置される。図12及び図13に示すように、パラベーン120の上主デフレクタ22UD’及び下主デフレクタ22LD’の夫々だけに、有孔スラット52UD’及び有孔スラット52LD’が設けられている。これらの有孔スラット52UD’及び52LD’は、上主デフレクタ22UD’及び下主デフレクタ22LD’の夫々の外面34’と隣接して配置されており且つ間隔が隔てられている。変形例では、図14及び図15に示すように、パラベーン140に含まれる上主デフレクタ22UA’、22UB’、22UC’、及び22UD’の各々に有孔スラット52UA’、52UB’、52UC’、及び52UD’が夫々設けられている。これらの有孔スラットは、上主デフレクタ22UA’、22UB’、22UC’、及び22UD’の夫々の外面34’と隣接して配置されており且つ間隔が隔てられている。同様に、パラベーン140に含まれる下主デフレクタ22LA’、22LB’、22LC’、及び22LD’の各々に有孔スラット52LA’、52LB’、52LC’、及び52LD’が夫々設けられている。これらの有孔スラットは、下主デフレクタ22LA’、22LB’、22LC’、及び22LD’の夫々の外面34’と隣接して配置されており且つ間隔が隔てられている。トロールドア20、60は、通常は、主デフレクタ22、22U、22Lを一枚しか含まないが、原理的には、トロールドア20、60は、パラベーン120、140について示したのと同様に、数枚の主デフレクタ22、24U、24Lを含んでいてもよい。
本開示を現在の好ましい実施形態に関して説明したが、これらの説明は単なる例示であって、限定と解釈されるべきではないということは理解されるべきである。図1乃至図8、及び図10A及び図10Bに示すトロールドア20は、夫々、遠洋(中層曳き)トロールドアである。しかしながら、本開示によるトロールドアは、底曳きトロールドア又は地震監視で使用されるデフレクタであってもよい。こうした場合には、トロールドア又はデフレクタについて、一般的には、仰角が大きい。一般的には、本開示によるトロールドアは、有孔スラット52、52U、及び52Lを追加した当該技術分野で既知の構造の任意のトロールドアと同様であってもよい。従って、本開示によるトロールドアは、V形状又は直線形状のいずれであってもよい。また、同様に、前縁スラット42A及び42Bを含んでいてもよいし省略してもよく、又は二枚以上の前縁スラットを含んでいてもよい。同様に、本開示によるトロールドアの主デフレクタ22は、ウィング状断面輪郭を備えていてもよいし、塊状錘プレート等を含んでいてもよいし省略してもよい。
ここに開示した改良トロールドア20、60は、従来のトロールドアよりも船外重量(outboard weight) が大きい。比較的大きい船外重量を吸収するため、トロールドア20、60は、改良トロールドア20、60が少ない錘プレートで直立状態を保持するように、主曳綱74に対する連結点を中央プレート72に沿ってずらして位置決めしなければならない。
更に、トロールドア20、60が、通常は約37°乃至40の所望の仰角で作動するように、バックストロップ穴78の位置を適正に定めなければならない。トロールドア20、60は、大きい仰角で作動した場合、トロール口拡張力が、従来のトロールドアが示す同じ特徴と比較して増大するため、これと対応して、比較的大きなトロール口が比較的大きく開かれ、これにより更に大きな力が曳き係留索76L、76Uを介してバックストロップ穴78に加わる。従って、トロールドア20、60を所望の仰角で作動するように形成するには、曳き係留索76L、76Uを介してトロールドア20、60に加わる比較的大きな力を補償するようにバックストロップ穴78を適正に位置決めする必要がある。
従って、以上の開示を読んだ当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示の様々な変形、変更、及び/又は別用途を思いつくであろう。従って、以下の特許請求の範囲は、本開示の真の精神及び範囲に含まれる全ての変形、変更、及び/又は別用途を含むものと解釈されるべきである。

Claims (36)

  1. 水中を曳航されるようになった改良トロールドア(20、60)であって、
    内面(32)及び外面(34)によって輪郭が形成された少なくとも一つの主デフレクタ(22、22U、22L)を持ち、この主デフレクタ(22、22U、22L)の輪郭は、
    a.前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前縁及び後縁(24、24U、24L、26、26U、26L)間を延びる弦(36)を跨ぎ、
    b.最大厚さ(28)を有する、改良トロールドア(20、60)において、
    透過性構造を含み、この透過性構造により、透過性構造を持たないトロールドア(20、60)と比較して、
    a.前記トロールドア(20、60)を水中で高仰角で曳航した場合のトロールドアの安定性、
    b.トロールドアの抗力、
    c.前記改良トロールドア(20、60)について計測された揚力係数を前記改良トロールドア(20、60)について計測された抗力係数で除すことによって得られる数値、及び、
    d.騒音の発生、
    からなる群から選択された少なくとも一つのトロールドア効率特性が向上し、
    前記透過性構造の少なくとも一部は、
    a.前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)と隣接しており且つ離間された状態で、及び
    b.前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記最大厚さ(28)と前記後縁(26、26U、26L)との間に配置される、ことを特徴とするトロールドア(20、60)。
  2. 請求項1に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記透過性構造は、複数の穴(54、56)が貫通して形成された有孔スラット(52、52U、52L)によって形成されており、前記有孔スラット(52、52U、52L)は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)と隣接した多孔表面を形成する、トロールドア(20、60)。
  3. 請求項2に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)は、前記後縁(26、26U、26L)に沿って、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の両端間を長さ方向に延びる、トロールドア(20、60)。
  4. 請求項2又は3に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記高い迎角は30°よりも大きい、トロールドア(20、60)。
  5. 請求項2又は3に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記高い迎角は35°よりも大きい、トロールドア(20、60)。
  6. 請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)を形成するシート材料を通して形成された矩形形状の孔(54)により、前記有孔スラット(52、52U、52L)に多数の穴を形成する、トロールドア(20、60)。
  7. 請求項6に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)を通して形成された前記矩形形状の孔(54)の長さの幅に対する比は、10:1乃至15:1である、トロールドア(20、60)。
  8. 請求項6に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)を通して形成された前記矩形形状の孔(54)の長さの幅に対する比は、20:3乃至50:3である、トロールドア(20、60)。
  9. 請求項6に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)を通して形成された前記矩形形状の孔(54)のうちの少なくとも一つは、短い方の端部の少なくとも一方に丸味のある形状(112)が形成されている、トロールドア(20、60)。
  10. 請求項6に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)を通して形成された前記矩形形状の孔(54)のうちの少なくとも一つは、短い方の端部の少なくとも一方にプロング形状(114)が形成されている、トロールドア(20、60)。
  11. 請求項6に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)を通して形成された前記矩形形状の孔(54)のうちの少なくとも一つは、短い方の端部の少なくとも一方にポインテッド形状(116)が形成されている、トロールドア(20、60)。
  12. 請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)を形成するシート材料を通して形成された円形形状の穴(56)により、前記有孔スラット(52、52U、52L)に多数の穴を形成する、トロールドア(20、60)。
  13. 請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)と直近の前記有孔スラット(52、52U、52L)の内面(32)は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)と実質的に同じキャンバを有する、トロールドア(20、60)。
  14. 請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)の後縁(58)の内面(92)と、これと直近の前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)との間の間隔は、前記有孔スラット(52、52U、52L)の前縁(59)の内面(92)と、これと直近の前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)との間の間隔の、85%乃至115%である、トロールドア(20、60)。
  15. 請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)の後縁(58)の内面(92)と、これと直近の前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)との間の間隔は、前記有孔スラット(52、52U、52L)の前縁(59)の内面(92)と、これと直近の前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)との間の間隔とほぼ同じである、トロールドア(20、60)。
  16. 請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、 前記有孔スラット(52、52U、52L)を通して形成された穴(54、56)の総面積は、前記有孔スラット(52、52U、52L)の全面積の20%乃至40%である、トロールドア(20、60)。
  17. 請求項16に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記有孔スラット(52、52U、52L)を通して形成された穴(54、56)の総面積は、前記有孔スラット(52、52U、52L)の全面積の20%乃至30%である、トロールドア(20、60)。
  18. 請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、 前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記前縁(24、24U、24L)と前記有孔スラット(52、52U、52L)の前縁(59)との間の、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)と平行な距離は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの15%乃至65%である、トロールドア(20、60)。
  19. 請求項18に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記前縁(24、24U、24L)と前記有孔スラット(52、52U、52L)の前縁(59)との間の距離は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの25%乃至30%である、トロールドア(20、60)。
  20. 請求項18に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記前縁(24、24U、24L)と前記有孔スラット(52、52U、52L)の前縁(59)との間の距離は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの20%乃至35%である、トロールドア(20、60)。
  21. 請求項18に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記前縁(24、24U、24L)と前記有孔スラット(52、52U、52L)の前縁(59)との間の距離は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの30%乃至60%である、トロールドア(20、60)。
  22. 請求項1に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記透過性構造は、長さ方向間隙を間に置いて離間された中実材料の複数の細長いストリップ(102)によって形成されており、前記細長い中実材料製ストリップ(102)は長さ及び幅の両方を有し、前記細長い中実材料製ストリップ(102)の各々の長さは、主として、前記改良トロールドア(20、60)を水中で曳航するときに前記主デフレクタ(22、22U、22L)を通って流れる水と平行に配向されており、前記細長い中実材料製ストリップ(102)の各々の幅は、主として、前記改良トロールドア(20、60)を水中で曳航するときに前記主デフレクタ(22、22U、22L)を通って流れる水に対して垂直に配向されている、トロールドア(20、60)。
  23. 請求項22に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記複数の細長い中実材料製ストリップ(102)は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の両端間を前記後縁(26、26U、26L)に沿って長さ方向に延びる位置に配置されている、トロールドア(20、60)。
  24. 請求項22又は23に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記高い仰角は30°よりも大きい、トロールドア(20、60)。
  25. 請求項22又は23に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記高い仰角は35°よりも大きい、トロールドア(20、60)。
  26. 請求項22乃至25のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記細長い中実材料製ストリップ(102)の幅は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの0.030倍よりも小さく、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの0.015倍よりも小さい、トロールドア(20、60)。
  27. 請求項22乃至25のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記細長い中実材料製ストリップ(102)の直近の対は長さ方向間隙によって離間されており、前記長さ方向間隙は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの0.025倍よりも小さく、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの0.010倍よりも小さい、トロールドア(20、60)。
  28. 請求項22乃至25のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)と直近の前記細長い中実材料製ストリップ(102)の少なくとも一つの内面(32)には、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)とほぼ同じキャンバが設けられている、トロールドア(20、60)。
  29. 請求項22乃至25のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    少なくとも一つの前記細長い中実材料製ストリップ(102)の後端(58)の内面(92)と、これと直近の前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)との間の間隔は、前記細長い中実材料製ストリップ(102)の前縁(59)の前記内面(92)と、これと直近の前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)との間の間隔の85%乃至115%である、トロールドア(20、60)。
  30. 請求項22乃至25のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    少なくとも一つの前記細長い中実材料製ストリップ(102)の後端(58)の内面(92)と、これと直近の前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)との間の間隔は、前記細長い中実材料製ストリップ(102)の前縁(59)の前記内面(92)と、これと直近の前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)との間の間隔とほぼ同じである、トロールドア(20、60)。
  31. 請求項22乃至25のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)と隣接して、及びこれから間隔が隔てられて配置された前記細長い中実材料製ストリップ(102)の総面積は、全ての細長い中実材料製ストリップ(102)の面積を積み上げた面積の60%乃至80%である、トロールドア(20、60)。
  32. 請求項31に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記外面(34)と隣接して、及びこれから間隔が隔てられて配置された前記細長い中実材料製ストリップ(102)の総面積は、全ての細長い中実材料製ストリップ(102)の面積を積み上げた面積の70%乃至80%である、トロールドア(20、60)。
  33. 請求項22乃至25のうちのいずれか一項に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記前縁(24、24U、24L)と少なくとも一つの前記細長い中実材料製ストリップ(102)の前縁(59)との間の、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)と平行な距離は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの15%乃至65%である、トロールドア(20、60)。
  34. 請求項33に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記前縁(24、24U、24L)と少なくとも一つの前記細長い中実材料製ストリップ(102)の前縁(59)との間の距離は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの25%乃至30%である、トロールドア(20、60)。
  35. 請求項33に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記前縁(24、24U、24L)と少なくとも一つの前記細長い中実材料製ストリップ(102)の前縁(59)との間の距離は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの20%乃至35%である、トロールドア(20、60)。
  36. 請求項33に記載のトロールドア(20、60)において、
    前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記前縁(24、24U、24L)と少なくとも一つの前記細長い中実材料製ストリップ(102)の前縁(59)との間の距離は、前記主デフレクタ(22、22U、22L)の前記弦(36)の長さの30%乃至60%である、トロールドア(20、60)。
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