JP2010524143A - 不揮発性メモリアレイを有する電子デバイスとその使用方法 - Google Patents

不揮発性メモリアレイを有する電子デバイスとその使用方法 Download PDF

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Abstract

電子デバイス(10)は、第1メモリセル(311)と第2メモリセル(312)を含みうる。第1メモリセル(311)は第1ソースを含み、第2メモリセルは第2ソースを含みうる。第1メモリセル(311)と第2メモリセル(312)は、メモリアレイ(12)の同一セクタ(1210)内に位置する。一実施形態では、電子デバイス(10)の消去は、第2メモリセル(312)の消去を禁止しつつ、第1メモリセル(311)の消去を含みうる。第3メモリセル(321)は、第3ソースを有し、他セクタ(1220)内に位置しうる。他の実施形態では、第1メモリセル(311)の消去禁止は、第1ソースと第3ソースを同一電位に設定することを含みうる。詳細な実施形態において、第1ソースは、第2ソースから電気的絶縁されうる。

Description

本開示は、電子デバイスおよび方法に関する。より詳細には、不揮発性メモリを有する電子デバイスおよびその使用方法に関する。
不揮発性メモリ(NVM)アレイは、電子デバイス中に用いられる。不揮発性メモリアレイの消去は、電荷を、電荷記憶領域(たとえば浮遊ゲート、不連続記憶要素等)の絶縁層(トンネル酸化膜)を通過してトンネリングさせる。電荷のトンネリングは、電荷捕獲部位をトンネル酸化膜中に形成しうる。電荷捕獲部位の増加は、結果として、電荷記憶領域がもはや電荷を記憶できなくなるまでにトンネル酸化膜の絶縁特性を劣化させる虞がある。したがって、不揮発性メモリアレイに実行される消去パルスの累積回数を減らすことによって、不揮発性メモリアレイの寿命を延長できる。
不揮発性メモリアレイは、消去がメモリセル基準でメモリセルにおいてなされうるよう、設計されうる。しかしながら、消去は、不揮発性メモリアレイのプログラムまたは読込よりも、かなり遅い処理である。したがって、ほとんどのアプリケーションにとって、全体の性能と領域は、一度に1つのメモリセルを消去するよりもむしろ、ブロック(セクタ)の不揮発性メモリアレイを消去することによって改善されうる。一例では、不揮発性メモリアレイのセクタ上の消去シーケンスの実行は、0Vのバルク電圧に対して、12Vを超える電圧をセクタの個々のメモリセルの制御ゲート線に付与することを含む。消去シーケンス中、不揮発性メモリアレイのセクタの全てのメモリセルは、同時に消去される。セクタのメモリセルは、個別にチェックされ、各メモリセルの消去が完了したか否かが検証される。セクタのいずれかのメモリセルが完全には消去されていない場合、消去されたと既に検証されたいかなるメモリセルも含む、セクタの全てのメモリセルは、再び消去される。全てのメモリセルが消去完了と検証されると、消去シーケンスは終了する。このような場合、セクタ中の全てのメモリセルは、互いに同じ回数の消去パルスを受信する。
しかしながら、メモリセルを完全に消去する消去パルスの回数は、セクタ内で変化しうる。したがって、セクタ内には、実際に最初に消去されるメモリセルである最先消去(first−to−erase)メモリセルと、実際に最後に消去されるメモリセルである最後消去(last−to−erase)メモリセルとが存在する。一例では、最後消去メモリセルは、最先消去メモリセルよりも、より多くのパルスを必要としてもよい。したがって、最先消去メモリセルは、消去が完了してしまった後に、追加消去パルスを受ける虞がある。追加消去パルスは、最先消去メモリセルの潜在的寿命を短縮してしまう。
セクタの消去後、セクタのメモリセルには、電圧閾値(Vth)の統計的バラツキが存在する。セクタ中のメモリセル数が増加につれ、最先消去メモリセルと最後消去メモリセルとの間の電圧閾値の差分デルタVthは、電子デバイスの書込/読込耐性を劣化させる可能性がある。閾値差分デルタVthの大きさは、一度に消去されるメモリセル数によって主に支配される。それ故、閾値差分デルタVthの制御は、セクタのサイズと、不揮発性メモリアレイの消去性能とを制限する虞がある。
第1態様では、不揮発性メモリアレイを有する電子デバイスの使用方法は、不揮発性メモリアレイの第1セクタ内の第1メモリセルの消去と、第1メモリセルを消去する間は第1セクタ内の第2メモリセルの消去を禁止することとを含みうる。
第1態様の一実施形態では、第2メモリセルの消去禁止は、第2メモリセルのソースを、第2メモリセルのドレインよりも高い電位(ポテンシャル)に設定することを含みうる。詳細な実施形態では、メモリセルの第1グループは、第1メモリセルと、第2セクタ内の第3メモリセルとを有する。第2メモリセルの消去禁止は、第1グループのソースに電気的連結されたソースビット線を、前記電位に設定することを含みうる。より詳細な実施形態では、第1メモリセルの消去は、第1メモリセルの制御ゲートと、第1メモリセルのソースとの間の第1電位差を形成することを含みうる。第2メモリセルの消去禁止は、第2メモリセルの制御ゲートと、第2メモリセルのソースとの間の第2電位差を形成することと、第3メモリセルの制御ゲートと第3メモリセルのソースとの間の第3電位差を形成することとを含みうる。第1電位差は、第2電位差よりも大きくされ、第2電位差は、第3電位差よりも大きくされうる。
第1態様の他の実施形態では、第1メモリセルの消去は、第1セクタ内の第2メモリセルの消去禁止の前に、第1セクタ内の全てのメモリセルの消去を含む。他の実施形態では更に、第2メモリセルの消去禁止は、第1メモリセルを含むメモリセルセットを除く第1セクタ内の全てのメモリセルの消去禁止を含む。メモリセルグループはデータI/Oに対応し、メモリセルセットを有する。
第1態様の他の詳細な実施形態では、本方法は更に、第1メモリセルの消去後、第1メモリセルの消去を検証しうる。更なる詳細な実施形態では、第1メモリセルの消去の検証は、第1メモリセルが読込まれるときに使用されるであろうデータI/Oと同じデータI/Oを使用することを含みうる。
第2態様では、不揮発性メモリアレイを含む電子デバイスの使用方法は、不揮発性メモリアレイの提供を含みうる。不揮発性メモリアレイは、第1メモリセルを含む第1セクタを有し、第1メモリセルは第1ソースを有している。不揮発性メモリアレイはまた、第2メモリセルを含む第2セクタも有しうる。第2メモリセルは第2ソースを含む。本方法はまた、第1メモリセルの消去の検証と、第1メモリセルの追加消去の禁止とを含みうる。第1メモリセルの追加消去の禁止は、第1ソースを第1電位に設定し、第2ソースを第1電位と実質的に同じ第2電位に設定することを含みうる。
第2態様の詳細な実施形態では、本方法は更に、第1セクタ内の第3メモリセルの消去を含みうる。第3メモリセルの消去は、第1メモリセルの追加消去を禁止する実質的に同じタイミングにおいて実行されうる。更なる実施形態では、本方法は更に、第1メモリセルの追加消去の禁止前に、第1セクタ内の全てのメモリセルの消去を含みうる。更に詳細な実施形態では、本方法は更に、第1メモリセルの消去の検証前に、消去検証のために第1メモリセルを選択することを含みうる。
第2態様の他の更なる詳細な実施形態では、本方法は、第1メモリセルの消去の検証後、第1メモリセルの追加消去の禁止を含みうる。他の詳細な実施形態では、第1メモリセルの追加消去の禁止は、第1ソースを、第1メモリセルの第1ドレインよりも高い電位に設定することを含みうる。更なる他の実施形態では、第1メモリセルの追加消去の禁止は、第3メモリセルを含むメモリセットを除く第1セクタ内の全てのメモリセルの消去禁止を含みうる。
第2態様の他の詳細な実施形態では、第1メモリセルの追加消去の禁止は、第1メモリセルの制御ゲートと第1メモリセルのソースとの間の第1電位差を形成することと、第2メモリセルの制御ゲートと第2メモリセルのソースとの間の第2電位差を形成することを含みうる。第3メモリセルの消去は、第3メモリセルの制御ゲートと第3メモリセルのソースとの間の第3電位差を形成することを含みうる。第1電位差は、第2電位差よりも大きくすることが可能で、第1電位差は、第3電位差よりも小さくすることが可能である。他の実施形態では、第1メモリセルの消去の検証は、第1メモリセルが読込まれるときに使用されるであろうデータI/Oと同じデータI/Oを使用することを含みうる。
第3態様では、電子デバイスは、不揮発性メモリアレイの第1セクタ内に第1メモリセルを有しうる。第1メモリセルは、第1データI/Oに電気的連結された第1ソースを有しうる。電子デバイスはまた、第1セクタ内に第2メモリセルを有しうる。第2メモリセルは、第2データI/Oに電気的連結された第2ソースを有しうる。第1ソースは、第2ソースからは電気的絶縁されてもよく、第1データI/Oは第2データI/Oとは異なっていてもよい。
第3態様の一実施形態では、電子デバイスは更に、不揮発性メモリアレイの第2セクタ内に第3メモリセルを有しうる。第3メモリセルは、第1メモリセルの第1ソースに電気的連結された第3ソースを含む。電子デバイスはまた、不揮発性メモリアレイの第2セクタ内に第4メモリセルを有しうる。第4メモリセルは、第2メモリセルの第2ソースに電気的連結された第4ソースを含む。更なる詳細な実施形態では、第1メモリセルは更に、第1ドレインと、第1選択ゲート線に電気的連結された第1選択ゲートと、第1制御ゲート線に電気的接続された第1制御ゲートとを有しうる。第2メモリセルは更に、第2度レインと、第1選択ゲート線に電気的連結された第2選択ゲートと、第1制御ゲート線に電気的連結された第3ドレインとを有しうる。第3メモリセルは更に、第1ドレインに電気的連結された第3ドレインと、第1選択ゲート線とは異なる第2選択ゲート線に電気的連結された第3選択ゲートと、第1制御ゲート線とは異なる第2制御ゲート線に電気的連結された第3制御ゲートとを有しうる。
電子デバイスは、第1メモリセルと第2メモリセルを有する不揮発性メモリアレイを含みうる。第1メモリセルは第1ソースを含み、第2メモリセルは第2ソースを含みうる。第1メモリセルと第2メモリセルは、メモリアレイの同一セクタ内に位置しうる。一実施形態では、電子デバイスの消去は、第2メモリセルの消去を禁止しつつ、第1メモリセルの消去を含みうる。第3メモリセルは、第3ソースを有し、他セクタ内に位置しうる。他の実施形態では、第1メモリセルの消去禁止は、第1ソースと第3ソースを同一電位に設定することを含みうる。詳細な実施形態において、第1メモリセルの第1ソースは、第2メモリセルの第2ソースから電気的絶縁されうる。
第1セクタのメモリセルを含むメモリセルセットの消去中に、第1セクタの特有のメモリセルを含む他のメモリセルセットの消去を禁止することによって、より少ない電荷が、第1セクタの消去中に消去が禁止されている特有のメモリセルのトンネル酸化膜をトンネリングする。セクタ消去サイクル中にトンネル酸化膜をより少ない電荷が通過することは、特有のメモリセル、すなわち電子デバイスの寿命を延ばすことができる。また、それらが消去されたと検証された後にメモリセルセットの消去を禁止することによって、第1セクタのVth値の最終的なバラツキは減少されうる。本開示の詳細な実施形態は、図1〜5を参照して、より理解されるであろう。
メモリセルに関する「グループ」の用語は、アレイのデータ入出力(データI/O)に対応するメモリセルのアレイ内のメモリセルの集まりを意味するよう意図されている。グループは、アレイの異なるセクタからのメモリセルを含みうる。
「セクタ」の用語は、消去シーケンス中に消去されるメモリセルのアレイ内のメモリセルの集合体を意味するよう意図されている。セクタは、アレイの異なるグループからのメモリセルを含みうる。
「セット」の用語は、メモリセルの特有のセクタとメモリセルの特有のグループに共通なメモリセルのアレイ内の1以上のメモリセルを意味するよう意図されている。グループまたはセクタは、複数のメモリセルセットを含みうる。
他に定義されない限り、ここで使用される全ての技術的、科学的用語は、本発明が属する分野の当業者によって共通に理解されるものと同じ意味を有している。不一致の場合、定義を含む本明細書が支配する。更に、材料、方法および例は、実例のみであり、限定されるよう意図されていない。
ここで記述されていない程度で、詳細な材料に関する多くの詳細、処理および回路は、標準的なもので、半導体やマイクロエレクトロニクスにおけるテキストやその他の出展で見ることができる。本発明のその他の特徴と利点は、以下の詳細な記述と請求項から明らかとなる。
添付図を参照することによって、本開示は当業者によってより良く理解され、その多数の特徴と利点は、当業者には明らかとなる。本開示の主題は、例として説明され、添付図に限定されるものではない。
当業者は、図中の要素は単純化且つ明確化のために説明されていて、スケールを描く必要がないことを理解する。たとえば図中のいくつかの要素の寸法は、発明の実施形態の理解を支援するべく、他の要素と比較して誇張されうる。異なる図中の同一参照記号の使用は、類似または同一項目であることを示唆している。
電子デバイスの不揮発性メモリアレイのブロック図。 不揮発性メモリアレイの第1セクタからの2つのメモリセルセットと、不揮発性メモリアレイの第2セクタからの2つのメモリセルセットとを含む、図1のブロック図の一部。 図2のブロック図の4つのメモリセルセットの各々からの特有のメモリセルの回路図。 不揮発性メモリアレイの消去処理のフローチャート。 代替実施形態による不揮発性メモリアレイの消去処理のフローチャート。
図1は、不揮発性メモリアレイ10のブロック図を含む。不揮発性メモリアレイ10は、メモリマトリックス12、制御ゲートコントローラモジュール14、選択ゲートコントローラモジュール16、ソースビット線コントローラモジュール18、ドレインビット線コントローラモジュール19、およびデータI/Oブロック112を有する。不揮発性メモリアレイ10の一部は、不揮発性メモリアレイ10と同じ基板上に存在するプロセッサ、または同じ基板上には存在しないプロセッサ(図示せず)に電気的連結されている。一部または全てのメモリマトリックス12が読込まれ、書込まれ、消去され、またはその組み合わせが実行されるよう、プロセッサは不揮発性メモリアレイ10にデータ送信し、不揮発性メモリアレイ10からデータ受信する。
メモリマトリックス12は、情報が記憶され、続いて再読込みされうる不揮発性メモリアレイ10の一部である。メモリマトリックス12は、複数の制御ゲート線114によって制御ゲートコントローラモジュール14に電気的連結され、複数の選択ゲート線116によって選択ゲートコントローラモジュール16に電気的連結されている。メモリマトリックス12は、複数のソースビット線118によってソースビット線コントローラモジュール18に電気的連結され、複数のドレインビット線119によってドレインビット線コントローラモジュール19に電気的連結されている。図示されるように、ソースビット線118とドレインビット線119は、制御ゲート線114と選択ゲート線116に直交している。他の実施形態(図示せず)では、制御ゲート線114と選択ゲート線116は、互いに直交している。
図示された実施形態では、メモリマトリックス12は、セットとして配置されたメモリセルを有する。各セットは、特有のセクタとメモリセルの特有のグループに関連するメモリセルを有する。図示された例では、メモリマトリックス12は、第1メモリセルセット1211、第2メモリセルセット1212、第3メモリセルセット1221、および第4メモリセルセット1222を有する。各セクタは、制御ゲート線114によって制御ゲートコントローラモジュール14の対応する制御ゲートコントローラに連結され、選択ゲート線116によって選択ゲートコントローラモジュール16の選択ゲートコントローラと電気的連結されている。各グループは、ソースビット線118によってソースビット線コントローラモジュール18の対応するソースビット線コントローラと、ドレインビット線119によってドレインビット線コントローラモジュール19のドレインビット線コントローラに、電気的連結される。後述するように、ソースビット線118、ドレインビット線119またはそのいずれの組合わせがデータI/Oブロック112のデータI/Oに電気的連結されるべく、マルチプレクサ(図示せず)が使用される。一実施形態では、データI/Oブロック112は、複数のデータI/Oを有し、メモリセルのグループの各メモリセルは、データI/Oブロック112の対応するデータI/Oに、電気的連結されている。
図2は、不揮発性メモリアレイ10の一部のブロック図であり、不揮発性メモリアレイ10は、第1メモリセルセット1211、第2メモリセルセット1212、第3メモリセルセット1221、および第4メモリセルセット1222を有する。更に不揮発性メモリアレイ10は、制御ゲートコントローラモジュール14、選択ゲートコントローラモジュール16、ソースビット線コントローラモジュール18、ドレインビット線コントローラモジュール19、およびデータI/Oブロック112の対応する一部を有している。図示された実施形態では、第1メモリセルセット1211と第2メモリセルセット1212は、第1セクタ1210内に位置し、第3メモリセルセット1221と第4メモリセルセット1222は、第2セクタ1220内に位置する。また、第1メモリセルセット1211と第3メモリセルセット1221は、第1グループ1201内に位置し、第2メモリセルセット1212と第4メモリセルセット1222は、第2グループ1202内に位置する。明確にするため、2つのセクタと2つのグループで説明されているが、メモリマトリックス12内にはより多くのグループとセクタが存在しうる。
制御ゲートコントローラモジュール14は、第1制御ゲートコントローラ2210と第2制御ゲートコントローラ2220を有する。制御ゲートコントローラモジュール14は、不揮発性メモリアレイ10の個々の制御ゲート線114の電気的連結を制御する。図示されるように、第1制御ゲートコントローラ2210は、不揮発性メモリアレイ10の第1セクタ1210の制御ゲート線を制御し、第2制御ゲートコントローラ2220は、不揮発性メモリアレイ10の第2セクタ1220の制御ゲート線を制御する。
選択ゲートコントローラモジュール16は、第1選択ゲートコントローラ2410と第2選択ゲートコントローラ2420を有する。選択ゲートコントローラモジュール16は、不揮発性メモリアレイ10内の個々の選択ゲート線の電気的連結を制御する。図示されるように、第1選択ゲートコントローラ2410は、第1セクタ1210の選択ゲート線116を制御し、第2選択ゲートコントローラ2420は、不揮発性メモリアレイ10の第2セクタ1220の選択ゲート線116を制御する。
ソースビット線コントローラモジュール18は、第1ソースビット線コントローラ2601と第2ソースビット線コントローラ2602を有する。ソースビット線コントローラモジュール18は、不揮発性メモリアレイ10の個々のソースビット線118を制御する。図示されるように、第1ソースビット線コントローラ2601は、第1グループ1201のソースビット線118を制御し、第2ソースビット線コントローラ2602は、第2グループ1202のソースビット線118を制御する。
ドレインビット線コントローラモジュール19は、第1ドレインビット線コントローラ2801と第2ドレインビット線コントローラ2802を有する。ドレインビット線コントローラモジュール19は、不揮発性メモリアレイ10内の個々のドレインビット線119を制御する。図示されるように、第1ドレインビット線コントローラ2801は、第1グループ1201のドレインビット線119を制御し、第2ドレインビット線コントローラ2802は、第2グループ1202のドレインビット線119を制御する。
データI/Oブロック112は、メモリマトリックス12からの入力を、出力文字列に変換する。図示されていないが、マルチプレクサは、データI/Oブロック112の入力とソースビット線コントローラモジュール18の出力、ドレインビット線コントローラモジュール19の出力、またはその組み合わせとの間に位置していてもよい。したがって、ソースビット線118、ドレインビット線119またはその任意の組み合わせは、データI/Oブロック112に電気的連結される。データI/Oブロック112は、第1グループ1201に対応する第1データI/O2101と、第2グループ1202に対応する第2データI/O2102とを有する。図示されるように、データI/Oブロック112は、第1グループ1201に対応する第1データI/O2101と、第2グループ1202に対応する第2データI/O2102とを有する。一実施形態では、第1データI/O2101、第2データI/O2102またはその任意の組み合わせは、センスアンプ(sense amplifier、図示せず)を有する。詳細な実施形態では、同一センスアンプが、読込と、メモリマトリックス12のメモリセルのグループのための消去の検証とに使用されうる。
図3は、一実施形態による回路図を有する。第1メモリセル311、第2メモリセル312、第3メモリセル321、および第4メモリセル322は、第1グループ1201、第2グループ1202指示子、第1セクタ1210、および第2セクタ1220によって図示されるように、メモリマトリックス12に設置される。第1メモリセル311は第1メモリセルセット1211内に、第2メモリセル312は第2メモリセルセット1212内に、第3メモリセル321は第3メモリセルセット1221内に、第4メモリセル322は第4メモリセルセット1222内に、それぞれ位置する。図示されるように、第1メモリセル311、第2メモリセル312、第3メモリセル321、および第4メモリセル322は、スプリットゲートメモリセルを有する。詳細な実施形態では、電気的連結されるよう記述された特徴は、電気的接続されてもよい。
図3を参照し、複数のドレインビット線119の特有のドレインビット線は、第1メモリセル311のドレインと第3メモリセル321のドレインとに電気的連結される第1ドレインビット線331を有する。複数のドレインビット線119のその他の特有のドレインビット線は、第2メモリセル312のドレインと第4メモリセル322のドレインとに電気的連結される第2ドレインビット線332を有する。複数のソースビット線118の特有のソースビット線は、第1メモリセル311のソースと第3メモリセル321のソースとに電気的連結される第1ソースビット線351を有する。複数のソースビット線118のその他の特有のソースビット線は、第2メモリセル312のソースと第4メモリセル322のソースとに電気的連結される第2ソースビット線352を有する。
複数の制御ゲート線114のうちの特有の制御ゲート線は、第1メモリセル311の制御ゲートと第2メモリセル312の制御ゲートとに電気的連結される第1制御ゲート線371を有する。複数の制御ゲート線114のその他の特有の制御ゲート線は、第3メモリセル321の制御ゲートと第4メモリセル322の制御ゲートとに電気的連結される第2制御ゲート線372を有する。複数の選択ゲート線116の特有の選択ゲート線は、第1メモリセル311の選択ゲートと第2メモリセル312の選択ゲートとに電気的連結される第1選択ゲート線391を有する。複数の選択ゲート線116のその他の特有の選択ゲート線は、第3メモリセル321の選択ゲートと第4メモリセル322の選択ゲートとに電気的連結される第2選択ゲート線392を有する。
図4は、一実施形態による不揮発性メモリアレイ10のセクタの消去処理のフローチャートである。ブロック42に図示されるように、この方法は、セクタ内の全てのメモリセルの消去を有する。ここで使用されるように、消去は、メモリセルを消去しようとする操作を参照する。そのような消去は、メモリセルの完全な消去または部分的消去を含みうる。一実施形態では、消去は、メモリセルセットへの消去パルスの適用を含む。そのメモリセットにおいて、メモリセルセットの特有のメモリセルは、完全に消去され、他の特有のメモリセルは、部分的に消去される。メモリセルの消去は、パルスによって定義されうるような時間で、メモリセルの制御ゲートとソースの間で約12Vを越える電位差(ポテンシャル差)をセットすることによって、引き起こされる。簡単にいうと、スプリットゲート中で、同一スプリットゲートメモリセルのドレインと比較するように、ソースは制御ゲートに一層近い端子を参照する。制御ゲートは制御ゲート線と電気的連結され、ソースはソースビット線と電気的連結される。制御ゲート線とソースビット線は、メモリセルのトンネル絶縁膜を通して電荷キャリアをトンネリングさせるための電位差を実現するための電圧に設定される。
各メモリセルは、選択ゲート線に電気的連結される選択ゲートを有する。一実施形態では、実質的にすべての選択ゲート線は、消去中にメモリセルのソースとドレインの間の著しい電流を実質的に抑制する電圧に設定される。各メモリセルは、ドレインビット線に電気的連結されるドレインビット線を有する。一実施形態では、ドレインビット線は、制御ゲート線とドレインビット線の間の電位差が、制御ゲート線とソースビット線の間の電位差よりも小さくなるような電圧に設定される。他の実施形態では、ドレインビット線とソースビット線は、実質的に同一の電圧となる。更なる他の実施形態では、ドレインビット線は、本明細書で後ほど記述されるように消去が禁止されるメモリセルのソースビット線に使用される電圧である。制御ゲートとソースの間の約12Vを越える電位差で引き起こされるよう記述されているが、消去が引き起こされる電圧はトンネル絶縁膜の厚さと組成に依存しうる。他の実施形態では、消去が引き起こされる電圧は、異なっていてもよい。
図3を参照して、一実施形態では、第1セクタ1210は消去されるべきであり(選択)、第2セクタ1220は消去されるべきではない(非選択)。一実施形態では、第1ソースビット線351、第2ソースビット線352、第1選択ゲート線391、および第2選択ゲート線392は、約0Vに設定されうる。選択された第1セクタ1210の第1制御ゲート線371は、約14Vに設定され、非選択である第2セクタ1220の第2制御ゲート線372は、約1.5Vに設定される。詳細な実施形態では、第1ドレインビット線331と第2ドレインビット線332は、約1.2Vの電圧に設定される。他の詳細な実施形態では、第1ドレインビット線331と第2ドレインビット線332は、約0Vの電圧に設定される。
図4のブロック44を参照すると、セクタ内のすべてのメモリセルの消去後、ブロック42に関して記述されるように、複数のメモリセルセットの特有のセットは、消去検証のために選択される。選択されたメモリセットは、セクタ内の、いくつか、しかしすべてではないメモリセルを有する。一実施形態では、特有のメモリセルセットは、特有のデータI/Oに対応する選択されたセクタのメモリセルを有する。図2と図3に関して既に記述されたように詳細な実施形態では、第1グループ1201は、第1データI/O2101に対応する第1メモリセルセット1211を有し、第2グループ1202は、第2データI/O2102に対応する第2メモリセルセット1212を有する。メモリセルの特有のセットは、第2メモリセルセット1212を有しうるが、第1メモリセルセット1211は有さない。
消去検証のために特有のメモリセルセットを選択する基準は、変化しうる。基準は、データI/Oに対応する特有のセットのソースビット線を通して流れる電流を監視すること、既定の基準(たとえば、データI/Oを通じての数値順あるいはラウンドロビン形式での循環)に基づきデータI/Oに対応する特有のセットを選択すること、データI/Oに対応する特有のセットをランダムに選択すること、他のふさわしい基準またはそれらのいかなる組み合わせを、有してもよい。たとえば図3を参照すると、特有のセットは、第1セクタ1210の第2メモリセルセット1212を有しうる。第2メモリセルセット1212は、第2メモリセル312を有し、消去検証のために選択される。第1セクタ1210の第1メモリセルセット1211は、第1メモリセル311を有し、消去検証のためには非選択のままである。
図4の決定ツリー46を参照すると、消去検証のためのメモリセルの特有のセットを選択した後、本方法は更に、メモリセルセットが消去されたかを検証することを含む。メモリセルセットが消去されたかの検証は、メモリセルセットの各メモリセルの読込を有しうる。一実施形態では、消去の検証は、特有のセクタの各メモリセルの読込を有しうる。詳細な実施形態では、データI/O内の同一センスアンプ(図示せず)は、記述されたように、セクタ内のメモリセルの一部が、(すべての消去と検証の終了後に)再プログラムされた後の読込中に、検証用に使用されうる。
一実施形態では、消去検証中にセットのすべてのメモリセルの消去が不完全であると判明した場合(決定ツリー46のNO分枝)、本方法は、ブロック48で図示されるようにメモリセルセットの消去を再開することを含みうる。詳細な実施形態では、消去再開は、選択されたメモリセットのためのその他の消去パルス実行を含む。後述するように、ブロック412に関して、その他の詳細な実施形態では、複数のメモリセルセットの他のメモリセルセットの消去禁止は、選択されたメモリセルセットのための他の消去パルスの実行中に、実行されてもよいし、実行されなくてもよい。選択されたメモリセルセットへの消去再開の有効性は、ブロック48に既に記述されているように、再び検証されてもよい。
結局、ブロック48と決定ツリー46のシーケンスの繰返は、セット内の全てのメモリセルが、消去されたと検証される(決定ツリー46からのYES分枝)ことを可能とする。たとえば図3を参照すると、第2メモリセルセット1212の各メモリセルが、読込まれる。第2メモリセル312が消去されたとの検証に失敗すると、他の消去パルスが、検証に失敗した第2メモリセル312を含む第2メモリセルセット1212に対して、実行される。第2メモリセルセット1212の消去の検証は、それから繰り返される。第2メモリセルセット1212内の全ての第2メモリセル312が消去されたと検証されるまで必要あるいは希望に応じて、消去パルスと検証は、更に繰り返されうる。
メモリセルセットが消去されたと検証された後、決定ツリー410に図示されるように、本方法はセクタのすべてのメモリセルが消去と検証されたか否かを判定する。たとえば図3を参照すると、第1セクタ1210の第2メモリセルセット1212が図4の決定ツリー46で記述されるように消去検証が完了してしまった場合、第1メモリセルセット1211のような、第1セクタ1210の他のメモリセットは、図4の決定ツリー410において検証を完了したか否かの判定がなされる。
セクタの全てのメモリセルが消去されたとは検証されなかった場合(決定ツリー410のNO分枝)、本方法はまた、ブロック412において既に検証したメモリセルセットの消去を禁止することを含む。一実施形態では、消去禁止は、メモリセルの制御ゲートとソースの間の電位差が、セクタの1つのメモリセルにおいて行なわれるプログラミングに不十分であり、且つセクタの他のメモリセルにおいて電位差が十分であるときに、引き起こされる。たとえば或るメモリセルにおいて電位差が12Vよりも小さく、且つ他のメモリセルにおいて電位差が12Vよりも大きいとき、消去禁止が引き起こされる。
図2において説明された実施形態では、選択されたセクタ(たとえば第1セクタ1210)の制御ゲート線114、選択ゲート線116、およびドレインビット線119は、消去中と禁止中は、実質的に同じである。しかしながら、検証される第2メモリセルセット1212のソースビット線118は、第1セクタ1210の制御ゲート線114の電圧により近い電圧に設定される。詳細な実施形態では、第1メモリセルセット1211の消去は、第2メモリセルセット1212の更なる消去が禁止されている間に、続行する。図3を参照すると、第1制御ゲート線371と第2制御ゲート線372上の電圧、第1選択ゲート線391、第2選択ゲート線392、第1ドレインビット線331、および第2ドレインビット線332は、第1セクタ1210内の全てのメモリセルが消去されたときから、実質的に変化しない。一実施形態では、第1メモリセルセット1211内の第1メモリセル311は、更に消去され、第1ソースビット線351はまた、実質的に変化しない。第2ソースビット線352は、(第1ソースビット線351に比べて)第1制御ゲート線371の電圧により近い電圧に設定される。たとえば第1制御ゲート線371が約14Vの電圧に設定される場合、第2ソースビット線352は、約5Vの電圧に設定される。
図4の実施形態を参照すると、既に検証されたメモリセルセットの消去を禁止した後、本方法は更に、ブロック414において、次の禁止されていないメモリセルセット(すなわち、まだ消去されたとは検証されていないメモリセルセット)を選択することを有する。禁止されていないメモリセルセットを選択する基準は、ブロック44を参照して記述された任意の実施形態でありうる。ブロック414で使用される基準は、ブロック44で使用される基準と同じあるいは異なってもよい。本方法は、既に述べたように継続する。最終的には、セクタ内のすべてのメモリセルは消去された(決定ツリー410からのYES分枝)と検証される。この点で、セクタの消去シーケンスは完了する。最近消去されたセクタ(たとえば第1セクタ1210)は、プログラムされることができ、他のセクタ(たとえば第2セクタ1220)は、消去のために選択されることができ、最近消去されたセクタ(たとえば第1セクタ1210)は、非選択となる。他の組合せも可能である。
たとえば消去パルスは、セクタの全てのメモリセルに対して実行されうる。セクタの各メモリセルは、読込まれることができ、消去が完了したか否かの判定がなされる。消去は、全てのメモリセルが消去されたと検証されたメモリセルセットに対して禁止され、消去はセクタに対して他の消去パルスを実行することによって継続される。消去の検証と継続処理は、セクタの全てのメモリセルが消去と検証されるまで継続する。
代替的には、複数のメモリセルのセクタは、同時に消去され、1つのメモリセットを検証しうる。図5は、他の実施形態による不揮発性メモリアレイ10のセクタの消去のフローチャートである。図1から図3に関する実施形態において既に記述されたように、不揮発性メモリアレイ10の構成部材が配置され、互いに電気的連結される。図3へのいくつかの参照が、図5のフローチャートと図3の回路図が互いにどのように関係しているかを明確にするために、使用される。図4でのように、図5はスプリットゲートデバイスを用いて図示され、ソースのように、スプリットゲートデバイス中の制御ゲートにより近い端子を参照する慣例が用いられる。各セットは、2つのセクタのうちの1つから、および2つのグループのうちの1つからである、4つのメモリセルで以下に図示されるが、他の実施形態では、メモリマトリックスは、より多くのセット、セクタ、グループまたはそれらの組合わせを有しうる。
図5のブロック52に図示されるように、本方法は、データI/Oiに対応するセットiを除くセクタ内の全てのメモリセルの消去を禁止することを含む。図示された実施形態において、各ソースビット線は、データI/Oiのような対応するデータI/Oに電気的連結されている。したがって、消去されるべき特有のメモリセルセットの各メモリセルのソースの電位は、対応するデータI/Oによって制御される。一実施形態では、データI/Oiに連結されるソースビット線は、約0Vに設定され、セクタの他のデータI/Oに連結される他のソースビット線は、セットiを消去する場合は制御ゲートの電位により近い電位に設定される。他の実施形態では、ドレインビット線は、約0Vから約5Vの範囲の電位に設定され、選択ゲート線は、約0Vの電位に設定されるか、または電気的に浮遊となる。詳細な実施形態では、ドレインビット線は、約1V〜約2Vの範囲の電位に設定される。
他の詳細な実施形態では、メモリセルセットの消去の禁止は、禁止されたセットのソースビット線を、禁止されていないセットのソースビット線よりも約5V高い電位に設定することを有する。この電圧は、禁止されたメモリセルのソースが、禁止されていないメモリセルのソースよりも高い電位に位置するように、設定される。たとえば図2を参照して、第1セクタ1210は消去されるべく選択され、第2セクタ1220は非選択である。第1メモリセルセット1211は、第1セクタ1210内と第1グループ1201内にある。第1グループ1201は、第1データI/O2101に対応し、第1データI/O2101に電気的連結される。第2メモリセルセット1212は、第1セクタ1210と第2グループ1202内にある。第2グループ1202は、第2データI/O2102に対応し、第2データI/O2102に電気的連結される。図3を参照すると、セットiは第1メモリセルセット1211を有し、セットiを除く第1セクタ1210の全てのメモリセルは、第2メモリセルセット1212を有する。2つのセットを有するよう図示されているが、他の実施形態では、セクタはそれ以上のメモリセルを有することができる。詳細な実施形態では、第1制御ゲート線371が第1メモリセル311を消去するようセットされる場合、第2ソースビット線352と第1制御ゲート線371の間の電位差が、第2メモリセル312において引き起こされる消去には不十分な電位になるように、第2ソースビット線352は設定される。詳細な実施形態では、第1ソースビット線351は、約0Vの電位に設定され、第2ソースビット線352は、約5Vの電位に設定される。
図5を参照して、本方法は、ブロック54に図示されるようにセットiの消去を含む。セットiの消去は、消去されるべきセクタの制御ゲート線を、図4のブロック42に関して既に記述されたように、パルスによって定義されうる時間でセットiを消去するのに十分な電位に設定することを含みうる。一実施形態では、実質的な消去は、セットiのメモリセルでのみ引き起こされ、消去されるべきセクタの他のメモリセルの制御ゲートとソースの間の電位差は、消去を引き起こすのに不十分である。たとえば図3を参照すると、第1ソースビット線351を約0Vに設定し、第2ソースビット線352を約5Vに設定した後、第1制御ゲート線371の電圧は、第1メモリセルセット1211の第1メモリセル311を消去するのに十分な電位に設定される。図示されるように、第1セクタ1210の第1制御ゲート線371は、第1メモリセルセット1211の第1メモリセル311と、第2メモリセルセット1212の第2メモリセル312とに電気的連結される。詳細な実施形態では、第1制御ゲート線371の電圧は、14Vに設定される。ブロック52に関してすでに記述されたように設定された第1ソースビット線351と第2ソースビット線352の電位では、消去条件は第1メモリセルセット1211の第1メモリセル311で実質的に引き起こされ、第2メモリセルセット1212の第2メモリセル312では引き起こされない。
しかしながら、第1ソースビット線351は、第2セクタ1220の第3メモリセルセット1221のような非選択セクタ内の他のメモリセットに電気的連結され、第2ソースビット線352は、第2セクタ1220の第4メモリセルセット1222のような非選択セクタ内の他のメモリセットにも電気的連結される。第3メモリセルセット1221の第3メモリセル321のソースは、第1メモリセル311のソースと実質的に同一の電位を有しうる。そして、第4メモリセルセット1222の第4メモリセル322のソースは、第2メモリセル312のソースと実質的に同一の電位を有しうる。一実施形態では、第2制御ゲート線372は、第3メモリセル321のソースの電位と、第4メモリセル322の電位との範囲の電位に設定される。より詳細な実施形態では、非選択セクタの制御ゲートは、約0Vから約3Vの範囲内の電位に設定される。
図5を参照すると、セットiの消去後、本方法は、決定ツリー56に図示されるようにセットiの全てのメモリセルが消去されたか否かの判定を含む。一実施形態では、判定は、図4のブロック46に関して記述されたように検証を有する。詳細な実施例では、セットiのメモリセルは部分的ではあるが完全ではなく消去されているか(決定ツリー56のNO分枝)が判定される。本方法は、ブロック54と決定ツリー56に図示されるように、再びセットiの消去と検証を含む。最終的には、シーケンスの繰返しは、セットiの全てのメモリセルが、消去されたか否かを検証させる(決定ツリー56のYES分枝)。
本処理は、決定ツリー58に図示されるように、セクタの全てのメモリセルが消去として検証されたか否かの判定を、更に含む。一実施形態では、セクタは、特有のセットがセクタの既知の最終セットであるように既知のパターンで処理された、既知の数量のセットを有する。他の実施形態では、検証済みのいくつかのセットは、探知され、既知の数量のセットと比較される。詳細な実施例では、決定ツリー58において、セットiがセクタの既知の最終セットであるか否かの判定がなされる。他の実施例では、別の試験が、選択されたセクタの全てのメモリセルが完全に消去されたと検証されたか否かを判定するために、実行されてもよい。
全てのメモリセルが消去されたと検証されなかった場合(決定ツリー58のNO分枝)、処理はiをインクリメントすることを有する。ブロック510で図示されるように、次の試験されていないセットが、新しいセットiとして選択される。図4のブロック44において特有のメモリセルセットを選択することに関して既に記述された実施例を用いて、選択は実行されうる。iをインクリメントした後、セクタの消去方法は、既に記述されたように、ブロック52で既に記述されたように実行される新たなセットiを除くセクタ内の全てのメモリセルの消去の禁止を進行する。最終的には、全てのメモリセルは、消去されるべきと決定され(決定ツリー58のYES分枝)、セクタ消去の処理が終了する。
たとえば図3を参照すると、第2メモリセルセット1212の消去を禁止している一方で第1メモリセルセット1211を消去した後、第1メモリセルセット1211の各メモリセルは、消去を完了したと検証される。一実施形態では、第2メモリセルセット1212は、消去されたとは検証されず、消去されるべき次のセットとして選択される。第1メモリセルセット1211の消去を禁止する一方、第2メモリセルセット1212に対して消去が実行される。一実施形態では、上述したように第1メモリセルセット1211の消去前に、消去と消去検証は、第1メモリセルセット1211以外の第1セクタ1210の全てのメモリセルに対して実行される。第1メモリセルセット1211の消去後、そして第1メモリセルセット1211の各メモリセルの消去の検証後、第1セクタ1210の消去処理は終了する。
プログラミングテーブルつまり表1は、図4と図5に関する上述の実施形態を理解するにあたって補助するべく、盛り込まれる。表1は、詳細な実施形態によると、不揮発性メモリアレイ10をプログラムし、読込み、消去しうる電圧例を有する。以下により詳細に概説されるように、ソースビット線118は、制御ゲート線114に直交して配置され、制御ゲート線114から独立して制御されうるため、消去中に4条件がメモリマトリックス12内に存在しうる。
Figure 2010524143
図3を参照すると、一実施形態では、第1セクタ1210が消去されるべく選択され、第2セクタ1220は非選択セクタとなる。消去サイクル中、第2メモリセル312は消去が禁止される一方、第1メモリセル311は消去される。一実施形態では、第1セクタ1210の第1制御ゲート線371は、約12Vを越える電圧に設定される一方、第1セクタ1210の第1選択ゲート線391は、約0Vに設定される。第1ドレインビット線331と第2ドレインビット線332は、約1.2Vに設定される。第1ソースビット線351は、約0Vに設定され、第2ソースビット線352は、約5Vに設定される。約12Vを越える電位差が、第1メモリセル311の制御ゲートとソースの間に形成される一方で、約12V未満の電位差が、第2メモリセル312の制御ゲートとソースの間に形成される。したがって、消去が第1メモリセル311において引き起こされ、一方、実質的に同じタイミングで、消去が第2メモリセル312中では禁止される。
第1セクタ1210の消去中に、第2セクタ1220の第3メモリセル321のソースが、第1ソースビット線351の電位に設定され、且つ第2セクタ1220の第4メモリセル322のソースが、第2ソースビット線352の電位に設定されるように、第1ソースビット線351と第2ソースビット線352は、第2セクタ1220に電気的連結される。たとえば第1メモリセル311が消去され、第2メモリセル312が消去禁止の場合、第1ソースビット線351は、第2ソースビット線352よりも低い電位に設定される。一実施形態では、第2セクタ1220の第2制御ゲート線372の電位は、第1ソースビット線351の電圧と、第2ソースビット線352の電圧との間に設定される。図3の詳細な実施例では、第1ソースビット線351は、約0Vに設定される一方、第2ソースビット線352は、消去禁止電圧に設定される。
図示された実施形態では、第2セクタ1220の第2制御ゲート線372は、約1.5Vに設定され、第2セクタ1220の第2選択ゲート線392は、約0Vに設定される。第1ドレインビット線331、第2ドレインビット線332、第1ソースビット線351、および第2ソースビット線352は、第1メモリセル311と第2メモリセル312に関して既に記述された電位に設定される。
各ソースビット線が特有のデータI/Oに対応する複数のソースビット線を有するセクタと、不揮発性メモリアレイを有する電子デバイスが記述される。そのようなデバイスを形成することによって、セクタの互いに異なるメモリセルセットのソース領域は、セクタ消去中に異なる電位に設定されうる。ソースを或る電圧に設定することによって、ソースと制御ゲート電極の間の電位差は、各データI/Oに対して制御されうる。それ故、セクタの他のメモリセルが消去される一方で、消去サイクル中の特有のメモリセルセットのトンネル酸化膜を通じての電荷の流れは、禁止されうる。
セクタのメモリセルセットを消去する一方で、セクタの他のメモリセルセットの消去を禁止することによって、セクタの消去中に、電荷は、メモリセルセットのトンネル酸化膜を通じてほとんどトンネリングしない。電荷捕獲はトンネル酸化膜を通過する全電荷の関数として増加するため、消去処理中にトンネル酸化膜をより少ない電荷が通過することは、電子デバイスの寿命を増加しうる。また、メモリセルセットが消去されたと検証された後、メモリセルセット消去を禁止することによって、セクタのメモリセルの最終的なVthバラツキ範囲は、減少されうる。
多くの異なる態様と実施形態が可能である。それらの態様と実施形態のいくつかは、下に記述される。本明細書の読了後、当業者は、それらの態様と実施形態がただ図示的であって、本発明の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。
一般的な記述あるいは例において記述された全ての動作が必要とされるわけではないし、詳細な動作の一部は必要とされなくてもよいし、記述された例に加えて、1以上の更なる動作が実施されても良いことを記しておく。更に、動作が記載された順番は、必ずしも動作が実行される順番と一致しなくてもよい。本明細書の読了後、当業者は、1以上の動作あるいは動作の1以上の部分のいずれが使用されるか否かと、そのような動作の順番は詳細な必要性あるいは要望のために実行されることを、究明できるであろう。
任意の1以上の利益、1以上の他の優位性、1以上の問題に対する1以上の解、あるいはそれらのいかなる組合せは、1以上の詳細な実施形態に関して上述されている。しかしながら、発生あるいは強調されるべき利益、優位性あるいは解を引き起こすかもしれない利益、優位性、問題への解、または任意の要素は、重大、必要、または本質的特徴として解釈されるべきではないし、任意の請求項の要素として解釈されるべきではない。
上記に開示された主題は、図示的と考慮されるべきであって、限定的ではないと考慮されるべきで、付随した請求項はすべての修正、拡張、および本発明の範囲内ある他の実施形態をカバーするよう意図される。したがって、法律で許される最大の範囲で、請求項およびその同等物の最も広い許可されるべき解釈によって、本発明の範囲は決定されるべきであり、前述の詳細な記述によって限定されはしない。

Claims (20)

  1. 不揮発性メモリアレイを有する電子デバイスを使用する電子デバイス使用方法であって、
    前記不揮発性メモリアレイの第1セクタ内の第1メモリセルを消去する消去ステップと;
    前記第1メモリセルの消去中に、前記第1セクタ内の第2メモリセルの消去を禁止する消去禁止ステップと
    を備えることを特徴とする、電子デバイス使用方法。
  2. 前記消去禁止ステップは、前記第2メモリセルのソースを、前記第2メモリセルのドレインよりも高い電位に設定する、請求項1記載の電子デバイスの使用方法。
  3. メモリセルの第1グループは、前記第1メモリセルと、第2セクタ内の第3メモリセルとを有し、
    前記消去禁止ステップは、前記第1グループのソースに電気的連結されたソースビット線を、前記電位に設定する、請求項2記載の電子デバイス使用方法。
  4. 前記消去ステップは、前記第1メモリセルの制御ゲートと、前記第1メモリセルのソースとの間の第1電位差を形成することを含み、
    前記消去禁止ステップは:
    前記第2メモリセルの制御ゲートと、前記第2メモリセルのソースとの間の第2電位差を形成することと;
    前記第3メモリセルの制御ゲートと、前記第3メモリセルのソースとの間の第3電位差を形成することと
    を有し、前記第1電位差は、前記第2電位差よりも大きく、前記第2電位差は、前記第3電位差よりも大きい、請求項3記載の電子デバイス使用方法。
  5. 前記消去ステップは、前記消去禁止ステップの前に、前記第1セクタ内の全てのメモリセルを消去することを有する、請求項1記載の電子デバイス使用方法。
  6. 前記消去禁止ステップは、前記第1メモリセルを有するメモリセルセットを除く前記第1セクタ内の全てのメモリセルの消去を禁止することを有し、前記メモリセルセットを有するメモリセルグループは、データI/Oに対応する、請求項1記載の電子デバイス使用方法。
  7. 前記電子デバイス使用方法は更に、前記第1メモリセルの消去後、前記第1メモリセルの消去を検証する消去検証ステップを有する、請求項1記載の電子デバイス使用方法。
  8. 前記消去検証ステップは、前記第1メモリセルが読込まれるときに使用されるデータI/Oと同じデータI/Oを使用することを有する、請求項7記載の電子デバイス使用方法。
  9. 不揮発性メモリアレイを有する電子デバイスを使用する電子デバイス使用方法であって、前記電子デバイス使用方法は:
    第1セクタと第2セクタを有する不揮発性メモリアレイを提供するメモリ提供ステップであって、前記第1セクタは、第1ソースを有する第1メモリセルを有し、前記第2セクタは、第2ソースを有する第2メモリセルを有することと;
    前記第1メモリセルの消去を検証する消去検証ステップと;
    前記第1メモリセルの追加消去を禁止する追加消去禁止ステップと
    を備え、
    前記追加消去禁止ステップは:
    前記第1ソースを、第1電位に設定することと;
    前記第2ソースを、前記第1電位と同じ第2電位に設定することと
    を有することを特徴とする、電子デバイス使用方法。
  10. 前記電子デバイス使用方法は更に、前記追加消去禁止ステップと同じタイミングで、前記第1セクタ内の第3メモリセルを消去することを有する、請求項9記載の電子デバイス使用方法。
  11. 前記電子デバイス使用方法は更に、前記追加消去禁止ステップの前に、前記第1セクタ内の全てのメモリセルを消去することを有する、請求項10記載の電子デバイス使用方法。
  12. 前記電子デバイス使用方法は更に、前記消去検証ステップの前に、消去検証のために前記第1メモリセルを選択することを有する、請求項11記載の電子デバイス使用方法。
  13. 前記追加消去禁止ステップは、前記消去検証ステップの後で実行される、請求項11記載の電子デバイス使用方法。
  14. 前記追加消去禁止ステップは、前記第1ソースを、前記第1メモリセルの第1ドレインよりも高い電位に設定する、請求項10記載の電子デバイス使用方法。
  15. 前記追加消去禁止ステップは、前記第3メモリセルを有するメモリセルセットを除く前記第1セクタ内の全てのメモリセルの消去を禁止することを有する、請求項10記載の電子デバイス使用方法。
  16. 前記追加消去禁止ステップは:
    前記第1メモリセルの制御ゲートと、前記第1メモリセルのソースとの間の第1電位差を形成することと;
    前記第2メモリセルの制御ゲートと、前記第2メモリセルのソースとの間の第2電位差を形成することと
    を含み、
    前記第3メモリセルの消去は、前記第3メモリセルの制御ゲートと、前記第3メモリセルのソースとの間の第3電位差を形成することを含み、
    前記第1電位差は、前記第2電位差よりも大きいが、前記第3電位差よりは小さい、請求項10記載の電子デバイス使用方法。
  17. 前記消去検証ステップは、前記第1メモリセルが読込まれるときに使用されるデータI/Oと同じデータI/Oを使用する、請求項9記載の電子デバイス使用方法。
  18. 不揮発性メモリアレイを有する電子デバイスであって、前記不揮発性メモリアレイの第1セクタは、第1メモリセルと第2メモリセルを有し、
    前記第1メモリセルは、第1データI/Oに電気的連結された第1ソースを有し、
    前記第2メモリセルは、前記第1データI/Oとは異なる第2データI/Oに電気的連結された第2ソースを有し、前記第1ソースは前記第2ソースから電気的絶縁されることを特徴とする、電子デバイス。
  19. 前記不揮発性メモリアレイの第2セクタは、第3メモリセルと第4メモリセルを有し、
    前記第3メモリセルは、前記第1ソースに電気的連結された第3ソースを有し、
    前記第4メモリセルは、前記第2ソースに電気的連結された第4ソースを有する、請求項18記載の電子デバイス。
  20. 前記第1メモリセルは更に:
    第1ドレインと;
    第1選択ゲート線に電気的連結された第1選択ゲートと;
    第1制御ゲート線に電気的連結された第1制御ゲートと
    を有し、
    前記第2メモリセルは更に:
    第2ドレインと;
    前記第1選択ゲート線に電気的連結された第2選択ゲートと;
    前記第1制御ゲート線に電気的連結された第2制御ゲートと
    を有し、
    前記第3メモリセルは更に:
    前記第1ドレインに電気的連結された第3ドレインと;
    前記第1選択ゲート線とは異なる第2選択ゲート線に電気的連結された第3選択ゲートと;
    前記第1制御ゲート線とは異なる第2制御ゲート線に電気的連結された第3制御ゲートと
    を有する、請求項19記載の電子デバイス。
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